新築などの家屋でテレビアンテナ工事を頼む際のおすすめ業者はどこ? 依頼の流れから費用の相場まで、業者の選び方を徹底解説!

2024年03月21日
あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談

戸建て住宅などのお住まいで、特に住宅を新築された際には必須の工事ながら、依頼できる業者、会社などが意外と知られていないのが「テレビアンテナ工事」ではないでしょうか?

戸建て住宅で地上デジタル放送(地デジ放送)や衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)を視聴する方法には、現在ではテレビアンテナを設置する以外に、ご自宅まで直接、テレビの映像信号を送るケーブルを埋設するケーブルテレビ(CATV)。またインターネットなどの光回線を利用して映像信号を送信する光テレビ(ひかりTV)などの方法がございます。

ただこれらの方法では、地デジ放送のチャンネルを含めて、ご試聴のためには月額の視聴料が発生してしまいます。

一方、地デジ用や衛星放送用のテレビアンテナ設置では、NHK受信料、衛星放送の有料チャンネルなどを除けば、基本的にアンテナが機能する限り、いつまでも無料でテレビ放送を視聴できます。

そしてテレビアンテナは、機種や設置位置、現場の環境などにもよりますが、大きな災害などがない限り基本的に、設置してから少なくとも10年程度は安定してテレビ放送を視聴できるため、特にマイホームを建築された方には、テレビアンテナ工事は適したテレビ視聴方法と言えます。

また戸建て住宅にテレビアンテナ工事が必要になるケースも、新築住宅に新しくテレビアンテナを設置する場合だけでなく、ご自宅に既設のテレビアンテナが老朽化した。故障により正常に受信できなくなった。配線部に問題が生じた。また地デジアンテナのみの家にBS/CSアンテナを追加するといったアンテナ増設工事など、さまざまな工事が想定できます。

当コラムでは、新築住宅にテレビアンテナを設置する工事をはじめ、戸建て住宅で必要となる各種アンテナ工事に対応できる、各種のアンテナ工事業者や会社。工事に必要な金額。そしてそれぞれの業者の特性を一覧でご説明し、皆様にとってもっともお得なアンテナ工事業者とはどこかを、参考情報を元に考えてまいります。

新築住宅に必要となるアンテナ工事とは?

ここではまず、戸建て住宅で必要となるテレビアンテナ工事の種類について解説してまいります。

新規アンテナ設置工事

これは新築住宅など、テレビアンテナが設置されていない一般の一戸建て住宅に、各種のテレビアンテナ設置を行う工事です。

通常、戸建て住宅におけるテレビアンテナ取り付けでは、基本的なテレビ放送である地デジ放送を視聴するための、地デジアンテナ設置をまず行います。

現場の受信環境や、お客様のご要望を踏まえて「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」などの主な地デジアンテナ機種から適した機種、モデルや設置の場所を選んで設置します。

そして、BS放送、CS放送などの衛星放送もご試聴になる場合は、衛星放送用のパラボラアンテナである「BS/CSアンテナ」の追加設置も行います。

基本的に、戸建住宅に設置されるテレビアンテナは地デジアンテナ、BS/CSアンテナを各一基ずつの二種類のみですが、場合によっては「地方局用地デジアンテナ」の追加設置を行う場合もございます。

通常、地デジ放送で受信できるテレビ放送のチャンネルには、全国的に視聴できるNHK、広域民放と、国内でも主要な都市圏の一部都府県のみに存在し、その都府県内を放送エリアとする、例えば東京都の東京MX、兵庫県のサンテレビジョン(SUN-TV)など、独立放送局による「地方チャンネル」がございます。

基本的に地デジ放送は、NHK、広域民放、地方チャンネルとも、同じ地デジ電波(UHF波(極超短波)のうち470MHzから710MHzまでの周波数帯)を使用し、日本国内の要所に設置された電波塔(送信所や中継局)から送信されます。

地デジアンテナは、基本的にどれも地デジ電波の周波数帯に対応する「UHFアンテナ」であるため、一基でNHK、広域民放、地方チャンネルのすべてのチャンネルを受信可能です。

ただ一方、住宅の屋外に設置される主な地デジアンテナには「指向性」という性質がございます。

指向性とは、アンテナの正面側に当たる方向を中心に、一定の角度の範囲でのみ地デジ電波の受信感度が高まり、その角度を外れると、地デジ電波をほとんど受信できなくなるという性質です。

そして地デジ放送では、地域によってはNHK、広域民放を送信する電波塔と、地方チャンネルを送信する電波塔が異なる場合もございます。そして地デジアンテナ設置を行う現場の住宅から見て、NHK、広域民放の電波塔と、地方チャンネルの電波塔の方向が極端に違う場合、双方の電波の方向が地デジアンテナの指向性の幅(半値幅)に収まらず、どちらか一方しか受信できないケースもございます。

このような場合には、NHK、広域民放の電波塔の方向に向けたメインの地デジアンテナの他に、もう一基、地方局の電波塔の方向に向けた、地方局(チャンネル)用の地デジアンテナを設置する必要が出るケースもございます。

なお当あさひアンテナでは、電波塔の方向が大きく異なるなどの要因から、一基の地デジアンテナではNHK、広域民放、地方チャンネルのすべての電波を受信することが難しい場合も「反射波(地デジ電波が高層ビルなどにぶつかって反射し、方向が変わった電波)」を利用することで、可能な限り一基の地デジアンテナで、すべてのチャンネルを安定して受信する方法を模索いたします。

ただ、どうしても一基の地デジアンテナではすべてのチャンネルを受信することが難しい場合のみ、地方局アンテナの追加工事を、アンテナ本体や必要な金具、部材などの費用も込みで、現在はサービス価格「15,000円(税込み)」でご提供いたします。

地デジ、衛星放送の仕組みや電波の性質。それぞれのアンテナの特徴や指向性。地方チャンネルなどについては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地デジのテレビアンテナで受信できる方向は指向性で決まる? アプリでアンテナの方向調整に最適な角度を調べる方法も徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

テレビアンテナ設置工事の「基本設置工事費用」とは?

アンテナ工事を引き受ける会社や業者、特にアンテナ工事業者の場合、地デジアンテナの各機種やBS/CSアンテナの設置費用を「基本設置工事」「標準設置工事」と呼び、おおむねアンテナ本体や必要な機材、設置具などの費用も含めた設置工事費用として、おおむね20,000円から40,000円程度の価格を提示していることが多くなります。

この基本設置工事費用は、テレビアンテナを、八木式アンテナやユニコーンアンテナであれば屋根の上、デザインアンテナであれば壁面やベランダの手すり部など、お住まいでも各アンテナ機種の基本的な設置位置にアンテナを固定し、同軸ケーブルと呼ばれる、アンテナからの電波をテレビなど受信機器に伝えるアンテナケーブルの配線のみを行う工事になります。

そしてアンテナ本体に設置できる同軸ケーブルは1本のみであるため、基本設置工事だけでは、住宅内の一ヵ所にしかアンテナ配線を行えないことになります。

詳しくは次の項でご説明いたしますが、テレビアンテナから住宅内の複数の部屋にあるアンテナコンセントへの配線を行うには、アンテナ配線部に、住宅に必要なレベルまでテレビ電波レベルを増幅するブースター。テレビ電波を各部屋のアンテナコンセントまで等分に分配する分配器などの設置工事も必要となります。

今日では一般住宅に地デジアンテナ、BS/CSアンテナの双方を設置すること。また住宅内に複数台のテレビ機器を設置することも一般的になっております。そのため戸建て住宅のご新居に各種のテレビアンテナを設置する工事費用は、各アンテナの基本設置工事費用に、配線部のブースター、分配器など機器の設置費用。そしてその他、必要なオプション工事費用の総額となりますのでご注意ください。

アンテナ配線部の設置工事

上記の通り、特に新築戸建て住宅の場合には、住宅にはテレビアンテナのケーブルを屋内に引き込む引き込み口や、各部屋のアンテナコンセント以外、特にアンテナ関係の設備は設置されておりません。

住宅によっては、屋根の上にテレビアンテナを固定して、内部にケーブルを通すことができるマストが「スッキリポール」などの名称で設置されていることもございます。

いずれにせよ、新築住宅の場合のアンテナ工事は、アンテナ本体の取り付けだけでなく、屋外からのアンテナを、住宅内の各部屋のアンテナコンセントと、アンテナケーブル(同軸ケーブル)で接続する工事。さらにアンテナ配線部にブースターや分配器など、必要な機器を設置する工事も必要となります。

ご自宅で地デジアンテナとBS/CSアンテナなど、複数基のテレビアンテナを設置する場合には、まず「混合器」という機器で、各アンテナからの同軸ケーブル(送信される電波)を一本のケーブルにまとめます。これによりその先の配線部をシンプルにし、全体的な工事のコストを抑えるのです。

次に重要となるのが「ブースター(増幅器)」です。ブースターとは上で述べた通り、テレビアンテナが受信したテレビ電波を増幅する機器です。

ブースターが必要になるのは、主に中電界地域から弱電界地域など、受信できる地デジ電波レベルが弱いエリアになります。ただ強電界地域でも三台以上のテレビ機器を設置するお住まいでは、すべてのテレビ機器に十分な電波を送るため、ブースターの設置が必要になります。

そのため現在では実質的に、戸建て住宅へのテレビアンテナ設置では、ブースターの設置は必須になっております。またブースターは電波を増幅する電子機器であるため、電源が必要となります。

通常のアンテナ工事ではテレビアンテナの真下にブースター本体である「増幅部」が設置され、屋内配線部に電源を供給する「電源部」が設置される「屋外用ブースター」が設置されますが、現場の条件によっては、やや増幅性能は低いものの設置が簡単な「室内用ブースター」。補助的な小型のブースター「ラインブースター(前置きブースター)」が使用されることもございます。

またテレビ放送の種類に対応する屋外用ブースターの種類では、地デジ放送のUHF波に対応する「UHF帯ブースター」と、地デジ電波、衛星放送の電波に対応し、上記した混合器の役割も兼ね備える「UHF/BSCS混合ブースター」がございます。

ブースターで適度に増幅されたテレビ電波を送る同軸ケーブルは、次に「分配器」に接続されます。

分配器は、一個の入力端子と、複数の出力端子を持つ機器で、アンテナ側のケーブルを入力端子に接続し、複数の出力端子に接続したケーブルから、住宅でテレビを設置する各部屋のアンテナコンセントまでを接続し、テレビ電波を等分に分配する装置です。

分配器の種類には、2分配から8分配まで、7分配を除く6種類があり、その住宅で必要な分配数に、予備の一端子を加えた数のものが使用されます。

また分配器は、入力された電波の強さを等分して分配する機器になります。例えば入力端子に160㏈(デシベル:電波レベルを示す単位)のテレビ電波が、4分配の分配器に入力された場合、4本それぞれの分配先から出力される電波レベルは約40㏈ずつになります。

ただ入出力端子や分配器を通過する際に、わずかながら電波の減衰も生じるため、実際の分配先の電波レベルは、理論上の数値よりもやや低くなります。

なお地デジ放送の場合、テレビ機器などで安定して視聴するためには、アンテナから機器の地デジチューナーに届いた時点での地デジ電波レベルが、34dBから89dBの範囲であることが必要です。届いた地デジ電波のレベルが33dB以下、あるいは90dB以上と強すぎる場合も、地デジ画面の乱れ、映らないなどのトラブルが生じてまいります。

また地デジアンテナで受信できる地デジ電波レベルは、近隣の地デジ電波塔からの距離や、山地などの地形、周辺の高層建築物などの障害物に影響されるほか、気候や天候などの影響でも、変動が生じます。

そのため、地デジ電波レベルの変動も考慮して、実際には、各部屋の地デジ受信機器に届く地デジ電波レベルは、47㏈から81㏈程度、最低でも40㏈以上となるよう、分配器の分配数、ブースターの増幅レベルなども計算して調整されます。

また混合器、混合ブースターなどで、地デジ電波と衛星放送の電波を一本のケーブルに混合している場合は、テレビ機器の前に、それぞれの電波をふたたび二本のケーブルに分配する「分波器」という機器を設置して、地デジ、BS/CSそれぞれのチューナー端子に接続する必要がございます。

他にも、上記のように、受信できる地デジ電波が強すぎる場合、特にNHK、広域民放と地方チャンネルの電波塔が別個で、受信できる双方の電波レベルが違いすぎる場合などは、特に地デジ放送のご試聴に問題が出やすいため「アッテネーター(減衰器)」という機器を使用します。

アッテネーターとは、文字通り受信したテレビ電波を適度に減衰、つまり電波レベルを弱める機器のことで、ケーブル配線の接続部や配線の途中などに設置する小型の機器となります。このアッテネーターを配線の間に接続することで、強すぎる地デジ電波を適度に弱め、各チャンネルの電波レベルをほぼ一定にすることで、安定したご視聴を実現するのです。

お住まいのアンテナ配線部に使用される主な機器は、以上の通りとなります。ただ実際の現場でこれらの機器を設置する必要があるかどうかは、現場の地デジ、衛星放送の受信環境や、お選びになるテレビアンテナ機種、設置位置などによっても異なってまいります。

当あさひアンテナでは、テレビアンテナ工事に伴い、設置がほぼ必須となるブースター取り付け工事に関しては、国産一流メーカーの高品質ブースター本体代金を含めて、地デジ用の「UHF帯ブースター」設置で「20,000円(税込み)」。地デジと衛星放送に対応し、混合器も兼ねる「UHF/BSCS混合ブースター」設置は「25,000円(税込み)」からでご案内いたします。

またお住まいの多くの部屋でテレビをご覧になる場合に必要な「分配器」については、分配数によって価格が変わってまいりますが、弊社ではやはり国産高品質の分配器本体価格を含め、設置工事費用を「5,000円(税込み)」からでご案内いたします。

もちろんブースター、分配器の設置に当たっては、分配による電波レベルの低下や、配線部の長さによる各お部屋別の減衰量の差なども計算して、住宅内のすべてのテレビ機器に、十分なレベルのテレビ電波が届くよう、計算された配線とブースターの調整を実施いたします。

また現場の条件によって必要となるケースもある機材のうち、混合器の設置は「15,000円(税込み)」。アッテネーターの設置は「5,000円(税込み)」で、やはり高品質機材の代金を含めてご案内いたしております。

上記の各機材やアンテナ配線部についての詳細は、以下の各コラム記事でもくわしくご説明しておりますので、よろしければご確認ください。

(ブースター)

・テレビアンテナに「ブースター」は必須の機器なのか? その種類と性能、必要なケースを解説【地デジ設置・あさひアンテナ】

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

・テレビの映りが悪い時に使うアンテナブースターとは? 屋外用・屋内用ブースターの違いと症状別の選び方を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!

・テレビ放送の映りが悪い際にアンテナブースターの交換は必要?

(分配器)

・ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!

・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?

・テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点

・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方

(混合器、分波器)

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・戸建て住宅のテレビアンテナ工事に必要な配線と分波器の役割とは? 地デジ、BS/CS放送に適した機器の選び方も解説!

(アンテナケーブル(同軸ケーブル))

・室内のテレビアンテナケーブルを延長する方法とは? アンテナ線なしのワイヤレスで地デジ、衛星放送を見る方法も解説!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

・テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!

・アンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル、その種類と性能を徹底解説!

・地デジアンテナとテレビを接続するケーブル(同軸ケーブル)とは? 衛星放送でも使えるケーブルの種類や市場や通販の価格も解説

(アンテナコンセント)

・アンテナコンセントとは?その種類や耐用年数、交換法などを徹底解説!

・テレビコンセントをご自宅で交換することは可能なのか?

・テレビ端子(アンテナコンセント)がない部屋でのテレビ番組ご視聴方法

(アンテナ配線部)

・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

・戸建ての家へのテレビアンテナ設置と配線、周辺機器の取り付け工事を行う費用の相場とは? 料金の安い業者の選び方も解説

・戸建て住宅で地デジテレビアンテナを取り付ける工事に必要な配線とは? 設置にかかる費用の相場、料金や業者選びの方法も解説!

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

アンテナ追加、交換工事

こちらは、すでにテレビアンテナが設置されている既存のお住まいにおいて、既設のテレビアンテナの故障や老朽化、旧式化などによる新規アンテナへの交換。またアンテナの追加設置を行う工事になります。

アンテナ交換工事の場合、例えば老朽化、故障した地デジの八木式アンテナやBS/CSアンテナを、同機種の新品アンテナに交換するだけの工事であれば、基本的に古いアンテナを取り外し、同じ位置に新品のアンテナを設置、ケーブル配線を接続するだけの工事になります。

したがって必要な工事費用は、主に既設アンテナの撤去費用。および新規アンテナの基本設置工事費のみになります。

既設アンテナ撤去費用とは、屋根の上など高所に設置された古いアンテナを取り外し、そのままアンテナを持ち帰って処分することを含めた費用になります。ご自宅で古いアンテナを処分するには、お住まいの自治体のルールなどによって、粗大ごみなどの処分費用や、運搬の手間などがかかります。そのためアンテナ工事業者に撤去をご依頼いただけば、手間が大幅に省けることになります。

なお当あさひアンテナでは、アンテナ交換に伴う、屋根の上などの既設アンテナ撤去(アンテナ処分含む)の作業を、全長1.8メートルまでのアンテナであれば「5,000円(税込み)」でお引き受けしております。

ただテレビアンテナ交換の場合も、アンテナ本体が三階建て以上の高さなど、特殊な場所に設置されている場合。また屋根の上の八木式アンテナから壁面のデザインアンテナなど、アンテナの機種や設置場所を変更する場合。アンテナ以外の設置具、機材などの老朽化も進んでいる場合などは、上記のアンテナ撤去費用、アンテナ基本設置費用に加え、高所作業などの特殊工事費。設置具や機材の交換、追加費用も発生することがございますので、ご注意ください。

またアンテナの追加設置、交換の場合、例えば地デジアンテナのみの住宅にBS/CSアンテナを追加する。2018年以前の旧式アンテナである2K対応BS/CSアンテナ(新4K8K衛星放送(左旋円偏波)に非対応)を、2K4K8K対応BS/CSアンテナ(右旋円偏波、左旋円偏波の双方に対応)に交換するなど、それまでのテレビ放送とは異なる種類(周波数帯)の電波を受信する場合、季節のブースターや分配器など配線部の機器や、同軸ケーブルそのものが、新しく追加されるテレビ放送の電波に対応していないケースも、わずかながらございます。その場合は、配線部の機器についても、衛星放送、新4K8K衛星放送に対応するものへの交換が必要になってまいります。

なおテレビアンテナの追加設置や交換、新4K8K衛星放送および対応できるBS/CSアンテナや配線部については、以下の各コラム記事でも詳細を解説しております。

・テレビアンテナ(地デジ、BS/CS)の交換・撤去(前編・時期編)

・テレビアンテナ(地デジ、BS/CS)およびアンテナ機材の交換・撤去(後編・手順編)

・地デジ用テレビアンテナ各種類の違いと選び方とは? 戸建て住宅への設置や交換する方法、工事費用はいくらかの相場も解説!

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」のご視聴に必要な機器・完全チェック!

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

・2K放送と4K、8K放送の違い

・用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

アンテナ修理、角度調整

ご自宅に地デジ、2K4K8K対応のBS/CSアンテナなど、すでに必要なテレビアンテナが設置されているお住まいで、軽度のアンテナトラブルによってテレビ放送を正常に受信できなくなった場合には、アンテナの修理、角度調整で受信性能を復旧できるケースが多くなります。

上記の通り、地デジアンテナには、機種やモデルによって範囲は異なるものの、アンテナ正面の一定範囲のみで高い受信性能を発揮する「指向性」があり、アンテナの正面側を、近隣の電波塔の方向へと正確に向ける必要がございます。

BS/CSアンテナの場合は、地デジアンテナよりもさらに指向性が高く、アンテナのディッシュ部を仰角(上下の角度)、方位角(左右の角度)とも、日本の上空、東経110度の方向に位置して衛星放送の電波を送信する静止衛星へと、ディッシュの正面側を正確に向ける必要がございます。

この角度調整がミリ単位でも狂うと受信感度が大きく低下するほか、アンテナのディッシュを向けた東経110度の方向に、電波を遮る障害物が存在しても、やはり衛星放送を受信できなくなります。

地デジ、BS/CSアンテナとも、特に設置から年月が過ぎて寿命が近くなると、耐久性が低下して。角度のズレや部分的な故障が発生しやすくなります。

このようなアンテナ角度のズレ、軽微な故障は、多くの場合、アンテナの修理、角度調整により復旧が可能です。ただ、アンテナの調整や修理には専門知識や専用の機材が必要になる他、特に屋根の上などの高い位置に設置されたテレビアンテナでは、ご自宅での作業は難しくなり、プロのアンテナ工事業者へとご依頼になることが必要です。

なお当あさひアンテナでは、ご自宅でテレビアンテナの受信不良が発生した場合に、軽微な補修で復旧できるテレビアンテナの修理であれば「5,000円(税込み)」から。アンテナの方向調整については「8,000円(税込み)」からでお引き受けしております。

ただ各種アンテナの一般的な耐用年数を過ぎ、老朽化が進んだアンテナの場合、一時的に修理、調整を行っても、その他のトラブルが頻発する場合もございます。そのようなアンテナは、新品アンテナへと交換される方が、コストパフォーマンスではお得であることが多いため、ご一考いただければ幸いです。

なお地デジ放送や衛星放送が正しく受信できないトラブルに関しては、テレビアンテナの故障や角度のズレの他にも、さまざまな要因が考えられます。テレビアンテナの修理や角度調整、トラブル時の判断や対応については、以下の各コラム記事にて、状況別に詳しくご説明しております。

(アンテナ角度調整)

・地デジテレビアンテナをさまざまな場所に設置する工事と、アンテナの向きや方向を自分で調整する方法とは? 費用の相場も解説!

・住宅に設置された地デジ用テレビアンテナの向き、角度を調整する方向と費用は? 業者に工事を依頼する料金相場と選び方も解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・地デジ、衛星放送でテレビアンテナの向きに適した方向とは? アンテナ機種別の設置位置や自分で角度調整を行う方法も解説!

・地デジ、衛星放送用テレビアンテナを正しい向きに自分で調整する方法とは? アンテナ角度の調整に必要となる工事の手順も解説

(アンテナ受信トラブル)

・アンテナ受信トラブルでテレビ画面に「E201」などエラーコードが表示されて映らない問題の原因と解決する対処の方法とは?

・テレビアンテナで地上デジタル放送が受信できない際の修理とは?E201などが表示されて映らない原因と工事費用の相場を解説

・一時的にテレビ画面が乱れる場合の原因と対策・徹底解説!

・電波障害? テレビが映らない原因はアンテナトラブル? 確認と対処法

・テレビ側で地上デジタル放送(地デジ)のチャンネルスキャンができないときの受信、設定の対処方法

・地デジ用UHFテレビアンテナのレベルが下がる原因と対処法とは? VHFアンテナとの違い、受信感度が高まる工事の方法を解説

・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!

・テレビ放送電波の感度が低くなる原因は? 地デジアンテナの受信レベルを上げるための地デジ電波の基礎知識と工事の対処法を解説

・地デジやBS/CSアンテナで受信感度が落ち突然テレビが映らなくなる原因、受信レベルを上げ映るよう解決する対処法の工事は?

・テレビアンテナの受信レベル低下で地デジやBS放送が突然、映らなくなる原因と、受信感度を上げて解決する工事など対処法とは?

・BS・CS放送がテレビで正しく映らない原因と対処法・アンテナの受信から工事を解説

・自宅で衛星放送のBS放送が映らない原因と対処法とは? テレビ本体やBS/CSアンテナの調整、修理で解決する方法を全解説!

・地デジ、衛星放送で起こりえる電波障害の種類とその対処法

・一部屋だけテレビが映らない不具合の原因と対処法

・地デジ・BS/CS放送のテレビ画面が乱れる原因とその対策

・地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

・BS/CS衛星放送は映るのに地デジ放送が映らない場合の対処法

・「700MHz電波障害」とは何か?

・衛星放送用BS/CSアンテナの受信レベルが急に低くなりテレビ放送が映らない原因とその対処方法、アンテナレベル確認を解説!

・地デジ、衛星放送のテレビアンテナ故障例、テレビ放送が映らなくなった場合に考えられる原因とその対処法は? 必要な工事を解説

・BS放送、CS放送の衛星放送が映らないアンテナトラブルの原因とその対処法について、ご自宅でも可能な方法をFAQで徹底解説

・地域別・アンテナ修理事例を徹底解説!

・テレビアンテナ修理の依頼前に簡単に自分で調整できること

・テレビ本体の不具合・故障とその原因、症状別の対処法と修理費用

戸建て住宅に設置される主なテレビアンテナの種類

以下の項では、戸建て住宅へのアンテナ工事に使用される主な地デジアンテナの機種「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」と、BS/CSアンテナについて、その特徴やモデルの種類。一般的な家における主な設置位置、設置にかかる費用などを解説してまいります。

八木式アンテナ(地デジ)

八木式アンテナとは、アナログ放送の時代から、戸建て住宅の屋根の上などに多く見られる、魚の骨に似た形の古典的なアンテナです。

現在の地デジアンテナ(UHFアンテナ)としての八木式アンテナは、矢印型の骨組みに、短い横棒がいくつも取り付けられた形状になります。なお矢印の先に当たる部分は、通り抜けた地デジ電波をアンテナ側に反射させ、また周辺からの余計な電波(ノイズ)も遮断する「反射器(リフレクター)」にあたり、矢印型とは反対側の先端が、受信性能を発揮するアンテナの正面に当たります。

戸建て住宅における八木式アンテナの設置方法は、よく見られる通り、屋根の上に「屋根馬(やねうま)」という器具を置いてマスト(ポール、支柱)を立て、その先にアンテナ本体を固定した後、屋根の四方からステンレスワイヤーなどの「ステー(支線)」を張り、マストや屋根馬を固定するというものです。

他にも、板状の設置部から真横にマストを支えるアームや。L字型のマストが伸びている「サイドベース」という器具により、住宅の壁面やベランダの手すり部などに設置する。またベランダの内側空間への設置。小型のモデルを軒先から吊り下げるなどの方法もございます。

八木式アンテナの本体にある短い横棒は「素子(エレメント)」と呼ばれる、地デジ電波を受信するパーツに当たり、この「素子数(素子数相当)」が、地デジアンテナの受信性能を示す数値になります。

八木式アンテナの主なモデルは、この素子数別のモデルになり、主に8素子、14素子、20素子などのモデルが存在します。他にも、Ⅹ字型のパーツの上下に複数の素子を並べた高性能素子を設置して、27素子、30素子などの多素子モデルも存在する超高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)と呼ばれるモデルも存在します。

なお八木式アンテナは、素子数に応じて本体の大きさか変わってまいります。素子数が少ないほどコンパクトで設置しやすくなるため、現場の条件やご要望によっては、5素子程度でも14素子の通常モデルと同等の受信性能をもつ、小型のパラスタックアンテナが採用されることもございます。

他にも、地デジ電波のすべての周波数帯を受信できる「オールチャンネルアンテナ」に対し、日本国内の多くのエリアで実際の放送に使用されている、やや低めの周波数帯にしか対応できない分、同じ素子数でも受信性能が高まる「ローチャンネル用」「ロー・ミドルチャンネル用」のモデル。

また風雨や雪、潮風などの自然環境が厳しいエリアでも耐久性が向上するよう設計や素材を工夫した、ステンレスモデル、雪害用モデル、塩害用モデルなども存在します。

八木式アンテナのメリットは、上記のような素子数別などモデルの豊富さに加え、基本的な設置位置が高く周辺の障害物に影響されにくい。素子が露出して感度が高い「素子アンテナ」である。指向性が高くアンテナ正面での受信感度が高まるなどの要因から、地デジアンテナ機種では、同素子数(相当)のモデルでも、もっとも受信性能が高くなり、強電界地域から弱電界地域まで、幅広いエリアで使用できるという点です。

さらにシンプルな設計の古典的モデルであることから、本体価格、設置費用とも、地デジアンテナ機種の中ではもっとも低価格になります。

一方、八木式アンテナのデメリットは、独特の形状で屋根の上に設置されることから、住宅の外観性や周辺の景観に悪影響を与えるという点が挙げられます。そのため景観地域などでは条例により設置できないケースもある。アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す越境問題が生じることもある。屋根の上に太陽光パネルを設置している住宅では、パネルに影を落とすこともあるなどの問題も考えられます。

もうひとつのデメリットは、やはり形状と設置位置から、台風などの風雨や積雪、海沿いの潮風、鳥が留まりフンをするなど、自然環境の影響を受けやすいという点になります。

八木式アンテナの一般的な耐用年数(寿命)は10年程度になりますが、指向性が高い分、アンテナ角度のずれによるトラブルが起こりやすいという弱点もあり、上記のような自然環境では10年未満でトラブルが生じることもございます。なお自然環境に対しては、前述した対候性の高い八木式アンテナモデルを採用することが、一定の対策になります。

八木式アンテナ本体の実売価格は、一般的な20素子モデルで4,000円から8,000円台程度になります。素子数が少ないモデルはやや低価格になる反面、高性能モデルや対候性が高いモデルは割高になってまいります。

またアンテナ工事業者に、八木式アンテナ設置を依頼する際の基本設置工事費は、アンテナ本体や基本部材の価格込みで、15,000円から25,000円程度が主な相場です。

ちなみに当あさひアンテナでは、八木式アンテナ設置については、標準機種としてDXアンテナ製の高品質20素子モデル「UA20」本体。屋根馬、マスト、支線(ステー)、同軸ケーブルなど基本的な部材と、防水処理をセットにして、基本設置工事価格「15,000円(税込み)」からでご案内しております。

他にも八木式アンテナでは、各素子数モデルやパラスタックアンテナ。ステンレス、塩害用、雪害用などのモデルもご用意しておりますので、さまざまな現場の受信環境、自然環境に適した八木式アンテナの設置工事に対応が可能です。

なお八木式アンテナについては、以下の各コラム記事にも詳細がございます。

・地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

お客様満足 あさひアンテナ アンテナ工事

デザインアンテナ(地デジ)

デザインアンテナとは、一般的には高さ60センチ前後、横幅は20センチから25センチ前後。厚さは設置具を含めて十数センチ程度の、長方形の薄いパネル状の地デジアンテナ(平面アンテナ)を指します。このタイプの地デジアンテナは、2009年(平成21年)頃より普及しはじめた、地デジアンテナの第二世代にあたります。

またデザインアンテナの名称は、広義には後述するユニコーンアンテナや、マストの先のアンテナ本体部に横型の楔のような形状をもつカバーを施した横型アンテナ。その他、屋外屋内兼用アンテナなど、デザイン性を重視したテレビアンテナの総称として使われることもございます。

以下では基本的に、平面アンテナとしてのデザインアンテナを前提にご説明いたしますが、デザインアンテナは正面側の一面が受信性能を発揮する正面側にあたります。

戸建て住宅への基本的なデザインアンテナの設置方法は、壁面やベランダの手すりに専用の設置具を固定し、設置具にアンテナ本体をはめ込む。そしてアンテナ本体を左右へと角度調整するという形になります。モデルによっては背面の中央部をマストに固定するものもあり、壁面などのサイドベースや、屋根の上のマストなどに固定されるケースもございます。

他にも、強電界地域で住宅の建材が地デジ電波を通しやすい。設置空間を確保できるなどの条件がそろっていれば、住宅の屋根裏空間、天井裏空間(上階と下階の間)への設置も可能です。また屋外屋内兼用のコンパクトモデルを室内の窓際などに据え置きすることもございます。

デザインアンテナの主なモデルは、屋外設置用で20素子相当と、本体がやや大型になる26素子相当の二種類。およびそれぞれのブースター内蔵モデルになりますが、同じモデルであっても、ホワイトやブラック、グレー、ブラウンなど、カラーバリエーションが豊富という特徴がございます。

なおデザインアンテナのように外部から素子の数が確認できない地デジアンテナモデルは、その受信性能を素子数に換算した「素子数相当」で表記されます。

また屋外屋内兼用モデルでは、3素子相当や16素子相当など、受信性能はやや低い分、本体が屋外設置用モデルの半分から三分の一程度で、室内据え置き用のスタンドが付属するモデルもございます。

デザインアンテナは、八木式アンテナのデメリットをカバーするために開発された地デジアンテナです。したがってそのメリットは、形状と設置位置、そしてカラーバリエーションの豊富さから、住宅の色合いに合わせることで、家のデザインと調和し、住宅の外観や景観などに影響を与えない点です。

そしてその形状から、雨風や雪など自然環境への抵抗力も高くなり、その耐用年数(寿命)が15年から20年程度と長い点もメリットになります。

一方、デザインアンテナのデメリットは、八木式アンテナに比べて設置位置が低い。指向性が広い。素子が露出していない分、やや受信感度が下がるなどの要因で、受信性能がやや低くなるという点が挙げられます。そのためデザインアンテナは、主に強電界地域から中電界地域向けのモデルとなり、弱電界地域では使用できないケースもございます。

さらに住宅の壁面など低い位置への設置の場合、高層建築の近隣や住宅密集地など、周辺の建築物に地デジ電波が遮られやすい環境では、強電界地域であっても必要な受信感度を確保できず、デザインアンテナを設置できないケースも出てまいります。

その他、八木式アンテナに比べると本体価格、設置費用がやや割高である。壁面へ設置する場合には、住宅の壁にビス穴を開ける必要が出るなどのデメリットも挙げられます。

なおデザインアンテナ本体の実売価格は、20素子相当モデルが7,000円台から15,000円前後。26素子相当モデルが9,000円台から20,000円前後になります。ブースター内蔵モデルは、この価格帯でもやや高額になります。

そしてデザインアンテナの設置をアンテナ工事業者に依頼する場合、20素子モデルのアンテナ本体や設置具、ケーブルなど基本部材の費用を含めた基本設置工事費の相場は、20,000円から30,000円程度になります。また屋根裏空間、天井裏空間などへデザインアンテナを設置する場合には、業者によっては上記の基本設置工事費の他に、オプション工事費が発生するケースもございます。

なお当あさひアンテナでは、平面モデルのデザインアンテナについて、DXアンテナ製の20素子相当・高品質モデル「UAH201」。また強電界地域専用のコンパクトモデルでは、マスプロ電工製の業界最小級モデル、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」をご用意しており、各カラーバリエーションのアンテナ本体と基本設置具。白黒2色の同軸ケーブルなどをセットにして基本設置工事を「20,000円(税込み)」からの費用でご案内いたしております。

さらに弊社では、デザインアンテナの屋根裏、天井裏への設置工事も、追加工事費用はご無用の、上記の基本設置工事費のみでお引き受けいたしております。

他にも平面型のデザインアンテナでは26素子相当モデル、ブースター内蔵モデルの他、上記した横型アンテナ、屋外屋内兼用アンテナなどのご用意もございますので、現場の受信環境などで可能な限り、デザインアンテナ設置のご要望にご対応いたします。

なお、デザインアンテナ本体の特徴や屋根裏空間などを含む設置の方法。失敗を避けるポイントなどに関しては、以下の各コラム記事に詳しい解説がございます。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

・新築戸建てテレビアンテナ設置におすすめのデザインアンテナとは? アンテナ種類の比較と選び方、業者の工事費用の相場まで解説

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ工事の失敗例とは? メリット、デメリットから取り付け費用まで解説

・地デジ用テレビアンテナ「デザインアンテナ」の失敗しない取り付け工事とは? 価格や工事費用、料金の相場や業者選びも徹底解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

・ブースター内蔵の屋外用地デジアンテナとは?テレビ受信レベルが低くなる原因と対処法、低い受信レベルを上げる方法や製品を解説

・徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?

・室内設置におすすめ地デジテレビアンテナの選び方とは? 人気デザインアンテナ屋根裏取り付けで失敗しない工事方法、費用を解説

ユニコーンアンテナ(地デジ)

ユニコーンアンテナは、地デジアンテナの第三世代に当たりますが、アンテナのカテゴリではなく、マスプロ電工から2017年(平成29年)に発売された地デジアンテナ「U2CN」のモデル名であり、この名称は同社の登録商標になっております。

2024年現在の地デジアンテナ最新モデルであるユニコーンアンテナは、長さ約67センチ、直径12センチから14センチ程度のほぼ円柱のような形状で、色彩はツヤがなく落ち着いた「ウォームホワイト(WW)」「ブロンズブラック(BB)」の二種類のカラーバリエーションになります。

正確な形状は、アンテナの受信面である正面側の下部に機種名と会社名のロゴが入っており、直径は左右にやや広く、正面側の反対側である裏側が平面状になっております。

ユニコーンアンテナは基本的に、戸建て住宅でもアンテナ本体が屋根の上に当たる高所へと設置されます。アンテナ本体の正面下部が、扉のようにカバーが開く構造になっており、その内部に、マストの先への固定部および、アンテナケーブルの接続部がございます。

具体的な設置方法は、八木式アンテナと同じように屋根の上のマストに固定されるほか、サイドベースを用いて、屋根の張り出し部(破風板)や、壁面の高所などに取り付けられます。

ユニコーンアンテナは、地デジアンテナの第三世代モデルとして、八木式アンテナとデザインアンテナのメリットの融合を図ったモデルとなります。

したがってそのメリットは、まずそのスタイリッシュな形状から、高所に設置されても周辺の風景とマッチし、住宅の外観や景観にさほどの悪影響を与えない点。そして風雨や雪などを受け流しやすい形状から、自然環境などの影響による経年劣化が進みにくい点です。

ユニコーンアンテナはまだ歴史の浅いモデルながら、耐用年数(寿命)はデザインアンテナとほぼ同等の15年から20年程度と考えられております。

このように外観性、対候性ではデザインアンテナとほぼ同じメリットを持つユニコーンアンテナですが、その設置位置の高さから、受信感度ではデザインアンテナより優れるというメリットもございます。

ユニコーンアンテナ本体の受信性能は20素子相当のみで、通常の設置位置における実際の受信性能は、同じく20素子相当のデザインアンテナを、受信に適した壁面に設置した場合とほぼ同等です。

ただ前述の通りデザインアンテナは、高層建築物の近辺や住宅密集地などの条件では、地デジ電波が遮られるため、壁面などの低い位置に設置することが難しくなります。しかしユニコーンアンテナであれば同様の現場でも、アンテナ本体が屋根の上に来るように設置されるため、周辺環境に影響を受けず、問題なく設置できるケースが多くなります。

一方、ユニコーンアンテナのデメリットとしては、素子が露出していない、デザインアンテナよりも指向性が広いなどの要因から、設置位置はほぼ同じでも、20素子の八木式アンテナに比べると受信性能はやや低くなる点が挙げられます。そのためユニコーンアンテナも、基本的には強電界地域から中電界地域向けの機種となり、弱電界地域では使用できないケースも出てまいります。

その他にも、現時点の最新モデルになるため、アンテナ本体価格や設置工事の費用が地デジアンテナ機種ではもっとも高価格になる。純和風建築など住宅の様式によっては、現代的なアンテナのデザインが調和せず、外観に悪影響を与えることもある、などの点もデメリットといえます。

なおユニコーンアンテナ本体の実売価格は、特にインターネット上では店舗によって幅がございますが、おおよそ8,000円から15,000円程度が相場になります。

アンテナ工事業者にユニコーンアンテナの設置を依頼する場合、アンテナ本体や部材などを合わせた基本設置工事費用の相場は、33,000円から40,000円程度が一般的です。

現在、当あさひアンテナでは、各本体色のユニコーンアンテナ本体と、マストなどの設置部材、同軸ケーブルなどをすべて込みにした基本設置工事の費用を「キャンペーン価格」にてご提供しております。詳しくは弊社フリーダイヤルへのお電話。または公式サイトのメールフォーム、LINEまで、お気軽にお問い合わせください。

ユニコーンアンテナの本体や設置方法などの詳細は、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

BS/CSアンテナ(衛星放送)

上記の項でも少しご説明しておりますが、衛星放送は、日本からは主に東経110度の方向の上空で静止して見える人工衛星「静止衛星」から、光のように直進性の強い電波である、マイクロ波のうち波長の幅が25ミリ程度の「SHF波(センチメートル波)」でも、周波数帯では12GHz前後に当たることから「12GHz帯」と呼ばれる電波を、日本全国にスポットライトを当てるような形で送信しております。

そして衛星放送の12GHz帯の電波を受信するテレビアンテナは、車載用やアウトドア用などの特殊なモデルを除き、基本的にすべて「パラボラアンテナ」の一種類のみになります。

ご覧になったことのある方も多いでしょうが、衛星放送用のパラボラアンテナとは、12GHz帯の電波を受け止める皿のような形をした「ディッシュ(dish)」もしくは「放物面反射器」をもつアンテナになります。

このディッシュ内側の放物面で12GHz帯の電波を受け止め、反射した電波をディッシュの中央部に集めます。電波が集まる焦点には、ディッシュの裏面から表側に伸びる金属の支柱、コンバーターアームに支えられた「コンバーター(変換器)」が固定されております。

12GHz帯の電波は、そのままでは周波数が高すぎて、同軸ケーブルで送信すると減衰量が非常に多くなります。そのためコンバーターでMHz帯の電波に変換した後、コンバーターに接続された同軸ケーブルで、電波をアンテナ配線部へと送信します。

ちなみにコンバーターで変換される際、従来の2K衛星放送から使用されてきた右旋円偏波は1032MHzから2072MHzの周波数帯に。新4K8K衛星放送の追加に当たって導入され、4K8K放送の大半のチャンネルに使用される左旋円偏波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換されます。

このため新4K8K衛星放送の受信には、2K4K8K(右旋/左旋)対応のBS/CSアンテナだけでなく、配線部のブースター、分配器、同軸ケーブルなどの機材も、3224MHzまでの周波数帯に対応できる「4K8K(3442MHz)対応型」の機器が必要となるのです。

またコンバーターは電波の周波数帯を変換する電子機器であるため、電源が必要となります。その電源は、アンテナ配線部に設置されたブースターの電源部。またはテレビなど受信機器側で「BS電源設定」を行うことにより、受信機器のチューナー端子から、アンテナ配線部を通じてコンバーターに給電する形となります。

なお日本の衛星放送は、放送衛星を使用して、日本国内の不特定多数に向けた放送で、NHK、広域民放などの無料チャンネルがあるBS放送。通信衛星を使用して、放送事業者と契約を結んだ世帯に向けた放送で、多数の有料チャンネルから月額料金制で視聴チャンネルを選べるCS放送が存在します。

そしてBS放送の放送衛星と、CS放送の主なサービスである110度CS放送(スカパー!)の通信衛星は同じ東経110度に位置するため、一基のBS/CSアンテナ(BS/110度CSアンテナ)で双方を受信することができます。

ただCS放送には、東経124度、128度に位置する通信衛星を用いた「スカパー!プレミアムサービス」と呼ばれるサービスもあり、こちらを受信するためには、プレミアムサービス専用アンテナ、もしくは110度、124度、128度すべての静止衛星からの電波を受信できるマルチアンテナが必要となります。

現在の主なBS/CSアンテナは、上記のBS/110度CSアンテナになります。

戸建て住宅にBS/CSアンテナを設置できる条件としては、前述の通り、アンテナのディッシュを正確に東経110度の方向へと向けることができる。そしてディッシュを向けた東経110度の方向に、12GHz帯の電波を遮る山地や建物、樹木や枝葉、電柱や電線、洗濯物などわずかな障害物もないという二点になります。

逆に言えばその条件さえ満たしていれば、BS/CSアンテナはどこにでも設置できることになります。

ただ実際的には、アンテナ配線が行いやすいよう、地デジアンテナの付近に設置されることが多くなります。特に周辺の障害物に影響されにくく、角度調整も行いやすい、地デジアンテナと同じ屋根の上のマスト。またサイドベースを使って住宅の壁面やベランダの手すり。ベランダ内部などに設置されることもございます。

なお12GHz帯の電波は波長が短いため、住宅の屋根や壁を通り抜けることはできませんが、唯一、東経110度の方向を向いて、その方向に障害物のない透明な一枚板の窓ガラスであれば、多少の減衰は生じるものの、12GHz帯の電波が透過するため、据え置きスタンドに固定したBS/CSアンテナを窓際に置くことで、室内への設置が可能となるケースもございます。

なお、BS/CSアンテナは、メーカーやモデルは異なる製品であっても、基本的な設計や構造は同じパラボラアンテナであるため、同じタイプであれば、コンバーターのわずかな性能差などを除いて、受信性能に大きな違いが出ることはございません。

ただ同じBS/110度CSアンテナにも、ディッシュサイズの違いをはじめ、カラーバリエーションや高耐風モデルなどのバリエーションが存在します。

ディッシュのサイズとは、ディッシュ部の「有効直径(電波を受信できる部分の直径)」をセンチ数で表した45型の他、50型、60型、75型、90型、120型のモデルになります。ディッシュ直径が大きいほど受け止めることができる電波の量が大きくなり、受信性能が高まります。

一般の戸建て住宅向けモデルは、基本的に45型でも十分な受信性能を持ち、それ以上の大きさのモデルは、アパート、マンションなどの集合住宅に設置するための共同受信用になります。

ただ日本国内の北部や南端部、離島部など、中央部に比べて、静止衛星からの距離が遠い地域では、距離による減衰から受信できる電波レベルがやや弱まります。

また雨や雪の粒が、12GHz帯の電波の波長(約25ミリ)に近くなる大雪や大雨では、12GHz帯の電波が雨や雪に吸収され、乱反射することにより受信に支障が生じる「降雨減衰」「降雪減衰」が起こることもあり、これらの対策として、一般の戸建て住宅でも、50型から75型の、やや大型のBS/CSアンテナが採用される場合もございます。

他にもBS/CSアンテナは、設置の条件から太陽光を受けやすく、その影響による劣化を避けるため、本体色は光を反射する白色系が選ばれます。ただ近年では、太陽光や紫外線に影響されにくい塗料を用いたブラックなどのカラーバリエーションモデルもあり、特にお住まいの外観性を重視されるお客様に採用されております。

またBS/CSアンテナは、角度のズレによる受信感度の低下が起こりやすく、形状的に、強風や雨、雪などの影響も受けやすいという弱点もございます。一般的なBS/CSアンテナを屋外に設置した場合の耐用年数(寿命)は、10年程度とされております。

ただBS/CSアンテナにも、設計の工夫により耐風性能を高めたモデルが販売されており、このようなモデルを採用することで、風雨などの影響によるトラブルを抑えられ、高寿命化も期待できます。

高耐風モデルの代表的なモデルには、DXアンテナ製の45型、2K4K8K対応モデル「BC453SG」がございます。このモデルは、ディッシュ部にある無数のパンチングホールから風を通すパンチングメタル仕様。また各設置部や接合部の強化により、上下左右や前後などへの揺れに強く、受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sという、通常モデルに比べると格段に高い耐風性能を実現し、台風が多い地域などでも安心して使用できるモデルになります。

BS/CSアンテナ本体の実売価格は、一般的な45型モデルの本体のみで、おおよそ8,000円から10,000円強になります。設置具やケーブルなど部材がセットになった製品や高耐風モデルなどは、この価格に数千円程度、上乗せされた価格になります。

そしてアンテナ工事業者に、BS/CSアンテナの設置を依頼する場合は、通常モデルの45型アンテナ本体や設置具、ケーブルなどの部材をセットにして、おおよそ20,000円から30,000円程度が、基本設置工事の主な相場になります。

なお当あさひアンテナでは、一般戸建て住宅向けのBS/CSアンテナ取り付け工事について、DXアンテナ製の高品質2K4K8K対応45型モデル「BC45AS」をご用意して、地デジアンテナ各機種とセットの設置であれば、BS/CSアンテナ本体や基本的な設置部材などの費用も含めた基本設置工事を「15,000円(税込み)」からでご提供いたしております。

また風雨などが厳しいエリア向けの高耐風モデルでは、上記の高耐風モデル「BC453SG」もご用意しており、同モデルの基本設置工事は「特別価格」でご案内いたします。

BS/CSアンテナでは他にも、ブラックのカラーバリエーションや、集合住宅用を含む各ディッシュサイズのモデルもご用意しておりますので、マンションなどのオーナー様を含む、さまざまな現場やご要望のBS/CSアンテナ取り付けにご対応いたします。

なお、BS/CSアンテナの特徴や設置方法、注意点などについては、以下の各コラム記事でポイント別に詳しくご説明しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

・BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法

・BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

・室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

・BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

・住宅でBS/CSテレビアンテナを屋外の見えない位置に設置する方法は? ベランダ内などに隠して設置できる会社や注意点を解説

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

・衛星放送用BS/CSテレビアンテナの寿命は何年? 取り付けから約10年後の交換工事の時期や映らなくなった時の対処法を解説

各種テレビアンテナ工事を受け付ける業者、会社とは?

上記の通り、テレビアンテナ設置工事には、新築住宅への各種アンテナ機種新規設置から、ブースターや分配器などを含む配線部の設置工事。また老朽化したアンテナの交換や修理、調整。追加設置工事など、さまざまな種類がございます。

そして、各種アンテナ工事を依頼できる業者、会社、店舗にも

アンテナ工事の対応業者:家電量販店やホームセンター

ご自宅にて、大小さまざまな家電製品や家庭用品が必要になった際、もっとも身近で便利なのは、やはり日本各地に店舗がある、家電量販店やホームセンターでしょう。

ネット通販が発展した現在でも、このような店舗では、必要な商品の実物を確認でき、さまざまなメーカーのものと比較して、好みのものを選ぶことができる。また店舗スタッフに商品情報を詳しく確認できる。配送を待たねばならないネット通販とは異なり、その場で購入して製品を入手できる。アンテナ工事後もメンテナンスなどの相談を持ち掛けやすい、などの点が大きなメリットといえます。

また店舗によっては、店舗会員のポイント還元や長期保証などのサービスがある。大型製品の配送や設置、取り付け工事などの受け付けにも対応しているなどの点もメリットになります。

このような店舗では地デジ、BS/CSのテレビアンテナも取り扱っているため、店舗スタッフに、設置するご自宅のエリアでの受信環境に適したアンテナ機種を確認して、ご購入後、店舗で同時にアンテナ工事を申し込むことができ、手間を省くことも可能になります。

家電量販店やホームセンターは、各種アンテナ工事を依頼する先としては、非常に身近で便利な店舗といえます。

ただ、このような店舗へアンテナ工事を依頼するにあたっては、いくつかのデメリットもあることをご理解される必要もございます。

まず購入できるテレビアンテナは機種が、店舗に在庫があるモデルに限られ、在庫がない場合は取り寄せを待たなければならない。店舗のスタッフもアンテナ工事の専門家ではないため、周辺エリアの受信環境に関しては、基本的な知識しかない場合もあるなどの点が挙げられます。

そしてこのような店舗にアンテナ工事を依頼する場合、店舗はあくまで工事の受け付け窓口にすぎず、実際の工事は、店舗側から下請け業者を手配して行うことになります。

そのため、受け付けからの即日工事は難しく、後日、現地調査や見積もりのスケジュールを組む必要がある。さらに見積もりから本契約を行うため、見積もり後にあらためて工事のスケジュールを組むことになる。見積もり価格に納得できなければキャンセルもできるものの、その場合も、出張費やキャンセル料などの費用を支払わなければならない、などのデメリットが出てまいります。

また、店舗からスケジュールの開いている近隣の電気店などの下請け業者を手配するため、仲介手数料などの中間マージンが発生して、工事費用がやや割高になる点もデメリットと言えます。このような店舗のアンテナ工事費用は、上記した各テレビアンテナの基本設置費用でも、比較的、高めの価格帯になることが多くなります。

そして下請け業者も、アンテナ工事の専門家ではなく、エアコンの取付工事をはじめ、各種電気機器の設置や工事などを全般的に行う業者になるため、アンテナ工事の施工技術については、業者によって差が出ることがある。そのため、通常の屋根の高さ以上の高所、屋内空間へのアンテナ設置など、技術的に難しいアンテナ設置工事には対応できない場合もある。特にエアコン工事の繁忙期などは、工事の申し込みから施工までに日数が空くことがあるなどのデメリットも挙げられます。

さらに、家電量販店などの店舗と、工事を行う下請け業者は異なる業者になるため、アンテナ本体以外の工事費用については、店舗独自のサービスであるポイントサービス、長期保証サービスなどの対象外になるケースが多くなります。店舗によってはアンテナ工事もポイントや保証の対象になるケースもございますが、その場合、工事の完了後に、下請け業者を伴って店舗へと手続きに向かう必要があるなど、手間がかかることも多くなります。

またこのような店舗で受け付けてくれるアンテナ工事は、基本的にアンテナ本体をはじめ、店舗で購入した製品の取り付け工事が中心となり、既設アンテナの修理や調整。またその店舗で購入、設置したアンテナ以外の取付その他の工事には対応できない場合も多くなりますので、まずは店舗への確認が必要となります。

総じてこのような店舗は、アンテナの購入から工事の申し込みまでは、非常にスムーズに行える反面、実際の工事やそれに伴うサービスについては、手間や費用がかかることが多くなりますので、その点にはご注意が必要と言えます。

なお、主な大手家電量販店チェーンのテレビアンテナ工事については、以下の各コラム記事でそれぞれご説明しております。

・家電量販店ジョーシンのテレビアンテナ工事とは? 新築、既存戸建て住宅のアンテナ工事にて業者の種類と選び方、費用相場を解説

・大手家電量販店・ヤマダ電機(ヤマダデンキ)の地デジ、衛星放送テレビアンテナ工事はお得? 工事費用の相場を解説

・ケーズデンキ(K’s)のテレビアンテナ工事とは? 家電量販店の設置作業の流れや料金を解説

・大手家電量販店エディオンのテレビアンテナ取り付け工事サービスとは? 価格相場やサイト比較でおすすめ業者の選び方を解説!

・家電量販店ノジマ(nojima)のアンテナ工事の費用は? アンテナ工事が安い業者はどこで相場はいくらか選び方を徹底解説

・家電量販店・ベスト電器にテレビアンテナ設置工事を依頼する費用と手順は? 価格相場と料金が格安激安の業者も徹底解説!

アンテナ工事の対応業者:ハウスメーカーやリフォーム業者

ハウスメーカーへの依頼で新築戸建てのマイホームを建てられた場合、オプション工事として、アンテナ配線部やブースターなど機器設置の工事を含めた各種テレビアンテナの設置も、ハウスメーカーに依頼できるケースがございます。

またこのようなハウスメーカーであれば、住宅のお引き渡し後も、アンテナの修理、交換やメンテナンス。追加設置などに対応してくれることもございます。

他にも、お住まいの住宅でリフォームを行う際に、リフォーム業者によっては、古くなったテレビアンテナの交換や追加設置などの工事に対応してくれるケースもございます。

このような業者のアンテナ工事では、特に新築住宅へのアンテナ工事の場合、建設の初期段階でアンテナ工事の相談を進めることができ、住宅建築の適切な段階でアンテナ工事を行えるため、住宅お引き渡しの時点ですでにテレビアンテナが設置されている状態であることも多い。

またアンテナ工事の料金を住宅ローンに組み込むことができ、料金のお支払いが簡単になる点。アンテナ工事後のトラブル、メンテナンスなどの相談も、ハウスメーカーに持ち掛けやすい点などがメリットと言えます。

リフォーム業者の場合も同様に、リフォーム工事に並行してアンテナ工事を行える。アンテナ工事費用のお支払いがリフォーム工事費とセットになるケースが多くなります。また工事後の相談も業者にもちかけやすくなります。

ただハウスメーカーやリフォーム業者にアンテナ工事をご依頼になる場合も、やはり実際の工事を行うのは下請け業者になります。

この下請け業者も、ハウスメーカーや地域によって異なり、安定した技術を誇るアンテナ工事の専門業者が担当する場合もあれば、家電量販店やホームセンターと同じく、アンテナ工事の技術が特に高いわけではない、各種工事を全般的に請け負う業者が担当する場合もございます。

そのため、やはり実際のアンテナ工事の施工技術にバラツキが出ることがございます。またハウスメーカー、リフォーム業者によっては、選ぶことができるアンテナ機種や工事のラインナップが弱く、お好みのアンテナ工事、機種を選ぶことができないことも考えられます。

アンテナ工事費用についても、中間マージンや現場管理費が発生するため、相場よりやや割高になってまいります。他にも、アンテナ工事業者に工事の要望を伝えるについては、ハウスメーカーやリフォーム業者を経由することになるため、意向を伝えるのに手間がかかるなどの問題も起こり得ます。

総じてこのような業者のアンテナ工事は、住宅の建築やリフォームに合わせてアンテナ工事を行える。工事料金のお支払いをまとめることができるという点で、非常に利便性が高いと言えます。

一方で工事の費用はやや割高になる。工事の選択肢が少なく施工技術も安定しないことがある。アンテナ工事に関するお客様のご要望を伝えることに手間がかかり、十分に反映されないこともある、などの点が難点と申せます。

またこれらの業者に依頼できるアンテナ工事は、住宅の新築やリフォームに伴うオプションとしてのアンテナ工事。および業者が設置したアンテナのアフターフォローなどが中心となり、単体でのアンテナ設置や修理、交換などの工事依頼は受け付けていないケースが多いので、ご注意ください。

総じて、アンテナ工事の内容に特にこだわりがなく、ご自宅の新築やリフォームに合わせて手早くアンテナ工事を進めたい場合には、このような業者への依頼が適していると申せます。

半面、アンテナ工事の価格を抑えたい。アンテナ工事の内容にこだわりをお持ちの方には、あまり適さない業者であると言えます。

なお、新築戸建て住宅のアンテナ工事を依頼できる業者については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・新築のアンテナ工事はどこに頼む? 費用から依頼まで、業者の徹底比較&選び方を解説!

・新築のテレビアンテナ工事をどこに頼むか。おすすめの業者の選び方・相場比較・依頼できる施工の種類・費用を解説

・新築住宅のテレビアンテナ設置工事の種類や業者の選び方、費用を解説!【地デジ・あさひアンテナ】

アンテナ工事の対応業者:引っ越し業者

お引越しをする際に、以前のお住まいから家財を運搬し、ご新居へのセッティングを行ってくれる引っ越し業者に、ご新居へのアンテナ設置を依頼できるケースもございます。

引っ越し業者に新規アンテナ設置を依頼する場合も、やはり実際に工事を担当する業者は下請け業者となり、そのメリット、デメリットは上記したリフォーム業者のアンテナ工事とほぼ同様となります。

ただ引っ越し業者におけるアンテナ工事の特色として、業者によっては、テレビアンテナの「移設」を依頼できるケースもある、という特色がございます。

移設とは文字通り、以前のお宅に設置されているテレビアンテナや、アンテナ関係の機器を取り外し、ご新居にあらためて設置する作業をいいます。アンテナ移設工事であれば、新しいアンテナ本体や機材を購入せず、既存のアンテナや機材を流用できるため、新規アンテナ設置工事に比べて、基本設置工事の費用が割安になるケースが多くなります。

ただアンテナ移設工事の問題点としては、まず以前のお住まいとご新居では、受信環境やテレビのご試聴環境が異なる場合もあり、アンテナ本体を移設しても受信性能に問題が出るケースも想定できるという点です。

例えば以前の住宅では、壁面などに設置して問題なく使用できていたデザインアンテナが、ご新居では、受信できる地デジ電波レベルが弱い、周辺に電波を遮る建築物などがあるといった問題で、使用できない。または設置位置を屋根の上などに変更する必要が出るといったケースも考えられます。

他にも、以前のお住まいに比べ、ご新居ではテレビを設置する部屋数が多い場合も、より受信性能の高い地デジアンテナが必要になるケースも想定されるほか、性能の高いブースター、分配数の多い分配器の設置なども必要となり、アンテナ工事費用の総額がかさむ可能性もございます。

またアンテナ耐用年数の問題もございます。前のお住まいに設置されていたアンテナが、設置から十年以上と古いもので、老朽化が進んでいる場合は、ご新居への移設からまもなく、故障などのトラブルが発生する可能性もあり、その場合は、最初からご新居に新しいアンテナを設置しておく方がお得になるケースも考えられます。

また、引っ越し業者のアンテナ工事もやはり下請け業者に工事を依頼するため、アンテナ移設の場合も、条件によっては、後述する、工事費用を抑えられるアンテナ工事業者に新規アンテナ設置を依頼した場合と、工事費用の総額は大差ない場合もあり、コストパフォーマンスではやや不利になるケースも想定できます。

総合して、引っ越し業者によるアンテナ移設は、ご新居と前の住宅で電波の受信環境や、テレビをご試聴になる条件に大きな差がない。また移設するアンテナの寿命が十分である場合は、工事費用を抑えられてお得になるケースもございます。

ただ一方で、アンテナを移設しても安定したテレビ電波の受信が可能であるか。移設する場合の、ブースターなど周辺機器の設置を含めた総額費用をあらかじめ確認して、新規アンテナ設置の場合と、コストパフォーマンス的にどちらがお得であるかを、あらかじめ確認されることが重要と申せます。

なお、新築住宅のほか、既存、中古物件へのテレビアンテナ設置については、以下の各コラム記事に詳しい解説がございます。

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・新築物件、中古物件、修理など各種テレビアンテナ工事を頼むおすすめ業者はどこ? 依頼できる業者選びの比較ポイント徹底解説!

アンテナ工事の対応業者:町の電気店、工務店

お住まいの近隣にある昔ながらの商店街などにみられる、個人経営の電気店や工務店などに、テレビアンテナ工事を依頼できることもございます。

このような店舗では、新規アンテナの設置や交換、修理などの工事や配線部の工事をはじめ、さまざまな家電製品の設置工事など、ご家庭での電気関係の工事全般を依頼できることが多くなります。

上記の各項でご説明した家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーやリフォーム業者、引っ越し業者などのアンテナ工事はじめ、各種工事を請け負う「下請け業者」も、ほとんどはそのエリアにあるこのような店舗が、業者との提携により担当しております。

このような店舗に直接、アンテナ工事を依頼する場合のメリットとしては、地元密着型の店舗であることから、そのエリアの電波状態をはじめ、地域の情報に詳しい。また店舗がご自宅の近隣にあることから、工事の相談から、工事後のトラブル、メンテナンスなどの相談も行いやすい点が挙げられます。

工事費用についても、家電量販店などを経由する場合に比べて、中間マージンなどが発生しない。さらに個人経営の店舗であることから、費用は店主の裁量で決められる部分が多く、特に地元の人脈による紹介などで、価格を割り引いてもらえるケースもございます。

一方、このような店舗は上記の通り、ご家庭での電気関係の工事、家電製品の設置作業などを全般的に引き受ける業者であり、アンテナ工事の専門業者ではございません。

そのため、アンテナ工事の施工技術には店舗によってばらつきがあり、アンテナ工事に使用する機材や、工事に関する知識なども、やや古い場合もございます。

アンテナ工事技術が低い店舗の場合、例えば八木式アンテナやBS/CSアンテナを屋根の上に設置する。デザインアンテナを壁面などに設置するといった、基本的な工事にしか対応できない。配線などの整理が粗雑になる。また電波調査についても、工事の施工日における受信感度を測定して、十分な受信レベルであるかを確認するのみでアンテナ工事を行う場合もあり、特にデザインアンテナの場合、気候や天候による地デジ受信レベルの変動により、地デジ放送の画面が乱れるといったトラブルの可能性もございます。

なおこのようなデメリットは、上記のような下請け業者を使うアンテナ工事業者の場合にも、考えられる問題となります。

またこのような店舗では、個人経営であるため、家電量販店やアンテナ工事の専門店に見られる、長期保証などのシステムがないケースも多くなります。さらに価格設定も店舗ごとに異なり、店主がアンテナ工事費用の相場にうとい場合もあるため、相場より低価格なケースもある反面、一般的な相場より割高になることもございます。

そして近年では、昔ながらの商店街の衰退により、個人経営の町の家電店も、店主の高齢化や後継者不足などで、閉店、廃業することが多くなり、その場合、工事後の相談先がなくなり、トラブル時のサポートを受けられなくなることも考えられるため、注意が必要と言えます。

総じてこのような店舗は、身近で各種アンテナ工事をはじめ、さまざまな工事を持ち掛けやすいというメリットがある反面、施工技術や工事費用は店舗によって差が出やすい。また工事後に閉店廃業するなどの可能性もある点が、注意すべきデメリットと言えます。

アンテナ工事の対応業者:アンテナ工事の専門業者

近年、多くなっているのが、当あさひアンテナのように、インターネット上に公式サイトを掲載する、アンテナ工事の専門業者です。

このような業者は、基本的にアンテナ工事に特化したプロであるため、各機種のアンテナ設置工事をはじめ、三階建て以上の高所や屋根裏空間など、現場の条件で受信が可能な限り、さまざまな設置位置へのアンテナ取り付けに対応できます。

またアンテナ撤去を含めた交換や、修理、角度調整。ブースター、分配器など配線部の機器の設置、交換など、おおよそアンテナに関する工事であれば、どのような工事にも単体で対応が可能です。

そして現在では競合他社が多いことから、各アンテナ工事業者は、常にアンテナ工事の最新知識を更新し、他業者よりも高い技術とサービスを追求しております。

このようなアンテナ工事業者に、アンテナ工事を依頼する主なメリットとしては、アンテナ本体をはじめとする機材を、メーカーから大量仕入れすることによるスケールメリットや、下請け業者を使わない完全自社施工の体制により、大幅な値引きを実現し、高品質なアンテナ本体や基本機材をセットにしたアンテナ設置の基本設置工事を、高い施工技術でありながら、非常な低価格で提供しているという点が挙げられます。

その他、優良なアンテナ工事業者が実施している、主なメリットやサービスとしては、

・アンテナ工事前に必要な地デジの電波調査、アンテナ工事の見積りを、出張費、キャンセル費などを含めて無料で行ってくれる。

・綿密な電波調査により、現場で可能なアンテナ工事の施工法を割り出し、お客様のご要望に最適なご提案を行ってくれる。

・複数のアンテナ工事業者に見積もりを発注し、見積りを比較検討できる「相見積もり」に対応できる。

・見積もりからの即日工事や、急なトラブル時の夜間工事などにも対応可能。

・工事の所用時間も、工事内容や設置するアンテナの種類、基数などによって変動しますが、最短で三十分程度、おおむね一時間から二時間程度で完了する。

・アンテナ工事費用のお支払いも、各種カードや電子マネーに対応している。

・アンテナ工事からおおむね5年以上の長期保証が用意されている。

などの点が挙げられます。

総じてアンテナ工事の専門業者によるアンテナ工事は、低価格で高品質な機材と施工技術による工事が実現できる。長期アフターフォロー体制をはじめ、さまざまなサービスが用意されているなど、その他の業者に比べて、メリットが非常に豊富といえます。

ただ注意点としては、すべてのアンテナ工事業者が上記のようなサービスに対応しているとは限らない点が挙げられます。中には下請け業者を使用するアンテナ工事業者もある他、低品質な機材と拙劣な施工技術、さらには見積もりになく、必要もない機材や工事をお客様に無断で加算するなどして、不当な高額費用を請求する悪質な業者も、残念ながら一部には存在します。

そのため施工技術やサービスの品質が高く、工事費用も適正な業者をお選びになるためには、お客様によるご判断が重要となります。

優良なアンテナ工事業者を判断されるポイントとしては、まず公式サイトを確認して、各種アンテナ設置工事や、オプション工事を含む価格体系が明確。また使用されるアンテナ工事の機材、メーカーや型番、機種名なども明記されている。

さらにその業者による実際の施工例もブログなどで数多く紹介されており、依頼した場合のアンテナ工事の内容、使用される機材から、配線部などを含めた工事費用の総額がイメージしやすいか、といった点が第一に挙げられます。

またアンテナ工事以外のサービス内容。例えば、まず業者への連絡先がフリーダイヤルやメールフォームなどで明記されているか。実際の工事は完全自社施工か。相見積もりに対応できるか。料金のお支払はカードや電子マネーなどに対応しているか。アンテナ工事後の長期保証が用意されているか、などの点が明記されているかもご確認ください。

特に相見積もりへの対応や、5年以上の長期保証サービスについては、その業者が、自社のアンテナ工事品質や価格について、他業者よりも自信を持っている証とも言えます。

また実際のフリーダイヤル、メールフォームなどへのお問合せへの対応が迅速、丁寧。現地調査やお見積もりに訪れたスタッフの身だしなみが整い、態度なども丁寧であるか。お客様のご質問にも、丁寧かつ分かりやすく対応してくれるか。逆に、説明などが曖昧なまま強引に契約を進めようとしないか、といった点になります。

総じて、アンテナ工事の専門業者にアンテナ工事をご依頼になることは、優良な業者をお選びになるための手間は必要となりますが、低価格な工事費用で高品質な施工を期待できる。使用するアンテナ機種や設置場所など、現場の条件で可能な限り、お客様のご要望に最適なアンテナ工事を実現できる。最短即日の工事が可能で、工事の完了も早い。お支払い方法が多彩。長期保証サービスに対応しており、工事後も末永く安心できるなど、アンテナ工事のプロならではのメリットが豊富と言えます。

そのため、アンテナ工事の品質や内容にこだわりをお持ちの方から、工事の手間を省き、早急に完了させたい方。工事の費用を抑えたい、コストパフォーマンスの高い工事をお求めの方など、さまざまなご要望に適した業者であるといえます。

なお、アンテナ工事の専門業者によるアンテナ工事や、電波調査、お見積もりなどについては、以下の各コラム記事でもそれぞれ詳しく解説しております。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

・地デジ用テレビアンテナの本体価格と業者に依頼した場合の工事料金の相場とは? 適切な地デジアンテナ選びと費用の相場を解説!

・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

・テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!

・テレビ・地デジアンテナ設置工事の口コミ・ランキング・比較サイトについて

アンテナ工事業者の選び方・まとめ

一般的な戸建て住宅で必要となるアンテナ工事の種類や、使用できるアンテナの種類、設置位置。そしてそれらの工事に対応できるアンテナ工事の業者については、ご理解いただけたでしょうか?

工事の品質から費用面、手続きなどを簡略化できる点まで、どの業者にご依頼になるかについては、お客様のご要望によっても変わってまいります。

ただ、アンテナ工事のプロである専門業者であれば、機材や工事の品質から価格を安く抑えること。迅速な工事の完了。ご希望に沿ったアンテナ工事から、工事後のアフターサービスまで、総合的なコストパフォーマンスでもっともお得と言えます。

当あさひアンテナは、アンテナ工事のプロ集団として、各種アンテナ設置をはじめとする各種工事、オプション工事について、日本三大アンテナメーカーであるマスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ等、国産一流メーカーの高品質機材をご用意して、スケールメリットやさまざまなコストカットの工夫により、明確な価格体系と、業界最安へと挑む価格にてご案内しております。

そのため各種アンテナ工事の費用は低価格でも、使用する機材はもちろん、施工品質についても、業界最高クラスの高品質を追求しております。

アンテナ工事の前に必要となる電波調査、お見積もりについても、出張料やキャンセル料など各種費用も含む完全無料の「0円」で実施しております、もちろん他業者との相見積もりにもご対応いたします。また弊社のお見積もりにご納得いただければ、お見積り後の即日工事にも対応できます。

お見積りにあたっては、まずは住宅の各位置での綿密な電波工事に基づいて、安定した受信感度をはじめ、アンテナの外観性や対候性など、現場の条件で可能となる限り、、お客様のご要望に最適となるアンテナ工事のご提案を実施いたします。

本契約後、実際の施工においては、弊社の社員スタッフによる完全自社施工により、不要のコストをカット。経験豊富で高い技術を誇る優秀なアンテナ職人が、安定した受信性能と頑丈な設置を大前提に、弊社モットー「見えないところもきれいに」に基づいた、アンテナ本体から配線部、屋根裏空間などの機器設置まで、丁寧で見栄えのよい施工を実施いたしております。

アンテナ設置の完了後は、住宅の各部屋にあるテレビ、アンテナコンセントに十分な電波が届いているかを確認して、工事の終了といたします。

工事料金のお支払いについては、各種カード、電子マネーにご対応しております。そしてアフターフォロー体制についても、業界最長クラスである、アンテナ工事施工日からの「10年保証」をご用意しており、お客様には工事後も末永くご安心していただけます。

弊社では各種アンテナ工事の完了後、工事を担当した職人の自筆サイン入り保証書をお客様にお渡ししておりますが、弊社の側でも、すべての工事の情報をデータベース化して保存しております。

そのため、もしお客様が保証書を紛失された場合も、弊社のフリーダイヤルにご連絡いただければ、弊社データベースでお客様の工事についてご確認が取れ次第、保証書をご提示していただいた場合と、まったく同じ保証対応をいたします。

新築住宅へのアンテナ取り付け工事をはじめ、アンテナ交換や追加設置、修理などの各種工事をお求めのお客様に置かれましては、高品質の工事を低価格でご提供し、長期保証もお約束する当あさひアンテナ公式サイトのメールフォーム、またはフリーダイヤル、LINEまで、まずはお気軽にご相談ください。

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。