新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

2023年05月08日

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4Kテレビなどをご購入された方が、新4K8K衛星放送の全チャンネルをご視聴になるため必要なBS/CSアンテナ、アンテナ関係機器について、その種類とおすすめ製品の価格や選び方から、設置工事の方法。工事に対応できる業者や事業者、必要な費用の相場までを解説。新4K8K衛星放送を楽しむために必要なポイントを網羅する記事です。

 

令和の現在では、従来の地デジ(地上デジタル放送)、衛星放送(BS放送、CS放送)に対応できる2Kのフルハイビジョン(FHD)テレビだけでなく、より高解像度で、高画質を実現した4Kテレビ、8Kテレビもすっかり普及しております。

そのため家電量販店やインターネットの家電サイトなどで最新のテレビを確認すれば、ある程度、画面の大きいテレビは、ほとんどが4K、8Kタイプのテレビとなっております。

そのため画面の大きさでテレビを選ばれた結果、すでにご自宅に4Kまたは8Kのテレビをお持ちの方も多いことでしょう。

 

現在、4Kや8Kのテレビによって、4K8Kの映像をご覧になる方法としては、4K8Kに対応するインターネットの動画サイトやUHD BDの映像ソフトをご覧になる方法もございますが、もっとも一般的な方法としては、いわゆる新4K8K衛星放送のご視聴になります、

新4K8K衛星放送といえば、近年になってスタートした、衛星放送における4K8K放送のことです。従来の主な衛星放送である、BS放送、CS放送にそれぞれ4K、8K映像のチャンネルが追加されたものであるため、基本的にご自宅に対応できるBS放送、CS放送のご視聴環境があれば、有料チャンネルのご契約などを別にすれば、特別な手続きや契約などは必要なくご視聴になれます。

 

そして現在では、衛星放送の普及率は70パーセントを超えるといわれ、戸建て住宅のご自宅にいわゆるBS/CSアンテナが設置されているご家庭も数多いことと思われます。また4K、8Kテレビを購入されたことを機に、従来は地デジアンテナのみだったご自宅のテレビアンテナ設備に、衛星放送用のBS/CSアンテナの追加設置をお考えの方もおられるのではないでしょうか?

ただ、ここでひとつ注意すべき点として、少し古いBS/CSアンテナやアンテナ配線、また設置されているアンテナ周辺機器によっては、衛星放送における4K放送、8K放送を正しく受信できないことがあることは、ご存知でしょうか?

 

当コラムでは、ご自宅のBS/CSアンテナを使って、新4K8K衛星放送のさまざまなチャンネルをお楽しみになりたいお客様のために、衛星放送の4K8Kチャンネルを完全に視聴するため、必要となる新規BS/CSアンテナや、アンテナ配線部の機器。または既存のBS/CSアンテナ設備で、アンテナや機材の交換が必要となるケースについて、詳しくご解説してまいります。

さらに、4K8K衛星放送を完全にご視聴になるための、4K8Kに対応できるBS/CSアンテナ、また必要な機材の設置、交換費用。対応する工事を依頼できる業者。工事の費用相場についてもご説明いたします。

当コラムをお読みいただければ、新4K8K衛星放送ご覧いただくために必要なアンテナ工事をご理解いただける他、4K8K対応のアンテナ工事に最適な業者と、最安値の工事をお選びいただくご参考になることと存じます。

衛星放送をBS/CSアンテナで受信する仕組みとは?

衛星放送の仕組み

衛星放送とは、その名称からもわかる通り、地球の上空、約35,786キロの位置に当たる宇宙空間で、地球の自転に同期して赤道軌道上を周回する人工衛星から、テレビをはじめとする各種放送の電波を送信する放送の形式です。

人工衛星からは、常に地球のほぼ半球側、特定の方向を補足しているため、例えば日本の衛星放送であれば、一基の人工衛星で、日本国内の全域へと放送電波を送信することが可能です。逆に地上から見れば、この人工衛星は、常に空の一点に固定され、静止しているように見えるため「静止衛星」とも呼ばれます。

これら日本の衛星放送に用いられる静止衛星では、宇宙空間から、日本の全体をスポットライトで照らし出すようにして、放送電波を照射しております。

そのため、地上にいくつもの電波塔を設置して、その周辺に電波を送信することで放送エリアをカバーする、地デジなどの地上波放送と異なり、衛星放送では、一基の人工衛星で、日本国の全域などの広域に、効率よく大容量の情報で放送を行える。また地球上の建物や地形などの障害物、災害などに影響されず、安定して放送を行うことができるといったメリットがございます。

なお日本の衛星放送にはBS放送、CS放送の分類がございますが。どちらも主な放送は東経110度、日本の地上から見れば南西方向の上空に位置しており、人工衛星から日本の全域に向けて、高周波数帯の電波であるマイクロ波の一種、SHF(センチメートル)波のうち、12GHz(ギガヘルツ)前後の電波を送信しています。この電波は12GHz帯と呼ばれ、波長の長さは25ミリ前後と非常に短いものです。周波数の高い(波長の短い)電波は性質が光に近くなり、直進性が高くなるため、衛星放送の電波には適しているのです。

この12GHz帯の電波を、地上に設置されたパラボラアンテナであるBS/CSアンテナで受信することにより、衛星放送が視聴できるのです。

日本の衛星放送の電波やその送信形式については、以下のコラム記事にも詳しい解説がございます。

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

 

BS放送、CS放送の違いとは?

日本の衛星放送には、主にBSデジタル放送、CSデジタル放送の二種類がございます。当コラムの主題のひとつである「新4K8K衛星放送」は、このBS放送、CS放送にそれぞれ4K、8Kのチャンネルが追加されたものにあたります。

「BS放送」とは、放送用の人工衛星である「Broadcast Satellite(放送衛星)」を使用した衛星放送のことです。現在では東経110度に位置する放送衛星を使用しており、契約が必要な有料チャンネルを除いて、基本的には地デジ放送と同じく、アンテナを設置すれば不特定多数の方々が視聴できる放送になります。

BS放送の放送チャンネルには、2023年(令和5年)現在、地デジと同じNHK、各広域民放をはじめ、「放送大学」「BS松竹東急」などの無料チャンネル。また月額契約で視聴できる「wowow」「スターチャンネル」「BSアニマックス」などの有料チャンネルがあり、計29チャンネルが放送されております。

「CS放送」とは、元来は企業や事業者に向けた通信用を想定した「Communication Satellite(通信衛星)」を用いた衛星放送です。1989年(平成元年)に放送法が改正され、通信衛星を利用して一般世帯に向けた、テレビなどの放送事業を行うことが可能となりました。

現在のCS放送は、CS放送事業者と契約を結んだ、特定の視聴者に対する放送となっており、放送されるチャンネルの大半が有料チャンネルです。そのためBS放送よりも格段な多チャンネルが特徴となっております。

2023年現在、CS放送のサービスには。東経110度に位置する通信衛星を使用して80近いチャンネル数を誇り、BS/CSアンテナでBS放送とともに受信できる110度CS放送「スカパー!」。そして東経124度、128度の通信衛星を使用して、対応するアンテナやチューナーが必要となりますが、130チャンネル以上のうち。4Kチャンネルを除けばすべてハイビジョン(2K、FHD)放送になっている、124度/128度CS放送「スカパー!プレミアムサービス」の二種類がございます。

BS放送、CS放送は現在、どちらもデジタル化されております。また現在のテレビなど受信機器のほとんどには、BS放送、110度CS放送のチューナーが内蔵されているため、BS/CSアンテナと配線工事を行うだけで、双方の衛星放送をご視聴いただけます。

なおBS放送、CS放送の区分は、元々は放送法の規定に基づくものであるため、現在では双方の放送内容に、実質的な違いは少なくなっております。

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衛星放送用BS/CSアンテナの種類とは?

現在、戸建て住宅や集合住宅の屋上などに設置される衛星放送用のアンテナは、いわゆるパラボラアンテナが基本になります。

パラボラアンテナとは、本体の多くを占める皿状の円盤、放物面反射器(反射器)をもつアンテナです。「パラボラ(parabola)」とは「放物線」の意味で、反射器の内側の曲線が「放物曲面」であることに由来します。

衛星放送用BS/CSアンテナでは、皿に似た形状からディッシュ(Dish:皿)とも呼ばれるこの反射器で、人工衛星からの12GHz帯の電波を受けとめて放物局面に反射させ、ディッシュの裏側、アンテナの固定および角度調整部の下部から、ディッシュの表側へと延びる金属製の支柱、アームの先に固定されたコンバーター(変換器)の一次放射器に集めます。

そしてコンバーターにおいて12GHz帯の電波を、テレビ電波に適したMHz(メガヘルツ)帯の電波に変換します。これは周波数が高い12GHz帯の電波をそのまま送信すると、ケーブルでの減衰(電波の弱まり)量が非常に大きくなり、テレビなど機器側で正しく受信できないためです。このMHz帯の電波を、建物内のケーブル配線で、各部屋のテレビなど受信機器のチューナーに送信することにより、電波の信号が映像へと変換され、衛星放送を視聴できる仕組みになります。なおコンバーターは電波の周波数帯を変換する電子機器であるため、電源が必要となっております。

このBS/CSアンテナの特殊なモデルには、アウトドア用のボックスタイプ。また車載用のドーム型で、人工衛星の追尾機能や地デジ受信機能を備えたモデルなどもございます。ただ一般の戸建住宅、集合住宅などに設置されるモデルとしては、基本的にパラボラアンテナの一種類のみです。

ご家庭用の衛星放送用パラボラアンテナとしては、現在では一基でBS放送と110度CS放送を受信できる、BS/110度CSアンテナ(BS/CSアンテナ)が一般的です。

ただ他にも、通信衛星の位置が違う124度/128度CS放送「スカパー!プレミアムサービス」を受信するためのアンテナとして、プレミアムサービス専用アンテナ。一基でBS放送と110度、124度、128度すべてのCS放送を受信できるマルチアンテナ。またBS放送には対応しないCSアンテナなども存在しており、必要によって使い分けます。

BS/110度CSアンテナの種類としては、現在の新4K8K衛星放送の多くのチャンネルに対応する2K4K8K対応型と、対応できない旧式の2K対応型がございます。この点については後の項で詳しくご説明いたします。

またBS/110度CSアンテナは、どのメーカーやモデルの製品も基本的な設計、構造は同じパラボラアンテナであるため、コンバーターの多少の性能差などを除いて、どの製品も受信性能に大きな違いは存在しません。ただアンテナの受信性能を決める大きなモデルの違いとして、アンテナ本体、ディッシュ直径の違いがございます。

BS/CSアンテナのディッシュサイズは、ディッシュでも電波を受け止めることができる部分の直径を示す「有効直径」をセンチで表した数値で表記されます。主なサイズには、一般住宅向けの45型から、アパートなど小規模集合住宅向けの共同受信用や、戸建住宅でも受信性能を高めたい場合に使用される50型、60型、75型。マンションなど大型集合住宅向の共同受信用モデル、90型、120型がございます。

またBS/CSアンテナは、その多くが白系統の本体色になります。これはアンテナ本体が障害物のない東経110度に向けられるため、直射日光を受けやすいことから、日光の熱や紫外線による劣化を避けるべく、太陽光を反射して影響されにくい白色を使用しているのです。

ただ近年では、太陽光に影響されにくい塗料が存在するため、BS/CSアンテナでもブラックをはじめさまざまなカラーバリエーションが登場しております。このような機種は、主に住宅の外観性にこだわるお客様などに利用されております。

他にもBS/CSアンテナは、その形状から風雨などを受けて影響されやすく、またミリ単位の設置角度のズレでも受信性能が大きく低下する性質があるため、さまざまな工夫で対候性を高めたモデルがございます。

高耐風モデルのBS/CSアンテナには、ディッシュ部がメッシュ仕様などの他、数多くのパンチングホール仕様に加え、固定金具の強化や対応マストも太いものを使用。コンバーターアームとディッシュ下部の結合などにより、大きな台風などの激しい風雨でも、アンテナ角度のズレ、本体の歪みによる受信不良などのトラブルを抑えた高耐風モデル、DXアンテナ社製「BC453SG」も存在します。

またマンションなどの共同受信用に使用される90型、120型など大型モデルでは、雪の多い地域向けに、ヒーターを内蔵してアンテナに付着した雪を溶かす機能をもつ融雪装置付きモデルもございます。

BS/CSアンテナの基礎知識および各種モデルについては、以下の各コラム記事でもご紹介しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識

・BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

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4K、8Kテレビの映像とは?

現在の地デジ放送、衛星放送の画質は、基本的にフルハイビジョン(FHD)画質であり、この画質は「2K」とも呼ばれます。

かつてのアナログ放送時代から、地上波デジタル放送への転換で、ハイビジョンテレビへの交換を経験された方であれば、テレビ放送が格段に大画面、かつ高画質となったことを覚えておられる方も多いことでしょう。

フルハイビジョン画質の解像度は「1920×1080」です。解像度とはテレビ画面を構成する画素の数を言い、フルハイビジョンの場合は約200万画素になります。また横の画素数が1920で、約2000であることから、1000の単位の略称「K」を用いて「2K」の略称で呼ばれます。

また地デジ放送が開始された当初には、フルハイビジョンではないものの、近い画質をもつやや低価格のテレビ機器として、解像度が「1280×720」のハイビジョンテレビも多く見られました。なお現在のタブレット、スマートフォンなどの機器では、解像度「2560×1440」のディスプレイを指して「2K」と呼ぶこともございますので、ご注意ください。

対して4Kテレビの解像度は「3840×2160」であり、画素数は約800万画素。2K画質のテレビ画面を4台並べたのと同じ画質になり、やはり横の画素数が約4000であることから4Kと呼ばれ、「ウルトラHD(ハイビジョン)」「UHD」「QFHD」などの呼び方もございます。

そして8Kテレビの解像度は「7680×4320」約3300万画素。4Kテレビ4台、2Kテレビでは16台分の画素数になります。8Kの由来も横の画素数が約8000であることです。他に「スーパーハイビジョン」「8K UHD(8Kウルトラハイビジョン)」とも呼ばれます。

2K画質のテレビであれば、高画質とはいえテレビ画面に目を近づければ、個々の画素が見えることもございます。しかし4K8Kテレビであれば、2K画質を上回る高精細画質により、肉眼で画素を見極めることは難しく、画面に映る人物の髪の毛の一本一本まで見て取れる映像が実現できます。

またテレビなどの画面は、同じ画素数で画面が大きくなると、その分、映像が不鮮明となります。地デジ放送の2Kフルハイビジョンテレビは、アナログ放送時代に比べると格段の大画面化を実現しましたが、それでも50インチ型以上では、やや不鮮明さが目立ってまいります。

一方、4K画質であれば50インチから65インチ以上。8K画質であれば60インチから100インチ以上の大画面テレビでも、鮮明な映像を実現できます。現在、販売されているテレビ機器では、4Kテレビは40インチ以上。8Kテレビは55インチ以上のものになってまいります。

なお40インチ以下の画面では4Kや8Kの画質を活かせないため、現在でも2Kフルハイビジョン画質が主流になっております。

さらに4K、8Kテレビでは、2Kテレビよりも格段に「広色域化」。つまり表現できる色彩の範囲が大幅に広がった上、色彩の変化も2Kの約1,600万階調から約10億階調へ拡大した「多階調表現」により、色彩の数に加え、色や明るさの変化もなめらかかつ自然に表現され、実際の風景に近い表現を実現しております。

また「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という技術の導入により、映像の明暗を票田できる幅が広がり、従来の2K映像では、強い光が差し込む画面が白潰れする、夜空の星が画面上で暗くなるなどのシーンも、肉眼で見たような映像を実現できております。

さらに動画に関しても、2Kでは1秒間に30コマの表示になるのに対し、4K、8K駅像では最大で120コマまでの「映像の高速表示」をぞ逸減しております。その結果、激しい動きのスポーツ映像やアクション映画なども、動きがぼやけない、精彩かつなめらかな映像を実現しております。

余談ですが、現在の4K、8Kテレビには、一般的に1秒に24コマが表示される映画作品。また昔のフィルム時代のテレビドラマ、アニメ作品などの画質、フレームレートを補完してくれる機能がございます。しかしこのような作品を画質、動きを補完して視聴した場合、画質が鮮明、動きがなめらかになりすぎて、かえって安っぽく感じるなどの意見も多く聞かれます。

このような場合は、テレビ側の補完機能をオフにすることで、その作品本来の画質や動きで視聴することもできますのでご安心ください。

4K、8Kテレビについては、以下のコラム記事でも詳細を解説しております。

・用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

・2K放送と4K、8K放送の違い

従来の衛星放送と新4K8K衛星放送のアンテナ、受信機器の違いとは?

2023年現在、テレビ放送で4K、8Kの映像に対応しているのは、衛星放送である「新4K8K衛星放送」のみになります。いまのところ地デジ放送における4K放送の開始は未定となっております。

新4K8K衛星放送は、従来のBS放送、CS放送に、それぞれ4K、8K放送のチャンネルを追加したものです。そのためすでにBS/CSアンテナが設置されているなど、BS/CSの衛星放送が視聴できる環境があれば、有料チャンネルの契約などを除けば、新4K8K衛星放送の視聴に、特別な契約や手続き、料金などは必要ございません。

ただ唯一、新4K8K衛星放送のチャンネルを完全にご視聴になるためには、BS/CSアンテナ本体や、配線部の機器などを交換する必要も出てまいりますので、ご注意が必要となります。

これは、従来の2K衛星放送と、新4K8K衛星放送で、使用されている電波に違いがあることに由来するものです。

新4K8K衛星放送が開始される以前、従来の2K衛星放送では、放送に使用される電波として、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波」という電波が使用されておりました。しかし2018年に新4K8K衛星放送をスタートする際、新しく追加される4K、8Kチャンネルに周波数帯を割り当てるにあたって、この右旋の電波では、使用できる残りの周波数帯が不足したのです。

そのため、右旋の電波で使用できる残り周波数帯には、地デジと同じく基幹的な放送であるBS放送の無料チャンネル、NHK、広域民放の4Kチャンネルを割り当て、それ以外の4K、8Kチャンネルには、左回りの螺旋を描く「左旋円偏波」を導入して、その周波数帯を割り当てたのです。

しかし新規導入された左旋の電波は、右旋の電波に比べると周波数帯が高くなることもあり、従来のBS/CSアンテナ(2K対応型)では、受信することができません。そのため、BS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルを除く、新4K8K衛星放送のチャンネルを受信するためには、まず右旋と左旋、双方の電波を受信できる、2K4K8K対応型のBS/CSアンテナを設置する必要がございます。

2K対応型と2K4K8K対応型のBS/CSアンテナには、外観およびそれ以外の性能の違いはまったくなく、また現在では、市販されるほぼすべてのBS/CSアンテナが2K4K8K対応型になっております。したがって現在、新4K8K衛星放送に対応できない2K対応型のBS/CSアンテナが使用されているのは、2018年以前に設置されたBS/CSアンテナを使用し続けている住宅や集合住宅のみになります。

また衛星放送の12GHz帯の電波は、BS/CSアンテナのコンバーターでMHz帯に変換する際に、従来の2K放送の電波である右旋円偏波は「1032MHzから2072MHz」の周波数に変換されておりました。しかし左旋円偏波は「2224MHzから3224MHz」の周波数帯に変換されます。

電波は周波数帯が高く(波長が短く)なるほど、ケーブルでの送信や、機器などを通過する際の減衰量が大きくなります。

そのため住宅に設置されていた2K対応のBS/CSアンテナを2K4K8K対応型に交換しただけでは、旧来のBS/CSアンテナに合わせて、右旋円偏波のみへの対応を前提とした住宅内のアンテナ配線や、配線部のブースター、分配器などの機器では、左旋円偏波が変換された2224MHzから3224MHzの電波を十分に送信できないため、左旋の電波で送信される4K8Kチャンネルをご視聴いただけないことになります。

簡単にまとめると、ご自宅に4K、8Kテレビを設置しても、ご自宅にあるBS/CSアンテナが古い2Kのみ対応型で、配線部の機器なども左旋の電波に対応していない場合には、新4K8K衛星放送のうち、BS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルしかご視聴いただけません。

また2K対応のBS/CSアンテナを2K4K8K対応型に交換するだけでは不十分な場合もあり、新4K8K衛星放送のチャンネルをすべて受信、視聴するためには、2K4K8K対応BS/CSアンテナと各部屋のテレビなど機器の配線部にあるケーブルをはじめ、ブースター、分配器などの機器も、3224MHzまでの周波数帯に対応できるものを設置する必要がございます。

現在のアンテナケーブルやブースターなど配線部の機器で、新4K8K衛星放送の電波に対応できる製品には、2K4K対応(3442MHz対応)の表記や、後述する「SHマーク」「HSマーク」などの表示がございますので、購入時などの参考にしてください。

 

新4K8K衛星放送の受信と視聴に必要な機材

以下、左旋円偏波のチャンネルを含む新4K8K衛星放送をすべて受信、ご視聴になるため必要なアンテナ本体や、その他アンテナ機材について解説してまいります。

4K、8Kテレビ

既にご説明した、画面が4K、8K画質に対応するテレビ機器です。このテレビがなければBS/CSアンテナや配線部の機器などが新4K8K衛星放送に対応していても、放送を4Kや8K画質ではご視聴いただけません。

なお4Kや8K画質の画面であっても、新4K8K衛星放送のチューナーを内蔵していない登場初期の4K8K対応テレビ。また近年、多くなっているチューナーレステレビで新4K8K衛星放送をご覧になる場合は、外付けの新4K8K衛星放送対応チューナーが必要となります。この点はなにとぞご注意ください。

2K4K8K対応型BS/CSアンテナ

こちらもすでに詳しくご説明した通り、近年では大半のBS/CSアンテナが該当する、2K4K8K対応のBS/CSアンテナ本体です。

混合器、分波器(4K8K対応)

主に地デジアンテナとBS/CSアンテナなど、戸建住宅に二基以上のテレビアンテナを設置する場合に、アンテナの近くに設置して、アンテナからの2本のケーブルを1本にまとめ、地デジと衛星放送の電波を混合する装置が「混合器」です。ケーブルを一本化することにより、それ以降の配線や機器をシンプル化し、工事のコストや工事後のトラブルのリスク、メンテナンスの手間などを大きく軽減できます。

ただ後述するブースターでも近年の機種は、混合器の機能も兼ねるものが多いため、混合器単体を設置する必要は少なくなっております。

また混合器で一本のケーブルにまとめた地デジと衛星放送(新4K8K衛星放送)の電波は、テレビなど機器の前で、再度、2本のケーブルにそれぞれの電波を分離する「分波器」に接続し、機器側の地デジとBS/CSのチューナー端子に接続します。

これら機器も、電波を送信する装置であるため、新4K8K衛星放送に対応するためには、3442MHz対応型を用いる必要がございます。

混合器、分波器については、以下のコラム記事でも詳細を解説しております。

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・UHF/BSCS混合ブースター(4K8K対応)

「ブースター」とは、アンテナが受信したテレビ電波を増幅する「増幅器」です。いわゆる中電界地域や弱電界地域など、地デジアンテナで受信できる地デジ電波が弱いエリアの他、住宅内でテレビなど受信機器を三台以上、設置する場合にも必要となります。そのため現在では、電界地域を問わず、ほとんどのテレビアンテナ取り付け現場でブースターの設置が実質的に必須となっております。

屋外用のブースターには地デジ電波に対応する「UHF帯ブースター」と、地デジ、衛星放送の電波に対応でき、前述した混合器の機能も備える「UHF/BSCS混合ブースター」と、さらにその4K8K(3442MHz)対応型がございます。基本的にご自宅に設置するテレビアンテナ、ご視聴するテレビ放送に合わせたブースターの機器をお選びください。

各種ブースターおよび地デジ放送の電界地域については、以下の各コラム記事で詳細をご確認ください。

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

・テレビアンテナの「ブースター」は必ず必要なのか? 【地デジ設置・あさひアンテナ】

・テレビ放送の映りが悪い際にアンテナブースターの交換は必要?

分配器(4K8K対応)

「分配器」とは、1個の入力端子と、2個から8個(7個除く)までの出力端子をもつ機器です。住宅などに設置されたテレビアンテナから、混合器、混合ブースターなどを経由して1本化されたアンテナケーブルを入力端子に接続し、出力端子に接続された複数のケーブルから、屋内の各部屋のアンテナコンセントへとテレビ電波を分配する装置のことです。

この分配器でテレビ電波を分配する際に、例えば入力された電波レベルが150㏈(デシベル)で、3分配の分配器に接続する場合は、個々の分配先は約50㏈の電波強度になるといった形で、電波レベルは等分に分配されます。ただ厳密には、入出力端子や分配器本体の通過によってもわずかな減衰が起こるため、実際には50㏈より微妙に低い電波レベルになります。

一般の戸建て住宅などでは、必要な分配数に予備の1端子を足した分配数の分配器が使用されます。ただ特に新4K8K衛星放送をご視聴になる場合には、電波の流出や混入を防ぐため、予備の端子にダミー抵抗器という、いわば電波のふたを設置する必要がございます。

現在の分配器は大半が地デジとBS放送、CS放送の衛星放送、双方に対応できるものですが、新4K8K衛星放送をご視聴になる場合には、やはり4K8K(3442MHz)対応型が必要です。他にもBS/CSアンテナにはコンバーターへの給電が必要であり、テレビなど機器のチューナー端子から給電する場合には、給電方式に合わせて、出力端子のうち1端子しか通電しない分、やや廉価な「一端子電流通過(通電)型」と、すべての出力端子から通電可能な「全端子電流通過(通電)型」の使い分けも必要となってまいります。

分配器についての詳しいご説明は、以下の各コラム記事にもございますので、よろしければご確認ください。

・ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!

・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?

・テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点

・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方

アンテナケーブル(4K8K対応)

現在、住宅などに設置されたアンテナ本体から、ブースター、分配器などの機器を経由して各部屋のアンテナコンセントまで接続される。またアンテナコンセントと室内のテレビ、レコーダーなど受信機器を結んで、テレビ電波を送信するケーブルは、基本的な構造はどれも同じ「同軸ケーブル」というものが使われております。

この同軸ケーブルは、中央を通る電波を送信する銅線の「内部導体」を、電波を外に逃がさないポリエチレンなどの「絶縁体」で覆い、その絶縁体の表面を、さらに電波の漏洩や外部からの混入を防ぐ、同性の編組線や金属皮膜などの「外部導体」で覆っています。

表面はケーブルそのものを保護するビニールなどの「外部被膜」で覆われており、断面がいくつもの同心円を重ねたように見えることから、同軸ケーブルと呼ばれます。

前述のように電波は高周波数帯になるほど、ケーブルで送信する際の減衰が起こりやすいため、同軸ケーブルも太さや素材などにより、対応できるテレビ電波の種類に違いが出てまいります。

現在ではケーブルによって送信される時点で、テレビ電波としてはもっとも高周波数帯になる新4K8K衛星放送の電波に対応できるケーブルには、製品のパッケージに4K8K(3442MHz)対応と記されているものになります。他にも、既に住宅に配線されているケーブルなどの外部被膜にも「S-5C-FB」のような印字があり、この記号がケーブルの性能を示しているため、記号の意味を判読することで4K8K対応のケーブルか否かを判断できます。

記号の意味を詳しく解説すると長くなりますので、ここでは4K8K対応のケーブルであるかを判別するポイントのみをご説明します。

記号の最初の「S」2K衛星放送に対応することを示す記号であり、4K8K対応ケーブルにも必ず入っております。次の「5C」は、数値はケーブルの太さを、「C」はテレビ用の同軸ケーブルであることを示します。また末尾の「FB」などの記号の前半「F」は絶縁体の、後半の「B」は外部導体の性能を示しております。

新4K8K衛星放送に対応できるケーブルでは、太さは「4C(6ミリ)」「5C(7.7ミリ)」で、絶縁体は「F(発泡ポリエチレン)」「HF(高発泡ポリエチレン)」。外部導体は編組線をアルミ箔で覆った「B(二重シールド)」か、編組線の内外にアルミ箔を配した「BL(三重シールド)」。またはこれ以上の性能を持つものであれば、確実に対応できるといえます。

各種アンテナケーブルに関する詳細は、以下の各コラム記事にもございますので、よろしければご確認ください。

・アンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル、その種類と性能を徹底解説!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

・テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!

・室内のテレビアンテナケーブルを延長する方法とは? アンテナ線なしのワイヤレスで地デジ、衛星放送を見る方法も解説!

アンテナコンセント、ケーブルのプラグ部(4K8K対応)

住宅内の各部屋に設置され、地デジや衛星放送のテレビ電波を届けるアンテナコンセントも、新4K8K衛星放送を導入するにあたっては、4K8K対応のものへと交換する必要がございます。

前述の通り、電波は高周波数帯になるほど、ケーブルで送信する際に電波の減衰が発生しやすくなるだけでなく、ケーブルの接続部などに電波を送信する内部導体などが露出した部分があると、電波の漏洩、および外部からの電波の混入が発生しやすくなります。電波の混入ではテレビ画面の乱れなどの原因となる他、テレビ電波の漏洩ではスマートフォンや無線LANの電波と競合し、それら機器の受信障害の原因となることがございます。

そのため現在の主なアンテナコンセントの端子部は、電波の漏洩が起こりにくいF型端子であり、ケーブル側のプラグも対応するF型プラグや、さらにネジで締め込んで隙間なく固定できるF型接栓になっております。

このF型の端子やプラグは接合部にネジ切りが入って抜けにくいものになりますが、少し古いタイプの端子としては、形状はほぼ同じでネジ切りだけがないプッシュ端子、プッシュプラグも多く見られます。

現在のテレビ電波としてはもっとも高周波数帯である新4K8K衛星放送の電波は、特に古いタイプのアンテナコンセント端子やプラグなどの接続部から、電波が漏洩しやすくなっております。

そのため改正された電波法の規定により、新4K8K衛星放送を受信する住宅などでは、アンテナコンセントの端子部分。またケーブル先端のプラグ部分は、ケーブルの接続部をしっかり覆って電波の漏洩が起こりにくい「高シールド」品を使用するよう定められております。

これに該当しないアンテナコンセント端子やケーブルを使用している場合は、法律違反になる恐れもございますので、どうかご注意ください。またケーブルの端子側も、ネジで締め込んで固定できるF型接栓のものを使用することが推奨されます。

なおアンテナコンセントやケーブルのプラグ部分、また戸建て住宅などにおける全体的なアンテナ配線に関しては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・部屋にあるテレビアンテナ用コンセントの交換、増設方法は? 工事の方法から耐用年数、端子の種類まで徹底解説!

・住宅の部屋にテレビコンセント(アンテナコンセント)を増設する工事の方法は? 設置されるアンテナ用端子の種類も解説

・古いテレビアンテナやアンテナ端子は交換するべき? 交換が必要な条件や方法を解説!

・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

 

新4K8K衛星放送に対応する機材はSHマークの登録製品を!

すでに少しご説明した通り、新4K8K衛星放送の電波に対応できるBS/CSアンテナおよび、ブースター、分配器、テレビ端子、分配器、混合器などのアンテナ機器には、「4K8K(3442MHz)対応」などの表記の他、「SHマーク(スーパーハイビジョンマーク)」がついております。このマークは、緑色の四角形の上部に白抜きで大きく「HS」の文字と、下部のみは背景が白で小さな緑の「JEITA(ジェイタ)」の文字が入ったものです。

このSHマークとは、アンテナ関連機器などを製造する各種メーカーの業界団体が設立した一般社団法人「JEITA(電子情報技術産業協会)」が設定した、4K8K衛星放送に対応する技術基準に基づき、基準に適合する受信機器として登録された製品に表示されるマークです。

このHSマークがついた製品は「電気的性能」「電波漏洩に関する性能」「構造」の三点で、4K8K衛星放送の受信に適した性能を持つと証明されている商品になります。したがって新4K8K衛星放送を受信するためのBS/CSアンテナおよび、アンテナ配線部の各種機器については。このSHマークがついた製品を使用すればまず問題はないといえます。

またSHマークとは別に「HSマーク(ハイシールドマーク)」というものもございます。このマークはややデザインは異なるものの、HSマークに似た緑をベースに、やはり「HS」「JEITA」の文字が入ったものです。主にF型接栓による接続以外の機器など、SHマークの対象にはならないものの「電波漏洩に関する性能」に関して一定以上の性能を持つと、JEITAの審査により認められた製品に付与されます。このSHマークがついた製品も、新4K8K衛星放送の受信に適した電波の遮蔽性能をもっているため、新4K8K衛星放送に対応できる機器になります。

なおHSマークは他のマークとの併用ができない規定になっており、SHマークの条件を満たす製品であれば、自動的にHSマークの条件を満たしていることになるため、SHマークとHSマークの両方をもつ製品は存在しません。

いずれにせよ、新4K8K衛星放送を受信するためは、SHマーク、あるいはHSマークの付いた製品を使用するのが基本といえます。

 

新4K8K衛星放送に必要な工事と費用:新規物件ではBS/CSアンテナと配線部を4K8K対応に

新築戸建て住宅の場合は、住宅のオプションにあるテレビアンテナを依頼した場合などを除いて、お引き渡しの時点では、住宅にテレビアンテナ設備は設置されておりません。そのためご覧になりたいテレビ放送に合わせて、ご自宅で専門業者などに地デジ、衛星放送などのアンテナ工事を手配する必要がございます。

通常、一般的なアンテナ工事の依頼では、まず基本として地デジアンテナ設置工事を行います。現在の主な地デジアンテナには、屋根の上に設置される古典的なアンテナで、設置費用が低価格かつ、受信性能の高さから地デジ電波の弱いエリアでも使用できる八木式アンテナ

そして八木式アンテナに比べるとデザイン性や風雨など気候への強さに優れ、高寿命を望める半面、地デジ電波レベルが弱い地域や周辺環境によっては設置できないこともあるデザインアンテナユニコーンアンテナがあり、現場の受信条件とお客様のご要望によって選択されることになります。

そして地デジ放送だけでなく、衛星放送(新4K8K衛星放送)もご覧になりたい場合には、BS/CSアンテナの追加設置を行うことになります。

詳しくは後述しますが、新築物件への各種テレビアンテナ設置を依頼できる業者としては、

 

・家電量販店やホームセンターでアンテナを購入し、店舗でアンテナ取り付け工事を依頼する。

・ハウスメーカーのオプションでテレビアンテナを選択する。

・町の電気店にアンテナ工事を依頼する。

・引っ越し業者のオプションで元の家に設置されていたアンテナの移設を依頼する。

・アンテナ工事の専門業者にアンテナ本体がセットの工事を依頼する。

 

などのパターンがございます。

現在、店舗などで一般的に市販されるBS/CSアンテナ、および専門業者が工事で使用するBS/CSアンテナは、ほぼすべてが2K4K8K対応型になっております。したがってアンテナ工事専門業者に2K4K8K対応型BS/CSアンテナ設置を依頼する場合や、家電量販店などで2K4K8K対応型BS/CSアンテナを購入して設置される場合は、特に問題なく2K4K8K対応のBS/CSアンテナが設置されることになります。

ただ前述のように、新4K8K衛星放送のチャンネルをすべてご視聴になるためには、アンテナ本体だけでなく、電波を送るアンテナ配線部のケーブルや各機器も、左旋円偏波が変換された2224MHzから3224MHzの電波に対応する機器(3224MHz対応)である必要がございます。

優良なプロのアンテナ工事専門業者であれば、ケーブル配線部も間違いなく3224MHz対応で新4K8K衛星放送を視聴できる機器を設置してくれることが多くなります。ただ一部の質の低い業者や、また家電量販店、ホームセンターの下請け工事業者。町の電気店などは、電気工事全般を行うためアンテナ工事の専門とは言えず、新4K8K衛星放送に必要な機材の正確な知識に疎いこともございます。

そのためご新居に新規設置されるBS/CSアンテナで新4K8K衛星放送をご覧になりたい場合は念のため、あらかじめ業者に、アンテナ本体だけでなく、配線部の機器も4K8K放送(3442MHz)に対応できるものが設置されるかを確認された方がよろしいでしょう。

なおアンテナの設置位置に関しては、アンテナの配線をまとめる必要から、地デジアンテナとBS/CSアンテナはできるだけ近い位置に設置されます。特に八木式アンテナ、ユニコーンアンテナの場合は、周辺の障害物などに影響を受けにくく、360度の方向へとアンテナの角度調整も行いやすい、屋根の上に立てたマスト(ポール、支柱)にまとめて設置されることが多くなります。

ただお客様のご要望や、電波調査の結果による現場の電波状態によっては、デザインアンテナを中心とした地デジアンテナや、BS/CSアンテナを、住宅の壁面やベランダなどに設置することも可能となります。

なお費用に関しては、現在の2K4K8K対応BS/CSアンテナを設置する基本工事費用は、業者に依頼した場合、アンテナ本体や基本部材の費用を含めた価格で。業者によって15,000円から25,000円程度になります。

ただこれは、あくまでBS/CSアンテナを単体で設置し、最低限の配線を行うだけの工事費用になります。

実際に新規物件にてBS/CSアンテナ取り付け工事を行う場合は、地デジアンテナとBS/CSアンテナのセット設置になり、設置する地デジアンテナ機種ごとの設置工事費用。またUHF/BSCS混合ブースターや分配器など配線部の工事費用。その他、現場の条件やご要望に応じた追加機材、工事などの費用も加算されてまいります。

戸建て住宅に2K4K8K対応BS/CSアンテナと地デジアンテナを設置する場合の工事費用の総額は、担当する業者や、使用するアンテナ機種や必要な機材、工事の条件や規模などにより大きく変動しますが、一般的な相場ではおおむね60,000円強から180,000円程度になってまいります。

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新4K8K衛星放送に必要な工事と費用:既設の2K対応BS/CSアンテナは2K4K8K対応型に交換を

前述の通り、新4K8K衛星放送をすべてご視聴になるためには、左旋円偏波を受信できる2K4K8K対応のBS/CSアンテナが必要です。したがってお住まいなどに既設のBS/CSアンテナが2018年以前に設置された、2Kのみ対応の機種である場合は、新4K8K衛星放送を視聴するために、まずアンテナ交換の工事が必要となります。

BS/CSアンテナは2K対応型も2K4K8K対応型も、設置できる位置や角度などの条件はまったく同じであるため、工事の作業自体は、特に位置などを変更しない限り、現在の2K対応BS/CSアンテナを取り外して、同じ位置に2K4K8K対応BS/CSアンテナを設置し、ケーブル配線を接続し直す。そして同じように東経110度へと角度調整を行い、衛星放送の受信レベルを安定させるだけの作業になります。

そのため、ご自宅のBS/CSアンテナがベランダや窓際など比較的、安全な作業が可能となる位置に設置されており、元々のBS/CSアンテナもDIYで設置されたようなケースでは、2K4K8K対応アンテナへの交換もDIYで行うことが可能となります。

この場合の費用は、DIYで行う場合は、2K4K8K対応BS/CSアンテナ本体の購入費用である7,000円から10,000円強、その他、必要な工具の費用のみになります。なお市販のBS/CSアンテナには設置具やケーブルがセットになって割安の製品もございますが、既設の設置具や配線を流用できる場合は、機材分の価格が無駄になってしまいますのでご注意ください。

またBS/CSアンテナが屋根の上に設置されているなど作業に危険が伴う場合や、次項でご説明する通り、ケーブル配線部や各種機器なども4K8K(3442MHz)対応型に交換する必要がある場合は、アンテナ工事業者にご依頼されることをおすすめいたします。

この場合の工事費用の相場は、BS/CSアンテナ本体や基本部材の価格を含めた取り付け費用の15,000円から25,000円程度に加え、既設アンテナ撤去、処分費用の5,000円から8,000円程度。そして後述する必要な機材の交換工事費用、追加工事費用の総額になります。

 

新4K8K衛星放送に必要な工事と費用:地デジアンテナのみの住宅ではBS/CSアンテナの追加設置を

既設のテレビアンテナが地デジアンテナのみの戸建て住宅で、新4K8K衛星放送をご覧になる場合には、BS/CSアンテナの追加設置工事が必要となります。前述のように現在のBS/CSアンテナは大半が4K8K対応型にあたるため、BS/CSアンテナを追加設置して設備を整えるだけで、新4K8K衛星放送の視聴環境は完成します。

この場合は、地デジアンテナは既設のものを使い続けるのであれば、BS/CSアンテナの追加設置と、配線部の機器を4K8K対応のものに交換する作業のみになります。

既存住宅のBS/CSアンテナ追加設置に必要となる工事費用は、前述した2K4K8K対応BS/CSアンテナ設置費用と、各種機材の交換工事、その他、必要な追加工事費用の総額になります。ただ地デジアンテナのみの住宅で、特に設置時期が古い場合は、配線部のケーブルやブースター、分配器などの機器も古い。さらには配線形式が分配器を使用しない送り配線形式であるなど、配線部が全体的に、地デジ電波のみに対応できるものであるケースも考えられます。

このような住宅では、配線部の全面的な交換が必要となり、工事費用もかさむことになってまいりますので、ご注意ください。

 

新4K8K衛星放送に必要な工事:既設のアンテナ配線部や機器も2K4K8K(3442MHz)対応型に交換を

前述の通り、地デジアンテナのみが設置されている住宅にBS/CSアンテナを追加設置する。また既設の2K対応BS/CSアンテナが、混合ブースターや分配器を経由して住宅の各部屋へと衛星放送の電波を送信している場合には、アンテナ配線部のケーブルや機器なども4K8K(3442MHz)対応型でそろえる必要が生じます。

この場合、配線部をあらためて確認し、4K8Kの電波である3442MHzの周波数帯に対応していない機器のみを交換することになります。

テレビアンテナから各部屋のアンテナコンセントまでを接続しているアンテナケーブル(同軸ケーブル)については、基本的に強度のある5Cの太さが選ばれることが多く、2K対応BS/CSアンテナが設置されている場合は、ケーブルも品質を重視して「B(二重シールド)」以上のものが使われていることが多いため、ケーブルを交換する必要があるケースは少なくなります。

ただ地デジアンテナのみが設置されている古い住宅の場合は、現在の4K8K放送に対応できないケーブルである可能性が高まるため、この場合は配線そのものの交換も必要となってまいります。

他にも混合器または混合ブースターや分配器を4K8K対応型に交換する必要が出る他、アンテナコンセントの端子部や、コンセントからテレビなど機器を接続するアンテナケーブルも、端子部やプラグ部や4K8K対応で高シールド仕様のものに交換する必要が生じます。

なおブースターや分配器などの機器に関しては、2K衛星放送時代のものであっても2602MHzまでの周波数帯に対応できる機種もあり、この場合は左旋の電波を使用したBS放送の4K8Kチャンネルでも、交換せずに視聴できる場合もございます。

ただCS放送の4K8Kチャンネルの電波は2602MHz帯以上となるため、これらの機器では視聴できません。将来的なことを考慮すると、BS/CSアンテナの交換や追加設置にあわせて、ブースターなどの各種機器も3224MHzの周波数帯までに対応できる4K8K対応型に交換されておくことをおすすめいたします。

なお機材の本体価格を含めた設置費用の相場としては、UHF/BSCS混合ブースター設置で25,000円から35,000円程度。分配器は分配数によっても価格が大きく変わりますが、おおよそ5,000円から25,000円程度になります。

 

2K4K8K対応BS/CSアンテナの設置以外で新4K8K衛星放送のチャンネルをご視聴になる方法

近年では、地デジ、衛星放送の各チャンネルを視聴する方法として、テレビアンテナの設置だけでなく「ケーブルテレビ(CATV)」「光テレビ」も広まっております。これらの視聴方法でも、その大半は新4K8K衛星放送のチャンネルに対応しており、4K、8Kテレビと接続することで、4K8K放送をご視聴いただけます。

「ケーブルテレビ(CATV)」とは、日本各地に存在するケーブルテレビ会社や各営業所により、各都道府県の一定の市町村エリアなど、比較的、狭いエリアを対象とするサービスになります。その仕組みは、各エリアのケーブルテレビ局に設置された大型の地デジ、BS/CSアンテナから、契約した各ご家庭まで直接、ケーブルを敷設して、テレビ電波を送信する形式になります。

そのためケーブルテレビでは、そのエリアで受信できる地デジ放送と、衛星放送の各チャンネルを視聴できる他、ケーブルテレビ局がエリアに密着した独自の番組を放送する「コミュニティチャンネル」などがある場合もございます。基本的にケーブルテレビは、地デジ電波が受信しにくい難視聴地域向けのテレビサービスと言えます。

「光テレビ」は、インターネット回線などに用いられる光回線を敷設しているご家庭で、その光ファイバーケーブルを通して、地デジ放送やBS/CS放送の映像信号を送信し、各チャンネルを視聴できるサービスです。視聴する方法は会社によってもやや異なりますが、光回線を提供する各社と契約を結び、回線の末端に光テレビ専用の機器を接続し、テレビ機器と接続することで視聴できます。

ケーブルテレビ、光テレビとも、対応するほとんどの会社で地デジ放送、衛星放送の他、新4K8K衛星放送にも対応しているため、ご自宅に4K、8Kテレビがあれば、ケーブルテレビや光テレビの機器と接続するだけでご視聴いただけます。

これらのサービスを利用するメリットとしては、BS/CSアンテナおよび配線部の新規設置や交換などの工事が不要で、4K8Kを含む地デジ、衛星放送が視聴できる点。アンテナ本体や機器などのトラブルの心配がなく、安定したテレビの視聴を望める点になります。

一方、デメリットとしては、特にケーブルテレビでは当初のケーブル敷設工事、また光テレビでも機器の設置など、初期費用や工事が必要になる点。また地デジ放送やBS放送の無料チャンネルも含め、視聴するチャンネルに合わせて月額の視聴料が発生する点。サービスを提供する会社に一部のチャンネルに対応していないケースもある点などになります。

ただ現在、ケーブルテレビ会社の多くは、テレビ放送だけでなく、インターネットや電話の回線、格安スマートフォンや電気、保険などの各種サービスも提供しております。また光テレビの場合も、提供する会社のインターネットやスマートフォン、その他のサービスが存在し、テレビ視聴サービスをこれらのサービスとまとめてご利用になることで、総額ではお得になるケースもございます。

これらテレビ放送サービスに関しては、テレビアンテナを設置する場合とのメリット、デメリットを比較した上でご検討なさることがおすすめと言えます。以下の各コラム記事でも詳細をご説明しておりますので、ご参考にしてください。

・テレビ放送の視聴方法3選・徹底比較!(テレビアンテナ・光テレビ・ケーブルテレビ(CATV)

・テレビを視聴する方法「テレビアンテナ」「光テレビ」「ケーブルテレビ」はどう違うの?

・徹底解説!ケーブルテレビ(CATV)・光テレビの基礎知識と解約してテレビアンテナに乗り換える工事の方法とは?

・ケーブルテレビや光テレビの解約後、テレビアンテナ工事へ乗り換える手順は? どちらがお得かコストや費用も徹底比較!

 

2K4K8K対応BS/CSアンテナの設置、交換工事を行う場合のおすすめ業者は?

前述した、新築物件への2K4K8K対応BS/CSアンテナを含むテレビアンテナ設置。また既存住宅へのBS/CSアンテナ追加設置や、2K対応アンテナからの交換の各種工事は、さまざまな業者に依頼することができます。

前述のように工事を依頼できる業者には「家電量販店やホームセンターで各種アンテナを購入して工事を依頼する」「ハウスメーカーのオプションでアンテナ工事を依頼する」「町の電気店に依頼する」「アンテナ工事の専門業者に依頼する」方法がございます。

結論から申し上げると、施工の品質が高く、なおかつ低価格でアンテナ工事を行いたい場合は、アンテナ工事のプロである専門業者にご依頼されるのがもっとも安心と言えます。

まず家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーによるアンテナ工事は、実際に工事を行うのは下請け業者であるため、中間マージンの発生で工事費用が割高になります。そして担当する工事業者は、アンテナ工事が専門ではないため、業者によって施工技術が大きく左右されます。例えば屋根の上で地デジや衛星放送を受信可能であることを確認すれば、その他の設置方法を考えず、屋根の上に設置するだけで施工を終わらせ、壁面や屋内設置などの手間がかかる工事には対応できないケースもございます。

他にも家電量販店、ホームセンターの場合は即日工事が難しく見積もりと施工が別日程になる。エアコン工事などの繁忙期にはアンテナ工事が後回しになることがある。工事をキャンセルした場合も見積もり料金が発生する場合がある。店舗のポイントサービスや保証制度に対応しておらず、費用も現金払いでクレジットカードに対応できないケースが多い、などのデメリットがございます。

町の家電店の場合は、上記業者の下請けを務めていることが多く、価格や技術が店舗によってまちまちで、相場より割安な場合もあれば、かえって割高になることもございます。またアンテナ工事に関する知識や使用する機材が古いこと、閉店廃業などにより工事後の相談先がなくなることなどもございます。

また新築物件で引っ越し業者にアンテナ移設を依頼する場合も、古い家にあるBS/CSアンテナが2K対応型である場合は、新4K8K衛星放送には対応できず、新しいアンテナの設置が必要となります。またやはりアンテナ工事を担当するのは下請け業者であり、上記したデメリットが生じる他、移設費用がアンテナ新規設置の場合と大きな差がなく、コストパフォーマンスが悪くなる場合もございます。

対して、アンテナ工事の専門業者であれば、アンテナ工事専門のプロであるため、専門知識や技術が確かで、各種アンテナ本体や部材をセットにしたアンテナ設置、機器設置工事が低価格。事前の電波調査や見積もりが無料で、相見積もりにも対応可能。電波調査の結果、可能な限り、使用するアンテナ機種や設置位置などさまざまな工事に対応でき、見積もりから即日工事も可能。工事も迅速で、クレジットカードや電子マネーなど支払い方法も多彩。工事完了後からおおむね5年以上の長期保証も用意されているなど、メリットが豊富になります。

ただ実際のサービス内容や価格、施工の品質などは業者によって異なり、中には技術や機材が劣悪で、不必要な機材や工事の加算により、不当な高額料金を請求する悪質な業者も、残念ながら存在します。そのためお客様の側で、ご要望に応じた工事に対応でき、技術が確かで価格も適正な優良業者をお選びになる必要がございます。

各種アンテナ工事の際に、担当するプロの工事業者を選ぶ基準については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・新築物件、中古物件、修理など各種テレビアンテナ工事を頼むおすすめ業者はどこ? 依頼できる業者選びの比較ポイント徹底解説!

 

まとめ

4K、8Kテレビの映像の特徴から、新4K8K衛星放送をご視聴いただくのに必要なアンテナその他の機材、受信環境。対応するアンテナその他機器の設置工事と、必要となるおおよその費用相場。工事を依頼するのに適したプロの業者。そして2K4K8K対応BS/CSアンテナと必要な機材の設置外で新4K8K衛星放送をご視聴になる方法は、以上の通りとなります。

少し長くなりましたが、一通りお読みいただければ、ご自宅で新4K8K衛星放送をすべてご視聴いただく方法と、必要となる工事。また最適な工事を依頼できる業者まで、ご理解いただけることと存じます。

その他、新4K8K衛星放送に関しては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

 

ご自宅で新4K8K衛星放送をご視聴になるための、2K4K8K対応BS/CSアンテナの新規設置や交換工事、また必要となる機材の工事をお考えの方は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルやメールフォーム、LINEなどにご連絡ください。

当あさひアンテナでは2K4K8K対応のBS/CSアンテナを、すべて国産一流メーカーの高性能モデルで、通常モデルから集合住宅向けの大型モデル、また高耐風モデルまで、さまざまに取り揃えております。一般戸建て住宅への通常モデル取り付けであれば、アンテナ本体や設置具、ケーブルなどの基本部材を込みにして、15,000円(税込み)からのテレビアンテナ設置工事費用でお引き受けいたします。

もちろん各種地デジアンテナとのセット設置にもご対応しており、現地での電波調査、お見積もりも、出張料やキャンセル料を含めて完全無料。またお見積もりからの即日工事や、相見積もりにもご対応いたします。

実際の工事については、電波調査に基づいて可能な限り、お客様のご要望に対応する施工法を、業界最安に挑む価格でご提案いたします。

料金のお支払いも各種クレジットカード、電子マネーにご対応しており、工事完了後から「10年間」の長期保証制度により、工事後も長きにわたるご安心をお約束いたします。

新4K8K衛星放送のご視聴に関して何かご不明な点がございましたら、まずは当あさひアンテナにご一報いただければ幸いに存じます。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。