室内のテレビアンテナケーブルを延長する方法とは? アンテナ線なしのワイヤレスで地デジ、衛星放送を見る方法も解説!

2023年04月23日

戸建て住宅などに設置された地デジ(地上デジタル放送)や衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)のテレビアンテナが、アンテナケーブル(同軸ケーブル)によって、屋内のテレビなど受信機器に接続され、各種テレビ電波を送信していることは、皆様もよくご存知のことでしょう。
特に室内では、アンテナコンセントからテレビまで、市販のアンテナケーブルによって接続されることがほとんどです。ただこのケーブルは室内の模様替えを行う、一時的に別の部屋にケーブルを伸ばす必要があるなどの場合に、長さが足りなくなることもございます。
また市販のアンテナケーブルは基本的な長さが決まっているため「帯に短しタスキに長し」の言葉通り、必要な長さに対して、長すぎるものしか入手できないこともございます。
ただこのような場合に、既存のアンテナケーブルを延長するなどの方法により、ケーブルを買い替える費用を抑えて、最適な長さのアンテナケーブルを用意することも可能です。

当コラムでは、ご自宅にあるアンテナケーブルの長さが不足した場合や、市販のアンテナケーブルでは最適な長さの商品がない場合に、アンテナケーブルを延長するなどの方法で、必要に応じた長さのケーブルを用意する方法をご紹介いたします。
また他にも、用途別から地デジや衛星放送、新4K8K衛星放送に対応するなど、各種アンテナケーブルの性能から太さの種類。またケーブルを接続するプラグの種類などもご説明いたします。
テレビアンテナケーブルについての基礎知識は、、当コラムをご一読いただければ、一通りはご理解いただけることと存じます。

住宅に設置されるテレビアンテナから、屋内のテレビなど受信機器までをアンテナケーブルで接続するアンテナ配線部の構造、またこの配線部に設置される機器については、以下のコラム記事で詳しく解説しております。

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アンテナケーブル(同軸ケーブル)の構造

現在のテレビアンテナケーブルには「同軸ケーブル」と呼ばれるものが使用されています。これは電気通信などに使われる「被覆電線」の一種で、アンテナケーブルの他にもさまざまな用途に用いられております。アンテナケーブルとしてはテレビ電波の送信はもちろん、テレビ機器などのチューナー端子側から、電源を必要とするBS/CSアンテナ側まで給電する役割も果たしております。
英語では「Coaxial cable」と表記され、略称は「coax」です。同軸ケーブルは、断面が複数の層により同心円を重ねたような構造になっており、日本語の名称も、軸が同じ円筒が入れ子となったような形状に由来します。この構造で、テレビ電波などを含む高周波数の電波信号を効率よく伝送でき、ノイズとなる外部の電波などの影響も最小限に抑えられる特性があり、アンテナケーブルにも利用されます。
この同軸ケーブルは、戸建て住宅などにおけるテレビアンテナからアンテナコンセントまでをつなぐケーブル。また室内でアンテナコンセントからテレビなど機器までを接続するケーブル。さらには大型マンションなどの高層建築や建物と建物をつなぐ長距離、大規模な配線ケーブルなどで、太さに違いはあるものの、基本的な構造はどれも同じになります。また構造は同じでも、使用される場所や、送信するテレビ電波の種類によって、各部分の素材などの品質にも違いがございます。
アンテナケーブルとして使用される同軸ケーブルは、主に以下の4層構造で形成されております。

内部導体(中心導体)

ケーブルの中央に通っており、中心軸となる一本の銅製の線です。この線が電気信号(アンテナケーブルの場合は電波)を伝送する役割を果たす、ケーブルの中核となる部分です。

絶縁体

内部導体の周囲を筒状に取り囲む、ケーブルの太さの多くを占める部分で、ポリエチレンなどの素材でできております。絶縁体とは同軸ケーブルだけでなく、一般的に「電気や熱などを通さない、通しにくい物質」の総称として使われる通り、アンテナケーブルでは、内部導体を伝わる電波を、ケーブルの外部へ漏らさない役割がございます。

外部導体

絶縁体の表面を覆っている、主に金属による薄い被膜などの部分です。これは内部導体を通る電波などの信号が外部へ漏洩することや、ケーブル外部からの電波などノイズの侵入を防ぐ「シールド効果」をもった部分になります。
同じ同軸ケーブルでも、高いシールド効果が必要な用途の品では、外部導体に金属筒などを使用するものもございます。ただアンテナケーブルの場合は、配線する際の曲げやすさなども考慮して、細い銅線を編んだ「編組線(へんそせん)」を用いることが多くなります。
また編組線を二重、三重に重ねたものや、編組線と銅やアルミニウムなどの金属箔を組み合わせたものなどもあり、この外部導体の種類によっても、アンテナケーブルの品質が決まってまいります。

外部被覆

ケーブルの表面部分を覆う、ケーブルそのものの保護カバー、ジャケットに当たる部分です。主にビニールなどの素材が使われ、保護被覆、ビニルなどの別名もございます。

アンテナケーブルの種類・ケーブル編

現在、一般住宅向けのアンテナ配線に使われるケーブルは、主に以下の種類に分類されます。また近年ではほとんど見られなくなりましたが、同軸ケーブル以前の古いアンテナケーブルが使用されるケースもございます。

長尺ケーブル

住宅に設置された地デジ、BS/CSの各種アンテナ本体から、住宅内部に引き込まれ、ブースターや分配器などの機器を経由して、各部屋のアンテナコンセントまでを接続する、住宅の内部配線用のアンテナケーブルです。
基本的にアンテナ工事の専門業者が工事の際に用いる屋外用のケーブルであり、数十メートルから百メートル程度の単位で束として販売されております。また送信の際の減衰(電波レベルの弱まり)を抑えて確実に電波を送信するため、太さについても、アンテナケーブルの中ではやや太めになります。またこのタイプのケーブルは先端に、端子などと接続するプラグ類はついておりません。
アンテナ工事を行う業者が、現場に応じて必要な長さをカットして、先端にはやはり各種プラグを接続するなどして、現場に合わせた加工を行ったものを使用してゆきます。

室内用アンテナ(テレビ)ケーブル

一般の家電量販店、インターネットショップなどで販売している、住宅内のテレビコンセントとテレビ、レコーダーなどの受信機器、また機器同士のアンテナ入出力端子を接続して、テレビ電波を送受信するためのケーブルです。
市販品の室内用アンテナケーブルは、おおむね30センチ、50センチ、1メートル、2メートル、3メートル、5メートル、10メートルのものがあり、配線を行う部屋に適した長さの製品を選べる他、ケーブルの両端には現在の主なアンテナコンセントや、機器の接続端子に適合する各種プラグが設置されております。
太さに関しても、長尺ケーブルに比べるとやや細く室内への配線に適した、複数の種類がございます。なお比較的、細いケーブルになるほど、室内の配線などには扱いやすい半面、電波の減衰が大きくなり、断線なども発生しやすくなります。ケーブルが細くなるほど、機器同士の間など短い接続に適したものになります。

フラットケーブル(薄型ケーブル)

これは同軸ケーブルとは異なり、厚さ1ミリ程度の平たい薄型や細型など、狭い隙間を通すことができる形状のアンテナケーブルです。主にベランダや窓の外に設置されたテレビアンテナの配線を室内に引き込む際、近くに引き込み口やエアコンのダクト穴などがない場合に、サッシの隙間などにケーブルを通すために使われる、独自構造のケーブルになります。
長さは室外のアンテナと室内のテレビ機器を接続するための10メートル近いものから、両端のプラグで屋外と屋内の同軸ケーブルに接続し、サッシなどを通すための数十センチ程度のものも存在します。
ただこのようなケーブルは、形状の問題から経由する際に電波の減衰が発生することもございますので、ご注意ください。

フィーダー線

これも同軸ケーブルではなく、その以前、昭和期に使用されていたテレビケーブルです。フィーダー線とは、銅線をビニールなどの外皮で覆った細いケーブルを。横に2本並べたようなケーブルであり、断面がふたつの円を並べたメガネのような形になることから「メガネ線」とも呼ばれます。
日本におけるテレビ放送の開始時からテレビ用のアンテナケーブルとして使われておりましたが、アナログ放送時代の主なテレビ電波であったVHF波(超短波)に加え、当時の地方チャンネル用電波であり、現在の地デジ電波としても使用されているUHF波(極超短波)が使われるようになって以降、徐々に同軸ケーブルへととって変わられました。
当時のアンテナコンセントやテレビ本体側のアンテナ端子は、手で緩めることができるネジを横に2個並べた形で、ケーブルにはフィーダー線の先を少し割いて2本の芯線を露出させた、またはその先にY字型の金具を接着したものを用い、2個のネジの間にそれぞれ挟み込む形で使用しておりました。
ただフィーダー線やその接続部は、電波の漏れや混入が起こりやすく、特に地デジ化や衛星放送が普及した現在のテレビ受信環境には適さないケーブルになります。そのため現在ではまず使用されず、当時のアンテナコンセントが残っている住宅でも、同軸ケーブルの先端をフィーダー端子対応に変換するプラグを接続して使用することが大半になります。

アンテナケーブルの種類・端子編

ここでは、主に室内用のアンテナケーブルの両端に接続されるプラグの形式について、対応するアンテナコンセントやテレビ機器側の端子と合わせてご説明いたします。

スクリュープラグ、F型接栓のケーブルは、ネジ切りのついたF型端子に対応

「F型接栓」とは、アンテナコンセントの端子では、現在の主流となるタイプです。円筒形の端子の周囲にネジ切り(ネジ山)加工が施され、円筒の中央には芯線を挿入する小さな穴が開いております。アンテナコンセントでは壁から突出して邪魔にならないよう、一回り大きい円形のくぼみの中に設置されております。またテレビやレコーダー側のチューナー端子も、現在では大半がこの形になります。
そしてアンテナケーブル側のプラグでF型端子に対応するものが「スクリュープラグ」「F型接栓(F型コネクター)」になります。スクリュープラグは、円筒形を覆ってはめこむプラグの内側にネジ切りが施されたもので、一度差し込むと抜けにくいのが特徴です。
さらにF型接栓は、プラグ部に回転するリング状のネジが設置されており、ネジ部分を回して締め込むことで、プラグと端子が密着固定され、引っ張っても抜けなくなるものです。
これらのプラグは差し込むと抜けにくく、接触不良も生じにくいメリットに加え、F型接栓であれば接続部からの電波の漏洩や、外部からの混入が起こりにくくなります。そのため特に周波数が高く、無線LANやスマートフォンの電波との競合が起こりやすい新4K8K衛星放送のケーブルには、F型接栓がおすすめになります。

プッシュプラグのケーブルは、なめらかな円筒形のプッシュ端子に対応

「プッシュ端子(プッシュ型端子、プッシュ式ジャック)」とは、F型端子とほぼ同じ形状ながらねじ切り加工がない、なめらかな形のものです。これはF型端子より少し前の主流であったアンテナ端子で、現在でも建築の時期がやや古い住宅によく見られます。
このプッシュ端子には、基本的にスクリュープラグとほぼ同じ形状ながらネジ切りがついていない、プッシュプラグのアンテナケーブルを使用します。
なお両プラグとも形状が近いため、F型端子にプッシュプラグ、プッシュ端子にスクリュープラグを設置することも不可能ではございません。ただF型端子やスクリュープラグ、F型接栓の抜けにくいメリットがなくなる他、プッシュ端子やプラグ側に傷をつける恐れもあるため、適合しないプラグは使用しない方がいいでしょう。

プッシュ端子以前の旧式の端子には、それぞれ適合するケーブル接続を用いる

上記のF型端子、プッシュ端子より古い昭和期から平成前期のアンテナコンセントには「直付端子」「フィーダー端子」がございます。
直付端子は、プッシュ端子以前の平成初期まで主に使われていた端子で、アンテナコンセントに同軸ケーブルの芯線(内部導体)を差し込む穴、またはネジ式で挟み込む部分と、ケーブルの先端部を固定する金具がついたものです。
この端子に、同軸ケーブルの先端から外部被膜と絶縁体を1、2センチほど切除し、外部導体を折り返して内部導体を露出させたものを接続し、ケーブル部の先端を金具で固定します。
フィーダー端子はそれ以前の昭和期、同軸ケーブルの普及以前に見られた、前述のフィーダー線を接続する端子です。
どちらの端子も、現在では対応するプラグやケーブルが少なく、ケーブル先端の加工や専用プラグの設置が必要となる他、接続部から電波の漏洩、外部からの混入が発生しやすくなっております。そのため現在の地デジ、衛星放送、新4K8K衛星放送には適さない端子といえ、ご自宅の端子がこのタイプである場合は、できるだけお早めの交換をおすすめいたします。

スクリュープラグ、プッシュプラグの素材と形状の種類

現在のアンテナケーブルの主流であるプラグ部の「スクリュープラグ」「プッシュプラグ」には、プラグ部の素材の違いもございます。
市販品のプラグは「ニッケルメッキ」「金メッキ」に分かれます。「ニッケルメッキ」は、プラグの金属部が銀色のものです。廉価な反面、メッキ部の腐食、酸化が進みやすく、酸化膜やサビで電気信号の伝達が阻害されることにより、性能が低下しやすい点がデメリットです。
「金メッキ」は、文字通り金メッキを施した金色のプラグです。やや高価ながら、金の柔らかく安定した性質から、プラグ部が酸化しにくく性能の低下が起こりにくい。また金の柔らかさから、端子同士を接続しても傷つきにくく、金によって密着するため電気信号が伝達しやすくなるなど、メリットが豊富な素材です。
プラグ部分の形状では、ケーブルと垂直にプラグが接続されている、一般的な「S型(ストレート)」と、ケーブルから90度曲がる形で接続されている「L型」がございます。L型は狭い場所でもケーブルを無理に折り曲げずに接続でき、ケーブルを壁に沿った形にもできるため、設置する室内の状況に合わせて、無駄なく配線したい場合に適宜、使用します。
またケーブルの両端でスクリュープラグとブッシュプラグなど、プラグが別々のものもございますので、ご自宅のアンテナ端子など、条件に適したものをお選びになるとよろしいでしょう。

テレビアンテナケーブルに適した長さと太さ、性能とは?

上記したテレビアンテナケーブル(同軸ケーブル)は、太さや材質の品質によってさまざまな性能がございます。
特に室内用テレビケーブルでは、ご視聴になるテレビ放送に合わせて「地デジ用」「BS/CS対応」「4K8K(3442MHz(メガヘルツ))対応」のものがございます。そのためご視聴になる放送に対応するケーブルが必要となり、ご自宅で衛星放送や新4K8K衛星放送のアンテナを追加された際には、場合によってはケーブルも交換する必要がございます。
現在のアンテナケーブルはほとんどが地デジとBS/CS放送に対応できますが、2018年(平成30年)と比較的、新しい時期にスタートした新4K8K衛星放送では、パッケージやケーブル本体の印字から、対応するケーブルかどうかを確認する必要がございます。
アンテナケーブルの長さについては、基本的に室内のアンテナコンセントから、設置されているテレビなど受信機器の間まで、壁に沿わせるなど配線の方法や、テレビを配置換えした場合などを想定して、多少の余裕がある程度のものが適しております。
ただ必要最小限の長さより数メートル長いなど、極端に長いものはおすすめできません。ケーブルを送信されるテレビ電波は、ケーブルが長くなるほど減衰の量が多くなるからです。またケーブルの太さも減衰量に影響し、取り扱いやすい細いケーブルほど電波が減衰しやすくなるため、ケーブルの太さに対応した適切な長さで使用する必要がございます。
なお同軸ケーブルを曲げることができる限度は、90度曲げた場合の曲線に合わせた円の半径を表す「曲げ半径」または「R(屈曲半径)」で表されます。基本的には細いケーブルほど曲げやすくなりますが、ケーブルごとの曲げ半径より小さく曲げると、電波が正しく送信されない、断線などが起こるといったリスクが生じますのでご注意ください。
室内用のアンテナケーブルの長さは、必要最小限に、多少の余裕をもたせた程度の長さが推奨されます。したがってテレビなどの配置換えにより、従来より1メートル以上、ケーブルの長さが必要となった場合には、ケーブルの延長が必要となってまいります。
当コラムの主題であるアンテナケーブルの延長方法。および放送の種類に対応するなどケーブルの性能。またケーブルの太さの種類と適した用途などについては、以下の項でご説明してまいります。
またアンテナケーブルやケーブル配線については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
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テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!

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アンテナケーブルの太さと性能、対応するテレビ放送の見分け方

アンテナケーブルの性能は、市販品であれば太さや対応する放送などが、パッケージなどに明記されております。
またケーブル本体にも、例えば「S-5C-FB」など、三種類の項目による記号で印字されております。この記号の意味を理解すれば、ケーブルの品質から衛星放送や新4K8K衛星放送に対応するケーブルか、また太さなどを一目で見分けることができます。
以下、項目別に、その意味をご説明してまいります。

一番目の「S」は、衛星放送(2K放送のみ)対応のケーブルであることを示す

記号のうち一番目の「S」は、地デジ放送だけでなく、より高周波数の電波を用いる衛星放送に対応することを示す記号です。アンテナケーブルは、周波数帯の高い電波を送信するほど減衰量が大きくなるため、高品質のケーブルが必要となります。そして「S」の記号は、通常の2K衛星放送に対応する品質を持つことを示しており、現在のアンテナケーブルはほとんどが対応しております。
ただ2018年にスタートした新4K8K衛星放送では、従来の衛星放送で使われていた右旋円偏波という電波では、追加チャンネルに割り当てられる周波数帯が不足したため、大半の4K8Kチャンネルでは、新しく導入した左旋円偏波を利用しております。
従来の右旋円偏波では、BS/CSアンテナで受信してコンバーターで変換された電波の周波数帯が「1032MHzから2072MHz」になりました。一方、左旋円偏波では「2224MHzから3224MHz」の周波数帯に変換されてケーブルに送信されます。したがって、ただ「S」がついただけのケーブルでは、新4K8K衛星放送には対応できないこともございます。
新4K8K衛星放送に対応するケーブルかどうかは、前述のように、製品のパッケージに「4K8K(3442MHz)対応」の表記があるか。そして後述する、ケーブル材質の品質を示す記号によって判断できます。

二番目の記号「5C」などは、ケーブルの太さとテレビ用であることを示す

二番目の記号のうち、数字はケーブルの太さ、そして「C」はインピーダンスを示す記号です。
数値は家庭用のアンテナケーブルであれば「2」から「5」までです。そしてインピーダンスの記号は「C」「D」の二種類になります。
インピーダンスとは「交流回路における電気抵抗の値」のことで、簡単にいうと「電流の流れにくさ」を表すものです。主に「Ω(オーム)」の単位で表され、「C」の記号がついたC型は「75Ω」でアンテナケーブルに適した性能です。一方で「D」のD型は「50Ω」のため主に無線機器などに使われ、アンテナケーブルには適しません。
具体的な数値ごとのケーブルの太さと用途については以下でご説明いたしますが、テレビアンテナケーブルをお求めの際には、この部分の記号が「C」で、用途に合わせて適切な太さのものをお選びになれば問題はございません。

2C:ケーブル直径4ミリ

この太さであれば、ケーブルを曲げやすくまとめやすいため、配線に便利です。一方、強度は低く、ケーブルの上に物を置く、強く曲げるなどで内部導体が断線する恐れがございます。電波の減衰も生じやすいため、BS/CS放送、特に新4K8K衛星放送には適さないケーブルと言えます。実際の使用では最大でも3メートル以内の長さで、アンテナコンセントとテレビ機器が近い場合。またテレビとレコーダーなど同じ場所に設置した機器同士の接続に適しています。

3C:ケーブル直径5.4ミリ

この太さでは2Cに比べるとやや優れるものの、配線しやすい一方、やや強度が不足し電波の減衰も生じやすいなど、やはり同じ性質があり、BS/CS放送や新4K8K衛星放送用には不向きとなります。使用する場合は最大でも5メートル程度の長さで、用途も2Cのものとほぼ同じになります。実際にはアンテナケーブルとして、3Cのケーブルはあまり見られません。

4C:ケーブル直径6ミリ

この太さになると、最大で10メートル程度の使用が可能となり、その長さでも減衰を抑えられテレビ放送の画質が安定します。またBS/CS放送や新4K8K衛星放送にも対応できる太さになります。
曲げ半径はおおよそ24ミリ程度で、室内用アンテナケーブルとしては十分な長さが用意できる上、十分な強度や性能を備えながら、適度な太さから扱いやすいため、アンテナケーブル製品としては、このサイズのものがもっとも多くなります。

5C:ケーブル直径7.7ミリ

室内用アンテナケーブルではもっとも太く、曲げ半径も約31ミリとなり、室内での取り回しにやや難は出てまいりますが、ケーブルとして耐久性が高く、電波の減衰やノイズの混入なども少なくなります。
この太さでは10メートル以上から20メートル程度の長さで使用できるため、戸建て住宅であれば主に、地デジやBS/CSのアンテナ本体から屋外、屋根裏などを経由して各部屋のアンテナコンセントにいたるまでの配線に使われております。

7C:ケーブル直径10.0ミリ

これ以上の太さのケーブルは、一般的な住宅のアンテナ配線にはほとんど使われません。20メートルから50メートルの長さでも使用可能になるため、主にマンションの棟内などにおいて、共用アンテナから棟内全体への配線などに使われます。

10C:ケーブル直径15.5ミリ

この太さのケーブルでは、建物と建物の間など、50メートル以上の長さが必要な場合に使用されます。

三番目の記号「FB」などは、絶縁体と外部導体の品質を示す

三番目の記号は「FB」「FBL」など複数のアルファベットが並び、その前段はケーブル内の絶縁体。後段は絶縁体を覆う外部導体の種類(品質)を表します。
前段が「F」のものは、絶縁体が発泡ポリエチレン製であることを示します。空気は電波の減衰がもっとも少なく、絶縁体として最適の性質を持ちますが、絶縁体に用いることは不可能です。そのため空気を多く含んだ発泡ポリエチレンの使用により、絶縁体としての性能を高めております。「HF」高発泡ポリエチレン製で、より高性能なケーブルになります。また「2」通常のポリエチレン素材で、一般的な性能のケーブルになります。
そして後段が「B」である場合は、絶縁体の表面をアルミ箔で覆い、さらにその上を銅線の編組線にスズメッキを施した「スズメッキ銅編組」で覆った「アルミ箔テープ付銅編組」の二重シールド外部導体になります。内部導体がアルミ箔で外部からの電波から守られるため、ノイズが生じにくく断線も起こりにくい、高品質なケーブルとなります。さらに「BL」であれば、それに加え編組線の外側にもアルミ箔を施した、三重シールドのより高性能なケーブルになります。
他にも、「V」は編組線のみの一重。「W」が二重。「T」が三重になったものを示します。こちらも編組線を重ねるほど、外部の電波などから影響されにくくなります。また中には「S-4C-FB-AL」など、四番目の記号がついているものもあり、この「AL(AB)」は、編組線がアルミニウム製であることを示します。

新4K8K衛星放送に対応できるアンテナケーブルの記号は?

前述のように、電波はより高周波数帯になるほど、ケーブルで送信する際の減衰量が大きくなり、高品質なケーブルが必要になります。
そのため日本のテレビ放送では、アナログ放送時代のVHF波とUHF波。そして衛星放送と、より高周波数帯のテレビ放送が一般化するにつれ、ケーブルもフィーダー線から同軸ケーブル。衛星放送対応のケーブル(S)と、より高品質なものが必要となってまいりました。
そして現在、もっとも高周波数帯となる最新のテレビ放送「新4K8K衛星放送」に対応するアンテナケーブルは、前述の品質を示す記号のうち、太さは「4C」か「5C」。絶縁体は高発泡ポリエチレン以上の「F」か「HF」。外部導体は二重シールド以上の「B」か「BL」であれば使用可能です。実際の記号としては「S-4C-FB」「S-5C-HFB(FBL)」などになります。
ただ地デジアンテナ設備のある既存住宅で2K4K8K対応BS/CSアンテナを設置、また旧式の2K対応アンテナから交換される場合には、4K、8Kテレビ本体だけでなく、アンテナから室内のアンテナコンセントまでをつなぐ配線部のブースター、分配器などの機器。場合によってはケーブルそのものも、4K8K(3442MHz)対応のものへ交換する必要が出てまいりますので、その点はどうかご注意ください。
なお、新4K8K衛星放送に必要な機材、また地デジ放送、衛星放送の基礎知識などについては、以下の各コラム記事をご確認ください。
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アンテナケーブルを延長する方法1:ケーブルそのものを長いものへと交換する

ここからは、例えば室内の模様替えで、配線に必要なアンテナコンセントとテレビ機器との距離が遠くなった。またテレビを新しく設置した、引っ越しその他の事情で、お手元の室内用アンテナケーブルでは、アンテナコンセントからテレビなど機器までの長さが足りない場合の対処法をご説明いたします。
第一の対処としては、単純に適した長さのケーブルへと買い替える、という方法がございます。前述の通り、4Cのケーブルであれば最大10メートルまで使用可能で、製品としても前述した各種の長さがございます。
ケーブルそのものを交換する上での注意点では、新4K8K衛星放送など、ご自宅で視聴するテレビ放送に対応するケーブルへと交換すること。またすでにご説明した通り、長すぎるケーブルは減衰の原因となるため、配線に適度な余裕をもたせつつも、必要以上に長いケーブルは避けることになります。
ケーブルの交換は、必要な長さのケーブルを用意する上でもっとも簡単で確実な方法ですが、ケーブルそのものを買い替えるため、費用的にはやや割高になる。また既存のケーブルに使い道がない限り、無駄になるなどのデメリットもございます。

アンテナケーブルを延長する方法2:ケーブルの先に必要な長さのケーブルを接続する

ケーブルを買い替えるコストを抑えたい場合や、長さが決まった市販のケーブルでは適切な長さが存在しない場合には、既存のケーブルの先に、必要な長さのケーブルを接続する方法がございます。この場合には「中継接栓(延長コネクタ)」というパーツを使用します。
中継接栓は、アンテナの接続端子が両端についた小さなコネクタです。このコネクタに二本のケーブルのプラグをそれぞれ接続することで、一本のケーブルとして使うことができます。
中継接栓は百円から数百円程度で購入できますが、品質や信頼性では「DXアンテナ」「マスプロ電工」「日本アンテナ」「サン電子」など国内大手アンテナメーカーのものや、金メッキ加工のものがおすすめになります。
中継接栓を使う注意点としては、使用する二本のケーブルの太さ(4C、5Cなど)を揃え、その太さに対応する接線を使用すること。接栓に接続するプラグは抜けにくいF型接栓が望ましいこと。やはり延長したケーブルが過度な長さになることは避けるなどの点になります。また場合によっては、延長するケーブルと中継接栓を購入する費用の総額が、ケーブル全体を買い替える場合と大差なくなることもございますのでご注意ください。
なお中継接栓を経由することでも、電波に多少の減衰が発生します。一個の中継接栓であれば大きな影響はございませんが、複数の中継接栓で何本もケーブルを接続して延長するといった使い方は避けてください。

アンテナケーブルを延長する方法3:ケーブルを自作する

お引越し後などで何本もの室内用アンテナケーブルが必要になる。また個々のケーブルの長さを、各部屋でそれぞれ必要な長さに細かく調整したいなどの場合には、ケーブルを自作する方法もございます。
具体的には両端にプラグがない長尺ケーブルと、必要となるプラグその他パーツを購入し、長尺ケーブルから必要な長さを切り取って両端にプラグを接続することで、最適となるケーブルを自作するというものです。
この方法であれば、市販品の長さなどの制約がなく、センチ単位でご自宅に必要な長さとプラグを持つケーブルを用意することが可能です。また特に複数本のケーブルが必要な場合には、市販品のケーブルを何本も購入するよりも割安になるケースが多くなります。
ケーブルの自作に必要な機材や工具は、以下の通りです。

・必要な長さを合計した以上の長尺ケーブル
・必要な種類と個数のプラグ部分
・プラグの個数分のかしめリング。(ワッシャー)
・ペンチ、ニッパー、カッターなどの工具。

ケーブルを制作する手順としては、まず長尺ケーブルから、必要な長さに数センチの余裕を持たせてケーブルを切り出します。
そして工具を用いてケーブルの端の外部被膜を15ミリ程度ほどはがし、露出させた外部導体も切り落とすか、外部被膜の外側に折り返します。さらに露出した絶縁体、またアルミ箔を、ケーブルの先端から1センチを目安に切り落とし、内部導体のみを露出させます。このときは内部導体まで切り落としたり、傷つけたりしないようご注意ください。
その後、まずかしめリングをケーブルの先端付近に通しておき、プラグ部分を、内部導体をきちんと挿入する形で、ケーブルの先端に接続します。そしてプラグの付け根部分でかしめリングをペンチに挟み、軽く抑えてコネクタを固定します。この作業を反対側の端でも行えば、必要なアンテナケーブルの完成です。
ただアンテナケーブルの自作に関しては、作業自体はさほど難しくはないものの、的確に作成できないとアンテナケーブルとして機能しない、また完成度が低く電波の漏洩や混入が起こることもございます。したがってある程度、配線加工の知識や経験がある場合にのみおすすめできる方法ともいえます。

アンテナケーブルのワイヤレス化は可能か?

以上の方法で、アンテナケーブルの延長は可能となります。ただ例えば、アンテナコンセントから遠く離れた部屋にテレビを設置する必要が出た場合などは、ケーブルの長さをはじめ、ドアを挟んだ配線を行う必要があるなど、さまざまなハードルが生じてまいります。
現在ではご自宅でも、無線LAN機器によるインターネット回線が一般化しております。例えばご自宅でテレビアンテナで受信したテレビ電波を、アンテナケーブルを用いず、ワイヤレスでテレビなどに送信できないかと思われる方もおられるでしょう。
ただ電波とは利用できる周波数が限られる、有限な公共の財産であるため、その利用は世界各国において法律により規制されております。
日本では「電波法」により、テレビ、ラジオ局や携帯電話のキャリア会社。また航空機、船舶や施設内での無線設備。さらには個人のアマチュア無線にいたるまで、無線電波を発信する「無線局」を開設する際には、総務大臣より免許を取得する必要があり、免許で認められた周波数帯以外の電波は使用が禁止されます。ただ例外として、ラジオのマイクロFM(ミニFM)局や、家庭用の無線LAN、コードレス電話など、特定の周波数帯やごく微弱な電波の場合は、免許は必要ございません。
そして地デジ、衛星放送などのテレビ電波を、個人の機器で送信することも「無線局」に該当してしまうため禁止されており、違反すれば一年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科されることにもなります。

テレビの映像信号は自宅の無線LANで送信できる?

上記のように、テレビ電波そのものを個人の機器で送信することは違法行為となります。ただ地デジ、衛星放送のテレビ映像そのものを、ご自宅の無線LANで送信することは、不可能ではございません。
これは地デジ、衛星放送とも、現在のテレビ放送は、まず放送する番組の「映像信号」をデジタル化した信号を電波の波長に変換して、電波塔や人工衛星から送信しているためです。そして各ご家庭などのテレビアンテナで受信した電波を、ケーブルでテレビなど機器側のチューナーに送り、チューナー内で再度、電波から映像信号へ変換することにより、テレビ映像が映し出されます。
したがって電波から変換された映像信号であれば、ご自宅の無線LANなどによりワイヤレスで送信しても、電波法には抵触しないのです。
テレビ映像(映像信号)を無線化する方法としては、まず以下の機器が必要となります。

ワイヤレステレビチューナー。(メディアコンセント)
・無線LAN(Wi-Fi)ルーター。
・映像を受信する無線LAN対応のテレビ。またパソコン、タブレット、スマートフォンなどの端末。

ワイヤレス(テレビ)チューナーとは、テレビ電波を受信して変換した映像信号を、無線LANルーターを経由して、無線LAN対応のテレビやタブレットなどの端末に送信できる外部チューナーです。メーカーによってはメディアコンセントなどの別名もございます。
ワイヤレスチューナーの使用法は、メーカーやモデルによっても異なりますが、基本的にはインターネットと無線LAN環境が整った現場で、チューナー本体に、アンテナコンセントからのアンテナケーブルを接続し、さらにLANルーターとも接続します。
さらに機器によってはチューナーとルーターの接続設定を行い、テレビ番組を視聴する側のテレビ本体やタブレット、スマートフォンなどの端末をLANルーターに接続し、映像信号を受信できる状態にすれば完了です。
ただワイヤレスチューナーは、機種によって地デジ放送しか受信、送信できない。一台の受信機器でしか視聴できない。また視聴できる端末がパソコンやタブレット、スマートフォンのみで、一般的なテレビ機器には対応できない。また端末側に専用アプリのインストールが必要など、さまざまなものが存在するため、機種ごとの機能を把握する必要がございます。
またテレビ機器に接続する場合には、LANルーターとテレビ側のLAN企画が対応している必要がある他、無線LANの電波は障害物や他の電波、電磁波などに影響されやすく、映像が乱れやすいというデメリットもございます。

テレビ、レコーダーのリンク機能を使う

近年のテレビ、レコーダーなどテレビ放送の受信機器には、住宅内の無線LANを利用して機器同士で情報をやりとりできる「リンク機能」が搭載されており、テレビやレコーダーなどから別室のテレビへと映像信号を送ることができます。
この機能は主に、レコーダーに録画された番組を、無線LANルーターを利用し、他の部屋のテレビへと送信するために使われますが、レコーダー内蔵のチューナーで受信したテレビ放送を、他のテレビに送信することも可能です。
リンク機能は、テレビ、レコーダーなどを住宅内の無線(または有線)LANでインターネットに接続すれば利用できます。他にもメーカーやモデルによっては、インターネットを経由せずとも機器同士で直接、リンクできる機能が搭載されていることもございます。
注意点としては、基本的には同メーカーのテレビ、レコーダーでなければ、リンク機能が確実に利用できるとは限らないこと。またレコーダー機器によっては、録画中などにはリンク機能を使えないといったケースがございます。
なお各種機材や機能により、無線で映像信号を送信する方法については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。
テレビ端子(アンテナコンセント)がない部屋でのテレビ番組ご視聴方法

テレビアンテナを無線化することは可能なのかを徹底解説!

室内アンテナを使用する

他にも実質的な地デジアンテナのワイヤレス化として、室内アンテナを使用する方法がございます。
室内アンテナは小型で窓際などに設置でき、テレビなど受信機器とケーブルで接続するだけで、地デジ放送を受信できます。また価格も数千円から高性能機種でも一万円強と、非常にリーズナブルです。一方、室内アンテナは非常に受信性能が低いため、基本的には強電界地域でしか使用できず、それでも受信性能が安定しない場合もあります。そのため永続的な地デジ放送の視聴には向かない、簡易的な地デジアンテナと考えた方がいいでしょう。
またBS/CSアンテナを室内設置できるケースもございますが、南西方向(東経110度)を向いた透過性の強い窓があり、その方向に障害物がないなど設置できる条件が厳しく、屋外用のBS/CSアンテナをスタンドに立てて設置するため、室内でスペースを取るなどのデメリットも多くなりますので、ご注意ください。
室内アンテナやBS/CSアンテナの室内設置については、以下の各コラム記事でご説明しております。
面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

室内アンテナの機種選びと設置の方法

徹底解説!地デジ放送を受信できる室内アンテナのおすすめ機種、設置する部屋に最適となる室内用地デジアンテナの選び方とは?

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

まとめ

ケーブルの延長方法を含めたアンテナケーブルの基礎知識は、以上の通りになります。
上記の点をご理解いただければ、ご自宅のアンテナコンセント端子やご視聴になるテレビ放送。また必要となるケーブルの長さなどを含めて、最適のアンテナケーブルをお選びいただけることと存じます。

もしご自宅にて、適した長さや性能のアンテナケーブルがご不明な場合。また4K8K対応BS/CSアンテナの設置などに伴い、住宅内部のアンテナ配線を交換する必要が出た場合などは、まずは当あさひアンテナへとご相談ください。
弊社では国内有名メーカーの各種機材をご用意し、高品質のアンテナ工事を、業界最安に挑む価格でご提供しております。また工事にいたらないケーブル交換などのお問い合わせも、ご使用になる状況などをご説明いただければ、最適なものをご案内いたします。
アンテナ本体や機材に関する各種のご相談は、当あさひアンテナまで、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。