いすみ市 でテレビアンテナ工事をお考えの方へ
目次
いすみ市 でアンテナ工事でお困りの方はお任せ下さい。
当あさひアンテナでは千葉県いすみ市はじめ、千葉県内での地デジ、BS/CSなどの各種アンテナ設置工事について、豊富な経験と実績がございます。いすみ市にお住まいで、地デジその他アンテナの新規設置、また修理や交換などをお考えの方は、まずはご相談だけでも当あさひアンテナへ、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。
千葉県いすみ市は、県の南東部、夷隅地域に位置する市です。市の面積は157.50平方キロメートル。2020年(令和2年)9月末日時点での総人口は37,241人。うち男性が18,367人、女性が18,874人になります。また市内にはおよそ17,000世帯が暮らしています。いすみ市は東側を太平洋に面しており、イセエビ(伊勢海老)などの漁業資源や景勝に恵まれ、多くの文人墨客が愛した地として知られています。
東京都隅田区にある東京スカイツリーからいすみ市までは、およそ61キロから78キロの距離になります。間に房総丘陵が位置することもあり、スカイツリーからの地デジ電波は、いすみ市にはまったく届きません。いすみ市内では主に、いすみ中継局、岬中継局、大多喜中継局などの中継局から発信される地デジ電波を受信することになります。ただ市内でも現場の環境により、地デジ受信に関してさまざまな条件や制約が生じるケースもございます。
当あさひアンテナでは、千葉県いすみ市全域での地デジその他、各種アンテナ設置工事に対応しております。弊社にはいすみ市はじめ県内全域での作業経験が豊富で、地域ごとの地デジ電波の特性を把握し、現場に合わせた最適なアンテナ設置工事をご提案できる腕のいい専門の職人が揃っております。いすみ市にて地デジ、CS/BSなど各種アンテナの設置や修理、交換などの各種工事をお求めのお客様は、確実な地デジ受信と、丈夫で長持ちするアンテナの設置をお約束する、当あさひフリーダイヤル(0120-540-527)か、ホームページからのお問い合わせフォーム(https//asahi-antenna.jp/contact)へとご連絡ください。
「2020年現在の新型コロナウィルス流行に関しまして」
このたびの新型コロナウイルス発生に際しまして、弊社では現場に出向く職人はもちろん、全従業員にマスクと除菌スプレーを配布し、作業車や作業着などの除菌を頻繁かつ丁寧に行う他、従業員各人によるこまめなうがい、手洗いなども徹底しております。また会社としても従業員には業務よりも体調管理を優先し、わずかでも体調に異変がある場合は、安全が確認できるまで休むよう指導しております。
すべては社員の身を守ると同時に、万全を期してお客様をお守りするための、最大限の配慮でございます。現場でのお客様への対応についても、万が一のリスクを避けるため、失礼ながら基本的にマスクを装着したままでご対応させていただいております。申し訳ありませんが、なにとぞご了承ください。
いすみ市 の方でアンテナ工事に関するよくある質問
- Q
いすみ市に適した地デジアンテナの機種はどのようなものですか?
- A
現在、ご家庭で用いられる主な地デジアンテナの機種は、八木式アンテナとデザインアンテナになります。
八木式アンテナはよく屋根の上などに見られる、魚の骨のような形状の地デジアンテナです。日本ではテレビ放送の黎明期から使われている昔ながらのアンテナで、素材や耐久力などは時代につれて進化し続けていますが、基本設計は開発当時から変わっていません。それほど設計の完成度が高く、現在でも地デジ電波の高い受信能力を誇る機種です。ただ基本的に屋外に設置される八木式アンテナは風雨など自然環境の影響を受けやすく、歳月につれて確実に老朽化が進行する弱点もございます。現在の八木式アンテナの寿命は平均10年程度ですが、この年数は海沿いや豪雪地帯など、設置現場の環境によっても大きく変わってきます。
デザインアンテナは家屋の外壁などに設置する、平面で軽量薄型の地デジアンテナです。家屋の外観を損なわない、自然環境の影響を受けにくく経年劣化を軽減できる、修理やメンテナンスも簡単など多くのメリットがあり、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナになります。また現在のデザインアンテナは基本モデルが20素子相当であり、八木式アンテナと比べても受信性能にほとんど差はごさいません。ただデザインアンテナは八木式アンテナよりも設置位置が低い分、受信感度もやや低くなる傾向がございます。またアンテナ本体価格や設置工事費も、八木式アンテナに比べるとやや割高になります。
いすみ市は千葉県の南東部にあたり、太平洋に面している市です。東京スカイツリーからみて南東方向にあたり、およそ61キロから78キロほど離れた遠距離に位置します。スカイツリーといすみ市との間には房総丘陵が広がっていることもあり、スカイツリーからの地デジ電波は、いすみ市にはまったく届きません。
いすみ市内では、市の北東部に位置して市内の周辺地域をカバーし、NHK、広域民放および千葉県の地方局である千葉テレビ(CTC)の地デジ電波を送信している岬中継局。東部の中央近くに位置して同じ放送局の電波を送信し、主に海岸沿いの周辺地域をカバーする上総大原中継局。市の東部、南側の境界近くに位置し、主に市の南東部と隣接する夷隅郡御宿町に同局を送信する、いすみ中継局。また市の西側にあたる夷隅郡大多喜町からやはり同局を送信し、市内では市域の北部から海岸部にかけてをカバーする大多喜中継局の地デジ電波を受信可能です。
このように市内や市域周辺に多くの中継局があるため、いすみ市では市域の北部および、海沿いにあたる東部など、市街地、住宅地のほとんどでNHK、広域民放、CTCの地デジ電波が受信可能です。ただ市域でも南端の中央部一帯、丘陵地にあたる地域では地デジ電波が受信できなくなります。
また、いすみ市内で地デジ電波の受信が可能な地域であれば、基本的に八木式アンテナ、デザインアンテナのどちらを用いても、受信について大きな違いが出ることはさほどございません。ただ丘陵地や高層建築の近隣など、現場の環境によっては、より高所に設置できる八木式アンテナの方が受信に有利となるなど、適切なアンテナの機種や、設置できる位置などに条件、制約などが生じるケースもございます。
当あさひアンテナでは、八木式アンテナ、デザインアンテナとも、国産DXアンテナ社製の最新モデルをご用意し、八木式アンテナは軽量で耐水性と対風速性が高く、長寿命が望める機種を用い、アンテナ本体価格を含む基本工事価格15000円からで設置をお引き受けしております。
デザインアンテナは20素子相当、業界最小クラスの厚さ4.9cm、大きさ9cm×22cmの超薄型モデルをご用意し、アンテナ本体価格を含む基本工事価格20000円からで設置をお引き受けいたします。さらにこれら標準機種で受信が安定しない場合は、別途に高性能アンテナや、アンテナブースター、アッテネーター設置の用意もございますので、どのような現場にも対応可能です。
弊社では地デジアンテナの設置に際し、高性能の電波測定器による現場調査を実施しており、現場においてもっとも適切なアンテナの種類や設置位置など、できる限りお客様のご要望に応じた方法をご提案いたします。もしご希望の条件でどうしても受信に問題が出る場合は、弊社の豊富な工事経験に基づき、できるだけご要望に近い代案をご提示いたします。
また弊社ではアンテナ設置のご相談および、ご自宅を訪問しての地デジ電波調査、アンテナ設置工事費のお見積もりまですべて無料で行っております。弊社のアンテナ職人は、豊富な経験と高度な技術を駆使して、現場の電波状態から、もっともリーズナブルでありながら、自然環境の影響を受けにくく、故障のリスクを避けアンテナの長寿命が望めるなど、お客様にとって総合的にもっともお得となる設置方法をご提案いたしております。
いすみ市で地デジアンテナの新規設置や交換をお考えの方は、現場の電波状態の確認やお見積りから、アンテナ機種のご希望、その他のご相談も含め、当あさひフリーダイヤル(0120-540-527)へと、どうぞお気軽にお問い合わせください。
- Q
いすみ市で地デジアンテナを設置できるのは屋根の上や壁面だけですか?
- A
一般的に八木式アンテナは屋根の上、デザインアンテナは外壁に設置するというイメージがございます。しかし現在ではアンテナの性能向上や施工技術の進歩によって、確実な受信性能を維持しつつ、外観の重視や、アンテナの故障、経年劣化などを抑えるため、家屋のさまざまな位置に設置する工法もございます。
八木式アンテナやBS/CS110度アンテナでは、例えば壁面やベランダの外、内側など風雨を受けにくい位置に設置することで、アンテナ本体への負担を軽減する工法がございます。ベランダ内側への設置では空間を少し消費いたしますが、その分、経年劣化や故障のリスクを抑えられ、メンテナンスも簡単になります。ただどちらのアンテナも電波の方向に向けることが必須のため、ご自宅の位置や角度などの条件により、アンテナを設置できる場所に制約が生じます。その点はどうかご承知おきください。
またいすみ市は太平洋に面している市ですが、このように海に近い地域で特に八木式アンテナをお使いの場合、潮風によって通常より錆びが進行し、アンテナの寿命低下や故障の原因となる塩害が生じることがございます。他にも雪が多い地域では、アンテナへの積雪により故障や耐用年数の低下を招く雪害。台風や強風の多い地域では、やはり風雨によるダメージの蓄積など、現場の自然環境によって、八木式アンテナにさまざまな影響が発生するケースがございます。
このような自然環境への対策では、雪害では通常より取付金具の強度(耐荷重)が高く、表面に雪が付着しにくい加工がなされた雪害対策用のアンテナを用いる。塩害ではアンテナ本体や固定具、ケーブルなども含めて錆びに強い抗錆び、対塩害仕様のものを使用するなどの方法がございます。さらにアンテナや接続部全体を覆う「レドーム」と呼ばれるカバーを装着することで、雪害、塩害をはじめ、さまざまな自然環境や経年劣化への対策に高い効果が得られます。
弊社の職人は、通常のアンテナ設置においても、高い技術を用いてアンテナケーブルや各部に防水テープを隙間なく巻きつけ、接続部からの浸水や塩分による腐食を阻止する緻密な施工を行っており、潮風や強風、積雪などの影響を受けやすい地域でも、通常の八木式アンテナと代わらない強度と寿命をお約束いたします。山地などで地デジ受信のため、より高所にアンテナを設置する必要のある現場では、ポールの先端に各種アンテナを設置することで受信感度を高めるなどの工法もございます。
これら各種工法において特別な技術や別途機材を用いる場合は、相応の追加工費が必要となりますが、通常の設置とほとんど変わらない場合は、木式アンテナ、BS/CS110度アンテナとも基本工事費用の15000円からでお引き受けしております。
壁面に設置するデザインアンテナは、基本的に風雨など自然環境への抵抗力が高くなっておりますが、弊社では基本設置工事で、壁に取り付ける際のネジ穴に防水用シリコンを埋め込み、穴からの浸水などによる腐食を防止する施工を行っております。
またデザインアンテナでは、ご自宅の外観にまったく影響を与えず、降雪や潮風など自然環境の影響も受けず、経年劣化も最小限に抑える工法として、屋根裏(天井裏)の空間に設置する工法もございます。弊社では屋根裏にデザインアンテナを設置する工事も、追加工費不要の基本工事価格20000円でお引き受けいたします。また屋根裏へのアンテナ設置も、弊社のモットー「見えないところも綺麗に」に基づき、見栄えのいい施工を実施しております。このモットーには、配線などを整理したシンプルで無駄のない施工によって、故障のリスクを軽減し、メンテナンスも簡単になるというメリットもございます。
ただ屋根裏へのデザインアンテナ設置は、屋根という外壁を隔てるため、どうしても屋外よりは電波状態が低下します。そのためご自宅の屋根裏空間の形状、断熱材の素材など、条件によっては電波が受信できず設置不可能なケースや、別料金で高性能アンテナやアンテナブースターの設置が必要となるケースもございます。その点は何とぞご了承ください。
- Q
いすみ市で地デジアンテナが故障したときはすぐ修理してもらえますか?
- A
その点はどうかご安心ください。弊社では他業者が設置したどのようなテレビアンテナでも、弊社フリーダイヤル(0120-540-527)にご一報いただければ、最短即日で職人が現場に出向き、修理対応させていただきます。
特に弊社が設置したテレビアンテナの場合は、業界最長クラスとなる、施工日から10年間のアフターフォロー体制をご用意しております。これは弊社がアンテナ設置技術に高い自信をもつ証でもあります。もし保障期間中、弊社が施工した各種アンテナにトラブルが発生したときは、すぐ弊社のフリーダイヤルにご一報ください。弊社職人が即座に現場へと駆けつけ、補償範囲内のトラブルであれば完全無料で復旧するようご対応させていただきます。
弊社ではアンテナ設置工事が完了した際、工事を担当した職人の自筆サイン入り保証書をお客様にお渡ししております。もしトラブルなどでお客様が対応をお求めの際は、まずこの保証書をご用意ください。ただ、なにぶん10年間の長期保証となるため、お客様が保証書を紛失された場合を想定して、弊社でも施工から10年間は、あらゆる工事の現場写真や保証書などを社内でデータベース化して保存しております。
アンテナ修理をご依頼される際、もし弊社の保証書が見つからない場合は、お電話でその旨をお伝えください。そしてお手数ですが、お客様のお名前やお電話番号、当時の工事内容や施工時期などを、お分かりの範囲内でお教えください。弊社側のデータベースで確認でき次第、あらゆる保証について、保証書をご提示いただいた場合とまったく同じ対応をさせていただきます。
余談ですが、風雨や雷、雪、雹、隕石、また外部からの落下物など、自然災害によりアンテナが損壊した場合は、火災保険の「風災保証」によって修理費が補償されるケースがございます。補償される内容は保険会社との約款によって異なりますが、当あさひアンテナでは、アンテナ修理だけではなく、修理費用に火災保険を適用なさりたいお客様のご相談にも対応しております。
弊社にアンテナ修理をお求めになる際、火災保険のご相談もいただければ、保険会社に提出する必要がある修理報告書、見積書、施工前後の写真など、補償請求書類をすべて弊社でご用意いたします。また保険会社との交渉も、弊社の専門スタッフが全力でサポートいたします。いすみ市にて突然のアンテナトラブルによってお困りの際は、アンテナ本体の修理から保険会社への対応まで完全にお引き受けする、当あさひアンテナにすべてお任せください。
いすみ市 にお住まいで画面にE201、E202、E203の文字が出ている方
テレビ画面に"E201、E202、E203"と表示され番組が視聴できない
アンテナトラブルの形式として、突然、ご自宅のテレビで地デジのテレビ番組がまったく映らなくなり、画面に「e201」「e202」「e203」などの記号が表示されることがございます。これはテレビやアンテナにトラブルが発生し、テレビが自己診断機能を働かせてエラーコードで原因を示している状態です。最近のテレビはコードと同時にトラブルの原因を文章で表示するものもありますが、電波受信に関するトラブルの場合は、主に前述の三種類のコードが表示されます。なおエラーコードの種類は、トラブルの原因によって他にも数々のものがございます。
「e201」は、テレビ本体に届く電波のレベルが低下しているというエラーコードです。これは主にBS、CS放送で、豪雨や大雪など、悪天候の場合に表示されることが多くなります。BS、CS放送は衛星放送のため、悪天候では、波の乱反射によって電波状態が悪化するという弱点がございます。BSでは悪天候の際に電波を切り替え、画質、音質を落とすことで受信できるようにした「降雨対応放送」に切り替わる場合もあります。悪天候による受信不良は、天候の回復と同時に自然と復旧いたします。地デジ放送では、このコードが表示されることは少ないのですが、周辺の電波状態の悪化やアンテナ機器のトラブルなどにより、ときに表示されることもございます。
「e202」は、テレビ本体ににまったく電波が届いていないというエラーコードです。原因は大風や地震などによるアンテナ角度のずれや倒れるといったトラブル。またアンテナ本体、アンテナ線、ブースター(増幅器)、分配器など、どこかに故障が発生したことも考えられます。また単純にテレビとアンテナ線との接触不良という場合もありますので、このコードが表示されたときは、まずテレビやレコーダーなどの機器と、アンテナ線との接続部分をチェックしてください。
「e203」は、該当する放送局が放送休止しているというエラーコードです。基本的に放送局が、メンテナンスやトラブルなどによって放送を休止していることから発生する不具合です。このコードが表示されたときは、その他のチャンネルを確認して、正しく映っているなら放送局側に原因があると判断できます。ただアンテナ関係の故障でも、このコードが表示される場合がありますのでご注意ください。
これらのエラーコードが表示されたときは、ブロックノイズの際と同じく、まずテレビのリセットや、テレビとアンテナ線の接続部を確認するなどしてください。それでも回復しない場合は、アンテナ関係にトラブルが起こっていると考えられます。
その場合も、やはり当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)にご相談ください。まずお電話口にて、コードの種類やご自宅のアンテナ環境などとお伺いして、ご自宅で可能な対策をご説明いたします。もしお電話で問題が解決しないときは、ご用命いただければ、弊社の職人が最短即日でご自宅へ出向き、現場調査で原因を特定いたします。
当あさひアンテナでは、どのようなご相談であっても、出張費、見積もり費、キャンセル費はすべて無料で対応させていただきます。またトラブルの原因を特定した後は、弊社の職人からお客様に、修理に必要な工事のご説明と見積もり価格を提示いたします。その内容にお客様が納得され、正式にご契約なされた時点ではじめて工事にかからせていただきます。それまでは決して無断で工事を進めることはなく、料金も一切発生いたしません。
さらにアンテナ工事後の保証など、アフターフォローの体制も万全のものを用意してございます。テレビ映りに不具合が発生して、エラーコードからアンテナトラブルだと思われる場合は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルへとお気軽にお電話ください。
いすみ市 についてもっと知りたい
これからお引越しを考えている方
いすみ市 てどんなところ??
千葉県いすみ市は、県の南東部にあたり、夷隅地域に属している市です。房総半島の東側の中部に位置し、太平洋(外房)に面している市です。市域北東部の海沿いは九十九里平野の南端にあたる太東岬があり、ここが九十九里浜の終点となります。
この地点から南よりは、少しずつ丘陵地になっています。市域の南西部はなだらかな房総丘陵に連なっており、三等三角点である標高157.8メートルの荒木根山や、市域の最高地点である標高187メートルの、勝浦市境の無名丘陵などが存在します。南部では主に国道128号沿線から海岸まで丘陵地が続いて磯海岸になっています。大原漁港沖合には器械根(きかいね)と呼ばれる日本最大級の岩礁(暗礁)群や海中林があります。その面積は約120平方キロメートルで水深は20メートル程度と、魚介類の生息に向いた適度な浅さになっています。親潮と黒潮がぶつかる海域でもあるため、20世紀後半には「宝の海」とも呼ばれた、多種多様な魚からイセエビやサザエ(栄螺)、アワビ(鮑)など海産物の宝庫であり、今日でも好漁場となっています。
市内には塩田川とその支流の新田川。また夷隅川とその支流の落合川、桑田川が流れています。丘陵地では夷隅地域に荒木根ダムが、大原地域に東第一、第二ダム、岬地域に岬ダムが存在します。
いすみ市の市域は、古代には伊甚国(いじみのくに)と呼ばれていました。当時から海産物や農産物が豊富であり、朝廷にとっても重要な地域だったと考えられています。鎌倉時代の末には、禅僧として有名な夢窓疎石(むそうそせき)が、現在の市域にあった退耕庵に移り住み、およそ2年半の隠棲生活を送っています。
現在にも残る「能実」の地名は、この地に稲が能(よ)く実るようにとの思いを込めて、疎石がつけたと伝えられます。他にも疎石が修行のため籠ったといわれる坐禅窟が千葉県県指定史跡になっており、その奥壁には疎石が自ら刻んだとされる「金毛窟」の刻銘が確認できます。坐禅窟の前には太高寺があり、疎石のものとされる千葉県指定文化財の袈裟2領が伝わっています。
戦国時代には、現在のいすみ市とほぼ同じ地域を上総土岐氏が支配します。土岐氏はさほど大きな勢力ではありませんでしたが、現在の千葉県内でも屈指の中世城郭である万喜城(まんぎじょう)を築いて周辺の勢力と渡り合いました。万喜城が落城した記録は残されていませんが、最終的には1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐で、土岐氏が後北条氏(小田原北条氏)に属したため、豊臣方に包囲されて開城したと思われます。
江戸時代には徳川四天王の一人、本多忠勝を祖とする本多氏が当地に入り新田開発を進めた他、市域の多くは大多喜藩の領地でもありました。本多氏が転封された後は、大多喜藩や苅谷藩、また旗本領や各藩の飛地領などに細分化されます。市域の著名な領主には、岩熊村(現在の岬町岩熊地区)を領した「遠山の金さん」こと遠山金四郎家があります。江戸時代中期には、沿岸地域で地引網漁が盛んになり、漁業に関連する祭礼なども行われるようになり、現在にも多く受け継がれています。
今日のいすみ市は、2005年(平成17年)12月5日に、それまで夷隅郡に属していた夷隅町、大原町、岬町が合併し、千葉県内34番目の市として発足した比較的、新しい市です。市名の由来は旧郡名および町名のひとつである「夷隅」を平仮名にしたもので、千葉県でも名前に平仮名を使った初の市町村であり、2020年現在でも唯一の存在になります。
現在でもいすみ市は、ほぼ旧町域に該当する大原地区、夷隅地区、岬地区に分けられ、中心地は大原地区になります。いすみ市から県庁所在地であり県都となる千葉市までは約45キロの距離です。東京都の都心からは70キロから80キロの圏内で、東京都、特に東京国際空港や神奈川県からは東京湾アクアライン、または東京湾フェリーを利用することが移動距離の短縮となります。
市内の東岸に沿ってJR外房線が走っており、大原駅から千葉駅までは普通列車でおよそ65分程度、特急わかしおに乗ると蘇我駅まで40分、東京駅までは70分程度になります。
海岸と丘陵地に恵まれたいすみ市は、太東岬から南方の沿岸部が南房総国定公園に指定されています。市の北東部では、稲作やナシ(梨)栽培をする農家が見られ、穏やかな起伏の丘陵地の谷津に水田がある他、市の中央部にも溜池や河川水を利用した水田が広がっています。現在のいすみ市では、地域経済循環を拡大することによる雇用の創出。地域資源の価値を再認識しての地域所得の向上。都市通勤圏にある自然豊かな地域性を生かした人口減対策。豊かな自然環境と子育て支援の充実を発信して、地域の魅力の向上を目指した地方創生に取り組んでいます。
市内の産業では、農業は前述の通り、夷隅川流域や大原浪花地区などに粘土質の地質を活かした水田が多く、コシヒカリ、ふさおとめ、ふさこがねなどの銘柄が生産されています。昭和初期に国吉と周辺で生産された米は「国吉米」として高値で取引され、皇室献上米にもなりました。今日でもそのブランドは「いすみ米」として引き継がれ、味も形も優れており、早場米としても知られています。
岬町の谷上地区から隣接する一宮町にかけてはナシの栽培が行われており、山間部の里山地帯では、カキ(柿)、キウイフルーツ、シイタケ(椎茸)、タケノコ(筍)、ブルーベリー、マコモタケ(真菰筍)などが栽培されています。また温暖な気候を活かしてハウス、露地栽培のキンギョソウ(金魚草)や食用ナバナ(菜花)などの栽培も盛んです。また市では土着菌完熟堆肥センターを活用した「有機の里」づくりを目指しており、土着菌を利用した有機栽培による農作物の栽培、販売を展開しています。
漁業では、前述した器械根の漁業資源を活かして、特に漁協のイセエビ水揚げ量が日本一となっています。このイセエビは外房イセエビと呼ばれ、プライドフィシュ、千葉県水産ブランド、いすみブランドに認定されています。他にもタコ(蛸)漁も盛んであり、また夷隅川水系では川魚の放流も行われています。市内には全国的に利用される第3種漁港の大原漁港。地元で利用される第1種漁港の太東漁港、岩船漁港があります。
市内の工業では、地下資源として南関東ガス田に由来する、世界有数のヨウ素資源があり。市の西部では天然ガスも含めて多くの企業が採掘を行っています。商業では国道128号沿線に多くの商業施設があり、夷隅郡市の経済中心地となっています。
海に面しているいすみ市には観光スポットも豊富で、海水浴場には、九十九里海岸(九十九里浜)の太東海水浴場。また大原海水浴場があります。他にも史跡の小浜城跡であり、遊歩道などが整備されており、漫画家のつげ義春さんもその光景を愛した八幡岬。「恋のヴィーナス岬」の愛称があり、太東埼灯台が立つ太東岬。和泉海岸にあり、干潮時には陸続きになるタイダル・アイランド現象が発生する鵜之島などの海の景勝地があります。
市内の公園などには、後述するアメリカ合衆国ダルース市から返還された平和の鐘がある大原公園。また椿公園。5000本以上の古いツバキ(椿)が生垣として植えられ、2月から3月が見頃となる椿の里。国の天然記念物である太東海浜植物群落などがあります。
他にも千葉県内に縁のある鉄道車両を中心に屋外展示する鉄道車両保存施設で、養鶏場が運営しているため新鮮な卵かけご飯などが名物でもあるポッポの丘。ネイチャーセンターや日帰りキャンプ場、小動物の広場、ホタルの里、トンボの沼など市内の複数地域に点在する施設の総称である自然環境体験施設、千葉県いすみ環境と文化のさと。自然醸造をモットーとし、長期熟成酒を生産する酒蔵の木戸泉酒造。森林に囲まれた乗馬クラブであるオーハラライデイングパークなどがあります。また市内を通るいすみ鉄道は、観光列車の菜の花列車としても知られています。
市内の文化、歴史との関わりでは、江戸時代中期には現在の岬町長者地区から、中村国香などをはじめとする多くの儒学者を輩出しています。中村国香は、房総各地を巡って寺社や史跡、伝承を採録した地誌「房総志料」を編纂しており、この書物はのちに曲亭(滝沢)馬琴が「南総里見八犬伝」を執筆するにあたり、多大な参考にしています。
江戸時代後期には、“波の伊八”の別名で有名な彫刻師、武志伊八郎信由が、円熟期から晩年までの間に、行元寺や飯縄寺などに傑作の欄間彫刻を彫っています。この伊八の波の作風は、浮世絵師として知られる葛飾北斎の、富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の波の描写に影響を与えたともいわれます。
明治初期の自由民権運動では、市域でも私塾「薫陶学舎」を創設した三島村(現在の上布施地区)の井上幹などによって「以文会」が結成され、その後、大政翼賛会が結成されるまで、戦前を通じて千葉県政に大きな影響を与え続けました。
また明治後期からの房総鉄道(現在の外房線)の整備によって、夷隅川の河口付近から大原海岸にかけて、主に東京から多くの人々が訪れる避暑地となり、著名人の別荘も建てられるようになります。作家の山本有三さんは、大原海岸の旅館に逗留し、その周辺を舞台にした小説「真実一路」を執筆しています。また林芙美子さんは「放浪記」にて、日在海岸の情景や人々との交流を記しています。文豪として知られる森?外さんは夷隅川の河口近く(現在の日在地区)に別荘「鴎荘」を構え、小説「妄想」の中で周辺の風景を描写しています。
現在でも旧大原町にあたる地域には、一路橋の近くに山本有三さんの真実一路碑。若山牧水さんの歌碑。八幡岬には若山牧水さん、林芙美子さんの歌碑、椿の里には窪田空穂さんの歌碑があります。大原の美しい風景や素朴な人情は多くの文人墨客に愛され、他にも井伏鱒二さん、前田夕暮さん、斎藤茂吉さん、竹久夢二さん、鈴木信太郎さんなどの足跡が各地に見られます。
他にも後述する通り、つげ義春さんは漫画作品「海辺の叙景」の舞台として、大原の八幡岬や大原海水浴場などを描いています。
市内の史跡には、寺社に、大国主大神(おおくにのぬしのおおかみ)の分霊を祀る出雲大社上総教会(いずもおおやしろ(いずもたいしゃ)かずさきょうかい、出雲大社上総分院、上総出雲大社)。八幡岬上にある小浜八幡神社。また大原八幡神社。廣田神社。千葉県指定有形文化財の木造十一面観音立像がある清水寺。不動堂が国の重要文化財であり、波切不動と呼ばれる海難除けの寺で、サクラ(桜)、アジサイ(紫陽花)の名所でもある大聖寺(だいしょうじ)。波の伊八の欄間彫刻「波と宝珠」や、千葉県指定有形文化財の銅造阿弥陀如来および両脇侍立像、木造阿弥陀如来立像、絹本著色両界曼荼羅図、金銅竜文五鈷鈴、行元寺旧書院。いすみ市指定文化財の本堂と楼門がある行元寺(ぎょうがんじ)。波の伊八の欄間彫刻「波雲に龍」「波に麒麟」や、千葉県指定文化財の木造薬師如来坐像。千葉県指定天然記念物の長福寺のマキ(槇)がある長福寺。波の伊八の向拝彫刻「龍」「鯉」「兎」「唐獅子」がある光福寺。波の伊八の本堂外陣欄間彫刻「波と飛龍」「天狗と牛若丸」がある飯縄寺。いすみ市指定文化財の楼門がある妙泉寺。善福寺。大栄寺。大原寺。万木の寝釈迦様として知られる銅像釈迦涅槃像がある海雄寺などがあります。
また前述の万喜城は、現在は万木城跡公園になっている他、万喜城主の土岐氏と、安房里見氏、安房正木氏との古戦場である発坂峠。やはり前述の小浜城跡(八幡岬)。岩船地蔵尊。鎌倉時代中後期の作で、頭部のみの仏像である鉄造仏頭。作曲家の海沼實さんが滞在した法興寺(ほっこうじ)に童謡「里の秋」「蛙の笛」の歌碑などがある童謡の里などの史跡もあります。
いすみ市の祭礼やイベントには、毎年9月23日、24日に、旧大原地区を中心とする18社の神輿が集まる大原はだか祭り。上総十二社祭り。毎年5月の万木城まつり。岬サーフタウンフェスタ。8月のみさき盆・盆フェスタや、夷隅ふれあい納涼まつり。毎年12月上旬に行われる増田明美杯いすみ健康マラソン。毎週日曜日その他に行われる港の朝市。地域合唱団によるコンサートが行われる、いすみ市ふれあいコンサート。いすみ市短歌大会などがあります。
いすみ市はテレビドラマ、映画のロケ誘致にも積極的であり、市内でロケが行われたテレビドラマには「SUMMER NUDE」「孤独のグルメ」。映画では是枝裕和監督の「万引き家族」や「星に語りて」などの作品がいすみ市でロケを行っています。
市内を舞台や題材にした作品には、前述のつげ義春さん「海辺の叙景」や、磯木淳寛さんの書籍「『小商い』で自由にくらす~房総いすみのDIYな働き方」などがあります。
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いすみ市 の場所
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千葉県いすみ市は、県の南東部に位置しており、夷隅地区にあたる市です。千葉県の東端で房総半島の中央部に位置し、東側が太平洋(外房)に面しています。千葉県の形を模した県のマスコットキャラクター、チーバくんでいえば、お尻の上部にあたる市です。
市の北側、東よりを長生郡一宮町に、西よりを同郡睦沢町に、西側を夷隅郡大多喜町に、南西から南側を勝浦市に、南側の東よりを夷隅郡御宿町に面しています。
いすみ市は海岸部などが南房総国定公園に指定されている。海岸と丘陵に囲まれた自然の豊かな市で、日本最大級の岩礁群もある絶好の漁場でもあり、イセエビなどをはじめとする海産物が豊かな地としても知られています。古くから漁業や農業で栄えていたことから、史跡や伝統文化なども多く残っています。またその景勝は古くから多くの文人墨客、近代の文化人などが愛したことから、文学などの名作にまつわる地も数多く存在します。現在でも海水浴場や丘陵地の自然公園など、行楽やリゾート地に恵まれた観光地であり、東京都や千葉県内の主要地域へのアクセスも比較的よく。環境も豊かで暮らしやすい市になっています。
いすみ市の市章は、モスグリーンで羽根を下にして羽ばたく鳥のような形の、翼の前方の中央部にブルーの円が入っているものです。これはいすみ市の頭文字「イ」をモチーフに、全体の形で羽ばたく鳥をイメージし、飛躍を表しています。またこの形状は千葉県の形も現していて、青い円によって、いすみ市を示しています。そして緑色で豊かな自然を、青で海や川を表現しています。
旧夷隅町、旧大原町、旧岬町から引き継がれた、いすみ市の姉妹都市、友好都市には、国内では、旧岬町と旧南魚沼郡大和町が友好親善町だった新潟県の南魚沼市。旧大原町と交流都市の提携を行っていた群馬県吾妻郡の長野原町があります。
海外では、旧夷隅町と姉妹都市として長年の交流があったアメリカ合衆国ウィスコンシン州のウォパン市。また、かつて旧大原町の長栄寺にあった梵鐘が戦時中に供出され、終戦後、アメリカに渡ってダルース市の市長室に飾られていました。これが大原町に返還され「日米親善平和の鐘」と命名されたことから大原町姉妹都市となったアメリカ合衆国ミネソタ州のダルース市とは、いすみ市となった現在も姉妹都市提携を引き継いでいます。
ちなみに姉妹都市、友好都市には、どちらも実質的な違いはありません。ただ欧米などの文化圏では主に「姉妹都市」の呼び名が用いられるのに対し、中国などの儒教文化圏では「姉妹」から上下関係が連想されることを避けて、主に「友好都市」の呼び名を使います。
いすみ市のマスコットキャラクターは「いすみん」です。いすみんは、いすみ市の特産物であるナシの帽子をかぶり、髪形はいすみ市にも多くの作品を残している、江戸時代の名人と呼ばれた彫物師「波の伊八」の波を意識した形で、千葉県外房の海もイメージしています。
そしてやはり市の名産物であるイセエビと、市の冬の風物詩、ツバキのアクセサリーをつけています。手には千葉県の三大米である、いすみ米の稲穂を持っており、衣服の胸には市章が入っている、いすみ市のPRポイント満載のキャラクターです。
いすみんは、いすみ市が全国より公募した応募作の中から優秀作10点を選定し、市民投票によって最優秀賞を獲得した作品が選ばれたマスコットキャラクターです。いすみんは女の子で、誕生日はキャラクターの最終選考日である2013年(平成25年)2月5日です。いすみ市からは特別住民票および、いすみ市営業課長の辞令が交付されています。
またNPOいすみライフスタイル研究所のキャラクターには、いすみ市内の民家ででよく見られる、マキ(槇)の木でできた美しい生垣(塀)の槙塀(まきべい)をモチーフに作られた「まきべ~」がいます。まきべ~はその名の通り、四角い槇塀の中心に顔と、まわりに手足がついたキャラクターで、日本古来の妖怪「塗壁(ぬりかべ)」が緑色になったような姿ですが、塀のてっぺんに髪型のような葉が出ていることや、口が菱形、手袋と靴をはいているなどの特徴があります。まきべ~は、まちづくりの基礎といえる自然と調和した景観のよいまちを保存していきたい、との思いからNPOのキャラクターに採用されたといいます。
大原中央商店街のマスコットキャラクター、ホットくんは、椿の花と、星が付いた帽子に、蝶ネクタイという子供の姿で、腹部に書かれた「HOT」は情熱や暖かさを表現しています。
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いすみ市 の鉄道路線
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東日本旅客鉄道(JR東日本)
外房線
・太東駅
・長者町駅
・三門駅
・大原駅
・浪花駅
いすみ鉄道
いすみ線
・大原駅
・西大原駅
・上総東駅
・新田野駅
・国吉駅
・上総中川駅
いすみ市のバス
いすみ市民バス(小湊鐵道に委託)
・いすみシャトルバス
・市内循環線
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いすみ市 の主要道路
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一般国道
・国道128号(外房黒潮ライン)
・国道465号
主要地方道
・千葉県道82号天津小湊夷隅線
・千葉県道85号茂原夷隅線
一般県道
・千葉県道151号夷隅瑞沢線
・千葉県道152号一宮椎木長者線
・千葉県道153号夷隅太東線
・千葉県道154号夷隅長者線
・千葉県道174号勝浦布施大原線
・千葉県道175号大原港大原停車場線
・千葉県道176号夷隅御宿線
・千葉県道229号太東停車場線
・千葉県道230号長者町停車場線
・千葉県道274号松丸一宮線
自転車道
・千葉県道405号九十九里一宮大原自転車道線(太平洋岸自転車道)
農道
・南総広域農道
・岬農免農道
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いすみ市 出身の芸能人
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旧夷隅町、大原町、岬町などを含む千葉県いすみ市出身の著名人には、コメディアン、俳優で、ラサール石井さん、小宮孝泰さんと共に結成したコントグループ「コント赤信号」のリーダーとして知られる渡辺正行さん。NHK水戸放送局のアナウンサーで剣道の実力者でもある森花子さん。その実妹でやはり剣道4段でもあるテレビ朝日アナウンサーの森葉子さん。「振りむく人」などの歌集があり、早稲田大学の非常勤講師も務める歌人の日高堯子さん。「岸壁の母」の作曲で知られる作曲家の平川浪竜さん。昭和期、戦前から戦後にかけての政治家で、衆議院議員を務めた河野密さん。明治時代の内務官僚であった吉原三郎さんなどがいます。
スポーツ界では、1984年(昭和59年)のロサンゼルスオリンピック女子マラソン日本代表として知られる元女子マラソン、陸上競技長距離走選手で、現在は大阪芸術大学芸術学部教養課程教授の他、スポーツジャーナリスト、スポーツライター、解説者、タレント、ナレーター、いすみ市の「いすみ大使」など、さまざまな活動を行っている増田明美さん。読売ジャイアンツや、カナダのキッチナー・パンサーズなどに所属した元プロ野球選手(投手)の齋藤圭祐さん。春日野部屋に所属した元大相撲力士で、テレビアニメ「ど根性ガエル」のキャラクターに似ていることから「梅三郎」「梅さん」などの愛称をもち、温厚な性格でも知られた春日錦孝嘉(竹縄親方)さん。明治から大正にかけての大相撲力士であった五所車菊太郎関。日本代表選手も務めた元バレーボール選手で、引退後はバレーボールの普及、指導にも携わっている蔭山弘道さん。日本中央競馬会(JRA)の元騎手で、現在は調教助手である内田浩一さん。主に陸上競技のスポーツ指導者を務め、日本陸上競技連盟第5代会長、日本体育協会第11代会長などを歴任した青木半治さん。100メートルハードルを専門とする陸上競技選手の石野真美選手。元女子プロレスラーで、お笑いコンビ「吉川☆ミホカヨ」「カイドキッ」ではミホカヨの芸名で活躍した元お笑い芸人でもある脇澤美穂さんなどが、現在のいすみ市の出身者です。
また「ねじ式」などの作品で知られる漫画家のつげ義春さんは、現在の東京都葛飾区の出身ですが、幼少期の1年余りを当時の大原の漁村で母と共に過ごしており、大原の周辺を作品「海辺の叙景」に描いています。つげさんはその後も、住むことを考えて何度も大原を訪れており、特に八幡岬からの風景を好んだそうです。
いすみ市 町域別対応エリア
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ア行
- 今関(イマゼキ)、岩船(イワフネ)、小池(オイケ)、大野(オオノ)、大原(オオハラ)、大原台(オオハラダイ)、大原最上台(オオハラモガミダイ)、大和田(オオワダ)、荻原(オギワラ)、小沢(オザワ)、小高(オダカ)
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カ行
- 柿和田(カキワダ)、神置(カミオキ)、上布施(カミブセ)、苅谷(カリヤ)、国府台(コウノダイ)、小又井(コマタイ)
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サ行
- 作田(サクダ)、札森(サツモリ)、佐室(サムロ)、沢部(サワベ)、島(シマ)、下原(シモハラ)、下布施(シモブセ)、釈迦谷(シャカヤツ)、正立寺(ショウリュウジ)、須賀谷(スガヤ)
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タ行
- 高谷(タカダニ)
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ナ行
- 長志(ナガシ)、行川(ナメガワ)、新田(ニッタ)、新田野(ニッタノ)、新田若山深堀入会地(ニッタワカヤマフカホリイリアイチ)、能実(ノウジツ)
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ハ行
- 日在(ヒアリ)、引田(ヒキダ)、深堀(フカホリ)、深谷(フカヤ)、細尾(ホソオ)
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マ行
- 増田(マスダ)、松丸(マツマル)、万木(マンギ)、岬町井沢(ミサキチョウイザワ)、岬町和泉(ミサキチョウイズミ)、岬町市野々(ミサキチョウイチノノ)、岬町岩熊(ミサキチョウイワクマ)、岬町榎沢(ミサキチョウエノキサワ)、岬町江場土(ミサキチョウエバド)、岬町押日(ミサキチョウオシビ)、岬町鴨根(ミサキチョウカモネ)、岬町嘉谷(ミサキチョウカヤ)、岬町桑田(ミサキチョウクワダ)、岬町椎木(ミサキチョウシイギ)、岬町長者(ミサキチョウチョウジャ)、岬町中滝(ミサキチョウナカダキ)、岬町中原(ミサキチョウナカハラ)、岬町東小高(ミサキチョウヒガシオダカ)、岬町東中滝(ミサキチョウヒガシナカダキ)、岬町三門(ミサキチョウミカド)、岬町谷上(ミサキチョウヤガミ)
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ヤ行
- 八乙女(ヤオトメ)、弥正(ヤマサ)、山田(ヤマダ)
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ラ行
- 楽町(ラクマチ)
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ワ行
- 若山(ワカヤマ)