アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

2023年03月22日

テレビアンテナ工事の事業を行う各種の会社から、どこの業者に依頼すべきかお悩みの方のために、各業者の特徴とメリット、デメリット、工事費用や価格相場などをご紹介。おすすめ業者の選び方をご説明いたします。

 

新築された戸建て住宅への地デジ(地上波デジタル放送)や衛星放送(BS放送、CS放送)用のテレビアンテナ設置。また現在お住まいの住宅で老朽化、旧式化した各種アンテナの交換や修理、またアンテナの追加設置など、一般住宅においては、さまざまな理由や上京でアンテナ工事の必要性が出てまいります。

そしてアンテナ工事が必要となった場合、お客様にとってもっとも重要で、またお悩みの種となる要素が「どの業者にアンテナ工事を依頼すればいいのか?」という点です、町の家電量販店やホームセンターから、プロのアンテナ工事の専門業者まで、各業者それぞれの特徴やメリット、デメリットがあり、業者の選択ひとつで、工事の品質から工事費用の総額まで、大きく変わってくる場合もございます。

 

そこで当コラムでは、戸建住宅で一般的なアンテナ工事を進めるにあたっての大まかな流れと、業者を選ぶ上で重要となるポイント。そして実際にアンテナ工事を依頼できる各業者、業種ごとに、おすすめポイントにどこまで該当するかを解説してゆきます。

アンテナ工事が実質0円!

業者に依頼して各種アンテナ工事を進める手順

新規アンテナ設置や交換、修理など各種アンテナ工事の依頼から、実際のアンテナ工事を行うまでの流れは、担当する業種、業者によって詳細は異なりますが、おおむね以下のような流れになります。

 

業者への連絡と電波調査、見積もりの実施

各種アンテナ工事にあたり、ネットで検索したアンテナ工事業者へ連絡する、またはアンテナを購入した店舗でアンテナ工事を申し込むなどの場合には、依頼して必ずしもすぐにアンテナ工事を行うわけではございませんが、工事前にまずご自宅などの現場へ、担当業者が出張して電波調査、および工事の見積もりを行ないます。

地デジ放送に関しては、周辺に位置する地デジ電波塔の場所や距離などから、地デジアンテナを設置する現場の電波レベルが、いわゆる強電界地域、中電界地域、弱電界地域のどれに該当するか。また周辺環境や現場に届く地デジ電波の方向などを確認する必要がございます。

この結果により、現場で使用できる八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど地デジアンテナの機種、およびアンテナを設置できる場所が決まります。

また衛星放送(BS放送、CS放送)に関しては、BS/CSアンテナの設置により日本国内の全域で受信可能ですが、国内でも北部や南端部、離島部など一部エリアではやや電波が弱まり、大型のBS/CSアンテナが必要なケースがある。またBS/CSアンテナを向ける東経110度の方向に障害物がある場合には受信が難しくなるなどの点から、やはり現場を確認して、安定した衛星放送の受信が可能となるアンテナ設置位置を判定する必要がございます。特に地デジアンテナとBS/CSアンテナ双方を設置する場合には、どちらの放送も受信しやすい設置位置を決める必要がございます。

そして現場の受信環境とお客様のご要望を踏まえ、具体的なアンテナ機種、設置位置などの工事内容が決まれば、その工事に必要となる各種作業や機材の費用を合計した見積もり書を、業者から提示いたします。

その見積もり内容にご納得いただければ、お客様が業者と本契約を結び、アンテナ工事を行うことになります。実際のアンテナ工事については、契約の時点で工事の日程を決めて後日、行う場合もございますが、業者によってはご契約後のスムーズな即日工事も可能です。

なお、地デジ、衛星放送および、それぞれのテレビアンテナの基礎知識。また電波調査、見積もりについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識

地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

 

アンテナ工事の実施

即日工事を含め工事当日は、約束の時間に業者が訪問し、工事を開始します。ただ当日が極端な悪天候の場合などは、電波状態の悪化なども生じ、万全の施工品質を期することができないため、順延となる場合もございます。

基本的には工事当日は、お客様はご在宅の上、工事の進行を確認していただく必要がございます。ただ工事を最初から最後まで見ている必要はなく、業者による最初の説明と、工事後の仕上がりを確認して、何かご要望がございましたら修正などを要求されて、問題がなければ工事は完成とご判断いただければ十分になります。

工事の所要時間は、設置するアンテナの基数や必要な作業内容、現場環境などで異なりますが、一般的なアンテナ設置工事では1時間から3時間程度。アンテナ一基のみの設置や、修理や交換であれば1時間以下のこともございます。この工事の最中は、お客様はご自宅で待機していただいてもかまいません。

 

工事後の確認とお支払い。アフターサービス

アンテナ設置工事の完了後には、業者のスタッフがご自宅のテレビをつけるなどして、電波の受信状態を確認いたします。なおご新居のお引っ越し前などでまたテレビが設置されていない場合には、アンテナコンセントにアンテナチェッカーを接続し、全室で十分な電波が届いているかを計測する形になります。

すべての作業が完了した後は、工事料金の決済と業者からアフターフォローのための保証書をお渡しいたします。お支払い方法に関しては、現金、またクレジットカードや電子マネーに対応できるかは業者によって異なります。あらかじめ可能な決済方法をご確認なさっておいてください。

 

優良なアンテナ工事業者を選ぶポイント

ここでは、アンテナ工事業者を選ぶ際に、重要となる要素をご説明してまいります。以下の要素に該当する点が多ければ、おすすめの業者だといえます。

 

完全自社施工でアンテナ工事を行っているか?

アンテナ工事業者に工事を依頼する場合の、最重要ポイントのひとつが、その業者が「完全自社施工」でアンテナ工事を行っているかという点です。ホームセンターや大手家電量販店、またハウスメーカーなど、アンテナ工事には専門外の業者では多くの場合、工事の受け付けるだけで、実際の工事は発注を受けた下請け業者が行います。

そのため仲介手数料などの中間マージンが発生し、工事費用がやや割高になる。また依頼者側で下請け業者を選べないため、担当する業者によって施工の品質や工事の日程などが大きく変化する。また工事業者と連絡する際に店舗を仲介するケースもあるため、工事内容の注文など連絡が煩瑣になり、依頼者の要望が工事業者に正しく伝わらないこともあるなどの問題が生じます。

一方、アンテナ工事を請け負った業者が、自社で責任をもってすべての作業を行う完全自社施工の業者であれば、施工品質がそのまま口コミなどで自社の評価となるため、研鑽を重ねて施工技術を高めていることが多く、また中間マージンが発生しないため工事価格が割安になる。依頼から即日施行など早急な工事も可能となる。業者への連絡や注文が、工事内容へ確実に反映されるなどのメリットが多くなります。

アンテナ工事の専門業者でも、完全自社施工と下請け業者を利用する業者が存在します。ただ業者をお選びになる場合には、やはり完全自社施工の業者が経験値があり本当に安くて信頼できます。

 

各種アンテナ工事の費用や、実際の工事に使用するアンテナ、機材などの種類が明確か?

インターネット上に公式サイトを掲載するアンテナ工事業者の場合、まず確認すべきは、各種アンテナ工事の価格体系、また使用するアンテナ本体やブースターや分配器など各種機材のメーカー、型番、機種名などが明記されているかという点です。

質の低い業者の場合、範囲の曖昧な「アンテナ工事費用」を他業者より低価格で掲げながら、実際に工事を依頼した際に、現場で不必要な追加工事や費用などを加算することで、最終的な総額では他業者よりも高額を請求することが多くございます。

また各種アンテナなどの紹介についても、使用するモデルを明記せずイメージ写真などを掲載して、実際には品質の低いアンテナ本体や機材を使用することで、実際の工事価格に比べて、極端にコストを抑えて利益を得ようとします。

逆に優良な業者であれば、地デジの各アンテナ機種や、BS/CSアンテナの基本設置工事。また壁面や屋内に設置するなど特殊な工事の費用。ブースターや分配器など機材の設置工事費用。その他、高性能アンテナや地方局用アンテナの設置。既設アンテナの修理、撤去処分の費用など、個々のアンテナ工事の基本費用、および各工事が必要なケースについて詳しく解説しているはずです。

そのページを読んで、新規アンテナ設置や既存アンテナの交換工事など、ご自宅で必要な各種アンテナ工事に必要となる作業、およびそれらの費用総額をおおよそ判断できるようであれば、優良業者と考えていいでしょう。

また使用する各種アンテナ本体、機材などが、信頼のおける国産大手メーカーのものであるかもご確認ください。そうであれば機器本体の品質も高く、工事の完成度も信頼できます。またアンテナ工事業者では、各種機材をメーカーから一括大量購入することによる大幅値引きなど、企業ならではのスケールメリットにより、一般では不可能な機材コストの大幅削減を実現しております。

このような業者では、有名大手メーカーのアンテナ本体、および各種部材の価格を込みにして、一般では難しい低価格のアンテナ設置工事を実現しております。業者による各種アンテナ設置工事については、アンテナ本体、およびケーブルや設置などの部材、防水処理など、各種機材がセットになっているかもご確認ください。

 

複数の連絡先を明記しており連絡をとりやすいか?

アンテナ工事を業者へと依頼する場合には、業者との連絡の取りやすさも重要となります。

極端な例では、粗雑な工事を行う悪質な業者の場合、公式サイトなどに記された連絡先が少なく、工事後に不備などが発生した場合、業者の名刺などに記された番号に電話しても連絡が取れないケースもございます。また前述のように、家電量販店などを窓口とした下請け業者では、実際の工事担当業者へ要望などを伝える際、窓口である店舗などを経由せねばならず、連絡に時間がかかり、依頼者の意向が正しく伝わらない場合もございます。

一方、公式サイトにフリーダイヤルの電話番号はじめ、メールフォームやLINE、チャットなど、連絡の方法が豊富で、Web見積もりなどにも対応できる業者であれば、工事の問い合わせが行いやすいだけでなく、工事施工日までのちょっとした疑問点、相談などや、工事後のアフターサービスについても信頼ができる業者であると言えます。

 

公式サイトなどで実際の施工例を確認できるか?

アンテナ工事で重要なポイントのひとつが、工事の施工品質です。これはただ設置したアンテナの受信性能が安定して、頑丈で風雨などにも強いなどの点だけでなく、例えば壁面にビス穴を開ける際には、ビス穴にシリコンなどを注入して水の浸透を防ぐといった丁寧な施工。また配線などをきれいに配置、固定し、表面にカバーをかけるなどの処理で、外見的にも美しいかという点なども含まれます。

特にアンテナ配線の整理された美しさは、たとえ屋根裏空間など見えない部分であっても、アンテナトラブルなどを避け、メンテナンスも行いやすくなる重要な点といえます。

アンテナ工事会社の中には、施工を担当した住宅の方に許可を得て、実際の施工写真などをブログに掲載している業者もございます。このような施工ブログにて、設置されたアンテナの外観や、配線の丁寧さなどを確認することにより、その業者が具体的にどのような施工を行うかイメージしやすく、業者による施工への心配りも判断できます。

 

見積もり、電波調査が完全無料か?

前述した電波調査と見積もりについては、無料で実施するアンテナ工事業者も存在しますが、業者によっては出張料が有料となることもございます。また現地出張の後、アンテナ工事の本契約にいたらなかった場合にも、キャンセル料が発生することがございます。

このような業者をお選びになると、業者が提示した工事内容やお見積もりに納得できなかった場合や、後述する相見積もりを行う場合に、無駄な出張料、キャンセル料がかさんでしまうことになります。

そのため、まずは出張料やキャンセル料なども含め、現地に出張しての電波調査、見積もりが完全無料の業者をお選びになることをおすすめいたします。公式サイトなどでチェックされる他、業者への見積もり依頼の際にも、念のためご確認されるとよろしいでしょう。

 

相見積もりに対応できるか?

見積もり時に優良な業者を確認する重要なポイントのひとつとして、相見積もりに対応できるという点が挙げられます。

相見積もりとは、同じ工事などに対して、複数の業者に見積もりを依頼することです。相見積もりを行うことで、複数業者の提案する工事内容や、工事価格を比較でき、妥当な工事内容や価格を判断することができます。

基本的には、各業者で見積もりの工事内容、価格などに大きな違いがなければ、不必要な工事や不当な高額料金などを加算していない優良な業者と判断できます。ただ業者によっては、高品質な機材を相場よりは割安に使用している。また独自の工夫による有意義な工法を導入しているなどの理由により、他業者にない価格や工事が加算されているケースもございますので、極端な高価格などでない限り、まずは価格や工事の意味を業者に問い合わせてみるのもいいでしょう。

いずれにせよ相見積もりで複数の業者を比較することにより、ただ工事費用が安いだけでなく、施工や機材の品質、またアフターサービスの充実など、総合的によりメリットの多い業者を選ぶことができます。そしてこの相見積もりに対応できる業者であるということは、それだけ自社の施工技術や価格に高い自信を持つ業者である証とも言えます。

 

見積もり後に工事や費用が加算されないか?

悪質アンテナ工事業者がよく用いる手口のひとつに、見積もり時は一般的な工事価格を提示しながら、実際の施工にて、お客様に無断で不必要な工事を加算し、最終的な総額では不当な高額料金を請求するというものがございます。そのため見積もり時点で対応した業者に、実際の工事では見積もり内容にはない工事や追加料金が加算されることはないかを、きちんと確認しておく必要がございます。

優良な業者であれば、公式サイトやお見積もり時のご説明にて、お見積もり以降に工事や費用は加算しないことを明言しております。ただお客様の側でも念のため、ご依頼時などにその点をきちんと確認されるほうがよろしいでしょう。

 

電波調査、見積もり時などの説明が親切で丁寧か?

これは業者からの対応全般にも言えることですが、特に電波調査や見積もりの際に訪れたスタッフの身だしなみや態度も、優良な業者を見分ける重要なポイントとなります。

優良な業者であれば、お客様目線でご要望第一を徹底しているため、まず服装や態度でお客様に不快感を与えないよう、厳しく注意しております。

そして電波調査の結果を踏まえてアンテナ工事をご提案する際も、まずはお客様がどのようなアンテナ機種をお求めで、住宅のどの位置に設置したいかなどのご要望を最優先にして、現場で可能な限りお客様のご要望に沿った工事内容を提案いたします。

もし現場の電波状態や周辺環境などでお客様のご要望が難しい場合には、その理由をきちんとご説明して、お客様のご要望に近い次善のご提案をいたします。逆に質の低い業者では、お客様のご要望よりも、施工の簡単さや工事のコストを軽減するため、例えばお客様はデザインアンテナの設置を依頼されたのに、無断で八木式アンテナに変更するなどの事例もございます。

そのためお客様におかれましては、見積もりの際のご要望から不明な点についてのご質問まで、業者のスタッフに対し、どのようなことでも遠慮なくご質問ください。優良な業者のスタッフであれば、お客様の質問やご要望に対して、対応が難しい場合はその理由も含めて、きちんとわかりやすく説明するはずです。

逆にご質問への答えが曖昧でわかりにくく、ただ強引に契約を迫るような業者では、お客様のご要望よりも粗雑な施工で利益を得ることを優先する、質の低い業者である可能性が高くなります。このような業者との契約は避けるべきです。

 

見積もりからの即日工事が可能か?

前述のように、アンテナ工事を完成させたい日程まで、ある程度の余裕がある場合には、できるだけ相見積もりをおすすめいたします。

ただ突然のアンテナの故障などで、早急なアンテナ修理などをお求めの際には、即日工事も必要となってまいります。

そのような場合には見積もりからの即日工事にも対応できる業者がございますので、見積もり内容などが信頼できる場合には、すぐにご依頼されるのもよろしいでしょう。業者によっては夜間工事にも対応していることがございますので、早急な復旧をお求めの際には、このような業者に依頼されるのもよろしいかと思われます。

 

工事後の保証は長期か?

各種アンテナ工事業者は、それぞれアンテナ工事完了後の保証期間を用意しております。ただ保障期間は、1年程度の場合もあれば、5年から10年以上などの長期保証を用意している業者もございます。一般的には家電量販店などの下請け業者はおおむね1年程度ですが、アンテナ工事の専門業者であれば数年レベルの比較的、長期保証を用意していることが多くなります。

アンテナ工事の完了後、トラブルなどが発生して、業者側が保証により無料で修理対応を行う場合には、時間や費用などの負担が業者になかってまいります。したがって8年から10年レベルなど、ほぼアンテナの寿命に近い保証期間を用意する業者は、自社の施工技術に強い自信を持っていると考えられます。

また工事後のアンテナトラブルに対する保証対応については、通常はアンテナ工事の完了時に渡される保証書が必要となります。ただ業者によっては、保証期間の満了まで保証書の写しを保管する。また社内で過去の全工事のデータベースを用意するなどして、保証書を紛失されたお客様に対しても、確認が取れれば保証対応を行うケースがございますので、そのような業者をお選びになると、万が一の場合にも安心できます。

施工実績を口コミの数で確認

大切なお家のことですので、Googleの口コミ数だけではなく星の数が4.5以上のプロの業者に重視しましょう。接客、金額、経験、運営……お客様の希望にどれだけ応じられているか、満足度を確認したほうが心配を減らすことができます。業界最安値クラスに設定して、工事もとても綺麗、という良い業者は存在します。あさひアンテナが外注なしの完全自社施工のアンテナ専門店では口コミ数が全国1位となっております。
(※2023年7月22日現在調べ)

アンテナ工事を依頼できる主な業者別の有料ポイント、工事費用の目安は?

以下、テレビアンテナ工事を依頼できる各種業者が上記のポイントにどこまで該当するか、また平均的なアンテナ工事費用についてご説明してまいります。

なお、以下で紹介する、各種アンテナ機材の工事については、以下の各コラム記事で詳細をご説明しております。

テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!

テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!

 

家電量販店・ホームセンター

日本各地に店舗が存在する家電量販店、ホームセンターなどでは、地デジ、衛星放送の各種テレビアンテナを販売しており、アンテナの購入と同時に、窓口でアンテナ工事を依頼することもできます。

このような業者に依頼できる工事は、基本的に購入したアンテナの設置工事であり、新築住宅へのアンテナ設置、また既存住宅のアンテナ交換や追加設置と、それらの工事に必要となる機材、配線などの工事。事前の電波調査と見積もりになりますが、他にもアンテナ修理など、機器を購入しない工事の依頼もできることがございます。

ただこのような店舗は、一部に自社の工事部門を持つチェーン店も存在するものの、基本的には工事の受け付け窓口でしかなく、実際の工事は下請け業者が行います。したがってほとんどの場合、自社施工には該当しません。

このような業者に依頼するメリットは、アンテナ本体を店舗の商品から確認し、店員に細かい説明を聞きながら、現場に適したお好みのアンテナを選ぶことができる点です。工事費用もアンテナ本体価格に加え、多くの場合、店舗側で工事ごとの価格表を用意しており、明確であることが多くなります。また身近な店舗であり、工事後も修理、メンテナンスなどの相談がしやすいのもメリットです。

一方でデメリットとしては、実際の工事は下請け業者が担当するため、仲介手数料などで工事費用の総額が割高になります。

またお客様の側で担当業者を選べず、担当する業者によって施工の品質が変わってまいります。また当然、業者の施工例の確認や、相見積もりにも対応できません。下請け業者は大手チェーン店と提携しているため、手抜き工事や見積もり外の工事を無断で加算するなどの悪質なケースはまずございませんが、チェーン店によっては電波調査、見積もりに出張料が加算されることもございます。

またアンテナ購入からの即日工事に対応できない場合もある他、電波調査や見積もりと実際の工事が別日程になるなど、工事までに日数が空くこともございます。工事後の保証期間も、一年程度と短いことが多くなります。

他にも、下請け業者の業務はエアコン設置のほうが主であるため、6月から8月のエアコン工事シーズンにはアンテナ工事が後回しにされ、日程が大きく遅れることが多い。チェーン店と施工業者が異なるため、チェーン店のポイントサービスなど各種サービスの対象外になるなど、独自のデメリットも存在します。

このような家電量販店、ホームセンターでのアンテナ工事費用は、チェーン店によっても異なりますが、おおむね以下のような範囲の価格となります。

・地デジアンテナ設置:機種や受信性能によって16,500円から30,000円ほど。

・BS/CSアンテナ設置:機種やモデルによって11,000円から28,000円ほど。

・ブースター設置:UHF(地デジ)用、BS/CS対応や受信性能により8,800円から44,000円ほど。

・分配器設置:分配数により5,000円から25,000円ほど。

・混合器設置:28,000円ほど。

・既存アンテナの撤去と処分:3,300円から11,000円ほど。

・見積もり出張費:無料から8,640円ほど。

・高所作業費:無料または4,000円から5,000円ほど。

・強化ステン支線:2,000円から3000円ほど。

なお各種アンテナ設置費用については、アンテナ本体価格が含まれる場合と、別途の場合がございます。この点はチェーン店などによっても異なりますが、地デジアンテナは工事料金にアンテナ本体価格込み。BS/CSアンテナでは別途の場合が多くなります。

また新築住宅へアンテナ設置工事を行う場合の総額は、地デジアンテナのみかBS/CSアンテナもセットかなど、工事内容によっても異なりますが、依頼する各チェーン店により「40,000円から90,000円」「50,000円から100,000円」「70,000円から130,000円」など、価格帯に差が出てまいります。

 

テレビアンテナ工事の専門業者

テレビアンテナ工事の専門業者は、主にインターネット上の公式サイトで、自社の施工についての情報を公開しております。

このような業者はアンテナ工事に特化しているため、新築住宅へのアンテナおよび機器、配線の設置。既存住宅のアンテナ追加設置や交換、修理など、あらゆるアンテナ工事に対応できる他、設置できるアンテナ機種や設置位置なども幅広くなります。

アンテナ工事の専門業者は、一部には下請けを用いる業者もございますが、多くが完全自社施工を謳っており、専門業者として高い施工技術を提供いたします。また自社施工で中間マージンが生じないことや、機材の大量仕入れによるスケールメリットなどで、高品質アンテナ本体などの機材を含めた工事費用を低価格に抑えております。

他にも業者によって違いはございますが、多くの業者では、公式サイトで工事に使用するアンテナや機材のメーカー、機種。そして各工事の基本料金を明確にしており、実際の施工例も紹介している。電波調査や見積もりが出張料、キャンセル料も含めた完全無料相見積もりにも対応する。フリーダイヤルやメールその他の問い合わせ窓口が豊富で連絡しやすい。見積もり後の即日工事にも対応できる。保証も5年から10年近くの長期である。現金その他の決済方法にも対応しているなど、優良業者の条件に該当することが多くなります。

デメリットとしては、数が多いことから前述したような質の低い業者も存在し、お客様の側で、当コラムでご説明したような条件や、相見積もり時の対応などから、優良業者を見極める必要があるという点になります。

アンテナ工事業者の場合、各種アンテナ工事の費用には、アンテナ本体およびケーブルや基本部材が付属することが多く、工事ごとの一般的な価格帯は以下の通りになります。

・八木式アンテナ設置:15,000円から18,000円ほど。

・高性能八木式アンテナ設置:25,000円から35,000円ほど。

・デザインアンテナ設置:20,000円から25,000円ほど。

・ユニコーンアンテナ設置:33,000円から38,000円ほど。

・2K4K8K対応BS/CSアンテナ設置:15,000円から33,000円ほど。

・分配器設置:分配数により5,000円から20,000円強。

・地デジ用UHFブースター設置:20,000円から25,000円ほど。

・UHF・BS/CS(4K8K)混合ブースター設置:20,000円から35,000円ほど。

・混合器設置:15,000円から25,000円ほど。(混合ブースター設置の場合は無用)

・既設アンテナ撤去と処分:5,000円から8,000円ほど。

・アンテナ修理:5,000円から8,000円ほど。

・アンテナ角度調整:8,000円から10,000円ほど。

また業者によってはこの他、高所作業費、夜間工事費。屋根裏空間へのアンテナ設置など、作業によって別途料金が発生することもございますので、各業者の価格体系をきちんと確認する必要がございます。

 

新築物件のハウスメーカーや工務店

新築物件の場合、建築を担当したハウスメーカーや工務店側のオプションで、各種アンテナ工事を依頼できる場合もございます。

この場合の工事内容は、基本的に新築物件への各種アンテナ設置になります。ただ住宅のお引き渡し後も、ハウスメーカーなどに連絡すれば、アフターサービスとしてアンテナの追加設置や交換、修理などに対応してくれるケースもございます。

この場合のメリットは、何かと多忙な新築物件へのお引越し時に、アンテナの購入や業者探しを行う必要がなく、ご入居時にはアンテナ工事が完成していること。またアンテナ工事費用も住宅ローンに含めることができ、各種の手間を大きく省くことができる点です。

ただハウスメーカーなどのアンテナ工事も、実際の施工は下請け業者が担当するため、自社施工には当たりません。そのため家電量販店などの場合と同じく、悪質な業者に当たる可能性は皆無に近いものの、中間マージンにより工事費用がやや割高になる。担当する業者で施工の品質に差が出る。やはり担当業者を選べず、施工事例の確認や相見積もりも不可。工事後の保証期間も短い場合が多いなどのデメリットがございます。

またアフターサービスや追加工事、修理などの際にも、担当業者への連絡をハウスメーカーが仲介するため、やりとりに時間がかかるケースもございます。

これらハウスメーカーなどでの各種アンテナ工事の費用は、以下のような価格帯になります。

・八木式アンテナ設置:16,000円から60,000円ほど。

・デザインアンテナ設置:22,000円から60,000円ほど。

・ユニコーンアンテナ設置:32,000円から69,000円ほど、

・地デジ+2K4K8K対応BS/CSアンテナ設置:33,000円から64,000円ほど。

・UHF帯(地デジ)ブースター設置:15,000円から20,000円ほど

・地デジ、BSCS(4K8K)対応ブースター設置:25,000円から40,000円ほど。

新規アンテナ設置費用の総額は、やはり地デジアンテナの機種、またBS/CSアンテナを追加するかなどによって「60,000円から120,000円」程度になります。

 

個人経営の電気店

地元の商店街などに位置する個人経営の電気店では、各種アンテナ工事を含む、家電製品の設置、電気工事なども請け負っており、家電量販店その他のアンテナ工事の下請け業者を務めているケースも多くなります。

このような業者は地域密着型であるため、近隣の電波状態その他の情報に詳しく、工事後の各種相談も行いやすい点がメリットと言えます。

工事費用については、個人経営店であるため中間マージンが発生せず、工事費用は店主の裁量で左右できるため一般的な相場が存在せず、交渉などで割安になる場合もある反面、アンテナ工事費用の相場に疎いことから、かえって割高になることもございます。

またやはりアンテナ工事が専門の業者ではないため、店舗により施工技術、およびアンテナに関する知識や機材が古く、最新の技術に対応していないこともございます。

特に近年ではこのような店舗は、商店街の減少や店主の高齢化などで減少傾向にあり、アンテナ工事を依頼した後に、閉店廃業などで店舗がなくなり、相談先を失うケースもございますので注意が必要です。

 

まとめ

当コラムでご説明したポイントを参考にしていただければ、高品質な施工で工事価格を抑えられ、対応なども迅速となる優良なアンテナ工事業者をお選びいただけることと存じます。

その他、業者ごとのアンテナ工事料金、各業者の詳細や、即日工事、工事にかかる時間など、アンテナ工事に気になる点についての詳細は、以下の各コラム記事でもご説明しております。

アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

地デジ、衛星放送の各種テレビアンテナ設置工事にかかる時間はどれぐらい? 各種アンテナ工事費用の相場と合わせて徹底解説!

 

当あさひアンテナでは、各種テレビアンテナ設置工事を、国産大手メーカー製の高品質アンテナ本体とケーブルや基本部材、防水加工をセットにした業界最安級の工事価格でご提供しております。もちろん工事は完全自社施工で、新規アンテナ設置や既存アンテナの交換、修理、またケーブルテレビ(CATV)、光テレビからの乗り換えなど、さまざまな工事にご対応いたします。

ご自宅での電波調査、お見積もりも出張費、キャンセル費を含む完全無料で、相見積もりにもご対応いたします。もちろん当初のお見積もり価格に料金を追加することは決してございません。また工事をお急ぎのお客様には即日工事、夜間工事などにも対応しております。

使用するアンテナ機材や部材各種工事費用も、当サイトですべて明記している他、実際の施工事例もブログ形式で数多くご紹介しております。アンテナ工事の保証についても、業界最長クラスとなる、工事完了日からの「10年保証」のご用意がございます。

万が一、お客様が保証書を紛失された場合にも、弊社では過去の工事内容をすべてデータベース化して保存しておりますので、お客様からのご相談で、該当する工事について確認ができ次第、保証書がなくとも完全な保証対応を行わせていただきます。

 

各種アンテナ工事をお求めのお客様は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)か、メールフォームLINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせの上、弊社を相見積もりの中に一社にでもお加えいただければ幸いです。

各職人の研鑽による高い施工技術と誠心誠意のご対応により、必ずやお客様にご満足いただけるアンテナ工事をご提案いたします。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。