地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

2023年02月05日

地デジや衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)のテレビアンテナ設置工事前、携帯電話や無線LANなどの影響を避け、現場の電波レベルを確認して安定した受信感度を確保するため、見積もりと共に重要な現場の電波調査について、その必要性から依頼できる会社、依頼の方法や手順、費用の相場などについて詳しく解説いたします。

 

2023年(令和5年)現在は、地上デジタル放送(地デジ)用の地デジアンテナ、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)用のBS/CSアンテナともに、多用なアンテナ機種、取り付け工法が発展しております。

地デジアンテナでは、昔ながらの「八木式アンテナ」の他、外観性や対候性が向上した「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」も存在します。BS/CSアンテナは基本的にパラボラアンテナ一種類のみですが、ディッシュ部の大きさで受信性能が異なる他、カラーバリエーションや高耐風モデルなどもございます。

戸建て住宅でアンテナを設置できる場所も、屋根の上に限らず、住宅の壁面やベランダ、場合によっては屋内も含め、さまざまな工法が実現しています。

 

ただこれらアンテナ工事に際しては、残念ながらすべての現場で、あらゆるアンテナ機種、設置工法をお選びいただけるわけではございません。地デジアンテナでは、現場に届く地デジ電波の方法やレベル、周辺に電波を妨げる障害物がないかなどの周辺環境。BS/CSアンテナも、アンテナを人工衛星の方角へ正確に向けることができ、障害物などもない設置環境が必要です。

 

そのため戸建住宅で地デジをはじめ各種テレビアンテナを設置する前に、まず現場の電波調査が必須となります。対象は主に地デジ電波ですが、ご自宅のさまざまな場所にて受信できる地デジ電波の強度と方向を確認し、そのご自宅で地デジアンテナ設置に適した場所や、最適となるアンテナ機種を割り出す作業。それが「電波調査」です。

衛星放送では、電波の方向はほぼ一定で、日本の全域で受信できるものの、障害物に影響されやすい。一部エリアではやや電波が弱くなるなどから、アンテナ取り付け工事の際には衛星電波レベルの測定を含め、さまざまな考慮が必要となります。

 

当コラムでは、テレビアンテナ設置の前の「電波調査」についてご理解いただくため、まずは地デジ放送、衛星放送の電波について。また各現場で受信できる電波レベルの違い。的確な受信に必要な条件などテレビ電波の基礎知識から、現場の条件に適したアンテナ機種や設置方法。現場の地デジ電波状態を確認する目安。さらには低価格、あるいは無料で電波調査を行う業者について、2023年度の最新情報に基づいて、徹底的にご説明してまいります。

 

なお業者に依頼する場合は、「電波調査」とアンテナ工事の「見積もり」がセットになっているケースが多くなります。

同時に行われる「見積もり」についての基礎知識は、姉妹記事となる以下のコラム記事でご説明しております。

地デジ・衛星放送テレビアンテナ工事の費用がいくらかわかる「見積もり」の方法は? 会社ごとのアンテナ工事相場と優良業者の選び方を徹底解説!

よろしければこちらもご確認ください。

アンテナ工事が実質0円!

地デジ放送、衛星放送の電波に関する基礎知識

アンテナ設置工事の前に電波調査を行う理由は、もちろん現場で受信できるテレビ電波の状態を確認し、受信に最適のアンテナ設置を実現するためです。電波調査について理解するためには、まず地デジ放送、衛星放送の仕組みについてご理解いただく必要がございます。

以下、各放送における電波について解説してゆきます。

 

地デジ放送の電波とは?

地デジ放送(地上波デジタル放送)は、地上に設置された電波塔から周辺地域にテレビ電波を送信する「地上波放送」と呼ばれるテレビ放送です。地デジ放送は、日本初のテレビ放送(地上波放送)として1953年(昭和28年)に開始された「アナログテレビ放送」と並行する形で、2003年(平成15年)12月1日正午より放送をスタート。その後、数年の移行期間を経て、2011年(平成23年)7月24日、アナログ放送が停波(放送終了)したことで、地デジ放送が日本で唯一の地上波テレビ放送となりました。

この地上波放送の転換は、主に21世紀初頭の、世界的なデジタル化の趨勢。そして携帯電話の普及によりテレビ放送の周波数帯を削減する必要が出たことにより、国の主導で行われたものです。

アナログ放送時代のテレビ電波は、30MHz(メガヘルツ)から300MHzの周波数帯である「VHF(超短波)」と。300MHzから3,000MHz(3GHz(ギガヘルツ))にあたる「UHF(極超短波)」でした。

しかし地デジ放送では、映像信号をデジタル信号化して圧縮することで、UHF帯のうち「470MHzから710MHz」までに周波数帯を圧縮しました。そのため現在の地デジアンテナは「UHFアンテナ」とも呼ばれます。

そのためアナログ放送から地デジ放送の転換に当たっては、UHFアンテナを設置していた一部の住宅を除き、地デジ対応アンテナへの交換や、テレビ本体も地デジ用ハイビジョンテレビへの買い替えが必要となりました。

しかしデジタル化によって、アナログ放送時代より格段に高画質の、2Kフルハイビジョン(FHD)放送や、番組表やデータ放送、双方向性などの多機能も実現し、現在では日常の一部となっております。

 

地デジ放送の「電界地域」とは?

前述のように地デジ放送は、地上の電波塔から周辺に電波を送信することで、放送エリアとして日本国内の大半をカバーする地上波放送です。その仕組みは、東京スカイツリーをはじめ、広範囲に地デジ電波を送信する大規模な送信局や、各エリアをカバーする大小の中継局と呼ばれる電波塔を日本国内の主要地域に設置し、そこから地デジ電波を発信するものです。

各住宅などでは、近隣の中継局など電波の方向に地デジアンテナを設置することで、地デジ電波を受信し、テレビなどの受信機器で視聴できることになります。この地デジ放送は、現在では日本国内の主な市街地や、人が住まう地域の大半をカバーしています。

またNHK受信料を除き、地デジの視聴は基本的に無料のため、現在では90パーセント以上の普及率になっています。

ただ電波塔から送信された地デジ電波は、長距離を移動するほど徐々に電波レベル(電波強度)が低下します。さらにUHFの電波は、かつての主なテレビ電波であったVHF波に比べると、波長が短く直進性(まっすぐ進む性質)が強い半面、高層建築物や山地などの障害物にぶつかると、回り込みにくく電波が遮断されやすい性質がございます。

そのため日本国内の各エリアで受信できる地デジ電波の強度は、電波塔からの距離や、周辺の地形といった条件で左右されます。そして受信できる地デジ電波レベルにより、日本国内をエリア分けしたものが強・中・弱の「電界地域」です。

この電界地域に正式な定義は存在しないため、変動する場合もございますが、一般的には電波レベルを示す「㏈(デシベル)」の単位を基準に、その地域で受信できる地デジ電波の強度により区分けされます。

具体的には、

80㏈以上:強電界地域(中継局の周辺から近距離で山地などの障害物がない地域)」

80㏈から60㏈:中電界地域(強電界地域の周辺で障害物などがない地域)」

60㏈以下:弱電界地域(中電界地域のさらに周辺地域)」

となります。また弱電界地域よりさらに遠い。山間部などで地デジ電波が遮断されるなどの要因から、地デジ電波がほとんど受信できない地域も一部には存在し、地デジの「難視聴地域」と呼ばれます。

基本的に地デジアンテナ設置にあたっては、現場の電界地域と周辺環境を基準に、採用される地デジアンテナ機種、設置位置や必要な機器などが選ばれます。

ただこの電界地域は大まかな目安にすぎず、各電界地域内でも、高層建築物や地形の影響などによって、局地的に電界地域の基準よりも電波レベルが低くなることもございます。さらに地デジ電波レベルは、一年を通した季節ごとの気候の影響などにより、おおむね「6㏈」程度の変動が生じます。また悪天候時も電波レベルがやや低下いたします。

なおアンテナで受信した地デジ電波が、ケーブルを経由してテレビなど受信機器に届いた時点で、地デジ放送が視聴できる電波レベルは、理論上は「34dBから89dB」の間です。この範囲より低い場合はもちろん、90㏈以上と強すぎる場合も受信トラブルの原因となります。

実際の地デジアンテナ工事や配線時には、季節や気候の影響による地デジ電波レベルの変動も考慮し、各受信機器に届く時点での電波レベルは最低でも「40㏈以上」。基本的に「47dBから81dB」の範疇になるよう調整されます。

なお地デジ電波や電界地域についての詳細は、以下のコラム記事でもご説明しております。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは?

徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方とは?

 

衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)の電波とは?

衛星放送とは地球の上空、赤道の周回軌道上、約36,000キロの宇宙空間に位置し、地球の自転と共に周回することで、地上から見れば常に天空の一ヵ所に静止して見える「静止衛星」から、地上に向けて放送電波を送信するテレビ放送です。

衛星放送では一基の人工衛星から、日本国内の全域など、地上の広範囲に電波の送信が可能です。そのため地上の建築物や地形、災害などに影響されず、効率的に大容量の情報を送信できるのがメリットとなります。

2023年現在の日本の衛星放送には、大きく分けて「BSデジタル放送(BS放送)」と「CSデジタル放送(CS放送)」がございます。2018年(平成30年)12月1日よりは、BS、CS放送にチャンネルを追加する形で「新4K8K衛星放送」もはじまっております。

以下、各放送について解説いたします。

・BS放送

「放送衛星」を用いた衛星放送です。現在は東経110度に位置する静止衛星が使用されています。主なチャンネルは無料放送であるNHK、各広域民放その他のBSチャンネル。「WOWOW」「J-SPORTS」など月額契約制の有料チャンネルになります。

・CS放送

「通信衛星」を用いた衛星放送です。東経110度の静止衛星を使用する「スカパー!」サービスが主な放送ですが、他にも東経124度・128度の通信衛星を用いた放送サービスもございます。CS放送は大半が有料チャンネルで、細分化されたジャンルの多チャンネルが特徴であり、月額契約によりお好みのチャンネルをご視聴になれます。

・新4K8K衛星放送

これは前述の通り、2Kフルハイビジョン放送であった従来のBS放送、CS放送に、2Kの4倍の解像度である4K放送。さらに4Kの4倍の解像度となる8K放送のチャンネルが追加されたものです。他にも色彩や動画の表現、音声なども高品質化しており、よりリアルで精密な映像が視聴できる放送になります。

 

以上、各種衛星放送の受信に関しては、BS放送、110度CS放送であれば、人工衛星の位置が同じため、一基のBS/110度CSアンテナで、双方とも受信、視聴できます。

ただ東経124度・128度の人工衛星を用いたCS放送に関しては、衛星の位置が違うため、受信のためには別個に専用のCSアンテナを設置するか、BS放送、110度CS放送を含むすべての衛星放送を受信できるマルチアンテナが必要となります。

また新4K8K衛星放送を、4K8K画質で視聴するためには、4Kおよび8Kのテレビの他、4K8K対応のBS/CSアンテナおよび、配線部の機器も4K8K対応型が必要となります。

従来のBS、CS放送では、人工衛星から右回りの螺旋を描いて送信される電波「右旋円偏波」が使われていました。しかし新4K8K衛星放送をスタートする際、追加チャンネルに割り当てられる周波数帯が不足したため、BSの一部無料4Kチャンネルを除く、多くの4K8Kチャンネルでは、新しく左周りの螺旋を描く電波「左旋円偏波」が採用されました。

現在のBS/CSアンテナはほぼすべて、右旋、左旋の双方の電波を受信できる4K8K対応型ですが、2018年以前の2K対応BS/CSアンテナでは、左旋円偏波を受信できないため、新4K8K衛星放送の多くのチャンネルを視聴できなくなります。

また衛星放送では、人工衛星から送信される電波は約12GHz前後と、非常に周波数が高く直進性が強いものになります。

この電波をBS/CSアンテナで受信した際、アンテナの「コンバーター」によって扱いやすい周波数に変換し、ケーブルでテレビなどの受信機器に送信されるのですが、この変換時、右旋円偏波は「1032MHzから2072MHz」。左旋円偏波は「2224MHzから3224MHz」の周波数となります。

したがって配線部のブースターや分配器、ケーブルなどが2K放送時代のものである場合は、変換された左遷円偏波の高周波数帯に対応できないこともございます。すべての新4K8K衛星放送をご視聴になるためには、各種機器、場合によってはケーブルなども「3442MHz(4K8K)対応型」へ交換する必要が出てまいります。

その他、衛星放送(BS、CS放送)の電波の性質としては、日本国内であればほぼ全域で受信できますが、国内でも衛星からの距離が遠くなる北部や南端部、離島部などでは、電波レベルがやや弱まるため、受信性能の高い大型のBS/CSアンテナが必要となります。

また衛星放送の電波は周波数が非常に短いため、豪雨や降雪の際には、雨や雪の粒が周波数の幅と近くなることで、電波の吸収や乱反射が生じて受信が困難となる「降雨(降雪)減衰」が発生することもございます。

衛星放送の詳細については、以下のコラム記事でも解説しております。

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

 

戸建て住宅に設置される地デジ、衛星放送用アンテナ

ここでは現在、使われる主な地デジ、BS/CSアンテナに関して、主に現場の電波状態に合わせた受信性能を中心にご説明いたします。

地デジ:八木式アンテナ

一般的なテレビアンテナのイメージとなる、主に住宅の屋根の上に設置される、矢印状の骨組みに短い横棒がついた、魚の骨のような地デジアンテナです。

アナログ放送時代から使用される歴史あるアンテナで、主な設置位置は、屋根の上に立てられたマスト(支柱、ポール)の先ですが、近年では専用の設置具を用いて、ベランダの内外や壁面、また軒先からの吊り下げ設置なども可能です。

八木式アンテナの横棒は、電波を受信する「素子(エレメント)」と呼ばれる部品であり、設置できる素子の数、すなわち受信性能が幅広い点が特徴です。

一般的なモデルでは、強電界地域向けの4素子、8素子。中電界地域から弱電界地域向けの14素子、20素子がある他、弱電界地域向け高性能モデルとして、Ⅹ型の器具に複数の素子を設置した「パラスタックアンテナ」では、個々の素子が高性能になり、27素子や30素子のモデルも存在します。

八木式アンテナにはさまざまな素子数(受信性能)のモデルが存在するため、幅広い電界地域に対応でき、特に弱電界地域では、高性能機種の八木式アンテナを屋根の上に設置する他に、地デジアンテナの選択肢がないこともございます。

さらに素子が露出しているため受信感度が高まる「素子アンテナ」であること。設置位置が屋根の上など高いため、周辺の障害物などに影響されにくいなどの要因で、地デジアンテナでは最高の受信性能を誇る機種になります。

また古典的な機種のため、本体価格や設置工費も地デジアンテナではもっとも低価格になってまいります。

ただデメリットとしては、昔ながらの形状と設置位置で、現在の地デジアンテナでは大型となる点から、住宅の見た目や景観を乱す。風雨や降雪などの影響を受けて老朽化が進行しやすく、寿命が短くなりアンテナトラブルの原因にもなるなどの点がございます。

八木式アンテナや高性能機種については、以下のコラム記事でも詳細を解説しております。よろしければご確認ください。

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

地デジ:デザインアンテナ

アナログ放送から地デジへの移行期、2009年(平成21年)頃より普及しはじめた、地デジアンテナの第二世代です。

アンテナ本体部を主に長方形の薄型ボックスに収めた形状で、カラーバリエーションも豊富です。設置位置は主に住宅の壁面やベランダ部ですが、他にも屋根の上のマストに固定する。また現場の電波状態や住宅の条件が整えば、屋根裏など屋内空間への設置も可能です。

デザインアンテナはその名の通りスマートな形状で、主に壁面などに設置されるため、住宅の見た目や景観を乱さず、風雨など自然環境にも影響されにくいため、寿命が長くなりトラブルも避けやすい点が最大のメリットです。そのため現在の地デジアンテナでは、もっとも人気が高い機種になります。

一方で受信性能に関しては、外見から素子が見えないため「素子数相当」で表され、主に「20素子相当」から最大でも「26素子相当」のモデルのみになります。また同素子数のモデルでも八木式アンテナに比べると、受信性能はやや低めになります。

さらに主な設置位置が、屋根の上よりは低い壁面などのため、周辺の障害物などにも影響されやすくなります。そのため使用できるのは主に強電界地域から中電界地域ですが、そのエリア内でも高層建築物の付近、住宅密集地などの現場では、十分な地デジ電波が受信できず、設置できないこともございます。

他にも八木式アンテナに比べると、本体価格や設置工費がやや割高になる。壁面設置では、固定具を設置するため壁にビス穴を開ける必要が生じるなどのデメリットがございます。

デザインアンテナについては、後述のユニコーンアンテナも含め、以下のコラム記事に詳細がございます。

地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

 

地デジ:ユニコーンアンテナ

日本の大手アンテナメーカー「マスプロ電工」さんが2017年(平成29年)に発売した同社独自のモデルで、2023年現在、最先端機種となる第三世代の地デジアンテナです。

およそ70センチの円筒形をしたアンテナ本体を、マストの先に直立させた形状で、本体部には反射の少ないウォームホワイトとブラックブロンズ、二色のカラーバリエーションがございます。主な設置位置はマストで屋根の上に立てる他、専用の固定具により屋根の張り出し部(破風板)や、住宅の壁面でも高い位置に設置できます。

そのメリットは、優れたデザイン性で住宅の見た目や景観を乱さない上、風雨なども受け流しやすく、経年劣化やトラブルに強い。さらに受信性能は「20素子相当」ながら、設置位置が高いため障害物に影響されにくく、受信感度が安定する点です。

設置できるエリアは主に強電界地域から中電界地域ですが、周辺環境の影響によりデザインアンテナでは十分な受信が叶わない現場でも、ユニコーンアンテナであれば高い受信性能を発揮し、設置可能なケースが多くなります。

デメリットには八木式アンテナの同素子モデルから、多素子数の高性能機種に比べると受信性能では及ばず、弱電界地域では設置できないケースが多くなる。また最新機種のため、地デジアンテナの中では本体価格、設置費用がもっとも高くなる点がございます。

ユニコーンアンテナについては、以下のコラムで詳細をご紹介しております。よろしければご確認ください。

地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

 

衛星放送:BS/CSアンテナ

衛星放送用アンテナとして、現在では一般的な4K8K対応BS/110度CSアンテナは、皿のような形状のディッシュと、その中央で電波を集め、適切な周波数へ変換する、アームに支えられたコンバーターから構成されるパラボラアンテナです。

BS/CSアンテナの基本的な構造は同じため、メーカーや機種によって受信性能が大きく変化することはございません。

受信性能の違いとしては、一般家庭用の標準機種、45型(ディッシュ直径が45センチ)の他、やや大型で受信性能が高まる「50型」「60型」「75型」が存在します。

大型モデルは前述した日本の北部、南端、離島部など、衛星放送の電波レベルが弱くなるエリアで使用される他、降雨減衰への対策になります。ただ大型のBS/CSアンテナはそれだけ風雨などに影響されやすくなるため注意が必要です。なお90型以上のモデルは、集合住宅に設置される共同受信用であり、一般住宅ではまず利用されません。

他にも基本色は太陽光に強い白色系ながら、熱や紫外線に強い塗料による黒などのカラーバリエーション。さまざまな工夫で台風などへの耐性を高めた高耐風モデルなどが存在します。

BS/CSアンテナの特性には、人工衛星から直進する高周波数の電波を受信するため、衛星の方向(東経110度)へ正確に向ける必要があり、ミリ単位のズレでも受信感度が大きく低下する。アンテナを向ける方向の障害物に影響されやすく、建物や山地などはもちろん、樹木の葉が茂る、洗濯物が干されるなどの影響でも受信が困難になることがある。コンバーター部に電源の供給が必要などの点がございます。

BS/CSアンテナや各モデルについての詳細は、以下のコラム記事でもご説明しておりますので、よろしければご参照ください。

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テレビアンテナの設置に際して必要となる配線部の機器

テレビアンテナ取り付けに際しては、アンテナ本体だけでなく、アンテナと屋内のテレビなど受信機器を接続する配線部にも、さまざまな機器が設置されます。

これらの機器でアンテナの受信性能に関係するものは、主に「ブースター」と「分配器」になります。

ブースターは、アンテナが受信したテレビ電波レベルを増幅する装置です。中電界地域以下のエリアや、強電界地域でも複数台のテレビを設置する住宅では、アンテナが受信する電波レベルでは必要なレベルに届かないことがあるため、ブースターを設置することで必要なレベルまで電波を増幅します。

分配器は、アンテナとブースターを経由した一本のアンテナケーブルを、複数のケーブルに分配し、各部屋のアンテナコンセントへ送る装置です。分配器を経由することにより、分配された先の個々の電波レベルは、分配される数で割られる形になって減少します。

したがってその住宅における分配数を計算して、個々の部屋まで最低でも47㏈以上の地デジ電波レベルを送信するため、設置するアンテナモデルやブースターの増幅レベルを考慮する必要がございます。

他にも配線部に設置される機器には、地デジとBS/CS、双方のアンテナを設置する場合に、双方からのケーブルを一本にまとめて配線コストを軽減する混合器と、テレビなど機器の前で双方の電波を二本のケーブルに分離する分波器がございます。

ただ混合器については、近年では地デジと衛星放送用ブースターに混合器の機能を兼ね備えた「UHF/BSCS混合ブースター」が使用される例が多くなっております。

なおこれらの機器およびアンテナ配線部のケーブル(アンテナ線)は、テレビ電波を送信する部分であるため、地デジ、BS/CS、新4K8K衛星放送など、送信する電波の周波数に対応できるものが必要となります。

なおこれらの機器の詳細については、当コラムの姉妹記事である見積もりに関するコラム、および以下の各コラム記事でご説明しております。

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ご自宅で受信できる地デジ、衛星放送の電波レベル(電界地域)を確認する方法は?

特に地デジアンテナ設置の際には、現場ごとに受信できる地デジの電波レベルや、電波の方向が異なるため、プロのアンテナ工事業者による、専門の知識と機材を用いた正確な地デジ電波調査が必要になります。

ただ、ご自宅でおおよその地デジ電波レベルの目安を確認する方法としては、主に以下のような方法が挙げられます。

地デジ放送の電波状態(電界地域)を確認する方法

・レベルチェッカー(電波測定器)を利用する。

アンテナ業者が地デジ、衛星放送などの電波調査に用いるレベルチェッカーは、インターネット通販などでも購入できます。ただ一台の価格が数千円から数万円になる他、テレビ電波の専門知識がなければ、正確な意味を理解することが難しい点もございます。

使用する機会が少ないことからコストパフォーマンスも悪く、現実的な方法とは申せません。

・近隣の住宅に設置されている地デジアンテナを確認する。

各電界地域によって、設置できる地デジアンテナの種類は変わってまいります。そのため近隣の住宅にある地デジアンテナを確認することで、一帯がどの電界地域か判定する目安になります。

具体的には強電界地域であれば、八木式アンテナは素子数が少ない小型モデル。またデザインアンテナも小型モデルを含め、多く見られることになります。逆に弱電界地域では、ほとんどが大型で素子数の多い八木式アンテナとなり、住宅のもっとも高い位置や、長いマストを用いた高所に設置されることが多くなります。

ただアンテナ機種の選択は、各ご家庭の好みやテレビの設置台数、ブースターの調整などによっても変化するため、非常に大まかな目安となります。

・近隣の家電量販店や電気店などに問い合わせる。

その地域にある家電量販店やホームセンター、町の電気店などでは、各種テレビアンテナを販売し、アンテナ工事を請け負うことも多いため、スタッフや店主が地デジ電波状態に関して詳しいケースもございます。

ただこのような店の従業員はアンテナ工事の専門家ではないため、専門知識が正確ではなく、電波状態についてもおおまかな知識しかもっていない場合もあるため、参考程度にとらえることをおすすめいたします。

 

・ワンセグ放送を受信する。

ワンセグ放送の電波は、地デジ電波と同じ電波塔から送信されるため、ワンセグが安定して受信できるエリアは、地デジの電波状態も安定したエリアになります。ワンセグ放送を受信できる機器をお持ちであれば、ご自宅など電波状態を確認したい現場で、いくつかの部屋、位置にてワンセグ受信を試みてください。全体でワンセグを受信できる場合は、電波状態がよい現場といえます。

逆に一部の部屋、もしくはほとんどの位置で受信が困難な場合は、その結果に応じて、電波状態が悪い現場だと判断できます。

しかしワンセグ放送は、地デジ電波に比べると低い電波レベルでも受信可能なため、これもおおよその目安としか申せません。

 

・インターネット上のサイトで確認する。

インターネット上で閲覧できる一般社団法人「A=PAB 一般社団法人放送サービス高度化推進協会」のサイト内にある、「地デジ放送エリアの目安」ページでは、日本国内の各地にある電波塔、およびその電波塔からの地デジ電波が受信できるエリアを確認できます。

このページから、都道府県などのエリアや住所、郵便番号、電波塔の名称や一覧などを選択することで、地図上にそのエリアのすべての地デジ電波塔が表示され、特定の電波塔、および放送している局の電波をクリックすることで、その電波塔の電波が60㏈以上で受信できる、中電界地域以上のエリアが色付きで表示されます。

ただこのサイトの情報も、弱電界地域はカバーしていない他、高層建築物や地形の影響で、色付きのエリア内でも電波レベルが下がるエリアまでは確認できません。あくまでひとつの目安と考えておくのがよろしいでしょう。

 

衛星放送の電波調査について

BS、CSなどの衛星放送に関しては、基本的に日本全国において、BS/CSアンテナを東経110度に向けることで受信できます。

そのため地デジアンテナ設置に比べると電波調査の必要性はやや低くなります。ただ前述のように、日本国内でも中心部から離れた一部エリアでは電波レベルが弱くなること。また現状だけでなく、将来にわたって障害物の発生が考えにくい位置への設置が必要になることから。正確なアンテナ角度の調整を行い、確実な受信を実現するため、設置位置において電波レベルの確認などを行います。

なお障害物に関しては、アンテナを向けた先に、アンテナ位置より5メートル高い障害物がある場合、障害物とアンテナの間が7.5メートル以上離れているなど、障害物の高さより1.5倍以上の距離を置けば、衛星放送の受信に問題は生じません。

またBS/CSアンテナの設置は、住宅のベランダなど安全に作業できる場所であれば、ご自宅にてDIYで設置することも不可能ではございません。ただご自宅でBS/CSアンテナを設置する場合には、仮固定したBS/CSアンテナとテレビを接続し。テレビ側のアンテナレベル画面を確認しながら、ミリ単位でアンテナ角度を調整しては、数秒待ってテレビ側のアンテナレベルに反映されるのを確認するといった、手間がかかり根気が必要な作業になります。

しかしアンテナ工事業者であれば、専用のアンテナチェッカーを用いることで、その場で正確な角度を割り出し、的確な角度へのBS/CSアンテナ設置を、高い施工品質で手早く行うことができます。

 

アンテナ工事業者が行う「電波調査」の内容とは

アンテナ取り付け工事を行う業者は、特に地デジアンテナ工事の前には、必ず現場である住宅でもさまざまな部屋や位置で電波調査を行い、アンテナ設置に適した位置を割り出します。

特にアンテナ工事の専門業者では、現場に出張しての電波調査、見積もりを無料で行う業者が多くなります。このような業者をお選びになれば、費用をかけず正確な電波調査が可能です。

なお業者を選ぶ際に重要なポイントは、現場への出張費、また現地調査や見積もり後、アンテナ工事の本契約にいたらなかった場合のキャンセル費などを含めた、現地調査費が完全無料の業者である点が挙げられます。さらに見積もりと合わせて複数の業者に現場調査を依頼する「相見積もり」で、複数の業者の結果を比べて、より正確な電波状態の把握が可能となります。

業者による電波調査の具体的な手順は、依頼により指定した日程に、業者のアンテナ職人がご自宅を訪問して、専用のレベルチェッカーを用いた電波調査を実施します。

まずハンディタイプのレベルチェッカーにより、屋根の上から屋内の各部屋、窓際やベランダなど、住宅内で各位置の電波状態を確認し、さらにやや大型の機器を用いて電波の品質を分析するなど、専門知識、機材とも個人では難しいレベルで、気候や天候などによる電波状態の変化も踏まえて、詳細な電波状態を分析します。

地デジアンテナでは電波レベルだけでなく、アンテナ本体を電波塔など電波が送られる方向へ向ける必要があるため、ベランダや壁面などへの設置をご希望の場合も、設置できる壁面などの方向が限られることもございます。ただ直接、中継局から送られる地デジ電波だけではなく、近隣の建物などに反射して方向が変わった「反射波」が十分なレベルで現場に届くこともあり、地デジアンテナを設置できる方向に幅が出るケースもございます。

このように詳細な電波状態の分析から、現場の条件で設置できる地デジアンテナ機種や受信性能(素子数)、設置工法などをご提案いたします。またアンテナ工事の専門業者は、電波調査と見積もりをセットで行うことが多いため、その場で具体的な工事内容と工事費用を確認できることが多く、場合によってはお見積もりからの即日工事も可能です。

 

アンテナ工事の専門業者と他業者の「電波調査」の違いとは?

新築住宅へのアンテナ設置だけでなく、既存住宅のアンテナ交換や追加設置など、さまざまなアンテナ工事に対応できる業者には主に、アンテナ本体価格を含めた設置工事を提供するアンテナ工事の専門業者と、店舗でアンテナ本体を購入すると同時に設置工事を依頼できる家電量販店やホームセンターなどになります。

そしてどちらの場合も、実際のアンテナ設置工事の前に、電波調査や見積もりを行うことになります。

家電量販店などでアンテナを購入し、工事を依頼するメリットには、店舗でお好みのアンテナを選べる(ただし在庫切れの品は購入できず、取り寄せを待つ必要がある)点や、店のスタッフに近隣の電界地域や設置の工法などを質問できる。また購入と同時に工事を依頼できるため、工事業者を探す手間が省ける点になります。

半面、店舗スタッフはアンテナ工事の専門家ではないため、基礎知識しかなく説明が不正確な場合もある。そして実際の施工は下請け業者が行うため、仲介手数用により工事費用がやや高価になる。担当業者によっても施工技術にもばらつきがでる。また即日工事が難しく、電波調査や見積もりと実際の工事が別日程になることが多い、などのデメリットもございます。

一方、アンテナ工事の専門業者は、基本的に使用するアンテナ機器や機材は業者が用意するものになります。ただ業者ごとに有名メーカーのさまざまなモデルを用意している他、大量購入でのスケールメリットにより、アンテナ工事費用を含め、一般では難しい低価格を実現しております。他にも電波調査と見積もりが無料で、相見積もりに対応する業者が多い。工事の専門知識や施工技術が確か。お見積もりからの即日工事も可能などのメリットがございます。

なによりアンテナ工事業者と他業者の大きな違いとしては、電波調査の方向性が挙げられます。

家電量販店などの場合は、店舗で購入したアンテナの性能や特性に合わせて、ご自宅で安定した受信が可能な設置位置や工法を確認する、いわばアンテナありきの電波調査になります。万が一、購入したアンテナがご自宅で使用できない場合は、店舗側で交換に応じてくれるケースもございますが、その場合、日数がかかり見積もりなどが二度手間になります。

対してアンテナ工事業者の場合は、まず現場のさまざまな場所で電波状態を確認して、テレビアンテナを設置できる位置をすべて割り出し、最適となるアンテナの機種、施工法を、考えられる限りご提案いたします。

例えば外観性からデザインアンテナをご希望のお客様でも、現場の条件が許せば、コンパクトモデルの採用や屋根裏設置など、よりお客様のご要望に適したご提案が可能となります。

テレビアンテナの設置に関して具体的なご希望がある、また詳しい知識はなくとも、ご自宅で可能な中で、もっとも優れたアンテナ機種、設置工法をご希望の場合は、まずアンテナ工事の専門業者に電波調査をご依頼になることがおすすめと言えます。

 

まとめ

テレビアンテナを電波調査についての概要は、以上の通りになります、

繰り返しになりますが、アンテナ工事の専門業者にご依頼になる場合は、電波調査とお見積もりがセットであることが多くなります。

お見積もりについては、当コラムの姉妹記事に当たる以下のコラム記事でご説明しております。

地デジ・衛星放送テレビアンテナ工事の費用がいくらかわかる「見積もり」の方法は? 会社ごとのアンテナ工事相場と優良業者の選び方を徹底解説!

 

また当コラムでご解説した「アンテナ工事の専門業者」の対応は、優良な業者が前提となっております。

残念ながらアンテナ工事業者も数が多いため、中には現地調査やお見積もり、キャンセルなどに費用が発生する。さらには不正確な電波調査などで強引に契約を迫り、低品質な機材で粗雑な施工を行う。当初の見積もりにない機材や工事を無断で加算して、高額の工事費用を請求するといった質の低い業者も存在します。

お見積もりに関するコラムでは、アンテナ工事業者に見積もりを依頼する際のポイントや、優良業者の見極め方についてもご説明しておりますので、あわせてお読みいただければ、より参考になることと存じます。

 

あさひアンテナでは、地デジ、BS/CSなど各種アンテナ設置工事について、国産一流メーカー製、高性能モデルなどバリエーション豊富なアンテナ本体をご用意し、アンテナ本体価格がセットになった、業界最安に挑む低価格のアンテナ工事をご案内しております。

もちろん電波調査とお見積もりについても、出張費やキャンセル費などもご無用の完全無料で実施いたします。

アンテナ工事についても電波調査の結果に即して、可能な限りお客様のご要望に応じたご提案をいたします。さらに工事後の保証も、業界最長クラス「10年保証」をご用意しており、末永いご安心をお約束いたします。

 

ご自宅での各種アンテナ設置、交換など、各種テレビアンテナ工事をお考えのお客様は、まずは電波調査とお見積もりだけでも、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にご依頼いただければ幸いに存じます。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。