地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

2023年01月13日

現在では地上デジタル放送(地デジ)を受信するための地デジアンテナも、魚の骨に似た古典的モデル「八木式アンテナ」の他に、壁面に設置できる薄型で外見性に優れた「デザインアンテナ」の存在もよく知られています。

そして2017年(平成29年)に登場した、地デジアンテナのニューモデルが「ユニコーンアンテナ(ポール型アンテナ)」です。

その名の通りポール状のスタイリッシュなデザインながら、高位置に設置されることから、八木式アンテナとデザインアンテナの長所を兼ね備えているアンテナともいわれております。

ご新居への新しいテレビアンテナの設置。また古くなった地デジアンテナの交換を検討されている方には、このユニコーンアンテナにご興味をお持ちの方もおられるでしょう。一方で、従来の地デジアンテナと比較したユニコーンアンテナの具体的な性能や特徴。また設置費用などがはっきりせず、迷われることも多いかと存じます。

そこで本コラムでは、最新のユニコーンアンテナについて、他のモデルと比較した特徴や性能、メリットやデメリットから、具体的な設置工事費用までを徹底的にご説明いたします。

なお、ユニコーンアンテナと地デジアンテナ従来機種である八木式アンテナ、デザインアンテナ。また衛星放送用BS/CSアンテナの特徴、工事費用などの比較については、以下のコラム記事に詳しい解説がございます。

・地デジ用と衛星放送用テレビアンテナの種類と設置工事の方法とは? ご要望に適した機種の選び方を徹底解説!

地デジアンテナの最新機種「ユニコーンアンテナ」とは?

2023年(令和5年)現在、地デジ放送を受信するための地デジアンテナ機種としては「八木式アンテナ」と「デザインアンテナ」が知られています。

それぞれの機種の詳しい特徴については後述しますが、八木式アンテナは、主に戸建て住宅の屋根の上などに見られる、魚の骨に似た形状の昔ながらのアンテナ機種。デザインアンテナは、住宅の壁面やベランダなどに取り付けられる薄型の箱のようなアンテナ機種です。

八木式アンテナは、大正時代にあたる1920年代に開発され、テレビアンテナとしてはアナログ放送の時代より使われている古典的なテレビアンテナです。デザインアンテナはアナログ放送から地デジ放送への転換期である、2009年(平成21年)頃に普及しはじめた、地デジアンテナとしては第2世代のモデルになります。

この二機種はどちらも開発から年数を経ているため、現在では多くのアンテナメーカーから、受信性能、外観その他、対候性などの付加性能をもつなど、さまざまなモデルが発売されています。

そして八木式アンテナ、デザインアンテナの二機種に続いて2017年(平成29年)に登場した、地デジアンテナの第三世代と言えるニューモデルが、ここでご紹介する「ユニコ―アンテナ」です。

ユニコーンアンテナとは、日本三大アンテナメーカーのひとつといわれる「マスプロ電工」さんが開発したオリジナルのアンテナモデルであり、その商品名も同社の登録商標になっております。そのため2023年現在では、ユニコーンアンテナと言えば、マスプロ電工さんの「U2CN」のみとなっております。

ユニコーンアンテナの外見は、金属の支柱である「マスト(ポール)」の先に、約70センチ程度の、ほぼ円筒形のポール状となった地デジアンテナ本体が設置されるものです。設置部はアンテナの下部で隠せるため、見た目はアイスキャンディーか、鞘に収めた槍の穂先のようにも見え、住宅の装飾の一部にも見え、設置しても住宅の外観や景観を乱すことが少なくなります。

その形状からユニコーンアンテナにはポール型アンテナという別名もあり、アンテナ本体部分には、どちらもツヤのない落ち着いた色合いの「WW/ウォームホワイト(白)」「BB/ブラックブロンズ(黒)」のカラーバリエーションがございます。

また本体側の形状は、正確にいえば円筒形の一面が切り落とされたような平面になっている、カマボコかロールケーキのような形状で、平面の部分がアンテナ本体の背面、反対側が前面になります。そのため住宅などにアンテナを設置する際は、アンテナの前面にあたる部分を、地デジの中継局(電波塔)の側など、地デジ電波が届く方向に向けて設置することになります。

ユニコーンアンテナ本体部のより正確なサイズは、高さが67.2センチ。奥行きが12.3センチ。横幅が14.3センチです。また重量も1.5キロと、地デジアンテナの中では非常にコンパクトかつ軽量なモデルになります。

ユニコーンアンテナと、従来機種である八木式アンテナ、デザインアンテナそれぞれの特徴、性能比較については、後半の項で詳しく解説いたします。

ただ主な特徴として、八木式アンテナは、魚の骨の短い横棒部分であり、電波を受信する部分でもある「素子(エレメント)」の数を、モデルごとに増減できる。また障害物の影響を避けやすい高所に設置できることから、現行の地デジアンテナ3機種の中では、もっとも高い地デジ電波の受信性能を誇る機種です。

ただ半面、地デジアンテナの中でも、特にⅩ字型などの高性能素子を用いて、素子数も30素子など多くなる高性能地デジアンテナ(パラスタックアンテナ)は大型になる。素子などの機器部がむき出しで屋根の上に取り付けるなどの点から、風雨や雪、海沿いでは潮風など、自然環境などの影響を受けやすくなり、老朽化によるアンテナ寿命の低下や、アンテナ角度のズレなどによるトラブルも生じやすい。また屋根の上で目立つことから、住宅のデザイン性や景観の邪魔になるといった問題点もございます。

一方、デザインアンテナは、そのデザイン性やカラーバリエーションの豊富さ、壁面やベランダに設置できるといった点から、風雨などにも影響されにくく、経年劣化の進行やトラブルを抑えられて寿命が長くなる。またその名の通りデザイン性の高さから、住宅の外観性を乱さないといったメリットがあり、近年では一番人気の地デジアンテナモデルになっております。

半面、素子数(相当)の上限が八木式アンテナより低く、主な取り付け位置も住宅の壁面やベランダなど、屋根の上よりは低くなるため、受信性能もやや低くなり、地デジ電波がやや弱いエリアや電波が遮断されやすい住宅密集地などでは、十分な地デジ受信ができないことから、使用できないケースもございます。

従来の地デジアンテナの、このような特徴を踏まえて、新登場したユニコーンアンテナは、本体の受信性能は通常モデルの水準ながら、屋根の上や、屋根の張り出し部などに設置できることから、安定した地デジ受信性能を実現できます。

さらにその形状は風雨などを受け流しやすいため、経年劣化や自然環境によるトラブルのリスクを大きく軽減でき、寿命も長くなる。それに加えて装飾品のようにスタイリッシュなデザインで、住宅の外見性や景観を乱さないという特徴もございます。

総じてユニコーンアンテナは、八木式アンテナの受信感度と、デザインアンテナの自然環境の強さとデザイン性、双方のメリットを兼ね備えた地デジアンテナ機種と言えます。

八木式アンテナ、デザインアンテナについての詳細は、以下のコラム記事もご参照ください。

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一般のご家庭で視聴できるテレビ放送(地デジ・衛星放送)の基礎知識

今日、一般のご家庭でテレビアンテナの設置によりご視聴になれるテレビ放送としては、地デジ放送(地上デジタル放送)の他に、衛星放送であるBS放送、CS放送がよく知られております。

ご家庭に設置されるテレビアンテナとしては、まず基本的に、地デジ放送をご覧になるため、ユニコーンアンテナなどの地デジアンテナが設置されます。そして、さらに衛星放送(BS放送、CS放送)もご覧になる場合は、衛星放送用のパラボラアンテナであるBS/CSアンテナを設置することになります。

ここではユニコーンアンテナで受信できる地デジ放送、およびユニコーンアンテナとセットで設置されることも多い衛星放送について、その基礎知識をご説明してまいります。

地デジ放送の基礎知識

地デジ放送(地上デジタルテレビ放送)は、地上波放送とも呼ばれる、日本ではもっとも一般的なテレビ放送です。

地デジ放送では、東京都墨田区に位置し、東京都を中心に、神奈川県、千葉県、埼玉県の多く、また栃木県、群馬県、茨城県の一部など、関東一帯へ電波を送信している東京スカイツリーその他、日本の主要エリアに設置された大型の送信所。また送信所の電波が届かないエリアをカバーする大小の電波塔から「UHF(極超短波)」のうち「470MHz(メガヘルツ)から710MHz」の周波数帯にあたる地デジ電波を周辺のエリアに送信しています。

この地デジ電波を、個々の戸建て住宅などの建物に設置された各種地デジアンテナで受信して、ケーブルを通じてテレビ、レコーダーなどの受信機器まで送信し、内蔵されるチューナーにより、電波の映像信号をテレビ映像に変換することで、地デジのテレビ放送を視聴できます。

この地デジ放送の電波塔は日本国内の全国各地に設置されていますが、地デジ電波は電波塔からの距離が遠くなるほど弱まってゆきます。また電波塔から送られた地デジ電波は、山地や高層ビルなどの遮蔽物に当たると遮断されてしまい、その向こう側では、電波塔からの距離は近くても電波状態が悪化してしまいます。

他にも地デジ電波は一年を通じて気候などの影響で、電波強度を表す「㏈(デシベル)」数にして「6㏈」程度の変動がある他、雨や雪など悪天候の際にも、水分に電波が吸収されることで、周辺の電波レベルが低くなります。

その一帯で受信できる地デジの電波レベルが低下した場合、アンテナで受信できる電波レベルも弱くなるため、ご自宅内でのテレビなどで地デジ放送の映像が乱れる、映らなくなるなどのトラブルが発生してまいります。

なおテレビなどの受信機器で安定して地デジ放送を視聴するためには、チューナーに届いた時点での電波レベルが「34㏈以上から89㏈以下」である必要がございます。地デジ電波レベルがこの水準以下、またこれ以上に強すぎる場合にも、地デジ放送の画面が乱れる、映らなくなるなどのトラブルが生じてまいります。

ただ前述の通り、気候や天候なども地デジ電波レベルに影響を与えるため、現実的には、受信機器に届く時点の地デジ電波レベルは「46㏈以上から81㏈以下」。最低でも「40㏈以上」に調整する必要がございます。

また日本各地で受信できる地デジ電波について、受信できる電波の強弱によってエリアを区分すると、電波が強い順から「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」そして「難視聴地域」へと分けられます。

「強電界地域」とは、基本的に中継局からの距離が近く、周辺に山地なども少ないため、素子数が少なく、受信性能がさほど高くない地デジアンテナや、室内アンテナでも地デジ電波が受信可能な地域になります。

これら電界地域について学術上、また法律的に正式な定義は存在しませんが、一般的に強電界地域は、受信できる地デジ電波の強度が「80㏈」以上の地域を指します。強電界地域であれば、前述した八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナのすべてが使用できる他、その設置位置にもほとんど制約はなくなります。

ただ強・中・弱の各電界地域とも、実際にはその地域内でも、一般的な基準の範疇で、場所によってレベルの差が生じます。また地デジ電波は前述の通り、チューナーに届く電波レベルが「90㏈以上」と強すぎる場合も、画面のトラブルが生じてまいります。

そのため強電界地域でも電波レベルが強すぎるエリアでは、通常より素子数が少ない地デジアンテナを使用する。電波を減衰させる(弱める)アッテネーターを設置する、またはテレビ、レコーダーのアッテネーター機能をオンにするといった対処が必要となってまいります。

「弱電界地域」は、逆に中継局からの距離が遠いため、電波レベルが弱くなる地域を指します。一般的には地デジ電波のレベルが「60㏈」以下となる地域を指します。弱電界地域では、現場の電波レベルによっては、ユニコーンアンテナ、デザインアンテナが使用できないケースもあり、基本的には素子数の多い高性能の八木式アンテナを屋根の上、高い位置に設置する必要がございます。

「中電界地域」は強電界地域と弱電界地域の中間にあたるエリアで、受信できる地デジ電波レベルが「60㏈」から「80㏈」の間の地域を指します。中電界地域では弱電界地域ほど制約は厳しくなく、ユニコーンアンテナやデザインアンテナが使用できるケースも多いものの、場合によってはアンテナ設置位置や機種に制約が生じることもあり、安定した地デジ受信のためには屋根の上へのアンテナ設置が望ましくなる地域といえます。

また「難視聴地域」は、電波が届きにくい山間部や、中継局から遠く離れた場所にあたる地域で、地デジ電波が非常に届きにくく、地デジアンテナ設置による地デジ放送の視聴が困難になる地域です。このような地域では、主にケーブルテレビ(CATV)などを利用して地デジ放送を視聴することになります。

なお、お住まいの地域が、各電界地域のどれに当たるのかは、一般社団法人「放送サービス高度化推進協会」の公式サイト内「放送エリアの目安」で確認できます。ただこのサイトはおおまかな目安であり、気候や天候などよる変動も生じる他、強電界地域や中電界地域に当たる現場でも、周辺に高層建築物などの障害物がある、住宅密集地などの場合は、電界地域の基準以下に、地デジの電波状態が悪化するケースもございますのでご注意ください。

総じて、電界地域は大まかな目安に過ぎないと考えておく必要がございます。

衛星放送(BS放送、CS放送)の基礎知識

衛星放送とは、その名の通り、地上から約36,000キロ上空に当たる宇宙空間の赤道軌道上(静止軌道上)に位置し、地球の半球を常に捕捉し続ける人工衛星からテレビ電波を送信する方式のテレビ放送です。この人工衛星は、地上からは天空の一点に静止して見えるため、静止衛星とも呼ばれます。

衛星放送の電波は、地上の障害物や地形、災害などに影響されないため、、広範囲に安定してテレビ電波を送信できるという特徴がございます。

この人工衛星から送信される電波は、マイクロ波と呼ばれる高周波数帯の電波の中でも「SHF波(センチメートル派)」と呼ばれる電波で、12GHz帯(前後)のものが使用されております。その波長の幅は25ミリ程度でその性質は光に近く非常に直進性が高い半面、障害物に当たると遮断されやすい面もございます。

日本の衛星放送には、放送衛星から電波を送信する「BS放送」と、通信衛星から電波を送信する「CS放送」があります。

BS放送、CS放送のどちらも、主な人工衛星は東経110度(日本各地から見ておおむね南西から南南西方向)に位置するため、その方向にBS/110度CSアンテナを向けて取り付けることで、どちらも日本全国において受信可能です。

ただCS放送に関しては、他にも東経124度、128度に位置する通信衛星を利用したサービスがあり、こちらを受信するためには一般のBS/CSアンテナとは別の専用アンテナが必要となります。

またBS放送、CS放送とも、人工衛星とアンテナとの間に建物や山地、樹木などの障害物が生じる。また衛星に向けたアンテナの角度がミリ単位でもズレると、受信できる電波レベルが大きく低下することがございます。

 

地デジ放送と衛星放送の電波などの詳細については、以下の各コラム記事もご参照ください。

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ユニコーンアンテナ以外のテレビアンテナ

続いてユニコーンアンテナの比較対象となる、同じ地デジアンテナの「八木式アンテナ」と「デザインアンテナ」。そして地デジアンテナとは別個に設置される、衛星放送(BS/CS放送)用の「BS/110度CSアンテナ」について、その特徴を解説いたします。

八木式アンテナ

前述のように、現在の地デジアンテナとして用いられる八木式アンテナは、主に一般住宅の屋根の上などに設置される、魚の骨のような形状をした金属製のアンテナになります。短い横棒にあたる素子数で受信性能が決まり、モデルによって素子数は幅広くなります。

名前は開発者である八木秀次博士、宇田新太郎博士に由来し、八木アンテナ、八木・宇田アンテナの別名もございます。

一般戸建て住宅用のアンテナとしては14素子から20素子までのモデルが標準機種となり、強電界地域から中電界地域にかけて使用できます。他にも電波が強すぎるエリア向けの8素子モデル。逆に弱電界地域向けに、Ⅹ字型の金具の上下などに複数の素子パーツを設置した高性能アンテナ「パラスダックアンテナ」と呼ばれる八木式アンテナもあり、このタイプでは27素子、30素子も可能となります。

どの八木式アンテナモデルも、主に屋根の上に設置されるため電波を受信する能力が高くなり、弱電界地域でも安定した地デジ受信が可能なため、幅広いエリアでの使用が可能となります。また電波状態や住宅などの条件によってはベランダの内外、壁面などにも専用の設置具を用いて取り付けることができます。

耐用年数に関しては、八木式アンテナの寿命は一般的に10年から15年程度といわれております。八木式アンテナも近年の機種になると、ステンレス素材が設計の改良による小型軽量化、表面加工による防水性能なども高まっており、寿命が長くなる傾向がございます。また豪雪地帯や海沿いで潮風が吹く地域向けに、それぞれの対策を施した、雪害用や塩害用などのモデルも存在しまます。

またアナログ放送時代に、地方チャンネル(独立放送局)用のUHFアンテナを設置していた住宅では、当時のアンテナを地デジアンテナに流用しているケースもございますが、2023年現在では、このようなアンテナはかなりの老朽化が予測されるため、早急な交換をおすすめいたします。

八木式アンテナの主なデメリットとしては、地デジアンテナの中では大型となり、特に高性能機種では重量もあるため、特に屋根の上への取り付け時などは、しっかりと固定する必要がございます。

また屋根の上で天候や自然環境の影響を受け続けるため、経年劣化が進みやすく、長い年月の使用によって金属部の腐食などが起こってまいります。さらに形状から鳥が留まりやすく、それによるアンテナ角度のズレ、鳥糞による腐食などの鳥害も考えられます。

前述のアナログ放送時代のものを含め、老朽化が進んだ八木式アンテナは、台風や地震などによる衝撃を受けて、屋根の上で傾く、倒れる、倒壊して地面に落下するなどで事故を引き起こすリスクもございますので、ご注意ください。

他にも八木式アンテナには、その見た目の形状で住宅の外観性を乱してしまい、景観地域などでは条例により使用できない場合もある。アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す「越境問題」が生じる場合もあるなどの問題点がございます。

八木式アンテナに関しては、以下の各コラム記事にも詳細がございます。

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デザインアンテナ

デザインアンテナは、前述のようにアンテナ本体を、主に長方形の薄い箱状など、さまざまな形状のケースに収めた地デジアンテナです。

主な設置位置は住宅の壁面、ベランダの内外などです。電波状態がやや悪い地域では、屋根の上のポールなどに設置されることもございますが、平面型で風の影響をうけやすい他、デザインアンテナのメリットが損なわれるため、あまり適した設置方法とは申せません。逆に電波状態が良好で、住宅の建材、断熱材などの条件が許せば、屋根裏、天井裏空間など屋内への設置も可能です。

その形状や設置位置からボックスアンテナ、フラットアンテナ、平面アンテナ、壁面アンテナなどとも呼ばれます。また「デザインアンテナ」の名称は、見た目のデザイン性を考慮したアンテナの総称として使われることもあり、ユニコーンアンテナや、八木式アンテナの本体部にカバーを装着したモデルなども、デザインアンテナと呼ばれることがございます。

デザインアンテナのメリットは、そのデザイン性とカラーバリエーションの豊富さから、さまざまな建物の外壁に設置しても、外観やイメージを損なわない点です。他にもコンパクト壁面やベランダ、屋根裏などへ設置できるため、風雨や気候の影響を避けやすく、経年劣化を抑えて耐用年数を伸ばすことが可能です。デザインアンテナの寿命は、まだデータが少ないため正確なことは不明ですが、環境によって15年程度から20年以上と考えられています。

デザインアンテナのデメリットは、八木式アンテナに比べると電波を受信する能力がやや低い点です。デザインアンテナのような外部から素子数が見えないアンテナの受信性能は、八木式アンテナと比べた「素子数相当」で表されますが、デザインアンテナの主なモデルは20素子相当、26素子相当になります。また同じ20素子(相当)のアンテナでも、素子が露出した八木式アンテナに比べると、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなどの受信性能はやや低めとなります。

したがってデザインアンテナは、弱電界地域など電波が弱いエリアや、電波塔に方向に高層ビルなどの障害物がある、住宅密集地などの環境では、十分な地デジ受信感度を確保できず、設置できないケースもあるため、不向きといえます。

デザインアンテナに関しては、以下の各コラム記事に、特徴から設置時の注意点などまで、詳しくご説明しております。

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BS/CSアンテナ

衛星放送(BS/CS放送)用のBS/CSアンテナは、皿のような形を「ディッシュ」とその中央で電波を集める「コンバーター」およびそれを支える「アーム」から構成されています。ディッシュの直径が大きいほど、人工衛星からの電波を受信する能力が上がります。色彩は基本的に太陽光に強い白系統ですが、同じく太陽光に影響されにくい塗料を用いたカラーバリエーションもございます。

またBS/CSアンテナは、コンバーター部で人工衛星から送信される12GHz帯の電波を、ケーブルで送信するのに適したMHz帯の電波に変換するため、電源が必要となります。この電源は、ケーブル配線部で同じく電源が必要なブースター、またはテレビなど受信機器のチューナー端子から供給されます。

また2018年(平成30年)にスタートした「新4K8K衛星放送」を受信するためには、旧来のモデルとは異なる4K8K対応BS/CSアンテナが必要になります。現在ではほとんどのモデルが4K8K対応になっておりますが、他にもブースターや分配器など配線部の機器も4K8K(3442MHz)対応型に交換しなければならない場合もございます。

一般戸建て住宅向けのBS/CSアンテナでは、ディッシュの直径(センチ)を表す、45型、50型、60型、75型などのモデルがございます。ほとんどの住宅では45センチ型で対応可能ですが、日本の北部や離島部など、やや衛星放送の電波が弱まるエリアでは、小規模な集合住宅にも使用される大型のモデルが利用されます。90型以上の超大型モデルは、高層マンションなど大型集合住宅の共同受信用です。

BS/CSアンテナはディッシュの直径が大きくなるほど受信感度が向上し、雨や雪による受信不良にも強くなる半面、アンテナの重量が重くなり、設置が難しくなります。また直径が大きくなることで、風雨の影響を受けたアンテナ角度のズレなどが生じやすくなります。

主流の45型BS/CSアンテナであれば、重量は1.5キロ前後ですので、ベランダの手すりなどにご自宅でDIY設置することも可能です。ただ50型以上の大型サイズになると、ベランダなどでなく屋根の上などしっかりした場所に固定する必要があるため、作業がやや困難になる上、落下しないようしっかりと固定する必要がございます。

また衛星放送の電波は、雨や雪に影響されやすく、電波が減衰(弱まる)して受信不良が生じます。またアンテナ本体も指向性が高いため、アンテナの向きがミリ単位でもズレると、受信感度が大きく低下いたします。そのため強い風雨の際でもアンテナの向きのズレ、アンテナが外れて落下するなどのトラブルが生じないよう、しっかりと固定することが重要です。

特に強風や台風などが多い地域では、高い耐風性能を誇る「高耐風モデル」を選択することが理想的といえます。

BS/CSアンテナや新4K8K衛星放送についての詳しい情報は、以下のコラム記事もご参照ください。

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ユニコーンアンテナの主な設置位置

ユニコーンアンテナの外見、性能上の特徴は前述の通りですが、その主な設置場所と設置方法は以下の通りになります。

戸建て住宅の屋根の上

ユニコーンアンテナを屋根の上で、屋根馬によって固定されたマストに設置することで、一本の棒のように直立させます。八木式アンテナと同じ設置方法で同程度の高さを確保でき、受信感度が高まるメリットがございます。またユニコーンアンテナであれば、屋根の上に太陽光パネルを設置している住宅でも、パネルに影を落としにくくなります。

破風板(屋根の張り出し部分)

住宅の破風板にサイドベースと呼ばれる、マストを立てる金具を固定し、やはりマストにの先端にユニコーンアンテナを直立させ、固定します。屋根の上とほぼ同じ程度の高さを確保できる上、太陽光パネルへの影響もより与えにくくなります。

メリットは屋根の場合とほとんど変わりませんが、屋根の形状などで屋根馬が設置しにくい場合には、この位置に設置されます。

外壁の高い位置(屋根下など)

住宅の外壁でも屋根に近い位置にサイドベースを打ち込み、屋根方向へと直立させてユニコーンアンテナを設置します。

設置できる高さやメリットは屋根や破風板の場合とほとんど変わらず、現場の条件やお客様のご要望などによって設置位置が使い分けられます。ただ壁面設置の場合は、サイドベースを取り付ける際に、壁にネジ穴を開ける必要がでるデメリットもございます。

ユニコーンアンテナのメリット・デメリット

ユニコーンアンテナの主なメリット、デメリットをまとめると、以下の通りになります。

ユニコーンアンテナのメリット

・軽くてコンパクトなポール上のスタイリッシュな見た目で、建物の外観性を損ないにくい。

・落ち着いた白、黒のカラーバリエーションで建物の色に合わせやすく、太陽光の反射による輝きも少ない。

・本体の受信性能は「20素子相当」ながら、屋根の上や屋根近くの高い位置に設置できるため、受信感度が安定する。

・コンパクトで屋根の上でも場所を取らないため、太陽光パネルの邪魔にならない。

・ポール状の形状から風雨が通り抜けやすく経年劣化を抑えられ、アンテナ本体の寿命が長くなる。

・鳥が留まりにくい形状のため、鳥害なども少なくなる。

・コンパクトなポール形状であるため、隣家が近い住宅密集地でも受信性能が低下せず、越境問題も生じにくい設置ができる。

ユニコーンアンテナのデメリット

・受信性能が20素子相当で、八木式アンテナの同等機種から高性能機種に比べると受信性能がやや低くなるため、弱電界地域には適さない。

・現状のも最新モデルであるため、八木式アンテナやデザインアンテナに比べて設置費用が高額になる。

・外壁や破風など高所への設置が必要となるため、ご自宅でのDIY設置は難しい。

・純和風の建物とは外観的にミスマッチの見た目となる場合もある。

以上のメリット、デメリットから、ユニコーンアンテナをおすすめできるのは、以下のような条件の現場になります。

・建物の外観や景観を損なわないようにしたい。

・屋根の上に太陽光パネルを設置している。

・隣の建物との距離が近い。

・野鳥が多い地区。

・比較的、電波状態が良い。(基本的に中電界地域以上が目安)

・価格が少し高くても、外観性がよく長持ちするアンテナを設置したい。

 

ユニコーンアンテナと八木式アンテナ、デザインアンテナとの比較

ここでは、ユニコーンアンテナと八木式アンテナ、デザインアンテナについて、それぞれの特徴を項目別に比較してゆきます。

ユニコーンアンテナと八木式アンテナ

・外観性

八木式アンテナ:昔ながらの形状で住宅の外観性、景観性などを乱すこともございます。

ユニコーンアンテナ:スタイリッシュなデザインで住宅の外観を損なわず、景観地域や高さ制限が厳しい地域でも設置可能です。

・耐用年数

八木式アンテナ:おおよそ10年から15年程度が目安となります。

ユニコーンアンテナ:最新モデルであるため現状では寿命のデータが少ないものの、15年から20年以上と考えられております。

・受信性能

八木式アンテナ:高性能モデルの利用により、弱電界地域でも安定した地デジ受信ができます。

ユニコーンアンテナ:高所に設置できるため受信感度は安定しますが、20素子相当のモデルしか存在しないため、八木式アンテナの高性能機種に比べると、受信性能はやや低くなります。基本的に強電界地域から中電界地域での使用に適しています。

・価格

八木式アンテナ:古典的なモデルであるため、現在の地デジアンテナではもっとも低価格になります。

ユニコーンアンテナ:最新モデルであるため、八木式アンテナやデザインアンテナよりもやや割高の価格になります。

・太陽光パネル(ソーラーパネル)

八木式アンテナ:屋根の上に設置する場合、やや大型のため太陽光パネルに影を落とす場合がございます。

ユニコーンアンテナ:コンパクトな形状で破風や外壁へも取り付けられるため、太陽光パネルへの影響は少なくなります。

・その他

八木式アンテナ:設置場所によっては隣地への越境問題が発生することがございます。

ユニコーンアンテナ:コンパクトで越境問題が生じにくく、低い位置では地デジ電波が受信しにくい住宅密集地にも適しております。

ユニコーンアンテナとデザインアンテナ

・外観性

デザインアンテナ:壁面に設置できるデザインと豊富なカラーバリエーションで和風建築にもマッチします。

ユニコーンアンテナ:スタイリッシュなデザインで多くの住宅にマッチしますが、和風建築には似合わない場合もございます。

・耐用年数

デザインアンテナ:アンテナの設置位置によっても異なりますが、ユニコーンアンテナと同程度かやや長寿命と考えられます。

ユニコーンアンテナ:屋外設置が基本となるため、デザインアンテナとほぼ同程度かやや短い寿命になると考えられます。

・受信性能

デザインアンテナ:おおむね20素子相当から26素子相当のモデルがあり、中電界地域以上での受信環境に適しています。ただ設置位置がやや低くなるため、住宅密集地や高層建築に近い現場には適さないケースもございます。

ユニコーンアンテナ:受信性能が20素子相当で、中電界地域以上での使用が基本となりますが、屋根の近くなどデザインアンテナより高い位置を確保できるため、デザインアンテナには適さない現場にも設置できるケースが多くなります。

・価格

デザインアンテナ:現在のモデルでは、八木式アンテナよりもやや高い価格になります。

ユニコーンアンテナ:最新モデルであるため、一般的なデザインアンテナよりもやや高価格になります。

・太陽光パネル(ソーラーパネル)

デザインアンテナ:主な設置位置は外壁や屋根裏になるため、屋根の上の太陽光パネルにほとんど影響を与えません。

ユニコーンアンテナ:前述のようにスタイリッシュな形状で、屋根に近い位置に設置しても、太陽光パネルへの影響は少なくなります。

 

ユニコーンアンテナとBS/CSアンテナのセット設置について

現在の住宅では、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置することが多くなります。

その場合、地デジとBS/CSアンテナはできるだけ近い位置に設置することが基本となりますが、特にユニコーンアンテナとBS/CSアンテナは、同じポールに固定することで、二基のアンテナを一ヵ所にまとめたシンプルな設置も可能となります。

一般戸建て住宅において、ユニコーンアンテナなどの地デジアンテナとBS/CSアンテナを設置する場合、必要な機器類は以下の通りです。

・混合器/分波器

混合器は、地デジとBS/CSのアンテナ、それぞれからのケーブルを、一本のケーブルに混合する装置です。ケーブルを一本にまとめることで、配線や機材をシンプルにしてコストを軽減します。そして混合器を使用した場合、各部屋のアンテナコンセントやテレビなど受信機器の前で、ふたたび地デジ、BS/CSの電波を二本のケーブルに分ける分波器を設置し、テレビなどの地デジ、BS/CSのチューナー端子にそれぞれ接続します。ただ現在では混合器単体ではなく、後述するブースターと一体化した「UHF・BSCS混合ブースター」が設置されることが多くなります。

・ブースター

主にアンテナの近くに設置する装置で、アンテナからのテレビ電波を増幅する装置です。主に地デジの電波状態が悪い地域で使用されますが、現在では後述する分配器で電波を複数に分配するため、ほとんどの場合は設置が必須になります。地デジとBS/CSアンテナの双方を設置する場合が、前述した混合器と一体型の「UHF・BSCS混合ブースター」になっているモデルもございます。

・分配器

ブースターから届いた電波のケーブルを、複数の出力端子からのケーブルに分配して、各部屋にあるアンテナコンセントへと送る装置です、ただ分配された個々の先の電波は、分配数で割られる形になって等分に分配され、電波レベルが数分の一になります。そのためあらかじめ、ブースターで各部屋に届く電波レベルが十分な強さになるよう、調整する必要がございます。

・各機器を設置する上での注意点

各機器には、分配器であれば分配数の違い。また地デジ対応型と、加えてBS/CS、4K8K対応のモデルなども存在するため、設置する現場の条件に適した機器を選ぶ必要がございます。そのためアンテナ工事の専門業者などに相談し、最適な工事の見積もりを出してもらう。さらに複数業者の相見積もりを行い、それぞれの見積書を比較するなど準備を行われることをおすすめいたします。

 

ユニコーンアンテナの設置工事費用

前述の通り、ユニコーンアンテナは現在、地デジアンテナではもっとも高額のモデルとなります。その設置工事費用は、設置する地域や建物の構造、付属機器の有無やその種類(分配器であれば分配数など)によって、大きく異なってまいります。一般的な価格の目安は以下の通りです。

・ユニコーンアンテナ本体+設置工事費用:33,000円から50,000円程度。

・BS/CSアンテナ本体とのセット工事費用:65,000円から80,000円程度。

・ブースター追加設置工事:15,000円から25,000円程度。

・分配器追加設置工事:15,000円から20,000円程度。

・旧アンテナ撤去工事:5,000円程度から。

以上、本体の設置工事価格プラス、必要な機材など工事費用の総額になります。ただ実際の工事費用は、業者それぞれや住宅の位置、住宅内の設置場所などによって大きく変わってまいります。

また地デジの電波状態は、実際には設置する現場によって細かい違いがございますので、まずは専門の業者に依頼して、アンテナチェッカーなどを用いた電波調査を行い、最適な設置場所を決める必要がございます。

そのため、まずは現地調査や見積もりが無料の業者を複数、選択して相見積もりを行い、見積もり価格だけでなく、お見積もりや現地調査時の対応を含めて優良と思われる業者を判断し、依頼されることが大切といえます。

ユニコーンアンテナのまとめ

ユニコーンアンテナをご検討の方にとって、当コラムの情報はご参考になれたでしょうか?

ユニコーンアンテナ設置の費用や具体的なポイントなどについては、以下のコラム記事にも解説がございます。

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

あさひアンテナでは、ユニコーンアンテナ設置工事を、本体価格や機材費を含めた業界最安に挑むキャンペーン価格でご提供しております。また工事前の現地電波調査、お見積もりも、キャンセル費を含めた完全無料で実施しております。

実際の工事に当たっては、知識と経験の豊富な職人が、現場の条件を踏まえて、可能な限りお客様のご要望にお応えする、高品質な工事をお約束いたします。工事後のアフターフォローも、業界最長クラスの10年保証をご用意しております。

ユニコーンアンテナの設置をはじめ、各種アンテナ工事のご相談は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。もしくはメールフォームLINEアカウントまで、どうかお気軽にお寄せください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。