ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

2023年10月25日

あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談
2023年(令和5年)の現在、日本国内のほとんどのお宅では、毎日のようにテレビの地デジ放送(地上デジタル放送)をご視聴になっておられることでしょう。
近年では地デジ放送の他にも、衛星放送も普及しているほか、インターネットでは多くの動画配信サイトにて、テレビ放送を通さず、配信の形で新作ドラマ、映画などの映像コンテンツが初公開されることも多くなっております。

ただ、そんな現在でも地デジ放送は、人気のテレビドラマやアニメ、バラエティから報道まで、さまざまなテレビ番組を無料で視聴できる、コンテンツ産業の中核ともいえる存在です。
特に地デジ放送は、大きな災害などの非常事態には、日本全国に緊急放送を行って情報を拡散する役割も持つ「基幹放送」であるため、日本国内であれば、不特定多数の人々、つまりは誰であっても、基本的に無料(NHK受信料を除く)で視聴できるというのが、大きな特徴でありメリットです。

そしてご家庭でテレビを使って地デジ放送をご覧になるために必要となるのが、住宅に設置される地デジ用のテレビアンテナ(UHFアンテナ)です。

地デジ放送用のテレビアンテナと言えば、いまでもアナログ放送時代、昭和の昔から使われてきたテレビアンテナであり、主に戸建て住宅の屋根の上に設置されて、高い受信性能を発揮する魚の骨のような形の第一世代モデル、いわゆる「八木式アンテナ」のイメージが強いのではないでしょうか。

ただ地上波テレビ放送の地デジ化以降、八木式アンテナに続く第二世代の地デジアンテナとして「デザインアンテナ」が登場しました。このデザインアンテナは、薄型のパネルのような形状で、主に壁面などに貼り付けるように設置される、従来の八木式アンテナの常識を打ち破るテレビアンテナです。

したがって八木式アンテナに比べると、住宅の見た目や景観がスッキリする。さらに雨や風に影響されにくく、寿命が長くなるという点が大きなメリットになります。
ただ一方で、デザインアンテナは八木式アンテナほどの受信性能はもたないため、八木式アンテナに比べると、設置できるエリアや環境か限られるというデメリットもございます。

まとめると、シンプルな構造で今日でも高い受信性能を誇る八木式アンテナに対し、後続モデルであるデザインアンテナは、そのデメリットをカバーできる設計になっていますが、その反面、受信性能では八木式アンテナに及ばないことになります。
いわば八木式アンテナ、デザインアンテナは、メリットとデメリットが対称的な、一長一短の地デジアンテナ機種であるとも言えます。

そして、この八木式アンテナ、デザインアンテナに続く地デジアンテナ機種であり、八木式アンテナの受信性能と、デザインアンテナの外観性、対候性の融合を目指して、近年、注目されているのが「ユニコーンアンテナ」と呼ばれる第三世代モデルです。

当コラムでは、地デジアンテナの新規設置や交換などをお考えで、地デジの受信性能や外観性、対候性などにこだわりをお持ちながら、どの地デジアンテナ機種の購入が適しているか、ご相談先がなくお迷いの方のために、八木式アンテナ、デザインアンテナとユニコーンアンテナの特徴。また前二機種に比べたユニコーンアンテナのメリット、デメリットなど、ユニコーンアンテナの特性と、最適の地デジアンテナ機種を選ぶポイントを徹底解説してまいります。

なお、地デジアンテナ各機種、および衛星放送用BS/CSアンテナの特徴や設置費用などの比較は、以下のコラム記事で詳しくご紹介しております。

・地デジ用と衛星放送用テレビアンテナの種類と設置工事の方法とは? ご要望に適した機種の選び方を徹底解説!

目次

地デジアンテナ第3世代「ユニコーンアンテナ」とは?

2023年時点での地デジアンテナ最新鋭モデル「ユニコーンアンテナ」の名称に含まれる「ユニコーン」については、皆様もよくご存知のことでしょう。

ユニコーンとは、もともとはギリシャ神話や旧約聖書に登場する、白い馬に一本のらせん状の長い角が生えたような姿をした、伝説上の動物「一角獣」のことです。このユニコーンはスコットランド王家の象徴でもあり、イギリス国旗の右側に描かれていることでもよく知られています。

現在の日本では、ユニコーンと言えば「大迷惑」などの曲で知られるロックバンド「UNICORN」や、人気アニメ作品「機動戦士ガンダム」シリーズの一作「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」と同作中に登場するモビルスーツ「ガンダムユニコーン」。またユニコーンの子供を主人公にした手塚治虫さんの漫画「ユニコ」などでも、広く親しまれています。

余談ですが、ユニコーンとよく似た伝説上の生物には、ギリシャ神話やローマ神話に登場する。翼を持ち天空を駆ける白馬「ペガサス(天馬)」がいます。ペガサスといえば、アニメ化もされた車田正美さんの人気漫画「聖闘士星矢(セイントせいや)」の主人公で、ペガサス座の聖衣(クロス)を纏って戦う聖闘士「ペガサス(天馬星座の)星矢」によっても有名です。

また同作には、当初は星矢のライバルを想定していたとみられるものの、なぜかあまり活躍できず、主要キャラクターにすらなれなかった「ユニコーン(一角獣座の)邪武」というキャラクターも存在し、その不遇さが一部で知られております。

それはさておき、ユニコーンアンテナとは、2017年(平成29年)に、日本三大アンテナメーカーのひとつに数えられる大手アンテナメーカー「マスプロ電工」社が発売した、同社オリジナルの地デジアンテナ機種になります。

ユニコーンアンテナは、その形状から「ポール状アンテナ」と呼ばれることもございますが、各メーカーからさまざまなモデルの商品が発売されている八木式アンテナ、デザインアンテナとは異なり、基本的にマスプロ電工独自のモデル「U2CN」一種類のみを指します。また「ユニコーンアンテナ」の名称は、同社の登録商標になっています。

ユニコーンアンテナの形状は、高さ672ミリ、横幅143ミリ、奥行き123ミリの、ほぼ円筒形のようなアンテナ本体になります。より正確にいえば、円筒形よりやや横幅が広く、アンテナの裏側に当たる面のみが平面上になっており、ちょうどロールケーキのホールを箱に入れて、重力でやや横に伸び、箱に接する面が平べったくなったようなイメージに近いでしょうか。
ちなみにアンテナの正面側は、底部のカバー部分が扉のように開く側であり、カバー部の正面に「UNICORN」の文字とマスプロ電工社のロゴが記されています。

このほぼ円筒形のアンテナ本体をマスト(ポール、支柱)の先に固定し、立てる形で住宅に設置されます。マストの固定部はカバーで隠せるため、設置された外観は、ちょうど棒状のアイスキャンディのような形で、非常にシンプルかつスタイリッシュになります。本体のカラーバリエーションも、つやの少ない落ち着いたマットな質感を持つ色合いの「ウォームホワイト(WW)」「ブラックブロンズ(BB)」の二色がございます。

ユニコーンアンテナの取り付け方法は、本体の底部、前面が扉のように開く構造になったカバーで隠されている部分にあるマスト固定用金具を使用し、マストの先端に固定する形になります。また電波を送信する同軸ケーブルを接続する出力端子もカバー内にあり、専用の防水キャップが付属するため、ケーブル接続部も雨風や湿気によるサビなどからしっかりと守られます。

具体的な取り付けの位置は、住宅の屋根の上に、屋根馬という固定具を置き、ステンレスワイヤーなどの支線(ステー)で地面から垂直に固定されたマストの先。または破風板(屋根の張り出し部)や壁面でも屋根の真下の高所などに、サイドベースという固定具を取り付け、そこにやはり垂直に立てられたマストの先になります。

基本的にユニコーンアンテナは、住宅の屋根の上、またはほぼ同等の高さに設置されることを前提にした地デジアンテナで、この高さが受信性能に大きく関係するため、それより低い位置や屋内などに設置されることはまずございません。

ユニコーンアンテナ、U2CN本体の受信性能は「20素子相当」になります。この素子相当の「素子(エレメント)」とは、地デジアンテナの内、地デジ電波を受信するパーツのことです。
詳しくは後述しますが、八木式アンテナなど、素子が露出しているアンテナ(素子アンテナ)は外見から素子の数が見て取れ、モデルによって8素子から20素子などの違いがございます。この素子の数をそのまま、受信性能の目安「素子数」としてカタログなどに明記します。

ただユニコーンアンテナやデザインアンテナのような、外観性を重視したモデルでは、見た目から素子の数を見て取れないため、その受信性能を、素子数の範疇に換算した「20素子相当」など「素子数相当」の数値で表記するのです。
ただ各素子数(相当)にも、実際には受信レベルに多少の範囲の差があり、同じ素子数(相当)のアンテナでも、機種や設置位置、また後述する指向性や受信できるチャンネル帯の違いによって、実際の受信性能はモデルごとに変化してまいります。

ユニコーンアンテナは、地デジアンテナの第三世代モデルであるため、従来のモデルである八木式アンテナ、デザインアンテナ、双方のメリットの融合を目指したモデルになります。
以下の項では、ユニコーンアンテナと比較するため、八木式アンテナ、デザインアンテナの特徴と、それら前世代機と比較した、ユニコーンアンテナのメリット、デメリットを解説してまいります。

ちなみにユニコーンアンテナの詳細は、以下の各コラム記事でもご紹介しております。
・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!
・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

地デジアンテナ第1世代「八木式アンテナ」とは?

八木式アンテナ(八木アンテナ)とは、大正時代の1920年代、東北帝国大学(現:東北大学)の八木秀次博士、宇田新太郎博士の共同研究により開発された、100年近くの歴史を持つ非常に古典的なアンテナです。

その名称は特許を取得した八木博士に由来しますが、現在では共同開発者である宇田博士の名前も入れて「八木・宇田アンテナ」とも呼ばれるほか、その性能や特性から「指向性短波アンテナ」の名称もございます。

現在の地デジアンテナ(UHFアンテナ)としての八木式アンテナは、矢印型の骨組みに、短い横棒である素子がいくつも設置された、よく魚の骨(フィッシュボーン)に例えられる形状をしています。

テレビ放送用アンテナとしての八木式アンテナは、日本で地上波テレビ放送がスタートした当初、アナログ放送時代より使われ続け、後述のデザインアンテナが登場するまでは、唯一と言っていいテレビアンテナ機種であったため、現在でもテレビアンテナと言えば八木式アンテナを連想される方が多いのではないでしょうか?

この八木式アンテナの主な設置位置は、ユニコーンアンテナと同様に、屋根の上や、破風板、壁面の高所に屋根馬やサイドベースに立てたマストの先になります。
またベランダの内外や、吊り下げ用のモデルを使って住宅の軒先から吊り下げる方法。設置スペースの問題などから実例は少ないものの、条件的に可能であれば屋内の屋根裏空間などに設置されることもございます。

八木式アンテナの特性は、モデルによって素子数の種類、すなわち受信性能が幅広いこと。そのためモデルによってさまざまな受信環境に適応でき、日本国内の広範なエリアで使用できることです。

現在の地デジ放送の仕組みは、地デジの放送内容が異なる日本国内の広域圏ごとに設置される、広範囲に地デジ電波を送信する大型の送信所(基幹局、親局)と、その周辺に数多くの衛星のように設置され、送信所や他の中継局からの地デジ電波を受信して、増幅して周辺エリアに送信する中継局(サテライト局)などの地デジ電波塔が日本国内にまんべんなく置かれ、日本国内でも山間部や原野などの一部エリアを除く、大半のエリアに地デジ電波を送信する形式になっています。

ちなみに現在の地デジ電波として使用される電波は、比較的、周波数帯の高いUHF波(極超短波)のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯にあたります。したがって、現在の地デジアンテナはどの機種であっても、UHF波の内、地デジ電波として使用される周波数帯を受信することに特化した「UHFアンテナ」になるのです。

なおMHz(メガヘルツ)とは周波数、すなわち電波が1秒間に描く波長の回数を示す単位のことで、1MHzは1秒間に100万回の波長を描くことになります。
また電波は周波数帯が高いほど、波長の幅が短くなり、地デジ電波として使用されるUHF波の波長の長さは、およそ40センチから60センチ程度になります。
地デジ電波に限らず、電波は空間を伝わる電気的エネルギーであるため、電波塔などの発信元から遠ざかるほど電波レベル(電波強度)が減衰(弱まる)する他、その波長の長さによって、例えば山地や高層建築物などの障害物にぶつかった場合の乗り越えやすさ(遮られやすさ)も変化してきます。

そのため地デジ電波は、日本国内で地デジ受信が可能なエリアでも、電波塔からの距離、また電波を遮る地形などの影響により、受信できる電波レベル(電波強度)に差異が出てまいります。この受信できる地デジ電波レベルで、日本国内のエリアを分類しためやすを「電界地域」と呼びます。

電界地域には正式な定義はないため、使われる場所によって分類法や基準が異なる場合もございますが、電波レベルなどを示す単位「㏈(デシベル)」を基準に、一般的には、電波塔から近いエリアで、地形などの影響も少ない順に、受信できる地デジ電波レベルが80㏈以上になる「強電界地域」。80㏈から60㏈の間になる「中電界地域」。60㏈以下の「弱電界地域」に分けられます。

これら各電界地域には、その電波レベルに適した受信性能、つまり素子数(相当)の地デジアンテナが必要となり、電界地域に対して受信性能が低いだけでなく、高すぎる場合も、ノイズを受信してしまうことによる映像の乱れなどのトラブルにつながります。

そして八木式アンテナには、通常の主なモデルで8素子、14素子、20素子があり、適したモデルを採用することにより、すべての電界地域に対応できます。

さらに八木式アンテナには、素子の設置部分にⅩ字型の固定具を置き、上下左右などに複数の素子パーツを並べた高性能素子を用いる「パラスタックアンテナ」という高性能モデルも存在します。
パラスタックアンテナは、通常の八木式アンテナに比べて、4倍程度の受信性能を発揮する他、27素子、30素子などの多素子モデルも存在します。そのため弱電界地域でも特に電波レベルが低く、地デジ電波の受信エリア外に当たる微弱電界地域でも安定した受信が実現できます。またパラスタックアンテナは、5素子程度でも14素子の通常モデルと同等の受信性能を発揮するため、アンテナ本体を小型化するためにも利用されます。

その他にも、八木式アンテナには、同素子数(相当)の他の地デジアンテナ機種に比べて、設置位置が高いため電波を遮断する周辺の障害物などに影響されにくい。素子の露出で受信感度が高まる素子アンテナである。指向性が高い。ローチャンネル用アンテナなど受信できるチャンネル帯域を絞り込んで受信性能を向上させたモデルなどが存在するといった特徴があり、総合的に、地デジアンテナ各機種の中では、もっとも受信性能が高い地デジアンテナ機種になります。

そして八木式アンテナのもうひとつの大きなメリットが、アナログ放送時代から使用される古典的テレビアンテナであるため、設計や製造、設置の方法が完成されており、アンテナ本体価格や設置費用が、地デジアンテナ機種の中でもっとも低価格になるという点です。

ただ八木式アンテナには、古典的な機種であるがゆえのデメリットもございます。
八木式アンテナは素子部をはじめ機器類がむき出しの形状で、現在の地デジアンテナとしては、大きさは素子数などにもよりますが、横幅がおおよそ1メートル弱から1.5メートル程度。多素子のパラスダックアンテナではより大型になり、主に屋根の上などの高所に設置されます。

その点が受信性能の高さにつながる反面、現在のデザイン性の高い戸建て住宅では、外観性に難があり、住宅の外観や景観を乱してしまう要因にもなります。
そのため景観地域では景観条例などにより八木式アンテナが設置できないケースもある。アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す越境問題が起こるケースもある。太陽光パネルを設置した住宅では、八木式アンテナがパネルに影を落とすことで発電に悪影響が生じるなどの問題も出てまいります。

さらに八木式アンテナは、台風などの風雨や積雪、海沿いの潮風による塩害、鳥が留まりフンをするなどの鳥害といった自然環境に影響されやすく、経年劣化が進みやすいため、耐用年数(寿命)が平均10年程度と短くなる。自然環境が厳しい現場では寿命がより短くなることもあるといった、対候性に関する弱点もございます。

特に八木式アンテナは指向性の高さで高い受信性能を発揮する半面、わずかな角度のズレで受信性能が低下しやすいため、老朽化で耐久力が弱まると、アンテナトラブルも生じやすくなります。

外観性や自然環境に対する対策としては、設置位置を壁面やベランダ内外など、低く目立たない、風雨も避けやすい位置にするという方法もございますが、この場合、やや受信性能も低くなってしまうという難点が出てまいります。

ただ自然環境への対策では、近年の最新モデルは、設計や素材、表面加工の改良により、軽量化や耐水性、防サビ性が向上しております。また海沿いや雪の多い地域向けに、同様に自然環境への対策を施した塩害用、雪害用モデルも存在するため、このようなモデルを選ぶことで、経年劣化を抑える一定の効果が得られます。

なお当あさひアンテナでは、八木式アンテナの基本設置工事にあたって、日本三大アンテナメーカーのひとつ、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UA20」に屋根馬やマスト、支線(ステー)や同軸ケーブルなどの基本設置具、防水処理をセットにして、15,000円(税込み)からの価格でお引き受けいたしております。

他にもさまざまな現場環境やお客様のご要望にご対応できるよう、各素子数の八木式アンテナ、パラスタックアンテナの他、ローチャンネル用アンテナやステンレスモデル、塩害用、雪害用モデルなどもご用意しております。

また八木式アンテナ本体の特性や設置位置などについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。
・地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?
・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説
・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!
・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!
・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

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地デジアンテナ第2世代「デザインアンテナ」とは?

デザインアンテナとは、かつてのアナログ放送から地デジ放送への移行期間であった、2009年(平成21年)頃に普及しはじめた、比較的、新しいモデルであり、元より地デジ電波の受信を前提に設計されたテレビアンテナになります。

デザインアンテナは、古典的モデルで受信性能が高い半面、対候性や外観性への配慮が薄い八木式アンテナの弱点をカバーするために設計された地デジアンテナとも言えます。

その外形の特徴は、パネルのような薄型、縦長の長方形で、コンパクトモデルなどを除く一般的なモデルでは、受信性能などによって異なりますが、おおむね縦に60センチ前後、横は20センチから25センチ程度。厚さは設置具の部分も含めて十数センチ程度の製品が多くなります。

なお「デザインアンテナ」の名称は、本コラムのテーマであるユニコーンアンテナや、マストの先に設置される横長で楔状のカバーを施された本体を持つ横型アンテナなど、広義にはデザイン性に工夫を凝らしたテレビアンテナの総称として用いられることもございます。
また薄型で壁面などに設置される一般的なデザインアンテナは、その特性から平面アンテナの他、壁面アンテナ、薄型アンテナ、フラットアンテナ、ケースアンテナ、ボックスアンテナなどと呼ばれることもございます。

デザインアンテナの主な設置場所は、戸建て住宅の壁面やベランダの手すり部に、専用の固定具を設置し、アンテナ本体を取り付けて左右の角度調整を行うような形になります。
他にも背面でマストに設置する構造になったモデルもあり、屋根の上のマストや壁状の部分に設置されることもございます。

また強電界地域であれば、屋外屋内兼用のコンパクトモデルを室内の窓際に据え置く。さらに住宅の建材が地デジ電波を通しやすく、設置スペースを確保できるなどの条件が整った戸建て住宅では、屋根裏空間や天井裏空間に設置する方法も可能になります。

デザインアンテナは上記の通り、八木式アンテナの弱点である外観性、対候性をカバーするために開発された地デジアンテナになります。
そのため第一のメリットは、その形状や設置位置、さらに同モデルでもカラーバリエーションが豊富なことから、住宅の色合いに合わせて設置することで、住宅のデザインに溶け込み、家の見た目や景観などに悪影響を与えない点です。そのため景観地域でも条例などに触れず問題なく設置できる。越境問題もまず発生しない。太陽光パネルに悪影響を与えないなどもメリットもございます。

そして第二のメリットは、やはり形状と設置位置から、風雨や積雪、潮風、鳥が留まるなど自然環境の影響を受けにくく、経年劣化を抑えられるため、耐用年数(寿命)が長くなりトラブルも生じにくくなる点です。
デザインアンテナを屋外の壁面などに設置した場合の耐用年数は、一般的に15年から20年程度と考えられております。また屋根裏空間などの屋内設置であれば、さらに経年劣化を抑えられるため、より耐用年数が長くなることも期待できます。

このように八木式アンテナにはないメリットが豊富なことから、デザインアンテナは、現在の地デジアンテナでは一番の人気を誇るモデルになっております。
ただその一方で、デザインアンテナには、受信性能では八木式アンテナに及ばず、設置できる現場の環境が限られるというデメリットもございます。

デザインアンテナの受信性能は、屋外屋内兼用のコンパクトモデルでは3素子相当や14素子相当の製品も存在しますが、主な屋外設置用モデルでは、20素子相当と26素子相当になります。
そして同素子数の八木式アンテナに比べると、デザインアンテナは素子が露出していない。指向性がやや広い。オールチャンネルアンテナの商品しか存在しないなどの点から、アンテナ本体の受信性能はやや低くなります。
そして何より、八木式アンテナに比べると設置位置が低くなり、電波を遮る建築物などの周辺環境に影響を受けやすくなる点が、デザインアンテナの受信感度に大きな影響を与えるのです。

デザインアンテナには受信感度の低さをカバーするために、各メーカーから発売される多くのモデルに、通常型とは別に、受信した地デジ電波を増幅する装置「ブースター(増幅器)」を内蔵したモデルも存在します。ただいずれにせよデザインアンテナは、基本的には強電界地域から中電界地域、受信できる地デジ電波レベルが60㏈以上のエリア向けのアンテナ機種になり、その水準を下回る弱電界地域では使用できないケースもございます。

また中電界地域以上の電波レベルに当たるエリアでも、デザインアンテナは設置位置の低さから、周辺の障害物などの環境に影響されやすく、設置できない場合も出てまいります。

具体的には、電波塔からの地デジ電波を遮断する高層マンションなどの、陰に当たる直近や中央部の一帯。また隣家との距離が狭い住宅密集地などでは、特に壁面など低い位置に届く地デジ電波レベルが極端に低くなるため、強電界地域などであっても壁面などへのデザインアンテナ設置ができないケースも多く存在するのです。

このように、設置できる電波環境、周辺環境か限られ、必ずしもどのような現場でも設置できるとは限らない点。またデザインアンテナの正面側を電波塔などの方向に向ける必要があるため、設置できる壁面などの方向に制限が出る点。さらに八木式アンテナに比べるとやや設置費用が高額になる。壁面に設置する場合は壁にビス穴を開ける必要が出る点なども、デザインアンテナのデメリットと言えます。

当あさひアンテナではデザインアンテナの基本設置工事に、DXアンテナ製の高品質20素子相当モデル「UAH201」。またはマスプロ電工製の強電界地域向けコンパクトモデル「U2SWLC3(スカイウォーリーミニ)」をご用意し、アンテナ本体の各カラーバリエーションと基本設置具。白黒2色の同軸ケーブルなどをセットに、基本工事費20,000円(税込み)からでご案内しております。
他にも、現場の条件で可能な限り、デザインアンテナの設置でご対応できるよう、26素子相当モデルやブースター内蔵モデルなどもご用意しております。

その他、デザインアンテナの各機種や特徴、設置のメリット、デメリット。また設置方法などについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。
・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!
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その他の地デジアンテナ機種と比較したユニコーンアンテナのメリットとは?

以下の項では、主に八木式アンテナ、デザインアンテナと比較した場合の、ユニコーンアンテナのメリットや特性について、詳しく解説してまいります。

ユニコーンアンテナのメリット1:スタイリッシュで住宅の見た目や風景を崩さない。

前述の通り、ユニコーンアンテナは、マストの先に設置される落ち着いた白か黒の円筒形のアンテナ本体をもち、360度どの方角から見てもほぼ同じ形状の、非常にスタイリッシュな外観となります。
そのため、住宅の屋根の上。またはサイドベースで破風板や壁面などに設置しても、住宅の装飾物のように見えて、家の見た目や周辺の景観などにほとんど悪影響を与えません。
そのため、景観地域においても景観条例などに触れることなく設置できる。越境問題なども生じにくい。設置位置を調整すれば、太陽光パネルに悪影響を与えることもないなど、デザインアンテナとほぼ同様のメリットが出てまいります。

ユニコーンアンテナのメリット2:風雨などの自然環境に影響されにくく耐用年数が伸びる。

ユニコーンアンテナのもうひとつのメリットは、やはりデザインアンテナに劣らない対候性です。
ユニコーンアンテナの基本的な設置位置は、風雨などを受けやすい屋根の上か、同等の高所になります。ただユニコーンアンテナはその円筒形の形状から、激しい風雨などを受け流せることができます。さらに全体が円筒形のカバーに覆われ、マストやケーブルの接続部も下部のカバーで覆い隠せるため、潮風などにも影響を受けにくく、鳥が留まることも少なくなります。

また豪雪地帯などでは、屋根の上に設置される八木式アンテナの場合は、アンテナ本体に雪がこびりつく、また屋根の上の積雪に埋もれてしまい、落雪の際に大きなダメージを受けることもございます。
しかしユニコーンアンテナであれば、壁面や破風板など、設置位置を工夫することで、雪の影響を避けやすくなります。

このように各種の自然環境を避けやすくなることから、ユニコーンアンテナは耐用年数(寿命)が長くなり、アンテナトラブルも生じにくくなります。
ユニコーンアンテナは、まだ新しいアンテナ機種であり、寿命に関して正確なデータはございませんが、その耐用年数は15年から20年程度と、デザインアンテナとほぼ同等と考えられております。

ユニコーンアンテナのメリット3:安定した地デジの受信感度を確保できる。

外観性、対候性ではデザインアンテナとほぼ同等ながら、デザインアンテナにないユニコーンアンテナのメリットが、安定した地デジの受信感度を確保できる点です。

ユニコーンアンテナ本体の受信性能は、上記の通り20素子相当のみになります。これは八木式アンテナで言えば、中電界地域から弱電界地域向けの受信性能に該当します。
さらにユニコーンアンテナは、設置位置が八木式アンテナと同等の屋根の上などになるため、周辺の建築物など、電波を遮断する環境に影響を受けにくく、デザインアンテナに比べて安定した受信レベルを確保しやすくなるのです。

ユニコーンアンテナの実際的な受信性能は、同じくマスプロ電工製のデザインアンテナ「スカイウォーリー」20素子相当モデルを、周辺に障害物のない、受信環境のいい住宅の外壁に設置した場合と、ほぼ同等とされております。

なお地デジ電波の基礎知識や、各電界地域などについては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございますので、地デジ電波の受信感度についてご理解を深めるため、よろしければご参照ください。
・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識
・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!
・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは
・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

ユニコーンアンテナのメリット4:デザインアンテナに比べて設置できる環境が幅広い。

上記の点とやや重なりますが、デザインアンテナの弱点は、強電界地域など受信環境が良好な現場であっても、周辺に地デジ電波を遮断する建築物があるなどの環境により、受信感度を左右されやすく、設置できないケースも出るという点です。

特にデザインアンテナを設置する住宅より高いビルの近隣、また目前に隣家がある住宅密集地などでは、地デジ電波塔から住宅の壁面部の高さに届く地デジ電波が遮断されてしまい、デザインアンテナをはじめ、地デジアンテナの壁面、ベランダなど低い位置への設置ができないケースが多くなります。

しかしユニコーンアンテナであれば、設置の位置を高く取れるため、デザインアンテナと同等の外観性、対候性をもちながら、周辺に建築物などの障害物があるためデザインアンテナを設置できない現場でも、障害物の影響を避けることができて、設置できるケースが多くなります。

基本的にユニコーンアンテナは、強電界地域から中電界地域であれば、非常に高いビルや山地の近隣などで、どの地デジアンテナ機種を設置しても地デジ受信が困難になる現場などを除けば、ほとんどの現場で使用できます。

ユニコーンアンテナのメリット5:BS/CSアンテナを同じマストに設置できる。

ユニコーンアンテナは、前述の通り、マストの先に円筒形のアンテナ本体を固定し、屋根の上などの高所に設置される地デジアンテナです。
そのため、ユニコーンアンテナを設置するマストの下部に、衛星放送を受信するためのパラボラアンテナであるBS/CSアンテナをセットで設置することも可能です。

ユニコーンアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する工法は、ブースターなどの設置が行いやすく、アンテナ配線をまとめやすいというメリットがございます。

また設置位置を高くとれるため、正面側を地デジ電波塔の方向へと向ける必要があるユニコーンアンテナ。そしてディッシュの仰角(上下角)、方位角(左右角)を、BS放送、CS放送の静止衛星が位置する方向(東経110度)へと正確に向ける必要がある。さらにディッシュを向けた方向に障害物が存在してはいけないBS/CSアンテナの、適切な設置位置を選びやすく、角度調整も行いやすくなるというメリットも出てまいります。

この点は、同じく高所のマストに設置される八木式アンテナも同等ですが、ユニコーンアンテナの場合は、アンテナの外観性や対候性で格段に優れることになります。

ただ壁面や破風板のサイドベースにユニコーンアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する場合、重量や強度などの関係から、対応できるサイドベースを選ぶ必要がございますので、その点はどうかご注意ください。

なお当あさひアンテナでは、地デジアンテナ設置に伴い、BS/CSアンテナの追加設置を行う場合の基本設置工事として、DXアンテナ製の45型、最新の2K4K8K対応モデル「BC45AS」をご用意し、アンテナ本体や基本設置具などの費用を含め、15,000円(税込み)からでご提供しております。

さらに同じDXアンテナ社製、45型2K4K8K対応モデルで、パンチングホール仕様のディッシュや、各接合部の強化などにより、受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sと、業界最強クラスの耐風性能を誇る高耐風モデル「BC453SG」のご用意もあり、基本設置工事を「特別価格」でご案内いたしております。

その他、BS/CSアンテナについては、ブラックのカラーバリエーションや、ディッシュ部のサイズ別モデルもご用意しておりますので、アパートやマンションなど集合住宅の共同受信用なども含め、さまざまなニーズに対応するBS/CSアンテナ取り付けを実施いたします。

また衛星放送やBS/CSアンテナの基礎知識については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識
・台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)
・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説
・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識
・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

ユニコーンアンテナのメリット6:マストへの設置作業が簡単で施工性が高い。

ユニコーンアンテナのマストへの設置方法は、下部の本体フタを開いて、マストの先をマスト固定部に通して、アンテナの角度調整を行った後、ボルトを締め付けて固定するというものです。
また同軸ケーブルの接続も、F型コネクターを設置したケーブルの先に、コネクター設置後でも取り付けることが可能な付属の防水キャップをかぶせ、本体の出力端子にコネクターを締め込んで接続。上から防水キャップで覆い、作業が完了したら本体のフタを閉じるという、簡単な手順になります。
そのため施工性が高く、設置にさほどの時間がかからない点も取り付け時のメリットと言えます。

ユニコーンアンテナのメリット7:優れたデザイン性で環境にも優しい。

ユニコーンアンテナは、上記のように、従来の地デジアンテナに比べて、設置の簡単さや対候性、ソーラーパネルへの悪影響を抑えることも考慮した、その優れたデザイン性から、2018年度(平成30年)度の「グッドデザイン賞」(毎年、デザインが優れた物事に贈られる賞)を受賞し、その証である「Gマーク」を取得しております。
またユニコーンアンテナは、EU(欧州連合)における特定有害物質の使用制限に関する法律「RpHS(ローズ)指令(有害物質使用規制)」にも対応して、環境に有害な物質の使用を制限しているため、環境にやさしい地デジアンテナモデルにもなっております。

他の地デジアンテナ機種と比較したユニコーンアンテナのデメリットとは?

上記した数々のメリットの一方で、ユニコーンアンテナには、八木式アンテナ、デザインアンテナに比べた場合、いくつかのデメリットや性能面で及ばない面もございます。
これらのポイントを正確にご理解いただかないと、ご自宅にユニコーンアンテナを設置した場合に、思わぬ費用が発生する、受信性能が不足するなどの失敗にいたるケースも考えられますので、なにとぞご注意ください。

ユニコーンアンテナのデメリット1:設置費用が他の機種より高額。

ユニコーンアンテナは、前述の通り、2023年現在における地デジアンテナの最新鋭機種であり、現在はマスプロ電工製の「U2CN」以外にモデルが存在しません。
したがって現状では、アンテナの本体価格や、アンテナ工事の専門業者に依頼した場合の設置費用が、八木式アンテナ、デザインアンテナに比べると高価格となります。

アンテナ工事業者にユニコーンアンテナ設置を依頼する場合の平均的な費用は、アンテナ本体および設置具、同軸ケーブルなど、基本工事のみで33,000円から40,000円程度になります。

なお、これはアンテナを設置し、ケーブルで屋内の一ヵ所と配線するのみの基本的な工事費用にあたり、戸建て住宅の各部屋で地デジ放送を視聴できるよう、分配器を使用して各部屋のアンテナコンセントに地デジ電波を送る。またブースターを設置して地デジ電波を住宅で必要なレベルにまで増幅するといった工事を行う場合には、それぞれの機材費用を含めたオプション工事費が加算されます。

現状では、ユニコーンアンテナの設置費用は、業者や設置条件にもよりますが、他の地デジアンテナ機種を設置する場合に比べて、15,000円から25,000円程度、高額になる傾向がございます。
ただ長期にわたって地デジ放送を視聴されるマイホームなどで、デザインアンテナの設置が難しい場合、デザインアンテナとほぼ同じ外観性、対候性をもつユニコーンアンテナは、コストパフォーマンスが高いということもできます。

ご自宅に設置される地デジアンテナ機種をお選びになる場合には、ただ設置費用だけで比較されるのではなく、ご希望の条件および、ご自宅の受信環境なども踏まえて、コストパフォーマンスの高い機種や設置方法をお選びになることがおすすめと申せます。

なおアンテナ工事の各種業者にアンテナ工事を依頼する場合の費用相場については、以下の各コラム記事で詳しくご紹介しております。
・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説
・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事
・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

ユニコーンアンテナのデメリット2:八木式アンテナに比べると受信性能がやや及ばない。

上記の通りユニコーンアンテナは、高所に設置できることから、デザインアンテナと同じ対候性、外観性を持ちながら、受信感度が高まり、デザインアンテナが設置できない現場でも、設置できるケースが多くなります。
ただその一方で、ユニコーンアンテナは20素子相当の受信性能ながら、同じ20素子の八木式アンテナ(またはそれ以上の高性能モデル)に比べると、受信性能がやや低くなる傾向がございます。

その要因は、まず八木式アンテナは素子が露出する素子アンテナで、素子数の範疇でやや高い受信性能を発揮するのに対し、ユニコーンアンテナは素子が隠れているため、逆に20素子相当の範疇でも受信性能がやや低くなりがちになるという点が挙げられます。

またアンテナ本体の指向性も、八木式アンテナは高いのに比べて、ユニコーンアンテナは、地デジアンテナ各機種の中でも低くなるという点が挙げられます。
地デジアンテナの指向性とは、アンテナ本体の正面側に当たる一方向でのみ地デジ電波の受信性能が高まり、そこから角度がズレるほど、受信性能が弱まってゆく性質を言います。

したがって地デジアンテナは、真横や後方などの方向では、ほとんど地デジ電波の受信性能を失います。この性質には、正面側以外から届く、地デジ電波以外の余計な電波(ノイズ)をカットするという機能もございます。

そして地デジアンテナは、指向性が高い、つまり受信性能を発揮する正面側の角度が狭いほど、素子数による受信性能を「一点集中!」する形になり、その範囲内の受信感度が高くなるのです。

この地デジアンテナの指向性は、受信性能がもっとも高まる地デジアンテナの正面側を基準に、アンテナの角度を徐々に左右へとずらし、受信性能が最大レベルから、ちょうど半分の数値になる角度を示す「半値幅」の数値で示されます。

また地デジアンテナの受信性能を示す基準には、素子数(相当)の他に「動作利得(利得)」または「ゲイン(gain)」というものが存在します。
動作利得は、地デジアンテナで受信できる地デジ電波レベルに対し、出力できる電波レベルの効率を示す数値であり、地デジアンテナ本体の正面側における受信感度を示す数値ともいえます。
動作利得の数値は、基準となる指向性がない理論上のアンテナ、またはもっともシンプルな構造のアンテナとの出力レベルとの差異を常用対数で表した㏈の数値になり、同素子数の地デジアンテナでも、指向性などの影響で変化する受信性能を判断する目安にもなります。

そして同じマスプロ電工における、20素子(相当)の各種地デジアンテナモデル(オールチャンネルアンテナ)の半値幅と動作利得を上げると、八木式アンテナ(U206)は半値幅26度から53度、動作利得は8.5㏈から13.7㏈。デザインアンテナ(U2SWLA20)は半値幅72度から79度、動作利得7.8㏈から9.8㏈(実力値)。ユニコーンアンテナ(U2CN)は半値幅83度から93度、動作利得5.5㏈から6.2㏈になります。

同じ20素子アンテナでも、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの順で半値幅が広くなり、それに反比例して、正面側での受信性能を示す動作利得が低くなることがおわかりのことでしょう。

この指向性から、地デジアンテナを設置する際には、指向性を発揮するアンテナの正面側を、そのエリアの地デジ電波塔の方向(または高層ビルなどに反射して方向が変わった反射波の方向)へと正確に向ける必要がございます。

そして八木式アンテナのような指向性が高いアンテナは、正確な角度調整で高い受信性能を発揮する半面、角度のズレによる受信性能が起こりやすい。逆にユニコーンアンテナ、デザインアンテナなど指向性が低いアンテナは、やや受信性能が低くなる半面、角度調整が行いやすく、角度のズレにも強いといったメリットが出てまいります。

他にも、上記の通り八木式アンテナには、オールチャンネルアンテナの他、ローチャンネル用アンテナなどのモデルも存在します。

地デジ放送ではUHF帯の電波のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯を6MHzずつ、全部で13chから52chまでの物理チャンネル(ch)に分けております。
そしてユニコーンアンテナ、デザインアンテナはこの13chから52chまですべてを受信できるオールチャンネルアンテナですが、八木式アンテナには、受信できるチャンネル帯を13chから36chなどに絞ったローチャンネル用アンテナなどが存在し、このようなアンテナは、オールチャンネルアンテナに比べて受信性能が高まるのです。

マスプロ電工製の20素子ローチャンネル用アンテナ(U206TMH)の半値幅は28度から48度、動作利得は10.1㏈から13.5㏈と、同素子数でオールチャンネル用の八木式アンテナに比べると、やや動作利得が向上していることがおわかりでしょう。

このような数々の要因から、同じ20素子でも受信性能が高まりやすい八木式アンテナに比べると、ユニコーンアンテナは、同じく高所に設置しても、受信感度では八木式アンテナにやや及ばないというのが実態になります。
そのためユニコーンアンテナは基本的に強電界地域から弱電界地域向けの地デジアンテナ機種となり、弱電界地域では使用できないケースもございますので、どうかご注意ください。

なお、地デジアンテナの受信性能に関する各要素については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しておりますので、よろしければご参照ください。
・地デジのテレビアンテナで受信できる方向は指向性で決まる? アプリでアンテナの方向調整に最適な角度を調べる方法も徹底解説!
・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!
・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説
・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!
・地デジ用テレビアンテナ工事にて設置する電界地域に最適な受信性能は「何素子数」タイプか? アンテナ機器の選び方を徹底解説!
・地デジ放送用テレビアンテナ、UHFアンテナ機種による素子数の違いとは? 高性能モデルや現場ごとに必要な素子数の機種を解説
・通販で買える新築戸建てにおすすめ地デジ用UHFアンテナの高性能機種は? 素子数や外観などの選び方、可能な工事の費用も解説

ユニコーンアンテナのデメリット3:垂直偏波に対応していない。

地デジ放送において、日本各地に設置される中継局など地デジ電波塔から送信される地デジ電波の種類は「水平偏波」「垂直偏波」の二種類に分けられます。
この水平偏波とは、地面に対して水平に波長を描くUHF波。垂直偏波は、地面に対して垂直の波長を描くUHF波となります。

この二種類の電波は、電波を送信する日本各地の中継局ごとに使い分けられます。ただ実際には日本各地の中継局のうち、水平偏波を送信する中継局は95パーセント以上を占め、垂直偏波は残りの5パーセント以下の中継局でしか使用されておりません。
また水平偏波と垂直偏波は、送信する地デジ電波の強度や品質、放送内容などには違いはございません。中継局ごとに使い分けられる理由は「混信」を避けるためになります。

混信とは、同じ空間に地デジ電波と周波数帯の近い携帯電話やスマートフォンなどの電波。または二か所以上の中継局からの地デジ電波が入り混じることで、電波同士の干渉が起こることを指します。
この混信が発生してしまうと、地デジ電波では電波障害が発生してテレビ映像が乱れる。また携帯電話やスマートフォンの通信障害が起こるなどのトラブルの原因となります。

そしてこの混信は、周波数帯が近い電波同士であっても、波長の角度が違えば発生しにくくなるという性質があるのです。
そのため携帯電話、スマートフォンの基地局の付近など、混信のリスクがあるエリアでは、そのエリアにある中継局の地デジ電波を垂直偏波にすることで、混信を避けるのです。

したがって、エリアによっては水平偏波と垂直偏波の双方を送信する中継局も存在する他、基地局が新規設置されるなど環境の変化により、中継局から送信される電波の種類が切り替わることもございます。

そして各住宅に設置される地デジアンテナの側でも、この水平偏波、垂直偏波を受信する場合には、相応の対応が必要になり、その対処は機種ごとに違ってまいります。
基本的に、水平偏波と垂直偏波は、それぞれの波長に合わせて地デジアンテナの設置角度を90度、調整することで受信が可能になります。そして構造のシンプルな八木式アンテナであれば、どのようなモデルでも、この方法で垂直偏波、水平偏波の双方に対応が可能です。

しかしデザインアンテナの場合、コンパクトモデルでは同様の方法で対処できるケースもございますが、一般的なモデルでは、設置角度を90度、変えてしまうと、メリットであるデザイン性が低下してしまう。また電波塔の方向へ向けた左右への角度調整が難しくなるという問題が生じるため、多くのモデルは水平偏波用にあたり、一部に垂直偏波用のモデルが存在します。

そしてユニコーンアンテナ「U2CN」に関しては、最新モデルにあたることもあり、2023年現在では、水平偏波専用モデルしか存在しません。したがって垂直偏波の地デジ電波が使用されるエリアでは、ユニコーンアンテナは設置できないことになるため、どうかご注意ください。

なお、日本各地に設置された地デジ中継局が、水平偏波と垂直偏波のどちらを送信しているかは、日本国内で各地域に存在する、総務省の「総合通信局・総合通信事務所」ホームページ。または各テレビ局の公式サイトなどで確認できます。

垂直偏波と水平偏波、またその他の地デジ電波の特性については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?
・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?
・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

ユニコーンアンテナのデメリット4:アンテナの設置位置が屋根の上など屋外の高所に限られる。

ユニコーンアンテナは、八木式アンテナの受信性能、そしてデザインアンテナの外観性、対候性といった、従来の地デジアンテナ機種のメリットを融合した新世代の地デジアンテナです。
ただし上記の通り、ユニコーンアンテナ本体の受信性能は、同じ20素子相当の八木式アンテナにやや及ばない程度で、高所に設置されることで、安定した受信性能を確保できる機種になります。

そのため設置できる位置は屋根の上と同等の高所に限られ、低い壁面やベランダなどそれ以外の場所に設置されると、メリットである受信性能が損なわれてしまうのでご注意ください。
また強電界地域における屋根裏空間への地デジアンテナ設置についても、ユニコーンアンテナは本体の受信面積の狭さから適さず、基本的に使用されることはございません。

ユニコーンアンテナのデメリット5:DIYでのアンテナ設置は難しい場合が多い。

これはユニコーンアンテナのデメリットというより、テレビアンテナ設置の一般論に類することですが、地デジ、BS/CSアンテナの設置を、業者に依頼せずご自宅でDIYにて行う場合、基本的な設置位置は、作業の安全を確保できる、住宅のベランダ内外や窓の外などの位置になります。

上記の通り、ユニコーンアンテナの設置作業そのものは簡単で、施工性の高い機種になります。
ただ、基本的な設置位置が屋根の上、または同等の高所になるため、ほとんどの場合は、設置作業に大変な危険が伴います。また特にサイドベースを使用する設置の場合は、適切な固定位置を選ばないと、住宅の壁面に余計な破損をもたらすことにもなりかねません。

そのため、ユニコーンアンテナの設置は、屋上フロアがあって作業の安全性が確保できるなど、作業環境に恵まれた住宅の場合を除いて、決してDIYでの設置作業は行わず、高所作業の専門知識と経験、必要な装備を完全に取りそろえた、アンテナ工事の専門業者へとご依頼ください。

地デジアンテナをはじめ、テレビアンテナのご自宅へのDIY設置については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。
・DIYで地デジアンテナを設置できるか?
・地デジや衛星放送のテレビアンテナ取り付けを自分でDIY工事する方法とは? 設置の注意点、費用についても解説(基礎知識編)
・地デジや衛星放送(BS放送、CS放送)用テレビアンテナを自分で取り付ける方法とは? 設置工事を進めるポイントと注意点をすべて解説(実践編)
・自分でテレビアンテナ設置工事を行う際の方法と費用の相場は?

ユニコーンアンテナのデメリット6:衛星放送は受信できない。

ごく基本的なことですが、ユニコーンアンテナに限らず、八木式アンテナ、デザインアンテナなどの地デジアンテナは、地上の地デジ電波塔から送信されるUHF波を受信することに特化したUHFアンテナです。

対して、BS放送、CS放送などの衛星放送は、赤道軌道上、約36,000キロの上空を、地球の自転に合わせて周回するため、地上からは常に上空の同じ位置に存在して見える「静止衛星」から、日本国内のほぼ全域に、UHF波より周波数帯の高いマイクロ波(SHF波)の中でも、周波数帯が12GHz(ギガヘルツ)前後になる「12GHz帯」と呼ばれる電波を使用しております。

このように地デジ放送と衛星放送では、テレビ電波の送信形式、使用される電波の周波数帯や性質とも大きく異なるため、地デジ用のUHFアンテナでは衛星放送の電波はいっさい受信できません。
BS放送、CS放送など衛星放送を受信するためには、地デジアンテナとは別個に、衛星放送用のBS/CSアンテナを追加設置する必要がございますので、ご注意ください。

なおユニコーンアンテナの場合は、上記の通り、同じアンテナマストにユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナの双方を設置できるというメリットがございますので、ご自宅で地デジ放送と衛星放送の双方をご覧になる場合には、この点も地デジアンテナ機種を選ぶ際に考慮されるとよろしいでしょう。

ユニコーンアンテナのデメリット7:住宅のデザインによっては似合わないこともある。

前述のようにユニコーンアンテナのメリットのひとつが、住宅の外観や景観を乱さない、デザインアンテナとほぼ同等の外観性の高さです。
ただ壁面に貼り付けるように設置できて、カラーバリエーションも豊富で目立ちにくいデザインアンテナに比べると、屋根の上などの高所に立てるユニコーンアンテナは、非常にコンパクトでスタイリッシュなデザインながら、やや目につきやすいという面もございます。

そしてデザインに対する評価は人によってさまざまですが、ユニコーンアンテナの形状は、どちらかといえば西洋的、未来的な形状といえます。
したがって、ユニコーンアンテナを設置する住宅が、例えば純和風の邸宅などの場合、ユニコーンアンテナを設置すると異物感やミスマッチ感が強くなり、住宅の見た目や景観を崩すように感じられることもございます。

ご自宅にユニコーンアンテナの設置をご検討される場合には、まずその設置位置を想定して、お住まいのデザインにユニコーンアンテナが似つかわしいかについても、あらかじめよくご検討されることをおすすめいたします。

ユニコーンアンテナのメリットとデメリット・まとめ

ユニコーンアンテナは、独自の工夫により、地デジの受信性能とアンテナの外観性、そして自然環境に強い対候性を高いレベルで兼ね備えた地デジアンテナの最新モデルです。
ただ受信性能に特化した古典的モデルの八木式アンテナ。また受信性能をやや犠牲にして外観性、対候性を重視したデザインアンテナに比べると、やや及ばない要素も存在します。

ユニコーンアンテナ、そして八木式アンテナ、デザインアンテナとも、他の機種にはないそれぞれのメリットや、適した設置条件がございます。
そのため地デジアンテナの設置に当たっては、まず現場で適切な電波調査を行い、現場の環境に適した機種、設置方法を選択することが重要と申せます。

現在、当あさひアンテナでは、ユニコーンアンテナ本体の基本設置工事工事を、ウォームホワイトとブラックブロンズそれぞれの本体と、設置用部材、金具や同軸ケーブルをセットにしたキャンペーン価格でご提供しております。

また地デジアンテナ各種モデルの設置の前段階として、現場の電波調査、およびアンテナ工事のお見積りを、出張料やキャンセル料など各種料金も含めた完全無料で実施しております。

電波調査に当たっては、お住まいの各部屋、各位置で綿密な電波の強度、品質や方向を調査し、安定した地デジ受信を大前提に、お客様のご要望に最適となる地デジアンテナ機種や設置工事の方法を、業界最安に挑むお見積り価格でご提案いたします。

なお、アンテナ工事業者による電波調査、お見積もりについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?
・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

弊社によるアンテナ工事のご提案とお見積もりにご納得いただければ、即日工事も可能です。

また実際の工事に当たっては、高い技術を誇る弊社スタッフのアンテナ職人が、豊富な専門知識と経験に基づき、多少の風雨などにはびくともしない頑丈なアンテナの設置と、弊社モットー「見えないところもきれいに」に基づき、アンテナ設置部から屋根裏などの配線まで、見栄えも整った丁寧な施工を実施いたします。

さらに工事の完了後には、アンテナ工事業界の最長クラスとなる、アンテナ工事完了日からの「10年保証」もご用意しており、お客様に末永いご安心をお約束いたします。

ご自宅にユニコーンアンテナを設置したいが、現場の受信環境に適しているかどうかわからない。またお住まいに最適の地デジアンテナ機種を確認したいなど、地デジ、衛星放送のテレビアンテナ設置に関する各種のお問い合わせについては、まずは無料の電波調査とお見積りだけでも、当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話。または公式サイトのメールフォーム、LINEなどまで、お気軽にお寄せいただければ幸いです。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。