降雪や積雪の影響で地デジ、BS/CSのテレビ放送が映らなくなるトラブル対策になるアンテナ工事の方法とは?

2023年01月13日

雪といえば、日本における冬の風物詩ともいえます。一面の銀世界で雪遊びに興じる子供たちや、スキーなどのリゾートといった楽しいイメージもございます。ただその一方、日本でも北国などの豪雪地帯では、毎年のように道路から雪を撤去する、また屋根の上の雪下ろしなどの作業を行わねばならず、日常生活にも大変な手間が生じてまいります。

またときには大雪が災害に至ることもございます。現に昨年度、2022年(令和4年)12月には、東北地方やや新潟県、北陸地方などで豪雪に見舞われ、各地で停電や事故など、大変な事態も発生いたしました。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

このような大雪の際には、屋根への積雪をはじめ、住宅や住宅設備にも数々のトラブルが生じてまいります。

特に戸建て住宅の設備で雪の影響を受けやすいのは、主に屋根の上に設置される地デジ(地上デジタル放送)、衛星放送(BS/CS)などのテレビアンテナです。豪雪地帯などでは、毎年、冬場には常にアンテナトラブルが生じるといったケースも聞かれます。

そこで当コラムでは、日本国内でも積雪が多いエリアにおいて、雪の影響を受けにくく、アンテナ本体の故障などのトラブルをはじめ、積雪でテレビ放送を受信できないなども問題を解消できるテレビアンテナの機種や設置方法について、徹底的にご説明してまいります。

なお大雪などの自然災害でアンテナが倒れる要因と対処法などについて、総合的な情報は、いかのコラム記事に詳しい解説がございます。

・屋根の上の地デジテレビアンテナが強風などで倒れる原因と対処。修理や対策の取り付け工事と費用を相場より安くする方法は?

地デジ、BS/CS放送の基礎知識

地デジ、衛星放送(BS/CS放送)のアンテナ設置について考える際には、まずそれぞれの放送について、基本的な知識を踏まえておくことが大切です。ここでは、地デジ放送、衛星放送について基本的な事項を簡単にご解説いたします。

地デジ放送の基礎知識

地デジ放送、いわゆる地上デジタル放送は、東京都墨田区の東京スカイツリーをはじめ、日本各地の要所に設置された送信所、中継局など大小の電波塔から、UHF波(極超短波)でも470MHz(メガヘルツ)から710MHzの周波数帯にあたる地デジ電波を周辺の一帯に発信し、個人の各戸建て住宅や集合住宅などの建築物に設置された地デジアンテナで受信することにより、地デジ放送をご視聴いただけるというものです。

地デジ放送に関しては、アンテナの設置によりどのチャンネルも無料でご視聴いただけます。また日本国内ではほとんどのエリアで地デジ放送が受信可能ですが、地デジ電波は全国どこでも一律の強さで受信できるわけではなく、中継局からの距離や周辺の地形などの環境によって、そのエリアで受信できる電波レベル(電波の強さ)が異なります。

この受信できる地デジ電波の強さで地域を区分けしたものを「電界地域」と呼び、それぞれ強・中・弱の電界地域に分類されます。

また日本国内には山間部の過疎地域など一部地域には、付近に中継局が存在しない、山地により地デジ電波が遮断されるなどの要因から地デジ電波がほとんど届かないエリアも存在し、このようなエリアを「難視聴地域」と呼びます。

地デジ電波についての詳細は、以下のコラム記事もご参照ください。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

地デジ受信に重要な「ハイトパターン」とは? 地デジアンテナは高いところに設置すべきとは限らない?

衛星放送の基礎知識

衛星放送は、宇宙空間の静止軌道上に位置する人工衛星から、マイクロ波の一種であるSHF(センチメートル波)のうち、12GHz(ギガヘルツ)前後の周波数帯、12GHz帯の電波であるテレビ電波を、地上に向けて発信する形式のテレビ放送です。

日本国内での衛星放送には、放送衛星を使用しており、NHK、各広域民放などの無料チャンネルと、WOWOWなどの有料チャンネルがあるBS放送。通信衛星を使用して、多数で多彩なジャンルの有料チャンネルをお好みの契約でご視聴できる「スカパー!」などで知られるCS放送がございます。

基本的にはBS放送、CS放送とも、主に東経110度(日本各地から見て南西方向)に位置する人工衛星を使用しているため、一基のBS/110度CSアンテナを設置することで、BS、CS双方とも受信可能です。ただCS放送に関しては「スカパー!」とは別に、東経124度、128度の人工衛星を利用する別サービスも存在し、こちらをご視聴になるためには別途に専用アンテナ、または東経110度を含めすべての衛星放送を受信できるマルチアンテナの設置が必要となります。

衛星放送の電波は日本全域に送信されているため、日本国内のどこでも受信可能です。ただ国内の北端や南端、離島部などではやや電波が弱くなる傾向がございます。

また12GHz帯の電波は非常に直進性が強く、それを受け止めるBS/CSアンテナは非常に指向性が鋭くなるため、人工衛星の位置する東経110度へと正確に向けなければなりません。ミリ単位のアンテナ角度のズレや、地上から見て人工衛星の方向に障害物があると受信に障害が生じる他、悪天候の際にも電波状態が悪化することもございます。

衛星放送の電波に関して、詳しくは以下のコラム記事もご確認ください。

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

現在の主な地デジ・衛星放送のアンテナ機種

前述した地デジ、衛星放送を受信するためのテレビアンテナは、それぞれ「地デジアンテナ」「BS/CSアンテナ」で異なり、双方を受信するためにはそれぞれ2基の設置が必要となります。

そして地デジ、BS/CSアンテナとも、それぞれの中でいくつかの機種や、バリエーションがございます。ここでは、地デジアンテナの主要な機種と、BS/CSアンテナの特徴やバリエーションについて解説してゆきます。

(地デジアンテナ)

現在、戸建て住宅などに設置される形で使用される地デジアンテナは主に「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3種類になります。それぞれの特徴は以下の通りです。

八木式アンテナ

八木式アンテナは、主に戸建て住宅の屋根の上などに見られる、矢印のような骨組みに短い横棒がいくつもついた、魚の骨のような形状の地デジアンテナです。アナログ放送の時代から使用されているテレビアンテナであるため、現在でもアンテナといえば八木式アンテナをイメージされる方が多いと思われます。

八木式アンテナの特徴は、主に屋根の上など、周辺の障害物に影響されにくい高所に設置されること。さらに横棒にあたる素子(エレメント)の数で、さまざまな受信性能のモデルが存在することです。

八木式アンテナに限らず、地デジアンテナの受信性能は主に「素子数(相当)」で表されますが、八木式アンテナは強電界地域向けの4素子や8素子。中電界地域向けの14素子、中電界地域から弱電界地域向けの20素子などのモデルがございます。

さらに高性能モデルとして、素子を設置する部分にⅩ字型の器具を配置し、上下にそれぞれ二つの素子パーツを設置したパラスダックアンテナと呼ばれるモデルもあり、このタイプでは個々の素子が高性能な上、27素子や30素子以上も可能となります。

このように八木式アンテナは、モデルによって受信性能や対応できるエリアが幅広く、屋根の上に設置されることもあって、現在でも地デジアンテナの中ではもっとも高い受信性能を誇ります。そのため弱電界地域などでは、高性能の八木式アンテナ以外に、使用できる地デジアンテナの選択肢が存在しないこともございます。

八木式アンテナの設置位置としては、屋根の上の他に、ベランダの内外、また専用の設置具を固定しての壁面などがございます。

八木式アンテナのメリットは、前述の受信性能の高さと、地デジアンテナ機種の中ではもっとも低価格な点になります。

逆にデメリットとしては、主に屋根の上に設置されるため、雪をはじめ、風雨や海沿いでは潮風などの影響を受けやすく、経年劣化が進行しやすい点。同じく屋根の上で目立つ形状から、住宅の外観性や景観を乱してしまう点などが挙げられます。

デザインアンテナ

デザインアンテナは、アンテナ機器を主に長方形の薄型ボックスなどに収め、住宅の壁面などに設置する地デジアンテナです。

2009年(平成21年)頃に普及しはじめたモデルで、設置位置は壁面の他、ベランダの手すり。また電波状態や住宅の建材など条件に恵まれていれば、屋根裏や天井裏の空間にも設置が可能です。その形状、設置位置から、壁面アンテナ、平面アンテナ、薄型アンテナ、フラットアンテナなどとも呼ばれます。

デザインアンテナはシンプルでスタイリッシュな外見に加え、カラーバリエーションも豊富で、壁面に設置しても住宅のデザインや景観を乱さない上、形状から風雨や雪などに影響されにくく、経年劣化も進みにくいため、現在では人気の高い地デジアンテナです。

受信性能に関しては、主に20素子相当と26素子相当のモデルがございます。ただ同じ素子数相当のモデルでも、八木式アンテナに比べるとやや受信性能が低くなります。さらに設置位置の低さもあり、基本的に強電界地域から中電界地域での使用が推奨され、住宅密集地や高層建築物の付近など、周辺環境によっては使用できないケースもあることがデメリットと言えます。また価格も八木式アンテナよりやや割高になります。

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナは、2017年(平成29年)に、日本三大アンテナメーカーのひとつといわれる「マスプロ電工」が開発した、地デジアンテナの第三世代といわれる最新モデルです。なおこの名称はマスプロ電工さんの登録商標であり、他にもポール型アンテナという通商がございます。

ユニコーンアンテナは金属の支柱であるマストの先に、ほぼ円筒形のアンテナ本体を設置したコンパクトでスタイリッシュなモデルであり、本体のカラーバリエーションも光が反射しない落ち着いたブロンズブラックとウォームホワイトの二種類がございます。その高いデザイン性から、2018年(平成30年)度には「グッドデザイン賞」も受賞しております。

ユニコーンアンテナの特徴は、屋根の上の他、専用の固定具で屋根の張り出し部(羽目板)や壁面の高い位置などにも設置できるため、周辺の障害物に影響されにくく、安定した受信感度を確保できることです。さらにそのデザイン性から、住宅に設置しても、建物の見た目や景観に悪影響を与えにくい。風雨が通り抜けやすい形状で自然環境に影響されにくく、経年劣化が進みにくいなどのメリットがございます。

ユニコーンアンテナは、総じて八木式アンテナとデザインアンテナのメリットを兼ね備えた地デジアンテナと言えますが、デメリットは、最新機種であるため他の機種に比べて価格が高い。また八木式アンテナに比べるとやや受信性能が低くなることです。

ユニコーンアンテナの受信性能は20素子相当ですが、デザインアンテナと同じく同性能の八木式アンテナに比べるとやや受信感度が低くなる他、高性能の八木式アンテナには及びません。そのためユニコーンアンテナも基本的には強電界地域から中電界地域での使用が推奨されています。

BS/CSアンテナ

BS、CSの衛星放送を受信するBS/CSアンテナは、衛星からの12GHz帯の電波を受け止める皿のような円盤「ディッシュ」と、その中央部にアームを伸ばして、電波を集め、適切な周波数に変換する「コンバーター」が固定されているパラボラアンテナです。なおコンバーターの作動のためには電源が必要となります。

主な設置位置は屋根の上のマストに地デジアンテナとセットで固定される他、専用の固定具によりベランダや壁面に設置されることもございます。ただBS/CSアンテナは、BS、CSの人工衛星が位置する東経110度(南西から南南西)へ正確に向ける必要があり、ミリ単位の角度のズレでも大きく受信感度が低下する場合がある。また人工衛星の方向に建物や山地などの障害物が存在する。衛星電波が豪雨や雪などの際に吸収され、乱反射が生じるなどの場合も受信レベルが低下し、正しく受信できなくなることがございます。

一般住宅向けのBS/CSアンテナの標準機種は、ディッシュの直径数である45(センチ)型になります。またメーカー、モデルを問わずどの機種も、基本的にはほぼ同じ形状、性能になっています。

バリエーションとしては、ディッシュ部を大型にすることで受信性能を高めた50型、60型などのディッシュサイズものや、マンションなどでの共同受信用の90型以上。本体色は主に日光に強い白色ながら、太陽光に強い加工を施した黒などのモデル。ディッシュ部にパンチングホールの設置や各部の強化により強風に強くなった高耐風モデルなどが存在します。

他にも、2018年(平成30年)よりスタートした「新4K8K衛星放送」をすべて視聴できる2K4K8K対応BS/CSアンテナと、それ以前の機種であり、4K8Kチャンネルは一部しか視聴できない2K対応BS/CSアンテナがございます。

現在のBS/CSアンテナは大半が2K4K8K対応型になりますが、新4K8K衛星放送をご視聴になるためには、アンテナだけでなくブースター、分配器なども、4K8K放送の電波に対応できる3442MHz(4K8K)対応型が必要となります。

各アンテナの詳細については、以下のコラム記事デモ解説しております。

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日本国内でアンテナへの雪害が考えられる地域

上記のアンテナは、強電界地域の一部では屋内設置が可能となるデザインアンテナを除いて、どれも住宅の屋外に設置されます。

基本的には、屋外でも屋根の上などの高所に設置するほうが、地デジ放送の受信感度は高くなり、BS/CSアンテナも周辺の障害物などに影響されにくくなります。

一方、高所への設置は、風雨や雪など、天候による悪影響を受けやすくなるため、特に豪雪地域をはじめ雪の多い地域では、アンテナに雪が積もり、こびりつくなどで電波が遮断され、アンテナ本体の腐食が進む。またアンテナが雪に埋もれその重みでダメージを受け、故障、破損するなどの雪害に注意が必要です。

日本国内でアンテナの雪害が考えられる地域としては、まず日本国内でも、屈指とされる寒冷、豪雪地帯である北海道や東北地方が挙げられます。特に日本国内でも北部に行くほど、BS、CSの衛星放送の電波が弱まり、ディッシュがやや大型のBS/CSアンテナが必要となってくるため、注意が必要といえます。

加えて、甲信越地方にあたり、近年では人気漫画、アニメ「ゆるキャン△」の主な舞台としても知られる長野県や山梨県。戦国武将、上杉謙信で知られる新潟県。また石川県、富山県、福井県などの山陰地方も積雪が多い地域として知られています。

他にも、近畿地方では滋賀県、京都府、兵庫県。中国地方の広島県、鳥取県、島根県といった日本海沿岸の県も、特に北寄りの一部地域には豪雪地帯が含まれます。またこれらの県で豪雪地帯に含まれない地域でも、近隣の市町村などではときに積雪などが起こる、比較的、大雪になることもございます。

アンテナに起こり得る雪害の種類とは?

豪雪地帯をはじめ、冬場には積雪が多い地域や、さほど雪の少ない地域でもまれな積雪が起こった場合などには、さまざまな雪害が発生します。もちろん屋外に設置されたテレビアンテナにもさまざまな影響が及びます。特に戸建て住宅に設置された、各種のテレビアンテナが受けやすい雪害には、主に次のようなものがございます。

テレビ電波の受信不良

水や、水が凍結した雪(氷)には、電波を減衰(弱める)させる性質がございます。そのため豪雪地帯をはじめ、寒冷地では、屋根の上などに設置されたテレビアンテナが雪に埋もれてしまうことで、テレビ電波の受信性能が低下するケースがございます。

またアンテナ本体が凍結することでも、アンテナ各部の不調を引き起こし、受信性能の低下を招く原因のひとつとなります。

アンテナ角度のズレ

大量に積もった雪には、かなりの重量がございます。そのため、アンテナのまわりに雪が積もった際には、その重みでアンテナの角度がずれてしまうケースがございます。また積雪がその後の好天によって溶け、屋根から滑り落ちる際に、アンテナを巻き込んでダメージを与えるケースも少なくありません。

特に八木式アンテナやBS/CSアンテナは、その形状から雪による角度のズレが生じやすくなります。八木式アンテナは、矢印の先端状である反射器(リフレクター)の反対側、導波器(ディレクター)を中継局など電波が届く方向へ向ける必要がございます。BS/CSアンテナも前述のように、人工衛星の方向へと、ミリ単位で正確に向ける必要がございます。

そのため、特にこれらのアンテナでは、雪によりアンテナ角度がズレてしまい、受信不良が生じる可能性が高くなります。

ケーブルの接触不良

地デジ、BS/CSアンテナとも、受信した電波は、アンテナに接続されたケーブルから、屋内のテレビなど受信機器に送られます。

地デジとBS/CS双方のアンテナを設置する場合は、まず双方のケーブルを混合器(または混合ブースター)という機器で一本のケーブルにまとめます。また場合によっては屋外のアンテナの真下に、テレビ電波を増幅するブースターという装置を設置し、混合器からのケーブルを接続します。

ブースターによって必要なレベルまで増幅された電波は、ケーブルで屋内へと送られます。またブースターには混合器と一体化された機器もありますが、電源の供給が必要となります。

このように屋根の上に設置されたアンテナの周辺には、いくつかの機器やそれに応じた配線も設置されます。これらアンテナの付近に設置された配線(ケーブル)も、積雪によるアンテナへの圧力を受けて、接続部から抜ける。また接触不良や、接続部からの水分の浸食により腐食が起こるなどして、アンテナトラブルの原因になることがございます。

老朽化・落雪によるダメージ

積雪の重さは、湿度や密度などの雪質によっても大きく異なりますが、一般的に1坪(3.3平方メートル)に1メートルの雪が積もった場合、その重さは1トンを優に超えます。したがって雪の多い地域で屋根の上に積もった雪は、場合によっては数十トンにいたることがございます。そのため豪雪地域などでは定期的な雪下ろしが必要となるのですが、屋根の上に積もる大量の雪は、テレビアンテナにも大きな負担をかけることになります。

現在のテレビアンテナは、専門家による確かな技術で施工された場合、台風などの強風などにも耐えうる頑丈なものが多くなっておりますが、このような数十トンの大雪の圧力の前には、流石にダメージを受けることもございます。

またアンテナにこびりついた、また埋もれさせる形で積もった雪が、その後の好天などで徐々に溶けてゆくと、アンテナが水浸しのような状態になり、各部のサビの原因となり、劣化を招く要因となります。

さらに屋根に雪が積もった状態で気温が上がると、屋根の上からまとまった落雪が起こることがございます。この落雪にアンテナが押し流されるような形になると、前述のように何トンもの重みがかかり、アンテナが大きなダメージをうけることもございます。また落雪は左程の量ではなくとも、ケーブルなどが引っ張られる形になり、前述のようなケーブルのトラブルが生じることもございます。

アンテナ、ケーブルの破損

八木式アンテナやBS/CSアンテナを屋根の上に立てる場合、まず土台となる4本の脚をもつ「屋根馬」という器具を屋根の上に置き、そこに支柱となるマストを立て、先端に八木式アンテナを、途中にBS/CSアンテナを適切な角度で固定します。

そして屋根の四方からマストや屋根馬に、ステンレスワイヤーなどの支線を張ることで、屋根馬ごとアンテナをしっかりと固定します。

このようにしっかり固定されたアンテナは、一般的な台風や積雪などには十分な抵抗力を持ちますが、豪雪地帯などで毎年のように大雪の影響を受け続けると、雪の重みやサビの進行などで徐々にダメージが蓄積し、強度が低下していくこともございます。

このように老朽化が進んだアンテナでは、大きな積雪の際、限界を超えて、ついにはアンテナの大きな破損、倒壊などにいたることも考えられます。アンテナ本体だけでなく、アンテナを固定している支線が落雪に引っ張られることで、アンテナの倒壊などに至るケースも想定されます。

 

屋根の上に設置される八木式アンテナ、BS/CSアンテナの雪対策

上記のように雪が多い地域では、屋根の上に設置されるアンテナについても、雪によるトラブルへの対策が必要となります。

前述のように地デジ電波の弱いエリアでは、地デジアンテナに、八木式アンテナを屋根の上に設置する以外の選択肢がない場合もあり、またBS/CSアンテナも基本的にパラボラアンテナの一種類のみになります。

このようなエリアにおいて積雪が多いケースもあり、ここでは八木式アンテナ、BS/CSアンテナを屋根の上に設置した際の雪害対策について解説します。

雪害が考えられるエリアで、屋根の上に八木式アンテナを設置する場合の対策には、まず雪害対策モデルの八木式アンテナを使用するという方法がございます。雪害対策モデルは、アンテナ本体にステンレスや溶融亜鉛メッキなどサビに強い素材を使う、素子を短くするといった、雪への抵抗力を高める工夫が凝らされており、市場にも多く出回っています。またやや高額ではあるものの、アンテナにまとわりつく雪を溶かす、ヒーター内蔵型のモデルもございます。

BS/CSアンテナの雪対策としては、スプレーなどによる表面への撥水加工や、防雪用の専用アンテナカバーの設置といった方法がございます。この加工やカバー設置は定期的に施工し直す必要が出ますが、アンテナ表面に水幕が生じることでの受信不良を改善できるといった側面もございます。

デザインアンテナによる雪対策

中電界地域以上など、比較的、地デジの電波状態が良いエリアであれば、雪の影響を受けにくい地デジアンテナ機種に変更するのも、有効な雪対策のひとつです。

前述したデザインアンテナであれば住宅の外壁やベランダの手すりなどにも設置できるため、屋根の上に比べて積雪の影響を格段に軽減できます。また積雪だけでなく風雨の影響も受けにくくなり、総合的な対候性が高いというメリットもございます。さらにシンプルなデザインで、住宅の外観や景観を損なわないというのも、四季を問わない大きな魅力といえます。

なおデザインアンテナでは、現場の電波状態や建材の条件がよければ、屋根裏空間に設置することで、風雨などの影響をほぼカットすることが可能です。ただこれも雪の多い地域では、屋根の上に雪が積もることで屋根裏に届く電波が大きく遮断されるため、設置が難しくなることもございます。

また前述のように、デザインアンテナは、受信性能では八木式アンテナには及ばず、設置位置も低くなるため、現場の電波状態や、周辺に障害物がある、住宅密集地などでは使用できないケースもあるため、注意が必要です。

ユニコーンアンテナによる雪対策

ユニコーンアンテナも、ポールの先に円柱形のアンテナ本体が設置されている形状で、風雨だけでなく吹雪や積雪などを受け流しやすく、雪も積もりにくいため、雪に強いアンテナといえます。

また屋根の上や破風板、壁面の高所など、設置位置の高度を確保できるため、デザインアンテナよりも受信感度が高くなることが多く、八木式アンテナから機種を変更する際の有力候補にもなりえます。デザインアンテナと同じくデザイン性に優れ、住宅のデザインや景観を乱さないアンテナ設置が可能な点もおすすめできる要素のひとつです。

一方で、ユニコーンアンテナは最新モデルであるため、地デジアンテナでは設置費用がもっとも高価になる。純和風の日本家屋などにはマッチしないケースもあるなどのデメリットがございます。

また受信性能は20素子相当で、同等からより素子数の多い八木式アンテナに比べると低くなるため、基本的に強電界地域から中電界地域のみで使用できるモデルとなる点も、注意が必要といえます。

アンテナ設置位置の工夫による雪対策

アンテナ本体の機種ではなく、アンテナ設置の場所を変えることも雪対策としては非常に有効です。

デザインアンテナ、ユニコーンアンテナだけでなく、八木式アンテナやBS/CSアンテナも、専用の設置具を使用すれば、壁面やベランダの内外、軒下から吊り下げるといった、積雪を避けやすい設置が可能となります。

またデザインアンテナでも小型のモデルや、BS/CSアンテナを専用のスタンドに組み込むことで、室内に設置することも可能です。

ただし室内にアンテナを設置するには、地デジ、衛星放送の電場を十分なレベルで受信できるための、一定の条件を満たす必要がございます。以下、その点についてご説明いたします。

室内にテレビアンテナを設置できる条件

・電波状態のよい場所であること。

室内へのアンテナ設置は、どうしても屋外の高所に設置する場合よりは受信感度が低下します。そのため地デジであれば強電界地域にあたるなど、電波状態がよい場所である必要がございます。

・窓際に設置できる場所があり、窓ガラスの素材などに問題がないこと。

室内にアンテナを設置する場合、設置場所は電波を受信しやすい窓際になります。そのため中継局やBS、CSの人工衛星がある方向に大きめの窓があり、窓際にアンテナを設置しても差し支えないか確認する必要があります。

また特に衛星放送の12GHz帯の電波は、周波数が高く性質が光に近いため障害物により遮断されやすく、壁を通り抜けることができません。そのため衛星放送の電波を通すガラス窓の前にBS/CSアンテナを置くことになりますが、設置する位置の窓ガラスに、電波を遮断する金属素材などが使われていない。窓際に水槽や花瓶などの障害物を置いていない。また衛星放送を視聴する際には、カーテンやブラインドなどを開く。窓を開けるといった条件が必要となることもございます。

・屋根の上の積雪に注意すること、また太陽光パネルが設置されていないこと。

地デジ電波はある程度の波長の長さを持つため、地デジ電波レベルの強い強電界地域で、電波を遮断しない材質であれば、屋根や壁を通り抜けて、屋内にも地デジ電波が届きます。

しかし前述のように屋根の上に積雪があると、電波が遮断されてしまい、屋内に地デジ電波が届きにくくなります。そのため室内に地デジアンテナを設置する場合は、屋根の雪に影響されにくい位置を選ぶ。またこまめに雪下ろしを行うといった対処が必要です。

同じように屋根の上に太陽光パネルが設置されている場合も、金属の素材により屋内への地デジ電波を遮断してしまうため、注意が必要となります。

・専用の「室内アンテナ」は簡易的な地デジアンテナになる。

屋外用や屋外屋内兼用の地デジ、BS/CSアンテナを室内設置する以外にも、室内設置を前提とした、小型の「室内アンテナ」がございます。

このような機器は数千円台からの低価格で販売されており、本体を室内に据え置く、シート状の本体を窓に貼りつけるなどして、テレビなど受信機器に接続することで地デジ電波が受信できます。

ただしこのような機器は、室外用アンテナに比べると非常に受信感度が低く、強電界地域でしか使用できない。現場の環境によっては受信レベルが安定しない。基本的に一台のテレビなど機器にしか設置できない。地デジ放送しか受信できないなどの弱点もございます。

室内アンテナは、あくまで簡易的な地デジアンテナと考える必要がございます。

室内にアンテナを設置するメリットとデメリット

室内にテレビアンテナを設置することは、雪などの被害を避けられるメリットの一方で、いくつかのデメリットも発生いたします。

以下、それらのメリット、デメリットについて解説いたします。

アンテナ室内設置のメリット

室内にアンテナを設置することで、安全性の向上とコストの軽減を期待できます。

室内であれば、アンテナが雪や風雨にさらされなくなるため、上記したようなアンテナの経年劣化やトラブルが生じにくくなり、破損や落下などの事故も防止できます。またメンテナンスもご自宅で安全に行いやすくなります。

特に室内専用アンテナが使用できる現場であれば、ご自宅での設置も簡単になるため、アンテナの本体価格や工事費用も低価格ですむことが多くなります。

アンテナ室内設置のデメリット

屋外へのアンテナ設置に比べると、室内ではやはり受信感度が低くなる点が一番のデメリットです。したがって設置できる条件や設置可能な場所の条件も厳しくなります。特に中電界地域、弱電界地域や、太陽光パネルが設置されている住宅などでは、室内へのアンテナ導入は慎重に検討する必要がございます。

また室内でも限られた場所にしか設置できないため、アンテナ本体が生活の邪魔になる。特にBS/CSアンテナはミリ単位の角度調整が必要となるため、アンテナに触れてしまうことでズレが生じ、再調整するまで受信が困難になるといったこともございます。

アンテナ室内設置の参考コラム

地デジ、BS/CSのアンテナを室内に設置する方法やその条件、また室内アンテナについては、以下のコラム記事もご参照ください。

徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

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住宅でBS/CSテレビアンテナを屋外の見えない位置に設置する方法は? ベランダ内などに隠して設置できる会社や注意点を解説

室内アンテナの機種選びと設置の方法

面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

ケーブルテレビ(CATV)、光テレビなどを利用する雪対策

近年ではケーブルテレビ(CATV)、光テレビなど、テレビアンテナを使用しないテレビの視聴方法も多くなっております。

このような方法を利用すれば、積雪など気候の影響や、現場の受信レベルなど、アンテナにまつわる問題をすべて解消できます。

ケーブルテレビは、各ケーブルテレビ局に設置された大型の地デジ、BS/CSアンテナから、契約された各ご家庭に直接、ケーブルを敷設し、電波を送るといったサービスです。基本的には地デジの難視聴地域向けのサービスですが、インターネット回線などの各種サービスとセットにすることで、都市圏などでもサービスが行われております。

光テレビは、インターネットの光回線を利用して、テレビの映像信号を送るサービスになります。すでに光回線を開設している住宅では、契約を結んで機器を接続するだけでご視聴が可能となります。

ケーブルテレビ、光テレビをご視聴になるには、まず各サービス会社との契約を行う必要がございます。

ケーブルテレビや光テレビでは、多くの場合、地デジ放送をはじめ、有料チャンネルを含むBS、CS放送の各チャンネルも視聴することができます。視聴できるチャンネル数や種類は、契約するプランによって変わってまいります。

またケーブルテレビ、光テレビでのテレビご視聴には、初期の工事、機器費用などが必要となる他、アンテナ設置であれば無料で視聴できる地デジ、BS無料チャンネルのみの場合も含めて、毎月のご視聴には基本料金やプランごとの視聴料金が必要となります。

ケーブルテレビ、光テレビのメリット・デメリット

ここでは、ケーブルテレビおよび光テレビのメリットとデメリットをご説明いたします。

ケーブルテレビ、光テレビのメリット

ケーブルテレビ、光テレビであれば、テレビアンテナが不要となるため、アンテナに関係するトラブルがすべて解消されます。

前述した雪など気候によるアンテナへの負担やトラブルをはじめ、電波状態や周辺の障害物などによる受信不良。アンテナ設置による住宅の外観性の変化。アンテナのメンテナンスなどがすべて不要となり、現場の受信環境や天候などに関係なく、安定したテレビ放送の視聴が可能となります。

また新居に地デジ、BS/CSアンテナを設置する場合は、アンテナ本体だけでなく配線や必要な機器などもすべて設置するため、場合によっては高額となるケースもございます。その場合、初期費用ではケーブルテレビや光テレビの方が低価格になる場合もございます。

さらにケーブルテレビ、光テレビなどは、インターネット回線をはじめ、スマートフォンその他をセットにしたサービスを提供していることも多く、それらを利用することで、総額では毎月のテレビ視聴料金を考慮しても割安になるケースもございます。

ケーブルテレビ・光テレビのデメリット

ケーブルテレビ、光テレビのデメリットとしては、地域ごとに契約可能な事業者が決まっており、事業者によってサービス内容が異なるため、場合によっては一部の有料チャンネルが視聴できない、お好みの視聴プランがないなどのケースも考えられます。

また前述のように、アンテナ設置であれば無料で視聴できるチャンネルのみを視聴する場合も、月額料金が必要となります。

どちらのサービスも、インターネット回線などの各種サービスとセットになっていることが多くなりますが、ケーブルテレビであれば、ケーブルの種類によって接続速度が遅い場合もある。光テレビであればインターネット回線を解約するとテレビの視聴もできなくなるなどの問題も生じてまいります。

そのためご検討の際には、テレビの視聴料金やプランごとのチャンネル内容だけでなく、インターネット回線の速度、品質など、その他のサービス内容もよく確認して、すべて満足できる内容であるかを確認する必要がございます。

ケーブルテレビ、光テレビとアンテナによるテレビ放送ご視聴の違いや比較については、以下のコラム記事でも解説しております。

テレビ放送の視聴方法3選・徹底比較!(テレビアンテナ・光テレビ・ケーブルテレビ(CATV)

テレビを視聴する方法「テレビアンテナ」「光テレビ」「ケーブルテレビ」はどう違うの?

まとめ

ご自宅にテレビアンテナを設置する場合の、積雪対策についての概要は以上の通りです。

ただ実際には、それぞれの現場ごとに地デジ、BS/CSの受信状態と使用できるアンテナモデル、採用できる工法。またお客様のご希望や、現場で考えられる積雪の度合いなど、さまざまな条件を勘案した、最適な雪対策アンテナ工事の判断が必要となります。

当あさひアンテナでは、通常の各種アンテナ設置工事はもちろん、雪対策を踏まえたアンテナ工事についても、専門知識と確かな技術を誇る職人が、現場ごとに最適の施工方法を、業界最安に挑む価格でご提案いたしております。

また実際の工事にいたる前、現地の電波調査やお見積もりも、出張費、キャンセル費なども含めた完全無料で実施しております。さらに工事後の保障も、業界最長クラスの10年保証をご用意し、施工後のトラブルについても万全の態勢でご対応いたします。

雪の多い地域をはじめ、さまざまな自然条件下でアンテナトラブルを最小限に抑えるアンテナ工事のご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。メールフォームLINEアカウントまで、どうかお気軽にご相談ください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。