大手家電量販店・ヤマダ電機(ヤマダデンキ)の地デジ、衛星放送テレビアンテナ工事はお得? 工事費用の相場を解説

2023年04月05日

家電量販店「ヤマダ電機」の地デジ、BS/CS用テレビアンテナ設置工事について、その費用から作業を行う業者はどこか。新築物件などに施工する時の注意点。また実際に依頼した人の口コミなどをしっかりとまとめて見ました。

 

ヤマダ電機(ヤマダデンキ)といえば、現在では日本一の規模と、全国各地への出店数を誇る、日本でもっとも有名な家電量販店のひとつです。そのサービス内容はいまや家電製品だけでなく、家具やインテリアなどにも及んでおり、一店舗で生活に必要な製品をほとんど揃えることができる、特にお引越しや新生活の際には頼りになるお店と言えます。

 

総合的に豊かな生活を供給してくれるヤマダ電機では、多彩な製品を販売しているだけではございません。冷蔵庫やエアコンなど大型の製品を購入された際には、製品のご自宅への配送や搬入、さらには製品の設置、取り付け工事まで引き受けてくれる、非常に頼りになる家電量販店だと申せます。

そしてヤマダ電機に任せることができる製品の設置工事のひとつが、地デジ(地上デジタル放送)、衛星放送(BS/CS)のテレビアンテナを購入された際の、ご自宅へのアンテナ取り付け工事です。

 

ただお客様にとっては、特にご自宅にて長く使い続ける、場合によっては住宅の一部を加工して設置されるテレビアンテナ工事に関しては、できるだけ品質の高い工事を、低価格で行ってもらいたいというのが率直なところではないでしょうか? 完全自社施工の業者と直接頼んだ方がもっとコストを抑えられるのでは?

 

当コラムでは、ヤマダ電機の各種アンテナ工事を中心に、家電量販店でテレビアンテナ工事を依頼した際の、工事価格や施工品質について、他のアンテナ工事業者との比較を合わせて、徹底的に分析、解説してまいります。

普段よくヤマダ電機をご利用になり、新しくテレビアンテナの購入と設置をお考えのお客様におかれましては、当コラムをご参考に、品質、価格とも、もっともお得となるアンテナ取り付け工事をお選びいただければ幸いに存じます。

アンテナ工事が実質0円!

家電量販店ヤマダ電機はどんなお店か?

「ヤマダ電機(ヤマダデンキ)」は、現在の日本でもトップシェアを誇る、日本一の家電量販店チェーンです。

今日のヤマダ電機の発祥は、1973年(昭和48年)に、当時の日本ビクター社を退社した創業者、山田昇さんが個人で立ち上げた電気店「ヤマダ電化センター」です。1983年(昭和58年)9月1日に株式会社ヤマダ電機が設立され、現在の家電量販店へと発展してゆきます。

ヤマダ電機は、茨城県水戸市を発祥とする「ケーズデンキ(K’s)」。栃木県宇都宮市を発祥とし、現在は「コジマ×ビックカメラ」として展開される「コジマ」と並ぶ、北関東の家電量販店の雄として「北関東YKK(Y2K)」とも称されました。

昭和末期から平成期には、これら三大チェーンは激しい価格競争を行いながら全国展開をはじめます。特にヤマダ電機とコジマの競争は激しく、ヤマダ電機では全国の家電量販店との提携、買収を行って、日本各地に大型店舗を展開。2002年(平成14年)には当時のトップであったコジマを追い抜いて国内の家電量販店で最大手となり、現在でも全国47都道府県に店舗を展開する、日本で唯一の家電量販店となっております。

2020年(令和2年)には、ヤマダ電機のグループは「株式会社ヤマダホールディングス」として持株会社体制に移行し、家電量販店事業は子会社「株式会社ヤマダデンキ」へと継承されております。そのため現在では家電量販店としての正式名称は「ヤマダデンキ」になりますが、当記事内では、長く親しまれて現在でも定着している「ヤマダ電機」の名称で進めてまいります。

 

ヤマダ電機の店舗の特徴は?

現在のヤマダ電機は、全国展開に当たって多くの企業との合併、吸収を続けて日本一の家電量販店へといたったチェーンです。そのため家電店の枠に収まらない、さまざまな業態をもつ特徴がございます。

店舗の形式としては、ロードサイド店舗や総合スーパーなどのテナントとして出店する標準店「テックランド」。都心部ターミナル駅前にて、商業ビルほぼ全体を利用した大規模店で「LIFE ABILITY SUPPLY(豊かな生活の供給)」に由来する「LABI(ラビ)」と、特に大規模店である群馬県高崎市、東京都豊島区池袋、大阪府大阪市中央区難波の3店舗「LABI1」。

また中古家電や展示品、旧モデル在庫などを廉価で取り扱う「ヤマダアウトレット」。家電製品の他、家具、キッチンなど住宅関連商品、サービスを揃える「家電住まいる館YAMADA」。家具やインテリア、生活雑貨、リフォーム、ホビーなどの取り扱いをより強化した「Tecc LIFE SELECT(テックライフセレクト)」「LABI LIFE SELECT(ラビ・ライフセレクト)」。ネットショップである「YAMADA web.com(ヤマダウェブコム)」なども展開しております。

他にも吸収合併した企業のブランドとして「TSUKUMO」「ベスト電器」「マツヤデンキ」「Caden」「大塚家具」などのブランド名も継承しており、総合的には家電製品やパソコン、スマートフォンなどの情報家電だけでなく、家具やインテリア、生活雑貨。リフォームや不動産業。ゲーム機や玩具などのホビー商品など、幅広く取り扱うチェーン店となっております。

また企業活動の他には、陸上競技部の運営でも知られております。

 

家電量販店ヤマダ電機のサービスは?

ヤマダ電機で製品を購入される場合の独自サービスとしては、家電量販店でよくみられる、カード会員向けのポイントサービス「ヤマダポイント」がございます。これはヤマダ電機での商品購入時、価格に合わせて付与されたポイントを、その後のお買い物で現金の代わりに使用できる一般的なポイントサービスです。もちろん入会金や年会費などは無料で、現在ではスマートフォンのアプリを会員カードとして、さまざまな情報やお得なクーポンなどが届くデジタル会員にも対応しております。

またデジタル会員では、電子保証書や購入履歴の確認。会員限定やアプリ限定値引き。お誕生月特典などのサービスも豊富です。

ヤマダポイントの特色は、製品による還元率の違いや、ヤマダ電機のグループだけでなく、引っ越し業者など提携する企業などでもポイントを貯める、使うことができる点が挙げられます。またかつては来店時、スロットマシン式のポイントマシーンにてポイントが付与されるサービスもございましたが、現在ではデジタル会員のポイントバックゲームへと変化しております。

購入製品の保証制度では、通常のメーカー1年保証に加え、ヤマダ電機の側で商品によってそれぞれ5年保証、3年保証を加算する「6年間/4年間無料保証」があり、メーカー保証の終了後も、期間内のトラブルであれば、ヤマダ電機の側で回数制限なしの無料修理対応を受けられます。

他にも家電などの製品関連だけではなく、さまざまな店舗の割引サービス。また法律、健康など生活上の多様な相談もできる「ヤマダファミリーサポート」会員サービスなども用意されております。

 

ヤマダ電機vsインターネット通販

現在ではインターネット通販が発展しており、ヤマダ電機などの家電量販店の実店舗に比べ、設備、人件費、在庫などのコストを削減することで、実売価格が安いというイメージがございます。確かに商品によっては、家電量販店よりもネットショップのほうが実売価格で安くなるケースもございます。ただネットショップでも、すべての商品が実店舗より低価格ではございません。

ネットショップで実店舗より廉価になる製品では主に、パソコンやタブレット、スマートフォン、ビデオカメラなどのデジタル情報家電およびその関連製品。また小画面のテレビやレコーダー。音響機器。アイロンやドライヤー、電気シェーバー、照明器具など比較的、小型で設置などの手間が無用か、ご自宅でも簡単にできる製品。また早ければ数年程度で買い替えられることが多い製品が該当します。

一方で大型テレビや冷蔵庫、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど、かなりの大型で搬入や設置作業、取り付け工事などに、専門業者の手が必要なことが多く、十年以上など長年にわたって使われる製品は、ネットショップと家電量販店でほとんど価格差が生じない傾向がございます。

特にネットショップの場合は、人件費などを削減して実売価格が安い分、店舗独自の長期保証や修理対応、製品の設置サービスなどが手薄な店舗が多くなります。そのため大型の家電製品では、価格だけでなく長期保証、製品の設置、搬入や取り付け工事のサービスなどが充実している家電量販店の方が、総合的にお得であるケースも多くなります。

なお電子レンジや炊飯器、オーブントースター、食器洗浄機など、上記のどちらに該当するかわかりにくい製品に関しては、ネットショップと実売店で、価格帯や設置、保証などのサービスを比較して判断されるとよろしいでしょう。

ネット通販にはないヤマダ電機のメリット

他にも、家電量販店、特にヤマダ電機には、ネットショップにはない、以下のようなメリットがございます。

 

製品の実物を確認した上で、店舗スタッフにも話が聞ける

ネットショップの商品ページで確認できるのは、その製品の写真とスペック表。メーカー公式サイトへのリンクなどです。実物の大きさや使用感などは把握できません。そのためネットショップで購入した商品が、想定していた大きさと異なる。最悪の場合、大きすぎて設置する予定の室内に搬入できないことも考えられます。

しかし家電量販店であれば、店頭で製品の実物を確認できるため、多くのメーカーの製品からご要望に最適の大きさやカラー、使用感のものを選ぶことも可能です。さらに店舗スタッフは商品知識が豊富なため、お求めの商品に対する知識が少ないお客様でも、スタッフがお客様のご要望に合わせ、各メーカーやモデルのさまざまな性能から、適したものを紹介してくれます。

したがって特に下調べなどをせずとも、実店舗にて最適の商品を選ぶことができるのが、家電量販店の第一のメリットといえます。

 

まとめ買いによって大幅な割引が期待できる

お引っ越しなどで新しく多くの家電製品が必要な場合には、家電量販店の一店舗で各種製品をまとめ買いすることにより、低価格なネットショップで個別購入するより、総額で大幅な割引が期待できます。

これは店舗側からみれば、個々の製品よりも総額で利益を出す形になるためです。特にヤマダ電機では家電製品だけでなく、店舗によっては家具やインテリア、リフォームサービスなどにも対応するため、必要な家具、家電をすべて同店舗でそろえることにより、新生活に必要な商品の総額費用を大きく抑えることが可能となります。さらにメーカー取り寄せなどを除けば、購入した商品はほぼ一度にご自宅へと搬送、搬入してもらえるため、受け取りや搬入などの手間も省けます。

 

大型製品の設置や取り付け工事、古い家電製品の回収などもまとめて依頼できる

大型テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの大型製品は、ご自宅での使用する部屋への搬入や取り付け工事が難しく、作業に対応できる業者を手配する必要がございます。家電量販店であれば、このような大型製品を購入された際に、住宅への配送から搬入、設置や取り付け工事を、チェーン店ごとに既定の料金で依頼できます。

また特に買い替えの場合には、現在、ご自宅に設置されている古い冷蔵庫、エアコンなどの取り外し、搬出、処分なども必要です。特に現在では「家電リサイクル法」により冷蔵庫、洗濯機、エアコン、大型テレビなどの処分時には、お客様の側でリサイクル費用や収集運搬費用を負担する必要がございます。

この点も家電量販店での買い替えであれば、新品の搬入時に回収されるため、運搬費用が無用で、最低限のリサイクル費用のみで処分できることが多くなります。したがって家電量販店にて商品を購入するだけで、以降、搬入や取り付け工事までをすべて任せて、大きく手間を省くこともできます。

一方、ネットショップの場合は、多くがご自宅の玄関先まで商品を届ける「配送」のみのため、ご自宅で設置業者などを手配する手間がかかります。特に大型製品では業者の費用などを含め、総額で家電量販店より割高になることもございます。またご自宅にある大型製品の処分も、多くはご自分で処分業者がを手配しなければならず、ネットショップに依頼できる場合も、搬送運搬費が発生する。リサイクル費用も通常より割高になるなどの場合が多くなります。

なおヤマダ電機で購入された各種家電製品の搬入、設置工事の費用については、こちらの一覧表で説明されております。

 

家電量販店独自の長期保証がつき購入後のトラブル相談などが行いやすい

ネットショップでは多くの場合、購入した製品には1年程度のメーカー保証しかつきません。しかしヤマダ電機では前述の通り、製品によって4年または6年の長期保証がついており、保証期間中の製品のトラブルでは、何度でも修理対応を受けることが可能です。

同じように多くの家電量販店チェーンでは、独自の長期保証を用意しているため、特に長年の使用が想定される製品では、大きな価格差でなければ、量販店のほうかコストパフォーマンス的にお得と言えます。

 

ヤマダ電機で買えるテレビアンテナ

ヤマダ電機では各種テレビアンテナ、およびブースター、ケーブルなどの関連機器も購入できます。

ヤマダ電機のネット通販サイト「ヤマダウェブコム」では、各テレビアンテナ機種について、以下のような機種と価格で販売しております。なお実店舗でも価格に大きな差はございませんが、販売されるモデルは時期や店舗在庫などによって異なります。

 

地デジ:八木式アンテナ

住宅の屋根の上などに見られる、魚の骨に似た機種です。電波を受信するパーツ「素子(エレメント)」が露出し、モデルによる素子数の違いや、高所設置で周辺の障害物に影響されにくい点から、地デジアンテナではもっとも受信性能が高く、強電界地域から弱電界地域まで広範囲で使用できます。また地デジアンテナ機種ではもっとも低価格になります。中にはX字型の器具に複数の素子を固定した高性能素子を用いた「パラスタックアンテナ」と呼ばれる高性能機種も存在します。

一方で住宅の外観を損ねやすい。自然環境などにより経年劣化が進みやすい弱点もあり、環境が厳しいエリアでは、防雪、防塩モデルを用いるなどの対策も必要です。

ヤマダ電機で販売される八木式アンテナとその価格では、主に以下の他、メーカーごとの各種モデルがございます。

・DXアンテナ

中電界地域用14素子「UA14」:2,851円。

ステンレス製14素子「UA14S」:8,390円。

雪害用14素子「UA14G」:5,830円。

塩害用14素子「UA14Z」:5,830円。

・日本アンテナ

弱電界地域用20素子「AU20FR」:5,080円。

塩害用20素子「AUZ20FR」:6,470円。

・マスプロ電工

高性能14素子「LS146TMH」:10,800円。

高性能20素子「LS206TMH」:9,380円。

高性能30素子「LS306TMH」:18,636円。

 

なお八木式アンテナおよび地デジアンテナ全般、地デジ放送の基礎知識については、以下の各コラム記事もご確認ください。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

 

地デジ:デザインアンテナ

主に住宅の壁面やベランダなどに設置される薄型の長方形で、平面アンテナとも呼ばれる機種です。本体色も豊富で住宅の外観を乱さず、自然環境にも影響されにくいメリットがございます。一方、受信性能は八木式アンテナよりやや低くなります。なおデザインアンテナの受信性能は「素子数相当」で表されます。

ヤマダ電機で販売されるデザインアンテナは、主に以下のものの他、メーカーごとに各種モデルがございます。

・マスプロ電工

強電界地域用「U2SWLC3(BK)」4,490円。(屋外室内兼用、業界最小モデル・黒)

「U2SWLC3B(BK)」9,750円。(同モデルのブースター内蔵型・黒)

・サン電子

20素子「SDA-20-1」:6,020円。(各色モデルあり)

20素子「SDA-20-2A-G」:14,050円。(同ブースター内蔵型。各色モデルあり)

・DXアンテナ

26素子「UAH261」:15,570円。(各色モデルあり)

26素子「UAH261B」:22,176円。(同ブースター内蔵型。各色モデルあり)

 

デザインアンテナについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

 

地デジ:室内/屋外室外兼用アンテナ

文字通り室内で使用される小型アンテナです。室内専用モデルは小型で設置が簡単。低価格などがメリットですが、受信性能が非常に低いため強電界地域でしか使用できず、現場によっては受信感度が安定しないため、主に簡易的な地デジアンテナとして利用されます。

屋外室内兼用モデルは、室内の他、屋外のベランダなどにも設置でき、風雨などに強い他、受信性能も屋外設置用には及ばないものの、室内用よりはやや強くなります。

ヤマダ電機で販売されるモデルは、主に以下のものですが、他にも各メーカーのモデルがございます。

・サン電子

屋外・室内兼用「SDA-5-1」:2,990円。(各色モデルあり)

ブースター内蔵型「SDA-5-2」:6,570円。(〃)

・マスプロ電工

卓上アンテナ「UTA2」2,220円。(各色モデルあり)

ブースター内蔵型「UTA2B」:3,650円。(〃)

・DXアンテナ

屋内用「US120A」:3,630円。(ローノイズブースター内蔵、白・黒)

・日本アンテナ

室内用「ARBL1(B)」:3,100円。ブースター内蔵型・黒)

 

室内用アンテナアンテナについては、以下の各コラム記事でも詳細をご紹介しております。

徹底解説!地デジ放送を受信できる室内アンテナのおすすめ機種、設置する部屋に最適となる室内用地デジアンテナの選び方とは?

面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

室内アンテナの機種選びと設置の方法

 

衛星放送:BS/CSアンテナ

衛星放送用のBS/CSアンテナは、基本的に皿状のディッシュを持つパラボラアンテナです。メーカーやモデルによって性能に大きな差はございませんが、ディッシュ部の直径が大きいほど受信性能が高くなります。また白以外の本体色や高耐風モデルなどのバリエーションも存在します。なお現在のBS/CSアンテナはほぼすべてが4K8K対応型であり、販売されている商品では、主にアンテナ本体のみのものと、設置器具などがセットになったものがございます。

ヤマダ電機では主に以下のモデルの他、メーカーごとの各種モデルが販売されております。

・日本アンテナ

4K8K対応45型「CSRL45ST」:12,980円。(設置金具、ケーブルなどセット)

4K8K対応45型「45SRLB」:10,780円。(本体色・黒)

・パナソニック

4K8K対応45型「TA-BCS45U1」:10,960円。

同取付金具キット同梱「TA-BCS45UK1」:13,390円。

・DXアンテナ

高耐風4K8K対応45型「BC453SG」:10,236円。

同設置金具などセット品「BC453SGK」:12,300円。

 

なお衛星放送とBS/CSアンテナの詳細は、以下の各コラム記事をご確認ください。

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識

台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

 

ヤマダ電機に依頼可能な各種アンテナ工事

ヤマダ電機では、実店舗、ヤマダウェブコムとも、大画面テレビや冷蔵庫、洗濯機、インテリア家具など、大型商品を購入した際には、別途料金で「配送設置」を依頼できます。通常の「配送」は、購入した商品を玄関先にお届けするだけになりますが、配送設置ではご自宅内の必要な部屋まで、商品の搬入および設置を行ってもらえます。

配送設置の対応商品は店頭で確認できる他、ヤマダウェブコムであれば、商品ページに「配送設置」と表示されております。

なお配送設置の料金は、作業を行う商品の種類や大きさによって異なる他、二階以上への搬入や窓からの搬入など、作業内容によっても追加料金が発生してまいります。

同じようにテレビアンテナやエアコン、浄水器・食器洗い乾燥機、温水洗浄便座など、ご自宅での設置工事、作業が必要な商品については、商品の購入と同時に、設置工事を申し込むことができます。

テレビアンテナなどの設置工事の申し込みは、店頭で商品のご購入時、またはヤマダウェブコムでの購入時、商品ページに工事アイコンがつく工事対象商品であれば、カート画面にて「工事を希望する」か否かを選択できます。

なおヤマダウェブコムにおいて工事アイコンが表示されている商品以外で設置工事をご希望される場合には、最寄りのヤマダ電機の店舗、またはWEBコールセンターへとご連絡ください。なおヤマダ電機では、実店舗またはヤマダウェブコムで購入された商品以外の設置工事のみを依頼することはできません。また日本国内でも一部地域では設置工事を行うことができない場合もございます。

工事料金についても一部の費用を除いて、実店舗やヤマダウェブコムでの事前決済はできません。工事を行う現地での最終見積もりと施工の完了後、現金で支払うことになります。

なおヤマダ電機における、アンテナ工事を含む各種工事の費用は、前述の公式サイトに記載されておりますが、その金額はあくまで目安です。アンテナ設置工事であれば、現地の電波状態や周辺環境によっても異なってまいります。そのため、工事の施工前、現地にて見積もりを行った後、あらためて正確な工事価格を提示されることになります。

 

ヤマダ電機の各種アンテナ工事費用は?

ヤマダ電機の公式サイトにおいて、対応している各種アンテナ工事の種類と費用は以下の通りです。

ただ前述の通り、この価格はあくまで目安にすぎず、現場の条件によっては追加機材や特殊な作業、工事が必要となり、工事費用が加算され、数万円単位で変わることもございますのでご注意ください。

 

UHFアンテナ(地デジアンテナ)標準設置工事

これは地デジ放送用のテレビアンテナでも「八木式アンテナ」を設置する場合の費用です。現在の地デジ放送では「UHF波(極超短波)」のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯の電波が使われていることから、地デジアンテナはUHFアンテナとも呼ばれ、地デジ電波の波長の長さはおよそ40センチから60センチ程度になるため、アンテナ本体の大きさもアナログ時代より小型化しております。

実際の工事では、アンテナ本体を住宅の屋根の上や、壁面などに専用の固定器具で設置し、支線(ワイヤー)などを用いて、アンテナをしっかりと固定いたします。

なおヤマダ電機でのUHFアンテナ(八木式アンテナ)設置工事は、アンテナ本体および、設置器具の屋根馬またはサイドベース。1.2メートルのマスト(支柱)。F型接栓。15メートルまでの同軸ケーブル(露出設置)などがセットの価格になっております。

ただ現場の電波状態によって必要となる、電波を増幅させるブースター設置。地デジとBS/CSなどアンテナを二基以上、設置する場合にそれぞれのケーブルを一本にまとめる混合器設置。また一本のケーブルを複数の部屋のテレビ機器へと分配する分配工事などを行う場合には、それぞれの工事費用が加算されます。

具体的なアンテナ設置工費は、以下の通りになります。

 

・サイドベース使用アンテナ設置。

14素子UHFアンテナ:16,500円(税込)程度。

20素子UHFアンテナ:18,700円(税込)程度。

 

・屋根上アンテナ設置。

14素子UHFアンテナ:22,000円(税込)程度。

20素子UHFアンテナ:24,200円(税込)程度。

 

サイドベースとは、壁面やベランダの手すりなどに設置し、横に伸びるアームにマストを立ててアンテナを設置する機材のことです。屋根上への設置では、屋根馬という機材にマストを立て、アンテナを固定した後に四方から支線で固定します。

また地デジ電波を受信する部分である素子は、八木式アンテナでは短い横棒部分に当たります。この数が受信性能を示し、14素子は主に強電界地域から中電界地域、20素子は中電界地域から弱電界地域で使用されます。これ以外にも素子数が多い、または少ないモデルや、高性能UHFアンテナ(パラスタックアンテナ)なども存在します。

VHFアンテナ標準設置工事

VHFアンテナとは、かつてのアナログテレビ放送で主に使用された「VHF(超短波)」の電波を受信するためのアンテナです。外観的には八木式アンテナですが、現在の地デジ用UHFアンテナに比べると骨組みが矢印型ではなく、横に伸びた平べったい形になります。

アナログテレビ放送は2011年(平成23年)7月24日に停波し、現在では完全に放送終了しているため、VHFアンテナはテレビアンテナとしては使用できません。ただVHFアンテナは現在でも、FMラジオ放送をクリアに受信するためのアンテナとして利用されます。

ヤマダ電機に設置工事を依頼する場合には、やはりアンテナ本体およびUHFアンテナと同じ部材が工事料金に含まれます。

設置方法もUHFアンテナと同様となり、VHFアンテナ設置の具体的な工法および価格は、以下の通りです。

 

・サイドベース使用アンテナ設置。

8素子VHFアンテナ:16,500円(税込)程度。

12素子VHFアンテナ:20,900円(税込)程度。

 

・屋根上アンテナ設置。

8素子VHFアンテナ:22,000円(税込)程度。

12素子VHFアンテナ:26,400円(税込)程度。

 

U/V混合アンテナ標準設置工事

UHFアンテナとVHFアンテナがセットのアンテナ設置工事です。現在では地デジ放送とFMラジオを受信するために使用され、実質的には屋根の上に固定された一本のマストの上部にUHF、下部にVHFの、合計二基のアンテナを設置する工事になります。

設置方法やアンテナ本体や付属する機材は、UHF、VHFアンテナと同じです。ただUHFアンテナ設置と同じく、ブースターや混合器の設置、分配工事が必要な場合は、それぞれの工事料金が別途、必要となります。

 

・U/V混合アンテナ設置。

UHF14素子/VHF8素子:24,200円(税込)程度。

 

BS/CSアンテナ標準設置工事

衛星放送(BS放送、CS放送)を受信するためのパラボラアンテナ、BS/CSアンテナを設置する工事です。

現在のBS/CSアンテナは、大半が「新4K8K衛星放送」も受信可能な2K4K8K対応アンテナになっており、一般住宅においては主にディッシュ(円盤)部の直径センチを示す45型が用いられます。またBS/CSアンテナはアンテナ設置の場合も、必要に応じてブースターや混合器の設置、分配工事などが別料金で必要となりますが、特に新4K8K衛星放送を受信する場合は4K8K(3442MHz)対応型のブースター、分配器、ケーブルなども必要になりますのでご注意ください。

BS/CSアンテナを設置できる位置は、ディッシュを衛星放送の電波を送信する人工衛星(静止衛星)が位置する東経110度(南西方向)へと正確に向けることができ、その方向に電波を遮断する障害物がない場所に限られます。

なおヤマダ電機でのBS/CSアンテナ設置工事は、別途にアンテナ本体および取り付け器具のセットをご購入いただく必要がございますのでご注意ください。配線に関しては、表面にカバーなどを設置しない露出配線で15メートルまで無料となります。

BS/CSアンテナの設置費用は、設置位置と使用する固定具によって、以下の通りになります。

 

・ベランダ・格子アンテナ取り付け:11,000円(税込)程度。

BS/CSアンテナに付属する設置金具を用いて、南西方向を向いたベランダの格子にアンテナを取り付ける施工です。

 

・コンクリ―ト手すりアンテナ取り付け:16,500円(税込)程度。

南西方向のベランダ格子がコンクリート製の手すりである場合に、専用の金具を使ってアンテナを取り付ける施工です。

 

・壁面アンテナ取り付け:17,600円(税込)程度。

住宅の壁面に専用の金具を固定して、南西方向の壁にアンテナを取り付ける施工です。

 

・屋根上アンテナ取り付け:26,400円(税込)程度。

住宅の屋根の上に「屋根馬」を設置して、固定したマストにアンテナを取り付ける施工です。

 

各種追加工事

ヤマダ電機の各種アンテナ取り付け工事において、前述したブースター設置や分配工事など、各種機材の設置、施工などの追加工事が必要となる場合は、基本的には現地お見積もりの際にご相談することになります。ただアンテナ設置工事と同時に、以下の追加工事が必要と思われる場合には、下記の工事料金を目安としてお申込みいただきます。

なおアンテナ工事を行わず、お見積もりのみをご依頼される場合には「見積もり料:3,300円(税込)」が必要となります。

また上記したアンテナ設置工事を伴わない、下記の工事のみをご依頼される場合には、以下の料金とは別途に「出張料:2,200円(税込)」が加算されますのでご注意ください。

 

・ブースター設置工事:16,500円から44,000円(税込)程度。

地デジ電波が弱い現場や、複数の部屋で3台以上のテレビを設置する場合などに、アンテナが受信した電波を必要なレベルにまで増幅する「ブースター(増幅器)」を設置する工事です。この工事費用はブースター本体価格込みで、UHF(地デジ)専用。UHF・BS/CS・4K8K対応。混合器兼用など、使用するブースターの機種によって価格が異なってまいります。

 

・分配工事:4,400円から25,300円(税込)程度。

アンテナから延びる一本のアンテナケーブル(同軸ケーブル)を、テレビを設置する複数の部屋へと分配する工事です。主に「分配器」と呼ばれる機器を使用し、使用する分配器(分配数)によって価格が変化してまいります。

 

・既設アンテナ取り外し工事:4,400円から11,000円(税込)程度。

すでにアンテナが設置されている現場で、新しいアンテナを設置する場合に、古いアンテナを取り外す工事です。アンテナの種類や大きさ、設置位置などによって価格が変わってまいります。なお取り外した古いアンテナは、自治体などのルールに従って処分してください。

 

ヤマダ電機でアンテナ工事を依頼する場合の流れとは?

前述の通り、ヤマダ電機にアンテナ工事を依頼する場合には、まず実店舗やヤマダウェブコムでアンテナ本体をご購入の上、工事を申し込む必要がございます。ヤマダ電機で購入された製品以外のアンテナ設置工事を依頼することはできません。

実店舗であれば、購入と同時に窓口にて工事を申し込めます。ヤマダウェブコムでは、工事に対応できる商品であれば、カートにて「工事を申し込む」を選択。また工事に対応しない商品は、ヤマダ電機の最寄り店舗かWEBコールセンターへとご連絡ください。

なおヤマダ電機では、実店舗やヤマダウェブコムにて「即日配達」マークがある商品であれば、当日15時(午後3時)までの購入で、当日中に配達してもらえます。(15時以降は翌日配送) ただアンテナ工事に関しては、商品が到着後、見積もりや工事日程の調整となり、購入当日にアンテナが届いても、即日工事は難しくなります。

ヤマダ電機でのアンテナ工事に関しては、アンテナの購入後、使用する工事部材などを確認するため、店舗または工事担当業者から、ご要望される工事の種類についてお伺いした上で、まずは現地お見積もりの日程を調整いたします。

お見積もり当日、工事を担当する業者がご自宅などの現場を訪れ、現場の条件などを確認の上、必要な工事とその費用を合計したお見積もりを提示いたします。このお見積もり価格については、現場の条件や追加される工事などにより、前述の基本工事料金より加算されることもございますので、ご了承ください。お客様の側でお見積もり内容にご納得いただければ、工事の本契約となります。

ヤマダ電機へのアンテナ工事お申込みでは、基本的に、お見積もり当日に工事を行うことはできません。あらためて後日、工事の日程を調整いたします。ただ店舗によっては、お見積もり後に必ずアンテナ工事を行うという条件で、お見積もり後の即日工事に対応してもらえることもございます。詳しくはアンテナ工事を申し込む店舗にご確認ください。

なお最初からお見積もりのみのお申し込み。またはお見積もり後、その内容にご納得いただけず、工事を行わない場合などは「見積もり料金:3,300円(税込)」が発生し、いずれにせよ現金で業者にお支払いする必要が生じますのでご注意ください。工事を行う場合には、見積もり料金は不必要か、または最終的な工事価格より値引きされます。

アンテナ工事日、担当業者が予定の時刻に現場を訪れ、アンテナ工事の作業を行います。工事の所用時間は、必要な工事内容によっても変化しますが、長くても2、3時間程度です。なお工事開始前や工事後の確認が必要なため、工事当日はお客様にはご在宅されている必要がございます。

また悪天候の場合には、作業に危険が伴う。また電波状態の悪化で適切なテレビ電波の受信が確認できないなどの問題が生じるため、工事日程が延期となるケースもございます。

工事代金は、事前に店舗やヤマダウェブコムにて一部を決済できる場合もございますが、基本的には工事の完了後、現地にて業者に現金で全額をお支払いいただくことになります。

 

ヤマダ電機にアンテナ工事を依頼するメリット、デメリットとは?

ヤマダ電機にアンテナ工事を依頼する場合のメリットは、まず「性能や価格、デザインなど、お好みのアンテナ本体をご自分で選ぶことができる」。また特に店舗であれば「アンテナの購入後、すぐに工事を依頼できる」点が挙げられます。

一方、実店舗で早い時間帯にアンテナを購入、またはヤマダウェブコムで当日到着の商品を選択したとしても、即日工事は難しくなります。さらに多くの場合、見積もり日と工事の施工日が別日程になるため、実際のアンテナ設置まで日数が空いてしまいます。

ヤマダ電機のアンテナ工事費用の総額は、他の家電量販店、ホームセンターにアンテナ工事を依頼した場合と、大きな差はございません。ただアンテナ工事の専門業者に工事を依頼する場合に比べると、割高な傾向がございます。さらにアンテナ工事の施工品質についても、担当する業者によってややばらつきが出ることがございます。

これらの問題はヤマダ電機に限らず、家電量販店、ホームセンターでのアンテナ工事はほとんどの場合、各チェーン企業ではなく、店舗と提携した下請け業者が行うためです。

以下、ヤマダデンキを中心とする家電量販店のアンテナ工事について、主な注意点を解説してまいります。

 

アンテナ工事を担当する下請け業者で工事価格の体系が異なり、中間マージンも発生して工事費用が割高になる

前述のようにヤマダ電機はじめ、家電量販店などのアンテナ工事、エアコン設置などの各種工事は、ほとんどの場合、チェーン店の企業や店舗ではなく、地域の工務店、電気店などの下請け業者が行います。

つまり家電量販店の店舗は、工事を受け付け、仲介する窓口にすぎません。そのため店舗から担当業者への仲介手数料などが発生してしまう分、アンテナ工事の費用が割高となるのです。

さらに担当する業者によっても細かな価格体系が異なり、高所作業などの別途費用が加算されることもあるため、最終的なアンテナ設置費用の総額は、上記した各工事費用の合計よりも割高になることもございます。

また前述の通り、ヤマダ電機でアンテナ工事の見積もりのみを依頼する場合や、お見積もり結果にご満足いただけず工事を依頼しなかった場合も、業者への出張見積もり費用、3,300円は必ずお支払いになる必要が生じます。そのため最終的にヤマダ電機でアンテナ工事を行わなかった場合は、無駄な費用と手間がかかっただけ、という結果になることもございます。

 

担当する下請け業者の施工技術や品質に差異があり、お客様の側で選択できない

ヤマダ電機など家電量販店の工事を請け負う下請け業者は、アンテナだけでなくエアコンその他、各種家電製品の設置工事などを全般的に担当しております。したがって各種電気工事の知識は確かですが、アンテナ工事に特化した技術や知識を備えているとは限りません。

そのためアンテナ工事に関しては、地デジ、衛星放送の受信が可能となるアンテナ取り付けは可能なものの、例えば、アンテナ本体を風雨などに影響されにくい設置位置へと頑丈に設置する。配線などが整理され、カバーなどを施して外観も美しいなど、外観性や長寿命化に配慮された施工は望めないこともございます。

他にも、業者によっては高所や屋内設置など、高い技術を要する位置へのアンテナ設置に対応できない。当初の見積もりから無断で工事内容を変更する。受信できる地デジ電波レベルが十分でなく、アンテナ設置時点では問題がなくとも、その後、雨天や気候で電波レベルが低下すると画面に乱れが生じるなどの例もございます。

もちろん下請け業者にも、当初の見積もり通り、丁寧に施工する優良な業者も存在します。ただ家電量販店への工事依頼では、店舗側からその時点でスケジュールが空いている業者に依頼するため、お客様の側で業者を選択することはできません。したがって現場にどのような業者が訪れるかは、予想できないのが実情です。

即日工事に対応できず、繁忙期などは施工が大幅に遅れることもある

ヤマダ電機などの家電量販店でのアンテナ工事の依頼は、前述の通り、店舗などでアンテナを購入した後、店舗やウェブサイトなどから工事を申し込み、そこから店舗側にて下請け業者へ連絡するという流れになります。さらに業者によるお見積もり後、実際の工事日を決定するため、アンテナ購入後の即日工事が難しいだけでなく、購入から工事まで、やや日数が開いてしまいます。

しかも家電量販店の下請け業者は、アンテナ工事の他にも各種工事を担当しており、実際にはアンテナよりエアコン設置工事が主になっております。そのため特にエアコン工事の繁忙期である6月から8月はスケジュールが埋まってしまい、この時期の家電量販店によるアンテナ工事は、依頼から実際の施工日まで、かなりの日数が開くこともございますのでご注意ください。

 

アンテナ工事の費用は店舗のポイントサービスや長期保証の対象外

上記のように家電量販店のアンテナ工事は、チェーン企業の事業ではなく、お客様のご依頼を下請け業者に仲介する、お客様サービスの一環にすぎません。したがって各チェーン店と下請け業者は基本的に別個の会社、店舗であり、資本関係などもございません。

そのためヤマダ電機のヤマダポイントサービスや無料長期保証など、家電量販店で用意される商品購入時のポイント、割引サービスや長期保証制度は、アンテナ工事については対象外となります。家電量販店の下請け業者による工事の保証は、存在しないか、あっても1年程度、また有償対応であることが多くなります。

工事費用に関しても、一部をヤマダ電機の店舗にてキャッシュレスで前払いできるケースもあるものの、基本的には工事完了後、担当した業者への現金払いのみになります。

アンテナ工事の専門業者によるアンテナ工事は家電量販店とどこが違う?

ヤマダ電機に限らず、家電量販店でのアンテナ工事は、実際は店舗から下請け業者に仲介する作業のみになります。

したがって実質的には小さな工事業者への依頼と大きな差はなく、量販店の店舗やサイトから簡単に依頼できる半面、ご自分で業者を選べない。依頼から見積もりを経た工事まで日数がかかる。中間マージンで工事費用が割高になるなどのデメリットも出てまいります。

一方、インターネット上に公式サイトを掲載している、アンテナ工事の専門業者に各種アンテナ工事を依頼する場合には、家電量販店とは異なる以下のようなメリットが挙げられます。

もちろんアンテナ工事業者も数が多いため、中には以下のメリットに該当せず、技術が拙劣、工事費用が不当に高いなど質の低い業者も存在します。そのため以下の条件に該当する優良な業者の選び方も、合わせてご説明してゆきます。

 

高品質アンテナ本体や部材などを含めた低価格で各種アンテナ工事を提供している

多くのアンテナ業者では、アンテナ本体はじめ各種機材の大量仕入れによるスケールメリットを生かして、アンテナ本体や部材などをセットにした低価格で、地デジ、BS/CSなど個々のアンテナ設置工事を実施しております。ブースターや分配器の設置など、各種オプション工事についても明確な価格体系が用意されています。既存アンテナの撤去と処分も、低価格で一括依頼が可能です。

優良な業者であれば、地デジの八木式アンテナや高性能アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナなど各種アンテナ工事ごとに、国産の大手メーカー製高性能モデルを中心としたアンテナ本体のモデルや型番。また設置部材やケーブル、防水加工など、工事費用に付属する部材をセットにした基本工事価格(アンテナ本体とケーブル配線のみの施工)を明記しております。

その他、オプション工事に使用するブースターや分配器、設置具などの機材も、メーカー、型番などを明記。個々の工事価格も明記されている業者をお選びになれば、工事に使用される機材や、おおよその総額がわかりやすくなります。

 

電波調査、お見積もりが完全無料で即日工事、相見積もりにも対応できる

家電量販店、ホームセンターなどを通したアンテナ工事では、担当する下請け業者が、作業に応じた利益を確保するため、現地出張の見積もりに対して、工事を行わなくとも出張見積もり費などが発生することが多くなります。

一方でアンテナ工事の専門業者は、現地出張しての電波調査、お見積もりを、工事を依頼しなかった場合のキャンセル費も含めた完全無料で行う業者が大半です。そして業者のお見積もり内容にご満足いただければ、多くの場合、即日工事にも対応できます。

また特に即日工事の必要がなければ、複数の業者に見積もりを依頼し、価格、品質がもっとも優れた業者を選択する「相見積もり」を行うことで、よりお得に高品質な工事を行うことができます。

お見積もりを依頼される際は、業者の公式サイトなどで、現地調査、お見積もりが完全無料か。相見積もりが可能かを確認し、連絡の際に念のため確認されるとよろしいでしょう。

なお業者による電波調査、お見積もりと、優良業者の選び方については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

 

アンテナ工事の専門知識、技術が豊富で、さまざまな施工に対応可能

アンテナ工事の専門業者にとっては、アンテナの施工技術こそが要です。そのためほとんどの業者が自社施工で、優秀な社員スタッフの職人が、アンテナ設置位置の選択や頑丈な固定や、整理されたシンプルかつ丁寧な配線などにより、悪天候時などでも安定した受信性能はもちろん、アンテナの高寿命化やトラブルの防止、外観性への配慮など、総合的に優れたアンテナ取り付けを実施いたします。

また使用するアンテナ機種や設置位置に関しては、現場の電波状態や周辺環境によって制約が生じるため、どのような施工も必ず可能とは申せませんが、お見積もりに際しては、現場の条件が許す限り、お客様のご希望に添える施工をご提案いたします。

なお優良な業者を選ぶポイントとしては、まず完全自社施工で実績がたくさんあること。そして現地お見積もりの際の、スタッフの身だしなみや態度。お客様のご質問、ご要望に対して、わかりやすく丁寧に対応してくれるかといった点が挙げられます。

スタッフの対応を見定める意味も含めて、ご不明な点があれば、どのようなことでも質問なさってください。逆にその答えが曖昧で、対応の態度も悪く、強引に契約を進めようとするような業者は避けることをおすすめいたします。

 

工事後の保証期間が長期でお支払い方法も多彩

専門のアンテナ工事業者では、工事の完了後に、5年から10年など、長期の保証期間を用意していることが多くなります。この保証期間の長さは、自社の施工技術に対する自信の表れでもあるからです。したがって保証期間の長いアンテナ工事業者であれば、万が一のトラブルでは無償対応を受けられることも含め、信頼が置けるといえます。

そして工事完了後のお支払いも、現金に限らず、カード、電子マネーなどでの決済に対応する業者が多いため、その点も便利になります。

 

ヤマダ電機のアンテナ工事・まとめ

家電量販店としてのヤマダ電機は、日本一の家電チェーンにふさわしい、たいへんな優良企業でございます。

ただヤマダ電機だけでなく、家電量販店におけるアンテナ設置など各種工事の受け付けは、お客様の手間を簡略化するための仲介サービスにすぎません。実際の施工担当は下請け業者になるため、技術に差があり、施工やサービスの品質にはやや差が出てまいります。

端的に申し上げれば、高品質、低価格なアンテナ工事をお求めの場合には、餅は餅屋の言葉通り、優良なアンテナ工事業者に依頼することも選択肢となります。

 

あさひアンテナでは、各種アンテナ設置工事を、国産高性能アンテナ本体や基本部材、防水加工をセットにして、地デジの八木式アンテナやBS/CSアンテナでは「15,000円(税込)」から。デザインアンテナは「20,000円(税込)」からの新規の基本設置価格でご提供しております。電波状況が悪い場合は無料で引き上げております。

ブースター、分配器の設置などオプション工事も、明確な価格体系と部材込みの低価格でご提供している他、また電波調査、お見積もりも出張料、キャンセル料なども発生しない完全無料でお引き受けしております。

実際の工事では、優れた職人が現場の条件で可能な限り。お客様のご要望に対応できるご提案をいたします。さらに高い技術と経験を駆使した丁寧な施工を、業界最安に挑む価格で設定してあります。

そして工事完了後の保証制度では、業界最長クラスとなる「10年保証」のご用意がございます。

 

質の高いアンテナ工事をお安くお求めになりたいお客様は、まずは当あさひアンテナにどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

トップページに戻る

無料見積もり

無料見積もり


LINE見積もりバナー

LINE見積もりバナー


フリーダイヤルバナー

フリーダイヤルバナー


アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。