テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!

2023年05月31日

あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談
テレビアンテナ工事の専門業者は他の事業者とはどう違う? 新築や既存住宅のアンテナ設置工事の選び方で悩んでおられる方には必見。主な事業者別の価格、工事費用の相場から、施工技術や対応可能な工事まで本格的に解説。工事の前に知っておくべき情報を、ご納得いただける形でご紹介して、厳選したおすすめ業者をお選びいただける記事です。

普段の生活では意識することが少ないものの、実は日常生活には必須と言えるほど、戸建て住宅などにおいて重要となる設備のひとつが、地上デジタル放送(地デジ放送)用の地デジアンテナ、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)用のBS/CSアンテナなど、各種のテレビアンテナ設備です。

インターネットが一般化した現代の社会でも、やはり日常のニュースや娯楽、また災害時などの緊急情報を得るためのメディアとして、テレビ放送は大きな力を持っております。また現在では地デジ、BS、CS放送の各チャンネルの視聴方法も、テレビアンテナ取り付けの他に、ケーブルテレビ(CATV)、光テレビなどを利用した視聴も可能です。しかしテレビアンテナ設置であれば、NHK受信料や有料チャンネルを除けば、長期にわたって永続的に無料でテレビ放送を視聴できるという大きなメリットがございます。

しかし新築住宅へのテレビアンテナ取り付けや配線工事をはじめ、既存住宅へのアンテナ追加設置や、古くなったアンテナ交換などの工事については、安全な作業条件が整った簡単な設置であればDIYでの施工が可能なこともございますが、基本的には、電波状態の確認など専門知識や機材が必要で、作業に危険が伴うことも多いため、アンテナ工事を請け負ってくれる業者に依頼することが大半になります。

身近にアンテナ工事を依頼できる業者としては、アンテナ本体を販売する家電量販店やホームセンター。ご自宅の建築を手がけたハウスメーカーや、リフォームを担当するリフォーム業者。また地元の商店街にある町の電気屋さんなどがございます。

しかし近年、アンテナ工事を請け負う業者として注目されているのが「アンテナ工事の専門業者」です。このような業者は、主にインターネットに公式サイトやホームページを掲載しており、一部にはエアコン設置工事など、その他の電気工事にも対応する業者もあるものの、基本的にアンテナ取り付け工事その他、テレビアンテナに関する各種工事を専門に請け負っております。

そして各業者の公式サイトでは、さまざまな種類のアンテナ工事について、アンテナ本体や必要な機材をセットにした低価格での施工や、その他、各種のアンテナ設置工事に対応できること。また施工技術の高さや長期保証などをアピールしております。

しかしお客様にとっては、アンテナ工事の専門業者と、それ以外のアンテナ工事を依頼できる業者とでは、実際のアンテナ工事について、どこが違うのかわからない、という方も多いのではないでしょうか?

例えば工事の費用に関しても、さまざまな家電製品を低価格で販売しており、ポイントサービスなどを用意している家電量販店に頼んだ方が低価格でお得ではないのか。アンテナ取り付け工事の技術も、大手チェーンであり、日々、各種家電製品の設置やエアコン取り付けなどを数多くこなしている家電量販店やホームセンターのほうが信頼できそう。また電気関係のプロである電気店に頼んでも、工事の技術などにたいした違いはないのではないか、などと思われる方も多いことと存じます。

そこで当コラムでは、アンテナ工事の専門業者について、その他のアンテナ工事が可能な業者と比べて、どこがどう異なるかといった特徴。また本当に他の業者に比べて明確に差が出るほど、アンテナ工事の施工技術が高いのか、工事費用は低価格なのかなど、お客様にとっても気になるであろう点を、なぜその施工技術や価格を実現できるかの秘密も含めて、徹底的に解説してまいります。

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一般的な住宅で必要となることが多いアンテナ工事とは?

ここではまず、新築住宅、既存住宅を含めて、一般的な戸建て住宅やマンションなどで必要となることが多い、つまりはお客様から依頼されることが多い、アンテナ工事の主なパターンを解説してまいります。

新築物件へのテレビアンテナ本体およびケーブル配線工事。

新築の戸建住宅には、基本的にアンテナ本体および配線などの設備はなにも設置されておりません。新築住宅に配備されているのは、主に屋外に設置されたアンテナのケーブルを引き込む引き込み口。またアンテナから延びるケーブルを接続する各部屋のアンテナコンセント。住宅によっては屋根の上に各種アンテナを固定し、内部に配線を通すことができる専用のポール(マスト、支柱)などが設置されているだけです。

そのため新築住宅で、ケーブルテレビ(CATV)や光テレビを利用せず、アンテナを設置してテレビをご視聴になる場合には、必要なテレビアンテナの設置から、各部屋のアンテナコンセントまでのケーブル配線。そしてケーブル配線部に必要となる混合器、ブースター、分配器などの設置も必要となります。

具体的には、まず基本のアンテナ取り付け工事として、地デジ放送(地上デジタル放送)用の「地デジアンテナ設置工事」を、主に八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの中から、お好みや現場の条件に合わせて選択し、工事を行います。

そして衛星放送であるBS放送、CS放送、また新4K8K衛星放送のチャンネルもご覧になる場合には、衛星放送を受信するための「BS/CSアンテナ設置工事」を、地デジアンテナと同じマストなど、できるだけ近い位置に取り付ける形で行います。

また地デジ放送には、全国放送であるNHK、広域民放の他、東京都の東京MXなど、一部の都府県で別個に存在し、そのエリア内のみで視聴できる独立放送局の「地方チャンネル」がございます。

多くの場合、NHK、広域民放と地方チャンネルは、同じ地デジ放送であるため、一基の地デジアンテナで受信が可能なのですが、一部の現場ではNHK、広域民放と地方チャンネル、それぞれの電波を送信する電波塔が別々で、その方向が大きく異なることから、一方向を向いた同じの地デジアンテナでは受信できないこともございます。これは、詳しくは後述いたしますが、テレビアンテナは「指向性」が強いアンテナになるためです。

このような現場の場合、地方チャンネルをご視聴になるためには、NHK、広域民放用の主な地デジアンテナとは別に、もう一基「地方局用地デジアンテナ設置工事」が必要になることもございます。

次に、アンテナと各部屋のアンテナコンセントまでを接続する「配線工事」が必要となります。アンテナ本体とアンテナコンセントをケーブルで接続するだけの単純な工事であれば、各アンテナ工事の基本工事費用に含まれることが多くなります。ただ実際には、アンテナの配線部に、必要に応じてさまざまな機器の設置工事が必要となります。

まず地デジアンテナとBS/CSアンテナなど複数基のアンテナを設置した場合には、アンテナの付近に「混合器(アンテナミキサー)設置工事」が必要となります。これは二基以上のアンテナから延びるケーブル、およびケーブルで送信される地デジ、衛星放送などの電波を一本のケーブルにまとめる装置です。

この混合器を使用することで、それ以降のケーブルの長さや使用する機材をシンプルにまとめることができ、工事のコストを軽減できるだけでなく、トラブルなどのリスクも軽減できます。ただ、地デジとBS/CSアンテナの二基を設置する場合には、現在では後述するブースターと分配器を一体化した機器が使用されることも多くなります。

次に必要となるのが「アンテナブースター(増幅器)設置工事」です。ブースターとは名称の通り、地デジやBS/CSのアンテナで受信した電波のレベル(強度)を増幅する装置です。主に地デジ電波のレベルが弱くなる中電界地域、弱電界地域で使用されますが、ご自宅で三台以上のテレビなど受信機器を設置する場合には、すべてのテレビ機器に十分なレベルの電波を送信するため、ブースターの設置が必要です。そのため現在の戸建て住宅へのアンテナ工事では、実質的にブースターの設置工事はほぼ必須の工事になっております。

ブースターの種類には電波の増幅性能が高く、アンテナの真下や屋根裏などに設置される屋外用ブースター。さほど強い電波の増幅レベルが必要ない場合に、室内に設置されて、寿命が長くなる屋内用ブースターがございます。また対応できる電波では、地デジ電波であるUHF波(極超短波)のみ対応のUHF帯ブースター。地デジと衛星放送の電波に対応し、前述した混合器の機能も持つUHF/BSCS混合ブースターと、その4K8K(3442MHz(メガヘルツ))対応型がございます。なおブースターは電波レベルを電気的に増幅する電子機器であるため、電源ユニットの設置も必要となります。

こうして地デジ、衛星放送などの各テレビ電波を一本のケーブルに混合し、必要なレベルまでに増幅された電波は、多くの場合、住宅内にある複数のアンテナコンセントへと送られます、ここで必要となるのが「分配器設置工事」です。

分配器とは、アンテナとブースターを経由した一本のケーブルを本体の入力端子に接続して、送られてくる電波レベルを、等分のレベルに分配して、複数ある出力端子のケーブルから送り出す機器のことです。この分配器を経由することで、住宅内に複数あるアンテナコンセントへと、同じレベルのテレビ電波を送ることができます。

分配器の分配数には、2分配から8分配まで、7分配を除く6種類が存在し、住宅で必要となる分配数に、予備の1出力端子を加えた分配数の者が使用されます。なおテレビ電波の強度は、主に「㏈(デシベル)」の単位で表されますが、例えば4分配器に200㏈の電波が入力された場合、四本のケーブルに分配された先の、個々の電波レベルは50㏈程度になるなど、等分に分配されます。ただ実際には端子や機器を経由することで、出力される電波にはわずかな減衰(弱まり)が生じます。

分配器は分配数が多いほど本体価格が高額になり、設置工事費用に反映されます。また同じ分配数でも「一端子通電型」「全端子通電型」の違いもございます。これはBS/CSアンテナには電源の供給が必要になるのですが、テレビなどのチューナー端子からケーブルを通じてアンテナ側に通電する場合に、その通電方式によって使い分けられます。価格的には一端子通電型のものがやや低価格になりますが、住宅内にある複数のテレビで衛星放送を視聴する場合には、主に全端子通電型が使用されます。

この分配器によって電波を各部屋に分配する方法を「スター配線方式」といい、現在の分配方法では主流となります。この分配器からの配線を、各部屋のアンテナコンセントと接続すれば、住宅内のアンテナ取り付けおよび配線工事は完成になります。

なお電波の分配方式には、デメリットも多いため近年ではあまり使われない方式ですが、分配器を用いず、各部屋のアンテナコンセントに一筋のケーブルを通す形で配線して、順番にテレビ電波を送る「送り配線方式」もございます。

また混合器や混合ブースターで、地デジと衛星放送の電波を一本のケーブルに混合している場合には、アンテナコンセント部か、アンテナコンセントの先に、地デジとBS/CS放送の電波を、ふたたび二本のケーブルへと分配して、テレビなど機器側の、それぞれのチューナーに接続する「分波器」を通す必要もございます。

まとめると、戸建て住宅へのアンテナ設置工事では、まずご視聴になりたいテレビ放送に合わせた、地デジ、BS/CSなどのアンテナ本体設置。二基以上のアンテナを設置する場合の混合器設置。またアンテナの種類に合わせたブースターの設置。住宅内でテレビを設置する数に合わせた分配器の設置と、それぞれの工事が必要になり、基本的な工事費用は、これら個々の工事費用の総額となります。

また現場の条件やお客様のご要望などによっては、その他、追加の特殊工事や機材の費用が加算されることもございます。総じて新築住宅へのアンテナ設置工事は、ゼロからすべてのアンテナ設備を取り付ける工事となるため、初期費用としてやや割高になってしまいます。

ただいったん、戸建て住宅などにテレビアンテナを設置すれば、厳しい自然環境や大きな災害などがない限り、その後10年以上にわたって、安定したテレビ放送の視聴が期待できるため、コストパフォーマンス的には十分な価値があると言えます。

なおここでご説明した各機器についての詳細は、以下のコラム記事でも詳しくご説明しております。

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

・テレビアンテナの「ブースター」は必ず必要なのか? 【地デジ設置・あさひアンテナ】

・ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!

・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?

・テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点

・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

・部屋にあるテレビアンテナ用コンセントの交換、増設方法は? 工事の方法から耐用年数、端子の種類まで徹底解説!

・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

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既存住宅のテレビアンテナ追加設置/交換、撤去工事。

これは、基本的に上記のテレビアンテナ本体および配線部の工事が完了している既存住宅において、老朽化、故障したアンテナを新しいものへと交換する。また例えば地デジアンテナのみが設置されている住宅に、新しくBS/CSアンテナを取り付けるなど、既存以外のアンテナを追加設置する際に、必要となる工事を指します。

テレビアンテナの耐用年数(寿命)は、設置位置や現場の自然環境などによっても大きく変わってまいりますが、八木式アンテナやBS/CSアンテナでは10年程度、デザインアンテナやユニコーンアンテナでは15年以上から20年程度とされており、その寿命を過ぎると、故障などのトラブルが発生するリスクも高まってまいります。そのため、耐用年数の近づいたテレビアンテナはメンテナンスなどを行い、寿命の兆候が見られる場合にはお早めの交換も必要となってまいります。

まず、設置から年月が過ぎた八木式アンテナやデザインアンテナ、BS/CSアンテナを、同タイプの新品に交換する「アンテナ交換」の場合は、基本的に現在のアンテナを取り外す「既設アンテナ撤去・処分工事」と、代わって新しいアンテナを取り付ける「新規アンテナ設置工事」のみになります。配線部やその他の機器などは老朽化が進んでいない限り、特に交換の必要はございません。

古くなった既設アンテナについては、取り外した上で自治体などでの処分が必要となりますが、アンテナが屋根の上などに設置されている場合は取り外し作業に危険が伴う上、取りはずしたアンテナの処分にも費用が発生します。業者に撤去と処分を一括で依頼すれば、アンテナの取り外しから持ち帰っての処分までを、一括料金で行ってもらえます。

また取り外したものと同タイプの新品アンテナを同じ場所に設置する場合は、作業も簡単となるため、各アンテナの基本設置工事費用だけで工事を行えることが多くなります。ただ設置位置を変更する、また八木式アンテナからデザインアンテナなど機種を変更する場合には、設置具やアンテナ回りの配線なども改めて追加する必要が出るため、工事費用がやや加算されるケースも出てまいります。

そして地デジアンテナのみの住宅にBS/CSアンテナを付け加える「アンテナ追加設置工事」の場合。また設置時期が古い2K対応BS/CSアンテナを、2K4K8K対応BS/CSアンテナに交換する「アンテナ交換工事」などの場合には、アンテナ本体だけでなく、配線部のケーブルや、ブースター、分配器などの機器も交換しなければならない必要がございます。これは、地デジとBS/CS放送、そして新4K8K衛星放送で使用される電波の種類が、それぞれ異なってくるためです。

まず現在の地デジ放送は、前述したUHF波のうち、470MHzから710MHzの周波数帯の電波が使用されております。

衛星放送のBS放送、CS放送では、より高周波数帯であるマイクロ波の一種「SHF(センチメートル波)」のうち、12GHz(ギガヘルツ)前後の周波数帯になる「12GHz帯」と呼ばれる電波が使用されております。12GHz帯の電波は直進性が非常に強いため、宇宙空間の人工衛星から地球上まで送信する際には適しております。

しかしBS/CSアンテナで受信した後、12GHz帯のままでは周波数が高すぎてケーブルで送信できないため、アンテナに設置されたコンバーター(変換器)で、地デジ電波より高周波数のMHz帯の電波へと変換して送信しています。この周波数変換のために、BS/CSアンテナには電源が必要となるのです。

そしてアンテナ配線部の同軸ケーブルやブースター、分配器などの機器には、UHF帯の電波のみ対応型。そして衛星放送の周波数帯にも対応できるものがございます。現在のアンテナ配線や機器は、ほとんどが2Kの衛星放送の周波数帯までには対応できるものになっておりますが、アナログ放送時代の地方局用UHFアンテナや配線をそのまま地デジアンテナに転用している場合など、アンテナ配線部が非常に古い場合には、衛星放送の周波数帯に対応できず、機器を含めた配線部の交換が必要となる場合もございます。

さらにもうひとつ、2018年(平成30年)になって衛星放送に追加された新たな放送に「新4K8K衛星放送」がございます。これは文字通り、従来は地デジ放送と同じく、2Kフルハイビジョン(FHD)画質の放送であった衛星放送のBS放送、CS放送に、新しく解像度が2Kの4倍に当たる4K画質、4Kのさらに4倍になる8K画質のチャンネルが追加されたものです。さらに色彩や色調、動画の表現も向上しており、それぞれ4Kテレビ、8Kテレビで受信することにより、より大画面で高精細な映像がお楽しみいただけるテレビ放送です。

ただ従来の2K衛星放送では、衛星から送信される電波として、右回りの螺旋を描く「右旋円偏波」という電波が使用されておりました。しかし新4K8K衛星放送が導入されるにあたり、この右旋円偏波にはすでにBS放送とCS放送の多チャンネルが割り当てられていたため、新しく追加される4K、8Kのチャンネルに割り当てることができる周波数帯が不足したのです。

そのため4K8K放送の導入にあたって、まず右旋円偏波で使用できる周波数帯には、基幹的な放送であるBS放送のNHK、広域民放の無料4Kチャンネルを割り当てました。そしてそれ以外の4K8Kチャンネルには、左回りの螺旋を描く「左旋円偏波」という電波を新しく導入し、その周波数帯を割り当てたのです。

しかし2018年以前に設置された2K対応型のBS/CSアンテナでは、左旋円偏波を受信できません。そのため新4K8K衛星放送を受信するためには、まず2K4K8K対応型のBS/CSアンテナが必要となり、2K対応型のアンテナしか設置されていない場合は交換が必要となります。

さらに2K4K8K対応型のBS/CSアンテナでは、コンバーターで周波数帯を変換する際に、右旋円偏波は1032MHzから2072MHz左旋円偏波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換されます。

そして2K衛星放送の時代に設置されたアンテナ配線部やブースター、分配器などの機器では、左旋円偏波の周波数帯に対応できない場合もあるため、新4K8K衛星放送をご視聴になるためには、配線部の機器や、場合によっては同軸ケーブルそのものも、やはり3442MHz帯までの周波数帯に対応できる、4K8K(3442MHz)対応型へと交換しなければならないケースもございます。

これら、アンテナの追加設置や交換に伴う配線部の交換は、新しくどのようなアンテナを設置するか、現在の配線部にどのような機器やケーブルが使用されているかによっても変わってまいります、詳しくは工事を依頼するアンテナ業者にご確認ください。

地デジ放送、衛星放送の電波、および新4K8K衛星放送などについては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?

テレビアンテナ機器や設備の交換、追加設置工事。

上記のように、アンテナの新規設置、追加設置や交換に伴い、ブースターや分配器など機器の交換が必要となることもございます。またこれらの機器そのものにも耐用年数がございます。

電源によって作動し続ける電子機器であるブースターや、アンテナからの電波を通し、場合によってはBS/CSアンテナまでの電気が経由する分配器は、使い続けることで徐々に回路部の劣化が進みます。その寿命は、どちらも10年程度と考えられております。

これらの機器にトラブルが生じると、住宅に必要なレベルまで電波が増幅されない。一部の部屋に十分な電波が届かない。BS/CSアンテナに給電されないなどの問題が生じて、ご自宅の各室でのテレビのご視聴についても、画像の乱れや映らないなどのトラブルが予想されます。

ご自宅でテレビ画面にトラブルが生じ、アンテナ機器部のどこにトラブルが発生しているか特定できない。またはご自宅での復旧が難しい場合は、アンテナ工事業者に調査を依頼し、原因を特定して、必要となる「機器の交換工事」などを依頼する必要がございます。

ご自宅で新しくテレビなどの機器を追加設置するため、アンテナコンセントを増設するなどの場合も、受信機器が増える分だけブースターの増幅レベルを上げる。また分配器の分配数を増やす必要があり、やはりブースター、分配器など機器の交換工事が必要となることもございます。

以下、ご自宅でテレビ画面が乱れる、映らないなどのトラブルが発生した場合に、考えられるその原因と、ご自宅でできる原因の特定や対処の方法について、詳しく解説するコラム記事をご紹介いたします。

・一時的にテレビ画面が乱れる場合の原因と対策・徹底解説!

・電波障害? テレビが映らない原因はアンテナトラブル? 確認と対処法

・BS・CS放送がテレビで正しく映らない原因と対処法・アンテナの受信から工事を解説

・一部屋だけテレビが映らない不具合の原因と対処法

・地デジ・BS/CS放送のテレビ画面が乱れる原因とその対策

・地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

・BS/CS衛星放送は映るのに地デジ放送が映らない場合の対処法

・衛星放送用BS/CSアンテナの受信レベルが急に低くなりテレビ放送が映らない原因とその対処方法、アンテナレベル確認を解説!

E202エラーの解消法 アンテナ工事

テレビアンテナ本体の修理、角度調整工事。

基本的に、優秀な工事業者により高い技術で施工されたテレビアンテナは、そう簡単にトラブルが発生するものではございません。

ただ前述のようにアンテナには機種ごとに耐用年数があり、この年数が近い、または越えたアンテナでは耐久力が低下し、部分的な破損や、アンテナ角度のズレ、傾きによる受信不良などのトラブルが発生しやすくなります。

他にも、自然環境が厳しくアンテナの老朽化が進みやすい地域や、想定外に強い台風や地震の場合。またアンテナを設置した業者の技術が低い場合などにも、耐用年数を迎える前に、角度のズレをはじめとするアンテナトラブルが生じることもございます。

地デジアンテナ、BS/CSアンテナとも、テレビアンテナには指向性(特定の方向で受信性能が高まる性質)があり、地デジアンテナは現場に近い地デジ電波塔の方向など、現場に電波が届く方向にアンテナの前方を向け、方位角(左右角)を調整して設置する必要があります。

特に高性能モデルのパラスタックアンテナなど、受信性能が高い地デジアンテナほどこの指向性が鋭くなり、わずかなアンテナ角度のズレでも、受信できる地デジ電波レベルが低くなることがございます。

また衛星放送の場合は、地上から見れば、主に東経110度の方向に静止して見える「静止衛星」から直進的に届く12GHz帯の電波を受信するため、BS/CSアンテナを正確に東経110度の方向へと向ける必要がございます。

BS/CSアンテナは地デジアンテナよりさらに指向性が鋭く、方位角だけでなく仰角(上下角)も正確に調整する必要があり、ミリ単位のズレでも衛星放送の受信不良が発生することもございます。

他にも衛星放送の電波は樹木や電柱など些細な障害物などにも遮断されやすいため、アンテナを向ける東経110度の方向に障害物がない、また将来にわたって障害物の発生が考えにくい位置に設置する必要がある。また12GHz帯の波長(約25ミリ前後)に近い大粒の雨や雪の際には、電波が吸収されて乱れる「降雨減衰」「降雪減衰」が発生してやはり受信不良が発生することもございます。

いずれにせよ、テレビアンテナの部分的な破損、また角度のズレによる受信不良など、アンテナを交換するまでもない軽微なトラブルの場合には、業者に依頼することでアンテナの「修理工事」。また正しい角度へとしっかり固定し直す「角度調整工事」によって、アンテナ交換などよりも低価格で復旧することが可能となります。

アンテナ本体の角度調整やトラブルの原因、その対処法などについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地デジのテレビアンテナで受信できる方向は指向性で決まる? アプリでアンテナの方向調整に最適な角度を調べる方法も徹底解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法

・地デジ、衛星放送のテレビアンテナ故障例、テレビ放送が映らなくなった場合に考えられる原因とその対処法は? 必要な工事を解説

・BS放送、CS放送の衛星放送が映らないアンテナトラブルの原因とその対処法について、ご自宅でも可能な方法をFAQで徹底解説

・テレビアンテナ修理の依頼前に簡単に自分で調整できること

・地デジ、BS/CSテレビアンテナの落雷や積雪、鳥の糞害対策は? 映らなくなる原因と防止法、対策となる設置工事

・台風や大雪、地震により起こりえるテレビアンテナのトラブルとその対策

・雷で起こりえるテレビアンテナのトラブルとその対策

・屋根の上でテレビアンテナが倒れたときのアンテナ修理工事(前編・原因と対処)

・屋根の上でテレビアンテナが倒れたときのアンテナ修理工事(後編・修理と対策)

テレビアンテナ工事を各業者に依頼する場合の流れとは?

テレビアンテナ工事は、地デジ放送や衛星放送の電波を的確に受信することが第一となります。そのため業者に工事を依頼した場合には、ただ依頼すればすぐにアンテナを取り付けてもらえるというものではなく、工事の前段階となる作業などが必要となります。

ここでは一般的な、戸建住宅における各種アンテナ設置の工事を中心に、業者にアンテナ工事を依頼する場合の、依頼から工事完了の流れについてご説明いたします。

1:アンテナ工事の相談、申し込み。

まずは業者に工事を依頼します。申し込みやご相談の方法は、家電量販店やホームセンターなどの場合は、店舗でアンテナ本体を購入すると同時に工事を依頼できる他、業者によっては電話で連絡する。またメールやLINE、チャットその他でのご対応を用意していることもございます。

またご依頼の際に、お客様のご要望や、現場の住所、ご自宅の状態などを説明することで、おおよその工事費用の概算を教えてくれることもございます。これはあくまで現地調査前の概算であるため、実際の見積もり価格とは異なってくることもございますが、提示された概算価格から、その業者に依頼するかどうかを判断されることもおすすめといえます。

この段階では、まず担当する業者が、アンテナを設置する現場に出張しての「電波調査・見積もり」を依頼することになります。業者のスケジュールが空いている日と、お客様のご都合のいい日をすりあわせて、日程をご指定ください。ただ業者によっては、連絡から即日での対応が可能な場合もございます。

2:電波調査と見積もり。

アンテナ工事の前には、まず現地での「電波調査・見積もり」を行うことになります。

「電波調査」は、業者が専用のアンテナチェッカーなどの機器を使用して、アンテナを設置する予定の場所で、十分な地デジなどテレビ電波の受信が可能かを確認して、適した設置方法を判断する作業です。特にアンテナの新規設置などの場合には、業者によっては、住宅内の複数の位置で電波状態の確認を行い、お客様のご要望も勘案して、何パターンかのアンテナ工事を提案することもございます。

お客様がアンテナ工事の方法にご納得されたら、業者の側は、その工事に必要となるアンテナ設置工費、配線や機材設置のその他の工事費や必要な機材の費用を計算して、お客様に、各工事費用とその総額となる「見積もり」の価格を提示します。

この見積もり内容によっては、お客様の側で工事をキャンセルすることも可能です。ただ業者によっては、工事をキャンセルした場合も、現地への出張料やキャンセル料などとして、一定の金額を支払わなければならないこともございますので、ご注意ください。

また業者によっては、複数の業者に同じ工事の見積もりを依頼し、見積もり内容がもっともよいと思われる業者を選ぶ「相見積もり」に対応していることもございます。

この見積もり内容にご納得いただければ、業者と工事の「本契約」を行い、工事を実施することになります。なお本契約後の工事については、業者によって後日、あらためて工事の日取りを設定する場合と、契約からの即日工事が可能な場合がございます。

なお、業者によるアンテナ工事の電波調査、見積もりについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

3:アンテナ工事の実施。

本契約後のアンテナ工事は、即日工事の場合を除いて、やはり業者のスケジュールとお客様のご都合をすり合わせて、工事の日程を決定いたします。工事を行う当日は、お客様も業者への対応や確認のため在宅されている必要がございます。

現場であるご自宅に業者が訪れ、最終のご確認やご説明の後、工事を開始いたします。工事の所用時間は、一般的な新築住宅へのアンテナ設置や配線で、1時間半から2時間程度。やや複雑な施工や追加工事が必要となる場合は、2時間を超えることもございます。逆にアンテナ一基を設置、交換するだけなど簡単な工事であれば、30分程度で完了することもございます。

なおお客様は、工事のすべてを見守る必要はございません、工事をはじめる際と、工事完了後のご確認を行うだけで十分ですので、工事中はご自宅内で待機されていてもかまいません。また工事の完了までにご帰宅できれば、多少の外出も可能です。

4:工事の完了とお支払い、保証。

工事の完了後は、設置したアンテナ設備がきちんと電波を送信できているか、ご自宅のテレビなどの受信状況を確認いたします。ご新居などでまだテレビ機器が設置されていない場合は、アンテナコンセントにアンテナチェッカーを接続して、十分なレベルの電波が届いているかを確認します。

アンテナ設置の外観や、電波の受信状態などに問題がなく、お客様にご納得いただければ、工事は完了です。業者に見積もり金額通りの料金をお支払いいただき、場合によっては業者から工事後の保証内容についての説明や、保証書を受け取ることになります。

万が一、設置されたアンテナにトラブルが生じた場合は、保障内容に応じて、業者に無償でのアフターフォローを依頼できますので、保証書は大切に保管しておいてください。

各種アンテナ工事とその他の家電製品などの工事との違いとは?

ご自宅に家電製品などを設置するにあたって、専門の業者などに、製品の搬入と設置、取り付け工事などを依頼する必要がある製品としては、テレビアンテナの他に、大型テレビや冷蔵庫、洗濯機。またエアコンなどが挙げられます。

このうちテレビや冷蔵庫、洗濯機については、基本的には決まった場所への設置(古い機器がある場合はその取り外しと搬出も)を行い、必要な電源やケーブル、配管などの作業を行うだけなので、作業自体はさほど複雑なものではございません。

エアコンの取り付け工事に関しては、室内機の据付板を固定することから、配管穴の処置。真空引きの作業や室外機の設置位置。ホースをテープやカバーで覆う処理など、さまざまな工事について、専門の技術が必要となります。ただ度の現場でも基本的な工事内容や設置の位置にそれほどの違いはなく、現場や機器によって施工内容が大きく変わるといったことはございません。

ただテレビアンテナ工事については、まず現場ごとの地デジ電波状態や、特に衛星放送の電波を遮りやすい周辺の障害物、またアンテナに影響する自然環境などの条件によって、可能となるアンテナ機種や設置の工法が限られてまいります。

さらに設置されるアンテナも、地デジアンテナでは主なモデルとして前述の「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の三種類があり、それぞれ形状をはじめ、設置位置や受信性能、外観性や対候性などにまったく異なる特徴がございます。またBS/CSアンテナを追加設置する場合にも、設置位置などについての条件がさらに加算されてまいります。

特にテレビアンテナは、十分なテレビ電波の受信性能を大前提として、風雨などを避けることで寿命が長くなる。また外部から目立たず住宅のデザイン性を乱さないといった要素を重視されるお客様も多く、業者側はそれらのご要望を踏まえて、アンテナの機種や設置位置を決めることになります。

現場の電波状態や機種によっては、屋外だけでなく屋内空間に地デジアンテナを設置できるケースもあり、優良な業者であれば、まず現場の電波状態などの条件で可能となる範疇で、お客様のご要望に適したアンテナ機種、設置位置などのご提案を行います。

さらにブースターや分配器の設置についても、現場の条件や設置するアンテナ、分配数に合わせた受信性能や電波の増幅レベルの調整など、アンテナ機器から配線部まで、各テレビ機器に十分な電波が送られるよう、アンテナ設備全体のバランスを考慮した工事が必要です。

もちろんエアコンの取り付け工事にも、高い冷暖房性能を発揮し、トラブルが発生しにくい設置のためには、高い施工技術が必要となります。また大型テレビ、冷蔵庫、洗濯機などに関しても、機器や周囲を傷つけず、使いやすいことなどに配慮した設置には、多くの専門知識や技術が用いられております。

ただテレビアンテナの取り付け工事については、設置する機種の形状や性能の違いが大きい。設置位置にもさまざまな選択肢がある。さらに電波塔や人工衛星から送信されるテレビ電波に関する知識や現場ごとの確認も必要となる。またアンテナ各機種の受信性能の他、外観性や対候性など、設置にあたって考慮すべき事項が、その他の製品の設置作業、取り付け工事などに比べても多くなってまいります。

そのためアンテナ工事を担当する業者には、その他の家電製品などの設置、取り付け工事に比べても、より複雑で多岐に渡る専門知識や、設置機種、工法ごとの施工技術が必要となるのです。つまりテレビアンテナの設置工事に関しては、業者による専門知識や施工技術の差が他の作業よりも現れやすい作業になります。

したがって、さまざまなアンテナ機種、設置位置の選択や、より高品質なアンテナ工事の施工をお求めの場合には、アンテナ工事の専門知識や技術に、より通じた業者をお選びになることが肝要と言えます。

なお一般的なアンテナ工事に用いられる各アンテナ機種の詳細については、以下の各コラム記事で詳しく解説しております。

・地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識

・この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

・台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

アンテナ工事の専門業者以外にアンテナ工事を依頼できる業者とは?

ここでは、一般の方がご自宅でアンテナ取り付け工事、およびアンテナ関係の各種工事を行うにあたって、身近で工事を依頼できる業者について、その特徴や対応できる主なアンテナ工事などについてご説明してゆきます。

家電量販店、ホームセンター。

日本各地にチェーン店舗をもつ家電量販店、ホームセンターなどでは、地デジ、BS/CSの各種テレビアンテナ本体や、ブースター、分配器などの各種アンテナ機器を販売しており、これらの製品を購入すると同時に、その設置工事を依頼することもできます。

家電量販店やホームセンターにアンテナ関係の各種工事を依頼するメリットは、店舗でお好みのアンテナ本体など製品の実物を確認して選べること。店舗のスタッフにアンテナ本体や周辺の電波状態などについて質問できること。アンテナなど機器を購入する際に工事も依頼できるため手間を省けること。工事後の完了後も店舗に相談を持ち掛けやすいなどの点が挙げられます。

ただこれらの店舗へのアンテナ工事については、店舗側では工事を受け付けるだけであり、実際に工事を担当するのは店舗と提携した地域の電気店、電気工事業者などの下請け業者になります。そのため店舗から業者への仲介手数料など、中間マージンが発生することで工事価格がやや割高になってくるのです。またこのような下請け業者は実際にはエアコン工事を主な作業としているため、アンテナ工事に関しては、作業の複雑さもあって、担当する業者によって施工技術に差が出ることもございます。

ただ一部の家電量販店については、地域に存在する個人経営の電気店、工務店などとフランチャイズ契約を結んで、小規模な店舗が大手家電量販店の看板を掲げる、フランチャイズ店を展開していることもございます。このようなフランチャイズ店舗への依頼であれば、個人経営に店舗へ直接、工事を頼むことと同じになるため、中間マージンが発生しないこともある他、大手チェーン店との提携、サポートにより、使用する機材や施工技術についても、一定の信頼を置けるケースもございます。

なおこのような店舗で対応できる工事の内容については、チェーン店舗によっても異なります。一般的には、店舗で購入したアンテナの設置工事、およびその工事に必要となる配線や機材設置の工事を行うだけであり、アンテナ工事のみの依頼は受け付けていないケースが多くなります。

ただチェーン店によっては、自宅にあるアンテナ本体の取り付け工事のみや、修理、角度調整など機材を購入しない工事にも対応できることもございます。ご自宅でお求めのアンテナ工事に対応できるかどうかは、まずはお近くの店舗にお問い合わせください。

ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者。

特に新築戸建て住宅であれば、その建築を手がけたハウスメーカー、工務店などが、オプション工事としてアンテナ工事を用意していることもございます。またリフォーム業者などにリフォームを依頼した場合にも、リフォームに合わせてアンテナ工事を依頼できるケースもございます。

そのメリットは、新築住宅であれば、さまざまな作業や手続きが必要となるお引越しに当たり、アンテナ工事の手間が省けて、ご入居までには確実にアンテナ工事が完成していること。アンテナ工事の費用を住宅ローンと一体化できること。リフォーム業者にアンテナ工事を任せる場合も、リフォーム作業と合わせてアンテナ工事を行い、料金も一括になるため、手続きなどの手間を省くことができます。

ただこれらの業者によるアンテナ工事も多くの場合、施工を担当するのは下請け業者になります。したがって中間マージンが生じて、アンテナ工事に関しては工事費用が相場より割高になる。担当する下請け業者によって施工の品質が変わるなどの問題も生じます。

またアンテナ工事を担当する業者への連絡は、ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者などを介して行うため、業者とのやりとりに手間がかかり、要望を伝えるまでに時間がかかるなどのデメリットもございます。

なおこのような業者に依頼できるアンテナ工事は、基本的に住宅の新築時やリフォーム時における、アンテナの設置や交換のみになり、各種アンテナ工事のみを依頼できるケースは少なくなります。

町の電気店。

地元の商店街などで営業している昔ながらの個人経営の電気店。また電気工事業者などに各種アンテナ工事を依頼できることもございます。上記した家電量販店など各業者の下請け工事を行っているのも、実際はこのような店舗であることが多くなります。

このような小規模な店舗は地域密着型の業務になるため、アンテナ工事に関しても、地域エリアの電波状態や受信環境などに詳しい。また身近に店舗を構えているため、工事後のトラブルやメンテナンスなども含めた相談も行いやすいといったメリットもございます。

工事費用については、店舗側の裁量で決定する他、中間マージンが発生しないため、特に地元の人づてによる紹介などがあれば、相場よりも割安になるケースがございます。半面、このような店舗はアンテナ工事を専門としていないため、現在のアンテナ工事における一般的な相場にうとく、逆に割高となるケースもございます。

他にもデメリットとしては、やはりアンテナ工事が専門ではないため、店舗ごとに施工技術が異なる他、やはり最新のアンテナ工事技術にうといことから、使用する機材や施工の方法が古いといったことも考えられます。また特にこのような個人経営の店舗は、地域商店街の衰退とともに減少しており、店舗そのものが閉店、廃業するなどで、相談先がなくなる可能性もございます。

ただ前述のように、このような個人経営の店舗が大手家電店チェーンとフランチャイズ契約を結び、家電チェーンの小規模店舗となって営業していることもございます。このような店舗であれば、個人経営の店として相談しやすく中間マージンも発生しないことがある。大手家電店から機材や技術のフォローを受けているため、一定の施工技術や工事後のアフターフォローを期待できるなど、双方のメリットを兼ね備えているケースもございます。

アンテナ工事の専門業者とその他の業者の違いとは?

上記のように、身近でアンテナ工事を依頼できる主な店舗や業者は、大手チェーン店などの場合、実際の施工は下請け業者が行うケースが多くなります。またそれらの下請けになることが多い個人経営の電気店なども、電気関係や機器設置の工事を全般的に引き受けているため、特にアンテナ工事の技術に精通しているとは限りません。

一方、アンテナ工事の専門業者は、業務をアンテナ工事に特化することで、アンテナ工事の知識や技術に精通しており、さまざまなアンテナ工事の施工に対応できる他、施工品質の向上。コスト削減によるアンテナ工事費用の低価格化。その他、お客様の利便性を重視するさまざまなサービスなど、上記の業者では、伝搬的に対応できることが少ないサービスを、幅広くご提供しております。

以下、アンテナ工事の専門業者が実施する主なサービス内容と、その他の業者との違いについてご説明いたします。

アンテナ工事の専門業者では基本的に完全自社施工で工事を行う。

上記のように、家電量販店やホームセンターなどのアンテナ工事では、実際の施工は店舗と提携した下請け業者が担当しております。

そのため、中間マージンで費用が割高になる他、担当する業者によって施工品質に差異が出るという問題が生じます。また個人経営の電気店などに直接、工事を依頼する場合も、個々の店舗による施工技術の差が存在します、

対して、アンテナ工事業者の多くは、アンテナ工事を「完全自社施工」で行っております。自社のスタッフとしてアンテナ職人を育成しているため、施工の技術が高レベルで安定している他、中間マージンが発生しないことによる工事費用の低価格化にもつながります。

ただアンテナ工事業者の中にも、一部には下請け業者を使っている業者も存在いたします。そのためアンテナ業者にご依頼になる際には、完全自社施工を掲げる業者をお選びになれば、施工技術の安定と価格の面で信頼できると申せます。

アンテナ工事の専門業者は高品質アンテナ本体などがセットのアンテナ工事を低価格でご提供できる。

アンテナ工事の専門業者では、基本的に八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナやBS/CSアンテナなど、各アンテナ機種のさまざまなモデルを、国産大手メーカーの高品質な機器を中心に業者側で用意し、アンテナ本体と設置具、ケーブルなどをセットにした、低価格の「アンテナ基本設置工事」でご提供することが多くなります。

これは業者がメーカーと直接、交渉して、大量仕入れを条件とする大幅な値引きを実現することで、個々のアンテナ工事に関しては、個人では難しい低価格でのアンテナ本体や部材と合わせた工事の提供を可能としているためです。その他、企業として様々なコストカットの工夫を実施し、その成果をアンテナ工事の低価格化へと還元しております。

また基本設置工事では、アンテナ本体の設置と、ケーブル一本の配線という最低限の工事になりますが、オプション工事として、やはり高品質な機材をセットにした、ブースター、分配器などの設置をはじめ、特殊な位置へのアンテナ設置や、古いアンテナの撤去・処分。修理や角度調整などの工事にも対応できます。

総じてアンテナ工事の専門業者であれば、新規アンテナ取り付けだけでなく、あらゆる種類のアンテナ工事について、機材込みの高品質な施工を低価格で依頼することができます。

アンテナ工事の専門業者では電波調査と見積もりが完全無料で相見積もりにも対応できる。

前述の通り、アンテナ工事の前には、現場で安定した電波を受信できる位置を確認する電波調査と、その結果に応じて、工事の内容と必要な工事費用を割り出す、お見積もりの作業が必要となります。

この電波調査や見積もりについても、家電量販店やホームセンターの下請け業者や町の電気店などでは、作業に対する利益を確保するため、見積もり後に工事をキャンセルした場合も、出張費やキャンセル費など、一定の金額を業者に支払う必要が出てまいります。

対してアンテナ工事の専門業者では、電波調査、見積もりに関しては、出張費やキャンセル費なども発生しない「完全無料」で実施してくれる業者が大半になります。また連絡から最短即日で見積もりに訪れてくれるケースも多くなります。

さらに複数の業者に見積もりを出し、もっとも見積もり内容の質が高い業者に工事を依頼する「相見積もり」に対応する業者も多いため、お客様にとってのメリットがより高まります。

業者側にとっては、工事の品質と価格でお客様にお選びいただけるよう、可能な限り高品質な工事を、より低価格でお見積もりすることになります。また業者によっては、他業者が同品質の工事をより低価格で見積もりした場合には、その見積書を提示することで、工事の品質は落とさず、より低価格で再見積もりに対応してくれることもございます。

アンテナ工事の専門業者は現場で可能となるさまざまな工事のご提案が可能。

上記の電波調査に関して、アンテナ工事の専門家ではない家電量販店などの下請け業者では、例えば屋根の上での電波状態を確認して、特に問題がないと判明すれば、他の場所での確認を行わず、そのままアンテナ工事を決定することもございます。また施工技術が及ばないため、通常より高所への作業や、屋内への設置など、作業が複雑になる施工には対応できないこともございます。

対して、アンテナ工事の専門業者であれば、電波調査にあたっても、現場となるご自宅のさまざまな位置や部屋で電波状態を確認し、現場の条件で可能となる、あらゆるアンテナ工事のパターンを考えます。

そして安定した電波の受信を実現できることはもちろん、工事の費用を抑えられる。住宅の外観や景観を乱さない。風雨や積雪、潮風などに影響を受けにくいといった、お客様のご要望に最適となる施工方法をお選びいただけることになります。

アンテナ工事の専門業者は即日の見積もりから即日工事なども可能。

前述の通り家電量販店などでのアンテナ工事では、店舗でアンテナ本体を購入し、工事を申し込んだ後、店舗側でスケジュールの空いている下請け、提携業者を手配する流れになります。そのため工事の申し込みからの即日工事は難しくなります。

またこのような業者ではまず工事を依頼した後日、電波調査と見積もりを行い、お客様の側でご納得いただき、工事の本契約を行った後、あらためて工事の日取りを決めることになります。つまり工事を依頼した後、後日に電波調査と見積もりを行い、さらにその後日、アンテナ工事を行うという流れになるため、工事の依頼から実際の工事まで、やや日程が開くことになります。

特に家電量販店などの工事は、実際にはエアコン設置工事がメインとなるため、エアコン工事の繁忙期である6月から8月にかけては業者のスケジュールが埋まってしまい、アンテナ工事は後回しにされることが多く、場合によっては数週間待ちになることもございます。

また町の家電店なども家電量販店などの下請けを行うことが多いため、条件はほぼ同じで、アンテナ工事を依頼してからの即日工事は難しくなり、電波調査や見積もりとは別日程になるケースが多くみられます。

一方、アンテナ工事の専門業者であれば、前述のように電波調査や見積もりを即日対応できるだけでなく、お見積もり内容にご納得いただければ、その場で本契約を行い「即日工事」を行うことも可能です。ただ大きな台風の発生後などでアンテナトラブルが多発し、工事の依頼が殺到するような状況では、アンテナ工事業者でも即日対応が難しくなることもございます。その点はなにとぞご了承ください。

アンテナ工事の即日工事については、以下のコラム記事でも詳しく解説しております。

・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

アンテナ工事の専門業者は工事の施工技術が丁寧。

繰り返しになりますが、家電量販店の下請け業者や町の家電店など、アンテナ工事の専門家ではない業者の場合は、アンテナ工事に特化した技術や知識がないケースもあり、一部の施工に対応できないこともございます。

さらに実際の施工に関しても、地デジや衛星放送の電波が受信できることのみを重視した施工を行い、住宅の外観性や対候性、風雨に強い頑丈なアンテナ設置や、シンプルで丁寧な配線などへの配慮が薄いこともございます。これらの施工の甘さから、設置後のアンテナ本体や配線部の寿命が、平均より短くなるもございます。

一方、アンテナ工事の専門業者にとっては、アンテナの施工技術は会社の看板商品にも値するものです。したがってお客様のご要望に対応できるさまざまな施工はもちろん、風雨などに強い頑丈なアンテナの固定。整理された見栄えのいい配線。壁面設置の場合にもビス穴にシリコンを注入して腐食を防ぐなど、アンテナの高寿命を実現する他、家屋などにも必要以上の影響を与えず、工事後のメンテナンスも行いやすいなど、高い品質の施工を実践しております。

アンテナ工事の専門業者は保証期間が長期でさまざまなサービスにも対応できる。

アンテナ工事の専門業者にとって、工事の施工技術は自社の評価に直結するものです。したがって風雨などにも強く、より長期にわたって使用できる、寿命の長いアンテナの設置を実現できるよう研鑽を続けており、どの業者も自社の施工技術に高い自信を持っております。

その自信の表れとして、各業者では工事の完了日から、おおむね5年から10年程度といった、長期の保証制度をご用意しております。

一般的なテレビアンテナの寿命は、周辺環境や設置位置などにも左右されますが、前述の通り八木式アンテナやBS/CSアンテナは10年程度。デザインアンテナやユニコーンアンテナでは15年から20年程度といわれております。

長期の保証期間を用意するアンテナ工事の専門業者では、そもそも保証期間中にトラブルが発生する可能性は非常に低くなりますが、万が一のトラブル時にも、一般的なアンテナ本体の寿命に近い年数まで保証が受けられるため安心です。

さらに保証期間中にアンテナのメンテナンスを行っておくことにより、歩調期間中はアンテナのコンディションを維持でき、保証期間の満了後も、長期にわたって安定してアンテナを使用できることを期待できます。

ちなみに家電量販店などへアンテナ工事を依頼した場合は、基本的にアンテナ本体に対するメーカー保証か、店舗の延長保証がつくだけで、工事に対する保証期間は存在しないか、やはり1年程度と短いケースが多くなります。個人経営の家電店などでも、やはり保証期間は短い場合が多いようです。

工事料金のお支払いに関しても、アンテナ工事業者の場合は、現金だけでなく、クレジットカードや電子マネー、銀行振り込みなどにも対応することが多くなります。家電量販店の下請け業者や町の電気店などの場合、家電量販店チェーンのフランチャイズ店ではクレジットカードなどの決済に対応することもあるものの、一般的には現金決済のみであるケースが大半になります。また家電量販店では、購入金額の何パーセントかが、後の同チェーンでの買い物に利用できるポイント還元システムを用意していることが多くなります。ただアンテナ工事などの工事料金については、担当する業者が異なるため、ポイント還元の対象外になることがほとんどです。

他にもアンテナ工事の専門業者では、業者へのお問い合わせ方法も、フリーダイヤルの他、公式サイトからのメールフォームや、LINE、チャットなどをご用意しており、お客様の利便性を重視しているケースが多くなります。

優良なアンテナ工事業者を選ぶためのポイントとは?

上記のポイントは、多くのアンテナ工事業者が、その他の工事業者とは異なる、プロの専門業者として採用しているサービスになります。

ただすべてのアンテナ工事業者がこれらのサービスに対応しているとは限らず、業者によっては、下請け業者を使うことがある。見積もりに出張費やキャンセル費が発生する。支払いが現金のみといったケースもあるため、ご依頼になる際には、まずその業者が対応するサービス内容をきちんと確認される必要がございます。

またアンテナ工事業者もすべてが優良な業者とは限らず、一部には使用する機材や施工の品質が粗悪で、見積もりにない不要な機材、工事をお客様に無断で加算するなどして、工事後に高額な料金を請求する悪質な業者も残念ながら存在します。

そのため、専門のアンテナ工事業者に依頼するにあたっては、お客様の側で優良な業者を判断される必要がございます。

優良なアンテナ工事業者を選ぶためのポイントとしては、公式サイトにて、工事に使用するアンテナ本体その他機材のメーカーや機種名、型番。また各種アンテナ設置基本工事やオプション工事の価格体系がすべて明記されている。工事は完全自社施工で、電波調査や見積もりもキャンセル料などを含めて完全無料で実施。また相見積もりにも対応できるなどの点です。

他にも、公式サイトなどからの問い合わせへの対応が迅速。見積もり時に訪れた業者スタッフの身だしなみや態度が丁寧で、質問などにもわかりやすく丁寧に答えてくれる。また見積もり時に、見積もり以外の工事、費用などは決して加算しないことを明言してくれるといった点も、業者の姿勢を見極める上で重要なポイントになります。

逆にスタッフの対応の態度がぞんざいである。また施工技術や価格などの質問などに対しても明確に答えようとせず、ただ強引に契約を進めようとするような業者は信頼に値しないため、決して契約なさらないようにしてください。

アンテナ工事の専門業者が提供するアンテナ工事の費用は?

一般的なアンテナ工事専門業者が提供するアンテナ工事の価格としては、アンテナ本体や設置具、一定の長さのケーブルなど基本部材を込みにした基本アンテナ設置工事で、八木式アンテナが「15,000円から25,000円」程度。デザインアンテナが「20,000円から30,000円」程度。ユニコーンアンテナで「25,000円から33,000円」程度。一般的な45型2K4K8K対応BS/CSアンテナで「15,000円から25,000円」程度になります。

またブースター設置はやはり本体価格込みの工事で、地デジ対応のUHF帯ブースターでは「20,000円から25,000円」程度。地デジと衛星放送に対応して混合器の役割も果たすUHF/BSCS混合ブースターで「25,000円から30,000円」程度になります。

分配器の設置費用は機材費用込みで「5,000円」程度からですが、この価格は設置する分配器の分配数でも大きく変わってまいります。

他にもアンテナ修理や既設アンテナの撤去、処分は「5,000円」程度から。角度調整は「8,000円」程度からになります。

対して、家電量販店などのアンテナ工事については、チェーンによっても価格が変わってまいります、

ただ、ある家電量販チェーン店の例を挙げると、八木式アンテナの本体価格込みでの屋根の上への設置が、14素子モデルで「22,000円」程度。20素子モデルで「24,200円」程度。BS/CSアンテナ設置では、アンテナ本体や部材は別売りの工事費用で、壁面への設置が「17,600円」程度。屋根上への設置が「26,400円」程度になります。

他にも、ブースター設置工事は、本体価格込みでブースターの種類によって「16,500円から44,000円」程度。分配器の設置も「4,400円から25,300円」程度。既設アンテナ取り外し工事「4,400円から11,000円」程度と、アンテナ工事の専門業者に比べると、おおむね割高になります。

また前述の通り、電波調査や見積もりに別途費用が発生することが多い他、アンテナ工事業者では基本設置工事とセットになる部材などの価格や、高所作業、屋内設置などのオプション工事に別途費用が発生することも多く、工事費用の総額では、やはりアンテナ工事の専門業者より割高になってまいります。

なお主な家電量販店チェーンにおける各種アンテナ工事価格や、その他業者の工事費用などについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・大手家電量販店・ヤマダ電機(ヤマダデンキ)の地デジ、衛星放送テレビアンテナ工事はお得? 工事費用の相場を解説

・ケーズデンキ(K’s)のテレビアンテナ工事とは? 家電量販店の設置作業の流れや料金を解説

・大手家電量販店エディオンのテレビアンテナ取り付け工事サービスとは? 価格相場やサイト比較でおすすめ業者の選び方を解説!

・家電量販店ノジマ(nojima)のアンテナ工事の費用は? アンテナ工事が安い業者はどこで相場はいくらか選び方を徹底解説

・家電量販店・ベスト電器にテレビアンテナ設置工事を依頼する費用と手順は? 価格相場と料金が格安激安の業者も徹底解説!

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

・新築のテレビアンテナ工事をどこに頼むか。おすすめの業者の選び方・相場比較・依頼できる施工の種類・費用を解説

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・新築物件、中古物件、修理など各種テレビアンテナ工事を頼むおすすめ業者はどこ? 依頼できる業者選びの比較ポイント徹底解説!

アンテナ工事の専門業者・まとめ

家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーや町の家電店など、各種業者へのアンテナ工事の依頼も、それぞれのメリットがあり、お客様のニーズによっては、適しているケースもございます。

ただ、アンテナ工事の品質や、さまざまな設置位置などの施工法にこだわりをお持ちのお客様。また低価格でのアンテナ工事や、長期の保証をお求めのお客様には、アンテナ工事の専門業者にご依頼されることが最適と申せます。

 

当あさひアンテナでは、国産一流メーカーの高品質アンテナ本体や基本部材、防水加工をセットにした基本アンテナ設置工事を、八木式アンテナやBS/CSアンテナでは「15,000円(税込)」から。デザインアンテナは「20,000円(税込)」からの基本設置価格でご提供しております。デザインアンテナについては、可能であれば屋根裏空間への設置も基本価格でご対応いたします。

またブースター、分配器の設置その他、各種のオプション工事も、明確な価格体系と機材価格込みのリーズナブルな価格でご提供しております。電波調査、お見積もりについても、出張料、キャンセル料その他費用も含め、完全無料でお引き受けしております。

実際の工事では、知識と経験の豊富な優れた職人が、電波調査の結果に基づき、現場の条件で可能な限り。お客様のご要望に対応できるアンテナ工事を、業界最安に挑戦する価格でご提案いたします。

工事後の保証についても、業界最長クラスとなる、工事完了日から「10年保証」のご用意がございます。なにぶん長期の保証期間になるため、万が一、お客様が保証書を紛失された場合に備え、弊社側でもすべての工事データを10年間、データベース化して保存しております。

そのため、もし保証書が見当たらない場合でも、弊社にお問い合わせいただき、データベースで確認が取れ次第、保証書がある場合とまったく同じ保証対応をさせていただきます。

各種テレビアンテナ工事をお求めのお客様は、高性能アンテナ本体込みの高品質なアンテナ工事を、業界最安の価格でご提供し、アフターフォローも業界最長を御用意している当あさひアンテナまで、どうかお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。