テレビアンテナが故障したときの修理に対応できる工事業者を比較しておすすめ業者をご紹介! 業者別、修理費用の相場も解説!

2024年05月07日
あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談

2024年(平成6年)令和の現在、一般的な戸建て住宅のお住まいの多くには、まず地デジ放送(地上デジタル放送)用の地デジアンテナ。そしてお住まいによって衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)用のBS/CSアンテナが設置されております。

現在では地デジ、衛星放送とも、さまざまなニュースや娯楽を提供してくれる、日常生活には欠かせないものといえます。そしてご自宅のテレビアンテナは、テレビ放送を見るためにはご利用が必須の大切な機材となります。

現在ではテレビ放送を視聴する方法にも、ケーブルテレビ(CATV)や光回線を利用した光テレビ(ひかりTV)などもございますが、テレビアンテナは通常、設置から10年以上の長い年数にわたって、NHK受信料や有料チャンネルを除けば永続的に無料で、安定したテレビ放送の視聴を実現してくれる機材になります。

しかし設置から一定期間を過ぎたテレビアンテナや、アンテナ配線部のブースター、分配器などの機材は、経年劣化により不具合が発生することもございます。また周辺環境の変化などによるテレビ電波のレベル低下や乱れにより、それまでは正常に受信できていたテレビ電波が、突然、十分に受信できなくなることもございます。

このようなテレビアンテナ本体や機材の故障、電波障害などにより、ある日突然、ご自宅で地デジや衛星放送のテレビ放送で、画面が乱れる、まったく映らなくなるなどのトラブルに見舞われることも考えられます。

そのような場合には、早急に原因を特定し、アンテナや機材のトラブルであれば修理の対応を行うことが必要となりますが、その際にもっとも重要となるのが、工事を担当する業者の選び方です。

お客様としては、第一に優れた技術力で原因を必ず的確に特定し、トラブルの再発も起こらないよう、確実に修理してもらえる業者をお求めのことと存じます。さらに修理の工事に関する費用、金額が安いこと、工事までの日数や作業のスピードも重要なポイントでしょう。

そこで当コラムでは、もし突然、ご自宅でテレビ放送が正常に映らなくなった場合に備えて、まず状況や考えられる主な原因から、その原因を的確に特定し、修理の工事を依頼できる業者について、技術力や対応の早さ、価格の相場、適切な部品の使用、保証やアフターサービスなどの対応を比較して、信頼できるおすすめ業者をご紹介。さらには火災保険でアンテナ工事の費用を賄えるケースについて、アンテナ修理に関する基本的で幅広い情報をご紹介してゆきます。

最近、テレビ画面が乱れることがあるとお悩みの方や、ご自宅のテレビアンテナが設置してから十年以上で、故障がご不安な方、ひいてはご自宅でアンテナを使用してテレビ放送をご覧になっているすべての方におかれましては、万が一のトラブルに備えて、短いお時間で基本を把握できる、当コラムの情報をご確認しておいていただければ幸いです。

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テレビが正常に映らなくなるアンテナトラブル原因の一覧

いわゆるテレビアンテナのトラブルにも、例えばご自宅の屋根の上で、マスト(ポール、支柱)に立てられたアンテナが傾いている、倒れている。また明らかに配線が千切れているなど、トラブルが明確なものから、アンテナの内部機構や配線部、電気機器の劣化、故障など、外観からは故障のポイントが見えず、原因の特定が難しいものまで、さまざまなケースが考えられます。

そこで、ここではまずご自宅のテレビ放送で画面が乱れる、映らないなどのトラブルが生じた場合に、考えられる原因と結果について、電波から機材まで一覧でご紹介してまいります。

1:アンテナ本体のトラブル

戸建て住宅における地デジや衛星放送のテレビアンテナといえば、一般的には住宅の屋外への取り付け工事で設置されるものです。そのため現場の環境によっても異なりますが、設置されて以降、日光や雨風、雪、潮風や野鳥など、さまざまな自然環境の影響を受け続け、確実に経年劣化が進行してゆきます。

特にテレビアンテナには、地デジ用のUHFアンテナ、衛星放送用のパラボラアンテナとも、アンテナ本体の正面側でしか電波を受信できず、電波を送信する電波塔や人工衛星の方向へ、正確に正面側を向けて角度調整を行う必要がある「指向性」という性質がございます。

アンテナ本体の機能には問題がなくとも、固定部の老朽化などで、この角度調整がずれてしまうと、受信感度が大きく低下し、テレビ放送のご試聴に大きな支障をきたすことになります。

特に屋根の上に後付けで固定したマストなどに立てられる大型のアンテナは、風雨などの影響を受けることが大きく、台風や地震、屋根に積もる大雪などの場合には、マストごと傾く、屋根の上で倒壊するなどのトラブルが発生することもございます。

このような状態のアンテナを放置すると、倒壊時の屋根の破損や、錆が進行することによる屋根の腐食。ひいては屋根から落下しての、大変な人身事故、物損事故のリスクも想定されるため、早急な対処が必要となります。

他にもアンテナ本体の破損では、機種にもよりますが、風雨や潮風などの気候によるサビや腐食の進行、さらには雪や鳥が留まるなどの物理的な負担により、電波の受信部である素子部、または受信した電波をケーブルへと送る給電部が破損する。

あるいはアンテナと同軸ケーブル(アンテナケーブル)の接続部やケーブルの表皮が腐食し、電波の送信に問題が生じるといったケースが、アンテナ本体の故障で多いケースとなります。

基本的にテレビアンテナ、特に地デジアンテナの本体は、空間から届く電波を本体の正面でキャッチして、給電部などを通じて接続された同軸ケーブルへと送るというシンプルな構造になっており、複雑な機械部などは存在しないため、機械的な故障が起こるケースは少なくなります。

ただBS/CSアンテナに関しては、人工衛星から長距離を送信されるために使用される、非常に周波数帯の高い電波を、アンテナ本体に設置され、配線部からの電源で作動する電子機器「コンバーター」という機器で、テレビ電波に適した周波数帯に変換しています。

そのため、このコンバーターが老朽化により機能が低下すると、BS/CSアンテナからテレビ側へ、衛星放送の電波を正常に送信できなくなります。

このコンバーターの不作動による受信不良は、機器の故障だけでなく、アンテナ配線部のブースター電源部や、テレビなど受信機器のチューナー端子から送られる電源設定のミスで、コンバーターが作動していない場合にも発生するため、ご注意ください。

また現在では販売終了しておりますが、地デジのデザインアンテナには、以前は受信した電波を増幅するブースターを内蔵するモデルも存在しました。この内蔵ブースターが経年劣化で故障することにより、アンテナから送られる地デジ電波レベルが大きく低下することもございます。

これらアンテナ本体やマストなど固定部のトラブルによるアンテナ故障や不具合、特に風雨など自然環境によって生じるアンテナトラブルの例や、参考となるアンテナの構造については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

(アンテナ本体関連)

・ご自宅のテレビアンテナは自分で作ることができる? 地デジ用アンテナを自作する方法と、市販のテレビアンテナとの違いを解説!

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・地デジ、衛星放送用テレビアンテナを正しい向きに自分で調整する方法とは? アンテナ角度の調整に必要となる工事の手順も解説

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・テレビアンテナの寿命と交換時期は? 地デジ・衛星放送別に必要な工事を徹底解説!

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(自然環境によるトラブル関連)

・地震や強風でテレビの地デジアンテナが倒れるなどの問題に対処法や対策はある? 修理費用の相場や安い工事業者の選び方も解説!

・地デジや衛星放送のテレビアンテナが折れた、倒れたといったトラブルが起こる原因と早急な修理を行うための工事方法を徹底解説!

・屋根の上の地デジテレビアンテナが強風などで倒れる原因と、対処となる取り付け工事、修理費用の相場を安くする方法とは?

・強風、台風などでアンテナが倒れた修理の対処は? 対策となるアンテナ工事法。火災保険で相場より費用を安くする対処法も解説

・屋根の上の地デジテレビアンテナが強風などで倒れる原因と対処。修理や対策の取り付け工事と費用を相場より安くする方法は?

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・災害時の備え・災害に強い地デジアンテナ工事

2:ケーブル配線部や機材、受信機器のトラブル

屋外にあるテレビアンテナ本体や周辺部の破損、角度のズレといったトラブルは特に発生しておらずとも、アンテナから延びて屋内に引き込まれるアンテナケーブル(同軸ケーブル)。そのケーブルに設置されるアンテナの周辺機器。またテレビなど受信機器そのもののトラブルで、テレビ画面の乱れ、映らないなどのトラブルが生じることもございます。

まずアンテナが受信した電波を送信するケーブルそのもの、また接続部の劣化により、伝送されるテレビ電波の減衰(弱まり)や、電波の漏洩、ノイズ(テレビ電波の品質を落とす余計な電波)の混入といった問題が生じることもございます。

屋外のケーブルであれば、ケーブル配線を這わせる場所や、保護するカバーなどが設置されていないことにより、日光や風雨などによるケーブル表面の劣化が進みやすくなります。

また中心の銅線である内部導体をはじめ、絶縁体や外部導体など同心円を重ねたような構造で、一定の太さをもつアンテナケーブル(同軸ケーブル)は、極端に曲げる、圧迫するなどにより、内部導体の断線をはじめ、ケーブル断面の円形が維持できなくなることで、電波が正常に送信されにくくなり、ノイズの混入なども生じることがございます。これらの点については、特に室内のアンテナコンセントからテレビまでを接続するアンテナケーブルで注意が必要です。

さらにテレビの電波は、ケーブルを送信される際にも、徐々に減衰が生じます。そのためアンテナ本体からテレビなどがある部屋までの距離が遠い場合も、その部屋でのみ電波レベルが弱まり、テレビ画面が乱れることもございます。

また現在では、受信できる地デジ電波が弱いエリアだけでなく、住宅内に三台以上のテレビを設置する場合には、アンテナの配線部に、受信した電波を、住宅で必要なレベルにまで増幅する「ブースター(増幅器)」の設置が必要となります。

ブースターには手軽に使える室内用や、補助的な役割を果たす小型のラインブースター(前置ブースター)などもございますが、一般的にはアンテナの付近に設置される屋外用ブースターが使われます。

屋外用ブースターは、電波を増幅する増幅部と、電源を供給する供給部に分かれております。

増幅部は屋外でアンテナを立てるマストの下部など、ノイズを避けるためアンテナのすぐ近くに設置され、アンテナから届いた電波レベルを増幅します。

電源部は、アンテナとブースターの先で屋内に引き込まれたアンテナケーブルの間に設置され、屋内のコンセントに接続することで、アンテナケーブルを通じて増幅部、また場合によってはBS/CSアンテナのコンバーターにも電源を供給します。

このブースターも電源を供給される電子機器であるため、長年の使用により機器部の経年劣化が生じてゆき、故障などによって電波が十分に増幅されなくなると、室内の各部屋に供給されるテレビ電波レベルが不足し、テレビ画面の乱れなどにつながってまいります。

また、ブースターで増幅された電波を送信する一本のケーブルから、テレビ電波を各部屋へと送るために、アンテナからのケーブルを接続して複数のケーブルに分け、電波レベルを等分に分配するために「分配器」という機器が設置されます。

地デジ電波などの電波レベルは「㏈(デシベル)」の単位で表されますが、地デジ放送の場合、テレビなど受信機器の地デジチューナーに届く電波レベルが、34dBから89dBの範囲であれば、安定した受信が可能となります。逆にこの範囲を外れて電波が弱い、また強すぎる場合に、正常に映らなくなるトラブルが生じてまいります。

ただ実際には、地デジ電波は一年を通した気候、また天候などによっても電波レベルの変動が生じるため、地デジチューナーに届く電波レベルは、基本的に47㏈から81㏈程度、最低でも40㏈以上であるように調整されます。

分配器は、アンテナやブースターから届くテレビ電波レベルを、3分配なら3分の1、4分配なら4分の1など、正確に分配して各部屋に送る装置です。ただ実際には、分配器や接続端子の抵抗でやや電波の減衰が起こるため、実際の電波レベルは分配数で割ったレベルよりもわずかに低くなります。

そのためブースターによる電波の増幅レベル、分配器での分配数など、アンテナ本体や配線部全体の構成を考慮して、個々のテレビ機器に、必要な電波レベルが届くよう調整する必要がございます。

この調整が不十分であっても、電波レベルの不足によるテレビ画面の乱れが生じやすくなります。

他にも衛星放送や、特に近年の新4K8K衛星放送の電波は周波数帯が高いため、分配器などの接続端子からの電波の漏洩、ノイズの混入などが起こりやすくなるため、接続部などにもシールド性能の高い機器を使用し、使用しない予備の接続端子には、フタに当たるダミー抵抗器を設置する必要がございます。

またアンテナケーブルや分配器も、電波の映像信号(微弱な電圧)が通り続ける部分であり、長期の使用によって徐々に劣化してくるため、長年、使用し続けたものは交換の必要も生じます。

その他、アンテナ配線部に使用される機器には、地デジアンテナとBS/CSアンテナなど、二基以上のアンテナを設置する場合に、双方のケーブル(電波)を一本のケーブルに混合することで、総合的には配線部の複雑さやコストを抑える混合器(ブースターと一体化している場合もあり)や、テレビなど機器の前で、混合された地デジ、衛星放送の電波を再度、二本のケーブルに分配して、それぞれのチューナーに接続する分波器などの機器がございます。

アンテナ配線部の構造と考えられる主なトラブルは以上の通りですが、近年ではご家庭でもWi-Fiなど電波を使用する機器が多くなり、また電子レンジなどの家電製品を使用している際には、電磁波が発生することで、アンテナ配線で送信される電波に影響を与えることもございます。

特に無線LANルータ―や電子レンジなどがアンテナ配線と近い場合には、これらの機器を作動させている際に、ノイズが発生してテレビ画面の乱れが生じる場合もございますのでご注意ください。

他にも、テレビ、レコーダーなどテレビ放送の受信機器や、受信に必要となるB-CASカードなども、長年の使用により基板部やICチップ、接触部などの劣化が生じ、画面の乱れ、映らないなどのトラブルにつながることがございます。これら受信機器の耐用年数(寿命)は一般的に10年程度であり、耐用年数を越えた機器でトラブルが生じる場合には、買い替えが必要になってまいります。

これらアンテナ配線部の機器や考えられるトラブルについては、以下の各コラム記事でそれぞれ詳しくご紹介しておりますので、よろしければご参照ください。

(ブースター)

・テレビアンテナに「ブースター」は必須の機器なのか? その種類と性能、必要なケースを解説【地デジ設置・あさひアンテナ】

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

・テレビの映りが悪い時に使うアンテナブースターとは? 屋外用・屋内用ブースターの違いと症状別の選び方を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!

(分配器)

・1基のアンテナから家にあるすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方、分波器などとの違いを徹底解説!

・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?

・テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点

・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方

(混合器・分波器)

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・戸建て住宅のテレビアンテナ工事に必要な配線と分波器の役割とは? 地デジ、BS/CS放送に適した機器の選び方も解説!

(アンテナケーブル(同軸ケーブル))

・室内のテレビアンテナケーブルを延長する方法とは? アンテナ線なしのワイヤレスで地デジ、衛星放送を見る方法も解説!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

・テレビ放送や受信機器、設置工事に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と違い、選び方を徹底解説!

・テレビアンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル(同軸ケーブル)とは? ご家庭向けケーブルの種類と性能の違いを徹底解説!

・地デジアンテナとテレビを接続するケーブル(同軸ケーブル)とは? 衛星放送でも使えるケーブルの種類や市場や通販の価格も解説

・地デジや衛星放送のアンテナとテレビを接続するケーブルとは? 同軸ケーブルによるアンテナ配線とその工事について徹底解説!

・アンテナコンセントとは?その種類や耐用年数、交換法などを徹底解説!

(テレビ・B-CASカード)

・テレビ本体の不具合・故障とその原因、症状別の対処法と修理費用

・徹底解説「B-CASカード(ビーキャスカード)」の基礎知識とテレビ画面に「E101」などのエラーコードが出る原因とは?

(アンテナ配線部全般)

・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

・戸建ての家へのテレビアンテナ設置と配線、周辺機器の取り付け工事を行う費用の相場とは? 料金の安い業者の選び方も解説

・戸建て住宅で地デジテレビアンテナを取り付ける工事に必要な配線とは? 設置にかかる費用の相場、料金や業者選びの方法も解説!

3:放送の電波障害や受信障害

上記でご説明した、ご自宅のテレビアンテナ本体や配線部および各機器、テレビなど本体の問題が何も起こっておらず、正常に受信できる機能を備えていても、ご自宅に届く地デジ、衛星放送などのテレビ電波が、何らかの原因で弱まる、ノイズが混じるなどの問題が生じれば、テレビ画面が乱れる原因になります。

以下、地上デジタル放送(地デジ放送)、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)別に、その放送や電波の性質から、受信不良が発生するケースについて解説してまいります。

地上デジタル放送について

現在の地デジ放送(地上デジタル放送)では、放送内容で日本国内を複数の都府県ごとに分類した「広域圏」ごとに、圏内の広範囲に地デジ電波を送信する中心的な大型の電波塔「基幹局(送信所、親局)」と、その周辺の要所、主に基幹局からの電波が届きにくいエリアに衛星のように設置され、基幹局や他の電波塔からの地デジ電波を受信して、増幅して周辺の一帯に送信し直す「中継局(サテライト局)」を設置することで、リレー形式によって地デジ電波を広域圏内のほぼ全域、ひいては日本でも全国の多くのエリアに電波を送信しています。

日本国内の各広域圏は、広大な北海道エリアを除いた全国で、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県による「関東広域圏」。岐阜県、愛知県、三重県の中京広域圏。滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の「近畿広域圏」。

また青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の「東北広域圏」。茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に新潟県、山梨県、長野県を加えた「関東・甲信越広域圏」。

富山県、石川県、福井県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県の「東海・北陸広域圏」。鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県の「中国・四国広域圏」。福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の「九州・沖縄広域圏」に分類されます。

これら広域圏ごとに配置された電波塔から送信される地デジ電波は、UHF波(極超短波)のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯を使用しております。

この周波数帯を6MHzずつ、40の物理チャンネル(13chから52ch)に分けて、エリアごとの各放送局(テレビ局)に配分しているのです。

なおデジタル放送とは、テレビの映像信号を直接、電波の強弱に変換するアナログ放送の形式に対し、映像信号をまず「0」「1」のデジタル信号に変換し、その信号を電波の波長に変換する方式の放送であり、地デジ放送はこの方式により、アナログ放送の時代に比べて、使用する電波の周波数帯を大きく削減した上で、約4.5倍の大容量の情報を送信することを実現しています。

このためアナログ放送の時代に比べ、地デジ放送では映像のハイビジョン化など格段の高画質化、高音質化をはじめ、データ放送や文字放送、マルチ編成、ワンセグ放送などの、さまざまな新機能を実現しております。

このように地デジ放送(それ以前のアナログ放送も)は、地上の設備から空間を通じて地デジ電波を送ることから、衛星放送との対比により「地上波放送(地上波テレビ放送)」と呼ばれます。

また一般の住宅に設置される地デジアンテナも、どの機種も基本的に、地デジ電波(UHF波)を受信するための「UHFアンテナ」になります。

UHFの地デジ電波の波長の幅は、約40センチから60センチ程度で、ある程度は音のように広がりやすい性質があり、電波塔の先端からその周辺、または一定方向に向けて送信されており、一般の住宅などには上空から降りてくるような形で届きます。

また地デジ電波には、空間を伝わる際に減衰が大きい性質もあるため、おおむね電波塔から見渡せる一帯までにしか電波が届かず、主に電波塔からの距離を基準にしたエリアにより、受信できる電波レベルが異なってまいります。

地デジ電波などの電波レベルは、主に「㏈」で表記されますが、国内の各地域で受信できる地デジ電波レベルごとに、エリアを分類したものを「電界地域」といいます。

電界地域は、放送局やアンテナメーカーなどがそれぞれ、受信レベルや受信性能の目安として定義しているものであるため、分類や基準が異なる場合もございます。

ただ一般的には、そのエリアで受信できる地デジ電波の㏈数によって、80㏈以上のエリアが強電界地域。80㏈から60㏈のエリアが中電界地域。60㏈以下が弱電界地域と分類されることが多くなります。

なおこの電波の強さを示す㏈の数値は、一般的な10進数ではなく、10を底とした常用対数で表されます。つまり10㏈の2倍が20㏈、3倍が30㏈といった計算ではなく、数値が増えるほど、元の数値に対する倍率が向上する計算になります。

また受信できる地デジ電波レベルが55㏈から40㏈以下の地域は、その電波塔の受信範囲外となり、該当するエリアを「微弱電界地域」と分類することもございます。

他にも日本国内の一部には、山地や山間部、離島部など、電波塔から極端に遠い、地形による地デジ電波が遮られるなどの要因で、地デジ電波をほとんど受信できない地域も存在します。このような地域は、地デジの「難視聴地域」と呼ばれます。

他にも上で述べた通り、地デジ電波は山地の他、高層マンションなどの建築物などの障害物によっても遮られます。

地デジ電波は一定の波長の幅をもつため、高層ビルなどにぶつかっても乗り越えて向こう側で乗り越える性質もありますが、その性質も完全ではなく、高層ビルの裏側、特に中心に当たる一帯などには、地デジ電波が届きにくくなる空間もできてしまいます。

また同じ理由から住宅密集地などでは、遮蔽物のない屋根の上では十分なレベルの地デジ電波が受信できても、家と家の間の壁面に当たる狭い空間には、地デジ電波が届きにくくなるケースもございます。

もうひとつ、地デジ電波のレベルに影響を与える要素には、空間の気候、天候がございます。

空間を伝わる地デジ電波は、一年を通した気候の変化により、同じ場所でも6㏈程度の変動が生じる他、水分に吸収されやすい性質から、雨や雪の際には、電波レベルが大きく低下します。

以上の性質から、お住まいのテレビアンテナ本体や配線部、テレビなどの機器には特に問題はなくとも、テレビ放送局側の問題や、アンテナで受信できる電波レベルの低下によって、お住まいでのテレビ画面の乱れが生じる場合もございます。

具体的な実例としては、テレビ局の放送休止中や、機材、電波塔などのトラブルによる放送の中断では、電波が送信されないため、テレビ電波が受信できないことになります。

またそれまで安定した地デジ受信ができていたお住まいで、テレビの増設など受信、視聴環境に変化がないまま、急に地デジの画面が乱れる、映らないといったトラブルが発生した場合には、周辺環境の変化で、地デジ電波が遮られるなどしている可能性も考えられます。

例えば地デジアンテナを向けた方向に建物などが建設された、地デジアンテナのすぐ前に樹木や枝葉が伸びたなど、障害物が発生すると地デジ電波が遮られ、当然ながら受信レベルも大きく低下します。

この場合は、障害物を撤去する。アンテナ設置位置を変更するなどの対処が必要となります。なお高層マンションなどの建設で、それまで正常に受信できていた地デジ、衛星放送などに受信障害が発生した場合には、お住まいの市区町村など自治体の担当課を通じて、その建築物のオーナーや建築主が費用を負担して、問題への対処を求めることもできます。

気候や天候による電波レベルの変動も、テレビ画面の乱れを引き起こす場合がございます。これは特にアンテナ工事の専門家ではない業者が、施工当日の受信レベルを目安にアンテナ工事を行ったため、その後の気候や天候の変化により、受信レベルが不足してしまうケースが多くなります。

そのため、地デジアンテナ設置に当たっては、地デジ電波レベルの変動も踏まえて、季節や天候の変化でも電波レベルの不足が生じない、余裕のある地デジ受信を確保できる工事を行う、アンテナ工事のプロである専門業者がオススメと申せます。

他にも地デジ放送では、受信する地デジ電波にノイズ(電波の品質を落とす余計な電波)が混入していても、ある程度のレベルであれば、映像信号を修復して正常な映像を映し出すことができるため、一定の地デジ電波の受信品質であれば、どこでもクリアな映像を視聴できます。ただこのノイズの値が一定を越えると、ブロックノイズの発生など、地デジ画面の乱れにもつながってまいります。

なお、これら地デジ放送、地デジ電波の基礎知識や性質。電波の乱れになる要素については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

・「700MHz電波障害」とは何か?

衛星放送について

衛星放送は地デジ放送とは異なり、地球の赤道軌道上、約36,000キロ上空の宇宙空間にて、地球の自転に合わせて周回しているため、地上からは常に空の同じ一点に静止して見える「静止衛星」から、地上の広範囲に電波を送っている放送の形式です。

より正確にご説明しますと、まず地上の放送局から静止放送へと向け、放送電波を送信(アップリンク)します。静止衛星の側では、届いた電波の周波数帯を内部で変換、増幅して、地上の広範囲へと送り返す(ダウンリンク)しています。

そのため衛星放送では、多数の電波塔が必要となる地デジ放送に比べ、一基の静止衛星で、日本国内の全域など、地球の半球側にあたる広範囲へと、効率的に大容量の情報を送信できる特性がございます。

他にも衛星放送では、地上の地形や建築物、災害などによる影響を受けにくく、常に安定した放送を実現できる利点もございます。

なお日本の衛星放送でよく聞かれるBS放送、CS放送の違いは、まずBS放送は、東経110度に位置する「放送衛星(Broadcast Satellite)」による衛星放送になります。

BS放送は、地デジ放送と同じく、日本国内の不特定多数を対象とする放送であり、BS/CSアンテナを設置すれば誰でも視聴できるNHK、広域民放などの無料チャンネル。また月額料金制の有料チャンネルが存在します。

CS放送は東経110度および124度、128度に位置する「通信衛星(Communication Satellite)」による衛星放送で、CS放送事業者と契約した視聴者を対象にしており「スカパー!」などの放送サービスが知られております。CS放送は大半が有料チャンネルながら、BS放送以上の多チャンネルが特長で、契約した視聴者は、好みのチャンネルから一チャンネル単位で契約して試聴できます。

なおこのBS放送、CS放送も地デジ放送より先にデジタル放送化されており、現在では正確には「BSデジタル放送」「CSデジタル放送」と呼ばれます。

BS放送、CS放送は、日本の放送法に基づいた、人工衛星の用途による区分でしたが、現在ではどちらも実質的な違いは少なくなっております。

また2018年(平成30年)12月1日より、このBS放送、CS放送にそれぞれ複数の4K、8Kチャンネルが追加される形で「新4K8K衛星放送」もスタートしております。

これらBS放送、CS放送とも、静止衛星から送信される電波は、地デジ放送のUHF波より格段に周波数帯が高いマイクロ波のうち、センチメートル波(SHF)と呼ばれる電波を使用しています。

衛星放送では、そのうち12GHz(ギガヘルツ)前後、波長の幅は25ミリ前後の周波数帯が使用されているため、衛星放送の電波は「12GHz帯」とも呼ばれます。

12GHz帯の電波は、その周波数帯の高さから光に近い性質を持ち、直進性が非常に高く、電波のエネルギーを集中させやすい特性があるため、静止衛星から地上までの長距離を送信される電波に適しているのです。

衛星放送では、宇宙空間の静止衛星から光のような性質を持つ12GHz帯の電波を、日本全域にスポットライトを当てるような形で送信しているイメージで考えれば、わかりやすいでしょう。

静止衛星から送信される光のような12GHz帯の電波を、地上に設置されたパラボラアンテナであるBS/CSアンテナのディッシュ部を、静止衛星の位置する東経110度などの方向に向けて受け止め、受信することによって、衛星放送を視聴できるのです。

日本の衛星放送はこのような放送の形式から、地デジ放送の電界地域のように、地域ごとに電波レベルの大きな差が生じることはなく、日本国内であればどこでもほぼ安定した電波レベルでの受信が可能になります。

ただ衛星放送の12GHz帯の電波にも、その特性から、受信におけるいくつかの弱点や、BS/CSアンテナを設置するにあたっての注意点などが出てまいります。

まず12GHzの電波は、その光のような性質で静止衛星から地上までまっすぐ直進して届く半面、波長の短さから障害物を乗り越える力が弱く、太陽光が障害物に当たると影ができるように、障害物に遮断されやすい性質がございます。

そのため静止衛星からBS/CSアンテナまでを結ぶ直線状の空間、すなわち12GHz帯の電波の経路に、山地や建物はもちろん、樹木やその枝葉、電柱や電線、水分を含んだ洗濯物など、わずかな障害物が存在しても、電波を受け止めるBS/CSアンテナ側に影が落ちるような形になってしまい、その受信レベルが大きく低下してしまいます。

したがってBS/CSアンテナの基本的な設置位置の条件は、アンテナのディッシュを、静止衛星の位置する東経110度(南西方向)などの方向へと正確に向けることができ、その方向に電波を遮る障害物が存在しない位置になります。

他にも12GHz帯の電波は、多少の気候や天候には大きな影響は受けませんが、その波長の短さから、雨や雪の粒の大きさが、波長と同じ25ミリに近い大雨や大雪になると、空中で雨や雪に電波が吸収されてしまい、乱反射も生じることで、電波レベルが低下して乱れ、BS/CSアンテナで十分な受信ができなくなり、受信障害が発生します。

この現象を「降雨減衰」「降雪減衰」といい、基本的な対策は、天候の回復を待つこと。または受信性能が高いやや大型のBS/CSアンテナを使うことになります。

また先ほど、衛星放送の電波は、日本国内の全域で、電波レベルに極端な差は生じませんと申し上げましたが、厳密には国内でも中心部に比べて、静止衛星から地上までの距離がやや遠くなる北部や南端部、離島部などでは距離による減衰が大きくなり、国内の中心部に比べると、12GHz帯の電波のレベルがわずかに低くなってしまいます。

そのため、このようなエリアでは、やはり中央部に比べて、やや大型で受信感度の高いBS/CSアンテナが標準機種として使われることになります。

BS/CSアンテナ本体や設置の際に重視すべきポイントについては、以下の項で詳しくご説明いたしますが、衛星放送の受信や、トラブル時の対処に関しては、以上の基礎知識を踏まえて対処する必要がございます。

新4K8K衛星放送に必要なBS/CSアンテナや機材とは?

上記の通り2018年にスタートした新4K8K衛星放送では、12GHz帯の電波でも、それ以前の衛星放送で使用されていた、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波」に対し、ほとんどのチャンネルで、左回りの螺旋で送信される「左旋円偏波」が使用されています。

これは新4K8K衛星放送のスタートに当たり、それまでの右旋の電波では、追加される4K、8Kのチャンネルに割り当てられる、空きの周波数帯が不足したためです。

そこで右旋でも使用できる残りの周波数帯に、BS放送でも基幹的なチャンネルに当たるNHK、広域民放の4Kチャンネルを割り当て、それ以外の大半の4K、8Kチャンネル用の電波として、左旋の電波を新しく導入したことによります。

そのため、新4K8K衛星放送の受信には、右旋、左旋両方の電波に対応できる「2K4K8K対応型」のBS/CSアンテナが必要となります。

現在、市販されているBS/CSアンテナは、すべて2K4K8K対応型になっており、この5、6年以内に新しく設置されたBS/CSアンテナでは、ほとんどの場合新4K8K衛星放送が受信できます。ただし2018年以前のBS/CSアンテナは、右旋の偏波のみに対応する「2K対応型」(現在は生産終了)でした。

また12GHz帯の電波は、BS/CSアンテナで受信した際、付属するコンバーターで、ケーブルで送信しやすいMHz帯の周波数に変換されます。このとき、従来の右旋の電波は1032MHzから2072MHz。4K8K用に追加された左旋の電波は、やや周波数帯の高い2224MHzから3224MHzに変換されます。

そのためお住まいにあるBS/CSアンテナの取付時期が古く、2K対応型である場合。さらにアンテナ配線部のブースターや分配器などの周辺機器、場合によっては同軸ケーブル(アンテナケーブル)そのものが、変換された左旋の電波に対応できる「4K8K(3442MHz)対応型」ではない場合には、BS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルを除いて、新4K8K衛星放送の大半のチャンネルが正常に映らない場合もございます。

この場合の対策は、BS/CSアンテナや配線部の機器などを、4K8K対応型に交換することになります。

なお、衛星放送や12GHz帯の電波、新4K8K衛星放送の詳細や必要な機材などについては、以下の各コラム記事のページにも、詳しい解説がございます。

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?!

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

・2K放送と4K、8K放送の違い

・用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

アンテナトラブルの際に表示されるエラーコードとは?

お住まいのテレビアンテナで十分なレベルの地デジ放送、衛星放送の電波が受信できない。またはテレビのチューナーに十分な映像信号が届いていない場合には、テレビ画面がブラックアウトし、その中央に「E201」「E202」「E203」などの記号と、短いメッセージが表示されることがございます。

これはエラーコードと呼ばれるもので、電波の受信不良に限らず、てれびなどの受信機器で、テレビ放送の画面を映し出せないトラブルが発生した場合に、テレビなどの機器がその原因を自己診断して、テレビ画面に映し出しているものです。

コードの頭文字「E」は「エラー(error)」を示しており、三桁の数字がエラーの原因を示しています。

このエラーコードの数値は、テレビなど受信機器のメーカー、モデルなどは異なっても、内容はすべて共通しております。また現在のほとんどの受信機器では、エラーコードと同時に、エラーの原因を示すメッセージが表示されます。

このエラーコードは、ご自宅の受信トラブルで、原因を特定する上でたいへん参考になるものです。

ただしあくまでもテレビ本体の自己診断であるため、実際の原因とはやや異なるエラーコードやメッセージが表示されることもございますので、ご注意ください。

以下、表示されることが多い「E201」「E202」「E203」のコードについて、簡単にご説明します。

「E201」は、テレビなど受信機器のチューナーに届く電波レベル(電波強度)が低くなっている状態です。メッセージでは「アンテナの受信レベルが低下しています」などの表示が多くなります。

考えられる主な原因は、天候、気候や障害物などの影響で、アンテナで受信できる電波レベル(映像信号)が低下している。あるいはアンテナの性能不足、故障などで十分なレベルの電波が受信できていない。アンテナ配線部のトラブルで、チューナーまで十分なレベルの電波が届かなくなっているなどの要因になります。

「E202」は、テレビ電波がテレビなどのチューナーにまったく届いていない。また極端に低いため、チューナーで映像信号を確認できない場合に表示されるエラーコードです。メッセージは「信号を受信できません」などになります。

この場合は、現場にほとんど電波が届かなくなる大掛かりな電波障害などや、アンテナの倒壊、配線部の断線や機器の破損など、アンテナや周辺機器が完全に機能を失うレベルの大きなトラブルが発生していることが考えられます。

また「E203」は、そのチャンネルを放送しているテレビ局が放送休止中に表示されるエラーコードです。同時に「現在は放送されていません」などのメッセージが出ることが多くなります。

ただし、注意が必要です。

その他にも、トラブルの原因によってさまざまなエラーコードが存在しますので、エラーコードに関する詳細は、以下の各コラム記事をご確認ください。

・アンテナ受信トラブルでテレビ画面に「E201」などエラーコードが表示されて映らない問題の原因と解決する対処の方法とは?

・テレビアンテナで地上デジタル放送が受信できない際の修理とは?E201などが表示されて映らない原因と工事費用の相場を解説

テレビアンテナ機種別で起こりやすいアンテナトラブルとは?

以下の項では、地デジアンテナの主な機種、およびBS/CSアンテナごとに、各機種の概要について、その特性から起こりやすいトラブルを中心にご説明してまいります。

また、トラブルを避けることができるモデルや設置方法についてもご紹介します。

地デジ:八木式アンテナ

八木式アンテナは、いまからおよそ百年前に誕生し、昭和のアナログ放送時代からテレビアンテナとして使用される機種です。

現在の地デジアンテナ(UHFアンテナ)の八木式アンテナは、矢印のような骨組みに、短い横棒がいくつもついた、いわゆる「魚の骨のような」アンテナとして知られています。

戸建て住宅における八木式アンテナの主な設置方法は、屋根の上に、屋根馬という器具を用いてマスト(ポール、支柱)を立て、その先にアンテナを設置して、ステンレスワイヤーなどの支線(ステー)で屋根の四方から固定するという形になります。

他にも、垂直の固定部の横にマストが固定される、サイドベースという設置具を用いて、家の外壁や屋根の張り出し部(破風板)、ベランダの手すり部などに設置する方法もございます。

他にもベランダの内部空間に固定する。強電界向けで8素子程度の小型モデルを軒先から吊り下げるなどの設置方法も考えられます。

八木式アンテナの短い横棒は「素子(エレメント)」と呼ばれる、地デジ電波を受信するパーツで、八木式アンテナの前方は、魚の頭に見える側とは反対側の先端にあたります。

八木式アンテナで素子が並ぶ横棒は、地デジ電波を集めて導く「導波器(ディレクター)」という部分です。横棒の最後部にある素子が電波を集める「放射器(輻射器、ラジエーター)」という部分で、集めた電波をケーブルに送る給電部と一体化しています。

魚の頭の部分は「反射器(リフレクター)」といい、アンテナ本体を通り抜ける地デジ電波をラジエーター側に反射させると同時に、外部からの余計な電波(ノイズ)も反射して遮る役割を果たしています。

八木式アンテナは導波器の素子数に、放射器、反射器をそれぞれ1素子と数え、モデルによってこの素子数が違い、素子が多いほど受信性能が高くなります。

八木式アンテナの素子数別モデルには、主に8素子、14素子、20素子が存在し、それぞれ強・中・弱の各電界地域に対応できる受信性能となります。

さらにⅩ字型の設置具の上下左右に複数の素子パーツを固定した「高性能素子」で、27素子、30素子などの多素子モデルも存在し、通常モデル約4基分の受信性能を持つ高性能アンテナ(パラスダックアンテナ)。地デジ電波でも低い周波数帯のみしか受信できない分、受信感度が向上するローチャンネル用アンテナなどのバリエーションもございます。

さらに八木式アンテナは基本構造で受信感度が高くなる「素子アンテナ」である。またアンテナの指向性(アンテナの正面側、狭い範囲に受信性能が集中する性質)が高い分、受信性能が向上して他の方向から届くノイズを受信しにくいなどの特性も備えております。

これらの点に加え、基本的な設置位置が屋根の上など高い位置であることから、周辺の障害物にも影響を受けず、現在でも地デジアンテナ機種の中でも、受信性能において最強と言えるモデルになります。

そのため八木式アンテナは各電界地域をはじめ、微弱電界地域でもパラスタックアンテナを使用することで、安定した地デジ電波の受信が可能となり、日本国内でももっとも広いエリアで使用でき、地デジ受信の安定を確立しやすい機種になります。

さらに設計のシンプルな古典的機種であることから、現在ではアンテナ価格や設置工事の料金が、他の地デジアンテナ機種に比べてもっとも安くなる点も、大きなメリットです。

ただ一方で、八木式アンテナは、機器部が露出したその形状と設置位置から、アンテナトラブルにはやや弱い機種となります。

屋根の上の八木式アンテナは、風雨や積雪をはじめ、海沿いの潮風、また野鳥が留まり、腐食性のあるフンをするなど自然環境による経年劣化が、もっとも進みやすい機種になります。

八木式アンテナの耐用年数(寿命)は、屋根の上への設置で、平均10年程度とされております。

もちろん寿命を迎えた八木式アンテナが、すぐに使えなくなるわけではございません。気候などが穏やかなエリアでは、設置から20年以上を過ぎても、特に問題なく使用できている例もございます。

ただこの耐用年数を過ぎると、アンテナ本体の耐久力が徐々に低下してゆき、角度がズレることでの受信感度の低下から、アンテナがマストごと傾く、ついには倒れるといった事態も考えられます。

特に八木式アンテナは指向性の高さから角度のずれに弱く、また台風や積雪が多いなど環境の厳しいエリアでは、設置から10年未満で各種のトラブルが起こるケースもございます。

八木式アンテナを設置して、自然環境の影響などによるトラブルを避ける方法としては、まず定期的にメンテナンスを行うことが重要です。他にも、やや受信感度が下がる可能性もございますが、壁面やベランダの内外など、風雨を避けやすく、メンテナンスが行いやすい位置に設置する方法もございます。

また八木式アンテナも現在の最新モデルでは、素材の改良などによる軽量化で強風やサビなどにも強くなっております。他にもステンレスモデルや雪害用モデル、塩害用モデルなど、設計や素材、表面加工などにより、さまざまな自然環境に強いモデルが登場しておりますので、現場の環境に適した高耐久モデルを使用することで、自然環境などによる老朽化、ひいてはトラブルのリスクを軽減することも可能となります。

他にも八木式アンテナのデメリットとしては、屋根の上で目立つように設置されるため、住宅の外観や周辺の景観に悪影響を与えてしまう。そのため景観地域では景観条例から設置できないケースもある。

またアンテナの一部が隣家の敷地に割り込む越境問題が起こりやすい。屋根の上に太陽光パネルを設置する住宅では、パネルに影を落として発電に悪影響を与えることがある、などの点が挙げられます。

八木式アンテナは受信性能に優れ、地域や現場によっては他のアンテナ機種の選択肢がないケースもございますが、一方で自然環境による経年劣化が進みやすく、それによるアンテナトラブルが起こりやすいという弱点もございますので、取り付けに当たってはトラブル対策が重要となります。

なお、当あさひアンテナでは、お住まいに八木式アンテナ本体を設置し、同軸ケーブルのみの配線を行う基本設置工事では、DXアンテナ製の軽量、高品質20素子モデル「UA20」本体に、屋根馬やマストなどの基本設置具、同軸ケーブル、防水処理をセットにして、税込み「15,000円」からの工事料金でご案内しております。

他にも八木式アンテナ機種として、受信性能では各素子数モデルやパラスタックアンテナ。ローチャンネル用、ロー・ミドルチャンネル対応モデル。自然環境に強いステンレスモデルや塩害用、雪害用モデルなどもご用意しておりますので、さまざまな設置現場とお客様のご要望に対応が可能です。

八木式アンテナ本体や取り付けの方法については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・地デジテレビアンテナ界の最長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?特長や設置位置、メリット・デメリットまで解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

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地デジ:デザインアンテナ

デザインアンテナとは、2009年(平成21年)頃から普及した、地デジ放送の受信を前提に開発された、地デジアンテナの第2世代モデルにあたります。

なお「デザインアンテナ」とは、広義ではデザイン性の高いアンテナの総称とされる場合もございますが、一般的には、縦長の長方形で、薄いパネル状のケース内にアンテナの機器部を収めた「平面アンテナ」を指します。

デザインアンテナの基本的な取付は、住宅の壁やベランダの手すり部に専用の取付具を固定し、デザインアンテナ本体をはめ込むように設置して、左右の角度調整を行う形になります。

他にも高さを確保するため、住宅の屋根の上で、マストや壁状の部分に設置されることもございます。

さらに強電界地域で住宅の建材や屋根材が地デジ電波を通しやすいなど、屋内に十分な地デジ電波れレベルが確保できる現場であれば、住宅の屋根裏、天井裏の空間に設置することも可能です。

平面アンテナとしてのデザインアンテナは、このような形状や設置位置から、壁面アンテナ、薄型アンテナ、フラットアンテナ、ケースアンテナ、ボックスアンテナなどとも呼ばれます。

デザインアンテナは、主に八木式アンテナ時代の弱点であった、対候性と外観性をカバーすべく開発された地デジアンテナです。

したがってそのメリットは、まず、壁面やベランダなどに貼り付けるように設置できて、本体のカラーバリエーションが豊富なことから、お住まいの壁面などに設置しても家の見た目に調和して、住宅の景観の見た目に悪影響を与えにくい点が挙げられます。

そして、同じくその形状や設置場所から、風雨や積雪、潮風や鳥などの自然環境にも影響されにくく、経年劣化や角度のズレなども生じにくいため、耐用年数(寿命)も、一般的な外壁などへの設置で15年から20年程度と長期化して、アンテナトラブルのリスクも抑えられる点も、もうひとつの大きなメリットになります。

このようにアンテナ本体の機械的なトラブルに関しては、優れた耐久力を持つデザインアンテナですが、一方で八木式アンテナと比較して、受信性能がやや弱いというデメリットもございます。

デザインアンテナ本体の受信性能は、主に20素子相当と26素子相当の二種類になります。その他には、受信性能は低く強電界地域専用になりますが、通常モデルより小型で、付属のスタンドにより、室内の窓際への据え置き設置もできるコンパクトモデルも存在します、

この素子数相当とは、デザインアンテナのように外部から素子が見えない地デジアンテナで、その受信性能を素子数に換算した表記です。ただ八木式アンテナのような素子アンテナに比べると、素子数相当で表記されるアンテナ機種は、同じ素子数(相当)でも、八木式アンテナに比べてやや受信感度が低くなる傾向がございます。

他にも、デザインアンテナは表側の全面が正面に当たる分、八木式アンテナより指向性が低く(受信できる範囲が広く)なり、角度のズレには強い半面、同素子数相当でもやや受信性能が弱くなります。

なによりデザインアンテナは、基本的な設置位置が壁面などで、屋根の上より低い位置になるため、地デジ電波を遮る周辺の障害物などに影響されやすく、総合的な受信感度が低くなります。

したがってデザインアンテナは、基本的に強電界地域から中電界地域向けの機種となり、弱電界地域では使用できないケースが出てまいります。

さらに強・中電界地域などでも、高層建築物の近隣や住宅密集地の壁面など、地デジ電波が届きにくい現場では設置できないなど、使用できる現場の制約が大きくなるのがデメリットになります。

特にデザインアンテナの取り付けに当たって、工事を担当する業者がアンテナ工事の専門業者ではない場合、受信できる地デジ電波レベルの変動に対する備えが甘く、設置した時点では地デジ放送の画面に問題はなくとも、その後、気候や天候によって電波レベルが低くなると、地デジ画面の映像が乱れるトラブルが生じるケースもございます。

またアンテナの設置後、周辺に住宅などの建物が建設される、樹木が伸びるなど、周辺環境の変化で受信トラブルが生じやすいという問題もございます。

その他にも、デザインアンテナを住宅の壁に設置する場合は、壁に固定具を取り付けるため、壁面にビス穴を開ける必要が出る。八木式アンテナに比べると、本体価格や設置費用がやや割高になるなどのデメリットもございます。

総合してデザインアンテナは、自然環境に強く経年劣化によるトラブルは生じにくい半面、受信感度の低さによるトラブルがやや生じやすい面もございます。

そのため設置に当たっては、アンテナ工事の専門業者へとご依頼になり、事前の綿密な電波調査で、電波レベルの変動も踏まえて安定した受信を実現できる工事を行うことが重要です。

なお当あさひアンテナでは、デザインアンテナの基本設置工事として、DXアンテナ製、20素子相当の高品質モデル「UAH201」。また強電界地域専用のコンパクトモデルでは、マスプロ電工製「U2SWLC3(スカイウォーリーミニ)」の各カラーバリエーションをご用意し、アンテナ本体と基本設置具、白黒2色の同軸ケーブルなどをセットにした基本設置工事を、税込み「20,000円」からの料金でご案内いたしております。

弊社ではデザインアンテナの壁面設置にあたって、極細ビスを使用して、お住まいの壁面への加工は最小限にとどめ、ビス穴には防水用の変性シリコンを充填して、ビス穴からの水分の侵入や腐食を防ぐ、丁寧な施工を徹底しております。

また電波環境や建材の条件が整っており、お住まいの屋根裏や天井裏へのデザインアンテナ設置が可能な場合には、追加工事費用はご無用の基本設置工事費にて屋内設置をお引き受けいたします。

デザインアンテナ本体についても、他に26素子相当モデルなどもご用意しておりますので、現場の条件で可能となる限り、デザインアンテナの設置工事にご対応いたします。

デザインアンテナ本体や設置の方法。また設置のトラブル例や失敗を避ける対策などについては、以下の各コラム記事でも詳細を解説しております。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・業界最小デザインアンテナ!マスプロ電工「スカイウォーリーミニ」のメリット・デメリットとは? 失敗しない取り付け例も解説!

・新築戸建てテレビアンテナ設置におすすめのデザインアンテナとは? アンテナ種類の比較と選び方、業者の工事費用の相場まで解説

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ工事の失敗例とは? メリット、デメリットから取り付け費用まで解説

・地デジ用テレビアンテナ「デザインアンテナ」の失敗しない取り付け工事とは? 価格や工事費用、料金の相場や業者選びも徹底解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

地デジ:ユニコーンアンテナ

上記した、受信性能は高いが自然環境に弱い八木式アンテナ、逆に風雨などには強い一方、受信感度の問題が生じやすいデザインアンテナ、それぞれのメリットのみの融合を目指したのが、地デジアンテナの第三世代モデル、ユニコーンアンテナです。

ユニコーンアンテナは、2017年(平成29年)にマスプロ電工より発売された、同社独自のアンテナモデル「U2CN」の製品名で、同社の登録商標でもあります。

2024年時点で、最新の地デジアンテナ機種でもあるユニコーンアンテナは、長さ約67センチ、直径は12センチから14センチ程度の、ほぼ円筒形の形状を持つアンテナです。

正確には受信面に当たる正面側の下部に、アンテナ名や会社名のロゴがあり、直径は左右にやや長く、裏面は切り落としたような平面になっています。またカラーバリエーションは、落ち着いたマットな質感の「ウォームホワイト(WW)」と「ブロンズブラック(BB)」の二色になります。

ユニコーンアンテナ正面のロゴがある下部はカバーが開くようになっており、内部にマストの先端へと固定する設置部と、アンテナケーブルの接続部があります。

ユニコーンアンテナを設置する場所は、八木式アンテナと同じく、住宅の屋根の上に立てたマストの先端。またはサイドベースによって屋根の破風板や、壁面の高所などに設置したマストになります。いずれにせよユニコーンアンテナは、アンテナ本体が屋根の上から出る形の設置が前提です。

ユニコーンアンテナのメリットは上記した通り、まずはデザインアンテナと同様、屋根の上などに設置されても、そのスタイリッシュな外観から、住宅の見た目や周辺の景観に悪影響を与えないこと。

そして円筒形の形状から風雨などを受け流せて角度のズレも生じにくく、自然環境の影響も抑えられるため、経年劣化が進みにくくトラブルも生じにくい点です。

ユニコーンアンテナは歴史が新しいモデルのため実際のデータは少ないものの、その耐用年数(寿命)は、デザインアンテナとほぼ同等の、15年から20年程度と考えられています。

そして受信性能に関しては、ユニコーンアンテナ本体は20素子相当モデルのみですが、設置位置が高いため、受信感度も安定しやすいという特徴がございます。

ユニコーンアンテナの受信感度は、同じ20素子相当のデザインアンテナを、受信環境のいい壁面に設置した場合とほぼ同等です。しかし基本的な設置位置が高いことから、周辺の障害物などに影響を受けにくく、安定した受信レベルを確保しやすくなります。

そのためデザインアンテナが設置できない高層建築の近隣、住宅密集地などの現場でも、多くの場合、設置が可能となるのが大きな特徴です。

一方でユニコーンアンテナの弱点は、素子が見えないなどデザインアンテナと同等の特徴に加えて、指向性はデザインアンテナよりも低いため、八木式アンテナの20素子モデルに比べると、受信性能がやや低くなる点になります。

そのためユニコーンアンテナも、基本的には強電界地域から中電界地域向けの機種になり、弱電界地域では設置できないケースもございます。

他にも、ユニコーンアンテナは最新モデルになるため、現状では他機種に比べ、本体価格や設置費用がもっとも高額である。純和風邸宅など住宅の様式によっては、アンテナのデザインがマッチせず、住宅の見た目に悪影響を与えることもあるなどのデメリットもございます。

総じてユニコーンアンテナは、アンテナトラブルの面に関しても、風雨による経年劣化などが進みにくい上、強・中電界地域であれば受信感度に関する問題も生じにくく、各種のトラブルに対しても総合的に強いアンテナ機種であると言えます。

ただ地デジ電波レベルの弱いエリアでは受信感度が弱まる場合もあるほか、設置費用もやや高額になりますが、豊富なメリットによるコストパフォーマンスは高い機種であるといえます。

なお当あさひアンテナでは、アンテナ本体と設置具、ケーブルなど基本部材をセットにしたユニコーンアンテナの基本設置工事費を、今は業界最安に挑む「キャンペーン価格」でご案内しております。

詳しくは弊社のフリーダイヤル、公式サイトのメールフォーム、LINEアカウントまで、どうかお気軽にお問い合わせください。

その他、ユニコーンアンテナ本体や設置などに関しては。以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

衛星放送:BS/CSアンテナ

上の項でもご説明した通り、戸建住宅に設置される衛星放送用のテレビアンテナは、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナになります。

パラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)は、大きな皿のような円盤状の「ディッシュ(dish:皿)」または「放物面反射器」を中心としたアンテナです。

このディッシュを静止衛星の位置する東経110度などへと正確に向け、12GHz帯の電波をディッシュの放物局面で受け止めます。12GHzの電波はディッシュに反射して、金属製のアームによりその中央に固定されたコンバーターと一体化した一次放射器に集中します。

12GHzの電波が集中する部分には、ディッシュの裏面から延びる金属製のコンバーターアームにより固定された「コンバーター(変換器)」が設置されており、その一次放射器に12GHzの電波を集め、コンバーターに12GHz帯の電波を通します。

12GHzの電波は周波数帯が高すぎるため、そのままでは同軸ケーブルで正常に送信できません。そのため前述のように、コンバーターでMHz帯の周波数に変換してから、アンテナケーブルへと送信します。

このコンバーターは電子機器であるため、アンテナ配線部のブースター電源部。またはテレビなどの受信機器で「BS電源設定」を行って、BS/CSチューナー端子からアンテナ配線部を経由して給電する形で、電源が必要となります。

戸建て住宅の場合、BS/CSアンテナは、上記した八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの中から選んで地デジアンテナを設置した後、衛星放送をご覧になる場合に追加設置工事をおこなうことになります。

BS/CSアンテナは静止衛星の方向に向けることができ、その方向に障害物がないという条件を満たしていれば設置位置は選びませんが、基本的には配線をまとめるため、地デジアンテナと近い位置に設置されます。

具体的には、八木式アンテナやユニコーンアンテナと同じマスト。またデザインアンテナに近い住宅の壁面、ベランダの手すり部や内部になります。

ただしBS/110度CSアンテナの設置に当たっては、アンテナのディッシュ正面を東経110度に向けて、仰角(上下)、方位角(左右)とも、ミリ単位で正確に調整する必要がございます。

この角度調整がミリ単位でずれても、ディッシュに反射した12GHz帯の電波の焦点が一次放射器からずれてしまい、受信感度が大きく低下します。BS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)は地デジアンテナ以上に指向性が高いアンテナであるとも言えます。

現在、戸建て住宅に設置される主な衛星放送用BS/CSアンテナは、ディッシュの有効直径(電波を受けとめることができる部分の直径)が45センチの「45型」で、右旋、左旋の電波(新4K8K衛星放送)に対応できる2K4K8K対応型の「BS/110度CSアンテナ」になります。

BS放送、および110度CS放送は、静止衛星が同じ東経110度に位置するため、このBS/CSアンテナ一基で双方を受信できます。

ただCS放送には他にも、東経124度、128度の通信衛星を用いた放送サービス、124度/128度CS放送「スカパー!プレミアムサービス」が存在します。このサービスを受信するには、同じパラボラアンテナでもプレミアムサービス専用アンテナ。またはBS放送と110度、124度/128度のCS放送を一基ですべて受信できるマルチアンテナが必要です。

一般住宅向けの45型BS/110度CSアンテナは、基本的な設計はどのメーカーやモデルも同じため、コンバーターのわずかな性能差などを除き、受信性能に大きな違いはございません。

なおBS/110度CSアンテナには、45型の他にも50型、60型、75型、90型、120型などのディッシュサイズのものが存在します。

このディッシュが大きくなるほど受信感度が高くなり、サイズが大型のBS/CSアンテナは、主にアパートやマンションなど集合住宅の規模に合わせて設置される、共同受信用のアンテナになります。

ただ前述した降雨減衰や降雪減衰への対策。また12GHz帯の電波レベルがやや弱くなる一部の地域では、一般の住宅でも50型から75型まで、やや大型のBS/CSアンテナを使用することもございます。

BS/CSアンテナで生じやすいトラブルは、ディッシュ部が風圧などを受けやすい形状による、アンテナ本体の老朽化。およびディッシュ角度の狂いによる受信不良になります。

またBS/CSアンテナを設置した後に、東経110度の方向に建物が建てられる。樹木やその枝葉が伸びるなどで障害物が発生し、12GHz帯の電波が遮られるというケースもございますので、設置時点だけではなく、設置後も障害物が発生する可能性が低い設置位置を選ぶ必要がございます。

BS/CSアンテナは角度のズレが生じないよう、設置時の正確な調整としっかりした固定も重要ですが、設置から年月が過ぎたBS/CSアンテナでは、老朽化によりどうしても耐久力が低下し、風雨などによる角度の狂いも生じやすくなってまいります。

BS/CSアンテナへの風雨などの影響による経年劣化や、角度のズレなどを抑える対策としては、風雨を避けやすい位置への設置のほか、高耐風モデルを使用するという対策がございます。

高耐風BS/CSアンテナの代表的なモデルとしては、DXアンテナの45型、2K4K8K対応BS/110度CSアンテナ「BC453SG」が挙げられます。

「BC453SG」の特徴は、まずディッシュ部に、小さなパンチングホールが数多く設置されたパンチングメタル仕様により、ディッシュが風を通して風圧を避ける構造に加え、本体の軽量化も実現しております。

さらにアンテナをマストに固定する金具や、コンバーターアームの固定部、アームとディッシュの下部などの固定部も強化されており、風雨によるアンテナ本体やコンバーターの上下左右への揺れを大きく軽減し、耐久性を高めております。

「BC453SG」の耐風性能は、通常モデルに比べて受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sと非常に高く、これらの風速は程度の差はあれ、かなり激しい台風に匹敵します。

つまり「BC453SG」であれば、降雨減衰がない限り、強い風の中でも受信性能を維持できる他、激しい台風に見舞われても多くの場合、アンテナのトラブルや破損を避けることができます。また角度の狂いが生じたとしても、再調整によって問題なく使用できることになります。

また上記の通り、BS/CSアンテナにはコンバーターへの電源設定が必要になりますが、この電源を供給するための配線部にトラブルなどが生じると、コンバーターが機能しなくなるため12GHz帯の電波を変換できず、衛星放送を受信できなくなります。

特にテレビなど受信機器のチューナーからコンバーターへと給電する場合、住宅内に設置するテレビに台数などに合わせ、適切な給電設定を選ぶ必要があるほか、配線部に設置する分配器も、給電方法に合わせた機種(一端子給電型/全端子給電型)を選ぶ必要がございますので、ご注意ください。

なお、当あさひアンテナでは、BS/CSアンテナの基本設置工事について、DXアンテナ製の高品質45型2K4K8K対応モデル「BC45AS」をご用意し、地デジアンテナとのセットで設置する場合には、アンテナ本体と基本設置具、ケーブルなどをセットにした基本設置工事を、税込み「15,000円」からの料金でご案内いたします。また上記した高耐風モデル「BC453SG」の基本設置工事であれば「特別価格」でご案内いたしております。

またBS/CSアンテナの設置に伴うコンバーターの電源設定も、弊社にお任せいただければ、お住まいのテレビの台数や、配線部に設置する機器の種類も含め、最適な形で設定いたします。

その他、BS/CSアンテナのモデルでは、住宅の外観に合わせたブラックのカラーバリエーション。また集合住宅用を含む各ディッシュサイズのモデルもご用意しております。当あさひアンテナでは戸建て住宅から、マンションやアパートなどのオーナー様まで、さまざまなBS/CSアンテナ設置の現場、ご要望に対応できるBS/CSアンテナ工事をご案内いたします。

BS/CSアンテナ本体やその種類、設置や角度調整、電源設定などのポイントについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

・衛星放送用のBS/110度CSアンテナには電源が必要? BS/CSアンテナにテレビなどの設定で電源を供給する方法とは

・BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

・室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

・BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

アンテナトラブル時に修理を依頼すべきオススメの業者とは?

テレビアンテナのトラブルで実際に起こりやすいケースと言えば、特に屋根の上に設置された八木式アンテナ、BS/CSアンテナについて、風雨などの影響による角度の狂いが生じての受信不良。または老朽化によるアンテナや配線などの部分的な破損。またアンテナを設置したマストごと傾く、倒れるなどの問題になります。

このような事態でお困りの場合、アンテナ修理の依頼先として検討される主な業者としては、お近くの家電量販店やホームセンター、地元に密着する個人経営の電気店。またインターネットにホームページを掲載する、アンテナ工事の専門業者になります。

ただ家電量販店やホームセンターなどの店の場合は、店舗は作業依頼の受け付け窓口にすぎず、実際に工事を行うのは近隣の電気店など、アンテナ工事の専門家ではなく、家電の各種製品の設置や取り付け工事などを全般的に行う下請け業者になります。

お住まいの建築を担当したハウスメーカー、工務店に修理を含むアンテナ関係の工事を依頼できるケースもありますが、この場合も、実際に担当するのは下請け業者で、条件は同じになります。

そのため工事費用に仲介手数料などの中間マージンが加算され、割高になる。緊急を要する修理でも即日工事の対応が難しく、特にエアコン設置工事の繁忙期などは、工事の日程が遅れる。業者の現場確認後に工事を依頼しない場合も、出張費やキャンセル料が発生するなどのデメリットがございます。

またアンテナトラブルの原因は、現場の条件によって千差万別であるのに対し、担当する業者がアンテナ工事の専門家ではない場合は、アンテナ角度の狂いや傾き、倒壊など、わかりやすいトラブルであれば対応できるものの、受信不良の原因が特定しにくい問題では、適切な修理対応ができないケースもございます。

下請け業者に当たる町の電気店などにアンテナ修理などを直接、依頼することもできますが、この場合も、中間マージンが発生しない以外、工事に関する条件は変わりません。

特にアンテナトラブルは、アンテナ本体と配線部など、複数の部分のトラブルが複合的に重なって発生している場合もあり、各種テレビアンテナの専門知識に基づいて、アンテナ設備全体を考慮に入れた判断が必要となります。

結論として、やはりアンテナ修理を依頼する業者は、アンテナに関する正確な専門知識を持ち、連絡から一刻でも早く作業に対応し、スムーズに修理を進めることができる、当あさひアンテナのようなアンテナ工事のプロである専門の社へとご依頼になることが最適と申せます。

アンテナ工事の専門業者であれば、ご自宅でのアンテナトラブルの症状から、あらゆるトラブルの原因を想定し、迅速に適切な対処をとることができます。

また修理の対応についても、災害などでアンテナトラブルが多発している場合を除けば、最短では即日工事が可能になり、優良な業者では、最新の設備と部材を揃えた完全自社施工により、的確で高品質な工事を低価格でご提供できます。

またその時点のアンテナの不具合を復旧するだけでなく、アンテナ全体の状態や配線部なども確認し、全体の老朽化により、復旧後もトラブルの再発が予想される場合には、アンテナ本体の交換など、よりコストパフォーマンスの良い方法もご提案できます。

当あさひアンテナの場合、ご自宅でアンテナトラブルが発生した際には、弊社のフリーダイヤルなどにご一報いただければ、夜間工事も含む即日対応で現場へと駆け付けます。

弊社では修理その他、あらゆるアンテナ工事を、弊社スタッフの優れたアンテナ職人による完全自社施工で実施しており、不要な中間マージンなどの費用を抑えつつ、質の高い丁寧な施工を実施いたします。

アンテナトラブルの場合は、専門知識により、早急にトラブルの理由を判定し、現場のアンテナの状態により、不具合部分のみの修理から、新規アンテナの立て直し、別機種の取り付けなど、お客様のご希望に最適の方法をご提案いたします。

当社による主なアンテナ修理作業の工事費は、アンテナ交換に伴う、全長1.8メートル以内の既設テレビアンテナの「撤去および処分」が、税込み「5,000円」

素子や配線接続部の不調、マストの傾きなど、修復作業により復旧できる故障に対する「アンテナ修理」も、同じく税込み「5,000円」より。

アンテナ角度の狂いによる受信不良で、周辺の電波の方向を確認して的確な角度調整を行い、あらためてアンテナをしっかり固定する「アンテナ角度調整」は税込み「8,000円」からでご案内しております。

そして、特に弊社が取り付け工事を担当したアンテナにトラブルが生じた場合には、弊社では業界最長クラスの「10年保証」のアフターフォロー体制をご用意しております。

この長期保証は、弊社の施工では滅多にトラブルが発生しないという自信の表れでもございます。

もし弊社が取り付けたアンテナで、保証期間中に少しでも何らかのトラブルが発生した際には、すぐ弊社へとご連絡くださいませ。弊社の職人が早急に駆け付け、保障範囲内のトラブルであれば完全無料で、迅速に復旧いたします。

またご自宅のテレビアンテナが、台風や大雪、落雷や雹(ひょう)、隕石、または外部からの落下物や近隣の爆発事故などで破損した場合には、ご自宅の「火災保険」に付帯する「風災保証」等でアンテナの修理費用が保証されるケースもございます。

詳しくはご加入されている火災保険の契約内容によっても異なりますが、当あさひアンテナでは、各種の災害や事故など、火災保険の対象になる問題で、お住まいのテレビアンテナが損壊した場合、弊社に修理をご依頼になる際に、火災保険を適応したい旨をお伝えいただければ、修理に並行して、お客様が火災保険を申請するために、さまざまなサポートを行います。

具体的には実際の修理に並行して、修理報告書、見積書、施工前後の写真など、保険会社に提出する必要がある「補償請求書類」をすべて弊社の側でご用意いたします。

保険会社に対する火災保険の申請手続きについては、契約の条件や法律上の規定から、弊社による代行はいたしかねますので、お客様ご自身に行っていただきます。

ただ弊社には保険に関する専門知識を持つスタッフが常駐しており、申請について万全のサポートをご用意いたしますので、お客様には手続きミスなどのご心配なく、保険を申請していただけます。

突然のアンテナトラブルに対する迅速な対応。また火災保険を適用なさりたいアンテナ修理の工事については、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話。またはメールフォームやLINEアカウントまで、お気軽にご相談いただければ幸いです。

以下、地デジ、衛星放送で考えられる受信トラブルとその対策。またテレビアンテナ故障の修理費用に火災保険を適用する方法について、各コラム記事で詳しく解説しております。

・テレビ放送のアンテナ受信レベルが下がる原因とは? アンテナレベルチェッカーで電波強度を確認する方法とその他の対処法を紹介

・一時的にテレビ画面が乱れる場合の原因と対策・徹底解説!

・電波障害? テレビが映らない原因はアンテナトラブル? 確認と対処法

・テレビ側で地上デジタル放送(地デジ)のチャンネルスキャンができないときの受信、設定の対処方法

・地デジ用UHFテレビアンテナのレベルが下がる原因と対処法とは? VHFアンテナとの違い、受信感度が高まる工事の方法を解説

・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!

・テレビ放送電波の感度が低くなる原因は? 地デジアンテナの受信レベルを上げるための地デジ電波の基礎知識と工事の対処法を解説

・地デジやBS/CSアンテナで受信感度が落ち突然テレビが映らなくなる原因、受信レベルを上げ映るよう解決する対処法の工事は?

・テレビアンテナの受信レベル低下で地デジやBS放送が突然、映らなくなる原因と、受信感度を上げて解決する工事など対処法とは?

・BS・CS放送がテレビで正しく映らない原因と対処法・アンテナの受信から工事を解説

・自宅で衛星放送のBS放送が映らない原因と対処法とは? テレビ本体やBS/CSアンテナの調整、修理で解決する方法を全解説!

・地デジ、衛星放送で起こりえる電波障害の種類とその対処法

・一部屋だけテレビが映らない不具合の原因と対処法

・地デジ・BS/CS放送のテレビ画面が乱れる原因とその対策

・地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

・BS/CS衛星放送は映るのに地デジ放送が映らない場合の対処法

・衛星放送用BS/CSアンテナの受信レベルが急に低くなりテレビ放送が映らない原因とその対処方法、アンテナレベル確認を解説!

・地デジ、衛星放送のテレビアンテナ故障例、テレビ放送が映らなくなった場合に考えられる原因とその対処法は? 必要な工事を解説

・BS放送、CS放送の衛星放送が映らないアンテナトラブルの原因とその対処法について、ご自宅でも可能な方法をFAQで徹底解説

・地域別・アンテナ修理事例を徹底解説!

・テレビアンテナ修理の依頼前に簡単に自分で調整できること

・台風などで壊れたテレビアンテナの修理に火災保険の申請を使える場合と、工事費用の目安を紹介。

・地震や台風によるテレビアンテナの故障は火災保険で修理費用が出るってホント?

・「アンテナが倒れた場合の対処法!火災保険で無料修理」

テレビアンテナ修理について・まとめ

ご自宅で急に地デジ放送、衛星放送の画面が映らなくなるといったトラブルに関しては、その原因は、自然災害や経年劣化などによるアンテナや配線部のさまざまな不具合、また受信環境の変化など、数多くの要因が考えられます。

そのためアンテナの倒壊など原因が明白なケースを除いては、アンテナ工事のプロである専門業者に、トラブルの原因を確認してもらった上で、的確な復旧の対処をとることが重要と言えます。

当あさひアンテナでは、修理を含めた各種テレビアンテナ工事に伴う、事前の電波調査やお見積もりを、現地への出張料、キャンセル料などの各種費用も含めた、完全無料の「0円」で実施しております。

なおアンテナ工事業者による電波調査、見積りについては、以下の各コラム記事で詳しくご紹介しております。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

本文でもご説明した通り、弊社では地デジアンテナ、BS/CSアンテナの各機種、モデルごとの基本設置工事から、アンテナ配線部のブースター、分配器など機器の設置や交換。またアンテナ修理工事まで、どのようなアンテナ工事も、業界最安に挑む費用でお引き受けしております。

また各種設置工事については、メーカーから直接、機材を大量購入することでのスケールメリットにより、大幅値引きを実現。アンテナ本体や周辺機器等、すべて国産大手メーカーの高品質機器を使用して、機材費用を含めた工事料金でご案内しております。

使用するアンテナや機器については公式サイトにて、メーカーや型番を明記。またアンテナ基本設置工事、各種オプション工事の価格体系も、サイト上にわかりやすく記載しております。

弊社ではアンテナ修理から新規設置まで、まずは綿密な電波調査に基づき、安定したテレビ電波の受信を大前提に、アンテナの外観性や対候性も重視して、現場の条件で可能となる限り、お客様のご希望に対応できる工事をご提案いたします。

実際の施工では、経験、実績ともに豊富で、高い技術をもつ弊社スタッフのアンテナ職人が、お客様のご要望を第一に、弊社のモットー「見えないところもきれいに」に基づき、アンテナ本体から屋根裏などの配線まで、できるだけ丁寧で見やすく、メンテナンスなども簡単になる工事を行います。

工事完了後の料金のお支払い(ご決済)は、現金の他、各種クレジットカード、電子マネーにもご対応しておりますので、お客様には余計なお手間をおかけしません。

さらに工事完了後のアフターフォローも、本文でご説明した通り、業界最長クラスである施工完了日からの「10年保証」をご用意しておりますので、アンテナの設置後も末永くご安心していただけます。

各種アンテナトラブル時の迅速な修理対応から、各種アンテナの交換、増設などに関しては、当あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、弊社LINEアカウントまで、どのようなご相談でも、まずはお気軽にお寄せください。

施工の品質、価格とも、必ずやお客様にとってお得となり、ご満足、ご納得いただける工事を実現いたします。

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。