一戸建て住宅へのテレビアンテナ設置工事で、アンテナ取り付けができる場所とは? 工事の費用や流れ、適した工事業者を解説!

2024年02月17日
あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談

一般的な一戸建て住宅にて、地上デジタル放送(地デジ)や、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)のテレビ放送、テレビ番組をご覧になる方法は、2024年(令和6年)現在でも、やはり住宅にテレビアンテナを設置する方法が主流です。

現在ではテレビ番組を視聴する方法にも、ケーブルテレビ(CATV)や光テレビ(ひかりTV)の他、インターネット上での番組配信なども盛んにおこなわれております。

しかしテレビアンテナの設置は、設置から10年以上にわたって、安定して高品質なテレビ番組の視聴が可能になる。さらにはNHK受信料や衛星放送の有料チャンネルなどを除けば、地デジやBSの多くのチャンネルを無料で視聴できるため、戸建住宅のマイホームにおいては、ほとんどの場合、必要不可欠ともいえる工事になります。

そして今日では、一般的な地デジ、衛星放送のテレビアンテナ取り付けの場所である屋根の上の他にも、住宅の壁面やベランダの内外。また条件が整っていれば住宅の屋内空間など、さまざまな位置にテレビアンテナを設置、配置できることをご存知でしょうか?

それぞれのアンテナ設置位置には、別個のメリットがあり、現在では多くのお客様が、それぞれのご要望に応じた設置の場所をお選びになっております。

ただ、それぞれの設置位置には、メリットだけでなくデメリットもございます。また実際に設置できるかどうかは、現場の電波状態や周辺環境、お住まいの向きや形状など、さまざまな条件によって変わってまいります。

また設置位置によって、使用に適したテレビアンテナ機種や設置の費用、工事の難易度も変わってくるため、工事を担当する業者によっては、一部の設置位置に対応できないケースもございます。

そこで当コラムでは、住宅におけるテレビアンテナ設置場所、それぞれのメリットとデメリット、および位置に適したアンテナ機種と、工事費用の相場。また施工技術が高く、さまざまな位置へのアンテナ設置に対応できる業者の選び方について、詳しく解説いたします。

本コラムの情報が、お客様のご要望、ご自宅の環境に最適となるテレビアンテナの設置位置、およびアンテナ機種をご選択になるための参考、完全ガイドになれれば幸いです。

戸建て住宅に設置できるテレビアンテナとは?

戸建て住宅に設置されるテレビアンテナは、まず基本的に、主要なテレビ放送である地デジ放送を受信するための「地デジアンテナ」各機種から、現場の条件やご要望に適したものを一基、設置します。なお地デジアンテナは、地デジ電波であるUHF波(極超短波)の、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯に対応する「UHFアンテナ」にあたり、そう呼ばれることもございます。

次に地デジ放送のほか、衛星放送もご視聴になるお住まいでは、衛星放送のうち主要な放送であり、電波を送信する人工衛星(静止衛星)が、どちらも東経110度の方向に位置するBS放送、および110度CS放送(スカパー!)を受信できるパラボラアンテナ「BS/110度CSアンテナ(BS/CSアンテナ)」を設置します。

なお現在のBS/CSアンテナは、新4K8K衛星放送に使われる「左旋円偏波」をすべて受信できる「2K4K8K対応型」になっております。ただ既存住宅で、新4K8K衛星放送がスタートする2018年以前に設置されたBS/CSアンテナは、従来の2K衛星放送と一部のBS4Kチャンネルしか視聴できない「2K対応型」であるケースもあり、この場合、新4K8K衛星放送をご試聴になるためには、アンテナ本体および、場合によってはアンテナ配線部の機器なども「4K8K(3442MHz)対応型」に交換する必要がございます。

他にもCS放送には、東経124度、128度の静止衛星を使用する124度/128度CS放送(スカパー!プレミアムサービス)があり、こちらを受信するためには、専用のパラボラアンテナ、もしくは上記すべての衛星放送を受信できるマルチアンテナが必要となります。

戸建て住宅に取り付けられるテレビアンテナは、主に上記の二基になりますが、他にも、地デジ放送のチャンネルには、ほぼ日本全国で視聴できるNHK、広域民放と、主要な都市圏の一部都府県に存在する「独立放送局」が、その都府県内を放送エリアとする、東京都の東京MX、埼玉県のテレビ埼玉(テレ玉)、兵庫県のサンテレビジョン(サンテレビ)などの「地方チャンネル」が存在します。

NHK、広域民放、地方チャンネルとも、同じ地デジのUHF波で送信されるため、ほとんどの場合は一基の地デジアンテナ(UHFアンテナ)で受信できます。ただ地域によっては、NHK、広域民放を送信する電波塔と、地方チャンネルを送信する電波塔が別個で、設置されている位置が大きく異なることもございます。

この場合、指向性(アンテナの正面側、限られた範囲のみで受信性能が高まる性質)をもち、正面側を電波塔の方向に向けて設置する必要がある地デジアンテナでは、どちらか一方の電波しか受信できない場合もございます。

この場合、地方チャンネルのご試聴のためには、NHK、広域民放を受信するためのメインの地デジアンテナとは別に、地方局用の地デジアンテナを設置しなければならないケースもございますので、どうかご注意ください。

その他、地デジアンテナの設置にあたっては、上記した指向性により、地デジアンテナの設置位置や角度調整の必要が出るほか、地デジ電波は電波塔からの距離により、受信できる電波レベルが低下するため、エリア(電界地域)に応じた受信性能を持つ地デジアンテナが必要になる。

また地デジ電波は、現場の周りの建物などの障害物に遮られることがある。気候や天候なども電波レベル(電波強度)に影響するため、それに応じた地デジアンテナ機種や設置位置が必要になるなどの注意点がございます。

衛星放送用のBS/CSアンテナについても、基本的に日本全域で受信可能ながら、BS/CSアンテナのディッシュを東経110度(南西方向)へ、ミリ単位の正確さで向ける必要があり、その方向にわずかな障害物も存在しないこと。

また激しい降雨や降雪で電波障害が発生する場合もあることや、日本国内でも北部や南端、離島部など、静止衛星からの距離がやや遠くなるエリアでは、衛星放送の電波レベルもやや弱くなる性質がございますので、これらの点にも注意が必要です。

以下の項では、現在の地デジアンテナ主要機種、およびBS/CSアンテナについて一覧で解説してまいります。また地デジ放送や衛星放送、それぞれの電波の性質、アンテナ性能の目安などの詳細については、以下の各コラム記事をご参照ください。

(地デジ放送)
・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・VHFアンテナとは? UHFアンテナとは? 基礎知識とアナログテレビアンテナの問題点

・UHFアンテナとは何か? VHFアンテナとの違いやテレビアンテナ各機種について徹底解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

・地デジのテレビアンテナで受信できる方向は指向性で決まる? アプリでアンテナの方向調整に最適な角度を調べる方法も徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説

・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナ工事にて設置する電界地域に最適な受信性能は「何素子数」タイプか? アンテナ機器の選び方を徹底解説!

・地デジ放送用テレビアンテナ、UHFアンテナ機種による素子数の違いとは? 高性能モデルや現場ごとに必要な素子数の機種を解説

・ご自宅のテレビアンテナは自分で作ることができる? 地デジ用アンテナを自作する方法と、市販のテレビアンテナとの違いを解説!

(衛星放送)
・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」のご視聴に必要な機器・完全チェック!

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

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地デジ:八木式アンテナ

八木式アンテナ(八木アンテナ)は、アナログ放送の時代からテレビアンテナとして使われ続けている、古典的なアンテナモデルです。現在のUHFアンテナとしての八木式アンテナは、、矢印状の骨組みに、短い横棒をいくつもつけた、魚の骨のような形をしています。

その発祥は、大正時代に当たる1920年代、当時の東北帝国大学(現:東北大学)教授であった、八木秀次博士と宇田新太郎博士の共同研究によって開発された、現在では約100年の歴史を持つアンテナであり、両博士の名前を取って「八木・宇田アンテナ」と呼ばれることもございます。

八木式アンテナの特徴は、短い横棒の部分に当たる、地デジ電波を受信するパーツ「素子(エレメント)」の数がモデルによって幅広く、強電界地域から弱電界地域まで、幅広い現場で使用できる点です。

八木式アンテナの主な素子数は、8素子、14素子、20素子ですが、他にもX字型の固定部に複数の素子パーツを設置した「高性能素子」を使い、27素子、30素子などの多素子モデルがあるため、地デジ電波が非常に弱い微弱電界地域でも受信が可能になる高性能機種「パラスタックアンテナ」が存在します。

他にも、基本的な設置場所が屋根の上などの高い位置になる。素子が露出して受信感度が高まる素子アンテナである。指向性が高く、受信性能を発揮する正面側の範囲が狭い分、範囲内の受信感度が向上する。対応する周波数帯を絞ることで受信感度が高まるローチャンネル用アンテナが存在するなどの要因から、現在でも八木式アンテナは、同素子数(相当)の他の地デジアンテナ機種と比べて、受信性能がもっとも高い地デジアンテナ機種であるという点が大きな特徴です。

また設計がシンプルかつ、古くから使われるテレビアンテナであり、製造から取り付け施工の技術までが確立されているため、本体価格、設置費用がもっとも低価格な地デジアンテナでもあります。

ただ八木式アンテナは高性能、低価格というメリットの半面、アンテナ本体サイズが、一般的な20素子モデルで横の長さ1.5メートル前後。高さ50センチ前後、横幅40センチ前後(サイズは素子数に比例)と大型で独特の形状になることから、屋根の上で目立ってしまい、近年のデザイン性が高い住宅の外観性や景観などを損ねてしまうデメリットがございます。

もうひとつ、やや大型で機器部がむき出しになった独自の形状と、屋根の上に設置される点から、強風や雨、雪、海沿いの潮風、鳥が留まる、ふんをするなど自然環境の影響を受けやすく、経年劣化による老朽化が進みやすいことから、他の地デジアンテナ機種に比べ、耐用年数(寿命)が短くなる点も、八木式アンテナのデメリットです。

屋根の上に立てられた八木式アンテナの一般的な耐用年数は10年程度です。ただ自然環境の穏やかなエリアでは10年以上にわたって安定して使用できる場合もある反面、環境が厳しいエリアでは10年未満でトラブルが生じることもございます。

特に八木式アンテナは指向性の高さから受信性能が高まる反面、角度のずれにより受信感度が低下しやすい弱点もあり、取り付け時には、地デジ電波塔の方向へと正確に向けるため、アンテナチェッカーなど専門の機器を使用して、最適な方向と角度を見つけ出すことが重要となります。

なお八木式アンテナには、耐風性の高い軽量モデルやステンレス製、雪害用モデル、塩害用モデルなど、各種の自然環境に合わせた設計で対候性を高めたモデルも存在するため、現場の環境に合わせたモデルを採用することで、自然環境の影響をある程度、抑えることも可能です。

なお、当あさひアンテナでは、八木式アンテナを屋根の上などに設置して、ケーブルのみの配線を行う基本設置工事に、日本三大アンテナメーカーの一社である「DXアンテナ」製の、耐風性も高い軽量・高品質20素子八木式アンテナ「UA20」本体と、屋根馬やマスト、同軸ケーブルなどの基本設置具、防水処理をセットにして「15,000円(税込み)」からでご案内しております。

他にも、現場の地デジ電波レベルに合わせて各素子数モデルやパラスタックアンテナ。自然環境に合わせたステンレス製や雪害用、塩害用などの各種モデルもご用意しており、さまざまな現場での八木式アンテナ設置にご対応できます。

なお八木式アンテナの概要から設置方法を含めた詳細については、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

地デジ:デザインアンテナ

デザインアンテナとは、地デジ放送の開始後、2009年(平成21年)頃に普及し始めた、上記の八木式アンテナの弱点をカバーする地デジアンテナの第二世代機種です。

広義には「デザインアンテナ」は、後述するユニコーンアンテナなどを含め、デザイン性を考慮したテレビアンテナの総称とされることもございますが、「平面アンテナ」とも呼ばれる一般的なデザインアンテナの外観は、壁面などに固定することを前提に設計された、縦長の長方形で、機器部を薄型パネルのようなケースに収めた形状です。サイズは受信性能などによって異なりますが、おおむね縦に60センチ前後、横は20センチから25センチ前後。厚さは設置具を含めて十数センチ程度になるものが多くなります。

デザインアンテナの最大の特徴は、住宅への主な設置位置が、家の壁やベランダの手すり部であること。さらにそのシンプルで美しい外観、同じモデルのカラーバリエーションが多いことから、色合いも含めて建物の外観と自然に調和し、建物の外観や周囲の景観を乱さない点になります。そのため、新築やリフォームなどで建物の外観を重視する場合には理想的な選択肢といえます。

そして平面状のアンテナ本体を壁やベランダ部などに貼り付けるようにして設置するという特性は、アンテナ本体が風雨や雪などの影響を受けにくくなり、経年劣化を抑えることができ、トラブルが生じにくくアンテナの耐用年数が伸びるというメリットにもつながります。デザインアンテナを住宅の壁面に設置した場合の寿命は、平均して15年から20年以上と考えられています。

また設置位置が低く、専用の設置具にアンテナ本体を固定するだけと、設置方法も簡単なため、住宅のベランダ手すり部などであれば、ご自宅でDIYでの設置も行いやすく、設置にかかる費用を抑えることもできます。

このようにデザインアンテナは、従来の八木式アンテナのデメリットをカバーした地デジアンテナ機種になりますが、一方で特有のデメリットもございます。

ひとつは、八木式アンテナに比べると、デザインアンテナは受信性能がやや低い点です。

デザインアンテナ本体の受信性能は、性能を素子数に換算した「素子数相当」で表され、屋外屋内兼用で受信性能が低い小型モデルを除けば、主に20素子相当、26素子相当の二種類、およびそれぞれのブースター内蔵モデルになります。

また同じ20素子(相当)モデルでも八木式アンテナに比べると、主な設置位置が壁面などで低くなる。素子が露出していない。指向性が広いなどの要因から、受信性能がやや低くなります。

そのため基本的には強電界地域から中電界地域向けのモデルとなり、弱電界地域では使用できないケースがある。さらに強電界地域などでも、アンテナの設置位置が低いため周辺の障害物などに影響を受けやすく、高層マンションの付近や住宅密集地などの環境では、デザインアンテナを設置できないケースも出てまいります。

その他八木式アンテナに比べると本体価格、設置費用がやや割高である。外壁への設置では、壁にビス穴を開ける必要が出るなどのデメリットもございます。

なお、当あさひアンテナでは、DXアンテナ製の高品質20素子相当モデル「UAH201」。また強電界地域専用で屋外屋内兼用のコンパクトモデルとしては、マスプロ電工製の業界最小級モデル、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」をご用意し、各デザインアンテナ本体(カラーバリエーション含む)と基本的な設置具。白黒2色の同軸ケーブルなどの費用も含む基本設置工事の費用を「20,000円(税込み)」からでご案内いたしております。

デザインアンテナ本体では、他にも26素子相当モデルやブースター内蔵モデルもご用意しておりますので、現場の条件で可能な限り、デザインアンテナの設置にご対応いたします。

なお、デザインアンテナ本体や設置位置について、デザインアンテナ設置の失敗例とそれを避けるポイントなどは、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ工事の失敗例とは? メリット、デメリットから取り付け費用まで解説

・地デジ用テレビアンテナ「デザインアンテナ」の失敗しない取り付け工事とは? 価格や工事費用、料金の相場や業者選びも徹底解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

地デジ:ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナとは、地デジアンテナの第三世代で、2024年現在では最新鋭の機種に当たります。ただ他の機種と異なり、ユニコーンアンテナとは機種のカテゴリではなく、マスプロ電工から発売されている特定のモデル「U2CN」を指し、名称も同社の登録商標になっております。

ユニコーンアンテナは、長さ約67センチ、直径は12センチから14センチ程度のほぼ円柱形の本体を持ち、カラーバリエーションはツヤのない落ち着いた「ウォームホワイト(WW)」「ブロンズブラック(BB)」の二種類になります。

正確にはアンテナ正面側の下部に機種名や社名のロゴが入っており、その裏面がやや平面状になっております。下部でも正面側のカバーを開くと、マストの固定部が露出して、設置された状態は、マストの先に本体を固定した、ちょうどアイスキャンディのようにシンプルな外観となります。

ユニコーンアンテナは、地デジアンテナ第三世代として、八木式アンテナとデザインアンテナのメリットを兼ね備えたモデルになります。

そのメリットは、まずそのユニークでスタイリッシュな形状から、高所に設置しても住宅の外観や周辺の景観を損ねにくいという点です。ユニコーンアンテナは受信感度を確保するため、屋根の上や屋根の張り出し部、壁面の高所など、基本的に本体が屋根の上に来るように設置されますが、そのような設置でも建物の美観を保つことができます。

さらにその形状は、風雨や雪などを受け流しやすいため、高所に設置しても、経年劣化が進みにくくなるというメリットもございます。ユニコーンアンテナはまだ新しい機種のため、寿命に関する正確なデータは少なくなりますが、その耐用年数(寿命)はデザインアンテナと同等の、およそ15年から20年程度と考えられています。

そしてユニコーンアンテナの、もうひとつの大きなメリットは、デザインアンテナより受信感度が高くなる点です。ユニコーンアンテナ本体の受信性能は20素子相当のみですが、上記のように高所に設置できるため、受信感度が向上しやすいのです。

ユニコーンアンテナを高所に設置した場合の受信感度は、20素子相当のデザインアンテナを、受信に適した壁面に設置した場合の性能とほぼ同等になります。

そしてユニコーンアンテナの場合、高所に設置できることから、デザインアンテナの設置が難しくなる高層建築物の近辺や住宅密集地などの現場でも、安定した受信感度を確保できて、設置できるケースが多くなります。

一方、ユニコーンアンテナのデメリットは、同じ20素子やそれ以上の性能を持つ八木式アンテナに比べると、受信性能は低くなります。これは同じ位置に設置できても、ユニコーンアンテナは素子が露出していない、オールチャンネルアンテナしか存在しない。デザインアンテナより指向性が広いなどの要因によります。

したがってユニコーンアンテナも、基本的には強電界地域から中電界地域用の機種となり、弱電界地域では使用できないケースもございますのでご注意ください。

その他、現状の最新モデルであるため、アンテナ本体価格や設置工事の費用が地デジアンテナ機種ではもっとも高額になる。純和風建築など、住宅の意匠によってはアンテナ本体のデザインが調和せず、外観に悪影響を与えることもある、などのデメリットもございます。

なお当あさひアンテナでは、アンテナ本体と基本的な設置部材、同軸ケーブルなどの価格も含めた、ユニコーンアンテナの基本設置工事を、現在「キャンペーン価格」にてご案内しております。
詳しくは弊社フリーダイヤル、もしくは公式サイトのメールフォーム、LINEまで、どうかお気軽にお問い合わせください。

またユニコーンアンテナに関しての詳細は、以下の各コラム記事でも解説しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

地デジ:室内アンテナ/屋外屋内兼用アンテナ

地デジアンテナには、上記の主な機種の他に、住宅の室内で使用できる「室内アンテナ」「屋外屋内兼用アンテナ」が存在します。

室内アンテナは、コンパクトな置物のような卓上アンテナ。薄いシート状の本体を壁や窓に貼り付けるペーパーアンテナなどがあり、どちらも室内で地デジ電波を受信しやすい場所に設置し、ケーブルでテレビなどの機器と接続するだけで使用できます。

本体価格もシンプルな機能のモデルは1,000円台から、高性能モデルでも10,000円強など非常に低価格で、設置にも特別な工具や技術が不要。ご自宅で簡単に設置できるため、業者への依頼や工事費用も不要となります。

屋外屋内兼用アンテナは、室内アンテナに比べるとやや大型かつ価格も高くなりますが、屋外用アンテナの本体価格や設置費用に比べると廉価で、室内用アンテナと同様の窓際などへの設置ができるほか、受信感度が高まりやすい屋外の外壁やベランダに設置することも可能です。

本体も風雨に耐えられるよう頑丈な作りで、前述した「スカイウォーリーミニ」などコンパクトなデザインアンテナの他、さまざまなデザイン、カラーバリエーションの機種が存在します。

ただこれらの地デジアンテナは、手軽で廉価に使用できる一方で、デメリットも多くなります。

最大のデメリットは、受信性能が非常に低い点です。室内アンテナは素子数が表記できないほど受信性能が低く、屋外屋内兼用アンテナも3素子相当から5素子相当のものが一般的です。

そのためこれらのアンテナは基本的に強電界地域でしか使用できず、また現場の条件によっては、地デジの画像が乱れる、安定して映らないといったケースも起こり得ます。

そもそも室内で地デジアンテナが使用できるのは、地デジ電波に、一般的な住宅の屋根や壁、窓などを透過する性質があるためです。ただ地デジ電波は屋根や壁を通る際に減衰が生じる他、周辺の障害物、また住宅の金属素材や水などにも遮断されてしまいます。

そのため室内で十分な地デジ電波を受信するためには、現場に届く電波レベルが十分に強い上、周辺に電波を遮る障害物がない。住宅の素材が電波を通しやすいなどの条件が必要となります。

またその受信性能から、室内アンテナなどは、一台のアンテナを一台のテレビなど受信機器と接続することが基本となり、複数のテレビなどを使用する場合には、台数分の室内アンテナが必要となります。

総じて室内アンテナや屋外屋内兼用アンテナは、簡易的なテレビアンテナとしてのご利用が推奨される製品であり、戸建て住宅で長期にわたって地デジ放送を視聴するためのアンテナとしては、さほどオススメできません。

当あさひアンテナでは、室内アンテナにDXアンテナ製のブースター内蔵型「US120A」「US120AW」や、通常モデルの「US10KB」「US10WB」(両モデルともホワイトとブラックのカラーバリエーション)。屋外屋内兼用アンテナでは、やはりDXアンテナ製4素子相当「US210-P」をご用意しております。

室内用のアンテナをご希望のお客様には、ご自宅の現場において、これらのアンテナ機種で十分な受信が可能なことを確認した上で、最適のセッティングを含めて、低価格でご提供しております。

なお、室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナについては、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

・室内アンテナの機種選びと設置の方法

・フィルム型アンテナとは何か? 地デジテレビ用でおすすめ、最強の室内アンテナの選び方。ランキングで人気の高性能商品も紹介!

・地デジ用で最強のテレビ室内アンテナを選ぶには? 平面アンテナやブースター内蔵型などおすすめ人気モデルのランキング発表!

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衛星放送:BS/CSアンテナ

上記のように、現在の衛星放送(BS放送、CS放送)用のテレビアンテナは、車載用、アウトドア用などの特殊なモデルを除けば、ほぼすべてが上記のパラボラアンテナであるBS/110度CSアンテナ(BS/CSアンテナ)になります。

ここでは現在の2K4K8K対応BS/110度CSアンテナを前提にご説明しますが、BS/CSアンテナのパラボラアンテナとは、基本的に円盤状の「ディッシュ(dish:皿)」もしくは「放物面反射器」が本体の多くを占めるアンテナです。

宇宙空間の静止衛星から地上に向けて送信される、衛星放送の電波は、地デジ電波よりも周波数帯が高く、波長が25ミリ程度と短いため、光に近い性質をもつマイクロ波の一種、センチメートル波(SHF波)でも、周波数帯が12GHz(ギガヘルツ)前後に当たる「12GHz帯」の電波になります。

この地上まで光のようにまっすぐ届く12GHz帯の電波を、ディッシュの内部に反射させて、金属製のアームによりディッシュ中央部に固定された「コンバーター」の一次放射器に集める形で受信するのが、BS/CSアンテナの仕組みです。

この受信の仕組みのために、BS/CSアンテナは衛星の位置する東経110度の方向へと、仰角(上下角)、方位角(左右角)ともミリ単位の正確さで調整してディッシュを向ける必要がある。また静止衛星からBS/CSアンテナのディッシュを結ぶ12GHz帯の電波の経路に、電波を遮断するわずかな障害物も存在してはならないのです。

逆に言えば、BS/CSアンテナは、ディッシュを静止衛星の方向へと正確に角度調整でき、向けた方向に障害物がないという条件さえ押さえていれば、特に設置の場所を選ばないことになります。

またBS/CSアンテナの本体色は、静止衛星からの電波を受信できる位置に設置する必要上、太陽光(紫外線)の影響も受けやすくなるため、基本色は太陽光を反射する白色系になります。

なお12GHz帯の電波は周波数が高いため、そのままではアンテナケーブル(同軸ケーブル)での送信が難しくなるため、コンバーターによってMHz帯の電波に変換した上でケーブルへと送信します。

そのためBS/CSアンテナの設置に当たっては、アンテナケーブル配線部で、ブースターの電源部。またはテレビやレコーダーのBS電源設定により、チューナー端子からアンテナ側へと給電する形で、電源が必要となります。

前述した2K4K8K対応と旧式の2K対応、プレミアムサービス専用アンテナやマルチアンテナを除いたBS/CSアンテナの種類としては、まずディッシュサイズの違いが挙げられます。

ディッシュサイズ別のBS/CSアンテナモデルは、ディッシュの有効直径(電波を受信できる部分の直径)のセンチ数で表され、大型のものほど受信できる電波レベルが大きくなります。

実際のサイズ別モデルは、一般住宅向けになる45型の他、50型、60型、75型、90型、120型などが存在します。50型以上は、主にアパートやマンションなどの棟ごとに使われる共同受信用のモデルですが、前述した降雨減衰や降雪減衰への対策、また日本の北部や南端部など、やや電波レベルが低くなる地域用のモデルとしても使われます。

他にも、太陽光に強い塗料を用いたブラックなどのカラーバリエーション。風を通す構造のディッシュや接合部の強化などで耐風性能を高めた高耐風モデルのBS/CSアンテナも存在します。

なお当あさひアンテナでは、前述した各種地デジアンテナ設置に伴うBS/CSアンテナ、新規の追加設置工事では、DXアンテナ製の2K4K8K対応・45型の最新モデル「BC45AS」をご用意して、アンテナ本体や基本設置具、金具などの料金も含めた基本設置工事を「15,000円(税込み)」からでご案内いたします。

また高耐風モデルでは、同じくDXアンテナ製、45型で2K4K8K対応、そして受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sと、業界最高レベルの耐風性能を誇る「BC453SG」をご用意しており、基本設置工事を「特別価格」でご案内いたします。

他にも各ディッシュサイズやカラーバリエーションなど各種BS/CSアンテナモデルをご用意しており、集合住宅のオーナー様も含めた、さまざまなBS/CSアンテナ設置の現場やご要望に対応いたします。

BS/CSアンテナに関する詳細については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法

・衛星放送用BS/CSテレビアンテナの寿命は何年? 取り付けから約10年後の交換工事の時期や映らなくなった時の対処法を解説

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戸建住宅でテレビアンテナを設置できる場所とは?

以下の項では、戸建て住宅で地デジや衛星放送のテレビアンテナが設置される主な位置と設置の工法。その位置に設置される必然性や、メリットとデメリット。その位置への設置に適した電波や現場の環境。そして適したテレビアンテナの種類などを解説してゆきます。

・住宅の屋根の上。

戸建て住宅でも屋根の上へのテレビアンテナ設置は、現在でも主要な設置の方法になります。

主な設置方法としては、屋根の上でも頂点の部分に、四脚の「屋根馬」という固定具を置き、そこに「マスト(支柱、ポール)」を立て、各種テレビアンテナを固定。さらに屋根の四方からステンレスワイヤーの「支線(ステー)」をマストに張り、設置具ごとアンテナを固定します。

なお通常、屋根馬は屋根の面が合わさる頂点部にしか置くことができませんが、当あさひアンテナでは、水平器という機器を用いて、屋根馬の足を適度に切断することで、屋根の斜めの部分でも屋根馬を置き、マストを垂直に立てるアンテナ設置の工法を実施しております。

またステーについても、屋根の四隅からマストまで4本のステーを張り、さらにそのステーの途中から屋根馬にもバランスよく4本のステーを張るという、合計8本のステーを用いた頑丈な設置具の固定を実施しております。

他にも、越屋根や差し掛け屋根など、屋根の上に壁面状の部分がある場合には、壁に貼り付けるように固定する板状の部分から、横に突き出したマスト固定用のアームや、L字型のマストなどが固定されている「サイドベース」という設置具。またデザインアンテナの専用設置具を固定して、テレビアンテナを設置するケースもございます。

屋根の上へのテレビアンテナ設置は、特にマストを用いた固定の場合、アンテナの高さを確保できるため、地デジ電波、衛星放送の12GHz帯の電波とも、電波を遮る周辺の障害物などに影響されにくくなり、受信感度が高まりやすくなる。

また地デジアンテナとBS/CSアンテナ、場合によっては地方局用のアンテナを一本のマストにまとめて固定することができ、それぞれのアンテナ角度調整も360度の方向に行いやすい。またアンテナを一ヵ所にまとめることができるため、配線も行いやすくなるなどのメリットがございます。

屋根の上に、特にマストで設置することに適したテレビアンテナは、地デジアンテナでは高所設置を前提とする八木式アンテナ、ユニコーンアンテナになり、これらのアンテナであれば、同じマストにBS/CSアンテナもセットで設置できます。

またデザインアンテナも、壁面状の部分がある屋根の他、マストの先に設置されるケースもあり、背面でマストに固定する構造のモデルも存在します。

テレビアンテナを屋根の上へ設置することに適した現場の条件としては、やはり特に地デジの受信感度が安定しやすいことから、各電界地域での地デジアンテナ設置で、現在でも多くの場合、屋根の上への設置が選ばれます。BS/CSアンテナに関しても、やはり高い位置のほうが周辺の障害物の影響を避けやすいため、設置しやすくなるメリットがございます。

特に地デジ電波では、中電界地域から弱電界地域と、電波塔から離れて受信できる電波レベルが弱まるほど、周辺の障害物や気候、天候などにも影響を受けやすくなります。

そのため電波塔から遠く、地デジ電波レベルが弱まってゆく地域ほど、その他の地デジアンテナ設置位置を選ぶことが難しくなり、屋根の上などの高位置に設置する必要が出てまいります。特に弱電界地域では、屋根の上に高性能な八木式アンテナなどを設置する以外に、地デジアンテナ取付の選択肢がなくなるケースもあるため、ご注意ください。

デメリットは、屋根の上に設置されるため、アンテナ機種によっては目立ってしまい、住宅の見た目や景観に悪影響を与える。アンテナ本体も風雨や積雪などに影響を受けやすくなり、アンテナ寿命の低下、また故障などのトラブルが発生しやすくなる点です。

特に八木式アンテナはその形状から住宅の外観に影響を与えやすく、日本国内でも景観地域などでは景観条例により、設置が制限されるケースもあるほか、アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す越境問題が生じることもございますので、ご注意ください。

また屋根の上に八木式アンテナやBS/CSアンテナを設置すると、風雨や雪などの影響も受けやすくなります。特に豪雪地帯で屋根の上にアンテナを設置すると、アンテナ機種を問わず、アンテナが屋根の上の積雪に埋もれてしまい、雪に遮断される形で電波が受信できなくなる他、雪の重みによる圧迫で大きなダメージを受け、落雪の際には巻き込まれて倒壊するといったケースも考えられます、

したがって、豪雪地帯などでは屋根の上へのアンテナ設置は避ける、または積雪の影響を避ける対策を取る必要がございます。

なお豪雪地帯などで積雪の影響を避けて高所にアンテナを設置する方法としては、後述する破風板や壁面の高所などのほか、敷地内の庭などに専用の高いマストを立ててその先に設置するという方法もございます。

庭先へのアンテナマスト設置は、やや費用がかさむ難点はございますが、雪が多い地域で、積雪の影響を避ける方法としては非常に有効と申せます。

その他、台風や野鳥が多いなど、屋根の上へアンテナを設置すると自然環境による経年劣化が進みやすい。また住宅の外観性を乱したくない場合には、デザインアンテナやユニコーンアンテナ、八木式アンテナでも雪害用、塩害用など対候性の高いモデル。BS/CSアンテナではカラーバリエーションや高耐風モデルを採用するといった方法が考えられます。

なお屋根の上へのテレビアンテナ設置では、一般的な屋根馬やマストを用いた、八木式アンテナやユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナ取り付けの場合、アンテナ本体や基本設置具などの価格もセットになった基本設置費用が適用されることが多くなります。

ただ基本設置工事で屋根馬とマストを使用することが多い八木式アンテナ、ユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナの場合、サイドベースなど屋根馬以外での設置方法では、基本工事費に別途、追加機材費が加算されるケースもございます。

またアンテナ工事業者によっては、屋根の上など高い位置へのアンテナ設置工事に「高所作業費」が加算されるケースもございます。高所作業費が必要なケースは、住宅で言えば三階建て以上に当たり、三連梯子や高所作業車が必要となる高所の場合や、屋根の上の壁面状の部分にアンテナを設置する。また屋根裏空間への設置など、業者によってさまざまに変わってまいりますので、お問い合わせやお見積もりの際にご確認されることをおすすめいたします。

なお一般的な屋根の上をはじめとする、戸建て住宅への地デジ、BS/CSアンテナの設置方法については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地デジテレビアンテナをさまざまな場所に設置する工事と、アンテナの向きや方向を自分で調整する方法とは? 費用の相場も解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

・なぜテレビアンテナは屋根の上に設置される? 新築戸建て各位置に取り付けるアンテナ種類や工事の流れ、費用の相場について解説

・戸建て住宅のテレビアンテナ取り付け工事で、アンテナを設置できる場所とは? その費用からメリット・デメリットまで徹底解説!

・一戸建て住宅へのテレビアンテナ設置工事で、アンテナ取り付けができる場所とは? 工事の費用や流れ、適した工事業者を解説!

・住宅の壁面や破風板。

地デジやBS/CSのテレビアンテナを設置する位置として、屋根の上に次いで、近年では多いのが住宅の壁面部になります。

主な設置方法は、住宅の壁面や破風板に当たる部分などに、上記のサイドベースやデザインアンテナの設置具などを、ビスで固定し、そこにテレビアンテナを取り付けるというものです。

設置できるテレビアンテナは、形状から壁面などへの設置を前提としたデザインアンテナをはじめ、八木式アンテナやユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナもサイドベースを使用することにより、壁面への設置が可能となります。

テレビアンテナの壁面設置の特徴は、屋根の上への設置に比べて、住宅の外観や景観に悪影響を与えにくくなる。またアンテナが壁面を背にするため、風雨や降雪、屋根の上への降雪を避けることができ、アンテナの経年劣化を抑えることができるといった点です。

また壁面設置の場合は、設置の位置が住宅の二階部の中ほどから、屋根の真下。または屋根の張り出し部に当たる破風板に取り付けるケースもございます。

壁面でも高い位置や破風板に八木式アンテナ、ユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナを取り付ける場合、マストの先に取り付けられたアンテナ本体は屋根の上に出ることになるため、実質的には屋根の上とほとんど遜色のない受信感度を確保できます。

一方で、テレビアンテナの壁面設置は、やはり屋根の上に比べると、地デジ、衛星放送とも、受信感度が下がりやすく、現場の環境などによっては設置できないケースも出るデメリットもございます。

壁面への設置も、住宅のどのような位置にでも設置できるわけではなく、地デジ放送ではアンテナを近隣の電波塔の方向、衛星放送ではアンテナのディッシュを東経110度(南西方向)に向ける必要があるため、アンテナを向ける方向と正反対に当たる壁面に、各種のアンテナを設置することは難しくなります。

またアンテナの設置位置が低くなると、電波を遮断する周辺の障害物に影響を受ける可能性が高まります。特に高層建築物の近隣や、壁の向こうに隣家が近くなる住宅密集地などでは、地デジのデザインアンテナをはじめ、テレビアンテナを壁面に設置することが難しくなる可能性が高くなります。

そのため、住宅でも特に壁面の中ほどなど、屋根より低い位置にテレビアンテナを設置する場合には、設置位置で、気候などの影響も踏まえて、十分な余裕のあるレベルの地デジ電波を受信できるか。BS/CSアンテナを静止衛星の方向に向けることができるか。また現状で障害物がないだけでなく、アンテナを設置した後、建物や設備が建てられる、樹木が成長するなどで、障害物ができる可能性はないか、といった点を、十分に考慮されることが重要です。

他にも、壁面へのアンテナ設置では、サイドベースやデザインアンテナ用の設置具を壁に直接、取り付けるため、壁にビス穴を開ける必要が出ますので、その点をご承知いただく必要がございます。

また大切なお住まいの壁面を加工する工事になるため、無駄のないアンテナ設置の施工はもちろん、設置後も壁のビス穴から雨水の浸透などによる腐食が起こらないよう、技術が高く丁寧な施工を行う業者をお選びになることが重要です。

なお当あさひアンテナは、デザインアンテナをはじめ、壁面へのテレビアンテナ設置では、極細のビスを使い、壁に最小限のビス穴を開けるのみ。またビス穴には防水性の変性シリコンをしっかりと充填し、ビス穴からのひび割れや浸水なども防止する、丁寧かつ頑丈なアンテナ取り付け工事を実施いたします。

また各種テレビアンテナを壁面に設置する場合の費用としては、壁面設置が基本であるデザインアンテナに関しては、基本設置工事費での施工が可能なケースが多くなります。ただ屋根の上に設置されることが多い八木式アンテナ、BS/CSアンテナ。またユニコーンアンテナの場合も、壁面へ設置する場合は、基本設置工事費に加え、サイドベースの費用や高所作業などを含む特殊工事費が発生する場合もございますので、ご注意ください。

住宅の壁面部をはじめとして、地デジ、BS/CSアンテナをお住まいの各位置に設置する方法は、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・地デジ、BS/CSテレビアンテナを住宅の壁面に設置する方法とメリットや注意点とは? 壁面取付に適したアンテナ機種も解説!

・地デジや衛星放送用BS/CSテレビアンテナのベランダ設置や壁面取付の方法は? デザインアンテナ失敗例や必要な端子も解説

・壁面に設置できる地デジ用テレビアンテナとは? デザインアンテナなど壁に取り付けられる全アンテナと工事費用、失敗例など解説

・地デジテレビアンテナの種類とは? 地上デジタル放送用UHFアンテナの特徴とモデルの違い、適した工事の選び方を解説!

・地デジ用テレビアンテナ各種類の違いと選び方とは? 戸建て住宅への設置や交換する方法、工事費用はいくらかの相場も解説!

・地デジ・衛星放送のテレビアンテナ設置で、受信性能や見栄えが最適の場所や位置は? 設置場所による工事の方法や費用も徹底解説

・地デジ用と衛星放送用テレビアンテナの種類と設置工事の方法とは? ご要望に適した機種の選び方を徹底解説!

・地デジ、衛星放送でテレビアンテナの向きに適した方向とは? アンテナ機種別の設置位置や自分で角度調整を行う方法も解説!

・テレビアンテナ設置場所のポイント(地デジ・BS/CSアンテナ編)

・新築戸建て住宅向けテレビアンテナ工事の種類と費用は? 設置から相場、業者選びまで解説!

・住宅のベランダ部。

これは住宅でもベランダの手すり部や、ベランダ内部、または軒下などにテレビアンテナを設置する方法です。

主に設置されるのは、デザインアンテナを手すり部分に固定する方法ですが、手すり用のサイドベースなどを使って、八木式アンテナやBS/CSアンテナを設置する方法もございます。なおユニコーンアンテナに関しては、手すりでは設置位置が低くなるため、基本的には使用されません。

またベランダの内部に八木式アンテナやBS/CSアンテナを設置する方法。ベランダの屋根部分に吊り下げ専用モデルや、小型の八木式アンテナを吊り下げる形で設置する方法もございます。

ベランダ部分にテレビアンテナを設置する場合のメリット、デメリットは、壁面に取り付ける場合とほぼ同じになります。

住宅の外観性や景観については、デザインアンテナの場合はもちろん、八木式アンテナやBS/CSアンテナをベランダの内部空間に設置する場合も、住宅の外部からアンテナがほとんど見えなくなります。

そのため、アンテナ本体を風雨や積雪などの影響から守ることもできます。

またベランダ設置の場合は、デザインアンテナやBS/CSアンテナなどを手すりに設置する場合、作業の安全が確保できるため、業者に依頼せずDIYで設置できるケースもある。さらに同様の理由から、ベランダ内外のアンテナであれば、ご自宅でのメンテナンスも行いやすいなどの点がメリットになります。

また壁面へのアンテナ設置と異なり、手すり部へのデザインアンテナでは、手すりを挟み込む形の設置具を使用するため、壁などにビス穴を開ける必要はなくなります。ただ、手すり部の形状に適合する設置具を使用する必要がございますので、その点はご注意ください。

一方で、ベランダ部分へのテレビアンテナ設置は、ある程度は設置位置を選べる壁面、破風板などに比べると設置できる場所が限られるため、ベランダの向きや周辺環境などから、地デジや衛星放送の電波が届きにくい場合は、ベランダへのアンテナ設置は難しくなります。

またベランダ内部へのアンテナ設置であれば、まず設置できる条件や角度の調整がより難しくなる。さらにベランダの内部スペースを一部、占有してしまうほか、アンテナの前に人が立つ、物が置かれるなどで電波が遮断されることがある。誤ってアンテナに触れることで角度のズレなどが生じ得るなどの点にも注意が必要です。

なおテレビアンテナのベランダ部への設置費用については、デザインアンテナであれば、多くの場合、基本設置費用での施工が可能です。ただ八木式アンテナやBS/CSアンテナをサイドベースで設置する、またベランダ内に設置する場合には、基本設置費用に設置具や特殊工事の費用などが加算されるケースもございます。

住宅のベランダ部を中心に、各位置に地デジ、BS/CSのにテレビアンテナを設置する方法については、以下のコラム記事で詳しくご説明しております。

・新築戸建て住宅で目立たない地デジ等テレビアンテナ形状の種類と選び方、設置工事の方法とは? デザインアンテナ失敗例も解説!

・住宅でBS/CSテレビアンテナを屋外の見えない位置に設置する方法は? ベランダ内などに隠して設置できる会社や注意点を解説

・地デジや衛星放送用BS/CSテレビアンテナのベランダ設置や壁面取付の方法は? デザインアンテナ失敗例や必要な端子も解説

・屋内空間への設置。

上記のように、地デジ電波は一般的な住宅の屋根や壁を通り抜ける性質があるため、現場の条件によっては、地デジアンテナを室内設置する。また屋根裏空間、天井裏空間(上階と下階の間)に取り付けることもできます。

室内で使用できる地デジアンテナは、室内アンテナか、コンパクトモデルのデザインアンテナなど、屋外屋内兼用アンテナになります。これらのアンテナについては、設置方法も含めて上記の項でご説明しておりますので、ここでは屋根裏空間、天井裏空間への地デジアンテナ設置についてご説明します。

屋根裏空間の内部に設置される地デジアンテナは、基本的に設置スペースが少なくて済むデザインアンテナが選ばれます。

屋根裏などへの設置を行うメリットは、アンテナ設置や配線が屋内で完結するため、住宅の外観や外装などにまったく影響を与えないこと。さらにアンテナ本体も自然環境の影響を避けられるため、アンテナ寿命の長期化が望めることです。

またデザインアンテナであれば、一般的な外壁への設置より高さを確保できることが多いため、受信感度がより高まることも考えられます。

ただ屋根裏空間への地デジアンテナ設置は、設置できる条件が厳しくなるというデメリットがございます。

屋根裏空間への設置では、まず現場が屋根材などを通った減衰を考慮しても、屋根裏空間で十分な受信レベルを確保できる強電界地域であること。屋根材や建材に電波を反射させる金属素材などが使われておらず、太陽光パネルなどの設備もないこと。同じく電波を遮ってしまう冬場の積雪もないことなどが挙げられます。

また屋根裏空間にデザインアンテナを設置できる、最低限でも1メートル四方程度のスペースがあること。屋根裏空間に機材や作業者が入ることができる点検口などがあることも重要な条件になります。

他にも、地デジ電波は屋根などを透過する際に、やや電波レベルの減衰が生じる上、住宅の構造などの影響で、屋根裏空間内でも場所によって受信できる電波レベルに強弱が生じることもございますので、綿密な電波調査で受信に最適な設置場所を見出す必要がございます。

なお屋根裏空間などに設置する地デジアンテナは、基本的に指向性がやや広く、設置スペースが小さくて済むデザインアンテナが選ばれます。

八木式アンテナの場合は、屋根裏空間へ設置するには、本体の大きさから条件が厳しくなる上、サイドベースなど専用の設置具が必要となるため、設置費用もデザインアンテナと差がなくなるなど、使用するメリットが少なくなります。

そのため屋根裏へのデザインアンテナ設置では受信感度が確保できず、八木式アンテナが設置可能であるなど、条件が揃っている場合を除き、屋根裏空間への設置に八木式アンテナが使われることはさほどございません。

またユニコーンアンテナも、元より屋外の高所への設置で外観性や対候性、受信感度が高まるモデルであり、本体の価格や受信面積の狭さから、屋根裏空間などに設置されることはございません。

衛星放送に関しては、静止衛星からの12GHz帯の電波は、住宅の屋根や壁に遮られてしまうため、BS/CSアンテナを屋内に設置することは難しくなります。ただ唯一の例外として、12GHz帯の電波が差し込む窓際であれば、室内へのBS/CSアンテナ据え置き設置が可能なケースもございます。

設置可能な条件は、住宅内に、東経110度(南西方向)を向いて、その方向に電波を遮る障害物がなく、12GHz帯の電波が充分に届く窓があること。その窓のガラスがシンプルな1枚板のフロートガラスで、12GHz帯の電波が透過すること。窓の前にBS/CSアンテナを設置できるスペースがあることです。

この場合、BS/CSアンテナは45型を使用し、専用の自立スタンドに固定して、窓の前で角度調整を行って据え置きする。さらにアンテナケーブルで室内のテレビと直接、接続して、テレビの側でコンバーターへの電源設定で、電気を送る設定を整えれば、設置作業は完了です。

BS/CSアンテナを室内設置するメリットは、住宅の外観に影響を与えない。アンテナも自然環境の影響を受けないことに加え、ご自宅でのDIY設置も比較的、簡単であることです。

一方でデメリットとしては、まず設置できる条件が厳しいことに加え、一基のBS/CSアンテナと一台のテレビなど受信機器を接続するだけのシンプルな配線しかできず、アンテナを置いた部屋でしか衛星放送を視聴できないこと。12GHz帯の電波が窓ガラスを通ることで減衰が生じ、受信が安定しにくいこと。アンテナを据え置きするだけなので、誤って触れることにより角度のズレが生じやすいことなどが挙げられます。

なおデザインアンテナなど、地デジアンテナを屋根裏空間に設置する工事については、業者によっては基本設置工事費の他に、オプションの追加工事費用が発生するケースもございます。

ただ当あさひアンテナでは、デザインアンテナの屋根裏、天井裏空間への設置も、アンテナ本体や基本設置部材をセットにした、基本設置工事費の「20,000円(税込み)」のみでお引き受けしております。

また現場の条件で可能であれば、BS/CSアンテナの室内設置についても、安定した受信を実現できる最適の設置方法をご提案いたします。

なお、地デジアンテナやBS/CSアンテナの屋内空間、室内への設置に関しては、以下の各コラム記事で詳しくご説明しております。

・徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?

・室内設置におすすめ地デジテレビアンテナの選び方とは? 人気デザインアンテナ屋根裏取り付けで失敗しない工事方法、費用を解説

・BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

・室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

・BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

・地デジ放送、衛星放送用のテレビアンテナ室内設置工事に用いる地デジ、BS/CSアンテナ機種の選び方と、必要な費用とは?

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住宅のさまざまな位置へのテレビアンテナに対応できる工事業者とは?

ご自宅への地デジやBS/CSアンテナの設置工事を依頼できる業者には、主に家電量販店やホームセンター。ハウスメーカー、町の電気店や工務店、そしてアンテナ工事の専門業者が存在します。

ただ、上記の各種アンテナ設置位置など、さまざまな施工に対応できるアンテナ工事業者には、高い施工技術が必要となり、一部の業者では対応できないケースもございます。

以下、各種のテレビアンテナ設置工事の対応できるかどうかを中心に、各業者の特徴やメリット、デメリットについて解説してゆきます。

まず家電量販店、ホームセンターは、店舗で地デジやBS/CSアンテナを購入した後、アンテナ工事を依頼することができます。

そのメリットは、

・ご自分でテレビアンテナを選択できること。

・アンテナ購入と工事の依頼を同時にできて手間が省けること。

・店舗スタッフにアンテナの性能や周辺の電波状態を確認できること。

・工事後の相談も店舗に持ち掛けやすいこと。

などです。一方、デメリットとしては、

・各アンテナ設置の工事費用が、相場よりやや割高であること。

・アンテナ購入と設置工事は別日程になり、即日工事が難しいこと。

・現地調査と見積もり、アンテナ設置工事が別日程になること。

・工事をキャンセルした場合、キャンセル料が発生するケースが多いこと。

・工事の担当業者によって施工の品質が異なってくること。

・アンテナ工事についてはポイントシステムや長期保証など、店舗独自のサービスに対応していない場合が多いこと。

などが挙げられます。

ハウスメーカーは、新築物件で建築を担当したメーカーが、オプション工事としてアンテナ工事を引き受けてくれるケースです。そのメリットは、

アンテナ購入や工事業者を手配する手間が省けること。

・工事費用を住宅ローンに含めることができ、お支払いの手間が省けること。

などです。一方でデメリットとしては、家電量販店やホームセンターとほぼ同様で、

・工事費用が相場よりやや割高になること。

・工事の担当業者によって施工の品質が変わってくること

・使用できるアンテナの種類や設置位置が限られる場合があること。

・工事の担当者との相談は、ハウスメーカーを通して行うため、手間がかかること。

などになります。

上記の家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーによるアンテナ工事の共通点は、どの場合も、実際の工事を行うのはそれぞれの店舗、会社などではなく、その下請け業者であるという点です。つまりそれぞれの店舗、会社はアンテナ工事の受け付け窓口にすぎないということになります。

そのため、仲介手数料などの中間マージンが発生することで、工事の費用が相場よりやや高くなってしまうのです。

また工事を担当する下請け業者は主に、店舗などの近隣にある町の電気店、工務店などであり、このような店舗はアンテナ工事だけでなく、エアコンや各種家電製品の設置など、家電量販店などで受け付ける家電関係の工事を、全般的に請け負っている業者になります。

そのためテレビアンテナ設置に関しては、基本的な技術、知識しかなく、八木式アンテナやBS/CSアンテナでは屋根の上への設置。デザインアンテナでは壁面やベランダ部への設置など、各アンテナの基本的な設置工事しか受け付けておらず、地デジアンテナの屋根裏設置など、複雑な工事には対応できないというケースもございます。

その他、依頼から工事まで日数が空き、特にエアコン設置の繁忙期などでは施工が遅くなることがある。担当業者により施工技術に差が出るなどの各種デメリットも、アンテナ工事の受け付け業者と担当の下請け業者が異なることで生じる問題となります。

またこのような下請け業者に当たる町の電気店に直接、アンテナ工事を依頼することもできます。この場合のメリットは、

・店舗が身近にあるため工事前後の相談が持ち掛けやすい。

・工事費用は店舗の裁量になるため、相場より安い場合もある。

などです。一方でデメリットとしては、

・店舗によっては工事費用が相場より高いこともある。

・アンテナ工事の知識や技術、使用する機材などが古く、最新のアンテナ機種や施工方法には対応できないことがある。

・電波調査などの判断が甘く、季節や気候による地デジ電波レベルの変動に影響を受けることもある。

・店舗の閉店、廃業などでアフターサービスなどの相談先がなくなることがある。

などが挙げられます。

アンテナ設置

アンテナ工事の専門業者によるアンテナ工事の違いとは?

上記の各業者の他に、アンテナ工事を依頼できる業者として近年、多くなっているのが、当あさひアンテナをはじめとする、インターネットに公式サイトをもつアンテナ工事業者です。

このような業者と、上記した各業者との違いは、主に以下の通りです。

・アンテナ工事に特化したプロの業者であるため、アンテナ機器や設置工事に関する専門知識、技術とも確かで、高い施工品質により、各種テレビアンテナについて、住宅内のさまざまな設置位置への取り付けに対応できる。

・アンテナ本体などの機材を一括大量購入するスケールメリットでの値引き。完全自社施工による中間マージンのカットなどにより、テレビアンテナ本体や部材など必要な機材を含めたアンテナ基本設置工事費用が平均的な相場より低価格。

・業者への連絡からすぐに対応できで、アンテナ工事前の電波調査、見積りなどを、出張料、キャンセル料などを含めて無料で実施相見積もりにも対応する業者が多い。

・アンテナ本体の設置だけでなく、配線部やブースター、分配器の設置などはもちろん、アンテナ交換の場合は既設アンテナの撤去、処分など、アンテナ設置工事に伴うさまざまな工事に対応できる。

・見積もり当日からの即日工事に対応する業者も多い。

・アンテナ工事の完了後もおおむね5年以上の長期保証を用意している業者が多い。

など、専門業者であり、また業者の数の多さからサービス競争が発生していることによるメリットが豊富になります。

そのため、テレビアンテナ工事全般。特にご自宅へのテレビアンテナ設置で、ベランダの内外や屋内空間など、さほど一般的でない位置へのアンテナ設置工事をお求めの場合には、アンテナ工事の専門業者にご依頼になることは最適と申せます。

一方で、上記のサービスはすべての業者に該当するものではなく、中には施工技術が拙劣で、アンテナ本体なども粗悪な機材を使用して、不当に高い金額を請求する質の低いアンテナ工事業者も存在するため注意が必要です。

ご家庭で信頼できる優良なアンテナ工事業者を見極めるポイントは、主に以下のような点です。

・業者の公式サイトにて、使用するアンテナ本体や機材のメーカー、機種名、型番。そして各種アンテナ設置の基本工事やオプション工事の価格体系が明記されていること。

・工事は完全自社施工。電波調査や見積もりを、出張料、キャンセル料などを含めた完全無料で実施すること。相見積もりに対応可能であること。

・アンテナ設置工事後、5年から10年程度の長期保証に対応していること。長期保証は自社の施工技術への自信の表れと言えます。

・公式サイトのメールフォームなどから問い合わせた際の対応が迅速であること。

・見積もりに訪れた業者スタッフの身だしなみや態度が丁寧で、質問などにもわかりやすく丁寧に答えてくれる。また見積もり以外の工事、費用などは決して加算しないと明言すること。

このような条件に該当する業者であれば、おおむね優良なアンテナ工事業者であるといえます。

このような業者から適切な業者をお選びになる。または相見積もりを依頼するなどして、電波調査とお見積もりの際に、ご希望の位置への各種アンテナ工事が可能であるか、見積価格を含めて判断してもらうとよろしいでしょう。

なお各種アンテナ工事業者の違いや、適切な業者の選び方などについては、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

.・地デジ用テレビアンテナの本体価格と業者に依頼した場合の工事料金の相場とは? 適切な地デジアンテナ選びと費用の相場を解説!

・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

・新築のアンテナ工事はどこに頼む? 費用から依頼まで、業者の徹底比較&選び方を解説!

・新築のテレビアンテナ工事をどこに頼むか。おすすめの業者の選び方・相場比較・依頼できる施工の種類・費用を解説

・新築住宅のテレビアンテナ設置工事の種類や業者の選び方、費用を解説!【地デジ・あさひアンテナ】

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・新築物件、中古物件、修理など各種テレビアンテナ工事を頼むおすすめ業者はどこ? 依頼できる業者選びの比較ポイント徹底解説!

・テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!

あさひアンテナ 工事 職人

アンテナ設置ができる場所と工事の費用・まとめ

現在では地デジ、BS/CSアンテナも、戸建て住宅のさまざまな位置に設置することが可能であり、特に地デジアンテナは、設置位置に適した多彩な機種も存在します。

ただ各設置位置に関しては、それぞれのメリットの一方、デメリットもあり、その場所に取りつけできるかどうかは、現場の電波状態や周辺環境などによっても変化してまいります。

したがって、ご希望の設置位置へのテレビアンテナ設置が可能かどうかは、まず優良なアンテナ工事業者にご依頼の上、現地調査によって設置が可能であるか、また最適な工法や見積もり価格などを判断してもらうことが重要です。

当あさひアンテナでは、地デジ、衛星放送の各種アンテナ取り付け工事について、本文で申しあげた通り、高品質アンテナ本体と基本部材をセットにして、業界最安に挑む基本設置費用でご案内いたしております。またブースターや分配器の設置その他、必要となるオプション工事についても、同様に国産大手メーカー製の高品質機器をセットにした価格体系を公式サイトで明記しております。

電波調査やお見積りについては、出張費やキャンセル料など、関係する諸費用をすべて含めた「完全無料」で実施しており、もちろん相見積もりにもご対応の上、他業者の見積もり価格と比べても最安値を追求いたします。

お見積もりに当たっては、まずお客様のアンテナ設置に関するご要望をお伺いして、住宅の各位置、各部屋など綿密な電波調査を行った上で、難しい場合は、ご要望に近い施工をご提案するなど、可能な限りお客様のご要望に沿ったアンテナ工事をご提案いたします。

お客様が弊社のご提案とお見積もりにご納得いただければ、契約からの即日工事にもご対応いたします。

弊社ではアンテナ工事を完全自社施工で実施しており、弊社スタッフである知識、経験とも豊富で優れたアンテナ職人が、弊社モットー「見えないところもきれいに」に則って、安定した受信性能はもちろん、対候性や外観性にも心を配り、アンテナ本体はもちろん、屋根裏の配線部など見えない部分も含め、丁寧で整ったアンテナ工事を実施いたします。

アンテナ設置作業の後には、お住まいに設置された各部屋のテレビ、アンテナコンセントで、十分な受信レベルが確保できているかすべて確認した上で、工事を完了いたします。

そして工事の完了後も、施工技術への自身の証として、業界最長クラスとなる、工事完了日から「10年長期保証」のアフターフォロー体制もご用意しており、お客様のご安心をお約束いたします。

ご自宅への地デジ、BS/CSアンテナの設置工事で、設置位置をはじめ、さまざまなご要望をお持ちのお客様は、高い施工技術で可能な限りお客様のご要望に近いアンテナ工事をご提案する、当あさひアンテナのフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEまで、どうかお気軽にお問い合わせくださいませ。

アンテナ工事が実質0円!

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。