地デジ用テレビアンテナの本体価格と業者に依頼した場合の工事料金の相場とは? 適切な地デジアンテナ選びと費用の相場を解説!
2023年(令和5年)のいま現在も、戸建て住宅などにお住まいで、ご自宅に地上デジタル放送用のUHFアンテナ、いわゆる地デジアンテナの設置を検討されている方は多くおられることでしょう。
マイホームを新築された方にとっては、ケーブルテレビ(CATV)、光テレビなどをご利用になる場合を除いて、地デジアンテナや、場合によって衛星放送用のテレビアンテナを設置されることは、現在ではほぼ必須といえます。
また2003年(平成15年)12月1日の午前11時に、日本国内の三大都市圏より地デジ放送がスタートしてからすでに20年。2011年(平成23年)7月24日の正午に、一部地域への特例措置を除いて、旧来のアナログ放送が完全停波により終了し、日本の地上波テレビ放送が地デジ放送に一本化されてからも、12年が過ぎております。
当時、旧来のアナログ放送用のVHFアンテナから、地デジ放送用の地デジアンテナ(UHFアンテナ)へと交換された方。また特にアナログ放送時代に地方局用のUHFアンテナを使用しており、それを地デジアンテナへと転用されたお住まいなどでは、すでにテレビアンテナの老朽化が進み、古いアンテナの撤去、新規アンテナへの交換を検討されている方もおられるでしょう。
その他、想定外の災害やトラブルなどによる、お住まいのアンテナの大きな故障。さらには住宅の見た目にマッチする新機種への交換をご希望など、地デジアンテナの設置、交換の理由にはさまざまなものがございます。
ただ、どのようなご事情でも、お客様が地デジアンテナをはじめ、ご自宅で各種テレビアンテナの設置、交換などを行われる際に、もっとも気になさる点と言えば、アンテナ本体の価格や、プロのアンテナ工事業者に依頼した場合の工事料金など、工事に必要となる金額ではないでしょうか。
そこで当コラムでは、現在の主な地デジアンテナ各モデルの実売価格から、アンテナ工事業者に依頼する場合の、必要となる各種アンテナ工事とその費用。そしておおよその工事費用の総額をご紹介いたします。
他にも、各地デジアンテナ機種や、戸建て住宅の取り付け位置ごとのメリット、デメリットや、人気の高性能地デジアンテナモデル。またアンテナ工事業者に依頼する手順や、実際の作業の進め方などもご説明してまいります。
UHFアンテナで地デジ放送(電波)を受信する仕組みとは?
地デジアンテナの価格や工事の方法、費用などについてご説明する前に、まずは、地デジアンテナの性能やアンテナの設置位置について、現場ごとに適した機種や工事方法をご理解いただくため、地デジ放送や地デジ電波の基礎知識について、必要な部分をかいつまんでご説明してまいります。
現在の地上デジタル放送は、日本各地で、地デジ放送の内容が異なる広域圏ごとに、広域圏の広範囲に地デジ電波を送信する、中核となる大規模な電波塔である送信所(基幹局、親局)と、その周辺の要所に、衛星のように数多く設置され、送信所や他の中継局からの電波を受信して、増幅した上で周辺エリアに送信する、中継局(サテライト局)などの地デジ電波塔が設置されております。
これらの電波塔が、各広域圏、ひいては日本全国で、送信所からの距離や地形などの影響を考慮して、地デジ電波を日本各地の隅々まで送信できるよう設置されているため、現在の日本では大半のエリアで、地デジアンテナやワンセグ・フルセグの受信機器を使うことにより、地デジ放送を受信できるのです。
このように地デジ放送は、地上に設置された電波塔から地デジ電波が送信され、地上の空間を伝わることから、同じ仕組みであるかつてのアナログ放送と共に「地上波放送(地上波テレビ放送)」とも呼ばれます。これは主に、衛星放送と対比する呼び方になります。
現在の地デジ放送では、テレビ番組の映像信号を「0」「1」のデジタル信号に変換し、それを電波の波長に変換して、電波塔から送信しております。
使用される電波は、比較的、周波数帯の高いUHF波(極超短波)のうち470MHzから770MHzまでの周波数帯になります。MHz(メガヘルツ)とは、電波の周波数(1秒間に描かれる波長の数)を示す単位であり、1MHzは、1秒間に100万回の波長が繰り返されていることを示します。
この地デジのUHF波は、波長の幅は40センチから60センチ程度で、従来のアナログ放送で使用されていた主な電波であるVHF波(超短波)に比べると波長が短くなったため、地デジアンテナもアナログ放送時代に比べると小型化が実現し、さまざまなモデルが登場しております。
また現在の地デジアンテナは、すべてが地デジ放送のUHF波に対応する「UHFアンテナ」になります。
これら地デジ放送や地デジ電波の基礎知識、およびアナログ放送時代のテレビアンテナとの違いについては、詳細を解説している以下の各コラム記事をご参照ください。
・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!
・UHFアンテナとは地デジテレビアンテナのこと? VHFアンテナとの違いや設置方法、古いアンテナや端子の交換方法も解説!
・VHFアンテナとは? UHFアンテナとは? 基礎知識とアナログテレビアンテナの問題点
地デジ放送における「電界地域」とは?
上記のように、地デジ電波であるUHF波は、各広域圏の親局である送信所から、周辺の中継局、また中継局同士で地デジ電波をリレー形式で送信しつつ、各電波塔の周辺地域に地デジ電波を送信しております。
これは各広域圏内でも、送信所から遠くて電波レベルが弱まるエリア。また山地などの地形により電波が遮られてしまうエリアなど、圏内の隅々まで地デジ電波を送るための工夫になります。
ただ逆に言えば、各電波塔から送信される地デジ電波も、電波塔からの距離や地形などに影響を受けて、エリアごとに電波レベル(強度)の強弱が生じることになります。
この、各地デジ電波塔から届く、地デジ電波レベルの強度別に、各エリアを区分けしたものを「電界地域」と呼びます。
この電界地域は、学問、法律などで統一された定義ではないため、使われる場所によって分類や基準に違いが出ることもございますが、多くの場合は、地デジ電波のレベルなどを示す単位「㏈(デシベル)」を基準にして、そのエリアで受信できる地デジ電波レベルが、80㏈以上のエリアを「強電界地域」。80㏈から60㏈の間になるエリアを「中電界地域」。60㏈以下になるエリアを「弱電界地域」の、三種類に分類されることが多くなります。
この電界地域は、おおむね該当する電波塔を中心に、電波塔からの距離が近い順に、強、中、弱と変化してゆきますが、山地など電波を遮る地形の影響も大きく受けます。
また弱電界地域の中でも、受信できる地デジ電波レベルが50㏈から40㏈以下となり、地デジ電波の安定した受信が難しくなるエリアを、地デジ電波の受信範囲外である「微弱電界地域」と分類することもございます。
この微弱電界地域で安定的に地デジ電波を受信するためには、後述するパラスタックアンテナなど高性能の地デジアンテナの設置や、ブースターの設置などが必要となってまいります。
他にも、日本国内においても、地デジ電波がほとんど遮断される山地や山間部。また電波塔から遠く離れた原野や離島など、地デジ電波がほとんど受信できなくなるエリアも存在します。
このようなエリアは、地デジの「難視聴地域」と呼ばれます。このようなエリアのほとんどは人が居住しない山地などのエリアや、人口の少ない過疎地域などに当たり、地デジ放送などのテレビ放送を視聴する方法は、ケーブルテレビ(CATV)の利用。またはある程度、地デジ電波が受信できる位置に、共同受信用の大型アンテナを設置し、各世帯に同軸ケーブルを引いて電波を分配するという形になります。
この電界地域は、各電界地域別に、受信できる地デジ電波レベルはもちろん、使用できる地デジアンテナ機種や受信性能別のモデル。またアンテナ設置工事の工法を決める基準となります。
日本各地にある送信所、中継局など地デジ電波塔と、その電波塔から送信される地デジ電波の電界地域については、インターネット上の「A-PAB 一般社団法人放送サービス高度化推進協会」公式サイト内にある「地デジ放送エリアのめやす」ページにて地図上で確認できます。
ただこの電界地域は、基本的に電波塔からの距離と、山地など大まかな地形の影響のみから判断して、電波塔からそのエリア一帯に届くおおよその電波レベルを割り出したものにすぎません。
各電界地域に含まれる地デジアンテナ設置の個別の現場で、実際に受信できる地デジ電波レベルは、後述する周辺の建築物など、電波を遮る障害物。また気候や天候などにも影響を受けるため、受信できる地デジ電波レベルが電界地域の基準より低い。さらに同じ住宅でも、屋根の上と壁面など、アンテナを設置する位置によって、受信できる地デジ電波レベルが大きく変動するというケースもございます。
したがって電界地域で判断できる地デジ電波レベルは、あくまで広範囲のおおまかな目安に過ぎないという点については、ご注意いただく必要がございます。
なお電界地域については、以下の各コラム記事でも詳細をご説明しております。
・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは
・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?
・地デジ強電界地域の調べ方とは? 強電界地域用テレビアンテナ機種の選び方、適したアンテナ取り付け工事の進め方も徹底解説
・中電界地域と強電界、弱電界地域の電波レベルの違いとは? 該当する地域の調べ方、適した地デジテレビアンテナの選び方も解説
・地デジの弱電界地域に最適なテレビアンテナの種類と取り付け工事の選び方とは? 強・中・弱の電界地域の調べ方も徹底解説
地デジ電波レベルに影響を与える「気候」と「障害物」
上記の通り、電界地域が、地デジ電波塔から各地域に届く電波レベルの目安であるのに対し、実際に空間を伝わって各戸建て住宅などの地デジアンテナまで届く地デジ電波のレベルは、現場の周辺環境、そして気候や天候などにも大きく影響を受けます。
まず一年を通した気候や天候は、空間を伝わる地デジ電波のレベルにも影響を与えます。
具体的には、冬場などで気温が低下し、空気が収縮すると、地デジ電波などの空間を伝わる電波が遠くまで届きやすくなります。
したがって気温が低いと電波塔から離れた場所でも地デジ電波を受信しやすくなるのですが、その反面、ノイズの原因となる無関係の電波も届きやすくなるという問題も出てまいります。
逆に春から夏などで気温が上昇すると、空気が膨張することで、空間において電波が届く距離が短くなり、特に地デジ電波塔から遠い場所では、受信できる地デジ電波レベルが低下してまいります。
このように一年を通した気候の影響から、同じ地デジアンテナ設置現場であっても、受信できる地デジ電波レベルには、年間で6㏈程度の変動が生じます。
また電波は水分に吸収される性質があるため、降雨や積雪などの悪天候では、空間を伝わる地デジ電波が雨や雪によって減衰(電波レベルの弱まり)し、受信できる電波レベルが大きく低下いたします。
したがって、地デジアンテナの設置工事を行った当日は、天候も良く、地デジ電波が届きやすい冬場などで、取り付けられた地デジアンテナで特に問題なく地デジ放送が視聴できた場合でも、その後、季節の変化や悪天候の際には、その影響から地デジ電波の受信レベルが低下し、地デジ放送の画面が乱れるなどの不具合が生じるケースもございますので、注意が必要です。
このような事態を防ぐためには、地デジアンテナの設置時点で、気候や天候による地デジ電波レベルの変動も踏まえた、余裕のある地デジ受信を実現しておく必要がございます。
そのような地デジアンテナ設置を行うためには、テレビアンテナのプロとして、地デジ放送や衛星放送などの性質についても正確な専門知識を持つ、当あさひアンテナをはじめとする、アンテナ工事の専門業者に、正確な電波調査に基づくアンテナ設置をご依頼になることが確実と言えます。
もうひとつ、地デジアンテナ設置の各現場における地デジ電波受信レベルに大きく影響を与えるのが、現場周辺の建築物など、地デジ電波を遮る遮蔽物、障害物の存在です。
地デジ電波として使われるUHF波のように、ある程度の波長の長さを持つ電波は、空間を伝わる際に、拡散(広がり)や、回折(遮蔽物の背後に回り込む)しやすい性質があり、地デジ電波も、高層ビルなどの小規模な遮蔽物にぶつかっても、その遮蔽物を乗り越えた電波が広がるようにして、遮蔽物の向こう側へと届く性質がございます。
ただ地デジ電波の波長は、40センチから60センチ程度と比較的、短いこともあり、空間を伝わる地デジ電波が、高層ビルなどの遮蔽物にぶつかった場合、その反対側の陰にあたる直近の一帯や中心部などには、遮蔽物を乗り越えた地デジ電波も届きにくくなり、受信できる地デジ電波レベルが大きく低下してまいります。
また戸建て住宅が狭い間隔で立ち並ぶ住宅密集地の場合、周辺に遮蔽物の少ない屋根の上では十分なレベルの地デジ電波レベルを受信できるエリアでも、立ち並ぶ近隣の住宅が遮蔽物となり、隣家との間隔が狭い壁面には地デジ電波が届きにくくなり、やはり受信できる地デジ電波レベルが大きく低下いたします。したがってこのような現場では、デザインアンテナをはじめとする、外壁への地デジアンテナ設置は難しいケースが多くなります。
そして山地などほとんど変化のない地形とは異なり、高層建築や住宅密集地など地域ごとの局地的、人工的な電波の遮蔽物は、各電界地域では判断できません。
したがって強電界地域など、各電界地域の電波レベルに関係なく、このような遮蔽物に影響される現場では、受信できる地デジ電波レベルが非常に低くなり、受信レベルが不足して地デジアンテナが設置できない、または使用できる地デジアンテナ機種や設置位置が限られることもございます。
ただ遮蔽物の影響に関しては、中電界地域や弱電界地域など、地デジ電波の受信レベルが低くなるエリアほど大きくなる傾向もございます。
総じて、地デジアンテナ設置に関しては、電界地域の基準だけでなく、周辺の遮蔽物の影響も踏まえた、現場での実際の地デジ電波レベルを、正確な電波調査などによって確認すること。そして気候や天候による電波レベルの変動も踏まえて、余裕のある電波レベルの受信が可能となる地デジアンテナ設置工事を行うことが重要と言えます。
なお当あさひアンテナでは、地デジ、BS/CSなど各種テレビアンテナ設置をお考えのお客様のために、アンテナ工事をお考えのお住まいにての電波調査とアンテナ工事のお見積もりを、出張費や、工事の本契約に至らなかった場合のキャンセル費など、各種費用をすべて含めた「完全無料」で実施しております。
弊社の電波調査では、お住まいの中でも、屋根の上や各方向の壁面をはじめ、お住まいの各位置や部屋ごとに、綿密な調査で受信できる電波の強度や品質を確認。もちろん天候や気候による受信レベルの変動も踏まえて総合的に判断し、お住まいの中で最適となるアンテナ機種と設置位置から、お客様のご要望にもっとも近いご提案を、業界最安に挑むお見積もり価格にてご提示いたします。
アンテナ工事業者による電波調査、お見積もりについての詳しいご説明は、以下の各コラム記事にもございますので、よろしければご確認ください。
・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?
・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説
その他、地デジ電波の受信に関する豆知識
地デジアンテナで安定した地デジ受信を実現するための主な基礎知識は、以上の通りです。
ただ、その他にもいくつか、地デジの受信に影響する要素があるため、この項ではそれらの点について簡単にご説明してまいります。
まず地デジ電波は、㏈で表されるレベル(強度)だけでなく、その品質によっても、地デジ放送の映り具合が左右されます。
地デジ電波の品質を示す基準は、主に「MER(モジュレーションエラーレシオ)」「BER(ビットエラーレート)」の二種類になります。
「MER」は、正しくは「Modulation Error Ratio」といい「デジタル信号の変調誤差比」のことです。
地デジ放送では、前述のように映像信号を「0」「1」のデジタル信号に変換して、その信号を64種類に分けた変調で管理し、電波の波長へと変換して送信しています。そしてMERの値は、放送局から送信された時点での変調と、実際にご家庭の地デジアンテナやテレビ機器などで受信した変調の差を数値にしたものになります。
「BER」は、正しくは「Bit Error Rate」といい、訳すると「ビットの誤りの率」の意味になります。
つまり地デジ放送で送信される「0」「1」のデジタル信号が、ノイズなどの影響で入れ替わってしまうエラーの比率を示すものです。
地デジ放送では、地デジ電波のデジタル信号に、ある程度のエラーが混入しても、エラー検出と訂正機能によって補正が可能となります。したがってある程度の地デジ電波強度と信号の品質を確保できれば、電波強度や信号の品質に関係なく、どこでも同品質のクリアな地デジ放送の映像を視聴できることになります。
ただエラーの割合が一定のレベルを越えてしまうと補正が難しくなり、地デジ画面の映像にブロックノイズなどの乱れが生じ、ついには地デジ放送が映らなくなります。このエラーの比率を示す数値が、BERなのです。
このMER、BERとも、アンテナ工事の専門業者が電波調査を行う際に、アンテナレベルチェッカーを用いて、現場の地デジ電波レベルと共に確認し、受信トラブルが起こらないよう、余裕のある数値を確保します。
また地デジ電波の受信に関しては「ハイトパターン」という特性も出てまいります。
これは地デジの電波塔から空間を伝わって直接、地デジアンテナに届く地デジ電波と、地面に届いた後、反射して上方に登る地デジ電波が、干渉(周波数帯の近い電波が混じり合うこと)することによって生じる性質で、地面から位置が高くなるにつれて、数メートル程度のペースで、受信できる地デジ電波レベルが、波のように強弱を繰り返すことをいいます。
このハイトパターンのペースを「ハイトパターンピッチ」と呼びますが、実際のペースは、現場の地形や電波塔からの距離、電波レベルなどによって変化します。
通常、受信感度を重視して地デジアンテナを屋根の上などに設置する場合は、おおよそ7メートルから10メートル程度の高さに設置されますが、その場合も、まず現場のハイトパターンピッチを確認して、現場ごとの適切な高さに調節する必要がございます。
また、日本各地にある中継局から送信される地デジ電波には「水平偏波」「垂直偏波」の種類の違いもございます。水平偏波とは、地面に対して水平に波長を描く地デジ電波。垂直偏波は、地面に対して垂直に波長を描く地デジ電波です。これら二種類の電波には、波長の角度の他、電波の品質や強さ、送信される地デジ放送の内容などに違いはございません。
実際には日本国内の中継局のうち、約95パーセント以上が水平偏波を送信しており、残りの5パーセント弱が垂直偏波を送信しております。他にも水平偏波と垂直偏波の双方を送信する中継局や、中継局によって送信される電波の種類が切り替わるケースもございます。
この水平偏波、垂直偏波の使い分けは「混信」を避けるために行われております。
混信とは、同じ空間を走る周波数帯の近い別種の電波が、上記した「干渉」によって入り混じることを言います。
この場合は、地デジ電波と周波数帯の近い携帯電話、スマートフォンなどの基地局から発信される電波や、別の中継局からの地デジ電波が同じ空間を走ることで、それぞれの電波が干渉し合い、地デジ放送の映りが乱れる。またスマートフォンの通信障害が起こるなど、さまざまな電波障害が発生することを言います。
ただこの混信は、周波数帯が近い電波同士でも、波長の角度が違えば生じにくくなります。そのため携帯電話の基地局付近など、混信が想定される地域の中継局では、地デジ電波に垂直偏波を利用することで、混信のリスクを避けているのです。
そして、地デジアンテナで受信できる地デジ電波が、水平偏波か、垂直偏波かの違いは、地デジアンテナの設置方法にも影響を与えますので、ご注意ください。
基本的には、地デジアンテナで水平偏波と垂直偏波のそれぞれを受信するには、波長の角度に合わせて、アンテナ本体の設置角度を90度、変えることで対応できます。
ただアンテナ機種によっては、形状などによって設置角度を変えることが難しい機種もあり、そのような機種では、水平偏波専用、垂直偏波専用のモデルがある。また水平偏波のみにしか対応しない機種もございますので、注意が必要です。
なお、お住まいの近隣にある中継局が、水平偏波、垂直偏波のどちらを送信しているかは、日本の各エリアで個別に存在する総務省「総合通信局・総合通信事務所」のホームページや、各テレビ局の公式サイトなどによって確認できます。
上記した各要素についての詳細は、以下の各コラム記事において、それぞれ解説がございます。
・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?
・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?
地デジアンテナの「基本設置工事費」の相場とは?
以上、地デジ電波受信の基礎知識を踏まえて、以下では主な地デジアンテナ機種とその特徴、基本設置工事費について解説してまいります。
ご自宅などで地デジアンテナの設置工事を行う際は、あらかじめ、どれくらいの費用が必要となるのか確認しておくことが重要です。
この価格の確認は、上記したアンテナ工事業者の見積りなどで判断できますが、実際には設置するアンテナ機種や設置位置、また新築物件に地デジアンテナとアンテナ配線、周辺機器などをすべて設置する場合と、既存の住宅にある地デジアンテナを撤去、交換する場合とでは、設置費用の総額も違ってまいります。
当あさひアンテナはじめ、一般的なアンテナ工事の専門業者。またその他、アンテナ工事を依頼できる業者では、地デジアンテナの八木式アンテナやデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど、各機種別に、アンテナ本体や基本的な設置具、一定の長さの同軸ケーブル(アンテナケーブル)などの価格をセットにした「基本設置工事費」「標準設置工事費」などでご案内していることが多くなります。
この基本設置工事費とは、一般的に、電波調査などで各地デジアンテナを、地デジ電波の受信が安定する位置に設置し、同軸ケーブルのみを使って、住宅内の一ヵ所と接続するのみの工事になります。
したがって標準設置工事のみでは、新築住宅の場合、住宅内の一か所の部屋でしか地デジ放送が視聴できないことになります。
現在の戸建住宅では、お住まいの中でも多くの部屋でテレビを視聴することが一般的であるため、アンテナから延びるケーブル配線を各部屋に分配する装置「分配器」や、その分配器の前に、分配数に応じて住宅で必要なレベルにまでテレビ電波を増幅する機器「ブースター」などの設置が必要となります。
そのため、実際の新築住宅、一から地デジアンテナと配線部を設置する設置工事費は、お求めのアンテナ本体の基本設置工事費に加え、ブースター、分配器などの本体価格含む設置のオプション工事費用。その他、必要に応じたオプション工事費、機材費などが加算された総額になります。
一般的な新築住宅への地デジアンテナ新規設置の場合、ブースター、分配器の設置費用をはじめ、必要なオプション工事や機材、分配数、また担当する業者などによって変動しますが、地デジアンテナ一基のみ設置の場合で、各アンテナ機種の基本設置工事費に、おおむね30,000円から80,000円程度が加算されると考えていいでしょう。
またBS/CSアンテナも追加設置される場合には、BS/CSアンテナの追加工事費に加え、衛星放送にも対応できる同軸ケーブルや、地デジ、衛星放送の双方に対応し、双方の電波を一本のケーブルに混合する混合器の役割も果たす「UHF/BSCS混合ブースター」が必要となってくるため、さらに工事費用が加算されます。
一方、既存の住宅に設置されている地デジアンテナを、新しいものに交換する工事であれば、基本的にはアンテナ本体の交換のみで、素手に設置されているアンテナ配線部、ブースターや分配器など周辺機器の交換は必要ございません。
したがって必要な費用は、各地デジアンテナ機種の基本設置工事費に、古い既設アンテナの取り外し、および本体の処分を一貫して行ってくれる「アンテナ撤去・処分工事費」と、その他、必要な機材、工事の費用を加えるだけで済むケースもございます。
ただ場合によっては、地デジアンテナ本体の機種や受信性能の変化により、アンテナ設置位置そのものを変更する場合や、新しいアンテナに合わせたブースターの調整が必要となる場合。さらにはブースターや分配器などの配線部が老朽化している場合などは、大掛かりなアンテナ設置の追加費用、または配線部の機器の交換費用などが発生するケースもございますので、ご注意ください。
なお、当あさひアンテナでは、地デジアンテナ、BS/CSアンテナの基本設置工事に加えて必要となる、ブースター、分配器の設置など、各種オプション工事を、この料金ページの一覧の通り、低価格かつ明確な価格体系でご案内しております。
上記でご紹介した工事では、地デジ放送対応の「UHF帯ブースター設置」は、国産大手メーカー製高品質ブースター本体などの機材費込みで「20,000円(税込み)」。地デジと衛星放送に対応できる「UHF/BSCS混合ブースター」は、同じく機材込みで「25,000円(税込み)」でご案内しております。
また分配器については、分配数によっても価格が変わってまいりますが、やはり国産大手メーカー製の高品質な分配器の本体価格をふくめて「5,000円(税込み)」より。新規アンテナ設置にともなう既設アンテナの撤去と処分も、1.8メートルまでの既設アンテナであれば「5,000円(税込み)」よりでご案内しております。
以下の項では、各種地デジアンテナ機種ごとの特徴と、おおよその工事料金をご説明してまいります。また専門業者をはじめ、アンテナ工事に対応できる各種業者や、具体的な工事の依頼方法、実際の作業の手順や工事料金などについては、以下の各コラム記事をご参照ください。
・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説
・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方
・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用
・新築のアンテナ工事はどこに頼む? 費用から依頼まで、業者の徹底比較&選び方を解説!
・新築のテレビアンテナ工事をどこに頼むか。おすすめの業者の選び方・相場比較・依頼できる施工の種類・費用を解説
・新築住宅のテレビアンテナ設置工事の種類や業者の選び方、費用を解説!【地デジ・あさひアンテナ】
・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!
・新築物件、中古物件、修理など各種テレビアンテナ工事を頼むおすすめ業者はどこ? 依頼できる業者選びの比較ポイント徹底解説!
・テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!
地デジアンテナ「八木式アンテナ」の設置費用
八木式アンテナとは、アナログ放送時代より使用される古典的なテレビアンテナ機種であり、現在の地デジ用UHFアンテナであれば、矢印状の骨組みに、短い横棒がいくつもついた、魚の骨のような形が特徴となります。
基本的な設置位置は、屋根馬という固定具を使用して、屋根の上に立てたマスト(支柱、ポール)になりますが、場合によってはサイドベースという固定具を使用して、屋根の張り出し部や住宅の外壁。ベランダの手すり部。またベランダの内部空間への設置や、小型モデルを軒先から吊り下げるケースもございます。
八木式アンテナの特徴は、その受信性能の高さと幅広さにあります。アンテナ本体の短い横棒は「素子(エレメント)」と呼ばれる、地デジ電波を受信するパーツであり、受信性能もその数に合わせた「素子数」で表記されます。
八木式アンテナの素子数は、一般的なモデルで8素子、14素子、20素子の他、一ヵ所の設置具に複数の素子パーツを並べた高性能素子を使用する「パラスタックアンテナ」と呼ばれるモデルでは、27素子、30素子などの多素子モデルや、受信性能を維持したまま本体の小型化を実現した5素子程度のモデルも存在します。
また八木式アンテナは、基本的な設置位置が障害物に影響されにくい高所。素子が露出した素子アンテナである。指向性が高く、アンテナ正面側の受信範囲が狭い分、その範囲の受信性能が高まる。地デジ放送の全チャンネル帯(13chから52ch)を受信できるオールチャンネルアンテナに比べ、受信できるチャンネル帯を絞った分、やはり受信性能が高まるローチャンネルアンテナ(13chから36chなど)が存在する、といった要素から、他の地デジアンテナ機種より受信性能で有利となります。
したがって八木式アンテナでは、一般型のモデルでも素子数により強電界地域から弱電界地域まで対応できる他、パラスタックアンテナを使えば、微弱電界地域での地デジ受信も可能となります。
また水平偏波、垂直偏波についても、八木式アンテナであれば、同じモデルでも設置時の角度を90度、変更するだけで、双方に対応できます。
このように受信性能では現在でも地デジアンテナでナンバーワンの高性能を誇る八木式アンテナですが、その弱点としては、受信性能によって横幅が1メートル弱から1.5メートル前後と、現在の地デジアンテナとしては大型で、アンテナの機器部がむき出しの形状であり、基本的に屋根の上に設置されることで、住宅の外観や周辺の景観を乱してしまうこと。また風雨や積雪、海沿いの潮風などの自然環境に影響を受けやすく、経年劣化が進みやすいため、耐用年数(寿命)が短くなることがデメリットです。
またそれに伴い、景観地域では景観条例などにより設置できない場合もある。アンテナの一部が林家の敷地にはみ出す越境問題が起こり得る。ソーラーパネルを設置している住宅ではパネルに影を落として悪影響を与えることもあるなどの問題も出てまいります。
また八木式アンテナの寿命は、一般的な屋根の上への設置で10年程度ですが、台風が多い、豪雪地帯、海沿いなど環境の厳しいエリアでは、それを下回ることもございます。
なお八木式アンテナのモデルには、上記した素子数別やパラスタックアンテナ、ローチャンネルアンテナなどの他、ステンレス素材などで耐風性や防水、防さび性を高めたモデル。また各種の自然環境への対策を施した塩害用モデル、雪害用モデルなども存在しますので、これらのモデルを使用することで、自然環境による経年劣化を抑えられる、一定の対策となります。
家電量販店やインターネットショップなどにおける八木式アンテナの実売価格としては、一般的な20素子モデルで、3,000円台から8,000円台程度が相場になります。また塩害用、雪害用モデルなど、対候性を高めたモデルは、この相場よりやや割高になります。パラスタックアンテナであれば、素子数にもよりますが10,000円台から20,000円前後になります。
そしてアンテナ工事業者に依頼した場合の、20素子アンテナ本体、アンテナマストやステー(支線)、屋根馬、アンテナケーブルなどの設置具も含めた基本設置工事の費用は、おおむね20,000円から40,000円程度が相場になります。
八木式アンテナは、シンプルな設計の古典的モデルであるため、アンテナの本体価格や設置費用が、地デジアンテナの中でももっとも低価格になる点も、大きなメリットのひとつです。
なお当あさひアンテナでは、八木式アンテナの基本設置工事として、日本三大アンテナメーカーのひとつでもある国産大手メーカー、DXアンテナ製の、軽量型20素子高性能モデル「UA20」を使用し、屋根馬やマスト、支線(ステー)などの設置具や同軸ケーブル、防水処理をセットにして「15,000円(税込み)」からの基本工事費用でご案内しております。
他にも受信性能を選ぶ場合には、各素子数のモデルやパラスタックアンテナ。対候性の高いステンレスモデルや雪害用、塩害用モデルなどのご用意もございますので、地デジ受信レベルから自然環境まで、さまざまな条件の現場に対応できます。
八木式アンテナや、素子、指向性、オールチャンネルアンテナとローチャンネルアンテナなど、地デジアンテナ全般の基本的な性能に詳しくは、以下の各コラム記事でもご説明しております。
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・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説
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地デジアンテナ「デザインアンテナ」の設置費用
デザインアンテナとは、広義では後述するユニコーンアンテナや、マストに設置するカバー付きの横型アンテナ。デザインに工夫を凝らした屋外屋内兼用アンテナなど、デザイン性に工夫を凝らしたアンテナの総称として使われることもございますが、一般的にはアンテナの機器部を長方形の薄型ケースに収めて、壁面などに設置される地デジアンテナ機種になります。
その形状から平面アンテナとも呼ばれるほか、設置位置なども含めて壁面アンテナ、薄型アンテナ、フラットアンテナ、ボックスアンテナ、ケースアンテナなどの別名もございます。
デザインアンテナは、アナログ放送から地デジ放送への転換が進んでいた2009年(平成21年)頃に普及した、元より地デジ受信用に設計された、地デジアンテナの第二世代モデルです。したがってその特徴は、主に第一世代である八木式アンテナの弱点をカバーするものになります。
デザインアンテナの設置位置は、前述のように住宅の外壁に設置具を固定して、アンテナ本体を取り付ける他、同様にベランダの手すり部へ設置する。また屋根の上などのマストに設置されることもございます。
他にも、強電界地域などで、住宅の建材に電波を反射する金属素材などが使われておらず、屋内空間に強いレベルの地デジ電波が届く。設置空間が確保できるなどの条件が整っていれば、デザインアンテナを屋根裏空間、天井裏空間などの屋内に設置する。また屋外屋内兼用のコンパクトモデルを室内の窓際などに据え置き設置するという方法も可能になります。
デザインアンテナの第一のメリットとしては、見た目がスタイリッシュで、同モデルでもホワイトやベージュ、ブラウン、ブラックなどカラーバリエーションも豊富なため、さまざまな家の外観、色合いともマッチさせることができ、住宅の見た目や景観を乱さないという点です。
これにより景観地域でも設置に問題がなく、越境問題も起こらない。またソーラーパネルにも悪影響を与えないなどのメリットも出てまいります。
さらに平面型で本体の金属部がケースに収められた形状、その設置位置などから、風雨や積雪などにも影響を受けにくく、耐用年数(寿命)が延びてトラブルが生じにくいという点も大きなメリットになります。デザインアンテナの耐用年数(寿命)は、一般的な屋外設置で15年から20年程度といわれております。
このように従来の八木式アンテナにないメリットが豊富で、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナであるデザインアンテナですが、そのデメリットは、八木式アンテナに比べると受信性能が及ばない点になります。
デザインアンテナの受信性能は、外部から素子が見えないモデルであるため、受信性能を素子数に換算した「素子数相当」の単位で表記されます。そしてコンパクトモデルなどを除く一般的な屋外設置用デザインアンテナの受信性能は、主に20素子相当、26素子相当と、そのブースター内蔵モデルになります。
他にもデザインアンテナは、八木式アンテナに比べると、素子が露出していない。指向性がやや低い。オールチャンネルアンテナのモデルしか存在しない。そして特に、設置位置が低くなることで、周辺の障害物に影響されやすくなる点から、同素子数(相当)でも受信性能が低くなりがちです。
そのためデザインアンテナは、基本的に強電界地域から中電界地域向けの地デジアンテナ機種になります。また強から中の電界地域に該当する現場でも、高層建築物の近隣。住宅密集地の壁面など、地デジ電波が届きにくい環境では、設置できないケースも出てきますので注意が必要です。
その他、デザインアンテナのデメリットには、地デジ電波塔の方向など、地デジ電波が届く向きの壁面にしか設置できない。外壁への設置では壁にビス穴を開ける必要が出る。八木式アンテナに比べると本体価格や設置費用がやや高額、などの点が挙げられます。
また水平偏波、垂直偏波に関しては、一部のコンパクトモデルでは、八木式アンテナと同じ対応が可能なものもございますが、デザインアンテナで設置位置を90度変えると、特徴であるデザイン性や、左右への角度調整に問題が出るため、多くのモデルでは、水平偏波用、垂直偏波用が別個に存在します。
デザインアンテナの本体価格は、屋外用のモデルで、20素子相当では7,000円から10,000円強。26素子相当では9,000円から18,000円程度になります。なおブースター内蔵モデルは、この範囲でも高めの価格帯になります。
また各種の工事業者にデザインアンテナの設置を依頼した場合の基本工事費用は、20素子相当のデザインアンテナで、25,000円から45,000円程度になります。ただデザインアンテナの設置に関しては、設置前の電波調査で、現場にてデザインアンテナでも安定した地デジ受信が可能であるか、確認することが重要と申せます。
一般的にデザインアンテナの設置費用は、八木式アンテナより5,000円から10,000円ほど高価になりますが、外観性や対候性のメリットが大きいため、デザインアンテナでも十分な地デジ受信が可能な現場であれば、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
なお当あさひアンテナでは、デザインアンテナの基本設置工事については、DXアンテナ製の20素子相当高品質モデル「UAH201」。または強電界地域専用のコンパクトモデルであり、日本三大アンテナメーカーのひとつである大手メーカー、マスプロ電工製の業界最小モデル「U2SWLC3(スカイウォーリーミニ)」をご用意し、各カラーバリエーションのアンテナ本体と基本設置具、白黒2色の同軸ケーブルなどを込みにした基本設置工事費を「20,000円(税込み)」からでご案内しております。
もちろん弊社では、事前の綿密な電波調査に基づき、デザインアンテナで十分な地デジ電波受信が可能な場合のみ、デザインアンテナ設置をご提案いたします。
また現場の条件が許せば、デザインアンテナの屋根裏空間への設置も、追加工事費は不要の、上記基本設置工事費のみでお引き受けいたします。
他にもデザインアンテナ機種として、26素子相当モデルやブースター内蔵モデルなどのご用意もございますので、受信レベルや周辺環境など、現場の条件で可能な限り、デザインアンテナの設置にご対応いたします。
その他、デザインアンテナの詳しい特性や、受信性能などに関する設置の失敗例などの情報は、以下の各コラム記事でもご説明しております。
・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!
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地デジアンテナ「ユニコーンアンテナ」の設置費用
ユニコーンアンテナとは、2017年(平成29年)に、上記のマスプロ電工が独自に開発、発売した、八木式アンテナ、デザインアンテナとも異なる形状、特徴をもつ地デジアンテナの第三世代モデルです。
ユニコーンアンテナ本体の形状は、高さ約67センチ、直径は約12センチから14センチ程度の、ほぼ円筒形になっております。より正確には、円筒形よりやや横幅が広く、アンテナの裏面のみが平面上になった、ちょうどホール上のロールケーキを卓上などに置き、重力でやや横に伸び、卓上に接する側が平たくなったようなイメージです。
なお裏面の反対に当たる正面側は、底部のカバー部分に「UNICORN」の文字とマスプロ電工社のロゴが入っています。
アンテナ本体の下部には、カバー部を扉のように開いた中にマストとの接続部があり、マストの先に立てて固定する形で設置します。カバーを閉じれば、その外観は、棒状のアイスキャンディのように、シンプルかつスタイリッシュな外観となります。本体のカラーバリエーションも、つやの少ないマットな質感の「ウォームホワイト(WW)」「ブラックブロンズ(BB)」の二色がございます。
ユニコーンアンテナの戸建て住宅への取り付け位置は、八木式アンテナと同じく、住宅の屋根の上に、屋根馬で設置したマストの先。または破風板(屋根の張り出し部)や壁面の高所などに設置されたサイドベースのマストの先になります。
ユニコーンアンテナは、住宅の屋根の上や、同等の高さに設置されることで、受信性能を発揮する地デジアンテナになるため、それより低い位置に設置されることはまずございません。
ユニコーンアンテナは、地デジアンテナの第三世代モデルとして、デザインアンテナと八木式アンテナ、双方のメリットを兼ね備えることを目指した地デジアンテナになります。
そのメリットとして、まず装飾物のようにスタイリッシュな形状から、住宅の高所に設置しても、住宅の外観や景観に大きな影響を与えない点。また高所でも雨や風、雪などを受け流しやすい形状から、経年劣化が進みにくく、耐用年数(寿命)が延びるといった、デザインアンテナと同様の点が挙げられます。また景観地域でも設置できることが多く、越境問題も起こりにくい。ソーラーパネルにも悪影響を及ぼしにくい点なども同様です。
ユニコーンアンテナはまだ新しいアンテナ機種であるため、耐用年数について正確なデータはございませんが、15年から20年程度と、デザインアンテナとほぼ同等の寿命と考えられております。
受信性能に関しても、ユニコーンアンテナ本体は20素子相当モデルのみですが、八木式アンテナと同じく高所に設置されるため、周辺の障害物に影響されにくく、デザインアンテナに比べて受信感度が高まるというメリットがございます。
ユニコーンアンテナの受信性能は、デザインアンテナの20素子相当モデルを、周辺に障害物のない、受信環境のいい外壁に設置した場合と、ほぼ同等になります。
しかしデザインアンテナの場合、設置に適した強電界地域や中電界地域であっても、高層建築物の近隣や住宅密集地など、特に低い位置で地デジ電波が遮られやすい現場では、壁面やベランダなどへの設置が難しくなります。
しかし同様の現場でも、ユニコーンアンテナでは屋根の上など設置位置が高くなるため、周辺の障害物の影響を避けられ、問題なく設置できるケースが多くなるのです。
ただユニコーンアンテナのデメリットとしては、同じ20素子モデルや、それ以上の高性能型の八木式アンテナには受信性能が及ばない点が挙げられます。
これは、素子アンテナではない。オールチャンネルアンテナしか存在しない。また地デジアンテナ機種の中ではもっとも指向性が高いなどの点から、ユニコーンアンテナは、同じ20素子モデルの八木式アンテナと比べても、受信性能がやや低くなるのです。
そのためユニコーンアンテナも、基本的には強電界地域から中電界地域用の機種となり、弱電界地域では使用できないケースも出てまいります。
他にもユニコーンアンテナは現在の最新モデルであるため、地デジアンテナでは本体価格や設置費用がもっとも高価である。また純和風建築など住宅の様式によっては、デザインがマッチせず、住宅の外観性を乱す場合もある、などのデメリットもございます。
ユニコーンアンテナ本体を購入する場合の実売価格の相場は8,000円から12,000円程度ですが、アンテナ工事業者に設置を依頼する場合は、アンテナ本体や基本部材込みで、33,000円から68,000円程度と、他の種類と比較しても高額の費用になります。
ユニコーンアンテナは、受信性能と外観性、対候性と、非常にコストパフォーマンスで優れた地デジアンテナですが、設置の際は、施工品質は落とさず、できるだけ低価格で対応できる業者へご依頼になるとよろしいでしょう。
なお現在、当あさひアンテナでは、ユニコーンアンテナ本体に、基本的な設置部材、同軸ケーブルなどをセットにした基本設置工事を「キャンペーン価格」にてご案内しております。詳しくは弊社公式サイトのメールフォーム、フリーダイヤル、またはLINEまで、お気軽にお問い合わせください。
その他、ユニコーンアンテナの特徴については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!
・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介
・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?
・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説
地デジアンテナ「室内アンテナ/屋外屋内兼用アンテナ」の設置費用
ここでご紹介する室内アンテナや、屋外屋内兼用アンテナについては、一般的なアンテナ工事業者でも、基本設置工事などで案内されることの少ないモデルですが、参考までにご説明いたします。
室内アンテナとは、その名の通り、住宅の室内に設置するコンパクトな地デジアンテナです。
室内アンテナには、室内のインテリアにもなるさまざまなデザインで、テレビの近くや窓際に据え置きする「卓上アンテナ」と、アンテナ本体部がほぼ30センチ四方前後、厚さは5ミリ程度の薄いプラスチックなどの素材によるシートや板で、室内の窓や壁に貼り付けて使う「ペーパーアンテナ」の二種類がございます。
どちらも本体からケーブルが伸びており、適切な位置に設置後、ケーブルをテレビなどの地デジ端子に接続すれば設置完了です。
室内アンテナの特徴は、どのモデルも非常にコンパクトなため設置しても室内で場所を取らず、設置も簡単で業者に依頼する必要がないという点です。
また本体の持ち運びも楽に行えて、気軽に設置場所を変更できます。車内への持ち運び用モデルなども存在するため、自家用車の中で地デジ放送をご覧になりたい場合にも活用できます。
室内アンテナは、家電量販店などの実売価格が、地デジ受信のみのシンプルなものでは1,000円台。ブースター内蔵やその他の機能を備えた高性能モデルでも10,000円前後と、非常に低価格である点も大きなメリットになります。
屋外屋内兼用アンテナは、室内用アンテナに比べるとやや大型で受信性能も高くなる、コンパクトサイズのデザインアンテナや、設置部に固定できる小型の流線型ボックス型など、メーカーやモデルによってさまざまな形状のものがございます。
設置方法は室内の場合、卓上型とほぼ同じになります。屋外設置の場合も、壁面やベランダの手すり部などに固定するほか、ベランダに据え置きするといった方法もございます。室内アンテナと同様に設置も比較的、簡単ながら、屋外設置も想定して、風雨などにも強い構造になっております。
価格的にも6,000円台から一万数千円程度と、屋外用の地デジアンテナを設置する場合に比べると、低価格になります。
一方、室内用アンテナや屋外屋内兼用アンテナのデメリットは、屋外用の地デジアンテナに比べると、受信性能が非常に低い点になります。
室内用アンテナは、受信性能が素子数で表記できないほど低く、屋外屋内兼用アンテナも、おおむね3素子相当から5素子相当程度。屋内屋外兼用のコンパクトなデザインアンテナで14素子相当のモデルもあるなど、総じて、受信性能は低めになります。
したがってこれらの地デジアンテナは、基本的に強電界地域用のモデルとなり、地デジ電波レベルの低いエリアでは使用できません。また特に室内アンテナでは、強電界地域であっても、周辺に地デジ電波を遮断する建築物などがある、住宅の建材、設備などが地デジ電波を通しにくいといった環境では、十分な地デジ電波を受信できず、映像が乱れる、映らないというケースも出てまいります。
屋外屋内兼用アンテナも、屋外用アンテナに比べると受信性能が低いため、周辺環境の影響などによっては、設置できない可能性が高まります。
また室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナとも、受信性能が低いことから、基本的に一台のテレビなど受信機器と設置するのみで、アンテナからのケーブルを分配器に接続して、複数のテレビなどに地デジ電波を送信するような使い方は難しくなります。
総じてこのような地デジアンテナ機種は、借家やアパートなど、長期の生活を想定していないお住まい。また普段テレビを設置しておらず、アンテナコンセントからのケーブルが届かない部屋などで、一時的に地デジ放送を視聴するなど、一時的、短期的な使用を目的とする、簡易的な地デジアンテナととらえておくことがオススメになります。
なお、当あさひアンテナでは、室内アンテナでは、DXアンテナ製から、スタイリッシュな、ホワイトとブラックのモデル「US120A」「US120AW」や、受信部の角度調整や壁面設置もできる、同じくホワイトとブラックの「US10KB」「US10WB」。屋外屋内兼用アンテナでは、同じくDXアンテナ製の4素子相当、コンパクトでスタイリッシュなボックス型に、据え置きや固定用の台座がついた「US210-P」をご用意しており、ご希望のお客様には、低価格で提供しております。
また弊社では、室内アンテナや屋外屋内兼用アンテナをご提供する際には、ご自宅の、ご使用になりたい部屋や場所で、これらのモデルを使用して安定した地デジ電波の受信が可能になるかをきちんと確認いたしますので、お客様には安心してお求めいただけます。
なお、室内用アンテナや屋外屋内兼用アンテナについては、以下の各コラム記事でも詳細をご説明しております。
・面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!
・フィルム型アンテナとは何か? 地デジテレビ用でおすすめ、最強の室内アンテナの選び方。ランキングで人気の高性能商品も紹介!
衛星放送用BS/CSアンテナの設置費用とは?
現在の主な地デジアンテナ機種は、上記の通りです。ただどのモデルであっても、地デジアンテナ(UHFアンテナ)で受信できるのは、当然ながら地デジ電波のUHF波のみになります。
いわゆるBS放送、CS放送などの衛星放送は、テレビ電波の発信元が宇宙空間の赤道軌道上に位置する静止衛星である他、使用される電波も地デジのUHF波よりはるかに周波数帯の高い、マイクロ波(SHF波)の中でも、12GHz帯(周波数帯が12GHz前後)と呼ばれる電波になります。なおGHz(ギガヘルツ)とは周波数帯を表す単位で、1GHzは1秒に10億回の波長を描くことを示します。
このように衛星放送は、地デジ放送とは電波の発信元、使用される電波とも大きく異なるため、衛星放送をご視聴になるためには、上記の地デジアンテナ各機種とは別途に、衛星放送用のBS/CSアンテナを設置する必要がございます。
現在のBS/CSアンテナは、アウトドア用や車載用などの特殊なモデルを除き、戸建て住宅などに設置される機種は、人工衛星から送信される電波を受け止める、皿状の円盤のような「ディッシュ(放物面反射器)」と、ディッシュで反射した12GHz帯の電波を集め、ケーブルで送信することに適したMHz帯の電波に変換する「コンバーター(変換器)」からなるパラボラアンテナの一種類のみになります。
ご自宅で地デジ放送の他に、衛星放送をご覧になる場合には、地デジアンテナに加えて、このBS/CSアンテナを追加設置する必要がございます。
なお2018年(平成30年)からは、BS放送、CS放送に、それぞれ4K、8K対応のチャンネルが多数、追加される形で、衛星放送の4K8K放送「新4K8K衛星放送」がスタートしております。
ただ、この新4K8K衛星放送で4K、8Kチャンネルを追加するにあたり、従来の2K衛星放送で使用されていた「右旋円偏波」と呼ばれる電波では、追加チャンネルに割り当てられる空きの周波数帯が不足しました。
そこで基幹放送に当たるBS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルに、右旋円偏波で使用できる周波数帯を割り当てたのを除いて、4K8Kチャンネルの多くには、新しく導入された「左旋円偏波」の周波数帯を割り当てたのです。
現在のBS/CSアンテナは、すべて右旋と左旋の双方の電波を受信できる2K4K8K対応のBS/CSアンテナになっております。ただ2018年以前に設置されたBS/CSアンテナは、旧式の2K対応型である可能性があり、左旋の電波を使用した4K8Kチャンネルは受信できません。
したがって、旧式の2K対応BS/CSアンテナが設置されているお住まいで、新4K8K衛星放送のチャンネルをすべてご覧になるためには、2K4K8K対応のBS/CSアンテナに交換する必要がございます。
また前述のように、BS/CSアンテナでは、コンバーターで12GHz帯の周波数帯を、MHz帯の電波に変換してからケーブルで送信していますが、この際、右旋円偏波は1032MHzから2072MHz。左旋円偏波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換されます。
そしてコンバーターの作動には電源が必要となるため、アンテナ配線部のブースターの電源部や、テレビ、レコーダーなどのチューナー端子から、ケーブルを通じてアンテナ側に給電する必要がございます。
したがって地デジアンテナと2K4K8K対応BS/CSアンテナの双方を設置する場合には、アンテナ配線部のケーブル、またブースターや分配器などの各機器も、3442MHzまでの周波数帯に対応できる、4K8K(3442MHz)対応型が必要となりますのでご注意ください。
他にも、地デジアンテナ、または地デジアンテナと2K対応のBS/CSアンテナしか設置されていないお住まいで、2K4K8K対応BS/CSアンテナへ交換、または追加設置を行う場合も、アンテナ配線部のケーブルや機器が4K8Kに対応していない場合は、対応するものへと交換する必要が出てまいります。
総じて、新築住宅に地デジ、BS/CSアンテナをセットで設置する場合。既存の住宅で地デジアンテナの交換に伴い、2K4K8K対応BS/CSアンテナを追加設置、2K対応型から交換する場合には、BS/CSアンテナの基本設置工事費に加え、配線部や機器も衛星放送、4K8K対応型を選ぶ必要がある。既存住宅の場合は配線部も交換する必要が出るケースもあるので、総合的な工事費用もやや割高になってまいりますので、この点にもご注意が必要です。
なお、一般の戸建住宅に設置されるBS/CSアンテナは、ディッシュの有効直径が45センチの、45型と言われるモデルであり、各メーカーやモデルの違いはあっても、基本の設計は同じであるため、多少のコンバーターの性能差が出る程度で、受信性能に大きな違いは生じません。
BS/CSアンテナのバリエーションには、主にマンション、アパートなどの共同受信用に使われるほか、戸建て住宅でも衛星放送の電波がやや弱まるエリアや、悪天候で受信レベルが低下する「降雨減衰」「降雪減衰」への対策としてやや大型のものが使われるケースもある、50型、60型、75型、90型、120型などのディッシュサイズが存在します。
またその他にも、BS/CSアンテナの本体は、太陽光に強い白系統が基本ながら、紫外線などに影響されにくい塗料を用いたブラックなどのカラーバリエーション。メッシュ仕様やパンチングホール仕様のディッシュを採用、各接合部の強化などで、台風などへの耐風性能を高めた、高耐風モデルのBS/CSアンテナなども存在します。
なお家電量販店などでのBS/CSアンテナの実売価格は、一般的な2K4K8K対応45型のモデルで、アンテナ本体のみであれば、7,000円台から10,000円程度。マストや固定具、ケーブルなどの設置具がセットになったモデルでは、内容にもよりますが、そこに1,000円から3,000円程度が加算される価格になります。
アンテナ工事の専門業者に依頼する場合の、2K4K8K対応45型BS/CSアンテナの設置費用は、アンテナ本体や設置具、ケーブルの費用込みで、18,000円から30,000円程度が一般的です。
なお当あさひアンテナでは、DXアンテナ製の2K4K8K対応45型最新モデル「BC45AS」をご用意して、地デジアンテナ設置に伴うBS/CSアンテナ追加設置では、アンテナ本体や基本設置具などがセットの基本設置工事を「15,000円(税込み)」からでご案内しております。
さらに同じくDXアンテナ社製の2K4K8K対応45型モデルで、パンチングホール仕様のディッシュ部や接合部の強化により、受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/sと、激しい強風や台風でも、アンテナ角度のズレなどのトラブル、破損のリスクを抑えられる、業界最強クラスの高耐風モデル「BC453SG」もご用意し、基本設置工事を「特別価格」でご案内いたしております。
他にも、BS/CSアンテナでは、ブラックのカラーバリエーション。45型以外のディッシュサイズのモデルも各種ご用意しておりますので、集合住宅へのBS/CSアンテナ設置なども含め、お客様のさまざまなニーズに応じたBS/CSアンテナ設置工事にご対応いたします。
なお、衛星放送やBS/CSアンテナの基礎知識、その種類や設置方法、地デジアンテナと合わせた設置についての注意点などについての詳細は、以下の各コラム記事でもご説明しております。
・台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)
・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説
・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!
・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法
・BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法
・住宅でBS/CSテレビアンテナを屋外の見えない位置に設置する方法は? ベランダ内などに隠して設置できる会社や注意点を解説
・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!
・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?
・衛星放送用BS/CSテレビアンテナの寿命は何年? 取り付けから約10年後の交換工事の時期や映らなくなった時の対処法を解説
・地デジアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する工事とは? 地デジ用、衛星放送用テレビアンテナの種類とその違いを解説
テレビアンテナの周辺機器の価格と設置費用とは?
戸建て住宅に地デジアンテナをはじめ、テレビアンテナを設置する場合はほとんどの場合、上記で申しあげた通り、アンテナ本体だけではなくブースター、分配器など周辺機器の設置をはじめ、各種オプション工事も必要となります。
そして実際に必要なアンテナ工事費用は、各種アンテナの基本設置工事費と、これらオプション工事費や、必要となった機材費などの総額になります。
以下、一般的な戸建て住宅への地デジアンテナ工事で必要となる配線部の周辺機器、機材などについてその性質や種類、費用の相場などを解説してまいります。
なお、戸建て住宅のアンテナ配線部、全体についての詳しい解説は、以下のコラム記事でも紹介しております。
・ブースター(増幅器)
ブースターとは、地デジ、BS/CSアンテナが受信したテレビ電波を、各戸建て住宅で必要なレベルに増幅する装置のことです。
主に中電界地域から弱電界地域などの、受信できる地デジ電波レベルが低い現場で使用される機器ですが、強電界地域でも、住宅内に設置されるテレビなどの機器が三台以上の場合は、ブースターによるテレビ電波の増幅が必要となるため、現在では設置がほぼ必須となる機器になります。
ブースターの種類には、主に設置位置別で「屋外用ブースター」「室内用ブースター」「ラインブースター」。また対応するテレビ電波では、前述の地デジ放送用「UHF帯ブースター」と、地デジ・衛星放送に対応し混合器の役割も果たす「UHF・BSCS混合ブースター」に分かれます。
なおブースターは、電気的エネルギーである電波を増幅する機器であるため、どのモデルにも電源の供給が必要になります。
屋外用ブースターは、ノイズの混入を避けるべく、アンテナ本体の真下や屋根裏の引き込み部近くに設置されるブースターで、電波の増幅性能と屋外を想定して耐久性が強いこと、また増幅部(ブースター本体)と電源部が分かれており、アンテナケーブルを通じて増幅部に給電するのが特徴です。
この屋外用ブースターは家屋全体に送る電波レベルを高めることができるため、戸建て住宅でのブースター設置は、基本的にこの機種が使用されます。
室内用ブースターは、文字通り、住宅の室内で、アンテナケーブルの間に接続する形で使用されるブースターです。電源は室内のコンセントなどからとります。
室内用ブースターは、屋外用ブースターに比べると電波の増幅性能はやや下がりますが、屋内に設置でき、ご自宅でも設置が簡単な点がメリットです。主に住宅で増幅する電波レベルが多少でいい場合や、一部の部屋でのみ電波レベルを増幅したい場合に使用します。
ラインブースターは前置ブースターとも呼ばれ、テレビ機器などの手前に、ケーブルの間に挟み込む形で設置される、筒状や箱状の小型ブースターです。設置が簡単な半面、電波を増幅する性能は低く、特定の部屋で電波を多少、増幅したい場合や、前述したブースターの補助として使用されます。
テレビアンテナ工事の際の一般的なブースター設置費用の相場としては、ブースター本体込みで、UHF帯ブースターであれば20,000円から30,000円程度。UHF・BSCS混合ブースターでは25,000円から35,000円程度です。
なお当あさひアンテナでは、前述の通り、各種機材費込みで、UHF帯ブースター設置を税込み20,000円。UHF・BSCS混合ブースター設置を税込み25,000円でご案内しております。
ブースターについての詳細や価格などについて、詳しい解説は以下の各コラム記事にもございます。
・テレビアンテナの「ブースター」は必ず必要なのか? 【地デジ設置・あさひアンテナ】
・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)
・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)
・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!
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・テレビアンテナの受信レベル低下で地デジやBS放送が突然、映らなくなる原因と、受信感度を上げて解決する工事など対処法とは?
・ブースター内蔵の屋外用地デジアンテナとは?テレビ受信レベルが低くなる原因と対処法、低い受信レベルを上げる方法や製品を解説
・混合器、分波器
混合器とは、地デジアンテナとBS/CSアンテナ。またNHK、広域民放と、地方チャンネルを送信する電波塔の方向が大きく異なり、戸建て住宅に二基以上の地デジアンテナを設置する必要が出た場合に、各アンテナから電波を送信する複数のケーブルを、一本のケーブルにまとめる装置のことです。
したがって、住宅に地デジアンテナを一基しか設置しない場合には使用しません。また前述の通り、UHF・BSCS混合ブースターを設置する場合は、ブースターが混合器の機能も備えるため、設置の必要なくなります。
混合器を設置する場合は、配線部よりもブースターよりさらに前の、アンテナから延びる複数のケーブルをまとめる形で設置されます。
混合器は、地デジと衛星放送の電波を同じケーブルにまとめることで、それ以降で使用するケーブルの長さや機器の数を抑えて、配線をシンプルにすることで、工事の総合的なコストを抑え、トラブルなども生じにくくする役割を果たします。
分波器とは、混合器で一本のケーブルにまとめた地デジ、衛星放送の電波を、テレビなど受信機器の手前で、ふたたび二本のケーブルに分配し、地デジとBS/CS、それぞれのチューナーに接続するための機器です。使い方はアンテナコンセントからのケーブルに接続するだけで、ケーブルと一体型の機器もあるため、取り付けも簡単で、価格も一個が数百円から千数百円と低価格になります。
当あさひアンテナでは、混合器を単独で設置が必要な場合には、国産大手メーカーの高品質機器の本体価格を含めて「15,000円(税込み)」からで設置をお引き受けしております。
混合器、分波器の詳細については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?
・戸建て住宅のテレビアンテナ工事に必要な配線と分波器の役割とは? 地デジ、BS/CS放送に適した機器の選び方も解説!
・分配器
分配器も前述した通り、テレビアンテナから混合器、ブースターなどを経由して届いた一本のケーブルと、送信される電波を、複数のケーブルを通じて等分に分配し、住宅内の各部屋へのアンテナコンセントへと送信する機器のことです。
分配器は、一個の入力端子と、複数の出力端子を持つ機器です。分配数(出力端子の数)は、2分配器から8分配器まで、7分配を除いた6種類が存在しております。
分配器を設置する際の注意点は、入力された電波レベル(強度)を、分配される数で等分に分配する点になります。例えば200㏈のテレビ電波を分配器に入力した場合、4分配器では個々のケーブルの電波レベルは約50㏈に、5分配器であれば40㏈になります。ただ実際には電波が接続端子や分配器を通る際、抵抗により微妙な減衰が発生するため、計算上の㏈数よりわずかに低下します。
分配器は分配数によって価格が変わり、安いものでは数百円の品もございますが、戸建て住宅の配線部に設置する品は、長期の使用になるため、高品質な品が必要となります。
アンテナ工事業者に、分配器の本体価格込みで設置を依頼する場合の設置工事費は、分配数によっても変動します。当あさひアンテナの分配器設置工事は、本体込みで「5,000円(税込み)」よりになりますが、やはり実際の価格は分配数によっても変動します。詳しくは弊社のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEなどにお問い合わせください。
また分配器をご自宅で購入される際には、名称や形状がよく似た、前述の分波器。またマンションなど集合住宅において、出力する電波レベルに差をつけて分配したい場合に使用する、分岐器などと混同しないようにご注意ください。
分配器については、分波器、分岐器などの違いも含めて、詳しくは以下の各コラム記事でご説明しております。
・ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!
・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い
・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?
・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方
・同軸ケーブル(アンテナケーブル)
アンテナケーブルは、アンテナからアンテナ配線部。またアンテナコンセントからテレビ、レコーダーなどの機器までを接続する、同軸ケーブルと呼ばれるケーブルになります。
各種テレビアンテナ工事の際には、一定の長さであれば、その費用は、アンテナ工事の基本設置工事費に含まれます。ただそれ以上の長さが必要な場合、追加費用が加算されてまいります。
なおアンテナケーブルには、ケーブル本体に「S-5C-FB」など、ケーブルの太さや品質、対応するテレビ電波などを示す記号が印字されており、その記号から、用途に適したケーブルが判断できます。
アンテナ工事業者の配線工事では、プロの職人が、現場で設置するテレビアンテナなどに適した種類のケーブルを選択いたします。ただアンテナコンセントから、テレビ、レコーダーまでの接続や、機器同士の接続については、必要な長さに適した太さや、地デジ、衛星放送、新4K8K衛星放送など各テレビ放送に合わせた品質のケーブルが必要となるため、ご注意ください。
一例として、2C、4C、5Cなどはケーブルの太さを示し、一般的にはケーブルが太いほど電波の伝送ロス(減衰量)が小さくなり、細いと減衰量が大きくなります。2Cのケーブルは、室内のアンテナコンセントからテレビなど機器の間など、短いケーブルとして使用され、4Cは家屋内の配線など中距離用。5Cは屋外や長距離用のケーブルになります。またケーブルは、太さや品質を問わず、長くなるほど電波の減衰量も大きくなるため、使用するケーブルが必要以上に長くならないよう注意が必要です。
アンテナケーブル(同軸ケーブル)やアンテナコンセントの詳細、ケーブル記号の読み取り方などについては、以下の各コラム記事でも解説しております。
・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!
・テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!
・アンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル、その種類と性能を徹底解説!
・アンテナコンセントとは?その種類や耐用年数、交換法などを徹底解説!
・テレビアンテナの固定具
地デジアンテナでも、八木式アンテナやユニコーンアンテナなどを、屋根の上にマストに設置する場合には、屋根の面と面が合わさる頂点部などに「屋根馬」と呼ばれる四脚の器具を設置して、そこにアンテナを固定するマスト(ポール、支柱)を設置。各種アンテナ本体を設置後、屋根の四隅からマストや屋根馬にステンレスワイヤーなどの「支線(ステー)」を張り、アンテナ本体を固定するという設置方法を取ります。この設置方法では、地デジアンテナの下部にBS/CSアンテナを設置することも可能になります。
なお屋根馬はマストを垂直に固定するための設置具になるため、通常は四脚をバランスよく置くことができる屋根の頂点部などにしか設置できませんが、当あさひアンテナでは、屋根の斜め部分などにも、「水平器」という機器を使用して、適切に屋根馬のマストを切断し、その先にキャップをかぶせることで、垂直にマストを立ててのアンテナ設置を実現できます。
またステーを張る際も、屋根の四隅からアンテナマストに向けて、まず四本のステーを張り、さらに各ステーの中央部と屋根馬の間に、さらに四本のステーをバランスよく張る、計八本のステーを使う工法で、屋根の上のアンテナを、設置具ごとしっかりと固定します。
また壁面や屋根の張り出し部などに八木式アンテナやユニコーンアンテナ、BS/CSアンテナを設置する場合には、水平に突き出したアームの先に、マストを垂直に立てる「サイドベース」という器具を取り付けて、アンテナ設置工事を行います。
他にも、デザインアンテナを設置する場合には、専用の設置具を、壁面やベランダの手すり部に固定することになります。
これら基本的な設置具については、当あさひアンテナの場合も上記でご説明した通り、多くのアンテナ工事専門業者で、基本設置工事費に含まれることが多くなります。
ただ屋根裏空間にデザインアンテナではなく八木式アンテナを設置する必要がある場合など、一般的ではない工事で、通常は使用しない設置具を使用する場合など、固定具の費用が別途、加算されることもございますので、どうかご注意ください。
地デジアンテナ工事で各周辺機器の他に発生する費用とは?
上記の項目でご説明したのは、戸建て住宅へのアンテナ工事に必要となるアンテナ本体、および周辺機器の機材代金、および設置工事費になります。
ただ上記の他にも、工事に当たって特殊な作業を行う場合や、細かい部材などについては、別途料金が発生することもございます。それらについても把握されることで、より正確な総額費用の目安が判断しやすくなります。
以下の項では、ここまでにご説明した以外で、発生するケースがある費用について、ご説明してまいります。
・テレビアンテナ設置部材費
地デジや衛星放送のアンテナを設置するには、アンテナ本体や周辺機器、基本設置具、ケーブルなどの他、アンテナケーブルの先に設置する端子や、端子部を覆う防水キャップ。ケーブルを壁に沿わせて止める固定具や表面を覆うカバー、その他、各部の設置に必要となる、さまざまな部材が必要になってまいります。
これら設置具の費用は、アンテナ本体や機材の基本設置工事費に含まれることが多くなりますが、実際にどこまでの部材が基本費用に含まれるかは、業者によっても異なってまいります。
また前述のように、やや特殊な工事などで、通常は使わない設置具などの機材を使う場合も、その機材の費用が別途、加算されることがございます。
これら各種部材については、使うか使わないかで、実際の施工の品質にも違いが出てまいりますが、別途料金が発生する各種機材費については、お見積もりの際に、業者に質問なさるなどして、どの部材に料金が必要となるか、正確に把握されるとよろしいでしょう。
・特殊作業費(高所作業費など)
テレビアンテナを設置する際に、一般的な地デジアンテナ設置工事で行うことのない、困難の生じる作業を行う場合には、業者によっては特殊作業費が加算されることがございます。
中でも多いケースとしては、三階建て住宅など、通常の二階建て住宅よりも高所での作業が必要になる場合に、高所作業費が追加されるという場合です。高所作業費が発生する高さの基準については業者によっても異なり、業者によっては二階建て住宅の屋根でも高所作業費が加算されるケースもございます。
一般的に、高所作業に該当するのは10メートル以上の高さになり、工事に当たって高所作業車が必要となれば10,000円から30,000円程度の追加費用が発生いたします。
また三階建て住宅で、外壁にデザインアンテナを設置する際も、位置によっては高所作業になるケースがあり、基本設置工事費に加えて、5,000円から20,000円程度の高所作業費が発生する場合もございます。ベランダへのアンテナ設置工事も、やはり三階建住宅など高い位置であれば、8,000円から15,000円の追加工事費が発生する可能性もございます。
したがって、ご自宅で想定されるアンテナ設置位置によっては、高所作業費が発生することも考慮される必要がございます。
お見積もりの際などに、担当する業者に高所作業費が発生するかどうかを事前にご確認されると同時に、もし地デジや衛星放送の受信に問題がなければ、ベランダや壁面など、比較的、低い場所にテレビアンテナを設置されることもご検討になるとよろしいでしょう。
他にも、業者によって追加工事費の発生が考えられる工事としては、急なアンテナトラブルに対する修理対応などでの夜間工事。屋根裏空間へのデザインアンテナ設置など、通常のアンテナ設置とは異なる設置工事などが挙げられます。
当あさひアンテナでは、前述のように、デザインアンテナの屋根裏設置であれば、基本設置工事費である20,000円からでお引き受けしているほか、急遽対応が必要な場合の夜間工事や高所作業にも対応しております。それらの具体的な工事費用については、当あさひアンテナのフリーダイヤルや、公式サイトのメールフォーム、LINEまでお問い合わせください。
・出張費、キャンセル費など
アンテナ工事業者によっては、電波調査やお見積もり、また実際のアンテナ設置工事で、設置現場であるお住まいに出張する際、業者の事務所などから、現場のお住まいまで距離がある場合や、対応エリア外である場合などには、別途、出張費が発生することもございます。
また業者に電波調査、お見積もりなどを依頼した後、お客様がお見積もり内容にご納得いただけなければ、アンテナ工事をキャンセルできますが、その場合も業者によっては、一定のキャンセル費を支払わなければならない場合もございます。
そのため、特にアンテナ工事業者に電波調査や見積もりを依頼する場合には、お住まいの住所で出張料が発生しないか、またキャンセル料が必要ないかをご確認されることが重要と申せます。
出張料、キャンセル料は、主に家電量販店、ホームセンターなどにアンテナ工事を依頼した場合に、実際の工事を担当する下請け業者で発生することが多くなりますが、アンテナ工事の専門業者でも発生するケースがございますので、どうかご注意ください。
なお当あさひアンテナでは、実際のアンテナ工事に際してはもちろん、電波調査、お見積もりについても前述の通り、出張料、キャンセル料などを含めて、あらゆる料金が発生しない「完全無料」で実施しております。
地デジアンテナの設置費用を抑える方法とは?
地デジアンテナをはじめ、お住まいに各種アンテナを設置する場合に、発生する可能性がある費用はおおむね以上の通りになります。
ただ、これらの費用を総合すると複雑になり、また業者によって各工事費用やオプション工事費などの体系も異なるため、ほぼ同様の工事でも、業者によって数万円程度の大きな差が出てくることもございます。
またアンテナ工事業者にも、中には残念ながら悪質な業者も存在し、安く粗悪なアンテナ本体や機材を使う。見積もりに不必要な工事費や機材費を加算する。さらに実際の工事で、見積もりにない工事、機材をお客様に無断で加算し、当初の見積もり料金より高額を請求するといった方法で、不当な高額料金を請求するケースがございます。
このような悪質な業者を避けて、優良な業者の中でも、より施工技術が確かで工事費用が低価格な業者を選ぶ。その他、アンテナ設置にかかるコストを抑える方法を、以下の項でご説明いたします。
・複数のアンテナ工事業者に「相見積もり」を取る。
アンテナ工事の専門業者には、当あさひアンテナをはじめ、電波調査およびお見積もりを、完全無料で実施する業者もございます。
そこで、そのような業者を数社、選んで、それぞれ別個に見積もりを依頼する「相見積もり」を取るといった方法が、アンテナ工事費を抑え、優良な業者を見極めるためには有効です。
見積り依頼をする際には、まず相見積もりであることを業者に伝えるとよろしいでしょう。優良なアンテナ工事業者であれば、自社の施工技術と価格に自信があるため、相見積もりにも快く応じ、他社より高品質な工事を、低価格でご案内するよう努力を惜しまないはずです。
また、見積もりに訪れた業者の身だしなみや接客態度。質問に対してわかりやすく答えてくれるかなども、優良業者を見極めるポイントとなります。
さらに、各社の見積もり結果を比べることで、同じアンテナ工事内容に対する、適正な工事費用も判断できます。なおお見積もりの結果については、ただ価格の安さだけで判断されるのではなく、使用する部材や工事の品質など、総合的なコストパフォーマンスでお選びになられることをオススメいたします。
なお当あさひアンテナでは、電波調査とお見積もりの完全無料はもちろん、他業者さんとの相見積もりにもご対応いたしております。
相見積もりの結果、もし弊社と同品質の工事について、他業者さんでより低価格の見積もりが出た場合は、そのお見積もり書をご提示いただければ、さらに低価格で再度のお見積もりにもご対応いたします。
アンテナ工事のお見積もりに当たっては、当あさひアンテナもお加えいただければ幸いに存じます。
・DIYでテレビアンテナを設置する。
現在では、いわゆる「DIY(Do it yourself)」によって、テレビアンテナを設置される方もおられます。
DIYでの設置であれば、基本的に必要な金額は、設置するテレビアンテナの本体価格と、その他、必要な部材、工具などの費用のみになるため、アンテナ工事の専門業者に依頼する場合より、必要な費用を抑えることができます。
ただ、DIYでの設置において重要な点は、作業の安全を確保できるという点が第一になります。
屋根の上へのアンテナ設置、特に大型の八木式アンテナを設置するなどの危険な作業は、機材や作業者の転落による大変な事故のリスクも生じるため、屋上フロアが存在する住宅など、作業の安全が確保できるケースを除いて、決して行わないでください。
基本的にDIYでおすすめできるアンテナ設置作業は、足場が確保できて安全、かつ比較的、作業が簡単な、ベランダの手すりへのデザインアンテナ設置。また同じくベランダや室内外の窓際などへのBS/CSアンテナ設置になります。
ただ、DIYでのアンテナ設置では、地デジアンテナの場合、現場の設置位置で十分な地デジ電波レベルを確保できるか、一般の方には判断が難しいという問題もございます。
BS/CSアンテナの場合は、アンテナのディッシュ部を東経110度に向けることができ、その方向に電波を遮る障害物のない位置であれば設置可能ですが、アンテナの仰角(上下角)、方位角(左右角)の調整にミリ単位の調整が必要となり、手間がかかるという問題も出てまいります。
またご自宅でのDIYによるアンテナ設置では、適切なブースターや分配器を使用して、住宅の各部屋にテレビ電波を送る大掛かりなアンテナ配線工事が難しい点。アンテナの受信性能が不足する。また作業手順のミスなどで、設置が失敗した場合も保証がないなどの点もデメリットになります。
もしDIYでのアンテナ設置に不明点などがあり、確実な工事の成功が難しいと思われる場合には、ご無理をなさらず、的確で確実な施工と、施工後の長期保証もご用意している、当あさひアンテナなどのアンテナ工事業者にご依頼ください。
・地デジや衛星放送のテレビアンテナ取り付けを自分でDIY工事する方法とは? 設置の注意点、費用についても解説(基礎知識編)
・地デジや衛星放送(BS放送、CS放送)用テレビアンテナを自分で取り付ける方法とは? 設置工事を進めるポイントと注意点をすべて解説(実践編)
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地デジアンテナの価格と設置工事の費用・まとめ
一般戸建て住宅に地デジアンテナを新規設置する場合には、地デジアンテナ機種の違いはもちろん、配線部にブースター、分配器など必要な機器の設置機器も必要となります。
さらにBS/CSアンテナを追加設置する場合には、配線部も衛星放送(新4K8K衛星放送)に対応する機器が必要となるなど、ご要望の条件によって、アンテナ設置費用の総額は大きく変わってまいります。
地デジアンテナ設置工事の費用を安く抑えるためには、使用するアンテナ機種をはじめ、全体の工事をできるだけシンプルなものにする他、確かな施工技術を持ちながら、低価格な費用で工事を行う業者を選ぶことも、重要なポイントとなります。
本文でも申しあげたことのまとめになりますが、当あさひアンテナでは、地デジの電波調査および、アンテナ配線部の機器設置、また各種のご要望に応じた、戸建て住宅へのテレビアンテナ設置工事、総額のお見積もりを、出張料、キャンセル料なども含めた完全無料でご対応しております。
電波調査に当たっては、お住まいの各位置や各部屋で、地デジ電波強度や方向はもちろん、電波の品質も調査し、安定した確実な地デジ電波の受信が実現できることを大前提に、お客様のご要望に対応できる、さまざまな地デジアンテナ機種、設置方法を、業界最安に挑む価格でご提案いたします。
またお見積もりに関しては他業者との相見積もりにもご対応しており、弊社のお見積もりにご納得いただければ、お見積もりからすぐに本契約を行っての即日工事にもご対応いたします。
使用するアンテナ本体をはじめ各種機器も、国内大手メーカーの高品質機器を揃えており、メーカーからの直接大量買い付けによるスケールメリットを生かした大幅値引きで、個人の方では難しい、国産高品質機器の本体価格をセットにした、低価格の基本設置工事を実現しております。
実際のアンテナ工事は、中間マージンが発生せず、施工技術も確かな、弊社社員スタッフの優れたアンテナ職人が担当し、地デジ電波レベルの変動も踏まえた安定した受信性能や、風雨などの自然環境にも強い頑丈なアンテナ設置は大前提として、弊社のモットー「見えないところもきれいに」に基づき、アンテナ設置部から屋外配線、さらに屋根裏空間などの屋内配線や、ブースター、分配器など機器の設置まで、現場の条件で可能な限り、シンプルに整った見栄えのいい施工を実施いたします。
アンテナ工事の完了後には、お住まいの各部屋のテレビやアンテナコンセントにて、十分なレベルの地デジ電波が受信できることを確認した上で、工事の完成といたします。
工事完了後のお支払いについては、キャッシュ(現金)だけでなく、各種クレジットカード、電子マネーにも対応しておりますので、スムーズに生産していただけます。
そして工事の完了後も、業界最長クラスとなるアフターフォロー体制、工事完了日からの「10年保証」をご用意しておりますので、末永くご安心いただけます。
戸建て住宅における地デジアンテナ新規設置や交換。またそれに伴うBS/CSアンテナの追加設置。ブースターや分配器など、配線部の工事など、テレビアンテナ設置に関するあらゆるご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤル。また公式サイトのメールフォームやLINEまで、どのようなことでもお気軽にお寄せいただければ幸いです。