新築戸建におけるテレビアンテナ工事

2022年07月10日

注文建築、建売住宅など、新築物件でマイホームを購入される際には、さまざまな手続きが必要となります。
引っ越し作業はもちろん、住民票の移動など公的な手続き、新居への家具、設備の設置や各種工事など。そお中でも重要な作業のひとつに、テレビアンテナ工事がございます。ご新居におけるせっかくの新生活も、テレビを視聴できない期間が長く続くようでは、味気ないものになってしまいます。

ここでは新居の建築やお引越しを検討されている方のために、新築物件における各種テレビアンテナ工事について、必要なアンテナ機種や機器。おすすめの工事業者。実際の依頼や工事を進める上でのポイントなどを、2022年(令和4年)の最新事例に基づいてご説明いたします。

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【新築物件に各種テレビアンテナを設置する方法】

戸建住宅の新築物件にテレビアンテナはついてくる?

基本的に、注文建築、建売物件とも、新築物件の戸建住宅にテレビアンテナは設置されていません。ハウスメーカーからのお引き渡し後、入居される前後に、お客様ご自身でアンテナ工事業者を依頼し、テレビアンテナ設置工事を行うことになります。
ただハウスメーカーによっては、住宅設備の付属、追加オプションで、各種アンテナ設置が選べることもございます。アンテナ機種や種類、価格に満足できれば、そちらを選ばれるのもいいでしょう。
また住宅を手掛けたハウスメーカーにアンテナ工事を依頼できることもございます。詳しくは業者別の解説で後述いたします。

新築物件でテレビ放送をご覧になる方法

上記のように新築物件にはアンテナ設備が存在しないため、すぐにテレビを視聴することはできません。ご自宅ごとのニーズに合わせて、まずテレビ視聴の設備を準備する必要があります。
現在の主なテレビ放送の視聴方法には「テレビアンテナ」「ケーブルテレビ」「光テレビ」の3つがございます。
以下、各方法についてご説明いたします。

・テレビアンテナ
住宅にテレビアンテナの設置工事を行い、地デジ、衛星放送などのテレビ電波を受信する、もっともメジャーなテレビの視聴放送です。テレビアンテナの種類には、地デジ電波(地デジ放送)を視聴するための地デジアンテナ。BS、CS放送を視聴するためのBS/CSアンテナがございます。基本的に現在の一般住宅には、ほぼすべてに地デジアンテナが設置されます。さらに衛星放送をご覧になりたい場合には、BS/CSアンテナも設置します。また地デジ、BS、CS放送には、それぞれに対応するチューナーが必要ですが、現在のテレビ、レコーダーなどの機器の大半には地デジやBS、CSチューナーが内蔵されています。
テレビアンテナを利用するメリットには、
・アンテナを設置すればBS、CSの有料チャンネルを除いて、地デジやBSのNHK、民放チャンネルが無料で視聴できる。
という点がもっとも大きく、現在でもテレビアンテナの人気が高い大きな理由といえます。
一方、デメリットとしては、
・地デジの電波状態が悪い地域では受信できない。または高性能アンテナや機器などの設置が必要で費用がかさむ。
・地デジ電波が飛来する方向に障害物があると受信不良が発生する。
・地デジ、BS/CS双方のアンテナや、複数のテレビで視聴するための機器、配線などを設置すると工事費が高額になる。
・方向が違う地方局(地方チャンネル)を受信したい場合は、追加費用で専用の地デジアンテナを設置する必要がある。
・台風や豪雪、海沿いの潮風などで、アンテナの老朽化が進みやすい場合がある。
などの点が挙げられます。

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・ケーブルテレビ(CATV)
「ケーブルテレビ(CATV)」とは、そのエリアをカバーするケーブルテレビ会社と契約し、月額料金を支払うことで、テレビ番組を視聴できる有線放送です。ケーブルテレビ局の受信点に設置された大型のアンテナで、地デジ、BS、CSの各放送電波を受信し、その電波をケーブルテレビ局のセンターから光ケーブルや同軸ケーブルを通じて、契約する各家庭に送信する仕組みです。CATVとは「Community Antenna TeleVision(コミュニティー・アンテナ・テレビジョン)」の略です。
基本的にケーブルテレビは、地デジ中継局から離れた難視聴地域向けのサービスという面が強くなります。そのため各ケーブルテレビ会社は、各都道府県の一部エリアなど地域密着型の会社が多く、サービスエリアが限られます。
各ケーブルテレビ会社で試聴できるテレビ放送は、該当エリア周辺の地デジ放送であるNHK、広域民放と地方局。およびBS、CSの各チャンネルになります。専用チューナーの使用により4K8K放送にも対応するサービスもございます。
他にも各ケーブルテレビ局は、サービスエリアの地元密着局であることから、エリア内のローカル情報による独自の番組「コミュニティチャンネル(自主放送)」を放送していることも多くなります。
また多くのケーブルテレビ局では、テレビ放送の他、テレビと同じケーブルによるインターネット、固定電話などのサービスも提供しています。近年では格安スマートフォンや電気、ガス、保険など、多彩なサービスを提供する会社も増加しています。
ケーブルテレビを利用するメリットには、
・地デジ電波の受信が難しい地域でもアンテナ設置が不要で、地デジ、BS、CSや自主放送など多くのチャンネルを安定して視聴できる。
・インターネット、スマートフォン、固定電話その他のサービスもまとめて一括料金で利用できる。
などの点があります。一方、デメリットとしては、
・月額料金が必要。
・サービスエリアが限られ、エリア内でも地域によってはテレビ以外の一部サービスが利用できないことがある。
・光回線を整備していない会社では、インターネットサービスの接続速度が遅い。
という点が挙げられます。

CATV(ケーブルテレビ)からアンテナへお切り替えの手順と費用

・光テレビ
近年はインターネットの回線も「光回線」が主流ですが、ご新居に光回線を開設される場合は「光テレビ」を利用される方法もございます。光テレビとはその名の通り、光回線を使ってテレビを視聴する方法です。
光回線とは、世界でもっとも速度が速い「光」を通す繊維「光ファイバー」でデータを送受信する通信回線です。そのため光回線は、あらゆる回線の中で通信速度が最速。さらに電磁波の影響も受けないため非常に安定しているのが特徴です。
この光テレビサービスは、主にインターネット関係の通信会社系や電力会社系で、それぞれ異なるサービスがございます。各サービスごとで試聴できるテレビのチャンネルにやや違いはございますが、どのサービスもおおむね地デジ、BS、CSの各チャンネルに対応し、やはり専用チューナーの使用による4K8K放送にも対応しています。
光テレビを利用するメリットとしては、
・地デジの受信が難しいエリアでも、安定した高品質で地デジ、衛星放送の各チャンネルを視聴できる。
・インターネットの光回線がある住宅なら、簡単な工事や機器のセットで試聴できる。
・インターネットとの月額料金と一括にして割安で利用できる。
などの点が挙げられます。デメリットとしては、
・月額料金が発生する。
・まず光回線の開設工事とその初期費用が必要。
などの点がございます。

フレッツテレビ&ひかりTVからアンテナへお切り替えの手順と費用

【テレビアンテナの種類】

上記のように、現在ではさまざまなテレビ放送の視聴方法もございますが、以降は当コラムのテーマである、新築住宅にテレビアンテナを設置してテレビ放送を視聴することを前提にご説明いたします。
新規住宅に設置されるテレビアンテナは、地デジ放送を受信する「地デジアンテナ」と、BS、CSの衛星放送を受信する「BS/CSアンテナ」になりますが、それぞれ異なる形状や機能を持つ機種が存在します。

地デジアンテナの主要機種

・八木式アンテナ
八木式アンテナとは主に屋根の上に見られる、魚の骨のようなアンテナ機種です。高い設計完成度を誇り、アナログテレビ放送の時代から使われている古典的な機種で、現在でも普及率がもっとも高い機種になります。
八木式アンテナのメリットは受信感度の高さにあります。高所に設置できることから、現在の地デジ放送でも高い受信性能を誇り、電波状態の悪い地域でも高い位置への設置や高性能機種を用いることにより、安定した地デジ受信を実現できます。
また技術や施工方法が確立しているため、本体価格、設置工事費とも、地デジアンテナではもっとも安い機種になります。
デメリットとしては風雨や、海沿いであれば潮風などの影響を受けやすく、経年劣化が進みやすい。特に台風が多い地域や豪雪地帯などではアンテナトラブルが生じやすい。設置位置により隣家との越境問題が生じるリスクもある。新居の外観性や景観などが悪くなるなどの点が挙げられます。

デザインアンテナ
デザインアンテナとは、2009年頃より普及した、第二世代ともいうべき地デジアンテナ機種です。アンテナの各部分をボックス上のケースに収めた、平面軽量、薄型のアンテナで、主に住宅の外壁などに設置されます。
デザインアンテナのメリットは、スタイリッシュでカラーバリエーションも多く、住宅の外見や景観を乱さない。形状や設置位置から風雨などの影響を受けにくく、老朽化や故障のリスクを軽減できて高寿命が望める。隣家との越境問題が生じない。屋根裏空間など屋内への設置もしやすい。設置位置が低いためメンテナンスも簡単などの点が挙げられ、現在ではもっとも人気の高い地デジアンテナ機種になります。
デメリットとしては、標準機種の受信性能は20素子相当で八木式アンテナと同等ながら、設置位置の低さなどから八木式アンテナに比べて受信感度がやや低く、電波が弱いエリアでは使用しにくい点。また本体価格や設置費用も八木式アンテナよりやや高額である点が挙げられます。

ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナは2010年代後半に登場した、第三世代にあたる最新アンテナです。ポールの先に細長い円柱状のアンテナを設置した形状のスタイリッシュな機種になります。
そのメリットは、高所に設置されるため比較的、受信性能が高い。屋根の張り出し部分(破風)や壁面などへの設置も可能。景観や家屋の外観を乱さない上、隣家との越境問題も生じにくい。風雨などが通り抜ける形状で自然環境の影響を受けにくく、経年劣化を抑えられる。太陽光パネルがある住宅にも設置しやすい。BS/CS110度アンテナをポール部分に設置可能などの点になります。総じて八木式アンテナとデザインアンテナ双方のメリットを備え持つ機種といえます。
デメリットは最新鋭機種であるため、他の2機種に比べて本体価格や設置工費が高い点。また同じ設置条件において、八木式アンテナに比べるとやや受信感度が低く、八木式アンテナが使用できる現場でも設置できない場合もある点が挙げられます。

BS/CSアンテナの主要機種)
衛星放送にあたるBS放送、CS放送を受信するためのBS/CSアンテナは、主に白色のパラボラアンテナです。
主要機種は、BSデジタル放送と、CSデジタル放送「スカパー!」を受信する「BS/CS110度アンテナ」になります。これは双方の放送衛星、通信衛星とも、東経110度に位置するため、アンテナを東経110度(南西)方向に向けて設置するための名称です。
BS/CS110度アンテナは、おおむねどのメーカーの機種も、白いパラボラアンテナになります。これはアンテナが太陽の熱によって歪み、受信に問題が出ることを防ぐために、日光を反射する白色が選ばれているためです。
ただ近年ではBS/CSアンテナも、性能面では従来の2Kだけでなく、4K8K放送にも対応する機種。また素材などの工夫により、太陽光の影響を受けにくい黒色の機種。ディッシュ部に無数の穴を開けて風を通す構造や、アンテナ各部を固定するなど数々の工夫により、日本で起こりうる最大級の台風にも耐えられる高耐風モデルなど、さまざまな機種が存在します。

またCS放送には、「スカパー!」の他にも、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」が存在します。同サービスの特徴は「スカパー!」とは異なる位置の通信衛星が利用されており、「スカパー!」以上の多チャンネルと、全局ハイビジョン放送(「スカパー!」は一部が標準画質)である点になります。
「スカパー!プレミアムサービス」のご視聴には、BS/CS110度アンテナとは異なる専用のパラボラアンテナおよびチューナーが必要です。ただ一台のアンテナで、BS放送と110度CS放送(スカパー!)、124/128度CS放送(スカパー!プレミアムサービス)のすべてを受信できる機種「3波対応アンテナ」も存在します。

新築物件へのテレビアンテナ設置に必要な機材と工事】

前述のように、新築物件にはアンテナ設備がまったく設置されておりません。そのためアンテナ本体はもちろん、配線や必要な機器などをすべて一から設置する必要がございます。そのためアンテナ工事の初期費用は、総額でやや高額となってまいります。
新築物件へのアンテナ工事に設置が必要な機材は、おおむね以下の通りです。

・アンテナ本体
お客様がご視聴なさりたいテレビ放送と、性能や外観性、価格などのご希望から、地デジアンテナ、BS/CSアンテナの機種を選択なさることになります。また地デジのNHK、広域民放以外に、そのエリアで受信できる東京MX、千葉テレビなどの地方局(地方チャンネル)をご覧になりたい場合で、地方局の地デジ電波の方向が異なる場合には、もう一台、地方局用の地デジアンテナ設置が必要となります。
他にアンテナを設置する固定具も必要ですが、それらはアンテナとセットになっていることがほとんどです。

・アンテナブースター
アンテナが受信したテレビ電波の強度を高める「増幅器」です。主に地デジ電波状態が悪いエリアで使われる他、テレビの設置台数が多い住宅でも、テレビの台数分だけ電波の増幅が必要なため、実質的には設置が必須な装置です。
ブースターは、主にアンテナのすぐそばに設置されます。機種にはUHF(地デジh3用やBS/CS用、両電波への対応型。また屋外用と屋内用がございます。屋外用は電波の増幅効果が高く、防水性能なども備えます。屋内用は自然環境の影響を受けにくく安価な半面、電波の増幅性能は屋外用よりも低くなります。

・分配器
アンテナとブースターからのケーブルを、テレビを設置したい複数の部屋へ枝分かれさせる装置です。分配させた数だけテレビ電波の強度も等分されるため、ブースターの設置が必要になります。

・混合器(分波器)
地デジアンテナとBS/CSアンテナ、また地方局用アンテナが別個である場合に、複数のアンテナからのケーブルを一本にまとめ、施工をシンプルにする装置です。地デジとBS/CSの電波を混合させた場合は、テレビなどの前で分波器によりそれぞれを分離します。
なお混合器と分波器は、設置の方向が逆なだけで基本的に同じものになります。

・アンテナケーブル
アンテナからテレビ、レコーダーなどテレビ放送の視聴機器までを、ブースターなどの機器を介して接続するケーブルです。
一定の長さまではアンテナ工事の基本代金に含まれますが、ある程度の長さを越えると追加料金が発生することが多くなります。

新築物件のテレビアンテナ設置では、これらの設備をゼロから設置するため、これら全体の機器および工事の費用が必要となります。

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【新築物件のアンテナ設置工事を依頼できる業者】

新地物件におけるアンテナ設置工事は、主に「ハウスメーカー」「家電量販店、ホームセンター」「引っ越し業者」「町の家電店」「アンテナ専門業者」などが担当するケースが多くなります。以下、各業者の特徴をご説明します。

・ハウスメーカー
これは前述のように、新築物件の建築を任せたハウスメーカーに、アンテナ工事もお任せになる例です。ただハウスメーカーのアンテナ工事も、実際には下請け業者が担当することが多くなります。
(メリット)
・住宅のオプションにアンテナが含まれることもある。
ハウスメーカーによっては、住宅のオプションでテレビアンテナやキッチン設備など各種住宅設備が、設置工事費込みで含まれることがございます。住宅の建築時に一括で工事を任せられるため、手続きなども簡単です。
・アンテナ工事費を住宅の代金と一括で支払えることが多い。
ハウスメーカーにアンテナ工事も任せる場合、工事料金も住宅の価格に含まれることが多いため、支払いも簡便になります。
(デメリット)
・工事料金が割高になることが多い。
実際にアンテナ工事を担当するのは下請け業者であるため、仲介料が発生することもあり、一般的なアンテナ工事価格の相場よりやや割高となることが多くなります。
・業者により施工技術に差が出る。
ハウスメーカーの下請けであるアンテナ工事業者は、比較的、信頼のおける業者が選ばれます。ただ業者により技術に差がある場合もあり、施工の品質にバラつきが出ることもございます。
・保証がつかないこともある。
ハウスメーカーによるアンテナ工事では、ハウスメーカー側で住宅各部に保証がある場合を除き、保障が用意されないことが多くなります。
・アンテナ工事業者との連絡などが煩瑣になる。
アンテナ工事業者との連絡は基本的にハウスメーカーを通すため、施工の日程や工事への注文、設置後のトラブル対応などが煩瑣で時間がかかるケースもございます。

・家電量販店/ホームセンター
大手家電量販店やホームセンターでアンテナ工事を申し込むこともできます。ただこれらの店舗も実際は受付の窓口であり、施工は下請け業者が行うことになります。
(メリット)
・店舗が身近にあり、アンテナ購入と同時に依頼できる。
大手家電店やホームセンターなどは付近に店舗が多く、店員に直接、質問もできる他、アンテナ本体の購入と工事の依頼を同時に行うことができ、業者探しの手間が省けます。
・一定のアフターサービスが存在する。
店舗により期間は異なりますが、おおよそ一年程度のアフターサービス(保証期間)が用意されています。
(デメリット)
・工事費用が割高になる。
家電量販店やホームセンターのアンテナ工事も、実際の施工は下請け業者が行い、料金もアンテナ本体代金とは別に、業者に支払うことになります。そのため仲介手数料が発生することもある他、現場の電波調査や見積もりなどが有料となるケースもございます。
・アンテナ購入から工事まで時間がかかり、二度手間なども生じる。
家電量販店、ホームセンターの店員は、商品知識はあってもアンテナ工事の専門家ではないため、工事に関しては知識が少なく、説明が不正確なこともございます。また店舗ではアンテナ工事の依頼をうけてから下請け業者に発注するため、アンテナ購入からの即日工事は難しくなります。また見積もりや現地調査と工事日が別になることも多く、対応に手間がかかる場合もございます。
・業者ごとにアンテナ工事の技術が異なる。
家電量販店、ホームセンターのアンテナ工事も、実際に担当する下請け業者によって、施工の品質に差が出てまいります。

・引っ越し業者。
引っ越し業者に前の住居からの引っ越し作業を依頼した場合、オプションで前の住居にあるテレビアンテナやエアコンなど、各種機器の引っ越しおよび、新居への設置、配線工事などにも対応してもらえることが多くなります。
(メリット)
・前の自宅にあったアンテナなど機器の引っ越しに対応できる。
引っ越しの際、前の自宅にあるアンテナを取り外して新居に運び、再設置するため、新規アンテナ購入などの必要がございません。
・引っ越しと同時にアンテナその他の配線工事などをまとめて依頼できる。
アンテナだけでなく、新居における家電製品の設置や配線作業などをまとめて依頼できるため、引っ越し時の手間が大幅に削減できます。
(デメリット)
・オプションで費用が発生する。
引っ越し業者にアンテナ設置はじめ、各種工事、設置作業を依頼する場合は、基本的にオプションで別途費用が発生します、アンテナの場合、旧宅での取り外しや取り付け工事の費用を合わせると、新しいアンテナを設置する費用と大差がなくなることもございます。
・施工技術や費用にばらつきがある。
引っ越し業者のアンテナ工事など各種工事も、実際の施工は下請け業者が行うことが多く、仲介料などで費用が割高になることや、実際の施工品質にばらつきがでることがございます。

・地域の電気店
お住まいの街にある個人経営の電気店などにも、アンテナ工事を依頼できることがございます。
(メリット)
・地域密着型で地域の環境などに詳しい。
地域の電気店は、現地での施工経験が多いため、その地域の電波状態や気候に詳しく、現地に適したアンテナ設置工事を期待できます。
・価格が割安になることがある。
前述した各業者の仲介を通さず依頼することで、仲介料が発生せず、工事価格が比較的、や安くなることもございます。また地元の人間関係からの紹介により、工事価格を割引いてもらえることもございます。
(デメリット)
・業者により施工技術や価格に大きな差がある。
地域の電気店は、アンテナ工事の価格相場に疎いことが多く、店によっては見積もりや電波調査が有料。工事費用も相場よりやや高額な場合がございます。また店によって使用する機材や技術が古いこともあり、店により工事の価格や技術に大きな差があるのが実情です。
・アンテナ工事後の保証期間が短い、または保証がない場合もある。
地域の電気店は人員なども少なく、閉店廃業の可能性もあるため施工後の長期対応が難しくなり、アンテナ工事後の保証期間が1年程度と短い、または保証自体がない場合もございます。

・専門のアンテナ工事業者
インターネット上に公式サイトを掲載する、アンテナ工事の専門業者にアンテナ設置を依頼する方法です。
(メリット)
・工事料金が低価格。
専門のアンテナ工事業者は競争が激しいため、各種アンテナの最新モデル本体込みで割安のアンテナ工事を提供するなど、総じて工事価格が低価格になっております。
・長期保証がつく。
業者の多くが、アンテナの設置から5年間から10年間など長期間の保証を用意しています。
・見積もりや現地調査が無料で即日工事も可能。
多くの業者は、現地での電波調査や見積もりも無料で実施しています。そのため複数業者による相見積もりも取りやすくなります。
・工事も非常に迅速。
多くの業者では電波調査や見積もり後の、即アンテナ設置工事に取り掛かることが可能です。
・工事代金お支払いの方法が豊富。
決済方法もクレジットカード、電子マネーなどさまざまな形式に対応することが多くなります。
(デメリット)
・業者によって信頼性に差があり、優良業者を見極める必要がある。
現在、アンテナ工事業者は数が多く、業者によって技術やサービスに大きな差が存在します。また中には低品質な施工、お客様に無断で不要な工事を加算するなどの手口で、不当な高額料金を請求する悪質な業者も存在するのが実態です。そのためお客様の側で優良業者を見極める必要がございます。
以下、優良なアンテナ工事業者を判別するポイントをご説明いたします。

・価格体系がわかりやすい。
前述のように、新築住宅のアンテナ設置には、アンテナ本体だけでなく、多くの機材や設備が必要となります。アンテナ工事価格が何円など漠然とした低価格を提示する業者は、その他オプション工事や機材の価格で高額請求を行うケースがございます。
公式サイトに使用するアンテナのメーカーや機種名、型番。またブースターなどの各種機器の設置費用その他、オプション機材や工事の価格体系が明記され、アンテナ工事の総額費用をイメージしやすい業者であれば、信頼できると考えられます。

・具体的なサービスや施工の流れがわかりやすい。
公式サイトなどに、その業者が行う具体的なサービスや施工が説明されているかをご確認ください。
例えば電波調査や見積もりは無料か。出張料、キャンセル料などは不要か。即日工事、夜間工事などに対応できるか。無断で見積もり外の工事などを加算しない施工を行うか。実際の作業の流れやおおよその時間が明記されているか。工事後の受信確認やアフターサービスの説明もあるか、などの点がポイントです。

・問い合わせ方法が豊富で反応が早いか。
フリーダイヤル、メールフォーム、またLINEなど業者への問い合わせ方法が豊富な業者は、もしもの際にも連絡が取りやすく、対応にも期待ができます。また実際に問い合わせなどを行い、その反応が早いかどうかも、業者の信頼性を見極める重大な要素のひとつです。

・保証期間の長さ。
保証期間の長さは、その業者の施工品質に対する自信の証です。10年程度の長期保証を用意する業者であれば、施工技術も信頼できると考えられます。

・工事は自社施工か。
アンテナ工事業者の中にも、自社施工と、下請けを使う業者が存在します。下請けを使う場合、前述のように仲介手数料で費用が割高になる。また下請け業者により工事の品質が変わるなどが考えられます。完全自社施工の業者がおすすめです。

・見積もり時などの対応が丁寧か。
無料の電波調査、お見積もりなどの際、従業員の対応が丁寧で、質問に対してきちんと答えられるかなども重要なポイントです。
ここまでに記したアンテナ機種、施工などの技術的な質問。また見積もりにおける各機材の工事費など詳細な内訳にも、具体的でわかりやすく明確に答えられる。またお客様のご要望を最優先に、可能な限り対応するかなどで、業者の質が判断できます。
逆に技術や価格に関する答えが曖昧なまま、ただアンテナ工事の契約を強引に求めてくるような業者は、避けた方がいいでしょう。

・相見積もりを行う。
電波調査や見積もりが無料で出張料、キャンセル料なども発生しない複数の業者を選び、それぞれで調査と見積もりを行ってください。
互いの調査や見積もりの結果を比較して、大きな違いがなければ、その内容は信用できると考えられます。

【新築物件におけるアンテナ設置工事費用と作業の手順】

前述のように、新築物件におけるアンテナ工事は、配線やブースターなどすべての設置費用が含まれるため、やや割高になります。
具体的な費用の相場は、地デジアンテナのみかBS/CSアンテナとのセット、また使用するアンテナ機種、ご自宅のテレビの台数などによっても変動しますが、30,000円から60,000円程度というところです。

新築物件でアンテナ工事を進める流れ

新築物件でアンテナ工事を行う際の注意点としては、まず注文建築であっても物件の引き渡しまでは自分の家ではない。また最低限でも電気工事が終わらないと、アンテナ工事もできないという点です。
そのため住宅の引渡し前に、アンテナ業者に電波調査を依頼しても断られることが多くなります。業者への現地調査やお見積もり、工事のタイミングは、引き渡し日程が決まってから、引っ越しの1、2週間前に予約されると、入居後、すぐにテレビを視聴できることとなり、おすすめです。

専門のアンテナ工事業者に依頼する場合の、新築物件にアンテナ設置工事を行う流れは、以下の通りです。

1:業者への問い合わせ。
物件のお引き渡し日程が決まったら、アンテナ業者に連絡します。
住宅の構造や、設置したいアンテナの種類や機種。設置したいテレビの台数。見積もりや工事の希望日程などをお伝えください。

2:現地調査と見積もり。
業者が現地調査と見積もりに訪れたら、従業員に疑問点を質問し、その対応や説明から信用できる業者かを見極めます。
見積もりに問題がなければ、すぐに契約を行い、即日工事を行うことも可能ですが、日程に余裕があれば、複数の業者に相見積もりをとるのもいいでしょう。

3:正式契約。
見積もり時の対応で信頼できる業者と判断できる、また相見積もりの結果などで、依頼する業者を決めてアンテナ工事の正式契約を結びます。契約の前までならキャンセルも可能です。また工事費用の発生は契約後になるため、その前に、見積もり後に追加費用が発生しないかも確認してください。

4:アンテナ工事。
実際の工事には依頼者の立ち合いが必要ですが、施工をすべて見ている必要はございません。工事の内容が要望通りであることを確認できれば、あとは家の中などで待機していてください。

5:チャンネル設定。
工事が完了したら、業者と共に、ご自宅のテレビのチャンネル設定を行い、テレビ映りに問題がないかを確認します。

6:お支払いと保証の確認。
すべての作業が完了した時点で、工事費を支払い、業者による保証内容を確認します。

お引越しまでに以上の作業を完了させることで、新居へのご入居後すぐにテレビのご視聴をお楽しみいただけます。

【まとめ】

新規物件におけるテレビアンテナ工事について、おわかりいただけたでしょうか。
現在の戸建て住宅、新規物件へのテレビアンテナ設置は、優良な業者によるアンテナ工事であれば、ゆうに10年を超える寿命を誇ります。さらに機種や施工の工夫によっては、一生ものに近い寿命も期待できます。

そのようなご新居へのテレビアンテナ設置では、せっかくのご新居を傷つけないことはもちろん、アンテナのトラブルや、設置機種への不満などから無用の再工事などを行わずに済むよう、最初のご選択が重要になります、
新規物件への各種アンテナ設置工事において、ご要望やご不明な点などがございましたら、あさひアンテナまで、どのようなお問い合わせでも、お気軽にお寄せください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。