【2022年度最新版】テレビアンテナ設置場所のポイント(地デジ・BS/CSアンテナ編)

2022年09月21日

戸建住宅のお住まいに地デジ(地上デジタル放送)や衛星放送(BS/CS放送)のテレビアンテナ工事を行う際に、今日ではさまざまな選択肢がございます。
地デジアンテナ取り付けでは多くのアンテナ機種が存在する他、アンテナ工事技術の進歩により、屋根の上だけでなく、住宅の壁面やベランダの柵、さらには屋根裏空間など、さまざまな場所へのアンテナ設置も可能になっております。
またお客様の側でも、テレビアンテナ工事に関して、安定した受信性能はもちろん、現場の条件や環境によって「風雨などに影響されにくい頑丈なアンテナ工事を」「アンテナ設置で住宅の見た目を変えたくない」など、多くの要望がございます。

当コラムでは今回、戸建住宅における「テレビアンテナ設置の位置」をメインテーマとして、2022年(令和4年)度の最新データに基づき、アンテナ設置が可能な住宅の位置ごとに、そのメリットとデメリット、また設置に適したアンテナ機種、設置可能となる条件などをご説明してゆきます。
当コラムを参考に、お客様のお住まいとご要望に最適となるBS/CSアンテナ、地デジアンテナ取り付けの場所を見出していただければ幸いに存じます。

【テレビアンテナの種類と重要なポイント】
ここではまず、戸建住宅に設置される主なテレビアンテナの種類と、アンテナ機種やアンテナ工事の設置位置を選ぶ上で、重要となる要素をご説明いたします。

(テレビアンテナの主要機種)
八木式アンテナ
これはアナログテレビ放送時代から使われている、魚の骨のような形状で屋根の上などに見られる、昔ながらの地デジ用テレビアンテナです。屋根の上などの高所に設置されるため高い受信感度を確保でき、素子数を増やした高性能モデルも豊富なことから、地デジアンテナとして高い受信性能を誇ります。また本体価格や設置費用も、地デジアンテナではもっとも低価格です。
ただ高所に設置される分、風雨や雪などの自然環境に影響されやすい。目立つため住宅の外観や景観を乱すことがある。人の手が届きにくくメンテナンスなどに手間がかかるなどの難点もございます。

デザインアンテナ
デザインアンテナとは地デジアンテナの一種で、通常は壁面などに設置する薄型軽量のアンテナを指します。
住宅の壁面やベランダの枠などに設置できてカラーバリエーションも豊富なため、目立たず住宅の外観性を崩さない。風雨などに影響されにくく、老朽化や故障のリスクも低減できるなどの長所がございます。
一方で多くの場合、屋根の上より設置位置が低くなるため、受信感度では八木式アンテナに及ばず、周辺の地デジ電波が弱い、また近隣に高層建築などの障害物が多い現場では、十分な地デジ電波が受信できず設置できないこともございます。本体価格、設置工費も八木式アンテナよりやや割高になります。
またデザインアンテナは、広義にはアンテナ本体部分をカバーなどに収め、デザイン性や風雨などへの抵抗力を高めた地デジアンテナを指し、後述のユニコーンアンテナや、八木式アンテナの本体部に樹脂カバーを装着したモデルなどが含まれることもございます。

ユニコーンアンテナ
これは2017年(平成29年)頃に登場した最新鋭の地デジアンテナで、ポールの先に円筒形に近いアンテナ本体が装着された、スタイリッシュなモデルです。
ユニコーンアンテナはその形状から屋根の上、屋根の張り出し部である破風や壁面など、設置できる位置が豊富で、高所への設置で高い受信感度を確保できる。見栄えが良く住宅の外見や景観の邪魔にならない。形状から風雨などに影響されにくく、老朽化やアンテナトラブルなども低減できるなどの長所がございます。
一方で難点としては、アンテナの本体部分の面積が小さいため、同じ設置条件では八木式アンテナに比べて受信感度で及ばないこと。最新機種のため地デジアンテナでは本体価格、設置工費がもっとも高価な点がございます。

BS/CSアンテナ
これは地デジアンテナではなく、衛星放送であるBS/CS放送を受信するためのテレビアンテナです。人工衛星から送信されるBS/CSのテレビ電波を受信するため、基本的には皿のような形のディッシュ部をもつパラボラアンテナになります。本体色は多くが太陽光の影響を避ける白色ですが、中には太陽光に影響されにくい塗料を用いた黒色などのモデルもございます。
パラボラアンテナはディッシュ部の大きさにより受信性能が変わり、BS/CSアンテナでは一般住宅向けの機種から、マンションなどでの共同受信用など、用途に応じたさまざまな大きさの機種が存在します。他にもディッシュ部をメッシュやパンチングホール仕様にすることで、耐風性などを向上させたモデルも存在します。

(テレビアンテナ設置の位置で重要となるポイント)
地デジ、BS/CSの各種テレビアンテナ設置位置を決める上で重要となるのは、主に「受信性能」「対候性」「外観性」「メンテナンス性」の4点です。ただこれらの要素は、ひとつを重視すると他の要素が弱まることもあり、総合的に優れたテレビアンテナ工事のためには、現場の条件を踏まえて、最適となるアンテナ設置位置、およびテレビアンテナの機種を選択する必要がございます。
以下、この4つの要素についてご説明いたします。

・受信感度、受信性能。
これは地デジ、BS/CSとも、テレビアンテナ設置で安定したテレビ電波の受信が可能かという点です。
地デジ放送では、地デジアンテナ取り付けの現場が、エリアごとの電波レベルの強さを示す強電界地域、中電界地域、弱電界地域のどれかにより大きく左右されます。また現場の周辺に山地や高層建築物など、地デジ電波を妨げる障害物がある場合も、電波状態が悪くなってまいります。
BS/CS放送では、地球上へテレビ電波を送信する人工衛星の位置である、東経110度(南西方向)に向けたアンテナ設置の必要がございます。またBS/CSアンテナと衛星との間に山林や建築物などの障害物があると、衛星電波が遮断されて受信できなくなります。
テレビアンテナ本体の性能では、地デジアンテナでは八木式アンテナ、デザインアンテナには、標準機種である20素子(相当)の他、26素子(相当)などの高性能機種があり、中電界から弱電界地域での地デジアンテナ取り付けに適しています。
BS/CSアンテナでは、一般住宅用は45型(ディッシュ部の直径が45センチ)が主になりますが。ディッシュ部がより大型となる50型、60型などのモデルもあり、BS/CS放送の受信環境が悪いエリアでも安定した受信を実現できます。
そして地デジ、BS/CSとも、テレビアンテナ設置の位置で受信感度を高めるためには、戸建住宅であれば屋根の上など、高所へのアンテナ工事が基本となります。高所へのアンテナ設置では周辺の障害物などの影響を受けにくくなり、地デジであれば中電界から弱電解地域でも、安定した受信を見込めます。
ただ一方で高所へのテレビアンテナ設置は、風雨や雪などの影響を受けやすい。住宅の高所で目立ってしまう。アンテナに手が届きにくいなどのデメリットも生じるため「対候性」「外観性」「メンテナンス性」で難が出てまいります。

・対候性。
基本的にテレビアンテナは、地デジ、BS/CSアンテナとも主に屋外に設置されるため、自然の風雨や雪などを受けることになります。また海沿いでは、潮風の影響によりサビが進行しやすくなる「塩害」も生じます。このような環境下では徐々にアンテナの老朽化が進行する上、激しい台風や積雪などの際には、しばしばアンテナ位置のズレや各部の故障などが生じて、アンテナ修理が必要となることもございます。
台風や積雪が多い、また海沿いなど自然環境が厳しいエリアでは、テレビアンテナ設置の位置やアンテナ本体の性能により、気候などの影響を抑える「対候性」を重視する必要がございます。
対候性が高い地デジアンテナには、壁面などに設置する平面型のデザインアンテナ。ポール状のユニコーンアンテナ。また八木式アンテナに樹脂カバーを設置したタイプなどがございます。
BS/CSアンテナでは、ディッシュに無数のパンチングホールを開ける。太いマストや強力なマスト押さえ金具の採用。コンバーターアームとディッシュ下部を固定するなどの工夫により、耐風性能を高めた機種もございます。
そしてアンテナ設置の位置で対候性を高めるアンテナ工事としては、アンテナ機種を問わず壁面にアンテナ取り付けを行う。またベランダの内外、屋根裏空間など、風雨を避けやすい位置へアンテナを設置する方法がございます。
しかしこれらのアンテナ設置は、屋根の上に比べて位置が低くなる分だけ、受信感度もやや低くなります。そのため周辺の地デジ電波レベルが中電界から弱電界地域でやや弱い。現場の周辺に山林や高層建築などの障害物が存在する。地デジや衛星放送の電波が現場に届く方向などの条件によって、このような設置が難しくなる。また設置できる位置が限られるなどの制約も生じてまいります。

・外観性。
八木式アンテナやBS/CSアンテナを屋根の上に設置する場合は、安定した受信感度を確保できる半面、テレビアンテナが目立ってしまう「外観性」の問題も出てまいります。
近年のデザイン性が高い戸建住宅では、屋根の上へのアンテナ取り付けで、せっかくの住宅デザインを崩してしまうこともございます。また周辺の景観にも影響を与えるため、日本各地に存在する「景観地区」などでは、戸建住宅への八木式アンテナ設置や、一定以上の高さへのテレビアンテナ取り付けが規制されているケースもございます。
また八木式アンテナ、BS/CSアンテナでは、テレビアンテナの一部が隣家の敷地にはみだしてしまい、隣家の生活の支障となるなどの問題を起こす「越境問題」が生じることもございます。
外観性を重視したテレビアンテナの機種には、地デジでは壁面用のデザインアンテナやユニコーンアンテナ。BS/CSアンテナでは黒など目立ちにくい色合いのモデルがございます。
アンテナ設置位置で外観性を高めるアンテナ工事では、対候性の重視と同じく、壁面やベランダの内外などに、壁面の色と合わせた各種アンテナを設置する。またデザインアンテナを屋根裏空間に設置するなどの方法がございます。
ただ対候性を重視する場合とアンテナ取り付け位置が同じということは、現場の電波状態や周辺環境などで設置位置か限られる、設置できないケースもあるなど、同じ問題が生じるということでもあります。

・メンテナンス性。
これはテレビアンテナ性能の維持や、トラブル防止のための定期的なメンテナンス。また万が一、受信不良などのトラブルが発生した場合の、アンテナ修理の行いやすさのことです。
基本的にアンテナ取り付けの位置が手に届きやすい場所であるほど、メンテナンス性が高いといえます。そのため屋根の上へのアンテナ設置は、高い受信感度を確保できる半面、テレビアンテナ修理やメンテナンスでは専門のアンテナ工事業者を頼まねばならず費用がかさむなど、メンテナンス性は低くなります。
メンテナンス性の高いアンテナ設置位置は、テレビアンテナの種類を問わず、壁面など比較的、アンテナ取り付け位置が低く、手の届きやすい位置になります。特にベランダ内などではご自宅でも安全にアンテナ調整が可能になるため、アンテナ位置のズレなど軽度のトラブルであれば、専門業者に依頼せずとも、ご自宅での復旧も可能となります。また屋根裏空間など屋内へのアンテナ設置も、メンテナンス性が非常に高いといえます。
半面、メンテナンス性を重視したテレビアンテナ取り付けも、設置位置が対候性、外観性を重視する場合とほぼ同じため、アンテナ設置できる条件や位置が限られるという、同じ問題も生じてまいります。

【アンテナ設置位置別、そのメリットとデメリット】
ここでは一般の戸建て住宅を前提として、各種テレビアンテナを設置できる場所別に、そのメリットとデメリット。適したアンテナ機種。電波状態や周辺環境などの条件について解説いたします。お客様のご希望に適したテレビアンテナ設置位置、またご自宅でご希望の設置位置へのアンテナ工事が可能であるかのご参考になるかと存じます。

・屋根の上。
地上アナログ放送の時代、テレビアンテナといえば八木式アンテナのみで、屋根の上に設置することが一般的でした。現在でも一般の戸建住宅では、各種テレビアンテナを屋根の上に設置するケースが多くなっております。
屋根の上にテレビアンテナを設置する最大のメリットは、アンテナ位置の高さを確保することで、周辺の建築物や山林など障害物に影響されず、高い受信感度による安定した受信が実現できることです。
地デジ放送では弱電界地域などでも、大型の八木式アンテナを高位置に設置することで、受信レベルの安定を望めます。BS/CSアンテナも、屋根の上であれば周辺の建築物などを避け、人工衛星が位置する東経110度に向けやすくなるため、安定した衛星電波の受信が可能となります。
屋根の上への地デジアンテナ取り付けに適した機種では、やはり高所に設置される前提で、素子の多い大型の高性能モデルもある「八木式アンテナ」が挙げられます。
屋根の上に八木式アンテナを設置する場合は、基本的にアンテナ設置用のポールと、ポールを固定する足が四方についた「屋根馬(やねうま)」と呼ばれる台座を屋根の上に置き、ステンレス製の強力なワイヤー(支線)で屋根馬を四方から支えて固定する形になります。
さらに「BS/CSアンテナ」も、八木式アンテナと同じポールに設置することで、地デジと衛星放送のアンテナを一カ所にまとめたテレビアンテナ設置も可能となります。
またハウスメーカーによっては住宅設備として、屋根の上にテレビアンテナ専用のポールを設置していることもございます。このようなポールには直接アンテナを設置できるだけでなく、ポール内にアンテナの配線を通し、そのまま屋内に送ることも可能になっております。
他にも高所への設置とデザイン性、対候性を兼ね備えた地デジアンテナ取り付けには「ユニコーンアンテナ」がお勧めできます。ユニコーンアンテナでは、ポール部分にBS/CSアンテナとセットの設置も含め、八木式アンテナとほぼ同様の設置が可能です。さらにユニコーンアンテナは建物の外観性も乱さず、形状から風雨なども通り抜けやすいという特性もございます。
ただユニコーンアンテナは、同じ現場に同条件で設置する場合、高性能モデルもある八木式アンテナに比べると、受信感度はやや低くなります。そのため周辺の電波レベルが低い現場では、八木式アンテナは設置できても、ユニコーンアンテナでは十分な受信感度が得られず、設置できないケースもございます。
また通常は壁面に設置するデザインアンテナを、屋根の上のポールに設置することも可能ですが、その場合、壁面への設置で得られるデザイン性の高さや対候性など、デザインアンテナのメリットが失われることもございます。
他にも八木式アンテナの本体部分に、雪が積もりにくい形状の樹脂カバーを設置したモデルもございますので、受信感度と対候性の兼ね合いからこの機種を選択するのもひとつの方法です。
一方で屋根の上にアンテナ設置を行うデメリットには、風雨などの影響でアンテナの老朽化が進みやすくなる点が挙げられます。特に八木式アンテナ、BS/CSアンテナはその形状から、特に台風や豪雪などの際には、アンテナ角度のズレなどが生じやすくなります。
さらにトラブル時のテレビアンテナ修理も、屋根の上での作業には大変な危険を伴うため、専門業者にアンテナ修理を依頼する必要がございます。そのため台風や積雪が多いエリアでは、角度の修正などを含むアンテナ修理が多くなり、長期的な費用がかさむこともございます。基本的に屋根の上へのアンテナ設置は、自然環境が厳しいエリアでは、テレビアンテナの機種を含め、慎重なご選択が必要といえます。
他にも形状的に目立つ八木式アンテナ、BS/CSアンテナは、屋根の上への設置で住宅の外観性や周辺の景観を乱すことがある他、アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出してしまう「越境問題」の危険性もあり、この点でもご注意が必要です。
これらの点はユニコーンアンテナの採用で、ある程度は解消できますが、BS/CSアンテナをセットで設置する場合は、ほぼ同じ問題が生じます。またユニコーンアンテナも、純和風住宅などにはデザインが調和しない場合もございます。
総じて屋根の上にテレビアンテナを設置する工事では、地デジ、BS/CSアンテナとも、周辺の障害物に影響されにくい安定した受信を期待できるのが最大のメリットです。特に中電界から弱電界地域など、地デジ電波のレベルが弱いエリアにお勧めできます。
ただ一方で、テレビアンテナが風雨などの影響を受けやすくなり、故障などのトラブルも生じやすくなる。建物の外観性や周囲の景観が悪くなる。隣家への配慮が必要などの問題もあり、それらに対する対策が必要です。

・壁面。
テレビアンテナを壁面に設置する工法もございます。地デジアンテナ取り付けでは主に平面型の「デザインアンテナ」や軽量でスタイリッシュな「ユニコーンアンテナ」に適した工法ですが、八木式アンテナやBS/CSアンテナも専用の設置具を装着することで、壁面への設置が可能となります。
アンテナを壁面に設置するメリットは、元から壁面への設置を想定しているデザインアンテナ、ユニコーンアンテナだけでなく、八木式アンテナやBS/CSアンテナでも、風雨を受けにくい方向や位置に設置することで対候性を高め、老朽化やアンテナ修理の必要性を大きく軽減できるという点です。また壁面へのアンテナ設置はアンテナが目立たなくなるため、住宅や景観などを乱さない外観性や、アンテナ修理が行いやすいメンテナンス性についても高い効果が得られます。
ただ壁面へのテレビアンテナ設置は、必然的に設置位置が低くなる分、受信感度も低下いたします。特に地デジアンテナ取り付けでは、中電界から弱電界地域や、周辺に山林や高層建築物がある、住宅が密集しているなどの現場では、安定した地デジ受信ができず、壁面へのアンテナ設置が難しくなることもございます。
他にも八木式アンテナ、BS/CSアンテナの場合は、一般的な屋根の上への設置とは異なる設置具などが必要となるため、アンテナ設置の基本工事費用よりやや加算されるケースがございます。
また地デジアンテナ取り付けでは、どの機種も基本的に、現場に地デジ電波を送信する放送局(電波塔)の方向に向ける必要がございます。BS/CSアンテナも、やはり人工衛星の方向である東経110度に向ける必要があるため、その方向に山地や建築物などの障害物がある場合は、衛星電波が受信できず、設置できなくなります。
総じて、壁面へテレビアンテナを設置するアンテナ工事では、住宅の外観性を乱さず、一定の対候性を備えたテレビアンテナ設置を期待できます。ただ基本的に壁面への設置を想定した構造ではない八木式アンテナ、BS/CSアンテナなどでは、工事費用が基本設置工費よりやや割高になることもございます。
また地デジ、BS/CSアンテナとも、現場の電波状態や電波の方向、周辺環境などにより、設置できる壁面の方向や位置が限られてしまい、外観性や対候性にさほどの効果を得られない。また壁面の設置そのものが叶わないといったケースもございます。その点はあらかじめ想定しておく必要がございます。

・ベランダ。
これは、ご自宅にある二階ベランダの手すり部分、またはベランダの内部や壁面に専用の取付具を設置し、各種の地デジアンテナ取り付けや、BS/CSアンテナ設置を行う工法です。
主なメリット、デメリットは壁面への設置とほぼ同じで、風雨などが避けやすくなる対候性。トラブル時のアンテナ修理や定期点検にほとんど危険がないメンテナンス性。高い外観性などのメリットの一方、ご自宅のベランダの方向と、現場の電波状態や電波が届く方向、周辺環境などによっては、思い通りに設置できないことがある、という点になります。
基本的にベランダへの地デジアンテナ取り付けは、平面型で手すりや壁などにも設置しやすい「デザインアンテナ」が適しております。特に強電界地域など、地デジの電波環境が良好なエリアでは、小型で設置や取り扱いが手軽となる、2022年現在の業界最小デザインアンテナ、マスプロ電工さんの「スカイウォーリーmini」もお勧めできます。
八木式アンテナやBS/CSアンテナでは、ベランダ内の空間をやや使用いたしますが、専用の自立スタンドなどを用いて、ベランダ内にアンテナを建てる設置も可能です。この場合、ベランダに出るだけでアンテナのズレなどをご自宅で調整できるため、メンテナンスも非常に簡単で安全になります。
ただ、特にベランダや壁面など、やや低い位置へBS/CSアンテナを設置する場合は、設置した時点で衛星からの電波が届く方向に障害物がないかだけでなく、将来的に建築物が建てられる、樹木が伸びるなどの可能性。また樹木が生い茂る、洗濯物が干されるなどで、季節的、一時的に障害物は発生する可能性まで考慮する必要がございます。
総じてベランダ内外へのアンテナ設置は、対候性が外観性の確保など、壁面へのアンテナ設置とほぼ同じメリットが得られる上、メンテナンス性に関してはより簡単になるという特徴がございます。
一方で、ご自宅のベランダの位置と、現場の電波状態や周辺環境などにより、ベランダへのアンテナ設置が可能かどうかの条件が、壁面への設置より厳しくなるという難点もございます。

・屋根裏空間。
これはほぼ「デザインアンテナ」に限られる地デジアンテナ取り付けの工法ですが、ご自宅の屋根裏(天井裏)空間への設置も可能です。
屋根裏空間へのデザインアンテナ設置は、地デジのテレビアンテナ本体を屋根裏という屋内に設置するため、その他の機材や配線もすべて屋内設置となり、住宅の外観にまったく影響を与えず、風雨などの影響もほとんど皆無となる施工が可能です。
そのため屋外に設置するどの工法と比べても、外観性に影響を与えず、高い対候性を維持できる。またアンテナ関係の機器やケーブルなど部分的なトラブルが生じた際も、アンテナ修理や機材交換なども簡単となりメンテナンス性も高いなど、極めてメリットが多い工法です。
当あさひアンテナでは、屋根裏空間へのデザインアンテナ設置も、通常のデザインアンテナ設置と同じ基本工事費用、20,000円(税込み)からでご案内しております。
ただ屋根裏空間への地デジアンテナ取り付けは、基本的にデザインアンテナ限定の施工法です。
八木式アンテナを屋根裏へ設置することも不可能ではございませんが、屋根の上より設置位置が低くなるため、受信感度ではデザインアンテナと大差なくなる。本体の大きさや重量から設置できる条件がデザインアンテナより厳しくなる。別途に設置器具などが必要なため工事費用もデザインアンテナと大差なくなるなど、八木式アンテナを使うメリットがなくなります。ユニコーンアンテナも、アンテナ本体面積の小ささから屋根裏空間では受信感度が低下するため、通常、これらの地デジアンテナは屋根裏への設置に使用されません。
他にも屋根裏設置のデメリットとして、衛星放送用のBS/CSアンテナは、壁面によりBS/CSの電波が遮断されてしまうため、屋根裏への設置はできません。そのため衛星放送もご視聴になりたい場合は、BS/CSアンテナのみを屋外に設置し、配線を屋内に引き込む必要がございます。つまりBS/CSアンテナに関しては、外観性や対候性などのメリットは得られなくなります。
また屋根裏空間にデザインアンテナを設置できるかどうかは、屋根裏内でも十分な地デジの受信感度を確保できるか、現場周辺の電波状態をはじめ、屋根材や断熱材の素材、現場の気候などにも左右されます。
例えば金属には電波を反射させる性質がある他、密度の高い土壁やコンクリート、木材なども電波を減衰させてしまいます。そのためご自宅の屋根材や壁、断熱材などに金属や高密度の素材が用いられている、屋根の上に太陽光パネルが設置されているなどのご自宅では、屋根裏空間に地デジ電波が届きにくくなり、屋根裏へのデザインアンテナの設置はできないことが多くなります。
また水も電波を通しにくい性質があるため、冬場、屋根の上に積雪がある地域では、雪により屋根裏内に届く地デジ電波が大きく減衰してしまいます。そのため屋根裏へのデザインアンテナ設置には向かないことになります。
総じて、屋根裏空間へのデザインアンテナ設置は、設置が可能かどうかの条件はやや難しくなりますが、可能あれば対候性、外観性、メンテナンス性など、非常に安定した地デジアンテナ取り付けを実現できる、お勧めの工法と言えます。

・破風。
これも「ユニコーンアンテナ」に限られる地デジアンテナ取り付け工法ですが、ユニコーンアンテナはポール状の形状から、専用の設置具を使用することで、屋根の上だけでなく屋根の張り出し部分である破風や壁面への設置も簡単となります。
ユニコーンアンテナの破風への設置は、比較的、高い位置に設置できるため安定した地デジの受信感度を確保できる他、その形状により対候性も高く、住宅の外観性も保持できます。
またご自宅の屋根の上に太陽光パネルを設置しており、屋根に八木式アンテナなどを設置すると太陽光パネルに影が落ちて発電の妨げになるような現場でも、アンテナの形状と屋根の縁など設置位置の工夫により、高度を維持しながら太陽光パネルの邪魔にならない地デジアンテナ取り付けも可能となります。他にもユニコーンアンテナのポール部分にBS/CSアンテナを設置することで、地デジと衛星放送のアンテナをセットにしたアンテナ設置も可能となります。
このようにメリットの多いユニコーンアンテナですが、アンテナ本体の受信感度は八木式アンテナにやや及ばないため、弱電界地域などでは、八木式アンテナによる地デジ受信は可能な現場でも、ユニコーンアンテナでは安定した受信ができず、設置できないこともございます。

【まとめ】
戸建住宅において、テレビアンテナを設置できる主な場所と、各位置に適したアンテナ機種。位置ごとのメリット、デメリットなどは以上の通りです。
当あさひアンテナでは、ここでご紹介した各種アンテナと、各場所へのアンテナ設置に必要となる各種の部材をすべてご用意しており、現場環境などの条件が許す限り、上記したすべての位置へのアンテナ設置工事にご対応いたします。

弊社では各種アンテナ設置工事について、日本三大アンテナメーカーに数えられる「DXアンテナ」社さんや「マスプロ電工」社さんをはじめ、国産一流メーカーの最新高性能アンテナをご用意し、アンテナ本体価格込みの基本設置工事費でご案内しております。
各アンテナの基本設置工費は、八木式アンテナBS/CSアンテナ(2K4K8K対応)では15,000円(税込み)から。デザインアンテナでは通常モデルおよび、前述の業界最小モデル「スカイウォーリーmini」の各カラーバリエーションをご用意し、20,000円(税込み)でご案内しております。

また弊社では、ご依頼いただければ弊社の職人がご自宅に出張し、現場の電波調査およびお見積もりを無料で実施しております。もちろんご希望のアンテナ設置位置、アンテナ機種などについてお申し出いただければ、現場でご希望のアンテナ設置が可能であるか、その見積もり費用から最適のアンテナ設置方法などもご提案いたします。
もし弊社のご提案にご満足いただけず、アンテナ工事の本契約に至らなかった場合も、弊社では出張料、キャンセル料などの料金はいっさい頂戴いたしませんので、お気軽に出張のご依頼をいただければと存じます。
アンテナ設置の位置や機種など、アンテナ工事に関する各種ご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)、メールフォームLINEアカウントまで、お気軽にお寄せください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)
    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。