家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!
2024年(令和6年)も末の現在ですが、本年度は、昭和が続いていれば「昭和99年」にあたることもあってか、この一年間は「昭和レトロ」「平成レトロ」といった言葉がよく聞かれ、テレビ番組などでもしばしば取り上げられました。
20世紀後半、昭和後期から平成前期にかけての時代に流行したドラマや映画、歌謡曲、テレビゲームなどの文化。社会の出来事などは、当時を知る人には懐かしく、逆に当時、生まれていなかった若い世代の方々には、新鮮なものとして注目されています。
最近では2000年代生まれながら昭和を愛し、当時のファッションや文化を再現する若いインフルエンサーがSNSで注目を集めている。また現在も現役で活躍する人気漫画家、高橋留美子先生の作品で、昭和の1980年代にアニメ化されて一大ブームを巻き起こした「うる星やつら」。同じく平成初期にアニメ化されて人気を博した「らんま1/2」が、近年になって、ほぼ当時の原作のままリメイクアニメ化されたことなども、昭和・平成レトロブームの一環とも言えるでしょうか。
また逆に、インターネットやスマートフォンなど想像もできなかった時代の、アナログな技術や社会の仕組み。さらに令和現在のコンプライアンス感覚では「不適切にもほどがある」昭和の常識や習慣を面白おかしく取り上げるドラマやバラエティ番組も人気を集めています。
このように、昭和、平成前半と令和の現代では、日本の社会も大きく様変わりしております。そして国内でも20世紀と21世紀を境として大きく変化したもののひとつに、テレビ放送がございます。
昭和、戦後に放送を開始して以降、現在まで、もはや日常生活に欠かせない存在となった、いわゆる地上波テレビ放送。そして平成初期にスタートした衛星放送とも、当初は「アナログ放送」でした。
しかし21世紀になって、衛星放送のBS放送、CS放送が、それぞれBSデジタル放送、CSデジタル放送
に転換されたことをはじめ、地上波テレビ放送も2000年代の初頭に、それまで長く続いたアナログ放送から、地上デジタル放送へと転換されました。
特に地上波アナログ放送から地デジ放送へ転換される際には、お住まいのテレビ機器やアンテナを、アナログ放送用から地デジ対応のものへと交換する必要が出たため、世間でも話題になり、当時のことを覚えてらっしゃる方も多いかと存じます。
また昭和の頃と現在とでは、住宅の様式もずいぶんと変わっております。
昭和の昔の住宅街と言えば、瓦やスレート、トタン等など昔ながらの屋根の上にマストを立て、その先端に地上波テレビ放送用の、魚の骨のようなアンテナを固定している風景でおなじみでした。その後、平成以降からは徐々に、同じマストに衛星放送用のパラボラアンテナを固定している住宅もみられるようになりました。
ただ、令和の現在では戸建て住宅も、人々のライフスタイルの変化から、住宅の機能性、デザイン性まで大きく様変わりしています。
近年の住宅は、いわゆるデザイナーズ住宅から、ハウスメーカーの注文建築、また建売物件まで、スタイリッシュからモダン、和モダン、ナチュラルなデザインまで、インテリア、エクステリアとも統一性を持たせた、外観性もとても高い住宅も多くなっております。このような見栄えもいい空間で日々を過ごすことにより、生活のクオリティも本当に向上すると言えるでしょう。
もっとも、このようなデザイン性の高い住宅でお住まいの方には、お住まいの見た目にこだわりをお持ちで、昔ながらの屋根の上にマストを立て、テレビアンテナを固定する方法では、大切なデザイン性が台無しになる感を持たれる方も多くおられます。
今ではアンテナ以外にも、ケーブルテレビ(CATV)やインターネットの光回線を利用する光テレビなどの視聴方法もございますが、これらの方法では月額の視聴料がかかる難点もございます。
また、屋根の上でマストにテレビアンテナを固定する方法は、受信には有利である反面、風雨や積雪などをはじめとする自然環境の影響を受けやすく、特に気候の厳しい地域ではアンテナの寿命がかなり短くなってしまい、トラブルも生じやすくなる心配もございます。
しかし昭和や平成初期から令和の現代までには、テレビアンテナ本体や施工の方法も大きく変化しております。
アナログ放送から地デジ放送への転換に当たり、従来とは異なるさまざまなテレビアンテナが登場し、それに応じて、衛星放送用BS/CSアンテナも含めた設置の方法も格段の進歩を遂げております。
それにより現在では、必要かつ十分な地デジ放送の受信レベルを確保しながら、お住まいにテレビアンテナを設置しても見た目のイメージをほとんど乱さない。
さらに風雨や雪などの自然環境を避けやすく、アンテナの経年劣化を防ぐことで、寿命を延ばして不具合の不安も解決できるアンテナ取り付け方法も充実しております。
ただ、お住まいで実際に対応できるテレビアンテナの設置方法は、お住まい周辺の地デジ電波環境。また障害物の有無など周辺環境によっても限定されるため、必ずしもご希望のアンテナ機種や取り付け方法のプランが使えるとは限りません。
そこで今回の当コラムでは、地デジ放送や衛星放送の基礎知識に基づき、現在の一般的な戸建て住宅に適用できる、お住まいの見た目、デザイン性を崩さない、さらには自然環境に強くアンテナが長持ちになる、魅力あるテレビアンテナの機種、取り付け方法のコツなどを、その方法が対応できる電波環境、周辺環境などの条件も含めて、口コミなども含めたお役立ち情報をご紹介してゆきます。
当コラムを目次ごとにお読みいただくことで、お客様のお住まい、およびご要望に適した、安心感がありご満足いただけるアンテナの取り付け方法。また信頼して工事を任せられるご依頼の先をご検討の上、お選びいただければ幸いです。
地デジ放送を受信するエリア別のポイントや注意点、よくある質問について解説
まず、お住まいで設置できる地デジアンテナの種類や、設置できる場所などの条件をご理解いただくため、現在の地デジ放送の仕組みや、使われている電波の性質、受信する際のポイントや注意点などについて、簡単にご説明いたします。
現在の「地上デジタル放送」いわゆる地デジ放送は、1953年(昭和28年)にスタートした、日本で最初のテレビ放送、いわゆる「アナログ放送」の放送局、チャンネルや番組など。また日本各地に設置された電波塔から周辺エリアに電波を送信する形はそのまま、放送の方式を、それまでの映像信号をそのまま電波の強弱に変換して送信するアナログ放送から、最初に映像信号を「0」「1」のデジタル信号へと変換して大幅に圧縮し、その信号を電波の波長に変換して送信する、デジタル放送へと移行したものです。
なお、今日の地デジ放送、かつてのアナログ放送とも、地上の電波塔と空間を用いて電波を送ることから、衛星放送との対比として「地上波(テレビ)放送」と呼ばれます。
この地デジ放送やかつてのアナログ放送である地上波放送は、日本の大半エリアで受信でき、災害時などには大切な緊急情報を放送する役割もある基幹放送であるため、日本国内であれば、地デジアンテナやフルセグ、ワンセグ受信機器を使うことで、不特定多数の誰でも無料で(NHK受信料を除く)視聴できるテレビ放送になっています。
地デジ放送は、2003年(平成15年)12月1日より、従来のアナログ放送を継続したまま、まず日本の三大都市圏でスタートされました。その後、徐々に放送エリアを広げ、2011年(平成23年)7月24日に、アナログ放送が終了。地上波テレビ放送は地デジ放送へと転換されたのです。
このアナログ放送から地デジ放送への転換は、当時、世界的にアナログからデジタルへの技術転換が進んでいたこと。また携帯電話の急激な普及などにより、利用できる電波の周波数帯を確保する必要が出たことなどによります。
地デジ放送では、映像信号のデジタル化により情報量を大幅に圧縮できることから、従来のアナログ放送ではテレビ電波として、VHF(超短波)およびUHF(極超短波)の幅広い周波数帯を使用していたところを、地デジ放送では、UHFのうち470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯のみを使用することになりました。
それでも地デジ放送では、アナログ放送時代より送信できる情報量が格段に大きくなったことから、ハイビジョン化をはじめとする高画質、高音質化や、データ放送、電子番組表(EPG)、双方向通信、ワンセグ放送など、アナログ時代にはなかった、さまざまな新機能が実現されました。
このアナログ放送から地デジ放送への転換では、使用される電波の周波数帯や映像信号そのものが変化したことから、一般のお住まいでも、アナログ放送用のVHF・UHFアンテナから地デジアンテナへの交換(電波の周波数帯が重なるアナログUHFアンテナを地デジアンテナへと転用する場合を除く)や、テレビ本体など受信機器も、ハイビジョン映像や地デジチューナーに対応する地デジ専用機器へと買い替える必要が生じました。
そして地デジ放送では、アナログ放送時代に比べると、主に使用される電波の周波数帯が高くなり、波長の幅も、アナログ放送では数メートルであったものが、40センチから60センチ程度と短くなったことから、対応する地デジアンテナ(UHFアンテナ)も、従来の屋根の上に設置される魚の骨のようなテレビアンテナ「八木式アンテナ」をはじめ、アンテナ本体の小型化が可能になり、他にもさまざまな形状、特性の地デジアンテナ機種が登場して、設置方法にも広がりが出たのです。
なお現在の地デジ放送で視聴できる主なチャンネルは、系列局によりほぼ日本全国で視聴できるNHKと広域民放の各チャンネル。そして東京都の東京MX、千葉県の千葉テレビ、兵庫県のサンテレビジョンなど、主要都市圏の一部都府県で個別に存在し、その都府県内を放送エリアにしている独立放送局の地方チャンネル(地方局、ローカル局)がございます。
以下の項目では、この地デジ電波の性質や、受信するにあたっての基本的なポイントについて個別の一覧でご説明してまいります。
なお地デジ放送の歴史や、地デジ電波を含めた基礎知識、現在の地デジアンテナとアナログ放送時代のアンテナの違いなどについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。
・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!
・UHFアンテナとは地デジテレビアンテナのこと? VHFアンテナとの違いや設置方法、古いアンテナや端子の交換方法も解説!
・VHFアンテナとは? UHFアンテナとは? 基礎知識とアナログテレビアンテナの問題点
地デジ電波は空間を音のように広がり、徐々に弱まってゆく。
地デジ放送の電波は、東京都の墨田区に位置する、634メートルの東京スカイツリーをはじめ、日本の各地に設置された送信の拠点となる電波塔の先端から、周辺の一帯にほぼ24時間、年中無休で送信されています。
地デジ電波は上記の通り、一定の波長の幅があるため、音のように広がる性質があり、周辺の住宅などにある地デジアンテナまで、下るような形で届いています。
そもそも電波とは、空間で電場と磁場の間を伝わる波動である電磁波のうち、比較的、周波数帯が低いものを指し、簡単にいえば空間を伝わる微弱な電気的エネルギーになります。
電波は周波数帯、波長の幅によってさまざまな性質をもちますが、UHF波は扱いやすく送信できる情報量が多い半面、地上の空間では長距離を伝わるほど、電波の減衰(弱まり)が必ず生じます。
また詳しくは次の項でご説明しますが、地デジ電波は山地などの遮蔽物にも遮られて、その向こう側には届きにくくなります。
例えは上記の東京スカイツリーは日本一の高さを誇る電波塔であり、その電波(NHK、広域民放)は、東京都と千葉県、埼玉県、神奈川県の多くのエリア、また群馬県、栃木県、茨城県の南部など、関東の広域に一定の強さで到達しますが、東京都や神奈川県、埼玉県の西部に広がる丹沢山地、秩父山地などの関東山地。千葉県房総半島の房総丘陵。群馬県の赤城山や茨城県の八溝山地など、大規模な山地には遮られてしまい、その向こう側には届かなくなります。
また電波塔から遠く離れすぎても電波レベル(電波の強さ)が弱くなり、十分な受信が難しくなります。
そのため地デジ放送では、広大な北海道を除き、各都府県に一ヵ所ずつ、スカイツリーのように複数の都府県、またはその都府県内の広範囲に地デジ電波を送信する中心的な電波塔、送信所(親局、基幹局)が存在します。
そして送信所がカバーする範囲内でも、距離や山地などの影響で、送信所からの電波が十分に届きにくいエリアには、送信所はじめ他の電波塔からの地デジ電波を受信し、周辺エリアに送信し直す中継局(サテライト局)をいくつも設置して、リレー形式によって地デジ電波を送信していくことで、日本国内のほとんどのエリアを、地デジ放送エリアとしてカバーしているのです。
なお、地デジ電波などテレビ電波の強さは、主に「㏈(デシベル)」の数値で表されます。㏈の数値は、電波塔からもっとも近く、電波レベルの強いエリアが100㏈程度から、電波塔から離れる、また障害物などの影響により、徐々に低下していきます。ただ地デジ電波塔の真下に当たるエリアでは、地デジ電波塔そのものが障害物になり、かえって地デジ電波が届きにくくなることもございます。
そして受信できる地デジ電波レベルが55㏈から40㏈以下になると、通常の地デジアンテナでは安定した地デジ放送の受信が難しくなり、電波塔の受信エリア外(微弱電界地域)になります。ただこのようなエリアでも、通常モデル約4基分の受信性能を持つ高性能型アンテナ(パラスタックアンテナ)を使用することで、地デジ放送を受信できるケースもございます。
また㏈の数値は、例えば20㏈の電波に30㏈の強さの電波が合わされば50㏈になるという形ではなく、基準に比べた常用対数で表されます。つまり50㏈を基準にした場合、60㏈は50㏈の10倍の強さ、70㏈は100倍、80㏈は1,000倍の強さと、基準値から10㏈増すたびに、電波の強さも約10倍になります。
そして電波塔から近く障害物もない、主に電波塔を視認できる範囲で、受信できる地デジ電波が100㏈から80㏈になるエリアでは、地デジアンテナ設置の自由度が高く、屋内空間への設置や室内アンテナの利用もできるケースがあり、このようなエリアを、主に「強電界地域」と呼びます。
また強電界地域よりは少し離れ、受信できる地デジ電波レベルが80㏈から60㏈になるエリアでは、室内への設置などを除けば、一般的な地デジアンテナ機種でやはり十分な受信が可能になり、該当するエリアは「中電界地域」と呼ばれます。
この強・中電界地域であれば、地デジアンテナ設置の選択肢にやや違いはあるものの、地デジアンテナを用いた地デジ放送の受信に、大きな問題が生じることはございません。
そして中電界地域よりさらに遠く、受信できる地デジ電波レベルが60㏈以下になると、受信は不可能ではありませんが、受信性能の高い地デジアンテナを屋根の上など受信環境のいい高所に設置する必要が出てきます。このようなエリアを「弱電界地域」と呼びます。
ただ現在、各都道府県でも都心部や、都心に近い住宅地などは、ほとんどが強・中電界地域に該当しており、受信に対する障害は少なくなります。
弱・微弱電界地域にあたるのは、都心部から離れた人口の少ないエリアや、電波が遮られやすい山地のふもと、山間部など。また隣接する都府県の地方チャンネルを受信するなど、遠い場所にある電波塔から電波を受信するようなケースが多くなります。
ただ上記の各電界地域は、テレビ局やアンテナメーカーなどが個別に設定しているもので、統一された定義がないため、場合によっては60㏈を基準に強・弱電界地域の二通りに分類するなど、基準が異なる場合もあるためご注意ください。
なお、皆様がお住まいのエリアをはじめとする、日本全国の地デジ電波塔およびその位置は、インターネットで閲覧できる「A-PAB(一般社団法人放送サービス高度化推進協会)」ホームページから「地デジ放送エリアのめやす」サイトを選ぶことで、日本地図上から確認できます。
また各電波塔から60㏈以上のレベルで電波が届く範囲の目安も、電波塔の周辺に映る色付きの範囲で確認することができます。
総じて、地デジ電波の受信に関しては、その現場で受信できる地デジ電波レベル(電界地域)を目安にして、対応できる地デジアンテナ機種や、受信性能(素子数・素子数相当)のモデル、また設置方法を選ぶ必要がございます。
電界地域や各電界地域に適した地デジアンテナ、設置方法については、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。
・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは
・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?
・地デジ強電界地域の調べ方とは? 強電界地域用テレビアンテナ機種の選び方、適したアンテナ取り付け工事の進め方も徹底解説
・中電界地域と強電界、弱電界地域の電波レベルの違いとは? 該当する地域の調べ方、適した地デジテレビアンテナの選び方も解説
・地デジの弱電界地域に最適なテレビアンテナの種類と取り付け工事の選び方とは? 強・中・弱の電界地域の調べ方も徹底解説
地デジ電波は障害物に遮られるものの、ある程度は乗り越えることもできる。
地デジ電波(UHF)は、一定の波長の幅があるため、音のように広がりやすい性質を持ち、電波塔の先端から広がっている一方、障害物に遮られる性質もあるのは、上記の項でご説明した通りです。
地デジ電波は、特に金属素材などにぶつかった場合には反射する他、土やコンクリートのような密度の高いものに吸収される性質があり、山地や高層ビルなどが主な障害物になり得ます。
ただ一方で、地デジ電波は音のような性質から、障害物を乗り越えて広がる性質もございます。
音の場合、例えば音源から障害物のない場所では、遠く離れた空間まで音が伝わり、聞こえやすくなりますが、塀などの遮蔽物を隔てると、音源からさほど離れずとも聞こえる音は小さくなります。ただまったく聞こえなくなるわけではございません。
これは塀の上部や横の空間から音が広がって届くほか、素材によってはある程度、音が塀を透過することもあるためです。
地デジ電波も同じように、ビルなどの小規模な障害物にぶつかった場合は、ビルを乗り越えた電波が向こう側で広がるため、ビルなどの向こう側でも地デジの受信は可能になります。
ただ地デジ電波が広がる力にも限界があるため、60㏈以上の強いレベルの電波が届くエリアでも、ビルの影に当たる直近の、特に中央部では、受信できる電波レベルが極度に低下することもございます。
同じように住宅密集地などで、家と家の間の隙間が狭い場合には、屋根の上など障害物のない一帯には強い電波が届くエリアでも、家と家の間の狭い空間には地デジ電波が届きにくくなり、やはり受信できるレベルが大きく低下することもございます。
したがって一般的な住宅では、主に高い場所から広がって下ってくる形になる地デジで電波を受信するために、屋根の上など、できるだけ高く周辺の障害物に影響を受けにくい位置に地デジアンテナを設置するほど、受信感度が安定しやすくなります。
地デジアンテナを住宅の壁など低い位置に設置することもございますが、周辺に高層ビルが建っている。また住宅密集地など、低い位置への地デジ電波が遮られやすい環境では、壁面への設置が難しくなるケースもありますのでご注意ください。
一方で、地デジ電波は、一般的な住宅の屋根や壁などは、金属素材や電波を吸収する断熱材などが使われていない限り、ある程度の減衰は生じるものの、屋根や壁を通りぬけて屋内に届く性質もあります。
そのため、強電界地域で現場の条件が整っていれば、屋根裏空間に地デジアンテナを設置する。また主に電波が透過しやすい窓際に室内用、屋外屋内兼用の地デジアンテナを据え置き設置して地デジ電波を受信できるケースもございます。
地デジ電波のレベルは気候や天候などにも影響を受ける。
皆様のお住まいで受信できる地デジ電波のレベルは、主に電波塔からの距離と、周辺の障害物の影響により決まってくるのは、上記の通りです。ただご説明した電界地域は、あくまで大まかな目安にすぎず、実際に受信できる地デジ電波は、日によって変動してまいります。
これは、地デジ電波は水分に吸収されやすい性質もあるため、空間を伝わる際に、その気温や湿度などで、伝わりやすさが変動します。つまり地デジ電波が空間を伝わる際に、気候や天候の違いにより、減衰する量が変化することで、同じ現場でも受信できる電波のレベルや、混入するノイズの量が変化する原因となるのです。
具体的には、気温が低く、乾燥した冬場になると、電波の減衰レベルが低下して、遠くまで伝わりやすくなり、電波塔から離れたエリアでも比較的、高いレベルの地デジ電波を受信できます。ただその一方で、ノイズとなる周波数帯の近い無関係な電波も遠くから届きやすくなるため、現場によってはノイズの混入が多く成り、地デジ電波の質が低下することも考えられます。
逆に高温で多湿となる夏場などは、湿度が高くなるため、空間を伝わる電波が吸収されやすくなり、減衰が強まることから、地デジ電波が遠くまで届きにくくなり、電波レベルが全体的に低くなります。
このような季節や気候の影響から、同じ地デジアンテナの設置場所でも、受信できる地デジ電波レベルには、年間を通して約6㏈程度の変化が生じます。
また夏場は木々の葉が生い茂るため、現場によっては地デジ電波の障害物となり、アンテナでの受信に悪影響を与える一方、落葉する冬場は受信しやすくなるというケースもございます。
また雨や雪などの悪天候は、空間を伝わる地デジ電波を吸収するため、地デジ電波レベルを大きく低下させる悪影響を与えます。
そのため晴天時の地デジ電波レベルが60㏈以下の、中電界地域ギリギリから弱電界地域。また壁面など受信にやや不利となる位置に地デジアンテナを設置している現場では、悪天候の際には、地デジ画面の乱れ、映らないなどの問題が生じる場合もございます。
また降雪時には、特に屋根の上のアンテナなどに雪が付着して、電波を吸収する、アンテナを凍結させるなどして、電波レベルや受信性能を低下させるケースもございます。
総じて、地デジアンテナを設置する際、特に受信にやや不利となるお住まいの壁面など低い位置に設置する場合には、アンテナ工事のプロと言える、専門知識、技術とも確かで、現場エリアの特性や建物の立地条件などにも詳しい業者にご依頼になることがオススメです。
その上で、施工前の現地調査、電波調査により、気候や天候の影響による電波レベルの変動を踏まえても、安定した地デジ受信を実現できる、十分な余裕のある受信レベルを確保できる設置ポイントを特定することが重要と言えます。
その他、地デジ電波の特徴や受信の注意点。
現在の地デジ放送では、地デジ電波に、周波数帯の近い無関係の電波であるノイズ(雑音)が混ざることで、映像信号の乱れ(エラー)が生じても、ある程度のエラーであれば、受信機側で修復することが可能です。
したがって、ノイズの影響で画面のちらつきやゴーストなどの現象が生じたアナログ放送の時代とは異なり、地デジ放送では、地デジ電波の品質が一定の水準であれば、どこでも同じ品質のクリアな映像で視聴できるのです。
ただ、ノイズの割合が一定レベルを越えると、修復機能が追い付かなくなり、地デジ放送の画面に、ブロックノイズなどの画面の乱れ。またブラックアウトした画面に「E201」などのエラーコードが表示されて、テレビ画面が映らなくなるなどの問題が生じます。
そのため地デジ放送の受信にあたっては、地デジ電波レベルの強度だけではなく、地デジ電波の品質の確認も重要となります。
この地デジ電波の品質については、主に通常の地デジ電波とエラーの比率などを表す「MER」「BER」といった数値があり、アンテナ工事の専門業者が、アンテナレベルチェッカーなどの専門機器を用いた正確な電波調査により確認いたします。
他にも地デジ電波には、空間を伝わって直接、届く電波と、地面に反射して登る電波との干渉により、数メートル程度の間隔で、地面から高度が上がるにつれ、電波レベルが強弱を波のように繰り返す「ハイトパターン」と呼ばれる性質。
また地デジ電波が、携帯電話、スマートフォンなどの基地局の付近で、他の電波と入り混じって電波障害、通信障害の原因となる「混信」を避けるため、一部の電波塔で、送信する電波の波長の角度を変える「水平偏波」「垂直偏波」の違いなどの特性もございます。
これらを含め、ここまででご説明した地デジ放送の基礎知識や、電波の性質、特性などについては、以下の各コラム記事でそれぞれの事柄別に概要をご説明しておりますので、よろしければご確認くださいませ。
・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?
・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?
衛星放送を受信するポイントとアンテナ取り付け注意点の一覧
続いて、上記の地デジ電波を受信する地デジアンテナとは別に、受信のためには専用のBS/CSアンテナを設置する必要がある、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)について、その受信の仕組みや適切なアンテナの設置位置をご理解いただくための概要をご説明いたします。
衛星放送とはその名称通り、宇宙空間を富裕する人工衛星から、地上に向けて放送電波を送信する放送です。この人工衛星は、地球の赤道軌道上、約36,000キロ上空の宇宙空間を、地球の自転に合わせて周回しているため、地球上からは常に上空の同じ位置に止まって見える「静止衛星」になります。
正確には、地上の放送局からこの静止衛星に向けて、放送用の電波を送信(アップリンク)し、静止衛星の側ではその電波を受信して、内部で周波数を変換、電波を増幅して、地上の広範囲に送信するという形式です。
なおBS放送、CS放送とは、それぞれBS放送が放送衛星(Broadcasting Satellite)を、CS放送が通信衛星(communications satellite)を使用した衛星放送になります。
内容的な違いでは、BS放送は地デジ放送と同じく、基本的にはBS/CSアンテナの設置で不特定多数が視聴できる放送であり、NHK、広域民放など無料チャンネルと、個別契約により視聴できる有料チャンネルがあります。
CS放送は「スカパー!」などの放送事業者が提供する有料放送サービスで、放送事業者と契約した視聴者が、多数の有料チャンネルから個別に契約することで、好みのチャンネルを視聴できるというサービスになります。
また2018年(平成30年)には、衛星放送の4K8K放送である「新4K8K衛星放送」がスタートしています。この放送は従来のBS放送、CS放送に4K、8Kチャンネルが追加されたものであるため、有料チャンネルの個別契約を除けば、ご視聴に特別な契約や料金は必要ございません。
ただ、お住まいに設置されているBS/CSアンテナや配線部の設備が古い場合は、新4K8K衛星放送に対応する機器へ交換する必要が出ることもございます。この点について詳しくは後述いたします。
日本の衛星放送では、BS放送の静止衛星、CS放送の主な放送である110度CS放送の通信衛星とも、日本の地上から見て東経110度(南西方向)の上空に位置します。そのため、お住まいに一基のBS/110度CSアンテナを設置することで、BS放送、CS放送のどちらも受信できます。
これら静止衛星から送信されている電波は、地デジ電波(UHF)より周波数帯が格段に高い「マイクロ波」のうち「センチメートル波(SHF)」と呼ばれる電波で、その周波数帯は12GHz(ギガヘルツ)前後であるため「12GHz帯」と呼ばれています。
電波は周波数帯が低い(波長が長い)ほど性質が音に近く、周波数帯が高い(波長が短い)ほど光に近い性質になる傾向があります。そして12GHzの電波の波長の幅は25ミリ程度のため、性質が光に近づき、直進性が非常に高いという特性があります。そのため、静止衛星から地上までの長距離を送信される衛星放送の電波として適しているのです。
具体的には、衛星放送の12GHz帯の電波は、静止衛星から日本全域を、スポットライトのように照らし出すような形で送信されていると考えればわかりやすいでしょう。
そのため、BS放送、CS放送とも、静止衛星からの電波は、地デジ電波とは異なり、日本国内の全域、津々浦々に、ほぼ均一の強度(レベル)で安定して到達することになります。
したがって日本国内であれば、12GHzの電波を受け止めるBS/CSアンテナを適切な方法で取り付けることにより、ほぼ全国で問題なく衛星放送を受信できるのです。
総じて衛星放送のメリットは、一基の静止衛星から大容量の情報を、日本の全域など、地球上の広範囲へと効率的に送信できること。送信される範囲の全域で受信レベルが安定し、地域によって極端な電波レベルの差が出ないこと。また地上の障害物や災害などに影響されにくく、安定した放送が可能になることといえます。
ただ正確には、日本国内でも、静止衛星からの距離が近い日本列島の中央部に比べて、やや距離が遠くなる日本の北部や南端部、離島部などでは、距離による減衰から、受信できる12GHzの電波レベルが微妙に弱まります。
一方、12GHzの電波の性質からくる衛星放送の受信の注意点としては、まずその光に近い性質から、太陽光がものに遮られると影ができるのと同様に、障害物に遮られやすく、地デジのUHFと違って障害物を乗り越えて広がる力が非常に弱いという点が挙げられます。
また12GHzの電波は、地上の気候、天候の変化にさほど大きな影響は受けませんが、雨や雪の粒が波長の幅である25ミリに近い、激しい雨や雪の場合は、直進的に届く12GHzの電波が雨や雪にぶつかって吸収され、乱反射が生じるなどして、地上側のBS/CSアンテナで安定した受信ができなくなり、映像の乱れや映らないなどの問題が生じます。この現象を「降雨減衰」「降雪減衰」と呼びます。
そして地上でこの12GHzの電波をキャッチして受信するのが、大きな皿のような形状をしたパラボラアンテナである、BS/CSアンテナになります。
このBS/CSアンテナの皿状の部分は、文字通り「ディッシュ(dish)」または「放物面反射器」といい、光のように地上へと届く12GHz帯の電波を、放物面になったディッシュ内側でキャッチし、前方の一点へと集中させる形で反射する役割を持ちます。
反射した12GHz帯の電波が集中する焦点には、ディッシュの後部から延びるアームで固定された「コンバーター(変換器)」という機器に電波を集める「一次放射器」が設置されています。
12GHz帯の電波は、そのままでは周波数帯が高すぎることから、同軸ケーブルでは十分に送信できないため、まずコンバーターに集めた12GHzの電波を、MHz帯の電波へと変換した上で、コンバーターに接続された同軸ケーブルで、住宅のアンテナ配線部を経由して、各お部屋のテレビなど受信機器へと送信されるのです。
基本的に、現在の日本における衛星放送用BS/CSアンテナは、アウトドア用や車載用などの特殊なモデルを除けば、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナの一種類のみです。
一般住宅に設置されるBS/CSアンテナは、ディッシュの有効直径(12GHzの電波をキャッチできる部分の直径)が45センチの「45型」です。パラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)の基本的な設計は、メーカー、モデルは違っても基本的にはすべて同じになるため、どの製品でも受信性能に大きな違いはございません。
ただ設計や製造の制度、品質の面では、やはり国産大手メーカーである、日本三大アンテナメーカーの「マスプロ電工」「DXアンテナ」「日本アンテナ」の各社や、この三社に匹敵する規模の「サン電子」の製品がおすすめになります。
またBS/CSアンテナは、ディッシュ直径が大きいほど、受け止めることのできる12GHzの電波量が大きくなる、つまり受信性能が高まります。そして家庭用の45型の他にも、それぞれ有効直径の数値である、50型、60型、75型、90型、120型などが存在し、主にアパート、マンションなど集合住宅の共同受信用として利用されます。他にも前述した、日本国内で12GHzの電波レベルがやや弱まるエリアや、降雨減衰、降雪減衰への対策として、一般戸建て住宅でも、45型よりやや大型のBS/CSアンテナが使われるケースもございます。
以上の、12GHzの電波が持つ性質やBS/CSアンテナの構造から、戸建て住宅にBS/CSアンテナを設置する際に必要となる、場所や設置方法の条件は、主に二点です。
一点目は、12GHz帯の電波をアンテナのディッシュ面に反射させ、コンバーターの一次放射器に電波を正確に集中させるため、アンテナのディッシュを東経110度の方向へ、仰角、方位角(上下と左右の角度)とも、正確に角度調整を行うことです。
この角度調整がミリ単位でも狂うと、コンバーターに12GHzの電波が十分に集まらず、受信感度が大きく低下するため、注意が必要と言えます。
二点目は、前述の通り、12GHzの電波は障害物に遮られやすい性質から、BS/CSアンテナのディッシュを向ける東経110度の方角に、山地や建物などはもちろん、電柱、電線、またディッシュに影を落とす形になる、樹木や枝葉、洗濯物など、12GHz帯の電波を遮ってしまう、わずかな障害物も存在しないという点も重要となります。
この点については、アンテナを設置する時点で障害物が存在しないだけでなく、アンテナの設置後、住宅や建造物が建てられる。また樹木が成長して葉が茂るなど、設置後に障害物が発生する可能性が低いことも考慮することが必要です。
他にもBS/CSアンテナのコンバーターは電子機器であるため、作動させるためには、アンテナ配線部からの電源供給が必要となります。この電源は、アンテナ配線部にあるブースターの電源部。または屋内のテレビなど受信機器で適切な「BS電源設定」を行い、各機器からケーブル配線部を通じて、BS/CSアンテナ側に通電する形になります。
上記の条件さえ整っていれば、一般住宅レベルの高さの差が、BS/CSアンテナの受信感度に大きな影響を与えることはないため、BS/CSアンテナの設置位置は特に選びません。
ただ戸建て住宅などの現場の場合、まず基本的なアンテナである地デジアンテナを設置した後、衛星放送の受信をご希望になるお住まいでのみ、BS/CSアンテナを追加設置する形になります。
そのため、設置の作業や、双方の配線をまとめやすいよう、同じマストや壁面など、地デジアンテナの設置位置に合わせて、できるだけ近い位置にBS/CSアンテナも設置されます。
また実際の問題としては、BS/CSアンテナも、屋根の上のマストなど、できるだけ高い位置に設置することで、12GHzの電波を遮る障害物に影響されにくくなり、また東経110度の方向へと角度調整も行いやすくなります。
なお、前述した新4K8K衛星放送への対応についてですが、新4K8K衛星放送がスタートする以前、それまでの2K衛星放送で使われていた12GHzの電波は、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波」というものでした。
しかし新4K8K衛星放送で多くの4K、8Kチャンネルが追加される際、右旋の電波ではチャンネルに割り当てることができる周波数帯が不足したことから、基本的な4KチャンネルにあたるBS放送のNHK、広域民放の各4Kチャンネルを除いて、新しく左回りの螺旋を描く12GHzの電波「左旋円偏波」を導入し、その他の4K、8Kチャンネルには左旋の周波数帯を割り当てたのです。
2024年現在、販売、設置されるBS/CSアンテナは、ほぼすべて右旋、左旋の双方を受信できる2K4K8K対応型になっておりますが、いま現在、お住まいに設置されているBS/CSアンテナが、2018年度以前の、右旋にしか対応できない2K対応型(現在は生産終了)である場合は、左旋の電波を用いた4K8K放送を受信できないケースがございます。
また2K4K8K対応のBS/CSアンテナで右旋、左旋の電波を受信した後、コンバーターにて、従来の右旋の電波は1032MHzから2072MHz。左旋の電波はより周波数帯の高い2224MHzから3224MHzに変換されます。
そしてケーブルを伝わる電波は、周波数帯が高いほど減衰や漏洩が生じやすいため、BS/CSアンテナ本体だけでなく、ブースターなど機器をふくむアンテナ配線部も、2018年以前に設置された古い機器である場合は、左旋の電波が変換された高い周波数帯に対応できないケースもございます。
その場合は、設置されているブースターや分配器などの機器、またケーブルそのものも、左旋の電波に対応できる4K8K(3442MHz)対応型の製品に交換することが必要です。
もっとも2024年12月現在、新4K8K衛星放送で左旋の電波が使われている放送は、BS放送の「NHK BS8K」「WOWOW4K」など、BSの一部4K、8Kチャンネルだけになっております。したがってこのようなチャンネルをご覧にならないお住まいであれば、設置されているBS/CSアンテナや配線部が、右旋の電波にしか対応できない古い2K対応型であっても、特に問題は生じません。
以上のことから、衛星放送のBS/CSアンテナは、地デジアンテナに比べると、アンテナ本体の種類は限られる一方、設置位置の自由度は広いアンテナであると言えます。
また衛星放送および、BS/CSアンテナの基礎知識、また新4K8K衛星放送に対応できる機器などについての詳細は、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
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戸建て住宅で幅広く対応できて受信が安定するアンテナ設置方法「屋根の上」
アナログ放送の時代から、戸建て住宅のテレビアンテナは、屋根の上に立てたマスト(支柱、ポール)に設置されることが一般的でした。
これは当時、地上アナログ放送用のテレビアンテナと言えば、いわゆる魚の骨のような形をした、やや大型の八木式アンテナしか存在しなかったこと。
そして現在の地デジ放送も含め、地上波放送ではアンテナを高い位置に設置するほど、周辺の障害物に影響されにくく、アンテナの正面を電波塔に向けて調整しやすく、電波塔からの地デジ電波が直接、アンテナに届くため、受信感度が安定しやすいこと。
他にも、屋根の上には特にアンテナ設置用の設備がない住宅でも、屋根そのものを加工することなく、さまざまな形状の屋根の上にマストを固定する設置方法が確立されていること。さらに衛星放送が実用化された後では、同じマストに地デジ、BS/CSアンテナをまとめて固定し、施工の手間が省けて配線などもまとめやすいことなどの理由が挙げられます。
衛星放送のBS/CSアンテナに関しても、設置位置を高くすることで、周辺の障害物を避けて、ディッシュを東経110度の方向へと正確に調整しやすく、やはり受信が安定しやすくなります。
そして、屋根の上に、特にアンテナを設置する設備など用意されていない住宅で、屋根の上にマストを立てて、各種のテレビアンテナを固定する基本的な工法は、主に「屋根馬(やねうま)」を用いてマストを立て「ステー(支線)」によりしっかりと固定する方法になります。
この「屋根馬」とは、マストを通して固定する筒状の金具を、地面から見て垂直に立てることができる四本の脚が設置された、金属製の固定具です。全体の形が、ウマなど四脚の動物に似ていることからその名称がございます。
実際の工事ではこの屋根馬を、お住まいの屋根の上でも、面と面が合わさる頂点となる場所に、マストを地面に対して垂直に立てられ、またマストが簡単に動かないよう、バランスよく置きます。
そして屋根馬の中心に、設置するアンテナや取り付けるアンテナ数に対応する強度(太さ)や長さのマストを立て、固定金具によって屋根馬とマストを一体化させます。さらに八木式アンテナ、BS/CSアンテナなど、必要なアンテナの仮固定も行います。
一方、屋根の四方には「ステーアンカー」と呼ばれる釘状のステー止め金具を打ち付けて固定するか、住宅の加工を避ける場合には既存の雨樋の金具などを用いて、現在ではステンレスワイヤー製が主になっている丈夫な「支線(ステー)」を結びつけます。
この四本のステーを、屋根の頂点にあるマストの中央部に設置されたステー金具と結びつけて、四本の中でも、向かい合う方向のステーが屋根の四方から対角線上に位置するように張ることになりますが、実際には、各ステーの途中に「ターンバックル」と呼ばれる細長い楕円上の部品を設置します。
このターンバックルをポイントとして、各ステーの緊張度を調整できるため、全体のステーがほぼ同じ力でバランスよく引っ張られるよう調整することで、屋根馬、マストと一体化したアンテナが、屋根の上でしっかりと固定されることになります。
この方法のメリットは、頂点部のある屋根であれば、屋根そのものを加工するような工事は必要なく、十分な強度でアンテナを固定できること。そして少なくとも昭和から平成初期のほとんどの戸建て住宅には、屋根馬をそのまま置くことができる平屋根(陸屋根)などを除けば屋根の頂点部が存在したため、実質的には大半の戸建て住宅に対応できる工法であったことです。
またアンテナと同じマストに、ブースターの増幅部や複数のアンテナを設置する場合の混合器など、アンテナの近くに設置する必要がある配線部の機器を固定できる点もメリットです。
なお一般的な戸建て住宅には、完成した時点で、アンテナケーブル(同軸ケーブル)を屋根裏空間などに引き込むことができる「引き込み口」や「引き込み線」と、屋根裏、天井裏の空間にマルチメディアボックス、情報分電盤などに用意されて、各部屋にあるアンテナコンセントまでケーブルで接続された「分配器」が用意されているため、アンテナ本体やブースターなどを経由して一本にまとめられたアンテナケーブルを、引き込み口、引き込み線を経由して、分配器に接続すれば、住宅のテレビアンテナ配線は完成します。
上記の通り、このアンテナ設置方法は、地デジ、衛星放送の受信に有利で、多くの住宅に対応できるという点がメリットです。
ただその一方で、テレビアンテナの種類が八木式アンテナほぼ一種類で、アンテナ設置の方法もほとんどが屋根馬を用いた屋根の上への設置だったアナログ方法の時代とは異なり、アンテナの種類や施工方法の選択肢が多い現在では、いくつかのデメリットも挙げられるようになっております。
この屋根馬を用いた屋根の上へのアンテナ設置方法のデメリットは、主に「外観性」と「風雨などへの耐久性(アンテナの寿命)」が挙げられます。
すでにご説明した通り、屋根の上に屋根馬を置いてマストを立て、ステーを張って各種アンテナを設置する方法では、特に昔ながらの八木式アンテナや、ディッシュを持つBS/CSアンテナを設置した場合、屋根の上で目立ってしまいます。
そのため、特に現在のデザイン性の高いお住まいでは、屋根の上で目立ってしまい、住宅全体として完成された外観性を低下させてしまう要因になります。
また同じ理由から、景観地域などでは独自の景観条例により、一部のアンテナ機種を、屋根の上へ設置することを制限される場合もある。アンテナの一部が隣家の敷地に割り込んでしまう越境問題が生じることもある。屋根の上に太陽光パネルが設置されている住宅では、アンテナの影がパネルに落ちて発電を阻害することもあるなどのデメリットが挙げられます。
もうひとつ、屋根馬による工法は、屋根の上に置かれたマストを、ステーで固定する形になり、マストそのものが屋根にしっかり設置されているわけではありません。もちろん施工技術に優れたプロのアンテナ工事業者が、屋根の上に設置したテレビアンテナは、そう簡単に倒れることはございません。
ただ、屋根の上に屋根馬で設置されたアンテナは、長年、雨風や積雪、海沿いの潮風、アンテナに鳥が留まり、酸性のフンをする鳥害などの問題により、少しずつ、しかし確実に経年劣化が進むことになります。
屋根の上に設置されたアンテナの一般的な寿命(耐用年数)は10年程度とされており、この年数を過ぎたアンテナは老朽化により耐久性が低下し、自然環境への影響に弱くなってまいります。
屋根の上で老朽化したアンテナは、屋根馬、マストなどの全体的なサビツキによる劣化や、一部のステーが切れる、ゆるむなどにより、ステーの緊張のバランスが狂ってまいります。
そして固定部のずれやマストの傾きなどにより、アンテナの角度が狂うことにより、受信感度が低下する。ひいてはマストが倒れてアンテナが故障するだけでなく、屋根材にも破損が生じる。さらにはマストごとアンテナが倒壊し、屋根から落下することで、大変な物損事故、人身事故が生じるというリスクも考えられます。
そのため屋根の上に屋根馬で設置されたアンテナについては、寿命が近づいた際などをはじめ、定期的なメンテナンスにより耐久性を維持することが重要になりますが、この作業も、屋上フロアのある住宅などを除けば、一般の方には大変な危険が伴うため、アンテナ工事の専門業者にご依頼になる必要がございます。
他にも、特に現在の意匠がこらされた住宅は、屋根の形もバラエティが豊富になり、例えば一枚板のような屋根が一方に傾く「片流れ屋根」。屋根の面が合わさる部分に段差がある「差し掛け屋根、段違い屋根」などもございます。
このような屋根では頂点部がないため、屋根馬を用いたアンテナ設置はできないことになります。
もっとも当あさひアンテナでは、「水平器」という機器を使用し、お住まいの屋根の傾きに応じて、屋根馬の脚をバランスよく加工することで、屋根の斜面部にも垂直にマストを立てられるよう屋根馬を置き、テレビアンテナを設置できる技術がございます。
また現在では、屋根の上と同等の高さにアンテナを固定する工法として、板状の設置面から水平にマストを固定できるアームや、L字型のマストが固定された設置具で、やはり地面から垂直にアンテナを固定できる「サイドベース」という器具を用いて、お住まいの破風板(屋根の張り出し部)や壁面の高い位置に設置することで、お住まいでも屋根の縁に近い部分から、屋根の上にマストが突き出す形でアンテナを設置する工法も多くなっております。
また一部のハウスメーカーでは「スッキリポール」などの商品名で、住宅のオプション設備として、屋根の上にアンテナ設置用のマストが用意されていることもございます。このマストは屋根と一体化しているため非常に丈夫であり、内部にケーブルを通すことができる構造にもなっており、アンテナ配線を壁を這わせて引き込み口まで渡す必要がなく、配線部の施工が簡単になります。
このような工法であれば、マストの強度に関しては、屋根馬を用いた設置方法よりも高くなります。
ただ、アンテナが屋根の上で目立って住宅の外見などに影響を与える。アンテナ本体が風雨などの影響を受けやすくなるという点については、やはり問題が残ります。
この問題点を解消する方法は、基本的に「外観性、対候性に優れたアンテナ機種、モデルを選ぶ」「アンテナ設置に屋根の上以外の場所を選ぶ」の二通りか、またはその両方になります。アンテナ機種によっては屋根の上以外への設置を前提とするモデルやタイプがあるため、その機種を選べば、自動的に設置位置も変更することになります。
しかし上記でご説明した通り、アンテナの設置に屋根の上より低い位置を選ぶと、周辺の建物など遮蔽物の影響を受けて、受信感度が低下しやすくなる。また地デジアンテナ機種によっては、八木式アンテナより受信感度が低くなることもあり、お住まいの電界地域や周辺環境などの条件によっては、お住まいの中で、アンテナを設置できる場所が限られます。
そのため、お住まいで特に地デジアンテナの設置位置を選ぶ際には、事前に綿密な電波調査を行い、安定した受信レベルを確保できる信頼できる位置を確認することが重要です。
なお、当あさひアンテナでは、地デジアンテナをはじめとする各種アンテナ設置工事に当たって、工事前の電波調査、お見積もりを、現地への出張費、工事の本契約にいたらなかった場合のキャンセル費なども含む各種費用も含めた「完全無料」で実施しております。
電波調査は、お住まいのさまざまなお部屋や位置で綿密に行い、電波のレベルや品質、方向などを綿密に調査し、例えば壁面へ届く地デジ電波レベルがやや弱い現場でも、安定した受信が可能となる位置をピンポイントで割り出すなどして、現場の条件から可能な限り、お客様のご希望に近いアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり費用でご提案いたします。
アンテナ工事の専門業者による電波調査、お見積りの詳細。また屋根の上をはじめとする、戸建て住宅のアンテナ設置位置については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。
・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?
・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説
・なぜテレビアンテナは屋根の上に設置される? 新築戸建て各位置に取り付けるアンテナ種類や工事の流れ、費用の相場について解説
・戸建て住宅のテレビアンテナ取り付け工事で、アンテナを設置できる場所とは? その費用からメリット・デメリットまで徹底解説!
・一戸建て住宅へのテレビアンテナ設置工事で、アンテナ取り付けができる場所とは? 工事の費用や流れ、適した工事業者を解説!
外観性・耐久性に優れたおすすめアンテナ工事1:アンテナの種類を選ぶ。
上記でご説明した八木式アンテナとは、アナログ放送の時代から使われる、魚の骨に似た古典的なテレビアンテナであり、屋根の上に設置されるアンテナの代表格ともいえるモデルです。
特長は、その古典的でシンプルな構造と、高い位置への設置などから、現在の地デジアンテナ機種の中でも、リーズナブルながら受信感度が高く、一番の受信性能を発揮する機種になります。
また電波を受信するアンテナ本体の短い横棒「素子(エレメント)」の数の違いで、8素子、14素子、20素子や高性能モデルなどの種類も豊富で、素子数モデル別に強・中・弱・微弱の各電界地域に対応できる点がメリットです。
そのため電波塔からの距離や、周辺の環境などの影響により、受信できる電波レベルがやや弱いエリアで、受信レベルを最大に確保するためには、現在でも最適のアンテナ機種です。
とにかく受信感度や工事費用の安さを重視する場合には。おすすめの八木式アンテナですが、その一方で20素子モデルでは全長が140センチ程度など大型で質量が多くなり、機器部がむき出しの構造から、現在では住宅の見た目に悪影響を与えやすい。風雨による悪影響を受けやすいアンテナの代表格にもなっています。
この八木式アンテナのデメリットを解消すべく、2009年(平成21年)頃に普及し始めた新しいアンテナ機種が「デザインアンテナ(平面アンテナ)」です。
デザインアンテナは平面のパネル状の形状で、住宅の壁面やベランダの手すりなどに設置することを前提としており、本体のカラーバリエーションも豊富なことから、設置しても住宅の見た目に溶け込み、お住まいの見た目を乱しにくい。
さらに自然環境の影響も受けにくく、耐用年数が15年から20年程度と長くなり、角度のズレなどのトラブルが生じにくいという点もメリットです。
設置費用は八木式アンテナよりやや割高になりますが、現在では設置費用の差も縮まっているため、地デジアンテナの中ではコストパフォーマンスが高く、人気ナンバーワンの機種になっております。
一方、デメリットとしては、本体の主な受信性能モデルは20素子相当と26素子相当ながら、八木式アンテナより受信感度がやや弱くなり、主に強・中電界地域用モデルになる。
さらに主な設置位置が壁面などであるため、高層ビルの近隣や住宅密集地など、低い位置での地デジ電波が遮られやすい環境では、強・中電界地域でも設置できないケースも出てまいります。
また壁面へのデザインアンテナ設置では、固定具を設置するため壁にビス穴を開ける必要も出ます。この点はサイドベースの壁面設置も同様ですが、当あさひアンテナでは壁面にビス穴を開けるアンテナ工事でも、極細のビスを用いて、最小限のビス穴すべてに変性シリコンを注入する丁寧な施工を実施しており、ビス穴から水がしみ込むなど、万が一のトラブルにも備えております。
そしてこのデザインアンテナのメリットを維持しつつ、受信感度から設置場所が限られる弱点を克服した新モデルが、マスプロ電工社の「ユニコーンアンテナ(U2CN)」になります。
ユニコーンアンテナは、高さ約67センチ、直径12センチから14センチ程度の円筒形で、本体色は落ち着いたホワイトかブラックの2色のアンテナ機種になります。
受信性能は20素子相当。設置方法は屋根の上のマストや、サイドベースで、アンテナ本体が屋根の上に突き出す形で固定されます。
ユニコーンアンテナのメリットは、そのスタイリッシュかつ風雨なども受け流せる形状から、屋根の上に設置しても住宅の外観に悪影響を与えにくく、経年劣化が進みにくいという、デザインアンテナと同等の点で、耐用年数も15年から20年程度と考えられています。
その上で、ユニコーンアンテナは高所に設置されるため受信感度を確保しやすく、高層ビルの近隣や住宅密集地など、デザインアンテナが対応できない現場でも、設置できるケースが多くなります。
デメリットは、現状の最新モデルのため、設置費用が他の機種よりやや割高になる。また同じ20素子の八木式アンテナに比べると受信性能がやや弱く、主に強・中電界地域向けの機種になる点です。
このように現在では、実際の地デジ受信エリアの多くに当たる強・中電界地域において、八木式アンテナではなくデザインアンテナ、ユニコーンアンテナを選んで採用することにより、住宅の見た目や、アンテナの耐用年数など、気になる問題を解消することができます。
他にも、八木式アンテナに関しては、強電界地域であれば、5素子から8素子程度で、長さは50センチ弱から60センチ強。上下の幅も薄いため、目立ちにくい小型モデルを利用できることがございます。
また八木式アンテナには、一ヵ所に複数の素子を並べた高性能素子を使用する、高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)が存在し、主に弱電界地域で使用されますが、5素子程度のパラスタックアンテナでは、通常モデルの14素子から20素子程度の受信性能を保持しつつ、長さは50センチ強と小型化が実現できるため、中電界地域などでも目立ちにくいアンテナ設置が可能になります。
BS/CSアンテナに関しては、上記の通りパラボラアンテナ一種類のみになります。ただ現在では、太陽光に強い白色系がメインになる一般的なBS/CSアンテナの他にも、同じく太陽光への耐性をもつ塗装を施した、ブラックなどのカラーバリエーションが存在するため、目立ちにくく、お住まいの色合いにマッチするモデルを選ぶこともできます。
なお当あさひアンテナでは、八木式アンテナに関して、DXアンテナ製の軽量型で、耐風性や耐水性、防サビ性も高い高品質20素子モデル「UA20」本体に、屋根馬やマスト、ステーなど基本的な設置具、同軸ケーブルと防水処理を含めた基本設置工事を「22,000円(税込み24,200円)」からで承ります。
デザインアンテナでは、別売りの背面スッキリカバーにより、背面の配線部や機器を隠すことができ、外観がよりスッキリして自然環境にも強くなるサン電子製の高品質20素子相当最新モデル「WG-20」とスッキリカバーのカラーバリエーション5色。また基本的な設置具、白と黒の同軸ケーブル、防水処理も込みの基本設置工事を「28,000円(税込み30,800円)」からで承っております。
またデザインアンテナの通常モデルで、やはり高品質を誇るDXアンテナ製20素子モデル「UAH201」カラーバリエーション4色。
強電界地域専用のコンパクトモデルでは、マスプロ電工製の業界最小級で、室内への据え置き設置にも対応できるスカイウォーリーミニ「U2SWLC3」を、白と黒のカラーバリエーションでご用意して、それぞれ、設置具や部材などをセットにした基本設置工事を「25,000円(税込み27,500円)」からで承っております。
ユニコーンアンテナに関しては、2色いずれかのアンテナ本体と、やはり基本設置具や同軸ケーブル、などをセットにした基本設置工事費を、現在、業界最安値に挑む「キャンペーン価格」でご案内しております。
他にも、八木式アンテナでは、8素子や14素子などの各素子数モデル。高性能パラスタックアンテナ、ローチャンネル用モデル。また対候性の高いステンレス製や雪害用、塩害用モデルなど。デザインアンテナでは26素子相当のモデルもご用意しており、各機種をご希望のお客様に、現場で可能な限り、ご希望通りの工事をご案内いたしております。
ここでご紹介した各種アンテナ機種については、以下の各コラム記事でも、それぞれ詳しくご紹介しております。よろしければご確認をお願いいたします。
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対候性に優れた八木式アンテナ・BS/CSアンテナとは?
上記の通り、八木式アンテナとBS/CSアンテナは、特に外観性、対候性での弱点が生じやすいアンテナになりますが、現在では外観性は別にして、風雨などへの対候性に優れたモデルも登場しております。
一般的な八木式アンテナも、近年の最新モデルでは、全体的な構造の強化や軽量化による耐風性や、防水性、防サビ性が向上しており、実質的な耐用年数は十数年程度になっております。
他にも、全体的にさびにくいステンレス製モデル。また設計や素材、加工に工夫をほどこし、表面に雪が付着しにくく、雪の重みなどにも強い雪害用モデル。海沿いの潮風に対してもさびにくい塩害用モデルなどが、やはり各素子数などのバリエーションで存在します。
そのため、雪の多い地域や沿岸部など、設置する現場の自然環境に応じたモデルを利用することで、屋根の上への八木式アンテナ設置でも、ある程度の耐久力を期待することができます。
またBS/CSアンテナも、風を通す構造のディッシュや構造の強化により、耐風性能を高めたモデルも登場しております。
高耐風BS/CSアンテナの代表的なモデル、DXアンテナ「BC453SG」は、ディッシュ面に細かなパンチングホールを開けたパンチングメタル仕様のディッシュにより、軽量化と格段に高い耐風性能を実現。
さらにアンテナを固定するマストや、マストの固定部、コンバーターを固定するアーム部などの構造も全体的に強化し、強風などによるアンテナ本体の横ゆれ、縦ゆれと、それに伴うアンテナ全体の歪みを抑えることができます。
この設計により、風雨の影響を受けたアンテナ角度のズレ、コンバーターのブレなどによる受信性能の低下も生じにくい上、激しい台風などの際も、アンテナの受信性能の低下や角度の狂い、破損などが発生する可能性が大きく軽減されて「受信可能風速50m/s、復元可能風速60m/s、破壊風速70m/s」という高い耐風性を実現しております。
当あさひアンテナでは、上記の通り、対候性の高いやぎしきあんてな各モデルもご用意しているほか、高耐風モデル「BC453SG」による、上記と同等のBS/CSアンテナ基本設置工事も、現在「特別価格」でご案内しております。
なお、BS/CSアンテナ高耐風モデルや、自然環境、災害への対策となるアンテナ工事については、以下の各コラム記事にも解説がございます。
・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」
・屋根の上の地デジテレビアンテナが強風などで倒れる原因と、対処となる取り付け工事、修理費用の相場を安くする方法とは?
・強風、台風などでアンテナが倒れた修理の対処は? 対策となるアンテナ工事法。火災保険で相場より費用を安くする対処法も解説
・屋根の上の地デジテレビアンテナが強風などで倒れる原因と対処。修理や対策の取り付け工事と費用を相場より安くする方法は?
・地デジ、BS/CSテレビアンテナの落雷や積雪、鳥の糞害対策は? 映らない原因と修理費用の相場、予防、対策の設置工事を解説
・台風や大雪、地震でテレビが映らなくなる原因は? アンテナの災害への対処法と、対策となる風などに強いアンテナ機種を紹介
外観性・耐久性に優れたおすすめアンテナ工事2:住宅の屋外で設置場所を選ぶ。
お住まいでテレビアンテナが目立たず、風雨などによる老朽化も抑えることができる、もうひとつの取り付け方法が、アンテナの設置位置を選ぶことです。
上記の通り、デザインアンテナは基本的な設置位置が、住宅の壁面に当たる部分になります。しかし他にも上記のサイドベースを用いて、受信性能の高い八木式アンテナ、BS/CSアンテナを、住宅の壁面でもやや低い位置や、ベランダの手すり部に設置するという方法もございます。
双方のアンテナとも、壁面のやや低い位置、周囲から見えにくい場所に設置することで、お住まいの外観性に影響しにくくなり、屋根の上などに比べると風雨なども避けやすくなります。
また設置位置がベランダに近い場合は、アンテナに手が届きやすくなり、ご自宅でのメンテナンスも行いやすくなります。
この設置方法も、地デジアンテナでは、壁面など低い位置では、まず電波塔の方向を向いた壁面で、周辺に建物など電波を遮る障害物がなく、壁面でも一定以上の地デジ電波レベルを確保できること。BS/CSアンテナでは、東経110度の方向を向き、その方向に障害物が存在しないことが必須になります。
ただ壁面でも受信性能が高い八木式アンテナを使用することで、デザインアンテナに比べると受信感度が向上するというメリットもございます。
他にも、ベランダの方角や設計などから、ベランダ内に地デジや衛星放送の電波が十分に届く環境であれば、八木式アンテナ、BS/CSアンテナをベランダ内の空間に設置する工法もございます。
この工法も、外部からアンテナがほとんど見えなくなり、風雨などにも影響を受けにくくなる。さらにご自宅でのお手入れやメンテナンスも簡単になるといったメリットがございます。
一方で、アンテナに誤って触れることで角度のズレなどが生じることもある。アンテナの前に人が立つ、物が置かれるなどで、電波が遮られて受信レベルが弱まるなどのケースもございますので、ご注意くださいませ。
また特に強電界地域では、八木式アンテナも上記の通り、5素子から8素子程度の小型モデルで対応できる場合もあり、このような八木式アンテナを軒先に吊るす形での設置も可能となります。
なお各種テレビアンテナの、屋根の上以外への設置方法に関しては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。
・地デジや衛星放送用BS/CSテレビアンテナのベランダ設置や壁面取付の方法は? デザインアンテナ失敗例や必要な端子も解説
・壁面に設置できる地デジ用テレビアンテナとは? デザインアンテナなど壁に取り付けられる全アンテナと工事費用、失敗例など解説
・地デジ、BS/CSテレビアンテナを住宅の壁面に設置する方法とメリットや注意点とは? 壁面取付に適したアンテナ機種も解説!
・戸建てのテレビアンテナ工事におすすめの場所は? 特徴の比較やアンテナの選び方を解説。業者に依頼する費用、料金の相場も紹介
・地デジテレビアンテナをさまざまな場所に設置する工事と、アンテナの向きや方向を自分で調整する方法とは? 費用の相場も解説!
・住宅でBS/CSテレビアンテナを屋外の見えない位置に設置する方法は? ベランダ内などに隠して設置できる会社や注意点を解説
・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!
外観性・耐久性に優れたおすすめアンテナ工事3:屋内への設置を依頼する。
上記でも少しご説明した通り、地デジ電波は、一部の建材や断熱材などを除けば、ある程度の減衰は生じるものの、住宅の屋根や壁などを透過して屋内にも届きます。
そのため現場によっては、室内に地デジアンテナを設置しての受信も可能になります。
地デジ電波を通しにくい素材としては、鉄筋やアルミ箔の断熱材など、電波を反射する金属素材。またコンクリートや土壁、ウレタンの断熱材など、密度が高い素材になります。
そのため、鉄筋コンクリート建築や高断熱住宅などでは、外部からの地デジ電波が届きにくくなるほか、スマートフォンなど通信機器の電波が拾いにくくなる場合もございます。
実際には屋内に届く地デジ電波の多くは、屋根を透過するものになりますが、屋根の上に太陽光パネルが設置されている場合も、太陽光パネルが外部からの電波を遮断してしまいます。他にも冬場に屋根の上に雪が積もると、やはり電波が遮断されるため注意が必要です。
また実際に地デジ電波が屋内へと届きやすいポイントは、窓ガラスを通して地デジ電波が届く、主に電波塔の方向を向いた窓際になります。ただこの窓ガラスも、複層ガラス、金属コーティングなどの高断熱仕様になっていると、電波を通しにくくなります。
なお屋内で地デジアンテナを使用する場合は、基本的に、屋根や壁などを透過してやや減衰した電波でも、十分な電波レベルを確保できるよう、現場が強電界地域であることが必須になります。
以下、テレビアンテナを室内や屋内空間に設置する方法。対応できるアンテナ機種について、各項目でご説明いたします。
室内用・屋外屋内兼用の地デジアンテナ
実際に住宅の屋内で使用できる地デジアンテナとして、第一に挙げられる機器が、コンパクトな据え置き型。また壁や窓にシート状のアンテナを貼り付けるペーパー型などの室内アンテナ。
あるいは室内用アンテナよりはやや大型になりますが、屋外用のアンテナに比べるとコンパクトで、室内の窓際の他、壁面やベランダ内部などへの設置もできる、屋外屋内兼用アンテナを使用するという方法になります。
このようなアンテナ機種は、本体価格が屋外用アンテナと比べても低価格で、アンテナを室内の適切な位置にセットし、ケーブルでテレビなど受信機器のチューナーと接続するだけと、設置が非常に簡単で、業者に依頼するなどの手間、費用もかからないという点が大きなメリットです。
一方で受信性能は、室内アンテナは1素子以下、屋外屋内兼用アンテナも3素子相当から5素子相当程度と、受信性能が低くなります。
そのため、基本的に強電界地域でしか使えない上、特に室内アンテナは電波を遮る周辺環境に影響されやすく、強電界地域でも現場の条件、環境によっては、受信が安定しない、十分に地デジ放送が映らないなどの問題も生じますので、ご注意くださいませ。
基本的に室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナなどは、お住まいでアンテナコンセントのないお部屋などにテレビを設置する。また一時的なお住まい、アンテナ設備のない場所などで地デジ放送をご覧になる場合の、あくまで簡易的な地デジアンテナとしてのご利用がおすすめです。
なお室内用や屋外屋内兼用の地デジアンテナについては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。
・面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!
・フィルム型アンテナとは何か? 地デジテレビ用でおすすめ、最強の室内アンテナの選び方。ランキングで人気の高性能商品も紹介!
・地デジ用で最強のテレビ室内アンテナを選ぶには? 平面アンテナやブースター内蔵型などおすすめ人気モデルのランキング発表!
地デジアンテナの屋根裏・天井裏への取り付け工事と対応できる業者
戸建て住宅で、屋内に地デジアンテナを設置する本格的な方法としては、屋根裏空間、天井裏空間に、主に屋外用のデザインアンテナを設置する工法になります。
この場合のメリットは、屋内空間でアンテナ設置や配線が完結するため、住宅の外観や外壁などにまったく影響がなくなること。またアンテナ本体も風雨や雪などの影響を受けなくなるため経年劣化が軽減され、メンテナンスフリーで耐用年数が大幅に伸びるという、デザインアンテナのメリットを格段に向上させたものになります。
またデザインアンテナを天井裏に設置する場合には、高さを確保できる分、屋外の壁面に設置する場合より受信感度が高まるケースもございます。
ただ、この施工方法も、実施できる現場は限られます。設置が可能となる基本的な条件としては、強電界地域で住宅の素材その他に、前述したような地デジ電波を遮る要素がない。
また屋根裏や天井裏の空間に、デザインアンテナの設置を行える、最低でも1メートル四方のスペースがある。アンテナを設置する空間に通じる、作業の担当者がアンテナや機材をもって出入りできる点検口があるなどの点になります。
なお屋根裏や天井裏に設置される地デジアンテナは、基本的に設置スペースを取らないデザインアンテナが選ばれます。デザインアンテナでは十分な受信感度が確保できず、十分な設置スペースが確保できる場合は八木式アンテナが使用される場合もございますが、条件がやや難しいほか、専用の設置具が必要な分、設置費用はデザインアンテナの場合と大差ございません。
またユニコーンアンテナは、屋外の高所に設置することを前提としたアンテナであり、受信面の小ささもあって、屋根裏などの屋内空間に設置されることはございません。
また、屋内空間へのデザインアンテナ設置は、綿密な電波調査をはじめ、アンテナ工事の専門知識も必要なため、アンテナ工事の専門業者にご依頼になることがおすすめです。
ただアンテナ工事業者によっては、デザインアンテナの基本設置工事費用とは別に、屋内設置のための特殊工事費用が発生するケースもございますので、ご依頼の際には、業者にご確認くださいませ。
なお、当あさひアンテナでは、デザインアンテナの屋内設置に関しても、現場の条件で対応可能であれば「UAH201」による施工を、追加工費はご無用の、25,000円(税込み27,500円)の基本設置工事費でお引き受けいたします。
デザインアンテナをはじめとする地デジアンテナの屋根裏、天井裏への設置に関しては、以下の各コラム記事に詳しい解説がございます。
・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?
・室内設置におすすめ地デジテレビアンテナの選び方とは? 人気デザインアンテナ屋根裏取り付けで失敗しない工事方法、費用を解説
BS/CSアンテナを室内の窓際に設置する方法とは?
衛星放送に関しては、障害物に遮られやすい12GHzの電波は屋内に届くことがないため、基本的にBS/CSアンテナの屋内への設置はできません。
ただ唯一の例外として、お住まいに東経110度からの12GHzの電波が十分に届く窓がある場合、窓際にBS/CSアンテナを据え置き設置できる場合もございます。
この場合の条件は、東経110度の上空からの電波が差し込む位置にあり、また窓から見て東経110度の方向に電波を遮る障害物がなく、受信の条件が整っていること、
お住まいの窓に静止衛星からの電波が十分に届くかどうかの確認は、晴天の日、午後2時から3時にかけて、太陽光が差し込むかという点で判断できます。その窓から日光が十分に差し込むようであれば、衛星放送の電波も届く可能性が高くなります。
その他の条件としては、窓ガラスが12GHzの電波をそのまま透過する、一枚板のシンプルな透明フロートガラスであること。窓に十分な大きさがあり、BS/CSアンテナのディッシュ全体に12GHzの電波が差し込むことになります。
またBS/CSアンテナは専用の据え置きスタンドで窓際に設置することになるため、窓の前にアンテナを据え置きするスペースを確保できることも必要です。
BS/CSアンテナを室内に設置するメリットも、やはり住宅の外観に影響せず、アンテナ本体も自然環境の影響を避けて、老朽化が進みにくいという点になります。
他にも、この方法であれば住宅を加工しないため、オーナーに無断で、住宅への各種工事が禁じられている賃貸物件、借家などでも対応できるという点もメリットになります。
一方で、BS/CSアンテナの室内設置は、窓を通す分、12GHzの電波の減衰が生じて受信レベルが安定しにくく、画像が乱れる場合がある。また安定した受信のためには、カーテンやブラインドを開けるほか、場合によっては窓を開け放つ必要もございます。
他にも窓際への据え置きになるため、住宅全体への配線が難しく、基本的にアンテナからの配線を、同じ部屋のテレビなど受信機器に接続するだけになり、その部屋にあるテレビでしか衛星放送を視聴できない。アンテナが固定されていないため、誤ってアンテナに触れると角度のズレが生じて受信感度が低下し、再調整の必要が生じるなどのデメリットもございます。
結論を申し上げると、室内へのBS/CSアンテナの設置は、やはり簡易的な設置方法になり、あまりおすすめできる選択とは申せません。
BS/CSアンテナの窓際への設置に関しては、以下の各コラム記事にて詳しく解説しております。
・BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?
・室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!
お住まいの見栄えが良く長持ちするテレビ用アンテナ設置の選び方・まとめ
以上の本文で、現在の戸建て住宅で対応できる、地デジアンテナ、BS/CSアンテナの主なモデルと、それぞれの設置位置、工法をほぼ網羅しております。
その他、アンテナ機種や施工方法、工事の流れ、アンテナ以外に必要な機器や工事、工事の費用相場や良い業者の選び方など関連の情報については、下記の各コラム記事が参考になるかと存じます。
・戸建て住宅で業者に工事を依頼できる地デジその他のテレビアンテナとは? 機種や必要な工事の選び方、費用の相場をすべて解説!
・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】
・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!
・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説
・テレビアンテナの修理を業者に頼む方法と費用の相場は? アンテナ修理の種類と火災保険に対応もできる最適な業者の選び方も解説
そして現在、実際の施工は近隣の電器店などの下請け業者が担当する、お住まいの地元の家電量販店やホームセンターなどの店、ハウスメーカーのアンテナ取り付け工事でも、八木式アンテナの屋根上設置、デザインアンテナの壁面設置には対応できることが多くなります。
ただ、下請け業者はご家庭でのエアコンの設置など、電気工事を全般的に請け負う業者となり、アンテナ工事に特化した技術面では、プロの業者に及ばないこともございます。
そのため、例えばアンテナの急な故障に対する修理など、連絡から当日の施工に対応できない。また各種アンテナの最新モデル設置や、屋内空間を含むテレビアンテナのさまざまな位置への設置には対応できない結果になることもございます。
本記事でご説明した、お住まいの外観性、アンテナの耐候性能に配慮したテレビアンテナの設置については、やはりアンテナ工事のプロである優良な専門業者、専門店へのご依頼が安心できてオススメです。
当あさひアンテナでは、記事内でもご説明した通り、業界でもトップクラスである国内一流メーカーの高品質機材を使用した各種アンテナの基本設置工事、その他のオプション工事とも、明確な価格体系でご提供しております。
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