【初心者向け】テレビアンテナ工事・取り付け完全ガイド!設置の費用、料金の相場は?業者選びから作業の流れまで全解説!

2025年04月29日

新築物件で新しくテレビアンテナを設置したい。いまのお住まいで衛星放送用のアンテナを追加したい。古くなったアンテナを新しいものに交換したいなど、アンテナ工事について、お客様のご要望はさまざまなものがあるでしょう。

ただ、一般のお客様にとっては、アンテナ工事の知識がなく、なんだか難しそうなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、アンテナ工事・取り付けの「完全ガイド」として、 初心者の方でも安心して最適なアンテナを選び、取り付け工事を進められるよう、 地デジや衛星放送のアンテナ基礎知識から工事の費用相場、業者選びの手順まで、年間の施工実績、約6,000件を誇る当「あさひアンテナ」が徹底解説いたします。

地デジ放送や4K8K衛星放送の視聴方法から、お住まいの見た目に似合い、長持ちするアンテナの種類や設置場所。最適の工事を低価格で引き受けてくれる業者選びまで、さまざまな疑問をスッキリと解決いたします。

この記事をお読みいただければ、あなたもアンテナ工事について、一通りの知識を身につけることができます。適切なアンテナ設置で快適なテレビライフを手に入れる第一歩として、本記事をぜひご一読ください。

アンテナ工事を始める前に知っておくべきこと

テレビアンテナ工事は、新築物件で一からアンテナを取り付けるにせよ、すでにお住まいの住宅で、アンテナの修理や交換を進めるにせよ、一般の方にとっては「何からどう進めればいいのかわからない」と思われる方も多いでしょう。

そこで最初の項目では、お住まいでのアンテナ工事をスムーズに進めるために、まず知っておくべき基礎知識と概要をシンプルにまとめました。

アンテナ工事の基礎知識:電波の仕組みと種類

現在の日本のテレビ放送としては、いわゆる地上デジタル放送(地デジ)と、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)がよく知られています。

そして、主に上記の放送に合わせて、各放送の電波を受信するために必要となるテレビアンテナの種類が異なります。テレビ電波には大きく分けて「地デジ電波」「衛星放送(BS/CS)電波」の2種類のカテゴリに分けられます。

以下、各テレビ放送の主な特徴をご説明いたします。

  • 地デジ放送(地上デジタル放送): 日本国内の地上で、要所にいくつも設置された地デジの電波塔から、周辺の一帯に送信される地デジ電波(UHF(極超短波)のうち470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯)に、デジタル化した映像信号を乗せて送信する「地上波テレビ放送」です。日本では主なテレビ放送に当たり、国内であれば誰でも無料で受信、視聴できます。ただ受信のためには、地デジ電波(UHFの周波数帯)に対応する地デジアンテナ(UHFアンテナ)が必要です。
  • 衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送): 宇宙空間で静止軌道上を周回し、地上からは空の一点に静止して見える人工衛星「静止衛星」から日本全域に送信される衛星放送の電波(マイクロ波、SHF(センチメートル波)の中でも周波数帯が12GHz(ギガヘルツ)前後の12GHz帯)に映像信号を乗せて地上まで送信しています。ちなみにBS放送とは放送衛星を、CS放送は通信衛星を使う衛星放送であり、日本の放送法上の区分になります。なお、衛星放送の12GHz帯の電波は、以前からの衛星放送である2K衛星放送には、右回りの螺旋で送信される右旋円偏波が使われていますが、2018年(平成30年)に、BS放送、CS放送にそれぞれ4K、8Kチャンネルが追加された新4K8K衛星放送では一部のチャンネルを除き、電波も新しく追加された、左回りの螺旋を描く左旋円偏波が使われています。衛星放送用のアンテナはパラボラアンテナとして知られています。2025年現在の衛星放送アンテナ機器はBS放送、110度CS放送の双方を受信できる「BS/CSアンテナ」で、右旋・左旋の双方に対応できる「2K4K8K(右旋左旋)対応型」になっていますが、2018年以前に設置されたBS/CSアンテナでは、右旋の電波にしか対応できない「2K(右旋)対応型」の場合もあります。

上記の通り、テレビアンテナは、受信する放送や使用される周波数帯に合わせた機器が必要となります。

また地域ごとに電波レベルが変動しやすい地デジ電波では、現場で受信できる地デジ電波レベルに応じた受信性能や機種のアンテナを選ぶことが重要になります。

衛星放送に関しては、基本的にアンテナはパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)の一機種のみですが、上記のように従来の2K衛星放送(右旋)と、2018年に追加された新4K8K衛星放送の多くのチャンネル(左旋)では電波の種類が違い、それぞれに対応できるアンテナが必要となります。

つまり地デジ放送、衛星放送とも、電波を送信する位置や電波の種類が大きく異なるため、対応するアンテナの種類や設置方法が異なってくるのです。さらにそれぞれの放送でも、地域によって受信できる電波レベルの違い、使用される電波の種類などによって、対応する性能を持つアンテナを選ぶ必要があります。

次の項目では、地デジ電波、衛星放送の電波について、アンテナでの受信に関係する性質を解説していきます。

地デジ放送、衛星放送の電波の性質とは?

地デジ電波の性質

地デジ電波であるUHF波の周波数帯は、40センチから60センチ程度の波長の幅を持ち、音のように広がりやすい性質をもっています。実際の放送では、日本各地にある地デジ電波塔の先端から、地上にある住宅などの地デジアンテナまで、上空から広がるような形で届いています。

アンテナでの受信に関係する、地デジ電波の主な特性は以下の通りです。

  • 電波塔から空間を遠く進むほど減衰(電波レベル(強度)の弱まり)する。
  • 山地やビルなどの障害物に遮られるが、音のように乗り越えて向こう側で広がる性質(回折)もある。
  • 水分に吸収されやすく、一年を通した気候の変動で6㏈程度の電波レベルの変動があるほか、雨や雪などの悪天候では電波レベルが大きく低下する。
  • 一般的な家の屋根や壁などは、減衰はあるものの、ある程度、壁などを透過して屋内まで届く。

上記のような性質から、地デジ電波は電波塔からの距離や山地、くぼ地など周辺の地形によって、受信できる電波レベルに差が出やすくなります。テレビ電波の強度は「㏈(デシベル)」の数値で表されますが、地デジ放送では、電波塔の周辺で、受信できるおおよその電波レベルによって「強電界地域(80㏈以上)」「中電界地域(80㏈から60㏈)」「弱電界地域(60㏈以下)」の電界地域に分類され、この電界地域によって対応できる地デジアンテナ機種、設置方法が異なってきます。

衛星放送電波の性質

衛星放送に関しては、宇宙空間の静止衛星から、波長の幅は25ミリ程度で非常に周波数帯が高く、光のように直進する性質を持つ12GHz帯の電波を、日本列島の全域に、ライトを当てるような形で送信しています。

そのため衛星放送の電波は、日本国内であれば、国内の北部、南端、離島部など、静止衛星よりやや距離の遠い一部地域で、距離による減衰からわずかに電波レベルが弱まることを除けば、日本全域にほぼ十分な電波レベルで到達します。

ただ静止衛星から送られる12GHz帯の電波は、光のような直進性が強い分、地上の障害物に遮られやすく、障害物を乗り越える力が弱いため、遮られた向こう側では電波レベルが大きく低下します。

また地デジ電波に比べると影響は受けにくいものの、やはり水分に弱く、特に激しい雨や雪で、雨粒、雪粒の大きさが波長の幅に近くなると、空間で電波が雨や雪に吸収され、乱反射が起こって電波状態が悪化する「降雨減衰」「降雪減衰」が生じます。

以上の要因から、衛星放送は日本国内でほぼ同じパラボラアンテナを使用して、安定した受信が可能になりますが、アンテナの設置時には、角度調整と障害物への対策に注意が必要となります。

また2025年の現在では、前述した2K衛星放送(右旋)と、2018年に追加された4K8K放送(左旋)に対応できるBS/CSアンテナの区別にも注意が必要です。この点について詳しくは後述いたします。

なお、地デジ放送、衛星放送やそれぞれに電波についての詳細は、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・教えて!BS、CSやスカパーとは? 視聴料金からアンテナの選び方、業者による設置工事の費用相場、サポートの方法まで全解説

アンテナ工事の種類:新設、交換、修理の違い

戸建て住宅におけるアンテナ工事は、お住まいが新築物件か、すでにアンテナが設置されている既存住宅かなどによって、いくつかの種類にわけられます。

ご自宅の条件と、工事の種類をご理解されることで、いまのお住まいに必要な工事を見極めて、業者とのコミュニケーションもスムーズに進めることができ、もっとも適切な工事を選ぶことができます。

戸建て住宅でのアンテナ本体の工事は、主に以下の4パターンになります。

工事の種類 内容 こんな時に必要
新設工事 必要なテレビアンテナを新たに設置する工事。 新築住宅で、お住まいにテレビアンテナや設備がまったくない場合。
増設工事 お住まいに既設のアンテナとは別の放送用アンテナを追加設置する工事。 地デジアンテナのみの住宅に、BS/CSアンテナや地方局用アンテナを追加。
交換工事 既存のアンテナを新しいアンテナに交換する工事。 アンテナ本体の老朽化、BS/CSアンテナを4K8K対応型へ変更。
修理工事 アンテナの不具合を修理する工事。 アンテナの角度の狂い、ケーブルの断線、本体の軽微な破損など。

ご自宅に設置されているアンテナの種類や、トラブルなどの状況に合わせて、必要な工事の種類を見極めてください。例えば修理と交換のどちらを選ぶべきかわからないなど、ご判断に迷われる場合は、アンテナ工事の専門業者へご相談になるのがおすすめです。

テレビアンテナの種類と選び方:地デジアンテナと4K8K対応BS/CSアンテナの違いを徹底解説

現在では地デジ放送を受信するための、同じ地デジアンテナにも、外観や形状、特徴などさまざまなモデルが登場しております。

衛星放送用のBS/CSアンテナについても、基本は同じパラボラアンテナながら、現在の4K8K対応モデルとそうでない旧モデルの違いや、多くのバリエーションが存在します。

お客様にとっても、同じアンテナ工事を行うのであれば、安定した受信性能はもちろん、取り付けの見た目の良さ、風雨などへの強さや寿命の長さなど、メリットが豊富でご要望に最適のアンテナを選びたいことでしょう。

ここでは、地デジアンテナ各機種の、BS/CSアンテナ各バリエーションの違いを徹底的に解説いたします。アンテナ各機種の特徴を把握して、お客様のお住まいにぴったりのアンテナを見つけてください。

地デジアンテナの種類:八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの特徴

地デジアンテナは、上記の通り、地上デジタル放送(地デジ放送)を受信するためのUHFアンテナです。地デジ放送は現在の日本では基幹的なテレビ放送であり、日本国内であれば、地デジアンテナやフルセグ・ワンセグを利用することで、不特定多数の誰もが試聴できる放送です。

そのため現在の戸建て住宅では、まず基本のアンテナとして、現場の受信環境などの条件に適した地デジアンテナ、設置方法を選んで設置した上で、衛星放送をご覧になりたい場合には、BS/CSアンテナも追加設置することになります。

地デジ電波はある程度の波長の幅を持つため、対応するアンテナの側でも、形状など工夫する幅が広く、現在では、主に以下の3種類の機種が存在します。

種類 特徴 メリット デメリット おすすめ
八木式アンテナ 魚の骨のような形をした古典的なアンテナ。素子数によって受信性能が変わり、指向性と受信性能が高い。 他機種より受信感度が高い、比較的、価格が安い。 外観性が低い、風雨などの影響で老朽化しやすい。 受信感度を安定させたい。工事費用を安く抑えたい。
デザインアンテナ 縦長長方形の薄型アンテナ。壁面などに取り付けることができる。 設置の見た目が整う。風雨などにも影響されにくい。 受信感度がやや低く、対応できない現場がある。 デザイン性や風雨への強さを重視。新築住宅。
ユニコーンアンテナ ポール型のアンテナ。屋根の上のマストに設置されるため、受信感度を確保しやすい。 デザインアンテナと同等のメリットで、受信感度が安定しやすい。 受信性能では八木式アンテナに及ばない。高価格。 周辺環境の影響でデザインアンテナが設置できない現場。

※上記の各機種別でも、さまざまな受信性能や特性を持つモデルが存在します。

八木式アンテナとは、アナログ放送の時代から使われ、主に屋根の上のマスト(ポール、支柱)に設置される、魚の骨に似た機器がむき出しの古典的なアンテナです。

設置される素子(エレメント、電波を受信する部品)数によって大きさと受信性能が変わり、8素子、14素子、20素子などのモデルがあるほか、一ヵ所に複数の素子を並べた高性能素子を使う高性能型パラスタックアンテナ、地デジ電波でも主に使われる低めの周波数帯の受信性能を高めたローチャンネル用などの機種が豊富で、基本的な受信性能がもっとも高い機種になり、弱電界地域や受信環境が悪い現場を含めた幅広いエリア、現場で安定した受信を実現できます。

また設計のシンプルな古典的機種であるため、アンテナ本体価格や設置費用がていかかくになるのも特長です。

そのため、安定した受信性能を重視する場合や、工事費用を抑えたい場合にはオススメの機種となりますが、一方で昔ながらのアンテナを屋根の上に設置するため、住宅の見た目や周辺の景観に影響しやすい。風雨や雪、海沿いの潮風など自然の影響を受けた老朽化が進みやすく、耐用年数が10年程度と短くなるといったデメリットもあります。

なお自然環境への耐久性については、設計や素材、加工の工夫で耐久性を高めた塩害用、雪害用などの八木式アンテナモデルを使用することで、一定の対策となります。

デザインアンテナとは、平面アンテナとも呼ばれる、縦長の長方形で薄型のケースに機器部を収めたアンテナです。主に住宅の壁面、ベランダの手すりなどに設置されます。

デザインアンテナは本体のカラーバリエーションも豊富で、壁面などに設置することで、住宅の見た目に調和して家のデザイン性や景観を乱さない。またケースに収まったアンテナを壁などに面で設置することで、風雨や雪、潮風などの自然環境に強くなり、耐用年数が15年から20年程度と長期化する点もメリットです。そのため現在では、地デジアンテナの中ではもっとも人気の高い機種になっています。

一方で、デザインアンテナの主な受信性能は20素子相当、26素子相当ながら、八木式アンテナに比べるとやや弱く、基本的には強・中電界地域向けのモデルになります、さらに設置位置が壁面などで低いため、該当するエリアでも、周辺に高層ビルがある、住宅密集地であるなどの環境では、設置位置に電波が届きにくいことから設置できないケースも出てきます。

他にも、壁面設置では壁にビス穴を開けて固定する必要がある。価格面でも八木式アンテナより割高などのデメリットもあります。ただ近年では人気が高く、施工数も多いことから、普及型では八木式アンテナとの設置工事費の差はほとんどない場合もあります。

ユニコーンアンテナは、2017年(平成29年)にマスプロ電工より発売された「U2CN」というモデルの商品名で、現状の地デジアンテナ最新モデルになります。ポール状の形状が特徴で、八木式アンテナと同じく屋根の上のマストに設置されます。

その特徴は、ポール状のスタイリッシュな形状で住宅の高い位置に設置しても住宅の外観や景観を乱しにくい。風雨を受け流す形状で老朽化が進みにくいなどの点で、メリット、耐用年数とも、デザインアンテナとほぼ同等になります。

そしてユニコーンアンテナ独自の特徴は、受信性能は20素子相当のみながら、受信環境のいい屋根の上など高い位置に設置されることで、壁面のデザインアンテナより受信感度が高まる点です。そのため、周辺の建物などの影響で、デザインアンテナの設置が難しい現場でも、ユニコーンアンテナであれば問題なく対応できるケースが多くなります。

ユニコーンアンテナは、周辺環境からデザインアンテナが設置できない現場で、デザインアンテナと同等のメリットを確保して利用できる、デザインアンテナの進化系モデルとも言えます。

ただデメリットとしては、八木式アンテナに比べると受信性能はやや弱く、基本的に強・中電界地域向けモデルになること。最新モデルであるため本体価格、設置費用が他機種より割高になることが挙げられます。

なお当あさひアンテナでは各種アンテナ取り付け工事を、国産大手メーカーで高品質のアンテナ本体や設置具と同軸ケーブル、防水加工をセットにした基本設置工事費でご案内しております。

地デジアンテナの場合、八木式アンテナは、DXアンテナの20素子モデル「UA20」基本設置工事を、22,000円(税込み24,200円)からで承っております。

カラーバリエーション含むデザインアンテナでは、DXアンテナ製20素子相当「UAH201」による工事は22,000円(税込み24,200円)から。

サン電子の最新20素子相当「WG-20」と、背面のケーブルやブースターなどをカバーできる別売り「背面スッキリカバー」のセット。または強電界地域専用で、室内設置も可能なマスプロ電工のコンパクトモデル・スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」による工事は、25,000円(税込み27,500円)からで承っております。

ユニコーンアンテナ「U2CN」の基本設置工事については、現在、業界最安に挑む「キャンペーン価格」にて承ります。

その他、弊社では八木式アンテナの各素子数モデルやパラスタックアンテナ、ローチャンネル用。塩害用、雪害用、ステンレスモデルなど。デザインアンテナでは26素子相当モデルもご用意しており、現場の条件に最適となる地デジアンテナ工事をご案内いたします。

地デジアンテナ各機種の詳細については、以下の各コラム記事でもご紹介しております。

(八木式アンテナ)

・地デジテレビアンテナ界の最長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?特長や設置位置、メリット・デメリットまで解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

(デザインアンテナ)

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・業界最小デザインアンテナ!マスプロ電工「スカイウォーリーミニ」のメリット・デメリットとは? 失敗しない取り付け例も解説!

・人気のデザインアンテナおすすめ製品をすべて紹介&性能も解説!デザインアンテナ工事の費用やそのメリット・デメリットとは?

・デザインアンテナ取り付けにおすすめの現場とは? メリットとデメリット、失敗しない工事業者の選び方と費用、料金の相場も紹介

・デザインアンテナでテレビが映らない、受信レベル強度が低い原因と工事の対処法は? 費用相場の安いおすすめ業者の選び方も紹介

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ工事の失敗例とは? メリット、デメリットから取り付け費用まで解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

 

(ユニコーンアンテナ)

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

(地デジアンテナの受信性能)

・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!

・地デジ放送用テレビアンテナ、UHFアンテナ機種による素子数の違いとは? 高性能モデルや現場ごとに必要な素子数の機種を解説

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説

BS/CSアンテナ:種類と特徴(4K8K対応BS/CSアンテナ、ディッシュサイズ、対候性)

BS/CSアンテナは、衛星放送の電波を受信するためのアンテナです。皿のような放物面反射器(ディッシュ)をもつパラボラアンテナとして知られています。

このディッシュの部分で、静止衛星から送られる12GHz帯の電波をキャッチして、正面の中央部に集める形で反射させ、その位置に固定されたコンバーターで、テレビ電波に適したMHz帯の周波数帯に変換した後、ケーブルでテレビへと送信します。

衛星放送用のアンテナは、基本的にパラボラアンテナの一種類のみですが、以下のようなバリエーションも存在します。

項目 詳細
4K8K対応モデル 現在のBS/CSアンテナは、すべて2K衛星放送(右旋)と4K8K放送(左旋)の双方に対応できるモデルです。
ディッシュサイズ ディッシュの有効直径をセンチで表すモデルとして、家庭用の45型の他、50型、60型、75型、90型、120型などのモデルが存在します。
カラーバリエーション 太陽光を反射する基本色の白系統の他にも、黒やシルバーなどのカラーバリエーションもあります。
高耐風モデル アンテナ本体の設計の工夫により、激しい風雨を受けても角度のズレなどのトラブルが生じにくいモデル。

上記の具体的な性能や種類はメーカー、モデルによっても異なります。

  • 4K8K対応BS/CSアンテナ:2025年現在、市販されるBS/CSアンテナは、従来の衛星放送である右旋の電波と、2018年に追加された新4K8K衛星放送の左旋の電波をどちらも受信できるモデル(2K4K8K(右旋左旋)対応型)です。ただ2018年以前に設置されたBS/CSアンテナでは、左旋の放送しか受信できない2K(右旋)対応型である可能性もあり、新4K8K衛星放送を受信するためには、2K4K8K対応型に交換する必要が生じます。
  • ディッシュサイズ:BS/CSアンテナは、ディッシュサイズが大きいほどキャッチできる12GHz帯の電波が多くなり、受信感度が高くなります。一般的な戸建て住宅向けでは、45型(有効直径が45センチ)で十分な受信性能があり、大型モデルはマンションなどの集合住宅向けですが、一般住宅でもやや電波が弱いエリアや、降雨・降雪減衰の対策として、50型、60型、75型とやや大型のモデルが使われる場合もあります。
  • カラーバリエーション:BS/CSアンテナの本体色は太陽光を反射してその影響を防ぐ白系統が基本ですが、近年では太陽光に強い塗装を用いたカラーバリエーションもあり、住宅の外観を重視する場合に選ばれています。
  • 高耐候モデル:BS/CSアンテナは形状的にディッシュが風の影響を受けやすく、わずかな角度のズレでも受信感度が大きく低下するため、台風などが多いエリアではトラブルが生じやすくなります。このようなエリアでも高耐風モデルを使用すれば、トラブルが生じにくくなるほか、アンテナ寿命を延ばすこともできます。

ご覧になる衛星放送のチャンネルや、お住まいの環境、ご要望から、適したBS/CSアンテナのモデルをお選びくださいませ。

当あさひアンテナでは、地デジアンテナとセットでBS/CSアンテナを設置する場合には、DXアンテナ社の2K4K8K対応。45型「BC45AS」基本設置工事は18,000円(税込み19,800円)から。同じくDXアンテナの45型2K4K8K対応ながら、業界最高クラスの耐風性能を誇る高耐風モデル「BC453SG」基本設置工事は「特別価格」で承ります。

弊社では他にもブラックのカラーバリエーション、各ディッシュサイズのBS/CSアンテナモデルもご用意しており、集合住宅を含めた、さまざまな現場でのBS/CSアンテナ工事にご対応いたします。

BS/CSアンテナの基礎知識については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・衛星放送を視聴できるBS放送、CS放送用アンテナ設置工事とは?工事の選び方をケース別に解説、業者による費用の相場も紹介!

2K4K8K対応BS/CSアンテナアンテナとは?選び方のポイント

上記の通り、衛星放送の4K8K放送を視聴するためには、4K8K放送の周波数帯(左旋)に対応するBS/CSアンテナが必要です。

より正確には、4K8K放送以前に静止衛星からの送信に使われていた右旋円偏波は、従来の2K衛星放送チャンネルと、新4K8K衛星放送で追加された4Kチャンネルのうち、基幹的チャンネルであるBS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネル(無料放送)を送信しています。

それ以外の4K、8Kチャンネルについては、右旋円偏波で使用できる周波数帯が不足したため、新しく導入された左旋円偏波の周波数帯を当てはめています。

そのため2018年頃を境に、BS/CSアンテナは、それ以降の2K4K8K(右旋左旋)対応型と、それ以前の2K(右旋)対応型に分かれるのです。

現在、市販されるBS/CSアンテナはすべて2K4K8K対応型で、2Kのみ対応型は生産終了になっており、現存するものは2018年以前に設置されたもののみになっていますが、2K4K8K対応のBS/CSアンテナを見分けるポイントは、以下の通りです。

  • 2K4K8K対応や周波数帯の表記:4K8Kに対応できるBS/CSアンテナには、商品名やパッケージ、説明書、あるいは本体などに「2K4K8K」の表記や「右旋左旋対応」などの文言が入っています。
  • SHマークの付与:SHマークとは「スーパーハイビジョン受信マーク」のことで、一般社団法人「電子情報技術産業協会(JEITA)」の審査によって、新4K8K衛星放送の受信用に適する製品として登録されたアンテナや受信機器に付与されます。上記と同じく、パッケージや本体などにこのマークがあれば、4K8K放送に対応できる製品という目安になります。

なお、BS/CSアンテナでキャッチされた12GHz帯(右旋・左旋)の電波は、前述の通りアンテナのコンバーターでMHz帯に変換されてケーブルに送信されますが、このとき、右旋の電波は1032MHzから2072MHz、左旋の電波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換されます。

したがって、新4K8K衛星放送(左旋放送)のご視聴には、2K4K8K対応BS/CSアンテナの他にも、アンテナから各部屋のテレビなど受信機器をつなぐケーブル配線部のブースター、分配器など機器、アンテナコンセントのユニット、ケーブルそのものまでが、3224MHzまでの周波数帯に対応できる「4K8K(3224MHz)対応型」であることが必要です。

この配線部の機材が4K8K放送に対応できるかについては、上記の通り、「4K8K(3224MHz)対応型」の表記、または「SHマーク」か、機器によってはやはりJEITAの審査で、4K8Kの周波数帯に必要なシールド性能を認められた製品に付与される「HSマーク(ハイシールドマーク)」が付与されていることが目安になります。

これは、ケーブルなどを送信される電波は、周波数帯が高いほど減衰や漏洩が起こりやすく、その品質に対応できる品質の機材が必要になるためです。そのため現状でもっとも周波数帯が高い4K8K放送に対応できる機材であれば、周波数帯がより低い2K衛星放送や地デジ放送には問題なく対応できます。

新4K8K衛星放送の受信に必要なアンテナ、機材などについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

マイホームに最適なアンテナ機種はどれ?目的と予算で選ぶ

皆様のお住まいに最適といえるアンテナは、アンテナにお求めの目的や要望、またご予算によって異なります。

以下では、一般的に多いご要望ごとに適したアンテナを紹介いたします。

安定した地デジ放送の受信を重んじる:現場の地デジ電波レベルが弱い、お住まいに設置するテレビの台数が多いなど、安定した地デジ電波レベルの受信が必要な場合は、八木式アンテナがおすすめです。安価ながら他のモデルより受信感度が高いため、コストパフォーマンスに優れています。

設置のデザイン性を重視したい:アンテナの形状で住宅のデザインを乱したくない場合には、設置の見た目が整うデザインアンテナやユニコーンアンテナがおすすめです。また八木式アンテナ、BS/CSアンテナも設置位置の工夫やカラーバリエーションによっては、外観性への悪影響を抑えることができます。

寿命が長くトラブルが生じにくいアンテナ:こちらも風雨などに強いデザインアンテナ、ユニコーンアンテナがオススメです。また八木式アンテナ、BS/CSアンテナも高耐候、高耐風モデルの使用や、ベランダ内部など設置位置の工夫で対候性を高めることができます。現場の条件で可能であれば、デザインアンテナを屋根裏、天井裏などに設置することで、対候性を高め、住宅の見た目にも影響しない設置が可能になります。

衛星放送や4K8K放送を視聴したい:衛星放送、新4K8K衛星放送のご視聴には、現在の衛星放送用アンテナ、2K4K8K対応BS/CSアンテナの設置が必要です。

設置工事費用を抑えたい:地デジアンテナでは八木式アンテナがもっとも低価格です。DIYで設置すれば、さらに費用を抑えることができます。ただ近年ではデザインアンテナの普及型も設置費用では大差ない場合もあります。またベランダなど作業の安全が確保できる位置であれば、地デジアンテナやBS/CSアンテナをDIY設置することで、作業費用を抑えることができます。

目的 おすすめのアンテナ 理由
デザイン性重視 デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ 外観を損ねにくい
対候性重視 デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、その他アンテナの高耐候モデル 風雨などに強く寿命が長くなる
安定した地デジ受信 八木式アンテナ 低価格ながら受信性能が高い
衛星放送や4K8K放送視聴 2K4K8K対応BS/CSアンテナ 衛星放送、4K8K放送の受信に必須
予算重視 八木式アンテナなどのDIY設置 設置費用を抑える事ができる

上記は、各機種を一般的な設置位置に取り付ける場合になります。

受信性能や特性など、お住まいに最適なアンテナ選びに迷われた際は、アンテナ工事の専門業者に相談することがおすすめです。専門業者であれば、現場の電波状態をチェックし、電波状況や周辺環境に合わせて、最適なアンテナを提案してくれます。

当あさひアンテナでは、お客様のご要望があれば、アンテナ工事に伴う事前の電波調査、お見積もりを、出張料やキャンセル料など諸費用を含む完全無料でお引き受けいたします。さらに他業者との相見積もり、ご依頼からの即日工事にもご対応いたします。特に現在、即日工事をご依頼いただいた場合には、お得な即日割引もご用意しております。

アンテナ工事業者の電波調査、見積もりについては、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

アンテナの最適な設置場所は?電波状況、外観性、安全性を考慮した選び方

戸建て住宅のテレビアンテナ工事において、アンテナ機種と同じぐらい重要なポイントが、アンテナの設置位置です。同じアンテナでも設置場所によって電波の受信感度が大きく変化するほか、アンテナを設置した住宅の外観や、アンテナの寿命にも大きく影響します。

この項目では、お客様のご要望に応じて、最適となるアンテナの設置場所を選ぶためのポイントを、わかりやすく解説していきます。

アンテナ設置場所の重要性:受信感度と安定性を左右する

地デジ放送、衛星放送とも、アンテナの設置場所は受信感度、すなわちテレビの映りにも大きく影響します。上記でご説明した通り、地デジ電波、衛星放送の12GHz帯とも、障害物があると到達する電波レベルが弱まったり、遮られたりする性質があります。

そのため、現場から見て地デジ電波塔や静止衛星の方向に、できるだけ障害物の少ない、見晴らしの良い場所に設置することが大切です。安定したテレビ視聴のために、最適な設置場所をお選びください。

電波状況の確認方法:エリア、障害物、アンテナレベル

まずはご自宅の電波状況、受信に関連する周辺環境などをご確認ください。

  • 受信エリア確認:お住まいの地域が、地デジ電波の受信エリア内か、上記した強・中・弱の電界地域のどこに該当するかを確認します。衛星放送の場合は日本国内であれば受信レベルの差は少なくなりますが、一部エリアでは電波レベルがやや弱く、戸建住宅向けで一般的な45型よりやや大型のBS/CSアンテナが必要になるケースもありますので、お住まいのエリアに適したBS/CSアンテナをご確認ください。
  • 障害物確認:お住まいの周辺、特にアンテナ設置を想定する位置から見て、近隣の電波塔や静止衛星の方向に高い建物や山など、電波を遮るものがないかをご確認ください。特に衛星放送の場合は、東経110度の方向に樹木や枝、電柱や電線、洗濯物などがある場合も、電波を遮られやすくなるためご注意ください。
  • アンテナレベル確認:お住まいにすでにアンテナが設置されており、特に画面の乱れなどが見られる場合には、テレビのの設定画面から、地デジやBSの「アンテナレベル画面」を確認します。アンテナレベルが低くなっている場合は、アンテナの交換や設置場所の変更、ブースターの設置などをご検討ください。

これらの情報を元に、アンテナの最適な設置場所を検討していきます。

設置場所の候補:屋根上、壁面、ベランダ…それぞれのメリット・デメリット

戸建て住宅におけるテレビアンテナの設置場所としては、主に以下の場所が考えられます。なお地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置する場合には、作業の簡略化や配線をまとめやすいなどの点から、できるだけ近い位置に設置されます。

屋根の上:もっとも一般的なテレビアンテナの設置場所です。電波塔の先端から下方向へ広がる地デジ電波の場合、屋根の上など高い位置の方が、周辺の障害物などに影響を受けにくく、方向調整も行いやすいため、受信感度が高いレベルで安定しやすくなります。衛星放送の場合も、やはり周辺の障害物に影響を受ける可能性が低くなり、安定した受信を実現できます。一方でアンテナ機種によっては目立ってしまい、住宅の外観に悪影響を与える場合がある。風雨などの影響を受けやすいため、アンテナの老朽化が進みやすくなる。設置や修理、交換、メンテナンスの作業が危険なため、専門業者に依頼する必要があるなどの点がデメリットになります。

外壁:アンテナを電波塔や静止衛星の方向に向けられる位置であれば、住宅の壁面にアンテナを設置できる場合もあります。この場合は、住宅の外観に影響を与えにくく、風雨などの影響も避けやすいというメリットがあり、特にデザインアンテナの基本的な設置位置になります。一方で設置位置が低い分、周辺に高層ビルがある、住宅密集地であるなどの周辺環境によっては地デジ電波が届きにくいことがあり、受信性能がやや低いデザインアンテナでは設置できない場合もあります。BS/CSアンテナの場合も周辺の障害物に電波が遮られる可能性が高くなります。他にも設置の際に壁面にビス穴を開ける必要が出るなどのデメリットも挙げられます。

ベランダ:ベランダの手すりや内部空間にアンテナを設置する方法です。メリット、デメリットは壁面の場合とほぼ同様ですが、手すりへの設置ではビス穴を開ける必要がない。メンテナンスを行いやすくなる。内部空間への設置ではより外部から目立たず、風雨を避けやすくなるなどの点もメリットになります。一方で、誤ってアンテナに触れることや、アンテナの前に障害物を置くことでのトラブルも生じやすくなるため、注意が必要です。

屋内空間:現場が強電界地域で住宅の建材、屋根材、断熱材などが電波を通しやすい。アンテナを設置できるスペースや出入り口を確保できるなどの条件が整っていれば、地デジアンテナ(主にデザインアンテナ)を屋根裏、天井裏の空間に設置できることもあります。可能となる現場は限られますが、この場合のメリットは、住宅の外見や外装に影響がない。アンテナ本体も自然環境から守られて、メンテナンスフリーで寿命が長くなる。屋外より受信レベルは低くなるものの、屋根裏では壁面に比べると高さを確保できる分、受信感度が高くなる場合もある、などの点が挙げられます。他にも簡易的な地デジアンテナとして、室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナを使う。BS/CSアンテナを衛星放送からの電波が届く窓際に室内設置するなどの方法も考えられます。

以下、各設置位置のメリット・デメリットを一覧で比較してみます。

設置場所 メリット デメリット
屋根上 地デジ、衛星放送とも受信感度がもっとも高く安定しやすい。 住宅の外観を損ねやすく、アンテナが老朽化しやすい。設置などの作業に危険が伴う。
壁面 アンテナが目立ちにくい。風雨などの影響を避けやすい。 受信感度が低くなりやすく、周辺環境によっては設置できない場合もある。壁に穴を開ける必要がある。
ベランダ アンテナが目立たず風雨などにも影響されにくい。メンテナンスやDIYも行いやすい。 受信環境が低くなるため、設置できないケースもある。誤ってアンテナに触れることでトラブルも生じやすい。
屋内空間 住宅の外観、外装に影響がなく、アンテナも風雨などに影響を受けず長持ちする。 設置が可能となる条件が厳しい。

ご自宅の条件や重視される希望に合わせて、最適な設置場所をお選びください。

当あさひアンテナでは、現場の条件で可能であれば、デザインアンテナの屋根裏、天井裏への設置も、追加工事費はご無用、前述の基本設置工事費用で承っております。

外観や景観への配慮:デザインアンテナの活用、目立たない設置方法

地デジアンテナで設置の見た目、住宅のデザインを気にされる場合には、壁面に設置されるデザインアンテナや、ポール状のユニコーンアンテナがおすすめです。これらのアンテナであれば、条例によりアンテナの機種が限られる場合もある景観地域にも対応できる。アンテナが隣家の敷地にはみ出す越境問題が生じにくい。屋根の上に太陽光パネルを設置している住宅でも、アンテナがパネルに影を落として悪影響を及ぼすことがない、などのメリットも挙げられます。

他にも、アンテナケーブルを隠蔽配線にするなど、住宅でアンテナ本体や配線などが目立たないように設置する方法もご検討してみてください。

安全性の確保:高所作業のリスク、業者選びの注意点

一般的なテレビアンテナの設置作業は、屋根の上などの高所作業になる場合が多く、危険が伴います。テレビアンテナをDIYで設置することも可能ですが、設置場所はベランダや、屋根の上にフロアがある場合に限るなど、安全には十分注意が必要です。

特に屋根上での作業は、専門業者に依頼することをおすすめします。業者を選ぶ際には、アンテナ工事を専門にしていて高所作業の経験が豊富で、安全対策を徹底している業者をお選びください。

テレビアンテナの主な設置位置やメリット・デメリット、選び方のポイントについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

・戸建て住宅で新しくテレビアンテナを取り付ける際に考えるべきポイントとチェックすべき流れとは? 工事の費用相場も解説

・なぜテレビアンテナは屋根の上に設置される? 新築戸建て各位置に取り付けるアンテナ種類や工事の流れ、費用の相場について解説

・地デジや衛星放送用BS/CSテレビアンテナのベランダ設置や壁面取付の方法は? デザインアンテナ失敗例や必要な端子も解説

・地デジ、BS/CSテレビアンテナを住宅の壁面に設置する方法とメリットや注意点とは? 壁面取付に適したアンテナ機種も解説!

・戸建て住宅のテレビアンテナ取り付け工事で、アンテナを設置できる場所とは? その費用からメリット・デメリットまで徹底解説!

・戸建てのテレビアンテナ工事におすすめの場所は? 特徴の比較やアンテナの選び方を解説。業者に依頼する費用、料金の相場も紹介

・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?

・BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

プロが教える!信頼できるアンテナ工事業者の選び方【失敗しないための5つのポイント】

アンテナ工事を依頼できる業者には、家電量販店やホームセンター、町の電気店、当あさひアンテナのような専門業者まで、さまざまな業種がございます。

この項目では、一体どこに頼めば安心なのか、また悪徳業者に引っかからないかなど、アンテナ工事の業者に対するお客様のご不安を解消いたします。

アンテナ工事のプロの視点から、信頼できるアンテナ工事業者を選ぶための「5つの重要ポイント」を解説いたしますので、業者選びで失敗しないためにも、しっかりチェックしてくださいませ。

選び方1:実績と評判をチェック!口コミサイトを活用

まず重要なポイントが、業者の「実績」「評判」です。業者のホームページを確認するだけでなく、口コミサイトなどで、実際に利用した方の意見を聞くのも大切です。

  • 口コミサイトやレビューサイトをチェック:インターネット上のさまざまな口コミサイトで、実際にその業者を利用された方の評判を確認してください。良い口コミだけでなく、悪い口コミも参考に、総合的に判断されることが大切です。また個々の口コミは個人の主観が入るため、あまり過度に信用なさらず、全体の傾向からご判断になるのもポイントです。
  • 実際の施工事例を確認:業者のホームページやSNS、ブログなどで、過去の施工事例を確認してください。さまざまな種類のアンテナ工事に対応しているか、施工の品質はどうかなどを、実際の画像などからチェックします。
  • 近所での評判を聞いてみる:近隣のアンテナ工事業者で、ご近所に利用された方がいる場合は、その評判を聞いてみるのも有効です。実際に利用した人の生の声は、たいへん参考になります。

高評価の口コミが多い業者や、豊富な施工事例を持つ業者は、信頼できる可能性が高いと言えます。

選び方2:見積もりは複数業者から!料金の内訳を比較検討

アンテナ工事業者選びでもっとも重要なポイントのひとつが「見積もり」です。当あさひアンテナはじめ、電波調査や見積りが無料の複数の業者から「相見積もり」を取り、見積もり料金や施工内容を比較検討してください。

  • 3社以上の業者から見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取ることで、同じ工事に関する料金相場を把握することができます。
  • 見積もりの内訳を詳しく確認する:アンテナ本体の費用、基本工事費用、追加工事費用など、見積もりの内訳を詳しく確認してください。不明な点があれば、業者に質問して、納得できるまで説明してもらうことが大切です。
  • 極端に安い見積もりには注意:極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。手抜き工事や追加料金が発生する可能性があります。見積もり料金に関しては、工事後に見積もり外の料金が発生する可能性はないかということも、業者に対してしっかりとご確認ください。

見積もり内容を比較する際には、料金だけでなく、工事内容や使用するアンテナの種類、その他機材、また工事後の保証などその他のサービス内容も考慮して、総合的に判断してください。

選び方3:保証とアフターフォローの有無を確認!

長くお住まいになるマイホームでアンテナ工事を行った後も、万が一のトラブルや経年劣化による不具合のリスクに対し、安心してテレビ放送を視聴し続けるためには、業者側の「保証」「アフターフォロー」制度が重要となります。

  • 工事保証の期間と内容を確認:アンテナ工事後にもしも不具合が発生した場合、無料で修理してくれる保証制度があるかどうかをご確認ください。保証期間や保証内容も業者によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
  • アフターフォローの内容を確認:施工後のアンテナの調整やメンテナンスなど、アフターフォローの内容もご確認ください。定期的なメンテナンスを行ってくれる業者を選ぶと、アンテナを長持ちさせることができます。
  • 問い合わせ窓口の有無を確認:万が一のトラブルなどで困った時にすぐに相談できる業者の問い合わせ窓口があるかもご確認ください。フリーダイヤルやメールなど、複数の問い合わせ方法があると便利で安心です。

アンテナ工事の専門業者であれば、多くが数年単位の保証制度を用意していることが多くなります。またこの保証年数は、業者の施工技術に対する自信を示すバロメーターともいえます。保証やアフターフォローが充実している業者を選ぶことで、安心してアンテナ工事を依頼することができます。

例えば当あさひアンテナでは、業界でも最長クラスになる、アンテナ工事の施工完了日から「10年」の長期保証をご用意しております。

選び方4:細かなサービスやお客様への配慮は確かか?

優良な業者は、アンテナの施工品質や料金、保証制度などの主なサービスの他にも、お客様目線でのさまざまなサービスを用意しています。このようなサービスが豊富できめ細かいかという点も、業者の姿勢を判断する重要な目安となります。

  • 電波調査や見積もりは無料で精密か:特に地デジアンテナを設置する前に必要となる現場の電波調査や、上記の見積もりを無料で行ってくれるかどうかをご確認ください。また現地で綿密な電波調査を行い、その結果に応じたアンテナ工事を勧めてくれる業者であれば、現場で可能な限り、お客様のご要望に適した工事を依頼できます。
  • 即日工事や相見積もりに対応可能か:これも上記した通り、相見積もりに対応しているかどうかも、その業者が施工技術や料金で他業者に負けない自信を持っている証といえます。また工事をお急ぎの場合には、ご依頼からの即日工事に対応できるかも、業者を選ぶ重要な要素になります。
  • 工事料金の精算方法は豊富か:工事後の料金のお支払いについても、現金だけでなく、その他のお支払い方法に対応しているかという点でも、お客様のお手数を省く点で重要と言えます。当あさひアンテナでももちろん、各種クレジットカードや電子マネーでの工事料金のお支払いにもご対応しております。
  • アンテナ以外の工事にも対応できるか:アンテナ本体や関係する機器の工事だけでなく、その他の工事や関連サービスにも対応しているかも、お客様によっては、業者を決める重要な要素になります。例えば当あさひアンテナでは、ケーブルテレビや光テレビからアンテナに乗り換える場合の、乗り換えサポートを含めたサービスや、災害でアンテナが破損した場合に、修理費用を火災保険で賄いたい場合のサポートなどにもご対応しております。

このような各種サービス対応の豊富さで、お客様のニーズに対応できるかどうかも、業者をお選びになる上での大きなポイントになり得ます。

現在、当あさひアンテナでは、アンテナ工事に加え、防犯カメラの設置工事サービスもご提供しており、ご新居や現在のお住まいで、アンテナの設置、交換などの工事に合わせて、防犯カメラを設置する工事のご相談も承っております。

ケーブルテレビや光テレビからアンテナへのお乗り換え、またアンテナ修理費に火災保険を適用する条件や方法については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・徹底解説!ケーブルテレビ(CATV)・光テレビからテレビアンテナに乗り換える方法(前編)

・徹底解説!ケーブルテレビ(CATV)・光テレビからテレビアンテナに乗り換える方法(後編)

・台風などで壊れたテレビアンテナの修理に火災保険の申請を使える場合と、工事費用の目安を紹介。

選び方5:親切丁寧な対応!相談しやすい業者を選ぼう

最後に、問い合わせや見積りの際の、担当者の「対応」も重要なポイントです。全般的にわかりやすく親切丁寧な対応をしてくれる業者をお選びください。

  • 質問に対し丁寧に答えてくれるか:アンテナ工事に関するお客様からのご質問に、丁寧かつわかりやすく答えてくれるかをご確認ください。難解な専門用語を使わずに、必要事項を分かりやすく説明してくれる業者は、信頼できます。
  • 要望をしっかりと聞いてくれるか:お客様のご要望をしっかりと聞いてくれるかもご確認ください。お客様の要望を踏まえて、現場の電波状況などの条件から、可能な限り最適なアンテナや設置場所を提案してくれる業者は、親身になって考えてくれていると言えます。
  • 言葉遣いや態度が丁寧か:言葉遣いや態度が丁寧、身だしなみが整っているかも、業者の姿勢を見極める重要なポイントです。態度が横柄、言葉遣いが悪い業者は論外です。満足に説明をせず強引に契約を進める業者も避けた方が良いでしょう。

お客様へのご対応の丁寧さは、業者の姿勢そのものを表していると言っても過言ではありません。親切丁寧で相談しやすく、信頼できる業者をお選びになることで、安心して工事を任せることができます。

アンテナ工事業者の選び方については、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!

・新築戸建てテレビアンテナ設置工事を頼むべきおすすめ業者はどこか? 依頼できる業者の種類と違いを徹底解説。費用の相場も紹介

・新築でテレビアンテナ工事を依頼すべき業者はどこ? サービスから費用の相場、工事を無料で頼める業者まで、選び方を徹底解説!

・新築などの家屋でテレビアンテナ工事を頼む際のおすすめ業者はどこ? 依頼の流れから費用の相場まで、業者の選び方を徹底解説!

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!

アンテナ工事の費用相場を徹底比較!業者別、工事内容別の料金を公開

アンテナ工事をご検討になる上で、もっとも気になる点と言えば、やはり工事の費用ではないでしょうか。一体いくらかかるものかと、ご不安に思われる方も多いかと存じます。

そこでこの項目では。各種のアンテナ工事にかかる費用を徹底的に解説してまいります。工事内容別、業者別に料金相場を公開してゆきますので、ご参考にしてください。

アンテナ本体の費用:種類と性能で価格は変動

まず、アンテナ各機種の一般的な価格、およびアンテナ本体や設置具、ケーブルなど最低限の機材をセットにした基本設置工事の費用ですが、これはアンテナの種類と性能、また担当する業者によっても、大きく変動します。

以下、主なアンテナの種類と本体価格の相場、アンテナや基本部材費を含む基本設置工事の費用相場をまとめた表をご用意しました。

アンテナの種類 本体価格の相場 基本設置工事の相場
八木式アンテナ(20素子) 6,000円~15,000円 25,000円~35,000円
デザインアンテナ(20素子相当) 8,000円~20,000円 25,000円~40,000円
ユニコーンアンテナ(20素子相当) 9,000円~25,000円 30,000円~45,000円
2K4K8K対応BS/CSアンテナ(45型) 8,000円~15,000円 20,000円~35,000円

上記の価格は、基本的な受信性能を備えながらも、その他の付加機能がない標準的なモデルの価格、設置工事相場になります。

同じ地デジアンテナでも、構造がシンプルな八木式アンテナは比較的、安価ですが、後継モデルで機能性が高く、構造も複雑になるデザインアンテナやユニコーンアンテナはやや高額になります。

45型の2K4K8K対応BS/CSアンテナも、メーカーや品質、また設置具、ケーブルなど付属品の有無によっても商品の実売価格が変動します。

アンテナ選びのポイントとしては、受信したいテレビ放送の種類、設置場所の電波状況、予算などをご考慮の上、受信性能や特徴が最適なものをお選びになることといえます。

アンテナ工事の基本費用:設置場所、配線距離、難易度で変動

上記の通り、アンテナ工事の専門業者は、各種アンテナ工事費用を、アンテナ本体や設置具、ケーブルなど基本部材もセットにした基本設置工事費用で提供することが多くなりなす。

ただ基本設置工事はその名の通り、アンテナを基本的な方法で設置する作業にかかる費用で、場合によっては、以下の要素によって費用が加算される場合もあります。

設置場所:屋根の上、壁面、ベランダなど、設置場所によって作業の難易度が変わり、費用も変動します。屋根の上や、通常の屋根より高い位置の場合が高所作業費が発生する。屋根裏空間など屋内空間への設置も特殊作業費が発生するなどして、業者によっては費用が加算されるケースもあります。

配線距離:基本設置工事費には、通常の工事で必要となる平均的な長さの同軸ケーブル費用が含まれますが、このケーブル配線が通常より長くなると、ケーブルや作業時間の加算による追加費用が発生する場合もあります。

その他、施工作業:アンテナ交換で既存のアンテナの撤去を行う場合や、特殊な作業、工具が必要な工事など、通常の施工外の工事が加わる場合は、工事費用も加算される場合があります。

各アンテナ機種別の基本工事費用の相場は、上記の一覧の通りです。ただし、個々でご説明した通り、費用の総額はさまざまな要因で変動するため、事前に見積もりを取ることをおすすめいたします。見積もりを取る際のポイントは、基本工事に含まれる作業内容をしっかりとご確認になることです。

追加工事費用:ブースター設置、分配器交換など

アンテナ設置工事では、アンテナの基本設置工事に加えて、現場の受信環境などに応じて、周辺機器などの設置工事が発生する場合があります。

アンテナ工事に伴い、必要になる主な機材の工事と費用相場は、以下の一覧の通りです。

追加工事 内容 費用相場
ブースター設置 電波レベルが弱い場合や、設置するテレビの台数が多い場合に、電波を増幅させる機器を設置。 22,000円~30,000円
分配器交換、設置 複数のテレビで視聴するために、アンテナからの電波を複数に分配する機器の設置、交換。 5,000円~15,000円
配線工事 既存の配線が劣化している場合や、4K8K放送に対応できない場合に新しい配線を実施。 5,000円~
アンテナ撤去工事 アンテナ交換工事に伴い、古いアンテナを撤去、処分する場合に発生。 5,000円~

ブースターは、対応するテレビ放送(地デジのみ、衛星放送や4K8Kにも対応)によって本体価格が変わってきます。また分配器は新築物件にはあらかじめ設置されていることが多くなりますが、ない場合には設置が必要となります。

また、4K8K対応BS/CSアンテナを追加設置する、旧式の2K対応型から交換するなどの場合には、ケーブル配線部やブースター、分配器などの機器も交換する必要が出るケースもございます。

この項目のポイントとして、追加工事が必要かどうかは、業者に見積もりを依頼する際に確認してもらうことがオススメです。

各種アンテナ工事費用や、ブースターなど追加機材の費用については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】

・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説

戸建て住宅でテレビアンテナ取り付け工事の費用を相場より安くするポイントとは? 料金を安くできる業者の選び方を解説!

アンテナに関するよくある質問Q&A:電波が悪い、故障、台風対策…プロが回答!

この項目では、当あさひアンテナをはじめアンテナ工事の専門業者が、お客様から寄せられることの多い質問について、Q&A形式で回答してまいります。

Q1:テレビ電波が悪い時の原因と対策は?

A.地デジ放送、衛星放送の電波状態が悪く、映像が乱れる原因は、さまざまに考えられます。主な原因と対策を以下にまとめました。

原因 対策
アンテナの向きのズレ アンテナの向きを調整する。ご自分での調整が難しい場合は、業者にご依頼ください。
アンテナの老朽化 アンテナを設置してからの寿命は次の項でご説明しております。古くなっている場合は、交換をご検討ください。
周辺の建物や樹木の影響 アンテナの位置を現在より高い位置や障害物の少ない場所へと移設するなどの対策があります。
ブースターの故障 ブースターが正常に作動しているかを確認する。電源が入っているか、配線が外れていないかなどをチェックしてください。
ケーブルの劣化 ケーブルが劣化している場合、新しいものに交換してください。
悪天候 一時的な電波障害の可能性もあります。天候の回復をお待ちください。

以上の原因と対策は、あくまで主な目安になります。

テレビ画面が乱れる原因と対策の詳細は、以下の各コラム記事にも解説がございます。

・テレビ画面の乱れでアンテナを修理する前に自分でできる対処の方法を解説。業者に工事を依頼する費用の相場も紹介【最新版】

・アンテナ受信トラブルでテレビ画面に「E201」などエラーコードが表示されて映らない問題の原因と解決する対処の方法とは?

・突然テレビ画面が映らなくなったら解決の方法は? 音は出る、E201などエラーコード、アンテナ受信など原因別の対処法を解説

・テレビアンテナの受信レベル低下で地デジやBS放送が突然、映らなくなる原因と、受信感度を上げて解決する工事など対処法とは?

Q2:アンテナの寿命は?アンテナ交換時期の目安

A.テレビアンテナの寿命は、設置場所や環境によって異なりますが、一般的な設置方法とモデルの場合、八木式アンテナ、BS/CSアンテナで約10年、デザインアンテナやユニコーンアンテナで15年から20年程度が目安です。

ただし、以下のような症状が見られる場合は、寿命に関わらず交換をご検討ください。

  • テレビの映りが悪くなっている。
  • 特定のチャンネルだけが映らない。
  • アンテナの外観が錆びている、破損している。
  • 台風などの災害で屋根の上のマストごとアンテナが傾いている。

特に、台風や大雪、地震など自然災害の後は、お住まいのアンテナの状態を点検されることをおすすめいたします。

アンテナの寿命と交換については、以下の各コラム記事にも詳細がございます、

・テレビアンテナの寿命と交換時期は? 地デジ・衛星放送別に必要な工事を徹底解説!

・BS/CS衛星放送や地デジ用アンテナの寿命と交換時期は何年? 取り付けから約10年でテレビが映らない時の対処法を解説!

・ご自宅に設置されているテレビアンテナを交換する時とは? 工事にかかる費用の相場はいくらか、また工事を進める方法を解説!

Q3:アンテナが故障した場合の修理費用は?

A.アンテナの修理費用は、故障箇所や修理の内容、業者によって大きく異なります。以下はあくまでも目安です。

修理内容 費用相場
アンテナの向き調整 8,000円~15,000円
アンテナの部分的な修理 5,000円~10,000円
アンテナの一部交換(支線、固定具など) 10,000円~20,000円
アンテナ本体の交換 20,000円~50,000円
ブースターの交換 15,000円~30,000円

※上記はあくまで目安であり、実際の費用は業者や地域によって異なります

正確な費用を知るためには、各業者に問い合わせる。また交換などの大掛かりな工事では複数の業者から相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

当あさひアンテナでは、アンテナの交換に伴う一般的な既設アンテナの撤去と処分。および既設アンテナの軽微な修理は5,000円(税込み5,500円)から。角度がズレたアンテナの再調整は8,000円(税込み8,800円)からで承っております。

アンテナ修理については、以下の各コラム記事にも詳しく解説しております。

・テレビアンテナの修理を業者に頼む方法と費用の相場は? アンテナ修理の種類と火災保険に対応もできる最適な業者の選び方も解説

・テレビアンテナ故障で修理にいくらかかる? 工事の方法と業者の選び方、費用相場と火災保険の適用で0円にする方法について解説

・テレビアンテナが故障したときの修理に対応できる工事業者を比較しておすすめ業者をご紹介! 業者別、修理費用の相場も解説!

Q4:台風対策でアンテナが倒れないようにするには?

A.屋根の上のマストに固定されたテレビアンテナで、台風などの雨風や強風、その他の自然災害による倒壊を防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • アンテナの固定を強化する:支線(アンテナを支えるワイヤー)が緩んでいないか、マストなどが老朽化していないかを定期的に点検し、必要であれば張り直し、交換や補強を行います。
  • アンテナの種類を見直す:八木式アンテナは特に風雨の影響を受けやすいため、デザインアンテナやユニコーンアンテナなど、風の影響を受けにくいアンテナ機種や、八木式アンテナでも対候性の高いモデルへの交換をご検討ください。
  • 設置場所を見直す:屋根上は風の影響を受けやすいため、壁面やベランダなど、比較的、風雨などの影響を受けにくい場所への移設をご検討ください。
  • 業者に点検を依頼する:専門業者に定期的な点検を依頼し、アンテナの劣化状況や固定状態を確認、補強してもらいます。

特に、激しい台風など強風が予想される場合は、事前にアンテナの状態を確認し、必要に応じて補強や保護などの対策を講じることが重要です。

アンテナの台風などの対策については、以下の各コラム記事で詳しく解説しております。

・台風でアンテナが倒れる、テレビが映らない原因と対策、対処法は? 修理の費用相場はいくら、自分での対処や業者の選び方も解説

・地震や強風でテレビの地デジアンテナが倒れるなどの問題に対処法や対策はある? 修理費用の相場や安い工事業者の選び方も解説!

・地デジ、BS/CSテレビアンテナの落雷や積雪、鳥の糞害対策は? 映らない原因と修理費用の相場、予防、対策の設置工事を解説

Q5:地デジ放送の地方局を視聴するのに専用アンテナは必要?

A.地デジ放送のNHK、広域民放と、東京MX、千葉テレビ、テレビ埼玉など一部の都府県やその近隣で視聴できる独立放送局の地方チャンネル(地方局)は、すべて同じ地デジ電波のUHFで送信されるため、基本的にはすべて同じ地デジアンテナで受信できます。

ただ現場によっては、NHK、広域民放の電波塔と、地方チャンネルの電波塔の位置が異なり、現場から見てその方向が大きく異なる場合もあります。

そして地デジアンテナには、アンテナ正面を中心にした一定範囲のみで受信性能が高まる「指向性」という性質があるため、現場から見て方向が極端に異なる二か所の電波塔では、どちらか一方に正面を向けた、その電波塔の電波しか受信できなくなります。

このような場合、地方チャンネルを受信するためには、NHK、広域民放の電波塔に向ける地デジアンテナとは別に、もう一基、地方チャンネル用のアンテナ設置が必要になります。

当あさひアンテナでは、一基のアンテナで地方チャンネル含むすべてのチャンネルを受信することが難しい現場でも、地デジ電波がビルなどに反射して方向が変わった反射波を利用するなどして、可能な限り、一基のアンテナで受信する工夫を致します。

その上で、どうしても一基のアンテナですべてのチャンネル受信が難しい場合のみ、地方チャンネル用アンテナの設置を、機種にもよりますが22,000円(税込み24,200円)からで承ります。

地方チャンネルやその受信方法については、以下の各コラム記事に詳細がございます。

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

・東京MX、テレビ埼玉など地方チャンネルが映らない原因は?ローカル局を受信するアンテナ工事の方法や費用、業者の選び方を解説

Q5:BS放送、CS放送の4K8K放送を見るには何が必要?

A.左旋放送である4K8K放送のご視聴に必要な機材として、以下のものが必要です。

  • 4K8K対応テレビ(チューナー):4K8K放送に対応したテレビが必要です。またテレビに4K8Kチューナーが内蔵されていない場合は別途、チューナーも必要となります。
  • 2K4K8K(右旋左旋)対応アンテナ:BS/CSアンテナが4K8K放送(左旋)に対応している必要があります。既存のアンテナが旧式で左旋に対応していない場合は、交換が必要です。
  • 4K8K対応ブースター・分配器・ケーブル:アンテナからテレビまでをむすぶすべての機器が、4K8K(3442MHz)の周波数帯に対応している必要があります。
  • 4K8K放送サービスへの加入:右旋のBS放送NHK、広域民放4Kチャンネルを除く、左旋放送の4K8Kチャンネルは、BS放送、CS放送とも有料チャンネルが多く、それらのチャンネルを視聴するには、各チャンネルの月額契約が必要です。

前述の通り、4K8K放送を視聴するためには、テレビだけでなく、アンテナや周辺機器も全て4K8Kに対応している必要がある点に注意が必要です。

まとめ:快適なテレビ放送のご視聴のために、最適なアンテナ工事をお選びください

この記事では、地デジ、衛星放送のアンテナ工事の基礎知識として、アンテナの種類や設置場所、業者選び、費用相場、そしてよくある質問まで、お客様に必要な情報を一通り解説してまいりました。

アンテナ工事は、お住まいで快適にテレビをご視聴いただくための重要なステップです。電波の受信状況から、ご自宅の環境、予算、アンテナに対するご要望などをご勘案の上、最適なアンテナと設置方法をご選択いただくことが大切です。

もし、アンテナ選びや工事方法でお迷いの際は、信頼できるアンテナ工事業者へのご相談がおすすめです。本記事でもご紹介した業者選びのポイントを参考に、安心して任せられる業者を見つけてください。

当あさひアンテナでは、本文でもご紹介した、完全無料の電波調査、お見積もりや、相見積もり、ご依頼当日の即日工事、多彩なお支払い方法、施工後から10年の長期保証サービスなどをご用意しております。またケーブルテレビ、光テレビからのお乗り換え、アンテナ修理時の火災保険のご相談、アンテナに加えて防犯カメラの設置なども承っております。

弊社では、アンテナ工事に関するすべての施工を、経験豊富で高い技術を誇る弊社スタッフのアンテナ職人による「完全自社施工」で行い、迅速かつ細かな部分まで品質の高い施工を、業界最安に挑む費用でご提供しております。

地デジ、衛星放送など、各種アンテナ工事をお求めのお客様は、当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話、または当サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、豪華お気軽にご連絡くださいませ。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。