BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

2022年07月31日

令和の現在では、一般のご家庭でも地上デジタル放送(地デジ)だけでなく、BS、CSの衛星放送も広まっており、その普及率は7割近いといわれております。特に近年では「新4K8K衛星放送」もスタートし、4K8Kテレビへの買い替えを機に、BS/CSアンテナも、4K8K対応のものへと交換される方が多くなっております。

参考サイト
総務省 新4K8K衛星放送を受信するには
 

当コラムでは、2022年(令和4年)度の最新データに基づき、BS/CSアンテナの種類や、新4K8K衛星放送を含む、各種衛星放送を視聴するために必要な機器。またその設置費用や工事を依頼できる業者、自宅で設置する場合の手順などをご説明いたします。

現在、新しくBS/CSアンテナ設置や、4K8K対応型のアンテナへの交換を考えておられる方は、当コラムにてBS/CSアンテナの基礎知識を理解していただければ、アンテナ機種や業者など、適切なものをお選びいただけると存じます。

 

【日本における衛星放送(BS/CS放送)と必要なアンテナ】

(そもそも衛星放送とは?)

衛星放送とはその名の通り、地球の周辺、周回軌道を回り続ける人工衛星から、地上に向けて放送電波を送るテレビ放送のことです。

日本における衛星放送用の人工衛星には「Broadcasting Satellites(放送衛星)」と「Communication Satellites(通信衛星)」の2種類があり、それぞれ赤道上空、約36,000キロの宇宙空間から地球の一方向を捕捉し続ける形で、周回軌道を回り続けています。

そのため地上にある中継局(電波塔)から周辺地域に電波を送信する地デジ放送に比べてはるかに広範囲で受信でき、山や建物など障害物が多いエリアでも電波が乱れない。大容量の情報を効率よく広域に送信できる。災害などにも強いといったメリットがございます。

一方、地上にあるBS/CS放送用のアンテナは、人工衛星からの電波を受信するため、正確にその方向へ向けなければなりません。アンテナの方向がずれる。人工衛星とアンテナとの間に障害物がある。豪雨や大雪などの悪天候などでは、電波が遮断される、乱れるなどで受信障害が起こることもございます。

現在、日本で視聴できる衛星放送の種類には、大きく分けて「BS放送」「CS放送」の2種類がございます。さらにCS放送には、110度CSデジタル放送「スカパー!」と、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」の2種類が存在します。

参考サイト
スカパー!公式ホームページ

さらに近年では、BS/CS放送の一部として「新4K8K衛星放送」もスタートしています。それぞれの違いは以下の通りです。

 

・BS放送

BS放送は放送衛星を用いた衛星放送で、名称もその頭文字に由来します。一般家庭での視聴を目的とする放送であり、現在は東経110度に打ち上げられた放送衛星が用いられています。

一般視聴用のBS放送には「NHK-BS1」「BS日テレ」「BSフジ」など、地上波と同じNHK、広域民放のチャンネルがあり、これらはBS/CSアンテナや対応機器の設置により無料で視聴できます。他にも「WOWOW」など有料のBSチャンネルも多く、これらはチャンネルごとに契約を結んで月額料金制で視聴できます。

参考サイト

WOWOWオンライン

 

・CS放送

CS放送は通信衛星を使った衛星放送で、やはり頭文字に由来する名称です。2022年現在、CS放送で視聴できるサービスは、110度CSデジタル放送「スカパー!」と、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」の2種類です。それぞれ使用されている通信衛星の種類と方向が異なり、名称の「110度」と「124/128度」が通信衛星の位置を示しています。

両サービス含むCS放送の特徴は、その多チャンネル性です。そのほとんどが有料チャンネルで、各サービスの基本料金と、個別チャンネル、またはチャンネルパックでの月額契約料金が必要です。そして映画、テレビドラマ、時代劇、アニメ、スポーツなど幅広いジャンルから細分化された数多くの専門チャンネルが存在し、個人の趣味に合わせたチャンネルを選択して視聴できます。

「スカパー!」「スカパー!プレミアムサービス」の違いは、全体のチャンネル数およびハイビジョン放送対応の割合です。

現在、「スカパー!」ではハイビジョン59チャンネル、標準画質12チャンネル、4K放送9チャンネルデータ放送3チャンネルの計83チャンネルを放送しております。「スカパー!プレミアムサービス」では、4K放送1チャンネルを含む140のハイビジョン放送チャンネルと、100チャンネルのラジオ放送を行っております。

 

・新4K8K衛星放送

新4K8K衛星放送は、2018年(平成30年)12月にスタートした、衛星放送における4K8K放送のことです。現在ではBS、CS放送の一部チャンネルが対応しております。

現状の2Kフルハイビジョン(FHD)が約200万画素で、画像の表示速度は秒間30コマであるのに対し、4Kはその4倍にあたる800万画素、8Kはさらにその4倍、2Kの16倍である3,300万画素の超高画質になります。さらに4K8Kとも画像の表示速度が秒間120コマまで高速化されている他、広色域化による色彩の鮮やかさや、きめ細かい色彩やグラデーションを表現するビット深度、映像の明るさを表現する輝度なども強化され、より鮮明でなめらか、実物に近い映像を実現しております。

 

【BS/CS各放送を受信するために必要なアンテナと設備】

基本的な事項として、BS/CSの衛星放送をご覧になるためには、地デジ放送用の地デジアンテナとは別に、専用のBS/CSアンテナ設置が必要です。またBS/CS対応チューナーも必要となりますが、現在のテレビ、レコーダーなどの多くには、最初からBS/CS対応のチューナーが内蔵されております。

また、「BS放送およびCS放送(スカパー!)」「スカパー!プレミアムサービス」「新4K8K衛星放送」では、それぞれを視聴するために必要なアンテナやチューナー、その他の機器の種類が異なってきます。

 

(BS/CSアンテナの種類)

基本的にBS/CSアンテナは、人工衛星からの電波を受信するため、ディッシュと呼ばれる大きな皿のような円盤を上空に向けた形のパラボラアンテナです。ディッシュに反射した衛星放送の電波は、ディッシュの下部から延びるアームの先、ディッシュの中心部からやや下に固定された一次放射器とコンバーターに集まり、受信されます。

 

BS/CSアンテナには、主にディッシュ部の直径が45センチ、50センチ、60センチ、90センチのタイプが存在します。この直径が大きいほど受信感度が高まりますが、一方で風の影響を受けやすくなり、激しい風の際などに受信不良やトラブルのリスクが高まります。

そのため一般住宅向けの機種では、主に45センチか50センチのものが採用されます。特に離島など衛星電波の状態が良くないエリア、また悪天候による映像の乱れなどの影響を抑えたい場合には、50センチのものが使われます。

60センチ、90センチなど大型サイズのものは、基本的にマンションなどにおける共同利用のための機種で、価格も10万円を超えるものが存在します。

 

またBS/CSアンテナは基本的に、太陽光の影響を受けにくい白色のパラボラアンテナになりますが、近年では太陽光に強い塗料を用いた黒色やその他の色の機種も存在します。さらにパラボラアンテナの形状から、正面からの風に影響されやすい弱点を解消すべく、ディッシュ部分に無数のパンチングホールを設置した他、マウント部(アンテナの固定部)の強化、ディッシュ下部とアーム部分の固定などで高い耐風性能を実現した機種なども存在します。

高耐風性能のBS/CSアンテナについては、以下のコラムをご参照ください。

台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

 

なおBS/CSアンテナは、受信する放送の人工衛星が位置する東経110度、または124度/128度の方向へ正確に向ける必要がございます。

前述のようにその方向に建築物や山地などの障害物があると受信できなくなるため、障害物を避ける設置の工夫が必要です。さらに衛星放送の人工衛星は赤道上空に位置するため、日本国内では北に行くほど電波が弱くなる性質もございます。

現在の主なBS/CSアンテナの違いは、以下の通りです。

 

・BS/CSアンテナ(2K対応)

これは従来のBS/CS放送を受信するための一般的なアンテナです。かつてはBSとCSのアンテナは別個のものでしたが、現在では兼用のものが主流です。基本的に新4K8K衛星放送がスタートする以前、4K8K非対応のBS/CSアンテナでは、一部のチャンネルを除いて4K8K放送は受信できません。またBS/CS放送の視聴のためには、テレビなどの機器の側にも、BS/CS対応チューナーが必要となります。

 

・BS/CSマルチアンテナ/スカパー!プレミアム対応124度・128度アンテナ

これは、124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」を視聴するためのアンテナです。

「スカパー!プレミアムサービス」は、東経110度の人工衛星から送信されるBS/CS放送とは異なり、124度、128度に位置する人工衛星からの電波を受信するため、通常のBS/CSアンテナとは別に、専用のパラボラアンテナおよびチューナーが必要となります。

ただ一台で通常のBS/CS放送、およびプレミアムサービスのすべての電波を受信できる「マルチアンテナ」も存在します。

 

・4K8K対応BS/CSアンテナ

これは「新4K8K衛星放送」に対応するBS/CSアンテナです。通常のBS/CS放送および、4K8K放送を受信できます。

前述のように新4K8K衛星放送は、BS、CS放送の一部チャンネルで対応しておりますが、従来のBS、CS放送で使用される電波の「右旋回偏波」ではチャンネルの周波数帯が不足したため、4K8K放送の一部チャンネルでは新たに「左旋回偏波」と呼ばれる電波や、従来のものより高周波帯の電波が使用されております。

そのため新4K8K放送のすべてのチャンネルを視聴するためには、左旋回偏波や高周波を受信できる4K8K対応アンテナが必要となります。他にも4K8K対応のブースター、分配器などの機器が必要となる他、ご自宅のアンテナケーブルが旧式で細いものの場合は、ケーブルも4K8K対応タイプに交換する必要がございます。またテレビ本体も4K8K対応型およびチューナーが必要となります。

 

(従来のBS/CSアンテナ(2K)で受信できる4K放送の種類)

4K8K放送に対応しない従来のBS/CSアンテナ(2K)で受信できる電波の周波数帯は、おおむね1,032MHzから2,070MHzです。

しかし4K8K放送では、対応するチャンネルの多くで、前述した左旋回偏波、2,224MHzから3,224MHzの周波数帯を使用しているため、左旋の電波とこの周波数帯に対応できる4K8K対応型のBS/CSアンテナが必要となるのです。

2022年現在、4K放送に対応するBS、CSのチャンネルのうち、BS放送で以下の4Kチャンネルは右旋の電波、かつ2,071MHzまでの周波数で放送されているため、ご自宅に4K対応テレビおよび4Kチューナーがあれば視聴できます。

 

・NHK-BS(4K)

・BS朝日(4K)

・BS日テレ(4K)

・BSテレ東(4K)

・BSフジ(4K)

・BS-TBS(4K)

 

これらのチャンネルはすべて、BS/CSアンテナなどの機器が設置されていれば視聴できる無料放送になります。

これ以外の左旋の電波、高周波帯を使用する4K8KのBS/CSチャンネルを視聴するためには、4K8K対応型のBS/CSアンテナの他、4K8Kの電波に対応できるブースターや分配器、分波器、ケーブルなども必要となります。

「新4K8K衛星放送」の詳細は必要な機器については、詳しくは以下のコラムをご参照ください。

【2022年度最新版】2K放送と4K、8K放送の違い

【2022年度最新版】「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

【2022年度最新版】用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

 

【BS/CSアンテナ工事を依頼できる業者】

(BS/CSアンテナを購入できる店舗)

BS/CSアンテナ本体は、街の家電量販店、ホームセンターの他、インターネットショップでも購入できます。またアンテナ工事業者でも各種アンテナを販売している他、当あさひアンテナのように、各種アンテナ工事費用と、アンテナ本体価格をセットにする業者も存在します。

 

(BS/CSアンテナの設置工事を依頼できる業者)

BS/CSアンテナ設置を依頼できる業者には、アンテナ本体を販売する「家電量販店やホームセンター」「地域の家電店」「アンテナ工事専門業者」や「ハウスメーカー」「引っ越し業者」などがございます。

以下、各業者に依頼する手順や、その特徴についてご説明いたします。

 

・家電量販店とホームセンター。

これは、それぞれの店舗でアンテナを購入した際、同時にアンテナ工事を申しこむという方法です。メリットとしては身近な店舗で購入と同時に工事を依頼でき、業者探しの手間が省ける点が挙げられます。

デメリットとしては。店舗は工事受付の窓口であり、実際の施工は下請け業者が行う点です。そのため仲介手数料が発生することや、電波調査や見積もりが有料になる場合もあるため費用が割高になる。店舗を通じて業者に発注するため、連絡が煩瑣になる他、現地調査と工事が別の日となり、即日工事が難しいなど手間がかかる。下請け業者によって施工技術に差があるなどの点が挙げられます。

またどの店舗もおおむね一年程度のアフターサービス(保証期間)が存在しますが、店舗によってサービス内容が異なり、保証期間が短いケースなどもございます。

 

・地域の家電店。

ご近所にある個人経営の家電店などにも、アンテナ工事を依頼できることがあります。家電店に依頼するメリットとしては、地元密着型で、地域の電波状態に詳しいこと。近所にあるため工事後も相談などがしやすい。仲介料が発生せず、人脈などから依頼することで価格を割り引いてもらえる場合もあることなどがございます。

デメリットとしては、アンテナ工事の専門業者ではないため、業者により施工技術や業者によって技術、価格が異なり、場合によっては専門業者より価格が割高なこともある。保証期間が短いか存在しない場合もある他、廃業などによって相談ができなくなることもある、などの点が挙げられます。

 

・専門のアンテナ工事業者。

各種アンテナ工事を専門とし、インターネット上にホームページを掲載する業者に依頼する方法です。

メリットとしては、アンテナ工事の専門家であることから、技術が確かでさまざまな施工に対応できる点。また業者間でサービス競争が行われていることから、業者ごとに対応は異なるものの、おおむね工事費用が低価格で長期保証がつく。見積もり、現地調査などが無料。即日工事も可能など、サービス内容が充実している点です。

一方、中には施工技術が低く、粗悪な部材や不必要な工事などで、不当な高額料金を請求する悪質な業者も存在するため、お客様の側で優良な業者を見極める必要があるというデメリットもございます。

 

・ハウスメーカー。

これは既存の住宅にアンテナ工事を行うのではなく、マイホームを新築される際、建設を任せたハウスメーカーに、アンテナ工事を依頼する方法です。メリットとしては、ハウスメーカーによっては。住宅のオプションにアンテナ工事が付属することもあり、多くの場合は工事料金が住宅の価格に含まれる点です。

デメリットとしては、やはり実際の工事は下請け業者が行うことが多いため、仲介手数料が加算されて工事費用がやや割高となる。担当する業者によって施工技術に差が出る。業者との連絡はハウスメーカーが仲介するため、手間がかかり煩瑣になる。保証が付かないケースが多いなどの点が挙げられます。

 

・引っ越し業者。

引っ越し業者に引っ越し作業を依頼すると、オプションで前の住宅に設置されているテレビアンテナやエアコンなどを取り外し、新居へ運んで、設置、配線などの工事を行ってくれることが多くなります。また業者によっては引っ越しを依頼せずとも、アンテナなどの工事だけを請け負ってくれることもございます。

メリットとしては、前の住宅にあったアンテナなどを設置できるため、新しくアンテナなどを購入する必要がない。引っ越しと同時にアンテナ工事その他、新居に必要な工事を行えるため、手間が省ける点が挙げられます。

デメリットとしては、オプションで作業費用が発生するため、価格的にはアンテナ工事業者に新規アンテナ設置を依頼する場合と大差がない場合もある。やはり実際の工事は下請けの業者が行うことが多いため、仲介料などで費用が割高になる。担当業者により施工品質に差が出ることがあるなどの点が挙げられます。

 

なお、各業者の詳細なメリット、デメリットや、優良なアンテナ工事業者を見極める方法などについては、以下のコラムをご参照ください。

【2022年度最新版】業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

【2022年度最新版】新築戸建におけるテレビアンテナ工事

 

【BS/CSアンテナ設置にかかる費用】

(BS/CSアンテナの設置工事費)

BS/CSアンテナの設置、交換にかかる費用は、基本的に以下の総額となります。

 

・BS/CSアンテナ本体価格/アンテナ設置費用。

BS/CSアンテナの本体価格および、アンテナ設置の工事費用です。アンテナ工事の専門業者であれば、アンテナ本体価格と工事費用をセットにした「基本アンテナ工事価格」を設定しているケースも多くなります。

 

・配線、設置部材費用。

アンテナから各部屋のアンテナコンセントをつなぐ同軸ケーブルおよび、BS/CSアンテナを設置する固定金具などの費用です。これもアンテナ工事の専門業者などでは、ケーブルであれば一定の長さ(一般的な工事で必要となる長さ)と、基本的な設置具などは基本アンテナ工事価格に含まれることが多くなります。

 

・周辺機器の本体価格および設置工事費。(ブースター、分配器、混合器/分波器など)

BS/CSアンテナの設置には、アンテナ本体や配線の他に、さまざまな機器が必要となります。

「ブースター(増幅器)」とは、アンテナが受信したテレビ電波を、必要な強度に増幅する装置のことです。一般的にアンテナで受信できる電波が弱い現場で使用されますが、ご自宅に複数台のテレビがあり、多くのテレビに電波を分配する場合には、台数に合わせて電波を増幅する必要がございます。

分配器とは、アンテナから延びるケーブルに接続し、屋内にある複数の部屋へ、必要な数のケーブルでテレビ電波を等分に分配する装置です。分配された分だけ、個々の電波強度は弱まります。

混合器/分波器は、BS/CSアンテナと地デジアンテナの電波を一本のケーブルに混合する装置です。分波器とはテレビなど各機器の前で、BS/CSと地デジの電波を分離させ、それぞれのチューナーに接続する装置です。ケーブルをまとめることで、必要な長さや機器の量を抑え、総合的な工事の費用や手間を軽減するために使われます。

一般的にこれらの機器は、必要に応じて設置され、オプション工費としてアンテナ工事の基本費用に加算されます。アンテナ工事の専門業者では、多くが機器本体の価格と設置工事費を合わせた価格で提供しております。

 

・古いアンテナの撤去、廃棄費用。

ご自宅に古いBS/CSアンテナが存在し、新しいアンテナへ交換する際には、古いアンテナの撤去および廃棄費用が必要となります。

アンテナ工事業者の場合、この費用は数千円程度と比較的、安価で、撤去と廃棄を合わせたものとなります。

古いアンテナを放置すると老朽化で落下などの事故が起こるリスクが出る他、ご自宅でアンテナを廃棄する場合には廃品回収の費用なども生じるため、業者に一括で任せるほうが簡単だといえます。

 

・その他、オプション工事費用。

BS/CSアンテナを壁面に設置するなど、やや特殊な工事の場合は、業者によっては必要な技術や機材などに応じて、追加工事費が発生するケースもございます。

 

(BS/CSアンテナ設置費用の相場)

一般家庭向けの45センチサイズのBS/CSアンテナの本体価格の相場は、機種によっても異なりますが、おおむね以下の通りです。

 

・2KBS/CSアンテナ:7,000円から10,000円程度。

・4K8K対応BS/CSアンテナ:7,000円から13,000円程度。

・マルチアンテナ:15,000円から35,000円程度。

 

以下、前述したBS/CSアンテナ工事を依頼できる業者に頼んだ場合の、主な価格相場をご紹介いたします。

価格の幅は、業者ごとの違いの他、設置するアンテナや機器が2K用か、4K8K対応かなどによって生じてまいります。

 

「家電量販店、ホームセンター」

・BS/CSアンテナ(4K8K)設置。

ベランダ格子取付:11,000円から。

屋根上設置:26,400円程度。

・ブースター設置:17,000円から44,000円程度。

・分配器設置:4,400円から25,300円程度。

・混合器/分波器設置:28,600円程度。

・旧アンテナ撤去:4,400円から11,000円程度。

・見積もり費;0円から8,640円程度。

 

「ハウスメーカー」

・BS/CSアンテナ(4K8K)設置工事:33,000円から64,000円程度。

・ブースター設置:15,000円から25,000円程度。

 

「アンテナ工事専門業者」

・BS/CSアンテナ(2K4K)設置:15,000円から33,000円程度。

・BS/CSアンテナ(4K8K)設置(交換の場合):20,000円から40,000円程度。

・ブースター設置:15,000円から25,000円程度。

・分配器設置:5,000円から8,000円程度。

・旧アンテナ撤去:5,000円から10,000円程度。

・見積もり費:0円から。

 

4K8K対応型のBS/CSアンテナを設置する工事費用は、総額でおおむね30,000円から60,000円程度が目安です。

ただ依頼する業者によって同じ工事内容でも価格差が出る他、ご自宅のアンテナ設置条件や、設置されているテレビの台数によっては、前述の目安よりも料金が加算されることもございます。

ご自宅の条件において適正なアンテナ設置価格を把握するためには、アンテナ工事の専門業者など、見積もり無料の業者を選んで、複数の業者による相見積もりを行うことが有効となります。

 

【BS/CSアンテナを設置する場所と手順】

ここでは購入したBS/CSアンテナを、業者に依頼せず自身で設置する方法を含めて、BS/CSアンテナの設置場所や設置の手順についてご説明いたします。

 

(BS/CSアンテナの主な設置位置)

・屋根の上。

一般的な戸建て住宅では、多くの場合、屋根の上に八木式アンテナなどの地デジアンテナが設置されています。この地デジアンテナを固定するマストと呼ばれる支柱に、BS/CSアンテナも設置する工法が多くなります。

 

・壁面。

地デジアンテナでもデザインアンテナでは、住宅の壁面や屋根裏空間に設置することも可能となります。その場合、障害物があると受信しにくいBS/CSアンテナは、デザインアンテナの近くで、衛星からの電波が受信できる方向の壁面に設置されることが多くなります。

前述のようにBS/CSアンテナは、人工衛星との間に障害物があると受信に障害が出るため、将来的にも障害物ができることが想定されない位置に設置することが重要となります。

 

・ベランダ。

二階建て以上の戸建て住宅やマンションなどの場合は、ベランダの格子や手すり、壁面などにBS/CSアンテナを設置できるケースもございます。この場合、やはり設置する方向に建築物などの障害物がないことや、アンテナ設置用の金具がベランダに適合することなどが条件となります。

 

(BS/CSアンテナを自身でベランダに設置する手順)

ここでは賃貸マンションを例に、業者に依頼せずご自身でベランダにBS/CSアンテナを設置する場合の手順についてご説明いたします。

なお持ち家の戸建住宅に設置する場合も、設置の作業はほぼ同じ手順になります。

 

・1:管理会社へ確認し、許可を得る。

賃貸マンションなどでは、自身でベランダなどにアンテナを設置する場合、管理会社の許可が必要なことや、マンション自体に全室でBS/CS放送を視聴できるよう、共聴アンテナを設置していることがございます。共聴アンテナがある場合、ご自身でBS/CSアンテナを設置する必要はございません。そうでない場合も無用のトラブルを招かないよう、あらかじめ管理会社にアンテナ設置の承諾を得てください。

 

・2:作業の助手を手配する。

BS/CSアンテナ設置をお一人で行うと、アンテナ本体をベランダから落とすことをはじめ、さまざまな事故の危険性が生じます。

またアンテナの角度を微調整しながら、室内でテレビ映りを確認する必要もあるため、基本的に作業者の他にもう一人、作業を手伝う人を手配することが望ましいといえます。

 

・3:ベランダの方向や設置部の形状を確認して、適合する取付金具やアンテナ本体を用意する。

ごく基本的な事柄ですが、ベランダにBS/CSアンテナを設置する場合、ベランダの方向がBS/CS放送の人工衛星がある東経110度(南西方向)。また「スカパー!プレミアム」の場合は東経124度/128度(南南西方向)を向いていること。そしてその方向に、高層ビルなどの障害物が存在しないことが必須事項です。

現在、障害物が存在しないだけでなく、この先、マンションなどが建築される。樹木が伸び、葉が生い茂る。また洗濯物が干されるなどで障害物が発生する可能性がないかも考慮してください。

ベランダへのBS/CSアンテナ設置に問題がない場合は、あらかじめベランダの形状を確認して、アンテナが人工衛星の方向を向くよう設置位置を決めておき、手すりなど設置位置の形状にきちんと適合する取付金具を用意しておきます。

 

・4:ベランダに取付金具を設置する。

設置の際には、取付金具を紐などで仮固定し、落下事故などが起こらないよう、十分に注意しながら行ってください。

またBS/CSアンテナは1度でも角度が変わると、受信に問題が生じるケースがございます。アンテナが傾かないよう、取付金具も水平、垂直にしっかりと固定してください。

 

・5:BS/CSアンテナ本体を組み立てる。

購入した新品のBS/CSアンテナでは、アンテナ本体のコンバーターやコンバーターアーム、アンテナケーブルの接続など、各部を組み立てる必要があるケースもございます。付属のマニュアルなどに従い、正確に組み立ててください。

 

・6:BS/CSアンテナ本体を取付金具に仮固定する。

完成したBS/CSアンテナを取付金具に設置します。この場合もアンテナの落下を防ぐため、作業の完了までアンテナ本体に紐などを結んでおきます。また仮固定後もアンテナの向きを微調整するため、ボルトの固定をややゆるめにして、アンテナが軽く動く程度にとどめてください。

 

・7:BS/CSアンテナの仰角と方位角を確認し、調整する。

BS/CSアンテナで衛星電波の受信するためには、地域ごとに正確な仰角と方位角へのアンテナ調整が必要です。地域ごとの最適な仰角、方位角はインターネットなどで公開されていますが、正確な測定には専門的な機器が必要となります。

「仰角」とは水平を基準とした上下の方向、つまりアンテナの上下の向きです。国内でのBS/CSアンテナ設置に適した仰角は30度から45度の間で、関東地方では38度前後、関西地方では41度前後になります。

「方位角」とは、前述した衛星放送の通信衛星がある東経110度(南西)、または東経124度/128度(南南西)です。

アンテナの裏面に、仰角を調整するボルトがありますので、このボルトを動かして調整してください。

 

・8:アンテナケーブルを室内に引き込む。

ベランダに設置したBS/CSアンテナのケーブルを室内に引き込むためには、エアコン配管などの穴を通す、サッシの隙間を通せる薄型のフラットケーブルを利用するなどの方法がございます。いずれにせよ、ケーブルが過度に長い場合は電波の減衰(弱まり)などが発生するため、必要十分かつ適度な長さで、ベランダ内でケーブルが邪魔にならないよう配線する必要がございます。

 

・9:テレビとアンテナケーブルを接続して、接続設定を行う。

テレビとアンテナケーブルを接続したら、テレビの設定メニューなどから、BS/CSのアンテナレベルを確認してください。

詳しい方法は、テレビのマニュアルや、メーカーの公式サイトなどで確認できます。

 

・10:アンテナの取付角度を微調整する。

テレビのアンテナレベルを確認しつつ、BS/CSアンテナの仰角、方位角を調整して、アンテナレベルが高くなる角度を確認します。

アンテナの微調整には、わずかに角度を変更した後、10秒ほど待って、テレビのアンテナレベルの変化を確認するといった作業を繰り返して、アンテナレベルが高い位置を見極めます。そのためアンテナ調整役とテレビの確認役で、二名が必要となります。

特にマルチアンテナでは2方向からの衛星電波を受信するため、緻密な微調整を繰り返す必要がございます。

 

・11:金具などの固定を点検して、作業完了。

アンテナレベルが十分となる角度にBS/CSアンテナを調整できたら、取付金具をしっかりと締め込み、作業の手落ちなどがないかを確認して、作業は終了となります。

 

(BS/CSアンテナを自分で設置する場合の費用)

前述の手順で、自分でBS/CSアンテナを設置する場合の費用の目安としては、

 

・BS/CSアンテナ本体:7,000円程度。

・ベランダ取付金具;1,500円程度。

・フラットケーブル;1,500円程度。

・室内引込用アンテナケーブル;1,000円程度。

 

で、合計11,000円程度です。ただし前述のように、正確にアンテナの方向を調整するのは大変な手間となります。

電波の受信レベル測定には「アンテナレベルチェッカー」という機器を使用すれば、作業は楽になりますが、価格は安いものでも数千円します。また詳しい知識がなければ、レベルチェッカーから正確な電波レベルや方向を読み寄れないこともございます。

 

また前述した設置作業は、一台のテレビのみでBS/CS放送を視聴する場合です。複数台のテレビでBS/CS放送を視聴する場合には、他にも4K8K放送など受信する放送に合わせたアンテナブースターや分配器、混合器、分波器などが必要となり、作業がより複雑になります。

エアコンの通気孔を利用してケーブルを引き込む場合には、穴埋め作業や防水加工も必要となります。

 

【BS/CSアンテナの交換を工事業者に依頼するメリット】

BS/CSアンテナ設置をアンテナ工事の専門業者へ依頼するメリットとしては、やはり技術が確かでさまざまな施工に対応できるという点が一番になります。その他の主なメリットとしては、

 

・専門家が電波測定器を用いた正確な電波調査を行うので、受信に最適となる、さまざまな設置位置を確認できる。

・プロの目により、アンテナ設置後に高層建築の建造や樹木の成長など、受信を妨げるリスクを排除できる。

・屋根の上や壁面など、個人では難しい位置への設置も可能。

・分配器や混合器、分波器の設置、各部屋の配線など、個人では難しい配線工事も可能。

・自社施工の業者であれば中間マージンが発生しない。

・多くの業者では数年単位の長期保証を用意しているため、工事後も長期にわたってトラブルに対応してもらえる。

 

といった点が挙げられます。

基本的に、地デジ、BS/CSアンテナの双方を設置する。複数台のテレビで地デジと衛星放送を視聴するといった工事では、専門業者へ相談することがベストといえます。多くの業者では電波調査、見積もりを無料で行っているため、相見積もりなどを行い、価格だけでなくサービス内容、従業員の対応の丁寧さ、説明の明確さなどから、優良な業者を選ばれるとよいでしょう。

 

【まとめ】

基本的に、これからBS/CSアンテナを設置される場合には、4K8K対応型をおすすめいたします。

2022年現在も4K8Kテレビの普及は進んでおり、それにつれてテレビ本体の低価格化や、4K8K対応チャンネルの拡大も予想されます。

4K8Kテレビは、4K8K対応のネット動画配信や「Ultra HD Blu-ray」などにも対応しており、テレビ放送以外でも4K8K映像を楽しめる他、2K放送のアップコンバート機能も備えているため、地デジ放送などもより高画質で視聴することが可能です。しかし4K8Kテレビがその真価を発揮するのは、現状ではやはりBS放送の無料チャンネルを含む「新4K8K衛星放送」だといえます。

 

当あさひアンテナでは、4K8K対応の最新鋭BS/CSアンテナ設置も、業界最安に挑む低価格でお引き受けしております。

4K8K放送やBS/CSアンテナに関するご相談、お問い合わせについては、弊社のフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントなどへ、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)
    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。