戸建て住宅で業者に工事を依頼できる地デジその他のテレビアンテナとは? 機種や必要な工事の選び方、費用の相場をすべて解説!

2024年12月19日

戸建て住宅のご新居を購入された方や、これまでケーブルテレビ(CATV)や光テレビでテレビ放送をご覧になっていた方が、ご視聴方法をお乗り換えになる場合には、お住まいでテレビアンテナ工事を行うことになります。

その場合、まずお住まいに設置されるテレビアンテナの種類が、現在の主なテレビ放送である地デジ放送(地上デジタル放送)をご覧になるための「地デジアンテナ(UHFアンテナ)」です。

ただ現在では地デジアンテナにも、屋根の上に設置されるアナログ放送時代の機種から、現在では壁面などに設置される見栄えのいい機種など、さまざまな特徴をもつ機種が登場しております。

それに伴い、アンテナを設置できるお住まいの場所や設置方法も幅広くなっております。

しかしこれからテレビアンテナの設置をお考えになっている一般の方には、お住まいに設置できる地デジ用テレビアンテナの種類や、対応できるお住まいの条件について、詳しい知識を持っていない方もおられるかと思います。

そこで当コラムでは、一般のお住まいに設置される主な地デジアンテナ機種の一覧や、そのモデルの種類。受信性能や取り付けの見栄え、耐久性など、各機種別のメリットやデメリット。また取り付け現場であるお住まいや、お客様のご要望に適した機種の選び方。

他にも衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)用のアンテナなど、地デジアンテナの他に、お住まいの条件やご要望によって設置されるテレビアンテナの種類を、2024年(令和6年)末から2025年(令和7年)現在の最新情報に基づいてご紹介いたします。

当コラムをお読みいただければ、お客様がご覧になりたいテレビ放送やチャンネル、番組に応じて、どのようなテレビアンテナを取り付ければよいか。

他にも、受信できるテレビ放送や受信性能だけでなく、現場の受信条件や、お客様のご要望に最適となる機種、設置方法をお選びいただくポイントについても、すべてご理解いただけると存じます。

本コラムでご説明するのは、お住まいへの取り付けで必要になるアンテナの種類と、その概要だけですが、各アンテナの詳しい解説や、ケーブル配線部に配置されるブースター(増幅器)など必要な周辺機器の種類。低価格で高品質な工事を提供するアンテナ工事業者の選び方など、アンテナ工事の際に必要となるチェックすべき各種ポイントについては、それぞれの情報を開設するコラム記事へのリンクもご用意しております。

本コラムを中心に、ご興味のあるコラム記事についてもご参照いただければ、お住まいでのアンテナ工事について、必要な情報を一通り、効率的にご確認いただけることと存じます。

地上デジタル放送(地デジ)の特徴と受信できる地域とは?

現在、皆様が主にご視聴になっている、もっとも主要なテレビ放送といえば、NHKやTBS、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビ、テレビ東京と日本各地の系列局である広域民放。そして東京都の東京MX、兵庫県のSUN-TVなど、一部都府県エリアに存在する地方チャンネルなどを視聴できる地上デジタル放送、いわゆる地デジ放送でしょう。

現在の地デジ放送は、1953年(昭和28年)に日本で最初に放送を開始したテレビ放送、現代で言う地上波アナログ放送のテレビ局(放送局)やチャンネル、地上波テレビ放送の基本的な放送設備などはそのまま、放送の形式を、映像信号を電波の強弱に変換して送信するアナログ放送から、映像信号をまず「0」「1」のデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を電波の波長に変換して送信するデジタル放送へと転換したものです。

地デジ放送、またかつてのアナログ放送とも、災害などの非常時には緊急情報を拡散する役割も持つ基幹放送であるため、日本国内であれば、アンテナやフルセグ、ワンセグの受信機器を使用することにより、不特定多数の誰もが無料で視聴できるテレビ放送になります。

このアナログ放送から地デジ放送への転換は、世界的なアナログからデジタルへの技術転換の趨勢。携帯電話の普及などによりテレビ放送が多くを使用していた電波の周波数帯を削減する必要が出たことなどにより、2003年(平成15年)12月1日より、アナログ放送に並行して日本の主要都市圏で地デジ放送がスタート。地デジ放送は徐々にその放送エリアを広げて、2011年(平成23年)7月24日に、アナログ放送の終了によって、地上波放送は地デジ放送へと完全に移行したのです。

またこのアナログからデジタルへの転換により、テレビ画面のハイビジョン化をはじめ、番組表やデータ放送、双方向通信など、さまざまな新機能が実現したことも知られています。

この地デジ放送、かつてのアナログ放送が、日本の各地に設置されている電波塔から、周辺にテレビ電波を送信していることは、皆様もよくご存じでしょう。「地上波(テレビ)放送」の名称も、地上の設備から空間を通じて電波を送信する放送形式に由来し、主に衛星放送との対比として使われます。

また地デジ放送のチャンネルは、NHK、広域民放については、日本国内の各都道府県でほぼ同様のチャンネルが視聴できるものの、日本国内でも各エリアによって、NHKや各広域民放の放送局、放送内容が違うことも、よく知られています。

これは、広大な北海道を除く日本国内の各都府県には、そのエリアの中心的な電波塔として、例えば東京都の墨田区にある日本一の高さ634メートルを誇る電波塔で、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の多くの地域と、群馬県、栃木県、茨城県の一部にあたる広範なエリア(関東広域圏)に、NHK、広域民放の地デジ電波を送信する東京スカイツリーなどの、送信所(親局、基幹局)が存在し、同じ内容の地デジ電波を送信しているためです。

ただ、この送信所だけでは、距離や山地など地形の問題から、放送エリアである広域圏や都府県内のすべてのエリアに十分な電波を届けることができない場合もございます。

そのため、日本各地でも送信所からの電波が届きにくくなる地域の付近に、送信所を囲む衛星のような、いくつもの中継局(サテライト局)と呼ばれる電波塔が設置されています。

これら中継局は、送信所や他の中継局からの地デジ電波を受信して、増幅した後に、周囲にあらためて送信しています。このように中継局からの地デジ電波を、中継局から中継局へ、リレー形式によって送ることで、各広域圏でもほとんどの地域に、地デジ電波をまんべんなく送信しているのです。

現在の地デジ放送に使われる地デジ電波は、UHF(極超短波)のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯で、その波長の幅は40センチから60センチ程度と一定の幅がございます。そのため、地デジ電波には、音のように広がりやすい性質もございます。

また現在の地デジアンテナはすべての機種が、この地デジ放送に使われるUHFの周波数帯を受信することに特化している「UHFアンテナ」になります。

現在の地デジ放送では、日本各地にある送信所の先端から、音が広がるような形でUHFの電波が送信されており、近隣の中継局へと中継されていくほか、周辺の住宅に設置された地デジアンテナへと、上空からやはり音が広がって届くような形で送信されることになります。

そして基幹局の周辺に中継局が設置されることでもわかる通り、UHFの電波は空間を遠くまで伝わるほど、波長が弱まって音が小さくなってゆくのと同様、電波のレベル(強度)が徐々に減衰(弱まり)していきます。

また地デジ電波は土やコンクリートなど密度の高い障害物にぶつかると吸収され、金属にぶつかると反射するなどして、山や高層ビルなどの障害物に遮られる性質もございます。

地デジ電波は音のような性質を持つため、障害物にぶつかると反射して方向が変わるほか、ビルなど障害物を乗り越えた電波が、障害物の向こう側で広がる「回折(かいせつ)」などが生じます。

ただ地デジ電波が回折する能力も万全ではなく、ビルなど障害物の影に当たる直近の一帯には地デジ電波が届きにくくなり、受信できるレベルが大きく低下する場合もございます。

総じて、地デジアンテナを設置する一般の住宅などから見れば、地デジ電波は主に近隣の電波塔の先端より、高い位置から下って広がるようにして届くことになります。

またUHFアンテナの側にも、アンテナの正面方向のみでのみ受信性能が高くなる「指向性」があるため、基本的には、戸建て住宅の屋根の上にマストを立ててアンテナを固定するなど、住宅の高い位置に設置して、アンテナの正面側を電波塔の方向へと正確に向けるほど、周辺のビルなど障害物に影響を受けにくくなり、受信感度が向上、安定しやすくなります。

またお住まいの壁面やベランダなどでも、電波塔の方向を向いた方向であれば、地デジアンテナを設置できるケースもございます。

ただ外壁などお住まい内でも低い位置の場合、屋根の上に比べると電波塔の先端からやや遠くなることもある。また周辺の建物などの障害物に遮られやすくなる。住宅密集地などで家と家の間が狭い場合には。やはり電波が入り込みにくくなるなどの理由から、電波塔からさほど遠くない地域でも、地デジアンテナの設置は難しくなるケースもございますので、あらかじめ電波状態を確認することが重要となります。

他にも、空間を伝わる地デジ電波そのものも、気候や天候(空間の状態)の影響を受けて、空間を伝わる際の減衰量が変化します。簡単に申し上げれば、同じ現場でも、そのときの気候や天気により、到達する地デジ電波レベルやノイズ(雑音となる無関係の電波)の量に変動が生じるということです。

実際の地デジ電波レベルは、一年を通した季節(気候)の変化から、同じ場所でも、年間に約6㏈(デシベル)程度の変化が生じます。また電波は水に吸収されやすいため、雨や雪などの悪天候の際には、地デジ電波レベルが全体的に大きく低下いたします。

上記した「㏈」とは、電波や音の強さなどを、基準の量に比べた常用対数で表した単位です。テレビ電波の場合はおおむね100㏈から0㏈の間で表されますが、その数値は常用対数で表されるため、例えば10㏈の電波を基準にした場合、20㏈は10㏈の10倍の強さ、30㏈では100倍の強さの電波という形で、基準の数値から10㏈高くなるごとに、電波の強さもほぼ10倍になってゆきます。

そして実際に地デジ電波塔の周辺で、電波塔から距離が近く、山地などの地形にも電波が遮られないため、受信できる地デジ電波レベルが高くなる順に地域を分類した、地デジ受信の目安として「電界地域」と呼ばれる基準が存在します。

この電界地域はテレビ局やアンテナメーカーなどが個別に設定するもので、統一された基準がないため、使われる場所によって基準がやや異なる場合もございますが。一般的には、電波塔を視認できるほど近く、山地など障害物もない一帯で、到達する地デジ電波レベルが80㏈以上のエリアは「強電界地域」になります。

そして主に強電界地域の周辺などで、到達する電波レベルが80㏈から60㏈の間のエリアは「中電界地域」。そこからさらに遠く、電波レベルが60㏈以下になると「弱電界地域」に分類されます。

さらに上記エリアより遠く離れて、到達する電波レベルが50㏈から40㏈以下になると、通常の地デジアンテナでは安定した受信が難しくなり、その電波塔の受信エリア外となる「微弱電界地域」に分類されることもございます。

他にも日本国内には、地デジ電波が届きにくく民家も少ない山地、山間部。電波塔から遠い離島などで、ほとんど地デジ電波が届かない地域もあり、このようなエリアは地デジ「難視聴地域」と呼ばれます。

ただ実際には、現在では日本各地に中継局の配備がしっかりと行われているため、国内の主な都市部や住宅地などであれば、地デジ放送でも普段ご覧になる主なチャンネルについては、中電界地域以上に含まれることが大半になります。

お住まいに届く地デジ電波が弱電界地域以下になるケースは、山地やそのふもとなど、主に地形の問題から地デジ電波が届きにくくなるエリア。または、詳しくは「地方局用アンテナ」の項でご説明いたしますが、隣接する都府県の地方チャンネルなど、やや離れた場所にある電波塔からの地デジ電波を受信する場合などが多くなります。

いずれにせよ、お住まいに地デジアンテナを設置する場合には、映像の乱れなどが生じないよう、まずはこの電界地域を目安に、使用する地デジアンテナの機種や受信性能モデル、設置場所などを選択することになります。

ただ実際に安定した受信レベルを確保するためには、現場で綿密な電波調査を行い、季節や天候による電波レベルの変動も計算した、適切な機種、設置位置の地デジアンテナ工事を行うことが重要です。

なお、お住まいの近隣を含む、日本全国にある地デジ電波塔の位置、および各電波塔で中電界地域までに当たるエリアについては、インターネット上のサイト「A-PAB(一般社団法人放送サービス高度化推進協会)」ホームページ内の「地デジ放送エリアのめやす」から、日本地図の上で確認できます。

他にも、安定した地デジ受信のためには、電波の強度だけでなく、余計な電波(ノイズ)の混入が低い電波の品質。ハイトパターンや水平偏波、垂直偏波の違いなどのポイントもございます。

地デジ放送や電波の基礎知識、また関連する主なポイントについては、詳しくは以下の各コラム記事でそれぞれご説明しております。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

地デジテレビアンテナの主な種類と取り付け方法の事例、設置の流れや工事費用の相場は?

上記の通り今日の地デジ放送は、日本のテレビ放送の中では、NHK受信料を除き、料金や手続きなどは不要で、地デジアンテナを設置すれば誰でも視聴できる基本的な放送になります。

そのため、新築物件の戸建て住宅などへ、新しくテレビアンテナを取り付ける工事では、まず、近隣の電波塔から地デジ電波を受信するための、基本のアンテナとして一基の地デジアンテナを設置した後、お客様のご要望や現場の条件に応じて、衛星放送(BS放送、CS放送、4K8K放送)用のパラボラアンテナ。また地方局用のアンテナを追加で設置することになります。

そして現在では地デジアンテナ機種にも、受信性能や設置の外観、気候への耐久力など、さまざまな特性をもったアンテナ機種が存在し、現場の条件に適した機種の中から、お客様のニーズに応じたモデルを選ぶことができます。

現在、一般の住宅などで使用される主な地デジアンテナ機種は、その外観や特性別で「八木式アンテナ(八木アンテナ)」「デザインアンテナ(平面アンテナ)」「ユニコーンアンテナ」の三種類になります。

以下の項では、それぞれの地デジアンテナ機種について、その外観や特徴、主な設置方法、メリット、デメリットから、設置に当たっての注意点、設置費用の相場。またその機種をオススメできるポイントなどをご紹介していきます。

お住まいに設置されるアンテナ機種をお選びになる際には、以下のご説明を参考に、各機種の特徴をご理解された上で、適切な機種をお選びいただければ幸いです。

なお、地デジアンテナの主な機種の種類と、その設置方法などについては、以下の各コラム記事でもそれぞれ詳しくご説明しております。

・地デジテレビアンテナ工事の基礎知識とは? 現場別・取り付け工事の選び方を紹介、おすすめ業者の比較と費用、料金の相場も解説

・ご要望別・地デジアンテナの機種と設置の方法

・屋外用地デジアンテナで最強と呼べるランキングでも人気おすすめモデルの選び方は? アンテナを室内空間に設置する方法も紹介!

・戸建て住宅のテレビアンテナ工事で人気のアンテナ機種は? 料金や工事費用の相場、失敗しない業者の選び方も解説!

・地デジテレビアンテナの種類とは? 地上デジタル放送用UHFアンテナの特徴とモデルの違い、適した工事の選び方を解説!

・地デジ用テレビアンテナ各種類の違いと選び方とは? 戸建て住宅への設置や交換する方法、工事費用はいくらかの相場も解説!

・地デジ用テレビアンテナの種類と選び方とは? アンテナ本体の特徴と価格、設置の費用、業者による工事料金の相場まで解説!

受信性能第一の現場におすすめの基本モデル「八木式アンテナ」

21世紀、令和の現在でも、住宅に取り付けるテレビアンテナと言えば、屋根の上にマストやポールと呼ばれる金属の支柱を立て、その先に固定される、魚の骨のようなアンテナを連想される方が多いのではないでしょうか。

現在でも多くの戸建て住宅の屋根に観られる、この形状のアンテナは「八木式アンテナ(八木アンテナ)」と呼ばれる機種で、大正時代にあたる1920年代に開発され、昭和のアナログ放送の時代から地上派放送用のテレビアンテナとして利用されてきた、古典的でシンプルな設計の機種です。

現在の地デジアンテナとしても、もっとも古く基本的な機種であることから、商品名としては単に「UHFアンテナ」と呼ばれることもございます。

現在の地デジアンテナとしての八木式アンテナは、主に矢印のような骨組みに、短い横棒がいくつもついた形になります。この短い横棒は「素子(エレメント)」と呼ばれる、地デジ電波を受信するパーツで、横棒に並ぶ素子数が、そのまま受信性能を示す目安になります。

八木式アンテナの正面側(受信方向)に当たるのは、矢印の先とは逆の先端ですが、先端から続く支柱部(導波器・ディレクター)に並ぶ素子数に、一番奥にある、黒い箱状の給電部と一体化した、電波を集めてケーブルに送る部分(輻射機・放射器・ディレクター)。また最後部の矢印の頭のような形で、通り抜ける電波をディレクター側に、また周囲からの余計なノイズを反射する部分(反射器・リフレクター)を各1素子として数えたのが、八木式アンテナの素子数です。

現在の八木式アンテナには、主に強電界地域用の8素子、強・中電界地域用の14素子、中・弱電界地域用の20素子のモデルがあり、素子数が多いほど、ディレクター部分が長くなります。

大きさとしては20素子相当が長さ140センチ前後、14素子で100センチ前後、8素子で60センチ前後です。横幅はどれも35センチ前後。高さはほぼ反射器の幅で、8素子では6センチ程度ですが、他のモデルは50センチ強になります。

八木式アンテナの主な設置方法は、住宅の屋根の頂点部に置いた「屋根馬」という器具にマストを立ててアンテナ本体を設置。四方からステンレスワイヤーなどのステー(支線)で固定する方法。

また壁面に並行する形でマストを設置できる「サイドベース」という器具を壁や破風板(屋根の張り出し部)にボルトで固定し、マストが屋根の上にくる位置から、やや低い位置まで適切な場所に設置して、アンテナを取り付ける方法です。

これらの方法は、アンテナの設置位置を屋根の上の高さにとることで、周辺の障害物に影響されにくく、また角度調整も行いやすくなるため、幅広い現場で対応でき、受信感度も向上しやすくなります。

また後述するBS/CSアンテナや地方局用アンテナを、同じマストにまとめて設置しやすいという点もメリットになります。

他にも、住宅の見た目や風雨などへの耐性を高める設置方法として、壁面の低い位置やベランダの手すり部、内部空間に設置するという方法もございます。

八木式アンテナの特性は、受信感度に特化した古典的かつシンプルな構造で、指向性も高く、正面で受信性能を発揮する角度(半値幅)も狭いことから、受信性能が狭い範囲に集中すること。そのためアンテナ本体を受信に適した高い位置に設置し、正面を電波塔の方向へときちんと正確に向けることで、余計なノイズを受信しにくくなり、同じ素子数(相当)の他の地デジアンテナ機種と比べても、受信感度が高くなり、地デジ画面の映りが安定しやすいことです。

特に八木式アンテナは「素子アンテナ」にあたるその構造から、一ヵ所に複数の素子を設置した「高性能素子」を使用し、27素子、30素子などの多素子モデルもあるため、微弱電界地域でも利用できる超高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)

また地デジ電波の周波数帯のうち、多くのエリアで実際に使われている、470MHzから600MHz程度の周波数帯に特化することで、より受信性能を高めたローチャンネル用モデルなどの機種も実現でき、より受信性能を向上させることにつながっています。

そのため八木式アンテナは最古のアンテナ機種ながら、現在でも地デジアンテナとしては受信性能がもっとも高い機種になり、強・中電界地域はもちろん、モデルや設置位置によっては、弱電界地域、微弱電界地域でも、かなり安定した受信感度を実現できるモデルになります。

また八木式アンテナは、設計がシンプルで昔から現役で使われる機種であるため、現在では本体価格や設置工事費用が、他の地デジアンテナ機種に比べて割安になります。

一方、八木式アンテナは、そのクラシックな外観で主に屋根の上に設置されることから、特に現在のデザイン性の高い戸建て住宅では、住宅の見た目を悪くしてしまうと敬遠されるお客様もおられます。

また景観地域などでは景観条例により、八木式アンテナなど景観に悪影響を与えるテレビアンテナは、設置できないケースもある。アンテナの一部が隣家の敷地に割り込む越境問題。屋根の上の太陽光パネルに影を落として悪影響を与える問題なども考えられます。

何より八木式アンテナは機器がむき出しの設計、高い設置位置とも古典的なため、屋根の上で風雨や雪、海沿いの潮風、鳥が留まり、酸性のフンをする鳥害など、自然環境の影響も受けやすく、経年劣化が進みやすくなるのが最大の弱点といえます。

屋外に設置される八木式アンテナの耐用年数(寿命)は10年程度とやや短く、指向性の高さもあって、老朽化すると部分的な破損やアンテナ角度のズレにより受信感度が低下しやすい他、固定部ごと老朽化が進むことで、アンテナ本体が屋根の上で倒れる、屋根から落ちるなど大きな事故も考えられるため、定期的なメンテナンスも必要となります。

なお、八木式アンテナのデメリットを抑える方法としては、主に外観の問題では、受信感度に問題がなければ、壁の低い位置やベランダの手すり、内部空間など、外部から見えにくく、メンテナンスもしやすい位置に設置する。

対候性に関しては、塩害用、雪害用、高耐食モデルなど、気候に合わせた耐久性が高いモデルを採用することで、ある程度、経年劣化を抑えて寿命の長期化を期待することもできます。

総じて八木式アンテナは、中・弱電界地域や、周辺にビルなどの障害物が多く、受信感度が安定しにくい現場において、設置の見た目などにさほどのこだわりはなく、安定した地デジ受信を最優先にされる場合や、アンテナ設置費用を少しでも抑えたい場合にオススメのアンテナ機種と言えます。

なお、一般的な家電量販店、ホームセンターやハウスメーカーをはじめ、アンテナ工事の専門業者などの各種アンテナ工事業者に、20素子の八木式アンテナ本体とマスト、屋根馬やサイドベース、一定の同軸ケーブルなど必要な設置具、部材の価格をセットにした、基本設置工事を依頼する場合の費用は、おおむね22,000円から32,000円程度になります。

ちなみに当あさひアンテナでは、八木式アンテナの基本設置工事に、日本三大アンテナメーカーの一社であるDXアンテナ製、高品質20素子モデル「UA20」に、各種の基本設置具と同軸ケーブル、防水処理をセットにした基本設置工事を、22,000円(税込み24,200円)からで承っております。

他にも、8素子、14素子などの各素子数モデル。高性能パラスタックアンテナやローチャンネル用モデル。ステンレス、塩害用、雪害用などのモデルもご用意しており、受信感度から耐久性まで、さまざまな条件の現場に最適の八木式アンテナ設置をご案内いたします。

なお八木式アンテナの機種、設置方法などの詳細、また地デジアンテナの受信性能や指向性については、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・地デジテレビアンテナ界の最長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?特長や設置位置、メリット・デメリットまで解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・安く高性能な地デジ用UHFテレビアンテナの選び方は? 八木式アンテナの素子数や設置の高さ、業者の工事費用、料金相場も解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説

・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナ工事にて設置する電界地域に最適な受信性能は「何素子数」タイプか? アンテナ機器の選び方を徹底解説!

外観性と耐久性で人気の「デザインアンテナ(平面アンテナ)」

上記した八木式アンテナは、アナログ放送時代から地デジ放送がスタートした初期まで、ほぼ唯一の地上派放送用のテレビアンテナでした。

これはアナログ放送時代には、主なテレビ電波として現在の地デジ電波(UHF)より波長の幅が広いVHF(超短波)が使われており、家庭用に適切なサイズで、テレビアンテナとして高い受信性能を発揮するアンテナ機種は、八木式アンテナしか存在しなかったことが主な理由です。

そのため当時は八木式アンテナのデメリットも、テレビアンテナ特有の弱点として、必ずしも大きな問題になることはありませんでした。

しかしアナログ放送から地デジ放送への転換で、使用される電波の幅が短くなったことにより、よりコンパクトでシンプルな地デジアンテナの実用化も可能になりました。

そして2009年(平成21年)頃より、従来の八木式アンテナのデメリットを解消できる新機種として普及しはじめた、地デジアンテナの第二世代モデルが、デザインアンテナ(平面アンテナ)です。

ここでいうデザインアンテナとは、高さ60センチ前後、横幅は20センチから25センチ強、厚さは設置具を含めて十数センチ程度の、薄型のパネル状ケースに、アンテナの機器部を収めた地デジアンテナです。

メーカーによっては、同タイプのアンテナを薄型アンテナ、平面アンテナなどの機種名で呼ぶこともあるほか、デザインアンテナという名称を、後述するユニコーンアンテナなど、デザイン性の高いアンテナの総称として用いる場合もございます。

ここでは平面アンテナとしてのデザインアンテナについて解説してまいりますが、デザインアンテナはその形状から、住宅でも、主に近隣の電波塔の方角を向いた壁面やベランダの手すり部などに専用の設置具を固定し、そこにアンテナ本体を取り付け、左右に角度調整する設置方法が主流になります。

他にも、八木式アンテナと同様、高い位置に固定したマストに設置する方法。また強電界地域でお住まいの建材などが地デジ電波を通しやすく、屋内でも十分な受信感度を確保できる現場であれば、住宅の屋根裏や天井裏空間へ設置することも可能となります。

平面型デザインアンテナの主な機種は、上記したサイズのうちやや小さめの20素子相当。やや大きめの26素子相当です。素子数相当とは、外部に素子が見えないデザインアンテナなどのアンテナ機種で、受信性能を八木式アンテナの素子数に換算したものです。

他にも、受信性能はより低くなるため強電界地域専用モデルになりますが、上記モデルより半分以下の小型サイズで、屋外設置のほか、付属のスタンドで室内の窓際などに据え置き設置も可能となるコンパクトモデルも存在します。

デザインアンテナの第一のメリットは、名称通りのスタイリッシュな形状と、同メーカーの同モデルでもカラーバリエーションが豊富なことから、お住まいの壁面の色に合わせて設置することで、住宅の外観や景観に調和して悪影響を与えないという点です。

そのため景観地域でも問題なく使用でき、越境問題や太陽光パネルへの影響もまず起こり得ないという点もメリットになります。

さらに壁面などではアンテナ本体が面で固定されること、機器部がケースに収められた構造から、さらに壁面などに固定されることで、強風や雨雪、潮風など、自然環境の影響にも強くなり、角度のズレなどトラブルも生じにくいため安心感が高く、耐用年数(寿命)も15年から20年程度と長くなります。

特に屋根裏空間などに設置できる場合、お住まいの外観や外装にまったく影響を与えず、さらに自然環境の影響もほぼ完全に防ぐことができるため、メンテナンスフリーで耐用年数が高くなるという大きなメリットがございます。

このようにメリットが豊富な点から、現在ではデザインアンテナは、主に都市部や都心に近い住宅地を中心に、もっとも人気の高い地デジアンテナ機種となっております。価格面でも八木式アンテナより設置費用はやや割高ながら、近年ではさほどの差はなくなってきております。

一方でデザインアンテナには、八木式アンテナに比べるとやや受信性能が低くなり、使用できるエリアや現場の条件が限られてくるデメリットもございます。

上記の通りデザインアンテナは、地デジ化(電波のUHF化)により対応するアンテナの小型化が可能になったことで、受信性能に特化した従来の八木式アンテナに対し、そのデメリットを解消できるアンテナとして開発された機種になります。

したがって受信性能第一の八木式アンテナ(素子アンテナ)に比べると、素子が見えない構造の違いから、同じ素子数(相当)で比較しても、指向性(正面側の受信範囲)がやや広いこともあり、実際の受信感度は素子数の範囲内で低めになります。

またデザインアンテナは、壁面などに設置することでそのメリットを発揮する機種ですが、この点も、屋根の上に設置される八木式アンテナに比べると、周辺の障害物に影響されやすく、地デジ受信に関しては場所的な不利が出ます。

そのためデザインアンテナは、電界地域を問わず、上記のように高層ビルなどの近隣、壁のすぐ前に隣家がある住宅密集地など、地デジ電波が遮られやすい現場では受信感度を確保できないため、設置できないケースが多くなります。

特に弱電界地域では全体的に到達する電波レベルが弱まり、障害物の影響を受けやすくなるため、デザインアンテナでは受信感度が不足するケースも多くなるため、デザインアンテナは基本的に、強電界地域から中電界地域向けの機種とされています。

また受信感度が低くなりやすいデザインアンテナの壁面設置では、家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーの下請け業者など、アンテナ工事に特化した専門のプロではない業者が施工を担当した場合、受信感度の確保が甘く、季節や悪天候で電波レベルが下がった場合、地デジ画面が乱れやすくなるケースもございます。

他にもお住まいの壁面への設置では、まず設置具を固定するため、住宅の壁にビス穴を開ける必要が出る点もデメリットと申せます。ただこの点に関しては、その他のアンテナ機種を、サイドベースを用いて壁面や破風板に設置する場合も同様となります。

また、上記の八木式アンテナと同じく、20素子相当のデザインアンテナ本体と基本的な設置具、部材もセットにした、基本設置工事の費用は、おおむね25,000円から35,000円程度になります。

当あさひアンテナでは、2024年時点でのデザインアンテナ最新モデルで、国内の大手メーカー、サン電子製の高性能20素子デザインアンテナ「WG-20」5色のカラーバリエーションモデルに、同色の別売り製品で、背面のブースターやケーブル配線を隠すことで、より見た目がスッキリして、風雨などの影響も防ぐごとができる「背面スッキリカバー」および基本的な設置具、またお住まいの色合いに合わせた白と黒の同軸ケーブル、防水処理の料金もセットにした基本設置工事を、28,000円(税込み30,800円)からで承っております。

また通常のデザインアンテナモデルでは、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UAH201」を、4色のカラーバリエーションで。強電界地域専用コンパクトモデルでは、マスプロ電工製の業界最小級モデル、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」を、2色のカラーバリエーションでご用意いたしております。

上記2モデルに関しても、必要な設置具、部材などをセットにして、25,000円(税込み27,500円)からの基本設置工事費用で承っております。

他にも、通常の20素子相当モデルではやや受信感度が弱い現場向けに、26素子相当のモデルもご用意しております。

当あさひアンテナでは、デザインアンテナに限らず、各種テレビアンテナの設置に当たっては、現場に出張して事前の電波調査、お見積りとも、出張費、キャンセル費など各種費用を含めた完全無料で実施しております。

デザインアンテナ設置の電波調査については、壁面のピンポイントレベルで受信状況をチェックし、壁面への設置が難しいと思われた現場でも、高い電波レベルを確保できるポイントを特定して、設置を実現した実績が多数ございます。

デザインアンテナやサイドベースで壁面にアンテナを設置する場合も、弊社では極細のビスを用いて、壁に開けるビス穴は最小限にとどめた上、すべてのビス穴に変性シリコンのコーキング剤を丁寧に注入することで、万が一にも、ビス穴から水がしみ込む事での壁の腐食なども防ぐ、大切なお住まいに配慮する丁寧な施工を実践しております。

また、デザインアンテナの屋根裏、天井裏空間への設置は、業者によっては技術力の問題で対応できないケースや、対応時に基本設置工事に加えて、特殊設置工事の費用が加算されるケースもございます。

ただ当あさひアンテナでは、屋根裏や天井裏へのデザインアンテナ設置も、お住まいの条件で可能でさえあれば、追加工事費はご不要の、基本設置工事費のみでお引き受けいたします。

デザインアンテナの機種や詳しい特性、また受信性能の弱さに伴う設置の失敗例や、それらを回避する方法などについては、下記の各コラム記事にて詳しくご説明しております。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・業界最小デザインアンテナ!マスプロ電工「スカイウォーリーミニ」のメリット・デメリットとは? 失敗しない取り付け例も解説!

・人気のデザインアンテナおすすめ製品をすべて紹介&性能も解説!デザインアンテナ工事の費用やそのメリット・デメリットとは?

・デザインアンテナ取り付けにおすすめの現場とは? メリットとデメリット、失敗しない工事業者の選び方と費用、料金の相場も紹介

・新築戸建てテレビアンテナ設置におすすめのデザインアンテナとは? アンテナ種類の比較と選び方、業者の工事費用の相場まで解説

・新築戸建てで人気のテレビ用デザインアンテナのメリット・デメリットは? 種類や工事費用の相場、失敗しない注意点まで全解説!

・デザインアンテナでテレビが映らない、受信レベル強度が低い原因と工事の対処法は? 費用相場の安いおすすめ業者の選び方も紹介

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ工事の失敗例とは? メリット、デメリットから取り付け費用まで解説

・地デジ用テレビアンテナ「デザインアンテナ」の失敗しない取り付け工事とは? 価格や工事費用、料金の相場や業者選びも徹底解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

旧機種ごとのメリットを融合した最新モデル「ユニコーンアンテナ」

上記のデザインアンテナは、八木式アンテナのデメリットを解消できる特性を持つ一方、受信感度がやや弱くなることから、現場の受信環境や周辺環境によっては設置できないこともあるのが、最大のデメリットとも申せます。

そこで、お住まいの環境から平面型デザインアンテナを採用できない現場のために、ほぼ同等のメリットを備えつつ、より多くの現場で安定した受信感度を確保できるUHFアンテナとして開発された、地デジアンテナの最新モデルにして第三世代モデルが、ここでご紹介するマスプロ電工社の「U2CN」ことユニコーンアンテナです。

ユニコーンアンテナは、発売元のマスプロ電工ではデザインアンテナのカテゴリーに含まれていますが、その外観は、長さ約67センチ、直径は約12センチから14センチ程度の円柱型で、本体色はツヤのない落ち着いた感じの「ウォームホワイト(WW)」「ブロンズブラック(BB)」の二種類です。

ユニコーンアンテナは、基本的に八木式アンテナと同様、基本的に本体が屋根の上に当たる高所で、主に屋根の上に立てられたマストやサイドベースなどを使用して、アンテナ本体が屋根の上から突き出すような形で設置されます。他の位置に設置されることはまずございません。

そのメリットはデザインアンテナと同様、モダンで装飾のような外観から、高い位置に設置されても住宅の外観や景観に溶け込み、悪影響を与えにくい点です。そのため景観地域でも使用でき、越境問題や太陽光パネルへの悪影響も生じにくい。また同じマストにBS/CSアンテナをまとめて設置できるというメリットも生じます。

さらに円筒形のカバーに覆われ、風雨や雪などを受け流せる形状から、高い位置でも自然環境の影響による老朽化やトラブルが生じにくくなり、耐用年数(寿命)もデザインアンテナと同等の15年から20年程度と想定される点も大きなメリットです。

そしてユニコーンアンテナ独自のメリットが、上記の通り、デザインアンテナより受信感度を確保しやすくなり、デザインアンテナが設置できない現場でも使用できるケースが多くなる点でます。

ユニコーンアンテナ本体の受信性能は20素子相当ですが、設置位置が受信に適した屋根の上の高所になる分、上記のように到達する電波レベルがやや弱い。また高層建築物の近辺や住宅密集地などで電波が遮られる環境など、デザインアンテナを設置できない条件でも、問題なく設置できる可能性が非常に高くなります。

総じてユニコーンアンテナは、平面型のデザインアンテナをお求めながら、現場の条件から設置が難しい場合に、同等のメリットを確保できる、デザインアンテナの最先端モデルとも言えます。

一方、ユニコーンアンテナのデメリットは、やはり同じ20素子の八木式アンテナに比べると、素子が露出しておらず、デザインアンテナよりさらに指向性が広いなどの要因から、受信性能はやや低くなる点が挙げられます。したがってユニコーンアンテナも、基本的には強・中電界地域向けの機種になり、弱電界地域には適さない場合もございます。

他にも、2024年現在の最新モデルとなるため、現状のアンテナ本体価格、業者に依頼した場合の設置工事費用が、他の機種より高価格になる。また純和風建築など住宅の様式によっては、アンテナのデザインがミスマッチとなり、住宅の外観に影響する場合もあるなどのデメリットも考えられます。

ユニコーンアンテナは上記の通り、デザインアンテナを壁面などに設置することをご希望ながら、現場の受信条件から問題が出やすい場合に、やや費用は割高になりますが、代替の選択肢として有力なものとなり得ます。

当あさひアンテナでは、各本体色の「UC2N」本体。マストや固定具など設置具、同軸ケーブルなどの価格も含む基本設置工事を、現在「キャンペーン価格」にてご提供しております。詳しくは弊社フリーダイヤル、当サイトのメールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせくださいませ。

またユニコーンアンテナについての詳細は、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

地デジアンテナ以外に設置されるアンテナのカテゴリーと施工例

上記の通り、地デジアンテナ機種を選んでの設置は、戸建て住宅のアンテナ設置において、もっとも基本となるアンテナ工事であり、まずお住まいに設置する地デジアンテナ機種や工事の位置、方法を決定した上で、お客様のご要望や現場に条件によって、その他のアンテナが設置されることになります。

そしてこの場合、追加されることのあるテレビアンテナは衛星放送用の「BS/CSアンテナ」と、地デジ地方チャンネル用の「地方局用地デジアンテナ」です。

以下の項目では、この二種類のアンテナ追加設置について、使用されるアンテナの種類や、設置方法の注意点やポイント。また設置にかかる追加工事費などについてご説明いたします。

自分でDIY工事も可能?衛星放送用BS/CSアンテナ

戸建て住宅のアンテナ設置で基本となる地デジアンテナの設置に加えて、別途に設置されるアンテナとしては、お住まいで地デジ放送の他に、衛星放送(BS放送、CS放送、新4K8K衛星放送)を受信、視聴なさる際に必要となるパラボラアンテナ、BS/CSアンテナが挙げられます。

衛星放送は、上記でご説明した地デジ放送とは、放送の仕組みも使用される電波の種類もまったく異なり、日本の地上からは東経110度(南西方向)の上空に、常に静止して見えるBS放送、CS放送の人工衛星(静止衛星)から、周波数帯が12GHz(ギガヘルツ)前後と非常に高く、波長の幅は25ミリ前後で、光のように直進的な性質をもつ「12GHz帯」と呼ばれる電波を、日本国内の全域に送信しています。

そのため衛星放送の電波は、日本国内全域のどこでも、大きな電波状態の差がなく、ほぼ同じBS/CSアンテナを設置することで、常に安定して受信できるという特性がございます。

ただ12GHz帯の波長の幅に近い、大粒の強い雨や雪などが降った場合には、12GHzの電波が吸収され、乱反射して波長が乱れる。また日本国内でも静止衛星からの距離が遠い北部、南端部、離島部などではやや電波レベルが弱まることもございます。

そして住宅に設置されるBS/CSアンテナは、皿のような円盤「ディッシュ(放物面反射器)」をもつパラボラアンテナです。

このディッシュを東経110度の方向へ向けることで、12GHz帯の電波をその内側に反射させて、アームでディッシュ前方に固定された「コンバーター(変換器)」の一次放射器に集めます。

このコンバーターでは12GHz帯から、ケーブルで伝えるのに適したMHz帯の電波へと変換し、アンテナの同軸ケーブルから屋内のテレビ機器へと送信するのです。

したがってBS/CSアンテナを住宅に設置する場合、必要な条件は、まずディッシュを仰角、方位角(上下、左右の角度)とも、正確に東経110度の方向へと向け、反射した電波を一次放射器に集めること。

また12GHzの電波は光のように障害物に遮られやすいため、ディッシュを向ける東経110度の方向に、山地や建物をはじめ、樹木や電線、洗濯物など、わずかな障害物も存在しないことです。

またBS/CSアンテナを設置する際には、コンバーターを作動させるため、アンテナ配線のブースター電源部や、テレビなど受信機器のBS電源設定で、チューナー端子からケーブル配線を通じて、BS/CSアンテナ側に電源を供給する必要がございます。

上記の条件さえ揃っていれば、BS/CSアンテナの設置場所は特に選びませんが、基本の地デジアンテナとセットで設置する場合は。配線などをまとめやすいよう、例えば地デジアンテナと同じマストなど、できるだけ近くに設置されます。BS/CSアンテナも高い位置に設置することで、周囲の障害物に影響されにくく、角度調整も行いやすいため、受信が安定しやすくなります。

他にも地デジアンテナ機種と同様、サイドベースを用いて破風板や壁面の各部、ベランダの手すり部。また内部空間に設置できることもあり、取付を安全に行えて、ベランダに近い一部屋のテレビのみで衛星放送をご覧になる場合は、地デジアンテナとは別系統の配線で、BS/CSアンテナのみDIYで設置できるケースもございます。

戸建住宅への設置に使われる主なBS/CSアンテナは、太陽光に影響を受けにくい白色系で、ディッシュの有効直径は45センチの「45型」が選ばれます。

ただ上記した電波レベルがやや弱いエリアや、雨や雪による受信不良への対策として、通常は集合住宅で用いられる、50型、60型、75型など、やや大型のBS/CSアンテナを、戸建て住宅で使用することもございます。

なおBS/CSアンテナの基本的な設計はメーカーやモデルが異なっても同じになるため、ディッシュの有効直径が同じであれば、製品が違っても受信性能にはほとんど違いが生じません。

また2024年現在のBS/CSアンテナは、すべて右旋の電波で送信される従来の2K衛星放送と、BSのNHK,広域民放の4Kチャンネルを除いて、左旋の電波で送信される「新4K8K衛星放送」の双方を受信できる「2K4K8K(右旋・左旋)対応型」になります。

また一般住宅向け45型BS/CSアンテナには、太陽光に強い塗料で外観性に配慮できる黒などのカラーバリエーション。またディッシュが風雨などに弱い点をカバーすべく、風を通すディッシュや接合部の強化を施した高耐風モデルが存在します。

BS/CSアンテナの弱点は、その大きさから雨や風の影響を受けやすく、一般的な耐用年数が10年程度になること。特にミリ単位の角度のずれでも受信感度が低下しやすいこと、形状的にやや目立ちやすいことなどが挙げられます。

これら問題点の対策としては、目立たず風雨などを避けやすく、メンテナンスも行いやすい設置位置を工夫する。上記のカラーバリエーションや高耐風モデルを使用するといった対策が考えられます。

そして各種のアンテナ工事業者に、上記した基本となる地デジアンテナ各機種の設置にあわせて、BS/CSアンテナの設置も依頼する場合には、やはりBS/CSアンテナ本体や基本の設置具、ケーブルなどの費用も含めた基本設置工事で、18,000円から30,000円程度が相場になります。

なお当あさひアンテナでは、上記した地デジアンテナ各機種と同時に、BS/CSアンテナも設置する場合には、DXアンテナ社製、高品質45型2K4K8K対応モデル「BC45AS」本体と基本の設置具、ケーブル、防水加工の費用も含む基本設置工事を、18,000円(税込み19,800円)からで承ります。

また同様の工事で、同じくDXアンテナ製の2K4K8K対応45型BS/CSアンテナながら、パンチングメタル仕様のディッシュと全体的な構造の強化により、業界最高レベルの耐風性能を実現し、強い台風でも破損等のトラブルのリスクを軽減できる高耐風モデル「BC453SG」を用いる基本設置工事は「特別価格」にて承っております。

他にも弊社では、ご家庭用45型では、黒のカラーバリエーションモデル。また集合住宅用も含めた、50型、60型、75型、90型、120型など、大型のBS/CSアンテナもご用意しており、個人のお住まいから集合住宅のオーナー様まで、さまざまな現場でのBS/CSアンテナ設置にご対応が可能です。

なおBS/CSアンテナの本体や設置の方法、注意点などについては、以下のコラム記事でも、各ポイント別に詳しくご紹介しております。

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・教えて!BS、CSやスカパーとは? 視聴料金からアンテナの選び方、業者による設置工事の費用相場、サポートの方法まで全解説

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・衛星放送用のBS/110度CSアンテナには電源が必要? BS/CSアンテナにテレビなどの設定で電源を供給する方法とは

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

地方局用アンテナが必要になる現場はどこか?

上記した地デジアンテナ、BS/CSアンテナは、ご自宅にて地デジ放送および衛星放送をご試聴になる場合には、設置が必須となるアンテナです。

そして上記の他に、現場の条件によっては、もう一基、地デジの「地方局用アンテナ」が設置されることもございます。

地デジ放送のチャンネルには、前述の通り、NHK、広域民放の他、例えば東京都の東京MX、千葉県の千葉テレビのように、主要都市圏の一部都府県で別個に存在する独立放送局が、その都府県内のみを対象に放送している「地方チャンネル(ローカル局、地方局)」がございます。

この地方チャンネルは地デジの電波塔から、同じUHF波で送信しているため、基本的に上記した地デジアンテナの各機種を設置することで受信できます。

ただ地域によっては、NHK、広域民放を送信する電波塔と、地方チャンネルを送信する電波塔が異なるケースもございます。

例えば首都圏の一都三県では、東京都の東京MXは、送信所である東京スカイツリーからNHK、広域民放と一緒に、東京MXが送信されております。ただ東京MXのカバー範囲は、主に東京都内の広範囲になり、東京都内でもスカイツリーからの東京MXが届きにくいエリアでは、中継局を通じて電波を送っています。

近隣の三県でも、NHK、広域民放については、東京スカイツリーからの電波を、中継局も利用して受信していますが、まず埼玉県では、さいたま市桜区にある送信所で、埼玉県の地方チャンネル、テレビ埼玉(テレ玉、TVS)を送信する浦和局(平野原送信所、新開タワー)。千葉県では船橋市に、千葉県の地方チャンネル、千葉テレビ(ちばテレ、CTC)を送信する送信所の船橋局(船橋三山送信所)。神奈川県には、横浜市鶴見区の三ッ池公園に、テレビ神奈川(TVK)を送信する送信所の横浜局(横浜鶴見送信所、三ツ池送信所)と、各県内の地方チャンネルを送信する送信所が存在します。

またこれらの送信所や、都県内の中継局から送信される地方チャンネルの電波は、隣接する都県の境界に近いエリアでも受信できることがあります。

これら地方チャンネルは、各都県内であれば、基本的な地デジアンテナ一基で、NHK、広域民放とまとめて直接、受信できることが多くなります。

ただこれもご説明した通り、地デジアンテナ機種には、アンテナの前方のみで受信性能が高くなる指向性があるため、アンテナ設置の現場から見て、NHK、広域民放と地方チャンネルの電波塔の方向が大きく異なる場合。特に他都県の地方チャンネルを受信する場合には、各電波塔の方向が、アンテナの半値幅に収まらないと、一基の地デジアンテナですべてのチャンネルを受信できないことがございます。

この場合、NHK、広域民放用となる基本の地デジアンテナとは別にもう一基、地方チャンネルの電波塔の方向に合わせた別個の地デジアンテナ「地方局用アンテナ」の取り付けが必要となります。

他にも、八木式アンテナを高い位置に設置する場合には、アンテナ後方からの電波もある程度、受信できる他、上記した、電波塔から電波の方向が変わった反射波、回折波などを利用することで、一基の地デジアンテナを用いて、方向の異なる別々の電波塔からの電波を、すべて受信できるケースもございます。

なお当あさひアンテナでは、上記した基本の地デジアンテナ設置に当たって、二か所以上の電波塔から地デジ電波を受信する現場でも、精密な電波調査と、反射波、回折波の利用などにより、現場で可能な限り、一基のアンテナですべてのチャンネルを受信できる工夫をいたしております。

そしてさまざまな調査の結果、一基のアンテナでは、どうしても地方チャンネルなどすべての受信が難しい場合のみ、地方局用アンテナの追加設置を、アンテナ本体や基本的な部材、金具の費用も含めて、アンテナ機種にもよりますが、22,000円(税込み24,200円)からの金額で承っております。

なお、地方チャンネルや独立放送局、その受信方法については、以下のコラム記事でも詳しくご説明しております。

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

・東京MX、テレビ埼玉など地方チャンネルが映らない原因は?ローカル局を受信するアンテナ工事の方法や費用、業者の選び方を解説

戸建て住宅に必要なアンテナと設置、修理などを依頼できる業者・記事まとめ

新築の戸建て住宅でのテレビアンテナ設置工事は、まず基本のアンテナとして、地デジアンテナ各機種から、現場に適した中で性能、外観などがお好みの機種を設置。

その上で、衛星放送もご覧になりたい場合には、BS/CSアンテナも追加設置します。

さらにお住まいの条件では電波塔の方向などから、お住まいのエリアや隣接都府県の地方チャンネルが基本の地デジアンテナでは受信できない場合は、ご希望に応じて地方局用の地デジアンテナも設置することになります。

ただ、戸建て住宅で各種テレビアンテナを設置する場合、実際には、アンテナが受信した電波を、お住まいの条件、テレビの台数などに合わせて増幅するブースターや、複数のアンテナを設置する場合に、配線部のまとめや調整に使われる混合器、電波を各お部屋に分ける分配器など、さまざまな装置、周辺機器の接続も必要となり、それらの設置費用も加算されることになります。

各種アンテナの詳しい設置費用相場や、新規アンテナ工事に必要な周辺機器とその設置費用の相場。また実際の工事の流れ。高品質な施工ながら費用を抑えることができ、施工後の修理などにも対応できる優良な業者の選び方などは、下記の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】

・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・テレビアンテナの修理を業者に頼む方法と費用の相場は? アンテナ修理の種類と火災保険に対応もできる最適な業者の選び方も解説

・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説

当あさひアンテナでは、記事本文でもご説明した通り、地デジアンテナ、BS/CSアンテナ、地方局用アンテナの基本設置工事、また必要な周辺機器などのオプション工事についても、国産大手メーカー製の高品質アンテナ、機材などの商品をご用意して、使用する機材のメーカー、型番も明確にした、わかりやすい価格体系と安価な基本設置工事費でご提供しております。

工事前の電波調査、お見積もりも、現地への出張料、キャンセル料などすべて込みの「完全無料」でお引き受けしており、他業者との相見積り。さらには見積の当日から早急かつスムーズな即日工事、夜間工事にもご対応いたします。

実際の作業では、電波調査にあたってが、お住まいのさまざまな位置での緻密な電波調査を実施し、天候や気候による電波レベルの変動も踏まえて、安定した受信を実現できる工事案の中から、お客様のご要望に最適となる工事を、業界最安に挑戦するお見積もり価格でご提案いたします。

実際のアンテナ工事にあたっては、すべて弊社の社員スタッフであるアンテナ職人による完全自社施工により、中間マージンなどの余計なコストは押さえながら、アンテナの受信性能はもちろん、見栄えの美しさや耐久性、さらに屋根裏などを含む配線部も、弊社のモットー「見えない部分もきれいに」に基づいた、細心の注意による丁寧な施工をお約束いたします。

アンテナ取り付けの終了後は、施工部分の清掃と、お住まいすべてのテレビ、またはアンテナコンセントで受信状態を確かめて、まったく問題がないと確認できた上で、工事の完了といたします。

料金のご精算、お支払いも、現金だけでなく、各種クレジットカード、電子マネーなどにも対応しておりますので、お客様には現金のご用意など、余計なお手間をおかけいたしません。

さらに工事後のアフターフォローとしては、業界最長クラスである、施工日から「10年保証」の長期保証をご用意して、施工後も末永いご安心をお約束いたします。

新築のお住まいへのアンテナ新規設置工事をはじめ、既存アンテナの修理や撤去と交換、アンテナ増設など、あらゆるアンテナ工事については、豊富な実績と経験を誇るアンテナ工事の専門業者、当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話。または当ホームページのメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、まずはどのようなことでも、お気軽にお問い合わせ、ご相談いただければ幸いです。]

 

 

 

 

 

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。