徹底解説「B-CASカード(ビーキャスカード)」の基礎知識とテレビ画面に「E101」などのエラーコードが出る原因とは?

2022年12月20日

あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談2024年(令和6年)現在、テレビ本体やブルーレイ・HDDレコーダーなど、地デジ(地上デジタル放送)や衛星放送(BS/CS放送)をご視聴になれる機器を購入されると、多くの場合は「B-CASカード」と呼ばれるICカードが付属してきます。

購入したテレビなどの本体をセッティングした後、本体の挿入口にこのカードを挿入することで、はじめて地デジ、衛星放送など「デジタル放送」にあたるテレビ放送の番組をご視聴になれます。

かつてのアナログテレビ放送と入れ替わる形で、地デジ放送がスタートして以降は、テレビなどデジタル放送が受信できる機器には、このB-CASカードが付属し、挿入しなければテレビがご視聴になれないのは、ごく普通のことと思われております。

ただ、アナログテレビ放送の時代をご存じの方には、当時このようなカードは必要なかったことをご記憶の方も多いでしょう。さらにここ数年、急激に普及しはじめている4K・8Kテレビをご購入された方には、B-CASカードが同梱されていないことに戸惑われた方もおられるのではないでしょうか?

また地デジ、衛星放送をご視聴中に、急にテレビ画面にエラーコードが表示されてテレビ番組が映らなくなり、とりあえずB-CASカードを差し直したら、正常に映るようになった、という経験をされた方も、多いことと思われます。

このようか経験をされた方には、テレビなどの機器に挿入しないとテレビ放送が視聴できず、ときにはトラブルの原因になることもあるB-CASカードが、なぜ必要なのか、さらに4K・8Kテレビではなぜ急に使われなくなったのか、疑問に思われる方もおいでのことと思われます。

そこで当コラムでは「B-CASカード」とはどういうもので、なぜ多くのテレビ機器などで必要になるのか、という基礎知識と概要。さらにはB-CASカードが由来で発生しうるテレビ画面のトラブルの種類と、その対処法について徹底的にご説明いたします。

もしご自宅でテレビの画面が映らなくなったなどのトラブルが発生した場合、その原因がB-CASカードであれば、当コラムをご参考に簡単な対応を行っていただくことで、復旧できるケースも考えられることと存じます。

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そもそもB-CASカードとは何か?

B-CASカードの種類

前述のように「B-CASカード」とは、現在のテレビ、ブルーレイレコーダーなど、地デジ、衛星放送の電波を受信、視聴することができる「デジタル放送受信機」の多くに同梱されているICカードです。テレビなどの機器には、台紙に貼り付けられた状態で同梱されています。

ご家庭で使用される機器に同梱されるカードは、一般的には以下の三種類になります。

・BSデジタル放送専用/BSデジタル・地上デジタル放送対応/BS・110度CS・地上デジタル対応(赤色のカード)

・地上デジタル放送専用(青色のカード)

・ケーブルテレビ(CATV)専用(オレンジ色のカード)

また他にも、小型テレビやフルセグ受信可能なカーナビシステムに内蔵されている、SIMカード状の「小型B-CASカード(ミニカード)」。浴室用の防水テレビなど、ICカードの着脱が難しい機器用に、最初から本体内部に内蔵されている「特別内蔵用B-CASカード(通常/ミニカード)」なども存在します。

さらに一般向けのカード以外にも「店頭用」「業務用」「有料放送デモ用」などのB-CASカードがございます。

B-CASカードの目的

B-CASカードは、地デジ放送、BS/CSデジタル放送の番組に対する著作権保護をはじめ、有料放送や自動表示メッセージ、データ放送の双方向サービスなど、各種の放送サービスに利用されているカードです。

現在では地デジ放送の機器で広く利用されているB-CASカードですが、2003年(平成15年)12月1日に地デジ放送がスタートする以前から、衛星放送に当たるBSデジタル放送、CSデジタル放送では、それぞれB-CASカードが使われてきました。

BS放送、CS放送では、地デジよりいち早くデジタル放送による高画質化が実現していたことや、有料チャンネルが多いことから、元より視聴や録画回数の制限を行う必要があったためです。

かつてアナログテレビ放送の時代は、個人がテレビ放送を、当時の録画機器であるビデオデッキ、ビデオテープにより、回数の制限なく、好きなように録画することが可能でした。また録画したビデオの映像に別のビデオデッキを接続して録画することで、録画の複製(ダビング)も無制限に行うことができました。

ただ実際には、放送中のテレビ番組を複数のビデオテープに録画するには、複数台のビデオデッキが必要になる。またビデオテープの録画をダビングすると、元の画質より劣化が生じるなどの要因から、現実的には個人が無制限に録画を複製することは困難でした。

余談ですが、この理論上はほぼ無限に複製できるというビデオテープ録画の特性を利用して、観ると死にいたる「呪いのビデオ」をダビングによって拡散するという設定で描かれたのが、鈴木光司さんの原作小説およびその映画化で知られるホラー作品「リング」シリーズと、作中に登場する超能力者の怨霊で、いまやホラー作品のアイコンともいえる名キャラクター「貞子(山村貞子)」です。

このダビングによる拡散という設定は、自然界にて、生物が細胞分裂をする際に起こる「DNAの複製(コピー)」のメタファーでもあります。

しかし2003年、フルハイビジョン画質の地デジ放送がスタートしたことで、地上波のテレビ放送もデジタル化、高画質化されたこと。さらにブルーレイ・HDDレコーダーなど、録画のコピーを行っても画質が劣化しないデジタル録画機器が普及したことにより、地デジ放送のテレビ番組でも著作権保護が重要な問題になりました。

そのため地デジ放送の対応機器にもB-CASカードが採用され「コピー10」など録画回数の制限が設けられるようになったのです。

B-CASカードが使用されるデジタル放送は「B-CAS方式」と呼ばれ、電波として送信される動画データは「コピー制御信号(CCI)」を加えた上で暗号化されています。

この放送は、B-CASカードがないと正常に受信できないことから「限定受信」と呼ばれ、視聴する際には、テレビなど個々の視聴機器に挿入されたB-CASカードに内蔵されている「暗号鍵」を照合することで、放送の暗号化が解除され、通常の視聴、録画ができるようになります。

現在の地デジ、BS/CS放送は、テレビ機器などは所有していても、機器内に挿入する形でB-CASカードを使用しない限り、実質的に視聴は不可能になっております。

またB-CASカードは、衛星放送であるBS/CS放送においては、放送エリアである日本国内以外の近隣諸国に電波が届いた場合も、日本国外では視聴、録画できないようにする役割もございます。なおB-CASカードの海外への持ち出しは、利用規約により禁止されています。

また個々のご自宅で利用されているB-CASカードに、BS/CSの有料チャンネルの視聴契約などの情報が書き込まれている場合は、テレビやレコーダー、チューナーなどの機器を交換された場合も、従来のB-CASカードを新しい機器に差し替えることで、交換前と同じ契約内容で視聴し続けることができます。

なお地デジ放送の基礎知識や、地デジ電波の性質。アナログ放送時代からの歴史などについては、以下の各コラム記事で詳しくご説明しております。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

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B-CASカードは、テレビなどを購入した人の所有物ではない?

B-CASカードは、日本の企業である「ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社(B-CAS社)」が提供しているカードです。このB-CAS社は2000年(平成12年)に、BSデジタル放送用の限定受信システムの運用、管理、維持を目的に設立された企業です。

前述のように、B-CASカードはBSデジタル放送の開始と同時に、著作権保護を目的として導入されたもので、そのため現在のB-CAS社の正式社名にも「ビーエス」が含まれております。

現在のB-CASカードは、BS/CSの衛星放送用、地デジ用とも、B-CAS社が発行し、同社および、日本の携帯電話やデジタル放送についての標準規格策定を行う業界団体「一般社団法人電波産業会(略称:ARIB(アライブ))」によって認証されたデジタル放送受信機(テレビ、レコーダーなど)に同梱されて配布されており、カードのICチップ内には、カードごとに固有の「ID番号」と「暗号鍵」が格納されています。

そしてテレビ、レコーダーなどのデジタル放送受信機をご購入された方は、本体に付属することから、B-CASカードも機器の部品の一部であり、購入した自分のものになるとお思いの方が多いかもしれません。

ただ、お客様が購入されたテレビなどに同梱され、デジタル放送のご視聴に使用するB-CASカードの所有権は、あくまで株式会社B-CAS社に帰属する。つまり持ち主は同社のままで、お客様はカードを貸与されているにすぎません。

購入したテレビなど機器に同梱されているB-CASカードは、台紙に貼り付けられ、包装(シュリンク)された状態になっております。この包装に、B-CASカードの所有権はB-CAS社にあるなどの契約内容を記した「使用許諾契約約款」が記されております。

お客様はこのシュリンクを破った時点で、同社とのB-CASカード使用の契約に同意したとみなされます。これを「シュリンクラップ契約」といいます。

つまりテレビなどに同梱されるB-CASカードは、あくまでB-CAS社の所有物であり、お客様はそのシュリンクを破ることで契約に同意し、カードを借り受けるという形になります。

その契約内容は、主にB-CASカードの不正使用、内容の改ざん、転売などを禁止する内容であり、通常のテレビ放送視聴に使う限りは、基本的に無償、無期限で使い続けることができます。

しかし名目上、B-CASカードは、あくまでB-CAS社から借りているものになるため、お客様が独断で第三者に譲渡、転売することはできなくなっております。これを破った場合は、刑法に抵触する恐れもございますので、ご注意ください。

またB-CASカード単体での販売、貸与などは行われておりません。古い地デジテレビなどの機器を処分する場合も、B-CASカードを抜きとっておき、その処分方法についてB-CAS社に問い合わせる必要がございます。

問い合わせ先はB-CAS社の「B-CAS公式サイト」か、または、

・B-CAS社カスタマーセンター(0570-000-250):年中無休、午前10時から午後8時まで。

になります。

特に衛星放送(BS/CS)の有料放送をご利用の場合は、個人の契約情報などがB-CASカードに書き込まれております。

そのため不要になった機器と同時に、安易にB-CASカードを処分してしまうと、有料放送の契約が残ったままになってしまい、必要のない視聴料金を払い続けなければならなくなるケースもございますので、こちらも何卒ご注意ください。

なお、「B-CASカード公式サイト」には、B-CASカードの「契約約款」および「改ざんカード」についての詳細も解説されておりますので、そちらもご参照ください。

B-CASカードを使用しないデジタル放送の受信機器とは?

地デジ放送がスタートして以降、ほとんどのテレビ、レコーダーなどのデジタル放送受信機器には、B-CASカードが同梱されるようになりました。しかし近年のテレビなどの機器には、B-CASカード内蔵型以外にも、B-CASカードが同梱されない機器も多くなっています。

これらB-CASカードが同梱されない機器は「B-CAS方式」以外の方法で著作権保護を行っており、主に以下の二種類がございます。

B-CASカードを使わない著作権保護方式「地上RMP方式(TRMP方式)」とは?

当初は衛星放送の有料放送に対する著作権保護のため、のちには地デジ放送の著作権保護にも利用されるようになった「限定受信方式」のB-CASカードですが、その後、B-CASカードの運用を、私企業であるB-CAS社が独占することは独占禁止法違反の疑いがある。

またB-CASカードを使用せず地デジ放送を受信できる「無反応チューナー」が登場したこと、その他、カードのトラブルや処分などで利用者にさまざまな負担をかけるといった問題も生じました。

そこで、地デジ放送における新たな著作権保護方式として「コンテンツ権利保護専用方式」または「地上RMP方式(TRMP方式)」が採用され、2012年(平成24年)8月より運用が開始されました。

この地上RMP方式は、一般社団法人「地上放送RMP管理センター」が運用、管理するコンテンツ保護方式で、無料放送である地デジ放送の著作権保護のために用いられており、BS/CSの衛星放送には利用されておりません。

またB-CAS方式が、テレビ放送の受信を制限する「アクセス制御」であるのに対し、地上RMP方式はコピー制御を目的とする技術になります。

地上RMP方式はソフトウェアによって実装されているため、視聴者側がB-CASカードなどの機器を使用する必要はなく、地デジ放送には自動的に適用されています。

2023年現在、地デジ放送の受信機器ではB-CAS方式と地上RMP方式が併用されている状態ですが、この地上RMP方式の導入により、地デジ放送の受信には必ずしもB-CASカードが必要ではなくなりました。

そのため例えばスマートフォンやカーナビゲーションシステムなど、本体が小型であるためB-CASカードの挿入が難しい機器でも、いわゆる「ワンセグ」ではなく、通常の地デジ放送と同じフルハイビジョン画質の「フルセグ」による受信が可能となったのです。

4K8K対応機器にB-CASカードは使われていない?

2018年(平成30年)12月に、日本のテレビ放送における4K8K放送「新4K8K衛星放送」がスタートしました。

4K8Kとは、従来の地デジ放送画質であるフルハイビジョン(FHD・2K)に対し、4Kは4倍、8Kは16倍の高精細画質に加え、表現できる色彩や動画の細やかさ、さらに音声などの品質も格段に向上したことで、よりリアルで鮮明な映像と大画面を実現したテレビ放送や映像、および対応するテレビ機器のことです。

現在、テレビ放送で4K8K映像に対応しているのは、この新4K8K衛星放送にあたるBS、CSの一部チャンネルのみで、地デジ放送は対応しておりません。またこの4K8K放送のスタートにより、現在では大画面テレビの大半が、4Kまたは8Kテレビになりつつあります。

そして現在、販売されている4K、8Kテレビの多くには、B-CASカードが同梱されなくなっております。

これはテレビをはじめとする4K8K放送の受信機器では、B-CASに変わる新たなCAS方式「ACAS」が採用されたことによるものです。

ACAS対応の機器には、製造時、本体内にB-CASカードと同じ役割を果たす「ACASチップ」が内蔵されているため、カードなどをセットすることは不要になっているのです。

これは、カードを使用するB-CAS方式では、すでにカード内の暗号化方式が解析されてしまい、カード情報の不正な書き換えが可能になってしまったからです。

この不正改造により、BS/CSの有料チャンネルを視聴契約なしで視聴できる違法B-CASカード、いわゆる「BLACK-CAS」が横行し、犯罪として警察に摘発されるなどの事態も発生しております。

そのためACAS方式では、暗号化に「AES」「Camelia」という方式が新たに採用され、暗号鍵の長さも64ビットだったB-CASの2倍である128ビットになりました。

さらにACAS方式では不正改造が可能となるカード方式を廃止し、テレビなどの機器本体にACASチップを内蔵する方式を採用したのです。現在の内蔵方式は、故障時の対応などのためACASチップの交換が可能な方式となっています。

なおACASチップは、ACAS方式が用いられる4K8Kのテレビ放送だけでなく、B-CAS方式が使われている地デジなどのテレビ放送にも対応しています。またACASチップとB-CASスロットの両方を備えた4K8K受信機器も販売されています。

またACAS方式でBS/CSなどの有料チャンネルを視聴する際には、各チップに割り振られた20桁の「ACAS番号」を用いて手続きを行います。このACAS番号は、テレビなどの機器の「設定メニュー」により画面に表示できます。

なお、衛星放送の電波についての基礎知識と、新4K8K衛星放送やそのご視聴方法、4K8Kテレビなどの対応機器についての詳細は、以下のコラムがご参考になります。

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

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B-CASカードの不調で考えられるテレビ画面のトラブル

B-CASカードは、BSデジタル放送や地デジなど、テレビのデジタル放送に合わせて導入されたB-CAS方式による著作権保護の技術であり、その後に登場した地上RMP方式、ACAS方式による著作権保護を採用した機器を除いて、デジタル放送の地デジ、衛星放送を受信、視聴するためには必須となる、いわば「デジタル放送のカードキー」ともいえる機器です。

しかしB-CAS方式は、ICカードと本体側の読み取り機という取り合わせになるため、これらの機器にトラブルが生じると、いわばデジタル放送を見るための鍵が壊れた状態となり、その機器でのテレビ放送のご視聴にトラブルが発生します。

デジタル放送受信機器に挿入されたB-CASカードや、本体の読み取り機に何らかのトラブルが生じた場合は、主に、テレビ画面に以下のエラーコードが表示されて、テレビ放送が映らなくなるという症状が発生いたします。

・「E100」(B-CASカードそのものが挿入されていない場合のメッセージ)

・「E101」(B-CASカードが読み取れない場合のメッセージ)

・「E102」(B-CASカードが正しく認識されない場合のメッセージ)

いずれの場合も、機器本体にB-CASカードが挿入されている場合は、原因として

B-CASカードが奥までしっかり挿入されていない

挿入する方向を間違えている

ICチップ部分が汚れている

ICチップ部分に傷がついている

カードそのものが破損している

視聴したい放送に対応しないなど、間違ったカードを装入している

などのケースが考えられます。

このような場合は、まずテレビなど問題が生じた機器のリモコンで電源をオフにするのではなく、本体の電源スイッチをきっちりと切った上で、B-CASカードを抜いてください。

次に、見てわかるカードの傷や破損、汚れなどがないかを確認し、特にICチップ部分を中心に、カードを柔らかい布などで拭いて汚れを落としてください。

最後に、B-CASカードの表裏を確認して、カード面の矢印の方向へ、機器の差込口に、正しい形でしっかりと差し込んでください。

この対処をとって、何度か差し込み直しても状態が改善しない場合は、B-CASカードそのものの破損が考えられます。

ご自宅で他に異常なくデジタル放送を視聴できるテレビなどの機器がある場合は、その機器に挿入されたB-CASカードを抜き、問題のある機器に挿入してください。

それでテレビ放送が映った場合は、元のB-CASカードが破損していると判断できます。逆に映らない場合は、本体の読み取り機側などにトラブルが生じていると考えられますので、本体の修理などが必要となります。

B-CASカードの破損と考えられる場合は「B-CAS公式サイト」から「再発行の申し込み」を行えます。一枚につき「2,160円(送料、税込み)」が必要となりますが、申し込みにより、ご自宅など必要な住所にカードを送付してもらえます。

なお、破損した古いB-CASカードは返信用封筒に入れて返却しなければならないため、独断で処分したりせず、新しいカードが届くまで保管しておいてください。

その他、テレビ画面が正常に映らないトラブルについては、「B-CAS公式サイト」に「今すぐ診断ナビ」ページが用意されておりますので、症状について順を追って選択していくことで、その原因を絞り込めます。

また当あさひアンテナの公式サイトでも、B-CASカードのトラブルをはじめ、アンテナのトラブルや向きの狂い、配線部やテレビなど受信機器の不良で発生するエラーと、j表示されるエラーコードの一覧と、エラーごとの対処の手順を、以下のコラム記事で解説しております。

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他にも以下の各コラム記事では、さまざまな原因で起こり得るテレビ映像トラブルの各種ケースと、ご自宅でも可能なその対策を記載しております。ご参照の上、適切にご対処ください。

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B-CASカードについて・まとめ

2003年以降、アナログ放送から地デジ放送への転換により、それまでは衛星放送で使われてきた「B-CASカード」が、広く普及しました。

しかしB-CASカードが広まるにつれ、カード本体や差込口の不調によって各種のトラブルが起こる可能性や、古くなったテレビ機器を処分する際の手間、カード不正改造の問題などから、近年では新たなシステムの導入が進み、4K8K機器を中心に、B-CASカードが使用されないテレビなどの受信機器も多くなっております。

しかし現在でも一般のご家庭では、B-CASカードを使用するテレビ、レコーダーなどの機器が多数、普及しているため、B-CASカードの基礎知識をご理解されておくことは、地デジ、衛星放送などのテレビをご視聴になる上で、重要なことであると申せます。

もしご自宅のテレビ機器で、デジタル放送のご視聴にトラブルが発生して、その原因がB-CASカードの不調か、あるいはアンテナ機器やテレビ本体の問題であるかはっきりしない場合。

もしくはテレビアンテナの新規設置やお買い替えなどでの交換にあたって、ご自宅で使用していたテレビ機器のB-CASカードがご不要になる場合の対処などについては、まずは本コラム記事や、コラム内のリンクなどでご紹介している対策をお試しください。

他にも、テレビなど機器のメーカーである会社のサポート、保証や、購入されたお店の有償保証などをご利用になる方法もございます。

ただ、アンテナ工事そのもののご相談も含めて、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。もしくはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にご連絡、お問い合わせくだされば幸いに存じます。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。