【2025年最新】BS/CSテレビアンテナ設置費用の相場とは? 業者選び完全ガイド:料金内訳からDIY工事まで徹底解説

2025年04月25日

お住まいを新築されて、これからテレビアンテナ取り付けの工事を考えておられる方、また地デジアンテナしか設置されていないお住まいの方で、新しくBS放送、CS放送や、4K8K放送などの衛星放送もご覧になりたいという方もおいででしょう。

ただ、そのとき気になる点と言えば、やはり衛星放送を視聴するために必要な、アンテナ設置の費用ではないでしょうか?

他にも衛星放送では、BS放送やCS放送の違い、いま話題の4K8K衛星放送や、それぞれの放送を観るために、別々の工事や視聴料金は必要になるのかなど、衛星放送に対して、よくわからない点も多いのではないかと思います。

そこで今回のこの記事では、衛星放送やアンテナの種類、必要な工事費用などについての疑問を完全解消すべく、BSアンテナ(BS/CSアンテナ)設置にかかる費用相場を徹底解説いたします!

まずは衛星放送の種類やその違い、必要なアンテナ取り付けその他の工事。そしてBS/CSアンテナ工事費の相場と必要な料金の内訳から、業者選びのポイント。さらにはDIYでBS/CSアンテナを設置する場合のコツまで、年間施工実績6000件を誇る当あさひアンテナが、その実績と経験に基づき、BS/CSアンテナ設置に関するあなたの疑問を、すべて解決いたします。

他にも、料金的にお得になるBSアンテナ設置方法や、BS/CSアンテナなしで衛星放送の各チャンネルを視聴する方法までをご紹介いたしますので、ぜひ本記事を最後までご確認いただき、お住まいでのBS放送、CS放送、新4K8K衛星放送のご視聴に、最適となるご選択をしてくださいませ。

BSアンテナ設置費用の内訳と相場【工事費込み料金を徹底解説】

現在のいわゆる衛星放送用「BSアンテナ」が、人工衛星からの電波を受け止める皿のような円盤状の部分(ディッシュ、放物面反射器)をもつ「パラボラアンテナ」であることは、皆様もよくご存じでしょう。

現在の衛星放送用のパラボラアンテナは、少なくとも一般家庭用ではほぼすべてが、BS放送と110度CS放送の両方を受信でき、新4K8K衛星放送にも対応する「2K4K8K対応BS/110度CSアンテナ」になります。一般的には「BS/CSアンテナ」の名称で表記されることが多くなります。

また一般住宅用のBS/CSアンテナモデルでは、ディッシュ部の有効直径(電波を受け止める部分の直径)が45センチの「45型」と呼ばれるものになります。

このBS/CSアンテナを戸建て住宅などに設置する費用は、その内訳を理解することで、おおよその料金相場が見えてきます。ここではまず、一般住宅向けのBS/CSアンテナ設置にかかる費用の内訳と相場を、詳しく解説いたします。

工事費込みの料金を把握した上で、工事の予算計画を立ててください。

BSアンテナ本体の費用相場

現在の一般住宅向けのBS/CSアンテナは、基本的な構造はどのメーカー、モデルも同じ45型のパラボラアンテナになるため、受信性能に大きな違いは生じません。ただ全体的な設計の緻密さ、頑丈さや電子機器であるコンバーターの性能など、アンテナ本体の品質によって、価格の差が出てきます。

また市販の製品によっては、BS/CSアンテナ本体のほか、基本設置具やケーブル、さらに設置時に役立つ簡易レベルチェッカーなどの製品を含めたセット。またアンテナ本体に高耐風性能などの付加性能を加えたモデルもあり、これらの付属品や性能も価格に影響します。

このような、一般的なBS/CSアンテナ製品の実売価格の相場は、以下の通りです。

種類 価格相場 特徴
BS/CSアンテナ本体 8,000円~12,000円 一般的な家庭用45型BS/CSアンテナ本体のみの製品。設置具などは別途に必要。
BS/CSアンテナ設置セット 10,000円~20,000円 アンテナ本体に設置具やケーブル、チェッカーなどが付属するセット製品。価格はセット内容により変動。
高耐風BS/CSアンテナ 10,000円~20,000円 強風に強く、台風などの自然災害が多い地域におすすめ。設置具などのセット製品もある。

設置具などがセットになったBS/CSアンテナ製品は、設置具を別途に揃えるより割安になることが多く、レベルチェッカーが付属する製品も含め、特にご自宅でDIY設置をする場合に、費用の総額を抑えることができます。ただしお選びの際には、お住まいの設置部分に対応できる金具の製品を選ぶことが重要になります。

また高耐風モデルは、ディッシュに受ける風圧を抑える設計や、全体的な構造を頑丈にしたモデルであり、沿岸部や高層住宅、台風が多い地域など、風の影響によるアンテナトラブルが生じやすい場所への設置に適しています。

BSアンテナ設置工事費用の相場

BS/CSアンテナの設置工事費用は、設置場所や担当する業者によって、標準工事費用や価格体系などが異なります。

一般的なBS/CSアンテナ設置工事費用の相場は、以下の一覧の通りです。

工事内容 費用相場 備考
標準設置工事 20,000円~30,000円 ベランダや屋根など、比較的容易に設置できる場所への設置。
高所作業・特殊工事 30,000円~50,000円 屋根裏や壁面など、高所作業が必要な場所その他、特殊な作業が必要な設置。

アンテナの基本設置工事、標準設置工事とは、ベランダや屋根の上など、一般的な設置場所でアンテナの設置および、同軸ケーブルのみの配線を行う工事になります。

なおBS/CSアンテナの標準設置工事は、アンテナ本体やケーブルなどの機材費が別途になる業者と、アンテナ本体などの基本機材のセット料金になった業者があります。また工事費用については、設置位置別の難易度によって変動する業者も存在します。

特に屋根の上や、通常の屋根より高い位置での作業のなど、特殊な作業に関しては、業者によって別途に高所作業費など別途追加料金が発生する場合もあります。

また新築物件などで、アンテナ配線部や必要な機材が設置されていない現場や、住宅内で衛星放送をご覧になるテレビの台数が多い場合などは、ブースター(電波増幅器)や分配器など追加機材の設置が必要になることもあります。追加機材や費用についての詳細は、次の項で詳しく解説いたします。

その他、BS/CSアンテナ設置に必要な費用(ブースター、分配器など)

BSアンテナの設置には、アンテナ本体や設置工事費用の他に、以下のような費用が必要になる場合があります。

特に新築住宅の場合、アンテナ設置工事については、アンテナ本体だけでなく、同軸ケーブルによる配線や、現場の条件に応じて配線部に設置されるブースターなど周辺機器の機材費、設置工事費も必要になります。

また地デジアンテナしか設置されていない現場にBS/CSアンテナを追加設置する、4K8Kに対応していない旧式のBS/CSアンテナを4K8K対応のモデルに交換するなどの場合も、アンテナ本体の増設、交換の他に、アンテナケーブル配線部や設置されている機器を、新しく追加される衛星放送、4K8K放送に対応できるモデルへと交換する必要が生じます。

BS/CSアンテナを設置するにあたって、主に必要となるアンテナ配線部の機器、および設置の工事費用は以下の通りになります。

費用項目 費用相場 備考
ブースター 20,000円~35,000円 衛星放送では複数の部屋に電波を分配する場合に必要。一般的に地デジ・衛星放送の双方に対応する機器を使用。
分配器 5,000円~20,000円 複数のテレビでBS放送を視聴する場合に必要。分配数や対応する放送によって価格が変動。
同軸ケーブル 500円~/メートル アンテナからテレビまでを接続するケーブル。衛星放送や4K8K放送で対応できる製品が異なる。
混合器 5,000円〜10,000円 BS/CSアンテナと地デジアンテナの電波を混合する場合に必要。ブースターが機能を兼ねる場合が多い。

ブースターは、アンテナで受信できる電波レベルが弱い場合に、電波レベルを増幅する機器です。衛星放送の場合は、日本国内の各地域で受信できる電波レベルに大きな差がないため、住宅内にて複数のテレビで衛星放送を視聴する場合に設置されます。なおBS/CSアンテナは基本的に地デジアンテナとセットで設置されるため、一般住宅における衛星放送用のブースターは、地デジ放送(UHF)とBS/CS放送の双方に対応し、後述する混合器の機能も兼ねる「UHF/BSCS混合ブースター」になります。

また混合器は、地デジアンテナ、BS/CSアンテナなど、住宅に二基以上のアンテナを設置する場合に、それぞれのアンテナからの電波を送るケーブルを一本に混合することで、アンテナ配線部をシンプルにしてコストを抑える機器ですが、上記のように地デジ、BS/CSアンテナの場合は、ブースターが混合器の機能を持つことが多くなります。なお混合器などで一本のケーブルにまとめられた地デジ、衛星放送の電波は、テレビなど受信機器の前で「分波器」を使って再度、2本のケーブルへと分離して、機器側の地デジ、衛星放送のチューナーに接続する必要があります。

分配器は、地デジアンテナやBS/CSアンテナから混合器で一本化されたケーブルを送られる電波を、テレビを設置する各部屋まで、複数のケーブルを通じて等分に分配する装置です。一般的な新築物件では、この分配器から各部屋に通じるケーブル配線までは、お引き渡しの時点で設置されているケースが多くなります。

なお、現在のケーブル配線部に使われる同軸ケーブル、またブースターや分配器などの機器は、すべて地デジ放送、通常の2K衛星放送に対応できる機器になりますが、新4K8K衛星放送を視聴する場合には、これら配線部や機器を4K8K放送に対応できるものへと交換する必要が出るケースもございます。この点については次の衛星放送の種類の項で詳しく解説します。

BS/CSアンテナの設置、交換費用の他に、これら必要な機器の設置、交換費用も踏まえて、BS/CSアンテナ工事にかかる費用の総額をご判断ください。

衛星放送の種類と電波とは:放送の仕組みとBS放送、CS放送、新4K8K衛星放送

衛星放送には、BS放送、CS放送という放送の区分があることはよく知られていますが、その他にも近年、衛星放送に追加されて、注目を集めている新4K8K衛星放送も存在します。

衛星放送の中でも、これら放送内容やチャンネル、受信方法や必要な機材の違いを理解することで、より適切でコストを抑え、将来に備えた受信環境の整備や、安定した衛星放送の視聴を楽しむことができます。

ここでは、衛星放送における各放送の種類と電波の特性、そして衛星放送の仕組みについて解説いたします。

BS放送とは?

衛星放送の中でも、BS放送とは、放送衛星(Broadcasting Satellite)を使用した放送の区分です。日本では国内から見て東経110度(南西方向)の上空に位置する放送衛星から送信されており、家庭用のBS/CSアンテナを使えば全チャンネル受信できます。

衛星放送の中では基幹的な放送に当たり、NHK、広域民放の各BSチャンネルをはじめとする無料チャンネルがあり、これらのチャンネルは日本国内であればBS/CSアンテナを設置するだけで誰でも視聴できます。

他にも、各チャンネルと月額契約を結ぶことで視聴できる複数の有料チャンネルがあり、無料、有料チャンネルを含め、ニュース、スポーツ、映画、ドラマなど、地デジ放送にはない多彩なジャンルの番組を楽しむことができます。

CS放送とは?

CS放送は、通信衛星(Communications Satellite)を利用する衛星放送です。日本国内では、BS放送と同じく東経110度に位置する通信衛星を利用する110度CS放送(スカパー!)が良く知られていますが、他にも東経124度、128度に位置する通信衛星を使用する124度/128度CS放送(スカパー!プレミアムサービス)という放送サービスも存在します。

CS放送は、BS/CSアンテナなどの受信設備を整えれば、無料チャンネルを試聴できるBS放送とは異なり、放送事業者と契約した世帯を対象にする衛星放送になります。

CS放送の特徴は、各放送サービスごとに、BS放送を上回る多チャンネルという点が挙げられます。その視聴には、アンテナ設備の他に、各放送サービスごとの放送事業者との契約、および視聴したいチャンネルとの契約が必要となりますが、各チャンネルはBS放送に比べて、映画、ドラマ、アニメ、音楽、教養など、特定の分野に特化した多彩な専門チャンネルが存在し、お好みのチャンネルを1チャンネル単位から選んで視聴できます。

なお、CS放送のうち110度CS放送については、通信衛星の位置がBS放送の放送衛星と同じであるため、BS/CSアンテナを設置することで、BS放送と同様、すべてのチャンネルが受信できます。しかし124度/128度CS放送に関しては、専用のプレミアムサービス専用アンテナとチューナー、もしくは110度、124度、128度すべての静止衛星(BS放送含む)からの電波を受信できるマルチアンテナが必要となります。

新4K8K衛星放送とは?

新4K8K衛星放送とは、2018年(平成30年)12月1日にスタートした衛星放送の新しいサービスです。その名称通り、従来のハイビジョン(2K)放送であったBS放送、CS放送のデジタル衛星放送に、4K、8Kのより高画質、高音質なチャンネルが追加されたサービスです。

4K放送はフルハイビジョンの4倍、8K放送は16倍の解像度を持ち、さらに色彩や色調、動画の表現も強化されているため、従来の2K衛星放送よりさらに臨場感あふれる映像を楽しめます。

新4K8K衛星放送は従来のBS放送、CS放送に4K、8Kチャンネルが追加されたものであるため、衛星放送の視聴設備が整っているお住まいなら、有料チャンネルを除けば、視聴に特別な料金は必要ありません。

ただ4K、8Kチャンネルを該当の画質でお楽しみいただくためには、視聴するテレビが4K、8Kテレビであることはもちろん、BS/CSアンテナが現在の2K4K8K対応モデルであること、また配線部のケーブルやブースターなどの機器も4K8Kに対応していることが必須です。

この4K8Kに対応するBS/CSアンテナや機器類の詳細については、次の衛星放送の仕組みや、右旋放送・左旋放送の違いの項で詳しくご説明いたします。

衛星放送の仕組み

上記の通り、BS放送、CS放送とも、それぞれ人工衛星の種類に違いはあれ、人工衛星を通じて宇宙空間から放送用の電波を送信する放送であることに違いはありません。また人工衛星の違いも、日本の放送法上の区分になります。

より正確に衛星放送の仕組みを解説すると、地上にあるBS,CSの放送局から、放送衛星、通信衛星に発信された(アップリンク)電波が、人工衛星に受信された後、衛星の内部で電波を増幅、周波数を変換して、地上の広範囲へと送り返す(ダウンリンク)形になっています。

このBSの放送衛星、CSの通信衛星とも、地球の赤道上空、約36,000キロの高度に位置しており、地球の自転に合わせて移動しているため、地上から見れば、常に上空の同じ位置に静止して、電波を発信していることになります。このような人工衛星を「静止衛星」と呼びます。

静止衛星から送信される電波は、12GHz(ギガヘルツ)前後と非常に高い周波数帯(12GHz帯)で、波長の幅も25ミリ前後であるため、その性質は光に近く、BS,CSの静止衛星から、日本全域をライトで照らすような形で送信されています。

そのため、一基の人工衛星で地球の半球側の広範囲に大容量の情報を効率的に送信できる。地上の障害物や災害などに影響されにくく、広範囲に安定した放送を実現できるなどが、衛星放送の主なメリットになります。

衛星放送の放送や電波の種類、性質などの基礎知識については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・教えて!BS、CSやスカパーとは? 視聴料金からアンテナの選び方、業者による設置工事の費用相場、サポートの方法まで全解説

衛星放送の右旋放送・左旋放送の違いとは?

現在の衛星放送は、チャンネルによって「右旋放送」「左旋放送」に分けられています。

2018年に新4K8K衛星放送がスタートするまでの2K衛星放送は、衛星放送から送信される12GHz帯の電波に、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波」が使われていました。この右旋の電波による衛星放送が、現在で言う「右旋放送」です。

しかし2018年、新4K8K衛星放送のスタートで、BS放送、CS放送に複数の4K、8Kチャンネルを追加する際、それまでの右旋の電波では、追加されるチャンネルに当てはめることのできる、空きの周波数帯が不足したのです。

そこで4Kチャンネルのうち、BS放送でも基幹的な放送である、NHKと各広域民放の無料4Kチャンネルに、右旋の電波のうち残りの周波数帯を割り当て、それ以外の4K、8Kチャンネルには、左回りの螺旋で送信される「左旋円偏波」を新しく導入して、その周波数帯を割り当てたのです。

つまり、大まかに言えば現在の衛星放送のうち、従来の2K衛星放送が右旋放送、新4K8K衛星放送が左旋放送ということになります。

より正確には、

  • 右旋放送:従来の2K衛星放送チャンネルすべてと、BS放送のNHK、各広域民放4Kチャンネル。
  • 左旋放送:上記以外のすべての4K、8Kチャンネル。

に該当します。

2025年現在、市販されるすべてのBS/CSアンテナは、右旋、左旋双方の電波を受信できる2K4K8K(右旋左旋)対応型になっています。しかし2018年以前に設置された2K(右旋)対応型のBS/CSアンテナ(現在は生産終了)は当時、左旋の受信が想定されなかったため、右旋放送にしか対応できず、左旋放送に当たる4K、8Kチャンネルは受信できません。

またBS/CSアンテナで受信された12GHz帯の電波は、ケーブルで送信しやすいよう、アンテナに付随するコンバーターで、MHz帯の周波数に変換されますが、この際、右旋の電波は1032MHzから2072MHzに、左旋の電波は2224MHzから3224MHzに変換されます。

電波は周波数帯が高くなるほど、ケーブルで送信される際に、電波の減衰や外部への漏洩、ノイズの混入が生じやすくなります。そして同軸ケーブルによるケーブル配線部や、配線部に設置されるブースター、分配器などの機器も、2018年以前のものでは、左旋の電波が変換された周波数帯には対応できない場合があります。

そのため、新4K8K衛星放送のすべてのチャンネルを受信するためには、BS/CSアンテナが2K4K8K(右旋左旋)対応であることをはじめ、アンテナと各部屋のアンテナコンセントまでをつなぐケーブル配線部、ブースターなどの機器やアンテナコンセントのユニットまでが、3224MHzまでの周波数帯に対応できるシールド性能などを持つ「4K8K(3224MHz)対応型」である必要があります。

ただ2025年現在、左旋放送に当たるチャンネルは、BS放送でもNHK8Kや一部の無料、有料4Kチャンネルのみになっています。そのため現在、お住まいに設置されているBS/CSアンテナや配線部がやや古いもので、左旋放送に対応できない場合も、これら左旋のチャンネルをご覧にならない限りは、特にアンテナや配線部の交換を行う必要はありません。

しかし今後、新しくBS/CSアンテナを設置する場合には、使用されるアンテナが2K4K8K(右旋左旋)対応型になることも含め、左旋放送のチャンネルが増えた将来的なことも考えて、配線部の機器も4K8K(3224MHz)対応型にすることをおすすめいたします。

なお新4K8K衛星放送および、受信に必要となる機材の詳細については、以下の各コラム記事でも解説しております。

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?!

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

・2K放送と4K、8K放送の違い

・用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

BS/CS放送の比較

放送の種類 利用衛星 チャンネルの特徴 視聴方法
BS放送 放送衛星 無料チャンネルと有料チャンネルがあ地デジ放送と同様のチャンネル、映画、スポーツ、音楽、通販番組など。 BS/CSアンテナと対応テレビ
CS放送 通信衛星 有料の多チャンネルが特長で、細分化された専門チャンネルが多い。映画、アニメ、ドラマ、音楽など。 BS/CSアンテナとCSアンテナと対応テレビ。事業者との有料契約が必要。
新4K8K衛星放送 放送衛星/通信衛星 BS放送、CS放送に追加された超高画質・高音質チャンネル。スポーツ、映画、ドキュメンタリーなど。 4K8K対応BS/CSアンテナと機材、4K8K対応のテレビ/チューナー。

現在の家庭用4K8K対応BSアンテナの種類とは:本体色や高耐風モデル

家庭用のBS/CSアンテナは上記の通り、基本的に45型のパラボラアンテナで、メーカーやモデルによる基本設計の差は少なく、2025年現在ではすべて2K4K8K(右旋左旋)放送に対応できるモデルになっています。

BS/CSアンテナは、住宅内などの設置場所で、ディッシュ部を東経110度、南西方向の上空に向けて、仰角(上下角度)、方位角(左右角度)とも、正確に調整する形で設置されます。

また12GHzの電波は光のような性質で、静止衛星から地上まで直進的に到達する半面、わずかな障害物にも遮られやすい弱点があるため、BS/CSアンテナのディッシュを向ける方向に、山や建物などはもちろん、樹木やその枝葉、電柱や電線、また洗濯物など、ささいな障害物もない、また障害物が現れる可能性が低い位置を選ぶのも重要な条件になります。

これにより、ディッシュ内側で受け止められた12GHz帯の電波は、ディッシュ前方の正面に集中する形で反射します。反射した12GHz帯の電波が集まる焦点には、金属製のアームで固定されたコンバーターの一次放射器があり、ここを通じてコンバーターに集められた12GHz帯の電波は、前述の通りケーブルで送信しやすいMHz帯の電波に変換されて、ケーブルで屋内のテレビなど受信機器にある、BS/CSチューナーまで送られるのです。

なお、BS/CSアンテナの設置でもうひとつ、重要なポイントとして「電源設定」があります。BS/CSアンテナのコンバーターは、12GHzの電波をテレビ側で受信できるMHz帯へと変換する、BS/CSアンテナの心臓部のような機器ですが、電子機器であるため、作動には電源が必要となります。

このコンバーターの電源は、アンテナ配線部のブースター電源部、または屋内にあるテレビで「BS電源設定」を行い、チューナー端子からケーブルを通じてアンテナ側に給電します。この電源設定が適切に行われていないと、BS/CSアンテナを設置しても、衛星放送は受信できないため、注意が必要です。

一般的なBS/CSアンテナの本体色は、障害物がない南西向きの位置、つまり太陽光を受けやすい位置に設置されることから、太陽光の熱や紫外線による金属の歪みや各部の劣化が生じにくいよう、光を反射して影響を受けにくい白色系が基本になっています。

上記の特徴は、家庭用の45型BS/CSアンテナであれば、メーカー、モデル問わずほぼすべての商品に当てはまりますが、中には基本設計は同じまま、本体色や耐風性能に工夫を凝らしたモデルも存在します。

以下の項では、ご家庭に設置されるBS/CSアンテナのバリエーションやその特徴、設置工事にかかる費用などについて解説していきます。

家庭用BS/CSアンテナの種類

現在の一般住宅用、45型で2K4K8K対応型BS/CSアンテナの特徴は以上で述べた通りですが、他にも、お客様のご要望や現場の条件によって、伊かのようなモデルが設置されるケースもあります。

  • カラーバリエーション:本体全体の主なカラーが白系統ではなく、ブラックやシルバー、ゴールドなど、さまざまな色合いのモデル。特殊な塗装を施しているため、太陽光や紫外線への耐性は白色系モデルとほとんど差がありません。住宅の外観を気にされる方のために、お住まいの見た目にマッチした色合いのモデルが採用されます。価格帯は一般的な白色系の45型BS/CSアンテナと大きな差はありません。
  • 高耐風モデル:BS/CSアンテナは、ディッシュが雨風を受けやすい形状に加え、ミリ単位の正確さでディッシュの角度調整を行う必要があることから、一般的な寿命は10年程度となり、またわずかな角度の狂いでも受信感度が低下しやすいという弱点があります。この弱点を解消するモデルとして、ディッシュに細かなパンチングホールを開けるなどして、軽量化と風圧への耐性を高めたほか、各接合部の強化で風雨などによる縦横の揺れを抑え、風雨などへの耐久性を高めたモデルになります。このようなモデルを採用することで、特に台風などが多い地域でも、風圧によるアンテナの老朽化や角度の狂いなどのトラブルを大きく軽減することができます。価格帯は、設計などに工夫がある分、一般的な45型BS/CSアンテナに比べると、やや割高になります。
  • 45型以上のBS/CSアンテナ:戸建て住宅に設置されるBS/CSアンテナは、45型でも十分な受信性能を持ちますが、日本国内でも北部や南端部、離島部など静止衛星からやや遠い地域では、距離による減衰から受信できる12GHz帯の電波がやや弱まります。また雨や雪の粒が12GHzの電波の波長の幅に近い豪雨、降雪では、12GHzの電波が雨や雪に吸収され、乱反射も生じることでBS/CSアンテナで十分に受信できなくなる「降雨減衰」「降雪減衰」が生じることもあります。これら問題の対策となるのが、50型、60型、75型など、ややディッシュの有効直径が大きく、キャッチできる電波レベルが高いBS/CSアンテナです。ディッシュサイズの異なるモデルには、他にも90型、120型などの大型モデルがあり、通常はアパート、マンションの規模に応じた共同受信用モデルとして使用されます。

お客様がお住まいのエリアや自然環境、またお住まいの外観に適したBS/CSアンテナ製品をお選びください。

この項目でご説明したBS/CSアンテナの種類や注意点などの各ポイントについては、以下の各コラム記事でも個別に詳しく解説しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・衛星放送用のBS/110度CSアンテナには電源が必要? BS/CSアンテナにテレビなどの設定で電源を供給する方法とは

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

・衛星放送用BS/CSテレビアンテナの寿命は何年? 取り付けから約10年後の交換工事の時期や映らなくなった時の対処法を解説

当あさひアンテナでは、地デジアンテナ取り付けとセットでBS/CSアンテナ設置を行う場合の基本設置工事では、DXアンテナ製の高品質2K4K8K対応45型「BC45AS」を使用し、アンテナ本体や設置具、同軸ケーブルの費用も含めて、18,000円(税込み19,800円)からで承っております。

また同じくDXアンテナ製、基本性能は同等のモデルながら、業界最高レベルの耐風性能を実現した高耐風モデル「BC453SG」による同条件の基本設置工事は「特別価格」にて承ります。

BS/CSアンテナと地デジアンテナのセット設置に必要となる「UHF/BSCS混合ブースター」の設置工事も、国産高品質ブースター本体の費用を含めて、25,000円(税込み27,500円)からでお引き受けしております。

弊社では他にも、45型BS/CSアンテナではブラックのカラーバリエーション。また各ディッシュサイズのモデルもご用意しており、集合住宅を含めた、さまざまな現場のBS/CSアンテナ工事にご対応いたします。詳しくは当あさひアンテナのフリーダイヤル、当サイト内のメールフォーム、弊社LINEアカウントまでお問い合わせください。

【自分でできる?】BS・CSアンテナ設置方法と注意点|DIYのポイント

戸建て住宅にBS/.CSアンテナを設置できる条件は、前述の通り、東経110度の方向にディッシュの仰角、方位角を正確に向けることができ、その方向に電波を遮る障害物などがない、という点です。

この条件を満たす上では、やはり戸建て住宅内では屋根の上などの高所が有利となりますが、条件さえ整っていれば、ベランダや窓の外の手すりなどに設置するなど、一般の方でも作業が行いやすい位置への設置も十分に可能で、DIYで設置することも決して難しくはありません。ただBS/CSアンテナに限らず、テレビアンテナのDIY設置については、多くの注意点やリスクも伴います。

この項目では、BS/CSアンテナを自分でDIY設置する方法と、必要な機材、工具と施工の手順。作業を行う上での注意点について詳しく解説します。

BS/CSアンテナ設置に必要な道具と準備

BSアンテナを自分でDIY設置するには、主に以下の道具と準備が必要です。

道具 詳細
BSアンテナ本体 ディッシュの大きさ、本体色や高耐風型など、ご自宅の環境や要望に適したBS/CSアンテナを選んでください。
アンテナ設置具 設置する場所(手すりなど)の形状に対応する機材を選んでください。アンテナ本体とセットの製品もあります。
同軸ケーブル BSアンテナとテレビを接続するケーブルです。必要な長さを事前に測り、両端に対応するプラグがついたものを選びます。
防水キャップ 屋外でアンテナとケーブルの接続部を雨水から守ります。
スパナ、レンチ アンテナの固定や角度調整に使用します。
ドライバー アンテナを固定する際に使用します。
スマホなどのコンパスアプリ スマートフォンに「BSコンパス」その他、東経110度を指し示すアプリをダウンロードしておくと角度調整に便利です。
レベルチェッカー アンテナからのケーブルに接続し、電波レベルを確認できる簡易チェッカーです。必須ではありませんが、あれば作業が楽になります。
脚立 壁面設置など高所作業の場合に必要です。正しい使い方でくれぐれも安全に配慮してください。
作業用手袋 安全に作業を行うために着用してください。

これらの道具は、ホームセンターや家電量販店、ネットショップなどで購入できます。上記のように、設置具やケーブル、防水キャップ、一部の工具やレベルチェッカーなどは、アンテナとセットになった商品もあるので、商品内容を詳しく確認してください。

BS/CSアンテナの設置手順

BSアンテナの設置手順は以下の通りです。できるだけ風の影響も少ない、天気のいい日に行ってください。悪天候の日は作業に危険が伴う場合があることはもちろん、受信できる電波レベルに影響があることも考えられます。

  1. 設置場所の選定:東経110度、南西方向が開けて障害物などが存在せず、静止衛星からの電波を受信しやすい場所を選びます。現状だけでなく、樹木が伸びる、洗濯物が干されるなど、将来的に障害物が発生する可能性がないかも確認してください。
  2. BS/CSアンテナの組み立て:取扱説明書に従って、BS/CSアンテナ本体の組み立てを行います。
  3. 設置具とアンテナの固定:ベランダや壁面などに、アンテナの設置具をしっかりと固定し、アンテナ本体を取り付けます。
  4. 同軸ケーブルの接続:同軸ケーブルをBS/CSアンテナ側の端子と、屋内のテレビに接続します。アンテナ側には防水キャップを取り付け、雨水が侵入しないようにします。また配線に関しては、エアコンのダクト口などを通す、また途中で窓サッシの隙間を通す薄型ケーブルを使うなど、現場に応じた工夫を行ってください。レベルチェッカーがある場合は、ケーブルの途中にチェッカーを接続します。
  5. テレビの確認と設定:まずテレビの設定画面から「BS電源設定」をオンにして、テレビ原BS/CSアンテナのコンバーターに電源が供給される状態にします。次にレベルチェッカーを使わずテレビの側でアンテナレベル確認を行う場合には、テレビの設定画面から「BSアンテナレベル」画面を表示します。
  6. 角度調整:BS/CSアンテナの仰角、方位角の角度を、スマートフォンアプリなどを利用して、東経110度の角度へと調整し、固定します。アンテナレベル画面やアンテナチェッカーを確認し、微調整を繰り返して、仰角、方位角とも、もっとも受信レベルが高くなるように調整してください。

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BS/CSアンテナ工事を自分で行う手順は、設置場所を決めることからはじまります。ご自宅の環境によってBS/CSアンテナの適切な設置は異なるため、事前に東経110度の方向を確認して、ベランダなど安全が確保できる位置で、衛星放送の受信が可能であるかを確認して、適切な設置位置を決定してください。

BSアンテナ設置における注意点とリスク

BS/CSアンテナを自分でDIY設置する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 高所作業の危険性
    屋根の上など、足場が確保できない高所での作業は、転落など大変な事故を起こす危険性があります。お住まいでベランダなど安全を確保できる作業が難しい場合は、無理をなさらずアンテナ工事の専門業者にお任せください。またベランダなどで作業を行う場合も、落下事故に備えて、アンテナや設置具には命綱を結び付けて作業を粉われることがオススメです。
  • アンテナの角度調整の難しさ
    BS/CSアンテナは、仰角、方位角とも正確に東経110度への角度調整を行わないと、衛星放送を受信できません。テレビのアンテナレベル画面でも、テレビに届いている電波レベルは確認できおますが、アンテナの角度調整から反映されるのに数秒程度の差が出るため、この場合の角度調整は非常に根気のいる作業になります。簡易的なレベルチェッカーを使用すれば、手元で即座にレベルが確認できるため、角度調整の作業については便利です。価格も1,000円台程度で購入できるため、利用されることをおすすめします。
  • 天候の影響
    前述の通り、雨天や強風時などの悪天候時は、作業のリスクが高まる上に、アンテナの受信レベルにも悪影響があるため、作業を控えてください。

BSアンテナの自作設置は、設置費用面では大きなメリットがある一方、正確な知識と安全対策が求められる作業です。また機材やお住まいなどを破損して、アンテナ設置の作業に失敗した場合、かかった費用やお住まいの修理に保証がないという点にも注意が必要となります。

これらの注意点とリスクも考慮し、少しでもDIY作業にご不安をおもちの場合は、無理をなさらず、アンテナ工事の専門業者にご依頼になることをおすすめします。

BS/CSアンテナのDIY設置や角度調整については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

・4K8Kアンテナは自分で費用を抑えてDIYできる? 衛星放送BS/CSアンテナ設置方法と業者の設置費用、料金の相場を解説

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ取り付けを自分でDIY工事する方法とは? 設置の注意点、費用についても解説(基礎知識編)

・地デジや衛星放送(BS放送、CS放送)用テレビアンテナを自分で取り付ける方法とは? 設置工事を進めるポイントと注意点をすべて解説(実践編)

・自分でテレビアンテナ設置工事を行う際の方法と費用の相場は?

・テレビアンテナの配線を自分でDIY設置できる? 取り付け工事に必要な作業と費用を徹底解説!

・テレビアンテナ工事の業者と自分でDIY取り付けを比較したおすすめ方法は? 事業者の設置費用や作業の流れによる選び方を解説

戸建てBS/地デジアンテナ工事費用を徹底比較!お得な設置方法とは?

一般的に、新築の戸建て住宅にテレビアンテナを設置する場合には、まず基幹的な放送である地上デジタル放送(地デジ放送)を受信するための地デジアンテナ(UHFアンテナ)を、現場の受信環境やご要望に適した機種、設置方法を選んで設置することになります。

そして次に、衛星放送もご覧になりたい場合には、BS/CSアンテナの追加設置を選択することになります。場合によっては、地デジアンテナのみを設置した住宅で、後にBS/CSアンテナを追加設置するケースも見られます。

ただ、特に地デジアンテナとBS/CSアンテナを同時に設置する場合に、やはり気になるのはアンテナ工事費用の総額ではないでしょうか?

特に地デジアンテナとBS/CSアンテナは、個別に設置するよりも同時に設置することで、作業の手間などが省けることから、費用を抑えられる場合もあります。ここでは、BS/CSアンテナと地デジアンテナを両方、同時に設置する場合の費用相場と、お得な設置方法について解説してゆきます。

BS/CSアンテナと地デジアンテナ、両方設置する場合の費用相場は?

BS/CSアンテナと地デジアンテナの双方を設置する場合、それぞれのアンテナ本体費用と設置工事費用がかかります。ただしアンテナ工事業者によっては、各種アンテナの本体、基本設置具や必要なケーブルなど最小限の機材と工事費用をセットにした「基本設置費用」「標準設置費用」などの料金で提供するケースも見られます。

特にBS/CSアンテナとと地デジアンテナを同時に設置する場合は、作業や使用する機材がある程度、共通化できる分、コストを抑えることができ、個別に設置する場合と比較して、工事費用をやや割安にすることも可能です。

具体的な地デジアンテナ、BS/CSアンテナの設置費用相場は以下の通りです。

アンテナの種類 費用相場 備考
45型BS/CSアンテナ本体価格 8,000円~20,000円 メーカーやアンテナ本体の付加機能、付属品の種類などによって変動。
地デジアンテナ本体価格 6,000円~35,000円 八木式アンテナ、デザインアンテナなどの機種や受信性能によって変動。
地デジアンテナ基本設置工事費用 22,000円~60,000円 アンテナ本体や部材費込み。使用する機種や設置場所、オプション工事の有無などにより変動。
BS/CSアンテナ基本設置工事費用 20,000円~35,000円 BS/CSアンテナ本体込み。地デジアンテナと同時の設置であれば価格が割安になる場合も。
UHF/BSCS混合ブースター設置費用 25,000円~40,000円 電波状況が弱い、設置するテレビ台数が多い場合に必要。地デジと衛星放送の双方に対応し、混合器の機能もある。

上記はあくまで一般的な費用の目安であり、実際の工事費用は業者や地域、現場の受信環境によっても異なります。現場における正確な費用相場を知るためには、複数の業者から見積もりを取り、比較されることをおすすめいたします。

BS/CSアンテナ、地デジアンテナを同時に設置する上での主な注意点や参考情報は、以下の各コラム記事でもそれぞれご紹介しております。

・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】

・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説

・衛星放送を視聴できるBS放送、CS放送用アンテナ設置工事とは?工事の選び方をケース別に解説、業者による費用の相場も紹介!

・戸建て住宅で業者に工事を依頼できる地デジその他のテレビアンテナとは? 機種や必要な工事の選び方、費用の相場をすべて解説!

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

戸建て住宅でテレビアンテナ取り付け工事の費用を相場より安くするポイントとは? 料金を安くできる業者の選び方を解説!

・戸建て住宅で新しくテレビアンテナを取り付ける際に考えるべきポイントとチェックすべき流れとは? 工事の費用相場も解説

・地デジ・BS/CSテレビアンテナ設置工事の手順

・地デジ・衛星放送のテレビアンテナ設置で、受信性能や見栄えが最適の場所や位置は? 設置場所による工事の方法や費用も徹底解説

・地デジアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する工事とは? 地デジ用、衛星放送用テレビアンテナの種類とその違いを解説

お得な設置方法:セット割引、キャンペーンなどを活用

BS/CSアンテナと地デジアンテナをあわせて設置される際には、以下のような方法で費用の総額を抑えることができます。

  • セット工事割引:アンテナ工事業者によっては、地デジアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する場合に、工事費用の割引を実施してくれることもあります。各アンテナを個別に依頼するより費用面でお得になる場合が多いので、積極的に活用してください。
  • その他割引制度:その他にも、業者によってさまざまな割引システムを用意している場合があります。例えば当あさひアンテナでは現在、アンテナ工事でご依頼やお見積もりから即日工事をご依頼いただいた場合には、工事価格の割引サービスをご用意しております。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
  • 各種キャンペーン:業者によっては、一定の条件を満たすことにより、期間限定のキャンペーンを実施していることがあります。例えば当あさひアンテナでは「大感謝祭」として、弊社のアンテナ工事設置工事と、弊社から超高速光回線への申し込みを同時にご依頼いただいた場合には、光回線の業者から75,000円、弊社から10,000円の、合計85,000円のキャッシュバックをご用意して、地デジ、BS/CSアンテナをセットで設置しても、工事費用が最大0円になるキャンペーンを実施しております。このような業者ごとのキャンペーンをご利用いただくことで、通常よりもアンテナ工事費用を安くできる可能性もあります。
  • アンテナ本体の選択:地デジやBS/CSアンテナ本体の価格も費用を左右する要因のひとつです。必要な品質や性能を満たしつつ、価格がお手頃なモデルを選ぶことで、費用総額を抑えることができます。なお当あさひアンテナでは、アンテナ機材などをメーカーから直に大量仕入れするスケールメリットでの大幅値引き、業務の効率化などの企業努力により、国産大手メーカーによる高品質の各種地デジ、BS/CSアンテナ本体、設置具やケーブルなどの基本部材もセットにした基本設置工事を、業界最安に挑む低価格でご案内しております。
  • DIY設置に挑戦:上記の通りBSアンテナの設置は、DIYで行うことも可能です。しかし、高所作業や電気工事の知識が必要となるため、安全に十分配慮する必要があります。自信がない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

また、工事業者にアンテナ工事の見積もりをご依頼される際には、まず以下の点を確認してください。

  • 見積もりは無料か:アンテナ工事業者によっては、見積もり自体が有料(見積もりに伴う出張費、電波調査費など含む)の場合もありますので、事前に確認してください。なお、当あさひアンテナでは、アンテナ工事に伴う現地の電波調査、お見積もりのご依頼は、出張費やキャンセル費など各種料金を含めた「完全無料」で承っております。
  • 追加料金の有無:アンテナ工事の基本工事費以外に、各種オプション工事、作業費などの追加料金が発生するケースがあります。見積もり時に、追加料金が発生する可能性について確認してください。特に、見積もり料金を提示された後に、工事の段階で見積り以外の料金が加算される可能性がないかという点は、あらかじめしっかりとご確認になり、業者から明確な回答を引き出してくださ¥い。
  • 保証内容:アンテナ設置後の保証期間や保証内容を確認してください。万が一、アンテナ設置後の不具合が発生した場合に、無償で修理や交換をしてもらえるかどうかが重要となります。アンテナ工事の見積もり費用は、ただ価格の安さだけでなく、工事や機材の品質、アフターサービスの充実など、コストパフォーマンスを考慮して判断されることがオススメです。なお当あさひアンテナでは、業界でも最長クラスとなる、アンテナ工事の完了日から「10年」の長期保証をご用意しており、万が一、保証期間中に、保証範囲内のトラブルが発生した場合には、弊社にご一報いただければ、完全無償で早急に復旧できるようご対応いたしします。

BS/CSアンテナと地デジアンテナの適切な設置は、地デジ放送、衛星放送の安定した視聴環境を実現するための重要なステップです。費用を抑えつつ、信頼できる業者を選んで、最適な工事を行ってください。

なお、当あさひアンテナをはじめとする、アンテナ工事業者の電波調査、お見積もりに関しての詳細は、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

BS/CSアンテナなしでBS放送を見る方法はある?BSアンテナ設置の必要性を検証

BS放送やCS放送をクリアな画質で視聴したいけれど、費用や手間、住宅への工事などの面から、BS/CSアンテナの設置は面倒と思われる方もいらっしゃるでしょう。

実は、BS/CSアンテナを設置しなくとも、BS放送、CS放送の各チャンネルを視聴する方法がいくつか存在します。ここでは、アンテナなしで衛星放送を視聴する方法と、BS/CSアンテナを設置するメリット・デメリットを比較検討し、お住まいの条件に合った選択肢を判断するための、お手伝いをいたします。

BS/CSアンテナなしでBS放送を見る方法:ケーブルテレビ、光回線

BS/CSアンテナを設置しなくてもBS放送、CS放送を視聴する方法として、主に以下の2つが挙げられます。

  • ケーブルテレビ(CATV):近隣にあるケーブルテレビ局のサービスに加入し、ケーブルテレビ局からご自宅まで直接、ケーブルを敷設することで、ケーブルテレビ局にある大型アンテナで受信したテレビ放送の映像信号が送られ、近隣の地デジ放送やBS放送、CS放送の各チャンネルを視聴できます。
  • 光回線:インターネットの光回線を利用したテレビサービスです。この光回線を通じてテレビの映像信号を送信する「光テレビ」で、専用の機器を介してお住まいのテレビで地デジ放送や、BS放送、CS放送のチャンネルを試聴できます。

これらのサービスをご利用になれば、アンテナの設置工事やメンテナンスの手間、トラブルのリスクなどを省いて、手軽にBS放送、CS放送を楽しむことができます。

ただし各サービスとも、初期工事費用や視聴のための月額料金が発生するため、長期にわたる費用面も考慮してご検討になる必要があります。

BS/CSアンテナ設置のメリット・デメリット

BS放送、CS放送を視聴するためにBS/CSアンテナを設置する場合と、ケーブルテレビや光回線を利用する場合、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

それらの点を以下の表に一覧でまとめましたので、比較検討の参考にしてください。

アンテナの種類 費用相場 備考
45型BS/CSアンテナ本体価格 8,000円~20,000円 メーカーやアンテナ本体の付加機能、付属品の種類などによって変動。
地デジアンテナ本体価格 6,000円~35,000円 八木式アンテナ、デザインアンテナなどの機種や受信性能によって変動。
地デジアンテナ基本設置工事費用 22,000円~60,000円 アンテナ本体や部材費込み。使用する機種や設置場所、オプション工事の有無などにより変動。
BS/CSアンテナ基本設置工事費用 20,000円~35,000円 BS/CSアンテナ本体込み。地デジアンテナと同時の設置であれば価格が割安になる場合も。
UHF/BSCS混合ブースター設置費用 25,000円~40,000円 電波状況が弱い、設置するテレビ台数が多い場合に必要。地デジと衛星放送の双方に対応し、混合器の機能もある。

BS/CSアンテナ設置のメリットは、いったん設置すれば、衛星放送の無料チャンネルや無料放送であれば、視聴料金は無料で楽しめる点です。また設置からアンテナが寿命を迎えるまで(一般的に10年以上)の長期にわたって、衛星放送を楽しむことができます。一方でデメリットとしては、アンテナ本体の購入費用や設置工事費用がかかる点。悪天候や周辺に障害物が発生することで受信不良が生じる。またアンテナの老朽化や角度のズレでも受信できなくなる場合があるため、修理や定期的なメンテナンスが必要になるという点が挙げられます。

ケーブルテレビや光回線を利用するメリットは、アンテナの設置工事が不要になるため、工事による住宅の外観や外装への影響がなく、アンテナの老朽化やトラブル、障害物による受信不良のリスクもなく、安定してBS放送、CS放送を楽しめる点です。また借家や集合住宅の賃貸物件など、テレビアンテナの設置工事が難しい環境でも、問題なくBS放送、CS放送を視聴できます。一方、デメリットとしては、どちらの方法でもテレビの視聴に月額料金が発生するため、長期的に見るとBS/CSアンテナを設置するよりも、費用がかさむことが考えられます。

上記の方法の他にも、近年では特に「時代劇専門チャンネル」など一部のCS専門チャンネルでは、アマゾンプライムビデオなどインターネットの映像コンテンツ配信サービスにてサブスクリプションサービスを提供しており、CSチャンネルとほぼ同様のコンテンツ(番組)を、スマートフォンやタブレットなどでいつでも視聴できるサービスも提供しております。

BS放送、CS放送をご覧になる方法については、ご自身の環境やライフスタイル、予算などをご考慮の上、最適な方法を慎重にご検討くださいませ。

テレビアンテナ設置とケーブルテレビ、光テレビの比較、および乗り換え方法については、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・徹底解説!ケーブルテレビ(CATV)・光テレビからテレビアンテナに乗り換える方法(前編)

・徹底解説!ケーブルテレビ(CATV)・光テレビからテレビアンテナに乗り換える方法(後編)

・テレビ放送の視聴方法3選・徹底比較!(テレビアンテナ・光テレビ・ケーブルテレビ(CATV)

・テレビを視聴する方法「テレビアンテナ」「光テレビ」「ケーブルテレビ」はどう違うの?

【費用を抑える】BS/CSアンテナ設置を格安で済ませる3つの裏ワザ

BS/CSアンテナの設置費用を少しでも抑えたいとお考えの方のために、この項では格安でBS/CSアンテナを設置するための、3つの裏ワザについて詳細をご紹介します。

裏ワザ1:自分でDIY設置する

工事費用をもっとも抑えられる方法として、BS/CSアンテナを自分でDIY設置するという選択肢があります。業者に依頼する場合には、アンテナ本体などの機材費に加え、工事の作業費用が発生しますが、DIY取り付けであればアンテナなど機材費の費用だけで済みます。自分でDIYにて取り付けることで、アンテナ工事業者に依頼する場合よりも、2,000程度から最大では15,000円程度、安く抑えられる可能性があります。

ただしお住まいによっては高所作業になる場合や、工事の専門的な知識も必要になることがあるため、注意が必要です。DIYでの設置に自信がない場合は無理をなさらず、専門業者にご依頼ください。

以下、DIYでの設置のメリット・デメリットを一覧でご紹介します。

自分でDIY設置するメリット

メリット 詳細
費用を大幅に抑えるっことができる。 業者の作業費用(工事費)が不要になり、アンテナ本体や機材費のみで設置できます。
ご都合の良い日程に設置できる。 業者のスケジュールに合わせる必要がなく、自分のペースで作業を進めることができます。

自分でDIY設置するデメリット

デメリット 詳細
専門知識が必要。 アンテナの方向調整など、ある程度の専門知識が必要です。
高所作業のリスクがある。 やや高い壁面やベランダの手すりなど、リスクが伴う場所での作業が必要になる場合があります。
設置に失敗する可能性がある。 自分で設置した場合、受信感度が低い、アンテナが故障するなどの原因になる場合もあり、失敗に対する保証もありません。

特にアンテナ工事業者の設置工事では、高品質のアンテナ本体や機材をセットにした、低価格の基本設置工事費用で提供している場合もあり、施工の品質や長期保証などを考えれば、DIYに比べて数千円程度、割高でも、コストパフォーマンスではお得といえることもありますので、よくご検討くださいませ。

裏ワザ2:複数の業者から相見積もりを取る

業者に依頼する場合でも、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うことで、一般的な工事費用の相場を確認して、より費用を抑えつつ、施工品質の高い業者を選ぶことができます。

相見積もりを取る際には、以下の点に注意してください。

  • 見積もりは無料かどうか。
  • 見積もり内容が詳細に記載されているか。(工事内容、使用する部材、保証内容など)
  • 見積もり外の追加料金が発生する可能性があるか。(事前に確認しておく)
  • .

相見積もりを取る際も、ただ工事費用の安い業者を選ぶだけでなく、施工品質やアフターサービスなど、総合的なコストパフォーマンスでお選びになることがコツです。

また相見積もりの際の、業者の身だしなみや態度、お客様からのご質問に明確にわかりやすく答えてくれるかという点も、優良な業者を見極めるための重要なポイントになります。

裏ワザ3:キャンペーンや割引を活用する

アンテナ工事業者では、期間限定のさまざまなキャンペーンや割引を実施している場合があります。これらのキャンペーン、割引サービスを活用することで、通常よりも安くBS/CSアンテナを設置することができます。

具体的には、以下のようなキャンペーンや割引が挙げられます。

  • 新規顧客向けの割引。
  • 特定のアンテナ機種の割引。
  • セット割引。(BS/CSアンテナと地デジアンテナの同時設置など)
  • インターネット回線とのセット割引。
  • 即日工事を行う場合の割引。

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アンテナ工事業者をお選びの際には、キャンペーンや割引情報をチェックし、お得なプランがないかをご確認ください。

当あさひアンテナでも、前述した光回線との同時申し込み割引、即日工事割引など、さまざまな期間限定サービスをご用意しておりますので、相見積もりのご依頼に合わせて、現在のキャンペーンなどについてもお気軽にお問い合わせくださいませ。

家電量販店vsアンテナ工事専門業者、BS/CSアンテナ設置はどこに頼むのが正解?

BS/CSアンテナの設置を検討する際、もっとも身近に工事を依頼できる業者といえば、家電量販店やホームセンターと、当あさひアンテナなどのアンテナ工事専門業者になります。

家電量販店、ホームセンターのサービス内容はほぼ同様になりますが、他にも新築住宅の場合は、住宅を建築したハウスメーカーのオプションサービス、また近隣の町の電気店などで、BS/CSアンテナ設置を依頼できるケースもあります。

いずれにせよお客様の側では、家電量販店と専門業者、どちらにアンテナ工事を依頼すべきかお迷いの方も多いのではないでしょうか。

どちらの業者にもそれぞれ特有のメリット・デメリットがあり、お客様の状況や工事で重視されるポイントによって、最適な選択肢は異なってまいります。

ここでは、家電量販店とアンテナ工事泉温業者、それぞれの特徴を比較し、どのような場合にどちらを選ぶことがおすすめかを解説してまいります。

家電量販店のメリット・デメリット

メリット デメリット
安心感と信頼性 下請け業者による工事
ポイント還元 専門知識・技術にばらつきがある
他の家電製品とまとめて購入できる 料金設定が高め

家電量販店に依頼する最大のメリットは、その安心感と信頼性といえます。大手企業であるため、近隣に店舗が多く、何かトラブルがあった場合にも対応を受けやすくなります。また家電量販店ではポイント還元などのサービスを用意していることが多く、アンテナの実質的な購入費用を抑えることができます。さらにアンテナと他の家電製品とまとめて購入できるのも便利であり、総額をより割り引いてもらえる場合もあります。

ただその一方で、家電量販店のアンテナ工事は、その店舗ではなく、近隣の町の電気店など下請け業者が行うことになります。この点はホームセンター、ハウスメーカーなども同様です。

このような下請け業者はアンテナ工事の専門家ではなく、各種の電気工事を幅広く請け負う業者になります。したがってアンテナ工事に関しては、担当する業者によって技術力や知識にばらつきがある可能性もあります。また依頼した店舗からの仲介手数料など中間マージンが発生するため、アンテナ工事の料金設定が相場でも高めになる。即日工事が難しい。見積もりの段階やキャンセルの場合などに、出張料、キャンセル料が発生するなどのデメリットも挙げられます。

アンテナ工事専門業者のメリット・デメリット

メリット デメリット
アンテナ工事に関する専門知識・技術が豊富。
アンテナ工事のプロによる丁寧な施工。
アンテナ工事に関する様々な機種、施工に対応できる。
比較的、料金が安い。 業者により料金体系やサービス内容が異なり、選択が難しい。

アンテナ工事の専門業者は、アンテナに特化したプロであるため、アンテナ工事に関する専門知識や技術が豊富で、細かな施工も丁寧なことが期待できます。またさまざまなアンテナ機種、最新の施工法に対応できることも多くなります。

BS/CSアンテナの設置に関しても、知識や経験が豊富なため、最適な設置場所や施工の方法を提案してくれます。また完全自社施工の業者であれば、中間マージンが発生しないため、施工料金が相場でも比較的、低価格になる傾向があります。その他、上記した各種割引サービス、施工後の長期保証など、お客様目線のさまざまなサービスを用意していることも多くなります。

一方でアンテナ工事の専門業者は数多く存在するため、最適なサービス、料金の業者を選ぶこと難しいというデメリットもあります。中には低品質な工事で当初の見積もりと異なる高額料金を請求するような悪徳業者も存在するため、信頼できる業者を見つけるためには、上記した相見積もりや、またインターネット上の実績や評判、口コミの評価などをしっかりと確認することが重要です。

状況別おすすめ業者:自分で設置が難しい場合、保証を重視する場合など

アンテナ工事業者と家電量販店では、一概に優劣をつけることは難しくなります。ご自身のアンテナ設置に適した状況や、アンテナで重視するポイントに合わせて、最適な選択肢を選ぶことがオススメです。

以下、いくつか選択するポイントの具体例を挙げてゆきます。

ご自分でDIY設置が難しい場合・専門業者:高所作業を伴う場合や、アンテナの方向調整に自信がない場合は、専門業者にご依頼されることが確実です。

工事後の保証やアフターサービスを重視する場合・専門業者/大手家電量販店:アンテナ工事業者の多くは、施工後、おおむね5年以上のアフターサービスを用意しております。一方、大手家電量販店も独自の長期保証サービスを用意しており、身近な店舗に相談しやすいのもメリットです。一方で家電量販店の保証は、アンテナ本体など機材に対する保証のみになり、工事への保証は対象外になるケースもあるためご注意ください。

費用を抑えたい場合・専門業者:工事費用を抑えたい場合は、中間マージンが生じない完全自社施工で、見積もり無料の複数の専門業者から相見積もりを取り、低価格で優良な業者を比較検討してください。

高品質な工事を求める場合・専門業者:安定した受信性能や、やや難しい位置への設置。また最新の施工法や、細かな部分も丁寧な施工をお求めの場合は、アンテナの施工技術に特化し、研鑽と経験を重ねている専門業者がおすすめです。

手軽さを重視する場合・大手家電量販店:他の家電製品とまとめて購入したい場合や、依頼の手続きを簡単に済ませたい場合。また行きつけの店舗で詳しく相談したいなど場合は、大手家電量販店が便利です。

以下は、おすすめのパターンをまとめた一覧表です。

重視するポイント おすすめ 理由
安全・確実な設置 専門業者 専門知識・技術を持ったアンテナ工事のプロが対応するため。
長期保証・アフターフォロー 専門業者/家電量販店 業者、会社にもよるが、どちらもアフターサービスが充実。
費用を抑えたい 専門業者(相見積もり) 完全自社施工の業者では中間マージンがなく、価格競争で安くなる可能性が高い。
施工品質の高さ 専門業者 アンテナ工事のプロとして丁寧な施工や最新のアンテナ機種、施工法にも対応。
手軽さ 大手家電量販店 他の家電と一緒に購入でき、手続きも簡単。馴染みの店舗に相談しやすい。

アンテナ工事の業者選びについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・新築戸建てテレビアンテナ設置工事を頼むべきおすすめ業者はどこか? 依頼できる業者の種類と違いを徹底解説。費用の相場も紹介

・新築でテレビアンテナ工事を依頼すべき業者はどこ? サービスから費用の相場、工事を無料で頼める業者まで、選び方を徹底解説!

・アンテナ工事会社のおすすめの選び方!業者別の特徴や費用相場を比較&解説

・業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

・アンテナ工事の料金はいくら? 業者ごとの相場、必要な工事の選び方

・テレビアンテナ工事は即日で設置できる? 依頼可能な業者と方法・費用

・新築のお宅でテレビアンテナ工事の費用はいくら? 料金の相場からアンテナ工事を無料で頼める業者の選び方までお得な情報を解説

・新築のテレビアンテナ工事をどこに頼むか。おすすめの業者の選び方・相場比較・依頼できる施工の種類・費用を解説

・新築住宅のテレビアンテナ設置工事の種類や業者の選び方、費用を解説!【地デジ・あさひアンテナ】

・新築、既存住宅のテレビアンテナ工事はどこの業者に頼むか? おすすめ会社の選び方を、費用から依頼の流れまで徹底比較&解説!

・テレビアンテナ工事の専門業者は他の業者とどう違う? 技術から費用の相場まで比較しておすすめ業者の選び方を徹底解説!

記事まとめ|BS/CSアンテナ設置は慎重に!費用相場を踏まえて最適な業者のご選択を

BS/CSアンテナを設置することで、地デジ放送では視聴できない、さまざまなチャンネルや番組を視聴でき、お住まいにてより快適なテレビライフを送ることができます。

この記事では、BS/CSアンテナ設置にかかる費用の相場から、優良な業者選びのポイント、DIYの注意点、そして費用を抑える裏ワザまで、幅広く解説してまいりました。実際の工事費用は、アンテナの種類や設置方法によっても大きく変動するため、ご自身のお住まいの環境や、アンテナ工事で重視する点に合わせて慎重に検討することが大切です。

特に、工事業者選びは重要です。大手家電量販店、地域密着型のアンテナ専門業者、それぞれのメリット・デメリットを比較すること。また見積もりを複数社から取ることで、工事費用だけでなく、施工技術や長期保証サービス、ご希望に沿ったアンテナ機種や設置方法まで、最適な工事を提供してくれる業者を見つけることができます。ま

本記事を参考に、BSアンテナ設置に関する正しい知識を元に、最適の工事、および業者選びにより、ご満足いただけるBS/CSアンテナ設置を実現していただければ幸いです。

当あさひアンテナでは、本文でご説明した通り、地デジアンテナ設置に伴うBS/CSアンテナ設置については、国産大手メーカーのアンテナ本体や機材をセットにした基本設置工事を、業界最安に挑む価格でご提供いたしております。

BS/CSアンテナ本体ではカラーバリエーションや高耐風モデルなどもご用意。無料の電波調査、お見積もり、他業者との相見積もりもお引受けしており、即日工事であれば割引サービスもご案内いたします。

弊社では自社スタッフの優秀なアンテナ職人による完全自社施工によりコストを抑え、細かな部分まで高品質なアンテナ工事を、低価格でご提供することを実現しております。

工事完了後のお支払いは、各種のクレジットカード、電子マネーによるキャッシュレス決済にもご対応しております。また弊社では施工技術への自信により、設置完了日から10年の長期保証をご用意して、万が一のトラブルに対する末永いご安心も提供いたします。

BS/CSアンテナと地デジアンテナのセット設置など、各種アンテナ工事のご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話、またはメールフォーム、LINEアカウントまで、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。当あさひアンテナでは、現場の条件で可能な限り、お客様のご要望に対応できる各種アンテナ工事のご提案を、業界最安に挑み続ける価格でご提示いたします。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。