地デジ用UHF平面アンテナ(デザインアンテナ)完全ガイド:マスプロ電工、DXアンテナなどメーカー機種の比較や設置方法の選び方

2025年04月13日

新築のマイホームを建てられて、新しくテレビアンテナを設置しなくてはならない方。また現在のお住まいで設置されているテレビアンテナが古くなってさび付き、傾いていて、倒れそうで心配な方や、実際にテレビの映像が乱れてお困りの方など。

お住まいへのアンテナの設置や交換をお考えの方で「新しいアンテナにはどのような製品を選べばいいのか、わからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

住宅に設置されるテレビアンテナ、特に主なテレビ放送である地上デジタル放送を受信するための「地デジアンテナ(UHFアンテナ)」には、現在ではさまざまな機種が存在していて、機種ごとに受信性能の他にも、その機種にしかない独自の特徴もございます。

中でも現在、アンテナ新規設置や交換の際に、もっとも人気の高い地デジアンテナ機種が「平面アンテナ(デザインアンテナ)」と呼ばれるタイプの機種です。平面アンテナは、そのスリムな形状による独自の設置方法で、取り付けた際の見た目が整い、風雨などの影響にも強くなり、さらに適切な設置方法であれば十分な受信性能を誇るなど、メリットが非常に豊富なことから、多くの方々に評価され、選ばれています。

ただ、お住まいへの地デジアンテナに平面アンテナをお考えの方でも、平面アンテナの構造や種類から、お住まいに適した機種、設置の場所や方法。その寿命やメンテナンス方法。さらには肝心な、お住まいの受信環境で、平面アンテナが使えるかといった点など、よくわからない点や、気になる点をお持ちの方も多くいらっしゃることでしょう。

そこで今回の本コラム記事では、年間施工実績6,000件の当あさひアンテナが、平面アンテナについての疑問を徹底的に解説いたします!

平面アンテナの種類やメリット・デメリット、デザインアンテナとの違いから、お住まいの条件に適した機種の選び方、設置の方法、さらには平面アンテナの平均的寿命と、より長く使う方法まで、平面アンテナを設置される方のため、アンテナをより長く有効に利用できる、あらゆる情報を一覧でお届けいたします。

本記事をお読みいただければ、皆様も平面アンテナについて一通りご理解いただけます。お住まいで最適な平面アンテナをお選びになるために、ぜひ本記事をご参考にしてくださいませ。

「平面アンテナ」とはどんなアンテナか? その仕組みと種類の解説

多くのお客様からの、平面アンテナに対するご意見として、

「平面アンテナは最近よく見かけるけど、あの形と大きさで本当に十分なテレビ電波を受信できるのか。一体どんな仕組みなのだろうか?」

「平面アンテナと言っても、多くのメーカーからさまざまな種類や色のものが出ているから、どれを選んでいいのかわからない」

「同じような形で、平面アンテナ、デザインアンテナ、薄型アンテナなどの名前があるけど、機能などに違いはあるのか?」

「昔からある魚の骨のようなアンテナに比べてどう違うのか。そもそもそんな便利なアンテナが、なぜいままで見られなかったのか?」

といった疑問点もよく聞かれます。

そこで最初の章では、平面アンテナの基本的な構造や地デジ電波を受信する仕組み、また代表的な種類まで、分かりやすく解説していきます。平面アンテナの世界へようこそ!

平面アンテナの仕組みを図解でわかりやすく解説

「平面アンテナ」とは、その名の通り、主に縦長の長方形である、薄くて平らな形状の地デジアンテナのことです。平面アンテナが登場したのは2009年(平成21年)頃で、それ以前の主なテレビアンテナで、現在でも主に住宅の屋根の上でマストの先に設置される「八木式アンテナ」のような魚の骨に似た形ではなく、住宅の壁などへの取り付けを前提とした、平面的なデザインになっています。

この形状や設置位置から、屋根の上で目立つ八木式アンテナに比べて、住宅の外観を損ねにくいことに加え、風雨などの影響も受けにくく、長持ちする点が特徴です。

平面アンテナの仕組みを簡単にご説明すると、メーカーやモデルによって細かな構造の違いがありますが、基本的に「スロットアンテナ」と呼ばれるアンテナをベースに、周囲をカバーで覆った構造になっています。

スロットアンテナとは、導波管か金属板を用いたアンテナの種類で、金属板によるものは、縦長の長方形の金属板に、一定の長さの切り込み(スロット)を入れたシンプルな構造のアンテナで、金属面で受け止めた電気的エネルギーである電波が、中央のスロットの一点に集まる構造になっています。

この金属板スロットアンテナは、金属板の上下の長さで受信できる周波数帯が変化します。そのため21世紀以前の地上波テレビ放送、アナログ放送の時代は、主に使用されていたテレビ電波がVHF(超短波)であったため、対応できるスロットアンテナは非常に大型となってしまい、一般住宅などでの実用性は低く、商品化されることがありませんでした。

21世紀初頭、アナログ放送から、現在の地上デジタル放送で転換され、使用される電波もVHFより波長の短いUHF(極超短波)になったことで、スロットアンテナでもより小さなサイズで対応が可能となり、現在の平面アンテナが実現したのです。

平面アンテナの具体的な構造はメーカーや機種によって異なりますが、基本的にはこのスロットアンテナに給電部やコンデンサなど電波を集める部品を設置し、受信性能を高める工夫を凝らして、機器部全体を、電波が通過しやすいカバーで覆ったものになります。これにより、従来の八木式アンテナに比べてシンプルで見栄えが良く、外装のカバーの色をさまざまに変えることができ、また機器部全体がカバーで覆われるため、雨や風などに強いといった、さまざまなメリットを実現しているのです。

(※注:ここに図解を入れると、さらに分かりやすくなります。例:平面アンテナの内部構造を示す図、電波の受信イメージ図など)

平面アンテナの種類:デザインアンテナやユニコーンアンテナとの違いは?

ここでいう「平面アンテナ」は、一般的には「デザインアンテナ」の名称でもよく知られているほか、メーカーによっては「壁面アンテナ」「薄型アンテナ」などの商品名で呼ばれることもあります。

このうち、例えば「薄型アンテナ」「壁面アンテナ」「フラットアンテナ」「ケースアンテナ」「ボックスアンテナ」などの名称は、平面アンテナの同様の形状や設置位置、本体の機器部を箱状のケースに収めた構造に由来するもので、一部に例外はあるものの、基本的に平面アンテナと同じ意味だと考えても問題はございません。

「デザインアンテナ」の定義とは?

デザインアンテナとは、その名称の通り、外観的なデザインに工夫を凝らしたテレビアンテナのことで、機器部がむき出しのシンプルな構造を持つ、従来の八木式アンテナと対になる名称と言えます。

現在、外観性を重視したテレビアンテナは、ほとんどが平面アンテナになっているため、実質的には地デジアンテナの商品名として、デザインアンテナは平面アンテナとほぼ同じ意味で使われていますが、中には後述するユニコーンアンテナのようにデザイン性を重視した結果、平面アンテナとは異なる形状になったアンテナも存在します。

つまりデザインアンテナとは、形状や色彩などの外観性を重視したアンテナの総称で、実質的には平面アンテナとほぼ同じ意味ながら、一部には例外となる(平面アンテナに当たらない)機種もあるとご理解くださいませ。

ユニコーンアンテナとは何か?

ユニコーンアンテナとは、高さ約67センチのほぼ円筒形をしたアンテナ本体で、マストの先に固定されるタイプの地デジアンテナになります。このユニコーンアンテナはカテゴリー名ではなく、日本三大アンテナメーカーに数えられる「マスプロ電工」が2017年(平成29年)に開発した独自の機種「UC2N」の商品名(同社の登録商標)になります。

ユニコーンアンテナは、2025年(令和7年)の現状で、地デジアンテナ機種としては、八木式アンテナ、平面アンテナに続く第三世代モデルにして、最新モデルにあたります。

ユニコーンアンテナはそのポール型のスリムな形状から、住宅に設置してもスタイリッシュな外観で見た目を乱さない。また円筒状のカバーで風雨を受け流す形状から、風雨などにも老朽化しにくく、耐用年数が長くなると、平面アンテナとほぼ同様のメリットを備えています。さらにユニコーンアンテナには、平面アンテナより設置位置を高くできることで、受信感度を確保しやすいというメリットもあります。

実際に発売元のマスプロ電工では、さまざまなラインナップの平面アンテナ機種に加え、このユニコーンアンテナもまとめて「デザインアンテナ」のカテゴリーに含めています。つまりユニコーンアンテナは、形状的に平面アンテナには該当しないものの、より広義の「デザインアンテナ」の一種といえます。メリットも平面アンテナとほぼ同等のため、平面アンテナをお求めのお客様にとっては、ユニコーンアンテナも有力な選択肢になってまいります。

平面アンテナの主な種類:受信性能別、コンパクトモデル、垂直偏波対応

平面アンテナには各メーカーから多くの機種が発売されている他、同じメーカーでも、性能や特徴別のさまざまなモデルが存在します。また同モデルでもカバー部分の色合いが違うカラーバリエーションも豊富で、お住まいの色合いに合わせたモデルを選ぶことができるのも、大きな魅力です。

ここでは平面アンテナでも、モデル別の大きな違いである、主な受信性能や外観的なサイズ、対応できる電波別のモデルについて解説してまいります。

20素子相当モデル:これは地デジアンテナとしての受信性能が、八木式アンテナにおける20素子モデルとほぼ同等の性能であることを示すモデルです。一般的には地デジアンテナの受信性能は20素子(相当)であれば、一定の受信レベルが確保できる幅広いエリアで利用できます。20素子相当の平面アンテナはもっとも一般的なモデルであり、そのサイズはメーカーによっても異なりますが、おおむね高さは60センチ前後、横幅は20センチ強、厚みは設置具を含めて十数センチ程度になります。

26素子相当モデル:一般的な20素子相当モデルに比べて、やや受信性能が高いモデルです。性能が高い分、20素子相当モデルに比べるとやや本体価格は高く、サイズもおおむね高さ60センチ強、横幅は25センチ前後で、厚みは設置具含めて十数センチと、やや大型になります。平面アンテナは設置位置の関係からやや受信レベルが低くなりやすいため、受信感度にやや問題が出る現場では、20素子相当モデルではなくこちらが利用されます。

コンパクトモデル:上記の20素子相当、26素子相当モデルに比べて、大幅にサイズを小さくした平面アンテナになります。小型である分、受信性能はやや弱くなり、いわゆる強電界地域など受信レベルの強いエリアでしか使用できないモデルが多くなりますが、一般的なモデルに比べてより小型で設置の見た目が良くなる他、専用の据え置きスタンドに立てて、室内の窓際などへの設置も可能になります。各メーカーからサイズによって3素子相当、16素子相当などさまざまなモデルが存在するため、受信レベルが対応できるエリアであれば、より外観性の高い平面アンテナ設置が可能になります。

垂直偏波対応モデル:日本各地の電波塔から送信される地デジ電波の種類は、大半(約95パーセント)が地面に対して水平の波長を描く「水平偏波」ですが、約5パーセントの一部エリアの電波塔では、地面に対して垂直の波長を描く「垂直偏波」が送信されています。これは放送チャンネルの異なる他の地域からの地デジ電波や、携帯電話基地局の電波が入り混じる「混信」による電波障害が起こる可能性のある一部エリアで、他の電波との混信が起こりにくいよう、波長の角度が異なる電波を使用しています。そして八木式アンテナなどの地デジアンテナを設置する際には、アンテナ設置の角度を、この水平、垂直の波長に合わせて90度、調整する必要がございます。ただ平面アンテナの場合、設置の角度を傾けると、その特性である設置の外観性をはじめ、左右の角度調整や本体の水抜き穴の位置など、問題が出ることも多いため、平面アンテナではほとんどの機種が水平偏波専用モデルになり、一部に外観などが同じ垂直偏波専用モデルが用意されています。平面アンテナの設置には、現場で受信できる地デジ電波が、水平偏波であるか、垂直偏波であるかの確認も重要となりますので、ご注意ください。

なお当あさひアンテナでは、平面アンテナをはじめとする各種アンテナの設置に関しては、国内一流メーカーのアンテナ本体や、設置具、同軸ケーブルなどの料金をすべてパックにした「基本設置工事」を、業界最安に挑む価格でご案内しております。

上記の20素子相当モデルやコンパクトモデルなどの主要モデルはもちろん、現場の条件に応じて26素子相当モデルや垂直偏波専用モデルもご用意しておりますので、現場の条件に応じて最適の平面アンテナ設置工事をご案内いたします。

なお、ここでご紹介した地デジアンテナの素子数・素子数相当など受信性能の目安。また水平偏波、垂直偏波の詳細については、以下の各コラム記事にて詳しくご紹介しております。

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説

・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナ工事にて設置する電界地域に最適な受信性能は「何素子数」タイプか? アンテナ機器の選び方を徹底解説!

・地デジ放送用テレビアンテナ、UHFアンテナ機種による素子数の違いとは? 高性能モデルや現場ごとに必要な素子数の機種を解説

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

地デジ放送と電波の仕組み:受信しやすい場所とは?

ここでは、現在の主な地デジアンテナ機種である「平面アンテナ(デザインアンテナ)」と従来の「八木式アンテナ」。最新モデル「ユニコーンアンテナ」の特徴やメリット・デメリットを比較するにあたり、まずは地デジ放送や地デジ電波の仕組み、性質を簡単にご説明いたします。

地デジ電波の基本的な特性と受信しやすくなるポイントをご理解いただければ、上記した各アンテナ機種の特性も、よりわかりやすくなります。

まず現在の地上デジタル放送(地デジ放送)は、日本各地に設置された地デジ電波塔から、上記したUHFのうち470MHz(メガヘルツ)から710MHzの周波数帯を地デジ電波として送信しています。

この地デジ電波の周波数帯は、40センチから60センチ程度の波長の幅を持つため、音のように広がりやすい性質を持っています。地デジ電波の受信に関する特性は、主に以下のようなものが挙げられます。

・送信される電波塔から距離が遠くなるほど、距離による減衰(電波の弱まり)が生じ、電波の強さ(レベル)が弱くなる。

・地デジ電波レベルは送信される空間の状態によっても左右され、同じ場所でも季節によって電波レベルに6㏈(デシベル:電波強度を示す単位)程度の変動が出るほか、雨や雪などでは電波が吸収され、レベルが大きく低下する。

・高い電波塔の先から周辺に音が広がるようにして送信されるため、一般の住宅などでは、屋根の上など高く、周辺に障害物のない位置に地デジアンテナを設置するほど、高いレベルで受信しやすくなる。

・ビルや山地などの障害物にぶつかると電波が反射、吸収され、障害物の向こう側に電波が届きにくくなる。地デジ電波にはある程度、障害物を乗り越えて向こう側で広がる性質(回折)もあるが完全ではなく、障害物の影に当たる近隣の一帯では受信感度が低下する。

・同じ理由から住宅密集地で、家と家の間の狭い空間には電波が届きにくくなり、同じ家の屋根の上と比べても、受信感度が大きく下がることもある。

・一般的な住宅では、建材や屋根材、断熱材、設備などに、金属やウレタンなど、電波を反射、吸収する素材が使われていない限り、地デジ電波はある程度、屋根や壁、窓を通り抜けて、屋内まで達する。

地デジ電波には主に以上のような性質があることから、お住まいへの地デジアンテナ設置に当たっては、これらの条件を踏まえて、住宅内で地デジ電波を受信しやすい位置や、適したアンテナ機種を選ぶ必要があります。

なお地デジ放送や地デジ電波の特性、電波の強さや品質の基準、その他の細かな性質などについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

平面アンテナのメリット・デメリット:八木式アンテナとの比較

平面アンテナについて調べる中で、もっとも気になるポイントとしては、従来の主なモデルである八木式アンテナとの違いや、受信環境や見た目、風雨などへの強さの点で、どちらが自分の家に適しているのかといった点ではないかと思われます。

ここでは、平面アンテナのメリット・デメリットを詳しく解説し、八木式アンテナと特徴を比較しながら、現場の条件やご要望に応じて、どちらを選ぶべきかを検討してゆきます。

平面アンテナのメリット:デザイン性、設置場所、耐久性

平面アンテナの最大のメリットは、なんと言ってもそのデザイン性です。従来の八木式アンテナのように機器がむき出しの、魚の骨のような形状ではなく、薄型でスタイリッシュなデザインと多彩なカラーバリエーション。さらに壁面などへの設置により、住宅の外観を損ねることがございません。

同時に、全体にカバーが施された耐候性が高いアンテナを、外壁などに「面」で設置することにより、八木式アンテナに比べて、台風などの雨風、海沿いの潮風、積雪などの厳しい自然環境でも、アンテナ本体の老朽化が進みにくく、その寿命(耐用年数)は屋外設置で15年から20年以上と、屋根の上の八木式アンテナに比べて、格段に長期化し、角度のズレなどのトラブルも生じにくくなります。

また平面アンテナであれば、現場である戸建てのお住まいの条件が整っていれば、屋根裏空間などの屋内設置も行いやすくなります。この点については後の項で詳しくご説明いたします。

総じて平面アンテナのメリットをまとめると、主に以下の点になります。

  • 設置のデザイン性:形状とカラーバリエーションが豊富で、設置しても住宅の外観や景観に調和しやすく、住宅デザインや景観を損ねにくいのが魅力です。そのため条例により設置できるアンテナの位置や機種が制限される景観地域でも問題なく使用でき、アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す越境問題も生じにくくなります。

アンテナの耐久性:カバーで覆われたアンテナ本体の構造や設置場所、設置方法により、風雨など自然環境への耐久力が強く、耐用年数が長くなり、故障のリスクも軽減できます。

  • 設置場所:壁面やベランダの手すり、場合によっては室内の窓際や屋内空間など比較的、手の届きやすい場所に取り付けることができるため、設置後のメンテナンスなどが行いやすく、条件が整っていればDIYでの設置も可能なケースもあります。
  • 特に新築住宅や景観地域など、設置されたアンテナを含めた住宅の外観が重視される場合や、台風や雪、海沿いの潮風などが多く、アンテナの耐久性が必要な現場において、平面アンテナは非常に魅力的な選択肢となります。

平面アンテナのデメリット:価格、受信感度

一方で、平面アンテナにはいくつかデメリットも存在します。このデメリットを把握しないまま、安易に平面アンテナを導入すると、設置後にさまざまな不具合が生じることも考えられますので、あらかじめメリットだけでなく、デメリットもしっかりとご理解された上で、平面アンテナの導入をご検討ください。

特に八木式アンテナと比べた場合の、平面アンテナのデメリットは、主に以下の2点です。

受信感度:アンテナ本体の受信性能に関しては、同じ20素子(相当)の機種で比較しても、素子が露出しない構造や指向性がやや低い点から、八木式アンテナに比べてやや低くなり、設置できる電波条件のエリアがやや狭まります。さらに平面アンテナは基本の設置位置が壁面、ベランダなどで、屋根の上に設置される八木式アンテナに比べると、周辺の建物など障害物の影響を受けやすく、現場の環境によっては設置できないこともあります。

本体や取り付けの費用:シンプルな構造の古典的モデルになる八木式アンテナと比較すると、一般的に本体価格や設置工事費が割高になります。ただ近年では、平面アンテナ本体モデルの種類、施工件数の増加などから、アンテナ工事業者の設置工事費については、八木式アンテナとほとんど差がないケースも見受けられます。

特に受信感度については、平面アンテナ最大の弱点ともいえる部分になります。もちろん安定した受信レベルが確保できる現場で、適切な位置への設置を行えば、平面アンテナでも受信レベルが不足することはありません。

ただ、基本的に平面アンテナは、26素子相当モデルも含めて、電波塔から比較的、近距離である程度の電波レベルを確保できる強・中電界地域向けモデルになります。さらに該当するエリアでも平面アンテナは設置位置が壁面など低くなるため、高層ビルの近隣や住宅密集地など、低い位置への地デジ電波が遮られやすい現場では、設置できないケースも出てまいります。

したがって特に平面アンテナの設置では、現場で必要なレベルに余裕のある受信レベルの確保が重要となり、その点が十分でないと、設置後、気候や天候の影響による地デジ電波レベルの変動により、地デジ画面が乱れるケースも出てまいります。平面アンテナを設置するにあたっては、事前に設置現場の電波調査を行い、設置を想定する壁面などで余裕ある地デジ電波レベルを確保できるか、しっかりと確認することが重要です。

また平面アンテナの場合は、アンテナが受信した電波レベルを増幅する「ブースター(電波増幅器)」を設置する必要が高くなります。そのため平面アンテナの多くには、裏面にブースターを設置するくぼみが用意された機種も多くなります。

なお、当あさひアンテナでは、お客様からご要望をいただければ、アンテナ設置工事に伴う事前の電波調査、工事費用のお見積もりを、現場への出張費、キャンセル時のキャンセル料など付帯する費用を含めた「完全無料」で実施しております。さらに調査やお見積りからの即日工事、他業者との相見積もりにもご対応いたします。

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

平面アンテナの設置に当たっては、緻密な電波調査により、現場の受信環境で可能な限りご対応いたします。弊社では壁面での受信レベルが低くなる現場でも、壁面のさまざまな位置で綿密な電波調査を実施して、受信感度が高まる位置をピンポイントで特定して、安定した受信の平面アンテナ設置を実現した施工例も多数ございます。平面アンテナをご希望のお客様は、まずは当あさひアンテナに電波レベルの確認からご相談いただければ幸いです。

平面アンテナ(デザインアンテナ)の弱点、主に受信感度に関する設置の失敗例、および失敗を避けるため注意すべきポイントについては、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・新築戸建てで人気のテレビ用デザインアンテナのメリット・デメリットは? 種類や工事費用の相場、失敗しない注意点まで全解説!

・デザインアンテナでテレビが映らない、受信レベル強度が低い原因と工事の対処法は? 費用相場の安いおすすめ業者の選び方も紹介

・デザインアンテナ設置にデメリット? 工事の失敗例、費用や特徴、選び方、ユニコーンアンテナとの比較を解説

・デザインアンテナ取り付けでテレビ視聴の失敗例とは? 工事の費用やメリット・デメリット、失敗しない設置方法の選び方まで解説

八木式アンテナの特徴とは?

ここでは、平面アンテナとの比較として、一世代前の機種である古典的なモデル、八木式アンテナの特徴について、簡単にご紹介します。

八木式アンテナとは、現在の地デジアンテナであれば、矢印状の支柱に、素子(エレメント)と呼ばれる、電波を受信できるパーツである短い横棒がいくつもついた、魚の骨のような形状の、昔ながらのアンテナとして知られています。開発からすでに百年近い歴史を持ち、アナログ放送の時代からテレビアンテナとして使われているモデルです。

八木式アンテナの特性は、設置される素子の数で受信性能が決まり、8素子、14素子、20素子など受信性能別のモデルが豊富なほか、一ヵ所に複数の素子を並べた高性能素子を使用し、素子数も多いものでは27素子、30素子などがあり、実質的に数十から百数十素子の性能に該当する超高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)。地デジ電波の中でも実際に多くのエリアで使用されている低い周波数帯(おおむね600MHz以下)に特化することで、対応の周波数帯ではより高い受信性能を発揮するローチャンネル用モデルなども存在することから、モデルによって受信性能の幅が広く、地デジ電波レベルの高いエリアから非常に低いエリアまで、幅広いエリアに対応できる点です。

平面アンテナなど外部に素子が見えない地デジアンテナ機種の受信性能を示す「素子数相当」は、この八木式アンテナ(素子アンテナ)の素子数に換算して、その受信性能の目安を示したものですが、同じ素子数(相当)でも、八木式アンテナなど素子を使用する素子アンテナの受信性能は、そうではないアンテナに比べて高い性能を発揮しやすくなります。

さらに八木式アンテナは、基本的な設置位置が屋根の上のマストで安定した受信環境を確保できる。また指向性が高い、つまり受信性能を発揮する範囲が、アンテナ正面側の狭い範囲にあたるため、受信性能が集中し、正面を電波塔の方向へと正確に向けることで、ノイズを受信しにくく高い受信性能を発揮します。総じて八木式アンテナでは、受信性能に関しては現在でももっとも優れた地デジアンテナ機種になっています。

また八木式アンテナは古典的なモデルであるため、アンテナ本体価格や設置費用が地デジアンテナ機種ではもっとも低価格になります。ただ近年では平面アンテナの需要が高まっているため、アンテナ工事の専門業者に依頼する場合の基本設置費用では、大きな差がない場合もございます。

一方で八木式アンテナのデメリットとしては、一般的な20素子モデルで、長さが140センチ強、横幅が35センチ前後、上下が50センチ強で重さは1キロ前後と質量が大きく、機器部が露出した昔ながらの形状。さらに主に屋根の上のマストに設置される形式から、住宅に屋根の上で目立ちやすく、家の外観や周辺の景観を乱しやすい。さらに風雨や潮風、積雪などに影響を受けやすく、アンテナの経年劣化が進みやすいことから、平均的な寿命が10年程度と短く、角度のズレによる受信不良や、極度の老朽化による倒壊などのトラブルも生じやすいといった点が挙げられます。

これらのデメリットは、八木式アンテナでも軽量化された最新モデルやステンレスモデル、素材や設計などを工夫した雪害用、塩害用などのモデルを採用すること。また受信感度に問題がなければ、壁面やベランダ内外などに設置位置を工夫するといった対処である程度カバーできますが、基本的に平面アンテナは、八木式アンテナのデメリットを解消するために登場した第二世代のアンテナという側面もあります。

なお当あさひアンテナでは、八木式アンテナの基本設置工事に、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UA20」を使用して「22,000円(税込み24,200円)」からの工事費で承っております。

他にも、8素子、14素子モデルや高性能パラスタックアンテナ、ローチャンネル用モデル。また塩害用、雪害用、ステンレスなどのモデルもご用意しておりますので、受信環境から自然環境、設置場所まで、幅広い現場にご対応できる八木式アンテナ工事をご提供いたします。

八木式アンテナの特性や各モデルに関しては、下記の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

・地デジテレビアンテナ界の最長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?特長や設置位置、メリット・デメリットまで解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

ユニコーンアンテナの特徴とは?

また上記でご紹介したユニコーンアンテナについてもう少し詳しくご紹介すると、円筒形の直径は、前後に約12センチ、左右に約14センチと、全体的にデザインアンテナよりもコンパクトということができます。受信性能は20素子相当で、設置方法は屋根の上や屋根の張り出し部(破風板)などに固定されたマストの先で、基本的にアンテナ本体が屋根の上の高い位置に来るように設置されます。

そのメリットは、スタイリッシュな外観で屋根の上でも住宅の景観や景観に悪影響を与えにくい。また円筒形のカバーで風雨などを受け流せることから、想定される寿命も平面アンテナとほぼ同等で、トラブルなども生じにくいという、平面アンテナと同じメリットを備えている点です

ユニコーンアンテナ最大の特徴は、デザインアンテナ最大の弱点である「周辺に障害物の多い現場では設置できない」というデメリットを克服している点です。

ユニコーンアンテナは、平面アンテナが苦手とする高層ビルなどの近隣、住宅密集地など、主な設置位置に当たる壁面に電波が届きにくく、平面アンテナでは対応できない現場でも、平面アンテナと同等のメリットを備えたまま、問題なく設置できる、いわば平面アンテナを含むデザインアンテナのジャンル内では、ニュータイプともいえるモデルになります。

ユニコーンアンテナをおすすめできる条件としては、平面アンテナのメリットをお求めの現場で、周辺環境などの問題から平面アンテナでは十分な受信レベルを確保しにくい場合に、同等のメリットを備えながら、より受信レベルを確保しやすい機種としての選択肢になります。

一方、ユニコーンアンテナのデメリットとしては、同じ20素子の八木式アンテナに比べると本体の構造などから受信感度はやや及ばず、基本的に強・中電界地域など、ある程度の受信レベルを確保できるエリア向けの機種になること。純和風建築など住宅の様式によってはモダンなデザインが似合わず、住宅の外観に悪影響が出る場合もあること。そして最新モデルであるため、アンテナ本体や設置具、ケーブルなどを含めた設置費用が、業者にもよりますが、おおむね30,000円台から40,000円台、場合によっては50,000円前後など高価格になることです。

なお現在、当あさひアンテナでは、ユニコーンアンテナ「U2CN」(カラーバリエーション2色)の基本設置工事を、業界最安に挑む「キャンペーン価格」でご案内しております。詳しくは弊社のフリーダイヤルへのお電話。または当サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

また以下の各コラム記事でも、ユニコーンアンテナに関する詳細をご紹介しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

・台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

結局どっちが良いのか? 平面アンテナ vs 八木式アンテナ

平面アンテナと八木式アンテナ、お住まいの地デジアンテナとして、本当におすすめできる機種はどちらなどでしょうか? 以下、それぞれの特徴を比較して、おすすめのケースをまとめました。

  平面アンテナ 八木式アンテナ
デザイン性 ◎ スタイリッシュで住宅に調和 △ 機器露出でデザイン性は低い
設置場所 ○ 壁面、ベランダなど △ 屋根の上など設置場所が限られる
耐久性 ○ 機器部がカバーで覆われており高い △ 機器部が露出しているため低い
価格 △ やや高め ◎ 安価
受信感度 ○ 地域によってはブースターが必要 ◎ 高い
  • 平面アンテナがおすすめなケース
    • 住宅のデザイン性や景観を重視したい。
    • 風雨などの自然環境にも影響されにくいアンテナがいい。
    • ある程度の電波強度、地デジ受信環境に恵まれた地域に住んでいる。
  • 八木式アンテナがおすすめなケース
    • アンテナ工事費用を抑えたい。
    • 地デジ電波レベルの弱い地域に住んでいる。
    • テレビの設置台数が多く受信レベルの安定を重視したい。
    • 風雨や積雪などアンテナに影響する気候が穏やか。
    • アンテナ設置の外観性にこだわらない。

 

など、ご自宅の受信環境、周辺や自然環境などの条件や、テレビアンテナに対してお求めになる要素の優先順位に合わせて、最適なアンテナをお選びください。もし具体的な決め手が見いだせず、お迷いの場合は、アンテナ工事の専門業者などにご相談になることもおすすめです。 

【失敗しない!】平面アンテナの選び方:電波強度、設置場所、デザイン

平面アンテナを選ぶ際に、何を基準に機種を選ぶかでお悩みになる方も少なくありません。そこでこの項目では、地デジアンテナを設置する場合に重視される、電波強度、設置場所、デザインという3つの重要なポイントに絞って、平面アンテナの選び方を詳しく解説していきます。

これらのポイントをしっかり押さえてゆくことで、お住まいの条件やご要望にぴったりの平面アンテナ機種を選ぶことができるでしょう。

選び方1:電波強度に合わせた受信性能モデル(20素子相当、26素子相当など)の選び方

平面アンテナを選ぶ上で、まず重要なのが「素子数相当」です。前述の通り、素子数相当とは平面アンテナなど、電波を受信するパーツである素子が露出していないタイプのアンテナで、その受信性能を、素子を持つ八木式アンテナなどの素子アンテナを基準に、その素子数(受信性能)に換算したものです。

快適な地デジ電波受信、地デジ放送のご視聴を実現するためには、お住まいの地域の電波状況に合わせた、適切な素子数(相当)のアンテナ機種をお選びになることが不可欠です。

前述の通り、そのエリアで受信できる地デジ電波レベルは、基本的に近隣の電波塔からの距離、および山地など電波を遮る地形に影響され、これらの影響からそのエリアで受信できるおおよその地デジ電波レベル(㏈数)の目安により、強・中・弱の電界地域に分けられます。

基本的に20素子相当の平面アンテナが対応できるのは、受信できる電波レベルが60㏈(中電界地域)以上のエリアになります。26素子相当モデルは、受信できるもう少し弱いエリアでも対応できますが、基本的には20素子相当モデルではやや受信感度が不足する現場で使用され、極端な受信性能の違いはございせん。

地デジ放送で、上記した強・中・弱の電界地域のおおよその目安を確認するには、一般社団法人「放送サービス高度化推進協会」の公式サイトにある「放送エリアの目安」ページにて、地図上で電波塔の位置と、その電波塔の各電界地域を閲覧することが最適といえます。ただし設置位置が壁面などになる平面アンテナの場合、現場への設置に適しているかどうかは、電界地域の範囲だけでなく、周辺の建物などの環境にも大きく左右されるためご注意ください。

総じて、平面アンテナの受信性能に関しては、以下の目安でお選びになるとよろしいでしょう。

  • 強電界地域から強に近い中電界地域で、アンテナを設置する壁面などの周囲に障害物がない受信環境のいい現場:20素子相当モデル
  • 中電界地域と弱電界地域の境界付近から、やや弱電界地域よりの現場:26素子相当モデル
  • 強電界地域でも非常に受信環境がよい現場:窓際設置も可能なコンパクトモデル

いずれにせよ、ご自宅の正確な電波状況が分からない場合は、当あさひアンテナなどアンテナ工事の専門業者に電波調査をご依頼になることをおすすめいたします。

また電波レベルが弱い場合には、アンテナにブースターを設置することで、電波レベルを向上させることも可能です。ただしブースターはあくまで、アンテナが受信した電波を増幅する装置に過ぎないためまずは平面アンテナを設置して十分な電波が届く位置を探し出し、適切な受信性能のアンテナ本体を選ぶことが重要となります。

各電界地域などのエリアに応じた地デジアンテナ機種の選び方については、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。よろしければご参照ください。

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ強電界地域の調べ方とは? 強電界地域用テレビアンテナ機種の選び方、適したアンテナ取り付け工事の進め方も徹底解説

・中電界地域と強電界、弱電界地域の電波レベルの違いとは? 該当する地域の調べ方、適した地デジテレビアンテナの選び方も解説

・地デジの弱電界地域に最適なテレビアンテナの種類と取り付け工事の選び方とは? 強・中・弱の電界地域の調べ方も徹底解説

・地デジ用テレビアンテナ工事にて設置する電界地域に最適な受信性能は「何素子数」タイプか? アンテナ機器の選び方を徹底解説!

選び方2:設置場所の条件(外壁、ベランダ、屋根裏など)

平面アンテナの設置場所は、受信感度だけでなく、アンテナの耐用年数や外観性などにも影響を与える重要な要素です。外壁やベランダ、屋根の上、屋根裏空間など、設置場所によってアンテナの選び方や設置の手法が異なってまいります。以下、各設置位置の特性を簡単にご説明します。

  • 外壁:平面アンテナの基本的な設置位置で、住宅のデザイン性を重視するなら最適。ただし、基本的に電波塔の方向を向いた壁面にしか設置できず、高層建築や隣家の壁が近い現場では、電波が遮られるため設置できない場合もある。また固定具を取り付けるため、壁にビス穴を開ける必要も生じる。
  • ベランダの手すり:基本的な条件は外壁と同じながら、設置具が手すりを挟み込んで固定するタイプになるため、壁などにビス穴を開ける必要がない。また設置が比較的、簡単になるため、DIYでの設置も可能になるケースがある。また設置具が手すりの形に対応できるかという点も注意が必要。
  • 屋根の上:八木式アンテナと同様に、平面アンテナを屋根の上のマストに固定する設置も可能。この場合、高さを確保できるため、受信感度が安定しやすい。半面、取り付けの見栄えや耐久性など、デザインアンテナのメリットはやや損なわれる面もある。また八木式アンテナに比べると受信性能もやや及ばない。
  • 室内の窓際:強電界地域で電波塔の方向に障害物がないなど、受信環境が良好な現場では、受信性能の弱いコンパクトモデルを窓際に据え置き設置することも可能。この場合は、住宅の見た目や外装に影響がなく、アンテナも風雨などに影響されなくなる。またスペースは必要ながら、20素子相当モデルで専用スタンドにより室内への据え置き設置が可能なモデルもある。
  • 屋根裏、天井裏空間:強電界地域で住宅の建材などが地デジ電波を通しやすいなど条件が整っている場合は、住宅の屋根裏、天井裏などの空間に平面アンテナを設置することも可能。この場合も住宅の外見、外装への影響がなく、アンテナ本体も自然環境の影響を受けにくく、メンテナンスフリーで耐用年数が長くなる。屋根裏への設置では高さを確保できて、外壁より受信感度が向上するケースもあるなどのメリットが挙げられる。

それぞれの設置場所のメリット・デメリットを考慮し、ご自宅の環境に最適な場所をお選びください。

平面アンテナのメリットを生かせるのは、壁面、ベランダへの設置ですが、設置位置の低さや周辺環境から受信感度が確保しにくい場合は、屋根の上など高い位置を選ぶのも対策のひとつです。

また強電界地域で住宅の建材や屋根材、断熱材に金属やウレタンなど、電波を遮る素材が使われておらず。太陽光パネルや冬場の積雪など、電波を遮るその他の要素もない。そのため屋根裏や天井裏の空間に十分な地デジ電波が届き、空間内に平面アンテナを設置できるスペースや、設置スペースに出入りできる点検口が確保できる場合は、屋根裏、天井裏への設置も可能です。

屋内空間への平面アンテナ設置は、メリットは非常に豊富になりますが、地デジ電波は屋根などを透過する際に、一定の減衰も生じるため、安定した受信レベルを確保できるかどうか、アンテナ工事の専門業者に調査を依頼した上で、その可否を判断することが重要になります。

下記の各コラムでは、平面アンテナ(デザインアンテナ)の屋根裏、天井裏への設置や、その他、住宅内の主なアンテナ設置位置に関して、詳しくご紹介しております。

・徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?

・室内設置におすすめ地デジテレビアンテナの選び方とは? 人気デザインアンテナ屋根裏取り付けで失敗しない工事方法、費用を解説

・地デジテレビアンテナをさまざまな場所に設置する工事と、アンテナの向きや方向を自分で調整する方法とは? 費用の相場も解説!

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・戸建て住宅のテレビアンテナ取り付け工事で、アンテナを設置できる場所とは? その費用からメリット・デメリットまで徹底解説!

・一戸建て住宅へのテレビアンテナ設置工事で、アンテナ取り付けができる場所とは? 工事の費用や流れ、適した工事業者を解説!

・戸建てのテレビアンテナ工事におすすめの場所は? 特徴の比較やアンテナの選び方を解説。業者に依頼する費用、料金の相場も紹介

選び方3:住宅に合わせたカラーバリエーション

平面アンテナは、従来の八木式アンテナと比べてデザイン性が高く、住宅の外観や景観を損ねにくい点が特徴です。この特徴には、平面型の形状で壁やベランダの手すりなどに貼り付ける形で設置できることはもちろん、同メーカーの同モデルであっても、4色から6色程度のカラーバリエーションが存在する点も大きくなります。

平面アンテナのカラーバリエーションは、基本的に、ブラックやホワイト、アイボリー、グレー、グリーンなど、住宅の外壁、外装に近い色合いが用意されているため、どのようなお住まいでも、できるだけ住宅の色合いに近く、違和感のないカラーの本体を選ぶことで、お住まいの見た目により調和し、目立たずデザイン性の高い設置を実現できます。

また色彩のセンスをお持ちの方には、あえて住宅の色合いとは異なるカラーバリエーションの平面アンテナをお選びになり、住宅のワンポイントとしてデザイン性を高めるといった手法を取られる方もおられまます。

平面アンテナを選ぶ際には、カタログやインターネットでさまざまなアンテナ機種と、そのカラーバリエーションを比較検討し、ご自宅の外観に調和するものをお選びください。またアンテナ本体色をお選びになる際には、汚れが目立ちにくい色を選択するのもひとつのポイントです。特に、交通量の多い道路沿いや工業地帯など、空気の汚れが生じやすい地域では、黒やグレーなどの濃い色のアンテナを設置することで、アンテナ表面の汚れを目立たなくすることもできます。

平面アンテナの設置は、見た目がシンプルに整うことが特長ですが、設置位置や角度などによっては、背面のケーブル配線やブースターなどの機器が目立つこともあります。平面アンテナ製品の中には、その対策として、背面部全体を覆う専用のカバーが別売りで用意されていることもあり、このカバーを設置することで、表裏とも一枚板のようによりスッキリした見た目となり、配線やブースターなどもあ末湯などの影響を受けにくくなるメリットも生じます。

なおデザインアンテナの受信面に当たる表面にも、メーカーによって会社名や製品名、型番のロゴが入っているほか、表がまったく平面のものから、凹凸によるデザインが入ったものも存在します。実際の設置ではあまり目立たない部分になるので、そこまでこだわる必要はない部分とも言えますが、外観的なイメージにこだわる方には注意すべきポイントにもなり得ます。

平面アンテナはじめ、住宅の見た目を重視するテレビアンテナの設置方法に関しては、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

・地デジ・衛星放送のテレビアンテナ設置で、受信性能や見栄えが最適の場所や位置は? 設置場所による工事の方法や費用も徹底解説

・オシャレなデザインのテレビアンテナ工事で失敗しない選び方とは? 屋根裏などにアンテナを隠す設置と配線の方法も解説!

【図解】平面アンテナの取り付け方法:DIYでの設置は可能?

ここまでの記事でも少し触れましたが、平面アンテナは、住宅のベランダなどにも設置できるケースがあるため、業者に依頼せず、お住まいでのDIY設置や交換が可能なケースもございます。ご自分での平面アンテナ取り付けにより、設置の工事費用を抑えたい方のためには、耳寄りな情報といえます。

ただ、平面アンテナに限らずアンテナのDIY設置は、専門の知識や技術がなければ難しいのではないか、と思われる人も多いのではないかと存じます。そこでこの項では、平面アンテナのDIY設置に費用な基礎知識、および具体的な手順をご説明してゆきます。

DIY設置が可能な条件・そして必要な工具と材料をチェック!

基本的に戸建て住宅へのテレビアンテナ設置は、住宅のベランダや屋上フロアなど、作業の足場が確保できて、安全に作業を行える場所でのみ実施してください。屋根の上など転落のリスクがある現場での作業は、アンテナ設置技術だけでなく、適切な安全装備と、装備の使い方をはじめ、安全に配慮した作業の進め方に関する知識も必要です。設備、知識とも不十分な一般の方では、事故のリスクが高まりますので、決して行わないでくださいませ。

設置場所の安全が確保できる場合は、平面アンテナの取り付けに必要な工具と材料を確認してゆきます。以下のリストを参考に、不足がないかをチェックしてください。

平面アンテナ本体(現場の受信環境に適したモデル)

取り付け金具(壁面取付金具、ベランダ取付金具など、設置場所に合わせて選びます)

同軸ケーブル(必要な長さを事前に測っておきます)

防水キャップ(屋外で使用する接続部分に必須です。アンテナ本体に付属する場合もあります)

F型接栓(同軸ケーブルとアンテナ、テレビなどを接続するために使用します。接戦とケーブルが一体化した商品もあります)

電工ペンチ(F型接栓を取り付ける際などの作業に使用します)

ニッパー(同軸ケーブルの切断などの作業に使用します)

ドライバー(プラス、マイナス)

スパナ、レンチ(アンテナの固定などの作業に使用します)

脚立(高所作業を行う場合に使用します。安全に配慮した製品を用いて、正しい使用法を遵守してください)

ビニールテープ(防水処理に使用します)

ドリル(壁面に穴を開ける必要がある場合に使用します)

結束バンド(ケーブルをまとめる際に使用します)

作業用手袋

地デジアンテナを交換する場合は、アンテナからの配線部を、既設のケーブル配線部にそのまま接続するだけで利用できます。ただ、ケーブル配線部や設置されている機器が劣化している場合は、新しいものに交換されることがおすすめになります。

作業ステップごとの設置手順を解説

現場の条件の確認、および必要な工具と材料が揃ったら、いよいよ設置作業です。以下の手順に従って、慎重に進めてください。

  1. 設置場所の選定:電波塔の方向にできるだけ障害物などがなく、地デジ電波を安定して受信できる位置を選びます。現場から電波塔の方向を見渡して、周辺の建物の影響を受けないか、樹木などがないかを、設置後に気が成長する可能性も考慮して確認してください。
  2. 設置具の取り付けと組み立て:アンテナ取り付け金具を設置場所の手すりなどに取り付けます。説明書をよく読んで、角度のズレなどが生じないようしっかり垂直に取り付けてください。
  3. 同軸ケーブルの加工:同軸ケーブルを必要な長さに切断し、両端にF型接栓など必要なプラグを取り付けます。最初から適切な長さで、プラグも設置された製品を選ぶのもひとつの方法です。
  4. 平面アンテナの固定:取り付け金具の固定部に平面アンテナを固定します。具体的な設置方法は、設置具のマストにアンテナ背面の固定部を合わせてはめこむなどさまざまですが、各アンテナの説明書などを確認して、的確な方法で設置してください。またアンテナ本体を取り落とすことに備えて、アンテナにも命綱を結び付けておいてください。
  5. ケーブルの接続:アンテナ本体と住宅のケーブル接続部、または屋内のテレビを同軸ケーブルで接続します。アンテナ側の接続部分には防水キャップを取り付け、ビニールテープを巻き付けるなどして、雨水などから保護してください。
  6. テレビの設定:接続したテレビの電源を入れ、設定画面からアンテナレベル画面を表示すして、受信レベルを確認します。
  7. アンテナの角度調整:アンテナ本体の固定部を軸に、アンテナ正面の左右角度を調整して電波塔の方向へと向け、テレビのアンテナレベル画面がもっとも高くなる角度を見出します。このときアンテナレベル画面ではなく、ケーブル配線の途中に、安価な簡易型のアンテナレベルチェッカーを接続することで、手早く簡単に受信レベルが確認できます。
  8. アンテナの固定:受信感度が最大になる角度を特定できたら、その角度で固定部のボルトを締め込むなどして、アンテナをしっかりと固定してください。

以上の手順で、平面アンテナのDIY設置は完了です。テレビアンテナのDIYを行う手順は、インターネット上の動画サイトなどでも確認できます。プロのアンテナ職人による実際の作業を参考にすると、より理解が深まることでしょう。

DIY設置の注意点と業者に依頼すべきケース

上記のような条件、手順であれば、平面アンテナのDIY設置は可能となりますが、以下の点には注意が必要となります。

  • 安全確保:工事に伴う高所作業にはやはり危険が伴います。ベランダや屋上といえども、転落や機材を取り落とすなどのリスクには十分に配慮し。脚立を使用する際は、安定した場所に設置し、適切な使い方で転倒防止の対策をしっかりと行ってください。
  • 電波受信の基礎知識:テレビアンテナの設置には、アンテナが電波を受信し、配線部のケーブルでテレビに電波を送るまでの基礎知識が必要です。正確な知識がなく作業に自信がない場合は、無理にDIYを行わず、アンテナ工事の専門業者にご相談ください。
  • 地デジ電波状況の確認:アンテナの設置場所、また設置の向きや角度によって、地デジの受信感度が大きく変わります。あらかじめ設置する場所の電波状態をご確認の上、設置後もテレビの映り具合などを確認し、適切な角度調整を行ってください。

なお、以下のような条件に当てはまるケースでは、DIY設置は難しいと考えられるため、アンテナ工事の専門業者にご依頼されることをおすすめいたします。

  • 危険な屋根の上への設置や、その他、高所での作業に自信がない場合。
  • 地デジ電波やアンテナの構造に関する知識が少ない場合。
  • 電波状況が悪い地域や現場、また現場の受信状況が確認できない場合。
  • その他、アンテナの設置に不安がある場合。

DIYは工事費用を抑えられる点がメリットですが、プロによるアンテナ設置工事も、専門業者ならではの工夫でアンテナ本体価格を含む設置工事費用を抑えているほか、工事の品質や確実性、設置後の長期保証などを踏まえると、DIYよりコストパフォーマンスが高いと言える面も多くなります。

また、アンテナ工事の専門業者が監修しているコラム、動画などの情報も参考になります。手順や必要な工具なども詳しく紹介しているので、DIYに挑戦する前にご確認になるとよろしいでしょう。

以下、テレビアンテナのDIY設置に関して、詳しい参考となるコラム記事をご紹介しております。

・DIYで地デジアンテナを設置できるか?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ取り付けを自分でDIY工事する方法とは? 設置の注意点、費用についても解説(基礎知識編)

・地デジや衛星放送(BS放送、CS放送)用テレビアンテナを自分で取り付ける方法とは? 設置工事を進めるポイントと注意点をすべて解説(実践編)

・自分でテレビアンテナ設置工事を行う際の方法と費用の相場は?

・テレビアンテナの配線を自分でDIY設置できる? 取り付け工事に必要な作業と費用を徹底解説!

・地デジテレビアンテナを自分でDIY設置工事する手順とは? 的確な位置や方向への取り付け方と向き調整の方法、その費用も解説

・テレビアンテナ工事の業者と自分でDIY取り付けを比較したおすすめ方法は? 事業者の設置費用や作業の流れによる選び方を解説

平面アンテナの受信感度が悪い? 原因と対策を徹底解説!

平面アンテナを設置した後、ときにテレビの映りが乱れる場合には、対策が必要です。平面アンテナはスタイリッシュな外観と対候性で人気ですが、屋根の上に設置される八木式アンテナに比べると受信感度が弱く、電波状況の変化などによって、受信感度が低下する場合もあります。

ここでは平面アンテナの受信感度が悪化する原因と、ご自宅でできる対策、そして専門業者に依頼をおすすめするケースについて、詳しく解説してまいります。

平面アンテナの受信感度が弱い原因を特定する

まずは、平面アンテナの受信レベルが悪化した原因を確認します。想定される原因はいくつか挙げられます。

  • アンテナ角度のズレ:強風や地震による振動、固定部の劣化などでアンテナの向きが最適な角度からズレてしまうと、地デジ電波の受信感度が低下します。
  • 周辺の環境変化:お住まいの周辺に新しい建物が建つ、アンテナの前方にある木が成長するなどの要因で、地デジ電波が遮られてしまう場合があります。
  • アンテナ本体の劣化:テレビアンテナも設置から長年が過ぎると、アンテナの各部が経年劣化し、受信性能が低下することがあります。
  • ブースターの故障:住宅内の配線部でアンテナの次に設置され、アンテナからの電波レベルを増幅する機器、ブースターに故障、不具合が生じていると、住宅内で必要な電波レベルを確保できなくなります。
  • 同軸ケーブルの劣化や断線:アンテナとテレビを繋ぐ同軸ケーブルが劣化していたり、強い折り曲げや衝撃などによりケーブルの歪みや断線が生じていたりすると、テレビ本体までテレビ電波が正常に伝わらなくなります。また同軸ケーブルのプラグとテレビなどの接続部が緩んでいる、汚れている場合も、電波が正常に送られない原因になります。
  • 天候の影響:大雨や雪などの悪天候時には、空間を伝わるテレビ電波レベルが大きく低下し、受信レベルが低下する場合もあります。
  • テレビ本体のトラブル:電波状態に問題はなくとも、テレビ本体や挿入されているB-CASカードの不具合により、テレビ放送が正常に映らなくなることもあります。

これらの考えられる原因をひとつずつ確認していくことで、お住まいの受信環境で問題が生じている箇所を特定することができます。

ご自宅でも可能な対策:アンテナの向き調整、ブースターの設置など

テレビ放送が正常に受信できない原因が特定できたら、ご自宅でも可能な対策を試してください。以下、主な対策についてご紹介してゆきます。

  • アンテナの向き調整:アンテナの角度がズレている場合は、正しい方向へ調整してください。DIY設置の項でご説明した内容と同様、テレビの受信レベルやアンテナレベルチェッカーを確認しながら、受信感度がもっとも高くなる位置を特定し、あらためてアンテナを固定します。
  • ブースターの設置・交換:もともと受信レベルが弱い地域や、アンテナからのケーブル配線が長く電波の減衰量が大きい場合には、ブースターの設置や増幅レベルの調整により、電波レベルを必要なレベルまで増幅できます。ブースターの故障や、増幅性能が不足している場合は、ブースターを適切な性能を持つ、新しい機器へと交換してください。
  • 同軸ケーブルの交換:同軸ケーブルや接続端子の部分が劣化している場合は、新しいものに交換します。またテレビやアンテナコンセントのプラグを外し、接触面の汚れを落としてしっかり接続し直すことで、受信状態が回復する場合もあります。
  • 電波を遮る障害物の排除:アンテナの前方に電波を遮る障害物がある場合は、可能な範囲で撤去します。撤去が難しい場合は、アンテナの移設も考えてください。
  • テレビ本体の状態を確認:原因がテレビ本体にある場合は、テレビの交換やリセット、B-CASカードの調整を行うことで問題が解決できる場合もあります。

これらの対策を行うことで、電波状況の改善をはじめ、トラブルが解決できる可能性があります。

アンテナ工事の専門業者に依頼すべきケース

自分で対策を試しても改善しない場合や、対処そのものが難しい場合は、アンテナ工事の専門業者にご依頼になることを検討してください。特に以下のようなケースでは、専門業者へのご依頼がおすすめとなります。

  • 原因が特定できない場合:電波状態の悪化や、テレビ画面が正常に映らない原因がご自宅でわからない場合は、専門業者に調査をご依頼ください。
  • 高所作業が必要な場合:アンテナが屋根の上など高所に設置されている場合は、安全を確保するため、専門業者にご依頼ください。
  • アンテナの交換が必要な場合:アンテナ本体が老朽化により劣化している場合は、新しいアンテナに交換する必要があります。これも専門業者に依頼すれば、既設アンテナとは別の機種も含め、よりお住まいの環境やご要望に適したアンテナを選んで設置してもらえます。
  • 周辺環境の変化が大きい場合:アンテナの正面に高層マンションが建つなど、周辺環境の変化によって電波状況が大きく変化した場合は、やはり専門業者へと相談し、アンテナの移設に適した場所や機種など、適切な対処を検討してもらってください。

アンテナ工事の専門業者であれば、テレビが正常に映らない症状から判断して、現場の電波状況からお住まいのアンテナ、配線部の状態まで、その原因を正確に診断し、最適な解決策を提案してくれます。

正確な原因が特定できないうちに、ご自宅でトラブルを解決しようとして無理な作業を進めると、かえってアンテナや配線部を破損するなどして、状況を悪化させてしまうことも考えられます。ご自宅での対処が難しい場合は、確実な復旧のためにも、専門業者に依頼することを検討してください。

なお、アンテナトラブルやテレビ画面が乱れる際の対策については、以下の各コラム記事でも詳しい対処法などをご紹介しております。

・テレビ画面の乱れでアンテナを修理する前に自分でできる対処の方法を解説。業者に工事を依頼する費用の相場も紹介【最新版】

・アンテナ受信トラブルでテレビ画面に「E201」などエラーコードが表示されて映らない問題の原因と解決する対処の方法とは?

・テレビアンテナで地上デジタル放送が受信できない際の修理とは?E201などが表示されて映らない原因と工事費用の相場を解説

・突然テレビ画面が映らなくなったら解決の方法は? 音は出る、E201などエラーコード、アンテナ受信など原因別の対処法を解説
・テレビ放送電波の感度が低くなる原因は? 地デジアンテナの受信レベルを上げるための地デジ電波の基礎知識と工事の対処法を解説

・テレビアンテナ修理の依頼前に簡単に自分で調整できること

・テレビ本体の不具合・故障とその原因、症状別の対処法と修理費用

平面アンテナおすすめメーカー3選;日本三大アンテナメーカーとは?

ここまでご説明した通り、平面アンテナも、現在では多くのメーカーから多彩な機種が販売されています。お客様にとっては、どれを選ぶべきかも悩みの種ではないでしょうか?

ただ、平面アンテナをはじめとするテレビアンテナ製品も、主要メーカーごとにそれぞれの特徴がございます。ここでは、品質や性能などから特におすすめできる日本三大アンテナメーカーの各社や、その他の大手注目メーカーについて、それぞれの平面アンテナの特徴を新着情報から徹底解説いたします。

マスプロ電工:高品質とユニークなデザイン性

マスプロ電工は、日本三大アンテナメーカーの中でも、トップシェアを誇る会社です。そのためアンテナとしての基本性能はもちろん、すでにご紹介したユニコーンアンテナなど、これまでのアンテナの常識を越える、お客様のニーズに応える新機種の開発にも余念がありません。

マスプロ電工では、平面アンテナ、ユニコーンアンテナを総合して「デザインアンテナ」の名称で展開しており、平面アンテナのブランド名は「スカイウォーリー(SkyWalley)」になります。基本的なモデルとして20素子相当、26素子相当の各モデルを、ホワイト、ブラック、ベージュ、ブラックブロンズのカラーバリエーションで展開しているほか、垂直偏波対応モデルや、業界最小クラスのコンパクトモデル「スカイウォーリーミニ」というユニークなモデルも販売しています。

DXアンテナ社の製品は、安定した高品質と、コンパクトモデル、ユニコーンアンテナなど、ユニークなモデルに興味をお持ちの方におすすめといえます。

なお、当あさひアンテナでは、マスプロ電工の商品として、強電界地域専用ながら、業界最小クラスを誇るコンパクトモデルで、室内の窓際への設置も可能となる、スカイウォーリーミニ「U2SWLC3」を用いた基本設置工事を「25,000円(税込み27,500円)」からで承っております。同機種の詳細は、以下のコラム記事でもご紹介しております。

・業界最小デザインアンテナ!マスプロ電工「スカイウォーリーミニ」のメリット・デメリットとは? 失敗しない取り付け例も解説!

DXアンテナ:高い技術力に基づく高品質アンテナ

DXアンテナも日本三大アンテナメーカーの一社で、業界シェアは2位になります。同社は長年培ってきた技術力に定評があり、平面アンテナをはじめ各種アンテナ機種において高品質を誇っています。

DXアンテナでは平面アンテナを、平面UHFアンテナと総称しており「DigiCatch(デジキャッチ)」のブランド名で、基本的な20素子相当、26素子相当のモデルを、オフホワイト、ライトブラウン、ブラックブラウン、ブラックのカラーバリエーションで用意しており、垂直偏波対応モデルも存在します。同社の平面アンテナは、ベーシックながら基本的な高品質が魅力で、安定した受信性能と長寿命のアンテナをお求めの方にオススメとなります。

当あさひアンテナでも、標準的な平面アンテナ設置工事として、DXアンテナ製20素子相当デジキャッチ「UAH201」を用いた基本設置工事を「22,000円(税込み24,200円)」からで承っております。

日本アンテナ:安定した高品質アンテナと周辺機器

日本アンテナも日本三大アンテナメーカーに数えられ、業界シェアは3位になります。同社はアンテナ本体より、ブースターなどアンテナ周辺機器の開発、販売がメインで評価の高い会社ですが、テレビアンテナ本体も販売しており、平面アンテナは薄型UHFアンテナの呼称で、ホワイト、ベージュ、ブラックのカラーバリエーションを持つ20素子相当モデルの他、26素子相当モデル。また14素子相当と、やや大型ながら一定の受信性能をもつ、室内設置も可能なコンパクトモデルを販売しています。

日本アンテナの各種アンテナも、同じ三大メーカーの他社に引けを取らない、確かな技術力に基づく品質の高さで知られています。

サン電子:独自の工夫を凝らした高品質アンテナ

サン電子も、やはり日本の大手アンテナメーカーで、上記の三大アンテナメーカーに匹敵する規模を誇る大手メーカーです。同社のアンテナの特徴は、三大メーカーに劣らない品質を誇ると同時に、三大メーカーにはない独自の工夫を凝らしている点です。

サン電子では平面アンテナをUHF平面アンテナと呼称し、現在の主要モデルは「WAVEGATE(ウェーブゲート)」というブランド名で20素子相当、26素子相当のモデルをブラック、ブラウン、グレージュ、ベージュ、ホワイトの5色のカラーバリエーションで用意しているほか、他社ではカラーバリエーションが少ないことも多い垂直偏波対応モデルにも、同様のカラーバリエーションが揃っています。

この「WAVEGATE」シリーズ最新モデルの特徴は、各機種の背面の配線部、ブースターなど覆って隠すことができる「背面スッキリカバー」と呼ばれる製品も、別売りで各カラーが用意されていることです。アンテナ本体とこのカバーをセットで設置することで、より外見がスッキリとし、背面の配線部を雨などから守ることもできます。

他にもサン電子では、独自のデザイン性と豊富なカラーバリエーションを誇る、デザインアンテナの一種と言える屋外屋内兼用アンテナも展開しており、同社のアンテナは、三大メーカーに劣らない品質と、他メーカーにはない独自の工夫が魅力と言えます。

当あさひアンテナでも、お客様のさまざまなニーズにお応えすべく、同社の最新20素子相当ウェーブゲート「WG-20」各色モデルと同色の「背面スッキリカバー」をセットにした基本設置工事を「25,000円(税込み27,500円)」からで承っております。平面アンテナの外観性によりこだわりをお持ちの方には、ご検討いただければ幸いです。

平面アンテナの寿命は何年? 長持ちさせる秘訣をご紹介!

平面アンテナは対候性が高く寿命が長くなる点も大きな魅力のひとつですが、設置からより長く使えるに越したことはありません。ここでは、平面アンテナの一般的な寿命と、より長持ちさせるための秘訣をご紹介いたします。

平面アンテナの平均寿命と劣化のサイン

平面アンテナの寿命は、設置場所の環境にも左右されますが、一般的には15年から20年程度とされています。対候性の高い平面アンテナは、自然環境の厳しいエリアでもさほど寿命が短くなることはありませんが、やはり場合によっては十数年程度と比較的、寿命が短くなるケースも見られます。

平面アンテナを設置しているお住まいで、以下のような症状が見られたら、アンテナ本体が劣化しているサインとも考えられます。

  • テレビ映りの悪化:特定のチャンネルだけが映らない、または全体的に画像が乱れるなど。
  • アンテナ本体の変色や破損:紫外線や雨風などの影響で、アンテナカバーの色褪せが進み、ひび割れが見られたりする。
  • 接続部のサビ:アンテナの固定部やケーブルの接続部分にサビが発生している。
  • 強風時に映像が乱れる:アンテナの固定が緩み、風雨などの影響を受けやすくなっている。

これらの兆候を見逃さず、早めに対策を講じることが、平面アンテナを長持ちさせる秘訣になります。

平面アンテナを長持ちさせる秘訣:定期的なメンテナンスと清掃

平面アンテナを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと清掃が欠かせません。お住まいの平面アンテナが、ベランダや壁面の比較的、低い位置など、ご家庭でも手が届きやすい位置に設置されている場合は、以下のポイントを参考に、メンテナンスを行ってください。

  • 定期的な点検:3年から5年程度を目安に、アンテナの状態を定期的に点検してください。アンテナ工事の専門業者へとご依頼になれれば、高所のアンテナでもより詳細なチェックとメンテナンスを行ってもらえます。
  • 清掃:アンテナ表面に付着した汚れは、受信感度を低下させる原因となります。柔らかい布で優しく拭き取りましょう。ただしアンテナへの負担が大きく、内部に水が入る恐れがある高圧洗浄機などは使用しないでください。

アンテナ寿命を過ぎたら交換を検討

対候性の高い平面アンテナで、どれだけ綿密にメンテナンスや点検を実施しても、長年の歳月に連れて、平面アンテナもいつか寿命を迎えることになります。アンテナ本体に上記のような劣化のサインが見られた場合は、交換をご検討ください。アンテナの交換時期を見逃していると、テレビ放送の視聴に支障が出るだけでなく、アンテナが壁面などから脱落するといった事故につながる危険性もあります。

新しいアンテナを選ぶ際には、現場の電波強度や設置場所、デザインなども考慮し、以前の機種との同一性にこだわらず、ご自宅に最適なものをお選びくださいませ。もちろん、当あさひアンテナに御相談いただければ、アンテナ選びからさまざまな設置方法、長期のアフターサービスまで、トータルサポートいたしますので、お気軽にご相談くださいませ!

まとめ:平面アンテナで見栄えのいい設置と長く安定した受信環境を!

本記事では、平面アンテナの仕組みから主な機種、設置方法とその選び方。他機種との比較。トラブル時の対処や、主要メーカーのご紹介、アンテナの寿命まで、必要事項をご説明してまいりました。平面アンテナは、そのスタイリッシュなデザイン性、耐久性の高さで、お住まいの見た目にマッチし、長期にわたって見栄え、受信性能とも、安心して使用し続けることができる優秀な地デジアンテナです。

なお、平面アンテナ(デザインアンテナ)の詳細については、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・人気のデザインアンテナおすすめ製品をすべて紹介&性能も解説!デザインアンテナ工事の費用やそのメリット・デメリットとは?

・デザインアンテナ取り付けにおすすめの現場とは? メリットとデメリット、失敗しない工事業者の選び方と費用、料金の相場も紹介

・新築戸建てテレビアンテナ設置におすすめのデザインアンテナとは? アンテナ種類の比較と選び方、業者の工事費用の相場まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

もし、平面アンテナの選び方や設置方法などでお悩みの際は、当あさひアンテナのフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にご相談くださいませ。

弊社では本文でご紹介した通り、平面アンテナをはじめとする各種アンテナの設置工事に関して、国内大手メーカーの高品質モデルや必要な部材をセットにした基本設置工事を低価格でご案内しており、電波調査やお見積もりも完全無料。ご依頼からの即日工事や相見積もりにもご対応しており、なによりお客様が最適なアンテナ工事をお選びいただけるようサポートいたします。

弊社のアンテナ工事は、すべて自社スタッフの優れたアンテナ職人による完全自社施工でコストをカットしつつ、年間約6000件の施工実績に基づき、最高品質の工事をお約束いたします。昨今では平面アンテナの施工件数が多数を占めることから、壁面への設置では極細ビスを用いて壁面のビス穴は最小限に留め、すべてのビス穴に防水用の変性シリコンをしっかり注入するなど、全体的に丁寧な施工を実施しております。また平面アンテナの屋根裏、天井裏への設置も、追加設置工事はご無用の基本設置工事費用のみでお引き受けいたします。

工事費用のお支払いは、現金だけでなく各種クレジットカード、電子マネーにもご対応しているほか、工事の施工完了後には業界最長クラスとなる、完了当日から「10年」の長期保証をご用意しているため、末永くご安心いただけます。

アンテナ本体、施工品質とも高品質な平面アンテナ、その他アンテナ設置工事を、業界最安級の低価格でお求めのお客様は、まずは当あさひアンテナまで、どうかお気軽にお問い合わせくださいませ。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。