テレビアンテナに「ブースター」は必須の機器なのか? その種類と性能、必要なケースを解説【地デジ設置・あさひアンテナ】

2022年08月04日
あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談

新しいテレビアンテナの設置や交換などを考えられておられる方が、インターネットなどでアンテナ工事についてお調べになった際には、必ずといっていいほど「ブースター」という言葉に出くわされることでしょう。

説明などから、ブースターとは、アンテナが受信したテレビ電波を強める装置であることはご理解いただけると存じます。ただ、アンテナ設置に当たって、ブースターは必ず設置しなくてはならないものなのか、どのような場合に設置しなくてはならないのか、設置にかかる費用はどの程度なのかなど、疑問に思われることも数多いと存じます。

当コラムでは、アンテナ機器の縁の下の力持ちともいえる「ブースター」について、その役割や設置の必要性、機器の種類から種類別の性能など、4K8K放送への対応を含めた、2022年(令和4年)度の最新データに基づいて、徹底的に解説いたします。
当コラムの内容を参考に、ご自宅のアンテナや電波状態に最適となるブースターをお選びいただければ幸いです。

なお、テレビアンテナから屋内の機器までを接続する、アンテナ配線部の構造。そしてブースターをはじめアンテナ配線部に設置される機器。設置に必要な費用などは、以下の各コラム記事にて詳しくご説明しております。

・戸建ての家へのテレビアンテナ設置と配線、周辺機器の取り付け工事を行う費用の相場とは? 料金の安い業者の選び方も解説

・戸建て住宅で地デジテレビアンテナを取り付ける工事に必要な配線とは? 設置にかかる費用の相場、料金や業者選びの方法も解説!

・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

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そもそも「ブースター」とは何か?

一般の方々で「ブースター」という言葉を、テレビアンテナに関すること以外で聞いたことがあるという人は、意外と多いのではないでしょうか?
例えばスポーツでは、特にバスケットボールやアメリカンフットボールにおいて、特定チームの熱烈なファンのことを「ブースター」と呼ぶことがございます。また近年では新型コロナウイルスの流行に伴い、3度目以降のワクチン接種のことが「ブースター接種」と呼ばれることで、この言葉を耳にする機会が増えております。

一般名詞的な「ブースター」の意味とは、英語の「boost(ブースト)」に、「~する人、もの」を意味する接尾辞「-er」をつけた「booster」になります。直訳すれば「ブーストする人、もの」という意味になります。
「ブースト」という言葉も、現在では日本語として聞いたことがある方も多いでしょう。一般的には主にプラスの方向で、物事に力を入れる、加える。また第三者に力を貸す、といったニュアンスで使われています。

英単語としての「boost」は、動詞として「(人などを背後や下から)押し上げる」「(ロケットなどを)打ち上げる」「(商品などを)持ち上げる」「(物事の価値や程度を)後押しする、引き(吊り)上げる、ふやす」「(士気などを)高める」「(何かを称賛して)応援、後援、推奨する」「(人をある地位などに)引き上げる」「(大々的に)宣伝する」「電圧を挙げる」などで、総じて物理的に人や物を高い位置に追いやる。そこから転じて、有形無形を問わず、人や物事を良い方向へゆくよう力を加える、といった意味になります。また名詞としては「物事を押し上げること」「(価格などの)増加、上昇」「応援、後援、励まし、景気づけ、推奨」などの意味がございます。

つまりスポーツチームのファンでは「チームの後援者、支援者」。ワクチンのブースター接種は、1、2回目の接種ですでに備わった免疫力を、より強化、継続させる力を与える接種、といった意味になります。

テレビアンテナの「ブースター」とは?

そしてテレビアンテナに用いられる「ブースター」も、言葉のニュアンスから、どういう役割を果たすものか、おおよそ見当がつく方はいらっしゃるでしょう。アンテナのブースターとは、屋根の上に設置されているテレビアンテナを、天高く打ち上げる装置、のことでは決してございません。

「アンテナブースター」とは、テレビアンテナで受信した電波の強度(レベル)が、安定したテレビ放送の視聴のためには十分でない場合に、必要な電波レベルまで増幅する装置のことです。つまりアンテナブースターとは、受信したテレビ電波をブーストする装置のことであり「(電波)増幅器」「テレビブースター」とも呼ばれます。

テレビアンテナに「ブースター」が必要なケースとは?

このようにテレビアンテナのブースターは、地デジ、BS/CSなどのアンテナで受信できる電波レベルが十分な強さでなく、そのままではテレビ放送の視聴に支障が出る場合に、電波の強さを増幅する装置のことになります。
ただ現在では、現場の電波状態を問わず、ほとんどの場合、一般のご家庭でテレビアンテナを設置する場合に、ブースターの設置は必須となっております。テレビアンテナにブースターを設置しなければならない理由には、主に以下のふたつがございます。

1:現場の電波状態が悪い

いわゆる地デジ、BS/CS放送とも、特定の現場における電波レベルは、エリアや現場ごとの条件によって異なってまいります。

地デジ放送では、日本各地の要所に設置されている送信所、中継局などの地デジ電波塔から地デジ電波(UHF波)を送信しているため、中継局からの距離や周辺に山地などがあるといった地形により、その一帯で受信できる電波の強度が変わってまいります。
エリアごとの地デジ電波レベルは、一般的に、電波レベルを示す単位「㏈(デシベル)」を基準に、その一帯で受信できる地デジ電波の強度が「80dB」以上の地域が「強電界地域」。「80dB」から「60dB」の範囲内のエリアであれば「中電界地域」。それ以下のエリアは「弱電界地域」と呼ばれます。
また地デジ電波のレベルは、一年を通した気候の変化による約6㏈程度の変動や、雨天など悪天候の際のレベル低下も生じる他、電波塔からの地デジ電波が遮られる高層建築の裏側、住宅密集地でも隣家との間隔が狭い壁面部などには届きにくくなり、極地的に地デジの電波状態が悪くなるケースもございます。
さらに山地に囲まれた盆地、近隣に地デジ中継局がないなどの理由で、地デジ受信が難しくなる「難視聴地域」も、日本の各地に存在します。

衛星放送であるBS/CS放送は、一基の静止衛星から光のような性質を持つ直進的な電波を、日本全国へとまんべんなく送信しているため、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナの設置により、基本的には日本国内の全域において安定した受信が可能になります。
ただBS/CS放送の電波を送信している通信衛星、放送衛星は、赤道の周回軌道上に位置するため、日本国内では北にゆくほど、BS/CSの電波レベルはやや弱まります。他にも離島や周辺地域の地形、建築物などの影響により、特定の現場や地域で受信できるBS/CS電波が弱まるケースもございます。

このようにエリアによって受信できる地デジ、BS/CSの電波レベルが低い場合、また中電界地域など地デジ電波がやや弱いエリアでデザインアンテナを設置したい場合などには、条件に応じて適切なブースターを設置し、アンテナが受信する地デジ、BS/CSの電波レベルを増幅する必要がございます。

地デジ、衛星放送の電波に関しては、以下の各コラム記事で基礎知識をご説明しております。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識
・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識
・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは
・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

2:ご自宅に三台以上のテレビ機器を設置している

たとえば東京都内でも、日本一の地デジ電波塔である東京スカイツリーが存在する墨田区をはじめ、浅草で知られる台東区や、葛飾区、江戸川区など、スカイツリーが望めるようなエリアにお住まいの方で、ご自宅に地デジアンテナを設置される際、工事業者にブースターの設置が必要だといわれたら、不思議に思われるのではないでしょうか。
中には不必要な工事を加算することで、テレビ電波ではなく料金をブーストする、悪質な業者ではないかと思われる方もおられるかもしれません。
確かに、残念ながらアンテナ工事業者の中には、不必要な機材や工事を加算することで、不当な高額料金を請求する、質の低い業者も存在します。お客様の側でもそのような業者には、くれぐれもご注意いただきたく存じます。

しかしブースターに関しては、必ずしも強電界地域であれば設置が不要は限りません。その理由は、現代の戸建て住宅では、ほとんど一部屋に一台といえるほど、屋内に設置されるテレビの台数が増えていることにございます。
通常、住宅に設置された地デジ、BS/CSのテレビアンテナは、分配器という装置を経由して、屋内にある複数のテレビコンセントに接続されます。分配器とは、テレビアンテナから延びてきたケーブルをその入力端子に接続し、分配器にある複数の出力端子からケーブルを伸ばすことにより、テレビ電波を等分に分配する装置のことです。

この分配器により、一基の地デジアンテナで受信した地デジ電波を、複数の部屋に送ることができるのです。しかしこの分配器を通すことで、アンテナから送信されるテレビ電波の強度は、例えばアンテナから送られる電波が200㏈で、それを四等分した場合には、個々の分配先では約50㏈になるなど、分配される数で割られる形として電波レベルが弱まります。
他にもアンテナから送られるテレビ電波は、アンテナからテレビまでの距離が遠い、また途中で複数の機器を介するなどにより、徐々に減衰(電波レベルの弱まり)してゆきます。

したがって複数のテレビが設置される現在の住宅では、現場の電波状態が強く、また屋内に設置されているテレビの台数が比較的、少ないなどの条件が重ならない限り、ほとんどの場合、ブースターの設置は必須となってまいります。
一般的に、たとえ強電界地域であっても、住宅に設置されるテレビなど地デジ受信機器の数が三台以上の場合は、ブースターの設置が必須になると考えていいでしょう。
なおこの分配器については、以下の各コラム記事にも詳しい解説がございます。

・ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!
・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い
・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?
・テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点
・テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方

現場のテレビ電波レベルが強すぎる場合はどうなるのか?

現場で受信できるテレビ電波のレベルが弱い場合には、テレビ映像に乱れが生じるため、ブースターで電波を増幅しなくてはならない、ということは、一般の方にもおわかりいただけると思います。
しかし逆に、現場で受信できるテレビ電波、特に地デジ電波レベルが強すぎる場合にも、画像の乱れや、テレビ放送が映らない、といったこともあるのをご存じでしょうか?

地デジ放送では、アンテナで受信された地デジ電波は、ブースターによる増幅や、アンテナ配線部を伝わる際の減衰なども計算して、住宅内にあるテレビ、レコーダーなどの地デジチューナーに届いた時点で、地デジ電波レベルが34dBから89dBの間であれば、安定した地デジ放送の視聴が実現できます。
一方で、地デジチューナーに届いた地デジ電波レベルが90㏈以上と強すぎる場合も、地デジ画面が乱れる、映らないといったトラブルの原因になるのです。

これは特に地デジ放送で、東京スカイツリーなど、大型の中継局がすぐ近くにあるエリアにおいて起こりやすい事態です。
このような場合には、現場で受信できる電波レベルの強さに合わせて、やや素子数が少ない(受信感度が低い)地デジアンテナを設置する。またブースターとはまったく逆に、アンテナが受信する電波を適切なレベルにまで減衰させる「アッテネーター(減衰器)」という装置を設置することで、対処が可能です。
また現在のテレビ、レコーダー機器にはアッテネーター機能を内蔵する者も多く、この場合は、同機能をオンにすることで、強すぎる電波レベルを適度に減衰させることができます。

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アンテナ用ブースターの特徴とは?

アンテナに用いるブースターは、UHF(極超短波)の電波を用いる地デジ放送や、従来は主に12GHz帯の右旋偏波と呼ばれる電波を用いてきたBS/CS放送の電波に対応する、高周波用の電波増幅器です。
ブースターで電波を増幅することができるなら、どれだけテレビ電波が弱い地域でも確実に受信できるのではないか、と思われる方もおられるかもしれません。ただブースターは信号(電波)の強度を高めることはできても、信号の品質を高めることはできません。
つまりアンテナが受信した電波にノイズが含まれていると、そのノイズごと電波を増幅してしまうのです。そのため、電波が弱すぎてノイズの割合が高まってしまうと、ブースターで電波を増幅しても正確な信号を受信できなくなり、テレビ放送を視聴できなくなります。
そのため、基本的にブースターは、アンテナが受信した電波の状態(信号品質)がもっともいい状態である、アンテナのすぐ下など、アンテナに近い位置に設置されます。

例えば屋根の上でマストの先端に地デジアンテナが設置されている場合には、そのマストの真下にブースターが設置されます。ただアンテナとブースターが近すぎても、ブースターから発生した電波をアンテナが受信してしまうことで、共振現象による受信障害が発生することもあるため、おおよそ1.5メートルほど離して設置されることが一般的です。
同じくノイズを防ぐために、ブースターは分配器などの機器ともできるだけ離して設置されます。

また現在のテレビ本体には、本体のメニュー画面などから、テレビが受信している「アンテナレベル」「受信レベル」を確認できる機能がございます。しかしブースターを設置した後、このアンテナレベルを確認すると、設置前とアンテナレベルが変わっていない、または下がっていることもございます。しかし、これは設置したブースターが機能していない、また十分に電波を増幅できてないといったことを示すものではございません。

テレビで確認できるアンテナレベルは、基本的に「信号品質(C/N比)」の換算値を表しています。これは正しい信号とノイズの比率を示すものです。そしてブースターは電波レベル(信号レベル)を増幅するもので、増幅された信号の品質そのものは変わりません。そのため、ブースターはきちんと機能していても、テレビで確認できるアンテナレベルは変化しないのです。ただ、ブースターの設置場所によっては、アンテナレベルが変化することもございます。

ブースターの寿命は、後述する屋外用、屋内用をはじめ、機器の種類や設置位置の環境などによっても大きく変化してまいります。
ただ電子機器であるため、長年、使い続けると寿命を迎え、トラブルが発生するケースもございます。
ブースターの寿命はおおむね「10年」が目安とされています。ブースターの設置から10年が過ぎた場合は、特に大きなトラブルなどはなくとも、アンテナ工事業者などに依頼して、ブースターのメンテナンスを行うことをお勧めいたします。

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ブースターの種類について

現在、テレビアンテナに用いられるブースターの種類には、設置位置や形状の違いである「屋外用」「屋内用」「ラインブースター」。そして増幅できる電波の種類である「UHF(地デジ)用」「UHF/BS/CS対応型」「4K8K対応型」などがございます。「ケーブルテレビ」「フレッツテレビ」専用のブースターは、周波数の帯域が異なるため、テレビアンテナにつなぎますと故障・不具合の原因となるのでご注意くださいませ。
以下、各種類の違いや特徴、用いられる場面などについてご説明いたします。

屋外用/屋内用ブースターの違い

これは文字通り、ブースターの設置位置が、アンテナの真下にあたる室外か、アンテナの配線を引き込んだ屋内であるかの違いです。
屋外用、屋内用ともに、それぞれ地デジ用、地デジ・BS/CS兼用、4K8K対応タイプなどの種類がございます。

屋外用ブースター

「屋外用ブースター」のメリットは、電波の増幅性能が高いことです。前述のようにブースターは、電波に含まれるノイズごと電波を増幅してしまいます。そのためアンテナが受信したテレビ電波のノイズができるだけ少ない状態で増幅できるよう、アンテナの真下、すなわち屋外に設置できるよう設計されています。また屋外用ブースターは、ブースター本体である増幅部と電源部が別個になっております。

この増幅部をアンテナの真下など近い位置に固定し、さらに屋根裏空間などで配線部を電源部と接続し、電源部をコンセントに接続することで、電源部から同軸ケーブルを通じて増幅部に給電され、ブースターが-作動します。

屋外用ブースターは、基本的に弱電界地域など、エリア全体の電波状態が悪く、ブースターなしではほとんどテレビ映像が映らないような現場で用いられます。またアンテナの近くに屋外用ブースター1台を設置することで、屋内全体へ供給される電波レベルが安定します。

そのため現在、新しく地デジやBS/CSアンテナを設置する工事では、複数台のテレビを設置しても受信できる電波の安定を図るため、最初から屋外用ブースターを設置することが多くなります。

基本的に、アンテナ工事業者が提示している「ブースター本体価格/設置工費」は、この屋外用ブースターの設置になります。ただ設置位置に関しては必ずしも屋外とは限らず、アンテナの設置位置など現場の条件によっては、屋外のアンテナからケーブルを引き込んだ、屋根裏の点検口付近などに設置されることもございます。

屋外用ブースターは、その設計上、文字通りアンテナのすぐ下の屋外に設置することを前提としているため、風雨にも耐えられるよう防水性能なども備えた、非常に頑丈な構造となっているのが特徴です。しかしその分、価格が高くなるという面もございます。

またアンテナの近くに設置されるため、設置や寿命時の交換などが、アンテナ工事の専門業者でないと難しくなります。
屋外用ブースターの設置工事費用は、地デジ、BS/CS、4K8Kなど、対応できる電波の種類でも違ってきますが、本体価格を含めておおむね20,000円から40,000円近くになります。

屋内用ブースター(室内用ブースター)

屋内用ブースターとは、文字通り、住宅の屋内においてアンテナケーブルに接続して使用されるブースターです。電源は、室内のコンセントから供給されます。

屋内用ブースターのメリットは、文字通り屋内に設置されるため、設置が簡単で、一般の方でも設置しやすいという点です。設置位置はアンテナから屋内にケーブルを引き込んだ配線の部分、もしくは室内でアンテナコンセントからテレビなどにケーブルを接続する途中に設置することもございます。

電源も本体とほぼ一体になっており、安定した環境である屋内、室内に設置されるため、劣化のリスクが少ないという点もメリットになりますが、一方で屋外型に比べると、電波を増幅できるレベルが低いという面もございます。

屋内用ブースターの設置は、基本的にテレビ放送は映るものの、気候などの影響で映像が乱れることもある。また分配器の使用で電波が減衰している。アンテナから離れた部屋で届く電波が弱くなり、テレビ画像が不安定になるといった場合に使用されます。
また屋外用ブースターは、主に屋内でも一か所の部屋や、一部の部屋のみでテレビ電波を増幅したい場合に使用されます、

屋内用ブースターの価格は、一般的なもので4,000円程度から、多くの種類に電波に対応できる多機能タイプでも15,000円程度です。また基本的に設置も簡単なため、多くの場合、特に業者に設置を依頼する必要はございません。

ラインブースター(前置ブースター)

ラインブースターは、室内用ブースターでも、特にテレビなどの機器の直前に設置される、小型で増幅性能も低いブースターです。テレビなどのすぐ前に設置されることから「前置ブースター」とも呼ばれます。
ラインブースターは、主に屋外用や屋内用ブースターの補助として使われる機器です。電源はアンテナコンセントの他、テレビなどの電源設定を行うことで、受信機器のチューナーから給電されることもございます。

前述のように屋外用ブースターは、屋内全体に送る電波を増幅できる強力なブースターですが、あまりにも電波を強く増幅しすぎると、電波に含まれるノイズまでも増幅してしまい、かえって電波の受信に支障が出ます。

そのため屋外用ブースターによる電波の増幅は必要最小限にとどめ、分配器を通した先で各部屋へ届く電波の減少や、アンテナやブースターから離れた部屋で、やや電波が弱まるような場合は、必要に応じてラインブースターを設置することで対応します。

ラインブースターの価格は、対応する電波や増幅性能によっても異なりますが、おおむね1000円台から5,000円以下と低価格で、設置も非常に簡単です。

増幅できる電波によるブースター機種の違い

屋内用、屋外用の他にもブースターには、増幅できる電波が地デジのみ、BS/CS対応型、4K8K対応型などの種類の違いがございます。
そしてそれぞれの機種で、屋外用、屋内用、ラインブースターの違いがございます。

UHF(地デジ)用ブースター

これは地デジ電波として使用されるUHF(極超短波)の電波のみを増幅するブースターになります。
地デジアンテナのみを設置している住宅や、地デジの弱電界、中電界地域など、地デジの電波状態が良くないエリアで使用されます。
増幅できる電波の種類が少ない分、ブースターの中では比較的、低価格になります。

UHF・BS/CS対応ブースター

この機種は文字通り、地デジ放送のUHF波、衛星放送であるBS/CS放送の双方に対応するブースターです。日本国内でも北部や離島など、BS/CS放送の電波状態が弱いエリアや、45センチ型など一般的なBS/CSアンテナを用い、複数台のテレビでBS/CS放送を視聴している場合に設置されます。

中にはBS/CSの電波のみに対応する機種もありますが、一般的には、一台でUHF(地デジ)と、BS/CSのすべての電波を増幅できる機種もございます。また屋外用でUHFとBS/CSの双方に対応する機種では、双方のアンテナのすぐそばに設置され、最初に接続される機器になるため、後述する「混合器」の機能を兼ねた機種「UHF・BS/CS混合ブースター」も存在します、

4K8K対応ブースター

2018年(平成30年)12月より、BS/CS放送において、従来の2Kフルハイビジョン(FHD)の4倍から16倍の超高精細映像である4K、8Kに対応する「新4K8K衛星放送」がスタートしています。
この4K、8K放送がスタートするにあたり、従来のBS/CS放送に使用されていた電波「右旋円偏波」では新規4K8Kチャンネルに割り当てることができる周波数帯が足りなくなり、4K8K対応のチャンネルの多くでは、新しく「左旋円偏波」が使用されるようになった他、8K放送では従来よりも高周波帯の電波が使われています。

衛星放送用のBS/CSアンテナでは、静止衛星からの12GHz帯の電波を受信した後、内蔵のコンバーターによって、同軸ケーブルで送信しやすいMHz帯の電波に変換した後、配線部へと送信されます。

この際、従来の2K衛星放送と一部のBS4Kチャンネルである右旋円偏波は「1032MHzから2072MHz」。4K8Kチャンネルの大半の電波である左旋円偏波は「2224MHzから3224MHz」の周波数帯へと変換されます。

そのため、多くの4K8Kチャンネルの電波を増幅するためには、ブースターも「4K8K(3442MHz)対応」の機器が必要となります。4K8K対応のブースターにも、一台でUHFや通常のBS/CS放送にも対応し、混合器の機能を兼ねる機種が存在します。
ちなみに4K放送でも、BS放送の「NHK-BS4K」「BS-TBS4K」「BSテレ朝4K」など、NHKや各広域民放の無料チャンネルは、従来の右旋偏波が使われているため、2K用のBS/CSアンテナやブースターでも受信できます。

ただしそれ以外の4K8K対応チャンネルを視聴するためには、ブースターだけでなく、BS/CSアンテナも4K8K(3442MHz)対応型が必要な他、分配器やケーブルなども、4K8Kの電波に対応するものへと交換が必要となるケースもございます。

新4K8K衛星放送やご視聴に必要な機器について、詳しくは以下のコラムをご参照ください。

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!
・「新4K8K衛星放送」のご視聴に必要な機器・完全チェック!
・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について
「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!
2K放送と4K、8K放送の違い
用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

一般的な住宅におけるアンテナの配線とブースターの設置位置)

ここで、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置し、自宅内の複数の部屋でテレビなどの機器を視聴する住宅を例に、アンテナから各テレビ機器までの配線と、必要となる機器。そしてブースターの設置位置についてご説明いたします。

まず地デジアンテナとBS/CSアンテナは、多くの場合、屋根の上や壁面など、一か所にまとめて設置されます。そのため前述のように屋外用ブースター(特に混合ブースター)を設置する場合は、各アンテナの真下に、双方からのケーブルを直接、接続する形で設置されます。
なおこれも前述の通り、ブースターはテレビ電波を増幅すると同時に、ノイズも増幅してしまう性質がございます。そのため、特に電波を増幅する力が高い屋外用ブースターは、発生させたノイズが他の機器に悪影響を与え、近隣一帯にも影響を与える電波障害の原因になってしまうこともございます。そのため特に屋外用ブースターは、ケーブルや分配器とは離れた位置に設置されます。

また地デジとBS/CSアンテナの双方を設置している住宅では、地デジとBS/CS双方の電波を一本のケーブルにまとめる「混合器」を設置します。これはケーブルを一本にまとめることで、ケーブルの長さや使用する機器の数を少なくまとめて工事費用を抑える他、シンプルでトラブルが起こりにくい配線にするためです。

前述のように、地デジとBS/CSや4K8Kなど、すべての電波を増幅できるブースターでは、最初にケーブルを一か所にまとめるため、この混合器の機能をも兼ねた機種も存在します。

そして主に屋内の屋根裏や壁の中、点検口の付近に設置されるのが「分配器」です。分配器はアンテナ(ブースター)から延びるケーブルを入力端子に接続し、複数の出力端子に接続したケーブルで、屋内の各部屋にあるアンテナコンセント(端子)にテレビ電波を送る装置です。
この分配器を通した際、アンテナから送られる電波の強度は、分配数に応じて等分に分配されます。つまり分配器を通すと、その先の電波レベルは数分の一になってしまうため、各部屋に届く電波が視聴に十分なレベルとなるよう、ブースターの設置が必要になるのです。

また電波の増幅量が低い屋内用ブースターであれば、ノイズによる悪影響も低くて済むため、同じ点検口の中で、ブースターなどとはやや離れた位置に設置されることもございます。
そして分配器の先、各部屋で、アンテナコンセントからテレビなどの機器にケーブルを接続する際には、一本のケーブルで送られてきた地デジとBS/CSの電波を二本の配線に分離させ、それぞれのチューナーに接続する「分波器」が設置されます。

また室内用ブースター、ラインブースターは、各室内のアンテナコンセントから、テレビなどの機器に接続されるケーブルの途中に設置されることもございます。これは分配器を通して、アンテナから離れて配線が長くなる部屋では電波が減衰することがある他、現在では室内でテレビやブルーレイ/HDDレコーダーなど、複数の機器にアンテナケーブルを接続することもあるため、各部屋に応じた細かい電波の増幅が必要になるケースもあるためです。

すでにご紹介した分配器以外で、アンテナ配線部に関係する各種機器について、詳しくはこちらの各コラム記事もご参照ください。

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・戸建て住宅のテレビアンテナ工事に必要な配線と分波器の役割とは? 地デジ、BS/CS放送に適した機器の選び方も解説!

・室内のテレビアンテナケーブルを延長する方法とは? アンテナ線なしのワイヤレスで地デジ、衛星放送を見る方法も解説!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

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・アンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル、その種類と性能を徹底解説!

・地デジアンテナとテレビを接続するケーブル(同軸ケーブル)とは? 衛星放送でも使えるケーブルの種類や市場や通販の価格も解説

テレビアンテナ修理工事 アンテナ工事

ブースターの性能の目安

ブースターは、設置位置や対応する電波の他にも、その性能によってさまざまな種類がございます。
ブースターが必要な状況に関しても、電波が弱すぎてテレビ放送がまったく受信できない状況から、やや電波状態が悪くわずかな画像の乱れを防ぐまで、さまざまな用途がございます。そのため現場の条件に合わせた性能を持つブースターを選択する必要がございます。

ゲイン(利得)

この「ゲイン(利得)」とは、アンテナが受信したテレビ電波をどれだけ増幅できるかを数値化したものです。単位は電波の強度を表す「㏈(デシベル)」になります。例えばアンテナが40㏈の電波を受信できる状況で、ゲインが「30㏈」のブースターを使うと、ブースターから住宅全体に送られる電波レベルの総量は70㏈になります。
周辺の電波状態が悪く、アンテナで受信できる電波の㏈が低い場合は、この「ゲイン(利得)」が大きい機種を選ぶといいでしょう。

ゲイン(利得)調整機能

ブースターの中には、前述したゲイン(電波の増幅量)を調整できる機能を持つものもございます。
テレビなどの機器に届く電波のレベルが低いだけでなく、高すぎる場合もテレビ画面に乱れなどが生じるため、ご自宅ごとに必要なレベルまで電波の増幅量を調整する必要があるためです。この機能は「ゲインコントロール」と呼ばれ、機器によってスイッチで段階的に切り替える、ダイヤルで微調整するなどして調整できます。
調整できる範囲は機器によって異なりますが、おおむね0㏈から20㏈程度まで調整可能です。つまりゲインが「30㏈」のブースターであれば、実際に増幅できる㏈量は10㏈から30㏈まで調整できることになります。
ゲインコントロールは、ブースターのトラブルである「異常発振」を防ぐためにも大切な機能です。この異常発振とは、ゲインが大きい場合や、ブースターの接続や設置の不良により、ブースターによって増幅された電波が、ブースターに入り込んで増幅を繰り返し、広範囲に妨害電波が発信されてしまう「電波のハウリング」ともいえる現象です。この異常発信が起こると、近隣一帯でテレビだけでなく携帯電話やスマートフォン、無線LANなどの通信障害まで発生してまいります。
他にもゲインの調整や異常発信を防ぐ機能として「入力ATT(アッテネーター)」機能をもつブースターも存在します。これはテレビ電波が強すぎて受信に問題が出る場合に、適度なレベルまで電波を弱めるアッテネーターと同じ意味で、アンテナからブースターに入力される電波レベルを下げることができる機能です。

定格出力

定格出力とはブースターの最大出力レベル(出力できる映像信号の最大レベル)を表す数値です。この数値は、アンテナが受信する電波の㏈数とゲインの㏈数を足した数値と比較して考えます。
例えば地デジアンテナが受信した40㏈のテレビ電波を、ゲインが30㏈のブースターに接続すると、ブースターの出力は70㏈になります。
この場合、ブースターの定格出力が70㏈以上であれば、特に問題は生じません。しかし定格出力が60㏈など、定格出力の数値より出力される電波の㏈が大きい場合は、電波のノイズが大きくなり、映像が乱れてしまうケースもございます。
またブースターの定格出力が大きいと、住宅内に設置するテレビの台数を増やしてもそのままで対応できるなど、使用できる機器に余裕ができますので、できるだけ大きいものを選ぶほうがいいでしょう。
前述したゲインコントロールでブースターの出力レベルを調整する場合は、この定格出力レベルを超えないレベルで調整します。また屋外用ブースターの先にラインブースターを設置するなど、ひとつの配線に複数のブースターを設置する場合は、電波のひずみも増幅され、信号の品質が下がってしまうことがございます。
そのため複数のブースターを設置する際には、個々のブースターの出力を、定格出力の数値よりやや下げて運用する必要がございます。

雑音指数(NF)

前述のように、ブースターは電波レベルを向上させる半面、電波に混ざるノイズも増幅してしまいます。
このノイズの影響を抑えるために重要なのが雑音指数(NF)です。NFとは「ノイズフィギュア」の意味です。この数値が「1」に近いほど、アンテナが受信した電波の質を落とさずに増幅できることになります。おおむねの目安としては、地デジ用ブースターなら「3dB」以下。BS/CS用ブースターなら「6dB」以下を目安に選ぶといいでしょう。
なおこの指標は、元よりアンテナより送られてきた電波に含まれるノイズを低減するものではなく、できるだけ元の品質のまま電波を増幅することを示す数値である点には注意が必要です。

インピーダンス(VSWR)

インピーダンスとは「Voltage Standing Wave Ratio(電圧定在波比)」のことで、ある回路内を流れる電圧と電流の比を示します。
この数値に関しては、専門的で複雑な話になるため説明を略しますが、この数値が1に近いほど、効率よく信号を伝送できると理解しておいてください。

ブースター機器でおすすめのメーカー

ブースターに限らず、各種アンテナ本体やアンテナ機器のメーカーの中で、総合的におすすめできるのは、日本国内のアンテナ製品のシェアではトップ3を占め、日本3大アンテナメーカーと呼ばれるテレビアンテナメーカー「マスプロ電工」「DXアンテナ」「日本アンテナ」の3社の製品になります。
またこの三社に次ぐ大手メーカー、サン電子の製品も、三大メーカーに劣らぬ高品質を誇ります。

中でも日本アンテナは、アンテナ本体のシェアは国内では第3位ながら、アンテナ本体の他にもブースターなど周辺機器の生産にも力を入れており、日本国内における電波法の基準よりも厳しい基準で製品開発を行っており、品質重視でアンテナ周辺機器を選ぶならおすすめできるメーカーです。

もちろん業界第1位であるマスプロ電工、および第2位のDXアンテナ製や、サン電子製のブースターも品質は非常に高く、また家電量販店、ホームセンターやインターネットショップなどでも入手しやすいというメリットもございます。
基本的に、この4大メーカーによるブースターを選べば、品質的には十分に信頼できるといえます。

アンテナ設置工費におけるブースターの費用

当あさひアンテナはじめ、一般的なアンテナ工事の専門業者では、地デジ、BS/CSなど各アンテナの設置工事について「標準設置工事費用」でご提供しております。この費用は、地デジやBS/CSのアンテナ機種によっても異なってまいりますが、主にアンテナ本体が付属して、15,000円から30,000円程度になります。

ただ、この工事はどの業者も基本的に、住宅に各種アンテナを設置して、一か所のアンテナ端子に接続するだけ。それ以外の機器は使用しない工事になります。そのため屋内では一か所のテレビで視聴できるのみになる他、電波状態が悪いエリアでは、そのままでは安定したテレビ電波の受信は難しくなります。
そのため安定したテレビ電波の受信や、複数台のテレビで視聴するためには、別途にブースター、分配器などの設置が必要となり、それぞれの機器の本体価格込み工事費用が追加されます。

アンテナ工事業者におけるブースターの本体を含む設置工事費用は、ブースターがUHF(地デジ)用か、BS/CS対応、4K8K対応などによって異なってまいりますが、基本的に屋外用ブースターが用いられ、おおよそ15,000円から40,000円程度の価格になります。
また前述のように、現在の一般的な住宅では、新規アンテナ工事の際、屋外用ブースターの設置が、ほぼ必須となります。

基本的に、一般住宅に新しくアンテナを設置する場合は、地デジ、BS/CSなどの各アンテナの標準設置費用と、アンテナに適合するブースター、および分配器の本体および設置費用。その他、必要に応じて混合器、分波器の設置費用や古いアンテナの撤去、処分費用など、アンテナ設置に必要となる費用の総額となります。
価格体系や各工事の費用などは、業者によって差異はございますが、おおむねどの業者も基本的な工事や価格の構成はほぼ同じ形になります。その点はどうかご承知おきください。
当あさひアンテナでの、高性能アンテナ本体込みアンテナ設置工事やブースターの設置費用などについては、こちらをご参照ください。

アンテナブースター・まとめ

アンテナブースターの概要については、おわかりいただけたでしょうか?
現在では新しくアンテナを設置する際には、同時に屋外用のブースターを設置することが基本となります。
またご自宅でテレビ画像の乱れなどが生じている場合には、屋内用ブースターやラインブースターの設置により、ご自身での対策も可能となります。ただこの場合には、地デジやBS/CS、4K8Kなど、受信している電波に適応したブースターの機種を選ぶ必要がございます。

特に新しくアンテナを設置する際のブースター設置については、将来的なテレビ機器、またBS/CSや4K8Kアンテナの追加なども視野に入れて、適合する性能を持つ機種の選択が必要となります。またブースターも設置から年月を経ると、ブースターそのものの劣化によるトラブルにより、テレビのご視聴に問題が起こる可能性も生じてまいります。

アンテナブースターに関するその他の情報は、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しておりますので、よろしければご確認ください。

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)

・テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

・テレビの映りが悪い時に使うアンテナブースターとは? 屋外用・屋内用ブースターの違いと症状別の選び方を徹底解説!

・地デジ用テレビアンテナの受信レベルが低くなる原因とは? ブースターによる対処法など受信レベルを改善する工事の方法を解説!

・テレビ放送の映りが悪い際にアンテナブースターの交換は必要?

ご自宅で電波状態の悪さによると思われるテレビ画像の乱れが起こる。4K8Kテレビの導入にあたってブースターも交換したい。またブースターの劣化が原因と思われるテレビ画面のトラブルなど、ブースター設置や交換などに関するご質問、お問い合わせなどは、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)、またはメールフォームLINEまで、どうぞお気軽にご相談ください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。