衛星放送を視聴できるBS放送、CS放送用アンテナ設置工事とは?工事の選び方をケース別に解説、業者による費用の相場も紹介!

2025年01月05日

2025年(令和7年)もはじまり、テレビでも、お正月のさまざまな特別番組、そして新春からスタートする数多くのドラマ、アニメなどの新番組もスタートします。

本記事をご覧になっている方も、新春にはおなじみの番組や、新しくスタートするテレビ番組を楽しみにしている方もいらっしゃるでしょう。

さて現在、一般の戸建て住宅、マンションなどのお住まいで、ご覧になるテレビ放送といえば、いわゆる地デジ放送(地上デジタル放送)が基本です。

地デジ放送は、日本国内であれば、地デジ用のテレビアンテナを設置する、またはワンセグ・フルセグ機器の利用により、NHK受信料を除いて基本的に無料で、誰でも視聴できるテレビ放送です。そのため現在では日本国内の、ほとんどのご家庭、ご世帯で地デジの視聴環境が整っていることでしょう。

一方で、現在では、地デジ放送とは別のもうひとつのテレビ放送「衛星放送」の存在も知られており、その普及率も高まっております。

衛星放送では、地デジ放送では視聴できない、映画クオリティの質の高いドラマ作品をはじめとする、さまざまなオリジナル番組。また公開からあまり間もない最新の映画作品。

また地デジではほとんど再放送されない、往年の時代劇や名作映画、アニメ、テレビドラマなどを視聴できる多くの専門チャンネルがあることで知られています。

特に東京MXやサンテレビ、テレビ埼玉、千葉テレビなど、各都府県で視聴できる、地デジ放送のいわゆる地方チャンネル(ローカル局)では、古い時代劇作品や深夜アニメの放送枠で、これら専門チャンネルのCMが入ることもあり、興味をお持ちの方もおられるでしょう。

ただ興味をお持ちの一方で、衛星放送について詳しく知らない方には、いろいろな疑問点もおありではないでしょうか。例えば、

「衛星放送でよく言われる、BS放送やCS放送、また4K8K放送はそれぞれどう違うのか?」

「衛星放送で各チャンネルや番組を見るためには料金が必要なのか?」

「それぞれの衛星放送を見るためには、どのようなアンテナ工事が必要なのか?」

「衛星放送のアンテナ工事に必要な機材や費用、手間はどの程度なのか?」

など、主に料金や工事の面でご不明、ご質問になりたい点もあるため、衛星放送の導入を躊躇されているかたもおられることでしょう。

そこで今回の本コラムでは、衛星放送に関して、まずはご試聴のために必要なアンテナや、衛星放送におけるBS放送、CS放送、4K8K放送の違い。そして多くの方がお気になさる点でしょう、衛星放送の放送種別やチャンネルによってご視聴に料金が必要となる場合など、主なポイントを簡単にご紹介してゆきます。

その上で、衛星放送の基本的な仕組みや使用される電波、専用アンテナの種類、その性質。BS放送、CS放送などの詳しい解説。また受信やアンテナ設置の注意点など、基礎知識の詳細な解説。

さらには、お住まいで衛星放送用アンテナの取り付け、交換などを行う場合について、ケース別にその必要性や手順、流れなどの概要を一覧でご紹介していきます。

本コラムをお読みいただければ、衛星放送に関して、おわかりにならない基本的なポイントを事前にご理解いただけることをはじめ、衛星放送の基礎知識から、アンテナ工事が必要となるケースまで、必要な知識は一通りご理解いただけることと存じます。

衛星放送の基礎Q&A:ご視聴に必要な知識のご案内

ここではまず、これからお住まいで衛星放送を受信し、ご試聴になりたいとお考えの方が、疑問に思われることが多い、いわゆる「よくある質問」などの基本的なポイントと、その回答をご紹介してゆきます。

この項目でお答えするのは、個別に疑問に対して、要点のみをシンプルにまとめた回答になります。

それぞれの詳しい知識や情報につきましては、本項目に引き続いての、衛星放送に関する解説をお読みいただければ、ご理解いただけることと存じます。

衛星放送を見るには地デジアンテナとは別のアンテナが必要ですか?

回答:地デジアンテナとは別途に、衛星放送用のBS/CSアンテナの設置が必要です。

同じく日本国内で受信できるテレビ放送でも、地デジ放送(地上デジタル放送)と衛星放送では、放送の形式や使用される電波の周波数帯域や伝送方式がまったく異なります。

それぞれの放送の形式は、皆様もおおむねはご存知でしょうが、地デジ放送は、日本の各地に設置された電波塔から、周辺の地域にテレビ電波を送っています。

この電波は極超短波(UHF帯)と呼ばれる電波のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯で、その波長の幅は40センチから60センチ程度。性質は音のように広がりやすくなります。

このUHFの電波は、電波塔の先端など高い位置から、周辺の住宅などへと下るようにして広がり、建物などの障害物があっても、ある程度は乗り越えて広がる性質があります。

一方で地デジ電波は遠くまで届くほど電波強度(レベル)が弱まるため、日本国内に多くの電波塔を設置する必要があり、電波塔の周辺の住宅などの受信現場では、現場で受信できる地デジ電波レベルに合わせた受信性能の地デジアンテナ(地デジ周波数帯の受信に特化したUHFアンテナ)を、住宅内でもいデジ電波が届きやすい位置で、お近くの電波塔の方向にむけて設置する必要がございます。

対して衛星放送は、宇宙空間で地球の周りを周回する人工衛星から、地球上の広範囲に向けて電波を送信しています。

この電波は、地デジ電波に比べると非常に周波数帯が高い、12GHz(ギガヘルツ)前後の電波になり、その波長の幅は25ミリ前後になり、性質は光のように直進性が高くなります。

衛星放送では、宇宙空間の人工衛星から、例えば日本の衛星放送であれば日本全域など、地上の放送範囲を、スポットライトで照らし出すようにして電波を送信しているイメージになります。

衛星放送に使われる12GHz帯の電波は、宇宙空間から地上までの長距離でも、十分なレベルを保って届くため、日本国内の全域にて、大きな受信レベルの差がなく受信できる半面、日光がものに遮られると影ができるように、建物や樹木など、わずかな障害物にも遮られやすいという弱点もございます。

そのため地上で衛星放送の電波を受信するためには、人工衛星から光のようにまっすぐ届く12GHzの電波を受け止めるため、その電波に適したパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)を、人工衛星の方向にむけて、その方向に電波を遮る障害物がない位置に取付する必要があるのです。

また人工衛星から送られる12GHzの電波は、アンテナで受信した後、そのままでは周波数帯が高すぎて、ケーブルで十分に伝達できないという性質があり、アンテナと一体化した「コンバーター(変換器)」という機器で、MHz帯の電波に変換する必要もございます。

このように衛星放送と地デジ放送では、放送の仕組みから、使われる電波の周波数帯や性質、電波の方向。また適したアンテナの構造や機能、向けるべき方向まで大きく異なるため、それぞれ異なる構造のアンテナ商品を、受信に適した位置に取り付けなければならないのです。

また正確には、アンテナが受信した衛星放送の電波(電波として送信された映像信号)を映像、音声に変換して、テレビ画面に映し出す「BS/CSチューナー」が必要ですが、現在のテレビやレコーダーなどの受信機器には、ほとんどの場合、衛星放送の大半のチャンネルに対応できるBS/CSチューナーが内蔵されているため、まず問題はございません。

この衛星放送の電波の仕組みや、専用のBS/CSアンテナの構造。衛星放送を受信するためのアンテナ設置の条件などの詳細は、下記の項目で詳しくご説明してまいります。

衛星放送を視聴すると毎月の料金が発生しますか?

回答:衛星放送の中でも「無料チャンネル」をご覧になるだけであれば、地デジ放送と同じく、基本的に無料で視聴し続けることができます。

衛星放送には、主に「BS放送」「CS放送」の種別があり、それぞれの放送別に多数のチャンネルが存在します。

このBS放送、CS放送の違いについては、次の項目や、後の項でも詳しくご説明しますが、BS放送は、衛星放送の中でも、地デジ放送と同じく基幹的な放送であるため、NHK、各広域民放などの地デジ放送と同じ局のBSチャンネルのほか「BS松竹東急」「BSよしもと」の無料チャンネルがあり、これらのチャンネルであれば、お住まいにBS/CSアンテナを設置するだけで、NHK受信料を除けば地デジ放送と同様、いつまでも無料でご視聴になれます。

またBS放送でも「WOWOW」「BS日本映画専門チャンネル」など、いくつの有料チャンネルかあり、こちらはチャンネル別で月額契約を行うことにより視聴できます。

CS放送は、基本的に放送事業者と契約を行った視聴者向けの有料放送であり、ご試聴には基本契約料金、およびプラン別の月額料金が必要となります。

また上記の有料チャンネルも、毎月の特定の日や、年数回の記念日などに「無料放送デー」などを開催しており、その日であれば、BS/CSアンテナを設置して受信環境が整っているお住まいであれば、完全無料で視聴することができます。

総じて、衛星放送も無料チャンネルや無料放送だけのご試聴であれば、地デジ放送と同じく、アンテナを設置するだけで、基本的に無料でいつまでもお楽しみいただけます。

衛星放送のBS放送、CS放送はどこが違うのですか?

回答:BS放送とCS放送は、放送に使用する人工衛星の種別のカテゴリであり、具体的には、主な放送が無料チャンネル(BS)か、放送事業者による契約制の有料チャンネル(CS)かの違いになります。

上記でも少しご説明しましたが、衛星放送にはBS放送とCS放送の区分がございます。

この区分は、BS放送とCS放送では使用される人工衛星が異なり、その用途に基づく区分になっています。つまりBS放送とCS放送では電波を送信する人工衛星が別々ということになりますが、それぞれの人工衛星は、宇宙空間で、地上から見てほぼ同じ方角に位置し、送信する電波も、どちらも12GHzの範疇であるため、一基のBS/CSアンテナで双方の電波を受信できるのです。

BS放送は、上記でご説明した通り、地デジ放送と同じく基幹的な放送に当たり、NHK、広域民放その他の無料チャンネルが存在します。BSのNHKや広域民放のチャンネルは、地デジ放送の同チャンネルとは編成が異なり、より専門性の高い番組や、地上波では放送されない懐かしの番組、映画なども視聴できます。

また衛星放送、地デジ放送とも現在はデジタル化され、ハイビジョン画質になっておりますが、仕様上、衛星放送の方がより解像度の高い放送が可能なため、番組によっては、地デジ放送より高画質での放送を楽しむこともできます。

他にもBS放送には、映画、アニメ、スポーツ、音楽などジャンル別に、複数の有料チャンネルも存在するため、各チャンネルと月額料金制にて契約することで、お好みのジャンルの番組をより多く楽しむこともできます。

一方、CS放送とは、放送事業者が契約を結んだ世帯に向けて放送する有料チャンネルであり、現在では主に「スカパー!」サービスとして知られています。

その特徴は、BS放送の有料チャンネルに比べて50チャンネル以上の多チャンネルで、邦画や洋画、ミステリー、時代劇、アニメ、スポーツ、音楽、お笑い、ドキュメンタリーなど、各ジャンルでもより細分化された専門チャンネルを視聴できる点です。

CS放送をご視聴になるには、まずスカパーなどの事業者と基本契約を結んだ上で、多数ある有料専門チャンネルと個別契約。また複数のチャンネルがパックで割安になるプランなどを契約して、月額料金でご希望のチャンネルを選ぶことになります。

どの有料チャンネルも、月単位のご判断でご契約、ご解約が可能なため、観たい番組が放送される間だけご契約になるという楽しみ方もできます。

結論として、費用をかけずに衛星放送をご覧になるだけでしたら、BS放送の無料チャンネルのみ(および有料チャンネルの無料放送日)のご試聴。

そして、もう少しいろいろな番組をご覧になりたい場合には、BS放送の有料チャンネルをお選びになる。さらに多趣味の方、ご家族の方々それぞれの趣味に合わせるなど、よりマニアックな番組をご覧になりたい場合には、CS放送と契約して有料の専門チャンネルを選ぶといった楽しみ方が想定できます。

BS放送のCS放送の正確な違い、また上の項目でご説明した無料チャンネル、有料チャンネルの区分に関しては、引き続いての項目でも詳しくご説明してまいります。

衛星放送で4K8K放送を見るのに特別な料金や工事、機器は必要ですか?

回答:基本的に有料チャンネルの料金を除いて、4K8K放送のための追加料金は必要ございません。ただし一部の4K、8Kチャンネルをご覧になるためには、対応するBS/CSアンテナや配線部の機器が必要となります。

2000年代前半、アナログ放送から地デジ放送への転換の際、話題になったハイビジョンに続き、2020年前後より話題になっているのが「4K」「8K」の超高画質テレビです。

4K、8Kとは、簡単に言えば、従来のハイビジョン(2K)に対し、4Kはその4倍。8Kは4Kのさらに4倍(2Kハイビジョンの16倍)の、超高画質映像のことで、他にも、色彩や色調、音質なども格段に向上しており、よりリアルで臨場感ある映像を楽しめるようになっています。

2025年(令和7年)初頭の現在、この4K、8Kの映像を視聴できるのは、対応するインターネット映像配信や映像ソフトのほか、テレビ放送では、2019年(平成30年)にスタートした「新4K8K衛星放送」のみになります。

新4K8K衛星放送とは、文字通り、それまでの2Kハイビジョン放送であった衛星放送に、4K映像、8K映像に対応するチャンネルを追加したテレビ放送です。

この新4K8K衛星放送は、上記した従来のBS放送、CS放送に、それぞれ新しく4Kチャンネル、8Kチャンネルが複数、追加されたものです。したがって基本的には、従来の衛星放送と同じく、無料チャンネルであればそのまま、有料チャンネルであれば契約を結んで月額料金を支払うことで視聴できます。

ただ4K、8Kの画質で番組をお楽しみになるには、受信するテレビの側が、4K、8Kテレビであることが必要です。

もうひとつの注意点として、新4K8K衛星放送の、一部の4K、8Kチャンネルを受信するためには、対応するBS/CSアンテナおよび、アンテナから屋内のテレビまでをつなぐ同軸ケーブルの配線部、および配線部に設置されるブースターなどの機器が、4K8K放送に対応している必要がございます。

これは、従来の2K衛星放送で使われていた12GHzの電波は「右旋」と呼ばれる電波でしたが、新しく4K、8Kのチャンネルを追加する際に、この右旋の電波で新しいチャンネルに配分できる周波数帯が足りなくなったのです。

そのため、新4K8K衛星放送のスタートに当たって、新しく「左旋」の電波を導入し、追加される4K、8Kチャンネルの多くに、その周波数帯を割り当てたのです。

新4K8K衛星放送がスタートした2018年以降から2025年現在のBS/CSアンテナは、すべてが右旋、左旋双方に対応する2K4K8K対応型になっておりますが、それ以前に設置されたBS/CSアンテナは、左旋に対応できない2K対応型である可能性があり、その場合、左旋で送信される一部の4K、8Kチャンネルは受信できない場合もございます。

具体的なチャンネルで申し上げますと、BS放送のNHK、各広域民放の無料4Kチャンネルについては、従来の右旋の電波から、使用できる周波数帯を割り当てたため、2018年以前に設置された2K(右旋)のBS/CSアンテナやケーブル配線部であっても、特に問題なく視聴できます。

ただ、それ以外の4K、8Kチャンネルは左旋の電波を使用しているため、2K対応のBS/CSアンテナでは受信できず、ご試聴のためには、BS/CSアンテナや、場合によっては配線部を、4K8K(左旋)対応のものに交換する必要がございます。

ただ2025年現在、左旋の電波で送信されている4K、8Kチャンネルは、無料チャンネル(NHK受信料を除く)として、BS放送の8Kチャンネル「NHK BS8K」。4Kチャンネルの「ショップチャンネル4K」「4K QVC」。有料チャンネルではやはりBS放送の4Kチャンネル「WOWOW4K」のみになります。

したがって、2025年時点では、上記した左旋の4K、8Kチャンネルをご覧にならない限りは、特にBS/CSアンテナや機器の交換、また追加料金などは必要なく、衛星放送の受信環境と4Kテレビさえあれば、衛星放送の4Kチャンネルを高画質でご視聴いただけることになります。

なお、4K8K放送をご試聴になるためのBS/CSアンテナやその他の機器についても、下記の項目で詳しく解説してまいります。

衛星テレビ放送の歴史の流れと基本的な仕組みについて

ここからは上記でご紹介した、衛星放送の初歩的な疑問とその回答を含めた、衛星放送の仕組みや基本的な事項について、より掘り下げてご説明してまいります。

日本で最初にテレビ放送の本放送がスタートしたのは、1953年(昭和28年)の2月1日です。

このテレビ放送は、日本の各地に立てられた電波塔から、地上の空間を伝わってテレビ電波を伝える形の放送、現在で言う「地上波(テレビ)放送」です。

スタートした当初のテレビ放送(地上波)は、テレビの映像信号をそのまま電波の強弱に変換して伝えていたため、現在では「アナログ放送」として知られています。

この地上波のアナログ放送は、21世紀の初頭、2003年(平成15年)から2011年(平成23年)にかけて、電波塔などの設備や送信の方法は、放送されるチャンネルや番組はほとんどそのまま、映像信号を「0」「1」の弟子たる信号に変換して、その信号を電波の波長として送信する「デジタル放送」に変換されました。これが現在の「地上波デジタル放送(地デジ放送)」です。

この地デジ放送や、かつてのアナログ放送の地上波テレビ放送は、基幹的な放送であり、災害などの非常事態には全国に緊急情報を発信する役割もあるため、NHK受信料を除けば、日本国内では不特定多数の誰もが、地デジアンテナ(UHFアンテナ)や、フルセグ・ワンセグの受信機器を使用することで、無料で受信、視聴できるテレビ放送として知られています。

一方で地上波放送は、地上にいくつも設置された電波塔から電波を送信するため、設備の設置や維持などにたいへんな手間や費用が掛かる。日本国内でも電波塔からの距離や、電波を遮ってしまう山や建物などの影響によって、受信できる電波の強さ(レベル)に差が出る。周辺に電波塔がない地域や、障害物のある場所では、電波が十分に受信できなくなるなどのデメリットもございます。

特に日本において、地上波放送では、山間部や離島部など国内の一部エリアに、電波が届かないため放送を受信できない「難視聴地域」が存在し、アナログ放送の時代から問題となっていました。

一方、衛星放送とは、その名の通り、人工的に打ち上げられ、地球の周囲を周回する「人工衛星」から地上に向けてテレビ電波を送信するテレビ放送です。

もう少し正確にご説明すると、衛星放送の人工衛星は、地球の赤道上空に当たる、およそ35,786キロ上空の宇宙空間で、地球の周辺を自転と同じ速度で周回しているため、地上から見れば、空の一点に静止しているように見える「静止衛星」になります。

この静止衛星のある空の一点に、地上にある放送局から、テレビ電波をまず送信(アップリンク)します。アップリンクされた電波を受け止めた静止衛星では、その内部で電波の周波数を変換、電波レベルも増幅して、あらためて地球上の広い範囲に、電波を送信して返す(ダウンリンク)ことで、広範囲に電波を送信しているのです。

そのため衛星放送は、地上波テレビ放送に比べると、地球上でも静止衛星から見渡せる半球側の広範囲に、一基の静止衛星から大容量の情報を、非常に効率的な形で送信できることが大きなメリットです。

また静止衛星から電波を送信できる範囲が、日本の全域など幅広く、送信範囲ではどこでもほぼ均一のレベルで安定して電波が受信できる。さらに地上の山地など地形、建物などの障害物、地上での災害などにも影響を受けにくく、安定して放送を継続できるなどの点もメリットといえます。

このような利点から、日本の衛星放送は当初、地上波テレビ放送の難視聴地域を解消する目的で導入が進められていました。しかし、その後、方針が変更されて地上波放送では難しい、専門性の高い番組の放送などを眼目として放送できるチャンネルを増やすことが目的となりました。

日本での衛星放送は、BS放送(BSアナログ放送)が1989年(平成元年)に、CS放送(CSアナログ放送)が1992年(平成4年)に放送をスタートしています。これら放送種別の違いは、後の項で詳しくご説明いたします。

上記でも簡単にご説明した通り、衛星放送に使われる電波は、周波数帯が高く波長が短い「マイクロ波」の中でも波長の幅が1センチから10センチまでの「センチメートル波(SHF)」の範疇で、周波数帯は12GHz前後、波長の幅が25ミリ程度になることから「12GHz帯」と呼ばれる電波が使われます。

この12GHzの電波が、地球の半球、特定方向を補足する静止衛星から、地上の広範囲を照らし出すようにして送信されていることは、すでにご説明した通りです。

12GHzの電波はその光の直進性と周波数帯の高さで、エネルギーを集中させやすいことから、地デジ電波に比べて減衰量が少なくはるかな長距離まで送信できるため、前述のような利点があり、衛星放送の電波に使われます。

一方で、日光がものに遮られると影ができるように、光に性質が近い12GHz帯の電波は、直進方向で障害物にぶつかるとその時点で遮られてしまい、乗り越えて広がる力がほとんどないという性質もございます。

そのため、12GHz帯の電波が山や建物などの障害物に遮られた先では、衛星放送の受信ができなくなる。また同じ理由から、激しい雨や雪で、雨や雪の粒が25ミリに近くなると、空間に降り注ぐ雨や雪が12GHz帯の電波を吸収し、遮る障害物となり、電波レベルの弱まりや乱反射により、アンテナで十分に受信できず受信不良が生じる「降雨減衰」「降雪減衰」と呼ばれる問題が生じることもあります。

他にも、12GHz帯も長距離を送信するうち、まったく減衰が生じないわけではないため、日本の衛星放送を地上で受信する際には、日本の中央部に比べて、日本の北部や南端部、離島部など、静止衛星からの距離が遠くなる地域では、減衰の分だけ受信できる電波レベルがわずかに弱くなります。

なお、衛星放送やその電波の性質などに関する基礎知識については、以下の各コラム記事でも詳しく解説しております。

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・教えて!BS、CSやスカパーとは? 視聴料金からアンテナの選び方、業者による設置工事の費用相場、サポートの方法まで全解説

・雨や雪が降るとBS、CSの衛星放送が映らなくなる原因と衛星放送用テレビアンテナを調整して映るようにする対処方法とは?

衛星放送の放送種別:BS放送・CS放送・新4K8K衛星放送の違いとは?

この項目では、上記でも少しご説明した、衛星放送のBS放送、CS放送、そして新4K8K衛星放送について、その成り立ちや仕組み、チャンネルの種類や受信に必要な設備などを、もう少し詳しくご説明してまいります。

BS放送の理解に必要な基礎知識

BS放送とは、電波を送信する人工衛星として、放送用の「放送衛星(Broadcast Satellite)」を使用した衛星放送の種別です。日本のBS放送は1989年(平成元年)6月1日に本放送を開始しました。

BS放送は放送がスタートした当初から基幹的な衛星放送であり、初期のアナログ放送から、2002年にデジタル放送へと転換し、現在では「BSデジタル放送」になっております。またBS放送は、放送法の改正などにより、現在では「衛星基幹放送」に位置付けられています。

前述の通り、BS放送にはNHK、広域民放のBSチャンネルをはじめ、多くの無料チャンネルがあり、これらのチャンネルについては、BS/CSアンテナの設置により受信環境を整えるだけで、地デジ放送と同じく無料で視聴できます。他にも、個別契約で視聴できる有料チャンネルが複数、存在します。

BS放送は、特に契約などは必要なく、衛星放送の受信環境を整えるだけで視聴できるチャンネルが多く存在するため、衛星放送をご試聴になる場合の基本的な放送と言えます。

CS放送の理解に必要な基礎知識

CS放送は、当初は通信用の衛星放送である「通信衛星(Communication Satellite)」を用いて、企業や団体、集合住宅やケーブルテレビなどに向けた通信扱いの情報を送信するものでした。

1989年に放送法が改正され、通信衛星を個人向けの放送に利用できるようになり、1992年(平成4年)より、個人向けのCS放送がスタートしました。

CS放送は、当初より放送事業者との契約を行った世帯で視聴できる有料放送サービスでしたが、静止衛星の位置や周波数帯などがBS放送と共通しているため、アンテナなど受信設備はBS放送と共用で使用できました。

そのためCS放送も、放送法の改正からBS放送と合わせて特別衛星放送に統合された後、現在ではBS放送と同じく、衛星基幹放送に含まれています。

CS放送の放送事業者は、かつては複数、存在しましたが、サービス開始から統合や再編を繰り返し、

現在では、CS放送「スカパー!」サービスにほぼ一本化されています。

現在のCS放送では、東経110度、および東経124度、128度に位置する通信衛星が使用されています。

東経110度の通信衛星を使用するのは、110度CS放送で「スカパー!」として知られるサービスになります。この110度CS放送(スカパー)は、BS/CSアンテナにより、BS放送と共用の受信環境で受信できることもあり、現在の主要なCS放送サービスになっています。

スカパーの特徴は、ほぼすべて有料チャンネルながら、約70チャンネル以上の多チャンネルで、その中からご覧になりたいチャンネルを1チャンネル単位で選んで視聴できる点です。また複数のチャンネルをパックにして視聴料金が割安になるプランも、ニーズに合わせて数多く存在します。

スカパーのご試聴には、アンテナを設置して受信環境を整えた上で、まずスカパー(事業者)と月額料金(2025年1月現在、税込み429円)による基本契約を結びます。

その上で、各チャンネルやプランの契約を行い、月額で視聴料金を支払うことで、お好みのチャンネルを視聴できます。多くのチャンネル、プランは初契約月の視聴料は無料で、ご覧になりたい番組のある月だけ契約するという視聴法も可能です。

また上記のように、スカパーには月一度の無料サービスデーをはじめ、ときに多くのチャンネルを無料で視聴できる日や、特定番組の無料放送などのサービスもございます。

総じて衛星放送では、基本で視聴できるBS放送の無料チャンネルの他に、BS放送、110度CS放送から、お好みでご覧になりたいチャンネルを追加できるのも、魅力のひとつと言えます。

またCS放送には、上記の他に、東経124度、128度の通信衛星を利用したサービスもあり、こちらはスカパーとは別途の「スカパー!プレミアムサービス」になります。

こちらのサービスは、約130チャンネルと、スカパーに比べてチャンネル数がより豊富で、すべてハイビジョン放送であることが特長です。

しかし通信衛星の位置が違うため、プレミアムサービス受信のためにはBS/110度CSアンテナとは別に、プレミアムサービス専用アンテナ、もしくはすべての放送衛星、通信衛星からの電波を受信できる、マルチアンテナの設置、およびプレミアムサービス専用チューナーが必要となります。

またプレミアムサービス対応のアンテナやチューナーを提供しているのは、スカパーのサービス会社のみのため、ご試聴には同社へのお問い合わせが必要になります。

新4K8K衛星放送の理解と必要なケーブルなどの基礎知識

新4K8K衛星放送については、すでに前述の項でご説明している通り、BS放送、CS放送にそれぞれ追加された、4K、8Kチャンネルになります。

ここでは前述の内容に、必要な機器などの詳細を補足して説明いたします。

新4K8K衛星放送の各チャンネルには、従来の衛星放送で使用された、右回りの螺旋を描いて送信される「右旋円偏波」による「右旋放送」と、右旋の周波数帯が不足したことによりあらてめて追加された、左回りの螺旋で送信される「左旋円偏波」を用いた「左旋放送」に分けられます。

右旋の4Kチャンネルは、BS放送の主要な4Kチャンネルである、NHK、広域民放の4Kチャンネルであり、2018年以前の2K(右旋)対応のBS/CSアンテナでも問題なく受信できます。

左旋の4K、8Kチャンネルは、2025年1月現在、BS放送の8Kチャンネル、NHK BS8Kと、同じくBS放送の有料4Kチャンネル「WOWOW4K」と、無料4Kチャンネル「SHOPCHANNEL4K」「QVC4K」のみになりますが、これらチャンネルの受信には、2K4K8K(右旋・左旋)対応のBS/CSアンテナが必要となります。

なおCS放送には、以前は複数の4Kチャンネルが存在しましたが、現在は放送を終了しております。ただ今後、あらためてCS4Kチャンネルが追加される可能性もあり、その場合は、必然的に左旋放送となってまいります。

また前述の通り、BS/CSアンテナで受信された12GHz帯の電波は、アンテナのコンバーターでMHz帯へと変換されますが、この際、右旋の電波は1032MHzから2072MHz。左旋の電波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換されます。

そしてケーブルや機器を送信される電波は、周波数帯が高いほど減衰や漏洩が起こりやすくなるため、左旋の4K、8Kチャンネルをご覧になる場合には、2K4K8K対応BS/CSアンテナから各お部屋のアンテナコンセント、室内ケーブルを経由してテレビまでを接続する配線部についても、設置されるブースターや分配器などの機器、場合によってはケーブルそのものも、電波の漏洩や混入を防ぐシールド性能の高い4K8K(3442MHz)対応型の製品を使用する必要がございます。

なお、新4K8K衛星放送(4K・8K放送)の画質。また左旋放送を受信する仕組みや、必要な機材などについては、以下の各コラム記事により詳しい解説がございます。

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

・「新4K8K衛星放送」ご視聴に必要な機器・完全チェック解説! テレビで全4K8Kチャンネルを見るための機材とは?!

・超高画質!4K・8K放送の魅力と工事について

・2K放送と4K、8K放送の違い

・用途・目的別、4Kテレビ、8Kテレビをおすすめできる方

・4K8Kアンテナは自分で費用を抑えてDIYできる? 衛星放送BS/CSアンテナ設置方法と業者の設置費用、料金の相場を解説

衛星放送用パラボラアンテナの種類と選び方、取り付け方法

上記のように、静止衛星から光のような形で送信される12GHz帯の電波を十分に受信するためには、その電波に性質に対応できる、地デジアンテナとはまったく異なる構造のアンテナが必要です。

そのアンテナが、パラボラアンテナにあたる「BS/CSアンテナ」になります。パラボラアンテナとは、UHFより周波数帯が高く、光に近い性質の電波を受信することに適したアンテナです。

その構造は皿のような「ディッシュ(放物面反射器)」で周波数帯の高い電波を受け止めて反射させ、ディッシュの前面に固定された「一次放射器」に、反射した電波を集中させて受信する構造です。

衛星放送用のBS/CSアンテナは、一次放射器に集まった12GHz帯の電波を、ケーブルで送信しやすいMHz帯の周波数帯に変換する「コンパーター(変換器)」と一体化しています。

衛星放送のBS/CSアンテナは、その名の通り、静止衛星が同じく東経110度の方向に位置しているBS放送、および110度CS放送の両方を受信できるため「BS/110度CSアンテナ」とも呼ばれます。

基本的に、衛星放送用のアンテナは、車載用、アウトドア用などの特殊なモデルを除けば、パラボラアンテナのBS/CSアンテナ一種類のみになります。

家庭用のBS/CSアンテナは基本的な構造が同じため、製造するメーカーやモデルが異なっても、その受信性能は、コンバーターのわずかな性能差などを除けば、ほとんど違いが生じません。

ただ精度や耐久性などの品質を考えると、日本三大アンテナメーカーであるDXアンテナ、マスプロ電工、日本アンテナ、またこの三社に匹敵するサン電子など、国産大手メーカーの製品がオススメです。

一般家庭用のBS/CSアンテナは、ディッシュでも電波を受け止める部分の有効直径が45センチの「45型」です。他にも、主にアパート、マンションなど各棟の規模に合わせた共同受信用の50型、60型、75型、90型、120型など、ディッシュの大きさに合わせて受信感度が高まるモデルが存在します。

また一般の住宅でも、衛星の距離からやや12GHz帯の電波レベルが弱まる地域や、降雨減衰、降雪減衰への対策として、45型よりやや大型のモデルが使用されることもございます。

本体色は、太陽光を反射して熱や紫外線に影響されにくい白色系が基本ですが、他にも太陽光に強い塗装で外観性を高めた、ブラックなどのカラーバリエーションもございます。

このBS/CSアンテナを設置する際には、12GHz帯の電波に対応する基本的な条件として、ディッシュで12GHz帯の電波を正確に反射して一次放射器に集められるよう、ディッシュの仰角、方位角(上下、左右の角度)とも、ミリ単位で東経110度(南西方向の上空)へと正確に調節する。

さらに12GHz帯の電波は障害物に遮られやすいため、ディッシュを向ける東経110度の方向に、山地や建物はもちろん、樹木や枝葉、電線や電柱、洗濯物など、わずかな障害物もない設置位置を選ぶことが必須です。

特にBS/CSアンテナは、わずかな角度のズレや、障害物の存在でも、受信レベルが大きく低下しやすいため、注意が必要です。

またBS/CSアンテナは、上記のコンバーターを作動させるために、アンテナ配線部からアンテナ側に電気を送る形で、電源が必要となります。その電源には、配線部に設置されるブースターの電源部。もしくは屋内にあるテレビなどの各受信機器で、台数などに応じて、適切な「BS電源設定」を行い、BSチューナー端子からアンテナ側に供給する形になります。

戸建て住宅におけるBS/CSアンテナの設置場所については、上記の条件を確保できる設置であれば、どこに設置しても受信感度に大きな影響はなく、特に場所を選びません。

ただ一般的には、配線や機器などがまとめやすく、作業のコストも抑えられるよう、地デジアンテナの取り付け位置に合わせて、その近くにBS/CSアンテナが設置されます。

具体的には、屋根の上のマストへの固定であれば、正確な角度調整が行いやすく、周辺の障害物にも影響されにくくなります。

他にも、住宅の壁やベランダの内外などにBS/CSアンテナを設置することで、お住まいの外観で目立たなくなり、風雨なども避けてアンテナの老朽化を抑えることもできなります。

そのため、BS/CSアンテナの設置に当たっては、安定した受信感度はもちろん、お住まい全体の見た目や、風雨などを避けやすく、メンテナンスを行いやすいなどのポイントも重視した位置への設置がオススメとなります。

BS/CSアンテナの種類や設置方法、設置費用の相場、注意点などについては、以下の各コラム記事にも詳細がございます。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

・衛星放送用バラボラアンテナ・BS/CSアンテナの種類と選び方とは? 地デジテレビアンテナとの違い、家屋への設置工事を解説

・衛星放送用BS/CSアンテナの種類と性能とは? 地デジテレビアンテナとの違い、設置工事の方法から機種の選び方まで解説!

・BS/110度CSアンテナで安定して衛星放送を受信できる設置の場所とアンテナの向きや角度を正確に調整する方法

・自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

・衛星放送用のBS/110度CSアンテナには電源が必要? BS/CSアンテナにテレビなどの設定で電源を供給する方法とは

BS/CSアンテナの設置・修理・交換などケース別の案内と解説:業者に依頼する費用の相場は?

ここからは、主に戸建て住宅でのBS/CSアンテナ取り付け工事について、実際に考えられるパターン別に、それぞれの工事内容について、工事の流れや内容について解説してまいります。

新築物件へのBS/CSアンテナ取り付け

一般の方が新築のお住まいを建築、購入された場合、お引き渡しの時点では、基本的に、住宅にテレビアンテナは設置されておりません。

オーナー様の側で、テレビアンテナの設置、またはケーブルテレビ(CATV)や光テレビの工事など、ご入居までに、テレビをご試聴になるための工事を行う必要がございます。

特に戸建て住宅のお住まいでは、有料チャンネルやNHK受信料を除けば、設置後は無料でテレビ放送を視聴できるアンテナ設置を選ばれる方が多くなります。

そして戸建て住宅へのテレビアンテナ設置では、上記の通り、まず現場の受信環境と、他には設置の見栄え、耐久性など、お客様のご要望に適した地デジアンテナ機種による設置工事を基本の工事として依頼し、次に、衛星放送もご覧になる場合には、BS/CSアンテナの追加設置も併せて頼むことになります。

一般的に、アンテナ工事業者に依頼する場合の、新築戸建て住宅へのテレビアンテナ設置費用は、まずアンテナ本体や設置具、金具、ケーブルなどの部材の費用を含めた、地デジアンテナ、BS/CSアンテナそれぞれの基本設置工事費用

そこに、ほとんどの戸建て住宅で必要となる、ブースターなど配線部の機器の設置工事費用。また、例えば設置位置が三階以上の高所に当たる場合の高所作業費など、お住まいの条件やご要望に合わせた工事に必要となる、特殊工事費、追加機材などの費用の総額となります。

なお、地デジアンテナ、BS/CSアンテナを含め、戸建て住宅にテレビアンテナを設置する場合に、設置されるアンテナ機種や工事の流れ、住宅の見た目やアンテナの対候性を高めることができる設置方法。アンテナ以外に必要な機器の工事費用などについては、以下の各コラム記事にて詳しくご説明しております。

・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】

・戸建て住宅で業者に工事を依頼できる地デジその他のテレビアンテナとは? 機種や必要な工事の選び方、費用の相場をすべて解説!

・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

 

・地デジアンテナとBS/CSアンテナをセットで設置する工事とは? 地デジ用、衛星放送用テレビアンテナの種類とその違いを解説

一般的なアンテナ工事業者に、各種地デジアンテナの設置と同時に、BS/CSアンテナの設置工事を依頼する場合の平均的な工事費用は、アンテナ本体や部材などの費用を合わせて、20,000円から30,000円程度が相場になります。

当あさひアンテナでは、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど地デジアンテナ各機種の基本設置工事と同時に、BS/CSアンテナの設置もご依頼いただける場合には、使用するアンテナに、DXアンテナ社製、高品質45型2K4K8K対応モデル「BC45AS」本体をご提供し、その他、基本の設置具や同軸ケーブル、防水加工の費用も含む基本設置工事を、18,000円(税込み19,800円)からで承っております。

他にも弊社では、ご家庭用の45型モデルでは、黒のカラーバリエーションモデルの他、集合住宅の行動受信用も含めた、50型、60型、75型、90型、120型など、大型のBS/CSアンテナもご用意しておりますので、一般のお住まいから集合住宅のオーナー様まで、設置位置も含めた、さまざまな現場、御要望のBS/CSアンテナ設置にご対応いたします。

既存の住宅へのBS/CSアンテナ追加取り付け

いま現在、既存のお住まいで、地デジアンテナのみが設置されている住宅で、衛星放送をご覧になる場合には、BS/CSアンテナの追加設置が必要になります。

この場合、現在のBS/CSアンテナは、基本的にすべて2K4K8K(右旋・左旋)対応の機器になるため、お住まいにBS/CSアンテナを増設するだけでなく、ケーブル配線部に関しても、衛星放送の周波数帯、特に左旋の電波が変換された3442MHzまでの周波数帯に対応できる機器への交換が必要となります。

BS/CSアンテナの追加設置に当たって、アンテナ本体の取り付け以外で必要となる主な工事としては、まず地デジアンテナ、BS/CSアンテナなど、一軒の住宅に複数のアンテナを設置する場合、それぞれのアンテナからのケーブル(送信される電波)を、一本のケーブルにまとめて、それ以降の配線を簡略化する「混合器」という機器を、アンテナの近くに設置する必要がございます。

また多くの戸建て住宅に設置されている、アンテナが受信した電波を、現場の受信環境や、お住まいにあるテレビの台数などに合わせて、必要なレベルにまで増幅する「ブースター(増幅器)」という機器についても、地デジアンテナのみの住宅では、地デジ電波にのみ対応できる「UHF帯ブースター」であることが多くなります。

したがってその場合は、ブースターを地デジ電波、衛星放送の電波の双方に対応でき、さらに上記した混合器の機能も備えた「UHF・BSCS混合ブースター(3442MHz対応型)」に交換する必要が生じます。

なおUHF・BSCS混合ブースターを設置する場合には、混合器の設置は必要なくなります。

また混合器で地デジと衛星放送の電波を一本のケーブル配線にまとめた場合には、その後、各おへたのアンテナコンセントから、テレビなど受信機器までを接続する室内用アンテナケーブルに、それぞれの電波を再度、2本のケーブルへと分離し、受信機器側の地デジ、BS/CSのチューナー端子へと適切に接続する「分波器」を設置する必要もございます。

他にも、既設のアンテナ配線部が古く、周波数帯の低い地デジ電波や2K衛星放送の周波数帯にしか対応できない場合は、前述のように分配器やアンテナコンセントのユニット、また配線ケーブルそのものも、2K4K8K対応BS/CSアンテナの追加設置に応じて、左旋の電波が変換された周波数帯に対応できる、4K8K(3442MHz)対応型に交換する必要が生じます。

ただ、現在のアンテナ配線部は、ほとんどが2K衛星放送の電波までに対応できるものになっており、ある程度、対応できる周波数帯に余裕があるため、左旋の4K8Kチャンネルをご覧にならない場合であれば、特に交換の必要がないケースもございます。

また衛星放送を、お住まいの一室のみ一部の部屋のみでご覧になる場合には、配線が既設の地デジアンテナとは別系統になるため、追加設置したBS/CSアンテナを近くの部屋にあるテレビ一台と接続するだけなど、シンプルな新規配線となり、大掛かりな配線や機材の交換などは必要なくなります。

総じて、地デジアンテナのみの既設住宅でのBS/CSアンテナ追加設置については、アンテナ設置の基本費用に加えて、お住まいの条件や、アンテナ配線部の交換が必要な度合い等によって、費用の総額が大きく変動してまいります。

詳しくは当あさひアンテナのフリーダイヤル、もしくはWEB見積もりにもご対応できるメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、どうかお気軽にお問い合わせくださいませ。

なお、上記でご説明した、ブースター、混合器と分波器、分配器など、戸建て住宅に設置されるアンテナ配線部の主要な機器や、配線部の構造などについては、前述および以下の各コラム記事でそれぞれ詳しくご紹介しております。

・テレビアンテナに「ブースター」は必須の機器なのか? その種類と性能、必要なケースを解説【地デジ設置・あさひアンテナ】

・テレビ放送の映りが悪い際にアンテナブースターの交換は必要?

・テレビの映りが悪い時に使うアンテナブースターとは? 屋外用・屋内用ブースターの違いと症状別の選び方を徹底解説!

・1基のアンテナから家にあるすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方、分波器などとの違いを徹底解説!

・アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

・テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?

・地デジ用と衛星放送用、両方のテレビアンテナ設置で工事コスト軽減のため必要な機器、混合器、分波器とは何なのか?

・戸建て住宅のテレビアンテナ工事に必要な配線と分波器の役割とは? 地デジ、BS/CS放送に適した機器の選び方も解説!

・テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!

・テレビ放送や受信機器、設置工事に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と違い、選び方を徹底解説!

・テレビアンテナとテレビを結ぶアンテナケーブル(同軸ケーブル)とは? ご家庭向けケーブルの種類と性能の違いを徹底解説!

・地デジアンテナとテレビを接続するケーブル(同軸ケーブル)とは? 衛星放送でも使えるケーブルの種類や市場や通販の価格も解説

・アンテナコンセントとは?その種類や耐用年数、交換法などを徹底解説!・戸建住宅におけるテレビアンテナ配線を徹底解説!

・戸建て住宅で地デジテレビアンテナを取り付ける工事に必要な配線とは? 設置にかかる費用の相場、料金や業者選びの方法も解説!

・新築戸建て住宅にテレビアンテナを設置する時に必要な機器と工事とは? その種類と費用の相場をすべて解説します

2K対応型BS/CSアンテナから2K4K8K対応型への交換

すでにご説明した通り、現在の新4K8K衛星放送でも、従来の右旋の電波ではなく、新規追加された左旋の電波で送信されるチャンネルをご覧になる場合には、2K4K8K(右旋・左旋)対応のBS/CSアンテナが必要となります。

したがってすでにBS/CSアンテナが設置されているお住まいでも、そのアンテナが2018年以前の2K(右旋)対応型である場合は、2K4K8K対応型BS/CSアンテナへの交換が必要です。

および上記の項でもご説明した通り、アンテナ配線部の機器やケーブルなども4K8K(3442MHz)対応型への交換が必要なケースが出てまいります。

2025年現在では、左旋のチャンネルはBS放送のNHKBS8Kと、一部4Kチャンネルのみであるため、2K対応のBS/CSアンテナを即座に交換する必要は低くなります。

ただ、これらのチャンネルをご試聴になるため、既設の2K対応BS/CSアンテナを2K4K8K対応型へと交換する工事では、まず既設アンテナの撤去が必要となります。

特に大型のテレビアンテナが、屋根の上のマスト(ポール、支柱)などに設置されているアンテナを撤去する作業は、一般の方ではアンテナや作業する方の落下をはじめ、大変な危険が伴いますので、決して行わないでください。

アンテナ工事の専門業者では、この高所などのアンテナ撤去を、高い技術により安全に遂行した上、取り外した不要のアンテナの処分も含めて、一定の費用でお引き受けしております。

一般住宅における2K対応BS/CSアンテナから、2K4K8K対応BS/CSアンテナへの交換工事の費用は、上記のアンテナ撤去工事費に加え、2K4K8K対応BS/CSアンテナの基本設置工事費用、および必要に応じたアンテナ配線部の交換費用になります。

この場合も、実際の工事費用は、お住まいの配線部などの条件によって変わってまいります。

なお当あさひアンテナでは、アンテナの修理や交換などに伴う、既設アンテナの処分も含めた撤去工事を、1.8メートルまでのアンテナであれば、5,000円(税込み5,500円)の工事費用でお引き受けしております。

2K対応から2K4K8K対応へのBS/CSアンテナ交換工事も、実際の費用は、お住まいのBS/CSアンテナ設置や配線部の状況によって変動してまいりますので、詳しくは当あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせくださいませ。

BS/CSアンテナの交換や、寿命となる時期については、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・BS/CS衛星放送や地デジ用アンテナの寿命と交換時期は何年? 取り付けから約10年でテレビが映らない時の対処法を解説!

・ご自宅に設置されているテレビアンテナを交換する時とは? 工事にかかる費用の相場はいくらか、また工事を進める方法を解説!

・テレビアンテナの寿命と交換時期は? 地デジ・衛星放送別に必要な工事を徹底解説!

・衛星放送用BS/CSテレビアンテナの寿命は何年? 取り付けから約10年後の交換工事の時期や映らなくなった時の対処法を解説

既設BS/CSアンテナの故障、不具合での修理対応

BS/CSアンテナの新規設置や交換の他にも、既設のBS/CSアンテナが角度のズレ、故障などが生じて、衛星放送の画面が乱れる。また「E201」などのエラーコードが表示されて正常に映らない場合にも、アンテナの修理や交換が必要となります。

ご説明した通り、BS/CSアンテナは安定した受信のために、東経110度、南西の方向に向けた正確な角度調整が必要になり、わずかな角度のずれで受信感度が大きく低下します。

この場合、角度の再調整と、固定部の補強なども含めたしっかりとした再固定が必要となりますが、この作業も、屋根の上などの高所にあるアンテナでは、ご自宅での作業は非常に難しくなります。

またBS/CSアンテナはその形状から風雨などの影響を受けやすく、特に高所に設置されているBS/CSアンテナの寿命は10年程度となり、寿命を過ぎたアンテナはトラブルが生じやすくなります。

特にBS/CSアンテナに付属するコンバーターは電子機器であり、この部分が故障するとアンテナが機能しなくなります。集合住宅用の大型BS/CSアンテナではコンバーターのみの交換も可能ですが、家庭用の45型BS/CSアンテナでは、アンテナごとの交換でもコストが大差ないため、アンテナそのものを付け替えることになります。

このBS/CSアンテナの修理に関しては、角度のズレや配線部の腐食など、軽度の故障であれば角度調整、部分的な修理などで対応できますが、コンバーターの故障など、修復が難しい場合はアンテナの交換が必要です。

寿命を迎えたBS/CSアンテナの交換に関しては、工事費用は、上記した2K対応型から2K4K8K対応型への交換と同じく、既設アンテナの撤去工事費、および新規アンテナの基本設置工事費になります。

この場合、基本的に配線部の交換は必要ないため、工事費用の総額は安くなります。

またアンテナの角度調整、軽微な修理なども、アンテナ工事の専門業者に依頼することで、一定の費用で対応してもらえます。

なお、当あさひアンテナでは、アンテナの角度調整を、調整後、トラブルが再発しないようしっかりとした再固定も含めて、8,000円(税込み8,800円)より。軽微な故障の修理であれば5,000円(税込み5,500円)よりで承っております。

また、アンテナトラブルの再発を防ぐには、BS/CSアンテナをはじめとするアンテナの設置位置を、風雨などを避けやすく、メンテナンスも行いやすい位置に変更する。もしくは、風雨などに影響を受けにくいモデルに交換するといった対処も考えられます。

BS/CSアンテナの場合は、設計の改良により強風や豪雨にも強くなった高耐風モデルを使用することで、風雨などの影響による経年劣化を抑えることができ、角度の狂いなどのトラブルも少ない事になります。

当あさひアンテナでは、上記した「BC45AS」と同じくDXアンテナ製の45型、2K4K8K対応モデルながら、パンチングメタル仕様のディッシュや、全体的な接合部の強化により、激しい台風などでも受信性能の喪失や角度のズレ、破損などのトラブルが生じにくい、業界最高レベルの耐風性能を誇る高耐風モデル「BC453SG」をご用意し、同モデルによるBS/CSアンテナの基本設置工事を「特別価格」にてお引き受けしております。

また、この高耐風モデル「BC453SG」や、衛星放送(BS/CSアンテナ)のタイプで生じやすい故障や受信トラブル、アンテナ工事業者に修理を依頼する手順や流れなどについては、以下の各コラム記事に参考となる解説がございます。

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・テレビ画面の乱れでアンテナを修理する前に自分でできる対処の方法を解説。業者に工事を依頼する費用の相場も紹介【最新版】

・テレビアンテナの修理を業者に頼む方法と費用の相場は? アンテナ修理の種類と火災保険に対応もできる最適な業者の選び方も解説

・BS/CSアンテナの角度調整に重要な「指向性」とは? 人工衛星の方向を確認できるスマホアプリ「BSコンパス」も徹底解説!

・衛星放送用BS/CSアンテナの受信レベルが急に低くなりテレビ放送が映らない原因とその対処方法、アンテナレベル確認を解説!

・地デジ、衛星放送のテレビアンテナ故障例、テレビ放送が映らなくなった場合に考えられる原因とその対処法は? 必要な工事を解説

・BS放送、CS放送の衛星放送が映らないアンテナトラブルの原因とその対処法について、ご自宅でも可能な方法をFAQで徹底解説

・地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

BS/CSアンテナの種類と設置工事・まとめ

以上が、主に一般の住宅にBS/CSアンテナを設置する場合の基礎知識、および主なアンテナモデルと、設置工事のパターンになります。ご自宅で必要となるBS/CSアンテナ工事の手順や、適した設置方法、機種についておわかりいただけたでしょうか?

BS/CSアンテナの取り付けは、特定のお部屋のみで衛星放送をご覧になる簡単な工事であれば、ご自分でのDIYで可能なケースもございます。ただ、お住まいのすべてのテレビで衛星放送をご覧になるなど、難易度の高い工事は、やはりアンテナ工事の専門家へのご依頼が確実と申せます。

なお、テレビアンテナ関連の工事は、家電量販店やホームセンターの店舗、またお住まいの物件を建築、販売するハウスメーカーに任せることもできますが、これらの業者は工事の受け付け窓口で、実際の施工を担当するのは、エアコンの設置やキッチンの設備、パソコンのセッティングなど、ご家庭での電気関係の工事を総合的に引き受ける下請け業者が行うことになります。

これらの業者は、アンテナ工事に特化した専門家ではない分、アンテナ工事では担当者により施工品質に差が出ることもあるほか、仲介手数料などの中間マージンにより、施工費用が割高になる傾向もございます。

高品質のアンテナ工事を低価格でお求めのお客様には、やはり当あさひアンテナをはじめとする、アンテナ工事のプロと言える、専門業者にご依頼になることがオススメです。

当あさひアンテナがご提供する、アンテナ工事の主なサービスとしては、まず上記でご紹介した各種BS/CSアンテナ本体をはじめ、地デジアンテナの各機種やさまざまなモデルに関して、国産一流メーカーで人気の高い高品質アンテナ、部品、部材なども標準でセットにした、低価格の基本設置工事をご提供している点です。

またブースターなどの各種機材やオプション工事費なども同様で、当サイトにて、使用する機材のメーカーや型番などもしっかりと明記した、わかりやすい金額の価格体系でご案内しており、お客様には機材、費用の面でご不安がないよう配慮しております。

特に地デジアンテナ設置で重要となる、アンテナ工事の事前に行う現地での電波調査、工事費用のお見積りも、出張料やキャンセル料など、関連費用をすべて含む「完全無料」でお引き受けしております。

実際の電波調査は、お住まいの屋根の上から外壁など、さまざまな位置で隅々まで、安定した受信を実現できる位置を確認する、丁寧な作業を実施し、お住まいで可能な限り、お客様のご要望にもっとも近いアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり価格でご提案いたします。

他アンテナ業者との相見積り。またお見積もり当日からの即日工事、夜間工事にもご対応できますので、お客様にはさまざまな条件から最適と思われる工事を、最安、最速でお選びいただけます。

弊社では、実際のアンテナ工事の担当者として、弊社の社員スタッフによる完全自社施工を徹底しております。経験豊富で施工の細かなコツなども熟知する、優れたアンテナ職人による作業で、コストは押さえながら、安定した受信はもちろん、風雨にも強い丈夫なアンテナ設置、またアンテナ本体から、屋根裏の配線なども含む細かな施工まで、弊社モットー「見えない部分もきれいに」に基づく、全般的に丁寧な施工を必ずお約束いたします。

アンテナ取り付けの完了後は、施工部分を丁寧に掃除した上、お住まいの各お部屋のテレビ、アンテナコンセントで受信状態を確かめ、受信状態に問題がない場合のみに工事の完了といたします。

工事料金のご請求についても、現金だけでなく、各種クレジットカード、電子マネーなどでのお会計にも対応しておりますので、お客様には余計なご負担をおかけいたしません。

さらに工事完了後のアフターフォロー体制も、業界最長クラスとなる、施工日から「10年保証」の保証期間をご用意しておりますので、お客様には末永いご安心をお約束いたしております。

さらに現在、当あさひアンテナでは「大感謝祭」として、アンテナ取り付け工事と同時に、弊社を通じて、超高速の光回線工事にもお申込みいただくことで、弊社より最大10,000円、光工事の会社より最大75,000円、最大85,000円のキャッシュバックにより、各種アンテナ設置工事や光回線のお乗り換え手数料なども含めて、最大で実質「0円」になるお得なキャンペーンも実施しております。

BS/CSアンテナをはじめとする、お住まいへの各種アンテナ取り付け、その他のアンテナ工事については、アンテナ工事のプロ集団として、業界トップクラスの豊富な実績と経験、そして高い技術力とサービス内容を誇り、より高品質で、よりお安い工事をご提案する、当あさひアンテナのフリーダイヤル、もしくは当ホームページ内のメールフォーム、弊社LINEアカウントまで、どのようなことでも、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。