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愛知県ってどんなところ?

愛知県は日本列島のほぼ中心部に位置し、中部地方、東海地方に含まれる県です。県面積は5,173.21平方キロメートル。2024年(令和6年)12月1日時点の推計人口は7,464,410人であり、日本の都道府県での人口数は第4位。南側を太平洋(伊勢湾、三河湾)に面し、県の北側を岐阜県、北東側を長野県、東側を静岡県、西側を三重県に接しています。

県の形状はやや東西に長く、南側知多半島、渥美半島が海に突き出した形から、名古屋市の一帯を東部に見立て、四足歩行の馬や恐竜。またはクワガタやカニに例えられることもあります。

県内の地勢は、西部に濃尾平野、岡崎平野の平地が広がり、尾張地方として、名古屋市を中心に、県および中京エリアの中核部となっています。

中東部は三河地方となり、内陸部の一帯には山地が広がる一方、中部は尾張地方と連続する豊田市や岡崎市など平野の市街地。また臨海部の平地(豊橋平野)でも、豊橋市を中心とした市街地が広がり、それぞれ東三河地方、西三河地方に分けられます。

尾張、西三河、東三河の面積比はほぼ同じですが、人口比はほぼ7:2:1であり、人口は尾張地方に集中しています。また県内の方言といえば名古屋弁(尾張弁)が有名ですが、三河地方ではやや異なる

三河弁が話されており、また県内でもエリアごとに微妙な方言の差もあります。

愛知県の、特に名古屋市を中心とした尾張地方は、隣接する岐阜県、三重県などを含む中京圏(中部圏、名古屋都市圏)の中心部として、東京都や埼玉県、千葉県、神奈川県などによる首都圏、大阪府、京都府、兵庫県を中心とした近畿圏と並ぶ、人口、産業の規模を誇り、日本の三大都市圏に数えられます。

また愛知県と言えば、戦国時代には畿内を中心に独自の政権を確立し、ほぼ天下を統一した織田信長。信長の跡を継ぎ、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉(羽柴秀吉)。豊臣を滅ぼして徳川幕府を開いた徳川家康の三英傑が出た地として知られ、歴史的経緯もあって、東京などの首都圏、大阪などの近畿圏とも異なった、独自の文化を発展させています。

そのため県内には、三英傑を中心とした史跡もとても豊富で、また愛知出身の歴史上の偉人も三英傑の一族や家臣など、多数の名前が挙げられます。

意外なところでは、鎌倉幕府を開いた源頼朝も現在の名古屋市出身である他、江戸時代中期の人物として、8代将軍、徳川吉宗と対比される、尾張徳川家の第7代当主(名古屋藩主)、徳川宗春公もよく知られています。

徳川宗春は、享保の改革で倹約令により幕府財政を改善しようとした徳川吉宗に対し、藩内で規制緩和を行い、庶民に対しては寛容と人徳を示す政策を進め、その思想を「温知政要」という書にまとめたことから、よく吉宗と対比され、フィクションではライバルのように描かれることもあります。

中でも有名なものは、松平健さん演じる8代将軍、徳川吉宗を主人公とした人気時代劇「暴れん坊将軍」にて、吉宗の失脚を狙う敵役として、徳川宗春が描かれたことでしょう。

劇中では主に中尾彬さん(スペシャル版やシリーズ後半では成田三樹夫さん、西岡徳馬さん)が宗春を演じ、吉宗と将軍職の座を争って敗れたシリーズ通しての宿敵として描かれます。

ただ史実で8代将軍の候補となったのは、宗春の兄である徳川継友であり、実際の年齢も宗春は吉宗より12歳若い。尾張藩主になった時期が食い違うなど、劇中の宗春はあくまでフィクションの存在と言えます。

そして2025年新春に、17年ぶりの新作として放送された「新☆暴れん坊将軍」では、GACKTさんが宗春を演じ、黒装束に長煙管での大名行列。吉宗に「温知政要」を献上するなど、より史実に近い描写がなされたことでも話題になりました。

県内の名所も、現在は復元天守ながら、日本三名城のひとつであり、金の鯱でも知られ、映画の中ではゴジラに壊された経験もある名古屋のランドマーク、名古屋城。江戸時代以前の現存する天守が国宝指定されており、守りのため天守が木曽川のほとり、小高い山の上に建てられたことから、天主からは名古屋市一帯や岐阜城、周囲の山々が見渡せるほか、川に囲まれた城そのものの長めの美しさでも知られる犬山城をはじめ、多くの名所旧跡、観光スポットが存在します。

食文化についても、きしめん、味噌煮込みうどん、天むす、あんかけスパゲッティ、手羽先唐揚げ、ひつまぶし、エビフライ、味噌カツなどの、いわゆる「名古屋めし」や、量やサービスが並外れた喫茶店のモーニングサービスなど、独自の文化が知られています。

豊かな歴史と独自の文化をもつことから、特に愛知県を舞台にしたフィクションも、戦国時代を舞台にした作品をはじめ、数多く存在します。

小説では、岐阜県出身のSF作家、小川一水さんの「アース・ガード‐ローカル惑星防衛記‐」や、名古屋市出身の推理作家、太田忠司さんの「ミステリなふたり」「名古屋駅西 喫茶ユトリロ」「甘栗と戦車とシロノワール」など諸作。アニメ化もされた豊橋市出身のライトノベル作家、雨森たきびさんの「負けヒロインが多すぎる!」などがあります。

漫画では、豊橋市出身の佐野妙さんによる「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」が、県内では名古屋に押され目立たない三河地区の中心、豊橋市を舞台に、豊橋市に引っ越した女子高生と、同じ高校の友達が、豊橋市、三河地区を中心にした県内の文化や名産を探求、紹介する。また県内の地域や市同士の確執などをコミカルに描く作品になっています。

他にも、一宮市出身の安藤正基さんによる「八十亀ちゃんかんさつにっき」も、東京都から愛知県に引っ越した主人公の視点で、愛知県、主に名古屋の人々の日常や文化をコミカルに描く作品です。

主人公を除く主要キャラの命名が名古屋弁に由来している特徴もあり、テレビアニメも2025年時点で4期まで制作され、ヒロインである八十亀最中(やとかめもなか)が、名古屋市の「観光文化交流特命大使」に起用され、着ぐるみも製作されるなど、愛知県を中心とした東海地方で高い人気を誇る作品になっています。

同じくアニメ化もされた、あfろさんの人気漫画「ゆるキャン△」では、登場人物の名称が岐阜県周辺の地名に由来し、愛知県から、主要キャラの一人、犬山あおい(犬山家の人々)や、主人公の一人である志摩リンの祖父、新城肇。その他、田原、一宮、知多など、県内の地名が元と思われる人物が登場します。

また作中でも、東栄町の東栄駅。豊田市の矢作ダムや現地の道の駅。設楽町の井山展望台。田原市の伊良湖などがキャンプ先として登場し、社会人になった主人公たちを描く劇場版では、志摩リンが名古屋市の出版社で働いている設定になっています。

 

愛知県で視聴できる地デジ放送のテレビ局・チャンネル一覧

愛知県内に存在し、県内に向けた放送を行っているテレビ放送局(チャンネル)は、以下の通りです。

・NHK日本放送協会・名古屋放送局のch3:NHK総合、ch2:NHK教育(Eテレ)

・ch1:FNN、フジテレビ系列の東海テレビ放送(THK、東海テレビ)

・ch4:NNN、日本テレビ系列の中京テレビ放送(CTV、中京テレビ)

・ch5:JNN、TBS系列のCBCテレビ(CBC)

・ch6:ANN、テレビ朝日系列の名古屋テレビ放送(NBN、メ〜テレ)

・ch10: TXN、テレビ東京系列のテレビ愛知(TVA)

愛知県内において、それぞれのテレビ局は、各チャンネルID(テレビのチャンネル番号)に応じた「〇チャンネル」の呼び名でも親しまれています。

これらチャンネルのうち、ch3のNHK名古屋総合、およびch10のテレビ愛知は、愛知県内のみを対象とし、基本的に県内でのみ視聴できる「県域放送」ですが。その他の広域民放は、愛知県だけでなく、隣接する岐阜県、三重県も含めた「東海3県」で視聴可能となっており、この三県で地デジ放送エリア「中京広域圏」を形成しています。

これら愛知県の広域民放テレビ局5社は、どれも愛知県名古屋市に本社が所在するため「在名テレビジョン放送局」とも呼ばれます。

ちなみにNHK教育(eテレ)は、日本国内で唯一、国内全域でまったく同じ内容を放送する全国放送チャンネルになっています。

日本国内の広域民放は、日本国内でも主要都市圏の一部都府県で個別に存在する独立放送局の地方チャンネル(例えば東京都の東京MX、千葉県の千葉テレビ、兵庫県のサンテレビジョンなど)を除き、在京キー局であるフジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京の各局とネットワーク関係を結ぶことにより、キー局が制作する多くの番組を、日本の各系列局を通じて、日本全国で放送しています。

また各地方のキー局の系列局も、キー局からのネットワークで放送される番組のほか、独自の編成により、その地域のローカルニュースをはじめとする自社制作の番組を放送しています。

特に、京都、神戸、大阪を中心とする近畿地方。および愛知県名古屋市を中心とする中京地域は、東京都心と並んで、日本の三大都市圏と呼ばれております。

したがって、これらの都市圏にある広域民放のテレビ局は、在京キー局についで多くの番組を自社で独自制作しており、自社制作番組をネットワークで全国放送しているケースも多くなります。

関西広域圏にて、在京キー局とネットワーク関係を結ぶ民放テレビ局の、毎日放送、朝日放送テレビ、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送は、在京キー局に次ぐ数の自社制作番組をもっていることから「準キー局」とも呼ばれます。

また上記した中京広域圏の各広域民放ネットワーク局5社も、準キー局に次ぐ数の自社制作番組をもっており、全国ネット放送されることもあるため「在名広域局」とも呼ばれます。

さらに、上記の存名、近畿の各テレビ局に、大阪市にある県域局である、テレビ大阪を含めて、広義の「準キー局」と定義される場合もございます。

このように愛知県の地デジ放送テレビ局(在名広域局)は、放送エリアである中京広域圏だけでなく、日本全域にも影響力のあるテレビ局だと言えます。

例えば東海テレビでは、「土ドラ」と呼ばれる全国ネットの連続ドラマ枠のもっていることで知られています。かつては「大人の土ドラ」という名称だった本枠では、貫井徳郎さん原作、谷原章介さん、玉山鉄二さんなど出演の「犯罪症候群」。澤村御影さん原作、伊野尾慧さん主演の「准教授・高槻彰良の推察」。林真理子さん原作、大地真央さん主演「最高のオバハン 中島ハルコ」など、ミステリを中心とした小説作品のドラマ化。

また、つのだじろうさん原作、白石聖さん主演の「恐怖新聞」。伊藤理佐さんの漫画を原作とした、吉田鋼太郎さん主演「おいハンサム!!」。白乃雪さん原作の、桜田ひよりさん主演「あたりのキッチン!」など、独自のアレンジも含めた漫画原作作品。原田泰造さん主演の「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」。神尾楓珠さん主演「顔だけ先生」その他のオリジナル脚本作品など、ユニークで質の高いドラマ作品を送り出しております。

他にも、かつては昼の帯ドラマも制作しており、特に愛憎劇を中心とした「華の嵐」「真珠夫人」「牡丹と薔薇」「冬の輪舞」などの作品は社会現象といえるほどのブームを巻き起こし、スペシャルドラマなども制作されています。

他にも石田靖さん、長原成樹さんの「爆笑!駐在君が行く!」。山口智充さんの「ぐっさん家〜THE GOODSUN HOUSE〜」。西川きよし師匠の「西川きよしのご縁です!」など、お笑い芸人が東海3県をめぐるバラエティ番組。

アニメ作品では、2025年現在、30分アニメを自社制作した実績はありませんが、愛知県在住の漫画家、くるねこ大和さんが運営する、保護猫の里親を探すブログで描いた漫画を原作に、関西テレビとの共同製作により短編アニメ「くるねこ」などの作品を制作、放送しています。

ローカル番組では、地元密着の情報を放送する帯番組「スイッチ!」や、毎年3月の「名古屋ウィメンズマラソン」中継。また報道分野ではさまざまな事件や司法制度に迫る硬派なドキュメンタリー番組も制作し、ギャラクシー賞を受賞するなど高く評価されています。

中京テレビでも、数々の自社制作番組が存在します。中でも広く知られているのは、1976年(昭和51年)から1994年(平成6年)まで十八年間にわたって放送された「お笑いマンガ道場」です。

この番組は、司会者からのお題に対し、回答者が自筆の漫画で答えるというバラエティ番組で、回答者では、実際は親友同士だった漫画家の鈴木義司さん、富永一朗さんが、互いをけなし合う漫画で番組を盛り上げたほか、車だん吉さん、若き日の川島なお美さんなどが出演していたことでも知られます。

中京地方では本番組の人気が高く、2021年(令和3年)にはスペシャル番組「復活!令和もお笑いマンガ道場」として復活しているほか、2024年(令和6年)には、ほぼ同様のコンセプトを持つバラエティ番組「お笑い4コマパーティー・ロロロロ」も同局で製作されています。

他にも中京テレビでは、バラエティ番組「ヒューマングルメンタリー・オモウマい店」「それって!?実際どうなの課」。テレビドラマでは、志田彩良さん、伊武雅刀さん主演の「こんなところで裏切り飯」。主に名古屋市を舞台とする柳原望さんの漫画作品を、小山慶一郎さん、平澤宏々路さん主演でドラマ化した「高杉さん家のおべんとう」など、多くの番組を制作しています。

CBCテレビでは、やはり中京ローカル、全国ネットとも多くの番組を制作していますが、特にアニメ制作に力を入れており、日曜夜の全国ネット枠「アガルアニメ」で多くの作品を送り出している他、安孫子三和さんの漫画を原作に、1992年(平成4年)に放送された同局初制作のアニメ作品「みかん絵日記」。えのきづさんの漫画を原作とした「琴浦さん」。岐阜県多治見市を舞台に、伝統工芸品の美濃焼をテーマとしたフリーコミック(作画・梶原おさむさん)を原作とした「やくならマグカップも」など、多くのアニメ番組の制作や、製作委員会への参加などに関わっています。

名古屋テレビでは、貫井徳郎さんの小説を原作に、メ〜テレ開局55周年記念ドラマとして、妻夫木聡さん、井上真央さん主演で製作された「乱反射」など、全国ネットも含む多くのテレビドラマを制作しています。

またアニメ番組に関しては、80年代アニメブームの立役者となり、現在でも多くのシリーズ作品が製作され続け、作品そのものが一大ジャンルと化している「機動戦士ガンダム」第一作をはじめ、「無敵超人ザンボット3」「無敵鋼人ダイターン3」「戦闘メカ ザブングル」や勇者シリーズなど、1970年代から90年代にかけて、サンライズと共同で、数々のロボットアニメシリーズを制作、放送したことでも知られています。

余談ですが、同局制作の初のアニメ作品は、1969年(昭和44年)に放送された、在名局では初の自社制作で、キー局以外が制作した初の深夜アニメでもある、生活に関する法律の条文を紹介する「六法やぶれクン」という作品になります。

テレビ愛知では、中日ドラゴンズ戦の中継である「10チャンベースボール」や。アイドルグループ・乃木坂46の冠番組「乃木坂工事中」。アニメ番組では、カードゲームを題材にした「カードファイト!!ヴァンガード」シリーズなど、土曜朝8時枠の数々のアニメ作品を制作、放送しています。

上記の放送局の他、愛知県内には、前述した東京MX、サンテレビジョンのような、在京キー局とネットワーク関係を結ばず、所在の都府県内のみを放送エリアとする独立放送局、および独立放送局が放送する県内の地方チャンネル(地方局、ローカル局)は存在しません。

ただ、愛知県の北側に隣接する岐阜県の地方チャンネルである岐阜放送(GBS、ぎふチャン)が、主に県の北西部、岐阜県と濃尾平野で連続している平地の一帯で受信できることがあります。

また愛知県とは南西側で接している隣接県、三重県の地方チャンネル、三重テレビ放送(MTV、三重テレビ)も、やはり主に県の南西部で受信できることがあります。

愛知県内でぎふチャン、三重テレビが映る理由や、具体的な県内のエリア。それぞれの地方チャンネルを受信できるためのアンテナ設置方法などについては、以下の項目で詳しく解説いたします。

また地デジ放送やアナログ放送を含む地上波放送の歴史、地方チャンネルの詳細は、以下の各コラム記事に参考となる解説がございます。

・現在の地上波テレビ放送で地上デジタル放送が開始されたのはいつ? デジタル放送とか何か、その仕組みや特徴も全解説!

・地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

 

愛知県内で地デジ電波を受信できるエリアと電波塔の概要

地上デジタル放送の電波は、日本各地に設置された地デジ電波塔の先端から、周辺の一帯へと、上空から広がるような形で届けられています。

この地デジ電波とは、電波の種類ではUHF(極超短波)帯のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯を利用しており、その波長の幅はおよそ40センチから60センチ程度になります。

そのため、地デジ放送用のいわゆる地デジアンテナは、すべて地デジ電波の周波数帯に対応した「UHFアンテナ」になります。

そもそも電波とは空間を光の速さで伝わる微弱な電気的エネルギーのことで、周波数帯が低い(波長の幅が短い)ほど、広がりやすく、障害物を乗り越えやすいなど音に近い性質になり、周波数帯が高い(波長が短い)ほど、光に近い性質で直進性が高い半面、障害物に遮られやすくなります。

地デジ電波のUHFは比較的、周波数帯は高いものの、一定の波長の幅を持つため、やや音に近い性質も備えています。

具体的な性質としては、発信元である電波塔から遠ざかるほど「㏈(デシベル)」の数値で表される電波のレベル(強度)が減衰(弱まる)していくほか、山地や建物など、電波を反射させる、吸収する障害物にぶつかると、遮られて向こう側に届きにくくなる性質もあります。

ただ地デジ電波は一定の波長の幅を持つため、高層ビルなどの小規模な障害物であれば、乗り越えてその向こう側に広がって届く(回折)性質もあります。しかしこの性質も完全ではなく、例えばビルの影に当たる直近の一帯や、狭い間隔で住宅が立ち並ぶ住宅密集地で、家と家の間の狭い空間などには、十分なレベルの地デジ電波が届かなくなることもございます。

他にも、伝わる空間の状態にも影響を受け、同じ場所でも季節によって6㏈程度のレベルの変動が生じるほか、電波を吸収する雨や雪などの悪天候では、電波レベルが大きく低下します。

このような性質があるため、地デジ放送では、その都府県内や広域圏の中心となる、規模の大きな電波塔である送信所(または親局、基幹局)が、各都府県にまず一ヵ所設置されます。(ちなみに北海道はその広大さから、要所に複数の基幹局が存在します)

ただ、この送信所は、各都府県内や広域圏内の中心部から広範囲をカバーしているものの、送信所だけでは、距離や地形の影響から、放送エリア内でも、十分なレベルの地デジ電波が届かないエリアも生じます。

そのため送信所の周辺で、電波レベルが弱くなる、また山地などの付近で電波が遮られやすい地域の付近には、中継局(サテライト局)と呼ばれる電波塔がいくつも設置されます。

この中継局は、送信所や他の中継局から届く地デジ電波をいったん受信し、電波レベルを増幅してあらためて送信し直す役割を持っており、その名の通り、地デジ電波をリレー形式で中継することで、送信所からの地デジ電波を、放送エリア内の大半に行き渡らせているのです。

ちなみに地デジ電波のレベルは、おおむね100㏈から0㏈の範囲で表され、基本的には地デジ電波塔から離れるほど弱っていき、また山地などに遮られるとその向こう側には届きにくくなります。

一般的には、その現場で受信できる電波レベルが60㏈以上であれば、通常の地デジアンテナを設置することで、問題なく受信できます。

各地デジ電波塔からの周辺で、受信できる電波レベル別にエリアを区分したものを「電界地域」といいます。この電界地域に統一された定義はないため、使用される場所によって基準が異なる場合もありますが、基本的にその現場で受信できる地デジ電波レベルが80㏈以上であれば、受信環境が非常に良く、地デジアンテナ設置方法の選択肢が広い「強電界地域」。

受信できる地デジ電波レベルが80㏈から60㏈であれば、受信環境が良好で、地デジアンテナの屋外設置であれば、おおむね問題なく地デジ放送を受信できる「中電界地域」にあたります。

ただ、電波塔のほぼ真下など、電波塔から極端に近い場所でも、その電波塔からの地デジ電波が受信できない場合もあるほか、お住まい内のテレビなど受信機器に届く電波レベルが90㏈以上でも、地デジ放送の映像が乱れる、映らないといった受信トラブルが生じる事もございます。

また到達する地デジ電波レベルが60㏈以下になるエリアでは、地デジ放送を安定して受信するためには、高性能の地デジアンテナを、受信環境のいい高い位置に設置するなどの対処が必要となり「弱電界地域」と呼ばれます。

特に受信できる地デジ電波レベルが50㏈から40㏈以下のエリアになると「微弱電界地域」と呼ばれ、一般的な地デジアンテナの種類では安定した受信が難しくなるため、電波塔の受信範囲外となります。このエリアで安定した受信を実現するためには、パラスタックアンテナなどと呼ばれる超高性能型の地デジアンテナが必要になります。

さて、地デジ放送の現在、愛知県内の中心的な電波塔である送信所(親局、基幹局)は、県内の西部である平地部の中で、北東側の端に近いあたり、愛知県瀬戸市にある高さ245メートル、海抜高353メートルになる「瀬戸デジタルタワー」になっています。

この瀬戸デジタルタワーは、上記したNHK、およびテレビ愛知を含む広域民放と、県内で受信できるすべてのチャンネルの電波を送信しています。

ちなみに愛知県、特に名古屋市のテレビ電波塔としては、名古屋市中区栄、久屋大通公園にある高さ180メートルの電波塔、名古屋テレビ塔。および名古屋市昭和区高峯町、標高65メートルの地点に位置する、高さ162メートルの東山タワー(中京テレビ鉄塔)が知られています。

ただこれらの電波塔は、地上波テレビ放送が、かつてのアナログ放送から、現在の地上デジタル放送へと転換されたことで役割を終え、東山タワーは現在、県域FMラジオ送信所、業務用無線の基地局、NTTドコモ中継所などとして利用されています。

名古屋テレビ塔に関しては、1954年(昭和29年)に開業した、日本で最初に完成した集約電波塔であり、国の重要文化財に指定されていることから、電波塔としての役割を終えた現在も、名古屋市のランドマークである展望台、観光名所として活用されています。

また名古屋テレビ塔は、現在では施設命名権(ネーミングライツ)売却によって、2021年(令和3年)5月1日より「中部電力 MIRAI TOWER」と呼ばれており、夜間にはライトアップによって、名古屋の街を彩っています。

さて現在、瀬戸デジタルタワーから送信される地デジ電波のうち、NHKとテレビ愛知を除く各広域民放については、名古屋市を中心とする県西部の市街地に当たる平野部一帯、東側は豊田市や岡崎市。また海沿いの西尾市、知多町。三河湾を越えて田原市、渥美半島の先端部などまで、おおむね60㏈以上のレベルで届いています。

また愛知県内だけでなく、北側は岐阜県の各務原市や大垣市の周辺、本巣市や揖斐川町、池田町、関ヶ原町、養老町など、濃尾平野に含まれ、両白山地のふもとに当たる一帯まで、ほぼ60㏈以上のレベルで各チャンネルの電波が到達しています。

他にも、西側から南西側に隣接する三重県では、長良川をはさんで隣接する桑名市や川越町をはじめ、伊勢湾を越えて四日市市や、鈴鹿市、津市、松坂市、明和町、伊勢市や鳥羽市の一部など、三重県東部の沿岸にあたる平地部の多くにも、おおむね60㏈以上で到達しています。

ただ、県域放送であるテレビ愛知については、電波の出力がやや弱いため、60㏈以上で到達するのは、名古屋市を中心とした県内西部の平地部および、隣接する岐阜県の各務原市や海津市、三重県の桑名市や川越町などの内、県境に近い一部エリアのみになります。

また県内でも常滑市、美浜町や南知多町の一部など、知多半島の西側に当たる一帯には、山地に遮られて電波が届きにくくなっています。

そして、この瀬戸デジタルタワーからの地デジ電波を各地に伝える中継局では、知多半島の西側にNHKやテレビ愛知の電波を届ける常滑中継局や知多内海中継局、山海中継局など。

西尾市の海沿いにある幡豆中継局。渥美半島、田原市でその多くのエリアをカバーする蒲郡田原中継局や赤羽中継局。県の南東部に当たる豊橋市の周辺に位置し、豊橋市、および豊川市や新城市の一部をカバーする豊橋中継局、三河一宮中継局、二川中継局などが存在します。

愛知県でも、豊田市や岡崎市の東側、豊川市や新城市の北側から、北設楽郡の設楽町、東栄町、豊根村など、東部の北寄りは山地が占めていますが、この一帯には、比較的、人口の多い集落を中心に、藤岡中継局、稲武東中継局、稲武西中継局、設楽中継局、足助東中継局、鳳来大野中継局、本宿中継局などが点在し、要所に地デジ電波を送信していますが、それ以外の山中の一帯では、地デジ電波はほとんど受信できなくなっています。

他にも、名古屋市の中心部にはNHKとテレビ愛知を送信する名駅中継局、テレビ愛知を送信する国際センター中継局。豊明市にはやはりテレビ愛知を送信する大高テレビ中継局が設置されております。

これは特に県域放送で電波の出力が弱いテレビ愛知では、瀬戸デジタルタワーに近いエリアでも、林立する高層ビルなど障害物の影響をうけて難受信地域が生じやすいため、その点をカバーするために設置されている電波塔です。

総じて、愛知県内では、名古屋市を中心としたその周辺、濃尾平地に当たる平地の市街地、具体的には名古屋市の各区全域をはじめ、一宮市、江南市、犬山市、瀬戸市、半田市、春日井市、津島市、碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、愛西市 清須市 北名古屋市 弥富市 みよし市 あま市 長久手市、常滑市、丹羽郡の大口町と扶桑町、愛知郡の東郷町、西春日井郡の豊山町、海部郡      の大治町、蟹江町、飛島村。知多郡の阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町。額田郡の幸田町のうち、山地ではなく、濃尾平野に含まれる平坦な一帯であれば、瀬戸デジタルタワーからのすべてのチャンネルの電波が、中電界地域(60㏈)以上の十分なレベルで受信できるエリアになります。

上記の通り、名古屋市内など、高層ビルなどによる電波障害で地デジ画面の映りが悪くなりやすい都心部には中継局が設置されております。

また知多半島の西側や先端などには、一部に瀬戸デジタルタワーからの電波がやや届きにくくなるエリアもありますが、やはり要所に中継局が設置されることでカバーされています。

渥美半島の大半に当たる田原市にも、その先端部に瀬戸デジタルタワーからの電波が60㏈以上で到達します。

豊橋市を中心とした県の南東部では、岡崎市、本宮山の山頂にある中継局、豊橋中継局からのNHK、テレビ愛知ふくむ各広域民放の電波が、豊橋市ほぼ全域や、周辺の豊川市、新城市の平地部から山地のふもと一帯。また田原市、知多半島の陸地に近い側まで、60㏈以上のレベルで送信されています。

また豊橋市の南東部、山地により電波が遮られやすい地域には別の中継局があるほか、田原市(知多半島)にもいくつか中継局が存在し、知多半島を含む県域南東部の多くをカバーしています。

そのため、豊橋市をはじめ、周辺の新城市、豊川市や田原市でも、豊橋平地の平坦な市街地に当たる大半のエリアでは、おおむね60㏈以上と、十分なレベルの地デジ電波が受信できます。

ただこの一帯は、名古屋市を中心とした主要市街地に比べると、やや地形が複雑なため、山地や丘陵地の付近など、中継局からの電波が遮られやすい場所など、では、受信できる地デジ電波レベルがやや弱まるケースもあるので、ご注意くださいませ。

そして県内でも名古屋市を中心とする主な都市部である、濃尾平野の市街地より東部。また豊橋市を中心に周辺の市域を含む豊橋平地より北側に当たる、県内東部の山岳地帯では、上記の通り、山間部の要所に置かれた中継局の周辺で地デジ電波が受信できるのみとなり、それ以外の山中では、地デジ電波はほとんど受信できません。

該当するエリアは豊田市や岡崎市の東部、新城市や豊川市、蒲郡市の北部をはじめ北設楽郡の設楽町、東栄町、豊根村になりますが、この一帯で地デジ電波が届かないエリアでは、主にケーブルテレビ(CATV)を利用して地デジ放送の各チャンネルを視聴することになります。

以上は、愛知県内を対象とした地デジ各チャンネルの受信環境になりますが、他にも愛知県内では、前項で少し述べた通り、隣接する岐阜県、三重県の地方チャンネルが受信できるエリアも存在します。

岐阜県の地方チャンネルは岐阜放送(GBS、ぎふチャン)。三重県の地方チャンネルは三重テレビ放送(MTV、三重テレビ)であり、それぞれ各県内を対象とする県域放送で、基本的にそれぞれの県内にある送信所、中継局のみから電波を送信しています。

ただ、電波塔から発信された電波そのものは、出力に応じて、電波のレベルを維持できる限りの距離まで届き、県境など特定の範囲で止めることはできないため、各都府県の地方チャンネルは、隣接する都府県の、境界に近い一帯で受信できるケースもあるのです。

愛知県で他県の地方チャンネルを受信できるエリアを、具体的にご説明すると、岐阜県岐阜市、金華山(上加納山)にある岐阜県の送信所であり、NHK岐阜、ぎふチャンを県内の南部を向けて放送する岐阜局(上加納山タワー、トワ・エ・モワタワー)からの地デジ電波は、県域を越えて木曽川沿いに当たる一宮市や江南市、丹羽郡の大口町、扶桑町、犬山市の西部。小牧市や岩倉市の一部。また稲沢氏や愛西市の西寄りの一帯であれば、おおむね60㏈以上で受信できます。

三重県の三重テレビに関しては、県内の津市に位置し、NHK津と三重テレビを、主に北西の平坦な沿岸部一帯に送信している三重県の送信所、津局。また愛知県弥富市と隣接する三重県桑名郡木曽岬町に位置し、やはりNHK津と三重テレビを送信する桑名中継局の電波が、愛知県内にも到達しています。

具体的に、愛知県内で三重テレビを受信できるエリアとしては、愛西市の一部や弥富市、海部郡飛島村。名古屋市港区の湾岸部。そして知多半島のほぼ西半分に当たる、東海市、知多市、常滑市、知多郡の美浜町と南知多町の一部エリアにて、ほぼ60㏈以上で受信できます。

愛知県内で受信できる地デジ放送のチャンネルは、以上の通りです。ただ実際に、それぞれのチャンネルの電波が届く各現場で地デジアンテナを設置するにあたっては、周辺の障害物などの環境により、地デジ電波が届きにくくなるケースをはじめ、電波塔の方向にアンテナを向ける必要や、現場で受信できる実際の電波レベルと、屋内に設置されるテレビの台数に応じた受信性能を持つタイプのアンテナ機種、設置位置の選択など、さまざまな要素が関係してまいります。

愛知県内の各エリアや受信するチャンネルに適した地デジアンテナの機種、設置位置の選び方については、次の項で詳述してまいります。

なお、地デジ電波に関する基礎知識や、よくある質問に対する回答などは、以下の各コラム記事のページにも詳しい解説がございます。

・地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

・地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

・徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方は?

・地デジ電波の強さと品質を示す「dB」「MER」「BER」とは何か?

・地デジアンテナを設置する高さの設定で重要となるハイトパターンとは? 地デジ電波を受信するために適切なアンテナの高さとは?

 

愛知県内に適した地デジアンテナ機種と取り付け工事の事例を紹介

ここでは、前項でご説明した、愛知県内の地デジ電波塔や受信できる電波、チャンネルに応じて、各エリアで適した地デジアンテナ機種や衛星放送用アンテナの種類、その設置方法についてご紹介してまいります。

現在、一般の戸建て住宅で使用される地デジアンテナ機種は、簡易的な室内アンテナ等を除けば、主に地デジ放送がスタートした後に、地デジ用アンテナとして開発された「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」と、アナログ放送時代からの古典的モデル「八木式アンテナ」の三機種に分けられます。

以下、戸建て住宅に設置されるアンテナの種類や設置方法別に、それぞれご紹介いたします。

 

デザインアンテナ設置のポイントとは?

地デジアンテナの主な三機種の中で、2025年の今、もっとも人気の高い機種が、デザインアンテナ(平面アンテナ)になります。

デザインアンテナとは、ユニコーンアンテナなどを含めた、設置の美観、デザイン性が高い地デジアンテナの総称とされることもありますが、一般的には、平面アンテナ、壁面アンテナ、薄型アンテナとも呼ばれる、縦長長方形のパネル状UHFアンテナを指します。

この平面型デザインアンテナのサイズは、内部構造のサイズで受信できる電波の周波数帯や受信性能が決まるため、メーカーやモデルによってわずかな差異は生じますが、基本的に縦幅が60センチ前後、横幅は20センチから25センチ強。厚さは十数センチ(設置金具含む)ほどのサイズになります。

デザインアンテナ受信性能別のモデルでは、屋外設置用の標準的なモデルで、横幅が20センチ程度になる20素子相当モデルと、横幅が25センチ程度とやや大きい分、受信性能が向上し、やや受信環境の悪い現場で使用される26素子相当モデルがございます。

他にも、通常モデルに比べると、受信性能は3素子相当など低くなるため、強電界地域専用モデルになりますが、上記のサイズに比べても半分以下などのコンパクトモデルで、付属のスタンドに固定して、窓の近くなどへ据え置き設置もできる小型の屋外屋内兼用デザインアンテナも存在します。

また、各メーカーから発売されているそれぞれのモデルについても、おおむね4色から6色程度のカラーバリエーションがあり、住宅の色合いに合わせて選べるのもデザインアンテナの特徴です。

ここでは一般的な屋外設置用のデザインアンテナ20素子相当モデルを中心にご説明いたしますが、デザインアンテナの基本的な設置位置は、住宅の壁面、またはベランダの手すり部に、専用の設置具を固定して、アンテナの本体をはめ込んで取付する形になります。

またデザインアンテナはアンテナ表側のほぼ全面で電波を受信するため、アンテナを設置する壁面などは、近隣の地デジ電波塔の方向など、地デジ電波が届く方向を向いている必要がございます。

デザインアンテナ本体を設置具に取り付けた後、固定部分を軸にして、正面側が電波塔の方向へと正確に向くよう、角度を微調整して、受信レベルがもっとも高まる角度でアンテナ本体を固定します。

その他にも、住宅の屋根の上に立てられたアンテナ用のマスト(ポール、支柱)に、デザインアンテナを固定する施工法もございます。

このデザインアンテナを採用するメリットは、第一に、そのシンプルで目立たない形状やカラーバリエーションから、お住まいの壁などに設置しても目立たず調和して、住宅の見た目や周辺の景観に悪影響を与えない点です。

もうひとつのメリットは、全体が長方形のカバーに覆われたアンテナ本体を、外壁などに面で固定するため、台風などの強い風雨や積雪、海沿いの潮風などの自然環境にも影響を受けにくいことから、経年劣化が進みにくく耐用年数が長くなり、トラブルも生じにくくなる点です。

このようなメリットの豊富さから、現在では戸建て住宅への地デジアンテナ設置で、高い人気を集めているデザインアンテナですが、一方で弱点、デメリットもございます。

デザインアンテナの弱点は、受信性能に特化した従来のテレビアンテナである、古典的な八木式アンテナに比べると、受信性能を示す同じ素子数相当のモデルで比べても、本体の受信性能がやや弱くなるという点です。

そのためデザインアンテナは基本的に、地デジ電波塔からある程度、近いエリアで、山地などに電波が遮られるといった影響も受けず、受信できる電波レベルが60㏈以上になるエリア(強・中電界地域)向きのモデルになります。

したがって、そのエリアに到達する地デジ電波レベルが60㏈以下となる、いわゆる弱電界地域では、デザインアンテナが使用できないケースもございますので、ご注意ください。

それに加えて、デザインアンテナの主な設置位置である住宅の壁面など、屋根の上に比べてやや低い位置では、周辺の高層マンションや密集する住宅など、電波を遮る障害物に影響を受けやすくなります。

そのため、住宅の屋根の上など障害物のない高所では、電波塔の先端から下るようにして届く地デジ電波が、60㏈以上のレベルで届いている強・中電界地域でも、現場(お住まい)の条件によっては、周辺の障害物に電波が遮られてしまい、デザインアンテナを設置できる方角の壁面には、60㏈以下の微弱な電波しか届いていないケースもございます。この場合も、その現場でのデザインアンテナ設置は難しくなります。

その場合、屋根の上のマストなど、受信環境が良くなる高い位置にデザインアンテナを設置することで、安定した受信が可能になるケースもございますが、一方でメリットである見栄えの良さなどが、やや損なわれるという難点も生じます。

つまりデザインアンテナの設置には、一定以上の地デジ受信レベルを確保できるエリアであることはもちろん、各現場において、壁面やベランダなど設置するポイントで、十分な受信レベルを確保できる環境であることが必須となります。

他にも、デザインアンテナ設置の注意点としては、住宅の外壁に設置する場合には、設置具を固定するため、お住まいの壁面にビス穴を開ける必要が出るという点がございます。そのため、ご新居で外装に傷をつけたくない方にはご検討が必要です。

ただこの点に関しては、その他のテレビアンテナを、サイドベースなどの器具を用いて外壁に設置する場合も同様となります。またベランダの手すりに設置する場合には、手すりの形に対応できる設置具を用いる必要はございますが、手すり部を挟み込んで固定する形になるため、お住まいの外装を加工する必要はございません。

なお、当あさひアンテナでは、デザインアンテナ設置をはじめ、壁面にビス穴を開ける作業内容では、まず下地があってアンテナをしっかり固定できる位置を確認し、極細のビスを使用し、壁面への加工は最小限に抑えた上、すべてのビス穴に変性シリコンをきっちりと注入して、万が一にもビス穴からの水の浸入や、ひび割れ、腐食などの問題が起こらない丁寧な施工を実践しております。

さて、愛知県内でデザインアンテナに対応できるエリアは、受信できる地デジ電波レベルが60㏈以上の、強電界地域から中電界地域にあたる、おおむね県西部の主要都市部、住宅地である平野部にあたり、瀬戸デジタルタワーや中継局からの電波が十分に届く、名古屋市を中心にした各市町村など。

同様に、県南東部で、豊橋中継局やその周辺の中継局からの地デジ電波が十分に届く、豊橋市を中心にした、豊橋平野に当たる周辺の豊川市、新城市、田原市などの市街地でも、多くの場合はデザインアンテナに対応できます。

ただ前述の通り、デザインアンテナは、本体の性能および設置位置から、受信感度がやや弱くなる性質もございます。

そのため上記のエリア内でも、高層ビルの近隣や住宅密集地の壁面などでは、アンテナを設置する壁面に十分な地デジ電波が届かない場合があり、その場合はデザインアンテナの設置が難しくなります。

また上記のエリアでも、十分な電波が届く端に近いエリアで、受信できる電波レベルが60㏈ギリギリになる。山地のふもとなどで地形が複雑になるなどの現場では、やはり必要な電波レベルの確保が難しく、デザインアンテナを設置できないケースが出てまいります。

特に愛知県内の県内放送であるテレビ愛知に関しては、瀬戸デジタルタワーから送信される電波の出力が低くなるため、愛知県西部でも瀬戸デジタルタワーから離れた、県の端に近いエリアでは、デザインアンテナでNHK、広域民放は受信できても、テレビ愛知の受信レベルが弱まり、テレビ画面の乱れなどが生じるケースも考えられます。

なお、愛知県でも東部の沿岸部以外に広がる山地に関しては、要所に点在する中継局の付近であれば、デザインアンテナを設置できる可能性が高くなりますが、中継局からの電波が届くエリアでも、地形の影響などでデザインアンテナの利用が難しくなることも多いため、ご注意ください。

いずれにせよデザインアンテナ取り付けをお考えの場合は、市街地のいわゆる強・中電界地域であっても、まずは現地での電波調査、見積もりが無料のアンテナ工事専門業者にご依頼の上、お住まいの外壁に十分なレベルの電波が届いており、デザインアンテナで安定した受信が可能かどうかを確認することが重要です。

なお当あさひアンテナでは、アンテナ工事の事前に、現地に出張しての電波調査、および工事費用のお見積もりを、出張費やキャンセル費などの各種費用を含む「完全無料」でお引き受けいたします。

弊社の電波チェックは信頼できる機器を用いた正確なもので、調査の結果に応じて、お客様のご期待に沿えるよう、最適のアンテナ工事のご提案を、業界最安に挑む見積の金額でご提示いたします。

デザインアンテナの設置をはじめ、やや地デジ受信が安定しにくいアンテナ機種、設置位置への取り付け工事についても、弊社では例えば壁面でも、さまざまな場所やポイントで細かな電波調査を実施し、壁面では十分な地デジ電波の受信が難しいと思われた現場でも、十分な電波が届く特定のポイントを割り出し、デザインアンテナ設置を実施できた施工例が数多くございます。

なお、当あさひアンテナでは、デザインアンテナをはじめ各種アンテナの設置工事を、下請け業者を使わない完全自社施工で、大手メーカー製高品質アンテナ本体。基本の設置具やケーブルなどの部材もセットにした、低価格の基本設置工事でご案内しております。

具体的な機種では、国内大手メーカー、サン電子製による2025年現在の最新モデル、高性能20素子デザインアンテナ「WG-20」と背面のケーブル配線などをカバーすることで、より外観性、対候性を高める「背面スッキリカバー」を、5色のバリエーションでご用意し、基本設置工事を28,000円(税込み30,800円)からでお引き受けいたします。

他にも、DXアンテナ製の高品質20素子モデル「UAH201」4色のバリエーション。また強電界地域専用モデルとして、マスプロ電工製の業界最小級コンパクトモデル「U2SWLC3(スカイウォーリーミニ)」を、2色のバリエーションでご用意し、基本設置工事を25,000円(税込み27,500円)からでお引き受けいたしております。

他にも電波レベルが弱いエリア向けに、26素子相当モデルなどもご用意しており、現場の条件で可能な限り、デザインアンテナの設置にご対応いたします。

デザインアンテナの機種や設置方法、設置時の注意点などの詳細は、以下の各コラム記事をご確認いただければ幸いでございます。

・地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

・業界最小デザインアンテナ!マスプロ電工「スカイウォーリーミニ」のメリット・デメリットとは? 失敗しない取り付け例も解説!

・人気のデザインアンテナおすすめ製品をすべて紹介&性能も解説!デザインアンテナ工事の費用やそのメリット・デメリットとは?

・デザインアンテナ取り付けにおすすめの現場とは? メリットとデメリット、失敗しない工事業者の選び方と費用、料金の相場も紹介

・新築戸建てテレビアンテナ設置におすすめのデザインアンテナとは? アンテナ種類の比較と選び方、業者の工事費用の相場まで解説

・地デジ放送テレビ用・デザインアンテナおすすめ機種の選び方は? 人気ランキングから業者の工事費用、価格の相場まで徹底解説!

・人気地デジアンテナ、デザインアンテナのメリットとデメリットとは? その失敗例から、適切な取り付け工事の選び方と費用を解説

 

デザインアンテナを屋内設置できる事例と手順

上記のデザインアンテナですが、愛知県内でも瀬戸デジタルタワーの周辺など、タワーを視認できる範囲で、現場に到達する地デジ電波レベルが80㏈以上と非常に高いエリア(強電界地域)では、デザインアンテナを屋内の屋根裏空間、天井裏空間に設置できるケースもございます。

これは、金属素材や一部の断熱材などを除く、一般的な戸建て住宅の建材であれば、通り抜ける際に一定の減衰は生じるものの、地デジ電波が家の屋根や壁を通り抜けて屋内まで到達するためです。

この工法は、屋外への設置に比べ、住宅の見た目や壁など外装にまったく影響しない。そしてアンテナ本体も風雨、雪などの自然環境からほぼ完全に保護されるため、メンテナンスフリーで耐用年数がより長期化する。また屋根裏への設置では、高さを確保できる分、外壁への設置より受信感度が高まることもあるなどのメリットがございます。

一方で、この工法は、屋根などを透過するときの減衰分を考慮して、基本的に強電界地域でしか対応できない他、住宅に電波を遮る金属やウレタンなどの建材、断熱材。太陽光パネルなどの設備がない。

屋根裏などの空間に施工が可能なスペース。また設置場所への点検口などが用意されているといった条件が必要となります。

そのため、屋内空間へのデザインアンテナ設置では、まず対応できるアンテナ工事業者をお選びの上、屋内空間での電波調査を行い、屋内設置が可能であるかを確認することが重要です。

また工事業者によっては、デザインアンテナの屋内設置に、デザインアンテナの基本設置工事費用に加えて、特殊工事の追加料金が加算されるケースもございますが、当あさひアンテナでは、デザインアンテナの屋内設置を、後述するデザインアンテナ本体と基本部材をセットにした、基本設置工事費用のみでお引き受けいたします。

デザインアンテナの屋内設置、およびデザインアンテナをはじめとする地デジアンテナ設置で重要となる現地の電波調査、お見積もりについては、以下の各コラム記事で詳しく解説しております。

・徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

・徹底解説・地デジテレビアンテナを屋根裏設置する工事のメリットとデメリット、施工費用、取り付け可能な条件と対応業者は?

・室内設置におすすめ地デジテレビアンテナの選び方とは? 人気デザインアンテナ屋根裏取り付けで失敗しない工事方法、費用を解説

・地デジ放送、衛星放送(BS/CS)テレビアンテナ工事の現場で必要な「電波調査」の方法とは?

・地デジや衛星放送のテレビアンテナ工事費用がいくらかわかる「見積もり」とは? 業者、会社ごとの設置費用の相場や選び方を解説

 

垂直偏波と水平偏波の違い・専用のアンテナとは?

愛知県内において、もうひとつ、デザインアンテナの設置で特に注意すべき点としては、現場で受信できる地デジ電波が「水平偏波」であるか「垂直偏波」であるかの違いがございます。

日本各地にある中継局からの地デジ電波は、90パーセント以上が、地面に対して水平の波長を描く水平偏波になりますが、10パーセント未満の一部の電波塔では、地面に垂直の波長を描く垂直偏波が送信されています。

これは、特定の送信エリアに向けた地デジ電波と、他エリアの地デジ電波や携帯電話の電波など、周波数帯の近い電波が同じ空間を伝わると、電波が入り混じって電波障害などが生じる「混信」の原因となるためです。そして波長の角度が異なる電波は混信を起こしにくいため、混信の恐れがあるエリアの中継局では、垂直偏波を送信することで混信を避けているのです。

地デジアンテナの設置では、この水平偏波、垂直偏波に対応する設置方法が必要になります。

後述する古典的機種の八木式アンテナでは、アンテナ設置時に本体の角度を90度、変更して、偏波の角度に合わせることで対応できます。

しかしデザインアンテナの場合、コンパクトモデルでは同じ方法で対応できることもございますが、通常モデルで設置角度を横にすると、取り付けの見た目や角度調整などに問題が生じるため、通常の水平偏波用とは別に、垂直偏波専用モデルが用意されています。

愛知県内では、渥美半島(田原市)の中央部に位置し、田原市の中心部や対岸の蒲郡市などに各チャンネルの電波を送信する蒲郡田原中継局。西尾市の南端近くに位置し、市内の沿岸部に各チャンネルを送信する幡豆中継局。新城市の西端に位置し、市内の周辺エリアにNHK名古屋の電波を送る三河一宮中継局。また名古屋国際センター駅にある、ビルなどによる電波障害対策に、市内の主に南東方面一帯にテレビ愛知の電波を送信する国際センター中継局などが、垂直偏波を送信しており、それらの電波を受信するエリアでは、デザインアンテナは垂直偏波用モデルを設置する必要が出てまいります。

ただ、当あさひアンテナなど、アンテナ工事の専門業者をアンテナ工事をお任せいただければ、上記した精密な電波調査により、水平偏波、垂直偏波の違いを含め、各現場での電波状態に最適のアンテナ工事をご案内いたします。

水平偏波、垂直偏波については、以下のコラム記事にも詳しい解説がございます。

・地デジの「水平偏波」「垂直偏波」の違いとは?

 

ユニコーンアンテナを選ぶ場合の事例とは?

ご説明した通り、地デジのデザインアンテナは設置の見た目、対候性などメリットが非常に豊富である反面、一定以上の受信レベルを確保する必要があるため、対応できるエリアはもちろん、現場の環境によっても、設置できないケースも出ることが最大の弱点です。

そのようなデザインアンテナのメリットを確保しつつ、弱点をカバーするために登場したのが、地デジアンテナ第三世代の最新モデル「ユニコーンアンテナ」です。

ユニコーンアンテナとは、2017年(平成29年)にマスプロ電工より販売された「U2CN」の商品名であり、地デジアンテナ機種のカテゴリーというより、特定のモデルを指す名称になります。

ユニコーンアンテナは、受信性能は20素子相当で、縦に約67センチ、直径12センチから14センチほどの、ほぼ円筒形の本体を持つ地デジアンテナです。本体色は「ウォームホワイト(WW)」「ブロンズブラック(BB)」の、落ち着いた色合いの二色になります。

その設置方法は、アンテナ下部の固定部を用いて、マストの先にアンテナを固定することで、屋根の上に立てられたマスト。また破風板(屋根の張り出し部)や、壁面の高い位置に固定されたサイドベースをにより、アンテナ本体が屋根の上に見える形で設置されます。

ユニコーンアンテナは、マスプロ電工ではデザインアンテナのバリエーションとされている通り、マスト固定部もカバー内に隠すことができ、設置の外観がシンプルな円筒形でスタイリッシュになるため、高所でも住宅の見た目や景観に悪影響を与えにくい。さらに雨風や雪などを受け流せる形状により、経年劣化が進みにくくなる、ほぼデザインアンテナと同等のメリットを備えております。

そしてユニコーンアンテナ最大の特徴は、平面型のデザインアンテナに比べて設置位置が高くなる分、周辺の障害物を避けて受信感度を確保しやすくなる点です。

したがって、強・中電界地域でも周辺の環境の影響により、デザインアンテナが設置できない現場であっても、ユニコーンアンテナであれば、同等のメリットを確保したまま、問題なく設置できるケースが非常に多くなるのです。

総じてユニコーンアンテナは、デザインアンテナの設置をお求めで、現場の受信レベルや受信環境にやや難がある場合に、受信感度の確保のためにオススメできるアンテナ機種と言えます。

一方、ユニコーンアンテナのデメリットは、本体が20素子相当のみで、後述する八木式アンテナに比べるとやや受信性能が及ばず、基本的に強・中電界地域向けになる点。

また水平偏波専用のモデルであり、垂直偏波を使用するエリアには対応できない点。2025年現在の最新モデルになるため、地デジアンテナ機種の中では比較的、本体価格や設置工事費が高額になるという点がございます。

愛知県においては、前述したデザインアンテナが対応できるエリアであれば、ほとんどのエリアでユニコーンアンテナが使用できます。上記の通りユニコーンアンテナでは受信感度がやや高まるため、現場の条件からデザインアンテナを設置できない現場をはじめ、対応できるエリアがやや広まることも考えられます。

反面、上記の通り、垂直偏波を送信する中継局の周辺では、ユニコーンアンテナでは対応できない場合がございますので、ご注意ください。

そして当あさひアンテナでは現在、アンテナ本体や部材などをセットにしたユニコーンアンテナの基本設置工事を、業界最安に挑む「キャンペーン価格」でご案内しております。

このユニコーンアンテナの詳細は、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

・外見、寿命、性能すべて優れるテレビアンテナ・ユニコーンアンテナとは? 特徴とメリットデメリットから設置工事の料金まで紹介

・ユニコーンアンテナの特徴と評判、設置工事の費用とは? 地デジ用アンテナ各機種のデザインとメリット、失敗を避ける方法を解説

 

八木式アンテナを選ぶべきエリアや現場の概要とは?

デザインアンテナやユニコーンアンテナは、受信性能だけでなく、設置の見た目や、自然環境に対する強さにも優れた、地デジ放送専用のテレビアンテナです。

ただご説明した通り、両アンテナとも、基本的には受信環境の良い都市部向けの地デジアンテナになります。したがって愛知県では、西部の名古屋市やその周辺の主要市街地、また南東部の豊橋市を一帯とした三河地区の主要市街地であれば、多くの場合は使用できるものの、地デジ電波が届きにくくなる山地の付近など、受信環境がやや悪くなるエリアでは、使用できない可能性も考えられます。

愛知県でも現場の環境などから、アンテナの見た目や耐久性より、まずはしっかりと受信感度を確保したいという場合にオススメなのが、古典的モデルの八木式アンテナです。

八木式アンテナとは、アナログ放送の昔からテレビアンテナとして使われており、現在でも住宅の屋根の上などに多く見られる、魚の骨のような形の古典的なテレビアンテナです。

現在の地デジ用UHF八木式アンテナは、矢印型の支柱に、電波を受信する短い横棒、素子(エレメント)をいくつも横に並べて設置した形状になっています。

八木式アンテナの正面(受信方向)は魚の頭(矢印の先)とは反対側の先端に当たり、並べられた素子の数によって受信性能が変化します。

地デジアンテナの受信性能を示す「素子数」も、八木式アンテナのような素子アンテナにおける素子の数が目安であり、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど外部から素子が見えないアンテナの場合は、受信性能を素子数に換算した「素子数相当」で表記されます。

ただ同じ数値でも、素子数表記のアンテナ(素子アンテナ)は、素子数相当表記の機種よりも、受信感度が高く安定する傾向があります。

八木式アンテナは、アナログ放送時代の主なテレビ電波で、現在のUHFより波長の長いVHF(超短波)に対応できて、受信性能の高いアンテナとして採用されました。

アナログ放送時代は八木式アンテナがほぼ唯一の地上波用テレビアンテナでしたが、地デジ化によってテレビ電波がより波長の短いUHFになったことで、デザインアンテナなど小型で見栄えのいい地デジアンテナが実現したのです。

八木式アンテナの基本的な設置位置は、受信感度が安定しやすい屋根の上などの高所に固定した、マスト(ポール、支柱)の先になります。その大きさは、一般的な20素子相当のモデルで長さ150センチ弱、上下50センチ強、横幅35センチ程度と、他のモデルより大型になりますが、長さはモデルの素子数に応じて変化します。

他にも、設置の見た目や対候性が向上する半面、現場によってはやや受信環境が低下することもあいrますが、サイドベースなどの固定具を使用して、デザインアンテナと同じく住宅の壁面やベランダの手すり部。またベランダ内部空間に設置されることもあります。

特に強電界地域用の8素子モデルでは、本体の長さが60センチ程度になるため、軒先から吊り下げるような形の設置も可能となります。

また八木式アンテナを屋根裏空間に設置できるケースもありますが、デザインアンテナに比べて本体が大きい分、設置できる条件が厳しく、専用の設置具などが必要になる分、取り付け費用の総額も大差なくなります。

したがって八木式アンテナの屋根裏設置は、設置の条件が整っている現場で、デザインアンテナでは受信性能が不足する場合に限られ、実際に使われるケースは少なくなります。

八木式アンテナの特性であり最大のメリットは、素子が露出するシンプルな構造で、指向性が高い(アンテナ正面で受信性能が発揮する範囲が狭い)ことから、受信感度が狭い範囲に集中する。また設置位置の高さから、アンテナ正面を電波塔の方向へと正確に向けることでノイズを受信しにくくなり、同じ素子数相当の他機種に比べても、受信性能がもっとも高くなる点です。

また主なモデルも、強電界地域向けの8素子、強・中電界地域向けの14素子、弱電界地域向けの20素子があり。幅広いエリアに対応できます。

さらに八木式アンテナには、素子の配置によって対応する周波数帯を調整しやすいため、地デジ電波の周波数帯のうち470MHzから600MHz程度(物理チャンネルにして13chから36ch程度)など、実際に多くの中継局で使用されている、やや低めの周波数帯(ローチャンネル帯)にのみ対応する分、受信感度を高めたローチャンネル用などのアンテナ。

また一ヵ所の上下左右に複数の素子を並べた高性能素子を使用し、素子数も27素子、30素子などの多素子モデルがあるため、微弱電界地域でも安定した受信を実現できる超高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)などの機種も存在します。

これらモデルの存在も含めて、総合的に八木式アンテナは、現在でも幅広いエリアや現場で安定した受信を実現できる、古い機種ながら受信性能については最強の地デジアンテナと言えます。

また八木式アンテナは、古くから利用されるシンプルな設計の古典的モデルであることから、現在では地デジアンテナの中で設置費用がもっとも低価格なアンテナ機種になりますが、近年では、人気の高いデザインアンテナとの費用の差は縮まりつつあります。

一方で現在では、八木式アンテナは、昔ながらの形状で主に住宅の屋根の上に設置され、住宅の外観で目立つため、近年のデザイン性の高いお住まいの見た目や、周囲の景観に悪影響を与えるというデメリットもございます。

そのため、景観地区などでは法令により設置を制限されることがある。住宅密集地などではアンテナが隣家の敷地にはみ出す越境問題が生じることもある。屋根の上に太陽光パネルを敷設しているお住まいでは、アンテナの影で発言が阻害されるなどの問題も生じます。

もうひとつ、八木式アンテナの弱点には、機器がむき出しで質量のある形状と設置位置から、屋根の上で風雨や雪、海沿いの潮風、野鳥など自然の影響を受けやすく、老朽化が進みやすいため、現在の機種に比べて耐用年数が短くなり、トラブルが生じやすくなるデメリットがございます。

愛知県内では、八木式アンテナは、主な電波塔からの地デジ電波が到達する、名古屋市を中心とする西部の主要市街地、南東部の豊橋市を中心とする三河地区の、広範なエリアで利用できます。

また八木式アンテナであれば、受信環境のいい上記の平野部だけでなく、山地に近く地形が複雑。また高層ビルなどに電波が遮られて、デザインアンテナなどでは受信が難しくなる現場でも、安定した受信を実現できる可能性が高くなります。

なお八木式アンテナは、現場の電波強度に応じた素子数モデルが豊富ですが、電波状態のいい現場で、素子数が多く受信性能の高すぎるモデルを使用すると、地デジ電波だけでなくノイズまで受信してしまい、かえって地デジ画面が乱れる要因になるためご注意ください。

また県内の東部に広がる山間部で、中継局の周辺ながら地形が複雑で、受信環境が複雑な一帯でも、八木式アンテナであれば受信レベルを安定させやすくなります。

ただ、市内や山地内の電波塔からも遠く離れて、地デジ電波が届きにくい山中では、高性能のパラスタックアンテナを使用することで、地デジ電波を受信できる可能性もございますが、基本的にはどの地デジアンテナ機種を使っても、地デジ受信は難しいと考えてください。

また八木式アンテナであれば、設置時の角度を90度、変更することで、水平偏波、垂直偏波の両方に対応できます。

ローチャンネル用アンテナについては、瀬戸市デジタルタワーや豊橋中継所など、愛知県内の主要な電波塔で使われる物理チャンネル(各チャンネルの周波数帯)は、おおむねローチャンネル帯にあたるため、多くの現場で使用できて、より受信感度を高めることができます。

ただ一部の中継局では、ローチャンネル帯より周波数帯の高い物理チャンネルを使っており、エリアによってはローチャンネル用アンテナでは対応できないこともあるため、ご注意ください。

また上記の通り、八木式アンテナは受信感度が安定しやすい半面、設置の外観にやや難がある。また自然環境に弱く経年劣化が進みやすい弱点もあります。

2025年の現在、愛知県内に八木式アンテナの設置が制限される景観地域は存在しません。また愛知県は冬場の降雪は少なく、積雪は珍しい地域ですが、南部の臨海部ではアンテナが潮風の影響を受けやすくなります。

愛知県の特に臨海部で、受信感度などの問題から八木式アンテナを使用して、なおかつ自然環境の影響を抑える方法としては、設計や素材、表面加工などにより、自然環境に応じた耐久力を高めた、ステンレス製、塩害用、雪害用などのモデルがあるため、現場の環境に応じたモデルを採用することが方法のひとつです。

また住宅で八木式アンテナが目立たず、また風雨などを避けてメンテナンスも行いやすく、経年劣化を抑える方法としては、前述のようにベランダ内外など、目立たず手の届きやすい位置に設置する方法が考えられます。

当あさひアンテナでは、DXアンテナ製、高品質20素子モデル「UA20」を使用する八木式アンテナ基本設置工事を、22,000円(税込み24,200円)からで承っております。

その他、8素子、14素子などの各素子数モデルやパラスタックアンテナ、ローチャンネル用。また現場の気候に応じたステンレス、塩害用、雪害用などのモデルもご用意しておりますので、愛知県内でも各現場に最適の八木式アンテナ工事をご提供できます。

なお八木式アンテナの機種や設置方法、また地デジアンテナの受信性能など、関連の情報については、以下の各コラム記事でもご説明しております。

・地デジテレビアンテナ界の最長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?特長や設置位置、メリット・デメリットまで解説!

・地デジ「八木式アンテナ」に適した住宅の条件とは? アンテナ設置工事の特徴や種類を徹底解説!

・屋外用地デジアンテナは八木式アンテナが最強? 人気のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナと特徴比較&おすすめの選び方紹介

・新築戸建てのテレビアンテナ工事費用を安くできて高性能の八木式アンテナとは? アンテナ種類の選び方や業者の料金相場を解説

・安く高性能な地デジ用UHFテレビアンテナの選び方は? 八木式アンテナの素子数や設置の高さ、業者の工事費用、料金相場も解説

・高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

・地デジUHFアンテナのオールチャンネル対応とローチャンネル用とは? テレビが映らない原因と受信レベルを上げる対処を解説!

・地デジアンテナや無線通信用アンテナの性能を示す利得、動作利得とは何か? 素子数との違いなど地デジアンテナ基礎知識も解説

・テレビアンテナの性能を決める「素子」とは何か? 地デジアンテナ工事で重要な「素子数」を徹底解説!

 

地方局用アンテナが必要となる場合と施工の流れ

上記でご紹介した地デジアンテナ各機種には、どれも程度の差はあれ、アンテナの真正面側にあたる一定範囲のみで受信性能を発揮する「指向性」があるため、愛知県内では設置するエリアごとに、県内の近隣にある地デジ電波塔の方向に正面側を向けるよう、角度調整を行って設置することになります。

しかし前の項目でもご説明した通り、愛知県内でも、隣接する岐阜県、三重県に近いエリアでは、各県の地方チャンネルである「岐阜放送(ぎふチャン)」「三重テレビ」の電波が受信できることもございます。

愛知県内で上記の地方チャンネルが受信できるおおよそのエリアは、上記でご紹介した通りです。

ただ、これら他府県の地方チャンネルは、やはり上記の通り、隣接する県内にある電波塔から電波が送信されています。

したがって、やはりこれら隣接県の地方チャンネルを受信する場合も、地デジアンテナの正面側を、できるだけ隣接県内の電波塔に向けて調整し、固定することが必要なのです。

つまり、愛知県内でぎふチャン、または三重テレビを受信なさりたい場合、設置する地デジアンテナの正面側を、県内の近隣にある電波塔と、隣接する岐阜県や三重県から、それぞれのチャンネルの電波を送る電波塔の両方に向けて角度調整することになります。

正確には、地デジアンテナには機種、受信性能別で指向性を示す「半値角・ビーム幅(もっとも受信性能の高い真正面から、左右に角度をずらせて受信性能が半分になる数値)」があり、その半値角の間に双方のアンテナを収める必要があるのです。唯一の例外として、八木式アンテナを四方が開けた屋根の上などに設置する場合は、アンテナ後方からの電波もある程度、受信できることがあります。

愛知県内の電波塔と県外の電波塔が、ほぼ同じ方向にあれば、一基の地デジアンテナで、県内のNHK、広域民放など各チャンネルと、県外のぎふチャン、三重テレビなど他都府県の地方チャンネルを受信できます。

ただ、現場から見て双方の電波塔の方向がほぼ正反対など、大きく離れている場合は、一基の地デジアンテナで双方の電波を受信することは難しくなります。

その場合、送信された電波が高層ビルなどに反射した反射波、ビルを乗り越えて広がった回折波など、電波塔からの方向が変わった電波を受信することで、双方の電波を問題なく受信できることもあります。

ただ、そのような方向の変わった電波も受信できない場合、愛知県内でぎふチャンや三重テレビを受信するためには、県内のNHK、広域民放を受信する主なテレビアンテナとは別に、岐阜県や三重県の電波塔の方向に向けた、地方局用のテレビアンテナを別途に設置する必要がございます。

当あさひアンテナでは、愛知県にてぎふチャン、三重テレビを受信可能なエリアで、お客様がご希望の場合は、緻密な電波調査により、反射波、回折波を確認するなどして、可能な限り一基の地デジアンテナで、全チャンネルを受信できる工夫を実践しております。

そして、どうしても一基のアンテナでの受信が難しい場合のみ、地方局用アンテナの追加設置工事を、アンテナ機種によっても異なりますが、22,000円(税込み24,200円)からで承ります。

なお、地方局用アンテナの設置や、アンテナの指向性については、以下の各コラム記事デモ解説しております。

・屋根の上などのテレビアンテナを増設する取り付け方法とは? 工事の流れや費用、業者、部屋の端子のDIY設置方法もすべて解説

・地デジ用テレビアンテナ設置の工事で向きや角度を調整すべき方向と「指向性」の関係とは? 自分で方角を調整する方法も解説!

・地デジ放送のテレビアンテナを地図で正しい電波の向きに調整する方法とは? 自分でアンテナの方向を調整できる設置の位置も解説

 

衛星放送用BS/CSアンテナ設置の紹介

上記の地デジアンテナ各機種は、地方局用アンテナを除けば、愛知県をはじめとする一般のお住まいでテレビアンテナ工事を行う際、まずその中から現場において適切な機種、設置方法を選んで取り付ける、基本的なアンテナ工事になります。

そして、この基本の地デジアンテナ設置に加えて、いわゆるBS放送、CS放送の衛星放送をご覧になる場合には、BS/CSアンテナの追加設置が必要となります。また地方局を受信する上で必要な場合には、上記した地方局用アンテナも追加で設置することになります。

BS/CSアンテナは、いわゆる円盤状のディッシュ(放物面反射器)を持つパラボラアンテナです。

衛星放送では。日本の地上から見れば、東経110度(南西方向)の上空で、常に同じ位置に見える見える静止衛星である、BS放送の放送衛星、CS放送の通信衛星から送信される、12GHz(ギガヘルツ)前後と非常に高い周波数帯で、波長の幅は25ミリ前後。そのため光に近い直進性をもつ「12GHz帯」と呼ばれる電波を、静止衛星から日本国内の全域を照らすように送信しています。

衛星放送の特性は、このような仕組みと電波の種類から、日本国内の全域で、大きな電波状態の差がなく、ほぼ同じBS/CSアンテナを使うことで、地上の障害物や災害などにも影響されにくく、常に安定して大容量の情報を送信できることです。

一方で、光に近い12GHz帯の電波は、光と同様、障害物に遮られやすく、乗り越える力が弱い弱点もございます。

したがって、BS/CSアンテナを設置して衛星放送を受信する場合には、まず12GHz帯の電波を受け止めるディッシュを、仰角、方位角(上下、左右の角度)とも、東経110度の方向へと正確に向け、正面から電波を受け止め、集めること。

そしてアンテナ設置現場でディッシュを向ける東経110度の方向に、山地や建物はもちろん、樹木やその枝葉、電線や電柱、洗濯物など、電波を遮るわずかな障害物も存在しないことが必要となります。

またBS/CSアンテナでは、ディッシュの内側に反射した12GHz帯の電波を、全面に固定されたコンバーターに集め、ケーブルでの送信に適したMHz帯に変換して送信するため、アンテナ配線部にあるブースターの電源部や、テレビなど受信機器のBS電源設定など、適切な電源設定で、ケーブル配線部からBS/CSアンテナへと電源を供給する必要もあります。

愛知県内でのBS/CSアンテナ設置も、条件的には他の都道府県と同じく、上記の点さえ守られていれば、県内のほぼ全域で問題なく受信でき、特に設置位置は選びません。

基本的に戸建て住宅では、主に地デジアンテナとセットで設置されるため。配線などをまとめやすいよう、双方のアンテナを同じ位置やできるだけ近くに設置されます。

またBS/CSアンテナも、屋根の上など高い位置に設置することで、周囲の障害物に影響されにくく、角度調整を行いやすく、受信に有利となります。

他にも衛星放送の受信に支障がなければ、壁面、ベランダの手すり、内部空間などに設置することで、住宅の見栄えに影響を与えず、風雨などを避けてトラブルを抑える設置も可能になります。

ただ、愛知県内でも、高層建築が多い名古屋市を中心とした都心部。また東部の山地内、山に近いエリアなどでは、アンテナ設置現場から見て、建築物や山地、山林などが、東経110度の方向を遮っている場合もあり、できるだけ高い位置にBS/CSアンテナを設置する施工などが必要となるケースも考えられます。

設置されるBS/CSアンテナは、その名称通り、BS放送、110度CS放送の双方を受信できる他、2025年現在のBS/CSアンテナはすべて2K4K8K(右旋左旋)対応型になっており、2018年(平成30年)にスタートした新4K8K衛星放送のすべてのチャンネルも受信できるようになっています。

BS/CSアンテナはどのメーカー、モデルも基本の構造は同じパラボラアンテナであるため、受信性能の差などは少なく、一般住宅用の主なモデルは、太陽光に影響されにくい白色系で、ディッシュの有効直径が45センチの「45型」になります。

日本国内でも北部や南端、離島部など、静止衛星からの距離が遠くなるエリアでは、距離による減衰で12GHz帯の電波がやや弱まることや、雨や雪による衛星放送の受信障害(降雨減衰、降雪減衰)対策として、一般住宅でも、主に集合住宅の共同受信用に使われる50型、60型、75型などの大型モデルが使われることもありますが、日本の中心に近い愛知県では、一般住宅であれば45型で十分な受信が可能となります。

上記の通り、家庭用BS/CSアンテナの基本性能は、どの製品でも大きな違いはございませんが、同じ45型モデルとしては、太陽光に強い塗装を施したブラックなどのカラーバリエーション。また風雨などに影響を受けやすく、角度の狂いに弱い弱点をカバーする設計の高耐風モデルが存在します。

なお当あさひアンテナでは、上記でご紹介した各種の地デジアンテナ各機種とセットでのBS/CSアンテナ設置では、DXアンテナ社製の、高品質45型2K4K8K対応モデル「BC45AS」本体を使用した基本設置工事を、18,000円(税込み19,800円)からで承っております。

また同様の工事で、同じくDXアンテナ製で性能も同等ながら、パンチングメタル仕様のディッシュと接合部の強化による業界最高クラスの耐風性能で、激しい台風などでも破損などのトラブルが生じにくい高耐風モデル「BC453SG」を使用する工事は「特別価格」にて承ります。

BS/CSアンテナや衛星放送の基礎知識、アンテナの種類や設置の注意点などについては、以下の各コラム記事でも詳しくご紹介しております。

・BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識 ~全解説・種類や価格相場、地デジ用テレビアンテナ工事との違いとは?~

・台風対策に最適のBS/CSアンテナ設置方法とは? 究極の高耐風BS/110度CSアンテナ・DXアンテナ「BC453SG」

・衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

・教えて!BS、CSやスカパーとは? 視聴料金からアンテナの選び方、業者による設置工事の費用相場、サポートの方法まで全解説

・新4K8K衛星放送とは? 4K、8Kテレビの購入後に必要なアンテナ工事と費用の相場、おすすめ業者の選び方まで徹底解説!

・衛星放送を視聴できるBS放送、CS放送用アンテナ設置工事とは?工事の選び方をケース別に解説、業者による費用の相場も紹介!

 

アンテナ取り付け、修理工事の費用相場と業者の選び方、利用の流れまとめ

その他、アンテナ取り付け工事の費用相場、戸建て住宅で必要となるその他の工事。トラブル時の修理の対応。施工技術の高さはもちろん、工事費用がより安い金額で、保証なども充実するアンテナ工事のプロであり、安心して依頼できる優良な業者の選び方などについては、以下の各コラム記事でご紹介しております。

・戸建て住宅でのテレビアンテナ基本設置工事の費用相場は? 料金を抑えることができる業者の選び方も紹介【2024年度最新版】

・新築住宅でテレビアンテナ工事の流れは? 即日工事、相見積もりで安くて高品質の工事を依頼できる業者の種類、費用相場も紹介!

・工事業者がおすすめする戸建て住宅テレビアンテナ取り付け位置の比較と選び方・適したアンテナ機種や事業者による費用も紹介!

・テレビアンテナでブースター、分配器など周辺機器の設置や修理、交換の費用相場は?工事の方法やどこの業者に頼むか選び方も解説

・戸建て住宅で業者に工事を依頼できる地デジその他のテレビアンテナとは? 機種や必要な工事の選び方、費用の相場をすべて解説!

・家の見た目やアンテナの長持ちが実現する最新おすすめ機種と最適な取り付け工事の選び方を比較&解説・業者の費用相場も紹介!

戸建て住宅でテレビアンテナ取り付け工事の費用を相場より安くするポイントとは? 料金を安くできる業者の選び方を解説!

・テレビアンテナの修理を業者に頼む方法と費用の相場は? アンテナ修理の種類と火災保険に対応もできる最適な業者の選び方も解説

・テレビ画面の乱れでアンテナを修理する前に自分でできる対処の方法を解説。業者に工事を依頼する費用の相場も紹介【最新版】

 

愛知県の市区町村別対応エリア

あ行

愛西市(アイサイシ)、愛知郡東郷町(アイチグントウゴウチョウ)、海部郡大治町(アマグンオオハルチョウ)、海部郡蟹江町(アマグンカニエチョウ)、海部郡飛島村(アマグントビシマムラ)、あま市(アマシ)、安城市(アンジョウシ)、一宮市(イチノミヤシ)、稲沢市(イナザワシ)、犬山市(イヌヤマシ)、岩倉市(イワクラシ)、大府市(オオブシ)、岡崎市(オカザキシ)、尾張旭市(オワリアサヒシ)

 

か行

春日井市(カスガイシ)、刈谷市(カリヤシ)、蒲郡市(ガマゴオリシ)、北設楽郡設楽町(キタシタラグンシタラチョウ)、北設楽郡東栄町(キタシタラグントウエイチョウ)、北設楽郡豊根村(キタシタラグントヨネムラ)、北名古屋市(キタナゴヤシ)、清須市(キヨスシ)、江南市(コウナンシ)、小牧市(コマキシ)

 

さ行

新城市(シンシロシ)、瀬戸市(セトシ)

 

た行

高浜市(タカハマシ)、田原市(タハラシ)、知多郡阿久比町(チタグンアグイチョウ)、知多郡武豊町(チタグンタケトヨチョウ)、知多郡東浦町(チタグンヒガシウラチョウ)、知多郡南知多町(チタグンミナミチタチョウ)、知多郡美浜町(チタグンミハマチョウ)、知多市(チタシ)、知立市(チリュウシ)、津島市(ツシマシ)、東海市(トウカイシ)、常滑市(トコナメシ)、豊明市(トヨアケシ)、豊川市(トヨカワシ)、豊田市(トヨタシ)、豊橋市(トヨハシシ)

 

な行

長久手市(ナガクテシ)、名古屋市熱田区(ナゴヤシアツタク)、名古屋市北区(ナゴヤシキタク)、名古屋市昭和区(ナゴヤシショウワク)、名古屋市千種区(ナゴヤシチクサク)、名古屋市天白区(ナゴヤシテンパクク)、名古屋市中川区(ナゴヤシナカガワク)、名古屋市中区(ナゴヤシナカク)、名古屋市中村区(ナゴヤシナカムラク)、名古屋市西区(ナゴヤシニシク)、名古屋市東区(ナゴヤシヒガシク)、名古屋市瑞穂区(ナゴヤシミズホク)、名古屋市緑区(ナゴヤシミドリク)、名古屋市港区(ナゴヤシミナトク)、名古屋市南区(ナゴヤシミナミク)、名古屋市名東区(ナゴヤシメイトウク)、名古屋市守山区(ナゴヤシモリヤマク)、西尾市(ニシオシ)、西春日井郡豊山町(ニシカスガイグントヨヤマチョウ)、日進市(ニッシンシ)、丹羽郡大口町(ニワグンオオグチチョウ)、丹羽郡扶桑町(ニワグンフソウチョウ)、額田郡幸田町(ヌカタグンコウタチョウ)

 

は行

半田市(ハンダシ)、碧南市(ヘキナンシ)

 

ま行

みよし市(ミヨシシ)

 

や行

弥富市(ヤトミシ)

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。