テレビアンテナの寿命と交換時期は? 地デジ・衛星放送別に必要な工事を徹底解説!
戸建て住宅などに設置された各種テレビアンテナが寿命を迎えるのは設置からおよそ何年後? といった疑問について、地デジアンテナ、衛星放送用BS/CSアンテナの各機種やその設置位置、周辺環境などによって変動するおおよその耐用年数と、寿命を迎えたアンテナの交換方法を解説します。
主に戸建て住宅などのお住まいには、多くの設備が付属、設置されています。電気、ガス、水道などのライフラインをはじめ。エアコンや冷蔵庫、テレビなどの家電製品。また給湯器などは、日常的に使っている機器ですが、使えなくなると突然、生活は不便になります。これらの住宅設備、機器は、十年以上は使い続けられるものですが、どれも必ず寿命(耐用年数)は存在します。
住宅設備、機器も、何年も日常的に使い続けているうち、徐々に経年劣化が蓄積していき、ある日突然、不具合や機能停止が生じることも珍しくはございません。突然のトラブルを防止するためには、日常からメンテナンスを欠かさず、必要な修理などを行って寿命を延ばすよう心がけると同時に、寿命が近い場合は早急に交換するしかございません。
そしてそんな長年、使用できる機器のひとつが、住宅に設置される地デジ(地上デジタル放送)、衛星放送(BS/CS)などのテレビアンテナです。テレビアンテナはいったん設置すれば、長年にわたってテレビ電波をキャッチして、住宅内のテレビなど受信機器を送信する装置です。
地デジやBS放送の広域民放チャンネルなどであれば、いったんアンテナさえ設置すれば、長年にわたって無料でテレビ放送を視聴し続けることができます。
ただテレビアンテナは多くの場合、屋外の高所に設置されるため、風雨や雪などの自然環境の影響を受け続けることになります。またアンテナからテレビに至るまでのケーブル配線の間にもさまざまな機器が設置されており、これらの機器、またケーブルそのものも、長年に使用により劣化が生じてくることもございます。
住宅に設置されたアンテナ本体の寿命は、機種や設置位置などによっても大きく変わってまいりますが、おおむね10年から20年近くだといわれています。この寿命を過ぎてもすぐにアンテナが故障するわけではなく、場合によってはそれ以上の寿命に至ることもございます。
ただ寿命を超えたアンテナは多くの場合、各部の劣化が進み、ただアンテナとしての機能を失うだけでなく、場合によっては屋根の上に設置されたアンテナの倒壊などが起こり、大きな損害や事故を巻き起こすケースも考えられます。
当コラムでは、ご自宅に設置される地デジ、衛星放送のテレビアンテナについて、各機種ごとの寿命や交換が必要な状態。また別モデルへの交換のパターンや、高寿命を望める新モデル、設置方法などについて、2023年(令和5年)の最新情報を元に解説してまいります。
地デジ、衛星放送の違いとは?
地デジ放送と地デジアンテナ
いわゆる地デジ放送(地上デジタルテレビ放送)は、かつてのアナログテレビ放送から転換する目的で2003年(平成15年)12月1日にスタートし、2011年(平成23年)7月24日のアナログ放送停波により、完全に入れ替わることとなった、日本の主なテレビ放送である地上波放送です。
地デジ放送は、日本の各地に設置されている、東京都墨田区の東京スカイツリーなど大規模な送信所や、大小の中継局などの地デジ電波塔が、その規模に応じた周辺エリアに地デジ電波を送信する形式のテレビ放送です。この電波を住宅に設置された地デジアンテナで受信することにより、住宅内のテレビ、レコーダーなど、電波信号を営巣信号に変換する地デジチューナーを内蔵した受信機器で、地デジ放送を視聴できます。
地デジ放送では、UHF(極超短波)帯でも470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでの周波数帯が使用されています。基本的に地デジ電波は中継局からの距離が遠いほど弱まり、また高層建築や山地などの障害物でも電波が遮られてしまいます。
一般的には、その一帯で受信できる地デジ電波のレベル別に、おおよその目安として「強電界地域(80㏈以上)」「中電界地域(80㏈から60㏈)」「弱電界地域(60㏈以下)」と、中継局から遠距離、また山間部などで地デジ電波がほとんど届かない「難視聴地域」に分けられます。なお「㏈(デシベル)」は電波の強度を示す単位のことです。
受信できる地デジ電波レベルが低いと、地デジ放送の画面が乱れる、映らないなどの視聴トラブルが発生します。半面、テレビなどの受信機器に届いた地デジ電波レベルが「90㏈以上」と高すぎる場合も、やはり視聴トラブルの元となります。
なお現在、戸建住宅などに設置される地デジアンテナの種類は「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3機種が主流です。他に室内アンテナも存在しますが、これは受信性能が非常に低く、電波状態が高い場所でしか使用できず、受信状態も安定しないことがある、簡易的なアンテナといえます。
地デジ電波の詳細については、以下の各コラム記事でもご説明しております。
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衛星放送とBS/CSアンテナ
衛星放送は、地上から上空およそ36,000キロの宇宙空間、周回軌道上を地球の自転に合わせて移動することで、地上からは上空に静止して見える「静止衛星」から、地上の広範囲に向けて放送電波を送信するテレビ放送です。衛星放送の電波は非常に高周波数帯であるマイクロ波の一種、SHF(センチメートル)波のうち、12GHz(ギガヘルツ)前後の12GHz帯と呼ばれる電波を使用し、その波長の長さは25ミリ前後です。
人工衛星から地球上に電波を送信するため、地上の障害物や地形、また災害などに影響されず、効率的に電波を送信できるのが特徴です。
日本国内の衛星放送には主に「BS放送」「CS放送」があり、何方も日本国内のほぼ全域で、BS/110度CSアンテナを設置することにより受信できます。ただ人工衛星からやや離れた位置になる、日本列島の北部や南端部、また離島部などでは、電波レベルがやや低くなります。
衛星放送のうち、BS放送は「放送衛星」を、CS放送は「通信衛星」を利用した放送です。BS放送の放送衛星は東経110度、CS放送の通信衛星も東経110度および、124度、128度に位置しております。このため、それぞれの衛星放送は「110°BS/CS」「124°CS」「128°CS」と表記されることもございます。
BS放送、および東経110度の主なCS放送(スカパー!)であれば、BS/110度CSアンテナ一基の設置で双方とも受信できます。ただし124度、128度の衛星を使用したCS放送については、別個の専用アンテナ、また110度BS/CSも受信できるマルチアンテナが必要となります。
また2018年(平成30年)には「新4K8K衛星放送」もスタートしています。これは衛星放送の一種ですが、従来のフルハイビジョン(2K、FHD)画質であったBS、CS放送に、より高画質となる4K、8K対応のチャンネルを追加したものです。
なお新4K8K衛星放送では、周波数帯の不足から、BSの一部4Kチャンネルを除き、従来の衛星放送の電波(右旋)とは異なる種類の電波(左旋)を使用しているため、2K対応のBS/CSアンテナでは多くのチャンネルを受信できません。新4K8K衛星放送のチャンネルをすべて受信し、ご視聴になるためには、4K8K対応のBS/CSアンテナ、および4K8K対応のアンテナ機器が必要となります。
なお衛星放送を受信するためのBS/CSアンテナは、大型の皿に似て、電波を受け止めて反射させるディッシュと、アームで固定されてディッシュの中央部で電波を受け止めるコンバーターから成るパラボラアンテナです。
このコンバーターでは、人工衛星から送信された12GHz帯の電波を、ケーブルで送信するのに適切な周波数帯に変換しており、電源が必要となります。なおコンバーターにおいて、右旋の電波は「1032MHzから2072MHz」。左旋の電波は「2224MHzから3224MHz」の周波数帯に変換されます。
現在の主な衛星放送用アンテナはBS/110度CSアンテナであり、2K対応、4K8K対応を除いて大きな種類の違いはなく、現在のモデルはほとんどが4K8K対応型になっております。このBS/CSアンテナで衛星からの高周波数の電波を受け止め、コンバーター部でテレビ電波に適した周波数に変換し、テレビなどのBS/CSチューナーに送信して、電波を映像信号に変換することで、衛星放送がご視聴になれます。
なおパラボラアンテナであるBS/CSアンテナは指向性が非常に高く、東経110度(南西から南南西)など、人工衛星の方向へ正確に向ける必要がございます。この角度にミリ単位のズレが生じただけでも、受信感度が大きく低下することがございます。
またアンテナを向けた方向に、衛星からの電波を遮る建物や山地、樹木などの障害物がある場合も、受信不良が生じてまいります。
他にも、衛星からの電波は非常に波長が短いため、豪雨や降雪の際には、波長と大きさの近い雨粒や雪に電波が吸収され、乱反射が起こって電波レベルが低下し、映像が乱れるなどの事態が発生します。これを「降雨(降雪)減衰」と呼びます。
衛星放送の電波については、以下のコラム記事でもご説明しております。
衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識
八木式アンテナとその寿命
八木式アンテナとは?
八木式アンテナとは、主に戸建て住宅の屋根の上に設置されている、矢印型の骨組みに短い横棒がいくつもついた、魚の骨を思わせる形状の地デジアンテナです。大正時代の1920年代に開発された古典的なアンテナで、昭和のアナログテレビ放送時代は、テレビアンテナと言えばこの機種でした。受信感度の高さなどから令和の現在でも普及率が高く、テレビアンテナのイメージを代表する機種です。
主な設置位置は屋根の上ですが、他にもベランダの内外や、専用な設置具をつけて壁面や軒下に吊り下げる形での固定も可能です。
八木式アンテナについては、以下のコラム記事にも解説がございます。
地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?
八木式アンテナのメリット
・設置位置が高所で障害物を避けやすいこと。電波を受信する性能を示す、短い横棒の部分「素子(エレメント)」の数が多いモデルもあることで、地デジアンテナ3機種の中ではもっとも高い受信性能を誇ります。特に弱電界地域などでは、屋根の上に高性能モデルの八木式アンテナを設置することでしか地デジ電波を受信できないことがございます。
・八木式アンテナの素子数は、強電界地域向けの4素子から8素子。中電界地域向けの14素子から20素子。弱電界地域向けの20素子や、Ⅹ字型の金具に複数の素子パーツを設置した高性能素子を使用するパラスダックアンテナ(高性能地デジアンテナ)では27素子、30素子なども可能で、幅広い地域に対応できます。
・古典的機種でシンプルな設計のため、地デジアンテナでは設置価格がもっとも安くなります。
八木式アンテナのデメリット
・昔ながらの形状でやや大型になるため、住宅の外観や景観を乱すなど、外観性が低くなります。
・同じくサイズの大きさから風雨の影響も受けやすく、しっかりと固定する必要がございます。個人でのDIY設置は困難となります。
・屋根の上などへの設置では風雨や雪、海沿いの潮風、鳥が留まるなどの影響をもっとも受けやすく、長年の設置で老朽化が進みやすいアンテナになります。老朽化に伴いアンテナ角度がずれる、傾くなどのトラブルも生じやすくなります。
・屋根の上に太陽光パネルを敷き詰めている場合は、パネルに影を落として邪魔になる場合もございます。
・外壁に設置する場合は、金具を取り付けるため外壁にビス穴をあける必要がございます。
・設置場所によってはアンテナの一部が隣地の敷地にはみ出す「越境問題」が発生します
・多くの場合は高所に設置するため、点検や設置工事、メンテナンスなどに手間がかかります。
八木式アンテナの寿命
前述のように八木式アンテナは、その設置位置や形状から風雨などに影響されやすく、地デジアンテナの中ではやや寿命が短くなります。一般的な寿命は10年程度とされていますが、風雨や雪が多い、海沿いなどの地域では、より短くなることもございます。
半面、ベランダや軒下など風雨を避けやすい言位置への設置。また近年のステンレス製、メッキや撥水コーティングを施すなど、軽量化、防水加工を施した八木式アンテナであれば、寿命はやや長くなります。
八木式アンテナは特に風雨などの影響を受けやすいモデルになります。一定年数がすぎた八木式アンテナは、高所作業に慣れたアンテナ工事の専門業者に依頼して、寿命を迎える前の状態確認やメンテナンスなどをおすすめいたします。
デザインアンテナとその寿命
デザインアンテナとは?
デザインアンテナは、アンテナの各部を薄型で長方形などのケースに収め、住宅の壁面などに設置できるアンテナです。
主な設置位置は壁面の他、ベランダの内外。また電波状態や住宅の建材などの条件が許せば屋根裏や天井裏をはじめ屋内設置も可能となります。デザイン性が高く目立たない他、風雨などにも影響されにくいことから人気の高いアンテナです。
デザインアンテナ、後述するユニコーンアンテナについては、以下のコラム記事もご確認ください。
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デザインアンテナのメリット
・スマートなデザインとカラーバリエーションの豊富さから、住宅の外観や周辺の景観を損ないません。
・壁面などに設置されることから、風雨などに影響されにくく、トラブルを避けることはでき寿命も長くなります。
・現場の地デジ電波状態がよく、住宅の建材が電波を通しやすい場合は、屋根裏など屋内への設置も可能で、住宅の外観に影響を与えず、風雨などの影響もカットできる設置も可能です。
デザインアンテナのデメリット
・設置位置が低くなる上、素子数相当で20素子相当から26素子相当までと、本体の受信性能もやや低く、また同素子数の八木式アンテナと比べても受信感度は低めになります。そのため弱電界地域や周辺に障害物がある、住宅密集地などでは設置できない場合もございます。
・建物の外壁に設置する場合は、外壁に固定具を設置するビス穴をあける必要がございます。
デザインアンテナの寿命
デザインアンテナの寿命は、屋外設置の場合、おおよそ10年から15年以上と考えられております。デザインアンテナが普及したのは2009年(平成21年)から2010年(平成22年)頃であり、2023年現在では、寿命を迎えた例は少なくなっております。ただ普及した初期に設置されたものは今後、寿命を迎えるケースも多くなってくると考えられます。
デザインアンテナも長期間の使用によって防水性能なども徐々に劣化してしまい、故障のリスクが高まります。ただ屋根裏などの屋内に設置している場合は、風雨などの影響を受けないため、より長期間の使用が可能と考えられております。
他にもアンテナ本体だけでなく、固定具や固定するネジなどの劣化による本体の傾き、ぐらつきなどが発生することも考えられます。また本体に大きな問題はなくとも、デザインアンテナが設置されている方向の目前に住宅が建設される、また付近に高層建築が建築されるなどの影響で、受信できる地デジ電波が弱まることもあり、この場合は設置位置を再考する必要がございます。
デザインアンテナも、長期間の使用では経年劣化によるトラブルが発生する可能性があるため、八木式アンテナと同じく設置から10年程度の時期で、メンテナンスを行うことをおすすめいたします。
ユニコーンアンテナとその寿命
ユニコーンアンテナは、マスト(支柱)の先に、高さ70センチ、直径14センチ程度の円筒形の本体を設置した地デジアンテナです。
日本の大手アンテナメーカー「マスプロ電工」さんが2017年(平成29年)に開発した地デジアンテナの第三世代で、2023年現在の最新モデルといえます。設置位置は屋根の上。また設置具により屋根の張り出し板(破風板)や壁面の高所になります。
ユニコーンアンテナの詳細については、以下のコラム記事もご確認ください。
地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!
ユニコーンアンテナのメリット
・軽量でコンパクト、つやを抑えた白と黒のカラーバリエーションがあるスタイリッシュなデザインで、住宅のデザインや景観を損ないにくくなります。
・屋根の上や近い位置の高所に設置できるため、障害物に影響されにくく、住宅密集地などでも受信性能が高まります。
・デザインアンテナでは受信感度が足りず設置できない現場でも、設置できる可能性がございます。
・形状と軽量さから、風雨を受け流すことができ、老朽化を抑えられて寿命が長くなります。
・スマートな形状で屋根の上に設置しても太陽光パネルの邪魔にならず、越境問題が生じにくくなります。
ユニコーンアンテナのデメリット
・受信性能は20素子相当で、同素子数の八木式アンテナと比べてもやや受信感度が低くなるため、弱電界地域では設置できないこともございます。主に強電界地域から中電界地域での設置が推奨されます。
・最新機種であるため、他の地デジアンテナモデルよりも価格が高くなります。
・屋根の上など高所に設置されるため、ご自分でのDIY設置は困難と言えます。
・デザインから純和風の建物にはそぐわない場合もございます。
ユニコーンアンテナの寿命
ユニコーンアンテナも、その寿命は10年から15年以上といわれています。発売が2017年からであるため、実際の寿命例はまだほとんど見られず、正確なところは不明なのが実情ですが、当面は寿命による交換の必要性は少ないと考えられます。
ただユニコーンアンテナも、本体のトラブルではなく、近隣に高層建築が建てられるなどの影響により、受信できる地デジ電波レベルが低下することもございます。また今後、設置から10年程度の時点で、一度メンテナンスを行うことがおすすめといえます。
BS/CSアンテナとその寿命
BS/CSアンテナは、前述のようにディッシュとコンバーター、アームから成るパラボラアンテナです。
主要機種はBS放送、110度CS放送を受信できるBS/110度CSアンテナになります。旧式の2K対応型、現在の4K8K対応型。また124度、128度CS対応型を除いては、どのモデルも形状や受信性能などに大きな違いはございません。
モデルの違いとしては、通常の45型(ディッシュの直径センチ)の他、大きさに合わせて受信性能が高まる50型、60型、75型や、集合住宅向けの90型以上。カラーバリエーション。高耐風モデルなどがございます。
BS/CSアンテナについての詳細は、以下のコラム記事にも解説がございます。
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衛星放送用BS/CSアンテナのメリット
・BS/CS放送を受信できるのは、BS/CSアンテナのみになります。
・一般住宅向けの通常モデル、45型であれば重量は1.5キロ前後となり、ベランダの手摺りなどに自分でDIY設置することもできます。
衛星放送用BS/CSアンテナのデメリット
・正確に人工衛星の方向へと向ける、障害物も避ける必要があるため、設置できる位置が限られ、DIY設置の場合は角度調整に大変な手間がかかります。
・その形状から風雨などに影響されやすく、老朽化の進行や角度のズレなども生じるため、しっかりと固定する必要がございます。この点は高耐風モデルの採用である程度、対策となります。
・日本国内の一部エリアでは衛星からの電波が弱くなる。また降雨、降雪による減衰も起こります。これらはディッシュが大型のモデルを使用することで抑えられますが、大型のBS/CSアンテナは風雨などに影響されやすくなります。
・形状が独特で目立つため、住宅の外観や景観を乱すこともございます。この点はカラーバリエーションや設置位置の工夫で対応できることもございます。
・大型モデルは重くなるため、耐荷重からベランダの柵などには設置できない場合もあり、設置がやや難しくなります。
BS/CSアンテナの寿命
一般的な45型のBS/CSアンテナは、その形状から風雨などに影響を受けやすいこと、また電源を要するコンバーターがあることから、その寿命は10年前後といわれます。大型のBS/CSアンテナはより風雨に影響されやすく、また重量から寿命が短くなると考えられます。半面、高耐風モデルであれば、風雨の影響を軽減できるため、寿命が長くなることも考えられます。
またBS/CSアンテナも、人工衛星がある東経110度の方角に高層建築物が建築されると、電波の受信が難しくなるケースもあるため、移設工事が必要となります。障害物に影響されない目安としては、例えばアンテナが向く方向に、アンテナ位置より10メートル高い障害物ができた場合、アンテナと障害物の距離が15メートル以上離れているなど、アンテナから見た障害物の高さより、1.5倍以上、距離が離れていば、障害物による受信の問題はなくなるとされております。
BS/CSアンテナも、風雨などの影響に加え、給電されることによるコンバーターの劣化も生じるため、設置から10年程度でのメンテナンスや、場合によっては交換も考えられる方がよいでしょう。
テレビアンテナ交換の時期
前述のように、地デジ、BS/CSアンテナの各モデルとも、設置位置などによって寿命が存在します。またアンテナ本体には大きな問題はなくとも、周辺に高層建築が建てられるなどで、現在のアンテナでは受信性能が不足する場合もございます。
アンテナ交換時期の目安としては、
・老朽化による各部の不具合で、テレビ画面が乱れるなど、正常に視聴できなくなった場合。
・周辺の電波環境の変化により、現在のアンテナでは視聴に支障が出るようになった場合。
にわけられます。ただ電波環境の変化であれば、アンテナ交換ではなく、設置位置の移動などで対応できることもございます。
八木式アンテナ、BS/CSアンテナなど大型のアンテナであれば、老朽化による倒壊、さらには屋根からの落下などで、屋根材の破損や大変な事故を招く危険性もございます。
テレビの視聴に問題が出た場合以外でも、寿命が近づいた各種アンテナで、以下のような状態が見て取れれば交換の目安といえます。
八木式アンテナの交換サイン
・アンテナ本体、またはマストや屋根馬が錆付いている。
・素子の外装や支線など破損している、また支線がゆるんでいる。
・アンテナ全体が傾いている、倒壊している。
デザインアンテナの交換サイン
・マスト設置の場合、アンテナを固定するマストに錆が目立つ。
・ケース表面に破損などが発生している。
・風が吹くとぐらつく。
・アンテナの固定が傾いている。
ユニコーンアンテナの交換サイン
・風が吹くなどでぐらつきが見られる。
・アンテナが傾いている。
・その他、破損などが見て取れる。
BS/CSアンテナの交換サイン
・アンテナ全体や設置部、マストに破損やサビなどが見られる。
・風などでアンテナ本体にぐらつきが見られる。
古い八木式アンテナから最新の地デジアンテナへ
地デジアンテナのうち、もっとも古典的な八木式アンテナを交換する場合のパターンと、メリット・デメリットは以下の通りです。
八木式アンテナから、最新の八木式アンテナへ
・弱電界地域など、地デジ電波レベルが低い地域に最適のモデルとなります。
・高性能モデルへの交換で受信性能が高まります。
・交換費用も低価格で済みます。
・設置位置を変更する場合は、やや費用がかさむこともございますが、外観性などにも配慮できます。
・最新モデルであれば、耐水性、耐風性などが向上しているため、トラブルへの耐性や高寿命を期待できます。
八木式アンテナから、デザインアンテナへ
・住宅の外観性および風雨によるトラブルへの強さ、アンテナ寿命が向上します。
・地デジ電波レベルが強い地域では、屋根裏などへの設置でより対候性、外観性を高めることができます。
・屋根の上のスペースが不要となるため、太陽光パネルにも干渉しません。
・多くの場合は設置位置を変更することもあり、アンテナ工事の手間や費用はやや高くなります。
・弱電界地域や付近に障害物がある、住宅密集地などでは設置できないこともございます。
八木式アンテナから、ユニコーンアンテナへ
・屋根の上、外壁や屋根の破風など、八木式アンテナに近い位置へ設置でき、受信感度を高めることができです。
・デザインアンテナが設置できない現場でも対応できることが多くなります。
・スタイリッシュなデザインから住宅の外観性が向上します。
・風雨などに影響されにくい形状で、トラブルのリスクが低くなり、長寿命も期待できます。
・弱電界地域など、高性能の八木式アンテナが必要なエリアでは使用できない場合もございます。
・地デジアンテナでは設置費用がもっとも高価格になります。
アナログ放送時代のUHFアンテナから最新の地デジアンテナへ
アナログ放送時代のテレビアンテナには、八木式アンテナでも、NHK、広域民放のVHF(超短波)を受信するVHFアンテナと、一部エリアでは独立放送局(地方チャンネル)のUHF(極超短波)を受信するUHFアンテナの2種類が設置されるケースもございました。
当時のアンテナでは、VHFの放送はアナログ放送として終了したため、現在ではFMラジオの受信以外に用途はございません。
しかしUHFアンテナも設置していた場合は、地デジ放送の電波もUHF波のため地デジアンテナに流用でき、現在も使用されているケースがございます。ただ当時のUHFアンテナを、2023年現在も使用し続けている場合は、相当の老朽化が予想されます。
したがって、アナログ放送時代のUHFアンテナでは、老朽化による突然のトラブルから、倒壊による屋根の破損。落下による事故。「700MHz電波障害」などのリスクが生じてまいります。
700MHz電波障害とは、アナログ放送時代のUHFテレビ電波の周波数帯の一部が、現在の携帯電話、スマートフォンに使用される周波数と同じになることから、携帯端末の基地局付近などでは、アナログ放送時代から使用されているブースターが、基地局からの電波の影響を受けてしまい、地デジ電波の受信障害が発生してしまうという現象です。
アナログ放送時代のテレビアンテナ、および700MHz電波障害の詳細や対策については、以下の各コラム記事をご参照ください。
VHFアンテナとは? UHFアンテナとは? 基礎知識とアナログテレビアンテナの問題点
いずれにせよアナログ放送時代のテレビアンテナは、老朽化による突然の視聴トラブルだけでなく、落下事故などにより近隣住宅などに被害を与えるといった予想外の事態を招く危険性もございます。なるべく早期の交換をおすすめいたします。
デザインアンテナの交換について
老朽化や故障などでデザインアンテナを交換する場合は、同モデルであれば、壁面などに固定金具から取り外して、本体のみの交換が可能となります。ただ設置具なども老朽化している場合、周辺の電波状態の変化により、地デジ受信に問題が出た場合などは、設置具の交換、設置位置の変更なども必要となります。
設置位置の変更では、住宅の外壁でも適切な位置や、ベランダ、屋根の上のマスト。また屋根裏空間などを選択できます。ただ外壁に設置する場合には、外壁に設置具を固定するためビス穴を開ける必要がございます。
デザインアンテナの屋根裏、天井裏空間への設置は、住宅の外観に影響を与えない他、風雨などの影響をほぼカットできるため、アンテナの寿命も長くなる。アンテナのメンテナンスなども行いやすくなるなどのメリットもございます。
ただ屋根裏、天井裏設置の注意点としては、現場の地デジ電波状態が良好で、屋根材や外壁、断熱材などに金属素材など、電波を遮断しやすい素材が使われていない。電波を遮断する太陽光パネルや冬場の積雪などがなく、屋根裏などで地デジ電波が受信できる。
また天井裏にデザインアンテナを通せる出入口がある。電波の方向に向けられる柱や壁などがある。空間内にデザインアンテナを設置できるスペースがあるなどの条件が必要となります。
デザインアンテナの屋根裏設置については、以下のコラム記事もご参照ください。
徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?
BS/CSアンテナを新モデルに交換する、設置位置の変更を行う
現在のBS/CSアンテナが老朽化している、また旧式の2K対応型を4K8K対応型に交換したいなどの場合には、以下の点にご注意ください。
BS/CSアンテナ交換時のポイント:アンテナの大きさ
前述のようにBS/CSアンテナのディッシュサイズは、一般戸建て住宅向けでは45型が主流です。また日本国内の北部、南端、離島部など衛星放送の電波がやや弱いエリアや、降雨、降雪減衰を避けたい場合には、やや大型のモデルを使用します。
ただBS/CSアンテナのサイズが大きいほど重量も増し、設置作業が困難になります。大型アンテナの場合が、ベランダなどへの設置でもDIYは避けて、アンテナ工事の専門業者へ依頼されることをおすすめいたします。また設置後も大型サイズのアンテナでは、風雨や雪などの影響を受けやすくなりますのでご注意ください。
BS/CSアンテナ交換時のポイント:設置場所・カラーバリエーション
住宅の外観性にこだわりをお持ちの場合は、目立たない設置位置。目立たない本体色を選択する方法がございます。
設置位置では、屋根の上でも外回りから見えにくい位置。また屋根のすぐ下の外壁や軒下、ベランダ内外などが考えられます。これらの設置位置では、風雨などを避けやすくなる場合もございます。
またBS/CSアンテナの本体色は、太陽光を反射する白色が基本ですが、現在では日光に影響されにくい塗装による黒などのカラーバリエーションもございます。
2K対応BS/CSアンテナを4K8K対応BS/CSアンテナへ
前述のように、従来の2K放送であるBS放送、CS放送と、新4K8K衛星放送では、多くのチャンネルで使用する電波が異なります。
そのため旧式の2K対応BS/CSアンテナを設置している現場で、4K8K対応BS/CSアンテナに交換する場合には、アンテナからテレビなど機器までを接続する配線、およびその間に設置される機器も「3442MHz(4K8K)対応型」に交換する必要がございます。
交換が必要となる機器は、主に以下のものになります。
混合器/分波器
混合器は、地デジアンテナとBS/CSアンテナの双方を設置する場合、両方からのケーブルを接続し、地デジ、BS/CSの電波を一本のケーブルにまとめて送信するものです。ケーブルをまとめることにより、配線や機材の設置がシンプルになり、コストも軽減できます。ただ現在では、後述するブースターと混合器の性能を兼ね備えた「UHF/BSCS混合ブースター」が普及しており、混合器を単体で使うことは少なくなっております。
分波器はテレビなど機器の前で、混合された地デジとBS/CSの電波を再度、二本のケーブルに分離し、機器にあるそれぞれのチューナー端子に接続する機器です。
混合器、分波器については、以下のコラム記事に詳細がございます。
地デジ用と衛星放送用セットのテレビアンテナ設置には必須!「混合器」「分波器」とは何なのか?
アンテナブースター
この機器はテレビアンテナが受信した電波を、必要な電波レベルまで増幅します。地デジ、BS/CSの電波が弱いエリアの他、複数台のテレビを設置する現場でも必要となるため、現在では設置がほぼ必須になっている機器です。
アンテナ工事の際に使用されるのは、主にアンテナの真下や屋根裏に設置される屋外用ブースターで、地デジ電波対応のUHFブースターや、地デジとBS/CS放送に対応して混合器の役目も兼ねる前述のUHF/BSCS混合ブースター、その4K8K対応型などがございます。
他にも低い増幅レベルで十分な現場で使用する屋内用ブースター。他のブースターの機能を補足する形で使用されるラインブースターなどの機種もございます。
ブースターについての詳細は。以下の各コラム記事をご確認ください。
テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)
テレビアンテナの「ブースター」は必ず必要なのか? 【地デジ設置・あさひアンテナ】
分配器
ブースターから送られるケーブルを複数のケーブルに分岐させ、電波を各部屋のアンテナコンセントに分配する装置です。分配器で分配された先の電波は、三分配であれば個々の分配先は3分の1の電波レベルなど、電波レベルも等分に分配されます。そのため分配数に合わせて、ブースター側で電波レベルを増幅しておく必要が生じます。
分配器についての詳細は。以下の各コラム記事でもご説明しております。
ご自宅のすべてのテレビに電波を送る「分配器」とは? その種類と選び方を徹底解説!
アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い
テレビアンテナへの分配器の設置で、現場の電波レベルや条件に適した選び方と注意点を徹底解説。分波器や分岐器との違いとは?
テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点
テレビアンテナの電波を各部屋に分岐する方法は? 分配器と分波器の違い・接続方法や選び方
アンテナケーブル
設置された各種テレビアンテナから住宅内の配線と上記の各機器を経由して、アンテナコンセントからテレビなど受信機器までをつなぐアンテナケーブル(同軸ケーブル)も、古くて細い、また地デジ専用などで品質が低いものの場合は、4K8Kの電波では減衰が激しくなることもございます。そのため4K8K放送を受信するためには、十分な品質を持つケーブルに交換する必要が出るケースもございます。
4K8K放送に対応できるケーブルについては、製品のパッケージなどに「4K8K(3442MHz)対応」の表記がある他、ケーブル本体に印字された、品質を示す記号からも判断できます。
アンテナケーブルの基礎知識や、印字された記号による品質の読み取り方などについては、以下の各コラム記事で詳しくご説明しております。
テレビ放送(地デジ、衛星放送BS/CS、4K8K)に合わせたテレビアンテナケーブルの種類と選び方、徹底解説!
テレビ放送や機器に合わせたアンテナケーブル(同軸ケーブル)の種類と選び方、徹底解説!
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アンテナコンセント
住宅内の各部屋に設置されるアンテナコンセントの端子や、アンテナケーブルのプラグなども、4K8K対応のものである必要がございます。これは高周波数帯であるの4K8Kの電波は、減衰だけでなく、電波の漏洩も生じやすくなるためです。
そのため従来の2K衛星放送に対応するアンテナコンセント端子のケーブル接続部や、アンテナケーブルの端子では、接続部のシールドが十分ではなく、電波の漏洩や外部からの混入が発生する恐れがございます。電波の混入ではテレビ画面が乱れる原因となる他、漏洩ではスマートフォンや無線LANなどの受信障害の原因となることも考えられます。
現在では改正された電波法の規定により、新4K8K衛星放送を受信する場合には、アンテナコンセントの端子部やケーブル先端のプラグ部は、ケーブルの接続部を完全に覆って電波が漏洩しにくい「高シールド」品を使用するよう定められております。
なおアンテナコンセントやケーブルのプラグ部分、また4K8K放送に対応する機器、アンテナ配線の全般については、以下の各コラム記事にも詳しく解説しております。
部屋にあるテレビアンテナ用コンセントの交換、増設方法は? 工事の方法から耐用年数、端子の種類まで徹底解説!
住宅の部屋にテレビコンセント(アンテナコンセント)を増設する工事の方法は? 設置されるアンテナ用端子の種類も解説
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BS/CSアンテナを高耐風モデル「BC453SG」へ
BS/CSアンテナを、風雨などに強い高耐風モデルに交換することで、アンテナのトラブルや老朽化を防止することもできます。
この高耐風モデルの代表的なモデルが、日本の大手アンテナメーカー「DXアンテナ」社の「BC453SG」です。
BC453SGは45型、4K8K対応型のBS/110度CSアンテナですが、強風対策として、アンテナのディッシュに多くのパンチングホールが設置されており、強風を通す構造になっている他、押さえ金具やコンバーターアームなども固定が強化されています。
一般的なパラボラアンテナの耐風水準は、秒速20メートルにあたる「風速20m/s」ですが、BC453SGの受信可能風速は「50m/s」。風雨でも破損しない耐破壊風速は「70m/s」となり、かなり大型の台風でも、受信不能や破損のリスクを抑えられます。
BC453SGの詳しい性能は、以下のコラム記事もご確認ください。
台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)
まとめ
主な地デジ、衛星放送用アンテナの寿命、交換パターンは以上の通りです。
その他、各種テレビアンテナ設置や故障時の対応などの詳細については、以下の各コラム記事も参考になると思われます。
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当あさひアンテナでは、地デジ、BS/CSアンテナの各モデルについて、すべて国内一流メーカーの最新アンテナ本体をご用意し、アンテナ本体価格を含む設置工事費でご案内しております。また現地に出張しての電波調査、お見積もりも、出張料、キャンセル料などもご無用の、完全無料でお引き受けいたします。
さらに工事後には、業界最長クラスの「10年保証」をご用意し、万が一のトラブルにも末永くご安心をご提供いたします。
寿命が近い地デジアンテナ、BS/CSアンテナ各モデルの交換工事をお求めのお客様は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)かメールフォーム、LINEアカウントまで、どうかお気軽にお問い合わせください。