引っ越し先でテレビが映らない原因は?引越し後の設定や対処法を簡単7ステップで解説:適切な業者に依頼する方法も紹介!

2026年04月14日

新年度の始まりに合わせて、家族でのお引っ越しや一人暮らしなど、新たな生活をスタートするという方も多いことでしょう。
引っ越しの荷解きも一段落し、いよいよ新しい生活が始まる。
まずは新しい住居での日常生活の第一歩として、いつものようにテレビの電源を入れたのに、「テレビ放送が何も映らない」という事態に直面すると、つい動揺や不安を感じてしまうものです。
「テレビのセッティングがどこか間違っていたのか、また作業を一からやり直さなければならないのか」
「引っ越しのときに衝撃でテレビが壊れてしまったのではないか」
「家にあるアンテナ設備や配線の部分に何か不具合があるのだろうか」
「原因は何で、どこの業者に頼めばいいのか。料金はどれぐらいかかるのだろう?」
など……

しかし、どうかご安心ください。
お引っ越しの後に、きちんとケーブル接続の作業も行ったはずのテレビが映らないトラブルの多くは、専門知識がなくても解決できる簡単な原因がほとんどなのです。

この記事では、主にお引越しの後、テレビが映らない原因を誰でも特定できるよう、簡単なチェックリスト形式で対策や対処の手順とその概要を解説します。
それでも解決しない場合には一体どこへ相談すれば良いのか、業者に対処してもらう場合の費用はどのくらいかかるのか、さらにはアンテナ不要のテレビ視聴方法まで、お客様のあらゆる疑問にお答えします。
この記事を最後までお読みいただければ、必ずやお客様のテレビ視聴に関する「困った」を解決し、ご新居での快適なテレビライフを取り戻すことができるはずです。

まず試して!引っ越し後にテレビが映らないときの簡単チェックリスト

特にお引っ越しの直後、アンテナケーブルに接続したはずのテレビ画面が映らないときは、テレビやアンテナ修理などの専門家を呼ぶ前に、ご自で確認できる基本的なポイントがいくつかあります。
お住まいでテレビの画面が映らなくなるトラブルの大半は、ごく初歩的な原因であることが多いものです。そしてほとんどの場合は、以下の項目を確認するだけで問題は解決します。
まずは落ち着いて、下記の項目をひとつずつチェックしていきましょう。

チェック1:電源プラグと主電源は入っているか?

ごく基本的なことですが、意外と見落としがちになるのが、テレビなどの電源まわりのトラブルです。
特にお引っ越しのあとなど、家電製品の電源をきちんと接続していないという問題は、初歩的なことであるだけに、かえって盲点になりがちです。
お引っ越しの荷物の片付けなどであわただしくしていると、肝心の電源プラグ接続をうっかり忘れてしまうこともよくあります。
また接続したはずが、作業の途中でケーブルを引っかけて抜けかけてしまう、別の機器のプラグと間違えてしまうといったことも考えられます。
まずは、以下の3点を確認してみてください。

確認ポイント チェック項目
コンセント テレビの電源プラグが、壁のコンセントに奥までしっかりと差し込まれていますか?
電源タップ 電源タップを使用している場合、タップ自体のスイッチは「ON」になっていますか? タップそのものの電源プラグがコンセントに差し込まれていますか?
テレビ本体 テレビ本体の側面や下部にある「主電源ボタン」がオフになっていませんか?

※上記はテレビが映らない時の基本的なチェックポイントになります。

特に、電源タップのスイッチやコンセント接続は見落としやすいポイントです。
タップをきちんとコンセントに差して、スイッチを入れてもやはり電源が入らない場合は、タップの故障という可能性も考えられるため、一度テレビのプラグを壁のコンセントへ直接差し込んで試してみてください。

チェック2:B-CASカードは正しく挿入されているか?

地上デジタル放送やBSデジタル放送、CSデジタル放送の視聴には、「B-CASカード」または本体内蔵型の「ACASチップ」が必要です。
このB-CASカードとは、デジタル放送で著作権保護のため映像信号に施されている暗号化を復号するためのICカードです。
このカードがテレビなどの受信機器本体に挿入されており、機器側にカードが正しく認識されていないと、デジタルテレビ放送は映りません。
この場合には基本的に、テレビ画面に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されます。また近年の4K8KテレビなどではB-CASカードを使わず、同様の機能を持つ「ACASチップ」が内蔵されているモデルもあります。

特にお引っ越しの際には、テレビやレコーダーなどを運搬、設置する際の振動で挿入されているカードのズレや接触不良が生じることもよくあります。
以下、B-CASカードおよび、ACASチップ内蔵モデルの場合のトラブル対処法についてそれぞれ解説します。

  • B-CASカードの場合
    1. テレビの主電源を一度切ります。
    2. カードをスロットからゆっくりと引き抜きます。
    3. ICチップの金属部分を、乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
    4. カードの向き(矢印の方向)を確認し、カチッと音がするまで奥にしっかりと差し込みます。
  • ACASチップの場合
    • 近年、販売されている4K8Kテレビの多くは、B-CASカードではなく「ACASチップ」が内蔵されています。
    • このチップは抜き差しできないため、この項目はスキップしてください。
    • ACASチップの不具合には、後述する機器本体の「電源リセット(ハードリセット)」が有効です。

またB-CASカードはICカードであるため、長年の使用による破損で使えなくなる可能性もあります。
カードが破損している疑いがある場合は、カードの発行元である「
ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社(B-CAS社)」にお問い合わせの上、有償で再発行の手続きが必要になります。
なおB-CASカードは、テレビなどの受信機器に同梱されており、購入すれば無償、無期限で利用できますが、購入者の所有物ではなくB-CAS社からの貸与品になるという注意点があります。
そのため、使用しなくなったカードでも第三者に譲渡、販売することはできません。また破損して再発行する際には、破損したカードをB-CAS社に返送する必要があります。

チェック3:アンテナケーブルは壁とテレビにしっかり繋がっているか?

設置されているアンテナからテレビのチューナーまで電波を送るアンテナケーブルの接続が緩んでいると、電波の漏洩やノイズの混入が生じ、テレビ画面が映らなくなることがあります。
まずは以下の一覧を参考に、壁のアンテナコンセント端子と、テレビ本体の入力端子の両方を確認しましょう。

接続箇所 確認する端子名 チェック内容
壁側 アンテナコンセント端子 ケーブルが緩みなく、しっかりと接続されているか確認します。
テレビ側 「地上デジタル」または「地デジアンテナ入力」端子 こちらも同様に、ケーブルが奥まで差し込まれているか確認します。

※上記はアンテナケーブルの主な接続部分です。

また、アンテナコンセントとテレビの間に、室内ブースターや分波器、レコーダーなど機器を経由してケーブルを接続している場合は、すべての接続部分を確認してください。
「壁の端子 → レコーダーや機器の入力端子 → 出力端子 → テレビの入力」という配線が正しく接続されているか、ひとつずつ指でたどって確認してみてください。
衛星放送(BS/CS)もご覧になる場合は、テレビ側で接続する地デジとBS/CSの端子を間違えていないかも確認してください。

チェック4:テレビのリモコンの「入力切替」は合っているか?

リモコンの「入力切替」ボタンを押して、画面の表示が「地デジ」や「テレビ」になっているか確認しましょう。
お引っ越しの前に、テレビにレコーダーやゲーム機などを接続していたことで、入力モードが「HDMI」などに切り替わったままになっているケースは少なくありません。

これは非常に単純なミスですが、意外と気づきにくい原因のひとつです。
まずはリモコンの入力切替ボタンを何度か押して、すべての画面モードを確認してみてください。

チェック5:引っ越し先の地域で「チャンネル設定(初期スキャン)」をしたか?

お引っ越し後にテレビが映らない原因として、もっとも多いのがこの「チャンネル設定」の未実施です。
お住まいの地域が変わると、受信する放送局(地デジ電波塔)から送られる各放送局(チャンネル)の周波数帯も変わります。
テレビなど受信機器は最初に設置するときに、受信できる地デジ電波を確認して、各放送局の周波数帯をチャンネルに当てはめる「チャンネル設定(チャンネルスキャン)」を行うことが必要です。
そして、お引っ越しで受信できる電波塔が変わったり、周波数帯の変更が行われるなどして、受信できる地デジ電波の周波数帯とテレビ内のチャンネル設定が変わってしまうと、一部のチャンネルが映らなくなることがあるのです。

そのため、引っ越し先で改めてチャンネルをスキャンし直す作業が必須となります。

チャンネルの再スキャン(再設定)を行う手順は、一般的には以下の通りです。

手順 操作内容
1. メニュー画面を開く リモコンの「メニュー」や「設定」ボタンを押します。
2. チャンネル設定を選択 「放送受信設定」「チャンネル設定」といった項目を選びます。
3. 地域設定を行う お住まいの都道府県や郵便番号を設定します。
4. スキャンを開始する 「地上デジタル自動設定」「初期スキャン」などの項目を選び、スキャンを開始します。

※上記は一般的なテレビ機器における主なチャンネル再スキャンの手順です。

実際には、テレビのメーカーやモデルによっても、操作方法の名称や細かな手順が異なるケースもありますが、基本的な流れはほぼ同じです。
スキャン完了までには数分かかる場合がありますが、完了すれば新しい地域の電波に応じたチャンネルが再設定されます。

チェック6:画面に表示される「エラーコード」の意味は?

もし画面に「E201」「E202」などのエラーコードが表示されている場合、それはテレビからの重要なメッセージです。
エラーコードは、テレビに届いている電波の状態が悪いといった問題や機器の不具合などで、テレビがテレビ映像を映し出せなくなった場合に、テレビがその原因を自己診断し、映らない原因をユーザーに知らせるために映し出される記号です。
エラーコードは各種の原因に対応しており、内容もメーカーやモデル問わずほぼ共通しています。そのためコードの意味を知ることは、トラブルの原因を特定する大きな手がかりになります。
お引っ越し後のテレビ画面トラブルで、よく見られる代表的なエラーコードは以下の通りです。

E202:信号を受信できません(電波が届いていない)

「E202」は、テレビに電波がまったく届いていない(または極端に微弱である)状態を示しています。
引っ越し直後にこのエラーが出る場合、その原因はほとんど以下のいずれかです。

  • アンテナケーブルが接続されていない、または抜けている。
  • チャンネル設定(初期スキャン)が完了していない。

まずは、「チェック3」と「チェック5」の項目をあらためて丁寧に見直してみてください。
それでも改善しない場合は、お引っ越し先のアンテナ設備そのものに問題がある可能性が考えられます。

E201:アンテナレベルが低下しています(電波が弱い)

「E201」は、ある程度のテレビ電波は届いているものの、その強さがテレビ放送を視聴できるレベルに達していない状態です。
一時的にこの画面が表示される原因としては、大雨や大雪などの悪天候が考えられます。
以下、考えられる主な原因を、以下の一覧でご紹介します。

原因 対処法
悪天候 天候の影響でテレビ電波レベルが低下していることが考えられます。この場合は天候が回復するまで待ちます。
ケーブルの接触不良 テレビやアンテナコンセント端子、各機器のアンテナケーブルの接続を再度確認し、しっかりと差し込み直します。
ケーブル配線部の問題 ケーブル配線部やブースターなど周辺機器の破損や不具合、ケーブル配線が長すぎることでの電波レベルの減衰なども考えられます。
アンテナの向きのズレ テレビアンテナの向きがわずかにズレていることで、受信感度が低下している可能性があります。(専門家への相談を推奨)。

※上記は「E201」が表示される場合に考えられる主な原因です。

衛星放送の場合は、一定以上に激しい雨や雪が降ると、静止衛星からの電波が吸収され、乱反射を起こすことで、受信レベルが大きく低下することがあります。
これは「降雨減衰」「降雪減衰」といい、衛星放送の電波の性質上の問題であるため、対処法は基本的に天候の回復を待つことになります。

地デジ電波も雨や雪に吸収されて受信レベルが低下するほか、気候の影響を受けて受信レベルが変動することもあります。ただ地デジ放送では、地デジアンテナの機種や設置位置・角度の調整であらかじめ余裕のある受信レベルを確保しておく、ブースターを設置するなどの対処で解決できることが大半です。
悪天候時や一部の季節に地デジ画面が乱れる場合は、テレビのアンテナレベル画面を確認した上で、適切な対処を取る必要があります。

また、天候が回復してもエラーコードが消えない、または頻繁に表示される場合は、アンテナの向きやケーブル配線部の設備の劣化が疑われます。
この場合が、アンテナ工事の専門業者にお住まいのアンテナや配線部の機材を確認してもらうことをおすすめします。

チェック7:最終手段としての「テレビ本体の再起動・リセット」

これまでのチェック項目をすべて試しても改善しない場合、テレビ本体の一時的な不具合も考えられます。
その際は、以下の2つの方法を試してみてください。

  1. 再起動(電源プラグの抜き差し)
    • 前述した「電源リセット(ハードリセット)」と呼ばれる方法です。
    • まずリモコンではなく、テレビ本体の主電源を直接オフにします。
    • テレビの電源プラグをコンセントから抜き、2〜3分ほど待ちます。
    • 時間が経ったら、再度プラグを差し込んで電源を入れ直します。
    • これにより、テレビ内部が放電して休止状態になることで、内部基盤やプログラムの問題がリセットされ、不具合が解消されることもあります。
    • この手順はメーカーやモデルを問わずほとんどのテレビに有効で、録画内容や設定などが失われることはありません。
  2. 完全初期化(工場出荷状態に戻す)
    • テレビの設定メニューから「初期化」や「工場出荷状態に戻す」を選択します。
    • ただし、この操作を行うと本体設定や録画予約、外付けハードディスクへの録画内容など、これまで設定した内容がすべて消えてしまうため、最終手段として慎重に実行してください。

テレビなどの機器によっては、設定メニューや電源スイッチ長押しなどで、ハードリセットと同様、録画内容や設定はそのままの「リセット・初期化」を選ぶこともできます。
ただ完全初期化と手順が近い場合もあるので、テレビ本体の取扱説明書やメーカー公式サイトなどで、きちんと初期化の種類やその効果を確認してから、間違いのない手順で行ってください。

チェックリストで解決しない?住宅タイプ別・引っ越し後にテレビが映らない原因と確認ポイント

ここまででご紹介した、ご自身でできるチェックをすべて行ってもテレビの映りが悪いままで正常に映らない場合、問題はお住まいにあるテレビアンテナや建物側のケーブル設備などにある可能性が高くなります。
この場合の原因の切り分け手順は、現在のお住まいが「集合住宅」か「一戸建て」かによって大きく異なります。

【集合住宅】マンション・アパートの場合

マンションやアパートなどの集合住宅では、各棟の屋上などに設置された共用のテレビアンテナから、各部屋まで電波が分配されています。
そのため、トラブルの原因が「自分の部屋の中」なのか、「建物の共用設備」なのかを見極めることが重要です。
以下の一覧を参考に、適切にチェックを進めてください。

確認・相談ステップ 内容
1. 相談先に連絡 集合住宅の場合、ご自身の判断でアンテナ業者を呼ばず、まずは管理会社や大家さんに連絡することが重要です。お部屋の壁にあるアンテナ端子までは共用部分と見なされるため、管理会社の管轄となります。
2. 情報を伝える 管理会社などに連絡する際は、以下の情報を正確に伝えるとスムーズです。
– 表示されているエラーコード(E202など)
– いつから映らないのか
– 自分で試した対処法(チャンネル設定など)
3. 他の居住者の状況確認 可能であれば、隣人など他の部屋でも同様のトラブルが起きていないか確認してみましょう。建物全体の問題であれば、共用設備の不具合である可能性が高まります。

※上記は集合住宅におけるアンテナやテレビ画面トラブルの主な対処法です。

原則として、集合住宅における共用設備の修理費用は、建物のオーナーである貸主(大家さん)負担となることがほとんどです。
ただし、ご自身の過失で室内のアンテナ端子を壊してしまった場合などは、お住まいの方の自己負担となるケースもあります。

【一戸建て】の場合

持ち家の一戸建てにお住まいの場合、アンテナ本体や関連機器はすべてご自身の管理下にあります。
チェックリストの項目で解決しない場合、以下のような設備トラブルが考えられます。

  • アンテナの向きのズレ
    • アンテナ本体の老朽化や強風、大雪などの影響で、アンテナの向きがわずかにズレてしまった可能性が考えられます。
    • テレビアンテナには正面側で受信性能が高まる「指向性」があるため、アンテナ角度がズレると受信感度が低下します。
    • 特に衛星放送用のBS/CSアンテナは、上下、左右の正確な角度調整が必要で、ミリ単位の狂いでまったく映らなくなることもあります。
  • アンテナ本体やケーブルの劣化・破損
    • 経年劣化や自然災害により、アンテナや屋外のケーブルが破損するケースも考えられます。
  • ブースター(増幅器)の故障
    • テレビアンテナが受信したテレビ電波を増幅する「ブースター」という機器の不具合や故障が起こっている。
    • ブースターは受信できる地デジ電波が弱い地域や、戸建て住宅にテレビを三台以上設置する場合にはほぼ必須の機器になります。
    • したがってブースターの不具合でテレビ電波が十分に増幅されないと、電波レベルの不足につながります。

これらアンテナ本体や機材の確認や修理には、専門の知識や技術、機材が必要なことはもちろん、屋根の上に登るなどの高所作業も伴うため、非常に危険です。
絶対にご無理はなさらず、速やかにテレビアンテナの専門業者へとご相談ください。

なお、もし借家の戸建て住宅にお住まいの場合は、家主に無断で業者に依頼し、住宅設備であるアンテナやブースターなどを修理、交換すると、賃貸トラブルに発展するリスクが考えられます。
この場合は集合住宅での対処と同様、まずは家主へのご相談を最優先にして、対処法をご相談になってください。

【プロに相談】引っ越してテレビが映らない時はどこに連絡すればいい?ケース別相談先と費用相場

上記の項目にて「専門家に相談」と言っても、具体的に一体どこへ連絡すれば良いか迷ってしまう方も多いことと思われます。
この項目では、お住まいやトラブルの状況に応じた最適な相談先と、費用の目安を分かりやすく以下で表にまとめました。

原因 相談先 費用相場(目安) 連絡時に伝える情報
アンテナ設備の不具合(一戸建て) テレビアンテナ専門業者 向き調整:5,000円〜
アンテナ交換:33,000円〜
ブースター交換:15,000円〜
テレビの症状、エラーコード、建物の状況(築年数など)、試したこと
共用設備の不具合(集合住宅) 管理会社・大家さん 原則無料(貸主負担) テレビの症状、エラーコード、試したこと
テレビ本体の故障 メーカーのサポートセンター、購入した家電量販店 保証期間や故障内容による テレビの型番、購入時期、具体的な症状
引っ越し作業による破損 引っ越し業者 契約内容による(補償対象の場合あり) 破損箇所の写真、引っ越しの契約内容

※上記はお引っ越し後のテレビ画面トラブルの場合の、主な相談先になります。

以下、各ご相談先についての詳細を解説していきます。

①アンテナの問題:テレビアンテナ専門業者

持ち家の一戸建て住宅でアンテナや配線設備、または障害物やノイズによる電波障害が原因と思われる場合は、アンテナ工事の専門業者に依頼するのがもっとも確実です。
プロの知識と技術をもつ専門家が、電波測定器など専門の機材を使って、トラブルの原因を正確に特定してくれます。
ただアンテナ工事の専門業者も数が多いため、信頼できる業者を選ぶためには、以下のポイントを参考にしてください。

  • 工事実績が豊富で、ウェブサイトなどに施工例が掲載されているか。
  • 明確な料金体系で、作業前に詳細な見積もりを提示してくれるか。
  • 工事後の保証制度が充実しているか。

②共用設備の問題:管理会社・大家さん

集合住宅にお住まいの方は、繰り返しになりますが、まず管理会社や大家さんに連絡することが鉄則です。
建物の設備に関する問題は、個人で業者を手配するのではなく、指定の業者や管理会社経由で対応してもらう必要があります。
個人で業者を手配してしまうと、業者の費用を自身で負担しなければならないだけでなく、賃貸契約違反になる可能性
もあります。

③テレビ本体の故障:メーカーのサポートセンター

テレビアンテナや配線に問題がなく、テレビ本体の故障が疑われる場合は、メーカーのサポートセンターや購入した家電店に連絡しましょう。
メーカーや店舗の保証期間内であれば、無償で修理・交換してもらえる可能性があります。
ご連絡する際は、テレビの型番や購入日をすぐに伝えられるよう、付属の保証書などを手元に準備しておくとスムーズです。
近年では家電店のアプリや専用サイトで、パソコンやスマホなどから購入日時や店舗独自の保証を確認できることも多くなっています。

④運搬による破損:引っ越し業者

引っ越しの荷解きをしたら液晶画面が割れていたなど、明らかに運搬が原因でテレビが壊れてしまった場合は、すぐに引っ越し業者へ連絡してください。
多くの引っ越し業者では、運送保険に加入しています。
契約内容にもよりますが、業者の過失が認められれば補償の対象となりますので、諦めずにまずはご相談ください。

アンテナ不要!光回線テレビ・ケーブルテレビという選択肢も

アンテナの修理や新設に高額な費用がかかる場合や、そもそもテレビ電波が届きにくい地域(難視聴地域)にお住まいの場合は、アンテナを使わずにテレビを観る方法も有効な選択肢です。
その場合の代表的なサービスとして「光回線テレビ」と「ケーブルテレビ(CATV)」があります。

以下、それぞれの視聴方法の特徴やメリット・デメリットを一覧でご紹介します。

サービス メリット デメリット
光回線テレビ ・天候に左右されず映像が安定している
・アンテナが不要で建物の外観がスッキリ
・インターネット回線とセットで契約できる
・月額料金が発生する
・提供エリアが限定される場合がある
ケーブルテレビ ・アンテナ不要で多チャンネルを楽しめる
・地域密着の独自チャンネルがある
・インターネットとセット契約が可能
・月額料金が発生する
・光回線に比べ費用が割高になる傾向

これらのサービスは、特にインターネット環境も同時に整えたい方におすすめです。
初期費用がかからず、月々の支払いで済むプランも多いため、アンテナ工事の初期費用を抑えたい場合にも検討の価値があります。
ただどちらの方法も毎月の視聴料金がかかるため、特に持ち家の戸建て住宅にお住まいの場合が、5年、10年といった長期の視点では、やはりテレビアンテナの設置がもっともお得な視聴方法になります。

お引っ越しとテレビが映らない問題に関するよくある質問

ここでは、お引っ越しの際のテレビに関する、よくあるご質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

Q. 引っ越し「前」にテレビの受信環境について確認しておくことは?

A. はい、トラブルを未然に防ぐために、お引っ越し先の内見時に以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • アンテナ端子の有無と位置:テレビを置きたいお部屋や場所にアンテナコンセント端子があるかどうかを確認しましょう。
  • BS/CS対応の可否:衛星放送を視聴したい場合、BS/CS対応のアンテナが設置されているか、管理会社などに確認しておくと安心です。
  • 契約サービスの継続可否:現在のお住まいでケーブルテレビや光回線テレビをご契約になっている場合、お引っ越し先がサービス提供エリア内かについて、事前に確認が必要です。

Q. 地デジの受信レベルが下がる要因とは?

A. 近隣の地デジ電波塔から周辺エリアに発信されている地デジの電波(UHF・極超短波)は、主に以下の要因で受信レベルが変動します。

要因 詳細
電波塔からの距離 地デジ電波は発信元である電波塔から離れるほど弱くなります。お住まいの地域が電波塔からの距離や地形に基づく、どの「電界地域(強・中・弱)」に属するかで、必要なUHFアンテナの性能(素子数・素子数相当)も変わります。
周辺の障害物 高いビルや山など、電波塔との間に大きな障害物があると地デジ電波が遮られます。地デジ電波は障害物を乗り越えて広がりますが、障害物の直近では電波が届かず、受信レベルが低下します。引っ越しで周辺環境が変わることが大きな要因です。
アンテナの向きと位置 地デジアンテナはその指向性から、電波塔の方向に正確に向ける必要があります。わずかなズレでも受信感度は大きく低下します。また地デジアンテナは屋根の上など高い位置に設置するほど、障害物を避けて受信レベルが安定しやすくなります。
天候 一年を通した一部の気候や大雨や大雪などの悪天候は、地デジ電波を吸収するため、一時的に受信レベルが下がることがあります。

※上記は地デジ放送受信の主な注意点になります。

Q. 衛星放送の受信レベルが下がる要因とは?

A. BS/CSなどの衛星放送は、宇宙空間で赤道軌道上を周回し、地上からは空の同じ位置に静止して見える「静止衛星」からの直進的な電波を受信します
地デジ放送とは放送の仕組みも電波の性質も大きく異なるため、衛星放送は以下のようにまったく異なる要因で受信レベルが変動します。

要因 詳細
アンテナの角度 衛星放送用のパラボラアンテナ(皿状のディッシュ部)は、南西方向(東経110度)上空に位置する静止衛星に向けて、上下左右ともミリ単位の非常に精密な角度調整が必要です。この角度が少しでもズレるとまったく受信できなくなります。
アンテナ方向の障害物 衛星放送の電波(SHF・センチメートル波の12GHz帯)は障害物に弱く、アンテナを向けた静止衛星の方向に建物、樹木、電柱、さらには洗濯物など、わずかな障害物があるだけでも、電波は遮られてしまいます。
降雨・降雪減衰 激しい雨や雪の大きな粒は、静止衛星からの電波を吸収し、乱反射させてしまいます。これにより一時的に衛星放送の受信レベルが著しく低下することがあります。
コンバーター電源設定 衛星放送の12GHz帯はそのままではケーブルで送信できず、パラボラアンテナに付属するコンバーターで周波数帯を変換して送信されます。このコンバーターを動作させるために、テレビ側やブースター電源部で電源設定が必要です。この電源設定が適切でないと衛星放送が映らなくなります。
4K8K放送の対応 4K8K放送の一部のチャンネルは、新しい周波数帯の電波(左旋円偏波)を使用しています。この電波を受信するには、パラボラアンテナだけでなく、テレビまでの配線部の機材も4K8K対応製品に交換する必要があります。

※上記は衛星放送(BS/CS)受信の主な注意点になります。

まとめ:引っ越しでテレビが映らない問題は冷静な切り分けが解決の鍵

新しいお住まいへのお引っ越しという一大イベントの後、はじめて電源を入れたテレビが映らないと、一体何が原因なのかわからなくて、つい動揺してしまうものです。
しかしそのようなときこそ、まずはこの記事でご紹介した「簡単チェックリスト」を、上から順番にひとつずつ試してみてください。
その原因は多くの場合、引っ越し作業に伴うささいなミスやトラブルであることが考えられ、適切な手順により、ご自身でも簡単に解決できるはずです。

ご自身での対処を行ってもテレビ番組が映らない場合は、無理にご自分で解決しようとせず、お住まいの住宅タイプに応じて適切な相談先に連絡することが、安全かつ迅速な解決への一番の近道です。
この記事が、あなたの新生活での快適なテレビ視聴を取り戻すための一助となれば幸いです。

もし、アンテナや配線部の不具合に関するご相談の場合は、本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでご相談になることを、筆者からもおすすめいたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。