台風でBSだけテレビが映らない?E202エラーの原因とすぐできる対処法、アンテナ修理の方法をプロが全解説!
毎年、8月から9月は台風の季節です。そして台風の接近中や通過後にテレビをつけると、地デジ放送は映るのにBS放送だけ映らないという経験はないでしょうか。
実は台風の最中や直後にBS放送だけ映らないというお問い合わせは、台風の後、アンテナ工事業者に寄せられることが非常に多いご相談になります。
特に、BS放送の画面に「E202」というエラーコードが出たりすると、どうなっているのかわからず動揺してしまう方も多いのではないでしょうか。
「テレビが壊れたのか」「アンテナの故障かも」「修理にいくらぐらいかかるのか」とさまざまな不安もよぎることでしょう。
しかし、このような状況でBSだけ映らないケースの原因は、多くは台風の影響によるBSアンテナでの電波受信トラブルであり、テレビ本体の故障ではありません。
本記事では、アンテナのプロである「あさひアンテナ」担当者の解説をもとに、台風のあとにBSだけ映らない症状について、考えられる原因ごとの対処法をお伝えします。
この記事をお読みいただければ、台風をはじめとするBS放送やBSアンテナのトラブル時に、ご自身でいますぐ試せる対処法や、アンテナ修理が必要な場合の判断基準が明確にわかります。
いまBS放送のトラブルでお困りの方は、最短で日常のテレビ視聴環境を取り戻すために、ぜひこの記事を最後までお読みください。
まずは確認!エラーコード「E202」の意味と台風でBSだけ映らない2つの原因
台風をはじめとする強風や悪天候時にBS放送だけ映らないという現象には、明確な理由が存在します。
このセクションでは、BS放送の画面に表示される「E202」エラーの意味と、その主な原因について解説します。
このエラーコードが表示される場合は、テレビ本体の故障ではないケースが多いため、まずは落ち着いて状況を確認してください。
以下の表は、エラーの原因と特徴を簡単にまとめたものです。
※上記はBS放送で「E202」が表示されるケースの主な要因です。その他にも要因は存在します。
「E202(受信できません)」はアンテナに電波が届いていないサイン
BS放送など衛星放送が映らないとき、テレビ画面に表示される「E202」は、テレビに正常な電波が届いていないことを示すエラーコードです。
同じく、電波の受信に問題が出ている場合に表示されるエラーコードには、「E201」「E203」があります。
これらのエラーコードが出る場合、ほとんどのケースは、テレビ本体が物理的に故障しているわけではないためご安心ください。
地デジ放送が問題なく映っているのであれば、テレビ自体は正常に動作していると考えられます。
したがって問題は、電波を送る人工衛星(静止衛星)からBSアンテナ、または屋外のBSアンテナからテレビまでの「経路」にあることがほとんどです。
以下の表に、上記のエラーコードごとの基本的な意味と主な原因をまとめました。
※上記はテレビ電波の受信に関係する主なエラーコードです。エラーコードの種類は、不具合の原因に応じてその他にも存在します。
「E203」は基本的に放送時間外やメンテナンスで放送されていないことを示すコードですが、電波が受信できない場合にテレビの診断ミスでこのエラーコードが表示される場合もあります。
以下、特に台風などの日に、BS放送でこれらのエラーコードが出る場合に考えられる主な要因を解説していきます。
原因1:大雨による一時的な「降雨減衰・水膜減衰」(天候回復で直る)
詳しくは後ほど解説しますが、BS放送の電波は、雨粒や雪など、空中の水分に吸収されたり、乱反射を起こしたりしやすい性質を持っています。
これを「降雨減衰」「降雪減衰」と呼び、台風や大雨の際に電波が弱まる大きな原因です。
また、BSアンテナのディッシュ表面(電波を受け止める部分)に雨水が膜を張る「水膜減衰」によっても受信レベルが低下します。
基本的に電波は、周波数帯が高くなるほど水分に吸収されやすくなる特性があります。
台風などでBSだけ映らない場合、これらの天候による影響でBS放送の電波が減衰していることが原因であれば、雨や風が収まれば自然に復旧します。
まずは以下のリストを参考に、天候の回復を待つのが適切な対処法です。
- 台風が通過中であれば、無理に外へ出ず室内で待機する。
- 雨雲レーダーを確認し、激しい雨が通り過ぎるのを待つ。
- 天候が完全に回復してから、再度テレビが映るか確認する。
- 晴れても映らない場合は、別の原因(方向ズレなど)を疑う。
悪天候時にBS放送が一時的に映らなくなることは、衛星放送の特性が持つ仕様に近いものといえます。
原因2:強風によるアンテナの「方向ズレ・物理的損傷」(修理が必要)
台風が通り過ぎるなど、天候が回復してもBSが映らない場合は、強風によりアンテナのトラブルが生じたと疑われます。
これも詳しくは後述しますが、BSアンテナはミリ単位の角度のズレでも電波を受信できなくなる、非常に繊細な機器です。
各種アンテナも設置から年月が経つと耐久性が下がり、強風によりBSアンテナの向きが変わったり、支柱(マスト)が曲がったりすることがあります。
また、台風による飛来物が当たっての破損や、アンテナ内の電子部品(コンバーター)に水が流入しての故障なども考えられます。
このような物理的な問題が発生した場合は、アンテナ工事の専門業者による点検と修理が必要です。
以下、台風で考えられる、BSアンテナ本体の物理的な損傷の事例です。
※上記は台風の影響で多いBSアンテナのトラブルになります。
台風でBSが映らないと業者を呼ぶ前に!自分でできる簡単な対処法と復旧チェック
台風などでBSだけ映らないときは、アンテナ工事の専門業者へと相談する前に、ご自宅の中でもいますぐ試せる応急処置があります。
もし原因がちょっとした接触不良や機器、設定のエラーであれば、自力で解決できるかもしれません。
ただし、ご自身で屋根の上など高所での作業は非常に危険ですので、絶対に行わないでください。
まずはBS放送が映らないときに室内でも安全にできるチェック項目を、以下の表に整理しました。
※上記がテレビが正常に映らないときの基本的な対処法です。
以下、各手順について詳しく解説していきます。
テレビの再起動とB-CASカードの抜き差し
まずはテレビに限らず、電子機器のトラブルシューティングの基本である、テレビ本体の「再起動」を試しましょう。
基本的な方法はメーカー・モデル問わず共通で、まずテレビ本体の主電源スイッチを切り、コンセントを抜いて数分待ってから入れ直します。
テレビ本体の通電が断たれることで内部機器がリセットされ、基板などの一時的な不具合であれば、これで解消されることが多くなります。
次に、テレビの側面や背面にある「B-CASカード」の清掃と抜き差しを行います。
このカードは、BSや地デジなどデジタル放送の映像信号で暗号化を解除する重要な役割があり、カードを本体に正しく差し込んでいないとデジタル放送は視聴できません。
B-CASカードの接触不良が原因で「E100」「E101」「E102」エラーが出ている場合、これで改善することがあります。
以下は、テレビの再起動とB-CASカードの差し直しを行う基本的な手順になります。
- テレビ本体の電源ボタンを切り、電源プラグも抜く。
- その状態で放電のために3分ほど置く。
- その後、B-CASカードを一度抜き、ICチップの汚れを柔らかい布で優しく拭く。
- カードの向きに注意しながら、奥までしっかりと差し直す。
- プラグをコンセントに差し込み、主電源も入れて状態を確認する。
上記はテレビ画面の問題に限らず、テレビの動作不良などにも対応できるテレビ不具合時の基本的な対処法になります。
また近年の4K8Kテレビなど、B-CASカードの代わりに「ACASチップ」を内蔵しているモデルでは、テレビ本体の初期化だけで対応できます。
ケーブルのゆるみ・抜けがないか確認する
台風による建物の揺れや、テレビ裏の掃除などの際、テレビやアンテナコンセントに接続されているケーブルのプラグが抜けかけていることがあります。
プラグがしっかり刺さっていないと、電波の漏洩やノイズの混入が起こり、テレビ映像が映らない、乱れるなどの問題が生じます。
特に衛星放送や4K8K放送の電波は地デジより周波数帯が高いため、電波の漏洩やノイズ混入が生じやすくなります。また台風による電波の減衰とプラグの緩みが重なることで、映像の乱れに至ることも考えられます。
まずは室内で、壁のアンテナコンセント端子からテレビまで接続されているケーブルが、各プラグにしっかり接続されているか確認しましょう。
特に、テレビの前で地デジとBS用の電波を分ける「分波器」を使用している場合は要注意です。BS用の入力端子に正しく接続されていないと、BS放送だけが映らなくなります。
また分配器で分けられた地デジとBSのケーブルを、テレビ側の端子で差し込む位置を間違えてしまうと、どちらの放送も映らなくなります。
以下、室内におけるBSアンテナケーブル端子の接続についての注意点になります。
※上記はアンテナケーブルの不具合を確認する主なポイントです。
プラグ部分の他にも、ケーブルの一部を急角度に折り曲げていないか、家具などの下敷きになっていないかという点を確認して、問題があれば解消してください。
アンテナレベル(受信強度)を画面でチェックする
BS放送などのテレビ画面が正常に映らず、電波の受信レベルに問題があると思われる場合は、テレビのリモコン操作で、現在の「アンテナレベル(受信強度)」を確認できます。
アンテナレベルとは、実際にどれくらいの電波がアンテナからテレビまで届いているかを、テレビ画面の数値で見る便利な機能です。
この数値を確認することで、トラブルの深刻度をある程度予測することができます。
メーカーやテレビのモデルごとに操作方法や画面の見方は異なりますが、一般的にテレビのリモコンを操作し「設定」や「サブメニュー」から確認可能です。
具体的なアンテナレベル画面の確認手順や確認の目安は、以下の通りです。
- リモコンの「設定」ボタンを押し、BS放送(CS兼用)・地デジ放送別の「アンテナレベル」などの項目を選ぶ。
- テレビ画面に表示される数値やカラーバーの状態を確認する。
- 数値が「0」に近い場合は、アンテナの大きなズレやケーブル断線の可能性が高い。
- 数値が基準値ギリギリで変動する場合は、軽度なズレや悪天候の影響が疑われる。
お住まいのテレビでのアンテナレベル確認方法や画面の見方などの詳細は、お手持ちのテレビの取扱説明書や、メーカー公式サイトなどでご確認ください。
台風でBSだけ映らないときに:お住まいのタイプ別・対処法を解説!
この項目では、これまでの確認手順を行ってもBS放送の問題が解決しなかった場合の、次のステップを解説します。
台風などでBSだけ映らない際に、テレビ本体やそのまわりを確認しても不具合の原因が分からない場合、屋外のBSアンテナ設備に問題がある可能性が高くなります。
特に、お住まいの環境によって対処のアプローチが大きく変わってきます。
具体的には、戸建て住宅と集合住宅・賃貸物件では、アンテナの管理者が異なってくるため、対処の際に注意が必要です。まずは以下の一覧をご確認ください。
※上記は持ち家か賃貸・戸建てか集合住宅かによる、アンテナトラブルへの対処法の違いをまとめたものです。
【アパート・マンションにお住まいの方】集合住宅でのBSアンテナトラブル対処法
アパート・マンションなどの集合住宅にお住まいの場合、地デジやBSのアンテナは各棟の屋上にあり、すべての部屋にテレビ電波を送る共用アンテナ(建物全体の共用設備)であるケースがほとんどです。
そのため最初に、BS放送が映らない原因が自分の部屋にあるのか、建物全体にあるのかを判断する必要があります。
お住まいの方が勝手にアンテナ工事業者を呼んで共用アンテナの修理をしてしまうと、賃貸契約違反やその費用負担などでトラブルになるためご注意ください。
この項目では、集合住宅特有の確認手順と正しい連絡先について解説します。
まずは以下の一覧をご確認ください。
※上記は集合住宅におけるテレビ画面トラブルの基本的な対処ステップです。
自分の部屋だけ?共用アンテナの問題か見極める方法
集合住宅におけるBS画面トラブルの原因を切り分けるために、可能であれば近隣(同じ棟)の住人に状況を確認してみましょう。
「お隣さん(同じ建物の部屋)もBSが映らない」という場合は、屋上の共用アンテナやブースターの故障である可能性が濃厚です。
逆に、自分の部屋だけBSが映らない場合は、自室の壁のアンテナコンセント端子からテレビまでの配線トラブルや、テレビ本体の不具合などが疑われます。
複数の部屋にテレビ端子がある場合は、別の部屋のテレビ端子にテレビを接続してみるのも有効な手段です。
以下は、集合住宅におけるBSテレビ画面トラブル時の初歩的な対処です。
- 廊下で顔を合わせた近隣(同じ棟)住人に、BS放送が正常に映るか尋ねてみる。
- 自室内の別のテレビ端子に繋ぎ変えて、エラーが出るかを確認する。
- マンションの共用掲示板に、共用アンテナ設備の不具合に関する告知がないか見る。
- 建物全体の停電や、落雷による共用ブレーカーが落ちていないか確認する。
この項目のチェックで、共用アンテナ等の共用設備にトラブルが起きていると思われる場合も、個人ですぐ専門業者に相談したりせず、まずは以下の項目をご確認ください。
自己判断は禁物!まずは管理会社や大家さんに連絡を
マンション・アパートなど建物全体の問題である可能性が高い場合は、速やかに管理会社や大家さんへと連絡しましょう。
共用アンテナなど共用設備の修理は管理者の責任で行われ、必要な費用も管理者の管理下にある修繕積立金などから支払われるのが一般的です。
共用設備の不具合にあわててご自身でアンテナ業者を手配すると、その修理費用を全額自己負担させられる恐れがあります。
管理者へとテレビの不具合について連絡する際は、以下の情報を整理して伝えるとスムーズに対応してもらえます。
※上記は、前項目でチェックしたトラブル発生の時期やその内容、お住まいで試した対処、近隣の状況など、管理者に報告すべきことの具体例です。
不具合を報告すれば、管理会社などから専門業者に連絡が行き、適切な対処をしてもらえるため、それまでお待ちください。
なぜ台風時に地デジは無事でBSだけ映らない?知っておきたい電波と放送の仕組み
ここまでの記事をお読みいただいた方の中には「同じテレビアンテナなのに、なぜBS放送だけがトラブルになりやすいのか?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
これには、地上波(地デジ放送)と衛星放送(BS放送)の電波の性質や、受信の仕組みの決定的な違いが関係しています。
この技術的な背景を知っておくことで、今後のトラブル時にも慌てずに対処できるようになります。
地デジとBSの違いを、以下の表で分かりやすく比較しました。
※上記は地デジ放送と衛星放送(BS)の基本的な違いになります。
BS電波は雨粒に弱く、方向のズレに敏感(ミリ単位の調整が必要)
地デジ放送の電波は、お住まいの近隣にある電波塔の先端から、その周辺一帯に送信されています。
この地デジ電波はUHF(極超短波)のうち470MHzから710MHzまでの周波数帯で、波長が数十センチ程度と長いため広がりやすく、雨粒を通り抜けやすい性質があるため、悪天候でも多少の減衰は起こりますが比較的、安定しています。
一方で地デジ電波は広がりやすい分、空間を伝わっていくほど減衰していくため、電波塔から離れるほど電波レベルが弱まります。そのため要所に電波塔を置いて、各エリアにリレー形式で地デジ電波を送る必要があるのです。
そしてBS放送は、宇宙空間で赤道軌道上を周回しているため、地上からは空の同じ位置に静止して見える一基の人工衛星(静止衛星)から日本全域に電波を送っています。
この電波は長距離送信のため、周波数帯の高いマイクロ波のうち、センチメートル波(SHF)でも12GHz帯にあたる波長の短い(25ミリ程度)の電波を使っています。
12GHz帯は非常に直進性が強いため、衛星放送には適していますが、その波長の短さから、空中で大きな雨粒や雪に吸収され、乱反射も起こしやすくなります。
結果、BSアンテナでの受信レベルが大きく低下します。これが前述した「降雨減衰」「降雪減衰」の原因です。
さらに、BSアンテナで12GHz帯を受信する仕組みを解説します。
静止衛星から光のように直進して届く12GHz帯は、地上に設置されたBSアンテナ(パラボラアンテナ)にある、皿のようなディッシュ(放物面反射器)でキャッチされれます。
このディッシュの内側で12GHz帯を、正面の一点に集める形で反射させます。
12GHz帯が集まる焦点には、コンバーターと一体化した一次放射器があり、この一点で電波が受信されるのです。
さらに、12GHz帯は周波数帯が高すぎるため、そのままでは同軸ケーブルで送信できません。そこで「コンバーター(変換器)」が活躍します。
コンバーターとは、電波の周波数帯を変換する変換器であり、ここで12GHz帯からMHz帯の電波に変換されることで、衛星放送の信号は同軸ケーブルを経てテレビのチューナーまで送られるのです。
このように、BS放送(BSアンテナ)は、地デジに比べると電波の周波数帯が高く、複雑な手順を踏んで受信されています。そのため台風などさまざまな要因に影響を受けて、受信不良が生じやすいのです。
BSアンテナの主な受信不良の要因としては、まずアンテナ(ディッシュ)角度のズレが挙げられます。
上記の通り、BSアンテナでは静止衛星(BS放送の放送衛星)からまっすく届く12GHz帯を反射させて一時放射器の一点に集めます。
そのため、ディッシュの仰角と方位角(上下と左右の角度)を静止衛星の位置する東経110度(南西上空)の方向へと正確に合わせる必要があります。
このディッシュの角度がわずか1度でもズレると、電波の焦点が一次放射器から外れてしまい、受信レベルが大きく落ちてしまいます。
特に台風などの日は、降雪減衰だけでなく、風圧によるアンテナ角度のズレも生じやすくなります。
もうひとつは、コンバーターの問題です。
コンバーターは電源で作動する電子機器であるため、BSアンテナは、テレビなどの受信機器やブースター電源部の「BS電源設定」で、アンテナ側に電源を供給する必要があります。
この電源設定が適切に行われていないと、12GHz帯からMHz帯に変換されないため、衛星放送が受信できなくなります。
他にも、風雨などでコンバーター内部に水が流入すると電子機器が故障し、やはり衛星放送が受信できなくなります。この場合はBS/CSアンテナの交換が必要になります。
以下、台風などの天候やアンテナ設置の要因でBS放送が映らなくなる、主な事例をまとめました。
- BS放送の電波(SHFの12GHz帯)は波長が短いため、大気中の水分(大きな雨粒や雪)にエネルギーを奪われやすい。
- BSアンテナのディッシュ表面に水滴の膜ができるだけでも、電波の受信効率が大きく下がる。
- アンテナのディッシュは東経110度の静止衛星に向けて、仰角と方位角をミリ単位で正確に合わせる必要がある。
- BSアンテナはコンバーターで電波の周波数を変換しているため、この電子部品の電源設定ミスや故障でも映らなくなる。
なお、衛星放送にはBS放送のほかに、「スカパー!」などのCS放送もあります。
現在の主なCS放送のサービスは110度CS「スカパー!」と124度/128度CS「スカパー!プレミアムサービス」ですが、主要なサービスである110度CSは、静止衛星(通信衛星)の位置が、BS放送と同じ東経110度になります。
さらに使われる電波も同じSHFで12GHz帯にあたるため、衛星放送用パラボラアンテナは、一基でBS放送と110度CS放送が受信できます。
現在では実質的にCSアンテナとBSアンテナの違いはなく、家庭用のBSアンテナは、ほとんどがBS放送と110度CS放送に対応する「BS/110度CSアンテナ」になります。
本記事は基本的に、台風時にBS放送だけ映らない場合の対処法ですが、上記のように、110度CS放送も電波や受信の仕組みはほとんど同じです。
したがって同様にCS放送が映らないトラブルが出た時にも、本記事の内容を適用して対処していただければ、早急な解決に近づけます。
BS受信トラブルが自力で直らない場合の修理費用相場と業者の選び方
台風が通りすぎて天候が回復し、ご自身でのチェックを行ってもBSだけ映らない場合は、プロによる調査とアンテナ設備の修理が必要です。
しかし、お客様の中には「費用がどれくらいかかるのか」「悪徳業者に騙されないか」とご不安に思われる方もいるでしょう。
この項目では、台風後のアンテナトラブルについて、状況ごとの修理費用の相場と、自己負担を減らす方法について解説します。
まずは以下の一覧で、BSアンテナ修理にかかるおおよその費用相場を把握しておくことで、見積もり時のトラブルを防ぐことができます。
※上記は一般的な業者における各種工事の平均的な費用相場の目安です。
アンテナの向き調整や交換にかかる費用の目安
もしBSアンテナ不具合の原因が、強風による単純な「方向ズレ」であれば、角度修正の工事費用は、約8,000円から15,000円程度が相場となります。
お客様の中には「自分で角度を直せば無料では?」とお考えになる方もいますが、目視でのBSアンテナ角度調整はかなりの難易度です。
プロのアンテナ修理業者は「デジタルレベルチェッカー」という専用の測定器を使い、各現場の条件下で、BS放送の受信レベルが最大になるポイントを探り当てます。
またアンテナ本体やコンバーターが破損している場合は、アンテナの新規交換となり20,000円以上の費用がかかります。
以下は、BSアンテナの修理に関する主な注意点です。
- 高所作業となるため、安全確保の観点からもプロに任せるのが確実です。
- ブースター(増幅器)の故障が併発している場合は、追加で部品代がかかります。
- 業者を選ぶ際は、見積もり料や出張料が無料かどうかを事前に確認しましょう。
- 見積もり内容が明確で、追加料金が発生しないと明言する業者を選ぶことが大切です。
多くの業者の中から優良業者を選ぶためには、複数の業者に見積もりを出して、その内容を比較する「相見積もり」が有効です。
相見積もりにより、お住まいで必要な工事の適正価格を判断でき、高すぎる、または安すぎる(追加請求の恐れがある)業者を排除できます。相見積もりを受け付けてくれる時点で、自社の見積もりが正当であることに自信がある業者の証拠とも言えます。
相見積もりの際のポイントは、価格だけでなく施工内容や機材の品質、アフターサービスなど、全体的なコストパフォーマンスで判断することです。
台風被害なら「火災保険」で修理費用が無料になる可能性も
もし台風でBSだけ映らないことになった原因が、強風や飛来物によってアンテナが破損した場合、強い味方になってくれるのが、お住まいで加入されている「火災保険」です。
多くの火災保険には「風災・雹(ひょう)災・雪災」など、地震を除く自然災害や想定外の事故への補償も含まれており、アンテナも建物の一部とみなされます。
この補償が適用されれば、修理費用の全額または一部が保険金として支払われ、自己負担額を大きく減らせます。
しかしアンテナ修理に火災保険を申請するためには、修理前後の写真や業者からの報告書・見積書などが必要になるため注意が必要です。
以下は、アンテナ修理に火災保険を申請するための手順です。
※上記はアンテナ修理における火災保険申請の基本的なポイントです。
たとえば本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」などの有料業者では、台風などで壊れたアンテナ修理と同時に火災保険の申請をサポートする対応も行っています。
具体例としては、修理前後の現場写真や修理報告書をすべて「あさひアンテナ」側でご用意するほか、保険の専門知識を持つスタッフによる、申請手続きのサポートも受けることができます。
このように万全なサポート体制で、お客様は迷われることなく、アンテナ修理と同時に保険申請の手続きも進めることができます。
今後の台風に備えて!強風に強い「耐風アンテナ」への交換がおすすめ
特に台風の多いエリアでは毎年のようにやってくる、台風でBSだけ映らないことになるなどのアンテナトラブルを未然に防ぐには、アンテナ工事の根本的な対策が有効です。
特にBSアンテナの寿命が近づいている場合や、台風でアンテナが破損してしまった場合、強風が吹きやすい地域にお住まいなどの場合は、これを機にアンテナの交換を検討しましょう。
BSアンテナの場合、プロの視点からは、風の影響を極限まで減らす設計を取り入れた「高耐風アンテナ」の導入をおすすめします。
また地デジアンテナにも、現在では壁に設置できる平面型で見栄えが良い上に風雨などに強い「デザインアンテナ(平面アンテナ)」や、屋根の上に設置されるポール状で同等のメリットを備える上、受信感度も安定する「ユニコーンアンテナ」などの選択肢もあり、耐候性や家の見た目にこだわる世帯から人気を集めています。
また受信に問題がなければ、設置場所を屋根の上から壁面やベランダに変更するだけでも、風の抵抗を大きく軽減できます。
※上記はBSアンテナの他、地デジアンテナ(デザインアンテナ)等も含む、アンテナの強風・大雨などによる劣化対策です。
BSアンテナのトラブルでお困りの際は、経験豊富でアフターフォローも万全なアンテナ工事の専門業者へお気軽にご相談ください。
強風に負けない最適なアンテナ設置をご提案し、快適で安心なテレビライフをサポートいたします。
一例をあげると「あさひアンテナ」では、上記の高耐風BSアンテナ「BC453SG」をはじめ、DXアンテナやマスプロ電工、サン電子など国内大手メーカー製デザインアンテナ、ユニコーンアンテナ、塩害用や雪害用、ステンレスモデルの八木式アンテナなど、風雨などにも強い多くのアンテナモデルをご用意しております。
またアンテナ基本設置工事は、アンテナ本体や設置具、ケーブルをセットにした低価格の工事費用になっています。
施工方法についても、現場の電波条件で可能な限り、壁面やベランダ内外など、お客様のご希望に沿う位置へのアンテナ設置に対応いたします。
またデザインアンテナの屋根裏・天井裏への設置が可能な場合は、追加工事費はご無用のデザインアンテナ基本設置工事費のみで対応が可能です。
まとめ:台風でBSだけ映らない場合は電波の減衰かアンテナトラブルの可能性が高い
本記事では、特に台風時にBS放送だけ映らない症状の主な原因と対処法について解説しました。
台風や悪天候の際に、BS放送で出る「E202」エラーはテレビの故障ではなく、天候やアンテナのトラブルが原因であることがほとんどです。
まずは天候の回復を待つか、室内での簡単なテレビ再起動などを試しても直らない場合は、アンテナ工事の専門業者へ相談しましょう。
修理を依頼する際は、相見積もりなどを利用して、信頼できる優良なアンテナ専門業者を選ぶことが何より重要です。
記事内でも少しご紹介した通り、「あさひアンテナ」は、各種アンテナ工事について、他業者に負けない高品質なサービスをご提供しています。
同社の主なサービス内容は、以下の通りです。
- アンテナ工事を前提とした事前の電波調査や見積もりが完全無料(出張料やキャンセル料など関連費用すべて込み)です。
- 他社との相見積もりも歓迎しており、即日工事にも柔軟に対応しています。
- 見積もり内容は細かな工事や部材まで明記し、不明確な項目はなく、お見積もり後の追加工費もいっさい発生しません。
- 優秀な自社スタッフによる完全自社施工で適正価格で高品質な工事と、業界最長クラスの10年保証で長期的な安心を提供します。
台風や強風によるBSアンテナトラブルなど、急なアンテナトラブルでお困りの際や、その他、アンテナ工事のご相談は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、もしくは24時間受付のメールフォーム、LINEアカウントまでお気軽にお問い合わせください。




