テレビは映るのにレコーダーの映像が映らない!ブルーレイやHDDの画面トラブルを自分で解決

2026年04月13日

2026年(令和8年)現在のテレビ視聴環境では、テレビ本体と同様に、HDD/ブルーレイレコーダーなどの録画機器が重要になっています。
かつてのビデオテープ時代から、現在のレコーダーでは、本体に数百時間分の録画を保存できたり、一定期間、すべてのチャンネルを自動録画してくれたりと、信じられないほどの高性能で、好きなテレビ番組をいつでも視聴できるようになっています。

インターネット配信が定着した現在でも、すべてのテレビ番組を視聴できるわけではありません。配信停止などに備えて、好きな番組は自分で録画保存しておきたい方も多く、そのような方にとって、レコーダーは強い味方です。

ただ、そんな重要なレコーダーにも、ある日突然、トラブルが生じることもあります。

「昨日まで普通に録画を見れていたのに、なぜ?」
いつも通りレコーダーに録画した番組を見ようとして、テレビの入力画面をレコーダーに切り替えたら、テレビ画面が真っ暗になりテレビが映らない。
地デジや衛星放送などのテレビ放送は問題なく映るのに、レコーダーの映像だけが映らなくなると、本当にあせってしまうものです。
「もしかしてハードディスクが壊れた?」「録画していた大切な番組はもう見られないの?」など、ご不安でいっぱいになることでしょう。

しかしそのような時こそ、まずは落ち着いて対処してください。
テレビでレコーダーの画面だけが映らなくなるトラブルは、専門知識がなくても、ご自身でできる簡単な確認や操作で解決するケースが多いのです。
高額なデータ復旧や修理、また録画データを諦めての買い替えをお考えになる前に、まずは落ち着いてトラブルの原因を探ってみましょう。

この記事では、家電製品の操作が苦手な方でも分かるように、レコーダーが映らないトラブルの原因から具体的な対処法までを、試しやすい順番で丁寧に解説します。

本記事は、録画機器などの家電製品に詳しい専門のライターが執筆を担当しています。
またアンテナやテレビ電波の受信に関しては、アンテナ工事の専門家集団「アサヒアンテナ」の監修に基づき、正確で詳細な情報をわかりやすくご提供します。

この記事を順番に読み進めて内容をお試しいただくことで、お客様自身がトラブルの原因を突き止め、早急に解決できる可能性が非常に高くなります。
大切な録画データを守り、お好みの映像コンテンツを楽しんでいただくための第一歩として、この記事で一緒に解決策を見つけていきましょう。

レコーダーが映らなくなる5つの主な原因

テレビに接続しているレコーダー画面の映りが悪い、または映らなくなった場合、具体的な対処を始める前に、なぜこのようなトラブルが起きるのかを知っておくと、落ち着いて対応できます。
ここでは最初の項目として、専門用語は避けて身近な言葉で説明しますので、まずは以下の一覧をご自身の状況と照らし合わせてみてください。
原因はどれかひとつとは限らず、複数の要因が重なっていることもあります。

原因カテゴリ 具体的な内容(身近な言葉で)
1. 接続の問題 ケーブルの抜けかけや接触不良です。
テレビとレコーダーをつなぐ線(HDMIケーブル)が、少しだけ抜けている状態です。見た目では刺さっていても、内部で接触が不良になっていることもあります。画面トラブルでもっとも多い原因のひとつです。
2. リモコンの押し間違い テレビの「チャンネル」を間違えている状態です。
テレビには地上波やBS放送を見るチャンネルとは別に、「レコーダーの映像」を見るための専用チャンネル(入力)があります。リモコンの「入力切替」ボタンを誤って押してしまった可能性があります。
3. 機器の一時的な勘違い レコーダーやテレビが「フリーズ」している状態です。
パソコンやスマートフォンの動きが固まるのと同じで、レコーダーもコンピューターで制御される精密な機械であるためで、長時間使い続けると一時的にシステムが不安定になることがあります。
4. カードの問題 B-CASカードの接触不良や汚れです。
レコーダーに挿入されている赤い(または青い)ICカードが、うまく認識されていない状態です。ホコリが溜まっていたり、カードが少し浮いていたりすると、映像が映らなくなります。
5. 設定のズレ 何かの拍子でレコーダーの設定が変わってしまった状態です。
めったにありませんが、停電の後や、気づかずにリモコンを操作してしまった際に、映像出力に関する設定が変わってしまうことがあります。

※上記はレコーダーのトラブルで考えられる主な原因の一覧です。

自分でできる対処法 5ステップ

ここからは、いよいよ具体的な作業の実践です。
ここでご紹介する5つのステップは、一般のどなたでも簡単に試せるものから順番に並べています。
「専門業者を呼ばないとダメかも」「データ復旧業者を頼むか」と諦める前に、ぜひこの項目でご紹介する方法を最初からひとつずつ試してみてください。
ほとんどの場合、この中のどれかで問題は解決するはずです。

ステップ1&2:基本の配線確認とテレビの入力切替

トラブルシューティングの基本は、もっとも単純で、もっとも見落としがちな部分の確認から始まります。ミステリーの名探偵が、簡単なことの積み重ねから意外な推理を導き出すのに似ています。
まずはあせらず、基本からひとつひとつ丁寧に行いましょう。

まず、安全のためにテレビとレコーダーの両方の電源を一度切ってください。
次に、レコーダーとテレビをつないでいる「HDMIケーブル」を、両側から一度完全に引き抜きます。
そして、ホコリなどがあればブロワーで吹き飛ばし、または専用の布でホコリを落とすなどしたあと、端子部をカチッと音がするまで奥までしっかりと差し直しましょう。
アンテナケーブルも同様に、接続部分が緩んでいないかを確認して、しっかり接続し直してください。

ケーブルの抜けや緩みだけでなく、劣化や内部断線、アンテナから届く電波レベルの低下などによって、テレビの画面が乱れることもあります。レコーダーだけでなく、通常のテレビ放送にもブロックノイズや映像の途切れが見られる場合は、アンテナケーブルや受信設備も確認してください。

次に、テレビとレコーダーの電源を入れます。
テレビのリモコンを手に取り、「入力切替」というボタンを探してください。
なお、入力切替ではなく、地デジやBSなどの放送チャンネル自体が映らない場合は、チャンネルスキャンや地域設定に問題があるケースもあるため、「テレビのチャンネル設定 できない場合の原因と対処法」もあわせて確認しておくと安心です。

メーカーによって名称は異なりますが、以下のような名前が一般的です。

メーカー例 ボタンの名称
パナソニック (VIERA) 入力切換
シャープ (AQUOS) 入力切換
ソニー (BRAVIA) 入力切換
東芝 (REGZA) 入力切換
三菱電機 (REAL) 入力切換
日立 (Wooo) 入力切換

この「入力切替」ボタンを押すと、画面に「HDMI1」「HDMI2」「ビデオ」などの選択肢が表示されます。一般的にはボタンを押すごとに、テレビ画面の片隅に画面を示す文字が表示され、数秒で消えます。

これはテレビ本体に付属している複数のHDMI入力やビデオ入力など、端子の種類に応じた画面で、各端子に接続された機器の画面が表示されるものです。
そのため、まずは入力切替ボタンを何度か押して、レコーダーを接続したHDMI入力に切り替えてみてください。多くの場合は、それで映像が映るはずです。

正しい入力先を選んでいるはずなのに「テレビ 入力切替 映らない」という状態が続く場合は、HDMI端子やケーブル、接続機器などに原因がある可能性もあります。

また近年ではHDMI端子を複数持つテレビが主流になっているため、お使いのレコーダーがどのHDMI端子に接続されているかを確認して、その番号の画面に合わせることも重要です。

なお、入力切替を間違えた際に画面へザーッとした砂嵐が表示され、「テレビ 砂嵐 なぜ」と疑問に思われる場合は、砂嵐が発生する仕組みや原因、対処法について解説したこちらの記事もご確認ください。

ステップ3:もっとも効果的!レコーダーとテレビの再起動(リセット)

配線部のチェックやや入力切替で解決しない場合、次に試すべきもっとも効果的な方法が「再起動」です。
これは、パソコンやスマートフォンなどと同じく、家電機器の一時的なシステムエラーやフリーズを解消する「魔法の呪文」のようなものです。

一般的に、テレビやレコーダーの正しい再起動の手順はとても簡単です。

  1. レコーダーとテレビの本体の電源を切ります。
  2. 両方の機器の電源コードを、壁のコンセントから抜きます。
  3. そのまま 1 分以上、できれば数分程度 待ちます。(この時間が重要です)
  4. ふたたび電源コードをコンセントに差し込み、テレビ、レコーダーの順に電源を入れます。

ポイントは、リモコンで電源をオフにするだけでなく、本体の主電源を切り、電源コードを抜いて完全に放電させることです。
これにより、機器内部にまったく通電しない場内を作り、内部基盤を休止状態にすることで機器がリセットされ、システムが正常な状態に戻ります。

多くの原因不明のトラブルは、この再起動で解決することがあります。

ただし、落雷や雷雨の直後にレコーダーやテレビが映らなくなった場合は、一時的なフリーズだけでなく、アンテナ設備やブースター、配線部、機器本体に不具合が起きている可能性もあります。詳しくは、「テレビ 雷 映らない場合の原因と対処法」を解説した記事もあわせてご確認ください。

上記のリセット方法は、通電を断って機械(ハード)を休止させることで機器を初期状態にする「ハードリセット(電源リセット)」という手法です。
その他にも、テレビやレコーダーのメーカー・モデルによっては、電源ボタンや専用のスイッチを長押しする、設定画面から操作するなど、独自の手順でリセット(再起動)を行えるモデルも存在します。このような再起動の方法は、本体のソフトウェアにあらかじめプログラムされた方法であるため「ソフトリセット」と呼ばれます。

ソフトリセットでも同様な効果が得られる場合もありますが、機器によってソフトリセットには以下のような2種類の違いもあるためご注意ください。

  • 通常のリセット(初期化):それまでの動作を停止し、機器をいったん休止状態にして電源を切った後、電源を入れ直したのと同じ状態で再起動します。それまでの録画や録画予約、ユーザー設定など、各種設定はそのまま残っています。
  • 工場出荷時リセット(完全初期化):機器に残っているすべての情報を消去し、工場から出荷された新品と同じ状態にリセットします。録画やチャンネル設定、ユーザー設定などもすべて消去され、復元することはできません。

後者の完全初期化は、通常のリセットで解消できない不具合に効果を発揮するケースもありますが、一方で録画含むすべての情報も失われるため、実行前には十分な準備と判断が必要です。

録画データを残したまま対処したい場合は、完全初期化を行う前に「 テレビ 外付けhdd 初期 化し たくない 」場合の対処法もあわせて確認しておくと安心です。

また特にレコーダーの場合、通常のソフトリセットでも立ち上げに数分かかる場合があり、録画途中であれば録画が途切れてしまうほか、直近の録画や設定などが消えてしまうケースもあるためご注意ください。

ステップ4&5:B-CASカードの確認とHDMIケーブルの交換

上記の手順を行っても、まだレコーダーの映像が映らない場合は、もう少しだけ原因を探ってみましょう。
次に確認するのは「B-CASカード」と「HDMIケーブル」そのものです。

B-CASカードとは、テレビやレコーダーなど、デジタル放送を受信する機器に挿入されている、著作権保護などを目的としたICカードです。
このカードは受信されたデジタル映像信号の暗号化を解除を役割を果たしています。そのため、テレビやレコーダーなどの本体にB-CASカードが挿入されていない、または接触不良などでカードを認識できないと、テレビ画面が映らなくなります。
この場合、テレビ画面には主に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されます。

このB-CASカードの不具合を解消する手順としては、まずレコーダーの電源を切り、本体に挿入されているB-CASカードを抜いてください。
そしてカードの裏側にある金色のICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
汚れを落としたら、カードの向きを間違えないように、奥までしっかりと差し直してください。その後、レコーダーの電源を入れ直し、画面の状態を確認します。

それでも改善しない場合、HDMIケーブル自体が内部で断線している可能性も考えられます。
見た目では分からなくても、長年の使用でケーブルが劣化していることがあります。
もしゲーム機などで使っている別のHDMIケーブルがあれば、一時的にそれに交換して映るかどうか試してみてください。
またB-CASカード本体の不具合についても、他に正常に映っているテレビ機器などのカードと差し替えて映りを確認することで、問題の切り分けができます。

対処法を試しても映らない場合の確認リスト

ここまででご紹介した基本的な対処法を試しても解決しない場合、具体的な症状によって原因の切り分けが可能です。
ご自身の状況にもっとも近いものを、以下の表で確認してみてください。

症状 考えられる主な原因 試すべき対処法
音は出るが、映像が真っ暗 ・著作権保護技術(HDCP)の認証エラー
・HDMIケーブルの不具合
・レコーダー、テレビ、その他接続機器(サウンドバー等)の電源をすべて入れ直す。
・サウンドバーなどを介さず、レコーダーとテレビを直接HDMIケーブルで接続してみる。
・ステップ5のHDMIケーブル交換を試す。
映像も音も出ない ・電源や接続の根本的な問題
・レコーダー本体の重度なフリーズ
・ステップ1〜3の対処法をもう一度、丁寧に見直す。
・テレビの別のHDMI入力端子に差し替えてみる。
「信号がありません」と表示される ・テレビの入力切替ミス
・レコーダーの電源が入っていない
・ステップ2の入力切替を再確認する。
・レコーダー本体の電源ランプが点灯しているか確認する。
エラーコードが表示される(例: E202、E102など) ・B-CASカードの読み取りエラー
・アンテナからの受信レベル低下
・ステップ4のB-CASカードの抜き差しと清掃を再度試す。
・アンテナケーブルの接続を再確認する。
・悪天候の場合は、天候が回復してから再度試す。

※上記はレコーダーの不具合で考えられる主な症状の例です。

テレビやレコーダーで映像だけでなく音声も出ない場合は、音量設定や消音設定、HDMI接続、音声出力設定、機器本体の不具合なども考えられます。詳しい原因や対処法については、「テレビ 音が出ない」場合の解説もあわせてご確認ください。

また、レコーダーではなくテレビ本体で「音は出るのに画面だけが真っ暗」という症状が出ている場合は、HDMIケーブルや入力切替の問題だけでなく、テレビ本体のバックライトや基板などの不具合も考えられます。詳しくは、「テレビ画面が映らない 音は出る場合の原因と対処法」もあわせてご確認ください。

故障?修理・買い替えの判断基準と相談先

ここまでのすべての対処法を試してもレコーダーの問題が改善しない場合は、残念ながら機器本体の故障の可能性が高まります。
特に以下のようなサインが見られる場合は、無理に操作を続けるのは避けましょう。

  • レコーダー本体から「カチカチ」「ジー」といった普段しない異音がする。
  • 本体が異常に熱くなっていたり、焦げ臭い匂いがしたりする。
  • 電源ランプが点灯しない、または点滅を繰り返す。

レコーダーはコンピューターによって制御される電子機器であり、また録画に使用されるハードディスクは何度も書き込みと消去を繰り返す記録媒体です。
そのため、長期の使用で徐々に劣化するほか、わずかな衝撃でもダメージを受けやすくなっており、思わぬことから故障することもあります。

このような場合は、専門家への相談が必要です。
選択肢は主に3つあり、何を優先するかによって以下の相談先が変わります。

相談先 メリット デメリット 費用の目安 こんな人におすすめ
メーカーサポート ・純正部品で修理され、安心感がある。
・修理後の保証が付く場合がある。
・費用が高額になりがち
・修理に日数がかかる
・録画データはほぼ確実に初期化される
15,000 円〜 録画データは諦めて、機器を確実に直したい人。
新しいレコーダーに買い替え ・最新の機能が使える。
・長期保証に加入できる。
・修理より安く済む場合がある。
・まとまった出費が必要
・録画データの引き継ぎはできない
30,000 円〜 ・レコーダーの使用年数が5年以上経過している人。
・修理費用が高額な場合。
データ復旧専門業者 ・ 録画データを救出できる可能性がある。
・HDDの物理的な故障にも対応。
・費用が非常に高額になる
・機器の修理は行わない
50,000 円〜 どうしても失いたくない、家族の思い出など大切な録画データがある人。

※上記はレコーダー故障時の目的別、主な相談先になります。

地デジ放送を家庭の機器で受信する仕組みとは

テレビのレコーダーも、アンテナから送られる電波(映像信号)をチューナーで受信して内蔵のHDD等に録画するという意味では、テレビと同じ受信機器です。
したがってテレビと同様、テレビ電波の受信環境が悪い、または電波障害が原因でレコーダー側のチューナーを通したテレビが映らなくなることも考えられます。
そこでこの項目では、地デジ放送の仕組みや電波の性質から、レコーダーやテレビで地デジ映像が映らなくなる要因について解説します。

地デジ放送は、日本の各エリアをカバーする電波塔の先端部からUHF(極超短波)という電波を発信し、周辺エリアの住宅などにある地デジアンテナ(UHFアンテナ)に電波(映像信号)を届けています。

このUHFの電波には以下のような特性があります。

特性 解説
障害物をある程度は乗り越える 数十センチの波長の幅があり、高い建物などの障害物をある程度、乗り越えることもできます。ただビルの陰に当たる直近エリアや山間部などでは電波が遮られて弱くなります。
距離で減衰する 電波が広がりやすい分、遠くまで届くほど電波レベルも拡散されて弱まります。そのため電波塔からご自宅までの距離が遠いほど、受信できる電波レベルは弱くなります。
天候に影響される 電波は水分に吸収されやすいため、大雨や大雪、強風などの悪天候時には、受信レベルが不安定になることがあります。また気候によっても若干のレベルの変動が生じます。

※上記は地デジ電波(UHF)の主な性質です。

また地デジアンテナ本体には、アンテナの真正面側を中心とした一定範囲のみで受信感度が高まる「指向性」があるため、アンテナを近隣の電波塔に向けることが必要です。
他にも、アンテナを向ける方向に障害物がなく、受信が安定しやすい位置に設置する必要があり、屋根の上などできるだけ高い位置に設置することが適しています。
さらに現場の受信感度に合わせた受信性能(素子数・素子数相当)のモデルを使用することも必要です。

ご自宅の地デジアンテナが電波塔の方向に正しく向いていない、またアンテナ本体やケーブル、配線部の機材が長年の使用により劣化しているなどの問題で、テレビやレコーダーに届く受信レベル(アンテナレベル)が低下します。
特にアンテナコンセントからテレビ、テレビの出力端子からレコーダーの入力端子という形でケーブルが接続されている場合、テレビからレコーダを結ぶケーブルの問題や、各機器を経由することで電波の減衰が起こっているというケースも考えられます。
特に、地デジアンテナで受信できる電波レベルがお住まいで必要な電波レベルの最低限に近い場合、悪天候などの影響で、最先端にあるレコーダーのみ必要なレベルの電波が届かず、地デジ放送が映らなくなる場合があります。
このような場合への対処では、テレビのアンテナレベル画面を確認した上で、地デジアンテナの角度調整やブースターの設置、場合によってはアンテナの設置位置や高性能モデルへの交換などが考えられます。

衛星放送(BS/CS)を家庭の機器で受信する仕組みとは

衛星放送であるBS放送やCS放送が映らない場合、地デジ放送とは異なる原因を考える必要があります。地デジと衛星放送では、放送の仕組みや使用する電波、アンテナの性質がまったく異なるためです。
衛星放送は、宇宙空間で赤道軌道上を周回する人工衛星(地上からは空の一点に見える静止衛星)から送られてくる、SHF(センチメートル波)でも12GHz帯の非常にデリケートな電波を受信しています。
この電波は波長が25ミリ程度と短く、静止衛星から日本全域まで光のように届く半面、日光と同じくわずかな障害物にも遮られやすい性質があります。

このため、12GHz帯を皿のようなディッシュ(放物面反射器)でキャッチして反射させることで一点に集めて受信するBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)には、地デジアンテナよりも厳しい設置条件が求められます。

以下、12GHz帯の安定した受信およびBS/CSアンテナの設置に必要な条件について、一覧でご紹介します。

重要ポイント 解説
繊細な角度調整 BS/CSアンテナはディッシュの向きを静止衛星の位置(東経110度)へと正確に向けることで12GHz帯を受信できます。したがってディッシュの向きが上下左右にほんの数ミリずれただけで、まったく映らなくなることがあります。本体の老朽化や、強風や鳥が止まった衝撃でずれることもあります。
障害物に非常に弱い 12GHz帯は長距離送信が可能な半面、わずかな障害物にも遮られやすい性質があります。そのためアンテナと静止衛星の方角の間には、建物、木の枝、さらには洗濯物など、電波を遮るものが何もあってはいけません。
天候の影響(降雨・降雪減衰) 一定以上の大雨や大雪が降ると、雨粒や雪が波長の短い12GHz帯の電波を吸収し、散乱させてしまい、衛星放送を一時的に受信できなくなることがあります。
アンテナへの電源供給 BS/CSアンテナ(付属するコンバーター)は、レコーダーやテレビ(またはブースター電源部)から電気を供給されて動作します。そのためテレビやレコーダーの設定で「アンテナ電源」がオフになっていると衛星放送は映りません。

※上記は衛星放送の受信に関する主な注意点です。

特にBS/CSアンテナの場合、電源の設定は見落としがちなポイントです。
テレビのレコーダーの設定メニューから「アンテナ設定」などを確認し、電源が「オン」または「オート」になっているか確認してみましょう。
電源が送られていないだけでなく、複数のテレビ、レコーダーから同時に電源を供給することも、コンバーターやアンテナケーブルがショートする原因になります。
複数台のテレビから電源を供給する場合は、衛星放送の視聴時のみ給電する「オート」に設定して、過剰給電しないよう注意してください。

まとめ:突然の「映らない!」に慌てないために

お住まいでテレビに接続している各種レコーダーの映像が突然映らなくなるトラブルは、誰にでも起こり得るものですが、その多くは故障ではありません。
今回の記事でご紹介した内容を、最後にもう一度おさらいしましょう。

  • トラブルが起きたら、まずは慌てず深呼吸して、落ち着いて対処する。
  • 最初に試すのは
  • 「①配線の確認」「②テレビの入力切替」「③機器の再起動」の3つ。
  • ほとんどのトラブルは、この基本的な確認作業で解決します。
  • それでも解決しない場合は、症状別に原因を切り分け、必要であれば専門家へ相談しましょう。

この記事で得た知識があれば、今後の万が一のトラブルにも冷静に対処できるはずです。
あなたの快適なテレビライフ、録画番組のご視聴環境が、一日も早く元に戻ることを心から願っています。

もしお住まいのアンテナや配線部の問題でテレビやレコーダーが映らない、またはお住まいで原因や対処法が特定できない場合は、まずは取り急ぎ「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、公式サイト内のメールフォーム、公式LINEアカウントまでお問い合わせください。
本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」では、原因は不明ながらテレビ画面が映らないというご相談に関しては、まずはお電話口などでご自宅のテレビやレコーダー環境、アンテナ設備や受信環境についてお伺いし、まずは考え得られる原因と、お住まいで可能な対処法をご案内します。
もしお電話などでのご案内では解決できない、アンテナ工事などが必要と思われるトラブルであれば、ご依頼いただき次第、最短即日で現場へ急行します。
そして現場で原因を特定し、アンテナ関連の工事で対処できるトラブルであれば、必要な工事とその費用をご説明いたします。
費用に関しては、お電話などでのご相談で解決できたケースから現地調査でのご提案まで、お客様に工事のご契約を結んでいただくまでは、料金は1円も発生いたしませんので、どうかご安心くださいませ。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイト、ライトブラウン、スーパーブラック、ブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。