一時的にテレビ画面が乱れる場合の原因と対策・徹底解説!

2022年12月25日
あさひアンテナ アンテナ工事 無料相談

地上波デジタル放送(地デジ)、衛星放送(BS/CS放送)のテレビ放送は、多くの人々にとって、もはや日常の一部といっていいものでしょう。特にテレビアンテナ設置によるご視聴であれば、衛星放送の有料チャンネルを除いて、ほぼ永続的に無料でご視聴になれます。
ただそれだけに、何らかの原因でテレビ放送の画面が乱れる、映らなくなるなどの事態が生じた際には、非常な不便を感じられることでしょう。ましてやその状態が何日も続くようであれば、お好きなテレビ番組をご視聴になれず、大変なストレスにもなりかねません。

そこで当コラムでは、2023年(令和5年)の最新情報に基づき、地デジ、BS/CS放送双方で、一時的なテレビ画面の乱れなどのトラブルが生じた場合について、その考えられる原因と、ご自宅で可能な対策について、徹底的にご説明いたします。
ご自宅でのテレビ画面のトラブルの際には、当コラムに記した内容で、問題が早急に解決できれば幸いでございます。ただ解決できない原因の場合は、アンテナ工事の専門業者へのご相談や、テレビなど機器の買い替えを行わなければならないことも考えられます。
いずれにせよ当コラムを参考に、トラブルの原因を手早く特定され、一刻も早い復旧への一助となることができれば幸いに存します。

テレビアンテナ修理工事 アンテナ工事

テレビ画面が乱れる、映らない原因(地デジ放送編)

ここではまず、地デジ放送のテレビ画面が乱れるケースについて、その主な原因をご説明してゆきます。

1:地デジアンテナからテレビへ届く地デジ電波が弱い、もしくは強すぎる。
地デジ放送のテレビ画面がモザイクのように乱れる「ブロックノイズ」が発生したり、画面内で横、または縦に黒い帯のような線が入ったりする場合は、地デジアンテナからテレビへ届く地デジ電波レベルが弱い可能性がございます。特にブロックノイズが画面全体に現れている場合は、多くの場合、地デジ電波レベルが不足しているのが原因と考えられます。急にテレビ画面がぶれる、映像が少しの間止まるなどの症状も同様です。
また画面の一部のみにブロックノイズが現れる。特定のチャンネルのみにブロックノイズが現れているといったケースは、アンテナケーブルの接触不良である可能性も考えられます。
また、ご自宅の周辺が「強電界地域」で、アンテナからテレビに届く地デジの電波レベルが、電波強度を示す単位で「90㏈(デシベル)」以上の場合は、逆に電波が強すぎることで地デジテレビ画面が映らない、画面が乱れるといった原因になります。この場合は、地デジの電波レベルを適切なレベルに減衰(弱める)させる「アッテネーター(減衰器)」という機器を、アンテナケーブルの途中に接続するといいでしょう。
なおテレビに届いている地デジ電波レベルを確認する方法としては、テレビのリモコンから「設定画面」などの画面を表示して「アンテナレベル」などを選択すると、そのテレビが受信しているアンテナレベルが表示されます。

2:テレビ画面が映らず「e201」などのエラーコードが表示される。
テレビ側に、アンテナから地デジ放送を十分に受信できるだけの電波が届いていない場合は、テレビ放送が映らず、画面に以下のようなエラーコードが表示されるケースがございます。主なエラーコード3つとその意味は次の通りです。
・「e201」地デジ電波の受信レベルが低くテレビ放送が表示できない状態。
・「e202」アンテナからテレビへ地デジ電波がまったく届いていない状態。
・「e203」地デジ放送局が放送休止中。または電波がうまく受信できていない状態。
またこれらのエラーコードが表示される場合は、アンテナケーブルが正常に接続できていない、またはアンテナ本体や機器にトラブルが生じている可能性もございます。
このような場合は、アンテナケーブルの接続を確認した上で、各種の対策を試してみるとよいでしょう。

E202エラーの解消法

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3:テレビ本体の不具合。
テレビ画面に乱れがある、または画面がまったく映らない、明るい画面で止まるという場合は、テレビ本体にトラブルが生じている可能性もございます。
テレビ本体のトラブルには、起動不良などによる一時的な不具合の場合もあれば、老朽化により基盤などの部品が劣化を起こし、故障したことによる不具合の可能性も考えられます。また故障とは異なりますが、現場の磁界の関係から、テレビ画面の一部の色が変わって見えることもございます。
この場合は、本体の状況に加えてテレビ周辺機器などの確認も必要となります。アンテナなど各種ケーブルが正しい端子に差さっているか。また電源コンセントが抜けそうになっていないかなどを、あらためてご確認ください。

4:「B-CASカード」が正しく差さっていない。
テレビなどの機器に挿入されている「B-CASカード」が何らかの原因で接触不良になると、テレビ映像が映らなくなるケースがございます。
このB-CASカードとは、デジタルテレビ番組を視聴するためのカードです。
カードの色には「赤」「青」「黃」がございます。赤は地デジ放送とBS/CS放送の両方に対応しているカードです。青は地デジのみ。黃色のカードはケーブルテレビ用となります。
B-CASカードはテレビ放送番組の著作権を保護するため、暗号化されている放送をテレビ画面に正しく映すためのキーのような役割を果たしています。このB-CASカードに接触不良などが生じると、暗号化キーが認識できなくなるため、テレビ番組が表示されなくなるのです。
B-CASカードのトラブルには、しっかりと差さっていない。接触部に汚れがあるなどの他、カードそのものが破損しているケースもございます。カードの破損である場合はご自宅では対処できないため、交換が必要となります。

5:ご自宅の周辺環境が変化した。
ご自宅の周辺環境が変化することにより、それまで良好に受信できていた地デジ電波の受信状態が不安定になるケースがございます。
たとえば、ご自宅に地デジ電波を送信している中継局(電波塔)の方向に、高層マンションが建築されるなどで障害物ができてしまうと、ご自宅に届く地デジ電波のレベルが低下してしまい、テレビ画面の乱れにつながる恐れがあります。
このような場合は、十分な地デジ電波を受信できるよう、アンテナの設置位置や角度の調整。また地デジ電波を増幅してくれる機器「ブースター」の設置が必要となります。
他にも周辺環境の変化のひとつとしては、気候や天候も挙げられます。
地デジの電波状態は一年を通して、気候などの影響により、一定の㏈数の変化が起こります。また台風や大雨などの悪天候下では、雨などの水分により地デジ電波が吸収されるなどして、地デジ放送のテレビ画面も乱れやすくなります。さらに風雨の影響や積雪の重みなどにより地デジアンテナの角度がずれる、曲がるなどする。アンテナに雪が付着する、周囲に雪が積もるなどして受信を妨害するなどの事態も、地デジテレビ画面の乱れにつながります。

6:アンテナの寿命、故障。
主に屋外に設置されるテレビアンテナは、風雨などの影響を受け続けることもあり、耐用年数が過ぎると、寿命を迎えて故障することもございます。その場合は受信性能が低下し、地デジなどのテレビ画面が乱れる、映らなくなるといった問題が生じてまいります。
地デジのテレビアンテナでも、屋根の上に設置される八木式アンテナの寿命は10年程度とされています。ただ軽量化や表面加工が進化した近年の機種は寿命が延びていることもあり、周辺の自然環境が穏やかなエリアでは20年以上、安定して地デジ電波が受信できることもございます。一方で台風が多い地域や豪雪地域などでは、アンテナが受けるダメージの大きさから、寿命が10年以下になってしまうケースもございます。
形状や設置位置から気候などの影響に強いといわれるデザインアンテナユニコーンアンテナでは、誕生からの年数が短いためまだ正確なデータは少ないのですが、おおむね15年から20年以上の寿命を持つと考えられています。
このようにテレビアンテナの寿命は、機種や設置場所、周辺環境によっても大きく変動いたしますが、寿命が来たアンテナを見分けるポイントには、表面の塗装が剥がれる、部品が錆びてしまっているなど、外観の劣化が挙げられます。
また、屋根の上に設置されたテレビアンテナの場合は、アンテナ本体だけではなく、アンテナを設置するマスト(支柱)や屋根馬を固定する支線(ワイヤー)が緩む、切れるなどしているケースがございます。この場合も放置すればアンテナの倒壊や屋根からの落下に至る危険性が生じるため、早急な対策が必要となります。
このようにアンテナ本体の劣化が見られ、寿命と考えらえる場合には、テレビ画面の乱れの有無を問わず、早めにアンテナ工事の専門業者にご相談されることをおすすめします。

7:ブースターが故障している。
現在の地デジアンテナには、多くの場合「ブースター」が設置されています。
ブースターとはアンテナが受信した電波を必要なレベルまで増幅する装置のことで、受信レベルが非常に高い強電界地域では必要がないこともございますが、現在では住宅内に複数台のテレビが設置されることが多いため、台数分の地デジ電波レベルを確保すべく、ほとんどの場合は設置が必須となっております。
このブースターが故障することによって電波が増幅されなくなり、テレビに届く電波レベルが低下してしまうことで、テレビ画面の乱れが生じる可能性があります。ブースターには電源が必要なため、通電により徐々に部品が消耗してゆきます。ブースターの寿命は10年程度とされている他、電源部の故障によって電気が供給されなくなることでも機能を停止してしまいます。
ブースターについて詳しくは、以下のコラムをご参照ください。
テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)
テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)

8:分配器が故障している。
分配器とは、テレビアンテナやブースターを経由したアンテナケーブルが屋内に引き込まれた後、マルチメディアボックスや屋根裏の点検口付近など確認しやすい位置で、屋内の複数の部屋へとケーブル(電波)を分配するために設置される装置のことです。アンテナからのケーブルを入力端子に接続し、複数の出力端子に接続されたタコ足状のアンテナケーブルへと、電波を等分に分配します。
なお分配器を通した電波は、分配数で割られる形になって、個々のケーブルの電波レベルは数分の一に低下します。
この分配器も使用し続けることで徐々に劣化して故障することがあり、テレビ画面の乱れの原因ともなります。
分配器のトラブルと思われる場合は、まずは分配器に接続されているケーブルをしっかりと接続し直し、それでも問題が解決しない場合は、分配器そのものを交換する必要がございます。
分配器についての詳細は、以下のコラムをご確認ください。
アンテナ工事の「分配器」とは何?「分波器」「分岐器」との違い

テレビアンテナの分配器の設置・接続、交換方法と注意点

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テレビ画面が乱れる、映らない原因(BS/CS放送編)

衛星放送(BS/CS放送)は、宇宙空間、赤道軌道上を周回し、日本列島を捕捉し続けるBS放送、CS放送の人工衛星が送信する放送電波を、各家庭などに設置されたBS/CS用アンテナで受信する形式のテレビ放送です。
そのためBS/CS放送においても、アンテナ本体やブースター、分配器などのトラブル。テレビ本体やB-CASカードの不調。周辺環境の変化による電波状態の悪化など、地デジ放送と同じ要因で画面の乱れが生じることがございます。
したがって地デジ放送と同じ部分のチェックを行う必要が出てまいります。特にBS/CS放送は宇宙空間の人工衛星から電波を送信する衛星放送であるため、地デジ放送よりも悪天候に影響されやすくなっております。
他にも、BS/CS放送特有の問題として考えられる原因には、以下のような例が挙げられます。

:夏場などの気温の上昇。
BS/CSアンテナは、BS/CSの人工衛星の方向(東経110度・南西方向)に向けた皿のような円盤状の「ディッシュ」に集めた電波を反射させ、アームによりディッシュの中央部に固定された「コンバーター」に集めて受信する形式の「パラボラアンテナ」です。
その形状からアンテナ本体が太陽光の影響を受けやすく、夏場の猛暑などでアンテナ本体が高温になると、コンバーターの電子回路がダウンしてしまうこともございます。その結果、コンバーター部の電子機器の性能が低下する、故障するなどの事態により、BS/CS放送の映像が乱れるケースも考えられます。

2:ケーブル類が正しく接続されていない。
これはBS/CS放送に限ったことではございませんが、BS/CS放送で比較的よく見られる問題として、BS/CSチューナー、ブルーレイレコーダー、テレビなどの端子に、アンテナケーブルやHDMIケーブルなど各種ケーブルを接続する際、端子の位置を間違えていると、BS/CS放送をはじめ、各種の映像が映らなくなります
特にBS/CS放送のアンテナケーブルは、テレビやブルーレイレコーダーでも、BS/CSチューナーのアンテナ入力に、正確に接続する必要がございます。

3:BS/CSアンテナの角度が東経110度からずれている。
前述のように、BS/CSアンテナは、人工衛星からのテレビ電波を受信している高性能なパラボラアンテナです。
高性能なアンテナは指向性(特定の角度、方向のみで受信性能が高まる性質)が高く、そのため人工衛星が位置する東経110度、南西方向へと正確に向ける必要があり、ミリ単位のズレでも受信感度が大幅に低下することがございます。
またBS/CSアンテナはディッシュ部を持つ形状から、風雨などに影響されやすい性質もあり、台風や大雪、地震などの影響で、アンテナの角度がわずかにずれてしまうことがございます。このわずかなズレが受信感度に大きな影響を与え、BS/CS放送のテレビ画面が乱れたり、まったく映らなくなったりするケースもございます。
なお東経110度の角度は、おおむね南西から南南西方向ですが、日本各地においても微妙に異なってまいります。

4:雨や雪などの悪天候で電波状態が悪化している。
冒頭でも少し記しましたが、衛星放送であるBS/CS放送は、強い雨や降雪などの際には、人工衛星からの電波が乱反射を起こしてしまい、電波が乱れ、テレビ映像もブロックノイズなどの乱れや、まったく映らなくなるといった受信不良が発生することもございます。この場合は、基本的には天候の回復を待つしかございません。
またBS/CS放送の電波は、日本列島でも中心部ほど電波が強くなる性質があり、北端や南端に近づくほど、また離島部などでは電波が弱くなってまいります。通常、一般ご家庭向けのBS/CSアンテナは、ディッシュ部の直径である45センチ型が主流になりますが、電波の弱いエリアでは、やや大きく受信性能が高い50センチ型、60センチ型などが使われることもございます。
このようなやや大型のBS/CSアンテナを使用することで、雨や雪の際の画像の乱れにも強くなります。ただその一方で、ディッシュのサイズが大きいBS/CSアンテナは、風雨などの影響を受けやすいという弱点も生じるので注意が必要です。

テレビ画面が乱れる、映らない場合に、ご家庭で可能な解決方法

地デジやBS/CS放送の映像が乱れる、映らない場合、原因によってはご家庭での対処で復旧できるケースもございます。
ここでは、地デジ、BS/CS別に、映像の乱れなどに対して、ご家庭でできる対処についてご説明してゆきます。

(地デジ放送の場合)
1:ブースターを設置する。
地デジアンテナが受信する地デジ電波レベルが低く、テレビに届いている電波が弱い場合が、ブースターを設置することで、必要なレベルまで電波を増幅することができます。
前述のように現在の住宅ではほとんどの場合、すでに屋外用ブースターが設置されているケースが多くなりますが、周辺環境の変化により電波状態が変わった。またご自宅でテレビやブルーレイレコーダーなどを増設した場合は、電波を分配する数が増えることで、個々の機器に届く電波が少なくなってしまうこともございます。
この場合は、ブースターのレベルを調整する、強力なものに交換するなどして、電波の増幅レベルを高めることで対応できます。
またアンテナからテレビまで距離のある部屋などでは、そのぶんテレビに届く電波が減衰してしまう。分配器の先にさらに二股の分配器を設置して、テレビとブルーレイレコーダーなど、複数の機器に電波を分配している場合も、個々の機器に届く電波レベルが少なくなり、その部屋でのみ画像の乱れが生じるケースもございます。
この場合は、特定の部屋にのみ設置できる屋内用ブースター、ラインブースターなどの設置で対応が可能です。

2:テレビを再起動する。
テレビ本体の内部で機器の不調などが生じている場合は、テレビの再起動で問題が解決することがございます。
再起動の方法は、まずテレビの主電源を切り、電源コンセントを抜いて数十秒から1分ほど置いた後、ふたたび電源コンセントを指して、主電源を入れるという手順です。また電源を切っている間に、テレビの各配線を確認し、接続部が汚れている場合は、いったん接続を外して汚れを落とし、接続し直すなどの作業を行うのもいいでしょう。
ただ、テレビ機器によってはリセットの方法が異なることもあるため、付属のマニュアルやメーカーの公式サイトなどを確認して、正しい方法で再起動してください。
テレビ本体の問題と思われる場合には、以下のコラムもご参考にしてください。
テレビ本体の不具合・故障とその原因、症状別の対処法と修理費用

3:B-CASカードを差し直す。
前述のように、「B-CASカード」の問題でテレビが映らなくなっている場合は、B-CASカードを抜き差しして、しっかり差し直すことで正しく映ることがございます。テレビによっては、画面に「B-CASカードを正しく挿入してください。」などのメッセージが表示されることもありますので、画面の表示に従って操作してください。
カードを入れる方向も機器によって決まっているため、正しい方向に差し込む必要がございます。またB-CASカードの接触部分の汚れにより接触不良が生じている可能性もございますので、カードやテレビ機器側の接続部を掃除するのも的確な対処のひとつです。
B-CASカードそのものが破損しているケースもございます。ご自宅に他に正しく映るテレビ機器などがある場合は、そちらのB-CASカードを抜いて、問題のあるテレビ機器に挿入して、映りを確認してください。それで正しく映るようであれば、B-CASカードの問題だと考えられるので、交換の手続きを取る必要がございます。

4:悪天候が原因の場合。
豪雨などの悪天候により、電波状態が悪化してテレビ画面が乱れる場合は、天候の回復を待てばテレビ画面も復旧します
悪天候で画面が乱れること自体を防止したい場合は、ブースターの設置や調整を行う。また地デジアンテナ機種や設置位置を変更して、天候の影響を受けにくくする。受信感度を高めるなどの方法もございます。ただ、テレビアンテナの交換や設置位置の変更はご家庭では難しいため、アンテナ工事の専門業者へご依頼されることをおすすめいたします。

(BS/CS放送の場合)
BS/CS放送のテレビ画面が映らない、乱れるといった場合も、地デジ放送と同様に、B-CASカードやケーブル接続の確認。テレビの再起動を行うことで問題が解決するケースがございます。
また、BS/CSアンテナの設置位置が、二階のベランダや屋上フロアなど、ご自宅で安全にご確認できる場合は、アンテナのズレなどが生じていないか確認して、ズレていた場合は南西の正しい方向にアンテナ角度を再調整するといいでしょう。
BS/CSアンテナの角度調整は、まずテレビ側で設定画面などからBS/CS放送の「アンテナレベル」を選択し、現在のアンテナレベルを確認します。アンテナレベルが低くなっている場合は、アンテナの角度を調整して、レベルがもっとも高くなる位置で固定してください。
ただこの作業は、お手元にアンテナチェッカー(電波測定器)がない限り、ミリ単位でBS/CSアンテナを動かし、数秒待ってアンテナレベルがテレビに反映されるのを確認し、最適な位置を探っていくという手間のかかる作業になります。また的確な角度である東経110度も、地域ごとに正確な角度が異なってまいりますので、インターネット上のサイトや、スマートフォンアプリの「BSコンパス」などを利用して、正確な位置を確認しつつ行うことをおすすめいたします。
他にも、直射日光を受けて気温が高くなりやすい場所にBS/CSアンテナを設置している場合は故障している可能性も考えられます。またはいずれ故障するリスクも高くなります。
BS/CSアンテナの設置位置に問題があると思われる。またアンテナ角度の調整が難しい。設置位置の問題からご家庭では対処できないなどの場合には、アンテナ工事の専門業者に、設置位置の移動や調整をご依頼になるといいでしょう。

アンテナ専門 テレビアンテナ工事 アンテナ工事

テレビ画面の乱れなどについて、ご家庭では対処が難しい原因の例

ここでは、テレビ画面が乱れる要因のうち、ご家庭内のみでの対処が難しい原因の例についてご説明いたします。
このような原因が疑われる場合は、それぞれの専門業者などに確認や修理を依頼する。機材の買い替えなどが必要となります。

アンテナの故障や劣化、寿命。
前述のようにテレビアンテナの多くは室外に設置されるため、風雨や雪、また海沿いでは潮風などの影響により、経年劣化が進行してゆくことになります。そして老朽化が進んだアンテナは劣化により、台風や大雪で各部が壊れる、角度がずれる、傾く、倒れるなど故障のリスクが増加し、いずれは寿命を迎えることになります。またアンテナを固定するマスト、屋根馬、ワイヤーなどの劣化もアンテナトラブルの原因になってまいります。
このようなテレビアンテナの劣化に対しては、特に設置位置が屋根の上などの場合は、ご自宅での対処は難しくなります。アンテナの異常、またその疑いがある場合は、すみやかにアンテナ工事の専門業者へと連絡し、調整や修理、交換などの対処をとってください
アンテナの交換時には、気候などの影響を受けにくい機種に変更されるのもひとつの方法です。
地デジアンテナには主に「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3機種がございます。
八木式アンテナは魚の骨のような形状で、屋根の上によく見られる古典的な地デジアンテナです。
屋根の上に設置されることで受信感度が高く、素子数を増やした大型の高性能機種などもあることから、強電界地域から弱電界地域まで幅広く対応できるアンテナですが、その設置位置と形状から、風雨や雪による影響を受けやすいという弱点もございます。
一方、デザインアンテナは平面型で薄型軽量の地デジアンテナで、壁面やベランダの内外などに設置されます。ユニコーンアンテナはポールの先に設置された円筒形のスタイリッシュな地デジアンテナで、屋根の上や屋根の張り出し部(破風)、壁面などに設置されます。
デザインアンテナ、ユニコーンアンテナは、その形状や設置位置から風雨などに影響されにくく、経年劣化が抑えられる他、デザイン性の高さから住宅の外観を乱さないというメリットがございます。自然環境の厳しいエリアでは、これらのアンテナ機種をお選びになることで、アンテナトラブルへの対策になり得ます。
ただデザインアンテナ、ユニコーンアンテナとも、八木式アンテナに比べると受信感度がやや低くなり、弱電界地域などでは使えないケースもございます。また設置工費もやや高額になってまいります。
またBS/CSアンテナはパラボラアンテナの一種類のみで、基本的な構造はどれも同じですが、中にはディッシュ部に風を通す無数のパンチングホールを設置する。各部の接続などを強化するといった工夫により、高い耐風性能を備える機種もございます。このような機種への交換をお考えになるのもいいでしょう。
各アンテナ機種や設置位置、交換方法の詳細については、以下のコラムをご確認ください。
地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?
台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?
台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)
ご要望別・地デジアンテナの機種と設置の方法
BS/CSアンテナの設置方法と工事費用の目安

テレビの故障や劣化、寿命。
テレビ本体も長年、使い続けることで、基盤の劣化などにより故障を起こし、寿命を迎えることもございます。
テレビの不調が、アンテナの調整や前述した初期化などの方法でも回復しない場合は、修理や買い替えが必要となります。テレビの修理は一般のご家庭では難しいため、メーカーや業者へ問い合わせることになります
なおご自宅に複数台のテレビがある場合は、すべてのテレビに問題が起こっているか検証されることがおすすめです。
問題が生じるのは一部のテレビのみである場合は、そのテレビ本体や、そのテレビにいたる分配器より先の配線部分に問題が生じていると考えられます。逆にご自宅のすべてのテレビに問題が発生している場合は、大元のテレビアンテナやそれに関連するブースター、また周辺の電波環境に問題がある可能性が高くなります。
このように、ある程度の原因を絞り込んでから、必要と思われる業者に相談することで、無駄を省き、早期の復旧につながります。

マージン 10年保証

【まとめ】
ご自宅でテレビ画面の乱れなどが発生した際には、以下のコラムも復旧のご参考になると思われます。よろしければご確認ください。

地デジ・BS/CS放送のテレビ画面が乱れる原因とその対策
地デジ、衛星放送で起こりえる電波障害の種類とその対処法
一部屋だけテレビが映らない不具合の原因と対処法
BS/CS衛星放送は映るのに地デジ放送が映らない場合の対処法
地デジ放送は映るのにBS/CS衛星放送が映らない場合の対処法

「フジテレビだけ映らない」「突然映像が止まる・消える」「テレビ画面が揺れる・暗い」「ノイズが走る」etc…。ご家庭で各種の対処を行われても不具合の現象が回復しない。またはアンテナ本体のトラブルなど、ご自宅での修復が難しいと思われる原因の場合には、最短即日での早急な調査と修理のご対応をお求めの方は当あさひアンテナのフリーダイヤル0120-540-527にお電話ください。「何かおかしい」といった些細なことでも結構です。あるいはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にご相談いただければ幸いです。

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あさひアンテナ 工事 職人

アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 20,000円(税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 15,000円(税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。