町田市旭町|しっとり落ち着いた雰囲気をたたえた戸建て「ベランダの内側にデザインアンテナ工事」

2024年04月27日

町田市旭町の戸建てにテレビアンテナ工事にお伺いしました。

築30年とのことですが、しっとり落ち着いた雰囲気をたたえたお家です。

お客さまのご要望はデザインアンテナ設置です。

中古でこちらのお家をご購入されたようで、以前お住まいになっていた方がケーブルテレビでテレビをご覧になっていたようです。

電波方向がお家の真横になりますが、旦那さまから「八木アンテナでもいいですよ」とのご意見をいただきました。
ベランダにルーフがかけられていて、それが波板でかなり劣化していますので、上に乗って作業できない状況です。

手の届く範囲で八木アンテナを取り付けるとなると、お隣に越境してしまいます。

アンテナを目立たせたくないとのことですので、「それではベランダの内側にデザインアンテナを取り付けるのはどうでしょう」と、いろいろ協議させていただきました。
アンテナの設置場所は、受信状態や外観への影響を考え、さらに配線などを考慮しながら慎重に決めていきます。
奥さまにもお話し合いにご参加していただいて、どのように施工するかをご一緒に決めさせていただきました。

レベルチェッカー(電波測定器)を使用して電波を測ったところ、50デシベル以上の数値が計測されました。充分デザインアンテナを設置できるレベルです。

書面にて工事内容と保証内容についてご説明させていただき、ご了承をいただきましたので工事に取りかかります。

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

ベランダ手すりの内側にデザインアンテナを取り付けました。
ベランダのサイドになりますので、前から見てまったく目立ちません。

信号の受信に影響を与えるため、アンテナやケーブルの施工には確実な取り付けを心掛けております。
大切なお家に極力傷をつけないよう留意して施工させていただきました。

分配器はウォルボックス内に、ブースター電源は一階室内に設置されていましたので、そちらからブースター本体へ電気供給を行いました。

ブースターは電波の増幅装置です。その役割は重要で、テレビ端子の数(分配数)や電波状況によってはブースターが必要となるケースがあります。
電波が弱い地域や、遠くの放送局からの信号を受信する際に信号を増幅して、画質や音質をよりクリアにします。また、複数のテレビを設置している場合、信号を分配するときに起きる減衰を補います。

アンテナ工事後は、作業場所の周囲をチェックして問題がないかを確かめます。
お引越しを終えた後には、テレビを設置する帯域の放送に合わせるために、チャンネル設定をする必要があります。
テレビのリモコンを使用して「チャンネルスキャン」と「地域設定」を行います。
当社のウェブサイト、「エラーコードE201、E202、E203」に各主要テレビメーカーの初期設定の手順が詳細に記載されていますので、ぜひご活用ください。
アンテナ設置終了後は、各お部屋にあるテレビ、またはアンテナコンセントできちんと受信できているかを確認した上で、お客さまより最終的なご確認をいただき、アンテナ工事の完了とさせていただきます。

工事に際しては旦那さまが対応してくださいましたが、ずっと奥さまにお電話でご相談されてお話を進められました。
「アンテナの種類にはこだわりません。外観が大事です」と奥さまがおっしゃっていましたので、最後は奥さまのご意見で決めさせていただきました。
連携の取れた、大変仲の良いご夫妻でした。

ステキなお家で、きれいに映るテレビを仲良くお楽しみくださいませ!

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テレビアンテナ工事の基礎知識

テレビアンテナを屋根裏空間に設置する方法とは?

現在では地デジアンテナ(UHFアンテナ)にも、昔ながらの形で受信性能の高い八木式アンテナ、またスタイリッシュな形で見栄えが良く風雨などにも強いデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなど、さまざまな機種が出ております。

これらの機種は基本的に、住宅の屋根の上や外壁など、屋外でも各機種に適した位置に取り付けることで、安定して地デジ電波を受信できる機種になります。

ただ条件が整っていれば、アンテナを住宅の内部、例えば天井裏の空間などに設置できることもございます。

ここでは、地デジアンテナを屋根裏などの屋内空間に設置するメリットや設置できる条件。適した機種や工事の流れなどをご紹介してゆきます。

テレビアンテナを屋根裏に設置するメリットとは?

地デジアンテナを屋根裏空間、または一階と二階の間などの天井裏空間に設置するメリットは、第一に、アンテナが風雨や雪など、気候や自然環境の影響を受けなくなる点です。

例えば近年のデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなどは、風雨などに強く寿命の長いアンテナ機種です。ただ屋外への設置では自然環境の影響は皆無とはいえず、これらの機種でも、アンテナやケーブルの表面、ケーブルの接続部など外気に触れる部分を中心に、徐々に劣化は進んでゆきます。

しかし屋根裏などの空間であれば、風雨や雪。また海沿いの潮風、野鳥が留まるといった自然環境の影響を大きくカットできるため、アンテナや配線などの経年劣化を大きく抑えられ、メンテナンスフリーで寿命も長くなり、トラブルも起こりにくくなるのです。

さらに屋内設置であれば、お住まいの見た目や外装、周囲の景観などにも影響を与えなくなります。

古典的な八木式アンテナは、魚の骨のような形で屋根の上に設置されることから、高い受信性能を誇りますが、半面、屋根の上で目立って住宅の見た目や景観に影響する弱点もございます。

またデザインアンテナ、ユニコーンアンテナは取り付け時の外観性を重視したアンテナでもありますが、壁面への設置では壁にビス穴を開ける必要も出てきます。

しかし屋根裏空間への設置では、建物の見た目や景観に影響しないことはもちろん、住宅の外装に傷をつけることもございません。屋根裏の柱にはビスを打ち込んで、角度がずれないように固定することはあります。

このように屋根裏空間などへのアンテナ取り付けは、屋外に比べて非常にメリットの多いアンテナ工事になります。

地デジアンテナを屋根裏に設置できる条件

ただ残念ながら、屋根裏空間への地デジアンテナ設置は、どのような現場でも可能というわけではございません。

地デジ電波は、通常の住宅の建材であれば、屋根や壁を通り抜けて屋内まで到達しますが、通り抜ける際にある程度の減衰(電波レベルの弱まり)は起こります。

そのため設置の現場が地デジの電波塔に近く電波レベルの高いエリア(強電界地域)であり、周辺に電波を遮る建築物などもなく、屋根などを透過する際の減衰を考えても、屋根裏や天井裏空間に十分なレベルの電波が届くことが必要です。

また住宅の建材に金属など電波を反射する素材、吸収する素材などが使われていると、屋根裏空間で十分な電波レベルが確保できなくなります。

そのため住宅の屋根材や建材、断熱材などが電波を遮らないこと。同じく屋根の上で電波を遮る太陽光パネル。電波を吸収する冬場の屋根への積雪がないことなども重要となります。ウレタンは電波を通さないのでご承知おきくださいませ。

そして最後は、屋根裏空間などでアンテナの設置作業を行えるスペース。そして作業者や機材が屋根裏へ出入りできる点検口などが確保されていることです。
屋内にアンテナを隠す工事は、屋根裏に限らず、基本的に分配器が設置されている天井裏スペースに隠すことになります。

また衛星放送用のBS/CSアンテナについては、衛星放送の電波は周波数帯が高く、住宅の外壁を透過できないため、基本的にBS/CSアンテナは屋内に設置できません。したがって地デジアンテナを屋根裏に設置できる現場でも、BS/CSアンテナは屋外に設置する必要が出るためご注意ください。

地デジアンテナを屋根裏に設置する工事の方法は?

屋根裏に設置される地デジアンテナ機種は、基本的にはデザインアンテナが選ばれます。

これは、現在の地デジアンテナではもっともコンパクトな形状で、屋根裏空間などにも設置しやすい機種であるためです。さらにデザインアンテナは、屋外では主に壁面に設置されるのに比べ、屋根裏空間ではより高い位置に取り付けられるため、かえって受信レベルが高まるケースもございます。

設置の作業に当たっては、まず屋根裏空間で十分な地デジの受信レベルが確保できるか、レベルチェッカーを使って電波調査を行います。

屋根裏空間などでは、屋根や壁の厚みや柱などによって、空間内でも位置によって受信できる電波レベルや電波の方向に違いが出ることも少なくないため、もっとも受信レベルの高い位置を綿密に確認します。また太陽光パネルなどが設置されている住宅でも、位置によってはピンポイントで電波を受信できることもございます。

受信に適切な位置を確認できれば、柱にビスを打ち込んでデザインアンテナを取り付け、適切な角度調整を行います。さらに屋内のブースターやブースター電源、分配器などとの接続を行えば、屋根裏への地デジアンテナ設置は完了します。

なお八木式アンテナは、デザインアンテナより低価格で受信性能が高い機種ですが、本体の大きさから屋根裏空間への設置では空間的な条件が厳しくなる上、専用の設置具なども必要なため、デザインアンテナの場合と設置費用に差がなくなります。

そのため屋根裏空間への設置工事に、八木式アンテナを使用するメリットはほとんどございません。

ただ事例は少ないながら、デザインアンテナでは屋根裏空間での受信性能が不足し、八木式アンテナを設置できるスペースが存在するなどの条件が整っていれば、八木式アンテナを天井裏に設置する場合もございます。

またユニコーンアンテナについては、受信面積の小ささや、屋根の上に設置することで受信感度が高まるモデルであることから、基本的に屋根裏などへの設置には不向きなため使用されません。

あさひアンテナでは、地デジアンテナを屋根裏空間などに設置できるかの確認を含めた、現地に出張しての電波調査、工事費用のお見積りを、出張料やキャンセル料を含めて無料でご案内しております。ただし、調査と工事は基本的に同日に行わせていただきます。

またデザインアンテナの取り付けに関しては、屋外の壁面などへの設置で、20素子の高品質デザインアンテナ(DXアンテナ「UAH201」)、もしくは強電界地域専用のコンパクトモデル(マスプロ電工「スカイウォーリーミニ・U2SWLC3」)本体と、設置具、ケーブルなどの基本部材をセットにした基本設置工事の料金を、20,000円(税込み)からでご案内しております。

デザインアンテナの屋根裏空間など屋内設置も、基本設置工事費のみでご案内しておりますが、減衰した電波レベルを補うためブースターは必要になるケースがほとんどです。

地デジアンテナの屋内設置にご興味がおありの方は、あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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