テレビのノイズ・種類別の原因と対処法は?ブロックノイズなど症状別、自分でできる直し方とアンテナ業者へ依頼すべき事例を解説

2026年04月15日

お住まいにて地デジや衛星放送のテレビ番組を見ていたら、突然、画面が奇妙な形に乱れてお困りになったことはありませんか。例えば画面がモザイクのような模様になったり、動画がカクカクとした動きになり、ついには止まるなどの状態です。
このような映像の乱れでこれまで通り楽しんでいたテレビ番組が見られないと、ストレスを感じてしまうものです。
さらには、テレビが壊れてしまったのかと、修理や買い替えの費用についてご心配になる方もいるかもしれません。

しかし、このようなテレビ画面の「ノイズ」は必ずしも、テレビやアンテナの故障が原因とは限りません。
多くの場合は、ご家庭で簡単にできるいくつかのチェックでノイズの原因を特定し、解決できる可能性があります。
この記事では、アンテナ工事のプロ集団である専門業者「あさひアンテナ」監修のもと、専門知識がない方でも安心して読み進められるように、テレビに表示されるノイズの種類とその原因、そして自分でできる対処法を分かりやすく解説します。

この記事を最後までお読みいただければ、お客様のテレビで起きている画面の乱れについて、その原因が何なのかを特定し、専門業者を呼ぶ前に試すべきことをすべて理解できます。場合によってはお住まいでの簡単な手順であっさり解決できることもあります。
落ち着いて、まずは本記事でご紹介する手順をひとつひとつご確認の上、クリアなテレビの映像を取り戻してください。

【画像で診断】あなたのテレビノイズはどのタイプ?症状別に種類を特定しよう

「ノイズ(noise)」という言葉は、皆様もよくご存知のことでしょう。
具体的な意味としては、必要な情報(音声や映像、信号)の他に混入してくる余計な情報や要素を指します。
一般的には、音声や音楽などに混じる余計な「雑音」が、よくノイズと呼ばれます。
また近年では、映画やアニメなどの作品で、本質的なテーマやストーリーと関係ない要素・描写をカットすることを、ノイズを排除するという言い方もされます。

そしてテレビ放送の場合、ノイズというのはおもに2種類の意味で使われます。
ひとつは前書きでもご説明した通り、テレビの画面や音声の歪み、乱れなどを指す、映像や音声のノイズです。本記事ではこの映像ノイズの種類と、その原因および対処法を解説していきます。
もうひとつは、映像信号を送るテレビ電波以外に混じり込んで信号を乱してしまう、テレビの受信障害・電波障害の原因にもなる無関係な電波を指します。この電波ノイズが、映像ノイズの原因となることも少なくはありません。

さて、テレビ画面に表示されるノイズには、いくつかの種類があります。
まずは、ご自宅のテレビ画面に表示されているノイズがどのタイプに当てはまるか、確認してみてください。
原因を特定するための最初の、そしてもっとも重要なステップです。

【デジタル放送】現代のテレビでよく見るノイズ

現在のテレビ放送である地上デジタル放送(地デジ)やBSデジタル/CSデジタル放送(衛星放送)では、場合によって特有のノイズが発生します。
これは、デジタル放送では、まず映像情報を「0」「1」のデジタル信号化したデータに変換し、この信号を電波の波長に変換したのちに送受信しているためです。
このデジタル化により、かつてのアナログ放送にくらべて格段に大容量のデータを送信できるようになったため、映像のハイビジョン化やデータ放送など、さまざまな新機能が実現したのです。

しかしこのデジタル信号に「0」「1」が入れ替わるなどのエラーが生じると、テレビなどの受信機器でデジタル信号から映像を再生する際に、本来の映像とは異なる画像、つまりテレビの映りが悪い状態になってしまうのです。
ここでは、デジタル放送における代表的なテレビノイズの種類を、以下でご紹介します。

ノイズ名 見た目の特徴 主な発生メカニズム
ブロックノイズ 映像が四角いブロック状(モザイク)に崩れる。 デジタルデータの欠損により、映像を正しく復元できない。
フリーズ 映像が一時的に静止する(音声は聞こえる場合も)。 連続した映像データが途切れ、次の画面を生成できない。
モスキートノイズ 映像の輪郭が蚊柱のようにチラつく、ざわつく。 映像圧縮の過程で発生する情報の劣化(アーティファクト)。
バーストノイズ 映像が一瞬、大きく破綻したり色が反転したりする。 瞬間的な電波干渉で大量のデータが破損する。

※上記はデジタル放送における主な画面ノイズの例です。

ブロックノイズ(モザイク状の乱れ)

[ここにブロックノイズの画像]

ブロックノイズは、デジタル放送でもっともよく見られるノイズです。
画面の一部または全体が、まるでモザイク処理をかけたかのように四角いブロック状に乱れます。
これは、テレビに届く電波のデータ量が不足し、テレビ画面の映像全体を構成する個々の情報のパーツが足りなくなることで発生します。

フリーズ(画面の静止)

[ここにフリーズ画面の画像]

フリーズは、映像が突然、静止画のように止まってしまう現象です。
音声だけは再生され続けることもよくあります。
これもブロックノイズと同様に、電波を通じて連続して送られてくるべき映像データが途中で途切れてしまうことが原因で発生します。

モスキートノイズ(輪郭部分のちらつき)

[モスキートノイズ輪郭部分の拡大画像]

モスキートノイズは、映像の中の人物や物の輪郭、色の境界部分などが、まるで蚊の群れのように細かくチラつく現象です。
これは電波状況というより、映像データを圧縮して伝送する過程で起こる、デジタル放送特有の現象です。
特に動きの速いスポーツ中継などで目立ちやすい傾向があります。
近年の4K8K放送では画像が鮮明化しているほか、一秒間に表示できる動画の数も多くなっているため、モスキートノイズが少なくなっています。
また倍速機能を搭載した4Kテレビなどであれば、従来の2K放送を視聴してもモスキートノイズが目立ちにくくなります。

バーストノイズ(突発的な画面の破綻)

[バーストノイズで画面が大きく乱れた画像]

バーストノイズとは、瞬間的に強い電波干渉などを受けた際に発生します。
ブロックノイズよりも広範囲に、一瞬だけ映像がグチャっと崩れたり、色が反転したりします。
短時間で元に戻ることがほとんどですが、頻発する場合は注意が必要です。

【アナログ放送時代の名残?】いまでも見ることがあるノイズ

現在のデジタル放送では基本的に発生しませんが、テレビの入力切替を誤った場合などに、昔懐かしいアナログ放送時代のノイズが表示されることがあります。
アナログ放送とは、テレビの映像信号をそのまま電波の強弱に変換して送信する形式のテレビ放送です。

砂嵐(スノーノイズ)

[砂嵐画面の画像]

画面全体が白と黒の細かい粒子で覆われ、「ザー」という音を伴うノイズです。
名称はその画面が文字通り、砂嵐や吹雪のように見えることに由来します。また福井県では「じゃみじゃみ」という方言でも呼ばれます。

日本の代表的なホラー映画「リング」において、アナログ放送時代のスノーノイズ画面から、長い髪を垂らした怨霊「貞子」がシーンが良く知られているため、現在でも画面ノイズと言えば砂嵐というイメージが強くなっています。
この砂嵐は、映像信号をまったく受信していないアナログ放送のチャンネルを選択した際に表示されます。アナログ放送の時代も、放送局が割り当てられていないチャンネルや、放送終了した深夜隊ではこの画面が表示されました。
もし現在のデジタル放送を見ようとして砂嵐の画面が表示されたら、入力切替が間違っている可能性が高くなります。

ゴースト(映像の二重映り)

[ゴースト現象の画像]

テレビ映像が幽霊のように二重、三重にずれて重なった状態で見える現象です。
これはアナログ放送時代に多く見られたノイズの種類で、ビルなどの建物に電波が反射することが原因で生じました。
テレビアンテナが、電波塔から直接届く電波と、ビルに反射した電波など、同じチャンネルの電波を時間差で二重、三重に受信してしまうことで、テレビの画面も二重、三重に重なって映ってしまうのです。
現在のデジタル放送では、この現象は仕組み上ほとんど発生しません。

【その他】横線や縞模様のノイズ

[横線ノイズ画面の画像]

現在のデジタル放送でも、ブロック状の乱れとは異なり、画面に横線や縞模様のノイズが入ることもあります。
この場合、主な原因はアンテナからテレビまでを結ぶケーブルの間に、他の家電製品などから発生する電波(電磁波)のノイズが影響してしまう「電波干渉」が考えられます。
電子レンジなど出力の高い家電製品や、Wi-Fiルーターなど電波を使う機器が、住宅内でノイズの発生源になることがあります。

なぜノイズが?知っておきたいデジタル放送とアナログ放送の根本的な違い

「なぜ現在のテレビは、昔のように徐々に映りが悪くなるのではなく、突然モザイク状になるの?」と疑問に思ったことはありませんか。
その理由は、上記でも少しご説明した、デジタル放送とアナログ放送の信号の送り方の根本的な違いにあります。
この違いを理解すると、ノイズの原因解明に役立ちます。

以下、デジタル放送とアナログ放送の違い、テレビで見られるノイズの種類の違いについて、一覧で解説します。

項目 デジタル放送 アナログ放送
信号の形 0と1のカタマリ(離散的)で情報を送る。 なめらかな波(連続的)で情報を送る。
劣化の仕方 限界を超えると急に映らなくなる(崖っぷち特性)。 徐々に画質が悪くなる。
エラー訂正機能 あり(多少のデータ欠損は自動で修復できる) なし。
代表的なノイズ ブロックノイズ、フリーズ。 砂嵐、ゴースト(二重映り)。
反射波の影響 仕組み上、ほとんど影響を受けない。 ゴーストの原因になる。

※上記はデジタル放送とアナログ放送の主な違いになります。

アナログ放送は、電波が弱くなる(電波ノイズが強くなる)と映像にノイズが混じりながらも、徐々に画質が劣化していきました。
またノイズがテレビ画面に反映されやすく、若干のノイズでもテレビ画面にちらつきや歪みなどが生じることもありました。上記した砂嵐は、テレビ電波よりもノイズの方が強くなった状態と言えます。
一方で、若干でもテレビ電波が届いている限り、画質はひどく劣化するものの、放送を受信することは可能でした。

一方、デジタル放送では、映像信号の復元機能が実現しました。
映像信号が「0」「1」のデジタル信号で送信されているため、やや電波が弱くてデジタル信号にエラーが生じても、テレビなど受信機側のエラー訂正機能によって正しい信号へと修復してくれるのです。
そのためアナログ放送時代なら、画面のちらつきやゴーストの原因となったノイズが混ざった電波でも、一定の受信レベルを確保できていれば、常に乱れのないクリアな映像を表示できるのです。
しかしデジタル放送も、電波レベルの低下などでそのエラー訂正能力の限界を超えると、データの復元が間に合わなくなり、ブロックノイズやフリーズといった形で一気に映像が破綻してしまうのです。
さらにデジタル放送では受信レベルが一定以下になると、テレビ画面がまったく映らなくなり、ブラックアウトした画面にエラーコードが表示されることになります。

テレビにノイズが発生する4つの主な原因

テレビ画面ノイズの種類が特定できたら、次はその根本的な原因を探っていきましょう。
テレビ画面ノイズの原因は、主に以下の4つのカテゴリーに分けられます。
ご自身の状況がどれに当てはまるか、考えながら読み進めてみてください。

原因1:電波の受信状況が悪い(アンテナレベルの低下)

ここまででも何度が触れた通り、テレビ画面ノイズのもっとも一般的な原因が、テレビに届く電波の強さや品質(アンテナレベル)の低下です。
一般的にアンテナやテレビに届く電波レベルが弱くなると、相対的に電波ノイズが強くなってしまい、デジタル信号の乱れにもつながります。
主に地デジ放送のアンテナレベルが低下する要因には、以下のようなものがあります。

  • 悪天候:電波は水分に吸収されやすい性質があるため、大雨や大雪は空間を伝わる地デジ電波を弱めてしまい、受信レベルを低下させます。
  • アンテナの向きのズレ:強風や大雪などの自然環境、またアンテナ本体の経年劣化でアンテナの向きがわずかにずれることがあります。テレビアンテナは前方を電波塔など電波の方向に向けていないと、受信感度が大きく低下します。
  • 周辺環境の変化:お住まいの近隣にて、電波塔の方向をふさぐ形で高い建物などが建つと、テレビ電波が遮られる場合があります。
  • 家の中での分配過多:複数の部屋でテレビを見るために、分配器を使ってアンテナからの電波を複数に分けると、テレビ1台あたりに届く電波レベルは弱くなります。

このような場合には、設置するアンテナ機種や設置位置の見直し、またブースターで電波レベルを増強するなどの対処が必要となります。

原因2:ケーブル・B-CASカードの接続に問題がある

これは初歩的なだけに見落としがちな問題ですが、実際のテレビ画面トラブルで非常に多い原因が、アンテナケーブルなどテレビ周りの接続関連のトラブルです。
専門業者を呼ぶ前に、必ずきちんとチェックしておきたいポイントです。
以下、テレビ周りの主なチェックポイントになります。

  • アンテナケーブルの接触不良:ケーブルの接続が緩んでいたり、抜けかかっていたりする。
  • アンテナケーブルの劣化・断線:ケーブルが強く折れ曲がっていたり、家具の下敷きになっていたり、屋外で劣化したりしている。
  • B-CASカードの不具合:カードがテレビ本体に正しく挿入されていない、またはICチップ部分が汚れている。

この場合は、ケーブル配線の再接続や交換、B-CASカードの清掃などが対処になります。詳しくは後の項目で解説します。

原因3:テレビ本体やアンテナ、周辺機器が故障・劣化している

ケーブル接続に問題がない場合、テレビやアンテナ本体など、受信機器自体の不具合も考えられます。主な例は以下の通りです。

  • テレビ本体の寿命・故障:テレビの平均的な寿命は8年〜10年と言われており、内部基板の劣化でノイズが出ることがあります。
  • アンテナ本体の劣化・破損:屋外に設置されたアンテナは、雨風や雪の影響で劣化・破損することがあります。
  • 周辺機器の故障:電波を増幅するブースターや、電波を分ける分配器などが故障している可能性もあります。

これらの問題の場合は、テレビやアンテナの修理・交換が必要になるケースも考えられます。

原因4. 他の家電製品などから電波干渉(EMI)を受けている

特定のノイズ(横線など)が発生するケースでは、他の家電製品が発する電磁波が原因の場合も考えられます。
以下のような機器は、動作時に強い電波(電磁波)ノイズを発生させるため、近くにアンテナケーブルやテレビ本体があると送信されている電波に影響を与えて、テレビ映像を乱すことがあります。

  • 電子レンジ
  • IHクッキングヒーター
  • Wi-Fiルーター
  • モーターを使用する家電(ドライヤー、掃除機、ミキサーなど)
  • LED照明

これらの機器がテレビやアンテナケーブルの近くにある場合は、離して使用することが基本的な対処になります、

【初心者でも簡単】今すぐ試せる!ノイズのセルフチェック&対処法5ステップ

上記の項目でテレビ画面ノイズの種類の原因に見当がついたら、いよいよ対策の実践です。
この項目では、専門的な知識や道具がなくても、誰でも簡単に試せる対処法を5つのステップでご紹介します。
テレビ画面ノイズの多くのケースでは、これらの手順で症状が改善する可能性がありますので、まずは最初から順番に試してみてください。

Step1:まずは基本の「テレビ再起動」と「入力切替」の確認

テレビ本体の長期使用などによる、一時的な内部基盤やプログラムのエラーであれば、再起動で解決することがよくあります。
これはパソコンやスマートフォンの動作がおかしい時に、再起動すれば解消されることが多いのと同じことです。
テレビ機器を再起動する方法は、メーカーやモデル関係なく対応できる「ハードリセット(電源リセット)」が基本です。その手順は以下の通りになります。

  1. リモコンではなく、テレビ本体にある主電源スイッチを切ります。
  2. テレビの電源プラグをコンセントから抜きます。
  3. そのまま2分〜3分ほど待ちます。
  4. 再度、電源プラグを差し込み、テレビの主電源を入れます。

この作業により、テレビへの通電が完全に断たれ、内部システムが一時的に休止状態になることで、パソコンなどの再起動と同様の効果が得られるのです。
またテレビ画面が「砂嵐」の場合は、リモコンの「入力切替」ボタンを押し、視聴したい放送(地デジ、BS/CSなど)が正しく選択されているか確認してください。

Step2:B-CASカードの抜き差しとICチップの清掃

B-CASカードの接触不良もノイズや「受信できません」という表示の原因になります。
B-CASカードとは、テレビなどデジタル放送の受信機器に挿入されているICカードです。
このカードは、著作権保護のためデジタル映像信号に施されている暗号化を解除するなどの役割を持っています。したがってテレビなどにこのカードが挿入されていない、または接触不良などで認識できない場合、デジタル放送は映らなくなります。
この場合、テレビ画面には「E100」「E101」「E102」などのエラーコードが表示されることが多くなります。

B-CASカードのトラブルに関しては、B-CASカードの清掃および差し直しが有効となります。その手順は以下の通りです。

  1. テレビの電源を切り、B-CASカードをスロットから引き抜きます。
  2. カード裏面の金色のICチップ部分を、メガネ拭きのような乾いた柔らかい布で優しく拭きます。
  3. カードの向き(矢印の方向)を確認し、カチッと音がするまでしっかりと奥まで差し込みます。
  4. テレビの電源を入れ、改善したか確認します。

この手順でトラブルが解決しない場合、ご自宅に他のテレビ、レコーダーなどのB-CASカードがあれば、そちらのカードと差し替えてみて映りを確認することも、原因の切り分けに役立ちます。
また最新の4K8Kテレビの場合は、B-CASカードを使用せず、同じ機能を持つ内蔵の「ACASチップ」を使用している場合があります。この場合は、前述したテレビの「電源リセット」を試してみてください。

Step3:アンテナケーブルの接続を総点検(緩み・抜け・劣化)

アンテナケーブルの接続は、ノイズの直接的な原因になりやすいポイントです。
特にケーブルの接続不良は、映像信号の送信不良や、外部ノイズの混入の原因となります。以下のポイントをしっかりと確認してください。

  • テレビ側:テレビ背面の「アンテナ入力」端子に、ケーブルの接続部がしっかりねじ込まれているかを確認します。
  • 壁側:壁にあるアンテナ端子にも、ケーブルが緩みなく接続されているか確認します。
  • ケーブルの状態:ケーブルの部分が極端に折れ曲がっていないか、家具などの下敷きになっていないか、被覆が破れていないかも目視でチェックしましょう。

一度ケーブルの端子部を抜き、再度しっかりと差し直すだけで改善することもあります。
またケーブルが急角度に強く折り曲げられる、家具などの下敷きになるといった状態は、断線などの原因になるだけでなく、ケーブル断面の円形が歪むことでインピーダンス(抵抗)が変わり、電波の送信不良の原因となります。
部屋の隅などでケーブルを折り曲げる際は、ケーブル固有の「曲げ半径(適切な曲げ方ののカーブにピッタリ合う円形の半径)」以下の緩やかなカーブで曲げる必要があります。

Step4:テレビの「アンテナレベル」を確認する

テレビなどの受信機器には、受信している(実際にテレビまで届いている)電波の強さや品質を確認する機能「アンテナレベル画面」が備わっています。
表示される画面の形式はメーカーやモデルによっても異なりますが、主に数値と色彩や帯グラフのようなインジケーターで受信している電波のレベルを表示します。
このアンテナ受信レベルの数値が基準値より低い場合、電波不足がノイズの原因である可能性が高くなります。

アンテナレベルを表示する手順は、テレビのメーカーやモデルで細かな違いはありますが、リモコンを利用してテレビの「設定画面」から、適切な項目を選んでいく方法はほぼ同じです。
以下、国内主要メーカー・モデルにおけるアンテナレベル画面の表示方法を一覧でご紹介します。

メーカー 主な操作手順の例
Panasonic(VIERA) リモコンの「サブメニュー」→「視聴オプション」→「アンテナレベル」
SHARP(AQUOS) リモコンの「ホーム」→「設定」→「視聴準備」→「アンテナ設定」
SONY(BRAVIA) リモコンの「ホーム」→「設定」→「放送受信設定」→「アンテナ設定」
TOSHIBA(REGZA) リモコンの「設定」→「視聴準備」→「アンテナ設定」→「受信レベル確認」

※地デジとBS(CS)のアンテナレベル画面は異なります。また各メーカーでもモデルや年式により操作が異なる場合があります。詳しくはテレビの取扱説明書やメーカー公式サイトをご確認ください。

一般的に、アンテナレベルの水準値の目安はメーカーによっても異なりますが、緑色で表示される最大値に近いほど良好な状態です。
アンテナレベルの数値が低い、または赤色で表示される場合は、電波が不足しているケースが多くなります。

Step5:チャンネルの再設定(再スキャン)を実行する

テレビなどの受信機器は、工場から出荷された新品を最初に設置する際、受信しているテレビ電波のチャンネルを機器側でチェックし、チャンネル番号に当てはめていく「チャンネル設定(チャンネルスキャン)」という作業を行う必要があります。
このチャンネル設定は、その後もチャンネル受信の基本的な情報として保存されます。

しかし、お引っ越しで受信できる地デジ電波塔が変わる、また周波数帯変更など受信環境の変化で、受信できる電波のチャンネルと、テレビのチャンネル情報に食い違いが出ると、テレビが正常に映らなくなることがあります。
この場合は、現在の電波に合わせて、テレビ側でチャンネルの再設定(再スキャン)を行うと問題が改善することがあります。

この操作も、メーカーやモデルによって詳細は異なりますが、テレビの設定メニューから行うことができます。
設定画面から「チャンネル設定」や「地域設定」といった項目を選んで実行してください。詳しくはやはりテレビの取扱説明書、メーカー公式サイトなどをご確認ください。
ただしこの操作を行うと、それまで設定されていた録画予約などがリセットされる場合があるため、ご注意ください。

それでも直らない?エラーコードが表示されている場合の対処法

ここまでのすべてのセルフチェックを試してもトラブルが改善せず、画面に「E201」「E202」のようなエラーコードが表示されている場合は、そのコードが原因特定の大きなヒントになります。
エラーコードとは、受信している電波のレベル低下、ノイズ混入などが修復できる範囲を超える、B-CASカードの問題など、テレビ放送を映し出せない状態になると、テレビがその原因を自己診断し、対応するエラーコードでその原因を伝える機能です。
エラーコードの内容は、テレビのメーカーやモデルを問わず、ほぼ共通しています。またコードの他に原因を示す簡単なメッセージも表示されます。

以下、一般的な画面トラブルで表示されることが多い、代表的なエラーコードとその対処法を一覧にまとめました。

エラーコード メッセージ 主な原因 対処法
E201 信号レベルが低下しています。 電波強度が視聴可能な基準値を下回っている(悪天候など)。 天候の回復を待つ、ケーブル接続やアンテナの向きを確認する。
E202 信号を受信できません。 電波がテレビにまったく届いていない。 ケーブルの抜けを確認、アンテナの倒壊などを確認、チャンネル再スキャン。
E100/E101/E102 B-CASカードを読み取れません など。 B-CASカードの接触不良、ICチップの汚れ、破損。 カードの抜き差しと清掃を試す、改善しない場合はカードの交換を検討。
E203 放送が休止しています。 選択したチャンネルが現在、放送時間外か放送休止中である。 テレビの番組表を確認する、チャンネル再スキャンを試す。

※上記は一般的なトラブルで表示されることが多い主なエラーコードとその原因になります。その他にも原因に応じたエラーコードは存在します。

自分で解決できない場合の最終手段:専門業者への相談とテレビの買い替え

ここまでの対処法をすべて試してもテレビ画面のノイズが消えない、またはエラーコードが表示されたままでテレビが映らない場合、問題はアンテナ本体やブースターの故障、またはテレビ本体の寿命など、ご家庭での対応が難しいレベルにある可能性が高まります。
その場合は、ご無理はなさらず次のステップへと進みましょう。

アンテナの問題は専門業者に相談する際のポイント

アンテナレベル画面を確認しても、レベルが低いままで改善しない、またお住まいのアンテナが傾いているように見える、老朽化が目立つといった場合は、アンテナ専門業者へのご相談をおすすめします。
特にテレビアンテナが屋根の上などのマストに設置されている場合、高所での作業は大変危険ですので、絶対に自分では行わないでください。

アンテナ修理の工事はどこに頼むべきか、アンテナ工事業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認すると安心です。

  • 料金体系が明確か:作業前に必ず見積もりを提示してくれるか。見積もり内容は項目別に詳細で明確であるか。追加料金の発生条件なども確認してください。
  • 実績や口コミが豊富か:業者の公式サイトや第三者の口コミサイトなどで過去の施工事例や利用者からの評判を確認してください。
  • 保証制度があるか:工事後のトラブルに対応してくれる長期保証(最低でも5年から8年程度)があると、より安心です。
  • 複数社から見積もりを取る:1社だけでなく、2〜3社から相見積もりを取ることで、料金やサービスの比較ができます。

テレビの寿命が近づいている(購入から8年以上経過している)場合は、アンテナ修理の費用とテレビの買い替え費用を比較検討することも重要です。
最新のテレビは画質も向上し、省エネ性能も高まっているため、買い替えた方が結果的にご満足いただけるケースも多くなります。

まとめ:テレビのノイズは種類を見極めて正しく対処しよう

今回はテレビ画面に表示されるノイズの種類から、原因の特定方法、そして自分でできる対処法までを詳しく解説しました。
以下、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • まずはノイズの種類を特定する:ブロックノイズか、砂嵐か、症状を正しく把握することが第一歩です。
  • 簡単なチェックから試す:再起動、ケーブル接続の確認、B-CASカードの清掃など、すぐにできることから始めましょう。
  • アンテナレベルを確認する:電波状況を数値で確認し、問題の切り分けに役立てましょう。
  • 無理は禁物:屋根の上のアンテナなど、危険な場所の点検は必ず専門業者に依頼してください。

テレビの画面にノイズが発生する問題は、多くの場合、落ち着いて一つひとつ原因を探っていくことで解決できます。
この記事を参考に、ぜひご家庭でのセルフチェックに挑戦してみてください。
それでも解決しない場合は、アンテナ工事のプロ業者にご相談の上、快適なテレビ視聴環境を取り戻してください。

本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」は、年間6,000件以上の施工実績と高い顧客満足度を誇る、優良なアンテナ工事業者です。
アンテナ工事にあたっては、アンテナ本体や機材などはすべて、DXアンテナ、マスプロ電工、日本アンテナ、サン電子など国内一流メーカー製の高品質素材をセットにして、業界最安に挑む基本工事費とわかりやすい価格体系でご提供しています。

アンテナ設置や受信トラブルに当たっての、事前の電波調査とお見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料など関連費用すべて込み)で、他業者との相見積もり、お問い合わせからの即日工事にもご対応いたします。
緻密な電波調査に基づき、お客様のご要望やトラブルの原因に最適な工事をご提案することはもちろん、各項目、料金とも詳細かつ低価格のお見積もりをご提示します。
工事やお見積もりに関するご質問は、どのようなことでも担当者がわかりやすく丁寧にご説明いたします。またお見積もりのご提示後、原則として工事・料金の追加は行いませんので、ご安心くださいませ。

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急なテレビ画面のノイズ発生でお困りの場合をはじめ、あらゆるアンテナ工事のご相談は、まずはお気軽に「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式メールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせになることを、筆者からもおすすめいたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。