【放送休止】テレビが映らない「E203エラー」は故障じゃない?エラーコード表示の原因と自分でできる簡単な直し方・対処法

2026年05月05日

ご自宅でテレビを見ようとしたら、テレビ画面が映らず、画面の中央に「E203」と表示されて驚いたという経験はありませんか。
画面が真っ暗になり、テレビ放送が映らないことから「テレビやアンテナが故障したのでは?」と不安になることもあるでしょう。
しかし、どうかご安心ください。
テレビ画面に「E203」エラーの多くは、テレビ本体の故障を示すものではありません。
ほとんどの場合、修理の専門業者を呼ぶまでなく、費用をかけず、ご自分でも手軽に解決できます。

本記事では、アンテナのプロである専門業者「あさひアンテナ」の担当者に伺ったお話を元に、「E203」エラーが出る原因と対処法をわかりやすく解説します。
「E203」エラーに関する対処法に限らず、よく似ている「E201」「E202」との違いやその場合の原因、対処なども解説しますので、テレビ画面にエラーが表示されて正常に映らないとき全般の早わかり対処法としてもわかりやすい記事になっています。

本記事を一通りお読みいただければ、テレビ画面にエラーが出たときにも、すぐに的確な対象をを調べることができて、無駄な修理費用をかけずに、スムーズにテレビの視聴を再開できるようになるでしょう。

まず確認!テレビに「E203」エラーコードが表示される本当の原因

そもそも「E203」などのエラーコードとは、受信や機材の問題などでテレビが映らないトラブルが生じたとき、テレビなどの受信機器がその原因を自己診断して、ユーザーに知らせるためのコードのことです。
コードの最初に入る「e」は「エラー(error)」の意味で、続く数字がエラーの種類(原因)を表します。また主要なエラーコードの意味は、テレビのメーカーやモデルが異なっていてもほぼ共通しています。
そのためユーザーや修理業者はこのコードを確認することでトラブルの原因を特定し、最短の手順で解決のための作業を行うことができます。

そしてこの記事では、テレビ画面が映らない際、なぜ「E203」エラーが画面に表示されるのか、その全体像を説明します。
「E203」の表示でもっとも多い原因は、放送局側の都合による「放送休止」です。
しかし、時間帯によっては環境の要因など、その他の原因もあり得ます。
まずは以下の表で、主な「E203」の原因の全体像を確認してみましょう。

E203エラーの原因分類 具体的な原因の例 対処の難易度
放送局の都合 番組が放送されていない(放送休止) 非常に簡単(待つだけ)
アンテナの問題 強風による向きのズレ、受信レベル低下 専門業者の依頼を推奨
配線の問題 ケーブルの抜け、接触不良 自分で確認可能
機器の不具合 B-CASカードの接触不良、システムエラーなど 自分で確認可能

※上記は「E203」エラーが表示される場合に考えられる主な要因です。

次の項目から、それぞれの原因について詳しく見ていきます。

基本的な意味は「放送休止中」

「E203」エラーの本来の定義は、「対象チャンネルが放送休止中である」ことです。
深夜や早朝など、放送局側で番組が組まれていない時間帯によく表示されます。
また、日曜日の深夜などは、放送設備の保守点検が行われることも多くなります。

これはテレビの故障ではなく、正常な挙動です。
そのため、この場合は、特別な修理や設定変更を行う必要はありません。
放送が再開される時間まで待てば、自然にテレビは映るようになります。
以下、放送休止で「E203」が表示されることが多い主なケースの一覧です。

放送休止が起こりやすい状況 詳細 解決策
深夜や早朝 番組が編成されていない時間帯 放送開始時刻まで待つ
設備の保守点検 定期的なメンテナンス作業中 メンテナンス終了を待つ
緊急時・災害時 一時的な放送の停止 状況が落ち着くまで待つ

まずは、他のチャンネルに変えてみて、番組が映るか確認してみましょう。
他が映るなら、そのチャンネルだけが休止中である証拠です。
またその放送局の公式サイトや番組表などを確認すれば、放送休止の時間帯やメンテナンス・放送トラブルなどの情報を確認できます。

放送休止ではない場合の4つの原因(アンテナ、配線など)

ただ場合によっては、日中などの明らかに放送休止ではない時間帯に「E203」が表示されることもあります。
その場合、以下の4つのような技術的な原因が考えられます。

技術的な原因 詳細と具体例 自分で直せるか
アンテナレベル低下 悪天候やアンテナのズレによる電波不足 △(一部は業者へ)
ケーブルの接触不良 アンテナ線やHDMIケーブルの緩み・断線
B-CASカード不具合 ICチップの汚れやカードの挿し込み不良
地域設定の誤り 引っ越し後や初期設定時のチャンネル設定ミス

※上記は放送休止以外で「E203」が表示される場合もある主な例です。

1つ目は、テレビアンテナからの受信レベルが低下しているケースです。
強風や大雨などの悪天候、その他の要因による受信障害、あるいはアンテナ自体の劣化による受信感度の低下が影響します。
2つ目は、テレビやレコーダーを接続するケーブルの接触不良です。
3つ目は、テレビ本体に挿入されたB-CASカードが正しく読み込まれていない状態です。
4つ目は、テレビのチャンネル設定や地域設定が間違っている場合です。
これらは、原因を切り分けることで自分で対処できる可能性があります。

ちなみに上記のような場合は、本来は「E203」以外のエラーコードが表示されます。
ただテレビの自己診断機能も完全ではなく、ときにテレビ側の判断ミスで、放送休止以外の問題でも「E203」が表示されてしまうケースもあります。
特に、次の項目でご紹介する「E201」「E202」については、不具合の性質が似ているため、エラーコードの入れ違いが起こりやすいケースになりますので注意が必要です。

「E203」と「E201」「E202」はどう違う?エラーコードの意味と対処法を解説

テレビのエラーコードには、E203とよく似た「E201」「E202」があります。
これらはどれも、基本的には「テレビに十分なレベルの電波(映像信号)が届いていない」ことを示すコードです。番号が「200」台のエラーは、基本的に受信に関する問題だと覚えておけば間違いはありません。
しかし、不具合の原因やトラブルの程度によって、これら200番台の中でも表示されるコードが変わってきます。

以下の表に、それぞれの違いをわかりやすくまとめました。

エラーコード 主な意味 電波の状態 深刻度
E201 降雨対応放送に切り替わりました 弱いが届いている 軽度
E202 信号が受信できません 届いていない・極端に微弱 重度
E203 放送を休止しています 放送局が電波を止めている 異常なし

※上記は受信トラブルに関する主なエラーコードの種類です。

「E203」は主に放送休止を示しますが、「E201」や「E202」は電波受信の問題が疑われます。どちらもアンテナ機材の故障や、配線トラブル、電波障害が原因と考えられます。
「E201」「E202」の詳細な事例と対処法については、次の項目で解説します。

「E201」エラーの主な要因と対処法とは?

「E201」は、基本的に、テレビに十分な電波が届いていない場合に表示されます。
電波レベルが下がっているものの、完全に途絶えているわけではありません。
ただ電波レベルの弱さで映像信号を十分に確認できず、テレビ映像を映し出せない場合にこのエラーコードが表示されます。
そのためこのケースは、アンテナなどの不具合でも、比較的、軽微なトラブルである可能性が高いと言えます。

「E201」の主な原因としては、以下のような項目が挙げられます。

E201の主な原因 具体的な状況 自分でできる対処法
悪天候の影響 大雨や雪で一時的に電波が弱まっている。 天候の回復を待つ
アンテナのズレ 強風などでアンテナの角度が少し変わった。 業者に調整を依頼
ケーブルの劣化 配線の一部に傷みがある。 ケーブルの交換
機器の不具合 ブースターや分配器に軽度の異常がある。 接続の確認・再起動
接触不良 ケーブルの接続部分が緩んでいる。 しっかり挿し直す

※上記は「E201」が表示されるトラブルの具体的な例です。

「E201」が表示される場合は、屋内の配線や機材トラブルなどであれば、ご自分での対処で解決できることもあります。ただ屋根の上のアンテナを調整するなどの場合は、作業そのものが危険なため、専門業者へのご依頼をおすすめします。

また、衛星放送の4K8K放送でも、左旋の電波を使用する一部チャンネルは、アンテナから送られる周波数帯が高いため、配線部のケーブルや機材などが4K8Kに対応していない場合、電波が減衰して「E201」エラーが表示される場合もあります。
他にも、アンテナを向けた方向にビルが建てられる、樹木が伸びるなどした障害物の影響で電波が遮られ、受信レベルが一時的に低下しているケースも多くみられます。
お住まいでの対処としては、まずはアンテナコンセントや機器側に接続されたケーブルのゆるみを確認し、悪天候の場合は天候が回復するのを待ってみましょう。

「E202」エラーの主な要因と対処法とは?

「E202」は、テレビにまったく電波が届いていない状態を示します。
届いている電波が極端に微弱か、完全に遮断されているため、映像信号も確認できず、映像が映りません。
原因がアンテナトラブルや電波障害などの場合、重度の問題である可能性が高く注意が必要です。

「E202」が表示される主な原因は、以下の一覧の通りです。

E202の主な原因 具体的な状況 自分でできる対処法
致命的な故障 アンテナが倒れたり破損したりして、受信能力を完全に失っている。 すぐに業者へ依頼
大きな障害物 近隣に高層ビルが建ち、電波が完全に遮断された。 業者に調査を依頼
ケーブルの断線 配線が完全に切れたり、著しく劣化したりしている。 ケーブルの交換
機器の故障 ブースターや分配器が完全に壊れている。 業者に交換を依頼
接続の脱落 ケーブルが端子から完全に外れている。 しっかり挿し直す

※上記は「E202」が表示されれる問題の主な具体例です。

「E202」が表示されるケースでは、このように、アンテナの大きな角度のずれや致命的な故障が強く疑われます。
「E201」の場合と同じく、屋内のアンテナケーブル配線が抜けている、ケーブルが破損しているなどの例であればご自分でも直せますが、屋根の上のアンテナに問題が起きている場合は、対策の作業には危険が伴います。
原因としてアンテナ本体のトラブルが考えられる場合は、やはり無理せずプロの業者にご相談の上、まずは機材の状態チェックを依頼してください。

【ステップ別】E203エラーを自分で直す5つの対処法

この項目では、「E203」をはじめ、テレビ画面に突然エラーが出て映らない状況で、読者が実際に手を動かしてトラブルを解決するための具体的なステップを解説します。
下記の一覧表の上から順番に、もっとも簡単でリスクの少ない方法から試してください。
表の順に確認することで、効率よく原因を特定できます。

ステップ 試す内容 所要時間の目安
ステップ1 他のチャンネル・番組表の確認 約1分
ステップ2 テレビ本体の再起動(リセット) 約3分
ステップ3 B-CASカードとケーブル接続の確認 約5分
ステップ4 アンテナ受信レベルの確認と改善 約5分
ステップ5 チャンネルの再スキャン・地域設定 約10分

※上記はテレビのエラーや不具合の際の基本的な対処法になります。

この5つのステップを踏めば、多くのエラーは自力で解消できます。
それでは以下、ステップ1から詳しく見ていきましょう。

①他のチャンネルが映るか・番組表を確認する

まずはリモコンを使って、他のチャンネルに変えてみてください。
特に「E203」の場合は、他のチャンネルが問題なく映れば、テレビの故障ではないと確証できます。
映らないチャンネルだけが、単に放送休止中である可能性が非常に高いといえます。

さらに確実に判断するため、リモコンの「番組表」ボタンも押してください。
見たいチャンネルの欄に「放送休止」といった表記がないか確認します。
以下、この項目でチェックすべきポイントの一覧です。

確認するポイント 意味 次に取るべき行動
他のチャンネルは映るか テレビ自体の故障ではないサイン そのチャンネルの放送再開を待つ
番組表に休止の記載があるか 放送局側の意図的な休止 時間をおいてから再度確認する
全チャンネルが映らないか アンテナや機器のトラブルの可能性 ステップ2へ進む

※上記は各チャンネルや番組表をチェックする際の基本的なポイントです。

これが一番簡単でリスクのない、最初に取るべきチェック方法です。
まずはあわてずに、リモコン操作によって状況を把握してください。

②テレビ本体を再起動(リセット)する

お住まいのテレビですべてのチャンネルが映らない場合、まずはテレビの一時的なシステムエラーを疑います。
パソコンやスマートフォンと同様、テレビも長時間の使用などで内部基板やOSに一時的な不具合が生じ、処理速度の低下や誤動作を起こすこともあります。
この場合は、やはり他の機器と同じく、本体の再起動で直ることが多くなります。
ここでは一般的に「電源リセット(ハードリセット)」とも呼ばれる「機器(ハード)の完全な放電による再起動」の正しい手順を解説します。

この方法は、テレビのメーカーやモデルを問わず、ほとんどの機器に対応できます。
以下の手順に沿って、テレビをリセットしてみてください。

再起動の手順 詳細な操作方法 注意点
1. 電源を切る リモコンではなく、本体の主電源ボタンでテレビを消す。 録画中の場合は中止されるので注意。
2. プラグを抜く コンセントからテレビの電源プラグを完全に抜く。 濡れた手で触らないこと。
3. そのまま待つ 内部の電気を放電させるため、1〜2分ほど放置する。 すぐに挿し直さないのがコツ。
4. 電源を入れる プラグを挿し直し、再度テレビの電源を入れる。 画面が正常に映るか確認する。

※上記はハードリセットの基本的な手順です。

テレビはただリモコンで電源をオフにするだけでは、オフ状態でもリモコンの待ち受けのために待機電力で起動しているため、完全にリセットされません。
必ず主電源を切った上で、コンセントからプラグを抜き、時間を置いて内部機器から完全に放電させることが重要です。
これにより機器が休止状態になり、内部の一次的な不具合が解消され、動作や電波の受信が正常化されます。

③B-CASカードとアンテナケーブルの接続を確認する

上記の再起動(ハードリセット)でも直らない場合は、アンテナケーブルなど各部分の物理的な接続状態をチェックします。
テレビ裏のアンテナケーブルや、HDMIケーブルに接続部のゆるみがないか確認してください。
ケーブル本体に強い折り曲げや物の下敷きになっての圧迫などによる断線が起きていれば、ケーブルの交換が必要です。

同時に、テレビ本体に挿入されるB-CASカードの不具合(エラー)も確認します。
B-CASカードは、デジタル放送(現在の地デジ・衛星放送)の映像信号(暗号化)を解読、受信するために必要な、カードキーのようなICカードです。
このカードがテレビなどの受信機器に挿入されていないか、接触不良で機器側に認識されないと、デジタル放送が映らなくなります。
ちなみにB-CASカードの不具合でテレビが映らない場合は、主に「E100」「E101」「E102」のエラーコードが表示されます。

B-CASカードの不具合の場合は、一度カードをテレビ機器から抜き、ICチップの汚れを柔らかい布で優しく拭き取ります。
その後、カード裏表の向きに注意して、カチッと音がするまで正しくしっかりと挿し直してください。

以下、テレビ本体のケーブル、カードなどでチェックすべき主なポイントの一覧です。

確認する部品 チェックするポイント 対処法
アンテナケーブル テレビ側と壁側の両方が奥まで挿さっているか 緩みがあればしっかり押し込む
HDMIケーブル レコーダー等との接続が緩んでいないか 一度抜いて挿し直す
B-CASカード ICチップにホコリや指紋がついていないか 乾いた布で拭き、奥まで挿し直す
ケーブル全体 家具に踏まれて断線していないか 損傷があれば新しいものに交換

※上記はトラブル時にテレビ本体の周りで確認すべき主なポイントです。

これらの物理的な確認は、専門知識がなくても簡単に行えます。
ケーブル類に関しては、掃除や模様替えなどの際にケーブルを少し引っ張ってしまい、接続部が抜けかけていたというケースも意外と多いものです。

④テレビの「アンテナ受信レベル」を確認・改善する

上記のケーブル類などに特に問題がなければ、次はテレビの「アンテナ受信レベル」を確認します。
「E203」エラーは、放送局から電波が届いていないことを示すため、テレビアンテナの受信障害などによるアンテナ受信レベルの低下と密接に関わっています。
テレビのメーカーやモデルによって細かな操作の手順などは異なりますが、基本的にはリモコンを使って、設定メニューからアンテナレベル画面を表示し、現在テレビが受け止めている電波の強さを数値で確認できます。

以下の表は、アンテナレベル画面における、一般的な受信レベルの目安です。

放送の種類 推奨される基準値 数値が低い場合の原因
地デジ(地上波) 50〜60以上 悪天候、障害物、アンテナの向きのズレ
BS・CS放送 60〜70以上 大雨、雪、パラボラアンテナの角度不良

※上記は一般的なアンテナレベルの基準値です。正確な基準値はテレビのメーカーやモデルによっても異なりますので、取扱説明書などもご確認ください。

アンテナレベルの数値が著しく低い場合は、テレビに十分な電波が届いていません。
悪天候による電波レベルの減衰が原因なら、基本的には天候が回復するのを待つしかありません。ただ地デジ放送では、アンテナ本体や設備などの環境を見直して、受信レベルに余裕を持たせることで悪天候の影響を防止できます。
また晴れているのにアンテナレベル数値が低い場合は、アンテナや周辺環境の問題から受信レベルが低下している可能性があり、環境改善が必要となります。

⑤チャンネルの再スキャン・地域設定のやり直し

これは引っ越し直後(受信できる電波塔が変わった)や、放送局側の周波数変更があった場合に有効な方法です。
テレビが設置した当初のチャンネル情報(チャンネル設定)を記憶したままだと、上記のような場合に受信できる電波のチャンネルと、テレビ内のチャンネル情報に齟齬が生じます。
結果、テレビ側のチャンネル情報では受信できないチャンネルを、テレビ側が放送休止中と判断して「E203」を表示することがあります。
このような場合は、現在受信している電波に合わせて「チャンネルの初期スキャン(再スキャン)」を行い、チャンネル設定をやり直してください。

再スキャンを行うことで、テレビ側に最新の電波状況を認識させることができ、チャンネル情報の齟齬による不具合を解消できる可能性が高くなります。
以下は、チャンネルスキャンが必要となる主なケースの例です。

再スキャンが必要なケース 具体的な状況 期待できる効果
引っ越しをした後 別の地域に移動し、受信する電波塔が変わった 新しい地域に合わせたチャンネル設定
テレビを新しく買った時 初期設定が正しく完了していなかった 正しい周波数の取得
放送局の周波数変更時 地域の電波環境に変更があった 最新の番組情報の更新
原因不明のエラー時 これまでの対処法で直らなかった システムの再認識によるエラー解消

※上記はチャンネル再スキャンが必要となる主な例です。

チャンネルスキャンの方法も、詳しくはメーカーやモデルによって違いますが、基本的な流れは、リモコンの「設定」や「メニュー」から、放送受信設定などの項目へと進んでいくことで街頭の項目を選ぶことができます。
地デジ・BSそれぞれで「自動チャンネル設定」や「初期スキャン」を選ぶと、自動で設定が始まります。なお設定の完了までには数分程度かかります。

【メーカー別】E203エラーが出たときの操作手順

アンテナレベルの確認やチャンネルの再スキャン手順は、上記でもご説明した通り、メーカーやモデルによって異なります。
ここでは、国内の主要テレビメーカーごとの、チャンネル再スキャンやアンテナレベル画面表示のリモコン操作手順を具体的に紹介します。
まずは以下の一覧表を参考に、ご自宅のテレビのメーカーに合わせて、設定メニューの階層を確認してください。

メーカー名 アンテナレベルの確認手順 チャンネル再スキャンの手順
パナソニック(VIERA) 設定 → 視聴オプション → アンテナレベル 設定 → 初期設定 → 設置設定 → 再スキャン
ソニー(BRAVIA) ホーム → 設定 → 放送受信設定 → アンテナ設定 ホーム → 設定 → 放送受信設定 → 自動設定
シャープ(AQUOS) ホーム → 設定 → 放送受信設定 → アンテナレベル ホーム → 設定 → 視聴準備 → チャンネル設定
東芝(REGZA) スタート → 放送受信設定 → 信号状態 スタート → 初期設定 → チャンネル設定 → 再スキャン
三菱(REAL) メニュー → 視聴オプション → アンテナレベル メニュー → 設定 → 初期設定 → チャンネル設定
日立(Wooo) メニュー → 各種設定 → 受信レベル メニュー → 各種設定 → 初期設定 → 初期スキャン

※各メーカー製のモデルでも機種や製造年によって、メニューの名称が一部異なる場合があります。

詳しくは、お手元のテレビの取扱説明書やメーカー格子サイトの解説などと併せてご確認ください。
これらの操作を行うことで、スムーズにそれぞれの手順を進めることができます。

地デジ・BS/CS・特定チャンネル(NHKなど)だけがE203エラーになる理由

お住まいのテレビトラブルのケースによっては「地デジは映るがBSだけエラーになる」「NHKだけ映らない」という症例も見られます。
このように特定の条件下で「E203」が発生する場合は、特有の原因があります。
状況に応じた細やかなニーズを満たすため、以下の表で症例のパターン別に考えられる理由を解説します。

症状のパターン 考えられる特有の原因 対処法やポイント
BS/CS放送だけ映らない 天候不良(降雨減衰)、パラボラの角度ズレ 天候の回復を待つか、業者に角度調整を依頼
特定の局(例:NHK)だけ映らない その局の周波数帯だけ受信レベルが低い アンテナの向き微調整、ブースターの導入
地デジだけ映らない 地デジ用アンテナの故障、またはケーブル抜け 地デジ側の配線確認、アンテナの点検

※上記はテレビが映らない症状別の主な原因と対処法です。

特に地デジ放送で一部のチャンネルのみ受信レベルが低い場合には、以下のような原因が考えられます。

  • 周波数帯の違い:同じ電波塔から送られる地デジ電波でも、周波数帯の高いチャンネルは減衰しやすい傾向があり、電波塔からの距離が遠い場合、アンテナで受信される際に、周波数帯の高い一部チャンネルだけ電波が弱まる場合があります。
  • 電波塔の違い:地域によっては、NHKや広域民放、特にその地域の地方チャンネル(東京都の東京MXなど)は、送信される電波塔が異なる場合もあります。したがって電波塔の出力や、現場から見た各電波塔の距離や位置などによって、チャンネルごとの受信レベルに大きな差が出る場合もあります。

上記のように、チャンネルごとの電波レベル差に大きな差がある場合も、一部チャンネルが正常に映らなくなり、エラーが表示されることがあります。
このような場合は、アンテナの微調整やチャンネル全体を平均レベルに増幅するブースターの設置、または強すぎるチャンネルの側を適度に弱めるアッテネーターの設置などで、各チャンネルの受信レベルを平均化する必要があります。
また、特定のチャンネルだけ映らない場合は、チャンネル地域設定のズレも疑ってください。

他にもBS/CSパラボラアンテナはミリ単位の角度調整が必要になり、わずかな角度のズレが受信感度の大きな低下につながります。
衛星放送そのものにも、地デジに比べて天候の影響を非常に受けやすい性質があります。
衛生放送では、大雨や大雪の日には、雨や雪が電波を吸収し、乱反射させる細かな障害物となって受信レベルが低下すす「降雨減衰・降雪減衰」がよく起こります。

E203エラーが直らない!業者を呼ぶべき判断基準と修理費用の目安

ここまででも少しご説明した通り、アンテナ本体などの大きな不具合の場合は、ご自分でできる対処には限界があり、特に高所作業などの危険を伴う作業は避けるべきです。
ここでは、テレビ画面にエラーが出る不具合で、プロの専門業者に相談すべき具体的な判断基準を示します。
あわせて、アンテナ工事の業者に依頼した際の修理費用の目安もお伝えします。

お住まいの状況が以下の表に当てはまる場合は、無理をせずに業者を呼んでください。

業者を呼ぶべき判断基準 危険性や理由
アンテナが傾いている・倒れている 屋根の上の作業は、転落や機材落下などのリスクがあり非常に危険。
自力で対処法をすべて試しても直らない 壁内部の断線など、見えない部分の故障の可能性が大。
マンションなど集合住宅で他の部屋でも映らない 建物全体の共用設備のトラブルの疑いがある(管理会社へ相談)。
アンテナが古く、サビがひどい 寿命による交換が必要なタイミング。

※上記はご自分での対処が難しいトラブルの具体例です。

そして各種修理工事を業者に依頼した場合の、修理費用の目安は以下の通りです。

作業内容の例 費用の相場(目安) 備考
アンテナの向き・角度調整 5,000円 〜 15,000円 ズレを直すだけの比較的安価な作業
ブースター(増幅器)の交換 15,000円 〜 30,000円 機器の代金が含まれる
アンテナ本体の新規交換 30,000円 〜 60,000円 機種や設置場所によって大きく変動
出張見積もり・点検 無料 〜 5,000円 業者によって異なるため事前確認が必須

※上記は一般的な業者工事の工事費用の目安です。実際の費用は現場の条件などによっても変動します。

想定外の出費へのご不安を和らげるためにも、まずは複数社から見積もりを取って、その内容を比較検討する「相見積もり」を実施しましょう。
料金だけでなく施工技術や保証期間などを総合的に判断し、安全で確実な業者を選ぶことが、問題解決への一番の近道です。

地デジ放送でエラーコードが出る要因とは?

地デジ放送で「E202」などのエラーが出る要因をより深く理解するためには、まず地デジ放送と地デジアンテナの基本的な仕組みを知る必要があります。
地デジ放送は、各地にある地上の電波塔から周辺エリアの一帯に電波を送っています。
また、地域の中心となる基幹局(親局、送信所)からの電波を、電波が弱まる周辺に置かれた中継局(サテライト局)でキャッチして増幅し、周辺に送信する電波塔から電波塔へのリレー形式で、広範囲に地デジ電波が送信されています。

地デジ電波として使用される電波(UHF・極超短波の470MHzから710MHz)には、数十センチほどの波長の幅があります。
したがって、ビルなどの障害物を乗り越えて広がりやすいという性質を持っています。

この地デジ電波に使われるUHFの性質は、以下の一覧の通りです。

地デジ電波(UHF)の特徴 受信への影響
障害物を回り込む性質 ビルの陰などでもある程度受信が可能。ただ障害物のすぐ近くには電波が届かない場合もある。
電波塔から離れると弱まる 電波塔から遠く受信レベルが弱まる地域(弱電界地域)では高性能アンテナの高所設置が必要。
気候や天候に左右される 雨や雪などの悪天候、一部の季節でレベルが変動する。

※上記は地デジの受信レベルに関係する主な性質です。

地デジアンテナでこの電波をしっかり受信するには、いくつかのポイントがあります。
基本は、地デジアンテナには正面側で受信性能が高まる性質(指向性)があるため、アンテナの真正面を近隣の電波塔の方向へと正確に向けることです。
さらに、電波塔からの距離(電界地域)など、現場の受信レベルに合わせて、素子数・素子数相当など最適な受信性能のモデルを選びます。

また電波塔の方向に障害物のない位置で、アンテナの正面を角度調整することが重要です。そのため一般の戸建て住宅では、屋根の上などの高い位置にアンテナを設置するほど、受信が安定しやすくなります。
これらの点を踏まえ、地デジの受信に問題が出るケースを以下の表にまとめました。

地デジ受信トラブルのケース 具体的な状況
エリアの電波レベルが弱い 弱電界地域や、周囲を山に囲まれた環境。
季節や悪天候の影響 春秋のフェージング現象や、豪雨による電波減衰。
障害物の発生 近所に高層マンションが建ち、電波が遮られた。
電波障害 近隣や住宅内の特定の家電からノイズが出ている。
アンテナの不具合 強風による角度ズレ、カラスの被害、経年劣化。
設備の減衰・トラブル ケーブルが長すぎる、分配数が多い、ブースター故障。

※上記は地デジの受信に悪影響を与える主な要因です。

これらの点に重大な問題が起こる、またいくつかの要因が重なると、十分なレベルの地デジ電波がテレビに届かなくなり、各種のエラーコードが表示されます。

衛星放送でエラーコードが出る要因とは?

同じく、衛星放送(BS/CS)で「E201」などの問題が出る事例について、衛星放送やアンテナの基本的な仕組みから、その要因を解説します。
衛星放送は、地上からは空の一点に静止して見える人工衛星(静止衛星)から、日本全域に衛星放送の電波(SHF・センチメートル波の12GHz帯)が送られています。
この電波は波長が短く、直進性が非常に高いという性質があります。
そのため宇宙空間から地上までの長距離でも届く半面、光がものに遮られて影ができるように、わずかな障害物にも遮られやすいという性質もあります、

パラボラアンテナであるBS/CSアンテナは、お皿のようなディッシュ部分でこのSHFの電波を反射させて、正面の一点に集めます。
そして正面の中心に固定されている、コンバーターの一次放射器に電波を集めて受信する仕組みです。

以下、衛星放送やパラボラアンテナの特徴を、一覧にまとめました。

衛星放送(BS/CS)の特徴 受信への影響と注意点
静止衛星からの電波は直進性が非常に高い 電波が進む先に障害物があると回り込めず、すぐに受信できなくなる。
ディッシュの角度調整は仰角と方位角を正確に合わせる 静止衛星の方向(東経110度)からわずかにズレただけでもまったく映らなくなることがある。
激しい悪天候の影響を強く受ける 雨や雪の粒が大きくなる強い雨や雪の日は電波が減衰しやすい(降雨減衰・降雪減衰)。

※上記は衛星放送の受信に関する主な特徴です。

衛星放送は静止衛星から日本全域に安定した電波が送られているため、アンテナの角度調整や障害物のない位置など、的確に設置されていれば、日本のどこでも受信レベルが安定しやすい傾向があります。
しかし、アンテナ角度の狂いや静止衛星の方向に障害物が出るなど、不具合が生じると極端に受信レベルが下がり、画面にエラーが出やすくなります。

衛星放送の受信で問題が出る主なケースを、以下の一覧表に整理しました。

衛星放送の受信トラブルのケース 具体的な状況と要因
アンテナの角度ズレ・老朽化 強風によるディッシュ角度のわずかなズレ、アンテナ本体やコンバーターの寿命。
南西方向の障害物 静止衛星の方向(東経110度)に樹木が成長する、建物が建つなどして電波が遮られる。
降雨・降雪減衰 大雨や積雪により、12GHz帯の電波が途中で吸収され、乱反射を起こす。
電源設定の不具合 テレビやブースター電源部からアンテナ(コンバーター)への電源供給(DC15V)が切れている。
分配・配線のトラブル 複数台のテレビで分けることによる電波レベルの減衰、ブースターや分配器、配線などの劣化。
4K8Kシステム非対応 左旋円偏波に対応していない古い機材を使用していると、一部4K8K放送のみが映らないことがある。

※上記は衛星放送の受信トラブルを引き起こす主な要因です。

また、衛星放送も地デジと同様に、家電製品による電波障害もエラーの原因になります。
上記の一覧の中では、特にアンテナの角度調整はシビアな作業になるため、専門業者への依頼が推奨される分野になります。

まとめ:E203エラーは落ち着いて対処すれば自力で解決できる!

最後に、本記事全体の要点を、簡潔に振り返ってみます。
テレビの画面に「E203」エラーが出ても、決して慌てる必要はありません。
「E203」は、まず放送局側の放送休止を疑うのが鉄則です。

以下の一覧で、「E203」エラーが出たときの基本的な対処法をあらためてまとめます。

E203エラー解決のための重要ポイント アクション
テレビの故障ではないことが多い。 まずは落ち着いて対処する。
他のチャンネルや番組表を確認する。 放送休止かどうかを真っ先に確認する。
テレビの再起動や配線確認を行う。 基本のチェックで大半は自力で解決可能。
アンテナの問題はプロに任せる。 高所作業や原因不明の場合は専門業者へ依頼。

※上記は「E203」が出た際の基本的な対処の流れです。

上記の基本的なチェックを行えば、大半のトラブルは自力で解決が可能です。
万が一、アンテナの不具合など、ご自分での対処が難しいケースであっても、専門業者に任せれば確実に直ります。
テレビ画面にエラーが出た際は、本記事の情報を参考に落ち着いて冷静に行動し、快適なテレビライフを取り戻してください。

なお、屋根の上にあるアンテナの問題や、トラブル原因の特定が難しいなどの場合は、本記事にもご協力いただいた、優良なアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム。LINEアカウントまでご相談になることをおすすめします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。