E202エラーが出てテレビが映らないのはアンテナ用ブースターが原因?5分でできる原因特定と簡単な対処法をプロが徹底解説!

2026年05月05日

ある日突然、いつも見ていたテレビが映らなくなった。
画面には「E202」のエラーコードが表示され、家族からは「早くなんとかして」と頼まれている。
たったいま、そのような状況なってしまいに、戸惑いやご不安を感じておいでの方も多いのではないでしょうか。

もしかすると、その原因は、お住まいのアンテナ付近に設置されている「ブースター」という機器の不具合かもしれません。
本記事では、このブースターを中心に、テレビアンテナに関する専門的な知識がない方でも、テレビが映らない原因を特定し、ご自身でできる対処法を分かりやすく解説します。

本記事の執筆に当たっては、豊富な施工実績と高い顧客満足度を誇るアンテナ工事業者「あさひアンテナ」に取材を行い、専門家の知見に基づく確かな情報を、専門的な話は避けて一般の方にもわかりやすくまとめています。
業者を呼ぶ前に試せる簡単なチェックリストから、ブースターの故障を見分けるサイン、交換が必要な場合の費用相場まで、この記事を読めばすべて分かります。
落ち着いて本記事の内容をひとつひとつ確認し、快適なテレビ視聴環境を取り戻しましょう。

そもそもブースターとは何?種類とテレビが映らないなど必要なケースを解説!

お住まいでテレビの映りが悪いとき、ブースターなどの原因を探る前に、まずは「ブースター」とはそもそもどのような機器であるのかを知っておきましょう。
ブースター(増幅器)とは、地デジや衛星放送用のアンテナが受信したテレビ電波を増幅させるための機器です。
テレビ電波、特に地デジ電波はお住まいの環境(電波塔からの距離など)によってレベルが変動するほか、アンテナからテレビに届くまでの間に、ケーブルの長さや分配器によってもレベルが弱くなってしまいます。
そのようにテレビの電波状況が悪い現場で、弱い受信レベルを適切なレベルまで強くし、お住まい内のすべての部屋(テレビ)に、安定した映像(電波レベル)を届けるのがブースターの役割です。

戸建て住宅などにテレビアンテナを設置する際、必ずしもすべての家庭にブースターが必要なわけではありません。
しかし、以下のようなケースではブースターの設置が推奨されます。

  • 受信できる地デジ電波の弱い地域(弱電界地域など)にお住まいの場合。
  • ご家庭にテレビを3台以上設置している場合。
  • アンテナからテレビまでのケーブルが長い場合。
  • 悪天候の日にテレビの映りが悪くなる場合。

このような条件のため、現在の戸建て住宅においては、ブースターは実質的にほぼ必須の機器とも言えます。

またブースターにもいくつかの種類(機種・タイプ)があり、ご自宅の環境や必定な条件に合わせて、適切な機器を選ぶ必要があります。
主な種類と特徴を以下の表にまとめました。

種類 設置場所 特徴 こんな人におすすめ
屋外用ブースター アンテナの直下(屋根の上など) ケーブルで弱くなる前の電波を増幅するため、もっとも効果が高い。 弱電界地域にお住まいの方、確実に電波を強くしたい方。
屋内用ブースター テレビの近く(室内) 設置が簡単で手軽に導入できる。 電波状況がそこまで悪くないが、分配による減衰を補いたい方。
ラインブースター テレビに接続するケーブルの途中 特定の部屋の信号減衰を補う小型のブースター。 ケーブルの配線が特に長い部屋がある方、BS/CS放送の映りを改善したい方、屋外用ブースターの補助。

※上記は設置場所や用途による基本的なブースターの分類です。他にも地デジ用、地デジ・BS/CS対応や性能別などの分類も存在します。

まずは落ち着いて!テレビが映らない時に自分でできる5つのブースター初期チェックリスト

お住まいにあるテレビに十分な電波が届かなくてテレビが映らない場合は、すぐにブースターの設置や調整など専門的な原因を探る前に、まずはご自身で簡単に確認できるポイントをチェックしてみてください。
テレビの受信トラブルで正常に映らない原因は、意外と単純な見落としが原因であることが多く、ごく簡単な対処ですぐに復旧できるケースも少なくはありません。
まずは、以下のチェックリストを上から順に試してみてください。

チェック項目 主な確認内容
1. エラーコードの確認 テレビ画面に表示されているエラーコード(E202など)を確認して、原因を判断する。
2. 電源ランプの確認 ブースター電源部のランプが正常に点灯しているかを確認する。
3. 電源部の再起動 ブースター電源部のコンセントを抜き差ししてみる。
4. ケーブルの接続確認 アンテナケーブルがテレビや壁の端子、ブースターにしっかり接続されているか確認する。
5. 他のテレビの映り 家に複数台テレビがある場合、他のテレビも同じように映らないか確認する。

※上記はテレビ映りが悪い場合の基本的なチェックポイントです。

以下、各ポイントの詳細を解説していきます。

チェック1:表示されているエラーコードを確認する(E202など)

テレビ画面に表示されているエラーコードは、原因を特定するための重要なヒントです。
これはテレビ画面が映し出せない問題が出たときに、テレビがその原因を自己診断して、対応するコードでユーザーに原因を知らせるものです。
特に「E202」というエラーコードは、多くの方が目にする機会が多いコードです。
これは「映像信号を受信できません」または「信号レベルが極度に低下しています」ということを示しています。

エラーコード 意味 考えられる原因
E202 信号レベルの低下 アンテナの不具合、ブースターの故障、ケーブルの接続不良、悪天候など
E201 信号強度の低下 チャンネル設定の問題、悪天候による一時的な電波の乱れ
E203 放送休止 視聴しようとしているチャンネルが放送を休止している

※上記は各エラーコードが示す主な意味と、考えられる原因の例になります。

「E202」が表示されている場合、テレビ側に信号がまったく届いていないか、判断できないほど微弱であるため、テレビ電波の受信障害やアンテナの不具合などのほか、ブースターの故障も原因のひとつとして考えられます。
また「E201」も、一定の映像信号は届いているが、テレビ画面を映し出せるレベルではないことを示し、やはりブースターに問題が出ている可能性が考えられます。
しかしいずれにせよ、これらのエラーコードにはその他の原因も十分に考えうるため、この後のチェック項目も続けて行ってください。

チェック2:ブースターの電源ランプは点灯しているか?

ブースターは電気によって動作し、テレビ電波を増幅する電子機器のため、本体に電源が供給されていなければ機能しません。
特に屋外用ブースターの場合、アンテナに近くに設置される本体の「増幅部」と、屋内でコンセントに接続され、アンテナケーブルを通じて増幅部に電源を供給する「電源部」が別になっています。
この屋内に設置されているブースター「電源部」を探し、電源ランプの状態を確認してください。
電源部は、テレビの裏やコンセントまわり、あるいは屋根裏の分配器の近くに用意されていることが多くなります。
以下、電源部のランプが示す、ブースターの状態一覧です。

ランプの状態 考えられる状況 対処法
緑色に点灯 正常に電源が供給されている。 電源は問題ない可能性が高い。
消灯 電源が供給されていない。 コンセントの抜け、電源部の故障、停電などを確認。
赤色に点灯 or 点滅 異常を検知している(ショートなど)。 ケーブルの接続を確認後、改善しない場合は故障の可能性大。

※上記は一般的なブースター機器の場合の例です。詳細は機器によって異なりますので、正確にはブースター付属の取扱説明書やメーカーの公式サイトなどをご確認ください。

基本的に、電源部のランプが消えていたり、赤く点灯・点滅していたりする場合は、ブースターが正常に動作していないサインといえます。

チェック3:ブースター電源部の再起動(リセット)を試す

パソコンやスマートフォン、テレビ本体など電子機器の不具合は、再起動することで解消されることがよくあります。これはブースターも例外ではありません。
一時的なシステムエラーや熱暴走などが原因で、ブースター増幅部の動作が不安定になっている可能性があります。

そこで、以下の手順で、ブースター電源部から本体の再起動を試してみてください。

  1. ブースター電源部の電源プラグをコンセントから抜く。
  2. そのままの状態で 数分程度待つ。
  3. 再度、電源プラグをコンセントにしっかりと差し込む。
  4. テレビの映りが改善したか確認する。

この簡単な作業でブースター増幅部が初期化・再起動されて、不具合から復旧するケースも多いので、ぜひ試してみてください。

チェック4:アンテナケーブルの抜けや緩みはないか?

見落としがちですが、ケーブルの接続不良はテレビが映らなくなる原因の中でも、非常に多いケースのひとつです。
小さなお子様やペットが触ってしまったり、掃除や模様替えの際に引っ張ってしまったりして、ケーブルの接続部が緩むことがあります。
以下の箇所の接続をひとつひとつ指で確認してみてください。

  • テレビ本体のアンテナ入力端子
  • 壁にあるテレビ端子
  • ブースターの入力・出力端子
  • 分配器の各端子

またケーブルの芯線が折れ曲がっていたり、コネクタ部分が破損している場合も映らなくなる原因となります。
さらにケーブル部分を部屋の角などで急角度に折り曲げている、家具や家電の下敷きになっているなどの状態も、ケーブルの破損や送信不良につながります。

チェック5:他のテレビの映りも確認する

ご自宅に複数のテレビがある場合、これは非常に有効な切り分け方法です。
他のテレビの映り方によって、問題のある箇所をある程度絞り込むことができます。

状況 疑わしい箇所
家にあるすべてのテレビが映らない アンテナ、屋外用ブースター、分配器など、大元の設備。
特定の 1 台だけが映らない そのテレビ本体、壁の端子からテレビまでの配線、B-CASカードやテレビの設定。
特定の部屋だけが映らない 分配器からその部屋までの配線、その部屋の壁の端子。

※上記はそれぞれの状況に応じた、原因である可能性が高いポイントになります。

もしすべてのテレビが同じように映らないのであれば、アンテナやブースターといった共用部分に問題がある可能性が高まります。

ブースターが原因?テレビが映らない5つの可能性を徹底解説

ここまでの初期チェックで問題が解決しなかった場合、もう少し踏み込んで原因を探っていきましょう。テレビが映らなくなる原因は、必ずしもひとつとは限りません。
ブースターの故障を含め、考えられる主な5つの可能性を解説します。
以下の複数の要因が重なってテレビが映らない結果になっている可能性もあります。

原因1:ブースター本体・電源部の故障【寿命は5年~10年】

ブースターも電源によって動作する電子機器であるため、長年の通電による寿命があります。
一般的に、ブースターの耐用年数は10 年程度と言われています。
特に、アンテナの近くで雨風にさらされることが多い屋外用ブースター(増幅部)は、屋内に設置する機器よりも劣化が進みやすい傾向にあります。
ブースターを設置から長年にわたり使用している場合は、経年劣化による故障を第一に疑うべきでしょう。

原因2:雷や悪天候による一時的な不具合・故障

「雷が鳴った後からテレビが映らなくなった」というケースは、非常に多く聞かれます。
これは、近くに落雷があった際に発生する「雷サージ」という異常な高電圧が、アンテナケーブルを伝ってブースターなどの機器を破壊してしまうことが原因です。
電線から雷の電流が伝わってきた場合は、コンセントに接続されている家電機器を一瞬にしてすべて破壊してしまうケースもあります。
また、大雨や強風の影響によってアンテナの向きが適切な方向からずれたり、ケーブルが損傷したりすることも、テレビの映りに悪影響を与えます。

原因3:配線の接続ミスやケーブルの劣化・断線

初期チェックでも確認しましたが、ケーブル配線の問題は非常に多い原因です。
特に、ご自身で配線を変更した場合や、リフォーム後などは接続ミスが起こりやすいものです。
ブースターには、アンテナ側からの電波を入力する「入力(IN)」と、増幅した電波を出力する「出力(OUT)」の端子があり、これを逆に接続すると正常に動作しません。
また屋外のケーブルが紫外線や雨水で劣化し、内部で断線しているという可能性も考えられます。

原因4:アンテナ本体の向きのズレや故障

ブースターが正常に動作していても、電波をキャッチする大元であるアンテナが電波を正しく受信できていなければ意味がありません。
台風や強風の影響でアンテナの向きが少しでもずれてしまうと、受信レベルは大幅に低下します。
また、アンテナ本体も長年の使用による経年劣化で錆びたり、部品が破損したりすることで、受信性能が落ちてしまいます。
テレビアンテナの寿命は、設置方法や現場の環境などにも大きく左右されますが、地デジの八木式アンテナや衛星放送用BS/CSアンテナ(通常モデル)で、10年から15年程度とされています。

原因5:分配器の故障やテレビ側の問題

アンテナとブースターに問題がなくても、電波(映像信号)を各部屋に分ける「分配器」が故障している可能性もあります。
分配器もブースターと同様に寿命があり、10 年以上使用している場合は劣化している可能性があります。
また、テレビ本体の設定(チャンネル設定など)が操作ミスや不具合で変わってしまっていたり、本体に挿入されているB-CASカードの接触不良といった、テレビ機器側の問題である可能性も考えられます。

【症状別】テレビが映らない時のブースター故障を見分ける4つのサイン

テレビが正常に映らない場合、さまざまなトラブルの原因が考えられる中で、「ブースターの故障が原因だ」と判断するには一体どうすればよいのでしょうか。
実は、ブースターの故障でテレビ映りに問題が出ている場合に現れやすい、特有のサインがいくつかあります。
以下の一覧を、ご自宅のテレビ不具合の状況と照らし合わせてみてください。

故障のサイン(症状) 解説
1. 電源部のランプが消灯・点滅 もっとも分かりやすい故障のサイン。電源が供給されていないか、内部で異常が発生している可能性が高くなります。
2. 全チャンネルがまったく映らない ブースターが完全に機能停止し、電波が増幅されていない状態。映像信号がテレビを映し出せるレベルに達していません。
3. 特定のチャンネルだけ映りが悪い ブースター内部の増幅回路が部分的に劣化し、特定の周波数帯の電波だけをうまく増幅できなくなっている可能性があります。
4. 全体的に画質が劣化した 信号は増幅されていても、その過程でノイズが増えて映像信号の「質」が低下している状態。経年劣化のサインです。

※上記はブースターの不具合で考えられる主なテレビ画面トラブルの症状になります。

サイン1:電源ランプが消灯・点滅している

これはブースターのトラブルでは、もっとも直接的で分かりやすいサインです。
チェック2で確認した通り、電源ランプが正常に点灯していない場合は、ブースターの電源部、あるいは本体(増幅部)に何らかの異常が発生していることは確実です。
まずは電源部のコンセントが抜けていないかを確認し、それでも改善しない場合は故障と判断してよいでしょう。

サイン2:全チャンネルがまったく映らない(E202エラー)

ブースターが完全に故障すると、電波の増幅機能が失われます。
もともとブースターが必要な電波環境の家では、増幅されていない弱い電波はテレビまで届いても、十分に映像信号を届けることができません。
その結果、すべてのチャンネルで映像信号のレベル不足となり、「E201」「E202」などエラーが表示されて、テレビがまったく映らなくなります。

サイン3:特定のチャンネルだけ映りが悪い・ブロックノイズが出る

「フジテレビは映るのに、日本テレビだけブロックノイズが出る」といった症状も、ブースターの劣化が原因であるケースが考えられます。
これは、ブースター内部にある、特定の周波数帯を増幅する回路に不具合が出ている場合に起こります。
すべてのチャンネルが一斉に映らなくなるのではなく、部分的に不具合が出始めるのは故障の初期症状かもしれません。

サイン4:以前より全体的に画質が劣化した・ノイズが増えた

ブースターは経年劣化が進むとと、電波を増幅する際に、機器から発生した余計なノイズを混入させてしまうことがあります。
ブースターに限らず、電源で作動する電子機器は動作の際に、必ず電波(電磁波)ノイズを発生させます。
ブースターの場合は電波の品質を保護するため、発生したノイズをカットするシールド機能がありますが、機器の老朽化によりシールド性能が低下する場合もあります。
その結果、テレビ画面(アンテナレベル画面)では映像信号レベルの数値は足りているのに、映像にブロックノイズが乗ったり、全体的にザラザラした画質になったりします。
「以前はもっとクリアに映っていたのに」と感じられる場合は、ブースターの性能低下の可能性が考えられます。

自分でできる!ブースターの交換・購入前の最終チェックと対処法

ブースターの故障である可能性が濃厚だと思われるケースでも、機器の交換を決める前にもう一度、試せる対処法があります。
もしかすると、ごく簡単な調整で問題が改善するかもしれません。
業者などに依頼して費用をかける前の最後のチェックとして、ぜひお試しください。

対処法1:ブースター電源部の正しいリセット方法

初期チェックでも試した再起動ですが、より確実に行うことでブースターの不具合が改善する場合があります。以下の手順であらためて試してみてください。
ただ電源部のコンセントを抜き差しするだけでなく、機器内部の電気を完全に放電させることがポイントです。

  1. ブースター電源部の電源プラグをコンセントから抜く。
  2. テレビに繋がっているアンテナケーブルもすべて抜く。
  3. その状態で 5 分以上放置する
  4. 先にアンテナケーブルをすべて接続し直す。
  5. 最後に電源プラグをコンセントに差し込む。

アンテナ近くにあるブースター増幅部は、電源部からアンテナケーブルを通して電源を供給されているため、この手順により、増幅部だけでなく、電源部の不具合も解消できる場合があります。

対処法2:ブースターの配線接続を総点検する

屋外用ブースターは、上記の通り、アンテナの真下や裏面などにある「本体(増幅部)」と屋内の「電源部」が同軸ケーブルにより接続されており、電源を送っています。
この接続に間違いがないか、以下の一覧を参考にあらためて確認してください。

確認ポイント 正しい接続
本体と電源部の接続 電源部の「テレビへ」または「OUT」端子から出たケーブルが、最終的に本体の電源供給端子に繋がっているか
端子のIN/OUT アンテナからのケーブルは「入力(IN)」へ、テレビへのケーブルは「出力(OUT)」から出ているか

※上記はブースターの接続を確認する際の基本的なポイントになります。

特に、電源部には電流を流す端子と流さない端子があるモデルも存在します。(テレビ側の「BS電源設定」で、BS/CSアンテナへと電源を供給する際に使い分けます)
本体の説明書などを確認し、各ケーブルが正しい端子に接続されているかどうかをチェックしてみてください。

対処法3:利得(ゲイン)調整機能があれば試してみる

一部のブースターには、電波を増幅するレベル(利得・ゲイン)を調整するためのダイヤルやスイッチが付いています。
テレビに届くテレビ電波は弱すぎても映りませんが、逆に強すぎてもテレビ側で正しく処理できなくなり、ブロックノイズなどの原因になります。
またブースターはテレビ電波だけではなく、電波に混入するノイズも増幅してしまうため、増幅レベルが必要以上に強すぎると、ノイズまで増幅してしまい電波の品質が低下する場合もあります。
もしレベルの調整機能があれば、少しずつダイヤルを回したり、スイッチを切り替えたりして、テレビの映りがもっとも良くなるポイントを探してみてください。

ブースターの交換は自分でできる?判断基準と注意点

ここまでご紹介したさまざまな対処法を試しても改善しない場合、ブースターの交換が必要になる可能性が高まります。
その際、お客様としては、ブースターは自分で交換できるのか、それとも専門の業者に頼むべきか、という疑問が出てくることでしょう。
これは、基本的にブースターの種類によって答えが異なってきます。

屋内用(卓上)ブースターなら自分で交換も可能!手順と注意点

テレビの近くなどに置かれている屋内用(卓上)ブースターであれば、ご自身での交換も比較的、簡単です。
基本的には、古いブースターに接続されているアンテナケーブルを抜き、新しいブースターの同じ端子に差し替えるだけです。

【注意点】

  • 必ず同じ種類の放送(地デジ、BS/CSなど)に対応した製品を選ぶ。
  • 電源を入れる前に、すべてのケーブルがしっかり接続されていることを確認する。

以上の点に注意すれば、室内用ブースターの設置や交換は、一般の方でも簡単に行えます。

屋外用ブースターの交換は危険!プロに任せるべき3つの理由

一方で、屋根の上のマストや外壁など、アンテナ本体の近くに増幅部が設置されている屋外用ブースターの交換は、必ず専門業者に依頼してください。
安易にご自身で交換作業を行うと、重大な事故に繋がる可能性があります。

  • 理由1:高所作業の危険性
    屋根の上での作業は、たとえ低層階であっても、転落などのリスクが非常に高く危険です。
  • 理由2:専門知識と工具が必要
    電波レベルを測定する専用の機器がなければ、最適な設置や調整は困難です。
  • 理由3:新たなトラブルの原因に
    配線ミスや防水処理の不備、作業中の屋根へのダメージなどは、さらなる故障や雨漏りの原因になる可能性があります。

特に屋外用ブースターは、ただ電波を増幅するだけでなく、入力レベルに対する増幅レベルの限度や、各チャンネルの電波レベルを均一化するなど、ノイズの少ない安定した電波レベルを確保するための、さまざまな機能を持っています。
これらのポイントを現場の受信環境に合わせて適切に調整することは、専門知識のあるプロの業者でないと難しい作業です。

テレビが映らない問題を解決!失敗しないブースターの選び方3つのポイント

お住まいでブースターを交換するにあたり、具体的にどの製品を選べばよいか迷うことがあるかもしれません。
ご自宅の環境や条件に合わない製品を選んでしまうと、ブースターの性能を十分に発揮できない可能性があります。
以下の3つのポイントを抑えて、最適なブースターを選んでください。

選ぶ際のポイント 確認事項 選び方の例
1. 設置場所 現在ブースターが設置されている場所は屋内か、屋外か。 屋外に設置されているなら「屋外用」、屋内のテレビ近くなら「屋内用」を選ぶ。
2. 視聴したい放送 地デジだけか、BS/CS放送も視聴しているか。4K8K放送に対応させたいか。 地デジのみなら「UHF用」。BS/CSも見るなら「UHF・BS/CS混合」タイプ、4K8K放送も見るなら4K8K対応型を選ぶ。
3. 電波環境 お住まいの地域は電波が強いか、弱いか。 電波が弱い地域(弱電界)なら利得(ゲイン)が高いモデル、強い地域なら利得が低いモデルを選ぶ。

※上記はブースターを選ぶ際の基本的なポイントになります。

ポイント1:設置場所で選ぶ(屋外用/屋内用)

まず基本となるのが、ブースターの設置場所です。
屋外用ブースターはアンテナ直下で電波を増幅するため効果が高いものですが、設置には専門の工事が必要です。
特に感度の高い八木式アンテナの場合は、アンテナがブースターから発生するノイズを受信しないよう、アンテナから1メートルほど離してマストの下部に設置する必要があります。
屋内用ブースターは増幅性能では少し劣りますが、ご自宅でも手軽に設置できるのがメリットです。
基本的には、現在お住まいに設置されているタイプと同じものに交換するのが無難です。

ポイント2:視聴したい放送で選ぶ(地デジ/BS・CS/4K8K対応)

ブースターには、設置場所別タイプのほか、モデルによって増幅できるテレビ電波の種類が違います。
ご自身の視聴環境に合わせた機器を選ばなければ、見たい放送が映らないという事態になります。
以下は、対応できるテレビ電波の種類に応じたブースターのタイプです。

  • UHF帯:地上デジタル放送用。
  • BS/CS:BS放送、CS放送用。
  • UHF/BSCS混合:地デジと衛星放送の両方を増幅できる。双方の電波を一本のケーブルにまとめる「混合器」の機能もある。

また、これからブースターを長く使うことを考えると、UHFやBS/CSだけでなく、新4K8K衛星放送(左旋放送)に対応したモデルを選んでおくと安心です。

ポイント3:お住まいの電波環境に合った利得(ゲイン)を選ぶ

利得(ゲイン)とは、電波を増幅するパワーのことで「dB(デシベル)」という単位で表されます。
この数値が高いほど、ブースターは電波を強く増幅できます。
しかし、単純に数値が高ければ良いというわけではありません。
電波が強すぎる地域で高利得のブースターを使うと、信号が飽和してしまい、かえって映りが悪くなることがあります。
またブースターにはモデルごとに「定格出力」があり、増幅して出力される電波レベルが定格出力を超えてしまうと。映像信号にひずみが生じて品質が低下してしまいます。
したがってブースターによる電波の増幅レベルは、各モデルの定格出力以下に抑える必要があります。
このように、お住まいの地域の電波強度(電界強度)に合った利得や性能の製品を選ぶことが重要です。

専門業者に依頼する場合の費用相場と賢い選び方

屋外用ブースターの交換など、ご自身での作業が難しい場合は、アンテナ工事のプロである専門業者に依頼することになります。
その際に気になるのが費用と、信頼できる業者の選び方です。
この項目では、安心して任せられる業者を見つけるためのポイントをご紹介します。

ブースターの交換・設置にかかる費用相場は15,000円~30,000円

ブースターの交換にかかる費用は、工事の内容によって変動しますが、一般的には以下の範囲が相場とされています。

【費用相場の内訳】

  • ブースター本体の価格:10,000 円~20,000 円程度
  • 交換・設置の作業費:10,000 円~20,000 円程度
  • その他(高所作業費、出張費など)

お住まい(設置現場)の条件によっては、高所作業費や特殊作業費などが加算され。設置料金が変動する場合もあります。
またアンテナの新設や交換と同時にブースター交換を行う場合は、セット割引が適用されて安くなることもあります。

悪徳業者を避ける!優良なアンテナ工事業者の選び方3つのポイント

残念ながらアンテナ工事業者の中には、手抜き工事を行う、低品質な施工や機材で不当な高額請求を行うなどの悪徳業者も存在します。
以下のポイントを参考に、良心的で信頼できる業者を選んでください。

  1. ウェブサイトに施工実績や料金が明記されているか
    例えば本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」のように、具体的な工事事例や、詳細な料金表を公開している業者は信頼性が高いと言えます。
  2. 見積もりが明確で、内訳の説明が丁寧か
    「工事一式」などと曖昧にせず、何にいくらかかるのかを丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
    「あさひアンテナ」では、各項目が詳細なお見積りを提示し、見積もり内容・価格についてもお客様がご理解いただけるよう、丁寧に分かりやすくご説明いたします。
    また「あさひアンテナ」ではお見積もりのご提示後、原則として見積もり外の追加費用・工事を加算しない方針をとっています。
  3. 長期の保証制度が整っているか
    工事後のトラブルに対応してくれる保証制度があるかどうかも、重要な判断基準です。例えば「あさひアンテナ」では業界でも最長クラスである、工事完了日から「10年」の長期保証をご用意しています。

見積もりで確認すべき3つのチェックポイント

アンテナ工事に限らず、各種工事において、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は、同じ工事内容について適正な価格を知る上で非常に有効です。
また、各業者の工事価格だけでなく、施工や機材の品質、アフターサービスなども含めて比較できるというメリットもあります。
業者からの見積書を受け取ったら、以下の点を確認しましょう。

チェックポイント 確認内容
追加料金の有無 見積もり金額以外に、当日追加で料金が発生する可能性がないか確認する。
使用する機材の型番 どのようなブースターを設置するのか、製品の型番まで明記されているか確認する。
出張費・見積もり料 見積もりを依頼しただけで料金が発生しないか、事前に確認する。

※上記はアンテナ各種工事の見積書で確認すべき主なポイントになります。

【地上波テレビが映らない】地デジ放送でブースターが必要なケースとは?

日本のテレビ放送で、ブースター設置の必要性が高くなるものは、もっとも一般的なテレビ放送でもある地デジ放送(地上デジタル放送)です。
ここでは地デジ放送の性質と、ブースターの必要性について解説します。

地デジ放送では、地上の各地に設置された電波塔の先端から送信される、UHF(極超短波)という電波を、周辺エリアに送信して放送しています。
この電波は、数十センチの波長の幅があり広がりやすいため、ビルなどの障害物をある程度、乗り越えることができます。
ただ障害物の裏側、すぐ近くなどには電波が届きにくくなることもあります。さらに地デジ電波は、電波塔から離れるほど徐々に弱くなっていく性質もあります。
電波塔からどれだけ離れているかや山地など地形の影響により、お住まいの地域でどの程度の電波レベルが受信できるかを示す目安が、以下の「電界地域」です。

電界地域 特徴 ブースターの必要性
強電界地域 電波塔が近く、電波が非常に強い。 テレビの台数によっては不要な場合もある。逆に電波が強すぎて減衰器(アッテネーター)が必要なことも。
中電界地域 一般的な電波強度の地域。 テレビの台数や配線の長さによっては必要になる。
弱電界地域 電波塔から遠く、電波が弱い。 ほぼ必須。高性能なアンテナとブースターの組み合わせが必要。

※上記は一般的な電界地域の目安です。ただ電界地域は使われる場所によって、分類や基準の目安が異なる場合もありますのでご注意ください。

このように、中電界から弱電界地域にお住まいの場合や、周辺環境からお住まいに届く電波が遮られる現場、さらに住宅内に複数のテレビを設置している場合は、ブースターで電波レベルを補う必要があります。
基本的に、戸建て住宅で3台以上のテレビを設置する場合には、電界地域に関係なくブースターの設置が必要となります。
また地デジ電波は気候の変化や悪天候にも影響を受けてレベルが低下する場合もあるため。余裕のある電波レベルで安定した受信を実現するためにブースターを設置する場合もあります。

【BS/CSテレビが映らない】衛星放送でブースターが必要なケースとは?

BS放送、CS放送などの衛星放送は、宇宙空間で赤道軌道上を周回し、地上からは空の一点に静止して見える人工衛星(静止衛星)から送られてくるSHF(センチメートル波)のうち12GHz帯にあたる、非常に高い周波数の電波を利用しています。
この電波は直進性が非常に高く、静止衛星から日本全域に、光を照射するような形で送信されています。
そのため、日本全域で安定したレベルの受信を実現できる一方、地デジ電波のように障害物を乗り越える性質が低くなっています。
そのため、BS/CSアンテナと静止衛星を結ぶ間に、建物や木などの障害物があると、まったく受信できなくなります。

そのため、衛星放送では地デジ放送に比べてブースターの必要性は少なくなりますが、以下のようなケースではBS/CS(4K8K)対応のブースターが必要になります。

  • 複数の部屋(テレビ)で衛星放送を視聴する場合。
  • BS/CSアンテナからテレビまでのケーブル配線が長い場合。

特に、アンテナケーブルが長くなる場合は、途中にラインブースターを追加することで、安定した受信が可能になります。
また一般的に衛星放送用のBS/CSアンテナは、基本の地デジアンテナを設置した後に、追加で設置するかどうかを決めるアンテナになります。
そのため屋外用ブースターについては、BS/CS対応の機器は「UHF・BS/CS混合ブースター」が使用されます。これは地デジ・BS/CS対応のブースターに加え、双方の電波を一本のケーブルにまとめる「混合器」の役割も兼ねるものです。
電波を一本のケーブルにまとめることで、その先のケーブル配線や機材を少なくシンプルにして、施工費用やトラブルの発生率を抑えることができるのです。

まとめ:テレビが映らない原因を正しく特定し、快適な視聴環境を取り戻そう

突然お住まいでテレビが映らなくなると、誰でも動揺してしまうものです。
しかし、そんなときこそ、落ち着いて考えられる原因をひとづずつ確認していくことで、解決の糸口は見えてきます。
まずは、この記事で紹介した初期チェックリストをご自身で試してみてください。

【問題解決へのステップ】

  1. 自分でチェック:エラーコード、電源ランプ、ケーブル接続などを確認する。
  2. 原因を推測:症状から、ブースター、アンテナ、配線など、どこに問題がありそうかあたりをつける。
  3. 対処・相談:簡単な対処法を試し、改善しない場合や屋外作業が必要な場合は、無理せず専門業者に相談する。

ブースターの不具合は、テレビが映らなくなる代表的な原因のひとつです。
この記事を参考に、原因を正しく特定し、必要であれば適切な交換を行うことで、快適なテレビ視聴環境を取り戻してください。

もしアンテナ工事の専門業者へとご相談になる場合は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまでお問い合わせになることをおすすめします。
同社であれば、迅速な対応と高い施工技術、適正料金と手厚いアフターサービスで、早急な復旧とお手頃な料金、そして施工後の長い安心まで約束してくれます。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。