地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

2023年01月23日

地デジ用テレビアンテナ機種の中でも、外観性や風雨など対候性の高さから現在の一番人気モデルであるデザインアンテナについて、本体の形状や設置できる位置、受信感度、取り付け工事の方法などの実例を挙げ、その他機種を含め、ご自宅への設置に最適なアンテナの選び方をわかりやすく解説いたします。

一般の戸建て住宅にテレビアンテナを取り付ける場合、まず基本的な工事として、地上波デジタル放送を受信するための「地デジアンテナ設置」を行います。同時にお客様のご要望に応じて、衛星放送を受信するBS/CSアンテナも設置します。

そして2023年(令和5年)現在、一般住宅への設置に使用される地デジアンテナ機種は、古いモデルより順に「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の三種類になります。

この中で現在、お客様にもっとも人気が高い地デジアンテナ機種が、薄型で壁面にも設置できるデザインアンテナです。

旧来の八木式アンテナに比べると外観性や耐久性などに優れ、次世代モデルにあたるユニコーンアンテナに比べれば工事費用などもお手頃と、メリットと工事費用のバランスが人気の秘密といえます。

ただデザインアンテナには、受信感度では他の地デジアンテナ機種にやや及ばないデメリットもあり、設置される現場によっては、十分な地デジ電波受信ができず設置できないというケースもございます。

当コラムでは、デザインアンテナの基礎知識と、他の地デジアンテナ機種との比較。使用できる現場の条件。またデザインアンテナ設置費用の相場など、デザインアンテナ設置をお考えのお客様のために、デザインアンテナの基礎知識を解説してまいります。

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地上波デジタル放送(地デジ)の概要と衛星放送との違い

地デジアンテナの仕組みについてご理解いただくため、まずは地デジアンテナが受信する地デジ放送とその電波の概要をご説明いたします。

現在の日本における、もっとも一般的なテレビ放送が「地デジ」として知られる「地上波デジタル放送」です。

地デジ放送はかつての日本のテレビ放送であったアナログ放送と並列する形で、2003年(平成15年)12月1日正午に放送を開始し、しばらくの移行期間を経て、2011年(平成23年)7月24日にアナログ放送が停波(放送終了)したことで、アナログ放送に代わって、日本の「地上波放送」となりました。

この歴史的なテレビ放送の大転換は、主な理由として平成前期、携帯電話が急激に普及したことにより、社会全体で必要となる電波の周波数帯が不足し、それまでのアナログ放送で使われていたテレビ電波の周波数を大幅に削減するために行われました。

地デジ放送では放送に使用される電波が、アナログ放送時代に使われていたVHF(超短波)とUHF(極超短波)から、UHFの470MHz(メガヘルツ)から710MHzの周波数帯にまとめられました。これは放送信号のデジタル化により、より短い周波数で大容量の情報を送信することが可能になったためです。

したがって地デジ放送では、一方的にテレビ映像を送信するだけであった従来のアナログ放送に比べ、2Kフルハイビジョン(FHD)という格段の高画質化に加え、データ放送や双方向性など、さまざまな機能が追加されました。

地デジ放送で電波を送信する仕組みは、かつてのアナログ放送と同じく日本国内の各地に設置された送信所や中継局などの電波塔から、周辺地域の一帯に地デジ電波を送信する形式です。戸建住宅やマンションなど、地デジ放送を受信する建物側では、各種の「地デジアンテナ」を設置して受信した地デジ電波を、配線を通じて屋内のテレビ、レコーダーなどの地デジ受信機器に送信。機器に内蔵される地デジチューナーにより電波(放送信号)を映像、音声に変換することで、地デジ放送を視聴しています。

また、いわゆるBS放送、CS放送の「衛星放送」は、地デジ放送とは違い、宇宙空間の静止軌道上を周回することから、地上からは一点に静止して見える「静止衛星」から、地上にめがけて放送電波を送信するテレビなどの放送形式です。

衛星放送は地上波放送(地デジ)とは違い、日本の衛星放送であれば、一基の人工衛星でほぼ日本全国に電波を送信できるなど、広範囲へと効率よく容量の多い情報を送信できるのが特徴で、地上の建物や地形、災害などに影響されにくいメリットもございます。

この衛星放送を受信するためには、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナを衛星の方法に向けて設置する必要がございます。なおBS放送、CS放送の違いは、使用する人工衛星がBSは放送衛星、CSは通信衛星という点になります。これは日本の放送法上による違いであり、BS、CSとも衛星放送としての仕組みに大きな違いはございません。

 

地デジ電波の性質とエリアごとの受信レベル

前述のように地デジ放送の電波は、日本各地にある中継局の周辺、山地などの障害物に遮断されず電波が届く一帯のエリアになります。

中継局にも規模の大小があり、例えば日本最大級の電波塔ともいえる東京スカイツリーは、地デジ放送に関しては、西端部の山地を除く都内の大半と、隣接する千葉県、埼玉県、神奈川県の多く。さらには茨城県、栃木県、群馬県の一部エリアにまで電波を送信しています。

しかし特定の電波塔から送信される地デジ電波は、ビルなどの高層建築や山地といった障害物に遮断されやすい他、距離が遠くなるほど電波の強度(電波レベル)が低下してゆきます。そのため日本国内でも地域によって、受信できる地デジ電波レベルは異なってまいります。

このような日本国内の地デジ電波レベルの差による地域分類として、一般的には「電界地域」と呼ばれるものがございます。

この電界地域は学術的な定義などではなく、放送局やテレビアンテナ業界などで用いられる専門用語であるため、正式な規定などはございません。ただ一般的に、電波や電圧、音量などを示す単位「㏈(デシベル)」によって「強・中・弱」の電界地域に分類されます。

「強電界地域」は、主に中継局の近隣で障害物も少ないエリアであり、受信できる地デジ電波レベルが80㏈以上のエリアを指します。

「中電界地域」は強と弱の電界地域の中間にあたるエリアで、受信できる地デジ電波レベルは80㏈から60㏈の間。そして「弱電界地域」で受信できる地デジ電波レベルは60㏈以下となります。

なお上記の各電界地域でも、場所によって電波レベルに差が出てくる他、建築物や地形などの影響により、例えば強電界地域でも局地的に受信可能な地デジ電波レベルが80㏈以下になるなどのケースもございます。また地デジ電波レベルは一年を通して気候などの変化により、6㏈程度の変動がある他、悪天候の際にもやや電波レベルが低下します。

日本国内でも民家の多いエリアは、大半がこの強中弱の電界地域に含まれますが、中継局から距離が遠い、また山地などの地形により地デジ電波が遮断され、地デジ受信が難しくなる離島部や山間部などの一部エリアは「難視聴地域」と呼ばれ、このような地域では主にケーブルテレビ(CATV)などを利用してテレビ放送を視聴することになります。

 

戸建て住宅に設置されるテレビアンテナの種類と基数

上記の地デジ放送、衛星放送を受信、視聴するためのテレビアンテナは「地デジアンテナ」「BS/CSアンテナ」の二種類になります。

一般の戸建て住宅に設置される地デジアンテナは、当コラムでご紹介する「デザインアンテナ」「八木式アンテナ」「ユニコーンアンテナ」の主に三機種がございます。なおアンテナを数える単位は「基」と呼ばれます。

また衛星放送のBS放送、CS放送は、電波を送信する人工衛星がどちらも東経110度に位置するため、パラボラアンテナであるBS/CSアンテナ(BS/110度CSアンテナ)一基を設置するだけで双方とも受信できます。ただCS放送には東経124度/128度に位置する通信衛星を用いたサービスもあり、そちらを受信する場合には、124度・128度CS専用アンテナ、または東経110度を含めたすべての位置の衛星放送を受信できるマルチアンテナの設置が必要です。

一般的な戸建て住宅のテレビアンテナ設置工事については、まず基本として地デジアンテナを、前述の三機種から一基を選んで設置。そして衛星放送も視聴する場合にはBS/CSアンテナも追加設置する形になります。したがって基本的には、戸建住宅に設置されるテレビアンテナは、地デジアンテナ一基か、BS/CSアンテナを加えた二基になります。

ただ地デジ放送のチャンネルには、日本国内の大半で視聴できるNHK、広域民放の他、東京都の東京MX、兵庫県のサンテレビなど、主要な一部の都府県にのみ存在する「独立放送局」が放送し、該当する都府県内とその周辺エリアで受信できる「地方チャンネル」が存在します。

地方チャンネルの電波も基本的にはNHK、広域民放と同じ地デジアンテナで受信可能ですが、現場によってはNHKや広域民放と、地方チャンネルを送信する中継局の位置が大きく異なることもございます。

そして地デジ、衛星放送とも、テレビアンテナは電波の方向に向ける必要があるため、このような現場にて、一基の地デジアンテナでNHK、広域民放と、地方チャンネルのすべてを受信することは難しくなります。したがって地方チャンネルを受信するためには、主な地デジアンテナとは別に、地方チャンネル専用の地デジアンテナを設置する必要があり、設置するテレビアンテナは計三基になることもございます。

地デジ電波や電界地域、また衛星放送について詳しくは、以下のコラム記事をご参照ください。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方とは?

地方チャンネル(独立放送局)とはどういうものか?

 

地デジの「デザインアンテナ」とはどんなアンテナ?

前述した三種類の地デジアンテナのうち「デザインアンテナ」とは、アナログ放送時代にはほぼ唯一のテレビアンテナ機種であった、地デジアンテナの第一世代「八木式アンテナ」に続いて、2009年(平成21年)から2010年(平成22年)頃、アナログ放送から地デジ放送に転換される時期に広く普及しはじめた、テレビアンテナの第二世代といえるモデルです。

屋根の上に見られる魚の骨のような形状の、古典的なスタイルの八木式アンテナに比べると、デザインアンテナは、アンテナの本体部分を主に長方形の薄型ケースに収めた、テレビアンテナとしては革新的で洗練されたデザインが最大の特徴となります。

そのサイズはメーカーやモデル、受信性能によっても異なりますが、おおむね高さは60センチ前後、横幅は20センチ強から30センチ程度。厚さは10センチ強程度です。また本体のカラーバリエーションもメーカーやモデルごとに非常に豊富です。その形状や設置する場所から、壁面アンテナ、平面アンテナ、フラットアンテナ、ボックスアンテナ、ケースアンテナなどの別名もございます。

従来の八木式アンテナに比べると、その形状、設置位置から非常にメリットが多く、アナログ放送から地デジ放送への転換により、アンテナ交換工事が多くなった時期に大きく普及し、現在でも地デジアンテナの中は人気ナンバーワンの機種になっております。

デザインアンテナの主な設置位置

ここでは、一般的にデザインアンテナが設置されることが多い位置についてご説明してまいります。

・壁面

デザインアンテナは薄型であるため、主な取り付け位置は住宅の壁面になります。壁面への設置では、基本的にまず薄型の設置具を壁面へビスなどで固定し、その設置具にアンテナ本体をはめ込み、固定する形が多くなります。

アンテナ本体は表面を地デジ電波が届く方向へ向ける必要があるため、固定具から薄型のデザインアンテナを、扉のように左右に開く形で受信しやすい角度に調整します。また壁面と垂直にポールを設置し、その先端にデザインアンテナを固定する方法もあり、この場合は上下左右など微妙な角度調整が可能となります。

ただ各現場において電波が届く方向(電波塔の方向)とは反対側の壁面など、地デジ受信が難しい方向の壁面には設置できないケースもございます。

・ベランダの柵、手すりなど

住宅の二階以上に位置するベランダの手すり部分などに専用の設置具を固定して、デザインアンテナを設置する工法もございます。

設置具はベランダの手すり部などを挟み込んで固定するタイプが多いため、壁面にビス穴を開ける必要がなくなります。設置できるベランダの方角や、アンテナの角度調整などの方法は、壁面設置の場合とほぼ同じになります。

設置作業が比較的、簡単かつ安全に行えるため、ご自宅でのDIY設置も可能な設置方法になります。

・屋根の上

これは従来の八木式アンテナと同じく、屋根の上に設置したマスト(支柱)にデザインアンテナを固定する工法です。

この設置法では周辺の建築物など障害物に影響されにくく、周辺360度に角度調整も行いやすいため受信感度が安定します。一方でデザインアンテナのメリットである外観性や、風雨に影響されにくい特徴がやや損なわれる難点もございます。

・室内(屋根裏、天井裏空間)

デザインアンテナはそのコンパクトさから、条件が許せば住宅屋内への設置も可能です。

主な設置位置としては、住宅の天井裏空間、上階と下階の間にあたる屋根裏空間がございます。この場合はスペースの広さや、現場の電波状態、空間を覆う建材などが電波を遮断しないといった諸条件が必要となりますが、可能であれば住宅の見た目や外装部に影響を与えず、アンテナ本体も風雨などにほとんど影響されないアンテナ設置が可能となります。

また近年のデザインアンテナには、国内の大手アンテナメーカー、マスプロ電工さんの「スカイウォーリーミニ」など、小型モデルも登場しております。「スカイウォーリーミニ」は、高さは約62センチ、横幅は約23センチと、2023年現在では業界最小クラスのデザインアンテナです。このモデルは主に強電界地域向けとなりますが、室内設置用スタンドが付属しており、地デジ電波の方向を向いた住宅の窓際などに置く形で、室内設置ができるケースもございます。

スカイウォーリーミニについての詳細は、以下のコラム記事をご確認ください。

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

 

デザインアンテナのメリットとは?

デザインアンテナは前述のように、八木式アンテナに続く地デジアンテナの第二世代として開発されたものです。そのためメリットは八木式アンテナと比較されるものが多くなります。その主なメリットは以下の通りです。

・スマートで外観性がよく、住宅の外見や景観を乱さない。

デザインアンテナは主に壁面へ貼り付けるような形で設置され、カラーバリエーションも豊富なため、独特の形状で屋根の上に設置される八木式アンテナに比べると、住宅のデザインに調和して、違和感を覚えさせません。そのためデザイン性の高い住宅や景観地域などでも家屋の外観や景観を乱さず、人気が高い地デジアンテナになっております。

また薄型のため設置位置がどこであっても、アンテナの一部が隣家の敷地にはみ出す「越境問題」が発生しにくい。屋根の上に太陽光パネルを設置している住宅でも、アンテナの影などで発電に悪影響を及ぼしにくいというメリットもございます。

・風雨などに影響されにくく耐用年数が長くなる。

同じく、薄型ケース状で壁面などに設置されるということは、屋根の上の八木式アンテナに比べると、風雨などを避けやすいというメリットがございます。そのためアンテナ本体の経年劣化が進みにくく、耐用年数が長くなる上、アンテナトラブルのリスクも軽減できます。

屋根の上に設置されている八木式アンテナは、周辺の自然環境などによっても変動しますが、一般的にその耐用年数(寿命)は10年程度といわれております。しかしデザインアンテナであれば、壁面設置の場合で15年から20年程度は寿命が持つと考えられております。

このような寿命の長さ、トラブルの起こりにくさも、デザインアンテナが人気を集める理由のひとつです。

・屋根裏空間への設置ではより耐用年数が高まる。

前述したように、条件が整った現場であれば、デザインアンテナを屋根裏、天井裏空間に設置することも可能です。

このような設置であれば、屋根裏のアンテナから配線を行うため、配線が屋内で完結し、住宅の外観にまったく影響しない。そして風雨などの自然環境をほぼ完全にシャットダウンでき、老朽化を防いでより寿命が伸びるメリットがございます。

デザインアンテナを屋根裏空間などに設置できる条件としては、屋根裏空間に入ることができる点検口が存在する。屋根裏空間に最低限1平方メートル四方の、アンテナ設置可能なスペースがある。現場が地デジ電波レベルの高い地域で、住宅の屋根材や断熱材などに電波を遮断する金属などの素材が使われていない。また同じく電波を遮断する屋根の上の太陽光パネルや、冬場の積雪などがないといった条件が揃っており、屋根裏空間でも十分に地デジ電波が受信できることになります。

なお八木式アンテナの屋根裏設置も不可能ではございませんが、本体の大きさから設置できる条件がより厳しくなる上、設置具の使用などにより設置コストもデザインアンテナと変わらなくなります。ユニコーンアンテナは受信部の小ささから屋根裏空間への設置には適さず、基本的に屋根裏空間などへの設置に用いられるのは、デザインアンテナのみになります。

また衛星放送用のBS/CSアンテナは、壁などの障害物があると人工衛星からの電波が受信できなくなるため、デザインアンテナを屋根裏空間に設置する場合も、BS/CSアンテナは基本的に、屋外へと取るつける必要がございますのでご注意ください。なおBS/CSアンテナを、衛星放送の電波が届く大きな窓際の室内に設置できるケースもございますが、その条件は厳しいものになります。

デザインアンテナの屋根裏・天井裏設置や、BS/CSアンテナの室内設置については、以下のコラム記事で詳細を解説しております。

徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

デザインアンテナのデメリットとは?

一方でデザインアンテナには、八木式アンテナなどの他機種と比較した場合のデメリットもいくつか存在します。そのため旧式の八木式アンテナにも、現在でも根強い需要が存在しております。

・八木式アンテナに比べると受信性能がやや低く、現場によっては設置できないケースもある。

地デジアンテナ本体の受信性能は、主に「素子数(相当)」という数値で表されます。これは八木式アンテナが持つ横棒の部分を「素子(エレメント)」と呼び、この素子の数が受信性能に直結するため、素子数をそのまま受信性能の目安として表記しているものです。

ただデザインアンテナやユニコーンアンテナでは、外部から素子が見えないため、八木式アンテナの素子数に対応する受信性能で「素子数相当」という表記がなされます。

八木式アンテナでは、強電界地域から中電界地域向けの8素子や14素子程度のモデルから、広範囲で使用できる一般的な20素子、またⅩ型の器具に複数の素子パーツを設置した高性能素子を使用し、素子数も27素子や30素子などで、弱電界地域でも使用できる高性能アンテナ(パラスタックアンテナ)などのモデルも存在します。

一方、デザインアンテナについては、発売された当初は20素子以下の性能で、受信感度では八木式アンテナに劣るというイメージが強くなっておりました。現在のデザインアンテナは受信性能も向上しておりますが、主に20素子相当から、最大で26素子相当となっております。

さらに素子が外部に露出した「素子アンテナ」の一種である八木式アンテナに比べると、素子が隠れているデザインアンテナ、ユニコーンアンテナは、同素子数相当のモデルでも、受信性能はやや低くなります。

また設置位置に関しても、八木式アンテナに比べると壁面やベランダなどのやや低い位置になるため、周辺の障害物などの影響を受けやすくなり、これも受信感度を下げる要因となります。

基本的にデザインアンテナは強電界地域から中電界地域向けの地デジアンテナとなり、該当するエリアでも、近隣に高層建築物がある、住宅密集地などの場合は、受信感度が確保できず設置できないケースもございます。

デザインアンテナでも屋根の上などの高所に設置すれば一定の受信感度は確保できますが、その場合、デザインアンテナの主なメリットである外観性や風雨への強さがやや低下してしまうという問題も生じます。

地デジアンテナの素子その他の受信性能や、各電界地域に適した地デジアンテナの機種については、以下のコラム記事もご確認ください。

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・八木式アンテナに比べると設置費用がやや割高になる。

デザインアンテナは登場からまだ十数年程度と、地デジアンテナでは比較的、新しいモデルであり、現在でも新モデルの開発や改良が進んでいる機種です。そのため古くからのテレビアンテナであり、製造技術などが確立している八木式アンテナに比べると、本体価格はどうしても割高になります。設置できる場所も多彩な反面、設置場所によっては専用の機材や技術が必要になることもございます。

そのため八木式アンテナに比べると、デザインアンテナの設置工事費用もやや割高になってまいります。

業者や設置する位置などによっても違いはございますが、受信性能ではほぼ同等のモデルでも、デザインアンテナの設置工事費は、八木式アンテナに比べておおむね5,000円から10,000円程度は高額となります。

実際のアンテナ工事業者ごとの各種アンテナ設置費用については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

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・壁面設置では壁に穴を開ける必要が生じる。

デザインアンテナを壁面に設置する場合には、まず壁面に設置具をビス止めするため、壁にビス穴を開ける必要が生じます。

この点はどのアンテナ機種でも壁面に取り付ける場合は同じですが、デザインアンテナの場合は多くが壁面設置となります。そのため新築物件にお住まいのお客様には壁面へのアンテナ設置に抵抗を感じられることもございます。

また地デジアンテナの壁面設置に際しては、ビス穴から雨水などがしみ込んで腐食やカビなどの原因にならないよう、丁寧な施工が必要となります。当あさひアンテナでは、デザインアンテナその他の壁面設置においては、ビス穴にシリコンなどのコーキング剤を注入して腐食やひび割れなどを防ぐ施工を実践しております。

 

平面型以外のデザインアンテナとは?

現在、一般的にデザインアンテナと呼ばれる地デジアンテナは、ほとんどが壁面設置用の平面薄型モデルになります。

ただ一方で、旧式の八木式アンテナと対比して、広い意味でデザイン性に優れる地デジアンテナ全体を「デザインアンテナ」と呼ぶこともありますのでご注意ください。

薄型のデザインアンテナ以外で、デザインアンテナと呼ばれるモデルには、まず八木式アンテナの本体部分にカバーが設置され、外観性や風雨などの影響を避けやすくしたモデルがございます。他にも室外室内兼用モデルでは、横長の据え置き型モデルなどもある他、後述するユニコーンアンテナも外観性が高いことから、広義のデザインアンテナに含まれることがございます。

デザインアンテナの概要は以上の通りですが、その詳細については、以下のコラムでもご説明しております。

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

 

デザインアンテナ以外の地デジアンテナ機種とは?

ここでは、デザインアンテナ以外の主要な地デジアンテナ機種である「八木式アンテナ」「ユニコーンアンテナ」について、デザインアンテナとの比較を中心に、その特徴をご説明してまいります。

八木式アンテナ

八木式アンテナとは、主に戸建て住宅の屋根の上に見られる、矢印のような骨組みに多くの横棒を設置した、魚の骨に似た形状のテレビアンテナです。前述のようにアナログテレビ放送の時代から使われる古典的なテレビアンテナです。

主な設置工法は屋根の上に立てた支柱(マスト)の先に固定する方法ですが、専用の設置具を用いて住宅のベランダ内外や壁面に設置する。軒下から吊り下げる形で設置するといった方法もございます。

八木式アンテナの最大のメリットは、前述のように素子が露出した「素子アンテナ」であり、本体の受信性能が高い上に、設置位置も高くなるため、周辺の障害物に影響されにくく、高い受信性能を発揮する点です。

現場によって適切な素子数のモデルを選ぶことで、強電界地域から、弱電界地域でも電波レベルが弱い現場まで幅広いエリアに対応でき、弱電界地域では高性能モデルの八木式アンテナを屋根の上に設置する以外、地デジアンテナ設置の選択肢がないこともございます。

八木式アンテナは2023年現在でも、受信性能においては地デジアンテナでナンバーワンを誇る機種であるといえます。また古典的モデルになるため、アンテナの本体価格や設置工費なども、地デジアンテナではもっとも廉価になります。

半面、そのデメリットは、屋根の上で形状的に目立つため、住宅の外観や景観を乱してしまう点になります。いわゆる景観地域などでは条例により設置できないケースもある他、設置位置によっては越境問題の懸念も生じます。

また同じ理由から風雨や雪、海沿いの潮風や鳥害など、自然環境に影響されやすいため、老朽化が進みやすく、アンテナトラブルも発生しやすいといった点も弱点と言えます。

八木式アンテナの一般的な寿命は10年程度ながら、自然環境の厳しいエリアでは10年以下になることもございます。一方、近年のモデルは軽量化や表面加工など数々の工夫により、耐風、耐水性能が向上している他、豪雪地域用のモデルなども存在し、このようなモデルを使用すれば、アンテナ寿命が15年以上になるケースも見られます。

八木式アンテナについて詳しくは、以下のコラム記事でご確認ください。

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナは2017年(平成29年)に日本の大手アンテナメーカー「マスプロ電工」社が発売開始した、地デジアンテナの第三世代と呼べる、現在の最新鋭機種です。外見はマストの先に、70センチ程度のポール状であるアンテナ本体が設置されたもので、本体部分には光の反射が少ないウォームホワイトとブラックブロンズのカラーバリエーションがございます。

ユニコーンアンテナの主な設置位置は、八木式アンテナと同じく屋根の上のマストに立てる他、専用の固定具で屋根の張り出し部(破風板)や、壁面の高所に設置することが主となります。

ユニコーンアンテナの特徴は、その装飾物のようなスタイリッシュさから、住宅のどの位置に設置しても住宅の外観や景観を乱さない。風雨を受け流すポールの形状により経年劣化が進みにくい。高所に設置されるため受信感度が安定するといった点が挙げられます。

受信性能に関しては20素子相当で、強電界地域から中電界地域向けながら、設置位置が高く周辺の障害物に影響されにくいことから、デザインアンテナが設置できない現場でも使用できるケースが多くなります。また越境問題が生じにくい。太陽光パネルの邪魔になりにくい。マスト部分にBS/CSアンテナをセットで設置できるなどのメリットもございます。

総じてユニコーンアンテナは、八木式アンテナとデザインアンテナのメリットを兼ね備えた最新モデルといえます。ただデメリットとしては、受信性能では八木式アンテナの高性能機種には及ばず、弱電界地域では使用できないことが多くなる。最新モデルであるため、本体価格や設置費用が地デジアンテナではもっとも高額になるといった点が挙げられます。

ユニコーンアンテナの詳細については、前述のコラムおよび、以下のコラム記事でご説明しております。

地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

 

デザインアンテナの本体価格は?

デザインアンテナを家電量販店やホームセンター、インターネットショップなどで購入する場合の価格は、おおむね6,000円台から18,000円台となります。本体の価格差については、メーカーやモデル、販売店などの他、主に以下の要素で決まってまいります。

・受信性能

前述のように、デザインアンテナは受信性能において、主に20素子相当と26素子相当のモデルがございます。

20素子相当のモデルは主に5,000円台から10,000円台強。26素子相当は主に9,000円台から16,000円台となります。ご自宅の電波状態や希望する設置位置に適切で、リーズナブルなものをお選びになるとよろしいでしょう。

ブースター内蔵型

デザインアンテナは前述のように設置位置などで受信できる電波レベルがやや低くなることもあるため、アンテナ本体に、受信した電波レベルを増幅する「ブースター」を内蔵するモデルもございます。ブースター内蔵型のデザインアンテナは、同じ受信性能のモデルでも数千円程度、高価になることが多くなります。

ただデザインアンテナに内蔵されるブースターは、受信した電波レベルを必要な水準にまで高める補助的な性能であることが多いため、一帯の受信レベルが低い、ご自宅に設置されるテレビの台数が多い場合などは、ブースター内蔵型であっても、別個に外付けのブースターを設置する必要が出てまいります。

ブースター内蔵型か否かは、設置現場の電界地域や、設置場所で受信できる電波レベルによってご選択されるとよいでしょう。

・付属品や付加性能

デザインアンテナに限らず、各種のテレビアンテナには同モデルであっても、アンテナ本体のみと、一定の長さのアンテナケーブルや設置具、その他の部品がセットになった製品が販売されているケースがございます。

設置具などがセットの商品は、アンテナ本体のみの商品よりやや割高となりますが、同じ設置具を別個に購入するよりは割安になるケースが多くなります。半面、ご自宅の設置位置などでは不必要、使用できない設置具の場合は無駄になりますので、付属品がご自宅での設置に使用できる品であるかを確認する必要がございます。

他にもアンテナのモデルごとに、ブースター非内蔵型でも、背面にブースター設置用のスペースを用意しているなど、独自の仕様、性能を採用しているケースがあり、それらの性能によっても価格が変化してまいります。

 

デザインアンテナの設置工事費用は?

デザインアンテナを含む各種アンテナの工事費用は、アンテナ本体価格および、設置工事費用と追加工事費の総額になります。

デザインアンテナの場合、本体の基本設置工事費(アンテナ本体を設置するのみの費用)の相場は、業者によっても違いは出ますが、アンテナ本体価格込みで20,000円から30,000円程度になります。また必要な追加工事に関しては、既存アンテナを交換する場合と、新築物件にアンテナ本体および配線工事を行う場合によって異なってまいります。

・既存の地デジアンテナをデザインアンテナに交換する場合。

基本的に地デジアンテナ交換の場合は、配線などは既存のものを流用することになるため、工事費用はデザインアンテナの設置費用に、必要な工事費を加えたものになります。

一般的に必要な工事費用としては、デザインアンテナの基本設置工事費に、古いアンテナの撤去、処分費用が、機種によっても異なりますが5,000円から10,000円程度になります。加えて、現場の条件によってはブースターなど追加機材の設置が必要なケースもある他、業者によっては高所作業費や屋根裏への設置工事に追加費用が必要な場合もございます。

総じて、既存の地デジアンテナをデザインアンテナに交換する場合の工事費用の総額は、40,000円から60,000円程度が一般的です。

・新築物件にデザインアンテナを設置する場合。

新築住宅には、基本的にアンテナ配線や機器が設置されていないため、アンテナ配線、機器などを一から設置する工事の費用を含めた総額になります。必要となる主な工事費は、デザインアンテナ本体の設置費用に加え、ブースター、分配器などの設置工事費。その他、必要な追加工事費です。一般的な費用の総額は、デザインアンテナのみ設置の場合で、おおむね50,000円から80,000円程度となります。

またBS/CSアンテナ(4K8K対応型)を設置する場合は、BS/CSアンテナの追加設置費用、およびブースター、分配器などもBS/CS(4K8K)対応モデルの工事費用が必要となります。

 

デザインアンテナ設置工事でおすすめの業者は?

一般的に、テレビアンテナ工事の設置工事を依頼できる業者には、地デジアンテナを購入した際に工事を依頼できる家電量販店やホームセンター。そして当あさひアンテナなど、アンテナ工事の専門業者になります。

家電量販店などでアンテナ購入時に工事を依頼する場合は、店舗のスタッフに直接、各種の質問をできる。最寄りの店舗は周辺の電波状態に詳しいケースが多い。工事業者を手配する手間が省けるなどのメリットがございます。

半面、実際の工事は店舗ではなく下請け業者が行うため、即日工事は難しく、仲介手数料などで工事費用が割高になる。現地調査や見積もりと工事が別日程になることが多く、手間がかかる。担当する下請け業者によって工事の施工技術に差が出る。工事後の保証期間が短い、またはないケースもある。エアコン工事の繁忙期にはアンテナ設置工事が遅くなることもあるなどのデメリットがございます。

 

一方、アンテナ工事業者の場合は、各種アンテナ設置工事がアンテナ本体価格と一定の長さのケーブル、基本的な設置具などの部材費用込みで低価格である。現地の電波調査、見積もりも無料の業者が多い。住宅内で受信感度が高い設置位置を確認できる他、現場の条件が許す限り、設置位置などご希望に合わせたアンテナ工事を依頼できる。専門業者であるため施工技術が確か。工事後の保証も最長10年程度などの長期保証が多いなどのメリットがございます。

ただこのようなメリットは優良な業者の場合であり、中には粗悪な機材や施工技術で、不必要な工事を加算するなどして、不当な高額料金を請求する質の低い業者も残念ながら存在します。

アンテナ工事の優良業者を見極める方法としては、業者のホームページや実際の問い合わせなどで、使用する機材や料金体系などが明確でわかりやすい。見積もり無料の業者を複数選んで相見積もりを行う。見積もりの際の対応が丁寧で質問への回答などが明確、また強引に契約を迫ることがない、などの点が挙げられます。

戸建て住宅における各種アンテナ設置工事の詳細や、依頼できる業者、その違いなどについては、以下のコラム記事もご確認ください。

新築住宅のテレビアンテナ設置工事の種類や業者の選び方、費用を解説!【地デジ・あさひアンテナ】

業種別・アンテナ設置工事の標準価格と対応できる工事

新築戸建におけるテレビアンテナ工事

 

まとめ

デザインアンテナの設置に関しては「現場が強電界地域から中電界地域である」「設置する現場の周辺に高層建築などの障害物がなく、住宅密集地でもない」といった条件が揃っていれば、おおむね可能と言えます。

ただデザインアンテナを設置できる現場でも、諸条件によっては、設置する位置か限られるなどの制約が生じるケースもございます。

 

当あさひアンテナではデザインアンテナ設置工事について、国内大手メーカー「DXアンテナ」さんの「UAH201」全4色(オフホワイト、ライトブラウン、スーパーブラック、ブラックブラウン)と、前述の小型デザインアンテナ「スカイウォーリーミニ」全2色(ウォームホワイト、ブラック)をご用意し、どちらも現在はキャンペーン価格の基本設置費用「20,000円(税込み)」(アンテナ本体および同軸ケーブル、基本設置具込み)でご提供しております。

また26素子相当の高性能モデルでは、同じくDXアンテナさんの「UAH261」全3色(オフホワイト、ブラックブラウン、ブラック)。他にも国内大手アンテナメーカー、サン電子さん製、26素子相当では業界最小サイズとなる高さ約60センチ、横幅は約20センチ、厚さ約11センチの「WAVE GATE」シリーズも全3色(アイボリーホワイト、グリーンベージュ、セミグロスブラック)でご用意しております。

このようなラインナップで、アンテナ設置現場となるご自宅のデザインや壁面の色合いから、現場の電波状態まで、外観から受信性能まで最適となるデザインアンテナ設置にご対応いたします。

 

弊社では現場の電波調査、お見積もりも、出張費やキャンセル費含む完全無料でご対応しております。お見積もりからの即日施工も可能で、実際の取り付け工事にあたっては、現場の電波状態などが許す限り、お客様のご要望に沿った施工を実践いたします。工事後の保障についても、施工技術への自信に基づく業界最長クラスの、工事完了日から「10年保証」をご用意し、末永いご安心をお約束いたします。

デザインアンテナ設置、および各種テレビアンテナ工事に関するご相談は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまでご連絡いただければ幸いに存じます。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。