新築戸建てのテレビ配線で後悔しない工事とは?アンテナ種類別や光テレビ、ケーブルテレビ比較から壁掛けテレビの計画まで全解説

2026年05月20日

新築住宅のテレビ配線を全解説!アンテナ種類やアンテナがいらない視聴方法との比較から壁掛けテレビ設置まで、お住まいで後悔しない配線工事を紹介。

新築の住宅環境づくりでは、間取りやキッチン設備、外観デザインなどに意識が向きやすく、室内の「テレビ配線」については後回しになってしまう方も少なくありません。
しかし実際には、テレビまわりの配線計画は、入居後の快適さやリビングの見た目を大きく左右する重要なポイントとなります。

特に最近では、多くのお客様から「壁掛けテレビをスッキリ設置したい」「配線を見せずにおしゃれな空間にしたい」「Wi-Fiやネット動画も快適に使いたい」「将来的にテレビ位置を変更できるようにしたい」「地デジ・BS/CS・光テレビのどれが最適か迷っている」といったご相談が増えています。

ところが、住宅内のテレビ配線を十分に検討しないままお住まいの工事が進んでしまうと、新生活をスタートした際に「テレビ裏から配線が丸見えになる」「コンセントの位置が合わない」「壁掛けテレビが利用できない」「配線の追加工事が必要になる」「希望の場所にテレビを置けない」など、さまざまな後悔が出てくるケースも少なくありません。

特に新築住宅ではいったん壁面を仕上げてしまうと、あとから配線を隠したり配管を追加したりするのが難しくなるため、設計段階からしっかり計画しておくことが大切です。

また現在では、テレビの視聴方法も「地デジやBS/CSのアンテナ」「光回線テレビ」「ケーブルテレビ(CATV)」「インターネット動画配信」など多様化しています。
それぞれの視聴方法は、特徴や必要な配線が異なるため、どの方法を選ぶかによって、マイホームの理想的な配線設計も変わってきます。
さらに最近人気の壁掛けテレビでは、壁面の下地補強や配管(空配管)、コンセントの位置、HDMI配線やLAN配線などが対応できるよう、事前に準備しておく必要があります。

本記事では、アンテナ工事専門業者「あさひアンテナ」監修のもと、新築住宅のテレビをはじめとする各種配線について「新築時に考えるべきテレビ配線の基本」「地デジ・BS/CS・4K8K・光テレビ・ケーブルテレビの違い」「ケーブル配線を目立たせない方法」「壁掛けテレビを美しく設置するコツ」「将来後悔しない配線ルート設計」「LAN・Wi-Fi・ネット動画時代を見据えた考え方」まで、必要な情報を初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます。

「せっかくの新築だから、テレビまわりもスッキリ美しく仕上げたい」という方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
この記事をお読みいただくことで、将来のライフスタイルも見据えて、見た目と使いやすさを両立した、快適なリビング空間づくりのヒントがきっと見つかるはずです。

新築のテレビ視聴方法は3種類!どれがおすすめ?それぞれのテレビ配線も解説

新築住宅でテレビを見るための主な手段は、大きく分けて3種類です。
具体的には「テレビアンテナ」「光回線テレビ」「ケーブルテレビ」の3通りが挙げられます。
各方法にはそれぞれのメリット、デメリットがあり、どの方法を選ぶかによって、新生活に当たっての初期費用や毎月のランニングコストが大きく変わります。
また長く住み続けていくマイホームでは、住宅の外観や使用する機材の老朽化、インターネット環境への影響なども考慮しなければなりません。
まずはそれぞれの視聴方法の特徴を把握し、ご自身のライフスタイルに合った方法を見つけましょう。以下、各視聴方法について簡単にまとめました。

視聴方法 主な特徴 コストの傾向 おすすめな人
テレビアンテナ 電波塔や静止衛星から直接テレビ電波を受信する。 初期費用のみで月額無料。 ランニングコストを抑えたい人。
光回線テレビ インターネットの光ファイバー網を利用して映像信号を送る。 ネット回線代+テレビ月額費。 ネットもテレビも安定させたい人。
ケーブルテレビ 地域のケーブルテレビ局から独自のテレビ回線を引く。 加入料+高めの月額利用料。 地元の専門チャンネルを見たい人。

※上記は各視聴方法の基本的なポイントです。

以下、それぞれの視聴方法について詳しく解説していきます。

テレビアンテナ(地デジ・BS/CS)の特徴とメリット

新築住宅にテレビアンテナを設置する最大のメリットは、そのコストパフォーマンスの高さです。
一度アンテナを設置してしまえば、毎月のテレビ視聴料は一切かかりません。(ただしNHK受信料、BS/CSの有料チャンネル視聴料は別途に必要です)
光回線やケーブルテレビのように、毎月の固定費(視聴料金や機材レンタル費など)が継続して発生しないのは大きな魅力です。
数年間の長期的なスパンで見れば、もっとも経済的な選択肢と言えます。
ただし、お住まいの地域の電波状況によっては、電波が受信しにくい、気候などによるアンテナへの負担が大きいといったケースもあり、設置の工夫が必要になります。

以下、アンテナ設置のメリット・デメリットを簡単にまとめました。

アンテナ設置のメリット アンテナ設置のデメリット
月額料金が無料で家計に優しい。 初期工事費用がまとまって必要。
インターネット回線の障害に影響されない。 アンテナが台風や大雪など悪天候の影響を受けることがある。
好きな通信会社(ネット回線)を自由に選べる。 家の外観にアンテナが見えて外観や景観を損なう場合がある。
解約時の違約金など、複雑な縛りがない。 電波が弱い地域では高性能な機材が必要になる。

※上記はテレビアンテナによる視聴の主なポイントになります。

地デジ・衛星放送・4K8Kの放送形式と電波の違いとは

テレビアンテナでの屋内配線を計画する前に、放送形式の違いを理解しておきましょう。
地デジ放送は、地上の電波塔から周辺の一帯に送信される電波を受信します。
一方、衛星放送であるBS/CS放送や4K8K放送は、宇宙空間にある静止衛星から日本の全域に送られている電波を受信します。

上記のうち、電波塔の先端から送られる地デジ放送の電波は、UHF(極超短波)のうち、470MHzから710MHzまでの周波数帯を利用しています。
静止衛星から送られる衛星放送(4K8K含む)の電波は、UHF波より格段に周波数帯が高いマイクロ波のSHF(センチメートル波)と呼ばれるものです。使用される周波数帯は12GHz帯になっています。

またこれまでの2K衛星放送では、SHFでも「右旋円偏波」という電波が使われていました。しかし2018年(平成30年)に4K8K放送のスタートでチャンネルが追加されるとき、右旋の電波では未使用の周波数帯が不足しました。
そのためBS放送の主な4Kチャンネル以外の4K8Kチャンネルのために、新しく「左旋円偏波」を追加して、その周波数帯を使用したのです。
ちなみに右旋、左旋の違いは、電波が進む際に描く螺旋が、右回りであるか左回りであるかという点です。

さらに衛星放送の電波は、そのままでは右旋・左旋とも周波数帯が高すぎるため、BS/CSアンテナで受信されたのち、アンテナ内蔵の「コンバーター(変換器)」でMHz帯へと変換されます。
このとき、右旋の電波は1032MHzから2072MHzまでに変換されるのに対し、左旋の電波はやや周波数帯が高い2224MHzから3224MHzまでに変換されるのです。

このような仕組みから、地デジ放送・衛星放送(4K8K含む)の受信には、それぞれ地デジアンテナ、BS/CSアンテナと、専用に別個のアンテナが必要となります。
さらに衛星放送用のBS/CSアンテナでは、4K8Kチャンネル(左旋放送)受信のためには、アンテナ本体や配線部のケーブル、周辺機器まで、すべて4K8K放送の電波(周波数帯)に対応していることが必要です。

これは、BS/CSアンテナが右旋・左旋双方の電波をキャッチできることはもちろん、アンテナからテレビまでを結ぶ配線や機器が、従来より高い周波数帯に変換される左旋放送の電波を、安定して送信できる品質が必要になるためです。

以下、地デジ・2K衛星放送(右旋)・4K8K放送(左旋)の電波の特性と、それぞれに必要なアンテナ機材を一覧でまとめました。

放送の種類 電波の送信元 周波数帯の高さ 必要な対応機器の例
地デジ放送 地上の電波塔 やや低い(UHF帯) 一般的なUHFアンテナ・同軸ケーブル
2K衛星放送 静止衛星(右旋) 高い(BS/CS帯) BS/110度CSアンテナ(右旋対応)
4K8K放送 静止衛星(右旋および左旋) 右旋より高い 4K8K対応アンテナ・SH(HS)マーク付き周辺機器
すべての放送 混合される場合 より広い周波数帯に対応が必要 4K8K対応の混合器・ブースター・S-5C-FBなどのケーブル

※上記は各放送に必要なアンテナ機材の目安になります。

テレビ電波はケーブルで送られる際、周波数帯が高いものほど、送信時の減衰が生じやすくなります。そのため周波数帯が高い放送を視聴するには、それに応じたシールド性能などをもつテレビ用ケーブルの種類や周辺機器が必要になるのです。

現在のアンテナ用同軸ケーブルや配線部の機材は、ほとんどが地デジではなく衛星放送(右旋)に対応しています。
ケーブルの場合は、ケーブル本体に印字されている記号で、ケーブル各部の品質を示す「S-4C-FB」などの文字列のうち、最初の「S」が、右旋の衛星放送に対応している目安になります。

また、近年に追加された左旋の4K8K放送に対応するケーブル・周辺機器は、上記した3224MHz迄の周波数帯に対応できるシールド性能などをもった機器になります。
対応機器を見分ける目安は、「4K8K」「3224MHz」対応の表記や、「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」「HSマーク(ハイシールドマーク)」が付与されているかという点です。
なお、「SHマーク」「HSマーク」はそれぞれ意味が違い、4K8Kを受信する機器の種類(必要となる性能)によってどちらか一方のみが付与されます。

このように、テレビアンテナを設置する場合の配線については、お住まいで視聴するテレビ放送に合わせた品質を持つ機材を選ぶことが重要です。
近年では、衛星放送の4Kチャンネルの減少や、それに伴う周波数帯の再編により、左旋放送のチャンネルが少なくなっています。それにより古い右旋専用のBS/CSアンテナや機材を使っている住宅でも、アンテナ設備を交換する必要性は薄くなっています。

しかし、これから地デジ・BS/CSアンテナを設置されるご新居では、将来的な受信環境の変化も踏まえて、配線部はすべて4K8Kにも対応できる最新の機材で揃えておくことをおすすめします。地デジ放送の受信には

外観を損なわない!最新アンテナの種類と選び方

地デジ放送の受信には地デジアンテナ(UHFアンテナ)が、衛星放送の受信にはBS/CSアンテナ(パラボラアンテナ)が必要なのは、上記の通りです。
そして現在の地デジアンテナには主に3種類のモデルが存在し、パラボラアンテナ一種類のみのBS/CSアンテナにもいくつかのバリエーションが存在します。

地デジアンテナでは、屋根の上に設置される昔ながらの魚の骨に似た「八木式アンテナ」は、現在でも受信感度が高く、幅広いエリアに対応できる優秀なモデルです。
八木式アンテナは比較的、低価格というメリットもありますが、屋根の上に設置すると上目立って家の見た目や景観に悪影響を与えるほか、風雨などの自然環境に弱く寿命が10年強と短いという弱点もあります。

現在、新築の外観にこだわる方には薄型で壁面などに設置する「デザインアンテナ(平面アンテナ)」が人気を集めています。
薄型の箱型でカラーバリエーションも多く、外壁に馴染むため、家のデザインや景観を損なうことがありません。また風雨などに強く寿命も15年から20年強と長期化するという点も魅力です。
一方で、本体の性能や設置位置の低さから受信感度が弱くなりやすく。一定の電波レベルが確保できる地域にしか対応できないほか、周辺が山や建物で電波が遮られる環境では設置できないこともあります。

ポール状でスタイリッシュな「ユニコーンアンテナ」(マスプロ電工製「U2CN」)は、基本的に八木式アンテナと同様、屋根の上のマストに設置されます。
独自のモダンな形状で、高い位置でも家の外観を乱さず、また風雨を受け流して影響を抑えることで、寿命もデザインアンテナと同等になります。
さらに高さを確保することで受信感度が安定しやすく、周辺環境からデザインアンテナが設置できない場所でも、ユニコーンアンテナであれば対応できることが多くなります。
このようなメリットの豊富さから注目されているユニコーンアンテナですが、最新モデルのため設置費用が他のモデルに比べて割高で、八木式アンテナに比べると受信感度が及ばないというデメリットもあります。

いずれにせよ、地デジアンテナ機種は、お住まいの立地や電波状況、そしてお客様が重視されるポイント(受信の安定、外観性、耐久性など)に合わせて、最適なモデルを選ぶことが重要です。

またBS/CSアンテナはパラボラアンテナ一種類のみで、一般住宅では円盤状のディッシュ部の直径が約45センチの「45型」が使用されます。
ただ電波レベルがやや弱いエリアや、雨や雪による受信障害対策で、より多くの電波をキャッチできるやや大型のモデルが使われることもあります。
他にも家庭用モデルとして、家の見た目にマッチするカラーバリエーション、全体の強化や風圧を通す構造などで台風などにも強い高耐風モデルなどが存在しますので、やはりお住まいの環境やご要望に適したモデルを選ぶことができます。

以下、ご紹介した各アンテナの特徴を一覧でまとめました。

アンテナの種類 形状と特徴 受信感度 見た目の良さ
八木式アンテナ 魚の骨のような伝統的な形状。屋根上に設置。 もっとも高い やや目立つ
デザインアンテナ 薄い長方形のボックス型。外壁に設置。 良好(電波が強い地域向け) 非常に良い
ユニコーンアンテナ 円柱のポール型。屋根や破風板など高所に設置。 高い 良い
BS/CSアンテナ お椀型のパラボラアンテナ。南西上空に向けて設置。 衛星放送専用 やや目立つ

※上記は各アンテナ機種の基本的な特徴です。

アンテナ工事にかかる初期費用の相場と注意点

アンテナ設置にかかる初期費用は、上記でご紹介したうち、選ぶ機種や性能別モデル、また設置場所、必要な追加工事などによって変動します。
アンテナを取り付けてケーブル愛泉を行うだけの基本設置工事費に加えて、ブースターや分配器などの周辺機器の設置費、条件によっては特殊作業費も必要となります。
また、金属サイディングなど電波を遮る外壁材の場合は注意が必要です。
特に現場の電波状況が悪いと、高所作業費や高性能アンテナなどの費用が追加でかかります。
お住まいのアンテナ工事費の目安を判断するには、事前に専門業者へ電波調査を依頼し、正確な見積もりを取ることが大切です。

以下、各種アンテナ工事費の一般的な費用の目安です。

工事内容・部材 費用の相場(目安) 備考・注意点
地デジアンテナ設置 1.5万〜4.0万円 八木式アンテナかデザインアンテナ、ユニコーンアンテナかで変動。
BS/CSアンテナ追加 1.5万〜3.0万円 現在は4K8K対応型が基本。
ブースター(増幅器) 1.5万〜3.5万円 住宅内に複数台のテレビを置く場合や弱電界地域で必須。
高所作業費・特殊工事 0.5万〜2.0万円 3階建てや急勾配の屋根の場合、また屋根裏設置などの際に追加されることがある。

※上記は一般的な業者における各種アンテナ工事費用の相場です。

光回線テレビ(光テレビ)の特徴と費用

光回線テレビとは、インターネット用の光ファイバー回線を使って映像信号を送信し、テレビを見る方法です。
住宅外部の屋根や壁にアンテナを取り付ける必要がないため、家の外観が非常にスッキリします。また、台風などの悪天候による電波障害やアンテナの損傷(角度のズレなど)が起きないため、常に安定してテレビを視聴できます。
インターネット回線のオプション的なサービスであり、セットで契約することで、料金の割引が受けられるケースも多くなります。
ただし、視聴を続ける限り月額料金がかかる点や、対応エリアが限られている点には注意が必要です。

以下、光回線の主な特徴を一覧でまとめました。

光回線テレビの項目 詳細・特徴
初期費用 回線工事費として数千円〜3万円程度(キャンペーンで無料になることも)。
月額費用 ネット回線料金にプラスして、テレビ利用料が月額800円〜3,500円程度(チャンネル数などプランによって変動)必要。
外観への影響 テレビアンテナが不要なため、新築の外観デザインを全く損なわない。
映像の安定性 天候に左右されないため、電波状態の悪化やアンテナトラブルに影響されず、常にクリアな映像を楽しめる。
注意すべき点 光回線の提供エリア外では利用できない。解約時にテレビ(それまでの録画含む)も見られなくなる。

※上記は光テレビの基本的な特性になります。

ケーブルテレビ(CATV)の特徴と費用

ケーブルテレビは、地域にあるケーブルテレビ局から自宅まで直接、同軸ケーブル、または光ファイバー網を引き込んでテレビの映像信号を送る方法です。
地デジや衛星放送だけでなく、スポーツや映画などの専門チャンネルが豊富です。ケーブル局独自のコミュニティチャンネルなどが見られるケースもあります。
光テレビと同様アンテナが不要なため、住宅の見た目がスッキリし、電波障害やアンテナトラブルが起きやすい地域でも安定して視聴できます。
ケーブル局が提供するその他サービス(インターネット回線、固定電話、格安スマホなど)とセット契約すると料金が割引になるケースもあります。一方で他の視聴方法と比べると、チャンネル数が多い分、月額料金が割高になりがちです。
また、ケーブルが同軸ケーブルの場合は、インターネットの通信速度が光回線に比べて遅い場合があります。

以下、ケーブルテレビの主なと特徴の一覧です。

ケーブルテレビの項目 詳細・特徴
初期費用 引き込み工事費として数千円〜数万円(キャンペーン適用で無料の場合あり)。
月額費用 多チャンネルパックなどを選ぶと、月額4,000円〜10,000円程度と高め。
コンテンツの充実度 地元の独自ローカルチャンネルや、映画・アニメなどの専門チャンネルが非常に豊富。
通信速度の懸念 ネットとセット契約の場合、上りの通信速度が遅くゲーム等に不向きなことがある。
注意すべき点 地域のケーブルテレビ局ごとに料金やサービス内容が大きく異なる。

※上記はケーブルテレビの基本的な特性になります。

【比較表】10年間の総費用と一番コスパが良い方法は?

ここまでアンテナ、光テレビ、ケーブルテレビと3種類の視聴方法をご紹介しましたが、それぞれの長期的なコストはどうなるでしょうか。
初期費用だけでなく、月額費用を含めた「10年間の総費用」を比較してみます。
比べてみると、初期工事費はかかるものの、ランニングコストがゼロ(NHK受信料などは除く)のテレビアンテナが、圧倒的に安く済みます。
一方で、住宅の外観の美しさやテレビ視聴の安定性を重視する場合は、光回線テレビも有力な選択肢です。
ケーブル局提供の各種サービスをまとめて利用する、多くのチャンネルを見たいなどの場合は、ケーブルテレビも選択肢となり得ます。
ご自身の予算と優先順位に合わせて、最適なテレビ視聴方法を選んでください。

下記は各視聴方法別に、料金やその他の特徴を比較した一覧です。

比較項目 テレビアンテナ 光回線テレビ ケーブルテレビ
初期費用の目安 4万〜10万円 0円〜3万円 0円〜4万円
月額費用の目安 0円(NHK受信料別) 800円〜3,500円 4,000円〜10,000円
10年間の総費用 約4万〜10万円 約10万〜45万円 約48万〜120万円
映像の安定性 天候の影響あり 非常に安定 非常に安定
外観への影響 アンテナが露出する 全く影響なし まったく影響なし
ネットとの親和性 ネットは別途契約が必要 ネット回線とセットで快適 ネット速度が遅い場合あり
おすすめ度 コスパを最重視するならコレ 外観とネット環境を重視ならコレ 専門チャンネルを見たいならコレ

※上記は各視聴方法の一般的な特徴を比較したものです。

新築でテレビ配線をスッキリ隠す!高度な配線計画のポイント

テレビの視聴方法が決まったら、次は家の中の具体的な配線ルートを考えます。
新築住宅の特権は、壁が完成する前にテレビ配線などのケーブルを壁の中に隠せることです。
これを「隠蔽配線(いんぺいはいせん)」と呼び、お住まいの美観とケーブルの安全性を保つために不可欠です。
住宅が完成した後からケーブル配線を隠すのは大がかりな工事になるため、設計段階での計画がポイントです。

以下、住宅における主なケーブル配線の種類を簡単にまとめました。

配線の種類 特徴と見栄え メリット デメリット
隠蔽配線(壁内) 壁の中にケーブルを通すため、まったく見えない。 見た目が美しく、掃除がしやすい。 新築時・建築中の事前計画が必須。
露出配線(壁外) 壁の表面にケーブルを這わせる。 後からでも簡単に増設・変更できる。 ケーブルが丸見えで、生活感が出る。
モール配線 露出したケーブルをプラスチックのカバーで覆う。 露出配線よりはスッキリ見える。 完全に隠れるわけではなく、壁から浮く。

※上記は住宅ケーブル配線の一般的な種類です。

隠蔽配線(壁内配管)と空配管(コンジット)の重要性

壁の中に配線を隠す際、ただケーブルを埋め込むだけではいけません。
必ず「空配管(PF管・コンジットと呼ばれる管)」を壁の中に仕込んでおきましょう。
空配管があれば、将来ケーブルが断線した時でも簡単に引き直しが可能です。
また、新しい規格のケーブルに入れ替える際も、壁を壊す必要がありません。
PF管には、自己消火性や対候性も持つ合成樹脂が使われており、色の種類も豊富なため、見える部分の配線保護にも適しています。
将来のケーブル拡張性を確保するために、少し多めにPF管の空配管を通しておくことをおすすめします。

以下、壁内の空配管の主なポイントになります。

空配管(PF管)のポイント 理由とメリット
メンテナンス性が向上する ケーブルが断線しても、管の中を通すだけで簡単に交換作業ができる。
将来のアップデートに強い 最新のゲーム機や8Kテレビ用の新しいケーブルに、後からでも変更可能。
少し太めの管(φ28㎜等)を選ぶ HDMIケーブルの先端は大きいため、細い管だと通らない失敗を防げる。
予備の配管を1〜2本追加する 将来的に周辺機器が増えた際でも、露出配線にならずにスッキリ収納できる。

※上記は空配管の一般的な特徴や注意点です。

将来を見据えたケーブルの種類と規格の選び方

壁の中に通すケーブルは、将来を見据えた最新の規格を選んでおくことがおすすめです。
一度、ケーブルを壁の中に通してしまうと、簡単には交換できないからです。
特に映像信号を送るHDMIケーブルは、4K/8K映像に対応した「HDMI 2.1」規格が推奨されます。
有線LANケーブルも、高速通信に対応した「Cat 6À」以上を選ぶと安心です。

ケーブルの種類 推奨される最新規格 選ぶべき理由と特徴
HDMIケーブル HDMI 2.1 4K/120Hzや8K映像の伝送に必須。ゲーム機(PS5等)の性能を活かす。
LANケーブル Cat 6A または Cat 7 10Gbpsの高速通信に対応。スマートホーム化や安定した動画視聴に必要。
同軸ケーブル S−5C−FBなど 4K8Kの衛星放送の周波数帯に対応。ノイズに強く、信号の劣化が少ない。
電源ケーブル 適切な太さ(VVFケーブル) 壁内配線には電気工事士の資格が必要。安全規格を満たしたものを使用する。

※上記は現在の新築物件で推奨される主なケーブルの種類です。

信号の劣化やノイズ干渉を防ぐ配線経路の工夫

ケーブルを壁の中に通す際は、電磁ノイズへの対策も重要です。
電源ケーブルと信号ケーブル(HDMIやLANなど)を密着させると、ケーブルを漏れ出した電磁波によるノイズの干渉が起こります。
これにより映像が乱れたり、通信速度が低下したりする原因になるため注意が必要です。
ケーブルの種類によって配管ルートを分けるなど、電気工事業者としっかり打ち合わせをしてください。
また、高断熱住宅では、配管が断熱材を傷つけないような配慮も求められます。

以下、ケーブルによる信号の劣化やノイズ対策の主な一覧です。

ノイズ・劣化対策のポイント 具体的な施工方法
配線の分離 電源用の配管と、映像・通信用の配管を最低でも1センチ以上離して設置する。
交差時の工夫 やむを得ずケーブルが交差する場合は、平行に這わせず直角に交差させる。
高品質ケーブルの採用 シールド性能の高い(ノイズを防ぐ構造の)ケーブルを採用し、干渉をブロックする。
断熱・気密への配慮 コンセントボックス周辺の隙間を気密テープやウレタンで塞ぎ、結露を防ぐ。

※上記はケーブルの基本的なノイズ・信号劣化対策です。

憧れの「壁掛けテレビ」を新築で実現するためのテレビ配線と絶対条件

現在、新築住宅のリビングで、非常に人気が高いテレビの種類が「壁掛けテレビ」です。
壁掛けテレビであれば、テレビ台が不要になるため、部屋が広く見えてスタイリッシュに仕上がります。また50インチ以上の大画面テレビも可能になるため、劇場に匹敵する迫力ある映像が楽しめます。
しかし、壁掛けテレビをお住まいへの入居後に思いつきで設置することは、非常に困難です。
安全かつ美しく壁掛けテレビを設置するためには、住宅の設計段階での綿密な準備が絶対条件となります。以下、主な条件の一覧です。

壁掛けテレビの条件 事前に準備しないとどうなる?
壁の強度(下地補強) 壁面の石膏ボードだけでは重みに耐えられず、テレビが落下して壁やテレビそのものが壊れる。
適切なコンセント位置 テレビの裏に隠れる位置にないと、ケーブルがだらんと垂れて見栄えが最悪になる。
隠蔽配線(空配管) レコーダーやゲーム機とつなぐHDMIケーブルが壁を這うことになりやはり見栄えが悪い。

※上記は壁掛けテレビの設置で必要となる主なポイントです。

【必須】壁の構造に合わせた下地補強(合板12ミリ以上)

壁掛けテレビを実現する上でもっとも重要となるのが「壁の強度」です。
一般的な住宅の壁(石膏ボード)では、大型テレビの重さを支えることができません。
設計段階で、テレビを取り付ける予定の壁に「下地補強」を行うことが必須です。
厚さ12mm以上の構造用合板を、壁の広範囲に入れてもらうようハウスメーカーなどに依頼しましょう。

以下は、壁掛けテレビを設置する際の下地補強の必要性を、壁面の材質別にまとめた一覧です。

壁の材質 下地補強の必要性 具体的な補強方法
石膏ボード(一般的な壁) 必須(そのままでは落下する) 12㎜厚以上の合板を壁一面、またはテレビのサイズより広めに仕込む。
コンクリート壁 不要(強度は十分にある) 専用のアンカーボルトを打ち込んで直接固定する。(※穴あけに専門技術が必要)
エコカラット等の装飾壁 事前の綿密な計画が必要 タイルを貼る前に下地合板を入れ、金具を取り付ける部分のタイル加工を調整する。

※上記は壁面の種類別における一般的な下地補強の方法です。

失敗しないコンセント位置とメディアボックスの活用

壁掛けテレビを美しく見せるには、電源コンセントの位置が命です。
テレビの背面に隠れる位置に、専用のコンセントを配置する必要があります。
また、複数のケーブルをスッキリまとめる「埋め込み型メディアボックス」も便利です。
テレビの電源やアンテナ端子、LANポートなど、すべての配線をこのボックス内に集約させましょう。以下は、壁掛けテレビに必要な壁側の端子、ケーブル類の一覧です。

必要なコンセント・端子 推奨される配置数 配置のポイント
電源コンセント テレビ裏:2口〜4口
機器側:4口以上
テレビ本体用と、外付けHDDや周辺機器のためにテレビ裏にも複数口あると安心。
アンテナ端子 テレビ裏:1口
機器側:1口
地デジとBS/CSを分ける分波器を使うスペースも考慮しておく。
有線LANポート テレビ裏:1口〜2口 テレビのネット機能用。安定した動画視聴のために有線接続がおすすめ。
空配管(HDMI等用) テレビ裏 ⇔ 機器側をつなぐ レコーダー等とテレビをつなぐため、最低でもφ28㎜以上の管を通す。

※上記はテレビ設置で必要となる主なケーブル端子の種類です。

VESA規格とマウントタイプ(壁掛け金具)の選び方

テレビ用の壁掛け金具を選ぶ際は、設置するテレビに適合しているか確認が必要です。
テレビ背面のネジ穴の間隔は「VESA規格」という国際基準で統一されています。
また、壁掛け金具(マウント)にはいくつかのタイプがあります。
以下の一覧も参考に、用途や希望する見た目に合わせて、最適な金具を選んでください。

金具のタイプ 特徴とメリット デメリット・注意点
固定式(フラット) 壁にもっとも密着する。見た目が一番スッキリして美しい。 角度調整ができない。設置後のケーブルの抜き差しが非常に困難。
チルト式(上下角度調整) テレビを少し下向きに傾けられる。寝室や高めの位置に最適。 固定式よりは少し壁から浮く。光の反射を避ける調整ができる。
アーム式(フルモーション) 上下左右に動き、手前に引き出せる。色々な角度からテレビが見られる。 壁からかなり出っ張る。壁への負担がもっとも大きいため、強固な下地補強が必須。

※上記は壁掛けテレビ用の主な固定金具の種類です。

新築のテレビ配線・アンテナ工事にかかる費用と業者の選び方

テレビをはじめとするマイホームの配線計画が固まってきたら、次は具体的な費用と工事業者の選定です。
テレビ配線やアンテナ工事は、ハウスメーカーにまとめて依頼することも可能です。
しかし特にアンテナに関しては、専門業者に直接依頼した方が、費用を安く抑えられて、施工の品質も高くなるケースが多くあります。
アンテナ工事費用の相場を知り、賢く業者を選びましょう。

以下、新築物件でテレビアンテナ工事を依頼できる業者の主な一覧です。

依頼先の選択肢 メリット デメリット・懸念点
ハウスメーカー・工務店 建築工事と一緒に進むため手間がない。連絡窓口がひとつで楽。 下請け業者に外注するため、中間マージンが上乗せされ費用が割高になりがち。
家電量販店 テレビ購入時に一緒に頼める。ポイントが貯まることがある。 施工業者は提携の外部業者のため、技術力にバラツキがある。
アンテナ・配線専門業者 直接依頼のため中間マージンがなく安い。専門知識と技術力が高い。 自分で業者を探して連絡し、スケジュール調整をする手間がかかる。

※上記はアンテナ工事における各業者の主な特徴になります。

配線工事・アンテナ設置の費用相場と内訳

配線やアンテナ工事にかかる費用は、依頼内容によって大きく変動します。
アンテナ本体の価格だけでなく、配管工事や金具の設置費も予算に組み込みましょう。
以下は、新築における一般的なテレビ配線工事の費用相場です。

工事の項目 費用の相場(目安) 費用に含まれる主な内容
隠蔽配線(空配管)の仕込み 1箇所あたり 1.5万〜3万円 壁の中へのPF管設置、プレート取り付け。(※建築中の施工が基本)
コンセント・端子の増設 1箇所あたり 0.5万〜1.5万円 電源、LAN、アンテナ端子の追加工事。電気工事士の資格が必要。
テレビアンテナの新規設置 3万〜8万円(ブースター等含む) アンテナ本体代、屋根・壁面への設置工事費、ケーブル配線作業費。
壁掛けテレビの設置作業 3万〜8万円(金具代含む) 壁掛け金具の代金、壁への金具固定作業、テレビの設置と配線接続。

※上記は各工事の一般的な費用目安です。

安心価格で依頼できる専門業者の見極めポイント

アンテナ工事などの専門業者に依頼する際は、いくつかの業者を比較検討する「相見積もり」を行うことが大切です。安さだけで選ぶと質の悪い業者に当たってしまい、手抜き工事や追加料金のトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
優良なアンテナ工事や配線の業者を見極めるチェックポイントは、以下の通りです。

業者選びのチェックポイント 確認すべき理由 優良業者の特徴
完全自社施工であるか 下請けに丸投げしていると、責任の所在が不明確になり中間マージンで費用も高くなるため。 自社の社員や専属スタッフが施工を行うと明記している。
料金体系が明確か 当日になって「追加の部品や工事が必要」と高額請求されるトラブルを防ぐため。 事前調査をしっかり行い、見積もり後の追加料金が一切ないことを約束している。
長期保証がついているか 万が一、台風でアンテナが倒れたり、施工不良で配線がショートしたりした場合の備え。 5年〜10年の長期保証があり、アフターフォローの体制が整っている。
実績と口コミ評価 実際の利用者の声は、業者の対応の良さや技術力を測る一番のバロメーターになるため。 ホームページに施工事例が豊富で、Googleマップ等の口コミでも高評価が多い。

※上記は優良なアンテナ工事・配線業者を選ぶための主なポイントです。

アンテナ工事業者の例でいうと、たとえば本記事にもご協力いただいた「あさひアンテナ」は、年間6,000件以上の施工実績と、顧客満足度5年連続ナンバーワンを誇る優良なアンテナ工事業者です。

同社ではアンテナ工事をお考えのお客様には、まずは完全無料(出張費・キャンセル費など関係の費用すべて込み)の電波調査、お見積もりを実施しています。
電波調査はお住まいのさまざまな位置で綿密に行い、受信が安定する位置をすべて割り出した上で、お客様のご希望にもっとも近いアンテナ工事を、業界最安に挑むお見積もり価格でご提示しています。
また見積もり内容は項目別で詳細に記し、お客様のご質問にはわかりやすく丁寧にお答えすることはもちろん、お見積もりのご提示後、追加の費用・工事は加算しないことをお約束しています。
また施工品質や低価格への自信から、他業者との相見積もりやご連絡からの即日工事にもご対応できます。

実際の施工は、アンテナ、部材、機器などすべて国内一流メーカー製の高品質機材を使用。さらに熟練の自社スタッフによる完全自社施工を徹底しており、配線や防水処理など細かな部分まで丁寧な施工を、無駄なコストをカットした適正価格でご提供します。
また工事の完了後には、施工完了日から10年の長期保証もご用意しているため、施工後も長く安心してアンテナをご利用いただけます。

アンテナ工事をご依頼になる場合は、まずは「あさひアンテナ」へとご相談の上、同社のサービスを基準に、その他の業者との相見積もりを行われることをおすすめします。

新築のテレビ配線でよくある後悔・失敗例と対策

新築住宅での生活に期待だけが先走って、住宅の細かい配線などを気にしないでいると、入居後に激しく後悔することになります。
この項目では、新築物件の配線で陥りがちな失敗事例と、その回避策を紹介します。
同じ失敗を繰り返さないよう、以下の一覧と解説を、事前のチェックリストとして活用してください。

よくある失敗・後悔 入居後に起こる悲劇
配線がむき出しになった ケーブルが床を這いちらかして、新築の美しいリビングが台無しになる。
コンセントの数が足りない タコ足配線になり、見た目が悪いだけでなく火災の危険性が高まる。
DIYで無理やり工事した 法律違反になる、また壁を傷つけたりして結局プロの業者を呼び、余計が費用がかかる結果になる。

※上記は新築物件で多く見られる配線の失敗例です。

失敗例1:配線がむき出しでダサい・掃除しにくい

新築物件のケーブル配線でもっとも多い後悔が「テレビ周りのケーブルがスパゲッティ状態になった」というものです。
事前の配管計画を忘れると、テレビから壁のコンセントまでケーブルが丸見えになります。
見た目が悪いだけでなく、配線の整理やケーブルの隙間などにホコリが溜まった際の掃除が非常に面倒です。
さらに、ケーブルが折り曲げや踏みつけなどのダメージで破損する、さらにはホコリと湿気が原因で発火する「トラッキング火災」のリスクも高まります。

以下、ケーブル配線の露出に関係する主な失敗例の一覧です。

失敗の原因 解決策・事前対策
隠蔽配線(空配管)を依頼し忘れた 設計段階で必ず「テレビ裏と機器をつなぐ空配管」を図面に入れてもらう。
ケーブルの長さを計算していなかった 余ったケーブルがとぐろを巻かないよう、適切な長さのケーブルを購入する。
周辺機器の増設を想定していなかった 将来買うかもしれないゲーム機などのために、配管の太さや数に余裕を持たせる。

※上記は室内のケーブル配線に関する失敗例とその対策になります。

失敗例2:コンセントの数が足りない・位置が悪い

テレビのまわりは、想像以上に多くの電源コンセントを必要とします。
電源を必要とする機器は、テレビ本体だけでなく、ブルーレイレコーダー、ゲーム機、サウンドバー、ルーターなどさまざまです。
機器に対するコンセントが足りないとタコ足配線になり、非常に危険で見栄えも悪くなります。
また、コンセントの位置がテレビから遠いと、延長コードが露出してしまいます。

以下は、コンセントが必要となるテレビ周りの機器の例と、必要なコンセントの数の一覧になります。

接続が予想される機器 必要な電源数 対策
テレビ本体・外付けHDD 2口 テレビの真裏にコンセントを配置し、完全に隠す。
録画用レコーダー・AVアンプ 2口 テレビボード(収納棚)の内部にコンセントを設置する。
各種ゲーム機(PS5、Switch等) 2口〜 機器ごとに必要になるため、収納棚には多めに設置する。
合計の目安 最低6口以上 将来を見据えて、多すぎるくらい設置しておくのが正解。

※上記はテレビ周りで必要となるコンセント数の目安です。

失敗例3:節約のつもりが…DIYでの電気工事は法律違反

建築費用を少しでも浮かせようと、室内でアンテナコンセントの増設やテレビ配線をご自分で行おうとする方もいます。
しかし、壁の中の電源ケーブル(100V)を触る作業は「電気工事士」の資格が必要です。
電源コンセントと一体化したアンテナコンセント・テレビ端子の増設など、無資格での電気工事は法律違反であり、絶対にやってはいけません。
最悪の場合、漏電や火災を引き起こし、感電事故や、せっかくの新築を灰にしてしまうといった事態にもつながります。

以下、電源などの工事に必要な資格と、DIYが可能かどうかを一覧でまとめました。

作業の内容 必要な資格 DIYの可否
電源コンセントの新設・増設 第二種電気工事士 以上 絶対NG(違法・危険)
壁の中の100V電源ケーブル配線 第二種電気工事士 以上 絶対NG(違法・危険)
あらかじめある空配管にHDMIを通す 不要 OK(ただし断線に注意)
壁掛け金具の取り付け(下地あり) 不要 OK(ただし水平出しや重量に注意)

※上記は各種工事に必要な資格と、自分で行う場合の注意点です。

新築に入居後テレビが映らない!テレビ配線トラブルの診断と解決策

ここまでの記事通りにアンテナや配線の工事、テレビの設置を行ったご新築に入居して、いざテレビをつけたら、映像が映らない、ブロックノイズが出る。
そんなトラブルが起きたときのために、あわてず対処するための基本的な手順を知っておきましょう。
一般住宅でテレビが映らない原因は多くの場合、簡単なケーブルなどの接続ミスや設定の問題であり、初歩的な対処で解決することも珍しくはありません。

以下、主なテレビ画面トラブルの例と、想定される主な原因の一覧です。

トラブルの症状 考えられる主な原因
「E202」などのエラーコードが出る アンテナからの電波がテレビまで届いていない。(ケーブル抜け、電波不足)
映像がモザイク状になる(ブロックノイズ) 電波が弱すぎる、または強すぎる。(ブースターの調整不良)
特定のチャンネルだけ映らない アンテナの向きが微妙にずれている。地域設定が間違っている。

※上記はテレビ画面トラブルの症状別に考えらえる要因の例です。

まずはアンテナレベルの低下やケーブル接続を確認

テレビが正常に映らないときは、まず初めにテレビの設定画面を確認します。
リモコンでメニューを開き、テレビに届いている電波レベルを示す「アンテナレベル(受信強度)」の数値を見てみましょう。
アンテナレベル画面の表示はメーカーによってことなりますが、多くの場合は、数値が50以上あれば正常に受信できている目安です。
数値が極端に低い場合は、以下の一覧も参考に、物理的な接続を順番にチェックしていきます。

チェックする手順 確認するポイントと対処法
1.テレビ裏のケーブル確認 アンテナケーブルが「地デジ入力」端子に奥までしっかり挿さっているか確認する。
2.壁のコンセント側の確認 壁のアンテナ端子からケーブルが抜けていないか、緩みがないか確認する。
3.分波器・分配器の確認 地デジ用とBS用のケーブルが逆に接続されていないか確認する。
4.ケーブルの断線チェック ケーブルが家具の下敷きになって潰れていないか、極端に曲がっていないか確認する。

※上記はアンテナレベルが低い場合にチェックすべき主なポイントです。

自己解決できない場合は速やかに専門業者へ相談

テレビ画面トラブルの原因が、ケーブルの抜け落ちや接続不良など、室内で解決できる原因でなければ、一般の方には解決が難しい領域になります。
屋根裏のブースターの電源が抜けている、アンテナの向きが強風でずれた、テレビ肇機器の初期不良などの要因が考えられます。
また、壁の中で配線が断線しているといった、施工不良の可能性もゼロではありません。
このような場合は、ご自分で無理に屋根に登ったり、壁を分解したりせず、早めにプロの業者へと助けを求めましょう。

以下は、プロの業者に相談すべきトラブルの事例と、その主な相談先の一覧です。

トラブルの原因箇所 相談すべき連絡先 備考
壁の中の配線・コンセントの不具合 建築したハウスメーカー・工務店 新築の保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性が高い。
テレビアンテナ本体の不具合・倒壊 アンテナを施工した専門業者 施工不良や自然災害によるズレなどは、業者の保証が適用されるか確認する。
光回線やケーブルテレビの通信障害 契約している回線事業者・CATV局 地域の通信障害が起きていないか、サポートセンターに問い合わせる。

※上記はトラブルの種類別に相談すべき各種別の業者になります。

まとめ:新築のテレビ配線は設計段階からの戦略的計画が鍵

新築住宅におけるテレビなどのケーブル配線計画は、家づくりの終盤に考えても間に合いません。
最初に住宅の間取りを考える設計の段階から、同時に計画を進めることが後悔しないための絶対条件です。
最後に、新築でテレビの配線に成功するためのロードマップをまとめます。

配線計画のロードマップ 実施するタイミング 達成できること
1.視聴方法(アンテナ等)の決定 間取り図面の作成初期 屋外の配線ルートや、家の外観デザインとのすり合わせができる。
2.テレビの位置と壁掛けの決定 間取り決定〜電気配線図作成 壁の12㎜合板の下地補強を、確実に見積もりと図面に組み込める。
3.コンセント数と空配管の設計 電気配線の打ち合わせ時 テレビ裏と収納棚を繋ぐ配管と、十分な電源・LANを確保し配線を隠蔽できる。
4.専門業者への見積もり依頼 建築中〜引き渡し前 アンテナ専門業者などに事前調査を依頼し、適正価格で工事を予約できる。

※上記は新築物件でのテレビアンテナ配線をスムーズに行うための計画表です。

テレビ周りの美しさは、リビング全体の洗練された印象を決定づけます。
「隠蔽配線」「壁掛け前提の下地補強」「余裕を持ったコンセント計画」の3つを忘れずに、ハウスメーカーや専門業者としっかり連携を取りましょう。
本記事のチェックリストを活用し、スッキリと美しい快適なリビング空間を手に入れてください。

また、低価格で品質が高く、受信感度や家の見栄え、耐久性などを兼ね備えたアンテナ工事をお求めの際は、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、同社サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントまでご相談になることを、筆者からも推奨します。

無料見積もり

無料見積もり


LINE見積もりバナー

LINE見積もりバナー


フリーダイヤルバナー

フリーダイヤルバナー

アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。