兵庫県川西市でテレビアンテナ工事をお考えの方へ

川西市 てどんなところ？？

兵庫県川西市は県の南東、東端部に位置する市です。市域は大阪府に接して南北に長く、タツノオトシゴに似た形をしています。市内の河川には、市域の中央、やや東側を南へ流れる猪名川や、その支流である一庫大路注川、最明寺川などがあります。
市内の気候は一年を通して湿度が高く、夏が短く冬は非常に寒くなります。ただ最低気温がマイナス4度を下回ることはほとんどなく、比較的、温暖な気候ともいえます。
川西市の市域の歴史は古く、その温暖な気候のためか、旧石器時代から縄文時代にはすでに人が住んでいたと考えられ、弥生時代の集落遺跡である加茂遺跡が発見されています。また平安時代の中期には、清和天皇の後裔にあたる武士、源満仲が多田神社の存在する地域に源氏武士団を形成し、のちの鎌倉幕府初代将軍、源頼朝などを輩出した清和源氏の本拠地となっています。
今日の川西市は1954年（昭和29年）8月1日に、川辺郡川西町、多田村、東谷村が合併して発足した市です。神戸市の中心部とはJR福知山線でつながっている他、大阪市にも近く、両都市のベッドタウンや交通の要衝地として機能しています。
市の産業としては、北部に広がるなだらかな丘陵地や猪名川の存在から、古くから農業が盛んでした。現在の市内にも農地が広がり、イチジク（無花果）やモモ（桃）、クリ（栗）などが特産品となっています。他にも、古くは多田銀鉱山を利用した鉱業。現在では飲料水工場などの工業や商業などで発展しています。
川西市のイチジクは、完熟したもっとも美味しい状態で収穫され「朝採りの恵み」の愛称で高い人気を得ています。またモモは主に加茂地区で栽培されており、通常の栽培時期である7月頃より、1か月ほど早く収穫できるようになっています。
クリは「銀寄の栗」というブランド名があり、加工品として栗ビールなども生産されています。他にも市の名産品には、木炭や、後述する市のキャラクター「きんたくん」をモチーフにした「きんたくんクッキー」などがあります。
川西市の名所としては、寺社には、六孫王神社や壺井八幡宮と並ぶ源氏三神社のひとつで清和源氏発祥の地といわれ、国の重要文化財に指定され、前述の源満仲と、その長男で頼光四天王を率い、酒呑童子や土蜘蛛退治の伝説でも知られる源頼光。三男で平忠常の乱を平定し河内源氏の祖となった源頼信。頼信の長男で前九年の役を平定し、東国における源氏の名声を確立した源頼義。頼義の長男で東国における武門の棟梁的存在として後三年の役を平定し、天下第一武勇之士と称された源義家の五公を祀る、多田神社があります。
他にも、周囲を宝塚市に囲まれた川西市の飛び地に位置する高野山真言宗の寺院で、本尊は開眼阿弥陀如来（千手観音）。国の重要文化財である石造九重塔などがあり、山号である神秀山は、日本神話にてスサノオノミコトが高天原から出雲国に追放された際、最初に降り立った山だとされることに由来する満願寺。前述の源満仲によって創建されたと伝えられる九頭神社などがあります。
遺跡、古墳などでは、国の史跡に指定されている前述の加茂遺跡の他、弥生時代中期から平安時代末期までの複合遺跡で、遺構に竪穴住居式跡や方形周溝墓などが見られる栄根遺跡。明治時代に発見された、6世紀初頭の地方豪族のものとみられる長さ約40メートルの前方後円墳、勝福寺古墳。川西市と川辺郡猪名川町および大阪府池田市に広がる、平安末期か昭和にいたるまで黄銅鉱や斑銅鉱、輝銅鉱、自然銀などが採掘された鉱山遺跡で、その変遷が資料から確認できる点でも貴重であり、国の史跡に指定されている多田銀銅山遺跡などがあります。
また城跡では、標高188.4メートルの向山と、谷をへだてて標高181.4メートルの城山のふたつの山からなる山城で、一庫城の別名ももつ山下城跡。その支城といわれ、多田城とも呼ばれる新田城跡があります。市域は、応仁の乱における一庫城の戦いなど、戦国時代に多くの争いの舞台となった地であり、戦国時代、織田信長に仕えて摂津一国を任せられるも、有岡城（伊丹城）にて信長に反旗を翻した武将、荒木村重が備え城としたのが「多田城」であり、これが新田城と考えられていますが、山下城のこととする説もあります。
他にも景勝や公園などの名所としては、一庫大路月川に建設された高さ75メートルの重力式コンクリートダム、一庫ダム（ひとくらダム）と、そのダム湖でダム湖百選にも選ばれている知明湖（ちみょうこ）が、川西市民の憩いの場にもなっています。
また川西市と丹波篠山市、川辺郡猪名川町に広がる自然公園で、大野山を最高峰とし、妙見山、猪名川渓谷などの一帯を領域とする猪名川渓谷林立自然公園。前述の知明湖と、その湖水に半島のような形で突き出している標高349メートルの知明山。その山麓に広がる森林が含まれ、それらの自然環境を守るために開設された自然公園、兵庫県立一庫公園など、美しい景観を要する名所も多く存在します。
市のイベント、祭礼には、清和源氏発祥の地である川西市でもっとも古い歴史を誇る、1964年（昭和39年）から毎年4月第2日曜日に行われる源氏祭りがあります。この祭りでは、前述した多田神社に祀られる五公をはじめ、鎌倉幕府初代将軍の源頼朝、その弟で悲劇の天才武将と呼ばれる源義経、旭将軍と呼ばれた源義仲（木曽義仲）、鎌倉幕府三代将軍である源実朝、また女武者として名高い巴御前など、歴代の源氏オールスターズともいえる武将に仮装した人々による、馬上の武者行列が有名です。
他にも、毎年6月、半年間の罪や穢れを祓い清める儀式を行う、多田神社の夏越大祓式。毎年8月に猪名川流域で開催され、約4000発の花火を打ち上げる猪名川花火大会。毎年11月に川西市内の産業をアピールするために開催され、子供から大人まで楽める多くのイベントが行われる川西まつり。多田商業会の主催で7月に行われる、多くの屋台などが出店される夏祭りの多田まつりなどがあります。
川西市を舞台とするフィクションには、滝沢秀明さん主演で源義経を演じた2005年（平成17年）NHK大河ドラマ「義経」など、源氏を描いた多くの歴史ドラマに、多田神社をはじめとする市内の源氏ゆかりの場所が登場します。また2022年現在放送中の、源平合戦から鎌倉幕府の創成期を描くNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも今後、市内が登場する可能性があります。

川西市 の場所

兵庫県川西市は、県の南東部に位置する市です。南北に細長い市域の北西側を川辺郡猪名川町に、南西側を宝塚市に、南側を伊丹市に、そして東側の北寄りを大阪府の箕面市に、南寄りを池田市に接しています。また宝塚市内には飛び地が存在します。
川西市は兵庫県内でも大阪府に隣接している市です。道路網、鉄道網も整備され、神戸市と大阪市の二大都市へのアクセスが便利で、鉄道を利用すれば大阪国際空港まで20分程度で到着できるなど、利便性にも恵まれています。また清和源氏発祥の地としても知られ、自然環境と文化、歴史にも恵まれる、非常に暮らしやすい市です。
川西市の市章は「川西」の文字をデザイン化したもので、1954年（昭和29年）に制定されました。野球のボールに似たラインが入った円形の中央に笹の葉のような模様が入った意匠で、中央の「川」の字の形は、市名の「川」と猪名川の二重の意味を持ち、全体の円形は「西」を円形にして、平和と円満を表しています。
川西市の市歌は市章と同年の制定で、歌詞は公募により「兵庫県民歌」の作詞者でもある野口猛さんの作品が選ばれ、作曲は宝塚歌劇団の専属作曲家、理事などを務めた酒井協さんが担当しました。
川西市はアメリカ合衆国ケンタッキー州ボーリンググリーンと、1992年（平成4年）10月16日に姉妹提携都市を結んでいます。これは市民の推薦による多数の候補の中から、ボーリンググリーン市が選ばれたものです。しかし2016年（平成26年）9月、ボーリンググリーン市からの申し出により、姉妹都市関係は解消されています。
日本国内では、千葉県香取市と1990年（平成2年）8月1日に、合併して香取市になる前の旧佐原市と姉妹都市提携を結んでいます。
これは平安時代、川西市域を本拠地とした清和源氏の武将、源満仲が、940年（天慶3年）に平将門などが下総国（現在の千葉県、茨木県、埼玉県などの各一部）で起こした承平天慶の乱を平定するため出兵し、現在の香取市にある香取神宮の付近に約100日間、陣を布きました。そして満仲は、この地が摂津国多田庄（現在の川西市）によく似ていることから「多田」と名付けています。この件が1976年（昭和51年）のNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」で話題となって両市の交流が始まり、提携にいたったものです。
川西市の花はリンドウ（竜胆）、市の木はサクラ（桜）で、どちらも1968年（昭和43年）に市民投票により選ばれたものです。
リンドウはリンドウ科リンドウ属の多年生植物です。通常は一変種を指しますが、近縁の他品種を含む総称になることもあります。名前は中国植物名（漢名）の竜胆、龍胆（りゅうたん）の音読みに由来し、元の漢名は熊の胆嚢を原料とする漢方薬で、苦いことで知られる熊胆（くまのい）より苦いという意味で「竜胆」と名付けられました。漢方ではその苦さが唾液や胃液の分泌を高めるとされ、主に胃薬に用いられます。日本ではその薬効からイヤミグサ（胃病み草）、不調がケロリと治ることからケロリグサなどの別名もあります。
日本では関東地方以西の本州や四国、九州に分布し、山地や丘陵地、湿った山野や草原に自生しています。葉は笹に似て、花は9月から11月の秋頃に、上向きでやや大きい鐘形をした、美しい青紫色の花をいくつも咲かせます。この花は晴天のときにだけ開きます。
かつては定期的に草刈りされる水田やため池の周辺にリンドウやその近種がよく見られましたが、近年はそのような場所も少なくなっています。リンドウは薬用の他、園芸植物や切花としてもよく栽培されます。また家紋の「竜胆紋」としても知られ、笹龍胆（ささりんどう）が清和源氏の家紋であることから市の花に選ばれました。
サクラはバラ科モモ亜科スモモ属、またはサクラ属の落葉樹の総称です。サクラは有史以前の地質時代、日本列島が形成された時期に、自然に芽生えたものだとされています。その点は化石の発見からも立証されています。古くからサクラは日本を象徴する花とされ、日本最古の歌集「万葉集」にもサクラを詠んだ歌が43首も集録されています。また「古事記」「日本書紀」に登場する木花咲耶姫（このはなさくやひめ）はサクラの化身といわれています。そして現在でも、サクラは春の行事である花見などで、日本人に愛されている花です。サクラの果実はサクランボ、桜桃、チェリーなどと呼ばれ、食用にされています。日本では塩や梅酢に漬けた花も、桜餅の素材などになっています。川西市の名所旧跡にはサクラの名所も多いことから、市の木に選ばれました。
川西市のキャラクターには「かわにし金太郎プロジェクト」のシンボルである「きんたくん」がいます。きんたくんは源氏の名将、源頼光の四天王の一人、坂田金時の幼名で、おとぎ話でも知られる「金太郎」をモチーフにしており、赤字に「金」の前掛けをした子供を愛らしく描いた姿です。
きんたくんは、市で金太郎をモチーフにしたキャラクターを公募し、集まった作品から、大阪市の塩崎歩美（しおざきあゆみ）さんのデザインが選ばれたものです。愛称の「きんたくん」も、やはり公募により選ばれました。きんたくんは猪名川での魚釣りや自然の中での散歩が大好きで、川西で採れるイチジクやモモが大好物という、元気一杯な3歳の男の子です、

川西市 の鉄道路線

兵庫県川西市の鉄道路線
西日本旅客鉄道（JR西日本）
福知山線（JR宝塚線）
・北伊丹駅
・川西池田駅
阪急電鉄（阪急）
宝塚本線
・川西能勢口駅
・雲雀丘花屋敷駅
能勢電鉄
妙見線
・川西能勢口駅
・絹延橋駅
・滝山駅
・鶯の森駅
・鼓滝駅
・多田駅
・平野駅
・一の鳥居駅
・畦野駅
・山下駅
・笹部駅
日生線
・山下駅

兵庫県川西市のバス路線
路線バス
・阪急バス
・伊丹市交通局

川西市 の主要道路

兵庫県川西市の主要道路
高速自動車国道
中国自動車道
・新名神高速道路（川西IC）
・阪神高速道路（11号池田線・川西小花出入口）
一般国道
・国道173号（能勢街道）
・国道176号
・国道477号（川園線）
主要県道
・兵庫県道12号川西篠山線
・兵庫県道13号尼崎池田線（産業道路）
・兵庫県道68号川西三田線
一般県道
・兵庫県道130号多田停車場多田院線
・兵庫県道185号絹延橋停車場線
・兵庫県道186号花屋敷停車場線
・兵庫県道187号雲雀丘停車場線
・兵庫県道325号切畑多田院線
・兵庫県道333号寺本川西線
・兵庫県道721号川西インター線
・大阪府道・兵庫県道604号野間出野一庫線
・兵庫県道・大阪府道605号国崎野間口線

川西市 出身の芸能人

兵庫県川西市出身の著名人には、ナショナル劇場（パナソニックシアター）のテレビ時代劇「水戸黄門」の、入浴シーンが名物であるくノ一、かげろうお銀役などで知られ、川西市「源氏のふるさと大使」も務める女優の由美かおるさん。「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる国民的漫画家、水木しげるさんの妻、武良布枝さんの手記を原作としたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」主演、村井（飯田）布美枝役などで知られる女優で、出生は奈良県生駒市。ピアニスト、作曲家、歌手でもある松下奈緒さん。平成仮面ライダーシリーズ「仮面ライダー龍騎」の北岡秀一／仮面ライダーゾルダなどを演じた俳優で、歌謡グループ「純烈」メンバーでもある小田井涼平さん。元宝塚劇団雪組トップスターの女優、壮一帆さん、同雪組の元女役スターで女優の大湖せしるさん。同星組の元トップ娘役で「あーちゃん」の愛称をもつ女優、綺咲愛里さん。ミュージカル好きのタレント、ラジオDJ、高樹リサさん。テレビドラマ「探偵が早すぎる」などに出演している女優の森下ひさえさん。グラビアアイドル、タレントの加納葉月さん。テレビドラマおよび映画「横浜在住」などに出演している女優、ファッションモデルの浦浜アリサ（浦浜亜里沙）さん、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」のメンバーであるお笑い芸人で、俳優や映画監督としても活躍する寺門ジモンさん。テレビアニメ化もされた「えむえむっ！」などの著作があるライトノベル作家の松野秋鳴さん。人気ゲーム「メタルギア」シリーズなどを手掛け、現在はコジマプロダクション代表であるゲームクリエイター、実業家の小島秀夫さんなどがいます。
音楽関係の川西市出身者には、ミュージシャンで、ロックバンド「くるり」元メンバーであるミュージシャンの森信行さん。「トイレの神様」などの曲で知られるシンガーソングライターの植村花菜（Ka-Na）さん。東京芸術大学音楽部を首席で卒業し、日本フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者として活躍する藤原功次郎さん。4歳でピアノをはじめ、カナダの高校へ単身留学、英国王立音楽大学学士過程ピアノ科に進み最優秀で修了するなどの経歴をもつピアニストの長井健太郎さん。人気漫画を原作とするテレビドラマの2期「ゆるキャン△2」エンディングテーマ「わすれものをしないように」などで知られるシンガーソングライター、門脇更紗さんなどがいます。
スポーツ界では、プロ野球界に、東京ヤクルトスワローズの元捕手、監督で、川西市名誉市民でもあり、現在はタレントやスポーツキャスターとして活躍する吉田敦也さん。オリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルスの元内野手、外野手で、もみあげの長さから国民的人気アニメ「ルパン三世」にちなんだ「ルパン」の愛称がある森山周さん。また前述の加納葉月さんの実弟で、現WBOアジアパシフィックライトフライ級王者のプロボクサー、加納陸選手。元アメリカンフットボール選手で、現在は同競技コーチ、解説者を務める川口正史さん。女子プロテニス選手で、WTAランキングでは自己最高位32位、ダブルス109位の記録を持つ奈良くるみ選手。主にフォワードを務めた元プロサッカー選手で、レノファ山口FU、ガイナーレ鳥取、ヴァインティン三重などに所属した原口拓人さん。大阪市浪速区、新世界の通天閣に祀られる幸運の神「ビリケン」をモチーフにした覆面プロレスラーのビリーケン・キッド選手。元バレーボール選手で、「クウ」のニックネームでも親しまれ、現在は同競技の解説者である山口かなめさんなどが川西市の出身です。