横浜市金沢区富岡東|E202視聴不良・既設アンテナ撤去→八木アンテナ工事|アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建て

2026年06月26日

横浜市金沢区富岡東の戸建てにテレビアンテナ工事にお伺いしました。

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建てに既設アンテナ撤去後八木アンテナ工事

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅なお家です

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な雰囲気を醸し出しています。
高台に建てられた、広々として緑豊かなお家です。

お客さまのご要望はデザインアンテナ設置あるいはアンテナ機器の修理です。
お客さまのお話では、悪天候の日に一部のチャンネルでブロックノイズが入ったり映らなくなったりする症状があり、それが徐々に悪化。
画面に「E202」のエラーコードが表示され、完全にテレビが視聴できない状態になってしまったとのことでした。

症状から推測すると、電波を増幅するブースターの電源部が故障している可能性が高いと考えられました。
しかし、築20年を迎えられるお家ということもあり、アンテナ本体や屋外配線、各周辺機器そのものの経年劣化も十分に想定されます。

なお、事前の情報でお屋根がかなりの「急勾配(傾斜がきつい屋根)」であることが分かっておりました。安全に作業ができるか、古いアンテナの撤去が可能かどうかについては、現地の状況をプロの目でしっかりと見極めた上で判断させていただくことにいたしました。

さっそく現地へお伺いし、電波調査と住宅設備の状態を拝見させていただきました。
安全対策を徹底した上で慎重に屋根上へと登り、既存のアンテナ設備を詳しく調べました。

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建てに既設アンテナ撤去後八木アンテナ工事

屋根上に老朽化したアンテナが設置されていました

屋根上には、長年の風雨に耐えてきた地デジ用の八木アンテナと、かつて使われていたアナログ放送用のアンテナが設置されていました。

これらを支えるアンテナマスト(支柱)や屋根馬、固定用のワイヤーに至るまで、すべての金属パーツが錆びつき、深刻な老朽化が進んでいる状態でした。

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建てに既設アンテナ撤去後八木アンテナ工事

周辺機器もかなり老朽化しています

部分的な修理では近い将来に別の箇所で不具合が出る可能性が高く、何より台風などの強風時に倒壊・落下する危険性もあったため、今回はシステム一式をすべて交換(全交換)するのが最善の方法であると判断いたしました。

お客さまに屋根上の写真を見ていただきながら現状をご説明したところ、深くご納得いただき、古いアンテナの完全撤去と、新しいアンテナシステムの新規設置をお任せいただくことになりました。

新しいアンテナをどこに設置するか決めるため、専用のレベルチェッカー(高性能電波測定器)を用いて入念に電波を計測いたしました。

こちらのエリアはあいにく地デジの電波が届きにくい「弱電界地域(電波の弱い地域)」に該当しており、電波環境としては厳しい条件でした。

お客さまが当初ご希望されていた、壁面に取り付ける「デザインアンテナ」では、ノイズのない安定した地デジ電波を十分に確保することができませんでした。。

一方で、これまでお屋根の上で活躍していた「八木アンテナ(魚の骨のような形状のアンテナ)」であれば、より高い位置で効率よく電波を拾えるため、安定した受信レベルをキープすることが可能です。

その旨、お客さまにご説明したところ、八木アンテナの設置でご快諾いただきました。

八木アンテナ(正式名称:八木・宇田アンテナ)は、今から約100年前に日本の研究者である八木秀次・宇田新太郎両博士によって発明された、日本が世界に誇る歴史的マスターピースです。

その基本構造の完成度は極めて高く、最新のデザインアンテナやユニコーンアンテナが登場した現代においても、地デジアンテナの中でトップクラスの受信性能を誇ります。

シンプルながら無駄のない素子(エレメント)構造に加え、特定の方向から届く電波をピンポイントで鋭く捉える「指向性」が非常に高いため、電波の弱い地域で圧倒的な強さを発揮します。

建物の高い位置に設置できるため、近隣の建物や成長した樹木といった、電波を遮る遮蔽物の影響を最小限に抑えられます。

長年にわたり広く量産され、信頼性が確立されている構造であるため、高性能でありながら部材費や工事費用をリーズナブルに抑えられるという大きなメリットがあります。

施工に入る前に、取り付け位置、具体的な工事の手順、そして弊社自慢の安心の「10年保証」をはじめとするアフターサービスについて詳しくご案内し、すべての内容にご承諾をいただいきましたので作業に取りかかります。

1. 危険を伴う老朽化アンテナの安全な撤去作業

まずは、最も慎重を期す屋根上からの古いアンテナの撤去からスタートします。
事前に懸念されていた「急勾配の屋根」です。足元が滑りやすく危険な状態だったため、一歩一歩足場を確かめながら慎重に作業を進めました。

長年のサビによってボルトやワイヤーが固着しており、無理に力を入れると屋根材を傷つけてしまう恐れがあるため、少しずつ解体していきます。

錆びて脆くなった屋根馬、アンテナマスト、地デジ用八木アンテナ、そして不要になった大型のアナログアンテナを、支えていたステーワイヤーごと安全にお屋根の上から取り除きました。
これにより、屋根への重量負担や突風による倒壊リスクが一気に解消されました。

2. サイドベースを用いた破風への八木アンテナ設置

アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建てに既設アンテナ撤去後八木アンテナ工事

破風に八木アンテナ工事

お屋根の上をすっきりとさせた後、今回は屋根の上に直接器具を置く「屋根馬式」ではなく、お家の側面にある「破風(はふ:屋根の妻側の板部分)」を利用した壁面設置(サイドベース工法)施工を行いました。

まず、建物の構造をしっかりと見極め、強度の高い破風部分を選定します。
そこに、防水性と耐久性に優れた頑丈な金属製の取付金具「サイドベース」を配置。

固定にあたっては、お家への負担を最小限に抑えつつ最強の保持力を発揮する、直径わずか4.3ミリという極細の特殊ステンレスビスを打ち込みました。
ビス穴から雨水が侵入して大切なお家を痛めないよう、ビス頭や金具の隙間には防水用シリコンコーキング材を隙間なく充填し、完璧な防水・防食処理を施しています。

しっかりと固定されたサイドベースに強固なアンテナマストを垂直に立ち上げ、その最上部に新品の八木アンテナを設置。
電波塔のある方角へ角度を微調整し、最も受信状態が良くなるポイントで固定いたしました。

このサイドベース工法により、急勾配の屋根に負担をかけることなく、八木アンテナの強みである「高さを稼いだ安定受信」を実現しています。

3. ブースター設置による電波の安定化

今回のE202エラーの主原因とみられていたブースター(電波増幅器)も新品へと交換します。

アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事
アイボリーの外壁に黒い格子の出窓が優雅な戸建てに既設アンテナ撤去後八木アンテナ工事

室内に設置されていたブースター電源

ブースターの電源部は1階の室内に設置されていましたので、新設したブースター本体へ電気供給を行いました。

「ブースター(電波増幅装置)」は、アンテナがキャッチした目に見えない電波を、テレビが認識できる強さまで増幅させて安定させる装置です。4K8K放送やデジタル化が進んだ現代のテレビ視聴環境においては、ほぼ必須の標準設備となっています。

今回のような電波が微弱な地域や、遠方の電波塔から信号を受信する際には、かすかな電波をパワーアップさせることで、ノイズのないクリアな映像と音声をテレビへ届けます。

また、ご家庭内で複数の部屋にあるテレビ(マルチテレビ環境)を設置する場合、電波を複数に分ける(分配する)段階でどうしても電波の勢いが弱くなってしまいますが、ブースターはその減衰分(目減りした電波)を補う重要な役割も担っています。

すべての機器の設置が完了した後は、作業を行った周辺の細かな清掃を行い、ビスの締め忘れや配線の固定状況、やり残した項目がないかを独自のチェックシートに沿って徹底的に検査いたしました。

なお、今回は既存アンテナからのシステム交換でしたので不要でしたが、新築へのお引っ越し時や、ケーブルテレビ(CATV)・光回線テレビからの切り替え時には、テレビ本体の「チャンネルスキャン(地域設定)」という初期設定が必須となります。
今後、テレビを新調された際のために、各主要メーカー別の初期設定手順を弊社ホームページ内の「エラーコードE201・E202・E203の原因と対処法」ページにて分かりやすく解説しております。困ったときはぜひ参考になさってください。

最後に、お客様宅の各お部屋にあるアンテナコンセント(テレビ端子)に測定器を接続し、すべての部屋で地デジ放送が最高画質で正常に受信できていることを確認。これにてすべての工事が無事に完了いたしました。

工事に際しましては、奥さまにお立ち合いいただき、多大なるご協力をいただきました。
おかげさまで非常にスムーズかつ安全に作業を進めることができました。
終始ご丁寧で温かいご対応をいただき、心より感謝申し上げます。

視聴不良(E202)も、すっきりと解消されました。
新しく生まれ変わったアンテナシステムで、クリアで快適な地上デジタル放送を末永くお楽しみくださいませ!

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