テレビアンテナ交換の費用相場はいくら?業者選び、工事の料金と相場より安くする方法、DIYまで専門家が徹底解説&紹介!

2025年07月03日

現在の日本のテレビ放送と言えば「地上デジタル放送(地デジ放送)」と「衛星放送」になります。

地デジ放送は、NHKや各民放局のチャンネルで多彩なテレビ番組を無料(NHK視聴料を除く)で視聴できる、2025年(令和7年)現在も、ご家庭の中でもっとも身近な娯楽と言えます。

さらに現在では、衛星放送であるBS放送やCS放送で、多彩な無料チャンネルに加えて、映画やドラマ、アニメ、スポーツなどの有料チャンネルで、専門的な趣味のチャンネル、さらに2018年(平成30年)にスタートした「新4K8K衛星放送」で、従来のハイビジョンより格段に高画質の4K、8K映像を楽しんでおられる方も多いことでしょう。

しかし、予期しないテレビのアンテナトラブルで、それまで日常的に楽しんできた様々なチャンネル、テレビ番組が、ある日突然、正常に視聴できなくなることもあります。

「地デジや衛星放送のチャンネルが急に映らなくなった」
「台風や地震が起きて、家のアンテナが壊れてしまったかもしれない」
「自宅のアンテナが取り付けから二十年以上でサビや傾きが目立ち、倒れそうで心配」
「最近、テレビの画面にブロックノイズが目立つようになった」
「雨の日や特定の季節だけテレビの画面が乱れる」
「4K、8Kテレビを買ったのに自宅のBS/CSアンテナで4K、8Kチャンネルが映らない」

など、想定外のさまざまなテレビ視聴トラブルが起きたときは、とても不安になることでしょう。
そのようなトラブルの際には、自宅のテレビアンテナを交換するべきかもしれない、と思っても、取り替えの工事費用がいくらかかるのか、どのような業者に頼めばいいのか見当もつかず、お困りの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「アンテナ交換」に関して、一般的なお住まいで必要となる全般的な情報を集めて、お客様のアンテナ交換に関する、あらゆる疑問や不安を解消することを目指します。
例えば、アンテナ交換にかかる費用の相場から、工事を依頼すべき信頼できる業者の選び方、ご自身でアンテナ交換を行うDIY工事のリスクまで、アンテナ工事のプロが専門的な視点から、一般のお客さまにもわかりやすく一覧で徹底解説していきます。
本記事を最後までお読みいただければ、アンテナの受信トラブルでテレビが上手く映らない、台風や地震などの災害でアンテナが急に故障した、アンテナが古くなって壊れそうでご不安など、お客様の状況に最適な解決策が必ず見つかり、安心して快適なテレビにご視聴できる日常を取り戻すことができます。

まずは落ち着いて!本当にアンテナ交換が必要かセルフチェック

お住まいにテレビアンテナを設置したのが、十数年前やそれ以上の昔で、アンテナそのものが古びている場合など、急にテレビ放送の画面が乱れ、映らなくなったときには、とうとうアンテナが寿命を迎えて、テレビ電波の受信を行えなくなったのか、と思われる方も多いことでしょう。

ただ「テレビ放送が映らない=アンテナ交換」と即座に結論づけるのは、まだ早いかもしれません。
テレビの画面が乱れる、エラーコードが表示されるなどの場合、実はアンテナ本体の故障ではなく、テレビや関連機器の簡単な設定ミス、ケーブル配線の接触不良など、非常に単純なことが原因であるケースも少なくはありません。

テレビが映らないのであわてて近隣の業者を呼んでしまい、原因を確認してもらったところ、ごく単純なケーブル配線やテレビ本体の不具合で、ご自宅でも簡単にできるような処理で、高額な出張料、作業量などを支払う羽目になった、では笑い話にもなりませんよね。

そこで、最初の項目では、もしお住まいのテレビが正常に映らなくなった場合に、まずはご自身で簡単にその原因を確認できるポイントをチェックしていきます。
もしかしたら、ほんの数分ほどの簡単な作業で、すぐにテレビ放送が問題なく映るようになるかもしれません。

テレビ画面の「エラーコード」を確認しよう(E201、E202など)

テレビ画面が正常に映らなくなって、真っ黒な画面に出る「E101」などの記号とメッセージは「エラーコード」と呼ばれるものです。

これはアンテナの受信トラブルをはじめ、テレビの不具合などさまざまな要因で、テレビ放送を正常に映し出せなくなったとき、テレビ(受信機器)がその原因を自動的に割り出し、対応するエラーコードを表示することでトラブルの原因を伝えるものです。

基本的なコードの種類は、テレビの生産メーカーやモデルが異なっても共通していますので、このエラーコードの種類を確認することは、トラブルの原因を特定する重要な手がかりとなります。
まずはテレビの画面に、どのようなコードが表示されているかを確認してみてください。
以下に表示されることが多い代表的なエラーコードと、その原因をまとめました。

エラーコード メッセージ例 考えられる原因
E201 アンテナレベルが低下しています。 ・テレビに届く電波レベルが弱い。
・アンテナの向きがずれている。
・悪天候で電波レベルが低下している。
E202 信号が受信できません。 ・アンテナが倒壊・破損している。
・ケーブルが断線・抜けている。
・テレビや周辺機器の故障。
E203 放送が休止しています。 ・チャンネルが放送を休止している。
・(ごく稀に)放送局側のトラブル。
E100 B-CASカードが挿入されていません。 ・B-CASカードが正しく挿入されていない。
・ICチップの汚れ。
E101 B-CASカードが読み取れません。 ・B-CASカードのICチップの接触不良。
・テレビ側のカードリーダーのトラブル。
E102 このB-CASカードは使用できません。 ・B-CASカードの故障。
・ICチップ部の汚れや接触不良。

※上記のエラーコードは主なものであり、他にも多くの種類があります。

このエラーコードの注意点としては、テレビ放送を映し出せないトラブルが生じたときに、機器が自己診断機能によって表示するものであるため、表示のコード内容と実際のトラブルの原因に、多少の食い違いが起こり得ます。

もちろん受信トラブルでB-CASカードに関するコードが出るなど、まったく異なるコードが表示されることはまずありません。ただ、例えば同じテレビ受信に関係するエラーコードでは、「E201」に該当するトラブルなのに「E202」「E203」が表示されるといったケースはときに起こります。

そのため、特に上記のエラーコードが表示された場合は、該当するコードの対策だけでなく、類似するコードの対策についても、念のためにご確認になることがおすすめです。

ご自分でもできる5つの応急処置【修理で済むケースも】

エラーコードを手掛かりに、テレビが映らない原因に見当がついたら、業者に連絡する前に、まずは以下の応急処置を試してみてください。
これらの対処でテレビの映りが改善すれば、大がかりなアンテナ交換などの工事は不要になる可能性が高くなります。

①テレビ・レコーダーの配線、B-CASカードの確認

手始めに、テレビ本体に挿入されているB-CASカードや、お部屋のアンテナコンセントからテレビまでを接続するアンテナケーブルの部分について、その状態を確認してください。もっとも基本的な確認事項ですが、それだけに意外と見落としがちなポイントでもあります。

まずは、テレビ配線の確認からです。テレビの裏側にあるチューナー端子や、壁のアンテナコンセントの端子に接続されているアンテナケーブルが、しっかりと奥まで差し込まれているかを確認してください。
いったんケーブルのプラグを抜き、再度しっかりと差し込むだけで改善することもあります。またプラグ部分や端子側にほこりなどが付着している場合は、乾いた柔らかい布など、ソフトな素材で優しく拭いて汚れを落とした後、きちんと接続し直してください。

またケーブルそのものの老朽化、ケーブルごとに設定される「曲げ半径」以上の直角や鋭角に強く折り曲げる、家具や家電の下敷きになるなども、ケーブル性能の低下や、内部断線など故障の原因になるため、ケーブルの状態を確認して、問題がある場合は解消するか、新しいケーブルに交換してください。

ケーブルを伝わるテレビの電波は「地デジ放送」「衛星放送(2K・右旋)」「4K8K衛星放送(左旋)」の順に、周波数帯が高くなり、ケーブル送信中の減衰(電波レベル低下)や漏洩、ノイズ混入が生じやすくなります。したがってご視聴になるテレビ放送の周波数帯に合わせた品質のアンテナケーブルが必要になります。適切なケーブル製品をお選びください。

アンテナケーブルを送信される電波はそれだけでも徐々に減衰していくため、ケーブルが必要以上に長いことも、気候、天候による電波レベル変動の影響を受けた受信トラブルの原因となります。室内で必要な長さに多少の余裕がある程度の、適切な長さのケーブルを選ぶことも重要です。

次に、エラーコード「E100」「E101」「E102」が表示されている場合は、B-CASカードに問題があることになります。B-CASカードとは、地デジ放送、衛星放送(BS放送、CS放送)などデジタルテレビ放送の著作権を保護するため、暗号化されている映像信号を解読するためのカードキーや、有料放送契約などのデータを記録する役割を持つICカードです。

このB-CASカードは、基本的にテレビなどデジタルテレビ放送の受信機器に添付され、本体の専用スロットに挿入することで、暗号化が解除されたデジタル放送を視聴できることになります。(同様の機能を持つ「A-CASチップ」が内蔵された一部の4K、8Kテレビを除く)

このB-CASカードの未挿入や挿入ミス、カードの不具合、ICチップ部分の汚れなどで、テレビなど機器が認識できないと、暗号化が解除できないため、デジタルテレビ放送を視聴できなくなります。

B-CASカードのトラブルについては、先ずはカードを一度抜いて、ICチップの金属部分をソフトな布などで優しく拭き、正しい向きでスロットの奥までしっかりと挿し直してみてください。スロット側が汚れている場合は、専用の清掃キットを利用する方法もあります。

またB-CASカード自体が破損している場合は、カードの交換が必要となります。もしお住まいで別の部屋にB-CASカードを使う受信機器や、アンテナコンセント、アンテナケーブルがある場合は、その部屋のアンテナコンセントに問題が出たテレビを接続してみる。B-CASカードやケーブルを他の部屋のものと交換してみるなどで、改善するかどうかを確認して、ケーブルやカード自体の不具合など、原因を特定することができます。

②チャンネルの再スキャン(再設定)

新しいテレビなどの受信機器を購入して、アンテナケーブルを接続して利用する際には、まず「チャンネルスキャン」の作業を行う必要があります。これは、受信機器がアンテナケーブルから届くテレビ電波のチャンネルを一通り確認し、適切なチャンネル設定を自動的に進める作業です。

ただ特に地デジ放送の場合、ほぼ同じチャンネルでも、電波塔によって周波数帯などの構成が異なる場合があります。そのため、それまで使用してきたテレビで、引っ越しをする、周辺で新しい電波塔の運用が開始される、新しい放送局(チャンネル)が追加されるなどで、受信できるテレビ電波の内容が変わった際には、受信できる電波とチャンネル設定の食い違いから、チャンネルに応じたテレビ放送を正しく映し出すことができなくなる場合もあります。

この場合には、あらためて現在、受信できるテレビ電波でチャンネルスキャン(再スキャン)を行い、チャンネル設定を正常化する必要があります。

再スキャンの方法は、テレビなどの機器にアンテナケーブルを接続して電波を受信できる状態にしたのち、リモコンを操作して「設定メニュー」などを開き、「チャンネル設定」や「放送受信設定」などの項目から「チャンネルスキャン」または「再スキャン」を選び、実行してみてください。

テレビがお住まいの地域で受信できるチャンネルを自動で探し出して、設定を進めてくれます。正式なチャンネルスキャン、再スキャンの手順はテレビのメーカー、モデルなどでも違ってきますので、正確な方法がわからない場合は、テレビなどに付属するマニュアルや、メーカー公式サイトの解説を確認してください。

③ブースターの電源チェック

電波塔からの距離などから、地デジアンテナで受信できる地デジ電波レベルが低い。またアンテナで受信したテレビ電波レベルを分配して、各部屋にある複数のテレビ機器で放送を視聴しているご家庭などでは、アンテナのすぐ近くに「ブースター(増幅器)」という、アンテナで受信した電波レベルを増幅する機器が設置されていることが多くなります。
このブースターは、電波のエネルギーを増幅するための電源が必要であるため、電源に接続され、電源オンになっていないと、住宅内のテレビが正常に映らなくなります。

基本的に屋外に設置され、住宅全体への電波を増幅するメインのブースター(屋外用ブースター)は、本体である電波の増幅部と、増幅部に電源を送る電源部が別になっており、増幅部はアンテナのすぐ近くでアンテナからのケーブル配線部に接続される形で設置されます。そして電源部はその配線部の先、屋根裏や室内などで配線と電源コンセントに接続され、ケーブル配線を通して増幅部の側に電源を送っています。

まずは屋根裏や浴室の天井裏、テレビの裏側などに設置されているブースターの電源部を探し、コンセントが抜けていないか、電源ランプが点灯しているかを確認してみてください。

また電源部に問題はなくとも、増幅部の故障や不具合、調整の不良などで電波が上手く増幅されていない可能性もあります。この場合、ブースターが手に届きやすい場所であれば、ご自宅できちんと作動しているか確認できますが、ブースター本体が屋根の上のアンテナ近くに設置されているなどで、近づくことが難しい場合は、専門の業者にチェックをご依頼ください。

アンテナ交換の費用はいくら?料金相場と内訳を大公開

上記のセルフチェックを試してもテレビの映りが改善しない場合、アンテナのトラブルによるテレビの受信障害である可能性が高まります。いよいよアンテナ工事業者に依頼して正確な原因を特定してもらい、多くの場合は、アンテナ交換の工事を検討する段階になります。
ここでお客様がもっとも気になる点としては、やはり工事にかかる「費用」ではないでしょうか。
アンテナ工事の一般的な料金の相場や内訳、アンテナ業者の種類などを知らないまま依頼すると、質の悪い業者に当たってしまい、アンテナ工事の品質が低い、割高な料金を請求されるなどの心配もあるでしょう。
信頼できる業者を選んで、安心できるアンテナ工事を依頼するためにも、まずはテレビアンテナ交換にかかる費用の相場と、その内訳をしっかりと把握しておくことをオススメします。この項目では、それらの点についてわかりやすくご説明してゆきます。

【工事パターン別】アンテナ交換の費用相場一覧表

アンテナ交換の費用は、交換するアンテナの種類や工事の内容によって大きく変動します。

お住まいに設置されているテレビアンテナは、一般的には地デジアンテナが一基、そして衛星放送もご覧になる場合は、パラボラアンテナが一基になります。

その他にも、電波塔の方向の違いから、一基の地デジアンテナでその地域の地方チャンネルの地デジ放送が受信できない場合には、もう一基、地方チャンネル用の地デジアンテナ。一般的なBS放送、110度CS放送以外のCS放送サービスも視聴している場合には、専用のパラボラアンテナも設置されているケースがあります。

ただここでは、もっとも一般的な地デジアンテナ、BS/CSアンテナが設置されているお住まいの場合で、アンテナ交換のパターンを考えていきます。通常のアンテナ交換工事は、主に以下のパターンに分けられます。

・古典的な地デジアンテナ「八木式アンテナ」を同タイプのアンテナに交換。
・八木式アンテナからより見栄えや対候性に優れる地デジアンテナのデザインアンテナ、ユニコーンアンテナなどに交換。
・地デジアンテナに合わせてBS/CSアンテナもセットで交換。(もしくはBS/CSアンテナのみ単独で交換)

ここでは、代表的な工事パターン別の費用相場を一覧表にまとめました。
ご自身の希望する工事内容と照らし合わせて、大まかな費用感を掴んでください。

工事内容 費用相場(目安) 備考
地デジアンテナのみ交換
(八木式アンテナから同タイプへ)
35,000円 ~ 60,000円 アンテナ設置費用に、古いアンテナの撤去・処分費が含まれることが多い。
デザインアンテナへ交換 35,000円 ~ 60,000円 外壁や屋根裏への設置。外観を重視する場合に人気。
BS/CSアンテナのみ交換 30,000円 ~ 45,000円 4K/8K対応アンテナへの交換もこの価格帯が目安。
地デジ+BS/CSアンテナをまとめて交換 40,000円 ~ 80,000円 セットで依頼すると割安になる場合がある。

※上記はあくまで目安です。設置場所や使用する部材によって費用は変動します。

アンテナ交換工事の費用は、おおまかには「そのアンテナを新しく設置する場合の工事費用」に「古いアンテナを取り外し、処分する工事費用」が加算された額になります。

以下の項目では、アンテナ交換工事費用の内訳について、細かく解説していきます。

見積もり前に知っておきたい費用の内訳(本体代・工事費・追加料金)

アンテナ工事業者にアンテナ交換など工事を依頼した場合には、まず業者が現地を確認して、必要な工事とその見積もりを出して、お客様に提示します。この見積書の内容を正しく理解するためにも、アンテナ交換に必要な費用の内訳を知っておくことが重要です。
アンテナ交換費用は、主に以下の項目で構成されています。

項目 内容 費用相場(目安)
アンテナ本体代 八木式、デザイン、BS/CSアンテナなどのアンテナ機器本体の価格です。 7,000円 ~ 40,000円
基本工事費 アンテナの取り付け、配線接続などの基本的な作業費用です。 18,000円 ~ 30,000円
古いアンテナの撤去・処分費 不要になった古いアンテナを取り外す工事と、アンテナ処分をセットにしための費用です。 6,000円 ~ 10,000円
高所作業費 2階建てやそれ以上の高さの屋根上など、足場の設置が必要な危険な場所での作業に対する追加費用です。 10,000円 ~ 30,000円
ブースター設置・交換費 電波を増幅するブースターを新たに設置、または交換する場合の本体代と工事費です。 22,000円 ~ 30,000円
その他部材費 マスト(支柱)、ケーブル、分配器、混合器など、必要な周辺機器の費用です。 実費
出張費 業者の拠点から現場までの移動にかかる費用です。 0円 ~ 10,000円

※上記は主な費用項目になります。細かな項目の名称や種類、価格体系は業者によっても異なります。

アンテナ工事業者によっては、アンテナ設置に関しては、アンテナ本体や基本部材と取り付け作業をセットにした「基本設置工事費」で割安にまとめて提供する。また高所作業や出張費などの工事に伴う諸費用が無料というケースもあります。詳しくは各業者にご確認ください。

アンテナ交換の費用を安く抑える3つのコツ【火災保険の活用も】

突発的なトラブルを解消するための、想定外の出費となることが多いアンテナ交換の作業は、少しでも安く抑えたいと思われる方も多いでしょう。
ここではアンテナ交換で、賢く費用を節約するための3つのポイントをご紹介します。

  1. 複数の業者から相見積もりを取る
    アンテナ工事業者は、1社だけの見積もりで決めず、必ず2、3社以上を選んだ上で、各社から見積もりを取る「相見積もり」を行ってください。
    アンテナ交換の工事費用は、各現場で必要な工事によって、価格が異なってきますが、各業者の見積り価格を比較することで、お住まいの工事における平均的な工事費用の相場(適正価格)が見えてきます。また見積の料金だけでなく、工事内容や使用する機材、工事後の保証内容なども比較することで、コストパフォーマンスが高く信頼できる業者を見つけやすくなります。
  2. キャンペーンを活用する
    業者によっては「Web限定割引」や「セット工事割引」「即日工事割引」など、工事内容によって費用が割引されるなどのキャンペーンを実施していることがあります。
    業者の公式サイトなどをチェックして、お得な情報を見逃さないようにしてください。
  3. 【重要】火災保険の適用を検討する
    特に台風、強風、大雪、落雷などの自然災害、また想定外の事故によってアンテナが破損した場合、ご家庭でご加入している火災保険が、アンテナ修理、交換費用に適用される可能性があります。
    火災保険が適用されれば、アンテナ交換の自己負担額を大幅に軽減できる、あるいはほとんどゼロにできるケースもあります。
    まずはご自身の保険契約内容を確認し、保険会社や工事業者に相談してみましょう。

    その際、被害状況がわかる写真や、工事業者の見積書が必要になります。
    当あさひアンテナでは、アンテナの修理、交換にあたって、費用に火災保険を適用したいお客様のご相談も受け付けており、工事に合わせて保険の申請に必要な書類、写真などのご用意や、専門の担当者によるきめ細かな申請のサポート(申請代行は法律上、弁護士以外は対応できません)などのサービスをご用意しておりますので、アンテナ交換に合わせて、火災保険に関するご相談も、お気軽にお寄せくださいませ。

アンテナ交換、どこに頼むのが正解?依頼先4タイプを徹底比較

アンテナ交換をはじめとする各種アンテナ工事を依頼できる業者は、主に以下の4つのタイプ(業種)にわけられます。それぞれの業種にとって、特有のメリット・デメリットがあるため、お客様ご自身が工事についてどのような点を重視されるかによって、おすすめできるテレビアンテナ工事業者の最適な選択肢は異なってきます。
それぞれの業者の特徴を比較し、自分に合った依頼先を見つけてください。

以下、各業者の特長、メリット・デメリット、オススメのケースを簡単にご紹介します。

依頼先 メリット デメリット こんな人におすすめ
アンテナ工事専門業者 ・専門知識と技術力が高い。
・自社施工が多く、価格が安い傾向。
・対応がスピーディー。
・業者数が多く、優良業者を探すのが大変。 価格と技術力の両方を重視したい人
家電量販店・ホームセンター ・窓口が分かりやすく、気軽に相談できる。
・大手企業への安心感。
・工事費用にポイントが使える場合がある。
・実際の工事は下請けが多く、割高になる傾向。
・専門的な提案が受けられないことがある。
手軽さや大手への安心感を重視したい人
地域の電気屋さん ・近隣の顔なじみで安心感がある。
・他の電気工事もまとめて頼める。
・アンテナ専門ではない場合がある。
・費用が高くなる場合もある。
昔から付き合いのある電気屋さんを信頼している人
ハウスメーカー・工務店 ・住宅の構造を熟知している。
・新築時の保証が使える場合がある。
・アンテナ専門ではなく、下請けが工事を担当する。
・中間マージンが発生し、費用が高くなる傾向がある。
家を建てた会社にまとめて任せたい人

※上記は各業者の主な特徴です。詳細は個々の業者によって異なる場合もあります。

以下、各業者の特長について詳しくご紹介していきます。

アンテナ工事専門業者【技術力と価格で選ぶなら】

アンテナ工事を専門に扱っているため、アンテナ工事の技術力や専門知識が非常に豊富であり、高い施工品質を期待できます。
最新のアンテナ機種、設置方法などの事情にも詳しく、事前の電波調査なども無料で引き受けてくれる業者が多いため、ご自宅の電波状況に合わせた最適な提案が期待できます。さらに施工の後の保証についても、おおむね5年から8年など長期保証を用意していることが多くなります。
また、下請け業者を使わない「完全自社施工」の会社が多く、中間マージンなどの余計なコストが発生しないため、比較的、安価に工事を依頼できるのが最大の魅力です。

ただし、現在ではアンテナ工事の専門業者も数が多いため、中には施工技術やサービス品質がさほど高くない業者、さらには不当な高額料金を請求する悪質な業者なども存在します。
そのためご依頼にあたっては、信頼できる業者を、ご自身の判断で見極める必要があります。

家電量販店・ホームセンター【手軽さが魅力】

家電量販店やホームセンターについては、普段からさまざまな製品を購入するために利用していて、ポイントサービスなどの会員になっている方も多いことでしょう。そのように日常的に利用している店舗へと工事を相談できるため、手軽さと安心感が魅力でといえます。
アンテナ本体や家電製品を購入するついでに依頼できたり、店舗のポイントを利用できたりするメリットもあります。

一方で、このような店舗は、お客様の利便性のために、店舗で購入できる製品の配送や設置工事などを受け付けているにすぎず、実際の工事は、提携している近隣の電気店などの下請け業者が行うことがほとんどです。
そのため、仲介手数料などの中間マージンが発生し、専門業者に直接依頼する場合よりも、費用が割高になる傾向があります。更に担当する下請け業者によって、施工の品質にばらつきが出ることもあります。
また、店舗の受付スタッフはアンテナ工事の専門家ではないため、細かい質問や専門的な相談には対応できない場合があります。

地域の電気屋さん・ハウスメーカー【付き合いがあれば安心】

昔から付き合いのある地域の個人経営の電気屋さんや、ご自宅を建てたハウスメーカー、工務店では、何よりも顔なじみという安心感があります。
ハウスメーカーや出入りの電気店では、お住まいの電気配線などの構造を熟知しているため、配線などをスムーズに進めてくれる可能性もあります。

しかし、これらの業者はアンテナ工事を専門としているわけではないため、最新のアンテナや特殊な工事に対応できない場合があります。
また、ハウスメーカーの場合もやはり下請け業者を使うため、費用は専門業者に比べて高くなることが一般的です。個人経営の電気屋さんについても、工事費用は店舗の裁量で決まるため、割安な場合もあれば割高になることもあるなど、不明確なきらいがあります。

失敗しない!信頼できるアンテナ交換業者の選び方【5つのチェックリスト】

「工事品質に見合わない高額な料金を請求する業者に引っかかりたくない」
「安かろう悪かろうの工事を行う業者には任せたくない」

などの点は、アンテナ交換工事を依頼する際に、どなたもお思いになることでしょう。
ここでは、施工技術が拙劣、見積もり時の説明が曖昧で、最終的に請求される料金が不当に高いなどの悪徳業者を避け、本当に信頼できる優良なアンテナ工事業者を見極めるための、5つのチェックポイントをご紹介いたします。
業者へのお問い合わせやお見積もりの際に、ぜひこのリストを活用してください。

  • ① 料金体系は明確か?(詳細な見積もり)
  • ② 施工実績は豊富か?(完全自社施工が安心)
  • ③ 保証・アフターサービスは充実しているか?
  • ④ 口コミや評判は良いか?
  • ⑤ 問い合わせへの対応は丁寧か?

①料金体系は明確か?(詳細な見積もり)

優良な業者は、必ず作業前に詳細な見積書を提示します。
「アンテナ工事一式 〇〇円」といった曖昧な見積もりではなく、「アンテナ本体代金」「高所作業費」「ブースター代金」など、どのような作業、機材にいくらかかるのかが、個別に明記されているかを確認してください。
見積もり内容に不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めることが重要です。また見積もり後に追加の費用が加算されることはないか、確認しておくことも重要です。お客様第一の信頼できる業者であれば追加費用の有無も含めて、お客様が納得できるまで、丁寧にわかりやすく説明してくれるはずです。

逆にこの点の説明が曖昧で、ただ強引に契約を求める業者は、信頼が置けないため決して契約なさらないでください。

②施工実績は豊富か?(完全自社施工が安心)

業者の公式サイト、事例紹介ブログなどで、これまでの施工事例や実績を確認してください。
多くの現場を経験している業者は、それだけ施工のノウハウを蓄積しており、さまざまな工事や状況に対応できる高い技術力を持っている可能性が高くなります。

また工事を下請け業者に丸投げせず、研修を受けた自社のスタッフが一貫して行う「完全自社施工」の業者を選ぶと、より安心です。
余計なコストがかからず費用が割安になることに加え、工事を担当するアンテナ職人の品質管理が徹底されており、工事に対する責任の所在も明確になります。

③保証・アフターサービスは充実しているか?

テレビアンテナは屋外に設置されるため、工事後に何らかのトラブルが発生する可能性もゼロではありません。
万が一の事態に備えて、担当する業者が長期の工事保証を用意しているかを確認してください。
業界の標準保証期間は、施工後5年から8年程度ですが、優良な業者の中には「10年保証」といった手厚い保証を提供しているところもあります。
保証内容が記載された保証書を書面で発行してくれるか、保証書を紛失した場合の対策を用意しているかなどの点も、重要なチェックポイントです。

④口コミや評判は良いか?

実際にその業者を利用した人の声は、信頼性を判断する上で非常に参考になります。
Googleマップのレビューや、専門の比較サイトなどで、利用者のリアルな口コミを確認しましょう。
良い評価だけでなく、万が一悪い評価があった場合に、業者がどのような対応をしているかも見ておくと、その会社の誠実さが分かります。

ただ、個々の口コミ内容はあくまで個人の主観的な意見にすぎず、他業者による操作の可能性もあるため、あまり個別の口コミを鵜呑みにせず、全体的な傾向を参考にされることがおすすめです。

【特別コラム】年間6,000件のアンテナ工事実績!あさひアンテナが選ばれる理由

信頼できる業者の具体例として、当「あさひアンテナ」が、なぜ多くのお客様に選ばれているのか、その理由を、以下でご紹介してゆきます。

あさひアンテナの強み 具体的な内容
圧倒的な施工実績 首都圏を中心に年間6,000件以上の工事実績。業界平均(約3,000件)を大きく上回る経験値。
高品質な完全自社施工 下請け業者を使わず、厳しい研修を受けた自社の技術者が責任を持って施工。中間マージンをカットし、高品質・低価格を実現。
業界トップクラスの10年保証 工事完了後、10年間の長期保証をご用意し、担当者の自筆サイン入り保証書を発行。万が一のトラブルにも迅速に対応します。
高品質な国産部材のみ使用 DXアンテナやマスプロ電工など、JIS規格に準拠した国内大手メーカーの製品のみを使用し、高い耐久性と受信性能を確保。
迅速かつ丁寧な顧客対応 専門知識を持つスタッフがお客様の状況を丁寧にヒアリング。お急ぎの場合は即日工事にも対応可能です。
明朗会計と全国最安値への挑戦 事前の電波調査に基づいた詳細な見積書を提示。追加料金は一切なし。大量仕入れと効率化で、常に業界最安値に挑戦しています。

上記は弊社の主な特徴ですが、他にも以下のような細かなサービスもご用意しております。

  • アンテナ工事に伴う電波調査、お見積もりは、現地出張費、キャンセル費などの諸費用も含めた「完全無料」でご案内。
  • 精密な電波調査に基づき、現場で対応できるあらゆる工事の中から、お客様のご要望に最適のアンテナ工事を、最安に挑む価格でご提案。
  • 相見積もりにもご対応し、各社の見積り価格を比較後、弊社のお見積りにご満足いただけない場合は、より安い再お見積もりにも挑戦。
  • 上記の通り、アンテナ修理工事を火災保険で賄いたいご希望にも、必要書類のご用意から申請のお手伝いまで、万全の体制でサポート。
  • 既設アンテナ撤去(処分含む)工事費用は5,000円(税込み5,500円)から。また各種高品質アンテナや基本部材をすべてセットにした設置費用を「基本設置工事費用」でご案内するなど、使用する機材なども明確かつ低価格の価格体系。
  • 工事後のお支払いは、各種クレジットカード、電子マネーにもご対応。
  • 業界最長クラスの10年保証については、保証書を紛失された場合も、弊社へのお問合せ後、過去の施工記録を網羅した弊社データベースでお客様の工事を確認でき次第、保証書がある場合とまったく同じ保証対応をお約束。

など、お客様の利便性に配慮して、考え得る限りのサービスをご提供できるよう、日々、工夫と研鑽を重ねております。

弊社をご利用いただいたお客様からは「他社で断られたアンテナ屋根裏設置を丁寧な調査と低価格で実現してくれた」「台風被害の際にすぐ駆けつけてくれて、火災保険の申請も手伝ってくれた」といった、たくさんの感謝の声をいただいております。

アンテナ交換など各種工事のご相談は、まずは弊社フリーダイヤル、本サイトのメールフォーム、弊社LINEアカウントまでお問い合わせいただき、相見積もりの業者にお加えいただければ幸いです。

最高品質の工事とサービスを最安に挑む価格でご提案し、必ずやお客様のご期待に応じることができるアンテナ工事をご提供いたします。

アンテナ交換のDIYは可能?プロが教えるリスクと注意点

「少しでも費用を安くしたい」という思いから、ご自身でのテレビアンテナ交換工事(DIY作業)をご検討される方もおられるかもしれません。
しかし専門家の立場から申し上げると、特に屋根の上など高所での作業は絶対におすすめできません。
安易なDIYは、取り返しのつかない事態を招く危険性があります。

以下、アンテナ交換のDIY工事について、詳しく解説していきます。

DIYのメリット・デメリット【特に高所作業の危険性は要認識】

DIYを検討する前に、そのメリットとデメリットを冷静に比較してみましょう。

項目 メリット デメリット
費用 ・業者に支払う工事費がかからず、アンテナ機材費だけで工事を賄える。 ・必要な工具を揃える初期費用がかかる。
・施工に失敗してから業者に頼むと、かえって費用が高くつく。
安全性 (なし) ・高所の作業では転落事故のリスクが非常に高い。(命の危険)
・作業時の感電などのリスク。
品質 (なし) ・最適な設置場所や向き、電波レベルが分からず、電波をうまく受信できない場合がある。
・作業ミスでアンテナや建物を破損させてしまう可能性がある。
・固定が甘く、強風で落下し、隣家や通行人に被害を与えるリスクがある。
保証 (なし) ・工事後のトラブルはすべて自己責任。

※以上は主なメリット・デメリットになります。

最大のデメリットは、なんといっても高所作業に伴う転落のリスクです。
一般の方が慣れない屋根の上での作業を行うことは非常な危険が伴い、一般の方が安易に高所作業を行うことで、多くの方が転落事故に遭われています。
高くても数万円程度の節約のために、命を危険に晒す価値はありません。

DIYを検討する前に!安全セルフチェックリスト

どうしてもご自身でDIY作業をなさりたい場合には、以下のチェックリストで作業の安全性を確認してください。
どれかひとつでも「いいえ」がつく場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

  • 作業場所はベランダなど、足場が完全に平らで安全な場所ですか?(屋根の上はNG)
  • ヘルメットや安全帯、滑りにくい靴など、安全装備は揃っていますか?
  • 一緒に作業してくれる補助者はいますか?(一人での作業は絶対に避ける)
  • 電波の強さを測る「レベルチェッカー」など、専門的な工具はありますか?
  • アンテナや配線に関する基本的な知識はありますか?

総じて、アンテナ交換をDIYで行うケースとしては、ベランダの手すりなど作業の安全が確保できる場所に設置されたデザインアンテナやBS/CSアンテナを、同じタイプのアンテナに交換するなど、作業内容が簡単で、安全も十分に確保できる場合のみおすすめできます。

その場合も、作業完了までアンテナ本体には落下防止の命綱を結び付けておくなど、安全には十分な配慮が必要であると言えます。

アンテナ工事の問い合わせから工事完了までの流れ

実際にアンテナ工事の専門業者へと、新規にアンテナ交換を依頼する場合、作業どのような流れで進むのでしょうか。事前にステップを把握しておくことで、当日の不安を解消できます。

ここでは、一般的な作業の流れについて、簡単にご紹介していきます。

①問い合わせ・現地調査

まずは、業者のフリーダイヤルへのお電話や公式サイトのメールフォームから問い合わせを行います。
その際、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  • 住所、氏名、連絡先
  • 建物の種類(戸建て、マンションなど)と階数
  • 現在のトラブルの状況(例:「台風でアンテナが倒れた」「E202が表示される」など)
  • 希望する工事内容(例:「デザインアンテナに交換したい」など)

その後、業者がご自宅を訪問し、電波状況や建物の構造を確認する「現地調査」を行います。
多くの優良業者は、この現地調査と見積もりを無料で行っており、相見積もりにも対応しています。

②見積もり・契約

現地調査の結果をもとに、正式な見積書が提示されます。
ここで、工事内容や費用の内訳、保証内容などについて、納得できるまで細かな質問をして、再度しっかりと確認しましょう。
業者の説明や工事内容に納得できれば、契約となります。
前述した通り、工事に関する説明が曖昧で、その場で契約を急かすような業者には注意が必要です。

③工事当日の作業内容

工事当日は、おおよそ以下の流れで作業が進みます。
作業にかかる時間は、工事内容(交換するアンテナの数や設置位置、その他工事の複雑さ)にもよりますが、短い場合は1時間弱、やや複雑な工事では2、3時間程度が目安です。

基本的な流れは以下の通りです。

  1. 挨拶と作業内容の最終確認
  2. 室内や作業場所周辺の養生(傷や汚れを防ぐため)
  3. 古いアンテナの撤去
  4. 新しいアンテナの設置・方向調整
  5. 宅内での配線接続・テレビの設定
  6. お客様立ち会いのもと、テレビの映りを確認
  7. 片付け・清掃
  8. 工事完了・支払い

この実作業の細かな流れについても、例えば施工前の養生や作業後の清掃、工事後の受信状態確認はしっかり行ってもらえるか、工事料金の支払いはクレジットカードや電子マネーでも大丈夫か、などの点もあらかじめ確認しておくと、当日の作業がスムーズに進みます。

テレビアンテナ交換に関するよくある質問(Q&A)

最後に、アンテナ交換に関して、専門業者によく寄せられる質問についてお答えしてゆきます。

Q1. テレビアンテナの寿命って何年くらい?交換のサインは?

A1. アンテナの寿命は、アンテナ機種や設置場所、設置現場の環境にもよりますが、一般的に10年~15年程度が目安です。詳しくは通常の八木式アンテナ、BS/CSアンテナで10年程度、デザインアンテナ。ユニコーンアンテナで15年から20年程度になります。
実際には耐用年数を大きくすぎたアンテナでも、特に問題なく使用できるケースもあります。ただアンテナ交換の時期としては、上記の耐用年数の他、以下のようなサインが見られたら、交換を検討する時期かもしれません。

  • アンテナ本体や支柱にサビや変形が見られる。
  • 固定しているワイヤーが緩んでいる。
  • 天気が良い日でも、特定のチャンネルの映りが悪い、ノイズが入る。

特に、潮風に当たる沿岸地域、台風や積雪の多い地域ではアンテナの劣化が早まる傾向にあります。

なお八木式アンテナ、BS/CSアンテナは、主に屋根の上に設置されることや、本体の形状などから劣化化進みやすいアンテナです。ただこれらのアンテナ機種でも、壁面やベランダなど設置位置の工夫。また塩害用や雪害用、高耐風モデルなど、対候性の高いモデルを採用することで、経年劣化を抑え、寿命を延ばすことができるケースもあります。

Q2. テレビアンテナの種類が色々あるけど、どれを選べばいい?

A2. 主な地デジアンテナ(UHFアンテナ)機種の特徴は以下の通りです。ご自身の優先順位に合わせて選んでください。

アンテナ種類 特徴 おすすめな人
八木式アンテナ ・受信感度がもっとも高い。
・価格が比較的安い。
・電波が弱い地域にお住まいの人。
・とにかく受信性能を重視したい人。
デザインアンテナ ・箱型で外壁に馴染み、目立たない。
・風雨の影響を受けにくい。
・家の外観を損ねたくない人。
・アンテナを長持ちさせたい人。
ユニコーンアンテナ ・ポール状のスタイリッシュな形状。
・風雨などの影響を受けにくい
・デザイン性と受信性能を両立したい人。
・近隣に高い建物がある人。

※以上は各アンテナ機種の概要になります。

八木式アンテナは屋根の上に見られる昔ながらのテレビアンテナです。素子数(受信性能)別のモデルが豊富で、幅広いエリアで利用できて受信感度が安定しやすい点や、古典的モデルで費用が安い点がメリットです。一方で昔ながらの形状から家のデザインや景観に影響しやすい。自然環境の影響を受けて老朽化しやすいなどのデメリットもあります。

デザインアンテナは住宅の壁面などに取り付ける薄い箱状のアンテナで、住宅の見た目や景観にほとんど影響しない。風雨などの影響に強く寿命が長持ちしてトラブルが起こりにくい点がメリットです。一方で本体の性能、設置位置の低さから受信感度がやや低くなり、設置できる電波レベルのエリアがやや限られるほか、周辺に電波を遮るビルなどの障害物がある現場では設置できない場合もあります。

ユニコーンアンテナは屋根の上でマストに立てるポール状のアンテナです。デザイン性が高く家の見た目や景観に影響しにくい。形状から風雨に強く長持ちするなどデザインアンテナのメリットに加え、設置場所が高いため受信感度が向上し、周辺環境からデザインアンテナが設置できない現場でも、対応できる可能性が非常に高くなる点がメリットです。

主にユニコーンアンテナは、現場の条件でデザインアンテナが設置できない現場で、同等のメリットを確保するために採用されます。ただ受信性能では八木式アンテナに及ばず、設置できるエリアがやや限られる、最新モデルであるため設置費用が割高になるなどのデメリットも存在します。

アンテナ交換に当たって、八木式アンテナからより外観性や対候性に優れた、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナを選ぶのもひとつの選択肢ですが、その場合はあらかじめ現場の電波調査をしっかりと行い、現場の環境に対応できるアンテナ機種や設置方法を選ぶことが重要です。

Q3. 車にあるアンテナも交換してもらえますか?

A3. いいえ、住宅用のアンテナ工事業者では、車のアンテナ交換は対応しておりません。
車のアンテナ(車載アンテナ)は、同じアンテナでも専門分野が異なるため、カー用品店や自動車ディーラー、整備工場などにご相談ください。

まとめ:最適なアンテナ交換により快適なテレビライフを取り戻してください

本記事では、テレビアンテナの交換について、まずは交換を依頼する前にチェックすべきポイントから、交換の費用、業者の選び方、DIY作業のリスクまで、幅広く解説してまいりました。
お住まいで突然のテレビ受信トラブルが発生すると、あわてて対処に困ってしまうこともあるでしょうが、本記事を参考に適切な知識を確認すれば、急なトラブルにも冷静に、そして最適な方法で対処することができます。

アンテナ交換の作業を適切に行うため、重要なステップを最後にもう一度、確認していきます。

  1. まずはセルフチェックを試す:本当に交換が必要か、簡単な確認から始めます。
  2. 費用相場と内訳を把握する:適正な工事の価格を知ることで、安心して業者と話ができます。
  3. 複数の業者を比較検討する:価格、実績、保証内容を比べ、作業後のアフターサービスも含め、信頼できるパートナーを見つけてください。
  4. 安全を第一に考える:少しでも不安があれば、無理にDIY作業を行わず、高品質で確実な作業を保証するプロの業者にお任せになるのが賢明な判断です。

この記事で得た知識を元に、急な受信不良やアンテナトラブルに際しても、アンテナ交換を視野に入れた問題の解決を実施して、一日も早く、また安定してさまざまなテレビ放送を見ることができる、快適な日常を取り戻してください。
そしてもし業者選びに迷った際には、ぜひ当「あさひアンテナ」にもご相談くださいませ。

弊社では本文でもご紹介した通り、無料の電波調査・お見積もりや相見積もりから、完全自社施工によるさまざまなサービスまで、お客様にとって最善のご提案をさせていただきます。

お問い合わせはフリーダイヤルの他、メールフォーム、LINEアカウントで、365日、24時間受け付けておりますので、まずはお客様にとってもっとも便利な方法で、お気軽にお問い合わせください。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。