地デジ・衛星放送のテレビアンテナ設置で、受信性能や見栄えが最適の場所や位置は? 設置場所による工事の方法や費用も徹底解説

2023年02月12日

戸建て住宅で地デジ用やBS放送、CS放送の衛星放送用のテレビアンテナを設置する場所や屋根の上の位置などについて、もっとも受信性能が高くなる位置は? 住宅の見栄えが良くなる場所は? 風雨を避けやすく寿命が延びる場所は? などの疑問にお答えし、各設置位置のメリットを解説する記事です。

2023年(令和5年)現在でも、地デジ(地上波デジタル放送)や、衛星放送(BS放送、CS放送)のテレビアンテナと言えば、住宅の屋根の上に設置するもの、というイメージがございます。
確かに屋根の上などの高所では、テレビアンテナの角度調整が行いやすく、受信感度も高くなるといったメリットがございます。しかし一方で、風雨などに影響されやすい、お住まいの見た目が悪くなるなどの問題点も生じてまいります。
そのようなご意見に対応するため、現在ではデザインアンテナユニコーンアンテナなど、新しいスタイルの地デジアンテナも開発され、住宅に設置できる位置も多彩になっております。

ただ各種の設置位置には、一長一短があるというのが実態です。そのためご自宅でテレビアンテナ工事に際して、アンテナの機種や設置位置を決める場合には、まず安定したテレビ電波の受信が可能である点を大前提に、お住まいごとのご要望に最適となるものを選択する必要がございます。

当コラムでは、現在の地デジ、BS/CSの各種アンテナモデルと、モデルごとに可能となる設置位置。そして各設置位置の特徴、メリット、デメリットなどを解説してまいります。本コラムを参考に、ご自宅の環境やご希望に最適となるアンテナ設置位置を見出していただければ、幸いに存じます。

地デジアンテナの主なモデルと適した設置位置

現在、日本国内にて、地デジ放送(地上デジタル放送)を受信するための地デジアンテナには「八木式アンテナ」「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」の3種類が存在します。以下、この三機種について簡単にご説明いたします。

・八木式アンテナ
八木式アンテナとは、大正時代の1920年代に、当時の東北帝国大学(現在の東北大学)工学部に在籍していた、八木秀次博士と宇田新太郎博士の共同研究によって発明された、歴史の深いアンテナです。名称は発明者の名前に由来し、八木アンテナ、八木・宇田アンテナとも呼ばれます。八木式アンテナは、昭和のアナログテレビ放送の時代からテレビアンテナとして使われており、当時はこのタイプ以外のテレビアンテナが存在しなかったため、2023年の現在でもテレビアンテナといえばこの形状を思い浮かべる方も多いことでしょう。

八木式アンテナの形状は、よく矢印や魚の骨などに例えられます。全体の矢印のような骨組みのうち、矢印の先端に当たり、通り抜ける地デジ電波を導波器側に反射して、余計な電波はカットする「反射器(リフレクター)」と、横棒に当たり地デジ電波を導く「輻射器(ラジエーター)」。そして反射器の付近にあって地デジ電波を集める「導波器(ラジエーター)」から成立しています。
この本体部分に複数、設置されている短い横棒は「素子(エレメント)」と呼ばれ、この素子数が多いほど高性能のアンテナになります。
主な設置位置は住宅の屋根の上などですが、他にもベランダの内外や、専用の設置具を使用することで、住宅の壁面や、軒下に逆さに吊り下げる形での設置も可能となります。
ただ設置する際には、矢印と反対側になる、反射器のない輻射器の先端を、中継局など電波の送られる方向に向ける必要がございます。
なお八木式アンテナについては、以下のコラム記事でも詳しくご説明しております。
地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

八木式アンテナのメリットは、現在の地デジアンテナ3機種の中ではもっとも地デジ受信性能が高く、半面、設置費用はもっとも安価になることです。
八木式アンテナは、その形状から設置できる素子数の幅が、地デジアンテナの中ではもっとも幅広く、この素子数で受信性能が決まります。八木式アンテナの通常モデルは主に20素子ですが、さらに各部にⅩ字型の金具を配置し、複数の素子を装着した「パラスタックアンテナ」と呼ばれるモデルでは、個々の素子の性能が向上する上、27素子や30素子も可能となります。
また八木式アンテナのような、素子が露出したタイプのアンテナは「素子アンテナ」とも呼ばれます。素子アンテナはそうでないアンテナに比べると、同じ素子数(相当)のモデルであっても、やや受信性能が高くなる傾向がございます。
さらに主に屋根の上に設置されることから、周囲の障害物などの影響も避けることができ、より受信感度が高まります。
このような受信性能の高さに反して、古典的で設計がシンプルなアンテナであり、長年の製造により開発や設置のノウハウが確立していることから、現在の地デジアンテナでは本体価格がもっとも廉価で、設置費用も比較的、低価格になります。

デメリットは、その形状や屋根の上に設置されることから、風雨や雪、また鳥害などの自然環境により、老朽化が進みやすいことです。
屋外に設置された八木式アンテナの寿命は10年程度ですが、自然環境の厳しいエリアではより短くなることもございます。そして老朽化した八木式アンテナでは、各部の故障だけでなく、風雨などによる角度のズレや傾き。最悪の場合はアンテナの倒壊や落下が発生し、屋根材の破損や重大な事故が起こるリスクも生じます。
そのため大きなトラブルが起こる前に、定期的なメンテナンスが必要となりますが、屋根の上での設置では、メンテナンスに専門のアンテナ工事業者を頼む必要があり、コストが生じてくる場合もございます。
またその屋根の上で目立つ形状が、現在のデザイン性が高い住宅にはそぐわないという問題もあり、日本国内の景観地域などでは、景観条例などにより設置できない場合もある。またアンテナの一部が隣家の敷地に侵入する「越境問題」が生じる可能性もございます。

・デザインアンテナ
デザインアンテナは、アンテナ本体部を薄型のケースに収め、主に住宅の壁面などに設置される地デジアンテナです。形状や設置位置などから、平面アンテナ、薄型アンテナ、壁面アンテナ、ボックスアンテナ、フラットアンテナなどとも呼ばれます。
設置位置はおもに住宅の壁面ですが、他にもベランダの内外に設置されることもございます。また屋根の上や庭などに設置されたポールの高所に設置される場合もある他、電波状態や使用される建材などの条件がよければ、屋根裏空間などの屋内設置も可能です。
デザインアンテナも現在では多くのメーカーから販売されており、基本形は長方形の薄型ながら、豊富なカラーバリエーションと、コンパクトタイプをはじめ形状もバラエティに富んでいます。また「デザインアンテナ」は、広義にはデザイン性を重んじたアンテナの総称としても使われるため、八木式アンテナの本体部にカバーをかぶせたタイプや、後述するユニコーンアンテナなども含まれることがございます。
八木式アンテナは、地デジ放送とアナログテレビ放送が並立していた2009年(平成21年)頃より普及しはじめた地デジアンテナで、従来の八木式亜アンテナの弱点であった外観性の悪さ、風雨など自然環境への弱さを解消したことから、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナモデルとなっております。
デザインアンテナ、また後述のユニコーンアンテナについては、以下のコラム記事にも解説がございます。

地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

デザインアンテナのメリットは、その形状や設置位置などから、住宅の壁面などに設置しても、住宅全体のデザインとマッチして、家屋の外観性や景観を乱さないという点が挙げられます。また景観地域にも対応でき、越境問題のリスクもまず生じません。
この特徴は、風雨や雪などに影響されにくくなり、経年劣化を軽減できるため、アンテナトラブルが生じにくく、アンテナ寿命が延びるというメリットにもつながります。

デメリットは、他のアンテナモデルに比べると受信性能が低くなる点です。デザインアンテナの受信性能は、八木式アンテナの素子数に換算した「素子数相当」で「20素子相当」から「26素子相当」になります。前述のように同素子数相当でも素子アンテナである八木式アンテナよりはやや受信感度が低くなる上、壁面などやや低い位置の設置になるため、周辺の高層建築などの影響も受けやすくなります。
そのため八木式アンテナ、ユニコーンアンテナで地デジ電波が受信できる現場でも、デザインアンテナでは十分な受信感度が得られず、設置できないケースもございます。
他にも、八木式アンテナよりは本体価格が高くなるため、設置工事費もやや高額になる点。壁面への設置では、まず設置具を取り付けるため、壁にビス穴を開ける必要が出るなどの点もデメリットといえます。

・ユニコーンアンテナ
ユニコーンアンテナは、大手アンテナメーカー「マスプロ電工」さんが開発した地デジアンテナの最新モデルで、名称も同社の登録商法になっています2017年(平成29年)に販売開始されたモデルで、別名をポール型アンテナともいい、マスト(支柱)の先に、高さ約70センチ、直径は約14センチと、ほぼ円筒形のアンテナ本体が設置されたスタイルです、
受信性能を示す素子数は20素子相当で、本体部のカラーバリエーションは、光の反射が起こりにくい、落ち着いた「ウォームホワイト(WW)」と「ブロンズブラック(BB)」の二色になります。設置位置は屋根の上にマストで立てる他、専用の設置具により、壁面の高い位置破風板(屋根の張り出し板)などに立てる設置方法もございます。

ユニコーンアンテナのメリットは、20素子相当ながら、設置位置が高くなるため周囲の障害物などに影響されにくく、地デジ電波の受信感度が高まる点です。そのためデザインアンテナが使用できない場合も、ユニコーンアンテナは設置可能なケースもございます。
またそのスタイリッシュな形状から住宅の外観や景観を乱しにくい上、風雨なども通り抜けやすい形状から経年劣化が進みにくく、アンテナトラブルが生じる危険性も低くなります。
他にも、住宅の屋根に太陽光発電システム(太陽光パネル)が設置されている住宅に設置しても、パネルに影を落としにくく、発電の邪魔にならない。マスト部分にBS/CSアンテナを取り付けたシンプルな設置もできるなどのメリットがございます。

デメリットでは、現状の最新モデルであるため、八木式アンテナ、デザインアンテナよりも本体価格、設置費用が高価になる点がございます。また八木式アンテナの同素子数モデルや高性能モデルに比べると、受信性能は低くなります。そのため受信できる地デジ電波が弱く、八木式アンテナの高性能モデルが必要な現場では設置できないこともございます。
また例えば純和風建築の住宅など、家屋のデザインによっては、アンテナのデザインにそぐわないこともございます。

ユニコーンアンテナについては、前述コラムの他、以下のコラム記事にも詳細がございます。

地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

地デジ電波の基礎知識と電波受信感度について

地上デジタル放送とは、2023年現在の地上波テレビ放送になります。すなわち、放送局から送られる電波信号を、日本各地に設置された中継局(電波塔)から周辺の一帯に送信し、各戸建て住宅などの建築物に設置された地デジアンテナで受信する形式のテレビ放送です。
ただ中継局から送信される地デジ電波は、高層建築物や山地などの地形により遮られることもある他、中継局から遠くなるほど電波レベルが弱くなってまいります。そのため地デジ放送が視聴可能なエリアでも、受信できる電波レベルが高い順から「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」の区分に分けられております。また地デジ電波の受信が困難な一部エリアは「難視聴地域」にあたります。

強電界地域とは、中継局が近く、電波を遮る障害物が少ないため、高いレベルの地デジ電波を受信できるエリアになります。逆に弱電界地域は、中継局から距離が遠く、地形などの影響もあって受信できる地デジ電波レベルが低いエリアになります。そしてこの中間に当たる地デジ受信レベルのエリアが、中電界地域になります。
この電界地域については、テレビアンテナ設置の専門業者などが使用する、アンテナレベルチェッカー(電波測定器)によって正確な測定が可能になります。各電界地域に正式な定義はございませんが、一般的には電波の強度を示す「㏈(デシベル)」の単位で、受信できる地デジ電波レベルが「80㏈」以上が強電界地域。「80㏈」から「60㏈」であれば中電界地域。「60㏈」以下が弱電界地域になります。
ただこの㏈数は、常に一定ではなく、各電界地域によっても場所によって変化がある他、一年を通した気候の変化などで「6㏈」前後の変動が生じます。また例えば強電界地域であっても、近隣の建築物や地形などの影響により、ごく一部のエリアでは受信できる地デジ電波レベルが「80㏈」以下になるといったケースもございます。
他にも、アンテナ本体で受信した地デジ電波は、ケーブルや機器を経て、テレビ、レコーダーなど受信機器のチューナーに到達するまでも、若干の電波レベル低下(減衰)が起こってまいります。通常は、テレビなどに到達する時点での地デジ電波レベルは「47㏈」から「81㏈」が適切とされております。
またテレビなどに届いた電波レベルが「90㏈」以上の場合も、画面の乱れや受信不良の原因となるため、この場合は、適度に地デジ電波レベルを弱める「アッテネーター(減衰器)」という機器を設置する、またテレビやレコーダーにアッテネーター機能が付属している場合は、オンにするといった対処がございます。

なお、各ご家庭でお住まいのエリアがどの電界地域に該当するか、判定するには以下の方法がございます。
・専門のアンテナ工事業者への電波調査をご依頼される。
周辺の住宅でどのようなタイプの地デジアンテナが設置されているかを確認する。
・テレビアンテナを販売する最寄りの家電量販店、ホームセンターへ問い合わせる。
・ワンセグ放送は地デジと同じ中継局から送信されるため、ワンセグ機器でワンセグ放送の受信レベルを確認する。
・一般社団法人「放送サービス高度化推進協会」公式サイト内「放送エリアの目安」など、インターネット上の専門サイトや、スマートフォンのアプリなどで確認する。

また前述した各地デジアンテナモデルにも、各電界地域に対応する機種がございます。
強電界地域では、八木式アンテナ、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナの、すべての地デジアンテナで快適な放送受信が可能です。設置位置に関しても、デザインアンテナの屋根裏や壁面設置など、さまざまな位置への設置が可能です。
八木式アンテナであれば、強電界地域でも強すぎない適度な電波レベルを受信するための、4素子から8素子のモデルもございます。
中電界地域でも、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナは強・中電界地域向けモデルになるため、おおむね三モデルのどれであっても設置可能になります。ただ電波レベルや周辺の環境によっては、一部のモデルや設置位置の使用が難しくなることもございます。
なお中電界地域向けの八木式アンテナは、14素子から20素子のモデルになります。
弱電界地域では、確実な地デジ受信のためには、できるだけ障害物に影響されない高所に、受信感度の高いアンテナ機種を設置する必要がございます。八木式アンテナを設置することが最適なアンテナ設置といえます。デザインアンテナやユニコーンアンテナでは十分な地デジアンテナが難しくなることも多く、八木式アンテナも20素子から27素子、素子などの高性能モデルが使用されます。
なお地デジ電波が弱いエリアでは、アンテナから延びるケーブルの先に、受信したテレビ電波を増幅する「アンテナブースター(増幅器)」という機器が設置されます。ただ現在では戸建て住宅に多くのテレビが設置されることが多く、台数分のテレビ電波レベルが必要となるため、多くの場合、ブースターの設置は必須となっております。
なお地デジ放送や電界地域、ブースターなどに関しては、以下の各コラムでも詳細をご説明しております。
地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識
地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

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衛星放送用BS/CSアンテナのモデルと適した設置位置

衛星放送は、地上の中継局から地デジ電波を送信する地デジ放送と異なり、地上から約36,000キロ上空の宇宙空間で、周回軌道上に位置し、常に地球の半球、一定方向を捕捉し続ける「静止衛星」から、放送電波を送信するテレビ放送です。
日本における衛星放送には、放送衛星を使用した「BS放送」と、通信衛星を使用する「CS放送」が存在します。また2018年(平成30年)には、BS、CSの両放送に4K、8K対応チャンネルを追加する形で「新4K8K衛星放送」もスタートしています。

衛星放送は人工衛星から、地上の広範囲に向けてテレビ電波を送信できるため、地上の地形や建築物、災害などに影響されず、効率的に広い範囲へと電波を送信できるメリットがございます。ただ人工衛星から距離が遠くなる日本の北部や南端部、離島部などでは、衛星放送の電波レベルがやや弱くなります。
他にも人工衛星と各家庭などに設置されたBS/CSアンテナとの間に建築物や山地、樹木などの障害物が存在すると受信が困難になります。また衛星放送は、直進力が強く波長の短い高周波数の電波を使用しているため、豪雨や降雪の際には、波長の大きさに近い雨粒や雪に電波が吸収され、乱反射も生じるため、アンテナで受信できる電波レベルが低下する「降雨(降雪)減衰」が起こり、受信不良が生じます。

BS放送は、日本国内における地デジ電波状況の受信格差を改善するために解説された衛星放送です。そのためNHKや各広域民放などの無料チャンネルが多いという特徴がございます。ただ「WOWOW」などの有料放送チャンネルも多数ございます。またBS放送用の放送衛星は東経110度に位置しています。
CS放送は、本来は企業、事業者向けであった通信衛星を、一般ご家庭向けテレビ放送に利用した衛星放送です。CS放送のサービスは「スカパー!」の名称でも知られ、大半は有料チャンネルになりますが、BS放送以上の多チャンネルで、細分化されたさまざまなジャンルから、お好みのチャンネルをお選びいただけるのが魅力です。
なおCS放送の主なサービスである「スカパー!」用の通信衛星は、BS放送と同じ東経110度に位置していますが、他にも東経124度/128度に位置する人工衛星を利用した「スカパー!プレミアムサービス(124度/128度CS放送)」も存在します。
衛星放送(BS放送、CS放送)や新4K8K衛星放送についての詳細は、以下のコラムにも解説がございます。
衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

「新4K8K放送」を視聴するためのアンテナ工事、配線について徹底解説!

2K放送と4K、8K放送の違い

衛星放送用のBS/CSアンテナとは?

BS放送、CS放送を受信するための衛星放送用BS/CSアンテナは、ディッシュと呼ばれる皿状の円盤を上空、人工衛星の方向に向けて、人工衛星からの電波を受け止めて反射させ、アームによってディッシュの中心近くに固定されたコンバーター部で受けとめるパラボラアンテナになります。コンバーター部で、人工衛星から長距離を送られる高周波数の電波を、テレビ放送用の周波数に変換して、テレビなどの受信機器にケーブルを通じて送信する仕組みになっています。

現在の主な衛星放送用アンテナは、同じ東経110度に位置する人工衛星を用いたBS放送、および110度CS放送(スカパー!)を受信するための、BS/110度CSアンテナになります。ただ前述の124度/128度CS放送を受信するためには、別途、専用パラボラアンテナか、BS/110度CSをまとめて受信できるマルチアンテナの設置が必要となります。
BS/110度CSアンテナであるパラボラアンテナの構造は、基本的にどのメーカー、モデルも同じであり、受信性能などに大きな違いはございません。一般ご家庭向けのBS/CSアンテナには、ディッシュの直径(センチ)により45型、50型、60型、75型などがございます。
通常は45型が主流ですが、ディッシュの直径が大きいほど受信感度が高まります。そのためやや大型のモデルは、前述した衛星放送の電波が弱いエリアや、降雨(降雪)減衰の対策に適しています。ただその一方で、風雨などに影響されやすくなり、アンテナ角度がずれるなどのトラブルが生じやすくなります。
なお90型以上の大型BS/CSアンテナも存在しますが、このようなモデルはマンションなど集合住宅の共同受信用に用いられます。
BS/CSアンテナのその他のバリエーションとしては、本体色は基本的に太陽光の影響を避けるため、白色系が用いられますが、日光に強い塗料を使ったカラーモデルも存在します。また近年では、風の影響を避けるためディッシュに無数のパンチングホールを設置する、マウント部や、ディッシュ下部とアーム部の固定など強化した高耐風モデルも存在します。

なお、BS/CSアンテナは、衛星放送用の人工衛星が位置する東経110度などの方向へ、ディッシュを正確に向ける必要があり、ミリ単位のズレでも受信感度が大きく低下することがございます。
また2018年にスタートした「新4K8K衛星放送」では、従来の衛星放送用の電波(右旋)では必要な周波数帯が不足したため、多くの4K8Kチャンネルで新しく左旋の電波を採用しております。
そのため旧来の2K対応BS/CSアンテナでは、BSの一部4Kチャンネルを除き、新4K8K衛星放送の多くのチャンネルが受信できません。
ご家庭で新4K8K衛星放送のすべてのチャンネルをご視聴いただくためには、4K、8Kテレビの他、4K8K対応BS/CSアンテナ。およびブースター、分配器なども4K8K対応型を設置する必要がございます。
なおBS/CSアンテナについては、以下のコラム記事でも詳しく解説しております。
BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識
台風対策に最適! 究極の高耐風BS110度CSアンテナ「BC453SG」(DXアンテナ)

各種テレビアンテナを設置する位置のポイント

地デジアンテナ、BS/CSアンテナとも、設置場所はそれぞれ、アンテナを中継局や人工衛星の方向へと向けられる位置になります。
さらにその方向にビルなどの高層建築物、山地などの障害物が存在しないことが重要になります。特にBS/CSアンテナの場合には、樹木に葉が茂る、洗濯物が干されるなどの要因でも受信不良が生じてまいります。
そのため地デジ、BS/CSともアンテナ設置時には、設置時点で障害物が存在しないだけではなく、将来にわたって障害物の発生が起こらないと思われる位置を選ぶことが重要です。
なおBS/CSアンテナを設置する場合の障害物の影響としては、例えばBS/CSアンテナの設置高度より5メートル高い障害物の場合、障害物とBS/CSアンテナとの距離が、7.5メートル離れているなど、障害物のアンテナから見た高さより、双方の距離が1.5倍以上、離れていれば、電波の受信に対する影響はなくなるとされております。
またご自宅で視聴するテレビの台数が少なく、アンテナに近い位置の場合は、ご自宅でのDIYによる地デジ、BS/CSのアンテナ設置も不可能ではございません。ただその場合の設置位置は、ベランダや屋上フロアのある住宅など、安全に作業できる位置で安定した電波が受信できる場合に限られます。また地デジやBS/CSの電波強度や方向も、一般の方が正確に測定することは難しくなります。
通常の屋根の上など、作業に危険が伴う位置への各種アンテナ設置に関しては、決してご自宅でのアンテナ設置は行われず、専門の知識と技術、また安全のための装備を完備した、アンテナ工事の専門業者にご依頼ください。
以下、戸建て住宅に地デジ、BS/CSアンテナが設置される主な位置ごとに、その特徴やメリット、デメリットを解説してまいります。

テレビアンテナ設置位置:屋根の上

住宅の屋根の上は周辺の障害物に影響されにくく、地デジ、衛星放送とも電波の方向に向けた角度調整が行いやすいため、地デジ、BS/CSアンテナとも受信感度が高まり、テレビアンテナ設置にはもっとも適した位置といえます。
主に使用されるのは地デジでは八木式アンテナ、ユニコーンアンテナですが、同じマストにBS/CSアンテナを設置することで、2種類のアンテナをシンプルに設置することも可能です。
特に八木式アンテナであれば設置費用が低価格になり、受信感度も高く、各電界地域に合わせたモデルも豊富になります。デザインアンテナを屋根の上のマストなどに設置することも可能ですが、その場合、外観性や対候性といったメリットが、やや生かせなくなります。

ただ屋根の上へのアンテナ設置は、特に八木式アンテナ、BS/CSアンテナの場合、風雨や降雪など自然環境に影響されやすく、老朽化やトラブルの要因となります。またアンテナが目立ってしまい、住宅の外観や景観にマイナスの影響を及ぼすこともございます。さらに高所への設置となるため、ご自宅でのメンテナンスが難しくなることもデメリットといえます。
なおBS/CSアンテナでは、前述した「BC453SG」などの高耐風モデルを採用することで、トラブルの可能性を大きく軽減できます。
屋根の上にテレビ設置される際のポイントとして、地デジアンテナでは、アンテナケーブルの引き込み線が設置されている位置の近くに設置することが一般的です。また弱電界地域など地デジ電波が弱いエリアでは、アンテナを設置できる場所が限定されるため、電波調査を行って、もっとも地デジ電波状態が良い位置に設置することとなります。

テレビアンテナ設置位置:壁面

住宅の外壁へのテレビアンテナ設置は、主にデザインアンテナやユニコーンアンテナに適しております。また八木式アンテナ、BS/CSアンテナも、専用の固定具を用いることで、壁面にも設置可能になります。
壁面へのアンテナ設置のメリットは、風雨を避けやすい方向に設置することで、自然環境の影響を避けて、老朽化を防止しトラブルを避けられる他、メンテナンスも比較的、行いやすくなる点です。またデザインアンテナ、ユニコーンアンテナ以外でもアンテナ本体が目立たなくなるため、景観や住宅の外観に影響を与えにくくなります。

壁面設置のデメリットとしては、屋根の上に比べると設置位置が低くなるため、周辺の障害物などに影響されやすくなり、現場によっては受信感度が低下することがございます。特に地デジアンテナでは、中電界地域から弱電界地域では、安定した電波受信が難しくなるため、壁面設置に適さないケースもございます。
また地デジ、BS/CSアンテナとも、電波の方向にアンテナを向ける必要があるため、設置できる壁面の方向や設置位置が限られる。どのアンテナであってもまず設置具を固定するため、壁にビス穴を開ける必要があるなどの点にも注意が必要です。

テレビアンテナ設置位置:ベランダの内外

戸建て住宅の二階などにあるベランダの手すり、内部スペースや壁面に、専用の固定具を使って、各種の地デジアンテナやBS/CSアンテナを設置できます。
そのメリット、デメリットは壁面設置の場合とほぼ同じになりますが、補足のポイントとして、設置に適した機種は、ベランダ内や手すりにも設置しやすく邪魔になりにくいデザインアンテナになります。
八木式アンテナやBS/CSアンテナの場合は、手すり用の設置具や、ベランダ内スペース用の自立式の器具、ポールや、天井からの吊り下げ具などを使用して取り付けます。
またメンテナンスに関しては、ベランダに出やすいため、屋上や壁面よりもさらに簡単となります。半面、周辺に生えている樹木の影響や、大型アンテナの場合は、洗濯など普段のベランダ使用の邪魔にならないことを考慮される必要もございます。

テレビアンテナ設置位置:屋根裏、天井裏

戸建て住宅の屋根裏、天井裏スペースを利用したスペースに地デジアンテナを設置できることがございます。
この設置法のメリットは、風雨などの影響をほとんど遮断できるため、アンテナの耐用年数が格段に伸びる。住宅のデザインや周辺の景観にまったく影響を与えないという点になります。
なお屋根裏空間への設置に使用できるのは、基本的に地デジのデザインアンテナのみになります。BS/CSアンテナでは、遮蔽物に囲まれた屋根裏空間などでは衛星からの電波が受信できなくなるため、設置は不可能になります。
また八木式アンテナは大型のため屋根裏設置の条件が厳しくなり、設置具によりコストがかさむ。ユニコーンアンテナでは受信部の小ささから適さないという理由で、屋根裏などへの設置には使われません。

屋根裏や天井裏にデザインアンテナの設置する場合の条件としては、まず強電界地域など現場の電波状態がよく、屋根裏空間でも十分な地デジ電波が受信できること。屋根裏空間に最低限、1平方メートルの空間があることになります。
特に地デジ電波に関しては、現場は強電界地域であっても、屋根材や壁、断熱材の素材、特に電波を反射する金属素材によって電波が弱まることもございます。また屋根の上に太陽光発電パネルが設置されている。冬場に屋根の上に多くの積雪があるなどの場合も、屋根からの電波を大きく弱めてしまうため、屋根裏へのアンテナ設置には適していない環境といえます。

なお屋根裏空間、天井裏空間への地デジアンテナ設置に関しては、以下のコラム記事でも詳しくご説明しております。
徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

 

アンテナ設置位置:室内

屋根裏や天井裏以外の室内に地デジ、BS/CSのアンテナを設置する方法もございます。
上記した地デジアンテナの3機種とは別に、市販の「室内アンテナ」であれば、数千円程度と非常に低価格で、卓上型やペーパー型などのモデルがございます、設置方法も室内の適切な位置に置く、壁や窓に貼りつけるなどして、ケーブルでテレビと接続するだけと、非常に簡単です。
ただこのような室内アンテナは、室外設置用の地デジアンテナに比べると受信性能が非常に低く、基本的に強電界地域でしか使用できない他、受信が安定しないこともございます。そのため基本的には簡易的な地デジアンテナといえます。
またデザインアンテナにはコンパクトモデルもあり、このような機種では、付属のスタンドにより室内設置も可能となる上、窓際などに置くことで一定の地デジ受信性能も確保できます。
またBS/CSアンテナを室内に設置できるケースもございます。この場合は、BS/CSアンテナを室内設置用のスタンドに設置し、室内の窓際などに置くことになります。
この場合の注意点としては、通常の設置と同じく、障害物のない東経110度の方向へ向ける必要があるため、その方向に窓がある部屋でしか設置できない点です。また窓ガラスの素材、カーテンやブラインドなどによってBS/CSの電波が遮断されることもあるため、ご視聴の際にはカーテンやブラインドを開き、場合によっては窓を開ける必要もございます。
さらにBS/CSアンテナはミリ単位の角度調整が必要となるため、室内で手が触れてしまうことにより、角度の狂いが生じやすいといった問題もございます。

なお地デジの室内アンテナ、小型デザインアンテナ、BS/CSアンテナの室内設置などについては、以下のコラム記事でも詳細を解説しております。
面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

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BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

まとめ

以上のように、現在ではテレビアンテナの設置位置も、バラエティ豊かになっております。
たださまざまな現場において、実際に設置可能であるかは、現場の電波条件、周辺環境その他、さまざまな条件が関係するため、まず現地の正確な電波調査などを行い、設置が可能であるかを確認する必要がございます。

当あさひアンテナでは、地デジ、BS/CSの各種テレビアンテナについて、すべて国産一流メーカーの最新モデルをご用意しており、屋根の上だけでなく、壁面やベランダ、デザインアンテナの屋根裏設置などを含めた各種アンテナ設置工事を、アンテナ本体価格を含めた基本アンテナ設置費用でご提供しております。
また現地の電波調査、お見積もりも、出張料、キャンセル料なども含めた完全無料で実施いたします。万が一の工事後のトラブルについても、弊社では施工品質への自信の証として、業界最長クラスとなる、工事完了日からの「10年保証」をご用意しております。

アンテナ設置位置のご希望を含めた各種アンテナ工事をお求めの際には、まずは当あさひアンテまで、どうぞお気軽にお問い合わせください!

 

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。