4K8K放送用のテレビアンテナや設備は本当に必要?2026年現在の最適な判断基準と工事なしで4K8Kを視聴する3つの方法

2026年04月06日

「4Kテレビを買ったけど、4K放送を見るためにはアンテナ工事も必要なの?」
「BS放送やCS放送の他に、地デジでも4Kや8K放送は視聴できるのか?」
「最近は4K放送から撤退する放送局が多いそうだけど、これから4K8Kアンテナを取りつける意味はあるの?」
「できればいまのアンテナ機器に、追加の費用や面倒な手間はかけたくない」

2018年(平成30年)12月1日に新4K8K衛星放送がスタートしてから、今年の2026年(令和8年)には8年目に入ろうとしています。
近年では4Kテレビも家電製品としてすっかり定着しており、これから新しくテレビを購入、買い替える人には、高画質な4K映像への期待をもっている人も多いことでしょう。
しかし一方で、お住まいで4Kや8Kの放送を視聴するにあたって、上記のようなお悩みを抱えている方も少なくはありません。

特に衛星放送の4K8K放送については、BS/CSアンテナに加え、ケーブル配線部や設置される周辺機器まで4K8K対応型に交換しなければならないという話もよく聞かれます。
一方で近年では、民間放送局が4K放送から撤退し、衛星放送の4Kチャンネルが少なくなっているというニュースもよく聞かれます。そのため、費用がかかるBS/CSアンテナの交換が本当に必要か、お悩みの方もおられるでしょう。
結論から申し上げると、現在、古いBS/CSアンテナモデルを使用しているお住まいでも、4Kテレビを使って4K放送を見るためには、アンテナ交換が「絶対に必要」とは限りません。

この記事では、アンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」の監修に基づき、ご自身の状況に合わせて無駄な出費や手間をかけず、最適な4K視聴環境を整えるための具体的な方法を、プロの知見による正確な情報で解説します。
この点についてもまず結論から申し上げると、4K8K対応のBS/CSアンテナや設備が必要かどうかの答えは「あなたが見たい4Kチャンネル」によって異なります。
この記事にある4K8K放送関連の情報を参考にしていただければ、ご自宅のBS/CSアンテナや設備が4K8Kに対応しているか、その状況を確認する方法から、アンテナ交換以外の賢い選択肢まで、お客様に適した答えがきっと見つかります。

衛星放送の4K8K放送(新4K8K衛星放送)って何?

衛星放送の4K8K放送とは、従来の2K放送(フルハイビジョン)で放送されていたBS放送、CS放送に加えて、2018年12月から本格的に始まった新しい放送サービスのことです。
このサービスの開始により、BS放送、CS放送に多くの4K8Kチャンネルが追加されました。

従来のデジタル放送であるハイビジョン(フルハイビジョン)画像の解像度は 1920×1080 ピクセルであり、横の解像度が約2000であることから、2K(K=1000)とも呼ばれます。
対して4K放送の画質は 3840×2160ピクセル、8K放送の画質は 7680×4320 ピクセルになります。
つまり4Kは従来の2Kの4倍、8Kは16倍もの画素数を持ち、圧倒的な臨場感と緻密な映像表現が魅力です。ちなみに8Kの画像は、人間の肉眼に映る現実の映像とほとんど違いがないといわれています。

しかし、この超高画質な放送をすべて楽しむためには、その画面を表示できる機能を持つ4Kまたは8K対応テレビ(4K8K対応チューナーを内蔵しないモデルの場合は外付けチューナーも必要)はもちろん、テレビ放送を受信するBS/CSアンテナや宅内のケーブル配線、また配線部の機器も4K/8K対応のものが必要になる場合があります。
なぜ4K8K放送のためにアンテナや機材の交換が必要になるのか、そしてお住まいに既設のBS/CSアンテナで本当に追加工事は必要なのかどうかを、この記事で詳しく解説していきます。

【結論】4K8Kアンテナが必要かどうかは「見たいチャンネル」で決まる

お住まいに4K8K対応のアンテナ設備が必要かどうか、という問いへの答えは非常にシンプルなものです。
それは「お客様が見たい4Kチャンネルは何か?」によって決まります。

すべての4Kチャンネルを見るために、必ずしもBS/CSアンテナ交換や住宅の大規模な工事が必要になるわけではありません。
まずはご自身の視聴スタイルに合わせて、以下のどのケースに当てはまるかを確認してみましょう。

【アンテナ交換不要なケース】一部の無料BS4Kだけなら、現状のアンテナでOKなケースも

もしお客様がご覧になりたいのが、NHK BS4Kや一部の民放が提供する無料のBS4K放送だけであれば、現在のBS/CSアンテナをそのまま利用できる可能性が高くなります。
これらのチャンネルは、それまでの2KのBS放送、CS放送と同じ「右旋(うせん)」という種類の電波で送られている「右旋放送」だからです。

そのため、家にあるアンテナですでにBS放送を視聴できている環境なら、4Kテレビ(または4K対応テレビと4Kチューナー)を用意するだけで、追加のアンテナ工事なしに4K放送を楽しむことができます。
まずは手軽に4Kの世界を体験してみたいという方には、もっともコストを抑えられる方法です。

右旋放送で視聴できる主な衛星放送の無料4Kチャンネル(一例)
NHK BSプレミアム4K
BS日テレ 4K
BS朝日 4K
BS-TBS 4K
BSテレ東 4K
BSフジ 4K

※上記は右旋対応のアンテナ機器で視聴できる主な4Kチャンネルの一例です。ただし今後、放送終了やチャンネル追加、周波数帯変更などが行われる可能性もあります。

【アンテナ交換が必須のケース】すべての4K/8Kチャンネルを楽しみたいなら専用のアンテナや機器への交換が必要

一方で、BS放送の「WOWOW4K」や「ザ・シネマ4K」、CS放送の「J sports4K」「日本映画+時代劇4K」など有料の4K専門チャンネルや、最高画質のBS放送「NHK BS8K」をご視聴になりたい場合は、BS/CSアンテナの交換が必須です。(※各チャンネルは4K8K放送スタート当初のものです)
これらのチャンネルは「左旋(させん)」という、これまで右旋とは異なる新しい種類の電波で送られている「左旋放送」であるため、従来(2018年以前)のBS/CSアンテナでは受信することができません。

これら左旋の電波で送られる放送を視聴したい場合には、左旋に対応できるBS/CSアンテナ、およびアンテナからテレビ・レコーダーまでを結ぶケーブルや、配線部に設置されるブースター、分配器などの機器が必要となります。

お住まいのBS/CSアンテナ設備が右旋にしか対応していない場合、左旋の電波に対応した4K8K対応アンテナや配線部へと交換することで、視聴できるチャンネルの選択肢が大幅に広がります。
8Kテレビを設置して最高の画質と豊富なコンテンツを余すところなく楽しみたい方は、工事を行ってBS/CSアンテナや配線部の交換を検討する必要があります。
ただこれら左旋の4Kチャンネルについては、2026年現在では少し状況が変化しており、アンテナ交換の必要性もかなり変わってきています。
この点については、のちの項目で詳しく解説していきます。

なぜ?4K8Kアンテナが必要になる理由【右旋・左旋の謎を図解】

上記の項目で「右旋」や「左旋」という言葉が出てきましたが、これがアンテナ交換の要否を分ける重要なポイントです。

ここで衛星放送の仕組みについて、簡単におさらいしましょう。
衛星放送とは、その名の通り、宇宙空間にある人工衛星から、地上に向けてテレビなどの放送電波を送る形式の放送です。
より正確には、地上にある放送局から人工衛星に向けて電波を送信(アップリンク)し、人工衛星内でこの電波の周波数帯を変換して増幅し、地上の広範囲に送り返すという仕組みです。

この衛星放送の人工衛星は、地球の赤道の上を、自転と同じ速さで周回しているため、地上からは空の同じ位置に静止して見える「静止衛星」とよばれるものです。
また衛星放送のBS放送、CS放送は、BS放送が「放送衛星(Broadcast Satellite)」、CS放送が「通信衛星(Communication Satellite)」を使用する放送になります。
これは日本の放送法に基づく規定ですが、実際の放送内容の違いは以下の通りです。

  • BS放送:BS/CSアンテナを設置するだけで不特定多数が視聴できる基幹的な衛星放送。NHK、各広域民放など無料(NHK受信料除く)で視聴できるチャンネルと、有料契約が必要な専門チャンネルがある。
  • CS放送:「スカパー!」など放送事業者による有料放送サービス。事業者との有料契約で視聴できるようになり、多チャンネルから好みの有料チャンネルを月額で選んで視聴できる。

なお、BS放送の放送衛星と、CS放送の主な通信衛星は、同じ南西上空、東経110度に位置しているため、一基のパラボラアンテナ(BS/CSアンテナ)でBS放送とスカパーのどちらも受信できます。

このBSやCSの静止衛星から送られる電波は、マイクロ波と呼ばれる非常に周波数帯の高い電波の中でも、SHF(センチメートル波)というものが使われています。その波長の幅は25ミリ程度で、使用される主な周波数の帯域から「12GHz帯」とも呼ばれます。
この電波は光のように直進性が強く、静止衛星から日本の全域に光を当てるような形で送信されています。SHFはその直進性により遠くまで送信できるため、衛星放送に適している一方、わずかな障害物にも遮られやすいという弱点もあります。

これら12GHz帯の電波は、静止衛星かららせん状に回転して送信される性質があります。
この回転の向きによって、以下のように電波の種類が分けられているのです。

電波の種類 特徴 必要なアンテナ
右旋円偏波(右旋) 従来のBS/CS放送で使われてきた電波。 従来のBS/CSアンテナ(2K・右旋)で受信可能。
左旋円偏波(左旋) 2018年から4K8K用に導入された新しい電波。より多くの情報を送信できる。 4K/8K対応アンテナ(右左旋対応)が必須。

※上記は右旋・左旋の電波の基本的な違いになります。

もともと衛星放送(BS放送・CS放送)の電波として使われていた右旋の周波数帯は、CSが多チャンネルのこともあり、すでに多くのチャンネルで埋まっていました。
そこで新4K8K衛星放送のスタートに当たり、多くの4K/8Kチャンネルを増やすために、これまで使われていなかった左旋の電波と、右旋の中でもやや扱いにくいため使用されていなかった高い周波数帯が利用されることになり、追加チャンネルに割り当てられたのです。

右旋放送:従来の電波。これまでのBS/CSアンテナで受信できる4K放送

右旋は、いわば昔からある、「1車線の道路」のようなものです。
BS放送、CS放送の各チャンネルは、いわばそこを通る車のようなものともいえます。そして上記のように既存のBS、CSだけでチャンネル数が多かったため、ほかの車が通れる余地は少ない状態でした。

4K8K放送のスタートに当たっては、その若干の余裕に、基幹的なチャンネルである、BSのNHK、各広域民放の4Kチャンネルが割り当てられました。
そのため、2018年以前より右旋のBS/CS放送を受信していたアンテナや設備であれば、上記の4Kチャンネルはそのまま問題なく受信できることになります。

左旋放送:新しい電波。4K対応アンテナが必須のチャンネル群

左旋は、多くの4K/8K放送のために作られた「新しい高速道路」とイメージしてください。
従来の右旋の電波(チャンネルの通路)では、新しい4K8Kチャンネルがすべて入りきらないため、左旋というチャンネルの通路を増設して、そこに多くの4K8Kチャンネルを通すことにしたのです。
そしてこの新しい電波(周波数帯)を受信するためには、それに対応した新しい種類のBS/CSアンテナや周辺機器が必要になります。
BS放送、CS放送でも有料の4K専門チャンネルや8K放送など、特に情報量の多く、視聴者層がやや限られる放送がこの左旋を利用しています。

左旋受信の為にBS/CSアンテナ以外の機器も交換が必要な理由とは?

上記した衛星放送の電波、および右旋と左旋の違いはご理解いただけたでしょうか。簡単にまとめると、

「それまで使われていた右旋の電波では、4K8Kチャンネルを新しく追加できる未使用の周波数帯が足りなかった。そのため新しく左旋の電波を追加して、多くの4K8Kチャンネルにその周波数帯を割り当てた」

「4K8K放送がスタートする以前のBS/CSアンテナや配線部では、左旋の電波を受信することを想定していなかったため、4K8Kチャンネルでも左旋の電波はキャッチできない。そのため左旋の4K8Kチャンネルを見るためには、左旋に対応できるアンテナや機材などが必要になる」

「右旋、左旋の違いは、新しく4K8Kチャンネルを追加する際に、電波(チャンネルの通り道)の余裕が不足したため増設しただけのもの。そのためBSのNHK、広域民放4Kチャンネルなど、一部の主な4Kチャンネルは右旋で受信できる」

ということになります。
つまり問題は、お住まいのBS/CSアンテナ設備が左旋の電波に対応できるかどうかであり、右旋で放送される4Kチャンネルについては4K8K(左旋)に対応していない旧式のアンテナ設備でも何の問題もなく受信できるということです。

ここでは、BS/CSアンテナの仕組みも含めて、なぜ左旋の電波に対応できるBS/CSアンテナや機材が必要となるのかを、詳しく解説します。

BS/CSアンテナは、皿のようなディッシュ、放物面反射器をもつパラボラアンテナとして知られています。
これはディッシュの内側で静止衛星から直進的に送られるSHFを受け止め、放物面に反射させることで、一点に集める形で受信する仕組みだからです。
SHFが集まる一点には、一次放射器という機器が固定されており、ここに集められたSHFは、内蔵されたコンバーターで周波数帯をMHz帯に変換されたのち、ケーブル配線部を通じてテレビのチューナーまで送られます。この周波数帯の変換は、SHFそのままでは周波数帯が高すぎて、ケーブルで正常に送信することができないためです。
そして、従来の2K(右旋)対応BS/CSアンテナは左旋の使用を想定していなかったため、主にコンバーターが左旋の電波を変換できないため、左旋放送を視聴することもできなくなるのです。

そして右旋・左旋の電波は、その性質からコンバーターで変換される際、

  • 右旋放送:1032MHzから2072MHz
  • 左旋放送:2224MHzから3224MHz

に変換されます。
電波は周波数帯が高くなるほど、ケーブルで送られる際の減衰や漏洩が大きくなるため、周波数帯に応じた性能(シールド性能など)をもつ機材が必要となります。
そして従来のケーブル配線部も、やはり右旋の周波数帯しか想定していなかったため、右旋から変換された周波数帯を送信するために十分な性能しかもっていませんでした。
実際には右旋対応のケーブルでも、その周波数帯で十分なシールド性能を確保できる余裕をもたされているため、左旋の周波数帯にもある程度、対応できることが多くなります。

ただ、配線部にはケーブルだけでなく、電波を必要なレベルまで分けるブースター、各部屋に電波を分配する分配器、室内で壁からテレビまでのケーブルを接続するアンテナコンセントのユニット(分波器を兼ねる場合もあり)などの機器も接続されます。
そしてこれらの機器がすべて左旋の周波数帯に対応する機材でないと、左旋で放送される4K8Kチャンネルの送信に問題が生じることも考えられるのです。

我が家はどっち?自宅のアンテナが全ての4K放送に対応しているか簡単チェックリスト

ご自宅の設備が、左旋を含むすべての4K8K放送に対応しているかは、簡単な方法で確認できます。
専門業者を呼ぶ前に、まずはご自身でチェックしてみましょう。

確認方法①:アンテナ本体や説明書の「SHマーク」をチェック

BS/110度CSアンテナが左旋放送に対応しているか見分ける、もっとも簡単な方法は、「4K8K」の表記や「SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)」の有無を確認することです。
「SHマーク」とは、テレビアンテナなどを含む電子機器メーカーの業界団体、一般社団法人「電子情報技術産業協会(JEITA)」の審査により、スーパーハイビジョン(4K/8K)放送の受信に適した性能を持つと認められた機器に付与されるマークです。
また一部の機器には「SHマーク」ではなく、同じくJEITAにより一定以上のシールド性能(遮蔽性能)をもつと認められた機器に付与される「HSマーク(ハイシールドマーク)」が使われます。

BS/CSアンテナ本体や、購入時の取扱説明書、保証書などを確認してみてください。
以下、各マークについて一覧で簡単に解説します。

マークの種類 対応放送 概要
SHマーク 4K/8K放送対応 左旋の電波(~3224 MHz)を受信できる機器の証明です。
HSマーク 4K/8K放送対応(一部機器) 電波のシールド性能のみで一定以上の品質があると認められた機材のマーク。基本的に4K8K(左旋)にも対応できます。

※上記は各マークの主な特徴になります。

基本的に「SHマーク」はBS/CSアンテナやブースター、分配器など、さまざまな機器で4K8K(左旋)に対応できる十分な性能を備えていると認められた製品に付与されます。
「HSマーク」は、主にケーブルなどシールド性能だけが問題になる機材で、4K8Kにも対応できる十分な性能を備えた製品に付与されます。
なお、「SHマーク」が付与されている製品は、すべて「HSマーク」製品と同等のシールド性能を備えているため、同じ機材に双方のマークが表示されることはありません。どちらか一方が表示されている製品であれば、4K8K放送にも十分に対応できることになります。

確認方法②:分配器や壁端子なども「3224MHz対応」か確認

上記の通り、BS/CSアンテナ本体だけが4K8K(左旋)に対応していても、アンテナからテレビまでを接続する宅内の設備が古いままだと、左旋の電波の減衰や漏洩が生じ、テレビまで正常に送ることができません。
BS/CSアンテナで受信した信号は、さまざまな機器を通って、安定したレベルでテレビまで届きます。
そのため以下の機器すべてが、左旋の電波が変換された周波数帯の上限を示す「3224MHz対応」と記載されているかを確認しましょう。

  • ブースター(増幅器):電波が弱い場合に映像信号を強くする機器。
  • 分配器:映像信号(電波)を複数の部屋に分ける機器。
  • 混合器:地デジアンテナとBS/CSアンテナを設置する際に、双方の電波(ケーブル)を一本にまとめて配線をシンプルにする機器。現在ではブースターと一体化していることが多い。
  • 分波器:混合器でまとめられた地デジと衛星放送の電波を、テレビの前でふたたび2本のケーブルに分けて接続するための機器。
  • アンテナコンセントユニット:壁にあるアンテナケーブルの差し込み口。分波器を兼ねている場合もある。
  • アンテナケーブル:機器間をつなぐ同軸ケーブル。

これらの機器のどこかひとつでも3224MHzに対応していない場合、途中で電波が弱まったり漏洩したりして、左旋放送のチャンネルが映らない原因となります。
また分配器については、予備の端子から左旋の周波数帯が漏洩することを防ぐため、予備端子に電波のフタとなる「ダミー抵抗器(終端抵抗器)」を設置することも必要です。

【最新情報】2026年の4K8K放送(右旋/左旋)の状況とは?

前半でも少し触れましたが、ここでひとつ、2026年現在の4K8K放送やその受信機材について、重要な情報をお伝えします。
鳴り物入りで始まった4K8K放送ですが、その後のコンテンツ不足や事業採算性の問題から、一部の放送事業者が4K放送から撤退・縮小する動きが出ています。

実際に、2024年から2025年にかけて、前述で例に挙げたチャンネルを含む、CS4Kチャンネルや有料BS4Kチャンネルが放送を終了しました。またそれにより、これまで左旋で放送されていた4Kチャンネルが右旋に移行するなどの周波数帯再編も行われました。

その結果、2026年4月時点で、左旋放送に当たるチャンネルは、BS放送「NHKBS8K」一チャンネルのみという状況です。その他の4Kチャンネルは、すべて右旋放送になっています。
また近年では、キー局系民間放送局が、4K放送の終了を予定しているというニュースも出ています。

このため、現時点でお住まいにあるBS/CSアンテナや配線設備が右旋のみ対応の場合も、すぐに高額な費用をかけて4K8K(右旋左旋)対応のアンテナや設備に交換する必要性は、以前よりも低くなっていると言えるでしょう。
簡潔に申し上げれば、現状では「NHK BS8K」を視聴しない限り、4K8K対応のアンテナや機材に交換する必要はないと言えます。

【工事不要】アンテナを替えずに4Kコンテンツを楽しむ3つの賢い選択肢

4K8Kチャンネルを視聴するにあたって「BS/CSアンテナ工事はやっぱり面倒…」「もっと手軽な方法はないの?」という方のために、この項目では、アンテナを設置せずに4K8Kコンテンツを楽しむ3つの方法をご紹介します。
以下の一覧から、ご自身のライフスタイルに合った方法を見つけてください。

視聴方法 初期費用 月額費用 メリット デメリット
光回線テレビ やや安い やや高い アンテナ不要、天候に強い 提供エリアが限定、ネット回線必須
ケーブルテレビ やや安い やや高い 地域チャンネルも視聴可能 提供エリアが限定、専用チューナーが必要な場合も
ネット動画配信 非常に安い 安い コンテンツが豊富、スマホでも視聴可 リアルタイム放送が少ない、通信環境が必要

※上記は各視聴方法の基本的な解説です。

方法1:光回線テレビ|ネット回線とセットで天候に左右されず安定視聴

フレッツ・テレビやひかりTVなど、主にインターネットに使われる光ファイバー回線を利用したテレビサービスです。
アンテナが不要なため、建物の外観を損ねず、台風などの悪天候時でも映像が乱れにくい、その他アンテナトラブルのお悩みから解放されるのが大きなメリットです。
インターネット回線とセットで契約されることが多く、費用をネット通信費とまとめて管理したい方にもおすすめです。

方法2:ケーブルテレビ|地域密着チャンネルも楽しめる

お住まいの地域のケーブルテレビ局(CATV)と契約する方法です。
光回線テレビと同様にテレビアンテナは不要で、アンテナに関する悩みごとがなくなり、環境の影響を受けずに安定した視聴が可能です。
さらに全国放送だけでなく、地域に特化した情報番組やイベント中継など、ケーブルテレビ局独自のチャンネルを楽しめるのも特徴です。

方法3:ネット動画配信サービス|放送にこだわらないなら最も手軽

「リアルタイムのテレビ放送」にこだわらなければ、現在ではこれがもっとも手軽でコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
NetflixやAmazon Prime Video、YouTubeなどの動画配信サービス(VOD)では、映画やドラマ、ドキュメンタリーなど膨大な4Kコンテンツ動画が配信されています。
最近では、地上波放送を受信するチューナーを持たない「チューナーレステレビ」も人気を集めており、テレビ(映像コンテンツ)の視聴スタイルは多様化しています。

それでもアンテナを交換する場合|費用相場と後悔しないための全知識

以上のように光回線や動画配信サービスも魅力的ですが、「月額料金を払い続けるのは避けたい」「すべての4K/8Kチャンネルを見たい」という方にとっては、やはりアンテナ設置が最適です。
この項目では、4K8K対応のアンテナ設置や交換を決めた方のために、BS/CSアンテナの価格をはじめとする各種費用や工事の注意点を解説します。

4Kアンテナ工事の費用相場はいくら?(本体+工事+周辺機器)

4K/8K対応のBS/CSアンテナ設置にかかる費用は、アンテナ本体代と工事費、そして必要に応じて周辺機器の交換費用を合わせて、おおよそ30,000円から80,000円程度が相場です。

項目 費用目安 備考
アンテナ本体 8,000円 ~ 15,000円 メーカーや性能により変動します。
基本設置工事費 15,000円 ~ 30,000円 ベランダや壁面など標準的な場所への設置費用です。
ブースター交換 15,000円 ~ 25,000円 宅内の電波状況により必要となります。
分配器・配線交換 5,000円 ~ 20,000円 交換する機器の数や配線の長さで変動します。
高所作業費など 10,000円 ~ 屋根上設置など特殊な作業で発生する追加料金です。

※上記は各種アンテナ工事にかかる一般的な費用の目安です。

正確な費用は、建物の構造や現在の設備状況、施工の事例によっても大きく変わるため、複数の専門業者から見積もりを取ることを強くおすすめします。

注意!民放BS4Kのネット移行も。長期的な視点での判断が必要

先述の通り、衛星放送(4K8K放送)を取り巻く環境は変化しています。
民放キー局系のBS5社が、BSの4Kチャンネル放送を終了し、ネット配信へと移行する動きもあり、将来的に衛星放送で視聴できる4Kコンテンツが減少する可能性も否定できません。

高額な初期投資をしてBS/CSアンテナ設備を刷新しても、数年後に「見たい番組がネット配信に移行してしまった」という事態も考えられます。
現在では、衛星放送対応のBS/CSアンテナをはじめ、各種機材の大半が4K8K対応型になっていることもあり、これからBS/CSアンテナを設置される場合は、将来性を考えて4K8K対応のBS/CSアンテナ機器や設備がおすすめといえます。
ただ現在のBS/CSアンテナの4K8K対応型への交換をご検討の際は、こうした将来的な動向も踏まえ、自宅で観たい4K8K放送は何かなど、長期的な視点で投資対効果を判断されることが重要です。

まとめ:あなたに最適な4K視聴方法は?後悔しないための最終チェック

ここまで4K8K放送の視聴について、基本的な情報とさまざまな選択肢を見てきましたが、お客様に最適な方法は見つかりましたでしょうか?
最後に、ご自身の希望に合った視聴方法を、以下のチャートで確認してみましょう。

【4K視聴方法 選択チャート】

  1. 見たい4K番組はありますか?
    • はい → 2へ
    • いいえ(とりあえず高画質な映像が見たい)方法C:ネット動画配信サービス がおすすめ。
  2. 見たいのは無料のBS4K放送(NHKなど)だけですか?
    • はい方法A:今のアンテナをそのまま使う(4Kテレビ/チューナーは必要)。
    • いいえ(有料チャンネルや8Kも見たい) → 3へ
  3. アンテナ工事や建物の外観が気になりますか?月額料金は許容できますか?
    • はい(工事は避けたい/月額OK)方法B:光回線テレビ or ケーブルテレビ がおすすめ。
    • いいえ(初期投資で済ませたい)方法D:4K/8K対応アンテナに交換 が最適。

ご自身のBS/CS放送(4K8K放送)の視聴スタイルと予算、そして将来の放送環境の変化も考慮に入れながら、後悔のない選択をしてください。

もしこれからBS/CSアンテナの設置を行う、または4K8Kアンテナ設備への交換を検討される場合は、本記事にもご協力いただいたアンテナ工事専門の会社「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイトのメールフォーム、LINEアカウントまでご相談になることをおすすめします。
同社では4K8K放送のご視聴についても、お客様のご要望を第一とした視点での助言と、最適となる工事方法を提案してくれることでしょう。
実際の施工についても、熟練の技術による高品質な工事と適正料金、業界最長クラス10年の長期保証そのほか万全のサポート体制で、すべてにおいてお客様にご満足いただけるアンテナ工事を実現してくれることでしょう。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。