CSアンテナ(BS/CSアンテナ)は室内に設置できる?賃貸で工事方法から最強おすすめ室内テレビアンテナ機種まで徹底解説!

2026年03月02日

「特定のスポーツ中継や映画、アニメ、時代劇などの専門チャンネルが見たいけど、うちは賃貸だからスカパーのアンテナ工事ができない」
「自宅にはCSアンテナを設置できるベランダがないし、家の外観を損ねたくない」
「そもそも室内へのアンテナ設置で本当にCS放送は映るの?」

CS放送で観たいチャンネルや番組があるときに、このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
屋外にアンテナを設置できない方にとって、室内にアンテナを設置してCS放送を見るというのは、たいへん手軽で魅力的な選択肢です。
しかし、ある程度の価格がするアンテナ機材を購入したのに、結局CSが映らなかったという失敗は絶対に避けたいものです。

そこでこの記事では、テレビアンテナ工事の専門家「あさひアンテナ」監修のもと、CSアンテナを室内に設置できるかどうかの判断基準から、具体的な室内へのアンテナ設置方法、室内用のおすすめ製品、そして万が一、アンテナ室内設置でCS放送が映らなかった時の対処法まで、専門のライターが初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

この記事を最後までご確認していただければ、アンテナ専門家の正確な知識に基づき、皆様のお部屋でCS放送を楽しめるかどうかが分かる上、お手軽かつ最適な視聴環境をご自分で整えることもできるようになります。

【基礎知識】衛星放送(BS/CS)を受信する仕組みとは?

CSアンテナの室内設置について、その方法や可能となる条件を理解するために、まずはBS/CSの衛星放送がどのようにご家庭のアンテナからテレビまで届くのか、その基本的な仕組みを知っておきましょう。
衛星放送は、赤道軌道上を地球の自転と同じ速さで周回し、地上からは空の同じ位置に静止して見える静止衛星(BSの放送衛星、CSの通信衛星)から送られてくる電波を、家庭用のパラボラアンテナでキャッチすることで視聴できます。
この静止衛星からの電波は非常に高い周波数(12GHz帯)を持っており、波長の幅も25ミリ程度と短く、たいへん直進性が強いという特徴があります。

そのため、静止衛星から地上までの長距離でも、日本全域に安定したレベルでまっすぐ送信でき、全国的に電波状況が安定します。
その反面、12GHz帯の電波は障害物に遮られやすく、その先に届きにくくなるほか、パラボラアンテナの皿のような部分を、静止衛星のある方角(東経110度)へ、仰角、方位角とも正確に向ける必要があります。
これは皿の部分(ディッシュ・放物面反射器)の内側で電波を反射させて正面の一点(一次放射器が固定される位置)に集めて受信するためです。
さらにパラボラアンテナに内蔵されたコンバーター(変換器)で、ケーブルで送信しやすいMHz帯の周波数に変換した後、ケーブルを通じてテレビへ映像信号を送ります。
また、このコンバーターを動かすために、テレビ側、またはコンバーター電源部からアンテナまで電気を送る設定(BS電源設定)が必要な点も、地デジアンテナとの大きな違いです。

以下、衛星放送の特性とパラボラアンテナで電波を受信する際の注意点について、一覧でまとめました。

項目 特徴 備考
電波の種類 衛星からのマイクロ波・センチメートル波(SHFの12GHz帯) 直進性が高く、長距離送信が可能な一方、障害物に弱い。
アンテナの役割 静止衛星からの電波をディッシュでキャッチし、反射して集める。 ディッシュの上下、左右を静止衛星の方向へ正確に向ける必要がある。
ディッシュ 電波を反射させ、正面の一点(一次放射器)に集める(放物面反射器)。 一般的なパラボラアンテナのお皿のような部分。
コンバーター 周波数帯が高い12GHz帯の電波をテレビ用の周波数に変換する。 動作のためにテレビなどからの電源供給が必要。
受信条件 静止衛星とBS/CSアンテナの間にわずかな障害物もないこと。 山や建物、木、さらには洗濯物や雨雪も影響する。

※上記はパラボラアンテナで衛星放送を受信するための基本的な条件になります。

なお、衛星放送におけるBS/CSアンテナの違いについて解説します。
BS放送は放送衛星から送られる基本的な衛星放送で、アンテナを設置するだけで誰でも無料(NHK受信料を除く)で視聴できる、NHK、広域民放をはじめとする無料チャンネルと、いくつかの有料チャンネルを持つ放送です。
対してCS放送は、通信衛星から送られる放送で、「スカパー!」などの放送事業者が提供する、契約世帯のみに向けた有料放送です。
放送事業者との月額契約により、BS放送より格段に多チャンネルで、豊富なジャンルの専門チャンネルから、お好みのチャンネルを選んで視聴することができます。

なお、BS放送の放送衛星と、CS放送の主要なサービスである「スカパー!」の通信衛星は同じ東経110度の上空に位置し、使用される周波数帯も近いため、基本的に一基のパラボラアンテナでどちらも受信できます。
本記事のテーマは「CSアンテナの室内設置」ですが、現在の一般住宅向け衛星放送用パラボラアンテナは、ほぼすべて、BS放送と110度CS放送のどちらも受信できる「BS/CSアンテナ(2K4K8K対応)」になっています。
CS放送しか受信できないCSアンテナも一部に存在しますが、基本的には集合住宅向けの大型モデルのみになっています。
そのため、ご家庭でCS放送を受信するためのパラボラアンテナを設置するケースは、ほぼ自動的にBS放送の受信にもつながります。

購入前に必ず確認!CSアンテナを室内に設置するための3つの必須条件

「室内設置のためにCSアンテナや機材を買ったのに、設置しても衛星放送がまったく映らなかった」という失敗を避けるため、購入前にご自宅が、CSパラボラアンテナ室内設置の条件を満たしているかどうかを必ず確認しましょう。
上記の通り衛星放送の電波は非常にデリケートです。したがって特に室内設置のためにはクリアすべき厳しい条件が3つあります。
これらの条件を一点でも満たせない場合、CS放送の安定した視聴は難しく、屋外設置や他の視聴方法を検討する必要があります。

以下、その条件をひとつづつ詳しく解説していきます。

条件1:【窓の向き】南西方向に障害物のない窓があるか

上記の通り、CSの主な通信衛星や、BSの放送衛星は、東経110度の上空、つまり日本のほぼ真上からやや南西の空に位置しています。
そのため、CSアンテナを設置したい室内の窓が、その南西方向を向いていることが絶対条件です。
方角の目安としては、午後2時から3時頃に太陽の光が差し込む窓と考えると、同じようにCSの電波が差し込むことになり、分かりやすいでしょう。

さらに、その窓の先に電波を遮るものがあってはいけません。
高層ビルやマンション、山、樹木や伸びた枝葉、電柱など、屋外の障害物は衛星放送を受信する大きな妨げになります。
また静止衛星の方向で、ベランダに干された洗濯物なども障害物になりうるため注意が必要です。

条件2:【窓ガラスの種類】電波を通しやすいガラスか

太陽光と同じく、静止衛星からの電波も、窓ガラスを通過する際にある程度は弱まってしまいます(減衰)。
そのため、上記の条件にあてはまる窓があっても、設置されているガラスが電波を通しにくい種類であると、室内にアンテナを置いてCS放送の受信はたいへん困難になります。
ご自宅の窓ガラスがどのタイプか、事前に確認しておきましょう。

以下、窓ガラスの種類別、CS放送の受信に適しているかどうかの一覧です。

ガラスの種類 電波の透過性 室内設置への適性
一枚ガラス(フロートガラス) 〇 高い もっとも適している。
薄手のレースカーテン △ やや低下する 影響は少ないがない方が良い。CS受信の際は開くことを推奨。
色付きガラス・すりガラス・模様入りガラス × 低い 不向き。色や模様が電波を遮断し、方向をゆがめてしまう。
ペアガラス(複層ガラス) × 低い 不向き。視聴時に窓を開ける必要あり。
網入りガラス × 非常に低い 不向き。中の金属ワイヤーが電波を遮断。
UVカット・断熱ガラス × 非常に低い 不向き。金属膜が電波を反射・吸収。

※上記は窓ガラスなどの種類別で、衛星放送の電波に影響を与える主な例になります。

もしご自宅の窓が電波を通しにくいタイプのものであれば、視聴する時だけ窓やカーテン、ブラインド、網戸などを開けることで受信できる場合があります。
ただしその場合は、毎回窓を開ける手間や、防犯・気候や天候などの問題も考慮する必要があります。

条件3:【設置スペース】室内にCSアンテナを安定して置ける場所があるか

室内用のCSアンテナセットは、一般的に直径が45cmのパラボラアンテナと、それを支える専用スタンドで構成されます。
そのため、窓際にアンテナとスタンドを安定して設置できるスペースを確保しなければなりません。
また衛星放送のパラボラアンテナは数ミリ角度がズレただけで受信の精度が狂い、映らなくなるため、人やペットが頻繁に通る場所や、設置が不安定な場所、振動のある場所などは避けるべきです。

以下、室内にCSアンテナを設置する場合の主な条件をまとめました。

  • 必要なスペース:幅・奥行きともに約50cm四方。
  • 設置場所の条件:安定した平らな場所、振動が少ない、人や物が触れない。

室内CSアンテナのメリット・デメリットを屋外設置と比較

CSアンテナの室内設置を検討するにあたり、屋外に設置する場合と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのかを理解しておくことが大切です。
ご自身の住環境や何を優先したいかに合わせて、最適な方法を選びましょう。

以下、BS・CSアンテナの室内設置について、それぞれ特性やメリット、デメリットを比較してみました。

比較項目 室内設置 屋外設置(ベランダ・壁面など)
設置費用 ◎ 安い(機材費のみ) △ 高い(工事費が別途必要)
設置の手軽さ ◎ 簡単(自分でできる) × 難しい(ベランダなどを除き専門業者への依頼が基本)
住宅への影響 ◎ なし(壁に穴を開けない) △ あり(屋根の上への固定や、金具固定で壁に穴あけが必要な場合も)
外観 ◎ 影響なし △ 建物の外観を損ねる可能性あり
受信の安定性 △ 不安定になりやすい ◎ 非常に安定している
耐久性 ◎ 高い(風雨の影響を受けない) 〇 経年劣化は避けられない
賃貸物件 ◎ 規約に触れず設置可能 × 大家さんや管理会社の許可が必要

※上記はそれぞれの方法の主なポイントを比較した一覧です。

失敗しない!室内用CSアンテナの選び方とおすすめ3選

CSアンテナ室内設置の条件をクリアできたら、次はいよいよ実際に使用するアンテナ選びです。室内で使うからこそ、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、室内向けのBS/CSアンテナ選びのポイントと、専門家が厳選したおすすめの製品を3つご紹介します。

室内用CSアンテナ選びで押さえるべき3つのポイント

やみくもにCSアンテナの製品を選んで後悔しないために、まずは以下の3つのポイントを基準に検討しましょう。
これらのポイントを押さえることで、ご自身の環境や目的に合った最適なBS/CSアンテナ機種を見つけることができます。

  1. サイズは「45cm型」が基本
    CSアンテナ室内設置では、受信性能と設置スペースのバランスから、一般家庭向けの、直径45cm(45型)のパラボラアンテナが標準サイズとなります。これより大きいと室内の圧迫感が大きくなり、誤って触れることでのトラブルも生じやすくなります。まずは信頼できる国内メーカー(マスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ、サン電子など)の45型モデルから検討するのがおすすめです。
  2. 見たい放送に合った「4K8K対応」か
    これからBS/CSアンテナを新しく購入するなら、将来性も考えて「4K8K対応(右旋・左旋)」モデルを選んでおくと安心です。高画質な4K放送や8K放送のチャンネルを視聴するには、パラボラアンテナも4K8K対応製品である必要があります。
    現在のBS/CSアンテナ製品は基本的にどれも4K8K対応モデルですが、配線部のケーブルやブースター、分配器などの機材もすべて4K8Kに対応している必要があります。従来の右旋2K放送(+BSの主な4Kチャンネル)のみで十分な場合でも、工事費用の価格差はほとんどありません。
  3. 「設置のしやすさ」も重要
    特にBS/CSアンテナの室内設置では、自分でアンテナ角度の微調整を行う必要があります。そのため、設置のしやすさも大切な選定基準です。室内用の専用スタンドが付属しているか、アンテナ製品に受信レベルを確認できるインジケーターが付属していているかなどもチェックしましょう。

【2026年最新】専門家が選ぶ!おすすめ室内CSアンテナ3選

この項目では、上記のポイントを踏まえて、数あるBS/CSアンテナ製品の中から、通販サイトなどでもランキング上位である、室内設置用におすすめできるモデルを3種類、厳選しました。
定番で安心なモデルから、性能を重視したモデルまで、それぞれの特徴を以下の一覧と解説で比較検討してみてください。

製品名 メーカー 特徴 こんな人におすすめ
BC45AS DXアンテナ 高い信頼性とコスパを両立した定番モデル どれを選べばいいか分からない初心者の方
J05TK INBYTE 高性能な平面型。レベル表示機能付き 設置条件は厳しいが、受信感度を最優先したい方
BC453SK DXアンテナ スタンドやケーブルが揃ったオールインワン 必要なものを一度に揃えたい方

※上記は各BS/CSアンテナ製品の主な特徴になります。

【定番で安心】DXアンテナ BC453S|迷ったらコレ!

日本三大アンテナメーカーにも数えられる国内大手アンテナメーカー「DXアンテナ」のベストセラーモデルです。
組み立てが簡単で、説明書も分かりやすいと評判が高く、初心者の方でも安心して扱えます。
性能と価格のバランスに優れており、「どのアンテナを選べばいいか分からない」と迷ったら、まずこの製品を検討すれば間違いありません。

  • ポイント: 4K8K対応、高いコストパフォーマンス、国内メーカーの安心感。
  • 注意点: 室内設置には別売りの専用スタンドが必要です。

【高性能・平面型】INBYTE J05TK|受信感度を最優先するなら

パラボラアンテナではなく、スタイリッシュな平面(フラット)型のアンテナです。
価格は高価ですが、メーカーによるとパラボラ型より受信率が高いとされています。
最大の特徴は、アンテナ本体のデジタル表示で受信レベルを確認できる点です。テレビ画面とアンテナを行き来する必要がなく、一人でも角度調整が格段に楽になります。
ただこの機種は本来アウトドア用の使用を想定しているため、実売価格が4、5万円台と高価になります。
さらにやや古い製品であるため、右旋の電波しか受信できず、最新の左旋放送に当たる4K8Kチャンネルにはたいおうしていないなどのデメリットがある点にも注意が必要です。

  • ポイント: 高い受信性能、デザイン性、レベル確認機能付き。
  • 注意点: 価格が高め。右旋円偏波(2K放送と一部4Kチャンネル)のみ対応。サイズがやや大きいので設置スペースを確認。

【セットで手軽】DXアンテナ BC453S + MHF500|アンテナとスタンドのセット

BS/CSアンテナ本体と、固定具やケーブル、インジケーターなどがセットになっている製品も存在します。ただ同梱される固定具は主に窓際や手すりへの固定用であり、室内設置の場合は固定具の費用分が無駄になります。

室内設置の場合は、シンプルなアンテナ本体のみの製品と、自立スタンドをそれぞれ買い揃えることが基本です。また必要に応じてアンテナケーブルや端子部などの購入も必要です。
「BS/CSアンテナ以外に何を買えばいいか分からない」という初心者の方には、まずは上記のアンテナ本体と専用のスタンドを購入することをおすすめします。
このセットと、ケーブルなどの部材を購入するだけで、すぐに設置作業を始められます。

  • ポイント: 室内設置で基本的に必要な機材が揃う、買い足しの手間がない。
  • 注意点: テレビとBS/CSアンテナを接続するケーブルや端子などの確認や用意も事前に必要。

【初心者でも簡単】写真でわかる!室内CSアンテナの設置5ステップ

室内に設置するBS/CSアンテナを選んだら、いよいよ設置作業です。
難しそうに感じるかもしれませんが、手順通りに進めれば初心者の方でも大丈夫です。
ここでは、一般的なCSパラボラアンテナの室内設置を前提に、作業を5つのステップに分けて、写真を見ながら作業するようなイメージで分かりやすく解説していきます。

ステップ1:必要なものを準備する(アンテナ・スタンド・ケーブル・便利ツール)

作業をスムーズに進めるために、まずは必要なものをすべて手元に揃えましょう。
特に、角度調整に役立つスマートフォンアプリは事前にインストールしておくのがおすすめです。

  • 必須アイテム
    1. BS/CSアンテナ本体
    2. 室内用アンテナスタンド
    3. BS/CS対応アンテナケーブル
  • あると便利なツール
    • スパナ、ドライバーなどの工具類
    • スマートフォンアプリ(例:「BSコンパス」)
    • 簡易型インジケーター(電波レベル確認)
    • 方位磁石

ステップ2:CSアンテナを組み立て、室内で大まかな向きを合わせる

説明書に従って、BS/CSアンテナ本体(ディッシュとコンバーターアーム)を組み立て、スタンドに取り付けます。
この時、角度を後で微調整できるように、ディッシュ固定部のネジは軽く締めて動かせる状態(仮固定)にしておくのがポイントです。
次に、スマホアプリ「BSコンパス」などを使い、衛星のある方角(方位角)と上下の角度(仰角)を調べて、アンテナを大まかにその方向へ向けます。

ステップ3:アンテナケーブルをテレビに接続し、電源設定を行う

アンテナから伸びるケーブルを、テレビの背面にある「BS・110度CS-IF入力」または「衛星入力」「BS/CS」などと書かれた衛星放送用の端子に接続します。
次に、テレビのリモコンで「メニュー」や「設定」画面を開き、「アンテナ設定」や「放送受信設定」といった項目から、BS/CSアンテナへの電源供給を「オン(ON)」または「オート」に設定してください。
この設定を忘れると、アンテナのコンバーターが作動せず、正しく設置しても映らないので注意が必要です。

ステップ4:テレビのアンテナレベル画面を見ながら角度を微調整する

テレビの設定画面から、「BSアンテナレベル」または「BS受信レベル」などの表示画面を出します。名称は「BS」でも、CSと共通しているため特に問題はありません。
このアンテナレベル画面に表示される数値やグラフを見ながら、BS/CSアンテナのディッシュ部の角度を仰角、方位角とも微調整してゆきます。
基本的に、BS/CSアンテナの角度調整は、「仰角(上下)の仮調整」「方位角(左右)の調整」「仰角の微調整」の順で行います。ただ室内設置の場合、方位角については、アンテナをスタンドごと左右にずらすことでも対応できます。

またBS/CSアンテナのディッシュ角度は、数ミリ動かしただけでレベルが大きく変わります。またテレビのアンテナレベル画面は、ディッシュを数ミリ調整してから、そのレベルが反映されるまで数秒かかります。
そのためディッシュの角度調整はあわてることなく、ゆっくりと少しずつ動かしては少し待ち、テレビのアンテナレベルがもっとも高くなるポイントを探しましょう。

なお、BS/CS対応の簡易型レベルチェッカーがあれば、アンテナとケーブルの間に接続することで、テレビのアンテナレベル画面を使用せずとも、角度調整に応じてすぐに受診レベルを確認できるため、角度調整の作業がたいへん簡単になります。
価格も1,000円台で購入できるため、特にBS/CSアンテナの室内設置では、トラブル時の再調整にも備えて、購入されることがおすすめです。

ステップ5:アンテナレベルが最大になったらネジを本締めして固定する

BS/CSアンテナレベルがもっとも高くなるディッシュ角度を見つけたら、アンテナのディッシュ部が動かないように慎重にネジを締めてしっかりと固定します(本締め)。
特に室内設置では、固定する際に角度がズレてしまうこともあるので、締め終わった後にもう一度アンテナレベルを確認し、数値が下がっていないかチェックしましょう。
衛星放送の映りに問題がなければ、これで設置作業は完了です。

「映らない!」を解決。CSアンテナ室内設置のトラブルシューティング

手順通りBS/CSアンテナを室内に設置したのに、結果「なぜかBSやCSが映らない」「衛星放送の映像が乱れる」といったトラブルが起きることもあります。
そのような場合は、あわてずにその原因をひとつずつ切り分けていきましょう。
ここでは、パラボラアンテナ室内設置でBS/CS放送が正常に映らない場合に、ご自身でもできる簡単なチェックリストと、最終手段としての補助機器について解説します。

まずは自分でできる5つのチェックリスト

アンテナを設置してもテレビ放送が正常に映らない場合は、アンテナ工事の専門業者を呼ぶ前に、まずは以下の5つの項目を確認してみてください。
多くのトラブルは、これらの基本的な見直しで解決することがあります。

チェック項目 確認内容と対処法
1. アンテナレベルの再確認 テレビの設定画面でアンテナレベルが推奨値(一般的に50以上)に達しているか確認。低い場合はステップ4の微調整をあらためて行う。
2. ケーブル接続の確認 ケーブルがテレビの「BS/CS入力端子」にしっかり接続されているか確認。緩んでいる場合は奥まで差し直す。
3. B-CASカードの抜き差し エラーコード「E100」などが出ている場合、テレビ本体やBS/CSチューナーに挿入されているB-CASカードを一度抜き、ICチップの汚れを拭いてから再度しっかり挿入する。
4. 障害物や天候の確認 BS/CSアンテナから静止衛星の方向に樹木や洗濯物などの障害物がないか確認。また雨や雪などの悪天候時は衛星放送の電波が弱まるため、晴れた日にあらためて試す。
5. チャンネルの再スキャン テレビの設定メニューから「チャンネル設定」を選び、「チャンネルスキャン(再スキャン)」を実行してチャンネル情報を更新する。

※上記はテレビ画面が正常に映らない場合の基本的な対処になります。

それでも改善しないなら補助機器(ブースター)を検討

上記のチェックリストを試してもテレビ画面の映りが改善しない場合、アンテナで受信できる電波が弱くなっている可能性があります。
特にBS/CSアンテナの室内設置では、電波が窓ガラスを透過する際に減衰するため、受信レベルがやや弱まります。
そのような場合は「室内用ブースター」「ラインブースター」という電波を増幅する小型の機器を導入すると改善することがあります。

  • 室内用/ラインブースターとは?
    • アンテナとテレビの間のケーブルに接続して、弱くなった電波を増強する機器。室内用は一般住宅でも設置が簡単になります。またラインブースターは電波レベルをわずかに補強する場合の簡易型モデルです。
  • 注意点
    • 元の受信レベルが極端に低い(ノイズが多い)状態で使用すると、ノイズごと増幅してしまい、ブースターを設置しても画質が改善しない場合もあります。
    • またBS/CSアンテナに設置する場合は、BS/CS放送や4K8K放送に対応するブースターを選ぶ必要があります。
    • あくまで最終手段のひとつとしてご検討ください。

室内CSアンテナ設置が無理だった:そんな時の代替案3選

本記事の情報を基に、さまざまな対策を試しても室内にCSアンテナを設置しての受信が難しい場合は、残念ながらご自宅の環境が室内設置に不向きである可能性が高くなります。
しかし、失望される必要はありません。他にBS/CSアンテナ工事を行わずにCS放送を視聴する方法もあります。
ここでは、アンテナなしCS放送を視聴するための、代表的な3つの代替案をご紹介します。

光回線を利用した「光テレビ」

ご自宅でフレッツ光などの光回線インターネットを契約している場合、オプションサービスとして「光テレビ」を契約することができます。
光テレビであればアンテナ不要で、アンテナ角度の狂いや天候などにも左右されず安定した視聴が可能です。
インターネットとまとめて契約することで、料金がお得になる場合もあります。

「ケーブルテレビ(CATV)」を契約する

お住まいの地域をサービスエリアとするケーブルテレビ局と契約する方法です。
光テレビと同様にアンテナは不要で、安定した視聴ができます。
インターネットやスマートフォン、固定電話など各種サービスとまとめて利用することで割安になるケースもあります。また地域に密着した独自のチャンネルを楽しめるのも魅力のひとつです。

インターネットの動画配信サービス

近年ではインターネットを利用した「AmazonPrimeVideo」「Netflix」などのサブスク動画配信サービスや、「TVer」など民間放送局の見逃し配信サービスも充実しています。
CS放送の主要サービスである「スカパー!」や各専門チャンネルでも、受信契約者を対象に追加料金は無用で、さまざまな映像コンテンツを配信で視聴できるサービスを用意しています。
このようなサービスを利用すれば、CS放送の各チャンネルと同じ番組を、テレビではなくパソコンやタブレット、スマホなどでも気軽に視聴できます。
ただ、配信で視聴できるコンテンツは、放送内容の一部にすぎず、CS放送と同様に各チャンネルをすべて視聴できるわけではないという点にはご注意ください。

以下、上記した3種類のサービスのメリット・デメリットを一覧でまとめました。

視聴方法 メリット デメリット
光テレビ ・アンテナ不要
・天候に左右されない
・ネットとまとめるとお得
・光回線の契約が必要
・別途月額利用料がかかる
ケーブルテレビ ・アンテナ不要
・安定した視聴が可能
・地域チャンネルも楽しめる
・サービスエリアが限定される
・月額利用料が比較的高め
動画配信サービス ・見たい番組だけ視聴できる
・スマホやタブレットでも見れる
・リアルタイム視聴できない場合がある
・すべてのCSチャンネルを網羅しているわけではない

※上記は各視聴方法の主な特徴になります。

室内へのCSアンテナ設置方法:まとめ

CSアンテナ(BS/CSアンテナ)の室内設置は、設置費用を抑えられる上、アンテナ工事不可の賃貸物件でも実現できるなど、非常に魅力的な方法です。
しかし、CSアンテナの室内設置を成功させるには、お住まいで受信可能な条件が整っているかどうか、事前の環境確認が何よりも重要です。
最後に、この記事の重要なポイントをあらためて振り返りましょう。

  • CSアンテナ室内設置の3大必須条件
    1. 南西方向に障害物のない窓があること。
    2. 電波を通しやすい窓ガラスであること。
    3. アンテナを安定して置けるスペースがあること。
  • アンテナ選びのポイント
    • 基本は「45cm型」で「4K8K対応」モデルを選ぶと安心です。
  • 設置の最大のコツ
    • テレビのアンテナレベル画面(またはアンテナレベルチェッカー)を見ながら、数ミリ単位で角度を微調整することです。
  • どうしても映らない場合
    • アンテナを使わない「光テレビ」や「ケーブルテレビ」などの代替案も検討しましょう。

これらのポイントをしっかり押さえて、ぜひご自宅でのCS放送視聴を実現してください。
もし、ご自身での室内設置が難しい、あるいは屋外設置も含めてBS/CSアンテナ設置をご検討になりたい場合は、無理をせずにアンテナ工事の専門業者に相談することをおすすめします。

その際は、本記事にもご協力いただいた優良なアンテナ工事の専門業者「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、またはメールフォーム、LINEアカウントまで、まずはどのようなご相談でも、お気軽にお問い合わせください。
同社であればBS/CSアンテナをはじめさまざまなアンテナ工事に関して、お客様のご希望に寄りそい、現場の環境で可能な限り、御要望に近いアンテナ工事を実現してくれることを、本記事の筆者からも保証いたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。