寄居町 でテレビアンテナ工事をお考えの方へ
目次
寄居町 でアンテナ工事でお困りの方はお任せ下さい。
当あさひアンテナでは埼玉県大里郡寄居町をはじめ、埼玉県内での地デジ、BS/CSなどの各種アンテナ設置工事について、豊富な経験と実績がございます。大里郡寄居町にお住まいで、地デジその他アンテナの新規設置、また修理や交換などをお考えの方は、まずはご相談だけでも、当あさひアンテナへ、お電話やメールでお気軽にお問い合わせください。
埼玉県大里郡寄居町(おおさとぐんよりいまち)は、県の中央から北西寄りに位置する市です。市の面積は64.25平方キロメートルで、人口は2020年(令和2年)1月1日時点で33,342人になります。うち男性が16,630人、女性が16,712人です。また市内には14,640世帯が暮らしています。面積では埼玉県で16番目の広さ、人口では県内の市町村で45番目、さいたま市を10区に分けた市区町村別では54番目の多さになります。寄居町は秩父山地の麓に位置し。町の中央を荒川が流れて、山地や丘陵地、平地が複雑に入り組んだ地形となっています。また戦国の名城、鉢形城の城下町としても古くから栄え、豊かな水と緑、そして歴史と文化に恵まれた町でもあります。
東京都隅田区にある東京スカイツリーから大里郡寄居町までは、およそ63キロから76キロ程度の距離になります。距離的にはスカイツリーからの電波が十分に受信できる範疇ですが、町の位置が秩父山地に食い込むような形になっているため、山地が障壁となってスカイツリーの電波は届かない地域になります。そのため地デジ電波は、主に本庄市にある児玉中継局から受信することになります。
当あさひアンテナでは、大里郡寄居町全域での地デジその他、各種アンテナ設置工事に対応しております。弊社には寄居町はじめ埼玉県全般での作業経験が豊富で、地域ごとの地デジ電波の特性を把握し、現場に合わせた最適なアンテナ設置工事をご提案できる腕のいい専門の職人が揃っております。寄居町にてアンテナ工事をお求めのお客様は、確実な地デジ受信と、丈夫で長持ちするアンテナの設置をお約束する、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)またはホームページからのお問い合わせフォームへとご連絡ください。
【追記】令和元年9月から10月にかけ、台風や豪雨により、埼玉県はじめ全国各地で多大な被害が発生いたしました。被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。大里郡寄居町でも多くの被害が発生したことに、弊社一同、心を痛めております。一日も早い町の復旧と復興をお祈り申し上げると同時に、弊社からも微力ながら復旧に貢献すべく、可能な限りのご支援を行ってゆきたく存じます。
寄居町 の方でアンテナ工事に関するよくある質問
- Q
寄居町に設置できる地デジアンテナにはどのような種類がありますか?
- A
現在、ご家庭に設置される地デジアンテナの主要機種は、八木式アンテナとデザインアンテナになります。
八木式アンテナは主に屋根の上など設置される、魚の骨のような形をした地デジアンテナです。1926年(大正15年・昭和元年)当時、東北帝国大学工学部で教鞭をとっていた八木秀次博士が特許を取得したアンテナで、現在では共同開発者だった宇田新太郎博士の名前から「八木・宇田アンテナ」の正式名称も用いられています。日本ではテレビ放送の黎明期から使われている昔ながらのアンテナで、素材や耐久力は時代につれて進歩し続けていますが、基本的な構造は当時と同じままです。それほど基本設計に優れ、現在でも地デジの高い受信能力を誇る機種になります。
ただ八木式アンテナは基本的に屋外の高所に設置されるため、風雨などの影響を受けやすく、使用年月につれて確実に老朽化が進んでゆく弱点もございます。現在の八木式アンテナの寿命は平均して10年程度ですが、この寿命は海沿いや豪雪地域など、設置された周辺の環境によっても大きく変化します。デザインアンテナは、壁面アンテナ、平面アンテナ、フラットアンテナとも呼ばれる、家屋の外壁などに設置する平面で軽量薄型の地デジアンテナです。家屋の外観をほとんど損なわない、自然環境の影響を受けにくく、経年劣化や故障のリスクを軽減できる、修理やメンテナンスも簡単などのメリットがあり、現在では人気ナンバーワンの地デジアンテナです。
また現在のデザインアンテナは基本モデルが20素子相当で、八木式アンテナと比べても地デジ受信性能にほぼ差はごさいません。ただデザインアンテナは八木式アンテナより設置位置が低い分、わずかながら受信感度も低くなる傾向がございます。アンテナ本体価格や設置工事費も、八木式アンテナに比べるとやや割高になります。
寄居町の位置は、東京スカイツリーからは63キロから76キロ程度の距離にあたります。スカイツリーとの間に障害物がなければ十分に電波が届く距離ですが、寄居町は秩父山地に食い込むような形になっているため、スカイツリーからの地デジ電波は山地に遮断されて町域には届きません。そのため寄居町では、町の北西部に位置し、町からは2キロから15キロの範囲と近距離に位置する児玉中継局の電波を受信することになります。ちなみにこの中継局からはNHK東京総合と教育テレビ、広域民放と、埼玉県内の地方局であるテレビ埼玉(テレ玉)の地デジ電波を送信しています。
基本的に寄居町内で、近距離にあたる児玉中継局からの地デジ電波を受信する場合は、八木式アンテナ、デザインアンテナのどちらを用いても特に問題なく受信できます。ただ町域内は丘陵地と入り混じった複雑な地形であるため、現場によっては受信に向いた地デジアンテナの種類や、アンテナを設置できる位置などに制約が生じる場合もございます。
当あさひアンテナでは八木式アンテナ、デザインアンテナとも、国産DXアンテナ社製の最新モデルをご用意し、八木式アンテナは軽量で耐水性、対風速性が高く、丈夫で長寿命が望める機種を用い、アンテナ本体価格を含む基本工事価格15000円からで設置をお引き受けいたします。
デザインアンテナは20素子相当、業界最小クラスの厚さ11.3cm、高さ59cm×幅22cmの薄型モデルをご用意し、アンテナ本体価格を含む基本工事価格20000円からで設置をお引き受けいたしております。本体色も4通りございますので、どのような外壁にも調和いたします。
弊社では地デジアンテナの設置に際し、高性能の電波測定器による現場調査を実施しております。そして適切なアンテナの種類や設置位置など、可能な限りお客様のご要望に対応し、なおかつリーズナブルな方法をご提案いたします。もしご希望の条件でどうしても受信に問題が出る場合は、弊社の豊富な工事経験に基づき、できるだけご要望に近い代案をご提示いたします。
寄居町で地デジアンテナの新規設置や交換をお考えの方は、現場に最適なアンテナタイプのご相談も含め、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)へと、お気軽にお問い合わせください。
- Q
地デジアンテナの設置は屋根の上や壁面に限られますか?
- A
一般的に、地デジの八木式アンテナや BS/CS110度アンテナ は屋根の上に、デザインアンテナは外壁に設置するものというイメージがございます。しかし現在では各種アンテナ本体の性能向上、設置技術の進歩により、確実な受信性能を維持しつつ、外観の重視、アンテナの経年劣化を抑えるなどの目的で、アンテナを家屋のさまざまな位置に設置する工法もございます。
まず八木式アンテナや BS/CS110度アンテナ では、壁面やベランダの外側か内側など、風雨を受けにくい位置に設置することで、アンテナ本体への負担を軽減する工法がございます。ベランダ内側への設置では空間を少し消費することになりますが、その分、経年劣化や故障のリスクを抑えられ、メンテナンスも簡単になります。
ただ八木式アンテナ、 BS/CS110度アンテナ とも、地デジや衛星からの電波が届く方向へ向けた設置が必須のため、ご自宅の位置や角度、向きなどの条件により、設置できる場所に制約がございます。特に寄居町は、地形の複雑さや、受信できる中継局などの関係から、さまざまな条件が発生する可能性もございます。その点はどうかご承知おきください。
また雪が多い地域での八木式アンテナ、BS/CS110度アンテナの設置では、雪を避けるため設置位置を工夫する他、積雪によるトラブルを避けるため専用カバーの設置や、アンテナ表面に雪の付着を防ぐ加工を行うなどの工法もございます。
これらさまざまな工法のアンテナ設置では、特別な技術や別途機材を用いる工事であれば、それに応じた追加工費が必要となることもごさいますが、機材や手間が通常の設置とほとんど変わらない場合、当あさひアンテナでは、八木式アンテナ、 BS/CS110度アンテナ とも基本設置工事費の15000円からでお引き受けしております。
また地デジのデザインアンテナでは、ご自宅の外観にまったく影響を与えず、自然環境の影響も受けず、経年劣化を最小限に抑える工法として、屋根裏(天井裏)空間への設置も可能です。弊社では屋根裏へのアンテナ設置工事も、追加工費不要の基本工事価格20000円でお引き受けします。また屋根裏へのアンテナ設置も、弊社のモットー「見えないところも綺麗に」に基づき、見栄えのいい施工を実施しております。このモットーには、配線などを整理したシンプルで無駄のない設置工事によって、故障のリスクを軽減し、メンテナンスも簡単になるというメリットもございます。
ただ屋根裏へのデザインアンテナ設置は、屋根を隔てるため、どうしても屋外よりは電波状態が低下します。またご自宅の屋根裏空間の形状や断熱材の素材など、条件によっては電波が受信できないため設置不可能なケースや、別料金でアンテナブースターの設置が必要なケースもございます。その点は何とぞご了承ください。
- Q
アンテナが倒れたり故障したりした際は、すぐ修理してもらえますか?
- A
基本的に、確かな技術を持つ業者が設置した八木式アンテナは、そう簡単に倒れるものではございません。特に弊社では八木式アンテナの設置において、経験豊富で高い技術を誇る職人が、計8本のステンレス支線を用いてアンテナを固定し、支線全体の強度バランスを取ることで、滅多なことでは倒れない堅牢なアンテナを設置する工法を用いております。
また近年、人気ナンバーワンの地デジアンテナであるデザインアンテナは、その形状から自然環境に強くなっております。さらに弊社ではデザインアンテナを壁に設置する際のネジ穴に変性シリコンを注入する工法を用いて、万が一にも壁への雨水のしみこみや、ネジの錆びによるアンテナの脱落を防止する施工を行っております。
ただ八木式アンテナの多くは屋外の高所に立てられ、厳しい自然環境にさらされ続けるため、歳月による老朽化の進行も避けられません。前述の通り八木式アンテナの寿命は平均して10年程度ですが、この寿命は設置された周辺の環境によっても変化します。また令和元年9月から10月にかけて日本各地を襲った大型台風や豪雨のように、予想外の自然の猛威の前には、残念ながらどれだけ堅牢に立てられた八木式アンテナでも倒れることがございます。
2020年現在、八木式アンテナ本体や、アンテナを固定するワイヤー、屋根馬(アンテナを設置する金属製の土台)なども、ステンレス素材や特殊なメッキ加工などで錆びに強く、また軽量化され、防水、防風能力も向上して、近年では八木式アンテナ全体の寿命が長くなっております。
しかし現在から何年も前に設置された八木式アンテナになりますと、アンテナ本体や固定具などの素材が現在より錆びやすいため、古い八木式アンテナを使い続けているご自宅では、強風や地震などの際にアンテナが倒れる危険性も高くなっております。
電波状態が良好な現場であれば、屋根の上で八木式アンテナが倒れても、そのままで地デジの受信ができることもございます。そのためアンテナが倒れていることに気づかれないケースもございますが、重量のある八木式アンテナを倒れたままにしていると、屋根から落下して重大な人身、物損事故を招くリスクがあるため、早急な修理が必要です。
ご自宅の八木式アンテナが寿命に近いもので、もし激しい台風や地震などに見舞われた際は、状況が落ち着き次第、まずは屋根の上のアンテナをご確認ください。そしてもしアンテナが倒れていたら場合は、すぐ当あさひアンテナへとご一報ください。
弊社では埼玉県および寄居町の全域が対応区域になっており、ご連絡いただければ最短即日で現場へお伺いします。もちろん八木式アンテナが倒れた以外のあらゆるアンテナトラブルにも即座に対応し、急を要される場合は夜間工事にも対応いたします。
なお八木式アンテナが倒れた場合、倒れたアンテナの再設置も可能ですが、弊社がご提供する新品の地デジアンテナに交換する工事でも、設置費用にほとんど差はございません。前述の通り弊社では、国産メーカーで最新式、軽量型で耐水性、対風速性に優れた八木式アンテナをご用意しており、アンテナ本体価格を含む基本設置費15000円で新規アンテナの設置を行っております。
一度倒れた八木式アンテナの再設置では、その後、老朽化や倒壊のダメージなどによって、トラブルが再発する可能性が高くなります。そのため新しいアンテナへと交換されるほうが、コストパフォーマンスではお得となるケースが多くなります。またこれを機に、自然環境の影響を受けにくいデザインアンテナへ変更されることも、ひとつの選択肢でございます。
さらに設置後の保障も、八木式アンテナの耐用年数と同じ10年間の長期保障をご用意しておりますので、万が一、想定外の自然現象などにより再度アンテナトラブルが発生した場合も、補償範囲内のトラブルであれば完全無料でご対応いたします。
またお客様が施工後の保証書など、弊社にアンテナ工事をご依頼されたことを証明する書類を紛失された場合に備え、弊社でも施工から10年間は、あらゆる工事の資料や保証書をデータベース化して保存しております。もし保証書を紛失されたお客様からの保障のご要望でも、当時の工事内容を確認させていただいた上、弊社データベースで該当データが確認でき次第、すべての保障について、保証書をご提示いただいた場合とまったく同じ対応をさせていただきます。
余談ですが、風雨や雷、雪、雹、隕石、また外部からの落下物など、自然災害によって地デジやその他のテレビアンテナが損壊した場合は、火災保険の「風災保証」によって修理費が補償されるケースがございます。
補償される内容は保険会社との約款によって異なりますが、当あさひアンテナあさひアンテナでは、アンテナ本体の修理だけではなく、修理費用に火災保険を適用したいとお考えのお客様のご相談にも対応しております。弊社にアンテナ修理をお求めになる際に、火災保険に関するご相談もいただければ、保険会社に提出すべき、修理報告書、見積書、施工前後の写真など、補償請求書類をすべて弊社でご用意いたします。また保険会社との交渉についても、弊社の専門スタッフが全力でサポートいたします。
もし寄居町でご自宅の八木式アンテナが倒れた際は、最新型の高品質アンテナと熟練した職人の技術によって、寿命の長い八木式アンテナの設置をお約束し、施工後の保障も万全の体制でお引き受けする、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)へとご一報ください。
寄居町 にお住まいで画面にE201、E202、E203の文字が出ている方
テレビ画面に"E201、E202、E203"と表示され番組が視聴できない
アンテナトラブルの形式として、突然、ご自宅のテレビで地デジのテレビ番組がまったく映らなくなり、画面に「e201」「e202」「e203」などの記号が表示されることがございます。これはテレビやアンテナにトラブルが発生し、テレビが自己診断機能を働かせてエラーコードで原因を示している状態です。最近のテレビはコードと同時にトラブルの原因を文章で表示するものもありますが、電波受信に関するトラブルの場合は、主に前述の三種類のコードが表示されます。なおエラーコードの種類は、トラブルの原因によって他にも数々のものがございます。
「e201」は、テレビ本体に届く電波のレベルが低下しているというエラーコードです。これは主にBS、CS放送で、豪雨や大雪など、悪天候の場合に表示されることが多くなります。BS、CS放送は衛星放送のため、悪天候では、波の乱反射によって電波状態が悪化するという弱点がございます。BSでは悪天候の際に電波を切り替え、画質、音質を落とすことで受信できるようにした「降雨対応放送」に切り替わる場合もあります。悪天候による受信不良は、天候の回復と同時に自然と復旧いたします。地デジ放送では、このコードが表示されることは少ないのですが、周辺の電波状態の悪化やアンテナ機器のトラブルなどにより、ときに表示されることもございます。
「e202」は、テレビ本体ににまったく電波が届いていないというエラーコードです。原因は大風や地震などによるアンテナ角度のずれや倒れるといったトラブル。またアンテナ本体、アンテナ線、ブースター(増幅器)、分配器など、どこかに故障が発生したことも考えられます。また単純にテレビとアンテナ線との接触不良という場合もありますので、このコードが表示されたときは、まずテレビやレコーダーなどの機器と、アンテナ線との接続部分をチェックしてください。
「e203」は、該当する放送局が放送休止しているというエラーコードです。基本的に放送局が、メンテナンスやトラブルなどによって放送を休止していることから発生する不具合です。このコードが表示されたときは、その他のチャンネルを確認して、正しく映っているなら放送局側に原因があると判断できます。ただアンテナ関係の故障でも、このコードが表示される場合がありますのでご注意ください。
これらのエラーコードが表示されたときは、ブロックノイズの際と同じく、まずテレビのリセットや、テレビとアンテナ線の接続部を確認するなどしてください。それでも回復しない場合は、アンテナ関係にトラブルが起こっていると考えられます。
その場合も、やはり当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)にご相談ください。まずお電話口にて、コードの種類やご自宅のアンテナ環境などとお伺いして、ご自宅で可能な対策をご説明いたします。もしお電話で問題が解決しないときは、ご用命いただければ、弊社の職人が最短即日でご自宅へ出向き、現場調査で原因を特定いたします。
当あさひアンテナでは、どのようなご相談であっても、出張費、見積もり費、キャンセル費はすべて無料で対応させていただきます。またトラブルの原因を特定した後は、弊社の職人からお客様に、修理に必要な工事のご説明と見積もり価格を提示いたします。その内容にお客様が納得され、正式にご契約なされた時点ではじめて工事にかからせていただきます。それまでは決して無断で工事を進めることはなく、料金も一切発生いたしません。
さらにアンテナ工事後の保証など、アフターフォローの体制も万全のものを用意してございます。テレビ映りに不具合が発生して、エラーコードからアンテナトラブルだと思われる場合は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルへとお気軽にお電話ください。
寄居町 についてもっと知りたい
これからお引越しを考えている方
寄居町 てどんなところ??
寄居町は、埼玉県の北西部に位置する町です。町の中央を秩父山間の源流に近い荒川の清流が流れ、山地や丘陵、台地、低地と多様な地形によって構成されている町です。町域は美しい山々と清らかな水による、豊かな自然環境に恵まれています。
現在の寄居町の歴史は古く、戦国時代には、関東の名城といわれた鉢形城の城下町でもありました。「寄居」の地名は、江戸時代の文献「新編武蔵風土記稿」によると、安土桃山時代、豊臣秀吉の小田原北条攻めで鉢形城が落城した後、甲州の武士や小田原の浪士などが、集まって(寄って)居住したことが由来と記されています。一方で、中世の城郭の周辺に築かれた施設や集落などが「ネゴヤ(根古屋)」「ヨリイ(寄居)」と呼ばれたとの研究もあり、地名の由来は戦国時代にさかのぼるとも考えられています。いずれにせよ寄居の地は人々が集まる地として、古くから栄えていたことは間違いありません。
江戸時代以降は城下町かつ秩父往還の宿場町として栄えますが、近代の町としては、1889年(明治22年)の町村制施行に伴い、寄居町、藤田村、末野村が合併し、榛沢郡寄居町となります。そして1955年(昭和30年)に、寄居町と折原村、鉢形村、男衾村、用土村と合併して、現在の寄居町となります。
現在の寄居町は人口約3万3千の、自治体としては「町」になります。地方自治法における「市」「町」「村」の違いは、市は基本的に人口が5万人以上。中心的な市街地に全戸数の6割以上が集中する、その他の条件を満たす自治体です。町はその都道府県が各自の条例で定める「町」の要件を満たす自治体になり、村には特に法律上の要件はなく、市や町の要件を満たさない自治体が村となります。
また大里郡の「郡」ですが、明治時代以降の郡は複数の町村を編成した行政企画で、市や町と同じく郡役所や郡長などが置かれました。この制度は戦後に改正され、現在では郡に住所表記や広域連合、選挙区の区画割りなど以外にさほど意味はなくなっています。また区や市は郡に属さないため、市制の施行によって村や町が市になると、所属していた郡から外れます。かつての大里郡には、深谷市、熊谷市にあたる地域のほとんどが含まれていましたが、市制施行により独立し、現在、属しているのは寄居町だけになっています。
寄居町の名所といえば、やはり鉢形城になります。室町時代末期の武将で戦国時代の魁となった下克上の雄、長尾景春が築城したといわれる鉢形城は、後に小田原北条氏の北関東支配の拠点となり、整備拡張されます。鉢形城は極めて堅固な要害だったとされ、武田信玄、上杉謙信、前田利家、上杉景勝ら名だたる名将の攻撃に耐え、豊臣秀吉の小田原北条攻めでも、3万から5万といわれる敵軍に対しておよそ一ヶ月間篭城して耐え抜き、最終的には小田原城の北条氏が降伏したことで開場するという形になります。
現在の鉢形城は遺構が残っているだけですが、戦国時代の城跡としては比較的きれいに残っている部類で、国の史跡「鉢形城跡」に指定されています。城跡は寄居町によって鉢形城公園として整備され、鉢形城歴史館も設置されています。2006年(平成18年)には日本100名城(18番)に選定されており、城跡内には町の天然記念物であるバラ科サクラ属の植物の一種「エドヒガン」が生存しています。2018年(平成30年)に、寄居町はこの木の愛称を、北条家の鉢形城主、北条氏邦にちなんで「氏邦桜」としました。
他にも寄居町には、鉢形城に近い玉淀(たまよど)河原周辺の総称で「埼玉県立長瀞玉淀自然公園」を形成して玉淀ダム、玉淀湖、玉淀大橋などが観られ、夏には関東一の水祭りといわれる「寄居玉淀水天宮祭」も開催される県指定名勝の玉淀。その長瀞玉淀自然公園の一角で、源流の湧水日本水(やまとみず)と共に「風布川・日本水」として名水百選のひとつに選定されている他、周囲の森林は水源の森百選、日本水の森にも選定され、「日本水日本の里 風布館」もある風布川(ふうっぷがわ)。観光みかん狩りが行われる「風布・小林みかん山」。紅葉が美しく展望デッキから町を一望できる中間平緑地公園。寄居町と美里町にまたがって広がる、円良田(つぶらた)ダムによってできた、湖畔がソメイヨシノの名所でもある円良田湖。「川と水と人々のくらし」をテーマとした博物館で、通称「かわはく」こと埼玉県立川の博物館など、恵まれた自然と歴史による数々の名所があります。余談ですが、町にある採石場は、よく特撮ドラマのロケ地にも使われます。
寄居町のご当地グルメには「戦国ハーぶ〜丼」があります。これは町の特産品であるハーブの一種で、農薬も化学肥料も使用していないエキナセアを粉末にし、焼肉のタレとブレンドした特製ダレを使った豚丼です。「戦国ハーぶ〜丼」の由来は、町内にある戦国時代の名城、鉢形城と、現在がB級グルメ戦国時代であることから「戦国」。そして「ハー」がハーブ。「ぶ〜」が豚からだといいます。現在、町の多くの店舗で、それぞれの店ごとに、味付けなどに工夫を凝らしたものが食べられます。
町のシンボルでもあり、さまざまな合戦の歴史を残す戦国の名城、鉢形城は、数多くの時代小説にも取り上げられています。
時代小説の大家、池波正太郎さんが著した「忍びの旗」は、鉢形城の戦いを背景に、北条家に仕える忍者の数奇な運命と、闇から闇へ消えてゆくその生き様を描いた作品です。
また近代文学に大きな足跡を残した井伏鱒二さんにも「武州鉢形城」という作品があります。これは井伏さん自身が、深谷市にある寺の住職に譲ってもらった材木から古い鉄砲玉が出てきたことをきっかけに、その鉄砲玉が秘める歴史を紐解いていくという作品です。福田登女子さんの「鉢形城開城余話」「鉢形城主正室 大福御前」は、鉢形城落城時の城主、北条氏邦の正室、大福御前を中心に描いた作品です。伊東潤さんの「叛鬼」は、平安時代末期を舞台に、小田原北条氏の祖である北条早雲と並ぶ関東の下克上の雄であり、最初に鉢形城を築城したとされる長尾景春を主人公に、その生涯と戦国前夜の時代を描いた作品です。
歴史、時代もの以外では、社会派推理の大作「飢餓海峡」などで知られる水上勉さんの「銀の川」が、昭和の寄居町を舞台にした推理小説になっています。
上明戸聡さんのブログを書籍化した「日本ボロ宿紀行」は、歴史ある宿から単なる安宿まで、著者が気に入った日本全国の古い宿を、愛情をこめて「ボロ宿」と呼び、紹介していくノンフィクションです。2019年(平成31年)には内容をドラマ仕立てにし、同タイトルでテレビドラマ化されました。この書籍およびドラマ第10話では、寄居町の「山崎屋旅館」が紹介されています。
1975年(昭和50年)公開の佐藤純弥監督作品で、主演の高倉健さんはじめ豪華キャストと、緻密なサスペンスと社会派要素も交えた日本映画の歴史的名作「新幹線大爆破」では、当時の寄居町もロケ地となっています。
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寄居町 の場所
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大里郡寄居町は、埼玉県の中央部より、北西に位置する町です。町の北西側を児玉郡美里町に、北側を深谷市に、東側の一部を比企郡嵐山町に、南東の広い部分を比企郡小川町に、南側のやや西寄りを秩父郡東秩父村に、南西側を秩父郡皆野町に、西側を秩父郡長瀞町に接しています。
秩父山脈の麓に位置する寄居町は、古くは戦国時代の名城、鉢形城の城下町であり、町の中央に流れる荒川と秩父の山々によって、自然の豊かな町になっています。東京都心からはおよそ70キロ圏内で、自動車道路では関越自動車道花園インターチェンジから国道140号と254号、鉄道ではJR八高線、東武東上線、秩父鉄道線がつながる交通の要衝地でもあります。
寄居町の町章は、地名「寄居」を円形にデザイン化したもので、町民の円満と協調と発展を象徴した図案になっています。1957年(昭和32年)に一般公募の作品より選ばれ、制定されました。また町のシンボルカラーは「えんじ色」です。
寄居町の花はユリ科カタクリ属の多年草で、3月後半から4月前半にかけて薄紫から桃色の花を咲かせるカタクリ(片栗)です。町の豊かな自然を代表する植物で、古名を「カタカゴ」といい、万葉集にも詠まれた可憐な草花です。
寄居町の花はバラ科サクラ属の落葉高木であるヤマザクラ(山桜)です。ヤマザクラは日本に10種あるサクラ属の基本野生種の中でも代表的な種であり、和歌にも多く詠まれています。サクラの中でも寿命が長く、樹高30メートルを超える大木になることもあります。ヤマザクラは同じ地域に生える木々でも個体変異が多く、樹の形、開花時期や花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃などにさまざまな違いがあります。また「ヤマザクラ」は独立したひとつの種ですが、他の野生桜と混同されることも多く、野生桜の総称とされることや、カスミザクラやエゾヤマザクラの同種に見なされることもあり、注意が必要です。実生するほど花の八重や香りが増すヤマザクラは、発展する寄居町のシンボルとしてふさわしいことから町の花に選ばれました。
寄居町の鳥は、キジ目キジ科キジ属で、日本の国鳥でもあるキジ(雉子、雉)です。キジのオスは翼と尾羽以外は美しい緑色で、頭部の羽毛は青緑色、目の周りに赤い肉垂があります。また背中には褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色になります。メスは全体的に茶褐色でヤマドリのメスに似ていますが、ヤマドリのメスより白に近く、尾羽は長くなります。四季を通じて寄居町の山里に美しい姿をみせ、町内でも親しまれています。その独特な鳴き声から古名を「きざし」「きぎす」ともいわれ、高い羽音と共に飛び立つ姿は、活力ある町の象徴にふさわしい鳥です。
これら町の花、木、鳥は、1982年(昭和57年)に制定されました。
寄居町のキャラクターには、町の商工会のマスコットキャラクターである「乙姫ちゃん」がいます。
乙姫ちゃんは、その名の通り「浦島太郎」などの民話で知られる「乙姫様」をゆるキャラ化したキャラクターです。寄居町のシンボルともいえる鉢形城の内堀、深沢川にある名勝「四十八釜(すがま)」には「竜宮伝説」の民話があり、それを元に創造されました。商工会では、乙姫ちゃんのさまざまなイベントへの参加や、乙姫ちゃんグッズを売り出すなどして、乙姫ちゃんおよび会のPRに努めています。
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寄居町 の鉄道路線
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秩父鉄道
秩父本線
・桜沢駅
・寄居駅
・波久礼駅
東武鉄道
東上本線
・寄居駅
・玉淀駅
・鉢形駅
・男衾駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
八高線
・折原駅
・寄居駅
・用土駅
大里郡寄居町のバス路線
路線バス
・県北都市間路線代替バス(武蔵観光)
・イーグルバス
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寄居町 の主要道路
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有料道路
・寄居皆野有料道路(皆野寄居バイパス)
一般国道
・国道140号
・国道140号バイパス
・皆野寄居バイパス
・国道254号
県道
主要地方道
・埼玉県道81号熊谷寄居線
・埼玉県道62号深谷寄居線
・埼玉県道30号飯能寄居線
・埼玉県道82号長瀞玉淀自然公園線
・埼玉県道69号深谷嵐山線
一般県道
・埼玉県道265号寄居岡部深谷線
・埼玉県道296号菅谷寄居線
・埼玉県道274号赤浜小川線
・埼玉県道294号坂本寄居線
・埼玉県道349号広木折原線
・埼玉県道190号寄居停車場線
・埼玉県道253号鉢形停車場線
・埼玉県道252号東伴場地男衾停車場線
・埼玉県道175号小前田児玉線
・埼玉県道184号本田小川線
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寄居町 出身の芸能人
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埼玉県大里郡寄居町出身の著名人には、「赤ヒ夜」「刑務所の中」など多くの作品があり、独特の作風で知られる漫画家の花輪和一さんがいます。ちなみにさくらももこさんの国民的人気漫画「ちびまる子ちゃん」の登場人物である「花輪君(花輪和彦)」の名前は、花輪さんに由来するそうです。
また「星を待ってる」「明日に咲く花」など数々の楽曲を手がけたシンガーソングライターの馬場俊英さん。お笑いコンビ「ゆったり感」でボケを担当する中村英将さん。昭和から平成にかけて活躍した落語家の二代目柳家さん助師匠。さまざまな大事件のDNA鑑定などを担当した法医学者の押田茂實教授なども寄居町の出身です。また明治から昭和にかけての日本画家で、幻の画家と呼ばれる岩井昇山さんは東京都出身ですが、晩年を寄居町ですごしました。
スポーツ界の寄居町出身者には、プロ野球界に阪神タイガース所属の捕手、内野手である原口文仁選手。大宮アルディージャや海外のチームでミッドフィルダーとして活動した元プロサッカー選手の川辺隆弥さん。女子柔道選手として数々の世界大会で好成績を収めている新井千鶴選手。昭和の柔道家で世界選手権大会での優勝経験もあり、晩年は指導者を務めた曽根康治さん。箱根駅伝などで活躍する双子の陸上競技選手、設楽啓太、設楽悠太両選手などがいます。
寄居町 町域別対応エリア
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ア行
- 赤浜(アカハマ)、秋山(アキヤマ)、今市(イマイチ)、折原(オリハラ)
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カ行
- 金尾(カナオ)、小園(コゾノ)金尾(カナオ)、小園(コゾノ)金尾(カナオ)、小園(コゾノ)金尾(カナオ)、小園(コゾノ)金尾(カナオ)、小園(コゾノ)
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サ行
- 桜沢(サクラザワ)、末野(スエノ)
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タ行
- 鷹巣(タカノス)、立原(タテハラ)、露梨子(ツユナシ)、富田(トミタ)鷹巣(タカノス)、立原(タテハラ)、露梨子(ツユナシ)、富田(トミタ)鷹巣(タカノス)、立原(タテハラ)、露梨子(ツユナシ)、富田(トミタ)鷹巣(タカノス)、立原(タテハラ)、露梨子(ツユナシ)、富田(トミタ)
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ナ行
- 西ノ入(ニシノイリ)、西古里(ニシフルサト)
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ハ行
- 鉢形(ハチガタ)、風布(フウプ)、藤田(フジタ)、保田原(ホダワラ)
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マ行
- 三ケ山(ミカヤマ)、三品(ミシナ)、牟礼(ムレイ)
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ヤ行
- 用土(ヨウド)、寄居(ヨリイ)