地デジ強電界地域の調べ方とは? 強電界地域用テレビアンテナ機種の選び方、適したアンテナ取り付け工事の進め方も徹底解説

2023年03月11日
スカイツリーのイラスト

地デジ電波塔からの距離が近く、高いレベルで地デジ電波を受信できるエリアである強電界地域について、中・弱電界地域との違いや、強電界地域で使用できる地デジ用テレビアンテナの種類、住宅にアンテナを設置できる位置や取り付けの角度。また各現場がどの電界地域にあたるか、現場の電波レベルの調べ方などについて解説するコラムです。

地上波デジタル放送、いわゆる地デジは、2023年(令和5年)現在でも、もっとも一般的なテレビ放送と言えます。その最大の特徴は、地デジアンテナを設置するだけで、基本的に無料(NHK受信料を除く)ですべてのチャンネルが視聴できる点です。
地デジ放送は「地上波放送」と呼ばれる通り、地上に設置された電波塔から周辺地域に地デジ電波を送信しており、戸建て住宅などに設置された地デジアンテナによってその電波を受信することで、テレビ放送が視聴する仕組みです。

基本的に地デジ放送は、日本国内であればほぼ大半のエリアで、地デジアンテナを設置することにより視聴可能です。ただ、主に電波塔からの距離などによって、そのエリアで受信できるテレビ電波の強度が変化し、使用できるアンテナの種類や設置できる位置、その他の受信条件などにも違いが出てまいります。
一般的には、そのエリアで受信できる地デジ電波レベルの強さによって「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」といった区分があり、地デジアンテナの設置に当たっては、各電界地域に適したアンテナ機種の選択や、設置の工法が選ばれます。

当コラムでは、地デジ電波が最も強くなるエリアである「強電界地域」の電波特性や、適したアンテナ機種、工事の方法、また強電界地域に当たるエリアの確認方法などについて、2023年度の最新情報を元にご説明してまいります。
なお、同じく中電界地域、弱電界地域それぞれに適したアンテナ機種や工事、電波特性などについては、当コラムの姉妹記事に当たる、以下の各コラム記事でご説明いたします。

中電界地域と強電界、弱電界地域の電波レベルの違いとは? 該当する地域の調べ方、適した地デジテレビアンテナの選び方も解説

地デジの弱電界地域に最適なテレビアンテナの種類と取り付け工事の選び方とは? 強・中・弱の電界地域の調べ方も徹底解説

地デジ放送における強・中・弱の「電界地域」とは何?

今日の地上波デジタル放送、いわゆる地デジについてあらためて解説いたしますと、東京都墨田区に位置する東京スカイツリーをはじめとする大規模な送信所や、その送信所を補足する形で日本各地に設置された、大小さまざまな中継局などの電波塔から、その周辺の一帯に地デジ電波を送信しているテレビ放送(地上波放送)になります。
地デジ放送の特徴は、日本国内でも地デジ電波が届きにくい山間部、離島部などのごく一部を除けば、地デジアンテナを設置することで、基本的に無料(NHK受信料を除く)で視聴できる点です。
この地デジ放送は、かつての地上波放送であった地上アナログ放送からの転換を目的に、2003年(平成15年)12月1日に放送を開始。その後、アナログ放送と地デジが並行する移行期間を経て、2011年(平成23年)7月24日にアナログ放送が停波により終了したことで、日本国内では唯一の地上波テレビ放送になったものです。
なおアナログ放送時代のテレビ電波は、日本国内のほぼ全域を網羅していたNHK、広域民放では「VHF(超短波)」。一部の都府県で別個に存在し、その都府県内が放送エリアになる「独立放送局」の地方チャンネルでは「UHF(極超短波)」が使用されており、映像信号をそのまま、電波の強弱に変換して送信しておりました。
しかし現在の地デジ電波では、映像信号をいったんデジタル化して、圧縮した情報を電波の波長として送信することにより、アナログ放送よりも格段に少ない周波数帯で大量の情報送信を可能としています。
地デジ放送に使用される電波の周波数帯は、UHF帯のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzまでですが、デジタル化によって映像そのものもフルハイビジョン(2K、FHD)画質が標準化した他、高音質化、また番組表やマルチ編成、データ放送、双方向サービスなど、アナログ時代には考えられなかったさまざまな機能を実現しています。一方でテレビなどの受信機器側では、デジタル信号を映像に変換する時間がかかるため、テレビをつけた際やチャンネルを変えた際などに、映像が映るまで1秒程度の間が空くようになっております。
また現在の地デジ電波の波長は、長さが40センチから60センチ程度と、アナログ放送時代よりも短くなったため、テレビアンテナも小型化が可能となりました。したがってアナログ放送時代から使われていた古典的機種である「八木式アンテナ」も小型化、軽量化で対候性などが向上している他、新たに「デザインアンテナ」「ユニコーンアンテナ」などのモデルも登場しております。

電界地域とは?

前述のように地デジ電波は、日本各地に設置された送信所、中継局などの電波塔から周辺エリアに送信する形で、日本国内のほぼ全域をカバーしております。そのため国内でも電波塔からの距離や、山地などの地形で電波が遮られるなどの要因により、受信できる地デジ電波の強度(レベル)に強弱が生じてまいります。
基本的に地デジ電波は、発信する電波塔からの距離が遠くなるほど、電波レベルが弱まります。またアナログ放送時代のVHFの電波に比べると、波長の短さから障害物にぶつかると、その向こう側に回り込む力が弱く、障害物の向こう側では電波レベルが低下いたします。
そしてこの受信できる電波レベルの強度で、日本国内の各地域を区分けしたものが、強・中・弱の「電界地域」と呼ばれるものです。
この電界地域は法的、学術的な定義ではなく、一般的な目安であるため多少の変動はございますが、多くの場合は、電波強度を示す「㏈(デシベル)」の単位にして、その地域で受信できる電波レベルが、
80㏈以上:強電界地域。
80㏈から60㏈:中電界地域。
60㏈以下:弱電界地域。
にあたります。つまり強電界地域とは日本国内でも、受信できる地デジ電波レベルが高いエリアといえます。
ただ場合によっては、75㏈以上を強電界地域とすることや、60㏈を基準に強と弱の電界地域に二分することもございます。
これらの電界地域の他にも日本国内には、山地や山間部、離島部、過疎地帯など電波塔から遠く離れている、また地形の問題などで地デジ電波をほとんど受信できない「難視聴地域」も存在します。このような地域では、主にそのエリアをカバーするケーブルテレビ(CATV)などによってテレビ放送を視聴しています。
また各電界地域でも地デジ電波のレベルは常に一定というわけではなく、付近の障害物や地形などの影響、また天候や一年を通した気候などにより、ある程度の変動が生じますので注意が必要です。
なお地デジ電波、および各電界地域については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識
地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

地デジ「強電界地域」の特性とは?

ここでは当コラムの主題である、強電界地域の特性についてご説明いたします。
強電界地域とは上記の通り、受信できる地デジ電波レベルが80㏈以上と、非常に電波レベルがよい地域を指します。基本的には、大型の送信所や中継局など、地デジ電波塔から距離が近く、障害物などがないエリアが該当します。
そして強電界地域内でも、やはり電波塔からの距離などにより、地デジ電波レベルが90㏈を越えるエリアから、80㏈ギリギリのエリアまでが存在します。そのため同じ強電界地域であっても、周辺環境などを含め、地デジアンテナの設置に使用できる機種や、設置できる工法などの条件が異なってまいります。ただいずれにせよ電波レベルが80㏈を越えていれば、地デジ放送の受信には十分と言えます。
地デジの電波塔は人口の多い都市部や市街地の付近に立てられ、その一帯をカバーすることが多いため、強電界地域にあたるエリアは主にそのような地域の中心部にあたることが多くなります。
ただ注意点としては、この電界地域は、主に電波塔からの距離を元とした大まかな基準に過ぎないという点です。
そのため、地図上では強電界地域に含まれるエリアでも、高層建築の近隣で地デジ電波が遮られる、また地形の影響などで局地的に地デジの受信環境が悪くなり、受信できる地デジ電波レベルが80㏈以下になるケースもございます。
他にも電波は水に吸収されやすいため、雨や雪などの悪天候時には、通常より地デジ電波レベルが低下してしまう他、一年を通した気候の変動によっても「6㏈」前後の変動が生じます。
そのため中電界地域から弱電界地域にかけては、このような地デジ電波レベルの変動を踏まえて、地デジアンテナによる受信レベルに余裕を持たせる必要がございますが、強電界地域であれはさほどの配慮は必要なくなります。

地デジ電波レベルは強すぎても正しく視聴できない?

強電界地域でもうひとつ注意すべき点としては、地デジ電波レベルが強すぎる場合も、かえって地デジ放送の画面がブロックノイズなどで乱れる。また映らなくなるといったトラブルの要因になることです。
地デジアンテナで受信した地デジ電波は、屋内にある各テレビやチューナーに届いた時点での電波レベルが「34㏈以上、89㏈以下」であれば、画面の乱れなどが起こらず、正常に視聴できるとされています。
ただ実際には、前述のように気候、天候などにより受信できる電波レベルに変動が生じるため、受信機器に届く時点での電波レベルは通常「46㏈以上、81㏈以下」で、最低でも「40㏈以上」が必要とされています。
そして強電界地域においては、地デジ電波レベルの不足が問題になることはほとんどございませんが、受信できる電波のレベルや、設置されたテレビなど受信機器の台数によっては、地デジ電波レベルが「90㏈以上」になり、映像の乱れなどが生じるケースもございます。
このような場合の対処としては、
・素子数(受信性能)がやや低い、強電界地域向けの地デジアンテナモデルを使用する。
・アンテナケーブルをテレビなどのチューナーに接続する前に、電波レベルを適度に弱めるアッテネーター(減衰器)を接続する。
という方法がございます。
また近年のテレビ、レコーダーなどの機器には「アッテネーター機能」が内蔵されているものもあり、必要に応じて機器側の設定で、機能を「ON」にすることで電波レベルを調節することも可能です。

強電界地域では電波を増幅するブースターは不要なのか?

近年では地デジアンテナ工事の際、必ずと言っていいほど「アンテナブースター」という機器が設置されます。
ブースターとは「増幅器」という意味で、アンテナが受信したテレビ電波を必要なレベルにまで増幅する装置です。基本的には、中電界地域から弱電界地域など、受信できる地デジ電波レベルが低いエリアで設置される装置になります。したがって強電界地域では不必要な機器に思われるかもしれません。
ただ一般的な戸建て住宅のアンテナ配線では、地デジ、BS/CSのアンテナからブースターを経由した一本のアンテナケーブルを、分配器という装置に接続して、複数本のアンテナケーブルで各部屋のアンテナコンセントへと分配することになります。
この分配器を通した際、電波レベルは分配数で割る形で、均等に等分されます。つまり例えばブースターから送信された電波レベルが180㏈で、3分配器によって3本のケーブルへと分配する場合、個々の分配先の電波レベルは60㏈になります。また実際には電波が分配器や接続端子を通る際に、電波レベルに多少の減衰(弱まり)が生じます。
したがって強電界地域であっても、住宅内に三台以上のテレビなど受信機器を設置し、ケーブルを3本以上に分配する場合には、ブースターにより電波レベルを増幅する必要が出てまいります。そして今日では、ほとんどの住宅に、三カ所以上のアンテナコンセントが設置されるため、電界地域に関係なく、ブースターの設置はほとんど必須といえます。
ブースターについては、以下の各コラム記事でも詳しく解説しておりますので、よろしければご参照ください。
テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・前編(基礎知識編)
テレビアンテナの「ブースター」徹底解説・後編(機種選び・設置編)
テレビ放送の映りが悪い際にアンテナブースターの交換は必要?

強電界地域で使用できる地デジアンテナ機種は?

ここでは強電界地域での地デジ放送受信に適した、地デジアンテナのモデルについてご説明してまいります。
強電界地域では電波状態の良さから、基本的に現在のほとんどの地デジアンテナ機種が使用可能です。ただ機種ごとに、強電界地域に適したモデルが存在する他、強電界地域におけるそれぞれのメリット、デメリットもございます。

八木式アンテナ

八木式アンテナは魚の骨のような形をした、アナログテレビ時代から使用される古典的な地デジアンテナです。矢印のような骨組みに、短い横棒にあたる素子(エレメント)と呼ばれる電波を受信するパーツが複数、設置されている構造です。
八木式アンテナは主に屋根の上など高所に設置されて受信感度が安定しやすい上、素子が露出して受信感度が高い「素子アンテナ」であること。素子数の多いモデルも存在することから、地デジアンテナの中では受信性能がもっとも高い機種になります。
通常モデルの八木式アンテナであれば、素子数は8素子、14素子、20素子などのモデルがあり、素子数が多いほど受信性能が高まります。
強電界地域においては、電波レベルの強いエリアであれば、8素子モデルでも十分に地デジ受信が可能です。また中電界地域との境界に近いエリアでは14素子モデルが使われることもございます。20素子モデルも、住宅内に設置されるテレビの台数が多い現場や、アッテネーターで受信レベルを調節するなどの方法により、強電界地域で使用されることもございます。
また八木式アンテナの高性能モデルには、パラスタックアンテナと呼ばれるものがございます。これは個々の素子部分にⅩ字型の器具を固定し、複数の素子を取り付けたもので、個々の素子(Ⅹ字型の器具)が高性能になる上、27素子、30素子などの多素子モデルも存在します。
パラスタックアンテナは主に弱電界地域でも、特に地デジの電波状態が悪いエリアで使用されるモデルですが、中には5素子などのモデルも存在します。パラスタックアンテナであれば5素子程度でも、受信性能は通常モデルの14素子、20素子などと大きな差がなくなるため、アンテナ本体を小型化したい現場では使用されることがございます。
八木式アンテナは、受信性能の高さに加え、古典的モデルであることから、地デジアンテナでは本体価格および設置工事費用が、もっとも廉価になるという特徴もございます。特に強電界地域であれば素子数の少ないモデルが使用できるため、実売価格が3,000円を切るアンテナ本体でも十分に受信が可能なケースもございます。他にも同じマストにBS/CSアンテナを設置することで、配線などのシンプルな施工が可能となります。
ただ一方で、主に屋根の上に設置される古典的な形状から、現在のデザイン性が高い住宅の見た目や景観を乱してしまう。さらに風雨や降雪など自然環境の影響を受けやすく、経年劣化の進行による寿命の低下やトラブルなどが生じやすくなるというデメリットもございます。
特に景観地域などでは条例により八木式アンテナの設置が制限されること。また住宅密集地などではアンテナの一部が隣家の敷地にはみだしてしまう「越境問題」などが生じるケースもあるため、注意が必要と言えます。
高性能モデル含む八木式アンテナや地デジアンテナの受信性能、その他については、以下の各コラム記事でも詳細をご説明しております。
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デザインアンテナ

デザインアンテナは、主に長方形の薄型ケースにアンテナ本体部を収め、壁面などへの設置を可能とした地デジアンテナです。
住宅の壁面、ベランダなどに設置でき、カラーバリエーションも豊富なため、住宅の外観性を乱さない。また風雨などの影響も受けにくくなるため、経年劣化を抑えて寿命が長くなり、トラブルも発生しにくくなるなどメリットが多く、2023年現在では一番人気の地デジアンテナです。その他、ベランダに設置する場合ではメンテナンスなどが行いやすい。太陽光パネルに影響を与えない。景観地域でも使用でき、越境問題もまず発生しないなどの点もメリットと言えます。
一方で受信性能については、外部から素子が見えないため、八木式アンテナの素子数に換算した「素子数相当」で表され、20素子相当、26素子相当のモデルと、受信性能ではそれ以下のコンパクトモデルなどしか存在しません。また素子が露出していない構造から、同素子数モデルでも、八木式アンテナに比べると受信性能はやや低くなり、主に強電界地域から中電界地域向けの機種になります。
ただ強電界地域であればデザインアンテナの設置にさほど問題はなく、20素子相当のモデルを用いて多くの現場で設置が可能になります。また通常のデザインアンテナより小型になるコンパクトモデルは強電界地域用のモデルになり、室外設置の他、付属の室内用スタンドで室内の窓際などへの設置も可能となります。
ただデザインアンテナは壁面やベランダなど、屋根の上より低い位置への設置が基本となるため、設置位置は電波塔の方向など、地デジ電波が届く方向へと向けられる壁面に限られます。さらにマンションなど高層建築物の近隣や住宅密集地などでは、強電界地域でも地デジ電波が遮断されるため、壁面などには十分な地デジ電波が届かず、設置できないケースもございます。
またアンテナの本体価格、設置費用も八木式アンテナに比べるとやや高額となる。壁面に設置する場合が、壁にビス穴を開けて固定具を設置する必要があるなどの点もデメリットになります。
デザインアンテナについては、以下のコラム記事でも詳しくご紹介しております。
地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナとは、日本三大アンテナメーカーのひとつ「マスプロ電工」社が2017年(平成29年)に発売した、現在の地デジアンテナでは最新鋭モデルです。落ち着いた白と黒のカラーバリエーションがある、ほぼ円筒形のアンテナ本体を、マストの先に設置する形の地デジアンテナです。設置位置は設置具を固定した屋根の上、または屋根の張り出し板(破風板)、壁面の高所などになります。
受信性能は20素子相当モデルとなり、やはり素子が露出しない構造から、同素子数の八木式アンテナに比べると受信感度はやや低くなり、強電界地域から中電界地域向けのモデルとなります。
そのため強電界地域での使用であれば特に問題はなく、スタイリッシュが外観から、設置しても住宅のデザインや景観を崩さない。また風雨を受け流しやすい形状により、経年劣化を軽減できて寿命が長くなり、トラブルも発生しにくくなる。他にも太陽光パネルに影を落としにくい。マスト部にBS/CSアンテナも設置できる。越境問題も発生しにくいなど、デザインアンテナと共通するメリットがございます。
さらに設置位置が屋根の上など高所になるため、住宅密集地や周辺の高層建築などにも影響を受けにくく、強電界地域でデザインアンテナが設置できない現場でも、ユニコーンアンテナであれば設置が可能となるケースが多く、八木式アンテナのメリットも兼ね備えております。
デメリットは最新機種であるため、地デジアンテナでは本体価格と設置費用が高額になるという点です。また八木式アンテナでも20素子以上のモデルには受信性能が及ばず、弱電界地域に近いエリアでは設置できないケースもございますが、強電界地域に設置する分には、特に問題はございません。
なおユニコーンアンテナについては、以下のコラム記事にも詳しい解説がございます。
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台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?
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無指向性アンテナ

地デジアンテナでも主な機種は以上の3種類になりますが、他にも「無指向性アンテナ」と呼ばれるものがございます。
上記の地デジアンテナ機種には、どれも「指向性」がございます。これはアンテナ本体の一方向でのみ受信性能が高くなるという性質で、八木式アンテナでは矢印状の形の反対側、デザインアンテナ、ユニコーンアンテナでは正面側を、電波塔など地デジ電波が届く方向へと正確に向けることになります。そのため設置の際には電波調査を行い、現場に届く地デジ電波の強度や方向を確認した上で、アンテナの角度調整が必要です。
テレビアンテナに限らず、アンテナには指向性が高まるほど、その方向への受信(または電波の送信)性能が高まる性質があり、通常の地デジアンテナでは指向性を高めることで受信性能を高めると同時に、他の方向からの余計な電波をカットする設計になっているのです。
このような指向性を持たない地デジアンテナは、先端がドーム状や円盤状になったもので「UFOアンテナ」などの別名がございます。
無指向性アンテナは、その名称通り指向性を持たないため設置時の角度調整が必要なく、一般の方でも設置が簡単になります。
また現場によってはNHK、広域民放を送信する電波塔と、一部の都道府県内に存在する「独立放送局」の地方チャンネルを送信する電波塔の方向が大きく異なることがあり、指向性を持つ通常の地デジアンテナで双方の電波を受信するためには、NHK、広域民放用のアンテナとは別に、地方チャンネル専用のアンテナを設置する必要がございます。
しかしそのような現場で、無指向性アンテナでは全方向からの地デジ電波を、一基のアンテナですべて受信できます。
無指向性アンテナのデメリットは、指向性がない分、受信性能が低くなる。また地デジ電波以外の余計な電波を受信してしまい、ノイズが発生しやすいという点になります。そのため基本的に、電波状態がよく、無関係な電波よりも地デジ電波のレベルが格段に高くなる強電界地域でのみ使用されます。
なお地デジアンテナの指向性に関しては、以下のコラム記事で詳細を解説しております。
地デジのテレビアンテナで受信できる方向は指向性で決まる? アプリでアンテナの方向調整に最適な角度を調べる方法も徹底解説!

室内アンテナ

これは屋外に設置される地デジアンテナとは異なり、文字通り、室内に設置できる小型の地デジアンテナになります。
形状としては、窓際などに置く卓上タイプ。薄型のシートを壁や窓などに貼り付けるペーパータイプなどがございます。このようなアンテナは室内に設置して、ケーブルでテレビなどの受信機器に接続するだけと、取り付けも非常に簡単であり、価格も1,000円台のものから、ブースター内蔵型などの高性能モデルでも10,000円台と低価格になります。
ただ室内アンテナは、通常の地デジアンテナに比べると非常に受信性能が低く、基本的に強電界地域用の機種となります。さらに強電界地域であっても受信が安定しないことも多く、永続的に設置する地デジアンテナには向きません。
普段は使用しない部屋で一時的にテレビを視聴する場合や、短期間の居住を前提とした賃貸物件などで使用する、簡易的な地デジアンテナとして使用する場合に適しております。
また前述したコンパクトなデザインアンテナのように、4素子から5素子相当で屋外屋内兼用の機種もあり、このようなモデルであれば窓際などに設置することで、一定の受信性能が期待できます。
室内アンテナについては、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。
面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!
室内アンテナの機種選びと設置の方法

強電界地域で使用できる地デジアンテナの設置方法は?

地デジアンテナの設置は、アンテナ本体機種の選択だけではなく、設置する位置でも、受信性能はもちろん、外観性や対候性などが大きく変わってまいります。以下、強電界地域で地デジアンテナを設置できる住宅の各位置とそのメリット、デメリット。また適した地デジアンテナ機種についてご説明いたします。

屋根の上、破風板など

現在でも地デジアンテナを設置する方法は、屋根の上で面の部分が合わさる頂点の「棟」に、四本の脚でマスト(支柱)を支える「屋根馬」という器具を置き、その中央にアンテナを設置したマストを固定し、四方から屋根馬やマストをステンレスワイヤーなどの支線で固定する、という工法が主になります。
テレビアンテナを屋根の上に設置するメリットは、周辺の障害物などに影響されにくく、電波の受信が安定する他にも、360度の全方向にアンテナの角度調整を行いやすくなる点です。
そのため地デジアンテナはもちろん、東経110度に向けて方位角(左右角)だけでなく、仰角(上下角)を精密に調整する必要があるBS/CSアンテナも、同じマストにまとめて設置でき、アンテナの配置や配線がシンプルになります。
一方、デメリットとしては、風雨などの影響を受けてアンテナの老朽化が進みやすくなり、トラブルの要因になる。特に積雪の多い地域ではアンテナがダメージを受けやすい。また屋根の上で目立つため住宅のデザインや景観を乱しやすいという点になります。
また段違い屋根、片流れ屋根など屋根の形状によっては、屋根馬を置いてのアンテナ設置が難しくなることもございます。その場合は、屋根の張り出し部である破風板に、サイドベースという固定具を設置し、マストを立てることでアンテナ設置が可能となります。
この設置方法も、多くの場合マストが屋根の上に突き出すため、屋根の上に立てるのとほぼ同じ高度を確保できます。
屋根の上や破風板に立てる地デジアンテナとしては、八木式アンテナ、ユニコーンアンテナが適しています。デザインアンテナも設置可能ですが、その場合、外観性や風雨への強さなど、デザインアンテナの特性がやや損なわれますのでご注意ください。

壁面、ベランダの内外など

強電界地域では、壁面やベランダなど、屋根の上よりやや低い位置に地デジアンテナを設置しても、地デジ放送を受信できることが多くなります。設置に適したアンテナ機種は主にデザインアンテナですが、前述したサイドベースを壁面に取り付けることで、八木式アンテナやデザインアンテナの設置も可能です。
また住宅の軒下に専用の八木式アンテナを固定する。八木式アンテナを吊り下げる形で設置する。ベランダの手すり部に固定具を設置する。ベランダ内部にアンテナを固定するといった設置方法もございます。
壁面にアンテナを設置するメリットは、特にデザインアンテナであれば住宅の外観や景観を乱さない他、風雨や積雪など気候の影響を避けやすく、アンテナの経年劣化やトラブルのリスクを軽減できる点が挙げられます。
特にベランダへの設置であれば、それに加えてアンテナのメンテナンスやトラブル時の修理などが簡単になります。また八木式アンテナなどもベランダの内部に設置すれば、やや空間は消費するものの、外部から見えにくく住宅の外観性を維持できます。
ただ前述の通り、このような設置方法では、地デジ電波が届く方向にアンテナを向けることができる側の壁面、ベランダなどに設置することが必須になり、アンテナを設置できる位置が制限されることもございます。
また強電界地域であっても設置位置が低くなると、高層建築の付近や住宅密集地といった、地デジ電波が遮られやすい環境では、設置が難しくなることもございます。
他にも壁面へのアンテナ設置では、壁面に設置具を固定するため、壁にビス穴を開ける必要が生じます。ただベランダの手すりなどへの設置であれば専用の固定具があるため、壁に傷をつけることはなくなります、

屋内空間

地デジ電波は、電波を反射、吸収しない素材であり、極端な厚さなどでなければ、壁などを通過して伝わる性質がございます。そのため強電界地域であれば、住宅の屋根や壁、窓などを通って、屋内に十分なレベルの地デジ電波が届くケースもございます。
したがって前述した室外室内兼用の地デジアンテナなどを窓際に設置することで、十分な地デジの受信レベルを得られることもございます。ただこの場合には、現場の地デジレベルや周辺環境に加え、住宅の建材や断熱材、屋根材、窓ガラスの素材などが電波を通しやすいかどうかが重要となってまいります。
電波を通しにくい建材などの素材は、主に金属素材です。窓ガラスであれば金属入りや複層ガラスなどは電波を通しにくくなります。
また現場の条件が適していれば、通常の20素子型以上のデザインアンテナを、屋根裏や天井裏空間に設置することも可能です。このような設置であれば、住宅の外観や外装、景観にまったく影響を与えない。さらにアンテナ本体も風雨などの影響を受けなくなり、高寿命化やトラブルのリスクを軽減できるというメリットがございます。
屋根裏などに地デジアンテナを設置できる条件は、やはり壁や屋根が電波を通しやすい素材であり、屋根の上に金属素材の太陽光パネルがない。また水分は電波を通しにくくなるため、冬場に屋根の上に雪が積もらないなどで、一年を通して屋根裏空間でも十分なレベルの地デジ電波を受信できること。そして天井裏などに通じる出入口を、アンテナ本体や作業者が通ることが可能。空間にデザインアンテナを設置できる一メートル四方程度のスペースがある、といった点になります。
なお八木式アンテナを屋根裏に取り付けることも不可能ではございませんが、本体の大きさにより設置可能な条件がやや難しくなる上、設置具などによって工事費がデザインアンテナと変わらなくなるなどのデメリットから、実際に使用されることは少なくなります。ユニコーンアンテナは受信面積が小さいことから、屋根裏などへの設置には向きません。
また衛星放送の電波は波長が極端に短く、わずかな障害物でも遮断されやすいため、窓際に設置できる場合などを除いて、基本的に屋内への設置は難しくなります。そのためデザインアンテナを屋内に設置する場合も、BS/CSアンテナは屋外に設置することになるためご注意ください。
地デジをはじめ、テレビアンテナの屋内設置については、以下の各コラム記事で詳細をご説明しております。
徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?
BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法
室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

強電界地域に当たるエリアの確認方法は?

このように強電界地域では、使用できる地デジアンテナや設置方法にバリエーションがございます。
ただ、実際にご自宅が強電界地域に当たるかどうか、実際にご自宅で受信できる地デジ電波レベルがどの程度か、また電波が届く方向などを確認することは、一般の方には難しくなります。前述の通り、電波塔に近いエリアであっても、周辺の障害物などに影響により、局地的に電波レベルが悪化することや、地デジ電波が建物に反射して方向が変わった「反射波」が現場に届くケースなどもあるためです。
ご自宅などの現場で正確な電波状態を確認する方法は、やはりアンテナ工事の専門業者に電波調査を依頼することがもっとも確実と言えます。業者であれば「レベルチェッカー(電波測定器)」という機器を使用し、住宅内でも屋根の上や窓際、各室など、住宅の内の要所での地デジ電波強度、また電波の方向を正確に測定し、アンテナ設置に適した位置や、アンテナを向ける方向を確認できます。
なお個人でレベルチェッカーを購入することも可能ですが、価格が高価であり、適切に使いこなして電波状態を把握するには、アンテナや電波に関する専門知識も必要なため、コストパフォーマンスが悪く現実的でもない方法と言えます。
またアンテナ工事の専門業者への電波調査の依頼は、調査そのものは無料の業者もございます。ただ基本的には見積もりなどもセットとなり、アンテナ工事を前提とした調査となります。業者にご依頼される際は、調査後の工事のキャンセルは可能か。出張料やキャンセル料なども発生しないかといった点を確認する必要がございます。
業者による正式な電波調査ではなく、個人で、ご自宅などがどの電界地域に該当するかを確認するには、主に以下のような方法がございます。ただどれも大まかな目安にすぎず、正確な電波レベル、電波の方向などを把握するのは難しくなりますのでご注意ください。

1:周辺の住宅で使用している地デジアンテナの種類を確認する

強、中、弱の電界地域ごとに、使用できる地デジアンテナの種類は異なってまいります。特に八木式アンテナの場合は、外観から素子数や形状を確認して、受信性能が把握できるため、わかりやすい指針になります。
強電界地域の場合、八木式アンテナは8素子や14素子。パラスタックアンテナの5素子モデルなど、素子数が少なく小型のものが選ばれることが多くなります。またデザインアンテナ、ユニコーンアンテナが使用されるケースも多くなります。
またBS/CSアンテナのみ設置されており、地デジアンテナが見られない場合は、デザインアンテナを屋内設置しているとも考えられます。
ただ地デジアンテナの機種に関しては、そのご家庭の好みや、住宅内で設置されるテレビの台数などにも左右されます。特に20素子の八木式アンテナは、強電界地域から弱電界地域の一部まで、幅広く使われるモデルになります。そのためアンテナ機種による判断は、あくまでおおまかな目安にしかなりません。

2:地デジの電波塔が見えるかどうかを確認する

一般的には、強電界地域はそのエリアに電波を送る電波塔が、視認できる範囲だと言われます。ご自宅に電波を送る電波塔の位置をインターネットなどで確認し、その方向に電波塔が見えるかを確認してみるといいでしょう。
ただこれも、電波塔の規模によって強電界地域の範囲が変わってくる他、電波塔との距離は近くとも、建物や樹木などの遮蔽物や、地形などの問題で見えないといったケースもあるため、目安にしかなりません。

3:家電量販店やホームセンター、個人の電器店などに問い合わせる

ご自宅のご近所でテレビアンテナを販売している家電量販店やホームセンター、また個人経営の電器店などでは、アンテナ工事を担当することも多いため、近隣エリアの地デジ電波状況について一定の知識を持っていることが多くなります。
ただ家電店、ホームセンターなどでは、実際の工事を行うのは下請け業者になるため、店舗のスタッフなどは、工事担当者などに聞いた基礎知識しかないというケースも考えられます。こちらもあくまで参考意見としておくほうがよろしいでしょう。

4:ワンセグ放送を受信する

いわゆるワンセグ放送は、地デジ放送で各チャンネルに割り当てられた周波数帯のうち、使用しないセグメント(区分)を利用し、いわゆるガラケータイプの携帯電話に適した、小さい画面向けの低解像度でテレビ放送を行っているものです。
現在ではスマートフォンなどの普及により、携帯端末でもフルセグの視聴が可能になっておりますが、受信のしやすさや小型機器でも視聴できることなどから、災害時用などの予備放送として使われております。
このワンセグ放送も、地デジと同じ電波塔から送信されているため、ワンセグの受信状況は、地デジの電波状態に比例しているといえます。
そのためご自宅でワンセグを受信できる機器があれば、ベランダや屋根に近い位置、また各部屋でワンセグ放送を受信して、その受信状態に合わせて、地デジの電波状態も判断できることになります。
この方法では、住宅内の各部屋など、細かい場所での受信状態を確認できるというメリットもございます。ただワンセグ放送は、地デジに比べて弱い電波でも受信できるという特徴がございます。本来はメリットと言えますが、地デジの電波状態を確認する上では、目安にしかならないため注意が必要となります。

5:インターネット上の専門サイトなどで調べる

インターネット上の「A=PAB 一般社団法人放送サービス高度化推進協会」公式サイト内の「地デジ放送エリアの目安」ページでは日本国内に設置されたすべての電波塔と、その電波塔が送信する電波が届くエリアを確認することができます。
使用法は、まずホーム画面に、ご確認になりたい都道府県、市町村、住所などのエリアを入力することで、その一帯の地図と、位置する電波塔のマークが表示されます。そして各電波塔が放送する電波(放送局)の種類を選んでクリックすることで、電波の届くエリアが地図上に色付きで表示されます。
色付きで表示されるエリアは、受信できる地デジ電波レベルがおおむね「60㏈」以上になる範囲です。一般的な分類では中電界地域以上に当たり、地デジ受信に大きな支障はないとされる範囲です。受信レベルが80㏈以上になる強電界地域は、この色付きの範囲でも、電波塔の周辺、やや狭いエリアと考えればよろしいでしょう。
ただこのサイトで確認できる範囲も大まかな目安にすぎず、また建物や地形などの影響で、局地的に地デジ電波状態が悪くなるエリアまでは確認できないため、ご注意ください。

【まとめ】
強電界地域は、電波状態の良さからさまざまなアンテナ機種、設置方法が選べる上に、地デジの電波状態も安定する、地デジの受信にしては恵まれた地域と言えます。ただ一方で、電波レベルが強すぎることによる問題も生じてまいりますので、注意が必要です。
なお冒頭でも申しあげた通り、中電界地域、弱電界地域でのアンテナ設置その他に関しては、以下の姉妹記事でご説明いたしております。

中電界地域と強電界、弱電界地域の電波レベルの違いとは? 該当する地域の調べ方、適した地デジテレビアンテナの選び方も解説

地デジの弱電界地域に最適なテレビアンテナの種類と取り付け工事の選び方とは? 強・中・弱の電界地域の調べ方も徹底解説

当あさひアンテナでは、強電界地域で可能となる、あらゆる地デジアンテナ工事にご対応しております。
各種地デジアンテナも国産大手メーカーの最新鋭、高性能機種をご用意し、アンテナ本体および基本部材、防水加工などをセットにした基本工事価格でご提供いたします。八木式アンテナの基本工事価格は15,000円(税込み)から。デザインアンテナは20,000円(税込み)からで屋根裏設置にも対応いたします。またユニコーンアンテナも特別価格でご対応する他、コンパクト型デザインアンテナや高性能アンテナ等もご用意しており、あらゆる電波状態の現場にご対応が可能です。

ご自宅での電波調査、お見積もりも、出張料、キャンセル料なども含む完全無料で実施しておりますので、どうかお気軽にご依頼ください。
弊社では現場の電波状態や、周辺環境などの条件で、可能な限りお客様のご要望に応じたアンテナ設置を、業界最安に挑む価格でご提案いたしております。さらにアンテナ工事後には、業界最長クラスの「10年保証」もご用意しております。
ご自宅の電波状態に適した地デジアンテナ設置をはじめ、各種テレビアンテナ工事に関するご相談は、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。またはメールフォームLINEアカウントまで、どうぞお気軽にお寄せください。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。