狛江市元和泉｜八木アンテナ撤去→八木アンテナ新設工事｜前庭も広く高級感漂うアイボリーの戸建て

2025年01月21日

狛江市元和泉の戸建てにテレビアンテナ工事にお伺いしました。

前庭を広く取られ、余裕を持って建てられたステキなお家です。
アイボリーの外壁や深い軒天に高級感が漂っています。

お客さまからご連絡をいただきました。
八木アンテナの支線の一本が切れ、現在は3本で立っているそうです。
危険なのでこちらを撤去して、新たにデザインアンテナ設置をご希望です。

さっそくお家にお伺いして状況を拝見いたしました。

レベルチェッカー（電波測定器）を用いて、壁面で電波を測りました。立地的に電波の良くない地域で、デザインアンテナ設置は厳しい状況です。
これまでと同じように八木アンテナであれば設置可能です。

その旨、お客さまにお伝えしましたところ、「八木アンテナで大丈夫ですよ」とお答えいただきました。

八木アンテナは1920年代に、東北帝国大学（現：東北大学）の八木秀次博士、宇田新太郎博士の共同研究によって開発されたもので、最も古くから存在する第一世代のアンテナです。

現在でも地デジアンテナの代名詞であり、テレビアンテナとして真っ先に連想される形状をしています。

信号の受信能力が高く、電波取得が高利得になります。
方向性が高いため、望まない方向からの干渉を減らし、特定の方向の信号を強調できます。

他のモデルより地デジの受信感度が高くなる要因として、素子アンテナである、指向性が高いという点も挙げられます。

ノイズが多い環境や、基地局からの信号をターゲットにするときに頼りになります。
構造も比較的シンプルで低コストです。電波の弱い地域において、最も頼りになるアンテナです。

お客さまのご了承をいただきましたので、八木アンテナの交換工事に取りかかります。

まず、屋根上の八木アンテナをマストごと撤去します。
アンカーに繋がれているワイヤーを切断し、ワイヤーとマストをまとめ、屋根馬もすべて外してきれいに撤去します。
撤去後は残置物がないように注意して確認します。

次に、八木アンテナを新設します。

屋根上に屋根馬を設置し、アンテナマストを立てて垂直に固定します。
マストの先端に八木アンテナを取り付けます。

さらに屋根の四隅に専用の金具を取り付け、金具から屋根馬とマストまで、ステンレスワイヤー製の支線（ステー）をバランスよく張って、マストごとアンテナをしっかりと固定します。

あさひアンテナでは、屋根上にアンテナを取り付ける場合には、屋根の四隅からマストまで４本のステーを張り巡らせ、さらにそのステーの途中から、屋根馬に向けてもう４本のステーをバランスよく張り、合計８本のステーで、アンテナを頑丈に固定します。

分配器は屋根裏に、ブースター電源は二階室内に設置されていましたので、そちらからブースター本体へ電気供給を行いました。

ブースターは電波の増幅装置です。テレビ端子の数（分配数）や電波状況によってはブースターが必要となるケースがあります。
その役割は重要で、電波が弱い地域や、遠くの放送局からの信号を受信する際に信号を増幅して、電波レベルを安定させます。また、複数のテレビを設置している場合、信号を分配するときに起きる減衰を補います。

アンテナ工事後は、作業場所の周囲を点検してきれいにし、ゴミが落ちていないか、忘れ物がないか、施工不備がないかなどを確認します。

今回は必要ありませんが、テレビを視聴する環境が変わった際には、テレビの周波数を地域の帯域に合わせるために、チャンネルの割当てが必要になります
テレビのリモコンで「チャンネルスキャン」と「地域設定」を行います。
弊社ホームページの「エラーコードE201、E202、E203」の項目に、主要テレビメーカーの「初期設定の方法」がまとめてありますので、ぜひご参照くださいませ。

アンテナ設置終了後は、各お部屋にあるテレビ、またはアンテナコンセントできちんと受信できているかを確認した上で、お客さまより最終的なご確認をいただき、アンテナ工事を完了させていただきます。

お申し込みをしてくださったのはご年配のお母さまです。工事に際しては娘さんが立ち合ってくださいました。
テレビがきれいに映っていることを確認してくださいました。ありがとうございました。

もうアンテナ倒壊の心配はありません。どうぞ安心して、きれいに映るテレビをお楽しみくださいませ！
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