【2025年最新】室内アンテナでテレビが正しく映らない?その原因と対策を徹底解説!おすすめアンテナ機種の選び方も紹介
一人暮らしなのでテレビは一台で十分。学生の下宿や単身赴任など一時的に生活するだけの住宅なので、大掛かりなアンテナ工事は無駄になるといった理由で、アンテナ工事を行わずテレビ放送をご覧になりたいときに、とっても便利な製品が「室内アンテナ」です。
室内アンテナはコンパクトで価格も安く、設置もご自分で簡単にできるため、アンテナ購入の他に工事の費用などは必要なく、最小限のお金で、簡単にテレビを視聴できるようになるのが最大の魅力です。
一方で、室内アンテナは受信性能などの問題から、現場の条件によってはテレビがきれいに映らない場合もあるのが難点です。そのため「せっかく室内アンテナを買ったのに、とりつけても全然テレビが映らない……」ということになる場合もあります。
せっかく室内アンテナでお手軽にテレビが見られると思っていたのに、肝心のテレビ放送がきちんと映らないようでは、アンテナの費用が無駄になり、ガッカリしてしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、室内アンテナを設置してもテレビがきちんと映らなくてお困りの方や、室内アンテナに心惹かれながら、きちんと映るかどうか心配で購入に踏み切れない方のために、室内アンテナでテレビが映らない場合の原因を徹底的に解説いたします。
アンテナ工事の年間施工実績6,000件を誇り、豊富な専門知識と経験により、テレビ電波を受信する仕組みや事例も熟知する当あさひアンテナが、室内アンテナを使うときに注意すべきお部屋のテレビ電波状況、室内アンテナの設置場所やアンテナの向き、ブースターの有無など、 考えられる原因をひとつひとつ丁寧にチェックしていきます。
さらに、DIYでもできる室内アンテナ受信感度アップの裏ワザや、 高感度でおすすめできる室内アンテナ機種もご紹介。最適な設置方法からチャンネル設定、マンション・アパートでの注意点、 お客様からのよくある質問まで、室内アンテナに関するさまざまな情報を網羅してご紹介しております。
この記事をお読みいただければ、もう室内アンテナが正しく映らないストレスとはお別れになるでしょう。すでに室内アンテナをお使いの方、導入をご検討されている方まで、室内アンテナによる快適なテレビの視聴をお楽しみください。
室内で使えるテレビアンテナとは?室内アンテナと屋外屋内兼用アンテナの種類
室内アンテナとは、その名の通り、室内に設置してテレビ放送を受信できるテレビアンテナ(基本的に地デジアンテナ)のことです。
その主な形状は、高さや横幅などは十数センチから二十数センチ程度のコンパクトさで、デザインや本体色はメーカーによってさまざまながら、インテリアのようにスタイリッシュな「卓上アンテナ」と呼ばれるものです。
このアンテナ本体をテレビの近くや窓際に置いて、付属もしくは本体と一体型のケーブルでアンテナとテレビの地デジチューナー端子を接続することで、一般の方でもとても簡単に設置できます。
室内アンテナのもうひとつの種類が「ペーパーアンテナ」と呼ばれるタイプです。
このペーパーアンテナは、本体が30センチ四方程度の、プラスチックなどの薄型で透明なシート、もしくは板状のアンテナになります。このアンテナ本体を室内の窓や壁などに貼り付けるようにして設置し、テレビ本体とケーブルで接続します。
ペーパーアンテナの特徴は、卓上アンテナに比べても、さらに設置スペースが少なくて済むこと。また窓や壁を通り抜けた地デジアンテナを、広い面で直接キャッチすることにより、受信感度が高くなりやすいことです。
卓上アンテナ、ペーパーアンテナとも、室内に設置することが前提になるため、室内アンテナと呼ばれます。
ただ住宅の室内に設置できる地デジアンテナには、大きく「室内アンテナ」と「屋外屋内兼用アンテナ」の二種類にも分けられます。
屋外屋内兼用アンテナとは、屋内外兼用アンテナなどの呼ばれ方もありますが、その文字通り、室内と屋外の両方で使用できるアンテナになります。そのため、おおむね室内用の卓上アンテナに比べるとやや大型で受信性能も高く、屋外設置も考慮して、風雨など自然環境に強い頑丈な設計になっています。
その外観は、室内アンテナの卓上アンテナと同じくメーカー、モデルによってさまざまなものがあり、室内だけでなく、屋外のベランダ、壁面などに固定する形での設置も可能になります。
近年では、壁面に設置される地デジアンテナのデザインアンテナ(平面アンテナ)の中にも、一般的な20素子相当モデルより格段に小型で、受信性能は低いものの、専用のスタンドなどを用いて室内の窓際などへの設置も可能な、屋外屋内兼用のコンパクトモデル・デザインアンテナも存在します。
これらの室内対応アンテナは、一般の方でも工事不要の室内作業で手軽に設置できるため、賃貸住宅や、テレビの受信設備が整っていない部屋、屋外への本格的なアンテナ設置の必要性が低い場所などでも、地デジ放送の視聴を楽しめます。
室内アンテナと屋外屋内兼用アンテナ、それぞれの特徴をまとめた表がこちらです。
種類 | メリット | デメリット | おすすめポイント |
---|---|---|---|
室内アンテナ | 設置が簡単。 デザイン性が高い。 価格が比較的安い。 |
受信性能が低い。 | 手軽な設置で地デジ放送を観たい方。 室内のデザイン性を重視する方。 |
屋外屋内兼用アンテナ | 電波状況に合わせて設置場所を選べる。 比較的、受信性能が高い。 |
室内アンテナに比べて大型で価格もやや高い。 | 電波状況がやや悪い地域にお住まいの方。 安定した受信を重視する方。 |
ご自身の環境や目的に合わせて、最適なアンテナのタイプをお選びください。
室内用アンテナの弱点・デメリットとは?
上記の通り、屋外屋内兼用を含めた室内用アンテナは、低価格で設置も簡単なため、導入に費用も手間もかからないという、非常にメリットの多いアンテナに思えます。
そのため、この記事を読んでいらっしゃる方の中には、室内用のアンテナがあれば、一般的な屋外用の地デジアンテナや、設置に伴う工事はいらないのではないか、と思われる方もいるのではないでしょうか。
ただ室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナとも、手軽な半面、屋外設置されるアンテナに比べると、受信性能は非常に低いという弱点があります。
一般的な屋外用の地デジアンテナは、その受信性能は「素子数・素子数相当」で表されます。これは本体に設置された素子(エレメント・電波を受信するパーツ)の数(素子数)を示す数値、もしくは外部から素子が見えないアンテナで、受信性能を素子数に換算(素子数相当)したものです。
幅広いエリアに対応できる一般的な地デジアンテナの素子数は「20素子(相当)」で、電波塔から近く地デジ電波の受信レベルが強いエリアでは、8素子や14素子などのモデルが使われることもあります。
これに対して、室内アンテナはほとんど素子数(相当)の表記がなく、その受信性能は「強電界地域用」などの表記があるだけのものが大半になります。実質的な受信性能は、メーカーやモデルによっても異なりますが、1、2素子相当前後と考えられています。
対して、屋外屋内兼用アンテナは、やや受信性能は高くなりますが、それでも3素子相当から5素子相当程度の製品が大半になり、やはり強電界地域用のモデルになります。
この「電界地域」とは、ある地デジ電波塔から見て、その地デジ電波が受信できるレベル(強さ)で届く範囲を、到達する電波レベル別に区分したエリアのことです。
その分類の基準は、使われる場所によって異なる場合もありますが、電波レベルを示す「㏈(デシベル)」の数値にて、電波塔から近く電波が80㏈以上の強さで届く範囲を「強電界地域」。その次に電波塔に近く、80㏈から60㏈の強さで届く範囲を「中電界地域」。それより遠く、山地などの影響もあって60㏈以下になる範囲を「弱電界地域」と呼びます。
屋外に設置される地デジアンテナは、本的にこの電界地域に合わせて、対応機種や受信性能、設置位置が決められます。
屋外用の地デジアンテナ機種のうち、本体の受信性能や屋根の上への設置でもっとも受信感度が向上しやすい八木式アンテナでは、強電界地域では8素子以上、中電界地域では14素子以上、弱電界地域では20素子相当や高性能モデルが利用されます。
また同じ素子数相当でも本体の構造や、設置位置が壁面などで低くなることから、やや受信感度が弱まりやすいデザインアンテナは、コンパクトモデルなどを除く基本機種が20素子相当モデルで、電波環境の悪いエリアでは、少し大型で受信感度の高い26素子相当モデルも存在します。
以上の屋外用地デジアンテナの性能に比べると、室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナの受信性能が、どれだけ低いものであるか、おわかりいただけると思います。
また電界地域は電波塔からの距離と山地などの地形から割り出した大まかな目安にすぎず、実際に各現場へ到達する地デジ電波レベルは、周辺の建物などの障害物、気候や天候など空間の状態によっても変動します。
同じ住宅でも、受信環境のいい屋根の上と、周辺環境に影響されやすい壁面などでは受信できる地デジ電波レベルが大きく異なる場合もあります。
一方で「地デジ電波(UHF(極超短波)の470MHzから710MHzまで)」は、40センチから60センチ程度の波長の幅を持つため、電波を反射する金属や、電波を吸収してしまう密度の高い素材などが使われていない限り、通り抜ける際に一定の減衰(電波レベルの弱まり)は生じますが、一般的な住宅の屋根や壁を透過して屋内に届く性質もあります。
そのため、室内アンテナや屋外屋内兼用アンテナを利用して地デジ放送が受信できるケースも出るのですが、これらのアンテナは屋外用アンテナに比べると受信性能が低いため、基本的に強電界地域で、主に設置する場所から電波塔が視認できるエリア向きのモデルになります。
さらにそのエリア内でも、設置する部屋の周辺に、建物など地デジ電波を遮る障害物がある。お住まいの建材に電波を通しにくい素材が使われているなどの場合は、室内用アンテナを使用しても、十分な受信が難しくなる場合もあります。
まとめると室内用アンテナは、いわゆる強電界地域で、現場が電波塔に近く、周辺環境や住宅の建材などにも問題がなく、室内に十分な地デジ電波が届くお部屋でのみ、安定して利用できるアンテナということになります。
他にも、屋外用の地デジアンテナであれば、基本的に一基のアンテナを設置するだけで、ブースターなどの設置が必要になる場合もあるものの、室内のすべての部屋にテレビ電波を届けることができます。
対して室内用アンテナでは、一台のテレビに対して、一基のアンテナを接続することが必要になります。総じて室内用アンテナは、本格的なアンテナ設置工事が難しい、またはコストパフォーマンスが悪くなる場所で、一時的に地デジ放送を視聴する用途に適した、簡易的な地デジアンテナと言えます。
衛星放送用の室内アンテナはある?
室内アンテナで、地デジ放送だけでなく、衛星放送も視聴できないか、とお思いの方もおられるでしょうが、結論から申し上げると、 衛星放送用の室内アンテナは、一般的に販売されていません。
地デジ放送の場合は、室内アンテナや屋外屋内兼用アンテナを窓際に設置する方法がありますが、衛星放送は少し事情が異なります。
衛星放送では、空の一点に静止して見える静止衛星から、光のような直進性を持つ12GHz帯の電波を、日本全域に送信しています。
この12GHz帯の電波を受信するためには、パラボラアンテナと呼ばれる、お皿のようなディッシュ(放物面反射器)を持つBS/CSアンテナが必要になります。
12GHz帯の電波は、光のような性質で宇宙空間からでも地上まで直進して届く半面、障害物に弱いという弱点もあり、住宅では屋根や壁などに完全に遮られるため、基本的には屋内での受信は不可能になります、
ただし、いくつかの条件が揃っていれば、BS/CSアンテナを室内に設置することも可能となります。その主な条件は、
- 静止衛星が位置する東経110度(南西方向)を向いた窓際に設置する。
- 窓ガラスがシンプルな構造で電波を通しやすい素材である。
- 窓の向こうに12GHz帯の電波を遮る障害物がない。
などになります。これらの条件を満たしていれば、窓ガラスを通して12GHz帯の電波が届くため、窓際にBS/CSアンテナを設置することで、室内でも衛星放送を受信できる可能性があります。詳しい条件については、専門業者のサイトにある設置方法の解説やコラム記事などを参考にしてみるとよろしいでしょう。
もっとも、BS/CSアンテナの室内設置では、やはり受信感度が弱くなりやすい他、デメリットも多いため、あまりおすすめできる方法ではありません。安定した衛星放送の受信を求めるなら、やはり屋外へのBS/CSアンテナ設置がおすすめです。
次の項目では、室内アンテナでテレビが映らない、画面が乱れるなどの原因について、さらに詳しく解説していきます。
電波状況?設置場所?室内アンテナが映らない原因をチェック!
せっかく室内アンテナを設置したのに、テレビで地デジ放送がきちんと映らない場合、その原因は一体どこにあるのでしょうか?
この項目では、考えられる原因をひとつずつチェックしていきます。
原因1:電波状況が悪い
上記の通り室内アンテナは、屋外用の地デジアンテナに比べると受信感度が低いため、電波状況が悪い場所ではテレビが映りにくいことがあります。
特に以下のようなケースでは、屋内の地デジ電波状況が悪くなる可能性があります。
- 自宅が電波塔から遠く、電波レベルが弱い。
- 周辺に高層ビルや山など、電波を遮るものがある。
- 住宅の建材などが地デジ電波を通しにくい。
屋内での電波状況が悪く、室内用のアンテナでは十分な受信が難しい場合は、ブースター内蔵型モデルアへの買い替えや、窓際などより電波が届きやすい位置に、アンテナの設置場所を変えるなどの対策が必要です。
原因2:アンテナの設置場所が悪い
室内アンテナは、一定の電波レベルを確保できる室内でも、設置場所によって受信感度が大きく左右されます。
一般的には、同じ室内でも、電波を通しやすい窓際、屋根を透過した地デジ電波が届きやすい高い場所に室内アンテナを設置する方が、より電波を受信しやすくなります。
逆に、以下のような場所に設置すると、電波が届きにくくなる可能性があります。
- 電波の遮蔽物が多くなる壁の陰。
- 同じく電波を遮る家具の裏。
- 室内でも低い場所。
- 近隣の電波塔から見て遠く、遮蔽物が多くなる位置。
ただ、室内で受信に適した位置は、お住まいの構造や部屋の階数、向きや位置などによっても左右されますので、お住まいの状況に応じて、室内で受信レベルが高くなる位置を選ぶ必要があります。
室内アンテナの設置には、電波塔の位置や周辺環境、住宅の構造なども考慮して、室内でもいろいろな場所への設置を試して、もっとも受信感度が高まる場所を見つけることが重要と言えます。
原因3:アンテナの向きが悪い
地デジアンテナやBS/CSアンテナには、基本的に「指向性」という性質があります。これは、アンテナの真正面側を中心とした当たる一定の範囲内のみで、電波を受信しやすくなる性質です。
地デジアンテナの場合、指向性はその形状や受信性能によって左右され、素子数(相当)の数値が高い機種ほど指向性が高く(受信性能を発揮する範囲が狭く)なり、また指向性の高いアンテナほど、その範囲内での受信感度が高くなります。
室内アンテナや屋外屋内兼用アンテナは、受信性能の低さから指向性はさほど高くはありませんが、製品によっては一定の指向性があり、受信部分の角度調整ができるモデルなども存在します。
したがって、地デジ電波を受信しやすい位置に室内アンテナを設置しても、その角度の調整具合が悪いと、地デジ電波をうまく受信できず、テレビ画面がうまく映らないことがあります。
そのため室内アンテナの設置では、その向き、調整部の角度などを少しずつ変えながら、受信感度がもっとも高くなる方向を見つけることも重要です。
原因4:ブースターがない、または故障している
テレビアンテナにおける「ブースター」とは、アンテナが受信したテレビ電波を増幅する装置のことです。屋外用アンテナの場合は、中、弱電界地域など、受信できる電波が弱い地域や、住宅内に三台以上のテレビを設置する場合に、必要な電波レベルを確保するために設置されます。
またアンテナからテレビのある部屋まで、ケーブル配線が長い場合には、配線部での電波の減衰により、その部屋でのみ電波レベルが低下するケースもあり、このような場合には、各部屋で電波レベルを増幅する室内用ブースターを設置する場合もあります。
室内用アンテナの場合、元々の受信感度が弱い性質もあるため、外部にブースターを設置するケースはほとんどありませんが、室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナにもブースター内蔵型モデルが存在します。
室内用アンテナでもブースター内蔵モデルであれば、価格はやや高くなるものの、本体の受信レベルの弱さをある程度カバーでき、安定した受信感度を確保しやすくなります。
また比較的、受信感度の高い屋外屋内兼用アンテナであれば、簡易的なラインブースターを設置して、ある程度、電波レベルを高めることができます。
室内用アンテナで受信感度に不安がある場合は、ブースター内蔵型のモデルを利用する、またラインブースターを追加設置されるなどの対処を取るとよろしいでしょう。
また、ブースターには電源が必要なため、ブースター内蔵型の室内アンテナはまずコンセントに接続するほか、アンテナ本体のブースター用スイッチがあるモデルも存在します。アンテナ内蔵のブースターが電源に接続され、正常に動作しているかどうかも確認してください。
原因5:テレビとの相性が悪い
ごく稀なケースですが、室内アンテナとテレビ本体の相性が悪い場合があります。複数のテレビ、または室内アンテナをお持ちの場合は、別のテレビ、アンテナとの接続の組み合わせを試してみることで、相性の問題かどうかを判断できます。
また使用から10年以上が過ぎたテレビなどの場合は「テレビ本体の不具合」の場合もありますので、テレビ本体のリセットなども試してください。
原因6:ケーブルの劣化・断線
アンテナとテレビを接続するケーブルが劣化していたり、断線していると、電波が正常に伝わらず、テレビが映らないことがあります。
ケーブルが極端の折り曲げられていたり、家具などの下敷きになっている部分がないか。またテレビとの接続端子にしっかりと接続されているか。接続部に汚れが溜まっていないかなどを確認して、場合によってはケーブルの状態を整え、接続部の汚れを落としてしっかりと接続し直してください。
またケーブルの破損などが見つかった場合は、ケーブルの交換が必要ですが、室内アンテナとケーブルが一体化しているモデルの場合は、アンテナ本体ごと交換する必要も出るため、ケーブルの扱いにはご注意ください。
原因7:周辺環境の影響(高層マンションなど)
自宅の周辺に高層マンションなどが建設された、室内アンテナを置いている窓の外で樹木が茂ったなど、電波を遮る障害物が発生した場合、受信レベルが低下してテレビの画面が乱れる場合があります。
特に、高層ビルの陰になる場所では、電波が大幅に減衰してしまうことがあります。この場合は、アンテナの位置を高くしたり、別の場所に移動するなどの対策が必要になることがあります。
【DIYで改善!】室内アンテナの受信感度を上げる裏ワザ5選!
室内アンテナで地デジ放送の映りが良くならない場合にも、ちょっとした工夫で、受信感度を向上できる可能性があります。
この項目では、上記でご説明した点についてのより詳しい手法の解説を含めて、DIYでもできる室内アンテナの、受信感度改善の5つの裏ワザをご紹介いたします。
裏ワザ1:最適な設置場所を見つける
室内アンテナの受信感度は、設置場所によって大きく左右されます。
地デジ電波は住宅の壁などを透過するとはいえ、その素材や厚みによっても到達する電波レベルが左右されます。一般的に、室内でもっとも地デジ電波を通しやすい場所は、薄い窓ガラスから電波が届きやすい窓際になります。
ただ、窓ガラスに金属素材が混じっている。複層ガラスなどの場合は、地デジ電波を通しにくくなる場合もあるのでご注意ください。
いずれにせよ室内アンテナは、なるべく窓際で、電波塔の方向が開けている場所を探して設置することがオススメです。できるだけ高い位置に設置するのも効果的です。
また屋内屋外兼用アンテナであれば、ベランダに据え置きするなどの方法でも、屋外で直接、電波を受信できるため、受信感度が高まる可能性があります。さまざまな場所への設置を試して、もっとも受信感度がよくなる場所を見つけてください。
裏ワザ2:アンテナ本体の向きを調整する
地デジ電波は基本的に近隣の地デジ電波塔から届いているため、アンテナを電波塔の方向に向けることで、受信感度がもっとも高くなります。
ただ実際には、高層ビルなどに反射する、乗り越えるなどした際に方向が変わった地デジ電波(反射波、回折波)などもあり、壁などを通り抜ける際に角度が変わることもあるため、室内アンテナの場合は、一概に電波塔の方向で電波レベルが高まるとも言えないケースもあります。
そのため、室内アンテナでは、その向きを少し変えるだけで、受信感度が大きく向上するケースがあります。テレビの受信レベル(アンテナレベル画面)を確認しながら、最適な角度を探してみてください。
裏ワザ3:ブースターを導入する
そもそも室内に届く地デジ電波が弱い場合は、ブースター(増幅器)か、ブースター内蔵型の室内アンテナを採用することもひとつの選択肢です。
前述の通り、受信感度の低い室内アンテナは外付けのブースター設置には適していませんが、一定の受信性能を持つ屋外屋内兼用アンテナであれば、ラインブースターである程度、受信感度を高めることができます。
裏ワザ4:アルミホイルで感度アップ?効果を検証
インターネット上では、室内アンテナを設置する場合に、アルミホイルを利用することで、受信感度が向上する、という情報が出回っています。
アルミホイルは電波を反射させる金属であるため、使い方によっては地デジ受信感度の向上や、電波障害を抑えるなどの効果も期待できます。
例えば、テレビ電波に、電子レンジや無線LANなどの影響でノイズ(雑音となる余計な電波)が混じり、テレビ画面が乱れる場合には、アンテナケーブルやテレビとの接続端子部にアルミホイルを巻き付けることで、ノイズを防いで画面の乱れを抑えることができます。
室内アンテナで受信感度が悪い場合には、コップに丸めたアルミホイルをいくつも入れたものや、段ボール箱にアルミホイルを貼り付けたもの室内アンテナの近くに置くことで、アンテナの方向に電波を反射して受信感度が高まった実例もあります。
これらの方法については、現場の条件などにも左右されるため、確実に効果があるとは申せません。したがって過度な期待は禁物ですが、お手軽に試せる方法なので、試してみる価値はあるともいえます。
またアルミホイルを使った道具でアンテナ側に電波を反射させる場合には、アンテナ本体と同じく、アルミホイルを置く位置を様々に工夫することで、より受信感度が高まる可能性もあります。
裏ワザ5:高性能アンテナへの買い替えを検討
上記の方法を試しても改善が見られない場合は、アンテナ自体に問題がある可能性が考えられます。特に、古い室内アンテナや、安価な室内アンテナを使用している場合は、より高性能なアンテナへの買い替えをご検討されるのもひとつの方法です。
近年の室内用アンテナは、ブースター内蔵モデルをはじめ、受信感度が向上している機種も多く、デザイン性も優れたものが登場しています。
これら、ご紹介した5つの裏ワザを試すことで、室内アンテナでも快適なテレビ放送の視聴を実現できる可能性が高まります。
デザイン性や受信感度でおすすめの室内用アンテナ4選!
室内アンテナは便利で魅力的だけど、自分の家できちんと映るのか。自宅で十分な受信レベルが確保できるかわからないと、ご不安な方もおられるでしょう。
そこでこの項目では、本体のデザインや扱いやすさ、受信性能などで評価の高い、おすすめの室内用アンテナ(室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナ)モデルを4種類、ご紹介いたします。
各製品の特徴や選び方のポイントも解説いたしますので、ご自宅の条件にぴったりの機種を見つけてください。
なお、当あさひアンテナでは、以下の各機種をすべてご用意しており、ご自宅、お部屋の環境で安定した受信が可能かどうかの確認も含めて、低価格でご提供しております。ご興味がおありの方は、当あさひアンテナのフリーダイヤル、メールフォーム、LINEアカウントまで、お気軽にお問い合わせください。
おすすめ1:DXアンテナ「US10WB/US10KB」
DXアンテナ製の「US10WB」「US10KB」は、オールチャンネル(13chから52ch)に対応する地デジ放送の受信性能だけをもつ、シンプルな室内アンテナです。どちらも基本的に同じモデルで、本体色がホワイトが「US10WB」。ブラックが「US10KB」になっています。
大きさは高さ12センチ強、横幅と奥行きが10センチ程度と、独自のサンドウイングマルチループ方式の採用により、小型化を実現しています。形状は円形の土台部分に、板状の受信部が立てられたシンプルなデザインで、板状の受信部は角度調整が可能になっています。
特徴:
- 受信部の角度調整が可能で、受信感度が調整しやすい。
- 2色のカラーバリエーションに、コンパクトでスタイリッシュなデザイン。
- シンプルな機能で設置が簡単、初心者でもすぐに使える。
おすすめポイント:
「US10WB」「US10KB」は、地デジ放送を受信するだけのシンプルな室内アンテナで、実売価格も2,000円台から4,000円以下と低価格なため、初心者の方にも扱いやすいモデルになります。本体色も2色でスタイリッシュなデザインのため、お部屋のイメージに合った設置が可能になります。
おすすめ2:DXアンテナ「US120A/US120AW」
DXアンテナの「US120A」「US120AW」は、室内アンテナでもオールチャンネル(13chから52ch)対応のブースター内蔵モデルになります。「US120A」はブラック、「US120AW」はホワイトの本体色になります。
サイズは高さが20センチ程度、横幅や奥行きが8センチ強。全体的に円筒形のシルエットに、土台部を除く上下がくりぬかれたような形で、見た目は長い取っ手のついた手桶のようなイメージで、方向調整で向きを変えてもシルエットが変化しない、非常にスタイリッシュな見た目です。
内蔵されるブースターは、利得が15㏈から20㏈のローノイズブースターで、同社の従来比1.6倍の受信性能をもち、基本は強電界知己用ながら、より安定した受信を実現できます。
特徴:
- 丸みのあるスマートなデザインで設置場所を選びません。
- ブースター内蔵型で、受信レベルが安定しやすくなります。
おすすめポイント:
「US120A」「US120AW」は、ブースター内蔵型で、室内アンテナながら受信感度が安定しやすくなります。実売価格も4,000円前後から5,000円台とお手頃です。2色のカラーバリエーションに設置角度を調整してもシルエットが変わらないスタイリッシュさで、受信する映像もクリアになります。
おすすめ3:DXアンテナ「US210(P)」
DXアンテナの「US210(P)」は、八木式アンテナの4素子から5素子に相当する、オールチャンネル(13chから52ch)対応の地デジ用、屋外屋内兼用アンテナです。本体サイズは横幅30センチ強、奥行き12センチ強、高さ5センチ強、フラットスリーブ方式(独自名称)の採用により小型・軽量化を実現したスタイリッシュなボックス型で、据え置きや壁面などへの取付が可能なスタンドも付属しています。
特徴:
- 室内だけでなく、屋外のベランダや壁への設置も可能。
- 受信性能も比較的、高いため受信レベルが安定しやすい。
- 専用スタンドの付属で室内設置にも便利。
- 設置金具なども付属するため、屋外にも設置しやすい。
おすすめポイント:
「US210(P)」は屋外屋内兼用型で、本体の受信性能の高さや、屋外設置も可能なことから、受信感度を安定させやすいのが特長です。実売価格も5,000円台から7,000円台で、通常の室内アンテナでは受信感度に不安がある場合にオススメです。
おすすめ4:マスプロ電工「スカイウォーリー ミニ:U2SWLC3/U2SWLC3(BK)」
マスプロ電工の「U2SWLC3」「U2SWLC3(BK)」は、同社のデザインアンテナ(平面アンテナ)モデル「スカイウォーリーミニ」シリーズでも、業際最小クラスのコンパクトモデルになります。オールチャンネル(13chから52ch)対応の地デジアンテナで、本体色は「U2SWLC3」がホワイト、「U2SWLC3(BK)」がブラックです。
受信性能は3素子相当程度で強電界地域専用モデルですが、壁面などへの屋外設置のほか、付属の据え置きスタンドで室内の窓際などにも設置できる、屋外屋内兼用アンテナになります。本体サイズはアンテナ本体のみで、高さ36センチ程度、横場は15センチ程度、奥行き5センチ程度になります。
特徴:
- 室内だけでなく、屋外のベランダや壁への設置も可能。
- 比較的、受信性能も高いため室内でも受信レベルが安定しやすい。
- 室内用スタンドや屋外用の設置具なども付属。
- シンプルな形状と色合いで室内空間にもマッチする。
おすすめポイント:
「U2SWLC3」「U2SWLC3(BK)」は屋外屋内兼用のコンパクト型デザインアンテナで、室内アンテナとしても使いやすく、またベランダなどの屋外に設置することで、より受信感度を安定させやすくなります。価格も4,000円台から6,000円台とお手頃で、窓際への据え置きで使えるため、屋内用アンテナとしても非常に使いやすいモデルになります。
これだけ読めば完璧!室内アンテナの設置方法とチャンネル設定【初心者向け】
室内アンテナを購入したけど、適切な設置の方法がわからない。
そんなお客様のために、この項目では、室内アンテナの設置からチャンネル設定まで、初心者の方でも分かりやすいよう、ステップごとに解説していきます。
ステップ1:室内アンテナの設置場所を決める
まず、もっとも重要なポイントが、室内アンテナの設置場所です。室内アンテナは、屋外アンテナに比べて受信性能が弱いため、安定した受信を実現できる場所を選ぶ必要があります。
以下のポイントを参考に、最適な場所を見つけてください。
- 窓の近く:部屋の窓は、テレビ電波がもっとも入りやすい場所です。特に、電波塔の方向に向いている窓がおすすめです。
- 高い場所:地デジ電波は基本的に、電波塔の先端から下るような形で周辺の住宅に届くため、室内アンテナは室内でも高い場所に設置するほど、電波を受信しやすくなります。
- 障害物の少ない場所:金属製の家具や家電製品などは、室内でも地デジ電波を遮断する可能性があります。室内アンテナは、このような障害物がなるべく少ない場所に設置してください。
室内アンテナの設置場所を決めたら、実際にテレビと接続して、電波の受信状況を確認してください。受信レベルがもっとも高くなる場所が、最適な設置場所です。
ステップ2:室内アンテナを設置する
設置場所が決まったら、いよいよ室内アンテナを設置します。室内アンテナは、上記の通り、壁や窓に貼り付けるペーパーアンテナ、窓際などに置く卓上アンテナに分かれますが、卓上アンテナでも、ビスや固定具を使って壁に固定できるものもあります。
それぞれのタイプに合わせて、取扱説明書をよく読んで、受信に適した位置へと正しく設置してください。据え置き型の場合は、できるだけ安定した場所に設置し、倒れないように注意してください。
ステップ3:テレビとアンテナを接続する
室内アンテナを設置したら、テレビとアンテナを接続します。室内アンテナの場合は、アンテナと一体化したケーブルか、付属のケーブルを、アンテナとテレビ側の地デジチューナー端子にそれぞれ接続するだけ設置完了です。
テレビの取扱マニュアルなども確認して、正しい端子へと接続してください。なおブースター内蔵型モデルの場合は、アンテナの電源ケーブルをコンセントに接続し、本体のプースター電源を入れるなどの準備も必要です。
接続が完了したら、次のステップに進みます。
ステップ4:チャンネル設定を行う
テレビと室内アンテナを接続したら、最後にチャンネル設定を行います。チャンネル設定の方法は、テレビのメーカーや機種によって異なりますが、一般的には、テレビのリモコンのメニューボタンから設定画面を開いて「チャンネル設定」または「初期設定」を選択します。
設定画面で、「地上デジタル」または「地デジ」を選択した後「スキャン」または「チャンネルサーチ」を実行します。
テレビ本体が自動的に、アンテナ側から受信可能なチャンネルを検索して、テレビのチャンネル番号に当てはめる形で設定してくれます。チャンネル設定が完了したら、テレビ放送が視聴できるかどうかを確認してください。
もし、チャンネルが正しく設定されない、テレビ画面が乱れるなどの場合には、アンテナの設置場所や向きを調整して、再度チャンネル設定を試してみてください。
これらのステップを順番に進めることで、初心者の方でも簡単に室内アンテナを設置して、地デジ放送を視聴できるようになります。
マンション・アパートでも大丈夫?室内アンテナが使えるエリアと注意点
マンションやアパートにお住まいの方で、室内アンテナが使えるのか気になる方もおられるでしょう。
室内アンテナは手軽に設置できることが魅力ですが、お住まいの環境によっては、十分な電波が届かずに使えないこともあります。そこでこの項目では、マンションやアパートでの室内アンテナ利用について、詳しく解説していきます。
室内アンテナが使えるエリアの目安
室内アンテナが使えるかどうかは、お住まいの地域の電波状況に大きく左右されます。一般的に、電波塔から近く、障害物も少なく、現場から電波塔が見える場所であれば、室内アンテナでも快適にテレビを視聴できる可能性が高くなります。
逆に電波が弱いエリアでは、室内アンテナでは十分に電波を受信できない場合があります。電波塔から近い都市部でも、高層ビルに囲まれた場所や、建物の中に電波が入りにくい構造になっている場合は、注意が必要です。
以下の表は、室内アンテナが使えるエリアの目安をまとめたものです。
エリア | 室内アンテナの利用 | 備考 |
---|---|---|
電波塔が視認できる場所 | ◎:非常に良好 | 安定した受信が可能 |
障害物の少ない場所 | 〇:良好 | 設置場所によっては良好 |
電波塔からやや遠いエリア | △:場所による | ブースター内蔵型が必要な場合あり |
高層ビルに囲まれた場所 | ×:難しい | 屋外アンテナ設置を検討 |
※以上はあくまで目安であり、実際に受信できるかどうかは確認が必要です。
マンション・アパートで室内アンテナ利用の注意点
マンションやアパートで室内アンテナを使用する際には、以下の点に注意が必要です。
- 共用アンテナの有無:マンションやアパートによっては、共用のアンテナが設置されている場合があります。その場合は、室内アンテナを使用しなくても、テレビ放送を視聴できます。管理会社に確認してみましょう。
- 電波の遮蔽物:マンションやアパートの構造や素材によっては、地デジ電波が遮蔽されやすくなります。特に鉄筋コンクリート造の建物は、地デジ電波を通しにくい傾向があります。窓の位置や向きなどを考慮して、アンテナの設置場所をご検討ください。
地デジ電波状況の確認方法
ご自宅の室内で、地デジ電波状況を確認する方法はいくつかあります。
- テレビの受信レベルを確認する:テレビの設定画面から、受信レベルを確認することができます。設定画面から、地デジの「アンテナレベル画面」などをご確認ください。受信レベル(アンテナレベル)が低い場合は、アンテナの設置場所や向きを調整してください。
- インターネットのサイトを利用する:前述した、その地域の電波状況を確認できる「地デジ電波の目安」サイトなどで、現場の電波状況をある程度、把握することができます。
- 専門業者に依頼する:電波状況の測定や、最適なアンテナの選定、設置などを専門業者に依頼することができます。場合によっては調査費用がかかりますが、もっとも確実な方法といえます。
室内アンテナの設置をご検討になる際には、これらの情報を参考に、ご自宅の環境に合ったアンテナを選び、快適な受信を実現してください。
【Q&A】室内アンテナに関するよくある質問と解決策
Q1:室内アンテナで衛星放送は視聴できる?
A. 前述の通り、衛星放送の12GHz帯の電波は住宅の屋内に届かないこともあり、基本的に室内アンテナで衛星放送(BS、CS放送)を視聴することはできません。
条件が整っていれば、BS/CSアンテナを室内の窓際に設置することも可能ですが、あまりおすすめできる方法ではありません。
またBS/CSアンテナには、アウトドア用のコンパクトなボックス型モデルもあり、このようなモデルを屋外屋内兼用アンテナのように、ベランダに設置して室内で受信する方法も不可能ではありません。
ただこのようなアンテナ機種は、趣味性の高いアウトドア用品になるため、価格も5万円程度と高額になり、近年の4K8K放送は受信できないなどのデメリットもあるため、ご家庭用のBS/CSアンテナとしては、あまり適したモデルではないといえます。
Q2:室内アンテナの寿命は?
A. 室内アンテナの寿命は、使用環境や製品によって異なりますが、簡単な構造の製品では、一般的には5年程度が目安とされています。ただし、目に見える劣化がなくても、受信感度が低下している可能性もあります。映りが悪くなったと感じたら、買い替えを検討しましょう。
屋外屋内兼用アンテナの場合は、構造が丈夫なため、その寿命は約10年程度になりますが、設置方法によっても寿命に変動が生じます。特に屋外に設置した場合は、アンテナの寿命は自然環境に左右されやすく、雨や風、雪などにさらされることによりアンテナや周囲にある部品が腐食を起こし、劣化が進んでゆくためご注意ください。
Q3:集合住宅でアンテナ工事は必要?
A. 集合住宅(マンション・アパート)によっては、共用アンテナが設置されている場合があります。その場合は、個別にアンテナ工事をする必要はありません。まずは、管理会社や大家さんに確認してみましょう。
共用アンテナがない場合は、ベランダや窓の外にデザインアンテナやBS/CSアンテナを設置するか、ケーブルテレビや光回線などのサービスを検討するなどの必要があります。
Q4:どの室内アンテナを選べばいいか分かりません
A. 室内アンテナの製品選びでお迷いの際には、以下のポイントを参考にしてください。
- 電波の受信感度:お住まいの地域の電波状況に合わせて、受信感度の高いアンテナを選んでください。
- 設置場所:窓際など、電波を受信しやすい場所に設置できるアンテナを選んでください。
- デザイン:お部屋のインテリアに合ったデザインのアンテナを選んでください。
- 価格:予算に合わせて、無理のない範囲で選んでください。
家電量販店やインターネット通販サイトなどで、さまざまな種類の室内アンテナが販売されています。同じ製品でも販売店やサイトによって価格が異なる場合もありますので、比較検討されるのがおすすめです。
Q5:アンテナを設置しても映りが悪い場合は?
A. 室内アンテナを設置しても映りが悪い場合は、以下の原因が考えられます。
- 電波状況が悪い:お住まいの地域が電波の弱いエリアである可能性があります。
- アンテナの設置場所が悪い:窓から離れた場所や、障害物の多い場所に設置している可能性があります。
- アンテナの向きが悪い:電波塔の方向にアンテナが向いていない可能性があります。
- ブースターがない、または故障している:電波を増幅するブースターが必要な場合があります。
- テレビとの相性が悪い:一部のテレビでは、室内アンテナとの相性が悪い場合があります。
- ケーブルの劣化・断線:アンテナケーブルが劣化していたり、断線している可能性があります。
- 周辺環境の影響:高層ビルなどが電波を遮っている可能性があります。
これらの原因をひとつひとつ確認し、適切な対策を行ってください。それでも改善しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
室内アンテナで安定した受信を実現する方法:記事まとめ
本記事では、室内アンテナを使っても、テレビ放送が安定して映らない場合の原因から、DIYでできる改善策や、おすすめの室内アンテナ。そして適切な設置の手順、マンション・アパートにおける注意点まで、徹底的に解説してきました。
特に受信感度が弱い室内アンテナでは、電波状況、設置場所、アンテナの向き、ブースターの有無など、さまざまな要因がテレビの映りに影響を与えることがお分かりいただけたかと思います。
もし室内アンテナのご利用で、本記事でご紹介した対策を試しても改善しない場合は、より高性能なアンテナへのお買い替えや、専門家への相談もご検討ください。安定したテレビ放送のご視聴のために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
もし室内アンテナの選び方や設置について、もっと詳しく知りたい、個別の状況に合わせたアドバイスが欲しいという場合は、当あさひアンテナまで、どうかお気軽にお問い合わせください。
弊社では屋外用アンテナの設置だけでなく、室内アンテナのご利用に関しても、本文でご紹介したような高品質の室内アンテナ、屋外屋内兼用アンテナ本体もご用意しております。そして現場のお部屋で安定した受信が可能かどうかの確認や、適切な設置方法のご紹介もあわせた低価格で、室内アンテナをご提供いたします。
室内アンテナをご検討ながら、ご自宅にて安定した受信ができるかどうかなどで、ご不安な方は、まずは当あさひアンテナのフリーダイヤルへのお電話、またはサイト内のメールフォーム、LINEアカウントまで、ご相談いただければ幸いです。