文京区本駒込|電波障害対策!障害物に囲まれた家の地デジアンテナ工事

2018年09月26日

文京区本駒込で地デジアンテナ工事をさせて頂きました。高級住宅街が建ち並ぶ文京区の一角に、住友不動産のメルヘンチックでお城のような新築。たいへん羨ましく思います。しかし住宅密集地のために、アンテナを設置できそうな場所は周囲の家に囲まれていました。障害物が多ければ多いほど電波レベルは低下するので、ひと工夫必要な物件でした。取得できる電波は「反射波」でした。反射波とはその名の通り、建物や障害物などに反射した電波のことを言います。電波塔から適切に受信する通常の電波よりも、やはり反射波は電波レベルが落ち、不安定です。そんな不安定な反射波の電波レベルをなんとか安定させるべく、今回は外壁に設置しませんでした。デザインアンテナを外壁に設置してしまうと、可動域が少なくなるため、反射波のレベルを限界まで高めることが難しくなってしまうからです。そのような理由で、2枚目の写真のようなアンテナ工事を致しました。

文京区でデザインアンテナとBSアンテナ設置

大人気の高級住宅街、文京区でデザインアンテナとBSアンテナを設置

サイドベースという壁面から突き出すための金具を壁面にビス打ちして固定し、そこにアンテナマスト(ポール)を取付けました。一本のアンテナマストにデザインアンテナとBSアンテナ(4K8K対応BS110度CSアンテナ)をまとめました。このアンテナ工事のメリットは八木アンテナよりも見た目をすっきりさせることが出来るということと、反射波を360度から受信できるので電波レベルを高められるということです。おまけに魚の骨のような八木アンテナとは異なり、鳥の止まり木となる可能性も低く、フンを落とされて建物が汚れません。お客様にそのことをご説明した上で施工を開始し、アンテナ工事後はたいへん喜んでいただけました。
アンテナの材料一通り持参 アンテナ工事

地デジアンテナと反射波の関係とは

反射波というものは周辺環境に依存します。例えば電波を反射してくれている建物が取り壊しになった場合、電波環境が著しく変わってしまいますのでアンテナの方向を大きく変える必要がでてくる恐れがあります。アンテナマストにデザインアンテナを設置したもう一つの重大な理由は、可動域が360度なので、万が一のときはアンテナの方向を大きく変えることができるのです。将来に起こりうる可能性を想定しつつ、末永くお使い頂けるように工事致しました。アンテナを見て「ありがとうございました!」と施工には満足して頂いた笑顔を拝見でき、職人としての手応えを実感しました。こちらこそありがとうございました!

電波レベルが不安定な反射波をぎりぎりまで安定させるために360度方向から電波を受信させます

地デジアンテナとBSアンテナの違い

追記:地デジアンテナと異なり、BSアンテナは南南西のボルネオ島の遥か上空に浮かぶ人工衛星にアンテナを向けなくてはならず、障害物に遮られると電波を受信できません。BS放送波とCS放送波は建物に反射することもないので、反射波というものも存在しません。しかし、人工衛星の方向に障害物さえなければ設置が可能です。

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