地デジ放送、衛星放送用のテレビアンテナ室内設置工事に用いる地デジ、BS/CSアンテナ機種の選び方と、必要な費用とは?

2023年03月27日

地デジ放送、また衛星放送であるBS放送、CS放送を受信できるテレビアンテナについて、お部屋の中でも使用できる室内用のアンテナモデルや、屋内空間に各種アンテナを設置する方法。また室内へのアンテナ設置に必要となる、アンテナ本体価格や工事費用など、総額料金の相場についても、具体例を挙げて詳しく解説してゆく記事です。

2023年(令和5年)現在、地デジ放送(地上波デジタル放送)、衛星放送(BS放送、CS放送)のテレビ番組を視聴する方法も、地デジアンテナ設置だけでなく、ケーブルテレビ、光テレビのご利用など、さまざまな方法がございます。

現在でも、特に地デジ放送を視聴する方法としては、やはり地デジアンテナ設置がもっともメジャーになっております。これは地デジ放送であれば、住宅に地デジアンテナを設置することにより、大きなトラブルがない限り、十年以上にわたって無料で視聴し続けることができるからです。

同じようにBS/CSアンテナの設置でも、主にBS放送の無料チャンネルであれば長期にわたって完全無料で視聴できる他、1チャンネルごとの月額契約でさまざまな専門チャンネルを楽しむこともできます。

 

しかし新築住宅などに地デジアンテナを設置する工事には、初期費用として安くとも4万円から6万円程度の工事費用がかかります。さらに使用する地デジアンテナの機種や、BS/CSアンテナを同時設置する場合などでは、工事費用が10万円近くになることもございます。

ほぼ一生涯にわたって暮らし続けるマイホームであれば、そのようなアンテナ設置工事の費用も、初期費用として決して高い額ではございません。ただ借家やアパートなど、長年の生活を前提としていない住宅や、屋内に設置するテレビの数が少ない場合には、テレビアンテナの設置工事は、ややコストパフォーマンスが悪い方法になってまいります。

また現在では、新築住宅にもデザイン性が高くなっているため、特に屋根の上で目立つ地デジの八木式アンテナなどは、新築住宅のデザインに似つかわしくない。また住宅の外装を傷つけることを嫌って、テレビアンテナの設置を避けたがる方もおられます。

そのような条件をお持ちの方にとって、住宅の外観性にはまったく影響を与えず、また手軽に無料で地デジ放送を視聴できる方法として、室内や屋内空間への地デジアンテナ設置が、非常に便利と言えます。ただ屋内空間に地デジアンテナを設置するためには、さまざまな条件があり、どのようなエリアや現場でも可能というわけではないという難点もございます。

また人工衛星から日本国内の全域へと電波を送信している衛星放送であれば、基本的に日本国内の全域で、BS/CSアンテナを設置することにより視聴が可能です。そしてBS/CSアンテナも屋内設置が可能なケースはございますが、実際に設置するには、やはりさまざまな条件が発生してまいります。

そこで当コラムでは、住宅の室内や屋内空間に地デジ、BS/CSのテレビアンテナを設置する方法、そして屋内設置に使用できるテレビアンテナの種類。さらに屋内空間へと各種テレビアンテナを設置する工事の方法や、一般的な費用などをご説明してまいります。

室内や屋内空間へのテレビアンテナ設置に興味がおありの方は、当コラムにて、ご自宅で室内へのアンテナ設置が可能かをご判断いただけると思います。

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地デジ、衛星放送の電波は建物の中でも受信できるのか?

ここではまず地デジ、衛星放送の各テレビ電波が、住宅の室内など、建物の中でも受信できる仕組みについてご説明してまいります。

 

地デジ放送の電波を屋内で受信できる仕組みとは?

地デジ(地上デジタル放送)が屋内でも受信できるケースがあるのは、地デジ放送の仕組みに関係してまいります。

現在の地デジ放送では、東京都墨田区に位置する東京スカイツリーのような大規模な送信所や、地形や距離などの関係で、大規模送信所からの電波が届きにくい細かいエリアをカバーする形で設置された中継局など、日本各地の要所に設置された電波塔から、周辺の地域に地デジ電波を送信することで、日本国内でもほとんどの地域を放送エリアとしてカバーしております。

ただ、この電波塔からの距離や地形などの影響で、日本国内でも受信できる地デジの電波レベルが高いエリア、低いエリアに分けられます。

地域ごとの地デジ電波レベルの差は「電界地域」によって示されます。この電界地域とは、正式な定義ではないため、場合によって異なることもございますが、一般的には電波の強さを示す「㏈(デシベル)」を基準に、そのエリアで受信できる電波レベルが、80㏈以上のエリアを「強電界地域」。80㏈から60㏈のエリアを「中電界地域」。60㏈以下のエリアを「弱電界地域」とよびます。

ただ、実際の地デジ電波は、高層建築物の影響で、例えば強電界地域、中電界地域でも、局地的に基準となる㏈の電波レベル以下まで低下することもある他、一年を通した気候や天候の影響などでも地デジ電波レベルに変化が生じます。そのため電界地域は、あくまで大まかな目安にすぎません。

そして現在の地デジ電波は「UHF波(極超短波)」のうち、470MHz(メガヘルツ)から710MHzの周波数帯の電波が使われており、その波長の長さは40センチから60センチ程度です。このUHF波は、かつてのアナログテレビ放送の主要な電波であった「VHF波(超短波)」に比べると、波長の短さから障害物にぶつかった場合に、向こう側に回り込む力はやや弱くなっており、障害物に弱いという性質がございます。

しかし電波には、壁などにぶつかった場合、その素材などによっては、ある程度の減衰(電波レベルの弱まり)は生じるものの、壁を通り抜ける性質があるのです。そのため強電界地域など電波レベルが強い地域で、住宅の壁が極端な分厚さではなく、また金属素材など電波を通しにくい素材が使用されていない場合には、屋根や壁、窓を通り抜けて、屋内にも十分なレベルの地デジ電波が到達します。

したがって、強電界地域であれば、80㏈以上の電波が、電波を通しやすい素材の壁などを通り抜けても、強から中電界地域レベルの、受信には十分な電波レベルを保っていることがございます。このような現場であれば、屋内空間にテレビアンテナを設置しても、十分に地デジ電波が受信できるというわけです。

なお、地デジ電波の基礎知識についてはは、以下の各コラム記事でも詳細をご説明しております。

地上デジタル放送の「地デジ電波」基礎知識

地デジアンテナ設置に重要となる「強電界地域」「中電界地域」「弱電界地域」とは

徹底解説!強・中・弱の地デジ電界地域に適したテレビアンテナ工事の選び方、調べ方とは?

 

衛星放送の電波を屋内で受信できる仕組みとは?

現在の日本の衛星放送には、「放送衛星」を用いた「BSデジタル放送」と、「通信衛星」を用いた「CSデジタル放送」の二種類がございます。双方とも地上から約35,786キロ上空の宇宙空間、赤道軌道上を周回することにより、地上からは天空の一ヵ所に静止して見える「静止衛星」から、日本の領土全体に直進的な電波を送信しております。

現在のBS放送と、主なCS放送である東経110度CS放送(スカパー!)は、どちらの人工衛星も同じ東経110度に位置するため、一台のBS/CSアンテナ(BS/110度CSアンテナ)で双方の受信が可能となります。ただBS/CSアンテナは非常に指向性が高く、人工衛星が位置する東経110度の方向へ正確に向ける必要があり、ミリ単位のズレでも受信性能が大きく低下してしまいます。

また2018年(平成30年)には、BS放送、CS放送にそれぞれ4K、8K画質のチャンネルを追加した「新4K8K衛星放送」もスタートしております。ただこの新4K8K衛星放送では、従来の衛星放送の電波であった「右旋円偏波」では、新規4K8Kチャンネルに割り当てられる電波の周波数帯が不足したため、BS放送のNHK、広域民放の4Kチャンネルを除く大半の4K8Kチャンネルで、新しく「左旋円偏波」を導入しております。

そのため、2018年以前に設置された2K対応のBS/CSアンテナを設置している現場で、すべての4K8Kチャンネルを視聴するためには、4Kまたは8Kのテレビ(4K8Kチューナー内蔵)の他に、BS/CSアンテナを2K4K8K対応型に交換する必要がございます。さらにアンテナとテレビなど機器をつなぐブースター、分配器といった各種機器、また場合によってはアンテナケーブル(同軸ケーブル)も、新4K8K衛星放送の電波を送信できる4K8K(3442MHz)対応型に交換する必要が出てまいります。

そしてこれら衛星放送に使用される右旋、左旋の電波は、人工衛星から宇宙空間を経由した長距離を送信されるため、直進性が強くなる高周波数帯の電波「マイクロ波」の一種である「SHF(センチメートル波)」のうち「12GHz(ギガヘルツ)」前後の周波数帯が使用されております。この電波の波長は、地デジのUHF波と比べても格段に短い、25ミリ前後の長さになります。

電波は高周波数であるほど、波長が短く、直進性が強くなり、エネルギーを集中させやすくなります。一方で、周波数帯(直進性)の高い電波は障害物にぶつかった場合、反射してしまい、障害物の向こう側に回り込む力が弱くなります。

したがって波長が25ミリ程度の衛星放送の電波は、障害物には非常に弱く、人工衛星の方向へ向けたBS/CSアンテナの前に、建造物などはもちろん、アンテナを向けた方向に、樹木やその葉、洗濯物などわずかな障害物が発生しただけでも、受信が難しくなります。

そのため住宅の壁面や屋根などでも、衛星放送の電波は完全に遮断されてしまい、屋内空間にはほとんど届かなくなります。

ただ電波とは本来、光に近い性質を持っております。そもそも電波とは「電磁波」の一種で、比較的、周波数帯が低い電磁波のことを指します。そして電波でも高周波数帯のマイクロ波より、さらに周波数帯が高い電磁波が、赤外線、可視光線、紫外線などの光となります。

ゆえに、衛星放送の12GHz波は、透明なガラスなどであれば透過しやすくなり、室内でも東経110度を向くことができる、大きな窓ガラスの内側などにBS/CSアンテナを設置することで、室内空間での衛星放送の受信も可能となります。ただ室内にBS/CSアンテナを設置しての衛星放送の受信には、さまざまな条件が生じてまいりますので注意が必要です。

なお衛星放送の電波および、BS/CSアンテナについての詳細は、以下の各コラム記事でご説明しております。

衛星放送(BS放送・CS放送)の「テレビ電波」基礎知識

BS/CSアンテナ(衛星放送用アンテナ)の基礎知識

 

地デジアンテナを屋内に設置できるパターンとは?

2023年現在、戸建住宅に設置される地デジアンテナには、屋根の上などに見られる魚の骨型の「八木式アンテナ」。壁面などに設置される平面状の「デザインアンテナ」。ポール状で高所に設置できる「ユニコーンアンテナ」の三種類がございます。

そして屋内空間に地デジアンテナを設置する場合には、これら屋外用地デジアンテナとは別種類の「室内用アンテナ」か「屋外屋内兼用アンテナ」。そして「デザインアンテナ」を室内に設置するという工法がございます。

以下、それぞれの室内設置可能な地デジアンテナについてご説明してまいります。

なお、一般的な屋外用地デジアンテナの種類については、以下の各コラム記事で詳しくご説明しております。

地デジテレビアンテナの長老「八木式アンテナ(八木アンテナ)」とは?

高利得、高性能な地デジ用パラスタックアンテナ徹底解説

地デジ用テレビアンテナ一番人気のデザインアンテナとは? 価格から工事費用、料金相場、失敗しない業者の選び方まで徹底解説!

地デジアンテナの最先端、ユニコーンアンテナとは? 特徴、メリット、工事費用の相場まで徹底解説!

台風対策に最適!地デジ「デザインアンテナ」と「ユニコーンアンテナ」とは?

 

室内用地デジアンテナの設置

室内アンテナとは、その名の通り、室内に設置することを前提とした地デジアンテナです。形状は非常にコンパクトで、主に卓上や窓際などに置くことを前提とした「卓上アンテナ」と、薄いペーパー状の本体部を壁面や窓ガラスに貼り付けることで電波を受信する「ペーパータイプ」がございます。

室内アンテナの特徴は、まず「非常に低価格」であるという点が挙げられます。室内アンテナの一般的な価格は、シンプルな機能で廉価なものでは1,000円台から、ブースター内蔵型などの高性能モデルでも10,000円強となっております。

一般的な地デジアンテナではもっとも廉価な八木式アンテナでは、もっとも低価格なモデルでも3,000円台。一般的な八木式アンテナ本体とケーブル、設置具などの基本部材を含めた設置工事費用が15,000円程度からであるのに比べると、非常にリーズナブルと言えます。

そして「アンテナ設置が非常に簡単」であるのも室内アンテナの特徴です。基本的な設置方法は、アンテナ本体を室内の適切な位置に設置し、付属のケーブルでテレビなど受信機器のチューナー端子と接続するだけで使用できます。そのためプロのアンテナ工事業者に依頼する必要がなく、家電量販店などにてご自分で購入した室内アンテナを設置することも簡単であり、設置工費が実質無料となります。

他にも、本体が非常にコンパクトであるため、やや小型のテレビごと、置く場所を移動して使用できる。例えば地デジアンテナが設置されている戸建て住宅にて、テレビコンセントが設置されていない部屋にテレビを置く場合の地デジアンテナとしても利用できます。

このようにメリットが多いように思える室内用アンテナですが、大きな弱点もございます。それは、一般的な屋外用の地デジアンテナに比べると「受信性能が低い」という点です。

地デジアンテナの受信性能を表す指標には「素子数(相当)」および「動作利得」がございます。素子数とは、八木式アンテナで言う短い横棒の部分の数にあたり、これは地デジ電波を受信するパーツの数を示し、数が多いほど受信性能が高くなります。またデザインアンテナなど外部から素子が見えない地デジアンテナ機種では「素子数相当」で表されます。

そして動作利得(利得)とは、主に素子数に応じて、地デジアンテナが受信できる電波のレベルに対し、アンテナから出力できる電波レベルを示す数値であり、英語表記の「ゲイン(gain)」とも呼ばれます。この動作利得に関しては計算方法などが複雑になるため詳細は略しますが、㏈の数値で表され、数値が高いほど高性能になります。

屋外に設置される一般的な地デジアンテナモデルでは、素子数はモデルによって、主要モデルであり強電界地域から中電界地域で使える「20素子(相当)」の他、強電界地域よりのモデルになる「8素子」「14素子」。また電波レベルが弱い現場向けモデルの「26素子(相当)」。さらに通常より高性能な素子を用いた高性能地デジアンテナ(パラスタックアンテナ)の「27素子」「30素子」モデルなどがございます。

また動作利得については、おおよその目安になりますが、各素子数の地デジアンテナごとに

・14素子以下:5㏈以下。

・14素子から20素子:5㏈から10㏈程度。

・20素子から30素子:7㏈から14㏈程度。

になります。

これに対して室内アンテナでは、素子数では4素子程度か、素子数表示のないモデルも多くなります。動作利得も「3㏈から4㏈」「6㏈から8㏈」程度となり、動作利得が低いモデルではブースターを内蔵して電波レベルを増幅することが多くなります。

また屋外用の地デジアンテナには「指向性」という性質もございます。これはアンテナ本体でも、特定の方向のみで受信性能が高まる性質であり、アンテナの受信性能が高いほど指向性も鋭くなります。したがって高性能なアンテナほど指向性の鋭さによって、地デジ電波を受信できる角度が狭くなり、その角度を地デジ電波の届く方向へと正確に向ける必要が生じます。

逆に室内アンテナでは受信性能が低い分、指向性も広くなり、屋内での地デジ電波レベルが十分であれば、設置位置や角度にこだわる必要はなくなります。ただ建材などにより、室内の奥部での地デジ電波レベルが弱くなる現場では、地デジ電波塔の方向を向いた窓際などに設置する必要が出てまいります。

そのため基本的に室内アンテナは、強電界地域でも、電波塔からの距離がおおむね10キロ以内か、現場から電波塔が見渡せるほどの近距離。かつ高層建築などで電波塔の方向(電波そのもの)が遮断されない現場でなければ使用が難しくなります。また同じ現場でも、二階以上では使用できても、一階では周辺の建物の影響などにより使用できないこともございます。

また地デジ電波は一年を通した季節や天候などの影響を受けても、電波レベルが変化します。そのため室内アンテナでは、気候や悪天候による電波状態の悪化でも、安定した地デジ受信ができなくなることも考えられます。

他にも、室内アンテナには「一台のテレビなど機器にしか接続できない」という制約もございます。

総じて室内アンテナは、住宅に固定設置する地デジアンテナのように、長年にわたり継続的に使用する地デジアンテナには適しません。

基本的には強電界地域でも電波状態の良いエリアで、アパートなど一時的な生活の場や、普段はテレビを設置しておらず、アンテナコンセントなどの視聴環境がない場所でテレビを視聴する場合の、簡易的な地デジアンテナと言えます。

なお室内アンテナに関しては、以下の各コラム記事でも詳細を解説しております。

面倒な工事も不要!2,000円で地デジ放送を楽しめる「室内アンテナ」について!

室内アンテナの機種選びと設置の方法

 

屋外屋内兼用地デジアンテナの設置

地デジアンテナの中には、室外設置、室内設置の双方で使えるモデルもございます。このようなモデルは主にコンパクトサイズになるデザインアンテナの他、独特の形状をした小型アンテナもございます。

屋外屋内兼用アンテナは、通常のデザインアンテナと同じく、屋外の壁面やベランダなどにも設置できる他、専用の室内用スタンドなどが付属しているモデルもあり、室内用の卓上アンテナと同じく、窓際などに置く形で設置されます。

室内アンテナも同じですが、屋外屋内兼用の地デジアンテナなどを屋内に設置するメリットには、アンテナ設置が簡単になり、業者に依頼する必要性が低いため、工事費用を抑えられる。また住宅の外見や外装に影響を与えないで済む。アンテナ本体も風雨を避けることができ、経年劣化やトラブルのリスクを抑えることができる、といった点が挙げられます。

屋外屋内兼用アンテナの受信性能は、主に4素子程度であり、やはり強電界地域向けのモデルになります。ただ通常の室内アンテナに比べると、受信性能はやや高くなり、使用できるエリアが広まる傾向がございます。その分、通常の地デジアンテナほどではないものの、指向性もやや強くなってまいりますので、基本的には、室内設置では地デジ電波が届く方向に位置する窓際へと設置することになります。

また屋外屋内兼用アンテナは、主に屋外では壁面設置用のデザインアンテナになるため、室内設置の場合は、板状のアンテナ本体を立てる形になり、通常の室内アンテナに比べると、やや大型で場所を取ることになります。中には中電界地域から弱電界地域で使用できることもある、高性能の屋外屋内兼用デザインアンテナもございますが、このようなモデルは、室内用にしてはかなり大型になってまいります。

総じて屋外屋内兼用アンテナの設置条件は、室内アンテナとほぼ同じであり、接続できるテレビなど受信機器も基本的には一台のみ。またブースター、分配器などを追加設置した場合も、多くとも2、3台程度になります。

ただし完全な室内アンテナに比べると受信性能が高い分、強電界地域でも使用できる現場はやや多くなります。また地デジ電波レベルなどの問題で室内に設置できない場合でも、ベランダの内部や壁面などに設置することで、室内設置に近いメリットを得ることができます。

屋外屋内に対応できるデザインアンテナには、デザインアンテナでは業界最小モデルとなる、マスプロ電工社の「スカイウォーリーミニ」などがあり、このモデルについては以下のコラム記事でも詳しくご紹介しております。

この最小デザインアンテナがすごい!スカイウォーリーミニ(マスプロ電工)

 

室内アンテナ、室外室内アンテナの設置工事、および工事費用は?

上記した室内アンテナ、室外室内アンテナの設置は、基本的にはアンテナ本体を購入することで、ご自宅でも可能です。したがって通常の工事費用は、アンテナ本体の購入価格のみになります。

ただやはり室内アンテナでは、強電界地域であっても、周辺環境や建材などの条件によって使用できる現場が限られるため、実際に購入した室内アンテナ、または室外室内アンテナが使用できないケースもあり、この場合はアンテナ購入費用が無駄になることになります。

ご自宅で室内アンテナが設置可能か、また適したアンテナモデルをご確認になりたい場合には、まずアンテナ工事業者に依頼して、ご自宅の室内での地デジ電波調査を行ってください。

アンテナ工事業者は、専用の「アンテナレベルチェッカー」などの機器を用いて、住宅内の各部屋、各場所での電波状態を確認し、室内アンテナの設置が可能かどうか、またブースター内蔵型や室内室外兼用型など、受信性能が最適の室内アンテナをご提案いたします。

また多くのアンテナ工事業者は、室内、室外室内兼用型を含む、各種アンテナモデルをご用意しているため、その場で室内環境に適した高品質の室内用アンテナを購入でき、最適な設置も業者に任せることが可能です。

優良なアンテナ工事業者では、日本の三大アンテナメーカーであるマスプロ電工、DXアンテナ、日本アンテナ。またサン電子など国内の大手アンテナメーカー製である高品質アンテナをご用意しており、大量購入によるスケールメリットによって、設置工事費用とセットになった低価格でご提供しております。

室内用、室外室内兼用の地デジアンテナであれば、複雑な工事や機材などは必要ございませんので、現地での電波調査などの各種費用を含めても、家電量販店やインターネットショップなどで同機種を購入されるのと大差のない価格となります。

そのためご自宅の電波状態で室内アンテナが使用できるかどうか不明な場合は、まずはアンテナ工事の専門業者へとご相談されることがおすすめだと言えます。

 

デザインアンテナの屋根裏設置

これは、通常は屋外に設置される地デジアンテナモデルであるデザインアンテナを、屋根裏空間、または一階と二階の間など天井裏空間に設置する工法です。このメリットの特徴は、通常の地デジアンテナ屋外設置と異なり、住宅の外観や外装にはまったく影響を与えない。さらにアンテナ本体も、風雨などに影響されなくなるため、トラブルの可能性が大きく軽減され、寿命が飛躍的に長くなるという点です。

さらにアンテナ本体から住宅内の各部屋へのアンテナコンセントに配線できるなど、通常の屋外への地デジアンテナ設置と同様の配線も可能になります。

デザインアンテナの屋根裏(天井裏)空間設置が可能な条件としては、屋根裏空間内で、屋根や壁面、断熱材などを通して十分なレベルの地デジ電波が届くこととなります。そのため、やはり基本的には現場が強電界地域であることが必要です。

他にも、屋根材や建材、断熱材に、金属などの電波を遮断しやすい素材が使用されていないこと。同じく屋根の上に、電波を反射する太陽光パネルが設置されていない。冬場、電波を吸収する屋根の上の積雪が起こらないなどの条件が必要となります。

また設置時の条件では、屋根裏空間への出入り口として、作業者とデザインアンテナが通ることができる大きさの点検口がある。屋根裏空間に、アンテナ設置と作業が可能となる、最低限、1メートル四方のスペースがあるという点も必要です。

ちなみに八木式アンテナの屋根裏空間への設置も不可能ではございません。ただ八木式アンテナは大型になるため、設置空間や出入り口などの条件がやや厳しくなるのと、専用の設置具などの費用も必要となってまいります。

また屋根裏空間への設置では、同じ20素子(相当)モデルの場合、デザインアンテナも八木式アンテナも、受信性能に大きな差はなくなります。したがって屋根裏設置の場合、八木式アンテナでは、同素子モデルであればもっとも受信性能が高く、設置費用ももっとも低価格というメリットが失われ、デメリットのみが多くなるため、実際に屋根裏設置に使われることは少なくなります。

またユニコーンアンテナでは、受信面積の狭さから屋根裏設置には適さないため、基本的に屋根裏、天井裏空間への地デジアンテナ設置にはデザインアンテナが使用されます。

なおデザインアンテナの屋根裏設置をアンテナ工事業者に依頼した場合の工事費用は、通常のアンテナ本体や基本部材、ケーブルなどの価格込みアンテナ設置費用である「20,000円から30,000円」程度に加え、屋根裏作業の特殊工事費用が加算される場合もございます。

ただ業者によっては、通常のデザインアンテナの設置費用のみで施工してくれる場合もございますので、詳しくは各業者の公式サイトやお問い合わせなどでご確認ください。

なお地デジアンテナの屋根裏、天井裏空間設置に関しては、以下のコラム記事でも詳しい解説がございます。

徹底解説!屋根裏や天井裏にテレビアンテナは設置できる?

 

衛星放送用のBS/CSアンテナを室内に設置できるパターンとは?

衛星放送の電波に関する項でもご説明した通り、衛星放送のテレビ電波は、地上から東経110度の方向に位置する人工衛星から、日本国内全域に、直進的な高周波数帯の電波を送信しているテレビ放送です。

そのため受信に使用する衛星放送用のアンテナは、基本的に大きな皿状の反射鏡(ディッシュ)をもつパラボラアンテナ一種類になります。このディッシュ部を東経110度の方向へと正確に向け、衛星放送の電波を正面から受け止めることで、ディッシュ部の内側で受け止め、中央部へと集中させる形で反射させます。反射した電波が集中する地点には、電波を集める一時放射器と、12GHz帯の電波を、テレビ放送の電波に適した周波数へと変換するコンバーターが設置されております。

このコンバーター部で、アンテナケーブルで送信するのに適切な、右旋円電波は1032MHzから2072MHz、左旋円偏波は2224MHzから3224MHzの周波数帯に変換した後、ケーブルを通じて、テレビなど機器のBS/CSチューナーに送信され、衛星放送(BS放送、CS放送)の各チャンネルが視聴できることになります。

パラボラアンテナであるBS/CSアンテナの構造は、どのメーカー、モデルであっても基本的には同じになるため、受信性能に大きな違いは存在しません。ただディッシュのサイズ別として、ディッシュ部の有効直径を示す数値で、一般住宅向けの40型、50型。小規模集合住宅向け共同受信用の60型、75型。マンションなど大型集合住宅向けの90型、120型などが存在します。

衛星放送には、人工衛星からの距離が遠くなる日本国内の北部、南端部、離島部などではやや電波が弱くなる他、雨粒や雪が電波の波長の幅に近くなる豪雨やや降雪の際には、電波が吸収、乱反射することで受信不良が生じる「降雨(降雪)減衰」も生じますが、これらの問題に対しては、一般住宅でも50型から75型と、やや大型のBS/CSアンテナを使用することで対策となります。

その他、本体部のカラーバリエーションや、さまざまな工夫で強風に対する性能を高めた高耐風モデルなども存在します。

BS/CSアンテナを設置する上での注意点は、まずディッシュを東経110度の方向へと向けられる位置に設置し、正確に角度を調整して、アンテナ角度のズレが生じないようしっかりと固定すること。そしてアンテナを向ける方向に、建物や樹木など、些細な障害物も存在しない。また将来にわたって障害物の発生が予想されない位置に設置することです。

逆に言えば、この条件さえ満たせるのであれば、BS/CSアンテナは屋根の上だけでなく、壁面やベランダの内外、または地面に近い位置などにも設置できることになります。したがって条件を満たしていれば、室内への設置も可能となるのです。

室内にBS/CSアンテナを設置できる条件は、まず東経110度の方向を見渡せる大きめの窓があり、その方向に電波を遮断する障害物が存在しない、将来にわたって障害物が発生する可能性がないこと。また窓ガラスのサイズに一定の大きさがあり、シンプルな透明のフロートガラス(普通板ガラス)であることです。

前述のように高周波数帯である衛星放送の電波は、透明な窓ガラスであればほとんど通過するため、室内に設置したBS/CSアンテナでも受信できるのです。

BS/CSアンテナを室内に設置する方法は、専用の室内設置用スタンドの先にBS/CSアンテナを設置し、条件に該当する窓の前に置きます。

そしてケーブルで室内のテレビなど受信機器にアンテナを接続。テレビ側からBS/CSアンテナの電源設定を行い、コンバーター部への給電を行います。その後、東経110度の方向へとアンテナ角度を正確に調整することで、窓ガラスを通じて衛星放送の受信が可能となります。

BS/CSアンテナを室内設置するメリットとしては、地デジアンテナの場合と同じく、住宅の外観や外装に影響を与えない点。風雨を避けられるためアンテナ本体の経年劣化を抑えられる上、BS/CSアンテナで生じやすい風雨などによる角度のズレも生じにくい点。また設置作業も比較的、簡単となるため、機材の購入費だけで、ご自宅での設置も可能という点です。

ただ注意点としては、室内設置に限らずBS/CSアンテナの設置には、東経110度へと正確に向けるための緻密な角度調整が必要になります。

アンテナ工事の専門業者であれば、アンテナチェッカーなどの機器を用いるため、ある程度、作業の手間を軽減できますが、ご自宅でBS/CSアンテナの角度を調整する場合は、テレビ画面でBS/CSのアンテナレベルを確認しながら、少しずつアンテナ角度を調整していくという、非常に根気のいる作業となります。

さらに地デジアンテナの室内設置と同じく、基本的に一台のテレビなど受信機器にしか接続できない。スタンドに設置したアンテナを床に置くだけなので、手を触れることで角度のズレによる受信不良が生じやすい。また窓ガラスが複層ガラス、模様入りやスリガラス、金属素材入りのガラスなどでは電波を遮断してしまい、場合によっては、BS/CS放送を視聴する場合には、カーテンやブラインド、網戸、また窓そのものを開く必要があるなどの注意点もございます。

基本的にBS/CSアンテナの室内設置は、特定の一部屋でのみ、衛星放送を視聴する場合の設置方法だといえます。

なお、アンテナ工事業者にBS/CSアンテナ設置を依頼した場合の工事費用は、一般的に、アンテナ本体やケーブル、設置部材などをセットにして「15,000円から25,000円」程度になります。これは主に、住宅の屋外にて、地デジアンテナとセットにして設置する場合の価格になります。

ただBS/CSアンテナの屋内設置に関しても、業者によっては通常のBS/CSアンテナと大差のない価格で引き受けてくれるケースがございます。詳しくはやはり、各業者にフリーダイヤル、メールなどでお問い合わせされるとよろしいでしょう。

なお、BS/CSアンテナの機種には、数は少ないながら、パラボラアンテナの他にも、アウトドア用のボックス型などの機種もあり、このような機種を室内用BS/CSアンテナとして使用できるケースもございます。ただこのような機種は、一台が5万円前後と高価である他、室内で確実に使用できるとも限りません。アウトドア用に購入されたものを日常でもお使いになる場合などを除いて、あまりおすすめできる方法とは申せません。

なお、BS/CSアンテナの室内設置、およびご自宅で設置する手順については、以下の各コラム記事でも詳しくご説明しております。

BS放送、CS放送を視聴する衛星放送用テレビアンテナを室内に設置する方法とその条件、おすすめの設置用製品とは?

自分でDIY取り付けも可能? 衛星放送用BS/CSテレビアンテナのさまざまな設置方法と工事を行う際の注意点

BS/CSアンテナ(衛星放送用)を室内に設置する方法

室内に衛星放送用のBS/CSアンテナを設置してBS放送、CS放送のテレビ番組を観る方法、5大チェックポイント解説!

BS/CSアンテナには電源が必要? テレビから衛星放送用アンテナに電源設定を行う方法

 

まとめ

地デジアンテナ、BS/CSアンテナを室内に設置できるパターンと、具体的な設置工事(作業)の方法。アンテナの価格や業者に依頼する場合の費用などについては、おわかりいただけたでしょうか。

なお、実際にご使用になる室内用アンテナの選び方や、おすすめの機種については、以下の各コラム記事もご参照ください。

徹底解説!地デジ放送を受信できる室内アンテナのおすすめ機種、設置する部屋に最適となる室内用地デジアンテナの選び方とは?

・地デジ用室内アンテナの最強モデルとは? おすすめできる高性能機種ランキング5選!

 

地デジアンテナ、BS/CSアンテナとも、室内への設置は、メリットも豊富な半面、設置できる条件か限られることをはじめ、デメリットもございます。ご自宅でテレビアンテナの室内設置をお考えのお客様で、室内設置が可能かどうかわからない場合は、まずはアンテナ工事の専門業者へとご相談になることをおすすめいたします。

 

当あさひアンテナでは、デザインアンテナの屋根裏空間設置をはじめ、室内アンテナや、屋内屋外県用アンテナ、BS/CSアンテナの室内設置に関するご相談にもご対応いたします。デザインアンテナの屋根裏設置については、国産高性能デザインアンテナ本体と、ケーブル、設置具などを込みにして、通常のデザインアンテナ設置工事料金と同じ、20,000円(税込み)からでお引き受けしております、

また現場に出張しての電波調査、お見積もりも、出張費、キャンセル費を含む完全無料で実施。工事の完了後には、業界最長クラスの「10年保証」もご用意しております。

 

地デジ、BS/CSアンテナの屋内設置も含めた、各種アンテナ設置工事をお考えのお客様は、まずは屋内設置が可能かどうかの確認もかねて、当あさひアンテナのフリーダイヤル(0120-540-527)。もしくはメールフォームLINEアカウントまで、お気軽にご相談をお寄せいただければ幸いです。

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アンテナ本体 型番

  • デザインアンテナ

    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木アンテナ

    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。