BSアンテナ(テレビ用BS/CSアンテナ)をベランダに隠す方法は?屋内外の隠し設置に対応できる会社で外観・規約問題も解決

2026年03月04日

現在のテレビ放送は、一般的な地上デジタル放送だけでなく、主要な衛星放送であるBS放送も普及率が高まっています。
そしてBS放送を受信するためには、地デジ放送用のUHFアンテナ(地デジアンテナ)だけでなく、衛星放送用のパラボラアンテナを設置する必要があることも、多くの方がご存知でしょう。

BS放送が提供する多彩なチャンネルは魅力的ですが、「ベランダにパラボラアンテナを置くと家の外観が損なわれる」「マンション住まいなので規約によりアンテナ設置が難しい」といったお悩みを持たれる方も多いのではないでしょうか。

しかし、どうかご安心ください。
いくつかの工夫と正しい知識があれば、パラボラアンテナをできるだけ目立たないように設置し、お住まいの美しい景観や、マンションの規約を守ったまま、快適なBS放送のテレビ視聴を両立させることも可能となります。

この記事では、アンテナ工事の専門家「あさひアンテナ」による監修のもと、ベランダにBSアンテナを隠して設置する具体的な方法から注意点、さらにはアンテナ以外の選択肢まで、プロの経験と確かな知識を元に、網羅的に解説します。
執筆を担当したのは、BSアンテナ設置についての知識があり、DIYで取り付けを行った経験も持つプロのライターです。本文も専門用語などを避け、一般の方にもわかりやすい形でまとめています。
この記事を一通りお読みいただければ、持ち家でもマンションや賃貸物件でも、皆様のご自宅に最適なBSアンテナ設置の方法がきっと見つかるはずです。

なぜBSアンテナを隠したい?マンション・アパートに多い3つの悩み

特にマンションなどの集合住宅で、多くの方がBSアンテナを隠したいと考える背景には、特有の共通した悩みがあります。
具体的な理由としては主に、以下の3つのポイントが挙げられます。
これらのお悩みを理解し、お悩みに応じた対処を取ることが、最適な解決策を見つける第一歩となります。

悩み 具体的な内容
1. 外観・景観を損ねたくない 新築やデザイン性の高い住宅では、白いお皿のようなアンテナが外観の統一感を乱す原因になります。せっかくのマイホームの見た目を、アンテナひとつで損ないたくないと考えるのは自然なことです。
2. マンションの管理規約 集合住宅の多くは、管理規約で「共用部であるベランダの外観を変更する設備の設置」を禁止しています。手すりの外側への設置が認められず、BS放送の視聴を諦めているケースも少なくありません。
3. 近隣の目や周辺環境への配慮 「アンテナを設置していると、近隣住民からどう見られるか気になる」という声もあります。また、アンテナに鳥がとまって糞をする「鳥害」を避けたいという現実的な問題もあります。

※上記はベランダへのBSアンテナ設置で考えられる主なお悩みの例になります。

まずは基本から!BSアンテナで電波を受信する仕組みと絶対条件

ベランダへBSアンテナを設置する具体的な方法を見る前に、なぜBSアンテナが特定の方向を向いている必要があるのか、その基本を理解しておきましょう。
この仕組みを知ることで、アンテナをベランダに隠して設置する場合でも、ベランダのどこに設置すれば良いのかを正しく判断できます。

南西方向(東経110度)の空が開けていることが必須な理由

BS放送の電波は、宇宙空間で赤道軌道上を周回し、地上からは常に空の同じ方向に見える静止衛星の「放送衛星(Broadcast Satellite)」から送られています。
この放送衛星は、日本の南西方向、東経110度の上空約 36,000 km の静止軌道に位置しています。

またこの放送衛星から送られる電波は、周波数帯が高いマイクロ波であるSHF(センチメートル波)のうち12GHz(ギガヘルツ)前後のものが使われています。
「12GHz帯」とも呼ばれるこの電波は、25ミリ前後の波長の幅を持ち、放送衛星から日本全域の各地まで、光のようにまっすぐに届いています。

パラボラアンテナであるBSアンテナは、この12GHz帯を円盤状のディッシュ・放物面反射器でキャッチし、正面側の一点に集中させます。
電波が集まる焦点には、金属製のアームで固定された一次放射器とコンバーター(変換器)があり、焦点と一次放射器の中心が一致することで受信されます。
また12GHz帯は周波数が高すぎるため、そのままではケーブルで送ることはできません。そのため一次放射器と一体化したコンバーターで、周波数帯をMHz(メガヘルツ)帯に変換した後、ケーブルでテレビのチューナーまで送信します。

このような仕組みのため、BSアンテナのディッシュを東経110度の方角に向け、仰角(上下)、方位角(左右)とも正確に合わせる必要があるのです。
このBSアンテナの向き(ディッシュ上下左右の角度)がミリ単位でもズレると、電波の焦点が一次放射器から外れて、衛星放送が受信できなくなってしまいます。

その他にも、12GHz帯の電波特有の性質により、BSアンテナの設置にはいくつかの注意点があります。
以下、BSアンテナによる衛星放送受信の注意点を、一覧でまとめました。

BS電波の主な特徴 解説
高い直進性 BSで使われる電波は12GHz帯といい、周波数が非常に高く、光のようにまっすぐ進む性質を持っています。そのため、BSアンテナと放送衛星の間にわずかな障害物があっても電波は遮られてしまいます。
障害物の影響 光のような性質の12GHz帯は、建物、樹木、山、さらにはベランダのコンクリート壁や洗濯物でさえ、受信の妨げになります。BSアンテナを向ける方向に、空を遮るものが何もないことが絶対条件です。
精密な角度調整 アンテナの向きが数度ずれるだけで、受信レベルは大幅に低下します。安定した視聴のためには、ミリ単位での精密な角度調整が不可欠です。

※上記は衛星放送の電波が持つ主な特性になります。

余談ですが、衛星放送には、BS放送の他にCS放送と呼ばれるものがあることをご存知の方も多いでしょう。

CS放送とは、放送衛星を使い、その頭文字をとったBS放送に対し、通信衛星(Communication Satellite)を使う衛星放送のことになります。
BS放送とは、BSアンテナを設置するだけで視聴できるNHK、広域民放その他の無料チャンネルと、いくつかの有料チャンネルがある主要な衛星放送です。
対してCS放送は、スカパーなどの放送事業者と有料契約をすることで視聴できる有料放送サービスで、BS放送以上に多数の専門チャンネルがあり、お好みのチャンネルと契約して試聴できることが特徴です。

ただ、主要なCS放送(110度CS「スカパー!」)は、通信衛星がBS放送衛星と同じ東経110度の上空にあり、使用する電波も同じ12GHz帯であるため、BSアンテナでも同じようにキャッチできます。。
そのため現在では、パラボラアンテナであるBSアンテナはすべて、一基でBS放送と110度CS放送の双方をキャッチできる「BS/110度CSアンテナ(BS/CSアンテナ)」になっています。
その他には、集合住宅向けの大型モデルで、現場の条件に応じてCS放送のみに対応するCSアンテナが存在するだけです。

基本的には、BS放送はアンテナ設置で多くのチャンネルを視聴できる基本的な衛星放送、CS放送はさまざまな専門チャンネルを見たい場合に有料で加入する追加サービスと考えるといいでしょう。
本記事では、基本的にBSアンテナについて解説していきますが、BSアンテナとは実質的にBS/CSアンテナのことであるため、記事内容はCS放送をご視聴になりたい場合にも共通する情報になります。

【場所・方法別】ベランダにBSアンテナを隠す6つの実践アイデア

それではこの項目より、BSアンテナをベランダに隠して設置するための具体的な方法を6つ紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自宅の状況に合った方法を見つけてください。

方法1:ベランダの手すり部への設置【もっとも一般的】

一般的で多くの方が採用しているのが、ベランダの手すり部に専用のアンテナ固定具を取り付け、BSアンテナを設置する方法です。
この方法では、比較的アンテナ位置や角度を調整しやすく、ベランダでも安定した受信を確保しやすくなるのが特徴です。
また壁に穴を開けるなど大掛かりな工事が必要ないため、DIYも行いやすいといったメリットもあります。

以下、ベランダ手すりへのBSアンテナ設置について、方法やメリット、注意点などを一覧でまとめました。

項目 詳細
設置方法 手すりの格子や支柱に、BSアンテナ専用の取付金具を使って固定します。
メリット ・比較的、簡単に設置できる。
・外壁に穴を開ける必要がない。
・外から見えにくく、景観を損ねにくい。
注意点 ・洗濯物や布団を干す際に、アンテナの前に干渉しないよう配慮が必要。
・手すりの形状によっては、専用金具が取り付けられない場合がある。

※上記はベランダへの手すり内側へのBSアンテナ設置に関する主なポイントになります。

方法2:ベランダ壁面への設置【スッキリ度No.1】

ベランダの内側の壁面に直接アンテナを取り付ける方法です。
デッドスペースを活用でき、見た目がもっともスッキリと収まります。また外から見えにくく、規約違反になりにくいのが大きな利点です。
ただベランダに穴を開ける作業が必要となり、賃貸物件では規約違反となる可能性が非常に高くなるため注意が必要です。

以下、ベランダ壁面へのBSアンテナ設置について、具体的な方法やメリット、注意点などの一覧です。

項目 詳細
設置方法 壁面にサイドベースという金具をビスで固定し、そこにアンテナを取り付けます。
メリット ・床面積を専有せず、ベランダを広く使える。
・手すり設置よりも安定性が高く、風の影響を受けにくい。
・アンテナがベランダ空間に収まるため、外からは見えにくい。
注意点 ・壁にビス穴を開けるため、賃貸物件では基本的に不可。
・南西方向にアンテナを向けられる壁面があることが条件。
・アンテナの前に人が立つ、洗濯物などを干すなどすると受信できなくなる。

※上記はベランダの壁面にBSアンテナを設置する場合の主なポイントです。

方法3:ベランダ手すりの内側へ固定【完全にアンテナを隠せる】

ベランダ手すり部の陰に当たる位置に、BSアンテナを固定する方法です。
外から見てBSアンテナが完全に死角に入るため、外部からの見た目を気にする方には最適の方法になります。

ただこの場合の最大の注意点は、手すりの内側でアンテナのディッシュを東経110度に向けることができるか、またその方向に電波を遮る障害物がないか、といった点になります。
手すりの内側は、東経110度に向けることができる設置位置が限られてくるため、特にこの点についての注意が重要になります。
また、ベランダ内部空間をアンテナが占有してしまう、アンテナの前に人やものが来ると電波が遮られる、ビスなどを使って固定する場合は賃貸では難しいなどの点も注意が必要です。

以下、ベランダ内部空間へBSアンテナを固定する方法、メリットや注意点の一覧です。

項目 詳細
設置方法 ベランダの手すり内部にサイドベースなどの金具をビスで固定し、そこにアンテナを設置する。
メリット ・BSアンテナが外部からまったく見えなくなる。
・アンテナ本体が雨や風などの影響を受けにくくなる。
・アンテナのメンテナンスも安全に行いやすい。
注意点 ・ベランダ内部にビス穴を開けるため、賃貸物件では基本的に不可。
・ベランダ内部で南西方向にアンテナを向けられることが条件。
・ベランダの内部空間がアンテナに占有されて少し狭くなる。
・アンテナの前に人が来たり、洗濯物を干したりすると電波が遮られる。
・ベランダに誤って触れることでのトラブルが生じやすい。

※上記はベランダ内部空間へのBSアンテナ固定の主な注意点になります。

方法4:床へのスタンド置き【手軽だが注意が必要】

工事不要でもっとも手軽に試せるのが、自立スタンドを使ってBSアンテナをベランダの床に直接置いて、角度を調整する方法です。
この方法であれば工事には当たらないため、賃貸物件でも問題ないケースが多くなります。
ただし、ベランダ空間を占有する、人や洗濯物が障害物になるなど、ベランダ内部への設置と同じデメリットが生じるほか、アンテナが固定されないため受信の安定性に欠けるという面もあり、アンテナ工事のプロとしてはあまり推奨できない方法でもあります。

以下、BSアンテナをベランダの床にスタンドで置く場合の、メリットとデメリット、また安定して設置するためのポイントを、それぞれ一覧表でまとめました。
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項目 詳細
設置方法 BSアンテナ用の自立スタンドにアンテナを固定し、床に置きます。
メリット ・穴あけなどの工事が一切不要。
・賃貸物件でも可能となる可能性が高い。
・アンテナの設置や移動が簡単。
デメリット ・安定性が低く、強風や少しの衝撃で向きがずれたり転倒したりする危険性がある。
・人が通る動線や、洗濯物の障害になりやすい。

※上記はBSアンテナ据え置き設置の主なメリットとデメリットです。

床置きのメリット・デメリットと安定設置のコツ

BSアンテナの床置きは非常に手軽ですが、そのぶんいくつかのリスクも伴います。
もしこの方法を選ぶ場合は、以下の対策を必ず行い、安全を確保してください。

メリット・デメリット 安定設置のコツ
メリット
・賃貸でも可能
・とにかく手軽
コンクリートブロックで固定する: スタンドの足元にコンクリートブロックなどの重りを置き、転倒を防止します。
障害物のない隅に置く: 人の通行や物の移動が少ないベランダの隅を選んで設置します。
フラットケーブルを活用: 窓のサッシの隙間を通せる薄い「フラットケーブル」を使い、配線をスッキリさせます。
デメリット
・転倒・ズレのリスクが高い
・邪魔になりやすい
ベランダ内部ではやはり東経110度を向けることができ、障害物のない場所を選ぶことが難しいという難点があります。
また上記の通り、BSアンテナがベランダ内部を一部占有することや、固定されないため誤って触れることでの角度のズレが生じやすいという点にも注意が必要です。

※上記はBSアンテナをスタンドで据え置きする場合の、全般的な注意点とメリット・デメリットになります。

方法5:外壁に馴染むカラーアンテナを選ぶ【視覚的に隠す】

BSアンテナを物理的に隠すのではなく、アンテナ本体の色を工夫することで「視覚的に目立たなくする」という方法もあります。

BSアンテナは、東経110度(南西)を向けて障害物のない位置に設置されるため、直射日光を受けやすい性質があります。
したがって熱による金属の歪みや、紫外線による各部の劣化を防ぐため、日光を反射する白色系が基本になっています。
しかし最近では、白色系と同様、太陽光に影響されにくい塗装を施した、住宅の外観デザインに合わせることができるカラーバリエーションモデルも登場しています。

以下、BSアンテナの主なカラーバリエーションです。

  • 黒(ブラック):濃い色の外壁や、モダンなデザインの住宅に馴染みます。
  • ベージュ:明るいトーンの外壁と相性が良く、優しい印象を与えます。
  • ゴールド/シルバー:太陽光の下で目立ちにくく、住宅全体の色彩的なアクセントにもなります。

色合いによってBSアンテナの存在感を和らげることで、住宅の外観や景観への影響を最小限に抑えることができます。

方法6:室内への設置【最終手段としての選択肢】

ベランダへの設置がどうしても難しい場合の最終手段として、室内への設置も考えられます。
基本的にはベランダの据え置き設置と同じで、設置する位置が窓ガラスを一枚通した室内になるだけの設置方法です。
室内にBSアンテナを据え置きするだけなので、基本的には工事に当たらず、賃貸物件でも問題がないという利点があります。

しかしこの方法は、ベランダの据え置き設置と同様のデメリットに加え、窓ガラス一枚を通すことで、設置条件(アンテナの角度調整や障害物がない場所)の確保や、ガラスを通して十分に12GHz帯の電波が届くかなど、受信できる条件が非常に厳しく、多くの場合で受信は困難です。

以下、BSアンテナの室内設置が可能となる条件の一覧と主な注意点です。

室内設置が可能な条件 注意点
・南西方向に大きな窓がある。
・窓から南西上空に障害物が一切ない。
・窓ガラスが1枚板の透明ガラスである。
電波減衰: ペアガラスや網入りガラス、UVカット加工されたガラスは電波を大幅に減衰させるため、受信はほぼ不可能です。
生活への影響: アンテナが室内にあるため、人やカーテンが前を横切るだけで映像が乱れることがあります。
安定性に欠ける: 室内用スタンドは安定性が低く、少しの衝撃で向きがずれてしまいます。

※上記はBSアンテナの室内設置で必要となる主なポイントです。

BSアンテナの室内設置は、そもそも設置できる条件が厳しい、アンテナが室内のスペースを圧迫する、人や物がアンテナに触れて角度が狂うなどのデメリットの他、仮に設置が可能な条件であっても、窓ガラスを通す分、電波が減衰して受信レベルが安定しにくい難点もあります。
そのためアンテナ工事の専門家としては、あまり推奨できる方法ではありません。

「BS放送の映りが悪い」を防ぐ!アンテナを隠す際の受信感度低下と対策

ベランダ空間や室内にBSアンテナを隠して設置する場合、常に「受信感度の低下」というリスクが伴います。
なぜBS放送の映りが悪くなるのか、本項目にてその原因と対策を知っておくことで、BSアンテナを隠す設置方法でも、安定した視聴環境を維持できます。

受信感度が低下する主な原因(障害物・悪天候・経年劣化)

BSアンテナを設置してもBS放送が映らない、または画面の映りが不安定になる原因は、主に以下の3つに分類されます。

原因の分類 具体的な内容
物理的な障害物 建物の構造:ベランダの壁、手すり、屋根の軒先などがBSアンテナの前にわずかでもかかっている。
周辺環境:近隣の建物や成長した樹木の枝葉が南西上空の方向から届く電波を遮っている。
窓ガラス:室内設置の場合、ガラスの色や模様、混入物、また断熱性の高い窓ガラスが電波を妨げている。
気象条件(悪天候) 降雨・降雪減衰:大雨や大雪の際、雨粒や雪が電波を吸収・散乱させてしまい、アンテナに届く電波が弱くなる現象。
この点はBSアンテナの設置位置を問わず起こり得る問題で、天候の回復を待つことが対策。
アンテナ・設備の不具合 角度のズレ:強風や経年劣化により、アンテナの向きがわずかにずれてしまった。アンテナを隠した設置では誤って触れることでのトラブルも起こりやすくなる。
機器の劣化:アンテナ本体やケーブル、接続部分が紫外線や風雨で劣化し、性能が低下している。これもアンテナの設置位置を問わない。

※上記は衛星放送の安定した受信・視聴を妨げる主な要因です。

安定受信を確保するための3つのポイント

もしBS放送の受信感度が低い、または不安定になっている場合は、以下の対策を検討しましょう。
特に1と2は専門的な知識と機材が必要なため、プロの業者への相談をおすすめします。

  1. 専用測定器による精密な方向・角度調整
    BSアンテナの角度調整について、テレビ画面のBSアンテナレベル表示だけでは最適なポイントを見つけるのは困難です。
    プロは、プロ仕様の「レベルチェッカー」という専用測定器を使い、電波の強度だけでなく品質も含めて調査し、受信レベルを最大化できるアンテナ位置と角度を、ミリ単位で調整します。
  2. ブースター(増幅器)の設置
    BS/CSや地デジのアンテナが受信したテレビ電波が弱い場合に、その映像信号を増幅してくれるのがブースターです。
    特に地デジ電波が弱いエリアや、配線ケーブルを長く引き回す必要がある、複数のテレビに電波を分配するなどの場合には非常に有効な機器です。
  3. 設置場所の見直し
    根本的な解決策として、より障害物の影響が少ない場所へアンテナを移設することも検討します。
    たとえばベランダ内でも、数十cm程度、設置場所を変えるだけで受信環境が劇的に改善されることもあります。
    ただ一方で、ベランダ内では、洗濯物を干すなど作業の邪魔にならない位置との兼ね合いも重要になります。

DIYは可能?自分でBSアンテナを隠して設置するリスクと限界

特にベランダや室内へのBSアンテナ設置は、屋根の上などに比べると作業の安全性が確保できるため「アンテナ工事の費用を抑えるために、自分で設置できないか?」と考える方もいるかと思われます。
しかし結論から申し上げると、ベランダや室内でのBSアンテナのDIY設置は不可能ではありませんが、実作業にはいくつかのリスクと困難なポイントが伴います。

自分で設置する場合の費用と必要な道具リスト

BSアンテナ設置のDIYに挑戦する場合、最低でも以下の道具と、それに応じた費用が必要になります。

必要なもの 費用目安 備考
BS/110度CSアンテナ本体 5,000円 ~ 10,000円 4K8K対応モデルなど性能により変動。
取付金具(手すり用など) 2,000円 ~ 5,000円 設置場所(ベランダ手すりなど)に適合するものを選ぶ。
アンテナケーブル 1,000円 ~ 3,000円 必要な長さを確認。
水平器 1,000円 ~ 2,000円 アンテナの垂直を正確に保つために必須。
簡易レベルチェッカー 1,000円 ~ 3,000円 必須ではないがあれば角度調整の作業が格段に楽になる。
スパナ・レンチセット 1,000円 ~ 3,000円 金具を固定するために必要。アンテナ本体に付属している場合も。
合計 10,000円 ~ 23,000円

※上記は各機器を購入する場合の平均的な費用になります。

BSアンテナには、商品によっては設置具やケーブル、簡易アンテナチェッカーなどがセットになった製品もあり、このような製品であれば、各機材を別々に購入するより割安になることもあります。
ただ付属する設置金具が、ご自宅ベランダの手すり形状など、設置位置に対応できるかどうかを必ずご確認の上で購入してください。

専門家がDIYをおすすめしない3つの決定的理由

アンテナのDIY設置は初期費用は抑えられるかもしれませんが、専門家がDIYを推奨しないのには明確な理由があります。
まず一般的な屋根の上などのDIYアンテナ設置は、転落など事故のリスクが高いため絶対に行ってはいけません。
ベランダなど比較的、安全を確保できる設置位置であっても、機材を落とすなどなどしてお住まいや自家用車などを傷つけてしまうリスクがあります。さらに最悪の場合は隣家や通りすがりの人に被害を与えてしまうケースも考えられます。

また大きな事故はなくても、アンテナを設置しても受信できないなど作業に失敗した場合、結果的に業者に頼むことになり、余計な出費と手間がかかる可能性が高くなります。

以下、BSアンテナのDIY設置で考えられる主なリスクについて、一覧でご紹介します。

DIYのリスク 詳細
1. 最適な電波レベルの確保が極めて困難 BSアンテナの角度調整は、1度のズレも許されないほどシビアです。テレビ画面の表示だけを頼りに調整すると、その後のわずかななく度の狂いで、受信が不安定な状態になりがちです。
2. アンテナ落下の危険性 金具の固定が不十分だと、強風にあおられてアンテナが落下する危険があります。万が一のトラブルでは、通行人や隣家に被害を与えるなど、重大な事故につながる可能性もあります。
3. 防水・配線処理の不備によるトラブル ケーブルの屋外処理が不適切だと、接続部分から雨水が浸入し、ショートや機器の故障、さらには雨漏りの原因になることもあります。美観を損なわないきれいな配線も専門技術が必要です。

※上記はDIYでのBSアンテナ設置で考えられる主なリスクです。

失敗しない!信頼できるアンテナ工事業者の選び方4つのポイント

上記のご説明から、やはりBSアンテナ設置のDIYは難しそうなので、専門業者に依頼したいと思われた方も多いでしょう。
しかし安心して任せられる優良な専門業者を選ぶためには、いくつかのチェックポイントがあります。
まずは以下の一覧をご参考に、複数の業者を比較検討の上、納得のいく業者を見つけてください。

チェックポイント 確認する内容
1. 無料の現地調査と明確な見積もり 現地を見ずに確定料金を提示する業者は避けましょう。電波状況や設置場所をしっかり調査した上で、作業内容と料金が明記された見積もりを提示してくれる業者を選びます。
2. 豊富な施工実績と保証制度 ホームページなどで、ベランダへの隠蔽設置など、同様のケースの施工事例が豊富か確認します。また、工事後の長期保証が付いていると、万が一のトラブルの際も安心です。
3. 問い合わせから施工まで一貫した自社対応 下請け業者に丸投げする会社ではなく、問い合わせから施工までを自社のスタッフで一貫して行う業者は、責任感が強く、技術力も安定している傾向があります。
4. 迅速で丁寧な顧客対応 問い合わせ時の電話対応や、質問への回答が丁寧で分かりやすいかどうかも重要な判断基準です。顧客の不安や要望に真摯に耳を傾けてくれる業者を選びましょう。

※上記はアンテナ工事業者を選ぶ主なポイントになります。

基本的には、上記の一覧に該当する優良なアンテナ工事業者を何社か選んだ上で、各社にそれぞれ見積もりを依頼して比較検討する「相見積もり」を依頼することがおすすめです。
なお相見積もりの場合は、依頼する各社に、あらかじめ相見積もりであることを明言して、対応が可能であるかをご確認ください。

ちなみに、本記事にご協力いただいた「あさひアンテナ」では、上記の各項目の条件をすべて高い水準で満たしています。具体的には。

  • 年間6000件以上の施工実績と、完全自社施工の徹底で、熟練のアンテナ職人による高品質な工事を、中間マージンなどのない適正価格でご提供します。
  • 最初のお問い合わせから現地調査、実際の施工、工事後のアフターフォローまで、お客様に対しては迅速かつ丁寧なご対応を徹底しています。
  • 電波調査とお見積もりは完全無料(出張料やキャンセル料などの関連費用すべて込み)。また相見積もり即日工事にも対応可能です。
  • お住まいの各部屋や細かな位置での詳細な電波調査で、アンテナ設置可能な場所をすべて割り出し、お客様のご要望に最適な工事をご提案します。
  • 見積もり内容は細かな項目や料金まで詳細にご提示。業界最安に挑むお見積もり価格で、各項目に関するご質問にも、わかりやすく丁寧にご回答します。
  • 見積もりのご提示から本契約後、工事の際に見積もりにない工事や費用を加算することは決してありません。
  • 工事完了後には、現場の清掃と確かな受信状態のチェック、そして業界最長クラスの工事完了日から「10年保証」もご用意しております。

BSアンテナ設置だけでなく、アンテナ工事全般に関して、「あさひアンテナ」を相見積もりにお加えになることで、ご満足いただけるアンテナ工事を実現できる可能性が、格段に高まることでしょう。その点は本記事の筆者からも保証いたします。

アンテナ設置以外の選択肢は?光回線・ケーブルテレビとの比較

お住まいの環境において、物理的にアンテナの設置が難しい、あるいはどうしてもアンテナを設置したくないという場合は、アンテナを使わずにBS放送を視聴する方法もあります。
その方法として代表的なのが「光回線」と「ケーブルテレビ(CATV)」です。
以下、それぞれの視聴方法について詳しく解説していきます。

ただどちらの方法とも、毎月の視聴料金が発生するため、持ち家のマイホームにお住まいの場合は、5年、10年といった長期的な視点になると、アンテナの設置がもっともコストパフォーマンスの高い視聴方法になります。

光回線(フレッツ・テレビなど)でBSを視聴する場合

インターネット回線として利用している光ファイバー回線を使って、テレビの映像信号を受信する方法です。
主にご家庭で利用している光回線の付属サービスとして、光テレビのサービスを申し込む形になります。そのメリット・デメリットは以下の一覧の通りです。

メリット デメリット
テレビアンテナが不要で、家の外観がスッキリする。
– 悪天候などの影響を受けず、アンテナトラブルもないため安定した映像を楽しめる。
– インターネット回線とまとめて契約できる。
– サービス提供エリアが限定される。
– 月額のオプション利用料(視聴料金)が別途発生する
– 導入時に初期工事費や機材費用が必要な場合がある。

※上記は光テレビを利用する場合の主な注意点になります。

ケーブルテレビ(CATV)でBSを視聴する場合

これは地域のケーブルテレビ局からご自宅まで敷設した専用のケーブル回線を通じて、テレビの映像信号を受信するサービスです。
元々はテレビの受信困難地域におけるサービスで、現在ではインターネットやスマートフォン、固定電話などの各種サービスとセットで加入できることもあります。

そのメリット・デメリットは以下の一覧の通りになります。

メリット デメリット
– アンテナ不要で、天候などの影響を受けない。
– 地域に特化した独自のコミュニティチャンネルを視聴できる。
– その他のサービスとまとめて加入することで割引されることもある。
– トラブル時などのサポート体制が充実していることが多い
– 月額利用料が光回線と比較して高めな傾向がある。
– BS放送を視聴するには、特定の料金プランへの加入が必要な場合が多い。
– ケーブル回線が最新の光回線でない場合、インターネット接続速度が遅い場合がある。

※上記はケーブルテレビを利用する場合の主な注意点になります。

まとめ:最適な方法でベランダの景観を守り、快適なBSライフを

BSアンテナ(BS/CSアンテナ)をお住まいのベランダなどに隠して設置する方法は、ひとつではありません。
手すりの内側や壁面への設置、カラーアンテナの活用など、ご自宅の状況に合わせてさまざまな選択肢があります。
しかしどの方法を選ぶにしても、BS放送やその電波の特性と適切アンテナ設置の方法を正しく理解し、安定した受信レベルを確保することがもっとも重要です。

DIYでのBSアンテナ設置は事故や失敗などのリスクが伴うため、安全と確実性を重視するならば、信頼できる専門業者に相談するのが最善の道と言えるでしょう。
また、お住まいの環境からBSアンテナ設置が難しい場合は、光回線やケーブルテレビといった選択肢も視野に入れることで、より柔軟な解決策が見つかります。
この記事を参考に、ご自宅の景観やマンションなどの規約を守りながら、快適なBS放送のある生活を手に入れてください。

なお、本記事でもご紹介した「あさひアンテナ」では、国内一流メーカーの各種アンテナや機材をセットにしたアンテナ基本設置工事に加え、BSアンテナの壁面やベランダ内外など、さまざまな位置の設置も、現場で条件が整っている限り対応しています。
BSアンテナを隠す形での設置をはじめ、あらゆるテレビアンテナ設置工事のお問い合わせは、まずは「あさひアンテナ」のフリーダイヤル、または公式サイトのメールフォーム、公式LINEアカウントまでお問い合わせになることを、あらためておすすめいたします。

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アンテナ本体 型番
  • デザインアンテナ

    デザインアンテナUAH201
    型番:UAH201(最新モデル)
    (同軸ケーブル:白か黒の2色のうち、おすすめは外壁になじむ色)

    工事費込み 25,000円(27,500円税込)

    カラーバリエーションはオフホワイトライトブラウンスーパーブラックブラックブラウンの4色から現場で選択することが可能です。同じUHF20素子相当のデザインアンテナを比較した場合、業界トップクラスの受信性能、高利得を誇る大手DXアンテナ社製。本体の厚みはわずか119mm、サイズは高さ590mm×幅220mmで業界最小クラス。コンパクトサイズのため狭い屋根裏や天井裏などへの取り付けも最適。壁面に取り付けの場合は、極細のビスを6箇所打ち込んで金具を取り付け、金具にガチャンと本体をはめ込みボルトを締めるだけの簡単施工が可能なため建物へのダメージを極力軽減できます。ブースターが必要な場合はUAH201の背面にスッキリ取り付けられる構造になっており、表にブースターが露出しないので外観もキレイに保てます(弊社では電波状況が悪くない限り、なるべくブースターも屋内の、分配器の近くに隠してしております)。修理の場合、ブースター内蔵タイプのデザインアンテナとは異なり、ブースターだけの交換をできるメリットがあります。太陽光発電システムや片流れ屋根で屋根上に屋根馬を立てられず昔ながらの八木アンテナを設置できない住宅にも最適。耐風速(破戒風速)50m/sですが、屋内や外壁など、強風の影響を受けにくい取り付け位置と形状をしているため、災害にも強いアンテナとなっております。当店人気ナンバー1の地デジアンテナでございます。

  • 八木式アンテナ

    八木式アンテナUA20
    型番:UA20(最新モデル)
    工事費込み 22,000円(24,200円税込)

    その昔、八木秀次博士が発明した形状(魚の骨のような形状)からマイナーチェンジを繰り返し洗練されたフォルムとなり、中・弱電界エリアにも対応可能な安心のDXアンテナ社製。UHF20素子アンテナの性能で、吹きさらしで障害物の少ない屋根上に設置することが多いため利得が高くなっております。万が一、壁面や屋内でデザインアンテナを取り付けられない物件 にも最適。従来の鉄製の太いワイヤーとは異なり、ステンレス製の丈夫で錆びにくいワイヤー(支線)を採用。アンテナマストから屋根の四隅に向けて4本の支線を張り巡らせ、さらに張り巡らせた支線の途中からも屋根馬に向けて4本の支線をバランスよく張り、合計8本の支線で頑丈に設置しております。サイズは51.8cm×34cm×101.4cmとなっており、VHF(アナログアンテナ)と比較して、大幅なサイズダウンと軽量化がなされています。しかも耐風速(破壊風速)50m/s。地デジ放送が始まる前の時代より、屋根上に設置するアンテナは災害に強くなっていると言えるでしょう。当店で人気ナンバー2の地デジアンテナでございます。

  • 2K4K8K対応 BS/CS110度アンテナ

    2K4K8K対応BS/CS110度アンテナ
    型番:BC45AS(最新モデル)
    工事費込み 18,000円(19,800円税込)

    2018年12月1日以降、実用放送開始予定の4K8K衛星放送(NHKのみ4K&8Kを同時配信)に備えてオールマイティーなDXアンテナ社製のBC453をBS放送、CS放送をご覧になりたいすべての方へ提供しております(大規模な集合住宅は例外)。従来の2K専用BS/CS110 度アンテナと同じでサイズで円盤の直径は45センチ。そうでありながら、電送周波数の帯域が広いため、従来のフルハイビジョン(2K放送・約200万画素)からスーパーハイビジョン(4K放送・約800万画素/8K放送・約3,300万画素)まで受信可能です。「大は小を兼ねる」と言えます。2020年のオリンピックに向けて4K8Kの実用放送がますます拡充されるということが総務省より発表され、各メーカーの4K8Kテレビは増産がはじまり、その価格も落ち着いてきました。そのような状況のなか、あさひアンテナにも2K4K8K対応BS/CS110度アンテナの問合せが数多く寄せられております。最新式のアンテナでも、大量仕入れでコストをおさえて仕入れておりますので、低価格を実現できました。